ロシアのウクライナ侵攻(2014年、クリミア奪取以降)に関する資料

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2014.05.30 東京新聞

インターネット

ロシア軍の大部分撤収か ウクライナ国境、AP 報道 <1406-053001>
 AP通信が30日に米国防当局者の話として、ウクライナ東部国境近くに展開しているロシア軍部隊の 大部分が撤収したと報じた。
 国境沿いには推計で最大4万の部隊が集結していたが、撤収の結果、現在は数千規模に縮小したとしている。
2014.05.28 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ国境付近に依然何万ものロシア兵= NATO 当局者」

<1406-052803>
 NATO 当局者が28日、ロシアはウクライナとの国境付近から数千名規模の軍隊を撤退させたが、まだ 何万ものロシア兵が留まっていることを明らかにした。
 NATO はこれまで、ロシアがウクライナ国境付近に約4万の部隊を配備しているとみていた。
2014.05.23 Yahoo ロイタ通信記事

「旧ソ連地域の統合はロシアの戦略的目標=第一副首相」

<1406-052304>
 ロシアのシュワロフ第一副首相がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで23日、旧ソ連地域の統 合は政府の戦略的目標であり、これに反対する諸国はパートナ国とは見なされないと発言した。
 同副首相は、この目標に向けた取り組みに米国が反対する理由が分からないと述べ、われわれの目標に反対する人たち は全て、盟友でもパートナでもないという姿勢を海外で示す必要があるとした。
2014.05.23 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ東部で自衛部隊と親ロ派が衝突、25日の大統領選控え」

<1406-052303>
 ウクライナ東部の都市ドネツク近郊で、親ウクライナの武装集団であるウクライナ自衛部隊親ロシ ア派の武装集団が襲撃し負傷者がでたことを、自衛部隊の幹部が明らかにした。
 別の自衛部隊幹部によると、戦闘は現在も続いているという。
2014.05.23 Yahoo ロイタ通信記事
「国境付近での NATO 部隊活発化に対応措置取る=ロシア参謀総長」
<1406-052302>
 ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が23日、ウクライナ問題をめぐり国境付近で NATO 軍部隊の活動が活 発化しているとの見解を示し、対応措置を取ると表明した。
2014.05.20 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア国防省、ウクライナ国境付近の軍に撤退指示=報道」

<1406-052007>
 インタファクス通信が20日、ロシア国防省がウクライナ国境付近で演習を実施しているロシア軍部隊に対し、プーチン 大統領が命じた通り撤退するよう指示したと報じた。
 ロシア政府は19日、ロストフ、ブリャンスク、ベルゴロドの3州に展開する同国軍部隊に対し駐屯地に戻るよう指示したと明らかにしているが、NATO や米国は撤収の徴候 は見られないとしていた。
2014.05.19 読売新聞

インターネット

ドネツク『独立』に露の関与…幹部が認める <1406-051904>
 ウクライナ東部ドネツク州で、親ロシア派が一方的に独立を宣言したドネツク人民共和国の幹部ボリス・リトビノフ氏が読売新聞の取材に対し、 人民共和国の首相に就任したボロダイ氏が、ロシア下院の仲介で仲間に加わったと証言し、ロシアの関与を認めた。
 同氏によると、親露派がロシア下院に危機を解決しロシア政府との交渉の窓口になれる人物の紹介を依頼したところ、ボロダイ氏が加わることになった。  ボロダイ氏はロシア国籍だが、ドネツク人民共和国の国籍が付与された。
 ロシアはこれまで、東部への関与について不正確な情報に基づく臆測だと否定していた。
2014.05.13 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ ドネツク州親露派、露に編入求める」

<1406-051301>
 ウクライナ東部二州で11日に実施された住民投票の結果を受け、ドネツク州の親露派指導者プシ リン氏が12日に主権国家宣言を行い、ロシアへの編入の検討をロシア政府に求めた。 またルガンスク州 の中央選管も同日、9割が賛成票を投じたと発表し、州の親露派指導者らは今後、国連と国際社会に国家承認を求めて いく考えを示した。 これに対しロシア大統領府は、投票結果を尊重するとしながら、二州の独立支持や編入には言及せず、親露派と暫定政権による対話を呼びかけた。
 一方 EU は12日に外相会議を開き、ロシアへの追加制裁の実施で合意し、新たに2企業と個人13人 を対象に入れた。
2014.05.07 Jane's Defence Weekly Sweeden opens airspace to NATO AWACS aircraft <1406-050709>
 スウェーデンの国営メディアが4月30日、NATO の E-3 AWACS の上空通過を認めたと報じた。
 E-3 はノルウェーとポーランドの上空を遊弋するためスウェーデン上空を通過する。
2014.05.07 Jane's Defence Weekly Two Ukrainian Mi-24s shot down by MANPADS <1406-050708>
 ウクライナ東部で5月2日、ウクライナ陸軍の Mi-24 2機
MANPADS撃墜された。  また Mi-8 1機も地上砲火で損傷を受けた。
 同国陸軍は約60機の Mi-24 を保有している。
2014.05.03 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ南部オデッサで衝突、40人死亡」

<1406-050302>
 ウクライナの地元警察によると、南部の都市オデッサで2日発生した親ロシア派とウクライナ暫定政権支持派の 衝突で、これまでに少なくとも40人が死亡した。
 オデッサ中心部の建物で火災が発生した際、煙に巻き込まれたり、建物の窓から飛び降りた人々が犠牲になったという。
2014.05.03 Yahoo ロイタ通信記事

「親ロ派がウクライナ軍ヘリ撃墜、4者合意履行危機に」

<1406-050301>
 ウクライナ政権が親ロシア派が拠点としている東部の都市奪還に向け大規模な軍事作戦を再開させ るなか、スラビャンスクで2日、親ロシア派による地上からの攻撃でウクライナ軍のヘリコプタ2機が撃墜され、兵士2名が死亡した。
 ウクライナ国防省によると、ウクライナ軍の Mi-24 2機がスラビャンスク上空を哨戒中に
MANPADS よる攻撃を受け 撃墜された。
2014.04.30 Jane's Defence Weekly USS Taylor resumes service in Black Sea <1406-043008>
 故障修理のため、2月12日にギリシャの Souda Bay に曳航された米海軍の oliver Hazard Perry級フリゲート艦 Taylor が修理を終え4月22日にトルコの Samsun(註:トルコ北部で黒海に面した港湾)に戻り、黒海の哨戒任務に復帰し た。
 Taylor の離脱中は駆逐艦 Donald Cook が任務を肩代わりしていた。
2014.04.30 Jane's Defence Weekly Sweden proposes 10-year defence spending rise <1406-043004>
 スウェーデン首相が4月22日、ロシアの潜在的な脅威を受けてス、今後10年間に当初見積もりよりSEK28B ( $4.25B) 多い国防費を配当する声明を発表した。
 この追加支出により C-130級輸送機4機を調達するほか、60機計画されていた Gripen E調達機数を70機に引き上げる。
2014.04.30 Jane's Defence Weekly ... US deploys troops to reassure its Eastern European allies <1406-043002>
 米国が演習目的で、中隊規模の部隊を東欧に派遣した。
 イタリア駐留の在欧米軍第173空挺旅団戦闘団 (
BCT) 所属部隊が、4月23日にポーランドに到着した。
2014.04.30 Jane's Defence Weekly France sends Rafale fighters to Poland as ... <1406-043001>
 フランス国防省が4月24日、ウクライナ情勢を受け Rafale 戦闘機をポーランドへ派遣すると発表 した。 Rafale は28日にバルト海沿岸の Malbork 基地に配備される計画で、代わりにポーランド空軍の MiG-29 同数機がリトアニ アへ派遣される。
 このほかに英空軍の Typhoon 4機リトアニアデンマーク空軍の F-16 4機 エストニアに派遣されるほか、カナダが CF-18 6機ポーランドへ、チェコGripen 4機を、更にスウェーデンが訓練目的で Gripen 2機リトアニア へ派遣する。 ドイツも9月1日に、 F-16 4機の交代として Typhoon 6機を派遣する。
 一方米空軍はポーランドF-16 12機ルーマニアへ6機を派遣するが、派遣されていた F-15C 10機と KC-135 1機は、英国の基地へ撤退する。
2014.04.30 Defense News Russia marks key stage in joint France warship project <1405-043005>
 フランスがロシアへ売却する2隻の Mistral級強襲揚陸艦 (22,000t) は、一番艦が既に完成しているが、 二番艦の後部船体サンクトペテルブルグの造船所で完成し、4月30日に進水した。 今後フランスに曳航されて前部船体と結合され、 2015年末に露海軍に引き渡される計画である。
 しかしながらウクライナ情勢の緊迫化から、両艦がロシアへ引き渡されるか否かは不透明になっている。
2014.04.30 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア成長率見通し、IMF が再度下方修正へ」

<1405-043001>
 IMF の欧州局副局長が29日、ウクライナ問題をめぐり西側諸国がロシアに対し制裁措置を発動したことを受け、ロシアの2014年の 成長率見通しを再度下方修正することを明らかにした。 成長率見通しがどの水準まで引き下げられるかは具体的には示さなかったものの、確 実に下方修正されると述べた。
 IMF の当初の予想は3.0%であったが、すでに3回の下方修正を行っており、今月には1.3%に引き下げている。
2014.04.28 Defense News Romania to boost military spending over Ukraine crisis <1405-042804>
 ウクライナ危機を受けてルーマニアが、今年度の国防費を$215M増額した。 これは国家予算の0.2%に相当する。
 ルーマニアは昨年、国防費を GDP の2.2%にすることで EU と合意していた。
2014.04.26 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア機、ウクライナ領空を繰り返し侵犯=米国防総省」

<1405-042602>
 米国防総省報道官のウォーレン大佐が25日、ロシアの航空機が過去24時間に数回にわたりウクライナ領空 を侵犯したと明らかにした。
 同大佐はロシアに対し、事態の沈静化に向けて早急な措置を講じるよう求めた。
2014.04.26 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ東部の親ロ派勢力、OSCE 監視団の身柄拘束」

<1405-042601>
 ウクライナ東部のスラビャンスクで25日に親ロシア派武装勢力が、欧州安保協力機構 (
OSCE) 国際軍事監視団の代表者7名とウクライナ軍の兵士5名の身柄を拘束した。
 この日はこれに先立ち、ドイツの外務省報道官がスラビャンスク入りしていたドイツが率いる国際軍事監視団と連絡が取れなくなっていることを明らかにしていた。 同報道 官によると、同監視団はドイツ軍兵士3名、ドイツ人通訳1名のほか、チェコ、ポーランド、スウェーデン、デンマークの監視員で構成されている。
2014.04.25 Yahoo ロイタ通信記事
「ロシア軍の越境は侵攻とみなす=ウクライナ大統領補佐官」
<1405-042505>
 インタファクス・ウクライナ通信社が、ウクライナの大統領首席補佐官が、ロシア軍による越境行為軍 事侵攻とみなし撃破すると語ったと報じた。
2014.04.25 Yahoo ロイタ通信記事

「演習中のロシア軍が国境に接近=ウクライナ国防相」

<1405-042504>
 インタファクス・ウクライナ通信社が、ウクライナのコバル国防相が、演習中のロシア軍が一時、ウクライナとの国境から1kmの地 点にまで迫ったが、越境はしなかったと述べたと報じた。
 同国防相はまた、ウクライナ軍は、いかなる攻撃をも撃退する用意があると強調した。
2014.04.25 日経新聞

インターネット

ロシア、揚陸艦建造計画は予定通り 仏から購入契約 <1405-042502>
 インタファクス通信が24日、ロシアがフランスから購入契約を結んだミストラル級強襲揚陸艦2隻の建造が計画通り進捗して おり、近くロシア側乗組員の訓練を始めるとのフランスの造船所当局者の話を伝えた。 クリミア編入を認めないフランスがミストラル級の売却契約を見直す可能性も伝えられ るが、ロシア側は契約が履行されない場合には、賠償金を請求する方針を表明している。
 インタファクスによると、ウラジオストク と命名された一番艦はロシア側に今年秋にも引き渡されて太平洋艦隊に 配属される。 二番艦の セバストポリ黒海艦隊に配属する計画で、2隻の配備によりロシア海軍の外洋作戦能力が 大幅に向上すると見られている。
2014.04.25 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ、ロシアに国境地帯の軍事演習の説明求める」

<1405-042502>
 ウクライナ軍が同国東部の分離派の強制排除を再開したことを受けロシアのショイグ国防相は、ロシア軍が国境地帯で軍事演習を開始したことを明ら かにしたが、ウクライナ外務省はこれを受けて発表した声明で、ウクライナは OSCE の合意事項に基づき演習の目的やその他の詳細について、申請から 48時間以内に情報を得る権利があるとしたうえで、ロシアの外相がウクライナ領内に侵攻する可能性について 示唆したことを受け、国境付近でのロシアの演習実施には懸念せざるを得ないとした。
2014.04.25 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア、ウクライナ国境地帯で軍事演習開始」

<1405-042501>
 ウクライナ軍が同国東部の分離派の強制排除を再開したことを受け、ロシアのショイグ国防相は、ロシア 軍が24日に国境地帯で演習を開始したことを明らかにした。
 同相によると、演習には陸軍と空軍がも参加し、ウクライナとの国境から25kmの地点にあるベルゴロドでは、ヘリコプタ10機 がウクライナのハリコフ方面に向かって飛行するのが目撃された。 ヘリコプタが国境を越えたかは不明である。
2014.04.24 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ 『対テロ作戦』ジュネーブ合意空文化の恐れ」

<1405-042403>
 ウクライナ暫定政権の治安部隊が24日、東部ドネツク州スラビャンスクなどで市庁舎などの占拠を続ける親ロシア派勢力の 強制排除に乗り出した。 ジュネーブ合意から24日で1週間がたつが、暫定政権のトゥルチノフ大統領代行が徹底的な対テロ作戦 を実施するよう指示するなど、合意が早くも空文化する恐れが出てきた。
 ウクライナ内務省によると、治安部隊は24日、スラビャンスクに装甲車数両とヘリコプタで進撃し、親露派が設置した3ヵ所の検問所を突破した。 兵士やヘリコプタによる 銃撃も行われたとみられ、親露派側に最大5人の死亡が出た。 一方、同州アルテモフスクでは、親露派が銃や弾薬を奪うために軍基地を襲撃したが、軍がこれを撃退し、兵士 1名が負傷した。
2014.04.24 Yahoo 時事通信記事

「米軍第1陣が到着=ポーランド」

<1405-042401>
 ウクライナ情勢の緊張が続くなか、米国がポーランドとバルト三国への派遣を決めた600名の第一陣150名 が23日、ポーランド北西部シフィドビンに到着した。
2014.04.23 Jane's Defence Weekly NATO moves to reassure its East European allies <1406-0402301>
 ウクライナ情勢を協議する、ロシア、英国、米国、ウクライナの四ヵ国会議が4月17日にジュネーブで開かれた。
 一方 NATO 軍最高司令官が、NATO は東欧諸国に対する同盟を強化する必要性を強調している。
2014.04.23 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ東部 露軍の『武器庫』 ICBM 装置など現地企業に依存」

<1405-042303>
 ウクライナがロシアとの軍事技術協力を停止したが、ウクライナ東部にはソ連時代から軍需産業 が集まっており、ロシア軍の武器や装備の製造で重要な過程を担ってきたことから、ロシア軍の武器調達に与える影響が懸念され始めている。
 ロシアの主力 ICBM である RS-20B (SS-18) を設計したのはウクライナ東部ドニエプロペトロフスクのユージュノエ社で、 同社が保守や修理を担ってきたため、現状が続いた場合には、ロシアは自国での補修など対応を迫られる。 このミサイルの誘導装置も、ウクライナ東部ハリコフの企業が製造 している。
 東部ザポロジエのモートル・シチ社は、Mi-24 をはじめロシア軍のほとんどのヘリコプタにエンジンを供給しており、ロシ ア艦船のガスタービンエンジンもウクライナ企業の存在が際立つ分野である。
2014.04.23 東京新聞

インターネット

米陸軍、バルト3国などで演習へ 600人派遣 <1405-042301>
 米国防総省報道官が22日の記者会見で、イタリア駐留の米陸軍部隊をポーランドとバルト三国に派遣し、各国との共同演習 を実施すると発表した。
 派遣規模は合わせて600名で、ウクライナとの国境地帯に軍部隊を集結させているロシアをけん制する狙いがある。
2014.04.22 Defense News Sweden to boost military spending over Ukraine crisis <1405-042203>
 右派が政権を担っているスウェーデンが22日、ウクライナ情勢を受けて、今後10年間かけて国防費を増額すると発表した。  現在のスウェーデンの国防費はSEK47Bであるが、今後2024年までに徐々に増額し、最終的に現在の見積もりよりSEK5.5B増額するという。
 これにより現在60機の調達が計画されている JAS-389E を70機にし、新たに潜水艦を2隻建造して5隻とするほか、他の艦艇の改良も行う。/td>
2014.04.19 Yahoo 時事通信記事

「ポーランドに地上部隊派遣へ=ウクライナ危機受け防衛強化―米」

<1405-041902>
 Washington Post紙が18日、米国とポーランドが来週、米地上部隊をポーランドに駐留させると発表するとの見通しを、訪米中のシェモニヤク・ポー ランド国防相が明らかにした報じた。
 ウクライナ危機を受けた NATO による集団防衛態勢の増強策の一環という。
2014.04.18 Defense News Estonian army eyes $155M in procurements, new infantry fighting vehicles <1405-041805>
 エストニア陸軍は、2013~2022年防衛力整備計画に基づき、今年中にオランダから CV9035 NL
IFV 44両を€111.5Mで購入する。
2014.04.18 読売新聞

インターネット

露をけん制、ポーランドの米戦闘機年末まで駐留 <1405-041804>
 ヘーゲル米国防長官が17日にポーランドのシェモニアク国防相との会談後の共同記者会見で、ポーランドに3月に派遣した F-16 12機の駐留を年末まで続けると発表した。
 また、ウクライナに医薬品、ヘルメット、就寝用マット、小型の発電機などを支援することも明らかにしたが、武器の供与は見送った。
2014.04.18 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ情勢 NATO 、掃海艇などバルト海に派遣」

<1405-041801>
 NATO が17日までに、ウクライナ情勢に対応するため掃海艇と補給船計5隻バルト海に派遣するこ とを決めた。 また、カナダが戦闘機6機を東欧に派遣することになった。
 陸軍についても加盟国から増派の申し出があり、東欧に一時的に展開することもありうるという。  具体策は NATO の軍事委員会で検討中で、来月初めまでに全体像をまとめる。
2014.04.17 東京新聞

インターネット

ロ、ウクライナ軍事介入に含み 要求実現へ圧力 <1405-041704>
 プーチン大統領が17日に TV で、ウクライナ情勢の政治解決を優先する立場を強調する一方、軍事介入の可能性に含みを 残した。
 また、5月25日のウクライナ大統領選の結果を承認しない可能性も示し、同国の連邦化などロシアの要求を通すために圧力 を強めた。
2014.04.17 東京新聞

インターネット

ウクライナ、外交解決へ合意文書 4者協議 <1405-041703>
 緊迫するウクライナ情勢の打開を目指し、米国、ロシア、ウクライナ、EU の四者が17日にジュネーブで初の 外相級協議を開き、暴力に訴えることを控え、外交解決を目指すことを柱とする合意文書を採択した。
 米国はウクライナ東部で庁舎占拠を続ける親ロシア派の武装解除を最優先課題と位置付けていたが、ラブロフ氏によると合意文書は占拠庁舎を明け渡すよう親ロ派に求め、 米側の要求が受け入れられた。 同氏は会見で、ロシアに軍事介入の意思がないことも重ねて確認した。
2014.04.16 Jane's Defence Weekly NATO to significantly bolster Baltic Air Policing Mission <1406-0401607>
 NATO が4月9日、5月からバルト海上空での哨戒飛行 (Baltic Air Policing Mission) にあたる戦 闘機を、4機から12機に増強すると発表した。 このためポーランド空軍は MiG-29 を4機、英国は Typhoon を4機、デンマークは F-16 4機を、ポーラ ンドと英国はリトアニアの基地、デンマークはエストニアの基地に投入する。 これら12機は米空軍の F-15C 10機と交代する。
 更にフランスは Mirage 2000 4機E-3F
AEW&C 1機を投入するほか、米空軍も F-16 をルー マニアに派遣している。 チェコはウクライナの要請を受けて Gripen C で同国上空を防衛するほか、ドイツも後日 Typhoon 6機をバルトの任務に就ける。
2014.04.16 Jane's Defence Weekly Poland to buy second NSM coastal battery <1406-0401606>
 ウクライナ情勢の緊迫化から、ポーランド二番目となる沿岸防備
NSM 大隊の整備を決めた。
 ポーランドは2008年12月に最初の NSM 大隊を$127Mで購入する契約を行った。 この契約では発射機6基とミサイル12発が調達されるが、2010年には 38発の追加調達が$133.8Mで行われ、最初の装備を2013年6月に受領している。 大隊は2015年に24発を受領した時点で operational になる計画である。
 NSM 大隊は射程200kmのミサイルを50発装備する。
2014.04.16 Jane's Defence Weekly NATO: Russian units on Ukrainian border 'poised for combat' <1406-0401601>
 ウクライナ情勢の緊迫化に伴い、ロシアが国境に兵力を展開している。 部隊は40,000名が100ヵ所以上に展開しているとみ られる。
 Airbus社が4月8日に入手した衛星写真には、国境から20kmの基地に A-50 Mainstay
AEW&C 2機が駐機しているのが写っ ていた。 また DigitalGlobe 衛星が3月27日に撮影した写真からは、国境から50kmの基地に自動車化狙撃連隊が駐屯しているのが分かる。 更に同衛 星が4月12日に撮影した国境から150kmの基地の写真では Su-24、Su-34、MiG-31 などが写っている。
2014.04.16 Defense News Poland wants larger US, NATO troop presence <1405-041610>
 ポーランド国防相が、17日にヘーゲル国防長官と会談するのを前に、同国が米軍の駐留を希望し ていることを明らかにした。
 冷戦時代の1980年代には350,000いた在欧米軍は、現在は67,000に削減されている。
2014.04.16 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ 南部の州でも共和国宣言…混乱、拡大の恐れ」

<1405-041608>
 ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力とウクライナ新政権側の治安部隊や軍部隊とのにらみ合いが続いているが、 南部オデッサ州でも親露派がオデッサ人民共和国創設を宣言し、混乱が南部にも拡大する可能性が出てきた。
2014.04.16 Yahoo 時事通信記事

「 NATO、東欧防衛を増強=ウクライナ危機悪化で」

<1405-041603>
 NATO が16日、ウクライナ危機の悪化を受けて大使級会合を開き、東欧の NATO 加盟国の 集団防衛態勢を増強することで合意した。 増強の規模は不明であるが、NATO によると、バルト三国上空などでの航空機による監視、バルト海や東 地中海への艦船の派遣、地上での即応能力、訓練・演習の強化が数日中にも実施される。
 ロシアの脅威に敏感な東 断した。
2014.04.16 Yahoo 時事通信記事
「ポーランドに『 NATO 基地』=国防相」
<1405-041602>
 ロイタ通信が15日、ポーランドのシェモニヤク国防相が、9月の NATO 首脳会議で"潜在的な NATO 基地"をポーランドに設 置する決定が下される公算が大きいと述べたと報じた。
2014.04.16 Yahoo ロイタ通信記事
「ウクライナ、東部クラマトルスクの飛行場奪回=大統領代行」
<1405-041601>
 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行が15日に声明を発表し、東部クラマトルスクの飛行場を親ロシア派武装勢力から 奪回したことを明らかにした。
2014.04.15 Yahoo ロイタ通信記事

「欧州公益企業がガス貯蔵量を急速に増加、ロシアの供給停止に備え」

<1405-041501>
 欧州の公益企業は、ロシアがウクライナ国への天然ガス供給を停止した場合に備えガス備蓄量を急増 させている。 ロシア産ガスは欧州のガス需要の1/3程度を賄っており、このうちの40%がウクライナ経由で輸送されている。 ロシアはウクライナへ の供給を停止すると警告しており、欧州への供給も減少する可能性があるとしている。
 ロイタ社の資料によると、独仏伊はここ5日間で備蓄量を急増させており、ロシアからの供給が停止した場合に中欧諸国やウクライナへも供給できる 態勢を整えていて、独仏の大手公益企業は、ウクライナにガスを供給する可能性について検討していることを明らかにしている。
 公益企業によると、この夏の供給停止に対応できる量は確保され10月末までしのげるが、冬に需要が増加すればウクライナ や同国経由に依存する EU 南東の一部の国は困難な状況になるかもしれない。
2014.04.14 Defense News Pentagon condemns 'provocative' Russian military action against US Navy ship <1405-041409>
 米海軍の駆逐艦 Donald Cook黒海に入った48時間後の12日に公海上で、ロシアの Su-24 が90分間にわたり12回低空から異常接近した。 この時 Donald Cook は航行中 で、Su-24 に対し何度か呼びかけたが、応答しなかったという。
 Donald Cook は14日にルーマニアの Constanta港に入港した。
2014.04.14 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ東部の緊迫化、ロシア関与の可能性=独政府」

<1405-041407>
 ドイツ政府報道官が14日、ウクライナ東部で緊迫化している情勢について、ロシアが陰で関与している可能性があるとの 見方を示した。 同報道官は、ウクライナ東部の武装集団がロシアの支援を受けていることを示す事象は多くあるとした上で、一部の集団の外見や制 服、武器を見れば、自衛団を自発的に結成した民間人だとはとても思えないと指摘した。
 ビルツ報道官は更に、14日の EU 外相会合ロシアに対する追加制裁について協議すると明らかにした。
【註】
 ドイツは今まで、EU 主要国では一番、ロシアに対する強行措置を避ける傾向があっただけに、この発言が注目される。
2014.04.13 Defense News NATO chief sees Russian hand in east Ukraine escalation <1405-041303>
 NATO のラスムッセン事務総長が13日、ウクライナ東部軍用銃で武装し制服を着用した親ロシア勢力が活動していること に、深い憂慮を示した。
2014.04.13 Defense News NATO weighs East Europe deployments <1405-041302>
 ウクライナ情勢の緊迫化に伴い今月開かれた NATO 外相会議の決定を受け、連合軍最高司令官 (
SACEUR) は4月中旬 までに行動方針の列挙を行わなければならない。
(以下、バルト三国及び東欧諸国への、主として戦闘機の展開状況)
2014.04.13 Yahoo 時事通信記事

「軍撤収なければ追加制裁=米国務長官、ロシア外相に警告」

<1405-041301>
 ケリー米国務長官とラブロフ露外相が12日、ウクライナ東部情勢をめぐって 電話で協議したが、話し合いは平行線に終わった。
 ケリー長官がウクライナ国境付近に集結する数万規模のロシア軍を撤収させなければ、制裁強化に踏み切ると警告したのに対し、ラブロフ外相は、 親ロシア派デモ隊が武力鎮圧された場合は EU も加えた17日のジュネーブでの4者会合に参加しないと牽制した。
2014.04.11 日経新聞

インターネット

ハンガリー、ウクライナにガス供給を検討 <1405-041105>
 ハンガリー通信などが、ハンガリーのマルトニ外相が11日までに、ロシアからウクライナを経由しハンガリーに至る天然ガスのパイプラインの流れ を逆流させ、ウクライナにガスを供給する用意があると述べたと伝えた。
 同外相はまたウクライナに住む約17万人のハンガリー系住民の保護も求めた。
2014.04.11 読売新聞

インターネット

ウクライナ経由ガス、欧州へ供給停止も…ロシア <1405-041104>
 プーチン大統領が10日、ロシアから天然ガスを輸入する欧州諸国の首脳に書簡を送り、ウクライナが滞納するガス代金を支払わず代金の前払いにも 応じない場合、全面的または部分的にガス供給を停止せざるを得ないと警告し、その影響はウクライナ経由でガスの供給を受 けている欧州諸国にも及ぶとしている。
 大統領府によると、ウクライナの滞納額は毎月増え続け$2.22Bに達している。ロシア政府によると、滞納額を支払わないと、代金の前払いを求める契約となっている ことから、ガスを輸出する国営企業ガスプロムは今後ウクライナに代金の前払いを求め、前月に支払った金額分のガスしか供給できなくなるとしている。
2014.04.11 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシアがウクライナ国境付近に4万人配備、NATO が衛星写真公開」

<1405-041101>
 NATO が10日、ロシアがウクライナとの国境付近に4万名規模の兵力を配置していることを示す 衛星写真を公開した。 写真によると、戦車、装甲車、軍用機も配備されている。 ベルギーのモンスにある NATO 軍司令部で記者会見した英国の ディーキン准将が、ロシアが国境沿いに配備した兵力について、指令が出されれば、非常に迅速にウクライナ国内に軍を進めることができると述べた。
 ロシアはウクライナとの国境沿いの100ヵ所以上に兵力を配備しており、ロシアがウクライナ侵攻を決定すれば、 12時間以内に実行に移すことができると見られている。
2014.04.10 Defense News NATO release photos of Russian troops near Ukraine border <1405-041006>
 NATO が10日、ウクライナとの国境に集結した40,000名近くのロシア軍を写した衛星写真19枚を公表した。 写真は3月末 から4月始めにかけて撮影されたもので、戦車40両
IFV 100両のほか、ヘリ 21機も撮影されている。
 このほかに、2~3週間前まで使用されていなかった空港に、Su-27/30Su-24Mig-31 などが駐 機している写真も撮影されている。
2014.04.10 Defense News Romania presses for NATO redeployment over Ukraine crisis <1405-041004>
 ルーマニアの外相が10日に AFP とのインタビューで、ウクライナ危機の蔓延を防ぐため、NATO は陸海空部隊を東方に再配置すべ きと述べた。
 ルーマニアは今日、EU 及び NATO の一員になっている。
2014.04.09 Jane's Defence Weekly Ukraine increases defence and security spending <1405-040911>
 ウクライナは3月30日、ロシア軍のクリミア占領を受け、2014年の国防費を15.6%増額して対 GDP 比を3.4% に引き上げることを明らかにした。
2014.04.09 Jane's Defence Weekly NATO to cut Russia ties, send advisers to Ukraine <1405-040910>
 ロシアのクリミア侵攻を受け NATO は4月1日に外相会議を開き、ロシアとの交流を停止すると共にウクラ イナとの軍事的協力関係を強化することを決めた。
 この決定により NATO は、NATO ロシア理事会 (NATO-Russia Council) の活動を停止すると共に、NATO ウクライナ委員会 (NATO-Ukraine commission) の活動を強化する。
2014.04.09 東京新聞

インターネット

ウクライナ東部支配の構え ロシア、連邦化を要求 <1405-040901>
 ロシアのラブロフ外相が8日の記者会見で、連邦化を柱とするウクライナの憲法修正を公然と要求 し、ドネツク、ハリコフ、ルガンスクの東部3州も実質的な支配下に置く構えを強めた。
 ロシアは地方分権を求めることで、欧米の関与が及ばない親ロシアの緩衝地帯の設置を狙っているようである。
2014.04.08 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ特殊部隊、親ロシア派活動家を強制排除」

<1405-040803>
 ウクライナの特殊治安部隊は7日深夜から8日早朝にかけ、東部ハリコフ州の州都ハリコフで州政府庁舎を占拠していた 親ロシア派活動家を強制排除し、70人以上を拘束したとロシア主要メディアが報じた。 親露派は一方的にハリコフ人民共和国の創設を宣言したが、 ウクライナ新政権は東部で激化し始めた分離の動きを実力で封じた。 一方、ロシア側も上院委員長が大規模衝突時に軍事介入す る可能性を示唆するなど、ウクライナをけん制。緊迫した状況が続いている。
 親ロシア派住民は、地方に一定の権限を与える連邦制の導入などを要求していたが、ロシアは国境近くに展開した軍部隊を背景に、連邦制の導入に向け、ウクライナ新政権 を揺さぶる狙いとみられる。
2014.04.08 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ情勢 ドネツク情勢でケリー氏『重大懸念』 ロシアの関与示唆」

<1405-040802>
 ケリー米国務長官が7日にロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ東部のドネツクなどで親 ロシア派勢力が暴徒化して州庁舎を占拠するなどしたことに重大な懸念を表明した。 ケリー長官は事態の背後にロシア政府の関与があるとの見方を 示唆したうえで、ラブロフ氏に対してウクライナからの分離を目指す動きを公に否定するよう求めた。
 また大統領報道官も7日の記者会見で、ウクライナ情勢の悪化はロシアによる圧力が高まった結果だと指摘し、暴徒化している親ロシア派勢力の一部は地元住民ではなく、外 部に雇われているとの見方を示し、ロシアの介入を牽制した。
2014.04.07 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ東部で『ドネツク共和国』樹立を宣言 住民投票実施の方針も」

<1405-040702>
 ウクライナ東部ドネツクで州庁舎を占拠した親露派のデモ隊が7日、ドネツク人民共和国の樹立を宣言し、平和維持軍とし てロシア軍部隊の派遣を要請した。 共和国樹立の是非を問う住民投票を5月11日までに行うとしている。
 デモ隊は数百人で宣言の実効性は不明だが、ドネツクのロシアへの編入も求めており、クリミア半島に続いてロシアが領土拡張に動くようなら、欧 米の反発は必至となる。
【関連記事:1405-040501 (産経新聞 2014.04.05)】
2014.04.06 読売新聞

インターネット

露への追加制裁、『必要なら準備』…EU 外相 <1405-040604>
 EU が4~5日に非公式の外相会合を開き、ウクライナ問題について協議した。 会合後 EU のア シュトン外交安保上級代表はロシアへの追加制裁について、必要なら準備することは重要だと述べ、ウクライナ国境付近で露軍部隊撤退などが確認 できない場合、新たな制裁を検討する姿勢を示した。
2014.04.05 Yahoo 産経新聞記事

「露『次なる照準』ウクライナ南東 在英露軍事専門家、指摘」

<1405-040501>
 国王立防衛安全保障研究所のロシア人軍事専門家が、クリミア半島を併合したロシアの次なる狙いが、同半島に連なるウクライ ナ南東部とアゾフ海の実効支配にあるとの見方を示した。
 同氏によると、クリミア半島は北部で本土とつながっているが実際は島と同じで、物資や水、エネルギーなどの補給は本土に頼 っており、ロシアが半島を安定したロシア領とするには、ウクライナ南東部のアゾフ海に面したドネツク州ザポロジエ州 ヘルソン州の支配が欠かせず、ロシアはウクライナ南東の回廊を確保できれば、アゾフ海をロシアの内海とし、 補給などの問題を一挙に解決することができると指摘した。
2014.04.04 日経新聞

インターネット

ロシア、NATO に派遣の軍代表召還 <1405-040401>
 インタファクス通信が、NATO がロシアと実務上の協力を停止したことを受け、ロシアのアントノフ国防次官が3日にロシア軍が NATO に派遣している代表を召還する決定を下したと語ったと報じた。
2014.04.03 Yahoo 時事通信記事

「ルーマニアに海兵隊増派=ロシアけん制で黒海に軍艦も―米軍」

<1405-040302>
 米国防総省報道部長が2日、ルーマニアの黒海沿岸の基地に、近く新たに海兵隊175名を増派すると発表した。 この増派 によりルーマニア駐留の海兵隊は計440名になる。 同部長は海兵隊増派について、昨年から決まっていた計画でロシアによるウクライナへの軍事介 入とは無関係だと述べた。
 新たにルーマニアに駐留されるのは、スペインのモロンに司令部を置く即応部隊の一部で、同部隊はアフリカを担当地域にしているが、他地域での 活動も可能である。
 また、同盟各国との演習のため、数日中に米海軍の艦船1隻を黒海に派遣すると明らかにした。 同部長は黒海への艦船派遣について、同盟国を安 心させるためだと述べ、ロシア軍の動きを踏まえた決定だと明言した。
2014.04.03 東京新聞

インターネット

クリミアがロシア軍管区に 米軍、黒海展開でけん制 <1405-040301>
 タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は自国に編入したクリミア半島をロシアの南部軍管区 に組み込む大統領令に署名し2日に発効した。 これでクリミアは完全にロシア軍の管轄下に入った。
 これに対し米政府はロシア軍への対抗措置として2日、黒海への米海軍艦船の派遣を継続すると表明すると共に、 モルドバの国境警察に装備や訓練を供与すると明らかにした。
2014.04.02 Defense News Ukraine halts arms exports to Russia <1405-040211>
 ウクライナの国営軍事産業大手の Ukroboronpom社社長は、ロシアへの武器輸出を停止するように求めた議会の要請を無視 した目3月24日に解任され、後任社長の Tereshenko氏はロシアへの武器輸出を停止することを明らかにした。
 
SIPRI の報告によると、2009~2013年におけるウクライナの対露武器輸出は、同国における生産高の7%で、同国の 武器輸出相手先では三番目になっている。
2014.04.02 東京新聞

インターネット

ロ軍、数日でウクライナ侵略可能 NATO 司令官 <1405-040210>
 NATO 軍のブリードラブ最高司令官が2日、ウクライナ東部の国境地帯に集結させたロシア軍部隊 に関し、ウクライナ侵略作戦を実行しようとすれば3~5日で目的を達成できる状態にあり、事態を極めて懸念していると述 べた。
2014.04.02 Yahoo ロイタ通信記事

「米軍が黒海への軍艦派遣検討、ロシアのクリミア編入に対応=関係筋」

<1405-040204>
 米国防当局者が1日、ロシアによるクリミア編入への対応策として、NATO 欧州連合軍最高司令官も務める在欧州米空軍司令官ブリードラブ大将が 米軍艦を黒海に派遣することや、予定されている NATO 軍事演習の強化などを検討していることを、匿名を条件として明らか にした。
 また、今夏に実施される配備計画の準備のため、NATO 即応部隊の一部となる約10名の軍人から なるチームが近いうちに欧州へ向かう可能性があるという。
2014.04.02 日経新聞

インターネット

ウクライナ、欧米と軍事演習 5月から実施へ <1405-040203>
 ウクライナ最高会議(国会)が1日、自国の領内で欧米を含む他国との軍事演習を可能とする法案 を可決した。 新政権は5月から NATO 加盟国と軍事演習を実施する方針で、ロシア系市民が多い東部地域が独立状態にあることから、演習はクリミア 半島周辺のウクライナ南部や黒海海域などで予定している。 ロシアが介入をちらつかせるモルドバとの多国間演習も実施す る。
2014.04.02 東京新聞

インターネット

NATO、東欧防衛強化を指示 軍司令部に <1405-040202>
 NATO のラスムセン事務総長が1日、ウクライナ情勢でロシアの軍事的脅威を訴える東欧やバルト諸国の集団防衛強化に向け 、同日の外相理事会が NATO 軍司令部に対し追加策を検討するよう指示したと明らかにした。 司令部は数週間以内に案を作 成する。
 NATO 当局者によると、同地域への NATO 軍部隊の展開や増強演習計画や有事対応計画の見直し、即応部隊の 警戒レベル引き上げを検討する。
2014.04.02 Yahoo 毎日新聞記事

「 NATO 共同防空を強化で合意へ ロシアけん制」

<1405-040201>
 NATO が1日に外相会議を開き、ロシアと国境を接する加盟国、バルト三国、ポーランドの共同防空を強化することで合意す る。 他の加盟国が戦闘機を派遣し警戒するシステムを拡大する。 また非加盟のウクライナと理事会を開き、装備近代化など軍事支援強化で合意する。 ロシアがウクライナ 国境付近に大規模に展開する軍を撤退させておらず NATO の力を示すことが必要だと判断した。 また2日には、2008年にロシアと国境を巡り紛争を起こした非加盟の グルジアと理事会を開き、ロシアをけん制する。
 ウクライナについては、軍の装備近代化に協力することで NATO に合意はあるが、共同訓練や武器提供にはロシアを刺激するとの意見があり、検討 を続ける。
2014.04.01 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点:ウクライナ危機、世界を変える『10のシナリオ』」

<1405-040105>
 ウクライナ危機は、世界各国の姿勢や外交政策を変える可能性がある。 世界情勢で大きく変わりそうな10項目を以下にまとめた。
 ① ロシア衰退
 ② NATO 復活
 ③ エネルギーの多様化
 ④ 中ロ関係に変化
 ⑤ 米国の指導的役割復活
 ⑥ ドイツの立場が盤石に
 ⑦ EU の結束強化
 ⑧ 中央アジアの西側陣営入り
 ⑨ 米ロ関係は不透明に
 ⑩ プーチン大統領の将来
2014.04.01 東京新聞

インターネット

ウクライナ国境で部隊の一部撤収 ロシア軍、国防省発表 <1405-040101>
 ロシア国防省が31日、ウクライナとの国境地帯に展開していた部隊の一部が演習を終え、 撤収を開始したと発表した。
 国防省によると、ウクライナ南部と国境を接するロストフ州で約1ヵ月の演習に参加していた第15自走砲旅団が、本拠のあるロシア南部サマラ州への撤収を開始した。 同旅 団の規模は二千数百人とみられ、国境地帯に展開中のロシア軍は3万~4万人とも推定されることから、撤収は限定的なものである。
2014.03.31 Aviation Week & ST Ready to respond <1405-033103
 ロシアのクリミア侵攻を受け、欧州連合が対応行動を起こしている。 米空軍は1月から F-15C 4機をリトアニアに派遣して いたが、3月23日にはイタリアの基地から F-16 をポーランドに派遣した。
 NATO の
AEW&C 部隊は、英空軍の E-3D仏空軍の E-3F による哨戒飛行を行っている。
2014.03.29 産経新聞

インターネット

落とし所探り駆け引き 首脳会談で露大統領 沿ドニエストル併合に言及 <1404-032904>
 ロシアによるクリミアの併合後、初めて米露首脳が電話会談し、プーチン露大統領がウクライナ問題で 落とし所を探り始めた。
 プーチン政権は、同国で5月25日に予定される大統領選に先がけ、ロシアの影響力を行使できる政体をウクライナに創出す ることを主眼としている。
 モルドバの親露分離派地域である沿ドニエストルを併合する可能性もちらつかせ、激しい駆け引きに出る模様である。
2014.03.29 産経新聞

インターネット

プーチン大統領『軍事行動の意図なし』と国連総長に約束 <1404-032903>
 国連の潘事務総長が28日、ロシアによるクリミアの併合宣言後、モスクワでプーチン大統領と会談し、ウクライナへの挑 発行為の自制を求めていたが、プーチン大統領がウクライナに対する『いかなる軍事行動の意図も持っていない』と 約束したことを明らかにした。
 潘事務総長によると、プーチン大統領はウクライナ南部や東部に軍部隊を送る計画はないと語ったという。
2014.03.28 Yahoo 時事通信記事

「ロシア部隊の撤収要求=対ウクライナ国境―米大統領」

<1404-032804>
 オバマ米大統領が28日放送された CBS TV のインタビューで、ウクライナとの国境付近に集結させている ロシア部隊の意図について、ウクライナを単に威圧するためか、もしくは別の意図があるのかもしれないと指摘した うえで、プーチン大統領に対し部隊の即時撤収を重ねて要求した。
2014.03.28 東京新聞

インターネット

国境のロシア軍部隊『10万人』 ウクライナ安保会議書記 <1404-032803>
 Defense News などによるとウクライナ国家安全保障会議書記が27日、ロシアがウクライナとの国境近くに配置した部隊10万近くに達したとの見方を示した。
 ロイタ通信は26日、複数の欧米関係筋の話として、ウクライナ国境沿いのロシア部隊は3万以上との見方を伝えていた。
2014.03.27 読売新聞

インターネット

ロシアけん制、NATO 軍強化を…オバマ大統領 <1404-032702>
 オバマ米大統領が26日にブリュッセルで NATO のラスムセン事務総長と会談し、NATO の集団安全保障体 制を強化し、防衛態勢が脆弱な国に NATO 軍を常駐させる案などを検討することで一致した。 ロシアのウクライナでの軍事行動により、 東欧諸国やバルト三国で安全保障への不安が生じていることを受けたものである。
 オバマ大統領は会談後、ロシアのウクライナでの行動によって、北大西洋条約第5条がすべての NATO 加盟国に死活的に重要になっていると述べた。  第5条は、NATO 加盟国が武力攻撃を受けた場合、全同盟国に対する攻撃として、集団的自衛権の行使を規定している。
2014.03.27 Yahoo 時事通信記事

「対ウクライナ国境で軍増強継続=ヘーゲル米国防長官、ロシアに不快感」

<1404-032701>
 ヘーゲル米国防長官が26日、ロシアがウクライナ東部に軍を侵入させる意図はないと説明してい たにもかかわらず、同国との国境付近に展開する軍の規模を増強し続けていると不快感を表明し、ロシアは私への説明に責 任を持つ必要があると訴えた。 
 ロシアのショイグ国防相は、20日にヘーゲル長官と電話で会談し、部隊を配置しているのは演習を実施するためだとの説明していた。
2014.03.26 Defense News Ukraine seeks joint US war games after Crimea takeover <1404-032607>
 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行が、NATO 特に米軍との共同演習を行う承認を議会に26日に求めようとしていた。  この演習は 'Rapid Trident' と 'Sea Breeze' で、今年夏に実施することが昨年約束されていた。 特にロシアを怒らせ たのが 'Sea Breeze' で、この演習はクリミアでの事態を想定している。
 オバマ政権は今月、ウクライナや旧ソ連諸国の軍近代化予算を28%削減する決定をしたが、国防総省は 'Rapid Trident' と 'Sea Breeze' は計画ど おり来月行う計画であるとしている。
 ウクライナはその他にも、NATO 加盟国であるポーランドルーマニアモルドバと、2件の 合同演習を計画している。 ウクライナ海軍はクリミアにあった艦船をロシアに鹵獲され、現在はオデッサに残されたのはフリゲー ト艦1隻だけで、このほかは巡視船と支援船だけになっている。
2014.03.25 Yahoo 毎日新聞記事

「G7 ソチ・サミットをボイコット 経済制裁の実施を警告」

<1404-032601>
 G7が24日にハーグで開いた緊急首脳会議で、ロシアが事態を悪化させる場合、経済に重大な影 響を与える経済制裁の実施を警告した。 ロシア産天然ガスや石油などに対する制裁にあたり、供給源の多様化などエネルギーの安 全保障をG7が共同で強化するため、エネルギー担当相会議を開くことで合意した。
 また6月にソチで開く予定だったG8をボイコットし、ブリュッセルでG7首脳会議を開くことも決めた。
【註】
 『ロシアが事態を悪化させる場合、経済制裁の実施』とは、『事態を悪化させない限り経済制裁は実施しない』を意味し、現在行っている余り実害のない制裁より強力な制裁 は行わず、実質的には現状の固定化を狙った内容と取れる。
2014.03.24 Defense News Romania says NATO should reposition forces <1404-032407>
 ウクライナの隣国ルーマニアの大統領が NATO 首脳会議で24日、NATO は配備の見直しを行うべきと述べた。
2014.03.24 NHKニュース ウクライナ東部で自治権拡大求めデモ <1404-032406>
 ウクライナではロシア系住民の多い東部でも、クリミアと同じようにロシアへの編入や、 自治権の拡大などを求めるデモが行われ、緊張した状況が続いる。 このうち、東部の主要都市 ドネツクでは23日、2,000人のロシア系の住民などが州政府の庁舎前でデモ行進を行った。
 また東部のハリコフでは、4,000人ほどが参加してデモが行われ、ウクライナの暫定政権に過激な民族主義のグループが加 わっていると批判し、政変で大統領職を追われロシアに滞在しているヤヌコービッチ氏の復帰を求めた。
2014.03.24 Yahoo 毎日新聞記事

「ロシア国防相 クリミア入り…掌握アピールか」

<1404-032405>
 ロシアのショイグ国防相が24日にクリミアを訪問した。 ロシアの閣僚が編入後にクリミアを訪 問するのは初めてで、ロシアがクリミアを軍事的に完全掌握したことをアピールする狙いがあると みられる。
 また国防相は同日、ウクライナ海軍司令官だったベレゾフスキー氏をロシア海軍黒海艦隊の副司令官に任命した。ベレゾフ スキー氏は今月1日にウクライナ海軍司令官に任命されたが、翌日に親ロシアのクリミア自治共和国に寝返り、自治共和国が創設した独自海軍の司令官 に就任していた。
2014.03.24 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ クリミアから軍撤退へ…兵士の家族も避難」

<1404-032404>
 ウクライナの国家安全保障国防会議が24日、クリミア半島に駐留するウクライナ軍の部隊を撤退させ、本土に配置換えする よう国防省に指示した。
 国家安全保障国防会議はクリミアにいるウクライナ兵の家族についても本土に避難させるよう内閣に指示した。 トゥルチノフ大統領代行は、ウク ライナ兵と家族らがクリミア側の圧力で家から退去を強いられていると述べた。
2014.03.23 Defense News Finns, Swedes weigh NATO membership <1404-032303>
 クリミア情勢の緊迫から、スウェーデンとフィンランドでは NATO へ加盟すべきか否かの議論が再び盛んになっている。  フィンランドはロシアのクリミア併合を非合法と非難しており、3月18日に首相が、フィンランドは非同盟ではあるが、20年来 EU の一員であり、 中立ではないと発言している。
2014.03.23 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナに監視団、欧州安保機構 露が空軍基地制圧」

<1404-032301>
 欧州安保協力機構 (
OSCE) が21日、ウクライナへの国際監視団派遣に関する特別会合をウィーンで開き、これまで反対 していたロシアが応じたことから、派遣を決定した。 監視団は文民100名で構成され、最大400名を追加派遣できる。 派遣先はウクライナ全土で東 部、南部、西部を含むとしているが、クリミアには言及しておらず、米側はクリミアを含む全地域での活動を主張するのに対し、露 側はクリミアは露の一部として派遣先に含まれないとの見解で、曲折も予想される。
 一方、報道によると、クリミア半島のベルベク空軍基地に22日、露軍装甲車が進入し制圧した。 クリミアでは露側による 軍基地の接収が進んでいるが、ロシアの報道によると、クリミア駐留のウクライナ軍18,000のうち、2,000名弱がウクライナ 本土への帰還を希望している。 ウクライナ軍の艦艇67隻のうち54隻がロシア海軍旗を掲揚したという。
2014.03.22 Yahoo 時事通信記事

「対ウクライナ国境に2万人超=ロシア軍集結―米紙」

<1404-032207>
 New York Times紙が国防総省当局者の話として21日、ロシア軍がウクライナ東部との国境付近に2万人以上の兵士を集結さ せたと報じた。 NBC TV によると、国境沿いに配置されたのは主に精鋭部隊の兵士で、攻撃ヘリコプタも配備されている。
 ロシアのショイグ国防相は、演習が目的で、ウクライナ側に入る意図はないと述べているが、米政府は警戒を強めている。
2014.03.22 東京新聞

インターネット

2千人がロシア軍への移籍拒否 クリミアのウクライナ軍 <1404-032206>
 インタファクス通信によると、ロシアのショイグ国防相が22日、ロシアが編入したクリミアに駐留する18,000のウクライナ軍将兵のうち、 2,000名弱がロシア軍への移籍を拒んでいると語った。
 国防相は、移籍を拒む将兵にはウクライナへの自由な出国を保証する方針を示した。
2014.03.22 東京新聞

インターネット

ロシアが1兆6千億円超請求へ 対ウクライナ天然ガス代 <1404-032205>
 ロシア紙などが21日、ロシアはクリミア半島の編入に伴い、セバストポリ海軍基地の貸与を受ける見返りに天然ガス代金を割り引 く両国合意を破棄し、$16Bの返済をウクライナに求める方針を決めたと報じた。
 プーチン大統領が主宰する国家安全保障会議で決定で、返済額には既に値引きした$11Bや滞納分$2Bなどが含まれる。
2014.03.22 Yahoo ロイタ通信記事

「ドイツ、対ロシア防衛関連製品輸出の承認を停止=経済省」

<1404-032202>
 ドイツ経済技術省の報道官が21日、ロシアに対するすべての防衛関連製品の輸出の承認を停止し たことを明らかにした。
 独政府は今週に入り、Rheimetall社に対しロシアへの戦闘シミュレーター関連機器の納入を停止するよう通達している。
2014.03.22 Yahoo 時事通信記事

「天然ガスで脱ロシア=『エネルギー同盟』構築へ― EU 」

<1404-032201>
 EU 首脳会議が21日、ウクライナ情勢をめぐるロシアとの対立深刻化を受け、天然ガスの確保でロシアに 大きく依存している現状からの脱却を急ぐことで合意し、包括的なエネルギー安全保障の枠組み構築に向け、6月の EU 首脳会議で 具体的な行動計画を議論する。
 ロシアは EU にとって最大の天然ガス供給先で、天然ガスは輸入全体の約3割を占め、東欧ではロシアに100%依存する国もある。 ロシアが EU の制 裁に対する報復措置として天然ガス供給を滞らせる可能性もあり、EU 首脳会議は声明で、エネルギー供給が突然途絶した場合、EU 各国は団結を示すと強調した。
2014.03.21 Yahoo 時事通信記事
「 EU・ウクライナ、協定に署名」
<1404-032105>
 ウクライナは21日、EU と関係強化を定めた『連合協定』の政治関連部分に署名 した。
2014.03.21 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア軍のクリミア駐留規模拡大へ、脅威防衛─国防次官=タス通信」

<1404-032102>
 ITAR-TASS通信が、ロシア国防次官が20日、ロシア軍クリミアでの駐留規模を拡大して、対外的な脅威から防衛する方針 を明らかにしたとして伝えた。
 一方、クリミアに駐留するウクライナ国境警備隊は、ウクライナ本土内に撤退を開始した。
2014.03.21 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ国境警備隊、クリミア離脱 軍艦も失う」

<1404-032101>
 ウクライナ国境警備が20日、クリミア半島に配備された国境警備隊がクリミアを撤退してウクライナ本土に再配備され始め たと明らかにした。
 またウクライナの通信社は同日、セバストポリの港湾でロシア軍がウクライナの軍艦2隻を占拠し、計200名の乗組員は艦を降ろされたたと報じた。  クリミア共和国はウクライナの国有資産を接収する意向を示しており、ロシア側は基地や艦船の占拠を進めている。
 これまでに住民1,000人ウクライナ本土への移住を迫られクリミア半島を去ったという。
2014.03.20 NHKニュース 独首相『ロシアに経済制裁も』 <1404-032006>
 ドイツのメルケル首相が20日にドイツの連邦議会で演説し、クリミアの編入を決めたロシアへの追加の制裁について、経済制裁 を考えることに疑問の余地はないと述べ、日本時間の21日未明から開かれる EU 首脳会議で、ロシアへの経済制裁を求める意向を示した。 国内で消費される 天然ガスの1/3をロシアに依存するなど、経済的な結びつきが強いドイツが経済制裁に前向きな発言をしたことで、欧米など各国のロシアへの対応に影 響を及ぼすことも予想される。
 EU 各国は今回の首脳会議で、ロシア以外の国から天然ガスを輸入できないか検討するなど、ロシアへのエネルギーの 依存を減らす対策についても議論する。
2014.03.20 Yahoo 産経新聞記事

「クリミア併合 ウクライナ、CIS 脱退、手続き開始 緊張高まる」

<1404-032005>
 ウクライナ暫定政権の国家安全保障会議書記が19日、旧ソ連諸国組織の独立国家共同体 (CIS) から脱退する手続きを開始 したと発表した。
 ウクライナが CIS を脱退すれば、グルジアがロシアとの紛争で2009年に脱退して以来となる。
2014.03.20 Yahoo 時事通信記事

「ロシアの東部介入に懸念=ウクライナ情勢で― NATO 事務総長」

<1404-032004>
 NATO のラスムセン事務総長がは19日、ロシアのクリミアの編入強行について、現在のわれわれの大きな懸念はロシアがウ クライナ東部に介入するかどうかだと語り、唯一の対処方法は欧米が団結することだと訴えた。
 ラスムセン氏はロシアのウクライナ介入を、冷戦終結後、欧州の安全と安定に対する最も深刻な脅威だと指摘した。
2014.03.20 Yahoo 産経新聞記事

「露のクリミア併合 周辺諸国『ドミノ』警戒 モルドバで編入動き」

<1404-032003>
 ロシアがクリミアの併合を決めた問題について、多数のロシア系住民を抱えている旧ソ連諸国は警戒心をもって受け止めて いる。
 旧ソ連地域でドミノ現象を引き起こす兆候はすでに表れており、モルドバの親露分離派地域である沿ドニエストルの議会は 19日までに、ロシアへの編入を容易にする法改正を求める書簡を露下院に送った。 沿ドニエストルではロシア語が公用語とされ、議会はソ連末期の1991年に独立宣言を採択し た。 2006年に行われた住民投票では97%がロシアへの編入に賛成した。
 一方、旧ソ連諸国にはソ連崩壊後も多くのロシア系住民が暮らし、ロシアと関税同盟を組むカザフスタンベラルーシさえ も、ロシアのクリミア介入には態度表明を避けてきた。
2014.03.20 Yahoo 時事通信記事

「『軍事力行使しない』=ロシアのクリミア編入で―米大統領」

<1404-032002>
 オバマ米大統領が19日、米 TV 局のインタビューで、ウクライナで軍事力は行使しないと明言した。
 また、ウクライナの将来はウクライナ国民が決定すべきだとした一方で、ウクライナはロシアの安全保障に緊密に関係しているため、 プーチン大統領EU 寄りの新政権がウクライナにできたことを不安に思っているとも指摘した。
2014.03.20 Yahoo ロイタ通信記事

「米国、ウクライナで軍事行動に関与せず=オバマ大統領」

<1404-032001>
 オバマ米大統領がサンディエゴの KNSD TV とのインタビューで、米国がウクライナで軍事行動に関わることはないと発言 し、外交を通じてロシアとの対立を解消する意向を強調した。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly Russia moves to bolster Crimean defence industry <1405-031909>
 ロシア下院副議長が、クリミアの産業振興のためインフラ整備にRUB40B ($1.09B) を支出する と述べた。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly NATO E-3 AWACS to monitor Ukraine airspace <1405-031904>
= ウクライナ情勢を巡る記事 =
 NATO は、加盟国であるポーランドとルーマニア上空E-3 Sentry
AWACS を飛ばし、ウクライナ上空を監視している。 黒海上空など NATO 加盟国上空以外は飛行させていないが、クリミア全域が監視空域に入 っている。
 E-3 が搭載している AN/APY-2 は高度30,000ftを飛行した場合最小限520kmの航空機を監視できると言われているが、NATO が示した図では、通常の航空機で650km、低空 飛行機で400kmをカバーするとされている。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly Artillery units move to Crimean border <1405-031903>
= ウクライナ情勢を巡る記事 =
 ウクライナ、ロシアの両国は、ここ一週間でクリミア境界に長距離砲/ロケット砲を展開している。
 ロシアは元々クリミアに駐屯していた黒海艦隊第810海軍砲兵旅団の 2S1 122mm
SPG 4個中隊 に加えて、BM-21 MRL 1個中隊と D-30 122mm牽引砲1個中隊を展開させている。
 これに対してウクライナは、少なくとも3門の 2S3 152m SPG を展開させている。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly Russia launches more exercises <1405-031902>
= ウクライナ情勢を巡る記事 =
 ロシアがウクライナとの国境に、新たに8,500以上の兵力を集結した大規模演習を行っている。 この演習は3月14日まで 続く。
 演習には4,000名の海兵歩兵部隊、1,500名の空中攻撃部隊、36機の輸送機、数百門の火砲などが参加している。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly Russo-Ukrainian war a '50-50 probability' <1405-031901>
= ウクライナ情勢を巡る記事 =
 キエフ所在の NATO 及びその他諸国の情報筋は、ウクライナとロシアの武力衝突の公算五分五分と見ている。
2014.03.19 Defense News French DM: cancellation of carrier sale to Russia an 'extreme measure' <1404-031906>
 フランス国防相が19日、ロシアに€1.7Bで2隻売却する Mistral 級強襲揚陸艦について、ウクライ ナ情勢に対するロシアへの制裁として、引き渡しは行われないことになろうと述べた。
【関連記事:1311-101901 (新華網 2013.10.19)】
2014.03.19 Yahoo ロイタ通信記事

「クリミア編入 露、海軍2基地制圧 ウクライナ兵明け渡し」

<1404-031903>
 親露派部隊がクリミア半島で19日、ウクライナ海軍の基地を相次いで制圧した。 ロシア側は、 クリミア半島に残留する15,000名のウクライナ軍を排除することで編入を既成事実化する作業を始めた。 セバストポリに あるウクライナ海軍基地には親露派部隊が乱入して司令部を占拠し、その後両軍令官が交渉して明け渡しで合意し、ウクライナ兵は退去し、司令部にロシア国旗が掲げられた。  さらにロシアはクリミア西部のノボオゼルネ海軍基地も制圧した。
 これに対しウクライナ新政権は19日、ウクライナ軍はあくまでクリミア半島にとどまると、徹底抗戦を訴えた。
 一方ロシア軍は19日、ロシア北西部で戦闘機が参加する演習を始め、米軍も駆逐艦が参加する演習を黒海で開始しした。
2014.03.19 Yahoo ロイタ通信記事

「クリミア半島でウクライナ兵1人死亡、ロシア実効支配後初の死者」

<1404-031901>
 ウクライナ軍報道官が、クリミアで18日に首都シンフェロポリにあるウクライナ軍基地が何者かによる襲撃を受け、 兵士1名が死亡し司令官が負傷したと述べた。 誰による攻撃かは不明しており、相手は完全装備で顔を覆っていたという。 ロシアがクリミア半島 を実効支配して以来、軍事衝突による初の死者である。
 兵士死亡のニュースを受け、ウクライナのヤツェニュク暫定首相は、ロシア軍により政治的対立から軍事的対立へと状況が変化したとの認識を示し た。 また大統領代行の報道官は、クリミア半島に駐屯するウクライナ軍兵士に対し、自衛のための武器使用を認める指令を出したと明らかにした。  これまでは攻撃に対する武器使用を回避するよう指示してきたが、兵士死亡のニュースを受けて方針を転換した。