ロシアのウクライナ侵攻(2015年、停戦合意以降)に関する資料

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2017.10.11 Jane's Defence Weekly Russian forces 'now 11,000 strong in the Donbass' <1712-101102>
 ウクライナ軍検事総長が10月2日にTVで、親露派が支配しているDonbassロシアが正規軍3,000名を含む11,000名の兵力を投入していると述べた。 またその兵力構成や装備についても詳細を明らかにした。
Donbass の位置 (Google Map)】
 それによるとロシアの義勇軍は戦車650両、APC 1,310両、各種火砲500門、MRL 260両、SAM 100個シス テムを装備し、2個大隊戦闘群は戦車200両、APC 400両、火砲140門と、最新式のSAMを装備しているという。
2017.10.06 Jane's 360 Russian forces ‘now 11,000 strong in the Donbass’ <1711-100602>
 ウクライナ軍検事総長が2日にTVで、ロシアが3,000名の正規軍を含む11,000名の兵力 をDonbass地域に展開していると述べた。
Donbass の位置 (Google Map)】
 それによると3,000名の正規軍は2個大隊からなり、200両のMBT 400両のAPC140門の砲、及び最新式のSAMを装備しているという。
 更に民兵は650両のMBT1,310両のAPC500門の砲260両の MRL100個システムのSAMを装備している。
2017.07.25 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ情勢 重火器撤去が最優先 4ヵ国首脳電話協議」

<1708-072506>
 親露派武装勢力による実効支配が続くウクライナ東部情勢を巡り、同国とロシア、仲介役の独仏を加えた4ヵ国の首脳 が25日に電話協議を行った。
 独政府が公表した共同声明によると、4ヵ国首脳はすべての紛争当事者が停戦協定である「ミンスク合意」を順守し、 重火器の撤去を最優先課題として取り組むことで合意した。
2017.07.19 NHKニュース ウクライナ東部の親ロシア派 新国家樹立を一方的に宣言 <1708-071901>
 ウクライナ東部親露派の指導者が新しい国家の樹立を一方的に 宣言し、双方の対立は一段と深まると見られる。 国名は帝政ロシア時代にウクライナの呼称だ った「マロロシア」とし、首都はドネツクに置くとしたうえで、独自の憲法を制定する考えを示した。
 ウクライナ東部では、2015年2月に政府軍と親露派の間で停戦合意が結ばれましたが、その後も散発的な戦闘が繰り返されているなか、 親露派の指導者ザハル チェンコ氏は18日、ウクライナのポロシェンコ政権は正統性がないとして、クリミア半島を除くウクライナを継承する新しい国家を樹立したと一方的に宣言した。
2017.03.16 NHKニュース ウクライナ政府 東部親ロ派支配地域との物流遮断 <1704-031603>
 ウクライナのポロシェンコ大統領は15日に安全保障会議を開き、国連や赤十字などの人道支援物資を除いて、親露派が支 配する地域との物流を遮断する決定を提案し承認さた。 政府は、今回の決定は停戦合意が順守され、接収された企業が返還される までの一時的な措置だとして、あくまでも対抗措置だと強調している。
 これより先の今月1日に親露派は、支配地域にあるウクライナ企業の一部を事実上接収 している。
2017.03.10 東京新聞

インターネット

「重火器急増」で監視団が懸念 ウクライナ、停戦ライン付近 <1704-031002>
 ウクライナ東部での停戦などを監視する欧州安保協力機構(
OSCE)特別監視団の第 一副団長が共同通信のインタビュで、停戦ライン付近で合意違反の重火器の配備や使用が急増していると述べ、市 民の被害や大規模な戦闘への懸念を示した。 監視団は1月31日、紛争勃発後で最多の1日当たり11,000件以上の停戦違反を確認していると 言う。
 緊張状態は依然続いており、2月27日~3月5日に確認された停戦違反は前週の2倍以上の17,000件で、うち重火器の砲撃 は同3.3倍の2,228件だった。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly Fresh hostilities in Ukraine aimed at 'testing' US administration, say officials <1704-021503>
 欧州議会議員でウクライナ紛争にEUの強い関与を求めている議員たちが、この冬に親露武装勢力がウクライナ東部の Avsiyivkaで行った今までに類を見ない攻撃は、米新政権の出方を試したものとの見方を示した。
Avsiyivka の位置 (Google Map)】
2017.02.27 NHKニュース 米国務省 ウクライナ停戦合意順守 ロシアに求める声明 <1703-022705>
 米国務省報道官代行が26日、ウクライナ東部でこの数週間にわたり戦闘が増えていると して、親露派停戦合意遵守していない状況を注視しているとの声明を発表した。
 さらに今月24日には、
OSCEの監視団が親露派に狙われ、監視のためのUAVが奪われたとして非難しており、トランプ大統領がロシアと の関係改善に意欲を示す一方で厳しい姿勢を見せている。
2017.02.08 Jane's Defence Weekly Conflict Ukraine's Donbas region escalating into a 'seconf Debaltseve' <1704-020802>
 最近になって戦闘が再開されているウクライナ東部Donbasが、2015年1月に親露勢力がロシア製 Grad
MRLの砲撃数百名が犠牲になったDebaltseveの二の舞になることが懸念 されている。 ウクライナ外務省は1月31日、武装勢力は122mm MRL152mm MRLに併せて、120mm 及び82mm迫撃砲で砲撃を行っている。
 Donbasでは過去3年間の戦闘で1万人近くが犠牲なっており、その半分は非戦闘員である。
Donbas の位置 (Google Map)】
Debaltseveの位置 (Google Map)】
2017.01.31 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ東部で戦闘激化、政府軍と親ロシア派」

<1702-013103>
 ウクライナ東部で1月29日から30日にかけて政府軍と親ロシア派の間で戦闘が起き、これ までに兵士計7人が死亡した。
 ウクライナ内戦は2015年、ドイツなどの仲介でミンスク和平合意が成立し、停戦が続いていたが、昨年12月中旬に戦闘が 再開され、年を越して激化の様相を呈していた。
2016.10.26 Jane's Defence Weekly OSCE warns on enduring Ukraine conflict <01.pdf>1612-102601>
 ウクライナの監視を続けている
OSCE監視団の副団長が、全長500kmにも及ぶ戦線で、 お互いが50mもの近距離で対峙しているウクライナ軍とロシアに支援された武装勢力は、それぞれ複雑高度な補給路を維持して 継戦能力を高めていると警告している。
2016.08.17 Jane's Defence Weekly Kiev braced for nre separatist offernsive <1610-081702>
 ロシアはシリア内戦や米大統領選への介入を行っているが、ウクライナ東部の Donbas地域での新たな攻勢の準備を静かに進めている。
 国連の人権高等弁務官は、この2ヶ月間に於けるこの地域の民間人の負傷は過去最多で、7月にはこの1年間で最多を記録したと報告している。
2016.03.22 東京新聞

インターネット

「親ロ派独立を工作」 ロシア元隊員、ウクライナ介入証言 2年前クリミア併合後 <1604-032202>
 ロシアはウクライナ南東部全域を影響下に置こうとしたとの疑惑が持たれていたが、プーチン政権はクリミア半島併合 後間もなくウクライナ東部ハリコフ州などにも軍や情報機関の特殊部隊を投入していたことが、作戦に参加したロシア軍元特殊部隊員の証言で裏 付けられた。
 アフガニスタン侵攻作戦で知られる旧ソ連以来の最精鋭部隊で、シリア軍事作戦でも介入の最前線に投入された特殊部隊の元隊員によると、ロシアはクリミア併合直後 の2014年4月の段階でロシアは、ドネツク州ルガンスク州だけでなく、隣のハリコフドニエプロペトロフスクザポロジエヘルソンの4州でも親露の『人民共和 国』とする準備工作を行ったが、地元民が蜂起呼びかけに呼応せず計画は断念されたという。
2016.04.16 産経新聞

インターネット

ウクライナで交戦激化 東部情勢また不安定に <1605-041602>
 ウクライナ東部での親露派武装組織と政府軍の紛争で、欧州安保協力機構(
OSCE)の停戦監視団 が15日、交戦が激化していると報告し、昨年2月の停戦合意を順守するよう双方に自制を呼び掛けた。 ウクライナ東部が 再び不安定な状態に陥っている。 OSCE監視団が14日に確認した双方の停戦違反は4,000回以上だった。 ウクライナ軍報道官は15日、過去24時間に親露派から受 けた攻撃は昨年8月以来で最も激しかったと訴えた。
 ロイタ通信によると、今年3月に死亡したウクライナ兵は20名で、月間としては激戦があった昨年8月以来最多で、4月はこれまでにウクライナ兵7名が死亡した。
2016.03.22 東京新聞

インターネット

「親ロ派独立を工作」 ロシア元隊員、ウクライナ介入証言 2年前クリミア併合後 <1604-032202>
 ロシアはウクライナ南東部全域を影響下に置こうとしたとの疑惑が持たれていたが、プーチン政権はクリミア半島併合 後間もなくウクライナ東部ハリコフ州などにも軍や情報機関の特殊部隊を投入していたことが、作戦に参加したロシア軍元特殊部隊員の証言で裏 付けられた。
 アフガニスタン侵攻作戦で知られる旧ソ連以来の最精鋭部隊で、シリア軍事作戦でも介入の最前線に投入された特殊部隊の元隊員によると、ロシアはクリミア併合直後 の2014年4月の段階でロシアは、ドネツク州ルガンスク州だけでなく、隣のハリコフドニエプロペトロフスクザポロジエヘルソンの4州でも親露の『人民共和 国』とする準備工作を行ったが、地元民が蜂起呼びかけに呼応せず計画は断念されたという。
2016.01.27 Jane's Defence Weekly Reports detail Ukraine defence plants stoln, relocated to Russian <1603-012704>
 ウクライナのDonbass地方東部でウクライナ軍の作戦を支援している民間軍事組織'Stop Terror'がまとめた報告書によると、この地域にあるウ クライナの軍事生産設備が略奪されロシアに運び込まれているという。
 同組織が調査した10ヶ所の工場で、民需、軍需の設備がロシア領内に運ばれ、ロシア軍や親露派武装組織の管理下に置かれているという。
2016.01.17 日経新聞

インターネット

ウクライナ国連大使「親ロ派の挑発続く」 東部の戦火なお深刻 <1602-011702>
 ウクライナの国連大使が日本経済新聞の取材に応じ、ロシアの介入で危機が広がるウクライナ東部について散発的な発砲 や軽装備の武器による戦火はほぼ毎日のことと述べ、依然として深刻な状況であると述べ、親露派による挑発行為が続き、 解決からはほど遠いと訴えた。
2015.12.17 Stars & Stries NATO looks to boost ties between its special forces, Ukraine military <1601-121708>
 ロシアウクライナ東部への軍の展開を否定し続けていたが、プーチン大統領が17日に初めて これを認めた
 プーチン大統領の発言から数時間後に、ウクライナのポロシェンコ大統領と NATO のストルテンベルグ事務総長が NATO 本部で会談し、NATO の特殊部隊とウクライナ軍の連携強化で合意した。
 NATO は非加盟国であるウクライナに対し、指揮統制、兵站、衛生、サイバ防衛などの分野で資金面含む協力を行う。
2015.10.03 Defense News Baltic states develop military coms, radar capabilities amid Russia EW fear <1511-100303>
 ロシアがウクライナ東部で高度な
ECM を用いてレーダや通信の妨害を行っているのを受け、 バルト諸国がその対策を急いでいる。
 リトアニアはベラルーシとの国境に配備していたロシア製の P-18 及び P-37 レーダを新型の3基と換装する。
 ラトビアは ThalesRaytheon社から複数の AN/MPQ-64F1 Sentinel レーダを$22.7Mの FMS で 購入した。
 エストニアは2007年に大規模なサイバ攻撃を受けて以来、サイバ攻撃対策を強化している。
【エストニアへのサイバ攻撃関連記事:0711-052101 (産経新聞 2007.05.21)】
2015.09.09 NHKニュース 国連「ウクライナ東部停戦合意守られていない」 <1510-090902>
 国連人権高等弁務官事務所が8日、ウクライナ東部の人権を巡る最新状況を発表し、政府軍と親露派の戦闘が始まった昨年4月半ば以降、これまで 7,962人が死亡し、17,000人以上がけがをしたことを明らかにした。 このうち、8月15日までの3ヵ月間の死傷者は400人を超え、その前の3ヵ月間より二倍以上に増えたことか ら、ことし2月の停戦合意以降、ウクライナ東部の状況はむしろ悪化しているとしている。
 国連人権高等弁務官事務所の担当者は、ウクライナ東部では、ロシアの支援外国人の戦闘員や武器の流入が続き、 国際法に違反していると、改めてロシア政府の関与を指摘したうえで、停戦合意が守られていないと強い懸念を示した。
2015.07.18 Military Times Ukraine rebels: Ready to pull back tanks, smaller weapons <1508-071804>
 ウクライナでは2月の停戦以来、双方の停戦違反が頻発しているが、親露派 指導者が18日、境界線の3km以内から戦車や100mm以下の火砲を搭載する装甲車両を撤収する準備が完了していると述 べた。
2015.06.19 毎日新聞

インターネット

ウクライナ:親露派が停戦ライン攻撃…米、露は国際法違反 <1507-061901>
 米国務省報道官が18日、ウクライナ東部でロシアと親露派武装勢力の連合部隊が停戦ラインのウクライナ 政府支配側にある拠点を重火器で攻撃したとの情報があるとして懸念を表明した。 カ攻撃情報があるのはドネツク州中部のマリンカや南部の シロキネなどであるという。 同報道官は、攻撃には停戦合意で禁じられた重火器を使用しているとし、ロシアに直接の責 任があるり国際法違反だと批判した。
 ロイタ通信によると、ウクライナ軍報道官が同日、過去24時間に東部での戦闘で兵士3人が死亡、14人が負傷したと述べた。
2015.06.04 Defense News NATO chief: Ukraine truce 'very fragile' <1507-060408>
 ストルテンベルグ NATO 事務総長が4日、2月に結ばれたウクライナの休戦協定は、無意味になりつつあ ると警告した。
2015.06.04 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ 戦闘再発…東部ドネツク州、市民ら20人死亡」

<1507-060403>
 ウクライナ東部ドネツク州で3日、政府軍と親露派武装勢力の戦闘が数ヵ所で再発した。 現地 からの報道によると、停戦合意に違反した重火器の使用などにより、市民を含む20人以上が死亡し、親露派が今年2月の停戦直後に同州の要衝デバリツェボ を制圧して以来、最大規模の衝突となった。
 ウクライナ政府軍などの説明によると、3日未明に親露派の最大拠点ドネツク市の西側に位置する政府軍支配地域のマリンカやクラスノゴロフカに砲撃があった。 その後 10両以上の戦車と約1,000名の戦闘員による攻撃が続いたという。 ウクライナ政府軍報道官は、敵は進撃を試みてきたが 、大規模攻撃とまでは言えないと分析した。
2015.06.04 日経新聞

インターネット

親ロ派、ウクライナ東部に侵攻か <1507-060402>
 ウクライナ軍が3日、親露派武装勢力の1,000人規模の戦闘員が主要都市ドネツク近郊の町マリインカに 侵攻したと発表した。 地元メディアによると一時大規模な戦闘となり、軍の兵員2人が死亡した。 マリインカは政府側がまだ管理下に置い ているとみられる。 ヤツェニュク首相は、ロシアが親露派に軍事侵攻を命じたと非難した。
 一方、親露派幹部はマリインカへの攻勢を否定し、政府軍の攻撃に自衛を迫られたと説明した。
2015.05.19 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ 政府軍『ロシア軍大尉と軍曹を拘束』と発表」

<1506-051901>
 ウクライナ軍参謀本部が18日、政府軍が16日にルガンスク郊外で、大尉と軍曹のロシア軍人2人を拘束 したと発表、ロシアが軍をウクライナに投入している明らかな証拠だと主張した。 ウクライナ内務省は、軍曹とされる男性はロシア軍情報機関に 所属し、監視活動を目的に14人のチームで現地入りしていた。
 こうした情報についてロシア大統領報道官は18日、ウクライナ東部にロシア軍はいないと従来の主張を繰り返したが、ロシア国防省報道官は同日、2人がロシアの退役軍人 であることを認めた。
2015.05.07 東京新聞

インターネット

親ロ派は「4万人以上」 ウクライナ大統領 <1506-050701>
 ウクライナのポロシェンコ大統領が6日に国家安全保障防衛会議で、政府軍との紛争を続ける東部の親露派武装組織は4万人以上 いると述べ、国防力を強める必要性があると強調した。 またロシア軍は国境地帯に、昨年7月の約1.5倍となる 5万人以上が集結し、親露派への武器、弾薬、燃料などの補給を続けていると語った。
 大統領は、将来的 NATO 加盟を目指す方針も重ねて表明した。
2015.05.01 産経新聞

インターネット

ロシア、新たな攻勢準備も 米軍幹部 <1506-050102>
 米欧州軍司令官のブリードラブ空軍大将が4月30日、ウクライナ東部をめぐる2月の停戦合意後、ロシア軍が 親露派武装組織への補給や訓練を行っているとして、新たな攻勢の準備を進めている可能性があるとの懸念を示した。
 同司令官は、ロシアが過去にも一時的な停戦状態の間に態勢を強化し、新たな攻勢に出たことが何回もあったと強調した。
2015.04.23 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ情勢 『露が防空システムを前線配備』米が合意違反と非難、兵力は最大規模に」

<1505-042303>
 米国務省報道官代行が22日、ロシアがウクライナ東部の親露派武装勢力を支援するため、防空システムを追加配備してい るとし、2月の停戦合意に違反していると非難する声明を発表した。 またウクライナ国境付近のロシア軍の兵力は、昨年10月以来で 最大規模になったとした。
 声明は、ロシアと親露派勢力が合意で禁じられた地域で相当数の火砲や
MRL を配備し続けているしているとした上で、露軍 が防空システムの一部を前線近くに移動させたとの見方を示した。
2015.04.18 Defense News Kiev lists Russian military units allegedly in Ukraine <1505-041801>
 ウクライナ陸軍参謀総長が18日、ウクライナに侵入しているロシア軍の一部ついて、以下のように初めてその部隊名を特 定した。
 ・第15機械化歩兵旅団
 ・第8機械化歩兵旅団
 ・第331空挺連隊
 ・第98空挺師団
2015.04.15 Yahoo 時事通信記事

「ウクライナ東部に訓練施設=ロシア」

<1505-041501>
 米国防総省報道部長が14日、ウクライナ東部ロシアが複数の訓練施設を設営したと述べ、懸 念を表明した。
 施設では、親ロシア派武装勢力が砲撃訓練などを受けているという。
2015.04.14 Military Times Canada to join U.S. effort to train Ukrainian troops <1505-041405>
 カナダウクライナ軍の訓練要員として200名の部隊を派遣し、米英軍と共に任に当たる。 加 国防省によると150名がポーランドの国境に近い Yavoriv にある NATO の訓練センタに派遣するほか、25~30名をウクライナ西部にある地雷処理センタに派遣する。
2015.04.13 NHKニュース ウクライナ東部で戦闘か 停戦合意順守を <1505-041304>
 ウクライナ東部に停戦監視団を派遣している欧州安全保障協力機構 (
OSCE) が12日、ウク ライナ東部の一部の地域で、政府軍と親露派の間で激しい戦闘があったと発表した。
 このうちドネツク周辺では戦車や重火器なども使用され、12日の午前9時半すぎから午後3時までの5時間余りの間に、 1,166回もの爆発音が聞こえたとしている。 また、アゾフ海に面したマリウポリ近郊でも、11日と12日に 迫撃砲などによる爆発音を確認したという。
2015.03.25 Jane's Defence Weekly LCMR working well for Ukraine, says US general <1505-032503>
 在欧米陸軍司令官が3月17日、ウクライナに供与した AN/TPQ-49 軽対迫レーダ (
LCMR) が、 予想以上の成果を上げていると述べた。 LCMR は米陸軍が20基供与するもので、最初の1基は2014年末に引き渡されている。
 LCMR は20分で整置できる対砲迫レーダで、飛来する砲迫弾を自動で捕捉追随し、発射位置の標定ができる。
2015.03.12 Yahoo 時事通信記事

「米、ウクライナに無人機供与へ=高機動車230台も」

<1504-031201>
 米政府高官が11日、ウクライナ政府Raven 小型 UAV や HMMWV 230両 を供与する方針を決め、ウクライナ側に伝えたことを明らかにした。
 ロイタ通信によれば、このうち装甲を強化した HMMWV 30両が、数週間以内にウクライナに到着する見通しという。
2015.03.11 NHKニュース 米 ウクライナ東部でロシア軍兵士400人超死亡 <1504-031104>
 米政府でヨーロッパやロシアに関する政策を担当するヌーランド国務次官補が10日、議会上院外交委員会の公聴会でウクライ ナ情勢について証言し、ウクライナ東部での戦闘にロシア軍の兵士が送り込まれており、このうち400~500名が死亡 したという見方を示すとともに、ロシア政府が死亡した兵士の家族に対して騒ぎを起こさないよう圧力をかけていると非難した。
2015.03.06 産経新聞

インターネット

ウクライナに軍用装備品供与 英国防省発表 <1504-030605>
 英国防省が6日、ウクライナ軍に対し£850,000(1億5,000万円)相当の非殺傷性軍 用装備品を供与すると発表した。 数週間以内に提供するという。
 英国は先月、ウクライナ軍の訓練支援などのため、英軍要員75名をウクライナの非戦闘地域に派遣する方針も発表している。
2015.03.06 NHKニュース 監視団 ウクライナでの重火器撤去確認できず <1504-030603>
 ウクライナで活動を行う
OSCE監視団の副団長が5日、東部での戦闘は比較的落ち着いている と指摘する一方、停戦の合意に基づいて撤去することになっている重火器について、政府軍と親露派の双方が前線から移動させ ている様子はうかがえるものの、必要な場所に自由に立ち入ることができず、双方から提供される情報も十分なものではないと述べ、現段階では重火器が撤去し かことは確認できていないことを明らかにした。
2015.03.06 東京新聞

インターネット

ロシア、クリミアで軍事演習 2千人規模、米欧けん制か <1504-030601>
 ロシア国防省が5日、ロシア軍がクリミア半島などロシア周辺各地で2,000名以上を動員して演習を開始 したと発表した。 4月10日まで行われる。
 また、グルジア国内で親露派が一方的に独立を主張しているアブハジア自治共和国と南オセチアで も行われる。 更に、カリーニングラードでも5日に、3月末までの演習を開始した。
2015.03.04 Yahoo Record China 記事

「ウクライナ外相、『停戦後も緊迫化、ロシアは正規軍も派遣』『国境完全封鎖が必要』=防衛兵器の早期提供を要望―東京で記者会見」

<1504-030402>
 ウクライナのクリムキン外相が3日、ロシアが同国東部の親ロシア派勢力を継続的に支援しており、兵器や資金の供与だけで なく、ウクライナ東部でロシア正規軍も派遣されていることを明らかにした。 同外相によると、政府側が維持しているマリウポリ でも、親露派武装勢力が近郊に軍を展開していると指摘した。 東部全般でも困難な情勢で、緊張状態が続いていると し、ロシアから越境してくる大量の兵員や最新鋭の兵器が不安定要因になっているとし、ロシアとの国境を完 全に閉鎖する必要があると述べた。
 その上で米国が検討している防衛目的の兵器や装備の提供に関し、通信機器や監視用無人機など非殺傷武器の早期提供を要望 した。
2015.03.04 Defense News US envoy: thousands of Russian troops in east Ukraine <1504-030410>
 ある駐欧州米国大使が4日、ロシアがウクライナに数千名規模の部隊を投入していると述べたが、米国務省のヌーランド次官が議会軍事委員会で、ロシアは12月以来、戦車、装甲 車、ロケット砲、重砲を含む数百の装備をウクライナに搬入したと述べた。
 その上で、米国と同盟国はロシアに対し、更に厳しい経済制裁を科す用意があるとも述べた。
2015.03.04 Military Times Official: Obama still weighing sending arms to Ukraine <1504-030408>
 共和党員である米議会下院外交委員会委員長と民主党の有力委員がオバマ大統領に対し、ロシアに対抗しているウクライナの支援強化 するよう圧力を強めているが、駐ウクライナ米大使は4日、この問題について大統領は未だ決断していないと述べた。
 米政府機関は大統領に対しウクライナへの武器供与を進言しているが、欧州諸国の多くは、ロシアとの代理戦争拡大を恐れ、武器供与 に反対している。
2015.03.03 Defense News US soldiers readying for Ukraine deployment <1504-030305>
 米陸軍がウクライナ軍の訓練のため、一度に300名の部隊を交代でウクライナ西部の Yavoriv 演習場にある国際平和維持安全保障センタ (
IPSC) に派遣する準備を進めている。
 米軍はすでに、L'viv 国際空港から IPSC まで輸送する50人乗りのバス7台を、3月5日から10月31日まで手配している。
2015.03.02 NHKニュース 親ロシア派『重火器撤去』 政府軍側『実際にはされず』 <1504-030201>
 ウクライナ東部では、2月15日に発効した停戦合意に基づいて、停戦ラインから重火器を撤去 することになっていて、ドネツクを拠点にする親露派の幹部は1日、最後の砲撃部隊が引き揚げ、重火器の撤去作業が完了した と発表した。
 これに対し、ウクライナの国家安全保障国防会議の報道官は1日、親露派は昼に重火器を後退させ、夜間に戦線に戻している と述べ、親露派の主張は偽りだとし、その うえで親露派は政府軍がいるマリウポリなどへの攻撃を準備していると非難した。
2015.02.28 毎日新聞

インターネット

ウクライナ:東部情勢、緊張続く <1503-022802>
 停戦合意の履行が焦点になっているウクライナ東部情勢について、ウクライナ政府は親露派が部の重火器しか撤去せ ず、30分以内に戻せるようにしていると非難し、重火器を南部マリウポリ付近に移動していると指摘した。
 ストルテンベルグ NATO 事務総長が26日、ロシアはこの数ヶ月、ウクライナ東部に戦車や大砲、SAM など 1,000点を超える武器を持ち込んでいるが、これを撤去し親露派支援をやめるべきだと、ロシアも重火器撤去を行うべきだとの考えを示した。  米情報当局者は、ロシアの支援を受けた親露派武装勢力が南部マリウポリへの攻撃を近い将来行うと見ている。
2015.02.27 日経新聞

インターネット

政府軍兵士3人が死亡 ウクライナ東部の戦闘 <1503-022704>
 ウクライナ政府軍の報道官が27日、親露派武装勢力との戦闘によって前日からの24時間で政府軍兵士3名が死亡したと 発表した。
 26日に始めた前線からの重火器の撤去は続けるものの、ポロシェンコ大統領は27日の演説で、ロシアへの警戒を保つように呼びかけた。
2015.02.26 Yahoo ロイタ通信記事

「ウクライナ東部で重火器撤去開始、停戦順守へ」

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 ウクライナ軍が26日、停戦合意に従い、親露派武装勢力との紛争が続いている同国東部の停戦ラインから重火器の撤去を開始 したと発表した。 15日に発効した停戦合意が順守に向け動き始めた可能性がある。 親露派武装勢力は停戦合意に基づき、 2日前に重火器の撤去を開始したが、ウクライナ側は戦闘は続いているとして、撤去に応じていなかった。
 ウクライナ軍は声明で、停戦ラインから口径100mmの重火器の撤去を本日開始し、欧州安保協力機構 (OSCE) が撤去作業の監視にあたることを明らかにした。
2015.02.24 Military Times U.S. troops heading to Ukraine to give medical training <1503-022304>
 米軍当局者が、ウクライナ軍に対する戦時衛生訓練のため、来週5~10名の 軍人を同国西部に派遣すことを明らかにした。
 これはウクライナ軍への訓練の二回目で、2014年にもウクライナ軍兵士300名に対し戦時 衛生の訓練を行っている。
2015.02.24 毎日新聞

インターネット

ウクライナ:港湾都市で緊張高まる 親露派部隊集結か <1503-022401
 ウクライナのドネツク州南部で戦略的重要性が高い政府側拠点マリウポリを巡り、政府軍と親露派 武装勢力の間で緊張が高まっている。 政府軍は23日、マリウポリの東20kmの村シロキノ親 露派から攻撃を受けて兵士2名が死亡したと発表し、地元メディアは、親露派部隊が集結していると報じている。
 政府軍作戦本部副本部長は、敵は停戦を利用して軍事力を集結させ、マリウポリ方面への突撃の試みをやめていないと親露派側を非難している。
2015.02.22 NHK

インターネット

“ロシアの戦闘関与の証拠”武器の残骸を公開 <1503-022201>
 ウクライナ政府は、ロシアが東部での戦闘に直接関与している証拠だとして、現地で回収し た戦車やミサイルなどの残骸を公開し、改めてロシアを強く非難した。
 このうち T-64 戦車はウクライナ軍が保有したことがなく、またクラマトルスクに着弾した Smerch と呼ばれるロケ ット弾も、ウクライナ軍が所有していたものではないという。 このほか、兵士の証明書や軍服、食料品なども展示して、ロシアが直接関与している証拠だと強調してい る。
2015.02.21 NHK

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ロシア大統領 軍事力強調しウクライナ政府けん制 <1503-022103>
 ウクライナ東部で政府軍と親露派との停戦合意の発効から1週間となるのを前に、親露派の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領が20日、 誰もロシアを軍事面で上回ることはできず、いかなる圧力に対しても答えを出す用意があると述べ、ウクライナ政府や 欧米をけん制した。
 さらに、ロシア政府は20日、親ロシア派が制圧したデバリツェボに食料品などの人道支援物資を初めて送り、親ロシ ア派を後押しする姿勢を改めて示した。
2015.02.21 Yahoo ロイタ通信記事

「親ロ派への支援継続は国際秩序への脅威、米国がロシアに警告」

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 米国務省報道官が21日、ウクライナ情勢をめぐり、停戦合意にもかかわらずロシアが親露派への支援を継続している ことは現代の国際秩序への直接的な脅威であり、新たな代償を伴う可能性があると警告した。
2015.02.20 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシアの戦車・ミサイルシステムが越境、ウクライナ政府軍主張」

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 ウクライナ政府軍報道官が20日、ロシアの戦車20両以上、ミサイル10個システムと、 多数の兵士が国境を越え、親露派勢力の支配下にあるウクライナ南東部の町、ノボアゾフスクに向かったと述べた。
2015.02.19 NHK

インターネット

平和維持部隊要請に親ロシア派反発 <1503-021903>
 ウクライナ政府国連安保理に、ウクライナ東部への平和維持部隊の派遣を要請することを 決定したのに対し、親露派は停戦合意違反だと反発を強めている。
 平和維持部隊の派遣は、ウクライナをみずからの勢力圏と見なすロシアも難色を示す可能性があり、欧米とロシアの新たな対立の火種となるおそれもある。
2015.02.19 朝日新聞

インターネット

ウクライナ軍、東部要衝から撤退開始 戦闘終息なるか <1503-021901>
 停戦発効後も激しい戦闘が続いていたウクライナ東部のデバリツェボで18日、ウクライナ政府軍が 撤退を始め、事実上親露派が制圧した。
 ウクライナ東部の鉄道網が集中する要衝デバリツェボを巡っては、15日の停戦発効後も親露派が停戦合意の範囲外と主張して戦闘を続けていた 。 親露派に包囲されたウクライナ軍は補給路を断たれていた。
2015.02.18 Yahoo ロイタ通信記事

「デバリツェボの一部、親ロシア派が奪取=ウクライナ国防省」

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 ウクライナ国防省が17日、ドネツク州デバリツェボの一部地域を親露派が政府軍から 奪ったと明らかにした。
 双方の間で市街戦が行われているという。
2015.02.17 Yahoo 毎日新聞記事

「ウクライナ 要所デバリツェボに親露派攻勢『我々の領土』」

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 停戦合意したはずのウクライナ東部情勢は、親露派武装勢力が17日にドネツク州デバリツェボで攻勢 に出たことで一気に緊迫の度を増した。 親露派の行動からは、停戦が固定化する前に交通の要衝デバリツェボを完全に押さえ、東部の実効支配 地域を拡大する狙いが透けて見える。
 デバリツェボでは、ドネツク、ルガンスク両州を結ぶ主要道路と鉄道が交差し、更に北に延びる幹線道路は首都キエフにつながるため戦略的価値は非常に大きい。 この ため親露派がデバリツェボを攻略すれば、両州にまたがる実効支配地域の掌握を一層強めることができる。
2015.02.17 Yahoo 産経新聞記事

「ウクライナ情勢 東部ドネツク州の攻撃に『重大な懸念』 米国務省が声明」

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 米国務省報道官が16日、ウクライナ東部の紛争をめぐる停戦合意にもかかわらず東部ドネツク州デ バリツェボ周辺の情勢が悪化しているとして、重大な懸念を表明する声明を発表した。
 声明によると、ロシアの支援を受けた親露派武装勢力は攻撃を続行し、直近の24時間でウクライナ側に129回の砲撃を加え、5人が死亡、25人が負傷した。
2015.02.16 Yahoo ロイタ通信記事

「停戦後もウクライナ東部で戦闘続く、外相『親ロ派が112回攻撃』」

<1503-021603>
 ウクライナ東部では15日午前0時に政府軍と親露派武装勢力の間で停戦が発効したが、デバリツェボ では16日も戦闘が継続しており、ウクライナ政府軍の関係筋は、停戦発効後にウクライナ政府軍の兵士4人が死亡し、21人が負傷したと明 らかにした。
 親露派はこの地域は停戦合意は適用されないと主張している。