2015.09.10 | Record China | 韓国空軍主力戦闘機 KF-16 に存続の危機、戦闘機の識別できない?=「早く国産機をつくれ」「もう米国製の戦闘機を買うのはやめよう」―韓国ネット | <1510-091003> 韓国空軍は2014年から KF-16 の搭載コンピュータの更新、JTIDS の搭載、 IFF の更新など、改良予算を計上しているが、受注した BAE社が大幅な値上げを要求したため改良計画 が中断している。 米国と同盟国の IFF は、2020年に Mode 4 から Mode 5 に変わり、100~200km離れていても味方機を識別できるようになるが、KF-16 は改良計画 を来年開始しても、2020年では80%以上が、相手の戦闘機を識別できなくなると懸念される。 |
2014.08 | International Defense Review | Selex to upgrade NATO air defence radars | <1410-080010> Selex ES社がトルコの RAT 31DL レーダ3基の改良を受注した。 改良では Mode 5 IFF や Link 11 が取り付けられる。 RAT31DL は距離440km、高度98,000ftを覆域とするレーダで、NATO の航空統制システム ACCS の一部として 5ヵ国が13基を装備している。 |
2012.12 | Jane's Missiles & Rockets | MEADS IFF subsystem completes certification trials | <1301-120023> MEADS が装備する Mode 5 IFF である Mark Ⅻ/ⅫA の試験が完了した。 |
2012.08 | International Defence Review | Mode 5 IFF for France Army | <1209-080023> Cassidian社が仏軍から、MSR 1000 短距離 IFF 装置150基を受注した。 この装置は2014年中頃に納入され、仏陸軍の Mistral や空軍の Crotale NG に取り付けられる。 |
2009.12.07 | Aviation Week & ST | New IFF completes tests | <1001-120701> 米国とフランスが新型 IFF のインターオペラビリティ試験を完了した。 この IFF は New Generation Mode S/Mode 5 と呼ばれ、対地航空攻撃時の友軍相撃を低減できる。 |
2009.12 | International Defence Review | MEADS scores US clearance approvals | <1002-120031> MEADS に Selex社製 IFF を採用することが米国家保安庁で承認され、初の米国外製暗号装置の採用となった。 MEADS は2010年8月にシステムレベルの最終設計審査 (CDR) を終える計画で、2012年には LRIP 移行が決定すると共に発射試験が開始される。 発射試験は WSMR と Kwajalein島の Reagan Test Site に二回に分けて行われ、2014年に米陸軍で IOC になる計画である。 |
2009.12 | Jane's Missiles & Rockets | MEADS will use non-US cryptographic device | <1002-120024> 米国家保安庁が MEADS にイタリア Selex社製で欧州方式の IFF を採用することを承認した。 同方式は従来 方式より優れているが米国ではまだ採用されておらず、欧州では既にレーダや民航機に採用されている。 MEADS ではこの IFF を、UHF 監視レーダと X-band MFCR レーダに取り付ける。 |
2008.06.25 | Jane's Defence Weekly | Thales shows Reverse IFF system | <0808-062505> Thales社が、航空機の対地味方識別に使う Reverse IFF を公表した。 Reverse IFF では航空機の応答機が1,30MHzに替えて1,090mHzの送信を、 地上の質問機が1,090MHzに替えて1,030MHzを送信するもので、有効範囲は50kmである。 |
2007.05 | International Defence Review | French friend or foe | <0711-050002> フランスが Thales社に NATO 標準の Mode 5 IFF の開発と量産を発注した。 Mode 5 IFF は現有の Mode 4 IFF より秘匿性が高い。 |
2006.03.13 | Inside the Army | SMDC Chief: Redesigned PAC-3 software to be fielded by next year | <0608-031304> SMDC は、PAC-3 味方識別用ソフトウェアの改善が順調に進んでおり、2007年末までに部隊 配備する見通しを明らかにした。 ソフトウェアー改善は、2003年に相次いで発生したイラクでの友軍誤射の原因が識別機能の不備によると判明したためで、2004年以降 $41.6Mを投じてソフトウェアーの再設計を行っている。 |
2004.05.17 | Inside the Army | Missile defense exparts debate viability of Patriot fratricide theory | <0413-051701> 昨年の春にイラクで発生した Patriot による2機の友軍機誤射について、MIT の Postal教授が発表した原因の是非を巡って論争が起こ っている。 同教授は過密な電磁環境下でレーダーが誤作動したとの見解を発表したが、陸軍の SMDC で主任研究員として 勤務していた Collier氏をはじめとする専門家の間から、極めて根拠に乏しいとこれを否定する意見がでている。 陸軍は調査結果が未だ出ていないとして言明を避けている。 |
2004.05.17 | Inside the Army | U.K.report blames Patriot system for fratricide in Iraq | <0412-051706> 英国政府はこのほど、昨年3月にイラクで発生した Patriot中隊による英空軍 Tornado機の撃墜事案に関する空軍調査結果を公表した。 報告によるとクウェートに帰還する Tornado機は高度17,938ftで飛行中、IFF の Transponder が正常に作動せず 、応答しなかったことから、中隊は ARM と誤認し、ミサイルを発射し撃墜したとしている。 空軍は対策として IFF の改善と確実な飛行前点検、地上部隊との空地通信リンクの構成を行うとしているが、Patriot の ARM 認識プ ログラムについても更に改善する必要があると提言している。 |
2004.04.26 | Inside the Army | MIT Prof offers theory for what caused Patriot fratricides in Iraq | <0409-042610> マサチュセッツ工科大の教授がイラクでの Patriot による友軍誤射に関する独自の調査結果を発表し、軍やメーカに波紋を生じている 。 教授は多くの Patriotレーダーが狭い地域に展開した結果、同時に追随した信号が TBM と 誤認されたものと推測しており、軍の公式見解を求めている。 |
2003.05.19 | Inside the Army | Patriot funding boost would include improvements to friendly fire | 米下院軍事委員会は FY-04 の PAC-2 改善予算として $10M を追加することを提案している。 これはイラク戦で Patriot による3度の友軍誤射が発生したことに対する措置で、改善内容には IFF 能力向上が含まれている。 なお軍による原因調査は継続中だが、人為ミスよりもソフトウェアーの欠陥の可能性が高いとみられる。 |
2003.04.07 | Defense News | New questions surround Patriot missile system | 米英軍当局は Raytheon 技術者とイラク戦での Patriot システムによる友軍誤射原因の調査を進めている。 Patriot はこれまでに 米軍が少なくとも 3発の PAC-3 を、クウェート軍が 21発の PAC-2 GEM を発射し、 Ababil-100 及び Al Samoud-2 短距離ミサイル計 8発の迎撃に成功している。 反面、3月24日には英空軍の Tornado を撃墜した。英軍機への誤射については IFF 装置の故障の公算が高いとしている。 30日には米空軍のF-15をロックオンしたため逆にARM でレーダーを破壊されている。 また4月2日には米海軍の F/A-18C がカルバラか ら帰投中に墜落し、中央軍は Patriot による誤射の可能性を示唆している。 地上からの攻撃を避けるためパイロットが IFF を切っていたため撃墜された可能性も否定できないとされている。 |
2003.03.31 | Inside the Army | Ft.Bliss team deployed to investigate Patriot friendly fire incidents | クウェート国境付近で、Patriot 中隊が誤って英空軍の Tornado 戦闘機を撃墜した事故について、AMC は Ft.Bliss
の防空センターから直ちに調査チームを現地に派遣し原因の追求を開始した。 また、陸軍は空軍の F-16 を Patriot レーダーが捕捉追随し、逆に攻撃を受けてレーダーを破壊された件についても別途調査を開始し た。 なお、中央軍司令部は先週 Patriot 交戦規定の見直しを行っていることを明らかにしている。 今回の事故原因として、連合作戦の不備、人為的ミス、環境状況及び電気的故障が考えられ、Tornado のケースでは IFF が故障した公 算が高いとされている。 |