「イランに『テポドン2』 北、供与めぐり秘密交渉」
「イラン、ウラン精鉱の自給体制確立を発表」
「遠心分離機の破損認める=ソフトにウイルス感染―イラン大統領」
「謎のサイバー攻撃?イランの濃縮施設一時停止」
「イランのミサイルは中国の“パクリ版”採用、性能は劣悪=ロシア」
「ミサイル売却破棄、イランに賠償へ=ロシア」
「核計画にサイバー攻撃か=産業関連 PC 3万台にウイルス―イラン」
「ロシア、対空ミサイルのイラン売却禁止 大統領署名」
「軍事的選択肢ある=イラン核問題で米国防長官」
「『最短1年余で核爆弾製造可能』イラン IAEA 報告書で英専門家」
「イラン20%濃縮ウラン、22キロに…IAEA が報告書」
「イラン、初の国産小型無人爆撃機を公開」
「第3の濃縮施設、来春着工=イラン原子力庁長官」
「イラン、2年で核兵器製造 米 CIA 長官」
「ロシア、イランへのミサイルシステム売却を凍結へ=報道」
「『新世代』F14 戦闘機を保有=国産レーダーや改良エンジン搭載−イラン軍幹部」
「イランのミサイル、2015年までに米射程圏の可能性=米国防総省」
「米国防総省、イラン核施設に対する軍事計画の見直しに着手」
「イランの核爆弾製造、おそらく3〜5年内に可能=米当局者」
「新型短距離ミサイル イラン、生産開始 船舶攻撃用か」
「イラン、3月から新たなウラン濃縮施設を2ヵ所建設へ」
「イランは既に核兵器保有と米国人71%、軍事手段の支持59%」
「イラン核、『核弾頭開発の可能性』IAEA 報告書」
「イラン、20%ウラン濃縮、あす開始= IAEA 案頓挫、核問題で緊張必至」
「国産ロケット打ち上げ=偵察衛星など3個公開−イラン」
「イラン、高濃縮ウラン製造へ…大統領が表明」
「イラン核問題で米国が『緊急対応手段』を作成、米軍司令官」
2010.12.29
Yahoo
産経新聞記事
<1101-122902>
朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が28日、北朝鮮がイランとの間で、Taepo Dong-2(射程6,000km)の
供与に関する秘密交渉をしていることを明らかにした。 情報筋によると、ミサイル開発に携わる SHIG社の幹部らで構成されたイランの代表団が10月上旬と12月
上旬の2回訪朝し、Taepo Dong-2 本体と関連技術の移転に加え、長射程化に向けた話し合いも行われた。
同筋によると、イランが最近行った Sajil-2 (射程2,000〜2,500km)の試験は失敗した。 イランは Sajil-2 の試
験を5回行ったが、失敗に終わった5回目は試験の事実を公表していない。
2010.12.05
Yahoo
読売新聞記事
<1101-120501>
イラン原子力庁長官が5日、ウラン精鉱(イエローケーキ)の自給生産体制を確立したと発
表した。 南部のガチン鉱山で採掘したウラン鉱石を原料として、同鉱山近くの工場で生産したという。
イランはこれまで、王政時代の1970年代に南アフリカなどから輸入したウラン精鉱などを使用してきた。
2010.12
Jane's Missiles & Rockets
Iran's Qiam 1 confirmed as finess 'Scud'
<1101-120010>
ネット上に流れている写真からイランの Qiam 1 は、Scud を元にしている Shahab 1/2 の無尾翼型であることが判
明した。 Qiam 1 はエンジンのノズル内に取り付けられた4枚のベーンで操舵される。
尾翼を取り外したことにより Qiam 1 は重量と抵抗が減少するため射程が延伸している模様である。
2010.11.29
Aviation Week & ST
Arming up
<1101-112907>
Hezbollah が最近、イラン製の UAV Ababil 数十機を装備していることからイスラエルが警戒している。 装備して
いるのは殆どが攻撃型の Ababil-T で、監視や通信の器材に代えて45kgの HE 弾頭を搭載してる。 最大速度は160kt
で150哩の航続距離がある。
Hezbollah は2006年に行われたイスラエル軍のレバノン侵攻作戦時に3機の攻撃型 Ababil をイスラエル領内に飛ばしたが、いずれも同国空軍機に撃墜された。 現在
装備している Ababil-5 (Mirsad) 偵察型 UAV は、昼夜カメラを搭載し、探知されることなくイスラエル領内に進入可能
であるという。
Hezbollah は40,000発以上のロケット弾を備蓄すると共に、射程700kmのシリア製 Scud-D 10基
程度も保有している模様である。
2010.11.29
Yahoo
時事通信記事
<1012-112903>
イランのアハマディネジャド大統領が29日、電子装置のソフトによって幾つかの遠心分離機が作動不能になったと述
べ、ウラン濃縮の遠心分離機がコンピュータシステムのソフトの影響で数基が破損したことを認めた。
【註】
事実であれば、サイバ攻撃でハードウェアの破壊を実施したことになる。
2010.11.24
Yahoo
読売新聞記事
<1012-112408>
IAEA が23日に理事国に配布した報告書で、イラン中部ナタンツにあるウラン濃縮施設の遠心分離器が今月16日に
稼働を一時停止していたことを明らかにした。 イランは22日、稼働を既に再開したと IAEA に通告したという。
報告書は停止していた期間や理由に言及していないが、謎のサイバ攻撃が原因との憶測も出ている。
2010.11.12
Yahoo
Searchina 記事
<1012-111201>
イランが自国で SAM を開発し、近日中に発射試験を行うことを明らかにした。 ロシアが
S-300 の売却契約を破棄したことに対する対抗措置とされる。 ロシアのメディアによると、イランが開発中のミサイルは、S-300 のかなり劣ったコピ
ーである HQ-9(中国の紅旗-9)の技術を採用したものという。
ロシアの専門家によると、イランはかねてから中国の技術によるミサイル開発を進めていて性能は急速に改善しており、S-300 の売却取り消し
は自主開発に拍車をかけるきっかけになった。
2010.10.20
Jane's Defence Weekly
Russia confirms cancellation of Iran's S-300 deal
<1011-102011>
ロシアが10月7日、イランとの間で2005年に締結した S-300 を$166Mで売却する
契約を破棄したことを確認した。
2010.10.18
Aviation Week & ST
Dangerous liaisons
<1011-101805>
弾道弾技術に関するイランと北朝鮮の連携は、イランが No Dong などの提供を行けるなど、かつては北朝鮮が主導
してきたが、その関係が最近では逆転している。
例えば10月10日に北朝鮮が公開したロシアの SS-N-6 を元にした BM25 IRBM ( = No Dong-B 右図下) は、既にイラ
ンで公開されている。 またこのパレードに登場した No Dong-A は、Shahab 3 と同じ三角錐の先
端形状になっている。
イスラエルにおけるミサイル防衛の責任者は、最近のイランの弾道弾は Scud のレベルを超え、弾着精度も100m程度に向上しているとしてい
る。
イランは更に中国の技術を導入しており、Fateh 110 は1995年に中国から導入した DF-11 の技術を元にしている。
Fateh 110 は更にシリアで M600 Zelzal になっている。
2010.10.07
Yahoo
時事通信記事
<1011-100701>
ロシアで国防産業を傘下に収める Rosteknologia社社長が7日、イランと結んでいた S-300 の売却契約を破棄し、イラン側への
賠償交渉を行うことを明らかにした。
2010.10
Jane's Missiles & Rockets
Armed UAV makes Tehran debut
<1011-100010>
イランが8月22日、Karrar 武装 UAV を公表した。 詳細は公表されていないが、胴体下に下げたのが Mk 82 250kg爆弾のコピーとすると全長
は5.4mになる。
専門家には Karrar を Denel社製 Skua か Tu-143 を元にしていると見る向きもあるが、余り似ておらず、むしろ BQM-74 Chukar U に似てい
る。
2010.10
Jane's Missiles & Rockets
Iran tests its latest ballistic missiles
<1011-100001>
イラン国防相が8月25日、二種類の新型弾道弾を公表した。
・Qiam 1
純国産の液体燃料弾道弾であるという。 形状は Ghadr や Shahab 1/2 などの初期の Shahab にており、Jane's社は写真から、全長9m、発射
重量2,700kg、射程300km、弾頭重量250kgと推定している。
・新型 Fateh 110
国防相によると新型 Fateh 110 の部隊配備は、数週間以内に開始される。
2010.09.29
Jane's Defence Weekly
Iran displays medium-range advanced ballistic missiles
<1011-092908>
イラン国防省が9月22日、第三世代の Fateh-110 を革命防衛隊 (IRGC) に配備した。 Fateh-110 は射程210kmと言
われ、射撃準備時間の短縮と精度の向上が図られている。 先端に誘導用の十字翼が取り付けられていて、発射機は SA-2 の発射機を元にしている。
2010.09.28
Yahoo
時事通信記事
<1010-092801>
シーメンスなどの産業関連コンピューターシステムに感染するウイルス『スタクスネット』が世界的に広がり、イラン核開発に関連した産業
コンピューター約3万台が影響を受けている。 イランへの影響が最も大きいとされるが、インドやパキスタン、インドネシアでもウイルスが確
認された。 対処には2ヵ月を要する見込みである。
専門家の間では、イラン核開発を狙ったサイバ攻撃との見方も出ており、イラン情報技術企業の幹部は、ウイルスの攻撃は続いていると語った。
2010.09.23
Yahoo
毎日新聞記事
<1010-092301>
メドベージェフ露大統領が22日、S-300 のイラン向け売却を禁止する法案に署名した。 ロシアは国連安保
理が6月に対イラン追加制裁を発動したことを受けて、引き渡しを凍結していたが、売却の禁止に踏み込んだ。
ただしイランとの間で2007年に結んだ売却契約を破棄した場合には$80Mの違約金が生じることから、完全に破棄したかどうか明らかでない。
2010.09.15
Yahoo
時事通信記事
<1010-091501>
ゲーツ米国防長官が14日、イラン核問題の解決に向けた最後の手段として軍事的選択肢もあるとの考えを表明した。
米政府高官がイラン核施設への空爆を意味する軍事的選択肢に言及するのは異例である。
2010.09.07
Yahoo
産経新聞記事
<1010-090702>
IAEA 事務局長が6日、理事会に配布した報告書によると、中部ナタンツでウラン濃縮活動を強化しているイランの20%濃縮ウランの製造量は、
4月時点の約四倍に相当する22kgに達し、3.5%の低濃縮ウランも2,803kg
製造した。 報告書はまた、イランが弾道弾搭載型核弾頭の開発を継続している可能性に改めて言及ている。
元米国務次官補代理で英国際戦略研究所のフィッツパトリック上級研究員は、イランは2003年のイラク戦争で中止した核爆弾の設計や管理の研究を再開している恐れ
が濃厚で、核弾頭の小型化は技術的に容易ではないが、最短では1年余もすれば核爆弾製造が可能になる危険性があるとしている。
2010.09.07
Yahoo
毎日新聞記事
<1010-090701>
IAEA 事務局長が6日に35理事国などに配布したイラン核問題の報告書によると、イランがこれまでに製造した20%濃縮ウランは22kgに達した。
前回5月の事務局長報告の時点では5.7kgだったことから、兵器化が懸念されるウランの高濃縮化が加速していることを示している。
2010.09.06
Aviation Week & ST
Show and tell
<1010-090608>
1970年代に米国から購入した MQM-107 標的機の模倣と見られ、南ア Denel社の Skua 標的機とも共通点がある。
・Qiam-1
射程1,000km以上の液体燃料 SRBM と言うが、胴径は Scud-C と同じで、弾頭形状は Shahab-3 の一種である Khadr-1 と似ている。
・改良型 Fateh-110
Fateh-110 の第三世代で、既にレバノンへ輸出したという。
2010.09.01
Jane's Defence Weekly
Iran unveils the Karrar, its latest armed UAV
<1010-090103>
イランが8月22日、武装 UAV Karrar を公表した。 Karrar は胴体下に500-lb爆弾1発、または各翼下に250-lb爆弾1発
ずつを搭載できると見られるが、イランが言うように精密誘導兵器を搭載するためのセンサは見あたらない。 また航続距離1,000kmと言うが必要な燃料を搭載するようにも見えない。
Karrar は従来のイラン製 UAV に比べて大型で、無人標的機を原型としている模様であるが、専門家は Denel社の Skua や Tupolev社のジェット標的機をヒント
にしていると見ている。
2010.09
Jane's Missiles & Rockets
Russia mulls cancelling Iranian S-300 deal
<1010-090015>
ロシアがイランに、少なくとも5個システムの S-300 (SA-20) を売却する件は、6月9日の
安保理決議第1929号で停止させられるのは明らかであるが、未だに決定はなされていない。
2010.08.23
Yahoo
日本テレビ報道
<1009-082302>
イラン政府が22日、国産初の小型 UCAV を公開した。
ペルシャ語で攻撃を意味する『カラール』と名付けられた小型 UCAV は、全長約4m、航続距離は1,000kmで、
巡航ミサイル4基を搭載できる。
2010.08.16
Yahoo
時事通信記事
<1009-081601>
イラン原子力庁長官が、第三のウラン濃縮施設の建設を2011年3月までに
開始すると明らかにした。
アハマディネジャド大統領が新たな濃縮施設10ヵ所の建設候補地を選定するよう指示していたが、同長官は候補地選定を終え、このうち1ヵ所の建設に着手すると述べた。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
Iranian ballistic-missile developments slower tha predicted
<1010-070003>
イランの弾道弾開発は予想より遅れており、南欧に届くとされる射程3,700kmの液体燃料
三段推進弾道弾の配備は2014〜2015年、固体燃料の Sejil 2 の配備は少なくとも4〜5年先
になる。 また、最悪20世紀末と見られた ICBM も更に5年は必要の模様である。
2010.06.28
Yahoo
産経新聞記事
<1007-062801>
米 CIA 長官が27日、イランは今後2年以内に核兵器を製造する可能性があると述べた。 その根拠として、イランがす
でに核爆弾2個分の低濃縮ウランを保有しており、その気になれば核爆弾用の濃縮に1年、さらに運搬手段の確立に1年あれば核兵器は製造可能だと
述べた。
米国もイスラエルも、イランの核兵器製造を防止するための軍事攻撃の選択肢を除外していない。
2010.06.10
Yahoo
ロイタ通信記事
<1007-061003>
インタファクス通信がロシアの軍需産業界関係者の話として伝えたところによると、国連安保理がイランの核問題をめぐり同国への追加制裁決議
案を採択したことを受け、ロシアは S-300 のイランへの売却を凍結する方針である。
ロシアはこれまで、国連安保理の制裁決議によって S-300 の売却が妨げられることはないとしてきた。
2010.05.12
Jane's Defence Weekly
Iran bolsters low-altitude missile defence
<1006-051214>
イランが S-300 を top-tier とする多層 BMD システムの構築を目指しているが、5月4日の閣議で国防相が、
Mesbah-1 と称する低空防空システムの量産を開始したと述べた。 Mesbah-1 は低空域の各種航空機、CM、ヘリ及び UAV に対処できるという。
2010.05.03
Aviation Weekb & ST
Parade provides glimpse of possible revised Shahab 3
<1006-050303>
先月行われたイランの陸軍記念日パレードに参加した Shahab 3 は三番目の型になる。
1998年に初めて公表された Shahab 3 は Shahab-3A と呼ばれ、No Dong とよく似た円錐形の先端 (RV)
を持つ射程1,300kmのミサイルであったが、2004年に公表された Shahab 3B は三段円錐状の RV で射程は
1,800kmになった。 今回公表された哺乳ビン状の RV を持つ新型は射程が2,000km以上と見ら
れる。
Shahab 3 は2003年に配備が開始され、既に300基近くが革命防衛軍に配備されている模様である。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Iran to test longer-range version of Qassed 'smart' bomb
<1006-050012>
イランが間もなく Qassed GB の長距離型である Qassed-2 の試験
を開始する。
GBU-78/A Qassed は米国の GBU-15(V)-1/B と同じ原理の2,000-lb級 GB で、2007年8月に量産が開始されている。 GBU-15(V)-1/B は AGM-65B
Maveric の DSU-27A/B TV シーカを使用した GB である。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Nasr-1 is Iran's latest Chinese dragon
<1006-050004>
イランが3月7日、Nasr-1 対艦ミサイルの量産を開始したと発表した。 Nasar-1 は
中国が C-704 を元に開発しイランに移管したミサイルである。
中国はかねてからイランに対艦ミサイルを供給しており、1990年代初期には C-801
(YJ-8) 及び C-802 (YJ-82) を、その後は軽量短射程型の C-701
をイランの Kosar として供給している。
2010.04.28
Jane's Defence Weekly
Scepticism builds over Iran's air defence system
<1006-042803>
4月18日に行われたイランの陸軍記念日パレードで SAM 用 TEL が公表されたが、空軍副司令官が前日、ロシアが S-300PMU1 (SA-20) の納
入が遅れているためイランは独自の生産計画を進めることにしたと述べた。 更にパレード後に国防相が、SAM の名称は Mersad で、年末までに
配備を開始すると述べた。
これに対し専門家は、TEL にミサイルを起立させる機構が見あたらないことや、このミサイルの積載要領では尾部に重心が偏
りすぎていることから、これは偽物と見ている。
2010.04.26
Aviation Weekb & ST
Threats and bluff
<1006-042606>
イランが4月18日に行われた陸軍記念日パレードで、S-300 または HQ-9 と見られる SAM(右図)
と、有人機及び UAV ステルス機のモックアップを展示したが、米国防総省はいずれもインチキと見ている。
これに反しイランは射程が90〜1,200哩の弾道弾を1,000発は保有していると警戒している。
2010.04.21
Yahoo
時事通信記事
<1005-042101>
衛星テレビ局プレス TV が20日、イラン空軍幹部が国産レーダや改良エンジンを搭載した新世代
F-14 を複数保有していると語ったと伝えた。 イランが保有する F-14 は、1979年革命前の王制時代に米国が供与したもので、米国では2006年までに全機が引退
している。
同幹部は F-14 が完全に分解修理されて新世代の爆弾を搭載できるようになったと述べた。
2010.04.20
Yahoo
ロイタ通信記事
<1005-042001>
米国防総省のイラン軍事事情に関する4月付の非機密文書が19日に議会に提出され公開されたが、それによると国外からの十分な支援を得られれば、
イランは2015年までに米国に到達する ICBM を開発し試射できるとしている。
2010.04.19
Yahoo
CNN 記事
<1005-041901>
オバマ米政権高官が18日、イランの核施設に対する軍事作戦が必要だと米大統領が判断する事態
になった場合に備え、米国防総省と中央軍が計画の見直しを進めていることを明らかにした。
ゲーツ国防長官は同日問題の文書について談話を発表し、米政権が今年に入りイランへの圧力路線に軸を移す中、わが国の防衛計画手順においてさらなる省庁間対話と
政策決定が必要になる次の措置を挙げたと明らかにした。
2010.04.14
Yahoo
ロイタ通信記事
<1005-041401>
米当局者が13日、米情報当局はイランの核計画について、少なくとも向こう1年は核兵器を生産できないが、
3〜5年内には技術的に可能になるとみていると述べた。
米中央軍司令官は、核開発をめぐるイランの野望で域内に波紋が広がっており、米国は主要な同盟国で防衛の準備を静かに強化していると述べた。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Iran begins production of two new missiles
<1005-040011>
イラン国防省が2月6日、二種類のミサイルの量産を公式に開始した。 量産を開始したのは Toophan 5 ATGM と
Qaem 対ヘリミサイルで、いずれも BGM-71 TOW の発展型と見られる。
イランは2000年に、TOW のコピーである Poophan 1/2 の量産に入っている。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Iranian S-300 sale delayed by technical problems
<1005-040006>
ロシアがイランに S-300 の輸出を保留していることについて、駐露イラン大使が2月4日に記者会見で、ロシ
アは約束を果たすべきと述べたのに対し、ロシア国防次官が2月19日に、引き渡しが遅れているのは技術的な問題のためと述べた。
ロシアの武器輸出窓口である ROE は1月28日に、イランに S-300 を輸出することは国際的に禁止されてはいないとの見解
を示している。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Iran builds launch pad for larger missiles
<1005-040002>
DigitalGlobe社の WorldView-2 衛星が2月6日にイランの Semnan 宇宙センタを撮影した画像に、
Taepodong 2 級ロケットの打ち上げに使用する大型発射台が新たに建設されているのが写っている。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Iran unveils Simorgh 3 SLV
<1005-040001>
・Shahab 4:
ロシアの R-12 (SS-4) を元にしたが、2003年11月にイランが、計画を中止して SLV として開発すると発表した。
・Shahab 5:Taepodong 2 を元にした IRBM
・Shahab 6:Taepodong 2 を元にした SLV
2010.03.15
Aviation Week & ST
Tehran's missile ties
<1005-031504>
イランのメディアが今月上旬に、Nasr 1 対艦ミサイル(右図)が量産に入ったと報じたが、
Nasr 1 は明らかに中国の C-704 と同じものである。
イランの戦術ミサイルに対する中国の支援はかねてから行われており、C-701 は Kasar として既にイラン軍が装備し
ている。
2010.03.08
Yahoo
産経新聞記事
<1004-030801>
イラン国営通信などによると、同国が7日、新型の短距離ミサイル「ナスル-1」の生産を開始した。
国防軍需相は生産開始の祝典で、同ミサイルは艦船または地上発射だが、将来はヘリコプターや潜水艦からも発射可能に改良され、3,000t級の船舶を
破壊する能力があると説明した。
2010.03.03
Jane's Defence Weekly
Iran-N Korea missile axis evident in Simorgh 3 SLV
<1005-030301>
イランが2月上旬に新型 SLV である Simmorgh 3 のモックアップを公表したが、液体燃料エンジンを束ねた
Taepodong 2 の技術が使われている模様である。 Unha-2 SLV が Nodong を元にした
Shahab 3 であったように、Simorgh 3 は Taepodong 2 を元にしていると見られる。
イランの宇宙庁によると、Simorgh 3 は500kmの軌道に100kgの衛星を打ち上げる能力を有しているが、将来は1,000km、700kg
の打ち上げ能力を持つようになる。
2010.03.01
朝鮮日報
世界で進む無人機開発、中国も実戦配備
<1004-030102>
28日付けの News Week誌が、ベラルーシやグルジア、インド、パキスタン、ロシア、イラン、中国など40ヵ国余りが UAV を
開発し配備しており、特に中国とイランの浮上が目を引くと報じた。 更に米国と敵対関係にある国家や武装テロ組織に UAV が渡る懸念
があり、9.11テロのような UAV を利用したテロの可能性を警告している
中国が配備している『翔竜』は Predator に匹敵する威力を持つと言われ、中国国営メディアによると翔竜は、最高速度
750km/h、行動半径7,000kmと、217km/h、3,700kmの Predator を上回るという。
イラン国防省も先月4日、UAV の量産を開始したと発表した。 イラン国営メディアによると、開発中の UAV は Raad
と Nazir の二機種で、いずれも1,000km以上の行動半径を持ち、イスラエルを攻撃範囲に収める。
2010.02.23
Yahoo
Searchina 記事
<1003-022301>
イラン原子力庁長官が22日、2010年3月21日から2011年3月20日までに、新たなウラン濃縮施設を2ヵ所建設することを明らかにした。
長官は、2009年に10ヵ所のウラン濃縮施設を建設することを決定し、原子力庁はすでに20ヵ所の候補地を選出している
とした。
2010.02.20
Yahoo
CNN 記事
<1003-022001>
CNN とオピニオンリサーチ社が共同で実施したイランの核開発問題に関する最新世論調査でで、米国民の71%が既にイランが
核兵器を保有していると受け止めていることが分かった。
また、外交、経済手段を通じイランに核開発政策の放棄を説得出来なかった場合の軍事力行使を59%が支持していた。 反対は39%だった。
2010.02.19
Yahoo
毎日新聞記事
<1003-021902>
IAEA は18日、イラン核問題に関する報告書を理事国に配布し、イランは現在も核弾頭の秘密
開発を継続している可能性があるとの懸念を示した。 IAEA がイランの核兵器開発の可能性に言及したのは初めてで、イランに融和的といわれた
エルバラダイ前事務局長と比べ、昨年12月に就任した天野事務局長にとって初となる報告書は、イランへの厳しい姿勢が
鮮明となった。
報告書によると、ナタンツの濃縮施設で稼働している遠心分離機は11月時点の約3,900基から約3,800基に微減となったが、未稼働を含めた全体の設置台数は約
8,600基でイランがこれまでに生産した低濃縮ウランの備蓄総量は2tを突破した。
2010.02.15
Aviation Week & ST
Balistic boost
<1004-021505>
イランが Safir SLV で Omid 衛星を打ち上げてから1年目の2月3日に設けられた宇宙技術記念日に、85tの SLV で
ある Simorgh のモックアップを公開した。 Simorgh は全長27mで、一段目には推力32tのエンジンを4基束ね、二段目には推力15tのエンジンを配
して143tを実現している。 現在は60kgを低高度軌道に打ち上げる能力であるが、700kgを1,000kmの高度に打ち上げられるように改良できるとい
う。 イスラエルの専門家は、そうなれば500kgの核弾頭を搭載する ICBM が実現すると見ている。
同日にイランは動物を載せたカプセルを Kavoshgar-3 で高度200kmまで打ち上げたが、Kavoshgar-3 は Fatch-110
SRBM の派生型と見られる。
イランは射程1,800kmの Shahab 3 を300基保有しているが、射程2,400kmの固体推進である Sejil-2 も間もなく配備
される。
2010.02.10
Jane's Defence Weekly
Satellite launch shows Iran's new capability
<1003-021010>
イランが国産した Simorph SLV で複数の衛星を打ち上げた。 この液体燃料の SLV は全
長27m、重量85tで、60kgを500kmの軌道に打ち上げる能力があるが、イランの専門家はこのエンジンを4基束ねると700kg
を1,000kmの軌道に乗せる能力になるとしている。
これについてイスラエルの専門家は、700kgの弾頭を地球上のいかなる地点にも700kgの弾頭を落とせることを意味するもので、旧式の核弾頭で
も500kgであると指摘している。
2010.02.08
Yahoo
ロイタ通信記事
「イラン、国産の対空防衛システムを近く発表へ=国営通信」<1003-020803>
国営イラン通信がイラン空軍司令官の話として、イランは近くロシアの S-300 級の威力を持つ国産の防空システム
を発表する見通しと伝えた。
2010.02.08
Yahoo
時事通信記事
<1003-020802>
イランのサレヒ原子力庁長官が7日、ウランの濃縮率を20%まで高める工程を9日に中部ナタンツの濃縮施設で開始する
と明らかにした。
IAEA は昨年10月、イランが製造した濃縮率3.5%のウランをロシアとフランスに移送して20%まで濃縮し、原子炉の燃料として戻す案を提示しているが、これにより構想は
頓挫し、核問題の緊張が高まるのは必至となった。
2010.02.03
Yahoo
時事通信記事
<1003-020302>
イランが3日、国産の「カボシュガル」SLV の打ち上げに成功した。
また、「トルー」、「ミスバフ」、「ナビド」の偵察衛星を含む新型の衛星3個を公開した。 トルーは地形の撮影など偵察能力がある。
2010.02
Jane's Missiles & Rockets
Upgraded Sejil-2 missile test-fired successfully
<1003-020014>
イランが12月15日に、固体燃料二段推進 Sejil-2 の改良型の発射試験に成功した。
イラン国防相によると、改良型 Sejil-2 は射撃準備の時間が短く、迎撃システムによる対抗も不可能であるという。
2010.02
Jane's Missiles & Rockets
Iran successfully test-fires Tor-M1
<1003-020010>
イランが11月25日に行われた三軍による防空演習で、9K331M Tor-1M (SA-15) の発射に成功
した。 この演習には1979年の革命以前から保有している HAWK や、SA-6、35mm Skyguard、23mm AAG も参加した。
この演習に先立ちイラン国防相が、SAM の国産を目指していると述べている。
2010.01.24
Yahoo
読売新聞記事
<1002-012401>
イランのアフマディネジャド大統領が24日、同国が製造を進めているウランの濃縮率を3.5%から20%
に引き上げ、高濃縮ウランの製造に踏み切る考えを表明した。 大統領は高濃縮ウラン製造の目的は、テヘランにある研究炉向け核燃料の製造であることを示唆し
た。
この研究炉の燃料調達に迫られていたイランは、同国保有の低濃縮ウランを国外に搬出し、燃料加工するとの IAEA 案をベースに昨年10月以降、欧米などと交渉を続けて
きたが、昨年末に交渉が実質的に決裂したのを受け、高濃縮ウランの製造に意欲を示していた。
2010.01.10
Yahoo
CNN 記事
<1002-011001>
米中央軍司令官が10日、イラン核問題に対処するため米国は、外交手段、経済制裁に加え緊急対応手段も作成したこと
を明らかにした。 緊急対応手段の詳細には触れなかったが、軍事手段を意味するとも受け止められる。
イラン核問題ではイスラエル内で核施設への先制空爆論がくすぶっているが、イスラエルの空爆能力についての質問には直接答えなかったが、
地下トンネル網を築くなど防衛能力の向上に努めているイラン核施設に対し、空爆は可能との考えを示した。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Iran claims precision targeting of missiles
<1002-010039>
イラン革命防衛隊海軍の副司令官が10月27日に、イランがミサイルの命中精度を高めることに成功したと述べた。 但し、ミサイルの種類は特定していない。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Iran to mass-production long-range Air-to-air missiles
<1002-010028>
イラン革命防衛隊空軍司令官が11月14日に、国内開発した射程40kmの AAM の量産に入ることを明らかにした。 この
AAM の機体は帝政時代に入手した AIM-54A Phoenix を元にしていると見られる。
同司令官は1年前に、射程を100kmに延伸するための開発が継続中と述べている。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Possible sale of Russian S-300 missile to Iran is disputed
<1002-010025>
S-300PMU1 (SA-20) のイランへの売却が関心を集めているが、Interfax がロシア政府筋の話として、イラン
への売却契約は数年前になされたが、イランからの支払いはないので、ロシアはこの契約を破棄できると伝えた。