2024.11.02
07:51Kyiv Independent
Australia delivering JDAM-ER glide bomb kits to Ukraine, Australian media reports
<2412-110205>
オーストラリアの国防誌が11月1日に報じたところでは、オーストラリアがJDAM-ERキットを空軍から除籍した後、ウクライナに提供している。
JDAMは自由落下爆弾を誘導装置キットを取り付けて誘導爆弾にしたものでJDAM-ERは拡張翼キットが取り付けられ、GPSが爆弾が目標に接近しながら進路を調整するのを助けることで精度を向上させる。
Bloombergによると、JDAM-ERは投下されると翼を展開し、GPG誘導キットで最大72kmまで滑空することができ、元の兵器の投弾距離が3倍になる。
2024年7月初めにオーストラリアはウクライナに対しAUD250M ($16800M)の軍事支援を発表したが、これは全面戦争が始まって以来、同国が提供した最大の支援パッケージであった。
【註】
Boeing社が、Mk82 500-lb 爆弾の JDAM である GBU-38に拡張翼キットを取り付けてJDAM-ERにする計画で、拡張翼キットにオーストラリアの Ferra社を選定した。
この JDAM-ER は2011年に豪空軍が採用を決めており、量産型最初の飛行試験は2013年後半に行われる。
2013.05
Jane's Missiles & Rockets
Australia to build JDAM-ER wing kits
<1306-050010>
Boeing社が、Mk82 500-lb 爆弾の JDAM である GBU-38 に拡張翼キットを取り付けて JDAM-ER にする計画で、拡張
翼キットにオーストラリアの Ferra社を選定した。
この JDAM-ER は2011年に豪空軍が採用を決めており、量産型最初の飛行試験は今年後半に行われる。
2012.11
Jane's Missiles & Rockets
JDAM-ER wing kit completes wind tunnel tests
<1211-110005>
拡張翼キットの取り付けで投弾距離を三倍の60kmにまで延ばす JDAM-ER の風洞試験が完了した。
JDAM-ER は2011年にオーストラリアとの契約で進められており、2015年初期の配備が計画されている。
2012.09.03
Aviation Week & ST
Precision glide
<1210-090309>
Boeing社が豪空軍向けに、拡張翼を取り付けて投弾距離を延伸する JDAM-ER の開発を、2015年配備
開始を目指して開始する。 同社によると、拡張翼により JDAM の投弾距離の延伸効果は、高高度投下の場合64kmが三倍の150km程度になるが、実用距離は
110km程度という。
Boeing社は2009年に韓国の Times Aerospace社と、拡張翼付き2,000-lb JDAM の開発を開始したが、両社は開発を中止した経
緯がある。 今回の拡張翼キットはオーストラリア製である。
2010.03.29
Aviation Week & ST
Missile manueuvers
<1005-032905>
MBDA社は、米海兵隊に30~50-lbの低価格レーザ誘導空対地兵器の需要があると見て、
SAL 誘導の Zuni 5吋ロケット弾の売り込みを検討している。 Zuni は Mach 2 以上、射程は
10哩で、弾頭には破片榴弾のほかサーモバリック弾頭もある。 SAL Zuni の CEP
は2m以下である。
同社はまた、Diamond Back 拡張翼キットを取り付けた誘導爆弾 SABER(右図)の開発も行って
いる。 SABER は SAL のほか TV/IIR シーカの取り付けも可能である。
2010.03.03
Jane's Defence Weekly
Boeing seeks Australian JDAM ER production deal
<1005-030307>
Boeing社が豪国防省と500-lb JDAM ER の設計生産の交渉を行っており、今年中頃には契約になることを希望している。 500-lb JDAM ER は
Mk 82 JDAM に拡張翼キットを取り付けるもので、拡張翼キットは豪 DSTO の技術で Hawker de Havilland社
(現 Boeing Aerostructures Australia)が開発したもので、投弾距離を JDAM の三倍になる40nmまでのばせる。
Mk 84 2,000-lb JDAM の ER型は、韓国の TAK社と共同開発している。
2009.05
Jane's Missiles & Rockets
Boeing, TAK team up for JDAM ER wings
<0907-050016>
Boeing社が2月17日に韓国の TAK社と、2,000-lb JDAM に拡張翼キットを取り付け
JDAM-ER にする共同開発契約を結んだ。 開発は40ヶ月間である。
TAK社は拡張翼を担当し、試験に成功すれば同社が拡張翼を供給することになる。
2009.04.08
Jane's Defence Weekly
Boeing is to jointly develop a ・・・・
<0905-040802>
Boeing社が3月31日に、2.000-lb JDAM に翼を取り付けた JDAM-ER を韓国の TAK社と共同開発
すると発表した。
2009.04.06
Aviation Week & ST
JDAM ER development
<0905-040607>
Boeing社が韓国の TAK社(註:同社日本語版 HP )と、2,000-lb
JDAM に拡張翼キットを取り付け長射程化する JDAM-ER の開発を行う。 TAK社は
Boeing社に翼を供給する。
ER化により JDAM は、最大投弾距離が15nmから50nmに伸びる。 開発には40ヶ月が見込まれる。
2009.04
Jane's Missiles & Rockets
South Korean missiles ending development
<0905-040013>
韓国 ADD が、国内開発中の2種類のミサイルが、開発完了に近づいていることを明らかにした。 一つは KDX-3 に装備する垂直発射方式の
対潜ロケットで、もう一種類は通常爆弾に装着する誘導装置と拡張翼キットで、投弾距離を100kmに伸ばすことができる。
韓国の GB キット開発は2006年に明らかにされ、ADD は現在2012年に開発を完了すると見ている。
2007.05
Jane's Missiles & Rockets
Australia conducts successful JDAM ER flight test from F/A-18 Hornet
<0713-050012>
オーストラリアが同国製の拡張翼キットを取り付けた JDAM-ER の投下試験を行い
成功した。 JDAM-ER は Mk 82 500-lb JDAM に、Hawkwer de Havilland社が DSTO (Defence Science and Technology Organization)
の技術を用いた開発した拡張翼キットを取り付けたもので、JDAM の投弾距離の三倍以上を飛行した。
2007.05
International Defence Review
RAAF release Extened-Range JDAMs
<0711-050004>
オーストラリア空軍の F/A-18B が、同国の技術による拡張翼キットを取り付けた GBU-35 500-lb JDAM 2発
の高度20,000ftからの投下試験に成功した。 JDAM は拡張翼キットを用いることにより、投弾距離を16~24kmから64
~96kmに延伸することができる。
同拡張翼キットはオーストラリア DSTO (Defence Science and Technology Organisation) の技術で Hawker de Havilland社が開発
した。
2005.09.28
Jane's Defence Weekly
Boeing mulls maritime capability for JDAM
<0520-092802>
Boeing社は低価格レーダシーカ付き JDAM を、対艦船用に開発している。
米空軍は2004年11月にデータリンクを取り付けた JDAM による艦船の攻撃試験に成功している。 この際には JDAM にシーカは取り付
けられず、航空機搭載レーダの捕捉した目標情報で誘導された。
また有翼型 JDAM-ER の開発も進められており、豪国防省向け JDAM-ER の試験をオ
ーストラリアで実施している。
2005.06.01
Jane's Defence Weekly
US pursuing modified JDAM
<0512-060104>
DARPA が JDAM にロケットブースタを取り付け、400nm以上飛行する
HyperJAM (Hypersonic Joint Attack Munition) 計画を、FY-07予算化を目指し進めている。
HyperJAM は空力性能を改善した 2,000-lb Mk84 爆弾に、既存の Black Brandt 級のロケットモータを取り付けるもので、
堅固に防護された重要目標の攻撃を行う。
2004.08.11
Jane's Defence Weekly
Precision attack: necessity, not luxury
<0415-081108>
② JDAM
・最新の米軍計画では23万発の JDAM を調達。
・B-2 が1パスで80発の JDAM を別々の目標に投下する実験が行われた。
・JDAM-ER計画(DiamondBack 拡張翼付)
・HART (Honet Autonomous Real-time Targeting: DAMASK IR シーカ付)
③ GBU-39 SDB
④ WCMD
⑤ Dual-mode 化傾向
最近は LGB と GPS/INS の Dual-mode化傾向
⑥ 列国の GB
・フランス AASM: ロケット推進、250kg弾頭、2004年2月に投下試験開始。
・南ア KPGM
・イスラエル NG LGB、SPICE
・ロシア KAB-500/1500 シリーズ
⑦ 長射程化傾向
・LongShot 拡張翼
2003.04
International Defense Review
Australia seeks all-weather precision-guided bombs
オーストラリアは、スタンドオフ誘導爆弾計画 Air 5409計画を進めている。
Air 5409 の候補には、JDAM-ER のほかに、イスラエル Rafael社製 SPICE (Smart, Precise
Impact and Cost-Effective : 右図) が挙がっている。
SPICE は民間衛星が取得した1m精度の画像データを元にした scene-matching 方式のセンサを搭載し、42,000
ftから投下した場合で60km以上の射程を持つ。
2002.11.27
Jane's Defence Weekly
USA eyes enhanced JDAM bomb capabilities
米海空軍は、射程延伸型と、移動目標攻撃型の JDAM に関心を持ち、予算を計上し
ている。
海軍は JDAM に IIR シーカを取り付け精度向上を狙っている。
空軍は JDAM に MBDA社製の Dianondback翼キットを取り付け、射程を従来の約3倍である
80kmに延ばす JDAM-ER を考えている。
Dianondback翼付き GBU-31 の試験は2000年4月から行われている。 空軍は、できれば2005年に開発を開始し
たいとしている。
2,000-lb GBU-31 JDAM は、1999年ユーゴでの 'Allied Force' 作戦で初めて使用され、アフガンでの戦いでは、GBU-31 や GBU-32 (
1,000-lb爆弾用) が7,000発以上使用された。
2002.09
International Defense Review
UK moves towards Precision Guided Bomb selection
英国防省は12月に PGB (Precision Guided Bomb) 計画担当社を決定し、2003年3月に契約を行う。
部隊配備は2006年に計画され、最終的には14,000発以上が調達される見込みである。
計画には Boeing社と組み JDAM-ER を提案する MBDA社と、Enhanced Paveway Ⅱ (EP-Ⅱ) を提案する
Raytheon社の2社が競争している。
JDAM-ER は、MBDA社製の DiamondBack 有翼テールキットを用いたもので、GPS/IMU で誘導
される。
EP-Ⅱ は、GPS/IMU を付加したレーザ誘導方式である。
2002.06
Jane's Missiles & Rockets
USAF will develop extended-range WCMD
米空軍は、WCMD の飛距離延伸型 WCMD-ER の開発を検討している。
WCMD-ER は、WCMD に GPS と JDAM-ER 用に開発されている翼を取り付けるもので、最大飛距
離は投下高度によるが 65kmとなる。
空軍は WCMD-ER を、調達を中止した3,114発の AGM-154B JSOW-B の代わりに採用することを
考えている。
2002.04
Interantional Defense Review
The falling price of precision
・JDAM:
現在600セット/月でフル生産中。価格も1992年当初の $40,000/発から $20,000に低減された。 今後、JSF や X-45 UCAV への搭載を計画
中。
・JDAM-ER:
JDAM の胴体下に、Alenia Marconi社製 Diamond Back 取り付け翼を装着したもの。 米軍には翼取り付け計画はないが、海外ユーザが
関心を示している。
・海軍用 JDAM:
海軍は DAMASK (Direct Attack Munition Affordable Seeker) 搭載の精密誘導型 JDAM の試験を2000年以
降実施している。
・SDB:
空軍が F-22 搭載用として開発中、2006年に先ず F-15に搭載、その後 F-22 に搭載を予定。 JSF や X-45 UCAV への搭載も計画中。
開発は 3段階に区分され、第2段階はFY-10 の装備化、第3段階は研究中で捜索範囲の拡張と自律目標捕捉を検討している。
研究所レベルの関連計画には、空軍の PDAM (Precision Direct Attack Munition) と Boeing 社が独自に
研究中の SSBREX (Small Smart Bomb Range Extention) がある。
・LOCCAS:
空軍が Predator B への搭載を検討しつつ開発中。 2005年にフルスケール開発試験、2008年の LRIP を目標
としている。
また、これらの計画と併行して移動目標の攻撃精度向上のため、 AMSTE (Affordable Moving Surface Target Engagement) 計画がすす
められている。
2000.11
Jane's Missile & Rockets
JDAM-ER tested against cross-range target
JDAM-ER(Joint Direct Attack Munition) の近距離発射試験がW.S.M.R で行われた。
JDAM-ER は Alenia Marconi 社の翼装着装置に取り付けられ、高度 20,000ft からの発射で従来の13km
を 40km に延伸し、複数の目標に一点から同時に発射できる。
2000.06
Jane's Missile & Rockets
JDAM-ER travels 44km on its first flight
Boeing社の JDAM-ER の最初の飛行試験が 4月21日、Eglin 空軍基地で行われ、
予期した成果を得た。
F-16 に搭載した 2,00lb JDAM は高度20,000ft、速度 0.78M で射出され、200秒の間、44km の直進
滑空飛行を正常に行った。 2回目の試験は5月に予定している。