2008年以降の JDAM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.05.18 Jane's Defence Weekly AFRL sinks full- <2208-051801>
 米空軍研究所 (
AFRL) が海軍と共同で行っている2,000-lb対艦誘導爆弾GBU-31(V)1B Quicksink初の、移動実大船舶標的の撃沈試験に成功した。
 Quicksinkは投弾距離24kmのJDAMを元にしたものだが、同じくJDAMを使用した機雷Quickstrike とは別物である。
2022.05.05
 01:35
Defense News Air Force destroys target vessel with ship-killing JDAM <2206-050504>
 米空軍研究所 (
AFRL) が4月28日に対艦仕様のGBU-31 2,000-lb JDAMであるQUICKSINKのF-15Eによる投下試験をメキシコ湾で実大洋上標的に対し実施した。 この試験は2回目で、最初の試験は2021年8月に擬製弾を用いて行われていた。
 QUICKSINKは洋上の固定及び移動目標に対し使用されるもので、GBU-24のようなレーザ誘導ではなくGPS誘導を使用している。
2022.03.23 Jane's Defence Weekly AFRL set for further Quicksink tests <2206-032304>
 米空軍研究所 (
AFRL) が低価格対艦空投兵器Quicksinkの詳細を明らかにした。
 QuicksinkはWOSAシーカをGBU-31/B 2,000-lb JDAMに取り付けたもので、同じくJDAMを元にしたQuickstrike機雷とは別物である。
 Quicksinkの最初の試験は2021年8月にF-15E 3機で移動/固定目標に対して実施されており、2回目の試験をメキシコ湾で実施する計画である。
2019.01 International Defence Review US approves missile and munition sales for Japan and NATO <1902-010005>
 米国務省が米国防安全保障協力局 (
DSCA) から申請のあった日本とNATOに対するミサイル等の輸出3件を承認した。
 このうち2件は日本に対するSM-3とAMRAAMの輸出で、SM-3はBlock ⅡA 13発Block ⅠB 8発であわせて$561M、AMRAAMはAIM-120C-7 32発で$63Mになっている。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly USAF ramps up production of JDAM and SDB Ⅰ <1712-102507>
 米空軍の調達責任者であるバンチ中将が10月17日、空軍が
JDAMSDB-Ⅰの調 達数を増やしていることを明らかにした。
 GBU-39B SDB-Ⅰの年間調達数は8,000発と今までのほぼ三倍で、JDAMは年間45,000発を調達している。
2017.09.01 Inside Defense JDAM contract extension authorized with plans for 45,000 units <1710-090108>
 
JDAMの生産は現在の契約Lot 23が2019年2月に納入されるが、米国防総省は2025年5月まで更に5次のロット を行う生産延長を決め、8月ににBoeing社に通知した。
 この結果JDAMは45,000セットが納入されることになる。
2017.02.22 Jane's Defence Weekly US seeks interim 500 lb bomb with moving target capability <1704-022204>
 米空軍が、暫定的にF-35Aに搭載する移動目標攻撃用500-lb級武器の提案要求を2月10日 にWeb siteに掲載した。 それによるとシステムは既存品で、F-35 Block 3Fに整合できるもので、最初の契約はFY173Qにその半年以内に最初の発注が行われる。
 F-35Aには現段階でGBU-12とGBU-38 JDAMの500-lb誘導爆弾が搭載できる。
2015.01 International Defence Review HOJ version of JDAM, SDB-Ⅰ to be tested <1502-010005>
 SADA社が小規模研究計画 (
SBIR) Phase Ⅲ として$9.78Mで、JDAMSDB-Ⅰ に搭載する HOJ を受注した。
2013.10 Jane's Missiles & Rockets Boeing delivers 25,000th JDAM guidance kit <1311-100011>
 Boeing社が8月20日、25万発目の JDAM を製造したと発表した。
 JDAM は現在、日産40発以上のペースで生産されている。
2009.12 Jane's Missiles & Rockets Boeing signs Laser JDAM FMS contracts <1002-120022>
 Boeing社が8月に、米政府から FMS で輸出する Laser JDAM を$98Mで受注した。 輸出先は2ヶ国とだけで国名は 明かされていない。 同社によると20ヶ国以上から Laser JDAM の引き合いが来ている。
 2010年に配備される最新のソフトである Block 08 の Laser JDAM は目標の旋回や加速減速に対応でき、2月に行われ た試験では55mphで走行し、着弾直前に急減速した目標の破壊に成功し、8月には50mphで走行し弾着直前に急旋回した目標に対しての試験も行われた。
2008.11 Jane's Missiles & Rockets Sniper pods sharpen aim of USAF bombers <0901-110012>
 8月4日にアフガンで、AN/AAQ-33 Sniper 照準ポッドを機外に装備した米空軍の B-1BGBU-38 JDAM の投下を行った。 Sniper の制御は現在装備されている機上ノート型パソコンで行われる。
 Sniper は既に B-52H には装備されているが、米空軍は9月24日に、その改良を$5Mで Boeing社に発注した。 この改良により Sniper の映像は B-52H の多機能カラー指示器に表示され、ハンドコントローラで制御されるようになる。 改良型の試験は2009年に開始され、2010年に全部隊の 改良が予定されている。/td>
2008.11 International Defence Review USN has moving targets in its sights for JDAM <0812-110004>
 米海軍が、GBU-12 LGB 及び GBU-38 JDAM移動目標攻撃能力を付加する DAMTC 計画を開始し、2008年9月末に提案を受け付けた。
 DAMTC は開発要素のない調達として、GBU-12 及び GBU-38 に取り付けるか、換装する方式で行われる。
2008.10 Jane's Missiles & Rockets Boeing prepares to use JDAM technology for mineclearing purposes <0811-100009>
 米海軍が Boeing社に、JDAM を用いた対地雷システムの開発を$153Mで発注した。 海軍は2016年実用化を目指している。
 7月30日に発表されたところによると、システムは海兵隊の上陸に際して水際に設置又は埋設された地雷を無力化する物で、空軍の爆撃機又は 海軍機によりスタンドオフで投下される。 JDAM は4,000本以上の矢弾を予め決められた高度で放出する。
2008.09.01 Aviation Week & ST Laser attack <0810-090106>
 米空軍が17ヶ月かけて開発した SAL/GPS 両用誘導爆弾である GBU-54 500-lb LJDAM が、8月12日にイラクで初めて実戦使用され、移動中の敵車両を破壊した。
2008.06 Jane's Missiles & Rockets USAF receives first Laser JDAM kits from Boeing <0807-060015>
 Boeing社が、3月に米空軍が行った Laser JDAM (LJDAM) の受領試験 (FAAT) 成功 を受け、最初の LJDAM を納入した。 FAAT では70mphで走行する標的の破壊に成功している。
 米空軍は2007年5月に現有の 500-lb JDAM 600発を$28Mで LJDAM に改造する最初の契約を行っていた。 運用開始は2008年末 になる。
2008.01 Jane's Missiles & Rockets Sled testing demonstrates release of M2.0 weapon <0802-010012>
 Boeing社と米空軍が、超音速で飛行する航空機の弾庫から JDAM を放出することを検証するスレッ ド試験を行い成功した。 試験ではスレッド上に乗せ Mach 2 に達した B-1 の弾庫と同寸の弾庫から Mk 82 JDAM を放出した。
2006.12 Jane's Missiles & Rockets B-1B remains primary platform in southwest Asia <0703-120008>
 10月のアフガン、イラクにおける精密誘導爆弾等による攻撃は48交戦で、うち41交戦がアフガン、7交戦がイラクであった。 出撃機 は B-1 が最も多く19出撃、次いで米海軍の F/A-18 が14、英空軍の Harrier が10の順であった。  A-10 は僅かに3出撃であった。
 MQ-1 Predator のよる Hellfire 攻撃は4回で、全てイラクであった。
(10月の投下された PGM の日別一覧表)
2006.11 Jane's Missiles & Rockets Afghanistan's Kandahar area become the main 'killing ground' in southwest Asia <0624-110011>
 9月にイラクで4回、アフガンで76回の空爆が行われた。 カンダハルでは23回と最も多くのミサイル攻撃が行 われ、次いでアフガンのホットスポットである Musah Qal'eh で19回であった。
 使用された航空機は B-1B が28回、A-10 が25回、F/A-18 が23回、Harrier が14回で、GBU-12 Paveway Ⅱ が52回、GBU-31 及び GBU-38 JDAM が39回使用された。
(9月の投下された PGM の日別一覧表)
2006.10 Jane's Missiles & Rockets Taliban continues fight for Musah Qal'eh region <0622-100014>
= 7/26~8/26のイラク、アフガンにおける空爆の詳細内訳 =
 B-1B は31回の爆撃を行い GBU-31 及び GBU-38 JDAM を投下した。
 A-10 は GBU-12 Paveway Ⅱ を投下した。  英空軍の Harrier は、1,000-lb Enhanced Paveway Ⅱ を投下した。
(8月の投下された PGM の日別一覧表)
【註:】
 6月、7月に引き続き8月も、米軍が投下した GB が500-lb (GBU-12,-38)、と2,000-lb (GBU-31) に二極化されている。
(7月の投下された PGM の日別一覧表 JMR 2006.09)
2006.09 Jane's Missiles & Rockets B-1B plays major role in anti-Taliban operations <0618-090035>
 アフガンで7月に投下されたのは GBU-30 2,000-lb JDAM と、GBU-38 500-lb JDAM 及び GBU-12 500-lb Paveway であった。 投下機は B-1B と A-10 であった。
(7月の投下された PGM の日別一覧表)
(6月の投下された PGM の日別一覧表 JMR 2006.08)
【註:】
 6月、7月のいずれも、投下された GB が500-lb、と2,000-lbに二極化されているのが注目される。
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Guided weapons use steps up in Afghanistan <0617-080021>
 米空軍はイラク及びアフガンで PGM を多用しており、6月だけで24日間に36交戦で 使用されている。 母機で最も使用されたのは B-1B で15交戦、次いで A-10、F-16 の順で、それぞれ9交戦4交戦となっている。 MQ-1 Predator による Hellfire 発射も少なくとも5交戦あった。
 使用された PGM は殆ど GBU-12 500-lb Paveway と GBU-38 500-lb JDAM であるが、29日にに GBU-31 2,000-lb JDAM も投下されている。
(6月の投下された PGM の日別一覧表)
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Guided bomb kill Al-Qaeda leader <0617-080019>
 6月7日に、1機の F-16C から投下された2種類2発の500-lb GB がザルカウイを殺害 した。 ザルカウイの居場所を特定した米軍は付近で IED の監視飛行を行っていた2機の F-16 に攻撃を命じた。 2機は KC-10 から給 油をうけ攻撃に向かおうとしたが、1機が先に給油を終わったため攻撃を開始した。
 最初は GBU-12 Paveway Ⅱ が投下され目標を直撃した。 その96秒後(恐らく二回目のパス)に GBU-38 JDAM が投下され、これも直撃した。
2006.06.09 Yahoo 時事通信記事

「精密誘導弾2発でザルカウィ・・・」

<0612-060901>
 イラク駐留多国籍軍報道官が、ザルカウィ容疑者殺害に関して、米空軍 F-16 から精密誘導弾2発で潜伏先を爆撃したことを明らかに した。
 報道によると、2機の F-16 から500-lb爆弾が1つずつ投下され、最初の攻撃ではレーザー 誘導爆弾、2機目の攻撃では GPS 誘導爆弾が使用された。
2006.02.27 Defense News F-15K release multiple JDAMs <0607-022703>
 F-15K による500-lb JDAM 3発の同時投下試験が Eglin AFBで行われ、3発とも標的 の2.1m以内に着弾し成功した。
 試験は F-15K に12発を搭載しての確証試験で、JDAM は速度 Mach 0.9、高度20,000呎で同 時に投下された。
 韓国は40機の F-15K を装備する計画で、4機を既に受領し、2008年8月までに全機が納入される予定である。
2005.12 Jane's Missiles & Rockets JDAM wins Australian competition <0602-120017>
 豪国防省は、空軍の F/A-18 に装備する Bomb Improvement Program 計画に JDAM を選定した。 JDAM キット は1998年以来米国内外用に12万セット以上が生産されている。
 一方同国は FOSOW (Follow-On Stand-Off Weapon) 計画も進めているが、Hill 国防相が候補は AGM-84H SLAM-ER、Taurus KEPD 350、AGM-158 JASSM の三機種に絞られていることを明らかにした。
2005.09.28 Jane's Defence Weekly Boeing mulls maritime capability for JDAM <0520-092802>
 Boeing社は低価格レーダシーカ付き JDAM を、対艦船用に開発している。
 米空軍は2004年11月にデータリンクを取り付けた JDAM による艦船の攻撃試験に成功している。 この際には JDAM にシーカは取り付 けられず、航空機搭載レーダの捕捉した目標情報で誘導された。
(関連記事 JDW 2004.11.17)
 Boeing社はこの他に Laser JDAM も量産可能な状態で、2006年には納入可能である。 空軍はシーカ付き JDAM の要求は出していないが、Boeing社は空軍と既定の JDAM 予算内で調達する準備をしている。
 また有翼型 JDAM-ER の開発も進められており、豪国防省向け JDAM-ER の試験をオ ーストラリアで実施している。
2005.09.26 Aviation Week & ST Raptor strikes fast <0520-092606>
 F/A-22 Raptor の実戦的かつ厳しい状況設定下の FOT&E 飛行試験は良好な成果を得て、10月上旬に終了を予定し、 12月には Combat ready となる。
 現在、FOT&E の80%の試験項目を終えているが、試験項目の90%は対地攻撃に関する試験評価で、この中には GPS 妨害環境下、Mach 1.4~1.5、高度40,000~50,000ftからの JDAM 投下が含まれ、成功した。
 F/A-22 の IOT&E は2004年中盤に終了し、今年2月に空対空能力が要求性能を満足することを確認、3月には FRP が承 認されている。
2005.09 Jane's Missiles & Rockets JDAMs engage moving truck target <0518-090025>
 JDAM による移動目標攻撃試験が行われ、JDAM は標的から2mの位置に落ちた。  2,000-lb爆弾であれば標的が完全に破壊された距離であった。
 投下した F/A-18E/F Super Honet の DCS (Digital Communication System) が JDAM の UHF データリンクモジュールと 双方向リンクを構成し、ATFLIR (Advanced Targetin FLIR) が追随した移動標的情報 で間歇更新を行った。
( ATFLIR に関する記事 JDW 2005.03.30)
2005.09 Jane's Missiles & Rockets Supersonic US Air Force F/A-22 Raptor releases JDAM <0518-090021>
 超音速で飛行する F/A-22 から GBU-32 1,000-lb JDAM を投下する試験が初めて行われ、JDAM は機内弾庫の 片方から投下された。
 F/A-22 による亜音速での投下試験は2004年に行われ、他の航空機による超音速投下試験は既に行われていたが、F/A-22 の超音速投下 試験は試験実施上の技術的な問題から今まで行われていなかった。
 JDAM は超音速で投下されることにより、投弾距離が飛躍的に向上する。
2005.07 International Defense Review JDAM conversion <0514-070017>
 Boeing社の子会社である McDonnell Douglas社が JDAM Lot 9 として9,000発の SAASM/AJ (Selective Availability Anti-Spoofing Module/Anti-Jam) 型を受注した。 2007年2月が最終納期である。
2005.06.27 Aviation Week & ST USAF and Boeing teamed <0514-062701>
 米空軍と Boeing社は新型電子機器システム IWIU (Integrated Weapon Interface Unit) を用いて2,000-lb JDAM を B-52 内部弾倉からの投下試験を準備している。
 開発中の IWIU は B-52 内部弾倉に JDAM 20発を搭載できる。
2005.06.01 Jane's Defence Weekly US pursuing modified JDAM <0512-060104>
 DARPA が JDAM にロケットブースタを取り付け、400nm以上飛行する HyperJAM (Hypersonic Joint Attack Munition) 計画を、FY-07予算化を目指し進めている。
 HyperJAM は空力性能を改善した 2,000-lb Mk84 爆弾に、既存の Black Brandt 級のロケットモータを取り付けるもので、 堅固に防護された重要目標の攻撃を行う。
2005.05 Jane's Missiles & Rockets Pentagon to slow JDAM procument rate <0511-050017>
 米空軍はFY-06における JDAM の調達数を、イラクやアフガンでの使用数減少を反映して、FY-05の23,137発か ら8,000発に削減する。 また海軍もFY-05に6,620発であったのを3,400発にする。
 空軍のFY-07~FY-11までの調達予定数は8,965; 8,218; 9,757; 4,713; 3,363で、海軍はFY-07に3,400ののち、FY-08~FY-11は1,500発 に削減する。
2005.05 Jane's Missiles & Rockets Use of add-on covers could make ordnance stealthy <0511-050009>
 Northrop Grumman社が、誘導爆弾に取り付ける RCS 低減材を提案している。 これ により機外爆装しても航空機のステルス性をあまり損なわなくなる。
 RCS 低減材は三層からなり(細部略)、JDAM の場合であれば弾体の上下面及び先端に取り付けられる。
2005.04.13 Jane's Defence Weekly US Air Force buys more JDAMs <0509-041304>
 Boeing社が3月30日に米空軍から30,072発の JDAM を$609Mで受注した。 納期は2007年2月となっている。
 同社は2004年12月までに100,000発以上の JDAM を受注している。
2005.02.02 Jane's Defence Weekly JDAM certified on F-15E <0504-020205>
 米空軍が2004年12月に、GBU-38 500-lb JDAM の F-15E との整合性試験を完了した。
 F-16 及び B-1B との試験は既に終了している。
2005.02 Jane's Missiles & Rockets Boeing delivers 100,000th JDAM kit <0506-020016>
 2004年12月2日に Boeing社が100,000発目の JDAM キットを納入した。
 JDAM は量産が始まった1998年の当時は年産900発であったが、2001年9月11日以降生産レートが上昇し、3,000発/月 になっている。
 JDAM は Mk 80 シリーズや BLU シリーズの爆弾に広く取り付けられるが、Mk 82 500-lb爆弾に取り付ける GBU-38 だけは弾体に取り付ける弾帯がなく、弾頭に小型の翼が2枚取り付けられる型になっている。
2005.02 International Defense Review JDAM milestone <0504-020005>
 Boeing社が12月2日に100,000セット目の JDAM を納入した。 今まで納入されたうちの半分以上が米空軍へ、 37,000セットが米海軍へ納入され、残りが輸出されている。
 JDAM は1998年に生産が開始されて以来、当初は年産900セットであったが、2001年9月11日 以降年産が3,000セットに引き上げられている。
2005.01.19 Jane's Defence Weekly Lancer drops 550-lb JDAM <0503-011704>
 米空軍が B-1B による初の GBU-38 500-lb JDAM の投下試験に成功した。 当日は51ktの風があったのにかかわらず、模擬弾は標的の 1m以内に着弾した。
 GBU-38 は既にイラクで、F-16 により実戦使用されている。
2005.01.05 Jane's Defence Weekly USAF awards JDAM contract <0502-010506>
 Boeing社が12月14日に総額$209Mで不確定数量の JDAM 生産契約を受注した。 契約は2009年12月までであるが、実際に受注するのは この金額以下になる。
 これらは豪、伊、韓、デンマーク、イスラエル、オマーン、UAE 向けであるが、同社によると11月20日時点で輸出された JDAM は2,914 キットに上る。
2004.12.22 Jane's Defence Weekly Boeing delivers 100,000th JDAM kit <0502-122205>
 Boeing社が12月2日に100,000発目の JDAM テールキットを納入した。
 米空軍は約62,000キットを取得しているがその四分の三は Mk84 2,000-lb爆弾用で、米海軍が取得した 37,000キットの殆どが Mk83 1,000-lb爆弾用になっている。
2004.12 Jane's Missiles & Rockets US looks at European HPM warhead options <0503-120022>
 米国防総省は JDAM や JASSM に即使用可能な HPM (High-Power Microwave) 弾頭を検討している。
( HPM 爆弾に関する記事 軍事研究 2003.5月)
 この種の HPM 弾頭は英国、ドイツでも開発が進められており、MBDA-UK は Storm Shadow へ搭載する弾頭を、またドイツの Diehl社は HOSBO に搭載する弾頭を開発している。
( HOSBO に関する記事IDR 2004.7月)
 Diehl社は10基の HPM 装置を米軍に納めているという。
2004.11.17 Jane's Defence Weekly US Navy drops 500-lb JDAMs <0422-111710>
 米海軍が初めて GBU-38 500-lb JDAM をイラクで実戦使用した。 500-lb JDAM は F/A-18 から2発が投下された。
2004.11.17 Jane's Defence Weekly USAF wants bombers to provide Pacific punch <0422-111703>
 米海軍と空軍は、11月19日~23日に行われる 'Resultant Fury' 演習の最後の2日間で、爆撃機等による艦船攻撃 を行う。
 1日目には遠隔操縦された7.6mの小型艇に対し、グアムから飛び立つ2機の B-52H が AMSTE を用いた 改良型 GBU-31 2,000-lb JDAM による爆撃を行う。 GBU-31 には2機の E-8C JSTARS から目標情報を受けるデータリンク装置が取り付けられる。 また同一目標に対して AMSTE 搭載 AGM-154 JSOW も F/A-18 から投下される。
 これによりシーカを持たない JDAM が他センサからの目標情報で移動中の船舶を攻撃できる能力を確認する。
 2日目の試験は159m、5,000tの LST に対して GBU-10 2,000-lb Paveway Ⅱ を投下する。
2004.10.18 Aviation Week & ST Aimpoint adjudtment <0421-101803>
 米軍は最近の戦訓と兵器開発レビューの結果から、精密兵器による攻撃能力が不十分であるとし、更に正確な 標的への指向、戦闘効果の評価能力の向上及び兵器の信頼性向上を図る必要性を認識している。
 このため、DoD は JDAM の製造を促進を図り、海軍は空軍の JASSM 開発に参加する意向を示している他、BDA (Battle Damage Assessment) 機能の強化や統合通信システムの改善を図っている。
2004.08.25 Jane's Defence Weekly US Air Force increases strike punch of F-16s <0416-082501>
 米空軍は、従来2,000-lb JDAM を搭載していた F-16 Block 30 に、GBU-38 500-lb JDAM を搭載でき るようにソフトウェア更新などの改修を行う。
 F-16 への GBU-38 搭載のための改修は、9月までに607機保有する Block 30 へ行われ、次いで2004年末までに404機の Block 40、2005 年に253機の Block 50 に対して行われる。
 当初 Block 30/40 は両翼に1発ずつ、Block 50 は BRU-57 Smart Bomb Rack を用い て2発ずつ搭載するが、その後 TER (Triple Ejector Rack) を両翼に取り付け、計6発ずつを 搭載する。
2004.08.18 Jane's Defence Weekly JDAM integrated on F-16 <0415-081809>
 米空軍は7月16日までに F-16 Block 30 機への GBU-38 500-lb JDAM の搭載試験を完了した。
 F-16 Block 30 は主として州兵部隊に装備されている。
2004.08.11 Jane's Defence Weekly Precision attack: necessity, not luxury <0415-081108>
= 米国及び列国の GB の現状に関する紹介記事 =
① GB の歴史
JDAM
 ・最新の米軍計画では23万発の JDAM を調達。
 ・B-2 が1パスで80発の JDAM を別々の目標に投下する実験が行われた。
 ・JDAM-ER計画(DiamondBack 拡張翼付)
 ・HART (Honet Autonomous Real-time Targeting: DAMASK IR シーカ付) ③ GBU-39 SDB
WCMD
Dual-mode 化傾向
 最近は LGB と GPS/INS の Dual-mode化傾向
⑥ 列国の GB
 ・フランス AASM: ロケット推進、250kg弾頭、2004年2月に投下試験開始。
 ・南ア KPGM
 ・イスラエル NG LGBSPICE
 ・ロシア KAB-500/1500 シリーズ
長射程化傾向
 ・LongShot 拡張翼
2004.05 International Defense Review JDAM drop completes European F-16 M3 test <0409-050014>
 ベルギー、デンマーク、オランダ、ノルウェーが装備する F-16AM/BM の M3 への改良の試験が、3月3日に行われた JDAM の投下試験 をもって終了した。
 M3 改良は、ハード、ソフトの両面にわたるもので、Link 16 への連接、JDAM、WCMD、JSOW の投下支援、ヘルメットマウントキューイ ングシステムの採用などがある。
2004.04.26 Aviation Week & ST Better bullets <0409-042602>
 米英は最近の戦訓と使用実績から JDAMJASSMStorm Shadow といった最新兵器を、融通性広域 展開目標攻撃を視野に置き、改善することを計画している。
JDAM:
 2000-lb~500-lbの各弾種の保有、レーザー誘導キットの装着の他、塩害による腐食防止が検討されている。
JASSM:
 射程を500miに延伸、Broach 等新型弾頭の適用、対艦攻撃能力の付与、及び双方 向データリンクの付加を検討している。 特に双方向データリンクは SDB や Broachを装備する JSOW にも有効活用できる。
 空軍は調達数を2,400発から2,500発に増加、海軍も約450発を調達する計画で、納入時期は2009年の予定を1年繰り上げる検討が進めら れている。
Storm Shadow(英):
 イラク戦での教訓から、専用の侵徹弾頭の装着、発射後の標的情報の更新機能の付 加を検討している。
2004.04.07 Jane's Defence Weekly Assault breaching solutions progress <0407-040706>
 米軍は沿岸地域での作戦が増加するのに合わせて、水際の地雷や障害物を啓開する武器の調達を進めようとしている。
 当面は Mk 84 JDAM を用いた JABS (JDAM Assault Breaching System) を開発中で、B-52 を使って JDAM を正確なパターに投下する。 1月に行われた試験では、有望な結果が得られた。
 長期的にはより効果の大きい JDAM 用の弾頭が検討されている。 数千本のダーツを搭載することも考えられている。
2004.03.10 Jane's Defence Weekly Twin JDAM contracts go to Boeing <0406-031005>
 Boeing社が米空軍から総額$857Mにのぼる JDAM 生産を受注したと3月1日に発表した。
 契約は2件に分かれ、1件目は米海空軍向けの500-lb, 1000-lb, 2000-lb 型32,000発で最終納期は2006年2月、 2件目は5年間に FMS 分として生産する$215Mである。
2004.03 Jane's Missiles & Rockets JDAM released from F-117 <0409-030009>
 2,000-lb型 JDAM を F-117 から投下する試験が行われ成功した。 試験は2004年9月まで続けられ、2005年初 期に IOC、その1年後に FOC (Full Operational Capability) が予定されている。
 JDAM の CEP≦13mを確認する試験が最近行われ、弾着地点と標的との離隔距離の平均は、2,000-lb JDAM で 3.7m、500-lb JDAM で1.4mであった。
 JDAM に曳火(空中破裂)信管を取り付ける計画が進められており、既に7,078発の DSU-33B/B 電波近接信管 が発注され、一部が既に JDAM に取り付けられている。
2004.02.25 Jane's Defence Weekly USAF seeks fuze variants for JDAM <0405-022505>
 米空軍は2月13日に、あらゆるタイプの JDAM に取り付けられる新型の信管を検討していることを明ら かにした。
 この信管は堅固な目標の貫通による衝撃に耐える4~25秒間の遅延時間可変信管で、投下後11分以上の間設定 を維持できることが要求されている。
2004.02.25 Jane's Defence Weekly USA purshes armed UAV plans <0405-022504>
 米空軍は武装 UAV の搭載武器を強化する計画を進めている。
 MQ-9A Predator B には GBU-38 500-lb JDAM を搭載する 計画に変更はないが、更に GBU-12 500-lb Paveway Ⅱ も搭載する。 ただ Predator からの GBU-105 SFW と組み合わせた WCMD は、搭載機が遅すぎて信管が正常に 作動しない問題をかかえている。
 MQ-1 Predator A は GA社によると2月5日現在で RQ-1/MQ-1 合わせて100機製造しているが、 AGM-114 Hellfire に代えて JCM (Joint Common Missile) が搭載される模様である。
(JCM 関連記事IN 2003.12.01)
 一方海軍は RQ-8 FireScout に、JCM 及び APKWS の搭載す る。
2004.02.18 Jane's Defence Weekly F-117 Nighthawk gains new capabilities <0404-021811>
 1月21日に F-117 による2種類の2,000-lbs JDAM 投下試験に成功した。
 試験に使われたのは Mk 84 型の GBU-31(v)1/B と、BLU-109 型の GBU-31(v)3/B で、試験は2001年4月に開始された F-117 Block Ⅱ 性能向上計画の一環として行われた。
 New Mexico 州 Holloman AFB を基地とする米空軍第49航空団の第8飛行中隊は、2003年のイラク戦争に参戦した後に、改造を進めてい た。
2004.02.09 Inside the Navy Navy zeros JDAM HART account to pay for Small Diameter Bomb <0405-020901
 米海軍は1月6日、JDAM HART の開発中止を決定し、代わりに空軍が開発中の SDB を採用することを決めた。
 JDAM HART (Hornet Autonomous Real-Time Targeting) は、F/A-18E/F 搭載用の500-lb精密誘導兵器で、2007年12月のIOCを計画、2009 年までの開発導入に総額$287.5Mを計上していた。
 海軍はFY-04予算から項目を削除するとともに、FY-05の SDB 計画に$10Mを割り当て開発に参加する。
2003.12 International Defense Review A more precise JDAM  Boeing社は JDAM 精度を上げる HART (Hornet Autonomous Real-time Targeting) システムの SDD を$121Mで受注した。
 HART は JDAM に取り付けられる IR センサ、プロセッサ、画像照合ソフトからなるキットで、F/A-18E/F Super Hornet の乗員がレーダで捕捉した目標の形状を JDAM に送ると、投下後 HART は搭載センサの画像と照合して 誘導する。
 LRIP 移行の決定は2006年末、IOC は2007年12月に予定され、LRIP 1 で600発、続く量産では2011年までに 6,000発の調達が見込まれている。 
2003.11 Jane's Missiles & Rockets JDAM to be integrated on Israeli F-15s  McDonnell Douglas社が$7.13Mで、F-15 に Mk84 型の JDAM を搭載可能にする契約を受注した。  この契約で FMS によるイスラエルの F-15 の改修も行われる。
2003.11 Jane's Missiles & Rockets B-2 Sprit releases 80 JDAMs in test  B-2 が1パスで80発の GBU-38 500-lb JDAM 80の別々 の目標に向け投下する試験が行われ成功した。 この試験では SBRA (Smart Bomb Rack Assembly) の機能が確認された。 従来 、B-2 の爆弾搭載数は16発までであった。
 B-2 の SBRA への改装は3期に分けて行われ、最初の改装は2004年8月までに行われて2004年末に IOC となる。 その後2006年1/四半 期までに45機の B-2 全てが SBRA に改装される。
2003.11 International Defense Review Mass precision drop  9月10日に B-2 爆撃機による GBU-38 500-lb JDAM 80発の投下試験が行われ、模擬弾頭 JDAM は80の別々の目標に対して投下された。
2003.10.13 Inside the Navy Navy to integrate JDAM HART with Super Hornet's AESA radar  米海軍は F/A-18E/F Super Hornet に搭載する JDAM の目標捕捉能力を向上させる JDAM HART (Hornet Autonomous Real-Time Targeting) の開発を計画している。
 JDAM HART は、現在開発中の AESA レーダーと連接し、飛行間に至短時間で正確に目標を捉え破壊するシステムで、FY-05~07の3年間 に$20Mを投じて2007年12月の IOC を目指す。
2003.10.08 Jane's Defnce Weekly USAF seeks to combine laser, GPS in bomb  米空軍は JDAM に GPS 誘導に加えてレーザシーカを取り付け ることを検討している。
 GPS 誘導の JDAM は固定目標に対して3mの精度を実現しているが、レーザ誘導の併用により低速移動目標にも有効になる。
 一方空軍は JDAM に Diamondback 拡張翼を取り付けることに関心を持っており、これにより投弾可能距離が 60nm (111km)と、約3倍に伸びる。
 更に Boeing社は Diamondback 拡張翼に加えてパルスジェットエンジンを取り付ける奇抜な案も持っており、 この結果、投弾距離を200nmの延ばすことができる。
2003.09.24 Jane's Defence Weekly Multi-target test success for JDAM  米空軍は9月10日に、B-2 爆撃機を使った Mk 82 500-lb用 JDAM の投下試験を行い成功した。
 500-lb 擬製爆弾に取り付けた JDAM 80発は、B-2 の4ヶ所の機内弾庫に収納され、高度 35,000ft、距離16kmから22秒間にそれぞれ別々の目標に向け投下された。
 その結果、全ての弾は弾着予定地点の3m以内に着弾した。
 米空軍は、初期分として5,800発の 500-lb JDAM を発注しており、2004年に引き渡しが行われる。
2003.08.22 毎日新聞

  Yahoo

空自に精密誘導弾 来年度導入へ  防衛庁は22日、JDAM を航空自衛隊に導入する方針を固めた。 04年度予算の 概算要求に購入費を盛り込む。
 関係者によると、空自が保有している500-lb爆弾に誘導装置や翼を取り付けるなどして JDAM に改修する。  改修用の装置の単価は500万円前後の見通しで、空自は次期支援戦闘機 F-2 に搭載する方針である。
2003.08.18 Inside the Navy DARPA,Northlop one step closer to solving moving target problem  先日行われた AMSTE の試験で、1基の GMTI レーダーによる移動標的への射撃に初 めて成功し、実用化に一歩近づいた。
 試験はこれまで2基以上のレーダーによる標的の情報を用いていたが、今回は JSTARS 単機から標 的情報を F-16 搭載の JDAM に送り、投弾距離6mileで投下、3m以内に着弾し 成功した。
 AMSTE は DARPA 予算で空軍研究所が管轄し研究を進めているが、海軍も追随攻撃性能に関心を示している。
2003.08.11 Aviation Week & ST Boeing's ROK star  Boeing社はこのほど、韓国空軍の F-15K 攻撃戦闘機の設計作業を終了し製造段階に移行する。 飛 行試験は2005年3月を予定、11月に2機を納入する。
 韓国空軍の F-15K は空中戦の他、対艦、対地攻撃能力を持たせ、将来のネットワーク中心の戦いにも適応できることが要求され、40機 の導入が計画されている。
 F-15K は15発の JDAM を装備できる他、海軍用として Harpoon、SLAM-ER を搭載する。
2003.07 Jane's Missiles & Rockets 48,000 bomb fuzes orderd  L3社は、JDAM や LGB に使われている Mk80系の爆弾に取り付ける FMU-139 B/B 電子信管48,774個を、米海空軍のほ か、エジプト、オランダ、ベルギーから受注した。 納期は2005年4月となっている。
2003.07 Jane's Missiles & Rockets New targeting system to update JDAMs in flight  JDAM の精度を更に高める KAATS (Kill Assist Adverse Weather Targeting System) 計画が、米海軍で進められている。
 KAATS は UAV に搭載した SAR のデータで評定した目標データを、データリンクを介して JDAM弾に送り精度 を高めようというもので、目標の標定誤差を1m以内にする。
 システム取り纏めは契約2003年5月 Boeing社と行われており、2004年夏には5発の投下試験と6発のオプション が計画されている。
2003.07 International Defense Review 'Smart' bomb rack upgrades for B-2 bombers  Northrop Grumman社は、B-2 80発の GPS 誘導爆弾を搭載する ラックを3期に分けて生産する。
 これは500-lb型の JDAM である GBU-38 を搭載するもので、従来のラックの 搭載可能数は16発であった。
 これとは別に、これと合わせて、観目線外にいる B-2 を、衛星経由の Link 16 で結ぶ改造もなされる。
2003.06.02 Space News Anti-jam kits to help keep GPS-guided bombs on target  米空軍はイラクでの戦訓から、JDAM の対 GPS 妨害強化策に着手した。
 軍は 1月、Boeing 社に GPS 妨害ノイズ に影響を受けにくいアンテナと対妨害制御モジュールの2項目について JDAM の改善を求めて おり、同社は 2年以内のプロトタイプ完成と 2008年の量産型テールキットから完全装備することを目指し研究を開始した。
 1セット価格は既存の$20,000を大幅に越えないとしている。
 なお、空軍は現有 GPS 衛星の100倍の対妨害性を持つ GPS-Ⅲ衛星の開発を進めているが、計画は3年遅れてお り運用開始は早くても2010年以降とみられる。
2003.06 Jane's Missiles & Rockets Follow-on JDAM orders  McDonnell Douglas (Boeing)社は、米海空軍から$689.53Mで JDAM Lot 7 を受注し た。 これらは2,000-lb, 1,000-lb及び500-lb爆弾に取り付けられる。
 また$11.64Mでデンマーク (245発)、UAE (202発)、オマーン(84発) 及び韓国への FMS売却弾も受注した。
 Lot 7 と合わせて同社は$5.2Mで、146個の CTM (Copact Telemetry Data Sets) を受注した。 CTM には KGV-68B 暗号チップが組み込まれる。
2003.05.26 Defense News Jam-proofing the JDAM  イラク戦での GPS 誘導兵器に対する電波妨害を重く見た米空軍は JDAM 対妨害性の強化に着手した。
 改善するのは妨害ノイズに影響を受けにくい新型のアンテナと対妨害制御チップの付加で、主契約社である Boeing社は2年以内の完成をめざして研究を開始する。
 空軍は現在、既存 GPS衛星の100倍の対妨害性を有する GPSーⅢ衛星の開発を行って いるが、計画は3年遅れており運用開始は 2010年以降とみられるため、早急な対応が必要となっている。
2003.05.21 Jane's Defence Wekkly US looks at bomb role for F-15Cs  米空軍は、F-15C 制空戦闘機に JDAM を装備することを検 討している。 F/A-22 の調達数量が当初予定の750機から276機程度に削減されたことと、 JSF の装備化にはまだ間があることによる。 しかしながら空軍は F-15C の本来任務は依然として制空戦 闘機であるとしている。
 F-15C に JDAM を装備するのに伴い、搭載レーダをアクティブフェーズドアレイレーダに換装することも検討 している。
2003.05.12 Inside the Navy Navy,Air Force developing MoA on assault breaching munitions  米海軍と空軍は 沿岸防御線攻撃用の JABS (JDAM Assault Breaching System) の共同開発について MoA 作業を進め ている。
 JABS は沿岸の浅瀬や海浜の防御線を攻撃する精密誘導兵器で、対地雷(水雷)作戦と併行して使用する。 こ の種兵器はこれまでなく、ONR はこのほど Boeing 社と18ヶ月の研究に関する契約を行った。
 MoA 締結時期は未定だが、海軍は2006年の装備化を目指し、海空軍戦闘機に搭載する。
2003.05.12 Defense News B-2 to carry more smart bombs  米空軍は保有する B-2 Spirit ステルス爆撃機 21機全数の弾庫を精密 誘導爆弾用に改修する。
 改修は 2006年初めまでの予定で総額 $31.7Mを投じて行われ、現在の16発搭載から 500-lb JDAM をは じめとする GPS 誘導爆弾を80発搭載可能となり、攻撃能力は大きく向上する。
2003.05 Jane's Missiles & Rockets B-2 bomber drops 500-lb JDAMs  B-2 による 500-lb JDAM の投下試験が開始され、この 夏中続けられる。
 試験では B-2 の4ヶ所の弾庫から16発の Mk-82 JDAM (GBU-38) が投下され、シークエンスと、各弾のタイミング、間隔が検証された。
 B-2 の弾庫にはそれぞれ20発ずつ、合計80発の 500-lb JDAM が搭載できる。
2003.05 Jane's Missiles & Rockets Tomcat gets JDAM ahead of schedule  イラク戦争で F-14D が初めて JDAM を投下した。
 2003年1月31日に海軍は F-14D の改造とソフトウェアの更新を完成して2月2日に空母へ送り込み、2日後に作業を開始して17日間で完了 した。 F-14D による最初の JDAM 投下は3月1日に行われた。
2003.05 International Defense Review SAR-based targeting for JDAM  米海軍は、Boeing社と KAATS (Kill Assist Adverse-weather Targeting System) JDAM を組み合わせ KATDAM (KAATS-JDAM) とする契約を行う予定である。  Boeing社は Mk 83 を元に、6発の KATDAM を製造する。
 KAATS は Predator や他の UAV に搭載可能な SAR で、1mの精度で目標を 標定し、飛行中の JDAM に目標情報を送信する。
2003.05 International Defense Review JDAM exports  Boeing社は FMS 契約分としての JDAM を生産する。
 内訳は、デンマーク向け245キット、オマーン84キット、UAE 202キット、韓国14キットであり、最終納期は 2005年11月である。
2003.04.28 Aviation Week & ST Baghdad confidential
= イラク戦における米空軍活動状況 =
 Air National Guard の F-16 24機はヨルダン西部の基地からイラク Scud 発射機の制圧と地上部隊の H-1~H-3 飛行場制圧支援及びバ クダッドの攻撃を行い、出撃回数は 700ソーティにのぼった。 また、ヨルダンから救難ヘリが運用されその後 H-1 に移動し、活動を継 続している。 なお、ヨルダン政府は公式には米軍の活動支援を否定している。
 作戦の終始を通じて Global Hawk UAV が索敵に運用され、映 像情報はサウジアラビアの共同航空作戦センターに送られ、15分以内に攻撃を行うことができた。
 B-1 による出撃は全ソーティの 2% にすぎないが、投下した JDAM の50%は B-1 に よる。 また、高々度爆撃は1日に 6~7ソーティであったが、4月8日以降は 2ソーティに減っている。
2003.04.16 Jane's Defence Weekly UK RAF offered JDAM capability 'within months'  MBDA UK社と Raytheon社が受注合戦を行ってきた英国の PGB (Precision-Guided Bomb) は、MBDA UK社が提案する 500-lb JDAM が採用されることになった。
 この結果、Raytheon社が提案していた Pave Way Ⅳは消えた。
 MBDA UK社の提案では、弾体にフランス SAMP社が製造する Mk82 500-lb爆弾が使用され、2006年末までに 2,000発以上の受注が見込まれている。
 尚、JDAM テールキットは、現在までで 236,000発分の生産が予定されている。
2003.04.16 Jane's Defence Weekly JDAM testing on B-2 bomber  米空軍は3月末から 500-lb JDAM B-2 との適合試験 を実施している。
 B-2 は4ヶ所ある誘導爆弾用ラックに、合計80発の 500-lb JDAM を搭載する。 試験は今年の中頃まで続けら れる。
2003.04.02 Jane's Defence Weekly Tomcats equipped with JDAM  米海軍が F-14D に JDAM を搭載していることを公表した。 F-14D には 2,000-lb JDAM を4発搭載できる。
 F-14D はイラク戦争支援のためペルシャ湾地域に3個飛行隊が派遣されている。
2003.04.02 Jane's Defence Weekly JDAM contract awarded  Boeing社は、米海空軍から総額$690Mで JDAM を受注した。
 この契約には 2,000-lb JDAM 及び 1,000-lb JDAM の追加発注に加えて、500-lb JDAM が含まれている。
2003.04.01 時事通信

インターネット

共和国防衛隊への打撃強調=イラク開戦後、8,000発以上の精密弾  米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は31、前日の空爆では、爆撃機などが延べ約千回出撃し、メディナ師団など 4個師団を攻撃するとともに、バグダッドやイラク北部の防空・通信施設などを空爆したことを明らかにした。
 同副部長によると、米英軍は開戦以来、700発以上のトマホークと8,000発以上の精密誘導弾をイラクに投下し たという。
2003.04 International Defense Review Australia seeks all-weather precision-guided bombs  オーストラリアは、スタンドオフ誘導爆弾計画 Air 5409計画を進めている。
 Air 5409 の候補には、JDAM-ER のほかに、イスラエル Rafael社製 SPICE (Smart, Precise Impact and Cost-Effective : 右図) が挙がっている。
 SPICE は民間衛星が取得した1m精度の画像データを元にした scene-matching 方式のセンサを搭載し、42,000 ftから投下した場合で60km以上の射程を持つ。
2003.03.31 Aviation Week & ST Guerrilla war  イラク軍や民兵によるゲリラ的な攻撃に米軍は手を焼いており、航空戦略の見直しも検討している。
 地上攻撃に関しては移動する民間車両や民間人に対し敵対行動をとるまでは行わないことを原則とし、使用武器も JDAM の使用を制限、攻撃へりによる目視攻撃を増やす方針。
 なお、数週間でイラク軍が使用した対空兵器は S-60、KS-12、KS-19 といった旧式の対空火器と SA-7 から SA-18 級の携帯SAMが確認 されている。
2003.03.27 時事通信

インターネット

精密誘導弾4,300発を投下=イラク開戦以来、巡航ミサイルは600発  米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は26日の記者会見で、イラク攻撃開始以来トマホーク600発 以上を撃ち込み、精密誘導弾4,300発以上を投下したことを明らかにした。
2003.03.26 Jane's Defence Weekly Foreign orders for JDAM  Boeing社は韓国に、F-15K 用として14発の JDAM を、2005年までに引き渡す。
 この他に、デンマークへ245発を$11.6Mで、UAEへ202発、オマーンへ84発を輸出する。
2003.03.24 Aviation Week & ST Battering Iraq  イラク侵攻に伴い、米第3海兵航空団 (MAW) はバスラ周辺で地上部隊の支援作戦を行っている。
 戦闘初日の攻撃目標は移動する車両や数ヶ所の軍事施設で、約5,000名の海兵隊員を支援するため2,000-lb JDAM やレーザー誘導爆弾、CBU-99 クラスター爆弾等を搭載した F/A-18 Nite Hawk と AV-8B Harrier が出撃した。
 また、夜間攻撃に多くの照明弾が使われた模様。
 なお、空軍と海軍支援戦闘機は主として戦略目標と陸軍の作戦を支援している。
2003.03 Jane's Missiles & Rockets WCMD to have GPS/INS Guidance  従来 INS だけで誘導されていた WCMD が、JDAM 同様に GPS 誘導が併用されることになり、そのための開発が$7Mで Lockheed Martin社に発注された。 これに より WCMD の CEP は、JDAM 並の13mになる。
 INS誘導の WCMD はそもそも CEP 26mであったが、アフガンで使用したところ山岳地形の影響で子弾分離のための近接 信管が誤作動した。
 GPS の付加により$10,000であった WCMD の単価は、JDAM の$50,000と変わりなくなるが、JDAM の単価が現在 $25,000まで下がっており、今後数年間現在の高水準での生産が続けば$20,000まで下 がると見られている。
2003.03 National Defense Precision weapons command more attention, resources  DoD は現在開発中の精密誘導兵器 JDAMSDB 及び JASSM の導入を推進、強化する意向を明らかにした。
 JDAM は2002年9月に18,840キットの導入が決まっているが、製造を早め、8月から月産 2,800 キットの製造を 開始する。 最大の利点は性能に加え価格が$40,000/発と安価なこと。
SDB は2001年12月から2社が設計開発を行っており、年末には 1社に絞り込み本格的な開発に移行する。
 JASSM は 2001年に LRIP が承認され、空軍は 76発を発注、2003~2004年に納入を予定している。
 なお、この他にも空軍が LADAR (Laser Detection and Ranging) シーカーを搭載する LOCAAS の 開発を 1998年から進めており、今年度にフライトテストを予定している。
2003.02.26 Jane's Defence Weekly Boeing to develop anti-spoofing GPS  Boeing社は JDAM に搭載する対欺騙妨害 GPS 受信機の開 発と、JDAM 用対妨害アンテナを$33.7Mで受注した。
2003.02.05 Jane's Defence Weekly US budget boost - with more to come
= FY-04 米国防予算案の解説記事 =
全般、海軍海兵隊、空軍、陸軍、ミサイル防衛別
海 軍
  Tacticl tomahawk × 267発
  JSOW × 429発
  SLAM-ER × 84発
  JDAM × 12,326発
空 軍
  JDAM × 20,244発
  JASSM × 250発
陸 軍
  M1A2 MBT、M2A3 Bradley の調達中止
2003.02.03 Aviation Week & ST Next F/A-18E/F evolution underway  米海軍は昨年、 Abraham Lincoln に単座式の F/A-18E を採用したが、現在 Nimitz と第11空母航空 団に、F-14A の後継として限定的な戦術偵察能力を持つ F/A-18F を採用する準備を進めている。
 また F/A-18 用に ATFLIR (Advanced Tactical FLIR) 574基の導入を計画しており、394基を F/A-18E/F に 、180基を F/A-18C/D に装備する。
 兵装については 2007年までに JASSM JDAM を搭載する他、 2006年までに搭載爆弾をすべて改善型 IIR シーカー付誘導爆弾にする。
2003.02.03 Inside the Navy Pentagon touts plan to buy seven new ships in defense budget  DoD はこのほど、総額$379.9B にのぼる FY-04 国防予算案を議会に提出した。
 このうち、艦船については7隻の建造を $12.2Bで、昨年の5隻要求を上回り、航空機は前年度より10機多い100機を要求している。
 弾薬関連では JDAM 調達量が昨年度要求の倍以上となり、反面 Tactical Tomahawk は若干少なくなっている。
 主要な航空機及びミサイルのFY-09までの導入計画は下記のとおり。

☆ 主な航空機

┏━━━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓
┃      ┃FY-04 ┃FY-05 ┃FY-06 ┃FY-07 ┃FY-08 ┃FY-09 ┃
┣━━━━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━┫
┃JSF     ┃  0 ┃  0 ┃  4 ┃  8 ┃  29 ┃  52 ┃
┠──────╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃F/A-18E/F/G ┃  42 ┃  42 ┃  42 ┃  42 ┃  42 ┃  42 ┃
┠──────╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃E-2C    ┃  2 ┃  2 ┃  2 ┃  2 ┃  4 ┃  5 ┃
┠──────╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃MV-22    ┃  9 ┃  8 ┃  17 ┃  29 ┃  30 ┃  32 ┃
┗━━━━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┛
☆ 主なミサイル
┏━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓
┃    ┃FY-03 ┃FY-04 ┃FY-05 ┃FY-06 ┃FY-07 ┃FY-08 ┃FY-09 ┃
┣━━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━┫
┃JSOW  ┃ 165 ┃ 429 ┃ 463 ┃ 490 ┃ 404 ┃ 387 ┃ 405 ┃
┠────╂───╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃SLAM-ER ┃ 120 ┃  84 ┃  90 ┃  0 ┃  0 ┃  0 ┃  0 ┃
┠────╂───╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃JDAM  ┃12,280┃12,326┃11,014┃ 5,380┃ 5,166┃ 4,536┃ 4,380┃
┠────╂───╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃JASSM  ┃  0 ┃  0 ┃  0 ┃  0 ┃  30 ┃ 110 ┃ 110 ┃
┠────╂───╂───╂───╂───╂───╂───╂───┨
┃TacTom ┃ 167 ┃ 267 ┃ 218 ┃ 422 ┃ 406 ┃ 471 ┃ 410 ┃
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2002.11.27 Jane's Defence Weekly USA eyes enhanced JDAM bomb capabilities  米海空軍は、射程延伸型と、移動目標攻撃型の JDAM に関心を持ち、予算を計上し ている。
 海軍は JDAM に IIR シーカを取り付け精度向上を狙っている。
 空軍は JDAM に MBDA社製の Dianondback翼キットを取り付け、射程を従来の約3倍である 80kmに延ばす JDAM-ER を考えている。
 Dianondback翼付き GBU-31 の試験は2000年4月から行われている。 空軍は、できれば2005年に開発を開始し たいとしている。
 2,000-lb GBU-31 JDAM は、1999年ユーゴでの 'Allied Force' 作戦で初めて使用され、アフガンでの戦いでは、GBU-31 や GBU-32 ( 1,000-lb爆弾用) が7,000発以上使用された。
2002.11 Jane's Missiles & Rockets JDAM tested against moving target  AMSTE を使い JDAM で移動目標を攻撃する試験が 8月22日に行われた。
 安価なデータリンクを取り付けた JDAM は、30km/hで走行する6両の車両縦隊に対し、距離5.4nm、高度20,000ftで F-16 から投下され 、IFTU (In-Flight Targeting Upgrades) 信号を E-8 JSTARS から直接 受領して、目標の10m以内に弾着した。
 次いで9月30日に行われた2発の JDAM 同時投下試験では同様の目標に対し5m、及び10~13mに弾着した。
 更に Link 16 を用いた AGM-154A 改による試験では、距離65kmで目標に直撃 した。
2002.10.16 Jane's Defence Weekly Second-source JDAM production line moves closer  英国の PGB (Precision Guided Bomb) 計画の受注を目指している Boeing社は、PGB に 500-lb JDAM が採用されれば、MBDA社に建設する生産設備を、JDAM 生産のセカンドソースにするとして、受注戦術を強化している。
 一方 JDAM はアフガンで約7,000発が使用されたため、月産能力の拡大を行っているが生産が追いついていな い。
2002.10.14 Defense News B-1B to deliver unique weapon combination  B-1B による異弾種投下試験が年内に終了予定で、米空軍は世界にも例のない1回の攻撃で3弾種 を投下できる爆撃機を持つこととなる。
 現在、DoD が行っている運用評価試験では GPS 誘導の JDAMWCMD 及び無誘導爆弾の3弾種を1ソーティで投下している。
 改修は爆撃装置のほか、投下を制御するコンピューターとソフトウェアについて行われ、能力を付加した 3機が来年 3月には配備され 、量産開始を10月以降予定している。
2002.09.18 Jane's Defence Weekly DARPA demonstrates JDAM precision  DARPA は AMSTE 計画の一環として、改造2,000-lb JDAM による、初の精密誘導試験を実施した。
2002.09 Jane's Missiles & Rockets JDAM completes ground tests with new fuze  米空軍の JPF (Joint Programmable Fuze) JDAM と の整合性試験が空軍の遷音速風洞で実施され成功した。 この風洞では Mach 1.4 までの飛行状態を模擬できる。
 JPF は、FZU-55A/B 信管と FZU-152A/F タービン高度計を組み合わせたもので、JPF の採用により JDAM は、飛行間 におけるプログラム設定が可能になる。
2002.09 International Defense Review UK moves towards Precision Guided Bomb selection  英国防省は12月に PGB (Precision Guided Bomb) 計画担当社を決定し、2003年3月に契約を行う。
 部隊配備は2006年に計画され、最終的には14,000発以上が調達される見込みである。
 計画には Boeing社と組み JDAM-ER を提案する MBDA社と、Enhanced Paveway Ⅱ (EP-Ⅱ) を提案する Raytheon社の2社が競争している。
 JDAM-ER は、MBDA社製の DiamondBack 有翼テールキットを用いたもので、GPS/IMU で誘導 される。
 EP-Ⅱ は、GPS/IMU を付加したレーザ誘導方式である。
2002.07.15 Aviation Week & ST Programmable fuze for JDAM tested  米空軍アーノルド技術開発センターは JDAM に FMU-152A/B タービン発電機と、 FZU-55A/B 信管を取り付けたフルスケールモデルの風洞試験を行った。
 この信管と動力装置はプログラム可能で、Mach 0.3~1.4 の高々度,低速状況下のアーミング機能の改善を目標としている。
 システムとしてのフライトテストは本年度末に予定されている。
2002.06 Jane's Missiles & Rockets USAF tests Mk 82 JDAM  米空軍は Mk 82 500-lb 爆弾用の JDAM の投下試験に成功した。
 Mk 82 500-lb 爆弾用 JDAM は、高度6,000mで F-16 から投下され、10km離れた標的に命中した。
 500-lb 用 JDAM は、2,000-lb (Mk84 or BLU-109) 用、1,000-lb (Mk83 or BLU-110) 用と同じコンピュータ、航法装置、GPS 装置を 搭載している。
2002.05.22 Jane's Defense Weekly F-15E conducts multiple JDAM release  米空軍は今月初めに、F-15E から5発の GBU-31 2,000-lb JDAM を別々の目標に向け 投下する試験に成功した。
 JDAM は既に B-1B, B-2A, B-52H, F-16, F/A-18 に搭載されているが、この一連の試験が終了すれば F-15E にも搭載 可能になる。
2002.05.08 Jane's Defence Weekly MBDA studies UK JDAM production line  Boeing社と MBDA社は、英空軍が進めている全天候 PGB 計画 500-lb Mk 82 型の JDAM を提案している。 500-lb 型の JDAM は4月26日にフロリダで F-16 からの投下試験に成功 している。
 一方 Raytheon社は、フランスの Sagem社と提携して 'Enhanced Paveway' の改良型を提案している。  Enhanced Paveway は GPS/LGB 誘導で、2年前に英空軍に採用されている。
 英空軍は、全天候型で 3m の爆撃精度を持つ PGB を要求している。
2002.05 Jane's Missiles & Rockets JDAM seen as a war-winner in Afghanistan  アフガンでの戦いでは、アルカイダやタリバンの撃破に GBU-31 (Mk 83) や GBU-32 (Mk 84 or BLU-109/B) 型の JDAM が大いに活躍した。
 JDAM を24発搭載した B-1 の出撃数は全体の5%であったが、投下した弾薬量は40%にのぼった。
2002.04.22 Inside the Navy Afghanistan Ops highlight need for smaller, precision-guided bomb  アフガニスタンでの戦訓から海軍はより小型の精密誘導兵器の必要性を認識し、JDAM の改善を主張している。
 作戦に参加した海軍航空機の 72% はレーザー誘導爆弾の投下で、天候不良時はほとんどが 2,000lb JDAM を使用した。
 1,000lb 級は空母には搭載されておらず 500lb 級は開発中で、極めて効率の悪い爆撃であった。
 空軍は現在、250lb 級のSDB(Small Diameter Bomb) を開発中だが、海軍は早期導入と実績からむしろ JDAM の PIP を進める意向を示 している。
2002.04.17 Jane's Defence Weekly US Air Force boosts proposed JDAM buy  米空軍は JDAM の調達予定数を、FY-07 までに88,000キットだったものを、236,000 キットと、約3倍に引き上げる。 これに伴い Boeing社も月産レートを FY-04までに、1,500から2,800に引き上 げる。
 JDAM は1999年のユーゴにおける 'Allied Force' 作戦で600発以上使用されたが、アフガンでは5,000発以上 が使用されたと見られる。
 空軍は現在 500-lb JDAM を開発中で、FY-03~FY-04 に運用試験が実施される予定である。
2002.04.10 Jane's Defence Weekly Boeing award USAF JDAM contract  米空軍は Boeing社に、12,204 キット JDAM Lot V を、$12.4M で発注した。 納期は2002年10月になっている。
2002.04 Interantional Defense Review The falling price of precision
= 空中発射型誘導兵器の現況と趨勢に関する記事 =
 アフガニスタンでの JDAM の有効性が実証されたことにより、多くの誘導兵器の開発が進められている。
JDAM
 現在600セット/月でフル生産中。価格も1992年当初の $40,000/発から $20,000に低減された。 今後、JSF や X-45 UCAV への搭載を計画 中。
JDAM-ER
 JDAM の胴体下に、Alenia Marconi社製 Diamond Back 取り付け翼を装着したもの。 米軍には翼取り付け計画はないが、海外ユーザが 関心を示している。
海軍用 JDAM
 海軍は DAMASK (Direct Attack Munition Affordable Seeker) 搭載の精密誘導型 JDAM の試験を2000年以 降実施している。
SDB
 空軍が F-22 搭載用として開発中、2006年に先ず F-15に搭載、その後 F-22 に搭載を予定。 JSF や X-45 UCAV への搭載も計画中。
 開発は 3段階に区分され、第2段階はFY-10 の装備化、第3段階は研究中で捜索範囲の拡張と自律目標捕捉を検討している。
 研究所レベルの関連計画には、空軍の PDAM (Precision Direct Attack Munition) と Boeing 社が独自に 研究中の SSBREX (Small Smart Bomb Range Extention) がある。
LOCCAS
 空軍が Predator B への搭載を検討しつつ開発中。 2005年にフルスケール開発試験、2008年の LRIP を目標 としている。
 また、これらの計画と併行して移動目標の攻撃精度向上のため、 AMSTE (Affordable Moving Surface Target Engagement) 計画がすす められている。
2002.03 Jane's Missiles & Rockets JDAM production rate could be speeded  JDAM の月産量は、アフガニスタンでの射耗補充のため引き上げられている模様であ る。
 開戦前には2003年2月までに、月産1,000発を達成する計画であったが、2001年12月27日に2002年10月1日納期で、11,333発の JDAM が発 注されたため、月産1,000発は既に達成しており、現在の計画では月産2,000発を目指している。
2002.02.20 Jane's Defence Weekly USAF seeks to double JDAM production  米空軍は、現在月産1,500ユニットである JDAM の生産レートを、2004年末までに月産3,000ユニ ットに引き上げるとしている。
 Operation Enduring Freedom では、1日平均80発の JDAM が使われた。 米空軍は FY-03 に 22,700発、海軍は 9,880発の JDAM の調達を要求している。
2002.01 Jane's Missiles & Rockets Afghanistan offernsive boosts US munitions procurement  アフガン戦争により、一時中止されていた AGM-154A JSOW の Full-rate 生産は再 開されたが、開戦初期、僅かに海軍により防空関連目標の攻撃に使用されただけであった。
 これに引き替え JDAM は大量に使用されたため、海軍の在庫がつきそうにな り、空軍保有弾を管理換えして繋いだと言われている。
 AGM-84H SLAM-ER は、少なくとも3発が開戦当初に使用されたほか、その 'man-in-the-loop' 特性と 、良好な精度から、洞窟やバンカーの攻撃に使えたと見られている。
 9月11日事件により組まれた特別支出では、当初の$20Bの一部が TLAM, LGB, JDAM, CALCM の購入に、第2次の$20Bの一部が Tomahawk の Block Ⅲ TLAM化、Hellfire, SLAM-ER の追加購入、及び JASSM の購入、Tactical Tomahawk の 開発促進に使用された。
2002.01.03 Inside the Pentagon Acquisition reform Marverick picked to lead new air force center  米空軍は12月、JDAM、JASSM 等 10数件のプロジェクトに関わる調達改善を担当する「Acquisition Center of Excellence」を新設した。
2001.12.24 Inside the Navy Navy's JDAM improvement program survives OSD attempt to kill it  米海軍の JDAM 改善計画は11月の FY-03 予算案から査定落ちしていたが、12月の最終決定 では復活したことが明らかになった。 なお、空軍の SDB への海軍からの予算振り向けは当初の $10M から $2M に減額された。
2001.12.19 Jane's Defence Weekly Afghanistan: first lessons
= アフガン戦争戦果の分析記事 =
今後の課題
・開戦初期に、何度かアルカイダやタリバンの幹部を攻撃できる機会を得ながら、取り逃がした。
・HDBT (Hard and Deeply-Buried Target) 攻撃の決め手を欠いた
精密誘導兵器の多用
・12月7日までに投下された爆弾(12,000発)のうち、56% (6,700発)が誘導爆弾
・コソボでは投下された爆弾(24,000発)の35%が誘導爆弾であった。
JDAM の有効性立証
 JDAM 安価(単価$18,000)と、全天候性が広範な使用をもたらした。
WCMD の初使用
 BLU-97/B を202発収納した CBU-87 1,000-lb クラスタ爆弾に、WCMD (Wind Corrected Munition Dispenser) を取り付けた CBU-103 が初めて使用され、成果を収めた。
2001.12 National Defense Planned JDAM upgrade boosts accuracy to 10 feet  米海軍の当局者によると、JDAM の改善計画は順調に進み、生産への移行準備が 整っている。
 JDAM は1,000lb 及び2,000lb 爆弾に GPS/INS 誘導キットを装着したもので、精度は 43ft であったが、新シーカー Damask 非冷却赤外線装置を用い精度は 10ft に向上した。
 Damask は 1セット $12,700 を予定し、これを装着した JDAM は 1発約 $20,000 程度になる模様。
2001.12 Jane's Missiles & Rockets Anti-Taliban air offensive dominated by missile and PGMs
= アフガン空爆における PGM の活躍を解説する記事 =
 アフガン空爆開戦当初の5日間に投下された爆弾等は2,000発と、1991年のイラク1999年のユーゴ空爆より少ないが、精密誘導爆弾やミ サイルの比重が大きくなっている。
 特に JDAM の多用が目立ち、JDAM の使い方も投下後の目標変換が可能になり、移動目標の攻撃が できるようになって、1999年のユーゴ空爆とは大きく変わっている。
2001.12.03 Inside the Navy OSD: Navy should end JDAM upgrade, pay some 'small bomb' R&D  OSD は海軍の JDAM 改善に関する予算 $25.5M を PBD (Program Budget Decision) から削除し、その大部分を空軍が 主導しているSDB (Small Diameter Bomb) に充当する。
 OSD はまた、同じく空軍が主導しているJASSM (Joint Air-to-Surface Standoff Missile) の 研究開発に海軍予算から $10M を移す模様。
2001.09.12 Jane's Defence Weekly First JDAM launch from F/A-18E  F/A-18E による発の JDAM 誘導投下試験が先月末に実施され、7,000ftから投下された 2,000 lb JDAM が目標となった榴弾砲に命中した。
2001.09 Jane's Missiles & Rockets Boeing and Alenia Marconi Systems team for JDAM  Boeing社と Alenia Marconi Systems (AMS)社は、JDAM の販売促進に共同する ことに合意した。
 AMS社は JDAM の技術を使って、英空軍の精密誘導爆弾計画参入を狙う。 これに対し Boeing社は AMS の保有する Diamondback を使って JDAM の射程を延伸する試験を既に実施している。
2001.08.06 Aviation Week & ST Boeing JDAM pact deepens MBDA links  Boeing社はこのほど、欧州最大の軍事企業 MBDA社 との提携強化を図り JDAM (Joint Direct Attack Munition) を英国に売り込むことを明らかにした。
 MBDA は英伊共同の Alenia Marconi 及び Aerospatial Missile と Matra BAe Dynamics が合併して作られる企業で、本年度末に 発足する。
2001.07.25 Jane's Defence Weekly AMS and Beoing sign JDAM agreement  JDAM の販売について、Boeing社とAMS (Anglo-Italian Alenia Marconi Systems) 社の間で提携交渉が進展している。
 この提携は、当初は英空軍が計画している新精密誘導爆弾への採用を目指すもので、英国の要求では2006年から Mk82 500 lb爆弾を ベースに装備化しようとするものである。
 JDAM はこれまでに 10,000発以上が納入され、 28,000発以上の納入契約がなされている。 米軍は合わせて 87,000発の取得を計画している。
 AMS社ではこの提携により、JDAM の技術取得と、今後 F-22 や JSF の搭載弾となる SDB (Small Diameter Bomb) の開発参加を望ん でいる。
2001.07 Jane's Missiles & Rockets More 2,000-lb JDAMs ordered  McDonnell Douglas社は、$25.09M で 2,000-lb JDAM の追加生産を受注した。
 追加生産は 202発の Mk-84 通常爆弾型と、948発 BLU-109 侵撤爆弾型である。
2001.06 Jane's Missiles & Rockets Low-cost seeker considered for SLAM-ER  米海軍は AGM-84H SLAM-ER の IR シーカを、安価な DAMASK (Direct Attack Munition Affordable Seeker) に交換することを考えている。
 DAMASK は GBU-29、GBU-30 JDAM に使用されているシーカで、大量生産されれば 単価が $10,000 以下になる。
 これとは別に米海軍は 4月に ATA (Automatic Target Acquisition) 機能付き SLAM-ER の試験に成功し た。
 ATA 機能付き SLAM-ER ではシーカの画像がリアルタイムで母機に送られ、パイロットは Stop Motion Aimpoint Update 機能で、コックピットのスクリーンに現れた画像にカーソルをあわせて目標を照準できる。
2001.06.06 Jane's Defence Weekly Initial capability for JDAM  米海軍は、Mk 84 破片効果爆弾及び、BLU-109 侵撤爆弾型の JDAM について、IOC と発表した。
 これに伴い海軍は、13,164発の Mk 84 取り付けキットと、2,848発の BLU-109 取り付けキットを調達することになる。
2001.05.30 Jane's Defence Weekly USAF orders 1,150 JDAMs  米空軍は Boeing社に対し、Mk-84 2000 lb 爆弾用 JDAM 202 発と、2000 lb BLU-109 用 JDAM 948 発、計 1,150 発を、$25.1M で発注した。

(註:Mk-84 は破片効果爆弾、BLU-109 はアースペネトレータ)

FAS の BLU-109 のページ
2001.05 Jane's Missiles & Rockets JDAM cleared for full-rate production  ラムズフェルド米国防長官が JDAM のフルレート生産開始を決定したことに より、90,000発と予定されている生産が開始される。
 JDAM は1999年の "Operation Allied Force" 間に運用が開始されて以来、既に15,998発が発注され 7,000発が納入されている。
 誘導には INS/GPS が使われ、単価は $21,000 である。
 JDAM の精度は INS だけで誘導しようとしていた当初の段階で 30m、GPS を併用した段階で 13mであったが、実際にはそれを凌ぎ それぞれ 14m, 8m になっている。
 JDAM テールキットは 2,000 lb の Mk84 爆弾及び BLU-109 地中侵撤爆弾に取り付けるが、1,000 lb 及び 500 lb 爆弾に取り付け るタイプも目下開発中である。
2001.04.04 Jane's Defence Weekly DoD approves full-rate JDAM production  DoD は、JDAM の Full-Rate Production 開始を承認した。
 JDAM は Mk84 900kg爆弾及び BLU-109爆弾に取り付ける誘導キットで、 DoD は、FY-08 までに $1.46B で 66,640セットを調達す る計画である。
2001.01.31 Jane's Defence Weekly JDAM upgrade option proposed  JDAM 付加用の IIR PPA を用いた安価なシーカである、Damask の開発が進んでいる。
 Damask シーカはキャデラック乗用車で使用している IIR モジュールを組み込んでいる。
 Boeing社によると、JDAM の元々の CEP は 13mであったが、現在では 5.1mに改 善されている。 現在使用中の 5ch GPS を 12ch GPS にする事により CEP は更に良くなる。
 Damask シーカを用いた JDAM は、試験で誤差 1m を記録しているが、公式には CEP 3m とされている。
2000.11 Jane's Missile & Rockets JDAM-ER tested against cross-range target  JDAM-ER(Joint Direct Attack Munition) の近距離発射試験がW.S.M.R で行われた。 JDAM-ER は Alenia Marconi 社の翼装着装置に取り付けられ、高度 20,000ft からの発射で従来の13km を 40km に延伸し、複数の目標に一点から同時に発射できる。
2000.11 Jane's Missile & Rockets Boeing awarded US$45 million for 500lb JDAM development  Boeing 社は米空軍が開発する 500lb JDAM のEMD を $45M で契約した。
 現有のJDAM は 2,000lb級の GBU-31 及び 1,000lb級の GBU-32、GBU-35 の 3種類があり、同社は F-16, B-2 及び海軍のF/A-18に 装着できる 500lb 級 JDAM を 2002年 12月までに完成させる予定。
2000.11.01 Jane's Defence Weekly USAF calls for new generation of air-launched weapons  米空軍の AAC (Air Armament Center) は攻撃機に内蔵する次世代空中発射兵器を重視し研究開発を行っている。
 次世代機の F-22 や JSF 及び UCAV にはステルス性が要求され、搭載兵器の小型内蔵化が必要不可欠なため、開発中の500lb級の JDAM に続き SDB (Small Diameter Bomb) の開発を準備している。
 Boeing社の UCAV (X-45A) の SDB 投下試験を2002年3月に予定。
2000.10.11 Jane's Defence Weekly USAF funds 500 lb JDAM EMD  米空軍は 9月29日に Boeing社との間で 500 lb 型 JDAM 開発の EMD に関する、総額 $45M の契約を結んだ。
 500 lb 型 JDAM は2002年以降、F-16, B-2 及び海軍の F/A-18 に搭載される予定である。
2000.10.04 Jane's Defence Weekly Affordable JDAM add-on boosts targeting precision  米海軍は JDAM (Joint Direct Attack Missile) に IIR シーカを付加した試験に成功 した。 この成功は、新たな安価で高精度な自動化空対地兵器に道を開くものである。
 使用された IIR シーカは、キャデラック車用に作られた COTS (Commercial off-the-shelf) アイテムである。
 実験はチャイナレーク試験場で8月に行われ、通常の JDAM の GPS / INS 誘導から、先端に取り付けられた IIR シーカでの自動 目標捕捉への切り替え、ピンポイントへ誘導する機能が確認された。
2000.09 International Defense Review Kosovo spurs presision bomb programs  米国とヨーロッパ7ヶ国は、昨年の Kosovo における 'Operation Allied Forces' の結果から、新たな精密誘導 爆弾の整備を検討している。

 そのポイントは、GPS / INS の採用により、レーザ誘導爆弾の使用できない悪天候下で使用できることに より、味方の損害を軽減することにある。

 更なる運用上の利点として、投下可能空域の拡大、及び off-axis angles の拡大 が期待できる。

 米海空軍は 1,200発の Enhanced Paveway の調達を計画している。 これは Pavaway Ⅲ に GPS/INS を 付加したものである。

2000.06 Jane's Missile & Rockets JDAM-ER travels 44km on its first flight  Boeing社の JDAM-ER の最初の飛行試験が 4月21日、Eglin 空軍基地で行われ、 予期した成果を得た。
 F-16 に搭載した 2,00lb JDAM は高度20,000ft、速度 0.78M で射出され、200秒の間、44km の直進 滑空飛行を正常に行った。 2回目の試験は5月に予定している。
1998.07.01 Jane's Defence Weekly JDAM delivery: a 'new era' deckons  
1996.07 International Defense Review Hard target attack: forging a better hammer  
1995.10.21 Jane's Defence Weekly McDonnell Douglas wins $62.6M JDAM contract