2024年の ASEAN 諸国との防衛協力に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.12.24
 11:51
日経新聞 ベトナムに資材運搬車の移転完了 初の防衛装備供与 <2501-122409>
 中谷防衛相は24日の記者会見で、ベトナムに陸上自衛隊の資材運搬車2両を供与したと発表した。 ベトナムに自衛隊の装備を提供するのは初めてで、「両国の国防当局間の関係強化にも資する」と強調した。
 資材運搬車は装軌車であるため悪路でも使いやすく、災害などに対応する。 ベトナムにはこれまで海上保安庁の巡視船などを提供した実績があるものの、自衛隊の装備を出したのは初めてであるた。
 中谷防衛相は「ベトナムとの防衛協力・交流を推進することは、地域の平和と安定の確保において重要で、引き続き防衛装備・技術協力や能力構築支援、教育交流などを進めていきたい」と述べた。
2024.12.21
 05:57
時事通信

(Yahoo)

中国支援の基地、「初寄港は日本に」 カンボジア前首相、秋葉国家安全保障局長に伝達 <2501-122102>
 カンボジアのPhnom Penh Post紙が、カンボジア上院議長であるフン・セン前首相が20日、秋葉国家安全保障局長と会談し、中国の支援で改修工事が進む南部のリアム海軍基地を巡り、「完成後に最初に寄港する艦船として海上自衛隊を計画している」と伝えたと報じた。
 日本は米国の同盟国であり、内戦終結後の支援によりカンボジアと良好な関係にある。 米国が中国による同基地の軍事利用を警戒する中、日本を重視する姿勢を示すことで、外交上のバランスを取る狙いがあるとみられる。
2024.12.06
 05:41
ATBS News

(Yahoo)

日本がOSA通じてフィリピン軍に監視レーダーなど供与へ <2501-120602>
 日本とフィリピンは5日、日本が防衛装備品などを無償で供与する枠組みである政府安全保障能力強化支援 (
OSA) の文書に署名した。 OSAを通じたフィリピンへの供与は令和5年度に続き2回目で、海軍に沿岸監視用のレーダなどが、空軍にもレーダ関連機材が提供される。
 フィリピンが南シナ海の領有権を争う中国の脅威にさらされるなか、「重要な海上交通路でのセキュリティを強化することは、日本の安全保障にとっても意義がある」としている。
 外務省によると、モンゴル、ジブチ、インドネシアにもOSAによる支援が年度内に実施される見通しである。
2024.11.17
 08:27
共同通信

(Yahoo)

日ベトナム、南シナ海安定へ連携 石破首相、クオン国家主席と会談 <2412-111705>
 石破首相が16日(日本時間17日)、ペルーの首都リマでベトナムのルオン・クオン国家主席と会談した。
 中国が覇権主義的行動を強める南シナ海情勢を巡り、地域の安定に向けて連携する方針で一致した。 また、インフラ開発を含めた経済や安全保障、人材育成、高齢化社会への対応といった分野での協力も申し合わせた。
 首相は10月のクオン主席の就任に祝意を伝え、主席が軍で経歴を積み上げ、自らも防衛相を経験した点に触れ「安全保障分野を含め、両国関係のさらなる発展について協力したい」と述べた。
 クオン主席は「包括的戦略的パートナーシップの下、首相と協力していきたい」と応じた。
2024.10.15
 16:55
共同通信

(Yahoo)

米比演習、自衛隊から80人参加 比司令官、今後の派遣増に期待 <2411-101513>
 フィリピンと米国の海兵隊は15日、各千名規模が参加して合同演習Kamandagを開始した。 他に7ヵ国が参加し、陸上自衛隊は2023年より30名多い80名を送り、米比以外で最多となった。
 今年8回目のKamandagへの自衛隊参加は7回目で、韓国と英国、オーストラリアの将兵が参加し、フランスとインドネシア、タイも初めて1~2人を派遣した。
 フィリピン海兵隊司令官のロハス少将はマニラで記者会見し、日比両国の部隊の相互往来を容易にする円滑化協定が批准されれば「陸自の参加は間違いなく増える」と期待を表明した。
 演習ではインドから調達した超音速CM BrahMosの習熟も目指すと述べた。
2024.08.30
 18:04
時事通信

(Yahoo)

自衛隊も加わり空挺降下訓練 インドネシア、米軍との合同演習 <2409-083022>
 インドネシアや米国などと陸上自衛隊も参加した22ヵ国による合同軍事演習Super Garuda Shield空挺降下訓練が29日にインドネシア西部のスマトラ島などで行われた。
 インドネシア軍と米軍の輸送機計4機がジャカルタの空港から出発し、同島南部のバトラジャ演習場で訓練を実施し、両軍と陸上自衛隊第1空挺団からそれぞれ1個中隊が参加して、180名が落下傘で降下した。
2024.08.26
 17:06
共同通信

(Yahoo)

米インドネシアが合同演習 陸自参加、奪回訓練も <2409-082609>
 インドネシア軍と米軍などによる合同演習Super Garuda Dhieldの開始式が26日、ジャワ島東ジャワ州の州都スラバヤ近郊で行われた。 オブザーバーを含め約20ヵ国が参加し、9月6日までの予定で、島嶼奪回、降下訓練などを行う。 2023年に続き陸上自衛隊も参加し、280名を派遣した。
 米インドネシアは2007年から陸軍の合同演習を実施し、2022年から空・海軍のほか、他国も加わり拡大した。 中国は参加しておらず、米側は「米国とインドネシアの協力がインド太平洋地域の安定性を高める上で有効であることの表れだ」と強調している。
2024.08.02
 18:59
Reuters通信

(Yahoo)

日フィリピン、南シナ海で初の合同軍事演習 <2409-080221>
 フィリピン軍によると、フィリピン海軍と海上自衛隊か2日、南シナ海のフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内で初の合同演習を行った。 演習にはフィリピン海軍と海上自衛隊からそれぞれ2隻が参加し、通信訓練などを行った。 7月31日にはフィリピンと米国が同様の演習を行った。
日フィリピン共同訓練について (2024.08.02 海上幕僚監部)】
 フィリピンと日本は7月、円滑化協定に署名している。
 フィリピン軍は「今回の活動は自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて地域・国際協力を強化する継続的な取り組みの一環だ」と表明した。
2024.07.26
 09:47
共同通信

(Yahoo)

上川氏、中国外相と会談 「戦略的互恵」推進確認へ <2408-072605>
 外務省が26日、上川外相が同日に、ラオスの首都ビエンチャン中国の王外相と会談したと発表した。 両外相の会談は2023年11月に韓国・釜山で実施して以来で、両外相は建設的で安定した日中関係の構築に向け「戦略的互恵関係」の推進を改めて確認する見通しである。
 上川外相は東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡る日本政府の立場を伝え、中国による日本産水産物の輸入停止措置の撤廃を求める方針で、日中外相の相互訪問も議題となるもようである。 このほか中国当局に拘束されている邦人の早期解放を要求する。
2024.07.08
 19:17
朝日新聞 「画期的だ」と木原防衛相 フィリピンと円滑化協定署名、中国に対抗 <2408-070811>
 日比両政府が8日、自衛隊とフィリピン軍が共同訓練などで相互に訪問しやすくする円滑化協定 (
RAA) に署名した。
 東シナ海、南シナ海で海洋進出を強める中国に対抗するため、日本は米国とともにフィリピンとの安全保障面での連携を強化しており、同国との関係を準同盟級へと格上げを図る。
2024.07.07
 23:27
共同通信

(Yahoo)

日本とフィリピンの円滑化協定8日署名へ <2408-070710>
 フィリピン大統領府が7日、日本との間で自衛隊とフィリピン軍の相互往来を容易にする円滑化協定 (
RAA) に8日に署名すると発表した。
2024.07.01
 13:13
産経新聞

(Yahoo)

海自自衛艦隊が比海軍と「姉妹部隊」提携を検討 比側から提案、中国軍を牽制 <2408-070106>
 自衛艦隊司令官の斎藤海将が1日、自衛艦隊が従来は主に米国海軍の部隊と結んでいた「姉妹部隊」をフィリピン海軍の部隊と結ぶことを、比側から提案で検討していることを明らかにした。 斎藤海将によると、5月10日に行われた日米と豪州、韓国4ヵ国の艦隊司令官による会合に比軍が初めてオブザーバー参加した際、比側から提案があったという。
 姉妹部隊は海外の都市間で結ぶ「姉妹友好都市」のように相互の友好関係を確認し、交流親善のために部隊間で結ぶもので、従来は横須賀や佐世保などへ前方配備される在日米海軍艦艇と海自艦のほか、航空部隊や整備部隊などの間で結ばれている。
 斎藤海将は自衛艦隊が1日で発足70年を迎えるのを前に行った事前の記者会見で、比海軍との姉妹部隊提携について「比海軍との関係を強化する上で非常に有効なものであり、早期に作っていきたい」と述べ、艦隊のどの部隊が提携するのに適切かを検討する考えを示した。
 比海軍との部隊間交流を深め、南シナ海で力による現状変更を試みる中国海軍を牽制する狙いがある。
2024.06.20
 18:17
FNN Prime News

(Yahoo)

日本・フィリピン制服組トップが緊急オンライン会談 中国船によるフィリピン補給船妨害を受け急きょ設定 <2407-062009>
 統合幕僚長の吉田陸将が20日、南シナ海で中国側との衝突が続くフィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将オンライン会談し、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持するため、連携していくことで一致した。
 吉田陸将は会見で、会談について、「17日に中国海警局がフィリピン軍の補給船に乗り込み、乗組員を一時拘束した事件を受けて、急遽設定した」と説明した。
 フィリピン当局は、南シナ海の軍事拠点への補給活動を中国海警局の船から妨害され、ゴムボートに刃物で穴をあけられ、銃器を奪われたほか、軍人1名が指を切断する重傷を負ったとしている。
 吉田陸将は、「中国海警局の行為が
ICADに相当するという認識を共有するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持するため、米豪等の同盟国、同志国とも連携し、協力を進めていくことで一致した」と強調した。
2024.05.24
 20:02
時事通信

(Yahoo)

政府安全保障能力強化支援、ベトナムなど5カ国 <2406-052413>
 上川外相が24日の参院政府開発援助・沖縄北方問題特別委員会で、2024年度の「政府安全保障能力強化支援 (OSA) 」に向け、ベトナムなど5ヵ国を候補に事前調査・準備を行っていると明らかにした。
 対象国はベトナム、ジブチ、フィリピン、モンゴル、インドネシアで、上川外相は「日本にとって望ましい安保環境を作っていくことは非常に重要だ」と述べた。
2024.05.23
 17:27
TBS News

(Yahoo)

岸田総理 マレーシア・アンワル首相と会談「自由で開かれた国際秩序を維持、強化するべく連携を一層強化」 <2406-052310>
 岸田首相が首相官邸で、マレーシアのアンワル首相と会談し、海洋進出を進める中国を念頭に、引き続き海洋安全保障の分野で協力していくことを確認した。
 会談で岸田首相は、自衛隊とマレーシア国軍の共同訓練が実現したことを歓迎したうえで、引き続き南シナ海や東シナ海の情勢をめぐってマレーシアと連携していくことを確認した。
 また両国は、2023年に両国の外交関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを踏まえ、サイバーセキュリティやサプライチェーンの強靭化などの経済安全保障の分野や、脱炭素化に向けた取り組みでも引き続き協力関係を維持・強化することで一致した。
2024.05.17
 19:06
日テレ News

(Yahoo)

フィリピン、巡視船追加調達へ 日本政府の643億円の円借款で <2406-051722>
 フィリピン外務省が17日、日本政府政府開発援助 (
ODA) 643億円の円借款で、沿岸警備隊の警備艦5隻を追加調達することで日本側と合意した。
 南シナ海をめぐり中国と緊張が高まっていることへの対応とみられる。
 調達する警備艦は全長97mの多目的艦で、2027年以降に就役する予定だという。
2024.05.04
 01:10
FNN Prime News

(Yahoo)

日米豪比防衛相 ハワイで会談 共同訓練の継続など 連携強化で一致 <2406-050401>
 日米豪比4ヵ国の防衛閣僚会談がハワイで行われ、中国の海洋進出を念頭に、力による一方的な現状変更に反対し、結束することを確認した。
 4ヵ国は、共同訓練の継続など連携を強化することで一致した。
2024.05.03
 13:27
Inside Defense Japan, Australia, U.S. announce plans for 'inaugural' regional missile defense event <2406-050310>
 日本、オーストラリア、米国は、5月2日に開かれた木原防衛相、マールズ豪副首相兼国防相、オースティン米国防長官の会談後の共同声明で、インド太平洋地域での戦闘を想定したTalisman Sabre 2027演習に組み入れられる初の三国による
AMD実射演習の計画を発表した。
2024.04.26
 11:10
時事通信

(Yahoo)

日米豪比が防衛相会談 来月2日、ハワイで <2405-042605>
 防衛省が26日、木原防衛相が5月2~4日にハワイを訪問し、米国とオーストラリア、フィリピンとの防衛相会談を実施すると発表した。
 4ヵ国は4月上旬、南シナ海で「海上協同活動」の枠組みを設け、共同訓練を実施した。
2024.04.18
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

日米豪比で国防相会談を調整 木原防衛相、大型連休中にハワイ訪問 <2405-041803>
 木原防衛相が5月2~5日の日程でハワイを訪問し、米インド太平洋軍司令官の交代に伴う式典が行われるのにあわせ開催される日米豪比4ヵ国の国防相会談に参加する方向で最終調整に入った。  4月中旬にはワシントンで初めて日米比首脳会談が開催され、首脳らは安保協力の強化で一致しており、今回はこの3ヵ国の枠組みに日本が「準同盟国」と位置づける豪州が加わり、対中を念頭に連携強化を図る方針である。
2024.04.13
 02:09
Reuters 通信

(Yahoo)

米・フィリピン「3プラス3」開催、南シナ海での連携確認 <2405-041303>
 米国とフィリピンが12日、ワシントンで外務・防衛閣僚に国家安全保障担当補佐官を加えた初の3-plus-3協議を実施した。
 マナロ比外相は、中国はフィリピンに対する「妨害をエスカレートさせている」とし、フィリピンは南シナ海での主権を主張する決意を固めていると表明し「特に排他的経済水域内で主権的権利を主張する」と述べた。 その上で、今回の協議を通してより円滑な外交、防衛、安全保障の面での対応が調整できるようになることを望んでいると語った。
 オースティン米国防長官は、フィリピンとの相互防衛条約に対する米国の公約は「揺るぎない」とし、「両国の軍隊の相互運用性を強化し、作戦上の連携を拡大し、南シナ海での威圧に対抗するために足並みを揃えて取り組んでいる」と述べた。
 バイデン米大統領と岸田首相、マルコス比大統領は11日に、ホワイトハウスで初の3ヵ国首脳会談を実施し、共同声明で「南シナ海における中国による危険で攻撃的な行動に対する深刻な懸念を表明する。 また南シナ海における埋め立て地の軍事化不法な海洋権益の主張に懸念を抱いている」と表明している。
2024.04.12
 08:37
産経新聞

(Yahoo)

日米比首脳会談 岸田文雄首相「同盟国、同志国との重層的な取り組み必要」 <2405-041205>
 日米比3ヵ国が11日午後(日本時間12日午前)に米ホワイトハウスで史上初の首脳会談を開き、東・南シナ海で覇権主義的行動を強める中国を批判する共同声明を発表した。 会談には岸田首相、バイデン米大統領、マルコス比大統領が出席した。
  共同声明は中国がほぼ全域の領有権を主張する南シナ海で比船との衝突を繰り返していることを踏まえ、「危険かつ攻撃的な行動に深刻な懸念を表明する」と名指しで批判した。 中国海警局艦を念頭に、南シナ海の海上保安機関の威圧的な行動について「断固反対する」とも明記した。
 岸田首相は「インド太平洋地域の平和と繁栄のためにも日米比協力のさらなる強化を確認し、具体的な方策を示したい」と強調し、バイデン大統領は「日本とフィリピンの防衛に対する米国の決意は揺るぎない」と語った。
岸田首相は会談で「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、同盟国、同志国との重層的な協力が必要だ」と述べた。
 また、尖閣諸島周辺での中国艦船の領海侵犯を巡り、「中国による力、または威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みに強い反対の意を表明する」と非難した。 今後1年間で日米比の海上保安機関が合同訓練を実施することも表明し、海洋協力の促進のため、新たな日米比海洋協議も立ち上げる。
2024.04.07
 21:30
日テレ News

(Yahoo)

日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピン 南シナ海で初の共同訓練 <2405-040711>
 中国とフィリピンが領有権を争い緊張が高まる南シナ海で、日、米、豪、比の4ヵ国による初めての共同演習が行われた。
 フィリピンと中国が互いに領有権を主張する南シナ海では、フィリピン側の船が中国当局の船から放水を受けるなど、衝突する事案が相次いでいるなか、7日に南シナ海のフィリピンの排他的経済水域で、海上自衛隊と米豪比軍が「海上協同活動」と位置づける初めての共同演習を実施した。
 一方で、AP通信によると、中国の海軍と空軍が合同で7日、南シナ海の哨戒を行っていて、共同訓練を牽制する狙いとみられる。
2024.04.07
 12:34
Bloomberg

(Yahoo)

米英豪の安全保障枠組み、拡大協議開始8日発表と報道-日本と連携か <2405-040705>
 Financial Times (FT) 紙が事情に詳しい複数の関係者から情報を引用して、米英豪の国防相が、3ヵ国の安全保障枠組みAUKUSへの新たなメンバー参加に向けた協議開始を8日に発表する見通しだと報じた。
 FT紙によると、米英豪3ヵ国の国防相は、海中能力や極超音速兵器分野での技術協力を含むAUCUS第2の柱に関する協議を始めると公表する見込みで、今回の発表は、国賓待遇で訪米する岸田首相とバイデン大統領との10日の首脳会談、フィリピンのマルコス大統領を交えた初の日米比首脳会談直前というタイミングで行われることになる。
2024.04.05
 05:02
讀賣新聞

(Yahoo)

米軍とフィリピン軍の軍事演習「バリカタン」に自衛隊が本格参加へ…連携強化し中国けん制 <2405-040502>
 複数の米比関係筋が、米軍とフィリピン軍が実施するBalikatan演習に、自衛隊が本格的に参加する方向で調整していることを明らかにした。 日米比3ヵ国の連携を強化することで、南シナ海や台湾海峡で威圧的な行動を強める中国を牽制する狙いがある。
 安全保障分野での連携強化は、11日にワシントンで開かれる初の日米比首脳会談で主要な議題となる見通しで、Balikatanは米比のほか、フランスやオーストラリアなどが参加し、敵艦船を想定したHIMARSの発射やサイバー戦、災害支援などの訓練を行ってきた。
 4月に南シナ海などで実施を予定している演習の規模は拡大しており、2023年は過去最大の17.000名以上が参加した。 自衛隊はすでにオブザーバーとして参加しており、本格参加となれば人数を増やし、より実戦的な演習を行うことができるようになるという。
 日比両政府は2023年11月、自衛隊とフィリピン軍の相互往来をスムーズにする円滑化協定 (
RAA) の交渉開始で合意し、協議を加速させている。 年内に締結できれば、2025年にも本格的な参加が可能になる。
2024.04.03
 21:47
テレ朝 News

(Yahoo)

インドネシア次期大統領と安保協力推進を 岸田総理 <2405-040326>
 岸田首相が2月の大統領選で当選したインドネシアのプラボウォ次期大統領と初めて会談し、中国が海洋進出を続ける南シナ海や東シナ海での連携の強化について確認した。 プラボウォ次期大統領は来日する直前に中国を訪れ、習国家主席と会談している。
 会談では日本とインドネシア双方が「古くからの友人だ」と確認したうえで、岸田首相は、覇権を強める中国を念頭に「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて安全保障分野での協力も進めていきたい」と強調した。
 これに対し、プラボウォ次期大統領は「安全保障協力をはじめ農水産業や防災を含む幅広い分野での協力をさらに強化したい」と応じたという。
2024.04.03
 19:00
日経新聞 日米比、対中国サイバー防衛網づくり 首脳会談で合意へ <2405-040322>
 日本、米国、フィリピンの3ヵ国はサイバ攻撃に備える防衛網を創設することで、11日にワシントンで開く初の首脳会談で合意する見通しである。 日本と米国にはサイバー安保に関する関係省庁の幹部級の対話枠組みがあり、米国とフィリピンの間でも対応を議論していることから、それぞれの協議体を3ヵ国に広げ、中国やロシアからの攻撃増加を踏まえ、政府機関や重要インフラ施設を守り、攻撃に関する情報や対処方法を共有し、リスク低減につなげる計画である。
2024.04.03
 14:27
時事通信

(Yahoo)

日比円滑化協定、年内締結に意欲 3カ国海上演習協議 比駐米大使 <2405-040315>
 ロムアルデス駐米比大使が3日にオンラインでの時事通信などの取材に応じ、自衛隊と比軍の往来に関する円滑化協定 (
RAA) について、「年末までに実現するだろう」と述べ、早期締結に意欲を示した。 また、「海上演習を3ヵ国で定期的に実施することになるのではないか」と述べ、合同の警戒監視活動に向けて協議していると明らかにした。
 岸田首相は11日、ワシントンでバイデン米大統領とマルコス比大統領との初の3ヵ国首脳会談に臨み、南シナ海への海洋進出の動きを強める中国を念頭に、3首脳は経済、安全保障分野を中心に3ヵ国の協力推進を確認する。
2024.04.03
 12:45
日経新聞 木原氏「防衛協力を強化」 日インドネシア防衛相会談 <2405-040311>
 木原防衛相が3日に防衛省でインドネシアの次期大統領プラボウォ国防相と会談した。 木原防衛相は「2国間、多国間の防衛協力・交流も引き続き強化していきたい」と述べた。
 木原防衛相は海洋進出を強める中国を念頭に、南シナ海での力による一方的な現状変更や緊張を高める行為に強く反対すると表明し「法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を維持・強化していきたい」とも強調した。
 プラボウォ次期大統領インドネシアの軍人が防衛大学校に留学する計画を自身が創設したと紹介し、受け入れ人数の増員を木原防衛相に提起した。
 プラボウォ次期大統領は、南シナ海のナトゥナ諸島周辺でのインドネシアと中国との資源開発を巡る対立を背景に、米国やその同盟国との関係を重視している。
 日本とインドネシアの防衛協力は深まりつつあり、2023年12月に岸田首相とジョコ大統領が会談して、日本からの大型巡視船1隻の無償供与で合意している。 日本はインドネシアと米国との定期合同演習(註:Super Garuda Shield 演習)に2022年から参加している。
2024.04.02
 18:31
共同通信

(Yahoo)

日米豪比、初の本格演習へ 7日、南シナ海で対潜訓練 <2405-040218>
 複数の関係筋の話で2日、海上自衛隊とフィリピン、米国、オーストラリア海軍の艦船や航空機がパラワン島北西沖の南シナ海で対潜水艦戦訓練を含む初の本格的な4ヵ国海上演習を7日に計画していることが分かった。 相互運用性の向上を掲げ、対潜戦に加え、艦船間の通信、隊列を組んでの航行も訓練する方針である。
 フィリピン軍は2023年11月以来、米軍、オーストラリア軍と二国間の「海上協力活動」として共同巡回を行ってきたが、今回は初の4ヵ国間の海上協力活動と位置付け、今後は年数回のペースで定例化したい意向という。
 マルコス大統領は4月11日にワシントンで日米と首脳会談を開く予定で、相互運用性や共同航海を含む3ヵ国合意を準備していると明かしており、海上協力活動が合意に盛り込まれる可能性がある。
2024.03.26
 11:30
NNA

(Yahoo)

【インドネシア】JICA、海上保安機構に無償資金協力 <2404-032605>
 国際協力機構 (JICA) が25日、インドネシア政府との間で海上保安能力向上計画90億5,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を22日に締結したと発表した。
 インドネシアの警備船艇を整備することで、同国の海上保安機構 (BAKAMLA) が海難救助や海上法執行を迅速かつ適切に実施するための能力強化を図る。
 無償資金は、警備船艇1隻と機材調達、詳細設計、入札補助、施工監理などのコンサルティング・サービスに充てられる。 実施期間は詳細設計や入札期間含め42ヵ月になっている。
 インドネシア周辺の海域は日本を含む国際物流の観点から極めて重要な海上交通路である一方で、違法漁業や、密航・密輸、テロ、海賊、人身売買、自然災害などが多発する水域でもあり、哨戒の重要性はますます高まっている。
2024.03.19
 12:53
産経新聞

(Yahoo)

史上初の日米比首脳会談 林長官 「3ヵ国の連携を一層強化」 <2404-031909>
 林官房長官が19日の記者会見で、4月11日にワシントンで開かれる岸田首相バイデン米大統領マルコス比大統領による日米比3ヵ国の首脳会談について「国際社会が歴史的な転換点を迎える中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化すべく、3ヵ国の連携を一層強化していく考えだ」と述べた。
2024.03.15
 12:16
Breakin Defense Philippines, Japan near long-range missile milestones as they arm up for China <2404-031511>
 フィリピンは3月末までに最初のBrahMos
ASCMを装備し、日本はTomahawkを運用の要員訓練を開始するなど、中国がフィリピンと日本の領土周辺で武力誇示を強める中、米国の同盟国2ヵ国は西太平洋における両国軍の射程を延ばす新型ミサイル計画で重要な節目を迎えつつある。
2024.02.27
 17:14
共同通信

(Yahoo)

タイで東南アジア最大級の演習 米軍に日韓も、30カ国参加 <2403-022715>
 タイ軍と米軍が主催する東南アジア最大級の演習Cobra Goldの開会式が27日、タイ中部のウタパオ海軍航空基地で開かれた。
 正式参加するのは自衛隊と韓国軍のほか、インドネシアとマレーシア、シンガポールで、人道支援訓練にはオブザーバーとして中国、インド、オーストラリアなども加わり、30ヵ国9,500名が連携する。
2024.02.17
 06:00
朝日新聞

(Yahoo)

フィリピン外相「日本と2プラス2開催へ」 インタビューで計画語る <2403-021703>
 フィリピンのマナロ外相が16日、首都マニラで日本メディアの取材に応じ、日本と外務・防衛担当閣僚会合 (2-plus-2) を開く見通しを明らかにした。
 自衛隊とフィリピン軍が共同訓練をスムーズに行うための「円滑化協定」の交渉も進展しているとし、海洋進出を強める中国を念頭に、日本との安全保障協力をさらに深める構えである。
2024.01.16
 12:49
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、日本と円滑化協定署名に期待 第1四半期に=国防相 <2402-011610>
 テオドロ比国防相が16日、自国軍と日本の自衛隊の互いの国への配置を可能にする円滑化協定 (
RAA) を巡り、1Q/2024年に署名することを望んでいると述べた。
 両国は2023年11月に協定に関する交渉を開始した。
 同相は記者団に対し、カナダとも防衛協力強化で基本合意に向けて取り組んでいると明らかにした。