2021年の日米防衛協力に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.12.27 Stars & Stripes US and Japan draft joint operation plan in case of 'Taiwan emergency,' report says <2201-122710>
 共同通信が12月23日に匿名の政府筋の話として、日米台湾有事に備えた作戦計画草案を起草したと報じた。 それによると台湾有事に際しては米海兵隊南西諸島のどこかに応急陣地を構築するという。 The Guardian紙は24日に海兵隊は複数の陣地を構築すると報じている。 南西諸島には有人無人島が約200あり、応急陣地の候補には約40ヶ所が考えられる。
 共同通信によると米海兵隊は応急陣地に
HIMARSを展開し、自衛隊が燃料、弾薬を含む兵站支援を行うという。
 岸防衛相は24日に台湾有事対応計画の立案について否定も肯定もしていない。
2021.12.13 Breaking Defense Resolute Dragon: US Marine-Japanese exercise is a precursor to 2022 Indo-Pacific event <2201-121311>
 米海兵隊数千名が自衛隊と実施した日米最大規模のResolute Dragon 2021演習は、米インド太平洋軍が進める
EABO構想の評価試験の場でもあった。
 EABO構想とは、海兵隊が戦場に小規模で簡易に設営できる陣地を複数展開するもので、今回の演習では沖縄から矢臼別まで12ヶ所に前進陣地を構築したという。
2021.12.11 東京新聞 思いやり予算、年100億円増で日米が大筋合意 共同訓練費を追加 <2201-121105>
 複数の政権関係者が日米政府は令和4年度から5年間の在日米軍駐留経費の日本側負担思いやり予算)について、年平均2,100億円規模とすることで大筋合意したことを明らかにした。 現行水準より年100億円規模の増額で、日本側は合意内容を令和4年度予算案に反映すると共に、来年1月上旬にも安全保障協議委員会 (2-plus-2) を開き、特別協定を締結する見通しである。
 日本政府は中国の軍備拡張や北朝鮮の核やミサイル開発の進展など安全保障環境が厳しさを増しているとして米側が求める負担増を受け入れ、日米共同訓練の費用が新たに盛り込まれた
2021.12.07 Defense News A mix of 4,000 Marines and Japanese soldiers will run a series of firsts in this two-week exercise <2201-120706>
 米海兵隊自衛隊が過去最大規模の共同演習Resolute Dragonを、米海兵隊から2,600名陸上自衛隊から1,400名が参加して実施している。 この演習では長距離での前方への補給が嘉手納基地とキャンプ富士を結んでMV-22 Ospreyにより行われている。
 また12月13~16日には日米のセンサと通信システムを共用した
HIMARSの射撃を別々の2ヶ所で実施する。
 更に演習では航空自衛隊の空中給油機米海兵隊機に空中給油を行っている。
2021.12.05 共同通信

(Yahoo)

日米の作戦指揮能力向上へ 演習「ヤマサクラ」、対面実施 <2201-120504>
 陸上自衛隊と米陸軍などによる日米共同方面隊指揮所演習ヤマサクラの開始式が5日に伊丹駐屯地で行われた。 演習は1日から始まっており、期間中に日本側から3,500名米側が1,500名が参加して座間や相浦などの駐屯地でも13日まで続く。
 日本が攻撃され有事に陥った際に展開する共同作戦の指揮能力の維持向上が目的でコンピュータを使った図上演習を行う。
2021.12.03 茨城新聞

(Yahoo)

百里で日米共同訓練、13~17日 茨城県が安全対策要請 <2201-120302>
 防衛省北関東防衛局が2日までに、航空自衛隊百里基地で13~17日に日米共同訓練を実施すると発表した。 在日米軍再編に伴う訓練移転で、米軍岩国基地と航空自衛隊の戦闘機合わせて16機程度が、百里沖空域で戦闘訓練などを行う。
 同局によると、訓練に参加するのは第12海兵航空群のFA-18 8機程度と人員約170名、空自が第7航空団のF-2 8機程度になる。 訓練移転に伴う百里基地での共同訓練は2018年4月以来で10回目になる。
2021.12.01 Stars & Stripes Five-nation Pacific naval drills send precautionary message to adversaries, admiral says <2201-120108>
 海上自衛隊が主催す年次演習ANNUALEXに今年は米豪加に加えてドイツが初めて参加して5ヶ国で実施された。 この演習には35隻の艦船40機の航空機が参加した。 米第7艦隊からは空母Carl Vinsonが参加した。
【註】
 海上自衛隊の発表によると演習は11月21日~30日に自衛艦隊司令官を搭載官にして日本周辺で実施され、海上自衛隊からは艦艇20隻、航空機40機、米海軍からは艦艇10隻、豪海軍から2隻、加海軍から1隻、独海軍から1隻が参加した。
2021.11.27 産経新聞

(Yahoo)

米軍が最新鋭砲空輸へ 離島防衛を想定 <2112-112707>
 米海兵隊が12月4日から17日まで陸上自衛隊と実施する共同演習Resolution Dragon 21で、新たな作戦構想の遠征前方基地作戦 (
EABO) に基づきHIMARS日本国内で初めて長距離空輸する。 演習では、海兵隊部隊がC-130Jで米軍普天間飛行場から海上自衛隊八戸基地までHIMARSを空輸する。 海兵隊はこれまで日本国内ではHIMARSの長距離移動を艦艇で行ってきた。
 演習は、沖縄県の離島などで有事が発生した際、遠方から展開した海兵隊がHIMARS陸自のSSMで中国に対抗する作戦を念頭に置くもので、八戸演習場矢臼別演習場などで陸自1,400名海兵隊2,650名が参加して行われる。
2021.11.25 JSF

(Yahoo)

米海兵隊「地対艦ミサイル部隊」が鹿屋基地に展開訓練 <2112-112501>
 令和3年度自衛隊統合演習が11月19日~30日に実施されているが、24日に海上自衛隊鹿屋基地に普天間基地から米海兵隊のKC-130 2機が飛来し、
IAMD・統合対艦攻撃訓練に参加した。
 統合幕僚監部によると、鹿屋基地には航空自衛隊のE-2C等や米海兵隊の輸送機及び地対艦ミサイル部隊が、また種子島には陸上自衛隊の地対艦ミサイル部隊が展開する。
2021.11.16 毎日新聞

(Yahoo)

日米が南シナ海で初の対潜水艦戦訓練 異例の公表、中国けん制か <2112-111615>
 海上自衛隊が16日、フィリピン西方の南シナ海の公海上で、海自の潜水艦米海軍と初めて対潜戦の訓練を実施したと発表した。 秘匿性が高い潜水艦の動向が発表されるのは異例で、この海域の軍事拠点化を進める中国を日米両国で牽制する狙いとみられる。
 8月下旬~11月下旬に海自艦と航空機をインド太平洋方面に派遣する訓練の一環で、海自からは護衛艦や哨戒機も参加して米海軍の駆逐艦や哨戒機とともに、海自の潜水艦を敵役に見立てて探知追跡した。
 海自の潜水艦南シナ海で実施した訓練の公表は2018年9月、2020年10月に続き3回目である。
2021.11.16 宮崎ニュース

(Yahoo)

日米共同掃海訓練を前に 日南市で海上自衛隊歓迎セレモニー 宮崎県 <2112-111608>
 17日から日向灘で始まる海上自衛隊と米海軍による日米共同の掃海訓練に参加する海上自衛隊の掃海母艦など17隻、1,200名の乗組員などが15日に日南市の油津港に入港し、16日には歓迎セレモニーが行われた。
 海上自衛隊の掃海隊は、訓練の準備などを行うため1992年からほぼ毎年、油津港に入港しているが、今回の訓練には米海軍の掃海艦2隻が参加し、海中に機雷を設置したり除去したりする訓練などが行われる。
2021.11.15 乗りもの
ニュース

(Yahoo)

米インド太平洋軍司令官 国境離島の与那国島等を視察 南西諸島の防衛状況を確認 <2112-111503>
 統合幕僚監部が11月11日、山崎統合幕僚長が米インド太平洋軍司令官アキリーノ海軍大将とともに南西諸島方面の視察に向かい、沖縄エリアの各基地や駐屯地などを訪問したと発表した。
 今回の日米両指揮官の視察は、日米共同部隊訪問 (JSV) という形で11月8日から9日にかけて実施し、那覇基地与那国駐屯地奄美駐屯地などで現状を確認し、認識を共有するとともに日米同盟による抑止力対処力の強化を図ることを再確認したという。
2021.11.11 産経新聞

(Yahoo)

自衛隊統合演習に3万人 指揮所演習を連携 <2112-111108>
 統合幕僚監部が11日、陸海空自衛隊に加え米軍も参加する実動の統合演習を19日から30日まで各地で行うと発表した。 今回は初めて実動演習に指揮所演習を連携させるほか、F-35が初めて参加する。
 自衛隊の統合演習は毎年、実動演習と指揮所演習を交互に行っており、統合運用体制になってから15回目となる今年は実動演習と指揮所演習を連携させ、指揮所からの指示と実際の動きが連動することを確認する。
 実施場所は東北地方太平洋側四国沖、鹿児島県の種子島、長崎県の津多羅島などで、人員30,000名、車両1,900両、艦艇10隻、航空機140機、米軍から5,800名が参加する。
2021.11.11 日経新聞 尖閣へ部隊展開想定か 空自、米特殊作戦機と訓練 <2112-111106>
 航空自衛隊が11日、宮古島と石垣島北方空域米空軍特殊作戦機2機と9日に捜索救助訓練を実施したと発表した。 尖閣諸島周辺とみなせる範囲での自衛隊が訓練を公表するのは異例で、尖閣への部隊展開を想定した可能性がある。 米空軍の特殊作戦機はCV-22 OspreyとMC-130Jで、敵近くまで進入して空挺降下で兵員を投入する任務などに活用される。 空自からは那覇基地を拠点とする航空救難団のU-125A救難捜索機、UH-60J救難ヘリが参加した。
 防衛省は山崎統幕長と米インド太平洋軍司令官のアキリーノ海軍大将が8~9日に陸上自衛隊与那国駐屯地など南西諸島を訪問したことも公表した。
2021.11.02 琉球放送

(Yahoo)

離島での大規模災害に備え 日米共同防災訓練 沖縄・うるま <2112-110206>
 離島での大規模災害を想定した日米共同の防災訓練が、2日にうるま市などで行われた。 在日米軍が沖縄地域での防災訓練に参加するのはめてである。
 うるま市の浮原島などで行われた訓練には、陸海空自衛隊400名在日米軍100名が参加し、互いに連携しながら負傷者の手当や医療施設に搬送する際の手順などを確認した。  自衛隊は、今後も米軍との連携を強化し、災害時における対応能力の向上に努めたいとしている。
2021.10.27 Military Times USS Carl Vinson operates in South China Sea with Japan Maritime Self-Defense Force <2111-102706>
 米海軍のCarl Vinsonを含む第1空母打撃群 (
CSG) が10月25日に南シナ海で海上自衛隊のかがと共同訓練を実施した。 この訓練には巡洋艦Lake ChamplainShiloh、駆逐艦Stockdale、及び第2空母航空団の第9飛行隊が参加した。
 Carl Vinson CSGは初めてF-35CとCMV-22 Ospreyを搭載し、8月にサンディエゴを出港していた。
2021.10.04 JSF

(Yahoo)

沖縄近海で日米英の空母4隻が合同演習 <2111-100403>
 海上自衛隊が10月4日、10月2日から10月3日に掛けて沖縄の南西海域米英蘭加及び、ニュージーランド海軍と合同演習を行ったことを発表した。
 この演習には護衛艦いせ、護衛艦きりしま、護衛艦やまぎりをはじめ、6ヵ国海軍から空母×4、巡洋艦×2、駆逐艦×4、フリゲート艦×5、補給艦×2の合計17隻が参加した。
 空母では護衛艦いせ、英空母Queen Elizabeth、米空母Ronald ReaganCarl Vinsonが参加した。
2021.09.30 Sars & Stripes Kamandag drills kick off in the Philippines with a focus on shore-based weapons <2111-093001>
 今週フィリピンで行われるKamabdag日米比合同演習では、沿岸配備武器が焦点になる。
 Kamabdag演習は大規模演習FIBLEXに代わる年次演習として2017年に開始され、昨年は米軍1,400名、比軍900名、自衛隊100名が参加して行われたが、今年はCOVID-19の影響で、今月にフィリピンで米海兵隊12名、比海兵隊242名、陸上自衛隊25名が参加して8日間行われた後、フィリピンの演習に参加するはずであった米海兵隊400名がキャンプFujiと沖縄で演習を行う。
2021.09.30 Defense News Japan's converted helicopter ship to host F-35B flight trials <2110-093006>
 防衛省が9月30日、駐日米海兵隊のF-35Bが10月3日~7日に太平洋上で護衛艦いずもでの離着艦試験を行うと発表した。 試験では飛行甲板に施された耐熱塗装や、固定翼機の離着艦に合わせた照明灯などが検証される。
 自衛隊が装備する157機のF-35のうちの42機がF-35Bになり、2024年に引き渡しが開始されるが、海上自衛隊は令和4年度予算にいずもの追加改修分として$60Mを要求している。 この中には艦首形状の変更分のほか着艦誘導システム
JPALSに$32.2M、米国からの技術支援に$10.7Mが含まれ、2026年に完成する計画である。
2021.09.30 時事通信

(Yahoo)

いずもで米戦闘機発着試験 「空母」運用へ、10月初旬に太平洋上 防衛省 <2110-093005>
 防衛省が30日、10月初旬に太平洋上で米軍のF-35Bによる発着艦試験を、甲板の耐熱性向上などの改修を6月に終了した護衛艦いずもの艦上で実施すると発表した。
 いずも令和6度末にも艦首の形状変更やF35B搭乗員の待機スペースを整備する改修を予定していて、同型艦のかがも同様の改修を行う計画である。
2021.09.11 時事通信

(Yahoo)

日米同盟、中東へ拡大 給油など自衛隊活動 海外派遣恒久法に道筋・同時テロ <2110-091102>
 米主導のテロとの戦いで、日本は海上自衛隊をインド洋に派遣米英仏などの艦船に燃料補給した。 日米同盟を基軸にする自衛隊の活動の場は極東からインド洋・中東へ一気に拡大し、自衛隊の海外派遣の恒久法制定にもつながった
 同時テロ事件ではテロ後に米海軍横須賀基地から急遽出港した空母海自護衛艦が異例の護衛に当たった。 当時を知る海自幹部は、横須賀は羽田空港に近いため基地で身動きが取れない空母が、航空機を使った自爆テロの標的になるのを避けるための出港だったと振り返る。
2021.09.08 Jane's Defence Weekly FCAS/SCAF partner nations agree NGWS development <2111-090801>
 仏独西3ヶ国が8月31日、
FCAS/SCAF計画を構成するNGWS開発で合意し、合意文書Implementation Agreement 3に署名した。
 この結果計画は2021年~2027年の間、次世代戦闘機NGF、Loyalwingman RC、NGWSを結びつけるネットワークAir Combat Cloudの開発を行うPhase 1B段階に入ることになった。
2021.09.03 Stars & Stripes B-52 bombers train with Japanese and Indonesian fighters after deploying to Guam <2110-090303>
 ルイジアナ州Barksdale AFBの第2爆撃航空団と第307爆撃航空団から8月26日にグアムAndersen AFBに飛来してきたB-52 Task Forceが31日に航空自衛隊のF-15と太平洋空域のどこかで共同訓練を実施した。 その翼日にはインドネシア空軍のF-16と初めての共同訓練を実施した。
 ノースダコタ州Minot AFBのB-52複数機は7月にTalisman Saber演習参加のためグアムに飛来し、6月には欧州と北極圏を12,000哩にわたり飛行した複数のB-52が太平洋空域を飛行している。
2021.08.25 讀賣新聞

(Yahoo)

自衛隊、英空母「クイーン・エリザベス」と共同訓練…沖縄南方で米・オランダも参加 <2109-082507>
 防衛省が25日、英空母Queen Elizabeth
CSGや米軍、オランダ軍と共同訓練を実施したと発表した。 4ヵ国による訓練は24日に沖縄南方の海空域で行われ、報道陣に公開された。 航空自衛隊のF-15Queen Elizabethから飛び立ったF-35Bや米軍の戦闘機などと共に訓練を展開した。
 また護衛艦いせは、米英両軍の艦艇と陣形を組んで航行し、Queen Elizabeth艦載のヘリや米海兵隊のOspleyがいせに発着艦するなど、共同作戦を想定した連携を確認した。
2021.08.09 中央日報

(Yahoo)

台湾シンクタンク「日米軍事訓練、尖閣・台湾海峡の脅威を想定」 <2109-080902>
 台湾国防部のシンクタンクが、米陸軍1,700名、自衛隊3,000名など過去最大規模の兵力が動員され、6月24日から18日間実施された今年の日米年次合同軍事演習Orient Shield尖閣諸島および台湾海峡に対する中国の脅威を想定したものだと分析している。 台湾メディアが9日、台湾国防部のシンクタンク
国防安全研究院 (INDSR) の研究員が国防安全誌で、日米年次合同演習orient Shield 21を分析して明らかにした。 また、日米が状況しだいでは台湾の防御を支援する可能性もあるという見方を示した。
 それによると冷戦中だった1985年にソ連の北海道侵攻を想定して始まったOrient Shieldが現在では中国との領有権紛争地域の尖閣諸島と台湾海峡に対する脅威を想定していると指摘した。
2021.08.04 Jane's Defence Weekly US is pursuing an 'integrated deterrencce' strategy in Aia-Pacific region, says Austin <2110-080401>
 ベトナム、フィリピンなどの東南アジアを歴訪中のオースチン米国防長官が7月27日にシンガポールで、米国はアジア太平洋で統合抑止戦略 (Integrated Deterrence Strategy) を推進していると述べた。
 その上で具体例として、シンガポールとの共同サイバー防衛日本との新たな宇宙センサの共同配備英国空母Queen Elizabethを旗艦とする
CSGの展開などを挙げた。 Queen Elizabeth CSGには米海軍の駆逐艦と海兵隊のF-35飛行隊も参加している。
2021.08.01 産経新聞

(Yahoo)

日米空挺部隊がグアムで共同訓練 国内発→海外への直接降下は初 <2109-080104>
 陸上自衛隊第1空挺団が7月29~30日に、沖縄に駐留する米陸軍特殊部隊と米領グアムのAndersen AFBで空挺降下する共同訓練を実施した。 空挺団が米軍機で国内を出発し、そのまま直接海外で空から降下するのは初めてである。 訓練は敵の島嶼部への侵攻に対処する想定で、中国が活動を活発化させている南西地域の態勢を強化するため、日米の即応力を強める目的がある。
 第1空挺団の部隊は29日深夜に横田基地を米輸送機2機で出発して、飛行場を確保するという想定で30日早朝にAndersen AFB上空数百米から降下し、一連の行動を確認した。
 空挺団はアラスカ州で米陸軍と行ったArctic Auroraに参加して海外での降下経験を積んでいるが、その際は現地で航空機を乗り換えている。
2021.07.27 讀賣新聞

(Yahoo)

「空母化」進める護衛艦いずも、米「F35B」発着訓練を年内実施へ…中国けん制の狙い <2108-072703>
 政府は、空母化に向けた改修を進める海上自衛隊の護衛艦いずもで、米海兵隊のF-35Bによる離着艦訓練年内にも実施する方向で検討に入った。
 米軍との共同作戦を想定したもので、東シナ海や太平洋への進出を強める中国を牽制する狙いがある。
2021.07.01 共同通信

(Yahoo)

日米、台湾有事念頭に共同訓練 英紙報道、東・南シナ海 <2108-070102>
 英Finacial Times紙が複数の関係者の話として6月30日、自衛隊と米軍台湾有事を想定した共同訓練を実施していると報じた。 東シナ海や南シナ海で行われている公表済みの共同訓練台湾有事のシナリオが盛り込まれている可能性があるという。 最高機密扱いの机上訓練も含むという。
 同紙によると、日米の当局者はトランプ前米政権末期から台湾有事を想定した対応の本格的な検討を始めており、日本側は米軍の台湾に関する作戦計画を共有するよう求めたが、米側は協力は段階的に進めるべきだとして難色を示したという。
2021.06.29 産経新聞

(Yahoo)

日米共同訓練、米陸軍ロケット砲を初実射 中露にらみ新戦術 <2107-062905>
 陸上自衛隊が29日、米陸軍と行っている日米共同演習Orient Shieldで、北海道の矢臼別演習場での米陸軍の
HIMARSと陸自のMLRS実弾射撃を公開した。 米陸軍のHIMARSは米本土から展開したもので日本国内での実射は初めてである。 射撃は10km遠方に敵部隊がいるとの想定で、敵の位置情報を共有した上で13:30にHIMARSが1発を発射し、続いて300m離れた地点から陸自のMLRSが15分間に4発を発射した。
 Orient Shieldは陸自と米陸軍の実動演習としては最大規模で、毎年行われているが今年は6月18日から7月11日にかけて実施し、これまでで最大級の3,000名が参加する。
2021.06.26 南日本放送

(Yahoo)

奄美での日米合同訓練を前に パトリオット部隊が到着 <2107-062601>
 奄美大島で7月1日から行われる日米合同訓練を前に、嘉手納基地からPatriot部隊40名が26日に名瀬港に到着し発射機など8両が上陸した。
 2年に一度行われる陸上自衛隊と米陸軍の日米合同訓練Orient Shieldは、今回は6月18日から北海道や関西などで行われている。
2021.06.24 日経新聞 英国加え、米豪と上陸訓練 陸自は離島防衛部隊が参加 <2107-062405>
 陸上自衛隊が24日、水陸機動団豪陸軍米海兵隊英国海兵隊と水陸両用作戦演習Talisman Sabreを実施すると発表した。 これまで参加国が日米豪3ヵ国だった訓練に初めて英国が参加する。 水陸機動団は25日から8月7日の日程で参加する。
 実施場所は豪クイーンズランド州の演習場などで、オーストラリアの艦艇を活用し、各国部隊が水陸両用作戦を展開する。
2021.06.22 NHK 岸防衛相 過去最大級の日米実動訓練を実施へ 日米同盟の強化に <2107-062204>
 岸防衛相が陸上自衛隊と米陸軍による実動演習Orient Shield過去最大規模で24日から7月11日にかけて全国の駐屯地や演習場で実施すると発表した。
 今年の演習は3月の日米防衛相会談で、高度な訓練の実施を通じて即応性を強化することを確認したことを踏まえて、過去最大級となる日米の約3,000名が参加すると。
2021.06.10 南日本放送

(Yahoo)

奄美大島で日米訓練 米軍ペトリオットミサイル部隊 <2107-061005>
 陸上自衛隊が10日、6月18日から7月11日にかけて国内各地で米陸軍との実動訓練を行うと発表した。
 奄美大島では、米陸軍のPatriot部隊が初めて展開し、陸上自衛隊と共同で対空戦闘訓練を行うという。
2021.06.06 産経新聞

(Yahoo)

海自と米海軍の共同訓練急増 5月までに23回 <2107-060603>
 海上自衛隊米海軍共同訓練が今年に入って急増している。 昨年1~8月に実施した回数は8回、一昨年の同期間は9回だったのに対し、今年1~5月の実施回数は日米が参加する多国間訓練を含め23回と、例年に比べ突出している。
 2月に中国海警法が施行されるなど、尖閣諸島をめぐる緊張の度合いが高まる中、即応性を強化し、中国を牽制する狙いがあるとみられる。
2021.06.06 産経新聞

(Yahoo)

尖閣占拠想定し図上演習 自衛隊、海保、警察 役割分担を確認 <2107-060602>
 複数の政府関係者が6日、中国による尖閣諸島占拠を想定した、自衛隊海上保安庁警察外務省の担当者が参加する図上演習複数回実施していることを明らかにした。 この図上演習は、グレーゾーン事態から本格的な武力紛争に至るまで、自衛隊、海保、警察がスムーズに役割分担の確認を狙ったもので、都内の自衛隊施設で行っているという。  演習では、中国の海上民兵や活動家が尖閣諸島に接近上陸を試みた際に海保が危害射撃を含む対応で阻止することを想定すると共に、沖縄県警の国境離島警備隊を海保、自衛隊が輸送する手続きなどを確認している。
 2月に中国海警艦が尖閣諸島に接近上陸を試みた場合に海保による危害射撃が可能との見解をまとめたことを踏まえた図上演習も実施しており、米軍が参加して日米共同で事態対処シミュレーションを行っていることも判明した。
2021.06.04 日経新聞 日米防衛指針、自民に改定論 台湾・南シナ海対処を検討 <2107-060401>
 菅首相とバイデン米大統領が4月の首脳会談後の共同声明で台湾海峡について「平和と安定の重要性を強調する」と明記したことから、自民党内で日米の防衛協力の指針見直す案が浮上してきた。
 ガイドラインが誕生したのは東西冷戦下の1978年までさかのぼり、当初はソ連の北海道侵攻を想定した日米協力の枠組みだった。 その後これまで改定したのは北朝鮮のBM発射を受けて朝鮮半島有事に備えた1997年と、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法が成立した2015年の2回しかない。
2021.05.30 共同通信

(Yahoo)

沖縄東方で米空母と訓練 海自「いせ」中国けん制か <2106-053001>
 海上自衛隊が30日、護衛艦いせが26~29日に沖縄東方海域で米空母Ronald Reaganと戦術訓練をしたと発表した。 訓練には巡洋艦Shiloh、補給艦Pecosも加わったという。 Ronald Reaganは11~16日には関東南方沖で、護衛艦艦まやとも共同訓練をしていた。
 今月、東シナ海では日米仏豪による離島防衛を想定した訓練がありいせも参加した。 海自は各国との訓練を南西諸島周辺で繰り返し、海洋進出を強める中国を牽制する狙いとみられる。
2021.05.16 宮崎放送

(Yahoo)

霧島演習場での日米仏共同訓練終了・宮崎県 <2106-051602>
 陸上自衛隊霧島演習場で14日から米海兵隊40名仏陸軍60名陸上自衛隊100名計200名が参加して日米仏共同演習が16日朝に終了した。 演習では演習場を離島に見立て大型ヘリから部隊を投入するヘリボン作戦などを実施した。
 米海兵隊と仏陸軍は16日午前中に演習場を陸路で去り、陸上自衛隊のほとんどの部隊も撤収したという。
2021.05.16 Marine Times Japan, US, France hold military drill eyeing China presence <2106-051601>
 陸上自衛隊米海兵隊仏陸軍の兵士約200名が5月15日に雨の中霧島演習場CH-47で降着した。
 これは11日に開始された日米仏共同演習ARC 21の一環で、15日には東シナ海で3ヵ国にオーストラリアも加わり11隻が共同訓練を行った。
2021.05.14 共同通信

(Yahoo)

日米仏豪の艦艇、東シナ海航行 画像公開で結束アピール <2106-051406>
 海上自衛隊が14日、米仏豪と実施中の離島防衛訓練「アーク21」で、東シナ海で艦艇が隊形を組んで航行する画像を公開した。 「アーク21」は11~17日の日程で11隻が参加している。 この4ヵ国が東シナ海で揃う訓練は初めてで、結束をアピールして尖閣諸島や台湾の情勢を巡り緊張関係にある中国を強く牽制する狙いとみられる。
 陸上自衛隊14日から霧島演習場仏陸軍、米海兵隊との演習をしており、15日には九州西方沖の艦艇から演習場に部隊を送り込む水陸両用作戦を想定した演習をする。
2021.05.12 宮崎日日新聞

(Yahoo)

日米仏共同訓練 佐世保で始まる 霧島演習場14日から <2106-051204>
 日米豪仏軍による離島防衛の能力向上を目的とした共同訓練「アーク21」が11日に佐世保市の相浦駐屯地で開始された。 17日までの日程後半では、洋上と陸上部隊が連携し、霧島演習場へ部隊を送り込む。
 同演習場での演習には陸上自衛隊、米海兵隊、フランス陸軍が参加する。 日本国内でこの3ヵ国の陸上部隊が本格的な実動訓練をするのは初めてである。
2021.05.01 日経新聞 日米、核抑止力を議論 対中国念頭に <2106-050105>
 日米政府が1日に日米拡大抑止協議を4月30日にTV会議方式で開催したと発表した。 日本側は外務、防衛両省、米側は国務省と国防総省の幹部らが参加した。
 この協議は米国の核による日本の防衛について事務レベルで話し合う場で、2010年から定期的に開催している。 今回は菅、バイデン両政権が発足してから初めてで、中国への対処を念頭にミサイル防衛や軍縮問題などを議論した。
2021.04.30 共同通信

(Yahoo)

日米韓、制服組のトップが会談 北朝鮮、中国軍拡を協議 <2105-043005>
 米統合参謀本部が30日、日米韓の制服組トップハワイで29日に3者会談を開き、北朝鮮の核とBM開発への懸念を共有したと発表。 会談にはミリー米統合参謀本部議長、山崎統合幕僚長、元韓国合同参謀本部議長が出席した。
 「地域における法に基づく国際秩序推進の重要性について協議した」としており、軍事力拡大を続ける中国についても話し合ったとみられる。 COVID-19感染拡大後に3ヵ国制服組トップが対面で会うのは初めてである。
2021.04.30 産経新聞 米戦略爆撃機と共同訓練 空自、東シナ海と日本海 <2105-043004>
 航空自衛隊が30日、空自の戦闘機15機が東シナ海と日本海で27日に米空軍のB-52 2機共同訓練を実施したと発表した。 空自によると訓練は編隊を組んでの飛行と、相手の航空機を迎え撃つ内容だった。
 空自からは、千歳、小松、新田原、那覇基地のF-15 13機、百里基地のF-2 2機が参加した。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Beijing criticises US-Japanese statement on Taiwan, disputed Senkaku/Diaoyu Islands <2106-042809>
 中国外務省が、4月16日にバイデン米大統領菅首相共同声明台湾問題尖閣諸島問題に言及したことに対し抗議した。
2021.04.17 日テレ News

(Yahoo)

岸防衛相「台湾の安定が重要」与那国島視察 <2105-041708>
 岸防衛相が、台湾から110kmに位置する日本最西端の与那国島を訪問し、陸上自衛隊の沿岸監視隊を視察した。 岸防衛相、我が国の安全保障にとってもとより国際社会の安定にとっても、この台湾の安定というものが重要であるとした上で、防衛省としても台湾をめぐる動向引き続き注視していくとし、南西地域の防衛態勢の強化を着実に進める考えを示した。
 岸防衛相は自民党内でも親台湾派として知られ、就任後もたびたび中国の海洋進出の活発化に懸念を表明しているが、17日の視察は日米首脳共同声明台湾問題を明記する中、南西地域での自衛隊のプレゼンスを強調し、中国を牽制する狙いもあるとみられる。
2021.04.17 Taiwan News Japan's representative office raises national flag in Taiwan <2105-041707>
 台北にある日本大使館に相当する日本台湾交流協会の玄関に、日本国旗が掲げられるようになった。
 今まで中国に気を使って控えてきた経緯があったが、これからは民主主義国と連携して対抗して行くという。
2021.04.17 朝日新聞

(Yahoo)

菅首相、中国に「譲歩する考えはない」 訪米中の講演で <2105-041706>
 米国を訪問中の菅首相が16日夜(日本時間17日午前)に戦略国際問題研究所 (
CSIS) 主催のオンライン講演会で演説した。
 この日の日米首脳会談で最大の焦点だった中国について東シナ海、南シナ海などで一方的な現状変更の試みを継続していると指摘したその上で、主権に関する事項、民主主義、法の支配などの普遍的価値について、譲歩する考えはないと強調した。
2021.04.17 産経新聞

(Yahoo)

菅首相の米研究機関での講演全文 <2105-041705>
 米国を訪問中の菅首相が16日夜(日本時間17日午前)に戦略国際問題研究所 (
CSIS) で講演した。
(以下、講演の全文)
2021.04.17 共同通信

(Yahoo)

日米、尖閣諸島は安保条約適用対象と確認 <2105-041704>
 菅首相共同記者会見で、尖閣諸島に関してバイデン大統領と米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象と改めて確認したと明らかにした。
2021.04.17 時事通信

(Yahoo)

日米首脳声明「台湾」明記 「海峡の平和と安定重要」 バイデン氏、五輪開催支持 <2105-041703>
 菅首相が16日午後(日本時間17日未明)、ホワイトハウスでバイデン米大統領初の首脳会談を行い、中国が軍事的圧力を強める台湾問題への対応を協議し、共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。
 日米首脳の合意文書に「台湾」が盛り込まれるのは、日中国交正常化前の1969年に佐藤首相とニクソン大統領が出した共同声明以来である。
2021.04.15 南日本新聞

(Yahoo)

離島防衛視野に自衛隊と米仏が訓練 着上陸や市街地戦闘を想定 5月霧島演習場 <2105-041509>
 吉田陸幕長が15日の記者会見で、令和3年度主要訓練の重点の一つとして、国内の陸上で初となる米海兵隊フランス陸軍との共同演習を、霧島演習場を中心にして5月ごろに実施すると正式発表した。 九州防衛局や関係者へのこれまでの取材では、九州西方海空域を含む全体演習は5月11~17日霧島演習場では14~16日の予定で、米軍のMV-22 Osprey 4機も参加する見込みで、海上自衛隊鹿屋基地を整備給油拠点として検討している。
 陸自は米軍以外との多国間連携を進めていく考えで、陸幕長は「フランスは法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を担う国だ」と説明し、今後の日仏陸部隊での訓練を増やす可能性に含みを持たせた。 海洋進出を強める中国を念頭に、米国に加えてフランスとの関係を強化し、インド太平洋地域の平和と安定に寄与する。
2021.04.10 産経新聞 東シナ海で日米共同防空戦闘訓練 尖閣念頭に中国牽制か <2105-041003>
 航空自衛隊が10日、九州西方の東シナ海上空で8日に日米共同防空戦闘訓練を実施したと発表した。
 航空自衛隊からは新田原基地のF-15J 4機、築城基地のF-2 4機が参加し、米軍からは海兵隊のF-35B 2機と空軍のF-15 4機E-3 AWACS 1機KC-135 2機が参加した。
【関連記事:2104-031603 (日経 2021.03.16)】
2021.04.02 時事通信

(Yahoo)

日米ステルス機が共同訓練 空自 F35、4機参加 <2105-040207>
 防衛省が2日、三沢基地配備のF-35が、1日に米空軍のF-22などと共同訓練を実施したと発表した。 訓練は日本周辺空域で実施し、空自のF-35 4機と米空軍のF-22、KC-135などが参加した。
 抑止力と日米共同対処能力の向上が目的としており、力による現状変更を試みる中国を牽制する狙いがあるとみられる。
2021.04.02 朝日新聞

(Yahoo)

日米韓、北朝鮮の対応協議へ 中国念頭に半導体供給網も <2105-040206>
 日米韓3ヵ国の国家安全保障会議 (NSC) の責任者による会合が2日にアナポリスで開催された。
 バイデン政権のもとでの開催は初めての会同に参加したのは、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)、北村国家安全保障局長、韓国大統領府の徐国家安保室長の3人で、ミサイル発射の再開で軍事的な挑発行動を見せる北朝鮮への対応を中心に協議するほか、中国との競争政策を念頭に半導体などのサプライチェーンのあり方についても協議する。
2021.04.01 共同通信

(Yahoo)

霧島演習場で日米仏訓練 中国念頭に多国間連携 <2105-040101>
 陸上自衛隊が調整を進めている米海兵隊フランス陸軍との共同訓練が、宮崎県えびの市と鹿児島県湧水町にまたがる霧島演習場で5月にも実施されることが分かった。 訓練は5月中旬を予定しているが、新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大の影響で6月以降に遅れる可能性もある。
 日本国内でこの3ヵ国の陸上部隊による本格的な訓練は初めてのケースで、陸自は米国以外の国とも協力関係を深め、多国間連携で中国を牽制する狙いがあるとみられる。
2021.03.29 時事通信

(Yahoo)

安保法施行5年、進む日米一体化 武器等防護、豪州に拡大へ <2104-032903>
 集団的自衛権行使を一部容認する安全保障関連法施行されて29日で5年になるが、この間に海上自衛隊艦による米艦防護などを通じ、日米の軍事的一体化は進んだ。 同法施行により、自衛隊は外国の艦艇や航空機を「武器等防護」の名目で護衛することが可能になり、2017年5月に初めて海自護衛艦が米補給艦を防護して以降、2018年は16件、2019年は14件と着実に実施している。
 防護対象は米国以外にも拡大しつつあり、昨年10月の日豪防衛相会談では、オーストラリア軍を防護対象に加える調整に入ることで合意した。 実現すれば米国に続き2ヵ国目となる。
 欧州各国も中国の海洋進出への懸念を強めていて、フランスは昨年末、沖ノ鳥島周辺海域での日米仏共同訓練に潜水艦を派遣しており、英国は年内に空母Queen Elizabethを東アジアに派遣する。 こうした国も将来は武器等防護の対象になる可能性がある。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Japan 'resolved' to enhance capabilitires, deepen US ties <2105-032403>
= 3月16日に開かれた日米 2-plus-2 に関する記事 =
 
2021.03.23 NHK 日米 尖閣諸島周辺で共同訓練 規模拡大検討 両国の連携発信へ <2104-032302>
 中国海警局艦が沖尖閣諸島の沖合で日本の領海への侵入を繰り返していることなどを念頭に、防衛省は自衛隊と米軍の共同訓練を今後、尖閣諸島周辺で重ねるなどして、日米両国の強固な連携を国内外に広く発信していきたい考えで、日米共同訓練を尖閣諸島周辺で重ねていきたい考えである。
 尖閣諸島を含む南西方面での共同訓練はこれまでも行われているが、今後は参加部隊を増やすなど規模を大きくする案のほか、より尖閣諸島に近い場所で行うべきだという意見もあり、日米間で調整を急ぐことにしている。
2021.03.17 讀賣新聞

(Yahoo)

尖閣奪還、上陸を想定…中国けん制へ日米「共同演習」で一致 <2104-031703>
 岸防衛相が16日にオースティン米国防長官と防衛省で会談し、尖閣諸島の有事に備えて自衛隊と米軍による共同演習を実施することで一致した。 共同演習には陸海空自衛隊米海兵隊と陸海空軍が参加し、尖閣諸島が侵略された場合の奪還や上陸を想定した役割分担などを確認する。
 領海侵入を繰り返す中国を牽制するのが狙いで、岸防衛相は「米軍と自衛隊が共に行動する姿を示すことが抑止力の観点から重要だ」と語った。
2021.03.17 日経新聞 米、対中抑止で日本重視 日米2プラス2 台湾有事視野 <2104-031702>
 日米両政府が16日に開いた外務防衛担当閣僚会合 (2-plus-2) で、来日したブリンケン国務長官とオースティン国防長官は日本との同盟を重視する考えを繰り返し強調した。
 米国が中国の尖閣周辺での領海侵入厳しい姿勢を示す視線の先には台湾がある。 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将は9日の上院軍事委員会で、「台湾への脅威はこれから6年以内に明らかになるだろう」と証言し中国による台湾侵攻の可能性を訴えた。
 台湾有事となれば台湾に最も近い沖縄の米軍基地が重要な役割を果たすことから、米国が東シナ海に積極的に関与する姿勢をみせるのは、こうした差し迫った事情もある。
2021.03.16 日経新聞 空自と米軍、東シナ海で防空訓練 戦闘機を投入 <2104-031603>
 航空自衛隊が16日、15日に那覇市北西の東シナ海空域で米軍と防空戦闘演習をしたと発表した。 訓練には空自からF-15 4機が、米軍は海兵隊のF-35B 4機と空軍のKC-135を投入した。
 中国が沖縄県尖閣諸島周辺で活動を活発化させているのを意識し、日米の共同対処能力や戦術技量の向上をめざしている。
2021.03.16 朝日新聞

(Yahoo)

中国を名指し、日米が異例の牽制 外務・防衛閣僚会合 <2104-031602>
 日米両政府が16日、バイデン政権発足後初となる外務防衛担当閣僚会合 (2-plus-2) を東京都内で開いた。 中国の海警部隊に武器使用を認める海警法などに深刻な懸念を表明し、軍事的、経済的に台頭する中国を強く牽制する共同声明を発表。
 米国は新政権発足から2ヵ月という異例の早さで日米2-plus-2を開き、対中政策でインド太平洋地域を重視する姿勢を鮮明にしたもので、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官は初の外遊先に日本を選んだ。
 日米が共同文書で中国を名指しで批判するのは異例である。 また年内に2-plus-2を改めて開くことも確認した。
2021.03.16 時事通信

(Yahoo)

日米2プラス2、中国名指し「深刻な懸念」 尖閣に安保条約適用 年内再開催へ <2104-031601>
 日米両政府が16日、外務防衛担当閣僚による安全保障協議委員会 (2-plus-2) を東京都内で開いた。 日米双方は年内に再び2-plus-2を開催する方針でも一致した。
 発表された共同文書は名指しで中国に言及し、海警局の武器使用権限を明確化した海警法の施行深刻な懸念を明記した。 尖閣諸島に関しては、米側は対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条が適用されると改めて確認した。
 尖閣に関しては2019年の前回2-plus-2後に発表した文書では中国を名指ししていなかったが、今回は海警法を例示する形で「最近の混乱を招く動き」に言及し、「日本の施政を損なおうとする、いかなる一方的な行動にも反対する」との方針を明記した。
2021.03.15 共同通信

(Yahoo)

在沖縄米軍、新作戦の訓練公開 伊江島補助飛行場で、中国けん制 <2104-031504>
 在沖縄米軍が15日、伊江島の米軍伊江島補助飛行場で、島嶼部素早く部隊を展開して攻撃拠点を確保する遠征前方基地作戦の訓練の様子を公開した。 訓練は8~20日の日程で、飛行場には15日正午ごろ、
HIMARSを乗せた輸送機が着陸した。
 米軍によると、訓練公開に先立ち陸軍特殊部隊員らがボートや空挺降下で上陸し、F-35の離着陸手順も確認したという。
2021.03.15 讀賣新聞

(Yahoo)

「日本防衛への関与は絶対的」米政府が文書発表…尖閣への安保適用を明記 <2104-031502>
 米政府が14日、ブリンケン国務長官オースティン国防長官来日に合わせ堅固な(unbreakable)日米同盟の再確認と題する文書を発表した。 同盟の重要性を平和と安全、繁栄の礎とうたい、中国によるアジアや世界中での挑発を含む、共通の挑戦に協力して対応すると中国を名指しして対抗する姿勢を鮮明にしている。
 ブリンケン長官とオースティン長官は15日に来日し、16日に茂木外相、岸防衛相と日米安全保障協議委員会 (2-plus-2) に臨むが、米側はこの文書に沿って立場を表明する見通しである。
2021.03.12 Breaking Defense SPACECOM To Tighten Ties To Japan <2104-031208>
 米宇宙軍が3月12日、2023年2024年に種子島宇宙センターから打ち上げられる準天頂衛星 (
QZSS) に、中国の宇宙活動を監視する目的でSMSCが製造した光学センサを搭載することで日米が合意し、2020年12月に内閣府宇宙開発戦略推進事務局とMoUを交換したと発表した。
 米宇宙軍作戦部長のレイモンド大将は2月に議会で証言し、日本が今年、独仏に次いで公式に米宇宙軍との同盟国になると述べた。
2021.03.12 Stars & Stripes Super Hercs and paratroopers pull off ‘biggest US-Japan airborne operation in history’ <2104-031205>
 過去最大規模日米合同降下訓練Airborne 21が3月9日に富士演習場で行われた。
 Airborne 21では第1空挺団の600名が富士山を背景にして、横田基地の米空軍第374輸送航空団第36飛行隊のC-130J Super Hercules 12機から降下した。
2021.03.09 朝雲新聞 日米でミサイル防衛訓練宮古島の陸自7高特群が初参加 <2104-030903>
 BM対処要領などをシミュレーションで演練する令和2年度日米共同統合
IAMD訓練が2月22日から26日まで、全国の各駐屯地、基地と米海軍横須賀基地などをつないで行われた。 同訓練は海自と米海軍が平成22年度から行っているBMD特別訓練を同29年度から空自のPAC-3部隊を加えて統合化したもので、4回目となる今回は昨年3月に宮古島に移駐した7高特群が初めて加わった。
 訓練は日本側が、統幕運用部長の下淳市海将を統制官に、統幕、陸自の陸上総隊、2高特群、8高特群、2高特団、3、8高特群、15高特連、高射学校教導隊、自衛艦隊、護衛艦こんごうあたご、空自航空総隊、南西空、南警団、1高群、3、3、7基地防空隊が参加し、米側からは第7艦隊司令官のマーズ中将を統制官に同司令部と艦艇数隻が加わった。
2021.03.04 産経新聞

(Yahoo)

陸自、国内で米仏部隊と初の本格訓練へ 海洋進出の中国警戒 <2104-030405>
 湯浅陸上幕僚長が4日の記者会見で、日本国内でのフランス陸軍米海兵隊との共同訓練実施に向け調整していると明らかにした。 具体的な訓練場所や参加隊員の規模は未定で「早くても5月以降」としている。 日米仏3ヵ国の陸上部隊同士による本格的な訓練が、日本で実現すれば初めてになる。  欧州各国は、中国への警戒感から太平洋地域への部隊派遣を相次ぎ表明している。
2021.03.03 Jane's Defence Weekly Japan, US reach one-year HNS deal <2105-030306>
 日本政府が2月17日、在日米軍54,000名に対する令和3年度
HNS(在日米軍駐留経費負担⦅註:所謂「思いやり予算」⦆)を2.017億円とすることで合意した。
 令和2年度は2,005億円であった。
2021.02.22 共同通信

(Yahoo)

日米の巡視船が合同訓練 小笠原周辺、「連携重要に」 <2103-022202>
 海上保安庁が22日、巡視船と米沿岸警備隊の警備艦小笠原諸島周辺で21日に合同訓練を実施したと明らかにした。 海保によると、訓練は21日09:00から3時間余りにわたり小笠原諸島の周辺海域で、巡視船あきつしま(6,500t)と沿岸警備隊の警備艦Kimball (4,500t)が参加し、違法操業する外国漁船の取り締まりを想定して情報共有の方法や追跡、立ち入り検査などの手順を確認した。  政府は東・南シナ海で軍事的影響力を強める中国を念頭に自由で開かれたインド太平洋構想を推進しており、海保は日米双方の連携協力がより重要になっていると強調した。
2021.02.20 NHK 海上自衛隊 九州西の海域で米仏と共同訓練実施 中国念頭か <2103-022003>
 海上自衛隊が19日、九州西方海域米仏艦と共同訓練を行ったと発表した。 フランス軍との間では、一昨年締結された物品役務相互提供協定 (
ACSA) に基づき、初めて海上自衛隊の補給艦が燃料を補給した。
 海上自衛隊によると、19日に補給艦はまなが米駆逐艦Curtis Wilbur、仏フリゲート艦Prairialと共同訓練を行い、はまなが米仏艦にそれぞれ海上で燃料を補給したという。
2021.02.19 時事通信

(Yahoo)

20年の米軍防護25回 防衛省 <2103-021907>
 防衛省が19日、自衛隊が安全保障関連法に基づいて行う米軍の艦艇や航空機の防護について、2020年は2019年の14回から増加25回実施したと発表した。
 内訳は、BMの警戒を含む情報収集警戒監視活動につく艦艇の警護が4回、共同訓練の際の航空機警護が21回であった。
2021.01.29 中央日報

(Yahoo)

米最先端 F35、管制塔もないグアム「ジャングル滑走路」に配備される理由 <2102-012902>
 Air Force Magazineが26日、米空軍が2月にグアムのAndersen AFBで実施するCope North多国籍演習同島北西の滑走路にF-35とF-16を展開する計画だと報じた。 Cope Northには日米豪3ヵ国から毎年100機の戦闘機と2,500名の人員が参加している。
 Andersen AFBの東北滑走路はC-130やヘリコプタが臨時使用できるよう作られたジャングルの中にある全長2.4kmの簡易滑走路で管制塔もなく、舗装状態も良くない。
2021.01.16 共同通信

(Yahoo)

海自イージスと米空母が共同訓練 沖縄近海、周辺国けん制か <2102-011602>
 海上自衛隊が16日、沖縄県大東島周辺で15日に護衛艦艦こんごうあさひが、米空母Theodore Rooseveltなど3隻と共同訓練をしたと明らかにした。 東シナ海から太平洋へ海洋進出を強める中国や、14日の軍事パレードで新型SLBMを公開した北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。
 米海軍は横須賀基地に空母Ronald Reaganを配備しており、海自の艦艇が横須賀配備以外の米空母と日本近海で訓練するのは珍しい。
2021.01.03 産経新聞

(Yahoo)

「核の傘」日米共同声明に明記へ 首脳会談に向け、政府調整 <2102-010303>
 複数の政府関係者が3日、菅首相と米大統領就任を確実にしたバイデン前副大統領との初の首脳会談で、日本政府が両首脳の共同声明に米国の核兵器で日本の防衛に当たることを明記するよう求める方向で調整に入ったことを明らかにした。
 共同声明をめぐっては、安倍前首相とトランプ米大統領との2017年2月の初会談で、米国の「核および通常戦力」による日本防衛への関与を明記しているが、米国が核の脅威で日本への攻撃を防ぐ「拡大核抑止」を提供することが盛り込まれたのは、1975年の三木首相とフォード大統領の会談以来だった。