年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2019.11.12 C4ISR net Air Force to link F-35, F-22 in 'connect-a-thon' experiment <1912-111205> 米空軍がF-22とF-35のデータリンク連接試験を12月から4ヶ月おきに実施する。 F-22搭載のデータリンクは旧式のためLink 16を介するF-35のデータリンクとはそのままでは接続できない。 そこでF-22とF-35の連接にはGatewayOne汎用変換装置を使用する。 米空軍はこのGatewayOneをKratos社製Valkyrie UAVとの連接にも採用しようとしている。 【 Valkyrie UAV 関連記事:1904-030707 (DU 2019.03.07)】 2019.09.25 Jane's Defence Weekly US Air Force B-2s form strike packages with F-15Cs and Royal Air Force F-35s <1911-092507> 在欧米空軍副司令官が、米空軍のB-2及びF-15Cと英空軍のF-35Bが共同訓練を行ったと述べた。 ミシシッピー州Whiteman AFBを基地とする第509爆撃航空団のB-2が9月15日に英空軍のF-35Bと共同訓練を行った。 この訓練には英空軍Lakenheath基地に駐留している第48戦闘航空団のF-15Cも参加した。 2019.09.25 Inside Defense Navy says it has achieved 80% goal on Super Hornets, Growlers, does not address F-35 <1910-092505> 米海軍が9月24日、F/A-18 Super HornetとEA-18 Growlerの可動率が目標としていた80%に達したと発表した。 しかしながらF-35の可動率については言及しなかった。 2019.09.16 Aviation Week & ST Swap meetings <1911-091601> 米海兵隊は現在420機のF-35を装備する計画で、そのうち353機がF-35B、67機がF-35Cとなっているが、ここ10年間で3度目の見直しを行っていて、F-35Bの購入比率が下げられる模様である。 2019.09.02 Aviation Week & ST BAE Systems wins major F-35 electronic warfare upgrade <1910-090209> Block 4仕様のF-35のためLockheed Martin社が2018年6月に各社に対しRfIを発簡した。 その中にはRaytheon社への分散配置型センサ (DAS) の改良も含まれている。 電子戦ではBlock 4で帯域の拡大と認識性能の向上が図られる。 BAE Systems社のニューハンプシャー州Nashuaにある施設は空軍のF-35、F-22、B-21搭載電子戦装備を独占的に扱っており、Block 4の受注に向け$100Mかけて80,000平方呎の設備投資をしている。 2019.09.02 Aviation Week & ST Ordering more F-35s, Japan hopes for more work <1910-090208> 防衛省は2011年にF-35A 42機を発注し、2018年1月にはF-35A 68機とF-35B 42機の購入方針を決めた。 この結果、全購入数は147機となり、英国が長期的に計画している138機を凌ぐことになっている。 しかしながらその生産におけるシェアーはMELCO社がAN/APG-81レーダの部品7品目、IHI社がF135エンジンの部品19品目のみで、しかも日本向け機についてのみである。 このため防衛省は生産シェアーの拡大を目指して交渉中であるが米政府とLockheed Martin社は詳細を明らかにしていない。 2019.08.19 Aviation Week & ST South Korea is moving toward F-35B acquisition <1910-081905> 韓国は2014年から40機のF-35Aを発注しているが、新たにF-35Bを20機装備する計画である。 追加発注するF-35B 20機は2030年就役を目指しKRW3T ($2.5B) で建造する全長250m、排水量40,000tの空母に搭載する。 韓国にとって中国は明らかな脅威であるが、日本もまた防衛対象国と見ている。 2019.07.29 Aviation Week & ST S-400 deliveries set new low in U.S.-Turkey relations <1909-072906> トルコが購入したS-400が7月12日に初めて、Il-76とAn-124でMurted空軍基地(註:アンカラ)に搬入された。 その4日後にトランプ大統領はトルコへのF-35売却は行わないと述べた。 トルコは3番目に多い機数のF-35輸出先になるはずであった。 【註】 ・日 本: 100+42機 ・英 国: 138機 ・トルコ: 100機 ・イタリア: 69機(当初計画131機) 2019.07.24 Jane's Defence Weekly Washington to cut ties with Turkey on F-35 programme and shift supply chain to US <1909-072402> 米大統領府が7月17日、トルコがS-400の購入を強行したことでF-35計画の一員を続けることができなくなったとした。 トルコをF-35計画から除外することで、米国は$500M~$600Mを追加負担することになると見られる。 2019.07.18 ロイタ通信(Yahoo) 米、トルコの「F35」への関与は不可能 除外手続き開始へ <1908-071801> 米大統領府が17日に声明で、トルコがS-400を導入するならF-35計画へのトルコの関与は不可能との見解を示した。 声明ではF-35計画がロシアの情報収集プラットフォームと共存することは不可能とした。 ロード国防次官は17日に、トルコをF-35計画から正式に除外するための手続きを開始する方針を明らかにした。 2019.07.01 Aviation Week & ST Pentagon and Locheed eye broad expaneion of F-35 modernization <1908-070114> = F-35 Block 4 改良に関する記事 = 2019.06.19 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin given USD1.8billion for further upgrades to Joint Strike Fighter <1908-061909> Lockheed Martn社6月7日、がF-35のBlock 4継続を$1.8Bで受注した。 受注したのはBlock 4のPhase 2.3である。 2018年2月に発簡された文書によるとB61-12のF-35への搭載が行われる。 Phase 2はF-35に核搭載能力を付与するもので、4段階からなるBlock 4 (Block 4.1、4.2、4.3、4.4) 中でBlock 4.1は2018年4月に開始されている。 2019.06.17 Aviation Week & ST U.S. Air Foece reboots counter-air strategy and halves spending <1908-061703> 米空軍が先月、次世代航空優勢 (NGAD) のAoA検討を完了し、FY19時点で総額$13.2Bとしてきた計画経費をFY20で$6.6Bへと半減させた。 この中で次世代戦闘機PCAについては第五世代/第六世代機の混用を打ち出している。 またFY18で取り上げられていた制空AAM (ADAAW) や長距離交戦武器 (LREW)、AIM-120D AMRAAMの半分のサイズで射程が同じSACMについても言及されていない。 2019.06.10 Jane's 360 DoD awards USD1.8 bn for further F-35 upgrades <1907-061006> Lockheed Martin社がF-35のPhase 2/3改良を支えるソフトウェアBlock 4の開発継続を、2026年8月を納期に6月7日に$1.8Bで受注している。 Phase 2ではB61-12核爆弾2発を機内弾庫に搭載できるようになる。 Block 4ではF-35に計画されている全てのセンサと武器が搭載可能になり、Block 4.1/4.2/4.3/4.4の4段階に分かれている。 ソフトの改修だけのBlock 4.1は2018年4月に始められている。 2019.06.01 Business Insider(Yahoo) F-35A、ステルス性能を犠牲にした「ビーストモード」で出撃 <1907-060103> 米中央軍空軍が、第4遠征戦闘飛行隊のF-35A 2機がアフガニスタンでの米軍を支援するため、ステルス性能を犠牲にして機外に可能な限りの武器を搭載したPeace ModeでUAEのAl Dhafra航空基地から出撃したと発表した。 開戦当初には高いステルス性能を保持するために兵器は全て機内弾庫に搭載するが、開戦3日目の仕様とも呼ばれるPeace Modeでは、機内弾庫に加えて翼下パイロンにも兵器を搭載する。 2019.05.08 Jane's Defence Weekly USAF reports combat debut for F-35A <1907-050804> 米中央軍空軍が4月30日、F-35A 2機がイラクのWadi Ashiで初めての実戦投入されたと発表した。 UAEのAl Dhafra航空基地を離陸した第388戦闘機飛行隊(現役)と第419戦闘機飛行隊(予備役)のF-35Aは機内2ヵ所と機外11ヵ所のハードポイントにAAMと対地武器を搭載し、JDAMを用いた空爆を実施した。 2019.05.02 Jane's 360 Lockheed Martin ‘Sidekick’ development offers six internal AIM-120s for F-35A/C variants <1906-050202> F-35AとF-35Cの左右にある機内弾庫にはそれぞれAIM-120 AMRAAM 2発ずつか、AMRAAM 1発とJDAMのような大型精密誘導兵器1発しか積めないが、Lockheed Martin社が自社経費で、AMRAAM 3発ずつ、計6発搭載可能なSidekikと呼ぶ武器搭載ラックを開発している。 2019.04.30 Defense News US Air Force conducts airstrikes with F-35 for first time ever <1905-043006> 米空軍のF-35Aが初めて実戦参加した。 米中央軍によるとF-35A 2機がイラク北東部Hamrin山地のWadi Ashaiで、ISISが構築した坑道網をJDAMで攻撃した。 【Hamrin山地の位置】 F-35は2018年5月にイスラエル空軍のF-35Aが、2018年9月には米海兵隊のF-35Bが実戦投入されている。 2019.04.29 Inside Defense GAO: F-35 JPO should close Block 4 business case before awarding contracts <1905-042906> 米会計検査院 (GAO) が国防総省に対し4月29日にF-35 Block 4の追加契約について、当該技術の試験と検証およびマスタープランの再評価が完了するまで保留するよう勧告した。 【関連記事:1808-061307 (JDW 2018.06.13)】 2019.04.24 Jane's Defence Weekly US Air Force deploys F-35A to Middle East for first time <1906-042402> 米空軍がF-35Aを初めてUAEのAl Dhafra航空基地に派遣した。 派遣されたのはユタ州Hill AFB所属の第388戦闘航空団(現役)と第419戦闘航空団(予備役)のF-35Aであるが、派遣された機数は公開していない。 2019.04.18 Record China 日本のF-35A墜落、原因は酸欠か=専門家が分析―中国メディア <1905-041805> 中国CCTVが13日の番組で、空軍問題専門家の宋氏が、航空自衛隊のF-35A墜落事故の発生原因を分析し、墜落の原因は酸欠ではないかとの見方を示した。 事故当時パイロットがほぼ一言も発しないまま墜落した点を挙げ、通常の故障であればパイロットはどこに問題があるかを報告する時間があるが、今回は管制塔との通話で訓練中止を求めた後に何も言わずに消息を絶った点から、パイロットが完全に意識を失っていた可能性が高いと見ている。 F-35には各種の欠陥があることはすでにパイロットによって指摘されており、その中でも最も致命的なのはコックピット内の酸素不足である。 この問題はF-22にもあり墜落死亡事故を引き起こしてきている。 【 F-22 関連記事:1209-080808 (JDW 2012.08.08)】 2019.04.12 Stars & Stripes High-altitude US recon plane joins search for F-35 and missing Japanese pilot <1905-041204> 9日19:30に起きたF-35A墜落事故を受け、事故直後から烏山AFB所属のU-2が機体と乗員の捜索を行っている。 F-35は2018年9月にサウスカロライナ州のBeafort海兵隊航空基地近くでF-35Bが墜落しているが、F-35Aの墜落は初めてである。 2019.04.10 時事通信(Yahoo) 空自の不明 F35 回収に「中ロが関心」=米軍事専門家が懸念-報道 <1905-041003> 三沢基地の東135kmの太平洋上で消息を絶った航空自衛隊のF-35Aをめぐって、中国やロシアが機体回収に乗り出すという懸念が米軍事関係者から出ている。 2019.04.04 Defense News US Air Force defends F-15X buy to skeptical Inhofe, Reed <1905-040405> 米空軍参謀長がFY20にF-15X 8機を要求している件で4月2日に議会上院軍事委員会で、F-35の取得が計画より800機遅れていることからF-15Cと換装するもので、F-35計画を変更するものではないと述べた。 しかしながらFY20要求ではF-35 48機に対しF-15X 8機に$1.1Bを計上しており、更に向こう5年間にF-15X 80機を$7.9Bで調達する計画であることから、委員長や委員会幹部は説明に疑問を呈している。 2019.03.27 Jane's Defence Weekly BAE begins integration of Meteor and SPEAR onto F-35 Lightning <1905-032701> BAE Systems社が3月18日、F-35の次の仕様でMeteor BVRAAMやSPEAR 3などの英国製武器を搭載することを明らかにした。 この他にAIM-132 ASRAAMやPaveway Ⅳ LGBも搭載される。 2019.03.06 Jane's Defence Weekly US Nay declares IOC for its F-35C fleet <1905-030607> 米海軍が2月28日、F-35CのIOCを宣言した。 IOCとなったのは空母Carl Vinson搭載のVFA 147飛行隊で、F-35C Block 3F 10機で構成されている。 F-35Cは海軍が273機、海兵隊が67機する計画になっている。 2019.03.01 Defense News Singapore moves to buy four F-35s, possibly eight more afterward <1904-030105> シンガポール国防相が3月1日に議会で、F-35を当初分として4機、更にオプションの8機購入の要求を米国に行ったことを明らかにした。 購入額は$90M~$115Mと言うがF-35のどの機種かは明らかにしていない。 ただ同相はかつてF-35Bではないと述べている。 シンガポールは現在F-15SG 40機とF-16C/D Block 52/52+ 60機を装備しており、2030年頃にこれらをF-35に換装する計画である。 【註】 シンガポールはF-35の開発段階から関心を示しており、一時は開発費の1~2%を負担するLevel 3共同開発国としての計画参加も検討されていたが、結局イスラエル同様に開発費として$50M程度を負担した準メンバーSCPとなった。 【関連記事:0501-122401 (2004.12.24)】 2019.03 International Defence Review Rolling revolution: SRVL trials pave the way for improved F-35B 'bring back' on QEC <1905-030009> 英海軍のF-35Bが空母Queen Elizabeth艦上でIMCになった。 空母Queen ElizabethでF-35Bは短距離滑走着艦 (SRVL) 方式での着艦を行う。 【Rolling Landing の映像 (YouYube)】 2019.02.28 Inside Defense Navy announces IOC for F-35C Joint Strike Fighter <1903-022811> 米海軍が2月28日、F-35CのIOCを宣言した。 最初にIOCになったのは空母Carl Vinsonに乗り組んでいる飛行隊である。 2019.02.27 Defense News Lawmakers stand ready to protect F-35 from F-15X budget threats <1903-022710> = F-15X か F-35A かの論争に関する記事 = 米空軍はFY20要求にF-15X 8機の購入を計上する模様であるが、ゆくゆくは80機の購入を目指していると見られる。 問題は価格で、F-35Aの単価が$80Mであるのに対しF-15Xは$100Mと見られる。 2019.02.25 Aviation Week & ST Momentum bulids for U.S.Navy to declare the F-35C combat-ready <1904-022503> 米海軍VFA-147戦闘飛行隊のF-35Cが、2月末に初めてCVN 70 Carl VinsonでIOCになった。 VFA-147はカリフォルニア州のLemoore NASを基地にしている。 2019.02.13 日経新聞 F35 戦闘システム部品の整備拠点に 米政府が日本を選定 <1903-021307> 防衛省が13日、F-35が搭載する戦闘システムの部品のアジア太平洋地域の整備拠点を日本国内に設置することを米政府が決めたと発表した。 拠点の設置場所など詳細は今後詰めるが、三菱電機が2025年以降に受注する見通しである。 アジア太平洋地域のF-35整備は、機体は三菱重工業、エンジンはIHIが担うことがすでに決まっている。 2019.02.13 中央日報(Yahoo) 韓国、F-35 ステルス戦闘機整備国に選定 <1903-021306> 韓国防衛事業庁 (DAPA) が13日、Team ROKが地域のF-35構成品の第2段階整備業者に公式に選定されたと明らかにした。 韓国が2016年11月の第1段階業者選定時は射出座席の1品目だけだった Team ROKはHunpha、大韓航空、LIG Nexone、現代などの共同企業体で、今回の整備業者選定の結果米国政府から17分野の398品目が割り当てられることになった。 2019.01.28 Aviation Week & ST F-35 Block 4 upgrades <1903-012805> = F-35 Block 4での改良点を示した図 = ・AIM-132改良型の搭載: 英国のみ ・Meteorの搭載: 英国のみ ・Standoff Missile/HGKの搭載: トルコのみ ・Spear Capability 1/3の搭載: 英国のみ 2019.01.16 Jane's Defence Weekly UK decalres IOC milestone for F-35B and Typoon <1903-011601> 英国が1月10日、F-35Bの陸上でのIOC (IOC L) と、Typhoon FGR4のProject Centurion武器搭載型のIOCを宣言した。 Typhoon Project CenturionではMeteor BVRAAMやStorm Shadow CMの搭載が可能になる。 2019.01.10 Defense News UK defense chief: F-35 jets are 'ready for operations' <1902-011002> ウイリアムソン英国防相が1月10日、F-35BのIOCを宣言した。 英国は既に海外展開可能なF-35Bを9機保有している。 また国防相は同時に、TyphoonにStorm Shadow CM、Meteor AAM、Brimsttorne ASMなどを搭載できるようにする$540Mの契約が順調に進んでいることも明らかにした。 2019.01.09 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin receives F-35 avionics upgrade contract <1902-010911> Lockheed Martin社がF-35のアビオニクス改良計画TR 3を$712.5Mで受注した。 TR 3は2023年ロールアウトの計画である。 F-35に完全な戦闘能力を付与するBlock 4はBlock 4.1、4.2、4.3、4.4の四段階で行われるが、TR 3はBlock 4.2の一部になっている。
(Yahoo)