(註:JSOW-B は対戦車 BLU-108/B SFW スマート子弾搭載型。 JSOW-C は
BROACH 侵撤弾頭搭載型。)
AGM-154A は145発の BLU-97 ボムレットを搭載していたが、コソボ紛争に
おいて SAM の様な移動目標に使用したところ、あまり効果がなかったため、弾頭を6発の BLU-108B に替
えることになった。
BLU-108 はそれぞれ4発ずつ 453g (1 lb) の EFP (Explosively-Formed Penetrator) Skeet を搭載
(右図)し、対戦車に使用するが、BLU-108B は16個の小型 EFP をリング状に配置している。 これは、SAM の様な
軟目標に対する効果の向上を目指すものである。
2024.09.26
01:11Kyiv Independent
White House announces $375 million in military assistance to Ukraine
<2410-092601>
米大統領府が9月25日、ウクライナに対する$375M相当の新たな軍事支援パッケージを承認したと発表した。 援助には、空対地兵器、ロケットシステム用の弾薬、装甲車両、対戦車兵器が含まれる。
この支援はバイデン大統領が9月25日に公式に承認した大統領引き出し権限 (PDA) を通じて行われる。 発表に先立ち、バイデン大統領はウクライナの復興支援共同宣言で、ウクライナへの継続的な支援を約束していた。
米国防総省によると、最新のパッケージには、HIMARS用の弾薬、155mmおよび105mm砲弾、発射管、光学追跡、TOWミサイル、JavelinおよびAT-4対装甲システム、M1117装甲車、小火器、哨戒艇、その他の装備が含まれている。
またこのパッケージは、米国がF-16から発射できるJSOWとして知られる中距離滑空爆弾(註:AGM-154C)をウクライナに送ったのは初めてと報じられている。
Reuters通信が、米国は9月26日にゼレンスキー大統領が米大統領府を訪問した際に、ウクライナに対する$8B以上の追加軍事援助を発表する予定だと報じた。
バイデン大統領はまた、9月26日のゼレンスキー大統領の訪問中に「ウクライナ軍への支援を加速するための一連の行動」を発表すると述べた。
2020.06
International Defence Review
CSB accelerates JSOW C-1 NEW integration on F-35
<2008-060003>
F-35によるネットワーク型AGM-154C JSOWであるJSOW-NEWの投下試験が2月に行われ、海上移動目標 (MMT) に対する有効性が確認された。
JSOW-NEWは、MIDSJTRSを利用したRockwellCollins社製TacNet 1.5 2波(UHF及びLink 16)SCWDLデータリンクを搭載している。
2019.03
International Defence Review
US Navy to convert AGM-154C-1 JSOWs to AGM-154C
<1905-030005>
米海軍が1月2日に、AGM-154C-1 242発をAGM-154C仕様に改造する契約をRaytheon社に発注したと発表した。 なぜAGM-154C-1を旧型の154Cに改造するかについては明らかにしていない。
基本型であるBLU-97/AGM-154Aは既にF/A-18C/D/E/F、F-16C/D、B-2、B-52に搭載され、二代目のBLU-108/AGM-154Bは対装甲能力が付与され、三代目のAGM-154Cの本格量産 (FRP) は2004年12月に開始されている。
2016年にIOCとなったAGM-154C-1にはLink 16 SWDL双方向データリンクが搭載されてネットワーク可能武器 ((NEW) とされてきた。
2018.06
International Defence Review
US Navy finalises JSOW internal integration on F-35C
<1807-060010>
米海軍が4月17日、F-35Cの機内弾庫にAGM-154 JSOWを装備する試験を完了したと発
表した。
JSOWの最新型であるJSOW C-1は1,000-lbのASMで、英国が開発した100kgの前置成形爆薬弾の後方に145kgの主弾頭を配したBROACH二段
式弾頭を搭載している。 JSOW CはUHFとLink 16の二波を使ったTacNet 1.0通信でSCWDLデータリンクを使用し、C-1の射程は高高度発射
で70nm、低高度発射で11.9nmという。
2016.08
International Defence Review
JSOW C-1 achieves IOC
<1609-080003>
米海軍は、6月上旬にAGM-154C-1 JSOWのIOCを宣言したのを受け、
部隊配備を開始した。
JSOW C-1はGPS/INS及びIIR誘導装置に加えて、双方向のLink 16 SWDLデータリンクを搭載し、
100km以上の射程を有する。
2016.07.27
Jane's Defence Weekly
USN deploying JSOW C-1s fleet
<1609-072707>
米海軍が6月10日、ネットワーク接続型JSOWのIOCを宣言した。
FOCは年末になる計画である。
2016.04
International Defence Review
USN begins operational testing of JSOW C-1
<1605-040004>
米海軍がネットワーク化されたAGM-154C-1 (JSOW C-1) Block Ⅲの
OT飛行試験を2015年4Qに開始した。 最初の試験でJSOW C-1は高度29,000ftでF/A-18E/Fから発射された。
AGM-154C-1 はAGM-154Cに二周波データリンクSCWDLが搭載されている。 JSOW C-1の対艦試験は2011年中頃に行
われている。
2015.05
International Defence Review
US Navy moves to end JSOW prouction
<1506-050009>
米海軍がFY16で、AGM-154C-1 JSOW の生産を打ち切る。 当初は、FY16に200発を調達し、その後更に4,632発を調達
する計画であった。
AGM-154C-1 は双方向データリンクを搭載するなど、米海軍初の完全ネットワーク化兵器である。
2015.02.02
Defense News
US Navy budget request funds carrier GW
<1503-020204>
米海軍のFY16予算要求は総額$161Bで、FY15の$159.5Bから増加し、同時に公表された中期見積もり
(FYDP) では、2017~2019年に毎年$1.5Bが増額される。 この他に海兵隊には
$168Bを要求している。
装備調達費はFY15の$38.4Bから$44.4Bへと$6B増額されている。 艦船では Virginia級原潜が2隻、Arleigh Burle級駆逐艦が2隻建造される。 ミ
サイルでは SM-6 及び ESSM の調達数が削減され JSOW-C がFY15の200発からゼロになる反面、AIM-9X Sidewinder や AIM-120 AMRAAM の調達数が増加する。 また Tactical
Tomahawk も100発調達される。
2015.01
International Defence Review
JSOW-C1 set for Super Hornets
<1502-010004>
米海軍が H10E プログラムを搭載した AGM-154C-1 JSOW-C1 発射試験に成功した。
AGM-154C-1 は、UHF と Link 16 の二周波に対応した SCWDL データリンクを搭載している。
2014.09
International Defense Review
Third Australian JSOW C test destroys hardened target
<1410-090004>
豪空軍が三回目となる AGM-154C JSOW C の投下飛行試験を Woomera 試射
場で実施する。
既に2回行われている投下飛行試験は、米 China Lake 試験場で実施された。
2014.06.18
Jane's Defence Weekly
Saudi JSOW makes progress
<1407-061817>
米国防総省が6月6日、サウジアラビアに AGM-154C JSOW Block Ⅲ を$13.3Mで
売却すると発表した。
発射重量1,000-lb、射程130kmの AGM-154C は、成形爆薬の100kg前置弾頭と145kgの通常弾頭からなる二段式の弾頭を搭載している。
2013.03
Jane's Missiles & Rockts
USN and Raytheon progress JSOW C-1 trials
<1304-030014>
Raytheon社が1月22日、米海軍が2012年8月に引き続き、AGM-154C-1 JSOW C-1 の目標変換飛行試験を実施した
と発表した。
今回の試験では疑似掩体を標的にして、F/A18F は高度25,000ftで JSOW を投下した。
2013.01.30
Jane's Defence Weekly
USN, Raytheon test JSOW C-1 on 'Challenging' bunker targets
<1303-013004>
Raytheon社が1月22日、米海軍が AGM-154C-1 JSOW C-1 二度目の目標変換投下試験に成功したと発表した。
2012年8月の試験で JSOW C-1 は高度29,000ftから32km遠方の水上移動目標に向けて発射されたが、今回は25,000ftからバンカを模擬した標的
に向けて投下された。
2012.10
Jane's Missiles & Rockets
JSOW C-1 retargeted in flight
<1211-100005>
Raytheon社が8月21日、AGM-154C-1 JSOW C-1 の目標変換飛行試験に成功したと発表した。 目標には大小2隻の移
動する標的艦が使用され、F/A-18F から発射された JSOW C-1 は発射地点から90km離れて位置した別の F/A-18 に制御が引き継がれた。
2012.08.29
Jane's Defence Weekly
JSOW test proves retargeting capability
<1210-082905>
米海軍が AGM-154C-1 JSOW の統合試験を開始し、航行する船舶目標の目標変換に成功した。
JSOW C-1 は双方向のデータリンクであるLink 16 SWDL を搭載している。
8月21日に行われた試験では、発射地点から90km離れて航行する小型と大型の2隻の標的が使用され、当初 JSOW C-1 は小
型標的に向け F/A-18F から発射された。 発射後に誘導は別の F/A-18F に引き継がれて引き続き小型標的を照準したが、その後誘導を引き継いだ F/A-18F が大型標的に
照準を変更した。
2012.08.27
Aviation Week & ST
New aimpoint
<1210-082703>
米海軍がネットワーク兵器として開発している JSOW C-1 の、初の統合試験が行われた。
試験では90km遠方の小型艇標的にに向けて F/A-18F から JSOW C-1 が投下され、同じくその標的を照準していた別の F/A-18F に制御が移管され、同機が更に米の大型
標的に目標を変換して行われた。
2012.02.01
Jane's Defence Weekly
JSOW passes development tests
<1203-020106>
米海軍が2011年末に AGM-154 C-1 の試験を完了した。 対艦試験では15ktで航行する全長17mの標
的船に命中した。
2011.11.23
Jane's Defence Weekly
Raytheon clears JSOW C-1 for F-35
<1201-112306>
Raytheon社が11月13日、JSOW C-1 を F-35 に搭載する試験を完了したと発表した。 試
験では JSOW C-1 の擬製弾が F-35 の機内弾庫に搭載されて各種試験が行われた。 これにより F-35 は、洋上で110km以上
の精密攻撃が可能になる。
JSOW C-1 は Link 16 を搭載した初のネットワーク対応型武器で、2013年運用開始が計画されている。
2011.09
Jane's Missiles & Rockets
US Navy conducts JSOW C-1 test against moving target
<1110-090002>
米海軍が7月26日、AGM-154C-1 (JSOW C-1) 初めての非拘束飛行試験 (free-flight test) を行い、
航行している全長80mの無人標的艦に命中した。
JSOW C-1 は、移動する目標艦の情報を発射後に Link 16 を経由して取得し、改良型シーカーソフトで目標を自動認識
して攻撃する。
IOC は2013年に計画されている。
2011.08.15
Aviation Week & ST
Link takes Joint Stand-Off Weapon to target
<1110-081501>
データリンクを搭載する AGM-154 JSOW C-1 の初めての投下飛行試験が先月下旬に行わ
れ、移動している船舶目標を直撃した。
間戸ラテ素-1は F/A-18 から投下され、途中データリンクで目標諸元を更新しながら接近し、IR シーカで目標を捜索捕捉して突入した。
JSOW C-1 は2013年配備が予定されている。
2011.08.10
Jane's Defence Weekly
JSOW C-1 makes first live drop
<1110-081002>
米海軍が7月26日、AGM-154 JSOW C-1 型の初の投下飛行試験に成功した。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
USN Super Hornet complets first captive carry for JSOW C-1
<1006-050003>
AGM-154 JSOW C-1 を F/A-18F に搭載した飛行試験が完了した。 JSOW-C1 の初飛行試験は
2010年末に計画されている。
JSOW-C1 は Link 16 を採用して移動中の水上目標を攻撃できる。
2010.04
International Defence Review
JSTARS talks to JSOW
<1005-040028>
Raytheon社が実験室での、データリンクを用いた JSTARS による JSOW C-1 の制御試験を完了した。
使用されたのは UHF/Link 16 データリンクである SCWDL で、発射後の新目標への誘導を行った。
2009.11
Jane's Missiles & Rockets
Australis receives its first JSOW-C
<0912-110015>
Raytheon社が、豪空軍が F-18F に搭載する AGM-145C JSOW-C の一号機を納入した。
豪空軍は JSOW-C1 も発注しており、2010年に納入が開始される。
JSOW-C1 は JSOW-C 同様の対地型であるが、データリンクを搭載して発射後の目標情報更新を可能にしている。
2009.08
Jane's Missiles & Rockets
JSOW-C1 proves its networked capability
<0909-080027>
GPS/INS と IR シーカを搭載しているAGM-154 JSOW に双方向データリンクを搭載した JSOW-C1
のネットワーク能力試験が5月6日に行われ、LSRS レーダを搭載した模擬 P-3C との間でデータの交換に成功した。
JSOW-C1 は Rockwell Collins社製 CWDL を搭載し、Link 16 のノードとして働く。
2009.04
Jane's Missiles & Rockets
US Navy tests new warhead for JSOW C-1
<0905-040011>
従来 AGM-154C JSOW-C に用いられていた英国製 BROACH に代わる Raytheon社製の新型弾
頭を搭載した JSOW-C の飛行試験が行われ成功した。
BROACH が複雑に構造で高価であったため開発された新型弾頭は、BROACH と同じ効果を持つのにかかわらず安価である
。 JSOW 計画推進のためには低価格化が必須になっている。
2008.12
Jane's Missiles & Rockets
JSOW C-1 passes its critical design review
<0901-120014>
JSOW C-1 の最終設計審査 (CDR) が行われた。 C-1 は JSOW C と重量及び空力特性
は同じであるが、双方向データリンクが搭載されている。 JSOW 開発の次の段階は移動目標対処に移る。
2007年3月に Raytheon社が SDD を$94Mで受注した JSOW C-1 は、高度14,000ftからでは70nm、500ftからでは12nmを
GPS/INS 誘導で飛行し、目標まで5.5kmに達すると IIRシーカが目を開く。 ミサイルは目標から3.2kmで自動目標認識
を行う。
一方 Raytheon社は、ADM-160B MALD 搭載の Hamilton社製 YJ-120 ターボジェットを搭載した JSOW-ER の開発を
$4.1Mで受注していて、2009年に無誘導飛行試験が行われる。 JSOW-ER は単価$350,000で300nmの射程を持つ。
2007.12
Jane's Missile & Rockets
US Air Force launches search for JASSM alternatives
<0802-120012>
米空軍が AGM-158A JASSM に代わるまたは補完する長距離 ASM の RfI を発簡した。 候補には Textron社
が米国内で生産する Taurus社製 KEPD-350 のほか、AGM-84H SLAM-ER、
空中発射型 Tomahawk、MALD 用に開発したジェットエンジンを搭載する
AGM-154 JSOW などがあがっている。
JASSM について米議会は予算を削減したものの計画中止は求めて折らず、開発は続行される。 JASSM の再起は2008年初期に行われる試験結果をふまえて、2008年6月
に決定される。
2007.12
Jane's Missile & Rockets
Average JSOW-C produrement costs fall by 6%
<0802-120002>
FY-08 の AGM-154 JSOW-C の調達価格は、JSOW-A/-B が使用した高価な Block Ⅰ 機体に替えて安価な Block Ⅱ 機体
を使用したことなどにより6%低減された。 このためFY-08に海軍が要求した421発分$131.3Mは、議会で全額が認
められた。
また JSOW-C に双方向データリンクを搭載して対艦用とする JSOW-C-1 Block Ⅲ の開発予算
も議会で認められた。 JSOW-C-1 Block Ⅲ はFY-09から装備される。
2007.10.01
Inside the Navy
JSOW prices drop 25 percent due to cost reduction program
<0722-100108>
米海軍とRaytheon社は JSOW の価格低減計画を進めていたが、量産価格をこれまでの$300,000から
25%低減し$220,000に設定した。
海軍はFY-05に空軍が共同事業から撤退したため価格高騰に直面していたが、設計方針の変更や安価な部品の採用等により Block Ⅰ
から Block Ⅱ への移行に伴い、JSOW 本体とサブシステムの両方で低価格化を行った。
2007.07
Jane's Missiles & Rockets
USN orders moving-target JSOW
<0716-070007>
米海軍は Raytheon社に、かつて JSOW Block Ⅲ と呼ばれていた AGM-154C1 の開発を発注した。
2009年に量産を開始する計画である。
Raytheon社は今年初め Rockwell Collins社に、AGM-154C1 が搭載する UHF と Link 16 からなる Strike Link
の開発を発注している。 Raytheon社はこのデータリンクを Harpoon Block Ⅲ などの他のシステムにも搭載
しようとしている。
2007.07
International Defence Review
USN seeks JSOW moving target capability
<0715-070006>
Raytheon社が、従来 JSOW Block Ⅲ と呼ばれていた AGM-154C1 の開発契約を$93.7Mで受注した。 AGM-154C1
は IIR シーカと BROACH 弾頭を搭載する AGM-154C JSOW-C Unitary を改良
して移動水上目標対処能力を付与するもので、発射後に更新目標情報を受信
できるようにソフトウェアが変更される。 AGM-154C1 への改良は ECP でFY-09生産分から実施され、FY-10に配備が
開始される。
AGM-154C は2004年12月に試験を終了して FRP に入り、2005年2月に IOC になっている。
2007.06.11
Defense News
US Navy gets JSOW BlockⅡ
<0713-061118>
Raytheon社は JSOW BlockⅡ の初号機を米海軍に納入した。
BlockⅡ は GPS/INS を搭載し、基本型に比べ対妨害性、ステルス性、スタンドオフ性に優れ、
価格を25%低減している。 弾頭には500-lbの BLU-111 を搭載し、不発確率の低減を図っている。
2007.05
Jane's Missiles & Rockets
US Navy takes to the water with Raytheon Joint Standoff Weapon
<0713-050006>
米海軍は3月8日に、従来 JSOW Block Ⅲ と呼んでいた AGM-154C-1 対艦専用 JSOW の最初の SDD 契約を
$93.8Mで Raytheon社と行った。 AGM-154C-1 は従来の L-3社製 IR シーカに代わる Raytheon社製の非冷却 IR シーカを搭載する。
これとは別に Raytheon社は、単価を40%低減した JSOW Block Ⅱ の納入を3月末に開始する。
2007.03.21
Jane's Defence Weekly
US Navy rejects land-attack role for next JSOW
<0708-032109>
米海軍は次世代の JSOW となる AGM-154C-1(従来 JSOW Block Ⅲ と呼ば
れていた)を対水上目標専用とし、地上の移動目標対処能力を求めないことにし、3月8日に$93.8Mで Raytheon社
に SDD を発注した。 装備化は2009年の7月に予定している。
地上目標対処は移動する目標の捕捉が技術的リスクが高いことから将来の段階に残した。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
US Navy completes first test flight of JSOW Block Ⅱ
<0703-120004>
・AGM-154A/C
AGM-154A/C JSOW は、今までに2,500発以上生産され、400発以上が実戦使用されて
おり、ポーランドとトルコが導入を決めているほか、シンガポールとギリシャが導入を検討している。
・AGM-154A-1
Raytheon社が輸出用に自社開発している弾頭を BLU-111 又は Mk 82 500-lb爆弾にする型である。
・JSOW Block Ⅱ
コスト低減を目的に開発中で、価格は25%低減する。 価格低減分は調達弾数の増加に当てる。 最初の飛行
試験が2006年10月12日に行われた。 2007年に量産が開始される。
・JSOW Block Ⅲ
データリンクを搭載して飛行間に目標情報を更新することにより移動目標対処を可能にする。
2009年に量産が開始される。
2006.07.26
Jane's Defence Weekly
USN to develop JSOW Block Ⅲ
<0616-072604>
米海軍が JSOW Block Ⅲ の開発に着手する方針を固めた。 開発開始の正式決定はFY-07の1/四半期に行わ
れる。
JSOW には BLU-97 弾頭を BLU-111A/B に代えようとしている
AGM-154A、BLU-108/B を弾頭とする AGM-154B、BROACH を弾頭とする
AGM-154C があり、現在40%の価格低減を目指す Block Ⅱ を開発中で
ある。
Block Ⅲ は Block Ⅱ と同じく SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Mode) 型 GPS のほか、改良型 IIR シーカや双方向
データリンク(恐らく Link 16 )を搭載し、米海軍初のネットワーク適応スタンドオフ兵器になる。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon makes first internationl JSOW sale
<0615-060009>
Raytheon社がトルコ空軍の F-16 搭載用として、BLU-111を弾頭とした
AGM-154A-1 と、BROACH を弾頭とした AGM-154C
を受注した。 JSOW の初輸出となる。 またギリシャの F-16 用及び
シンガポールの F-15 用も間もなく受注する見込みである。 更にポーランドから
F-16 搭載用として280発の引き合いも来ている。
この他にトルコは50発の AGM-84K SLAM-ER の購入も希望している。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
US demonstrates JSOW datalink, message set
<0608-030014>
米海空軍と Raytheon社が AGM-154 JSOW に WDL (Weapon Datalink) を搭載した飛行試験に成功した。 この
試験は空軍の WDLN ACTD (Weapon Data Link Network ACTD) の一環として行われた。
JSOW は飛行中に WDL により、ミサイルの状況及び位置情報、更新目標情報、交戦中止指令などのやりとりができる。 Raytheon社と
米海軍は、移動目標対処が可能な JSOW Block Ⅲ を開発中である。
2005.12.05
Defense News
Raytheon delivers 2,000 JSOW
<0601-120507>
Raytheon社は、2,000発目の JSOW として AGM-154A JSOW-A を米空
軍に納入した。
JSOW は米海空軍が共同開発した GPSを用いた対地攻撃用精密誘導爆弾で、1997年から製造を開始し、2006年に
BlockⅡ に変わる。 海軍は現在、移動目標への攻撃能力を持つ BlockⅢ の開発を進めている。
2005.12
Jane's Missiles & Rockets
JSOW variant makes test flight
<0602-120016>
JSOW Block Ⅱ の CFT が10月11日に行われた。 JSOW Block Ⅱ は価格を大幅に低減
しながら誘導装置の性能向上と GPS 妨害に対抗する SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing
Module) を追加しようというもので、2006年初頭に開発を終了し、2007年には装備化しようと、速いペースで
計画が進められている。 今後製造される各種の JSOW は Block Ⅱ 仕様になる。
一方 JSOW-A+ と呼ばれていた AGM-154A-1 は、散布子弾弾頭を500-lbの BLU-111
または Mk 82 にするもので、2006年初期に開発を完了する。
AGM-154A-1 は、JSOW-A の不発子弾の問題を解決すると共に、BROACH 弾頭を搭載する JSOW-C
より高い威力が期待されている。
2005.10.27
Inside the Pentagon
JSOW-C BlockⅡ to offer cost savings
<0524-102703>
JSOW-C BlockⅡ の開発は今年初めから開始されているが、海軍では500発以上の追加調達と、更なる改善を
目指した BlockⅢ の開発を可能とするため、1発あたり$85,000の製造価格低減をめざしている。
JSOW-C は米軍で初めて BAE社製 BROACH 弾頭が搭載され、BlockⅡ は2007年から納入を予定して
いる。
BlockⅢでは更なる価格低減に加え、ネットワークリンクの改善、移動目標に対する命中精
度の向上が図られる。
2005.04
Jane's Missiles & Rockets
Unitary JSOW ordered into full-rate production
<0511-040008>
Raytheon社が AGM-154C JSOW-C の初の FRP を$55.7で受注した。 この契約では
189発が生産され、最終納期は2007年2月になっている。
JSOW-C は2003年7月に初めて LRIP 契約が行われ、2004年9月には米海軍への配備が開始されている。
2005.02
Jane's Missiles & Rockets
Uniysty JSOW completes testing
<0506-020013>
米海軍は侵撤単弾頭型 AGM-154C (JSOW-C) の OT (Operational Test) の結果を受け JSOW-C
を最も高い評価に位置付けた。
JSOW-C の初の量産弾である2003年7月の LRIP 分が、2004年9月に納入され、2005年の初期に配備される。
海軍と Raytheon社は現在 Block Ⅱ の開発を行っており、2007年にも配備が開始
される。 Block Ⅱ JSOW の主な特色は以下の通りである。
・対艦能力の付与
・不発弾発生の低減
・移動目標対処能力の付与
・命中の確認機能付与
・ネットワーク対応能力付与
・更なる価格低減
2005.02
Jane's Missiles & Rockets
More unutary JSOWs ordered
<0506-020012>
Raytheon社が、189発の侵撤単弾頭型である AGM-154C (JSOW-C) と
、その補給整備、教育訓練関連器材を$55.67Mで追加受注した。
最終納期は2007年2月になっている。
2005.01.10
Inside the Navy
Navy awards Raytheon $55.7 million full-production deal for JSOW-C
<0505-011002>
米海軍は単弾頭侵徹型 JSOW-C の FRP を決定し、12月23日に$55.7Mで Raytheon社と契約を行った。
海軍は189発を購入する。 2003年3月に開始した LRIP 製造分は2004年9月に納入され、今回契約分も今年前
半に部隊に配備される。
現在、更なる低価格化を目標とする BlockⅡ の開発が進められており、2007年の装備化を予定している。
Raytheon社はこの他にも対艦攻撃、移動標的攻撃、ネットワークリンク及び更なる価格低減について改善準備を進めている。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon delivers first production JSOW-C to USN
<0504-010018>
11月16日に、最初の JSOW-C が納入された。 JSOW-C は米軍で初めて BAE社製 BROACH 弾頭が搭
載されると共に、GPS/INS に加えて Raytheon社製非冷却遠赤外シーカが取り付けられ、精度
向上が図られている。
米海軍と Raytheon社は現在、画期的な低価格化を図った Block Ⅱ 計画を推進中で
、最初の Block Ⅱ 型は2007年に納入される。
これとは別に米海軍は$48Mで216発の JSOW-A を発注した。 最終納期は2007年7月である。
2004.11.24
Jane's Defence Weekly
US Navy receives first JSOW-C
<0423-112402>
米海軍が11月16日に、BROACH を弾頭とするAGM-154C JSOW-C
を初配備した。
散布子弾弾頭の AGM-154A JSOW-A は、今までに400発以上が実戦で使用されている。
2004.11.22
Inside the Navy
Raytheon presents Navy with first-production JSOW-C weapon
<0503-112202>
Raytheon社は先週、JSOW-C の初号機を海軍に納入した。 計画当局は12月にフルレート生産への移行決定の
審議を予定、2005年1月の IOC を計画している。
単弾頭侵徹型の JSOW-C は LRIP として139発を製造中で、12月の決定で189発が更に製造
される。
Raytheon社は製造時程の短縮と価格の低減に努め、FY-05の価格は$341,000/発だが、FY-06には$84,000を低減するとしている。
2004.11
International Defense Review
JSOW-C production deliveries
<0421-110018>
AGM-154C JSOW-C の Operational Test が10発中9発の命中で成功裏に終了し、量産弾の
配備が9月に開始された。 試験は広域に展開した洞窟や補強されたバンカーを標的として行われた。
JSOW-C は BAE社製の BROACH 弾頭と Thales社製の電子式信管を搭載し
、Raytheon社製の非冷却 IR シーカと自動目標捕捉アルゴリズムが使用されている。
2004.09
Jane's Missiles & Rockets
Low-cost and unitary JSOW rounds under development
<0421-090015>
Raytheon社が AGM-154 JSOW の安価型 Block Ⅱ型の開発を海軍から受注し
開発している。 BLU-97 散布子弾を145発搭載し GPS/INS で誘導する JSOW-A の単価がFY-05時点で$217,000であるのに対して、
BROACH 複合弾頭を搭載し IIR で誘導する JSOW-C の単価は$341,000となっている。
Block Ⅱ JSOW は単価$200,000を目指す。
これとは別に Raytheon社は独自に価格を引き下げた安価型を、主として国際市場向けに開発している。
JSOW-A+ は JSOW-A の弾頭に BLU-111 を使用し、GPS/INS で誘導する
。 単価は$100,000を目指している。
2004.09
International Defense Review
Raytheon Block Ⅱ JSOW is cheaper and more capable
<0417-090016>
米海軍と Raytheon社は、BLU-111 を弾頭とした AGM-154C Block Ⅱ (AGM-154+) の開発を
進めており、2005年に技術評価を行い2006年初めに開発を完了して、2007年から配備を開始する計画である。
その後の JSOW の納入はこの新型で行われる。 開発は既に終了した AMSTE 計画の一環として行わ
れた。
AGM-154+ はこの他にデータリンクを付加し、各種シーカを取り付け、単価を$100,000
、悪くても$200,000にしようとしている。
2004.08
Jane's Missiles and Rockets
USN plans to procure BROACH-armed JSOW
<0417-080012>
米海軍は BROACH 侵撤弾頭を装備する AGM-154C JSOW の
operational evaluation が2~3ヶ月中に終わり、年内に full-rate 生産に移行するため、
173発の生産を開始する計画である。
JSOW-C は3,000発の調達が見込まれている。
2004.04.19
Inside the Navy
DoD reports net cost growth for Virginia class,Tactical Tomahawk
<0411-041903>
DoD の2004年度1/四半期の調達報告書によると、Tactical Tomahawk は、2,396発の計画
が2,790発に増加し、$331.4Mの増額となっている。
反面、JSOW は14,811発の計画が12,334発に減り、$536Mの減額となっている。
2004.03.08
Inside the Navy
Navy restocking JSOW inventry after heavy use in warfare
<0408-030802>
米海軍はイラク戦で消耗した JSOW の補充調達を行っている。
現在海軍の JSOW 備蓄は約100発程度で、昨年9月に総額$55Mを補充予算として充当した。 数量は明らかにさ
れていない。
これとは別にFY-04の JSOW 取得予算として$139.7Mが割り当てられ、海軍は231発の JSOW-A と
97発の JSOW-Cを、空軍は315発の JSOW-A を調達するが、空軍はFY-05以降 JSOW の調
達を行わない。
2004.02.11
Jane's Defence Weekly
Air force focus on global role
<0404-021107>
・RQ-4 Global Hawk を4機要求
・MQ-1 Predator A を7機、MQ-9 Predator B を2機
要求
・E-10A MC2A の開発継続
・SBR (Space-Based Radar) 開発費を$170Mから$328Mに増額。
2012年に最初の打ち上げ
・AGM-158 JASSM 360発を要求
・SDB の開発継続と LRIP として158発の要求
・海軍計画の JSOW 計画からの撤退と、経費の
WCMD などへの転用
2004.02.02
Inside the Navy
Navy to have consultant perform 'Price assessment' of JSOW
<0405-020206
米海軍はこのほど、Raytheon社の JSOW 計画の価格査定を、コンサルタント会社 Ramjet Inc に行わ
せることを決めた。
Ramjet社には価格分析、製造工程およびレート評価、代替調達手段等について提言することが求められている。
昨年末、空軍は JSOW-C の共同開発からの撤退を DoD から承認されたが、同時に計画を海軍が継続するため
、$100Mの拠出を求められている。
2004.02
Jane's Missiles & Rockets
USAF withdrawal from JSOW approved
<0408-020021>
DoD は空軍から出されていた JSOW 計画からの撤退を承認した。 この結果
空軍が唯一参画していた AGM-154A JSOW-A も、FY-05以降調達しない。
空軍の撤退に対し、単価上昇を理由に反対していた海軍に対しては、空軍が$100Mを払うことで折り合った。 空軍は AAM 購入費から
$100Mを捻出する。
空軍は JSOW 調達を取り止めた経費を、WCMD-ER 及び AGM-158 JASSM
の購入に当てる。
2004.02
Jane's Missiles & Rockets
Unitary JSOW cleared for operational testing
<0408-020018>
BROACH侵撤弾頭を搭載する AGM-154C JSOW-C の OTRR (
Operational Test Readiness Review) が完了し、OT (Operational Test and Evaluation) 移行の準備が整った。
OTRR に先立ち7回の飛行試験が行われたが、CEP≦10ftの要求に対して4ftの成果を得ている。
JSOW-C は2003年7月1日に42発の LRIP が開始され、2004年9月に引き渡しが始まる。 Full
-Rate 生産開始は2005年夏を予定している。
既に装備している JSOW はイラクとコソボで400発以上が使われた。
2004.01.14
Jane's Defence Weekly
Raytheon receives missile contract
<0401-011404>
Raytheon社は米空軍から253発の AIM-120 AMRAAM を$112Mで受注した。 内訳は34発が FMS 用、162
発が米空軍用、42発が米海軍用で残る15発は米陸軍用である。
同社は同時に643発の AGM-154 JSOW も$140Mで受注した。 内訳は海軍用に
231発の JSOW-A と97発の JSOW-C、空軍用に315発の JSOW-A である。
2004.01
Jane's Missiles & Rockets
USAF plans WCMD-ER upgrades to replace JSOW
<0404-010007>
米空軍は WCMD-ER に更に改良を加え、計画から撤退した
AGM-154 JSOW の代替としたいとしている。 空軍によると WCMD-ER は JSOW の半分以下の価格
で20%多いペイロードを搭載できる。
空軍は現在予定している7,500発の WCMD-ER 調達に、JSOW の補てん用に2,500発を追加
したいとしている。 ただし現有の10,000発に及ぶ WCMD を改良型 WCMD に改造する予算は準備していない。
改良型 WCMD-ER は、JDAM-ER 用に開発した対妨害 GPS/INS と Link 16 と接続可能なデータ
リンクを搭載し、飛行間に目標位置の修正指令を受信したり、飛行間の目標変換が可
能になる。
2003.12.08
Inside the Navy
DoD approves Air Force exit from JSOW,but insists on $100 million fee
DoD はこのほど、空軍の JSOW 派生型開発計画からの撤退を承認したが、その条件として海軍の開発
継続のため$100Mを拠出することを指示した。
JSOW は海空軍の開発する精密誘導兵器で3種類の開発が当初計画され、両軍とも初期型 JSOW-A の導入では合意している。
その後、海軍は JSOW-C (侵撤単弾頭型) の開発をFY-05から予定しているが、空軍は計画からの撤退を主張し
ていた。
空軍は拠出に同意しておらず、合意しない場合 JSOW-C の開発は中止される公算が大きい。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
USN tops up its JSOW atocks
米海軍はイラク戦争で射耗した AGM-154A JSOW の補充を行うため$48.5Mの契約を行った。
(註:JMR 2003.07 によると、イラク戦で使用した JSOW は253発である。)
2003.11.10
Defense News
JSOW ready for next phase
米海軍は先月、開発中の JSOW-C 7発のフリーフライト試験を行い成功した
。
試験は China Lake 海軍試験場で行われ、F/A-18C/D から高度14,000~40,000ftから投下後、約50mileを飛行
した。 運用評価試験は来年9月以降に予定されている。
JSOW-C (AGM-154C) は BAE社製の Broach 侵徹型弾頭を装備し、LRIP 契約分42
発が2004年9月に納入される計画となっている。
2003.10
International Defense Review
BROACH production
米海軍は BAE社に、 AGM-154C JSOW に搭載する
BROACH 弾頭の LRIP 第2バッチとして175発を発注した。
また full-rate 生産225発のオプションも行われた。
2003.09
Jane's Missiles & Rockets
AGM-153C JSOW enters low-rate production
米海軍は AGM-154 JSOW の HDBTD 型である AGM-154C (JSOW-C) の LRIP 移行を承
認した。 LRIP の最初のバッチで製造されるのは42発であるが、海軍は3,300発の調達を計画している。
JSOW-C は GPS/INS 誘導で目標に接近した後、IIR で終末誘導される。 弾頭には英 BAE社製の BROACH
二重弾頭が使用される。
(註:標題、文中に AGM-153C とあるが、JSOW は AGM-154 であり、間違いと見られる。 因みに AGM-153A/B はかつて計画中止に
なった ASM の名称。)
2003.09
International Defense Review
Production go-ahead for AGM-154C JSOW
Raytheon社が$26Mで AGM-154C JSOW の LRIP を開始する。
AGM-154C は非冷却型長波長 IIR シーカと自動目標捕捉アルゴリズムを搭載し、弾頭には BROACH
を採用している。
米海軍は AGM-154A の調達費を AGM-154C の開発費に廻した。
この契約は2005年2月に終了する。
2003.07.07
Aviation Week & ST
Testing to mate standoff weapon with B-1B begins
B-1B Lancer からの JSOW と JASSM の発射試験
が Edward 空軍基地周辺空域で始められた。
試験は新しくロードした Block E1 航空機器ソフトと JSOW を投下した時の爆弾倉の振動と共振状況を確認する。
次回試験は8月に予定されている。
2003.07
Jane's Missiles & Rockets
US orders more JSOWs
Raytheon社が$80.86Mで337発の JSOW を受注した。 313発が海軍用、24発が空軍用
で、引き渡しは2005年2月となっている。
2003.03.26
Jane's Defence Weekly
Raytheon receives JSOW contract
Raytheon社は$80.8Mで337発の AGM-154A JSOW を受注した。 このうち313
発は海軍向けで、24発の空軍向けは非推進型である。
2003.02.12
Jane's Defence Weekly
Successful test of modified JSOW
米空軍と海軍は、F-16 に搭載した際に生起する問題を解決した改良型 AGM-154 JSOW
の飛行試験を3回実施し成功を収めた。
F-16 の高速飛行時に発生した過度の振動は、操舵翼の摩耗によることが判明している。
2003.02.05
Jane's Defence Weekly
US budget boost - with more to come
全般、海軍海兵隊、空軍、陸軍、ミサイル防衛別
Tacticl tomahawk × 267発
JSOW × 429発
SLAM-ER × 84発
JDAM × 12,326発
空 軍
JDAM × 20,244発
JASSM × 250発
陸 軍
M1A2 MBT、M2A3 Bradley の調達中止
2003.01
International Defense Review
BROACH tested on JSOW
JSOW に搭載される BROACH のスレッド試験が
2002年10月に行われ、JSOW を模擬した BROACH は 217m/s で鉄筋コンクリートの壁を貫通した。
次回のスレッド試験は、2003年初めに行われる JSOW-C の実弾頭飛行試験に先立っ
て行われる。
JSOW-C の LRIP 契約は3月に行われ、引き渡しは2004年初めに開始される。
2002.11
Jane's Missiles & Rockets
WCMD completes B-1B integration tests
B-1B Block E 改良計画の一環として WCMD を搭載する計画は、6月に Developmental
Test が終了したのを受け6月に Operational Test が開始され、成功裏に終了した。
今後は AGM-154 JSOW 及び AGM-158 JASSM の搭載に移る。
60機の B-1B に対する Block E 改良は、FY-05 に行われることになっている。
2002.11
Jane's Missiles & Rockets
JDAM tested against moving target
AMSTE を使い JDAM で移動目標を攻撃する試験が
8月22日に行われた。
安価なデータリンクを取り付けた JDAM は、30km/hで走行する6両の車両縦隊に対し、距離5.4nm、高度20,000ftで F-16 から投下され
、IFTU (In-Flight Targeting Upgrades) 信号を E-8 JSTARS から直接
受領して、目標の10m以内に弾着した。
次いで9月30日に行われた2発の JDAM 同時投下試験では同様の目標に対し5m、及び10~13mに弾着した。
更に Link 16 を用いた AGM-154A 改による試験では、距離65kmで目標に直撃
した。
2002.09
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon to build more JSOWs
Raytheon社は、米空軍、海軍との共同契約で、29発の
AGM-154A JSOW-A を受注した。 最終納期は2004年2月になっている。
2002.08
Jane's Missiles & Rockets
USAF and USN want to cancel JSOW-B
米海軍と空軍は、 BLU-108 SFW を弾頭とする
AGM-154B JSOW-B の調達を中止する承認を DoD に求めている。
この調達中止により JSOW の単価が上昇するのを防ぐため海軍は、JSOW-A と開発中の
BROACH 侵撤弾頭を搭載する JSOW-C の調達を促進する。 JSOW-C の生産は2003年に開始される。
一方空軍は代替に、有翼射程延伸型のWCMD を検討している。
2002.07.31
Jane's Defence Weekly
RAIDER weapon-release system makes debut
英国の3社からなる企業体がファーンボロー2002展で、画期的な兵器投下機構を発表した。
この装置は RAIDER (Replacement Advanced Intelligent Dual Eject Rack) と呼ばれ、1ヶ所のハードポ
イントに合計で997kg(2,200-lb)までの爆弾等を2発搭載でき、AGM-154 JSOW の搭載に適している。
また、250-lbから500-lbの爆弾4発を搭載できるように発展させることも可能である。
2002.07.31
Jane's Defence Weekly
USN will not buy JSOW-B
米海軍はFY-03に予定していた AGM-154 JSOW-B 1,000発の調達を取り止め、JSOW-C
等他の JSOW バージョンに振り向ける決定を行った。
空軍は今年初めに3,000発以上の JSOW-B 調達を取り止めている。
2002.07.29
Inside the Navy
Navy postpones JSOW-B buy,seeks to shift funds to other variants
米海軍はこのほど、Raytheon 社製 JSOW-B の調達を無期
限に延期することを明らかにした。 なお、来年1月の運用試験は予定どおり行う模様。
海軍では議会承認があれば FY-03 に要求している 1,000発以上の JSOW-B の調達に代わり、侵徹型
BROACH 弾頭の JSOW-C を 1年早く導入する意向を示している。
延期理由は価格にあり、FY-03 価格 JSOW-A の $202,300、JSOW-C の $276,300 に対し JSOW-B は $400,900
となっている。
なお、空軍も今年 3,114発の JSOW-B 調達を中止し、総額 $36M を WCMD 等の対装甲兵器の導入に振り向ける
ことを決定している。
2002.07.22
Aviation Week & ST
Small UAVs built for use from large UAVs, missiles
次世代航空戦力として UAV や巡航ミサイルから打ち出される小型 UAV が注目されている。
Raytheon社の試作機 SilentEyes (右図)がその 1つで、全長 18in、直径は 2.75in、
ALE-50 チャフディスペンサからの発射可能な大きさで、搭載する IR/CCD カメラ画像を 1wattの UHF 送信機により見通し内で
100nmの範囲で伝達できる。
滞空時間は動力源により 30分~数時間の範囲で、RCS は ー24dB とステルス性に近い非識別性を持っている。
1機あたりの価格は$5,000~$10,000 と推定。
この種小型 UAV は今後、Predator UAV や JSOW、Tomahawk 等に搭載し運用されるが、母機の性能や情報伝達に大きく左右されるため
、Parasite UAV と呼ばれる。
実用 SilentEye には2種類のモデルが検討されており、、モデル70 は全長約 2ft、離陸重量約 10-lb、モデル105 は全長約 2.5ft、離
陸重量約 25-lb で JSOW に 12機を搭載できる。
2002.06.26
Jane's Defence Weekly
Raytheon awarded JSOW contract
Raytheon社は米海軍から、総額$18.2Mで29発の AGM-154A JSOW を受注した。 2004
年2月納入予定である。
2002.06.17
Aviation Week & ST
Navy joins JSOW exodus
米海軍は空軍の JSOWーB(対装甲)調達中止を受け、その調達を中止することを決め
た。 これにより海空軍合わせ 4,800発、$700M 以上の JSOWーB 調達が取り止めとなる。 なお、JSOWーA(基本型)及び JSOWーC(侵徹型
)は調達を継続する。
空軍はこれに代わり射程延伸型 WCMD-ER (Wind Corrected Munition Dispenser) の導入に力を注いでい
る。 WCMD-ER は3年以内に運用可能とされ、射程は約 30nm、改善型 GPS を装備し、
BLU-108 を 10個内蔵、対装甲能力の向上に加え、攻撃ソーティを 20% 減少できるという。
2002.05.13
Inside the Navy
Air Force backing away from Joint Stand-Off Weapon 'B' variant
米海空軍が共同で開発している JSOW-B から空軍は撤退の意向を示しているが、
海軍は開発の継続実施を希望している。
空軍はこのほど同事業の見直しと延伸型 WCMD 開発推進の意向を明らかにし、議会も FY-03 のJSOW-B
関連予算 $36M の削除を行っている。 これに対し海軍は空軍の参加不参加を問わず開発を継続することを表明している。
2002.05
Jane's Missiles & Rockets
JSOW-B tests will show design fixes
AGM-154 JSOW は、F-16 及び F-18 のパイロンに搭載したときに振動を起こす問題
があったが、その改善確認の試験は今年後半行われる AGM-154B JSOW-B の試験であわせて行われる。
145発の BLU-97 ボムレットを搭載する AGM-154A JSOW-A は、海軍が8,800発、空軍が3,000発の配備
を予定している。
BLU-108 SFW を搭載する AGM-154B JSOW-B は、海軍が1,200発、空軍
が23,114発の配備を予定している。
開発中の BROACH 侵撤弾頭を搭載する AGM-154C JSOW-C は、
来年運用試験が予定されており、順調にいけば2002年12月から75発の LRIP が開始される。 海軍は3,000発の調達を予定しているが、
空軍には調達計画はない。
2002.05
International Defense Review
Unitary-wahead JSOW demonstrates high accuracies
BROACH 侵撤弾頭を搭載し、非冷却長波長 IIR シーカにより ATA (Autonomous Target
Acquisition) を行う AGM-154C JSOW の初期の飛行試験で高い精度が実証された。
1回目の飛行試験で85cmのミスディスタンスを達成した後、2月に行われた2回目の試験では53cmのミスディスタンス
を達成した。 3回目の試験は5月に行われる。
米海軍は8,800発の AGM-154A 及び 1,200発の AGM-154B の補完として、3,000発の AGM-154C の調達を計画している。 一方空軍は、
3,000発の -154A 及び 3,114発の -154B を調達している。
2002.04
Jane's Missiles & Rockets
Dual launch ends JSOW integration tests on B-52
Raytheon社は、B-52 からの AGM-154A JSOW 発射試験に成功した。
試験では2発の AGM-154A JSOW 無事投下され、約50kmを飛行した後に目標地域に BLU-97 CEM (Combined
Effect Munition) 子弾を散布した。
AGM-154A JSOW は F/A-18, F-16, B-2 から発射可能で、1999年以来100発以上が実戦で使用されていて、現在
B-1B 及び F-15E への搭載が進められているが、この試験の結果 B-52 への搭載も可能になった。
JSOW は BLU-97 CEM 搭載の AGM-154A と、BLU-108 SFW (Sensor Fused Weapon) 子弾搭載の AGM-154B
が量産に入っていて、BROACH 侵撤弾頭搭載の AGM-154C が EMD 段階にある。
BROACH 弾頭を搭載しての AGM-154C 発射試験は、2003年初めか中頃に計画されている。
2002.04
Interantional Defense Review
JSOW production
米海軍は、2002年12月に、AGM-154C 型の JSOW 75発を、LRIP として発注する計画
である。 これに伴い BAE社に対しても75発の BROACH 弾頭を発注する。
2002.04.08
Inside the Navy
JSOW program to select solution to vibration problem this year
JSOW (Joint Stand-Off Weapon) の F-16 搭載時における異常振動の問題に解決方
法がみつかり、今年中に試験を行うなった。
JSOW の振動が明らかになったのは昨年 5月、TRW、Raytheon 両社は ECP 設計の検討を進め、近日中にそれらの内容検討が軍で行われ
る。
JSOW の初期型は1999年から運用を開始、海空軍の主要戦闘機及び空軍爆撃機に搭載が予定されている。
2002.03.13
Jane's Defence Weekly
BROACH-equipped JSOW-C tested
英国 BAE社製の BROACH (Bomb Royal Ordnance Augmenting Charge) を弾頭として搭載
する AGM-154C (JSOW-C) のスレッド試験が英国ウェールズで行われ、弾頭は鉄筋コンクリート製の標的
を貫通した。
2002.03
Jane's Missiles & Rockets
Unitary-warhead JSOW makes second flight
米海軍は、侵撤弾頭型の JSOW である AGM-154C の2回目の free-flight 試験を実
試し成功した。 BROACH 弾頭を搭載しての試験は、2002年後半に予定されている。
今回の試験では、自動目標捕捉機能 (ATA: Autonomous Target Acquisition) の検証が行われた。 AGM-154C
の ATA は、非冷却、長波赤外シーカにより行われる。
JSOW は BLU-97 ボムレットを弾頭とする AGM-154A が量産段階、BLU-108 SFW を弾頭とする AGM-154B
が LRIP 段階にある。
2002.03
International Defese Review
Unitary JSOW
米海軍は Raytheon社に、2002年12月に AGM-154C JSOW の LRIP として、75発の完
成弾を発注する予定である。
また、これにあわせて75発の BROACH 弾頭を BAE社に発注する。
2002.02.27
Jane's Defence Weekly
USAF B-52s ready for JSOW
米空軍は AGM-154A JSOW をB-52H から発射する改良を完了した。 2月8日に行
われた試験では、B-52H による連続発射能力が確認され、即実戦投入可能な状態になった。
一方海軍は、2月6日に F/A-18 戦闘機からの AGM-154C(BROACH弾頭型)の発射試験に成功した。
2002.02
International Defense Review
Unitary-warhead JSOW flies
JSOW のバーションである AGM-154C の初のフリーフライト試験が、2001年
12月から始まった。
AGM-154C は高度20,000ftを Mach 1.8 で飛行する F/A-18 から投下され、GPS/INS 誘導で20nmを飛行し、非冷却の IIR シーカによ
り目標の照準点に命中した。
AGM-154C は、弾頭に BAE の BROACH を搭載することになっており、弾頭搭載型の試験は今年後半に開始さ
れる。 生産開始は2003年に予定されている。
2002.01
Jane's Missiles & Rockets
Afghanistan offernsive boosts US munitions procurement
アフガン戦争により、一時中止されていた AGM-154A JSOW の Full-rate 生産は再
開されたが、開戦初期、僅かに海軍により防空関連目標の攻撃に使用されただけであった。
これに引き替え JDAM は大量に使用されたため、海軍の在庫がつきそうにな
り、空軍保有弾を管理換えして繋いだと言われている。
AGM-84H SLAM-ER は、少なくとも3発が開戦当初に使用されたほか、その 'man-in-the-loop' 特性と
、良好な精度から、洞窟やバンカーの攻撃に使えたと見られている。
9月11日事件により組まれた特別支出では、当初の$20Bの一部が TLAM, LGB, JDAM, CALCM の購入に、第2次の$20Bの一部が Tomahawk
の Block Ⅲ TLAM化、Hellfire, SLAM-ER の追加購入、及び JASSM の購入、Tactical Tomahawk の
開発促進に使用された。
2001.12.17
Inside the Navy
JSOW unitary variant successfully completes first free-flight test
JSOW-C の初めてのフリーフライト試験が12月4日、チャイナレークの海軍テスト射場で行
われ成功した。
JSOW (Joint Stand-Off Weapon)-C は F/A-18C/D から速度 0.8M、高度 20,000ft で発射され
、GPS衛星を使用して約20海里を自律飛行、赤外線イメージシーカーにより目標を捕捉、設定点に命中した。
JSOW-C は英国の Broach 弾頭を搭載する最初の米国兵器で、搭載試験は 2002年末を予定、2003年の海軍装備化を計画している。
2001.12.12
Jane's Defence Weekly
USN conducts uitary JSOW test
米海軍は12月4日に、BROACH 侵撤弾頭付き AGM-
154C JSOW の、無弾頭初投下試験を行った。
AGM-154C は、GPS 衛星から目標のキューイングを受け、遠赤外シーカと ATA (Autonomous Target Acquisition)
により、目標の自動捕捉を行い、3mの精度を実現しようとしている。
来年後半には BROACH 付きの試験を行い、2003年 full-rate 生産、2004年配備を目指し、約3,000発の生産
を計画している。
2001.10.15
Inside the Navy
Many Navy JSOWs not cleared for use, but could be by December
5月に発生した JSOW (Joint Stand-Off Weapon) の F-16 搭載試験での翼の
異常振動により FY-01 の調達 ($25M) が延期され、更に海軍は FY-02 の調達予算を取り消した。
これに対し、空軍は例え戦時下の使用が見合わせられても 12月末に約 300発を取得、制限運用で F-16 に搭載する意向を示している。
2001.08
Jane's Missiles & Rockets
JSOW modifications flight-tested
2001年2月に行われたイラク空爆で AGM-154A JSOW の精度が落ちた問題を解
決する改良を行った JSOW の投下試験が行われ、改良が有効であることを確認した。
これとは別にテールユニットが振動を起こす問題の改善あり、Raytheon社は両問題解決のための改修を $20M で受注し2002年中に完
了させる。
このため、月産70発の JSOW 生産ペースは、改良作業が終了するまでの間25発に低下する。
2001.07
Jane's Missiles & Rockets
JSOW to be BROACHed
4月30日に米海軍は AGM-154C JSOW の弾頭に
BROACH (Bomb Royal Ordenance Augumented Charge) を採用し、取り付け契約を $11.7M で BAE社及び Raytheon社と行った。
米海軍は AGM-154C (JSOW-C) を3,000発調達する計画である。
2001.06
International Defense Review
BROACH for JSOW
米海軍は BAE社と JSOW-C 用の BROACH 弾頭の初期契約を $11.7M で結んだ。
これと合わせて Thales社との間に、MAFIS (Multi-Application Fuse Initiation System) の契約を
$5M で結んだ。
海軍は合わせて 3,000発の BROACH 弾頭を調達する予定である。
2001.05
Jane's Missiles & Rockets
Cause of JSOW failure over Iraq identified
2月16日のイラク空爆において JSOW が目標を外した原因について、ミッションプランナが横風補正用のプログラ
ム入力ミスの可能性が高いことが分かった。
2001.05.09
Jane's Defence Weekly
BROACH warhead for JSOW
BAe社の BROACH 弾頭が、米海軍の単弾頭型 AGM-154C JSOW-C の弾頭として
公式に採用された。
BAe社は $11.7Mで受注した。
2001.04
Jane's Missiles & Rockets
JSOW inaccuracy mars US strikes aginst Iraq
2月16日に行われたイラクへの空爆で、米空軍は12~14発の JSOW を使用した
が、設計上の弾着精度が 13m CEP であるのに、平均誤差が 90m であった。
この攻撃で米軍は約5発の AGM-130 (F-15E)、約25発の AGM-154A JSOW (F/A-18CD)、約10発の RGM-84E SLAM (F-15E) を使用し、英
空軍は 2000lb Paveway Ⅲ を使用した。
イラクは ARM 攻撃を回避するために、レーダの間歇照射を行った。 これは複数のレーダが交互に短時間
の目標追随を行い、全体で SAM の管制をしようとするもので、ユーゴスラビアで開発され使用された技術で
ある。
2001.04.04
Jane's Defence Weekly
US Air Force awards SFW contracts
米空軍は Textron社と、$123Mで 300発の SFW (Sensor Fuzed Weapon), 900発
の BLU-108B子弾及び 150発の AGM-154B JSOW の調達契約を結んだ。
また、Lockheed Martin社と、5,959セットの Wind-Corrected Munition Dispenser (註:CBU-97
SFW に取り付ける誘導キットで、取り付けたものは CBU-105 になる)を $83Mで契約した。
2001.03
Jane's Missiles & Rockets
AGM-154B JSOW will carry improved submunitions
米空軍は、BLU-108 誘導子弾を搭載した改良型 JSOW である
AGM-154B の調達を準備中である。 空軍は 3,000発、海軍は 1,200発
の AGM-154B の調達を計画している。
また、BLU-108 がパッシブ IR シーカを使用しているのに対し、BLU-108B はアクティブレーザシーカを使用する。 これにより、
IR 輻射の少ない、偽装された SAM に対しより有効となる。
更に、子弾分離高度を今までの倍にして散布面積を広げ、効果範囲を10万㎡に広げている。
2001.02.28
Jane's Defence Weekly
Iraqi air defences under strain
イラクは1991年の湾岸戦争以来、独自の努力を払い防空能力の維持向上を図って
いる。
2月16日と22日、米英によるイラク空爆で発射された25発の JSOW の殆どが目標を外れた原因は、
調査中であるが、ソフトウェアーに問題があるとみられ、イラクの GPS 誘導システムに対する妨害・
偽へんの可能性も高い。
更に、防空通信網は光ファイバーでリンクされ抗堪性の強化が図られている。これは中国が技術援助
しているとされ、中国技術者への損害を避けるため爆撃時期を金曜の夜間に設定している。
中国以外にベラルーシ、ロシア、ユーゴがイラクを支援していると思われ、ユーゴは爆撃情報を事前に
通報していたことが明らかになっている。
2001.02.26
Aviation Week & ST
Strikes hit old targets, reveal new problems
2月16日に行われたイラク空爆で、JSOW による軍事施設の攻撃は極めて惨めな結果
となった。
これは、空軍の Predator による偵察で確認されたもので、14発のうち 12発が目標を外れている。
空軍は分析を急いでいるが、原因は次の3点にあると考えられている。
・目標情報の誤りによるデータの JSOW への設定ミス
・イラクの誘導装置 (GPS) に対する電子妨害
・衛星からの GPS 信号の微弱による誘導精度の低下
2001.02.23
インターネット毎日新聞
イラク空爆、標的への命中率は半分以下
米国防総省当局者は21日、米英軍のイラク空爆について、標的とした対空防衛施設への命中
率は半分以下だったことを明らかにした。
米軍が使った約25発の高性能誘導爆弾のうち8発が標的破壊に成功、別の8発程度は外れ、残りの爆弾による破壊状況は確認でき
ない。 先進兵器の思わぬ「欠陥」に、国防総省幹部はショックを受けているという。
GPS を使った誘導爆弾の大半は、標的から数十米、時には100m近く離れた場所に着弾
した。 このため国防総省は、機械類の故障と運用上のミスの両面で原因究明を進めている。
2001.01.24
Jane's Defence Weekly
JSOW in line for tactical data link
米海軍は $25Mをかけて、保有するスタンドオフ兵器に、飛行中の目標変換や移動目標対処のため戦術データリン
クとの連接能力を付加する計画を始める。
Network Centric Responsive Strike と呼ばれる計画のもとで Raytheon社は、自社の開発した
Link-16 を、同じく自社が開発した AGM-154 JSOW と統合させる計画を今年
末に開始する。
JSOW は Link-16 と連接することにより、目標のキューイングを E-8C JSTARS や UAV から直接 JSOW に対して
行うことができるようになる。
海軍当局者によると、この方式は今後 SLAM-ER, JDAMs, AGM-158 JASSM等にも応用される。
2000.11.27
Aviation Week & ST
Criticism bomb upgrade
戦場の地域制圧に今ではクラスタ型弾頭が不可欠となっているが、人道主義者から『不発のボムレットは地雷
と同じ』との指摘を受け、DoD はその対応を迫られている。
この問題に最も積極的に対応しているのは米海軍で、AGM-154A JSOW で使用している BLU-97 ボムレット
の改良又は取り外しを推進している。
BLU-97 は人道主義者団体から特に危険と指摘されているボムレットの1つで、JSOW には 145個、Tomahawk には
166個積み込まれている。
海軍では BLU-97 の信頼度を、現在の96%から99%まで引き上げ(海軍は99.9%を希望している)、不発弾の発生を減らそうとしてい
る。
但し問題点の1つはコストである。 JSOW のセールスポイントはその低価格にあり、1発 $150,000と敵
の防空にかかるコスト以下に納めようとしている。
2000.11.08
Jane's Defence Weekly
USA to build ATACMS variant
米陸軍は、昨年のコソボにおける反省から、単弾頭型の ATACMS の製造を検討している。
コソボでは M74 ボムレットを散布したため、不発弾の処理や市街地への影響が問題になった。
このため陸軍は、WDU-18B 弾頭(註: 1,000 lbs 級のペネトレータ)を搭載した ATACMS Block IA を43発購入すると共に、
ATACMS Block ⅣA では、GPS/INS により精度を 0.9m~ 1.5mに高めた単弾頭弾を採用する。
1999.02.24
Jane's Defence Weekly
AGM-154 JSOW enters USAF arsenal
海軍は1月18日、 F/A-18 Hornet に搭載した JSOW でイラクの 3ケ所の SAM サイト
を攻撃し、全て破壊した。一方空軍は F-16 による試験を終え、B-2 の試験を準備している。B-1s、
B-52s、可能ならば F-15 についても更に試験を予定している。
1995.10.23
Aviation Week & ST
Powered JSOW flies at China Lake