E-8C JSTARS に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.01.13 Jane's Defence Weekly USAF forced to adopt more robust JSTARS replacement <2103-011304>
 FY21国防権限法 (FY21
NDAA) は空軍に対しE-8C JSTARSの退役を認めていない。 FY21 NDAAではJ空軍がSTARSの退役前に計画していたABMS Increment 2IOCを削除した。
2019.10.09 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman to modernise USAF JSTARS aircraft <1912-100904<
 Northrop Grumman社が9月27日、米空軍からE-8C JSTARSの訓練機1機を含む17機の近代化/維持改修を$495Mで受注した。
 改修は2024年9月26日に完了する。
2019.02.07 Defense News The Air Force's JSTARS alternative has a new architect. Wait, what's an architect? <1903-020704<
 米空軍は1年前にJSTARS後継計画の中止を決めたのち、新たな計画ABMSを開始している。
 ABMSは既存の各種空中センサネットワーク化するもので、初期段階ではJSTARSやMQ-9 Reaper、E-3 AWACSを改良して連接するが、空軍は最終段階の構想を明らかにしていない。
 ただ、空軍の調達責任者はABMSについて宇宙技術を活用して既存センサ及び、それに代わる安価で使い捨て可能なUAVなどをデータリンクで連接するシステムと述べている。
2018.10.01 Aviation Week & ST Turning point <1812-100101<
= JSTARS 後継計画を ABMS 計画に切り替えた意義に関する記事 =

【関連記事:1809-073002 (AW&ST 2018.07.30)】

2018.02.10 Defense News Air Force to kill JSTARS recap program for new battlefield management plane <1803-021005<
 米空軍が、E-8 JSTARSの後継として17機を新規に購入するJ JSTARS Recap計画をFY19で中止しようとしている。
 ただ、他の同様の航空機計画との絡みもあり、まだ議論の余地は残されている。
2018.01.08 Inside Defense GAO dismisses Raytheon's attempt to stay in JSTARS radar competition <1802-010804<
 米GAOが12月28日、米空軍のE-8 JSTARS改良計画における広域捜索レーダの機種選定 を巡ってRaytheon社が起こしていた異議申し立てを棄却した。
【関連記事:1801-120612 (JDW 2017.12.06)】
2017.12.11 Aviation Week & ST J-STARS war <1802-121101<
 米空軍では2028年までに17機が退役するE-8 JSTARSの後継機について2016年11月に RfPを発簡し、Boeing社が737-700、Lockheed Marti社がBombardier Global 6000、Northrop Grumman社がGulfstream G550をベースにした提案を行っているが、空 軍の決定が遅れている。
 こうしたなかで空軍は搭載する全長24ftのAPY-7レーダのJ-Stars Recapitalization計画を$6.9Bかけて進めており 、11月下旬にRaytheon社のArchimedesを退けNorthrop Grumman社のVanguardに決めた。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly Rejection of Raytheon radar prompts protest over JSTARS recapitalisation <1801-120612<
 米空軍がJSTARS後継について、Raytheon社製またはNorthrop Grumman社製レーダを搭載する案を提案し ていた3社を選定していたが、11月中旬にRaytheon社レーダは性能等を満足しないとして除外する決定をした。
 この決定を不服としてRaytheon社は11月20日にGAOに対して不服申し立てを行った。
2017.10 International Defence Review Northrop Grumman, USAF develop plan to keep E-8C JSTARS flying through 2030 <1712-100003<
 米空軍とNorthrop Grumman社が、空軍が16機保有しているE-8C JSTARS2030年まで使用するためののロードマップを作成している。 このため同社はセントラルコンピュータの更新を検討している。
 コンピュータが更新されるとJSTARSにとって五世代目で、セントラルコンピュータの更新は3回目になる。
2017.09.18 Aviation Week & ST Recap, rethink <1711-091801<
 米空軍がE-8C JSTARS後継JSTARS RecapやEC-130H Compass Call後継機EC-X Compass Call、E-3G AWACSの後継に価格の安い民航機の使用 を考えているが、簡単ではない。
 JSTARS RecapにはBoeing社が737-700、Lockheed Martin社がBombardier社製Global 6000ビジネスジェット、Northrop Grumman社がGulfstream G550の使用を提案 している。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman, Raytheon to conduct JSTARS radar risk reduction <1603-020306>
 米業界紙が1月26日、米空軍の
JSTARS後継機が搭載するレーダ開発のリスク低減活動をNorthrop Grumman社と Raytheon社が受注したと報じた。 契約は18ヶ月間という。
 JSTARS後継機のRfP素案は2016年初頭に発簡され、2017年初頭には最終案が出て、2017年末に機種選定が行われる。  計画には以下の3社が別々の機体で提案を行う。
 ・Northrop Grumman: Gulfstream G550
 ・Lockheed Martin: Bombardier Global 6000
 ・Boeing: 737-700
2015.12.02 Jane's Defence Weekly USAF to conduct JSTARS radar risk reduction <1601-120212>
 米空軍が E-8C
JSTARS 更新計画 (JSTARS Recap Program) で、レーダのリスク低減活動 をFY17 1Qまでに開始すると発表した。
2015.08.19 Jane's Defence Weekly USAF awards JSTARS pre-EMD deals <1510-081904>
 米空軍が2023年
IOC を目指す E-8C JSTARS の後継となるレ ーダ偵察機開発の一年間にわたる pre-EMD を、Boeing、Lochheed Martin、Northrop Grummanの3社に、それぞれ$10M~11.5Mで発注した。
 RfP は2年以内に発簡される予定で、EMD は2社が選定され2機が試作される。 続いて LRIP 3機が製造され、IOC 後に残りの12機が生産される。
2015.08.07 Defense News First JSTARS competition contracts awarded <1509-080705>
 米空軍が7日、既に生産されていない Boeing 707-300 を元にした E-8
JSTARS に代わって2023年運用開始を目指し ているレーダ偵察機開発の pre-EMD 段階を、三社に合わせて$31.4Mで発注した。 最終選考は2017年に行われる。
Lockheed Martin:Bpmbardier社製機に Raytheon社製レーダを搭載
Northrop Grumman:Gulfstream G550 に L-3社製レーダを搭載
Boeing:P-8 Poseidon と同じ 737-700 を使用
2015.06.22 Aviation Week & ST Lockheed Martin Skunk Works is to complete ・・・・ <1508-062201>
 17機の製造が計画されている E-8C
JSTARS 後継に、Lockheed Martin社が Boeing、 Northrop Grumman に対抗している。
 Lockheed Martin社の案は Bombardier社製 Global 6000 ビジネスジェット機に Raytheon社製のセンサを搭載するもので ある。
2014.09.15 Aviation Week & ST More for less <1411-091502>
= E-8C JSTARS 後継機に関する4頁の記事 =
 2022年には E-8C
JSTARS 機の退役が開始される見込みであることから、米空軍は後継機17機 の購入費$4.3BをFY15予算に計上している。 JSTARS 後継には Boeing社が 737-700、Northrop Grumman社が G550 を提案している。
 Northrop Grumman社は G550 に各種レーダを搭載した試験を行っており、クルーの人数を現状の18名から8名に削減できる としている。
 Boeing社は当初、P-8 と同じ 737-800 を提案していたが、その後小型の 737-700 に変更している。 機体が大きすぎるとの批判に対しては、G550 と比べて全長が10ft長い だけと反論している。
2014.09.12 Defense News Boeing eyes 737-700 solution for new JSTARS <1410-091206>
 Boeing社が米空軍が18機保有している
JSTARS の後継機種に 737-700 を提案している。  また、更に大型であれば海軍が P-8 に採用した 737-800 と言う案もあるという。
 しかしながら空軍は Bombardier や Gulfstream などの小型機を選定する可能性がある。
2014.03.19 Jane's Defence Weekly USAF seeks funds for JSTARS, T-X recap <1405-031907>
 米空軍がFY15で新規に、T-X 戦闘練習機と
JSTARS 再構成計画を要求している。
 JSTARS 再構成計画は搭載機をビジネスジェットに変える計画で、FY15に$100M、その後5年間に$2.4Bをかける計画で2022年配備を目指している。
2014.01.28 Defense News JSTARS could become open-source <1402-012803>
 米空軍が
JSTARS運用コストの低減を狙って、2022年 IOC を目指してビジネスジェットを母機にしたシステムを検討しており、当面搭載する BMC 部分に関する RfI を発簡した。
 システムは COTS 品を使用しながら、現有品と同等の能力が要求されている。
2009.10.12 Aviation Week & ST Now or never for J-Stars? <0911-101204>
 米空軍が10月1日、E-8 JSTARS の近代化改修費$50~100Mを削除した。 この改修費にはエンジンの換装 と DMTI レーダの装備が含まれていた。
 エンジンの換装はアフガンのような高地での運用に必要で、DMTI は徒歩の人員を追随するもので、10×10哩を監視する。
2009.01 International Defence Review Multiplatform radar system may be integrated with Joint STARS <0902-010010>
 Northrop Grumman社が MP-RTIP X-band レーダを E-8 JSTARS に搭載する検討 を$5.8Mで米空軍から受注し行っている。 JSTARS には現在、250km以上の捕捉距離と、4.8km/h の移動目標検出能力を有する AN/APY-7 X-band レーダを搭載している。
 MP-RTIP の E-8 への搭載は、十分な最低地上高が得られるか懸念されていたが、同社は要求を満たせるとしている。
2008.12.03 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman wins contract for JSTARS risk-reduction study <0901-120303>
 Northrop Grumman社が11月20日、米空軍から E-8C JSTARS レーダ近代化計画RRS を$5.8Bで受注したと発表した。
 この計画は、同社が E-10A 用に開発した MP-RTIP レーダを JSTARS に搭載す るもので、JSTARS の監視能力は指数関数的に向上する。
2008.10.27 Aviation Week & ST J-STARS higher, faster <0812-102701>
 E-8C JSTARS の TF33 エンジンを JT8D エンジンに換装した試作機は、FAA の試験を完了し12月に軍の確認試験 が開始される。 米空軍はエンジンの換装を2014年までに完了する計画である。
 このエンジン換装で E-8C は今までより高々度での飛行が可能になるため監視範囲の増大がはかれると共に、燃料効率 が良くなり空地給油の回数を減らすことができるようになる。
2008.05.19 Aviation Week & ST Joint Stars re-engining <0806-051902>
 Northrop Grumman社が$300Mの契約で、E-8C JSTARS テストベッド機のエンジン換装を年末までに行う。
 就役中の JSTARS 17機は2010年末にエンジン換装を行う計画であるが、予算は確保されていない
2007.08.13 Aviation Week & ST Northrop Grumman hass completed ・・・ <0718-081303>
 Northrop Grumman社は、E-8C JSTARS 近代化計画である APU (Attack Suport Upgrade) の運用飛行試験を終了した。
 計画では指揮統制機能の向上を図ると共に Link-16 の搭載で E-3 や B-2 との連接を可能とし、戦闘管理 及びミサイル防衛能力を強化する。
2007.05 International Defence Review JSTARS re-engining <0711-050007>
 米空軍は E-8 JSTARS のエンジンをターボファンに換装する計画の初 期契約を、$12.5Mで Northrop Grumman社と行った。
2007.02.26 Aviation Week & ST Tuning up J-Stars <0706-022610>
 米空軍の E-8 JSTARS はイラクでの戦訓から二件の緊急改善を行ってお り、保有する19機について月末までに作業を完了する。
 一件は搭乗員と友軍要員との E-mail による極秘ネットワークの開発で、最新状況をチャットで相互伝達する ことが可能となった。
 二件目は BTD (Blue-force Tracking Device) の採用により、地上部隊の状況把握 を可能としたことで、効果的な攻撃計画の立案と友軍相撃の極限を図ることができる。
 この他にも、対艦船攻撃能力を強化するための AMSTE の搭載と、エンジンの換装が計画されており 、中止となった E-10 計画に代わり MPRTIP を含む BMC2 を搭載する検討が 進められている。
2007.01.24 Jane's Defence Weekly Joint STARS re-engining on the move at last <0704-012403>
 Northrop Grumman社が1月18日に、5年間中断していた E-8C JSTARS のエンジンを P&W社製 JT8D-219 に換装する計画を再開すると発表した。 これにより E-3 AWACS や KC-135R など 707 を元にした機体のエンジン換装も 進むものと期待されている。
 しかしながら国防総省内では、計画中止になった E-10A MC2A 用に開発した BMC2 装置を JSTARS に 搭載するのか AWACS に搭載するのかまだ決まっていない。
2007.01.22 Defense News Northrop to improve JSTARS sensor <0704-012215>
 Northrop Grumman社は E-8C JSTARS センサ改造を$56.2Mで受注した。
 改造は地上及び海上を移動する車両等を正確に追随し、攻撃する機能を付加するもので、DARPA が開発中の AMSTE 計画と関連し空軍が発注した。
 センサ改造により Swath SAR 及び Enhanced SAR レーダモードが付加される。
2006.11.01 Jane's Defence Weekly JSTARS may claim E-10A's battle management mission <0623-110103>
 米空軍の E-10A 計画は中止になったが、E-10A で MP-RTIP (MultiPlatform Radar Tavhnology Insertion Programme) と共に重要技術であった BMC2 は、 E-8C JSTARS に載せられることになりそうである。
 米空軍は既に E-8C 搭載軍用コンピュータを汎用品に代える CRP (Computer Replacement Programme) を進め ているが、これが BMC2 載せ替えの第一歩となる。
2006.09.06 Jane's Defence Weekly Joint STARS planned for maritime role <0619-090615>
 米空軍は対艦船攻撃能力向上のため、19機の E-8C JSTARS 全機 AMSTE を搭載する。 改造の契約は2007年に予定されており、Northrop Grumman社と JSTARS、 Boeing社と JDAM の改修契約を行う。
 AMSTE を用いた JDAM による対艦船攻撃能力は、2004年暮れに米空軍の 'Resultant Fury 05-01' 演習で実証されている。
(関連記事 JDW 2005.09.28)
2006.08.23 Jane's Defence Weekly Joint STARS E-8C fitted with ICAN <0618-082306>
 Northrop Grumman社が、ICAN (Interim Capability for Airborne Networking) を E-8C JSTARS に組み込む 一機目の作業を終了した。 ICAN は性能向上型通信システムで、E-8C の乗員と地上指揮官をデータリンクで連接する。 この結果地上 では PDA 程度の装置で選択して送られてくるデータを受信することが出来るようになる。
 ICAN を E-8C 全機に組み込む作業は2007年3月に完了する。
2006.08.07 Aviation Week & ST IED forensics <0617-080706>
 米空軍の E-8C JSTARS の改善計画が進行中で、APY-7 レーダの改善で 歩く人間を探知追随することが可能となった。 JSTARS の GMTI はこれまで、時速5mph以上の車両やヘリ情報 に限られていたが、歩く人間を探知することが可能となったことで IED 攻撃の分析探知に更なる効果が期待で きる。
 改善は保有17機を対象とし、JSTARS の戦果解析手法を応用して、SAR、GMTI、携帯電話、無線機の音声情報及び過去の取得データ等を 総合的に解析し IED攻撃の拠点や配置位置の特定を行う。
 同様の技術は英空軍の ASTOR に採用されており、レーダには Raytheon社製の ASARS-2 (U-2 搭載レーダの改善型) を使用している。
2006.07.12 Jane's Defence Weekly USAF set to buy new engines for Joint STARS <0615-071206>
 米空軍が JSTARS 19機のエンジン換装計画を開始し機種選定を行っている。 現在搭載している TF33 を生産した P&W社が有力視されている。
 新エンジンを搭載する初号機は2007年6月に引き渡され、2012年7月までに換装を完了する。
2006.05.17 Jane's Defence Weekly Joint STARS re-enging process restarted <0611-051706>
 2005年中頃に開始されたのち保留されていた E-8C JSTARS のエンジン換装計画が、5月上旬に再 開された。
2006.03.01 Jane's Defence Weekly Taking the high road <0606-030112>
= レーダ偵察機の現状に関する6頁にわたる特集記事 =
OV-1 Mohawk
 1960年代にベトナム戦などの要求で AN/APS-94 SLAR が開発され、OV-1 Mohawk に搭載された。
U-2
 1985年には、U-2 に ASAR-2 (Advanced SAR-2) が搭載され TR-1 となったが、現在では U-2 に再度改称されている。
E-8 JSTARS
 E-8 JSTARS は AN/APY-3 を搭載する初の近代的 AGS として登場した。 JSTARS は湾岸戦争やコソ ボで使用された。
RQ-4 Global Hawk
E-10
 E-10
NATO AGS
 NATO AGS
ASTOR
 ASTOR
2006.02.13 Defense News Force ΧΧΙ system flies on JSTARS <0606-021307>
 米空軍の E-8C JSTARS に陸軍の状況把握指揮統制システム FBCB2 (Force ⅩⅩⅠ Battle Command, Brigade and Below) を組み込む作業が Northrop社で行われている。 計画は JSTARS 改修の一環として昨年9月から$19Mを投じて行われており 、2006年12月までに完了する。
 FBCB2 の搭載により JSTARS の状況把握能力は飛躍的に向上し、友軍相撃や誤目標攻撃を低減することが期待 されている。
2006.01.25 Jane's Defence Weekly Airborne surveillance emerges as key in flight against IEDs <0604-012501>
 アフガンやイラクで E-8C JSTARS が GMTI を用いて対 IED 戦で戦果を 挙げている。
 IED 攻撃があると JSTARS はその過去の航跡を解析し、出撃地点を特定できる。 これには JSTARS が行う "戦果解析"要領が応用されている。
2006.01 International Defense Review USAF awareds E-8C upgrade <0602-010008>
 米空軍が Northrop Grumman社に JSTARS SIP (System Improvement Program) を5年間、$532Mで発注した。  SIP は保有する17機の E-8C JSTARS 機に対して行われる。
2005.12.14 Jane's Defence Weekly US Air Force lets E-8C upgrade contract <0601-121407>
 米海軍が JSTARS-SIP (JSTARS System Improvement Programe) を$532Mで Northrop Grumman社に 発注した。
 この計画では、5年間かけて17機の E-8C が改良される。
2005.12.05 Defense News Northrop to upgrade JSTARS <0601-120508>
 Northrop Grumman社は米空軍の E-8C JSTARS の性能強化改善を、5年間 $532Mで受注した。
 JSTARS は対地偵察、目標探知及び戦闘管理を主任務とし、所要のデータを地上に送り空軍と陸軍の指揮機能のリンクを確実なものとす る。
2005.10 International Defense Review J-STARS computer upgrade <0521-100006>
 Northrop Grumman社が E-8 JSTARS 17機を Block 20 に改修する工事を 終了した。
 Block 20 はコンピュータや信号処理に COTS を採用するもので、ハードウェアも Mercury社製及び Compaq社 製に置き換わった。
 この結果 JSTARS は、今後新しい技術の取り入れが容易になる。
2005.09.29 Inside the Pentagon Air Force mulls consolidating ISR onto single aircraft/td> <0522-092902>
 米空軍は現有 ISR 機を統合して一機種にする検討を行っている。
 空軍は現在、707 機を用いた AWCS、JSTARS、RC-135 Rivet Joint と、C-130 を用いた EC-130H Compass Call を空中偵察監視任務に 運用しており、これらを逐次一機種に統合し、多様なセンサを複合的に運用する検討を進めている。
2005.06.20 Aviation Week & ST Attack on bombs <0513-062011>
 米空軍はイラクでの IED 攻撃に対処するシステムを開発し、5月上旬に運用を開始 した。
 詳細は明らかにされていないが、新システムは E-8C J-STARS の取得した情報を分析センタに送 り、IED 攻撃から移動経路を遡って過去の車両位置を追跡し、組織の拠点をつきとめるものである。
 システム開発は数年前から開始され、DoD で最近回覧された5分間の記録ビデオでは犯人の爆弾布置とその後の移動が捉えられていた。
 専門家の間では技術的に疑問視する声もあるが、アリゾナでの試験は良好な環境下で行われ、映像分析からほとんどを発見している。
2005.05.16 Aviation Week & ST Trying to adopt <0511-051611>
 現在、イラクで運用する E-8C J-STARS には反政府組織の IED (Improvised Explosive Device) に対抗する能力が求められている。
 車両による自爆攻撃が日常化している状況に対し、J-STARS の地上監視能力と移動車両等の記録分析機能を改善して 24時間態勢の取得データを記録し、車両の移動経路を爆発場所から発進場所まで遡ってつきとめること を検討している。
 このため、解像度12ftの現行 SAR を解像度1~3ftの ESAR に換え、MTI の他に EO/IR カメラを加えると共に 、迅速な処理を可能とするデータ解析装置を開発する意向である。
2005.05.16 Aviation Week & ST A night over Iraq <0511-051610>
= イラクでの J-STARS 夜間飛行同乗記 =
 イラクでの J-STARS の作戦は、当初の空爆支援主体の任務から情報収集、偵察、空中統制及び通信リンクへと変化 している。
 記者が搭乗したのはイラク派遣のジョージア ANG 所属の E-8C J-STARS 機で、イラク南部の基地から発進、チグリス河に沿い約6時間 にわたる夜間任務を体験した。
 飛行間、最も多いのは陸軍と海兵隊の車列に対する通信中継であったが、特に燃料輸送車の爆発を発見したことと各地での爆発物処理 状況の司令部への伝達が印象的であった。
2005.04 International Defense Review AGS bids for expanded missions <0508-040008>
= レーダ偵察機開発計画に関する記事 =
E-8C JSTARS
 E-8C JSTARS 最終号機である17番機は3月に空軍へ引き渡される。  2001年以降は COTS コンピュータを採用した Block 20 になっいてる。
 2004年11月22、23の両日には、2機の JSTARS AMSTE を用いて、JSOW 及び JDAM を実艦に命中させた。
E-10A
 E-10A に搭載される MP-RTIP レーダは Global Hawk にも搭載される。 Global Hawk 搭載型は 、全高0.45m、全長1.5m、重量360kg、消費電力20kVAで、信号処理はネットワークを経て大型機に送られ行われる。 アンテナ モジュールは JSF と同じものを使う。
 E-10A 搭載 MP-RTIP は1.2m高、6.1m幅で、24,000個のモジュールで構成され、1MWの電源を搭載する。
 E-10A の機体には 767-400 が使われる予定であったが、同機の生産は終了してしまうため、 777-200 か 787 になる可能性がある。
 E-10A に次いで開発されるE-10B は AWACS の後継にもなる。
NATO AGS
 NATO AGS は A-321機と Global Hawk が連携して運用され、高々度を飛行する UAV が有人機のレーダカバレッジのギャップを埋める
Sentinel R1
 Sentinel R1 は U-2 に搭載された ASARS-2 を元にした DMR (Dual Mode Radar) を搭載する。
2005.02.28 Defense News Northrop to upgrade JSTARS <0513-022806>
 米空軍は E-8C JSTARS の航行管理システムの改善を3年間、$103Mで Northrop Grumman社に発注 した。
 これは、近年ますます制限される国内外の航路規制に対応した飛行を可能にするもので、ハード、ソフト両方の改善 を行う。
2004.08.18 Jane's Defence Weekly Joint STARS aircraft will have to wait for engine boost <0415-081806>
 E-8C JSTARS のエンジンを換装する計画があるが、DoD は緊急性がないとして予算配分に慎重で ある。 1960年代~1970年代のエンジンを新型に換装により性能が向上すると共に、FY-24までに合わせて$330Mの経費が節減できるとい う。
 7.3mのアンテナを装備する E-8C は現在16機が就役しており、最終機となる 17番機は2005年3月に引き渡されることになっている。
2003.07 International Defense Review 17th Joint STARS  Northrop Grumman社は$113Mで17機目の E-8C JSTARS を受注した。 引き渡し は2005年3月になる。
 また、15機目の E-8C JSTARS が今年2月に引き渡された。
2003.06.11 Jane's Defence Weekly USAF eyes upgrade for surveillance aircraft  今回のイラク戦争で米空軍は、保有する15機の E-8C JSTARS のうち少なくとも 7機を使用した。 JSTARS のプロトタイプは湾岸戦争で初めて使用されたが、本格的に運用されたのは今回が初めてである。
 イラク戦争で JSTARS は、目標の発見のみならず、識別にも効果を発揮した。 Northrop Grumman社は、更にレーダ の解像度を上げるアルゴリズムを試験中である。
 空軍は搭載通信システムを更新して、Link 16 を用いて F-15E にデータを伝送する Block 30 を、2005年に 完成させようとしている。
2003.05 National Defense Northrop Grumman社広告
= JSTARS が取得した画像 =
2002.06.26 Jane's Defence Weekly Joint STARS contract awarded  Northrop Grumman社は、E-8C JSTARS の16番機を $106.9Mで受注した。
 この機は、COTS コンピュータを使用したり、Improved Data Modem を使用して AH-64 Apache 攻撃ヘリに直接データを送れる Block 20 仕様の6番機にあたる。
 引き渡しは2004年3月に予定されている。
2002.06.05 Jane's Defence Weekly Joint STARS contract awarded  米空軍は、E-8 JSTARS 17番機の事前部品手当契約を$7.9Mで結んだ。
 E-8 JSTARS は現在13機が就役しており、空軍は19機の調達を予定している。
 その後は Boeing 767 を使用した機体に代わる計画になっている。
2002.05.15 Jane's Defence Weekly USAF receives 13th Joint STARS  米空軍は JSTARS の13番機を受領した。 この機は、COST コ ンピュータ技術を採用して信頼性と処理能力を向上させた Block 20 の3番機にあたる。
 このシステムでは、Personal Computer Improved Data Modem が使用され、AH-64D Apache Longbow との間 で秘匿性の高いデータ更新が可能になっている。
2002.04.10 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman Joint STARS contract  Northrop Grumman社は、JSTARS の 17番機を $38.4M で受注した。 納期は36 ヶ月後となる模様である。
 この機は JSTARS Block 20 の7番機になり、コンピュータの信頼性向上と処理能力向上を低価格で実施する ため、COTS コンピュータが採用されている。
 現在米空軍は12機の JSTARS を保有している。   
2002.02.27 Jane's Defence Weekly Location, location, location....  アフガニスタンでは、JSTARS, Predator その他の ISR (Intelligence, Surveillance, Reconnaissance) が華々しい成果を収めたが、また将来の方向性を示してもいる。
 以下、紹介されている新しいコンセプト
 ・Persistent ISR
 ・PBA (Predictive Battlespace Awareness)
 ・MC2C (Multisensor Command and Control Constellation)
 ・MC2A (Multisensor Command and Control Aircraft)
 ・NCW (Network Centric Warfare)
2000.12.04 Aviation Week & ST Advanced rader, aircraft planned Raytheon 社とNorthrop Gramman 社は Joint-STARS 用地上監視レーダの開発と新しい米国及び NATO 偵察機への 統合に関する共同事業に合意した。又、空軍は $740M を投じて航空機の大きさに適合する新しい AESA(active electronically scanned aperture) レーダを開発すると発表した。
 AESA レーダ は監視距離 250 海里以上で解像度は 1フイートを 高度 65,000フイート から識別可能で、米国の Global Hawk UAV、 Wide area surveillance aircraft 、NATO の Advanced transatlantic radar platform の他、Joint-STARS への搭載も検討している。
2000.10.11 Jane's Defence Weekly Northrop lands Joint STARS contract  Northrop Grumman社は、向こう 6年間で総額 $500M 以上に及ぶ、E-8C JSTARS 全システムの支援責任についての 契約を取り交わした。
2000.09 International Defense Review Foces sharpen gound focus
( Lessons learned from Kosovo will improve battlefield surveillance )
・E-8C JSTARS
 基本型は1997年12月に運用を開始し、2003年までに15機が就役する予定。
 AN/APY-3 MTI/SAR レーダは、機体の片側120゚を走査し、50km~250kmにわたって 50,000k㎡を監視する。
 Block 20 は、プロセッサの COTS 化 (Alpha 500MHz、将来は1.5GHz以上) による処理能力の向上を目指 している。
 Block 30 には、2005年終了を目指す各種改善が取り入れられる。
 これらの Pre-Planed 性能向上計画の他に、Quick Reaction 能力向上計画がある。 Sony Vaio C1 ミ ニノートコンピュータを使用した Personal Computor Improved Data Modem (IDM) の採用により、JSTARS と Apache Longbow 攻撃ヘリや、F-16 戦闘機などとの更新が可能になった。
 Block 40 は、レーダの能力向上計画で、2010年までに5機の E-8C が改装される計画になっている。
・NATAR
 NATO Transatlantic Advanced Radar 計画の紹介
・ASTOR
 Airborne Stand-Off Radar 計画の紹介
2000.07.26 Jane's Defence Weekly RTIP: the next big step-change for Joint STARS  Northrop Grumman 社は米空軍 Joint STARS のコンピュータ換装計画を終了した。 これはCOTS技術による Joint STARS の総合的能力向上で、11機目から適用される計画。現在まで 7機が 納入されている。
 今後の重要な改善として、10年間にわたり RTIP(Radar Technology Insertion Program)が行われる。 RTIP はレーダー の改善はもとより、NATO 戦域での AGS(Alliance Ground Surveillance )システム への共用化が課題となる。
2000.07.17 Aviation Week & ST New panel to study Joint-STARS radar woes  DoD は、技術上と予算上の問題から空軍が削除した Joint-STARS の能力向上計画 に関し、10月までに対案を提出することを要求している。
 空軍は 現状では Joint-STARS のレーダ能力向上は5年以上を要し、2002年まで計画を開始できない としているが、DoD は新しい低価格レーダの提案を Raytheon 及び Northrop Grumman社に求めている。
2000.06.12 Aviation Week & ST New radar would meld AWACS, J-STARS roles  米国の防衛近代化技術の一環として、統合参謀本部が必要性を強調している 地上及び航空の監視技術の改善に対し、空軍と議会はこれに関わるJ-STARS の radar technology insertion program(RTIP:レーダ技術挿入計画)と Discoverer Ⅱによる地上移動目標監視センサー の2つの主要計画を削減した。
 空軍は削減の理由を開発技術の問題としているが、 J-STARS の RTIP を 2002年~2007年頃年間 $100M 以上の予算で立ち上げる意向。
  RTIP はこれまで単なる J-STARS のレーダーの改善と言われてきたが、当局の説明では ASEA (active electtronically scanned arrays)の使用により小型化に加え、高追随速度、ステルス化、 数百マイル以遠からの巡航ミサイルの捕捉が可能とされる。
2000.03.15 Jane's Defence Weekly New Joint STARS for USAF as upgrades get under way  米国空軍は 7機目の Joint STARS を 3月 7日に受領する。
 この航空機にははレーダー、エンジン、運用室及び情報授受に関する外部接続形態に改善が新たに 加えられている。 ノースロップ社は今年度中にもう 1機を納入し、2001年 12月までに更に 4機を製造する。
1999.05.26 Jane's Defence Weekly Buy or die: USA nears decision on Joint SATRS  
1999.04 International Defense Review Teams take first steps towards Joint STARS in space  
1999.04.21 Jane's Defence Weekly Joint STARS modernisation contract  
1999.02 International Defense Review Joint STARS radar upgrade under way  
1998.05.13 Jane's Defence Weekly Joint STARS bid to be reviewed  
1998.03.18 Jane's Defence Weekly USA seeks large force for ground surveillance  
1996.07 International Defense Review Joint STARS teaming  
1996.06.26 Jane's Defence Weekly South Korean test considered for Joint STARS  
1996.03.18 Aviation Week & ST J-STARS to end NATO Bosnian mission  
1996.02.19 Aviation Week & ST E-8C contractors provide diverse systems  
1996.02.19 Aviation Week & ST Bosnian mission sparked Joint-STARS upgrade  
1996.02.19 Aviation Week & ST Joint-STARS patrols Bosnia  
1996.01.24 Jane's Defence Weekly US DoD seeks funds for Rivet Joint aircraft  
1996.01.17 Jane's Defence Weekly Bosnia patrol is big test for Joint STARS  
1996.01.15 Aviation Week & ST Joint-STARS eyes Sava crossing