2024.09.12 12:17 |
Kyiv Post | Abrams tank is vulnerable, US General admits | <2410-091216> 米国からウクライナに31両供与されたM1A1 Abrames MBTは、前線で使用され始めて以来、それなりの苦労をしてきた。 AP通信が2024年4月に、ウクライナの参謀本部は損失のため、M1A1 Abramesを前線から一時的に撤退させることを決定したと述べたと報じた。 これについては、軍事専門家は、戦車の複雑さ、ウクライナでは重すぎ、機械的信頼性が低い、さまざまな理由を挙げた。 フランスの軍事問題サイトOpex360によると、米当局者は、戦車の損失はウクライナ軍が「Abrams MBTをより効果的にする戦術を採用しなかったためであるとし、訓練段階で支持されていた「諸兵科連合アプローチ」を無視したとしている。 ウクライナの司令官が初期配備中に発見した実際の理由は、Abramesが当時ウクライナで使用されていた他のほとんどの装甲車両と同様にFPV UAV攻撃に対して特に脆弱であることが証明されたという。 米陸軍の将来戦闘車両計画部長であるノーマン准将はBreaking Defenseの取材で初めて、「M1A1 Abramesは、他の戦闘車両からの直接射撃に対して非常によく保護されている」が、上からの攻撃から保護されるように設計されていないことを認めた。 |
2024.08.11 14:08 |
Taiwan News | Taiwan developing new infantry fighting vehicle prototype | <2409-081106> 台湾国防省軍備局は8月10日の報道資料でD3 IFVの試作が予定通り進んでいると述べた。 試作車は2025年6月末までに完成する予定である。 CNAが報じたところでは、軍備局と国立中山科学技術研究所 (NCSIST) は、試作車の製造と初期運用評価を完了した。 目標は、陸軍のフィードバックに基づいて車両の形状と性能を向上させることである。 軍はNCSISTが設計した改良型砲塔にTWD170M ($525M)、兵器局が担当する車体にTWD120Mを割り当てた。 6月に軍備局が発表した、最新試作車であるD2はClouded Leopard 8輪車を元に、105mm突撃砲を搭載し、Abrams MBTと同様のハンターキラー能力を備えている。 |
2024.06.04 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
損失続出のエイブラムス戦車、ケージ装甲取り付け再登場 運用法模索 | <2407-060407> 米国はウクライナにM1A1 Abrems MBTを31両供与した。 ウクライナ軍では、これらをすべてを、現在東部ドネツク州アウジーウカの西方で防衛戦を戦っている第47独立機械化旅団の1個大隊に配備した。 第47旅団は過去数ヵ月の熾烈な戦闘で、重量60t強、乗員4人のM1(編集注:ウクライナに提供されたのはM1A1の「SA(状況認識型)」と呼ばれる改良タイプ)を8両失った。 大半はロシア軍のUAVに撃破されているが、第47旅団はようやくこの問題に対処しつつあるようで、対策は突入してくる自爆UAVを戦車から安全な距離で爆発させるために「ケージ装甲」を追加した。 5月下旬にSNSで共有された写真によると、少なくとも1両のM1にケージ装甲が施されている(編集注:この追加装甲はウクライナの鉄鋼メーカーであるメティンベスト社が手がけている。 写真のエイブラムスについては、車体正面などに旧ソ連設計の爆発反応装甲Kontakt-1が装着されている)。 AP通信は4月下旬、米軍の統合参謀本部副議長のグレイディ海軍大将らの話として、ウクライナ軍はアウジーウカ周辺でM1の損失が相次いだために、生き残っているM1を前線から引き下げざるを得なくなったと報じていたが、2週間後にウクライナの軍事TV局Army TVが第47旅団のM1の乗員は、それは事実でないと反論したと報じていた。 |
2024.05.30 11:00 |
CNN (Yahoo) |
ガザ支援の浮桟橋、ほぼ完全に解体 運用開始さらに遅れ | <2406-053014> パレスチナ自治区ガザに支援物資を搬入するため米国が建設した浮桟橋が、しけに遭ってほぼ完全に解体した。 Maxerの衛星画像によると、残っているのは浮桟橋と海岸をつなぐ部分のみだった。 米国が$320Mかけて建設した浮桟橋は、悪天候のため26日に一部が破損し、Maxer衛星が28日に撮影した画像では、桟橋の先端にあった大型の船着き場がなくなっていて、別の連結部分にも隙間ができていた。 |
2024.04.23 | Janes | Ukraine unveils Mbombe 6 with Spys ROWS | <2405-042322> ウクライナ軍参謀本部が4月18日に公開した動画には、ウクライナの遠隔操作兵器システム (ROWS) を搭載した南アParamount Gp.製のMbombe 6 6×6装甲車が映っている。 この映像には、ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将が非公開の場所で、Mbombeを含む数両の装甲車両を紹介されている様子が映っている。 Mbombe 6はParamount Gp.が設計・製造し、インド、ヨルダン、カザフスタンでライセンス供与を受けているAPCで、NATO標準化協定 (STANAG) 4569 Level 4規格までの小火器弾への耐弾性を持つ全溶接鋼製装甲構造になっていて、地雷に強いハニカムフラットボトムの船体設計を特徴としており、全高を下げ、車体下で爆発する10kgの対戦車地雷から保護される。 |
2024.03.14 15:43 |
Defense One (Yahoo) |
Army orders another $0.75 billion worth of Armored Multi-Purpose Vehicles | <2404-031413> 米陸軍はBAE Systems社に対し、老朽化したM113 APCに代わるAMPVを$754.3Mで発注した。13日に発表された契約では、2027年2月の引き渡しが設定されている。 AMPVのLRIPは2019年に開始された。 13日の発注は、その選択肢を行使する。 契約書には、発注に含まれるAMPVの数は記載されていないが、予算文書によると、陸軍はFY2に91両、FY25に81両、FY26に122両、FY27に122両、FY29に87両、1両あたり平均$6900.000で購入することを目指しているとされている。 FRPは、計画より2年遅れの2023年8月下旬に開始された。 FRPへの移行に伴い、2025年初頭に納車される予定の$797.7M相当のAMPVが受注された。この契約には、総額を$1.6Bにする将来の注文のオプションも含まれていた。 |
2024.02.18 | National Defense | Singapore Airshow: ST Engineering unveils hybrid-electric fighting vehicle | <2403-021816> シンガポールのST Engineering社が、世界初のハイブリッド動力35t新型IFVを発売した。 シンガポール陸軍は2009年から同社のTerrexシリーズIFVを装備しているが、2月18日に開催されたシンガポール航空展で最新版であるTerrex s5を発表した。 同社によるとこの8x8車は現行および次世代のデジタルアーキテクチャの両方を活用でき、従来型とハイブリッドの両方の電気駆動が可能で、出力は711馬力、航続距離は1,000kmだが、リチウムイオン電池を搭載したオプションでは出力が1,200馬力に達し、50kmの静音走行が可能という。 |
2024.01.30 | Janes | IAV 2024: First M10 Booker combat vehicle to be delivered in February | <2402-013022> 1月22日から25日までロンドンで開催されたDefence iQの国際装甲車両 (IAV) 2024会議で、米陸軍初のM10戦闘車(註:軽戦車)が2月に納入される予定であることが明らかにされた。 M10のLRIP 1は、2022年6月にGDLS社に$1.4Bで発注され、Q1/FY23に開始され、同社は2023年7月6日にLRIP 2の契約を$257.60Mで受領したと発表した。 IOT&Eは4Q/FY24に開始され、初号機の配備は2025年に計画されている。 XM35 105mmを装備するM10は陸軍のIBCTに装備される。 |
2024.01.26 | Janes | UMEX 2024: Kintsugi unveils Magnus tactical ground vehicle concept | <2402-012615> UAEのAI電動機メーカーのKintsugi社が、1月23日~25日にアブダビで開催されたUMEX 2024展の初日に、子会社であるEneron社が開発している公道走行可能なMagnus TGV構想を発表した。 Eneron社はAI活用により設計完了に3ヵ月もかからないと述べた。 Magnus 4×4 TGVには、各車軸に600kW (805hp) の電気モーターを搭載する独自のシステムが搭載され、90゚開くセンターピラーのない完全装甲扉を備えて部隊が素早く乗り降りできるようにすると共にし、市街地の接近戦では防弾盾を提供する。 |
2023.11.30 16:47 |
Inside Defense | Army commissions prototype 155mm artillery mounted on FMTV | <2312-113007> 米陸軍が開発している射程延伸型低反動155mm榴弾砲をFMTV車に搭載した試作品て性能確認試験を行っている。 陸軍は9月中旬にAM General社に、2022年7月に開始した計画の第2段階を$31Mで発注している。 |
2023.09.01 11:46 |
Breaking Defense | BAE Systems, Army ink $797 million AMPV production deal | <2310-090110> 本格量産 (FRP) への移行が遅れていた米陸軍のAMPVのFRPを、米陸軍が$1.6BでBAE Syatems社に発注した。 AMPVは老朽化したM113 APCの後継になる。 |
2023.08.05 02:41 |
Defense News | US Army greenlights armored vehicle for full-rate production | <2309-080506> 米陸軍が今秋BAE Systems社に、1960年代から装備しているM113 APCの後継となるAMPVの本格量産移行を承認する。 既に最初のAMPVは3月に、第3歩兵師団第1機甲旅団に装備されている。 陸軍は3月に$245.6Mで量産を発注しており、8月3日に更に$120Mで発注した。 AMPVはFY23に91両の予算$555Mを確保し、FY24で131両の$682.4Mを計上している。 |
2023.07.11 13:42 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
独仏、遅れていた戦車共同開発を推進へ=国防相 | <2308-071113> ピストリウス独国防相とルコルニュ仏国防相が10日にベルリンで会談し、大幅に遅れていた戦車(註:MGCS)の共同開発計画を前進させるため、工程表を年末までにまとめる方針を打ち出した。 両国防相は各々の国の軍司令官に対し、9月にフランスで開く次回の国防相会談、もしくは遅くとも4Q/2023年内に、共同開発する戦車の性能について概要を書類にまとめるよう指示し、これを基にドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領に提案を行うと説明した。 ピストリウス独国防相は「悲観論やうわさが飛び交っているが、われわれはこの共同計画を望む」と述べ、早ければ2035年に戦車を稼働させる方針を確認した。 |
2023.07.05 | Jane's Defence Weekly | US Army awards USD1.6 billion for Bradley replacement prototypes | <2309-070501> 米陸軍がBradley IFVの後継となるかつてOMFVと呼ばれていたXM30 MICVの試作にGDLS社とARV社の2社を選定した。 両社は$1.6Bで7両以上(オプションで更に4両)試作し、2027年のその内の1社が選定される。 ハイブリッド動力のXM30は乗員8名の他に6名が乗車でき、50mm砲を遠隔操作砲塔に装備し、その他にATGMや機銃も装備する。 |
2023.06.27 12:24 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米陸軍、次世代歩兵戦闘車の試作開発先に GD とラインメタルを選定 | <2307-062712> 米陸軍が26日、M2 Bradley IFVの後継となるXM30 IFVの試作を、応札のあった5社からGDLS社とAmerican Rheinmetall社の2社を選定したと発表した。 両社はそれぞれ$1.6Bでデジタルベースでの詳細設計と試作を行ったのちに1社が選定され、こ2027年に本格的な生産契約、2029年に配備が開始される。 XM30はハイブリッドエンジンで乗員は6名、50mm砲塔と複数の機関銃、対戦車兵器を備え、最終的には一部機能の自動化を目指している。 |
2023.06.10 14:00 |
Breaking Defense | Army renames Mobile Protected Firepower ‘M10 Booker combat vehicle,' says toxic fume issue fixed | <2307-061010> 米陸軍が2022年にGDLS社製の採用を決めた軽戦車を、第2次大戦で戦死したBooker上等兵と湾岸戦争で戦死したBooker軍曹にちなんでM10 Booker戦闘車と命名した。 M10 Bookerは車長、砲手、装填手、操縦手の4名乗りで、XM35 105mm砲と連装機銃を装備する。 陸軍は96両を装備する計画で既に26両が発注され、11月から納入されたのち月産3両で生産される。 42両を装備する最初の大隊は2024年末か2025年初めに編成され、2025年末にはoperationalになる。 |
2023.02.22 | Jane's Defence Weekly | Critical design review approved for UK Challenger 3 tank | <2304-022211> 英国防省と陸軍が2月9日にWeb上で、Challenger3 MBTの最終設計審査 (CDR) が予定の3月31日より早く完了し計画の続行が認められたと発表した。 初期設計審査 (IDR) は2022年3月に完了している。 次回の公式な関門は2025年に計画されている品質審査になる。 Pheinmetall BAE Systems Land社は2021年5月にChallenger 3 148両を£800 ($973M)) で受注している。 Challenger 3では今まで使用されていた120mm施条砲がRheinmetall社製のL55A1 120mm滑腔砲に代わる。 |
2022.06.29 06:24 |
Defense news | US Army unveils contract to build new light tank for infantry forces | <2207-062905> 米陸軍が6月28日、歩兵旅団戦闘団 (IBCT) が装備する軽戦車をGDLS社製に決め、26両とLRIP の70両を$1.14Bで発注すると発表した。 またBAE Systems社との競争試作で納入した12両のうちの8両は改修して部隊装備するという。 一次生産分は19ヶ月で納入され、MPFシステムとして42両を装備する最初の大隊は4Q/FY25に装備する。 FRPは2025年に開始される。 |
2022.06.22 | Jane's Defence Weekly | Rheinmetall unveils KF51 Panther tank with 130 mm Future Gun System | <2208-062206> 6月13日~17日にパリで開かれたEurosatory 2022の初日に、Rheinmetall社が130mm滑腔砲を装備したKF51 Panther MBTを公開した。 KF51は130mm滑腔砲と12.7mm機銃を装備するがオプションで7.62mm機銃やUVision社製Hero 20遊弋索敵弾も装備できる。 同社によるとKF51は従来のMBTに比べて打撃力が50%強化されているという。 砲塔には20発が搭載できる。 Leopard 2では砲塔内に15発と弾庫に27発搭載できる。 【Rheinmetall 130mm滑腔砲関連記事:2004-020003 (IDR 2020.02)】 |
2022.03.12 05:22 |
Defense News | US Army to award production contract for light tank this summer | <2204-031204> 米陸軍の軽戦車計画MPFは順調に進んでおり、3Q/FY22、多分6月には契約が行われ、初号機の納入は4Q/FY25に行われると見られる。 陸軍は当初生産を26両とし28両のオブション及び試作品8両の量産品仕様への改造を見込んでいる。 |
2022.01.05 | Jane's Defence Weekly | US Marines stop deploying amphibious assault vehicles | <2204-010505> 米海兵隊は2020年7月にサンクレメンテ島でAAVが沈没し9名が死亡した事故以来、2026年頃にACVが配備されるまでの間、非常事態以外でのAAVの洋上訓練を中止している。 現在BAE Systems社で製造中のACVには人員輸送用のACV-P、指揮車用のACV-C、30mm砲搭載のACV-30、回収車型のACV-Rがある。 |
2021.09.29 | Jane's Defence Weekly | US Army's 'light tank' competition enters limited testing phase with two prototypes | <2111-092906> 米陸軍が計画が遅れている新型軽戦車の機種決定を2022年の4~6月に行う。 これにはM8装甲砲システムを搭載するBAE Systems社と、Abrams MBTの砲塔を軽量化して搭載するGDLS社が受注を争っており、それぞれ$376Mで受注し12両ずつの試作品を納入している。 米陸軍は2025年に装備を開始し504両装備する計画である。 |
2021.08 | Inteanational Defence Review | StrikeShield armour: Rheinmetall details its new distributed APS | <2109-080015> ・Looking ahead |
2021.02.17 | Jane's Defence Weekly | US Army begins 'light tank' soldier assessment without BAE Systems' protorype | <2104-021706> BAE Systems社とGDLS社が提案している米陸軍の軽戦車計画 (MPF) は6月まで続く5ヶ月間の評価試験の最中であるが、GDLS社は12両の試作車の納入を2020年12月末までに済ませているのに対しBAE Systems社は2両しか納入していない。 契約上の納期は2020年8月とされているが、BAE Sytems社は遅延の理由をCOVID-19などのせいとしている。 |
2020.12.11 | Defense News | Marine Corps' amphibious combat vehicle reaches full-rate production | <2101-121109> BAE Systems社が12月10日、ACVの本格量産 (FRP) を$184Mで受注したと発表した。 受注したのはFRP Lot 1の36両であるが、2021年初めには72両に増えるという。 更に契約では、今後5年間で80両のオプションも行われている。 米海兵隊は11月13日にACVのIOC宣言を行っている。 |
2020.11.10 | Marine Times | Marine Corps receives first amphibious combat vehicle | <2012-111007> 米第1海兵師団が11月10日、ベトナム戦争以来装備している水陸両用戦闘車(註:AAV-7)に代わるBAE社製の新型ACVの第一陣が、カリフォルニア州Twentynine Palmsを拠点とする第3水陸強襲大隊D中隊に配備されたと発表した。 第二陣は1月か2月に配備される計画である。 今回納入されたACVはLRIP生産分で、FRPへの移行は11月中に決定される予定である。 |
2020.11.04 | Jane's Defence Weekly | Future proof | <2012-110418> ・Onions ・Machine-speed warfare |
2020.09.23 | Jane's Defence Weekly | Generation next | <2011-092315> ・The race is on ・Another dulling competition ・Rolling off the production line ・Bring in the robots |
2020.09.09 | Jane's Defence Weekly | BAE Systems, GDLS behind on deliveries of 'light tank' prototypes to US Army | <2011-090905> BAE Systems社とGDLS社で製造が進められている米陸軍の軽戦車MPF 12両の3月から8月末とされていた納品が、COVID-19パンデミックによるサプライチェーンへの影響で10月以降のFY21にずれ込むことを、開発責任者が8月25日に明らかにした。 GDLS社は26日に2両を納入し、数日中に3両目を納入するという。 |
2020.09.04 | Jane's 360 | Northrop Grumman charges on with XM913 50 mm cannon deliveries to US Army | <2010-090407> Northrop Grumman社が8月下旬、米陸軍にXM913 50mm砲4門を納入した。 10月末までに更に7門を納入するほか、2021年にも10門が納入される。 50mm砲はBushmasterに代えてBradleyの後継となるNGCVに搭載され、XM1204 HEAB-T弾またはXM1203 APFSDS-T弾を発射する。 |
2020.08 | International Defence Review | Cold Warrior: The T-80BVM main battle tank enters service in the Arctic | <2009-080019> ・Enabling new firepower ・Balancing capabilities |
2020.03.04 | Jane's Defence Weekly | USMC buys 26 additional ACVs from BAE Systems | <2005-030402> 米海兵隊がACV 26両を$113.5Mで追加調達した。 調達するのはLRIPの追加分で、これにより海兵隊の保有数は合わせて116両になる。 |
2019.10.15 | Defense News | Soldiers to get a say in light tank competition | <1911-101507> 米陸軍が歩兵旅団戦闘団 (IBCT) に装備する軽戦車MPFは2018年12月にGDLS社とBAE Systems社の2社が指名されが受注競争を行っている。 GDLS社が提案しているのは英国のAJAXを車体にしてM1 Abramsの砲塔を載せる案で、BAE Systems社はM8 Buford AGSの改良型である。 |
【註】 M8 Buford AGSは米FMC社(後にUnited Defense社、更にBAE Systems社)が開発した軽戦車で1995年に制式採用されたが1996年に計画中止になっていた。 105mm砲を装備し、重量は装甲程度により19.25t~24.75tの3種類がある。 |
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2019.04.24 | Jane's Defence Weekly | China amphibious USV emerges | <1906-042401> 中国国営CSIC社が4月8日にWeiboで、子会社の武漢造船が水陸両用のMarine Lizard USV/UGVの受領試験に合格したと発表した。 2018年11月の殊海航空展で初公開されたMarine Lizardは2019年末までに開発を完了するという。 アルミ合金製の船体は全長12~13.5m、全幅4.14m、重量14.7t、喫水0.55mでディーゼルと電気のハイブリッドでウォータージェットで推進する。 また水上と陸上走行用に取り外し可能な履帯も装備している。 全自動走行用に設計されているが、50km以内であればLOS通信、それより遠方であれば衛星通信を使って遠隔操作もできる。 |
2019.03.06 | Jane's Defence Weekly | US Army identifies funds to siphon toward modernisation, targets legacy weapons | <1905-030604> マッカーシー米陸軍省次官が2月26日に米陸軍協会 (AUSA) の昼食会で、FY20予算要求ではCH-47 Chinook Block ⅡやBradley IFVなどの経費を削り、以下の重点6項目に配分したと述べた。 ・LRPF (Lonf Range Precision Fires) ・NGCV (Next-Generation Combat Vehicle) ・FVL (Future Vertical Lift) ・Networking ・AMD (Air and Missile Defense) ・Soldier Letality |
2018.12 | International Defence Review | South Korea's K9 self-propelled artillery production to roll into 2021 | <1902-120004> 韓国Hanwha社製K9 Thunder 155mm/52口径SPHが国内外で受注数が2,000両を超え、少なくとも2021年まで生産が継続される。 K9は韓国陸軍が装備していたBAE Systems社製M109A2 155mm/39口径SPHより射程が画期的に長く、エスニア、フィンランド、インド、ノルウェー、ポーランド、トルコの各国が装備しているほか、オーストラリア、エジプト、マレーシア、スペイン、UAEの各国でも試験を行っている。 更に米国もK9を用いたNAMMO 155mm HE-ER弾の発射試験を行っている。 NAMMOはねじ込み取り付け式のベースブリードユニットで、射程を40kmにまで伸ばせる。 |
2018.11.12 | Jane's 360 | Airshow China 2018: ZB Intelligence unveils Marine Lizard amphibious combat USV prototype | <1812-111205> USVの航法や制御装置の開発を専門にしている青島のZB Intelligence社が殊海航空展に、Marine Lizard水陸両用戦闘車を出展した。 Marine Lizardは全長13.5mで、陸上では車体底部の4箇所につり付けられた電動の履帯で20km/hで走行し、水上では車体後部に取り付けた2基のウォータージェットにより50ktで航行する。 水上での航続距離は648nmと言う。 Marine LizardにはEO/IRセンサ、レーダ、重機関銃やSHORADミサイルが搭載可能という。 |
2018.11.01 | China Defense | New Chinese Amphibian Vehicle: Speed boat with 4x retractable tracks | <1812-110103> (画像のみ) |
2018.11 | International Defence Review | MBDA unveils Future Land Indirect Fires concepts | <1812-110005> 英国MBDA社が英陸軍の間接照準火力として提案しているBoxer 8×8車搭載する複数の案を公表した。 いずれも同社が社内検討している将来間接照準火力システムをなす誘導弾で、BrimstoneやSpear 178mm弾やCAMM 166mm弾の技術を継承しているという。 提案の1つはRF/INSまたはEO/IR誘導の178mm弾8発のパックを搭載したものである。 |
2018.10.31 | Jane's Defence Weekly | BAE Systms moves out on USMC ACV 1.1 production | <1812-103107> BAE Systms社が10月25日、ペンシルバニア州にあるBAE Systms社の工場で海兵隊に納入する水陸両用戦闘車ACV 1.1のLRIP1号機が先週、製造ラインに入りしことを明らかにした。 ACV 1.1のLRIPは30両が$198Mで発注され2019年末に納入され、試験評価を経てFRPに移行し、最終的に204両を調達する。 更にACV 1.1に続いて能力強化や他の用途のためのACV 1.2も計画されている。 |
2018.08.29 | Jane's Defence Weekly | China reveals new all-terrain tracked carrier | <1810-082910> 中国国防省が8月18日に海軍が公開した東シナ海で行った演習の記事のなかで、新型の全地形走破運搬車の画像を公開した。 この全地形走破運搬車はロシア製車を真似て中国で生産したJY813とよく似ている。 また中国はかつてBAE Systems社からBv 206全地形走破運搬車を購入したことがある。 |
2018.06.27 | Jane's Defence Weekly | BAE Systems wins competition for US Marine Corp's ACV 1.1 | <1808-062702> 米海兵隊が6月19日、18日にAAV7A1 AAVの後継となるAAV 1.1にBAE Systems社製をを選定し、LRIP 30両を$198Mで発注したと発表した。 30両の納入は2019年秋に開始される。 海兵隊は当面204両の調達を計画しているが、2020年代中頃か末には現有870両の更新をすると見られる。 |
2018.06.19 | Jane's 360 | BAE wins Marine Corps contract to build new amphibious combat vehicle | <1807-061911> 米海兵隊当局者が19日、AAV7A1の後継にIvoco社とチームを組んだBAE Systems社のACV 1.1を選定した。 ACV 1.1のLRIP入りは18日に決定し、各種型30両を$198Mで発注したことを明らかに した。 これらは2019年秋には納入され、AAV7全ての換装は2020年末までに完了するという。 |
2018.06.19 | Defense News | BAE wins Marine Corps contract to build new amphibious combat vehicle | <1807-061909> 米海兵隊の次期水陸両用戦闘車ACVにBAE Systems社製が選定された。 これによ りLRIPが開始される。 海兵隊は2020年までに204両の調達を計画しており、その契約額は$1.2Bにのぼると見られる。 海兵隊は2015年11月に$100Mで、BAE Syatems社とSAIC社にそれぞれ16両の試作を発注し評価を行ってきた。 |
2018.05 | International Defence Review | Russia expands ATV roles | <1807-050003> DT30ATV ロシアが各種用途を持つDT-30路外機動車両 (ATV) を開発した。 車幅960mmのDT-30は 関節連結された前後から成り、前部に操縦席とエンジン、後部に主搭載品と燃料を搭載する。 基本型は水陸両用であるが SAM搭載型のTor-M2DTにはその能力はない。 Tor-M2DTでは射程12km、射高32,800ftのSAM 16発が 垂直発射される。 水陸両用型は陸上で50km/hで走行、水上で2.7ktで航行し、前部車両に5名、後部車両に15名と3,000kgの貨物を搭載できる。 またBM-21 122mmロケット弾40発を搭載する型や、152mm砲と200発を搭載する2S39 Magnoliya の開発も進められている。 |
2018.04.04 | Jane's Defence Weekly | US Army eyes manned-unmanned team for its Nest-Generation Combat Vehicle | <1806-040406> 米陸軍がFY22~FY23の試験開始を目指し次世代戦闘車両NGCVの開発を急いでいる。 NGCV は有人のMFVと遠隔操作、半自動、全自動での運用が可能な無人の RCVで構成され、有無人連携運用を行う。 陸軍MCE副司令官のLesperance准将が陸軍協会 (AUSA) の冬期シンポジウムで、FY22~FY23 までにMCV 7両とRCV 14両の試作機を取得して試験を行うことを明らかにした。 |
2018.01.17 | Jane's Defence Weekly | Eastern armour | <1803-011715> ・インド ・韓 国 ・パキスタン ・日 本 ・Further spending |
2017.09.06 | Jane's Defence Weekly | Future vision | <1711-090613>
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2017.07 | International Defence Review | Taiwan's NCSIST develops 20mm SADWS close-defence weapon system | <1708-070006> 台湾の国立CSISTが、短距離自動火器SADWSの詳 細を明らかにした。 SADWSは遠隔操作砲塔に搭載された射程2,000mの双連20mm砲で、外側の弾倉に200発が装填されている。 砲塔には目標自動追随装置とセンサパッケージが搭載され、センサとしては高分解能TV、IIRセンサ、レーザ測遠器が内蔵されている。 |
【註】 SADWSを取り上げているWebSite Jane's 360では、これを歩兵 用兵器として取り扱っている。 また重量を1,000kgとしている。 |
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2017.07 | International Defence Review | Singapore showcases NGARV prototype | <1708-070005> シンガポール陸軍が5月27、28両日に行われた行事で、次世代装軌車両回収車(NGARV )の試作車を公表した。 NGARVは同国DSTAとST Kinetics社が開発している全長6.9m、重量29tの装軌車で、最大牽引力25,500kgの性能を持つ。 NGARVは同国の次世代AFV (NFAFV)の支援を行う。 |
2017.06.14 | Jane's Defence Weekly | Images show Chinese high-speed amphibious APC prototype | <1708-061415> NORINCO社の子会社であるCNVRI社が、水陸両用APCを開発している。 このAPCは5.5tの4×4車で、静止水上における試験では水上速度50km/hを記録している。 このAPCは中国海軍が4隻保有するType 071 LPDやその他のLHDで水陸両用作戦を行う海兵隊軽機械化部隊に適している。 |
2017.06.14 | Jane's Defence Weekly | USMC prioritises new amphibious assault platforms | <1708-061406> 米海兵隊がFY18予算要求で、AAV7A1に代わるACV 1.1の開発費として$179M、26両の量産 費として$161.5Mの、併せて$340.5Mを要求している。 |
2017.06.03 | China Defense | Meet China's latest 50 km/hour amphibious wheeled AFV prototype | <1707-060304> 中国NCIVR社が試作した重量5.5tのAFVが、水上走行 試験で50km/hを記録した。 但しこれは試作車であるため軽装甲はなく、実用型の航続距離、巡航速度などは不明である。 |
2017.04.12 | Jane's Defence Weekly | BAE Systems/Iveco ACV swims from Italian amphobious ship | <1706-041206> イタリア海兵隊が3月下旬、BAE Systems社がイタリアIveco社と共同で試作している 米海兵隊の水陸両用戦闘車ACV 1.1による揚陸演習を行った。 ACV 1.1はイタリア海軍の揚陸艦San MarcoからSan Marco旅団の隊員を、Sea State 3(波高0.5~1.25m)のなか発進、回収した。 |
2017.04.05 | Defense News | BAE Systems completes Amphibious Combat Vehicle shipboard testing | <1705-040505> 米海兵隊の次期水陸両用戦闘車ACVでSAIC社と競っている BAE Systems社が先週、同社提案ACVの原型を開発したイタリアのIveco社と協同で、試作車の 洋上試験を実施した。 試験はイタリア沖のイオニア海で行われ、波高6~8ft、風速10~15ktで、母船からの発進と回収に 成功した。 |
2017.03.22 | Defense News | Singapore picks vendor for new armored fighting vehicle | <1704-032209> シンガポール国防省がSingapore Technologies Engineering社に次世代装甲戦闘車(NG AFV)を発注した。 同社はST Kinetic社の陸上部門などと共同で生産を行う。 同国軍はNGAFVを2019年からM113 APCに代えて装備する NGAFVは全長22.6ft、全幅10.8ft、全高10.5ft、重量29tで、最高速度44mphの性能を持つ。 |
2017.03.01 | Jane's Defence Weekly | SAIC rolls out ACV prototype for USMC | <1704-030109> SAIC社が2月21日、米海兵隊から16両受注した水陸両用戦闘車ACV 1.1の1号車を公開 した。 SAIC社はシンガポールのSTK社と提携し、STK社製Terrex 2を元に試作した。 SAIC ACV 1.1はV字型の車体、前輪独立懸架で乗員3名と11名の海兵隊員が乗車でき、Sea State 3でも発進着岸ができる。 一方のBAE Systems社はイタリアのIveco社と提携し、13名乗りを試作している。 |
【註】 Sea Stateは"0"~"9"の10段階に区分されており、State 3とは波高が0.5~1.25mで、「やや波のある状態」と定義されている。 |
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2017.03 | International Defence Review | ST Kinetics lifts lid on new AFV | <1704-030001> ロンドンで開かれた国際装甲車両会議でシンガポールのST Kinetics社が、同国陸軍向けに開発したNG AFVを公表した。 NG AFVは現有のM113シリーズの後継となるもので、車体の基本構造は完全な鋼製鋳物に なっている。 ┃ ┃ NG AFV ┃ Bionix ┃ ┣━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫ ┃乗 員 数┃ 3+8 ┃ 3+7 ┃ ┃全 長┃ 6.90m ┃ 5.92m ┃ ┃全 幅┃ 3.28m ┃ 2.70m ┃ ┃全 高┃ 1.90m ┃ 1.80m ┃ ┃全備重量┃ 32.5t ┃ 23.0t ┃ ┃最大速度┃ 70km/h ┃ 70km/h ┃ ┃航続距離┃ 5,000km ┃ 415km ┃ ┃登坂能力┃ 60% ┃ 60% ┃ ┃超越能力┃ 0.80m ┃ 0.60m ┃ ┃超壕能力┃ 2.1m ┃ 2.0m ┃ ┗━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛ (註:BionixはST Kinetics社製で1996年製造開始) |
【註】 米海兵隊がAAV7A後継を開発するACVで最終候補に残った2社のうちSIAC社のACV 1.1はST Kinetics社製Kunetics Terrex 2を元にしている。 |
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2017.01.18 | Jane's Defence Weekly | Spending drive | <1703-011817>
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2016.12.21 | Jane's Defence Weekly | BAE Systems rolls out first ACV prototype | <1702-122105> BAE Systems社が16両納入する米海兵隊が装備する水陸両用戦闘車 ACV試作車ACV 1.1の1号車が12月13日に納入された。 ACV 1.1は2015年11月に同社とSAIC社に発注されているもので、2017年早々に試験 が開始され、その内一方が490両の量産につながるACV 1.2を試作することになる。 SAIC社はシンガポールのSTK社と協同でSTK社のTerrex 2を元にしたACV 1.1を試作している。 |
2016.12.13 | Defense News | BAE Systems delivers first amphibious combat vehicle prototypes to Marine Corps | <1701-121306> BAE Systems社が13日、米海兵隊用の次期水陸両用戦闘車(ACV)の試作車 ACV 1.1を納入した。 ACVの試作は2015年11月にBAE Systems社とSAIC社がそれぞれ$100Mで受注し、それぞれ16両を納入する。 その後1社が選定されて 2020年までに204両を生産する計画で、総事業費は$1.2Bと見積もられている。 BAE Systems社のACV 1.1は乗員3名と、海兵隊員13名を乗せるもので、エンジンが旧来の560hpから690hpに強化され、極めて静粛になっているという。 |
2016.05 | International Defence Review | USMC firms up future vehicle acquisition, modernisation plans | <1606-050001> 米海兵隊が1,058両のAAV7A後継を開発する計画でPhase 1 Increament 1 (ACV 1.1)をSIAC社とBAE Systems社に発注し た。 SIAC社のACV 1.1はシンガポールのST社製Kunetics Terrex 2をBAE Systems社のACV 1.1はIvoco社製SuperAVを元 にしている。 ACV 1.1及びそれに続くACV 1.2の調達と並行して、AAV7Aの三段階での改良も計画されている。 |
2015.12.02 | Jane's Defence Weekly | USMC selects BAE, SAIC for Amphibious Combat Vehicle competition | <1601-120214> 米海兵隊が次期水陸両用戦闘車両 (ACV) の試作に、BAE Systems社 と SAIC社を選定した。 両社はぞぞれ13両ずつ、更に予算が追加されれば3両ずつ追加して16両ずつを試作し、2017年1月から逐次納入する。 2018年 3月または4月には1社が選定され、204両が生産される。 試作にあたり BAE Systems社はイタリアの Iveco社の協力を仰ぐのに対し、SAIC社はシンガポールの STK社と共同開発する。 |
2015.11.24 | Defense News | BAE, SAIC named as finalists in Marines ACV competition | <1512-112408> 米海兵隊が24日、ベトナム戦以来使用している水陸両用戦闘車の後継開発 EMD に、 BAE Systems社と SAIC社を選定した。 他の3社は破れた。 両社が提案しているのはいずれも8輪の装輪型で、それぞれ16両ずつを試作する。 2018年には そのうち一社が選定され、2020年までに204両が生産される。 |
2015.10.14 | Military Times | Companies display potential Marine AMTRAC replacements | <1511-101405> 米海兵隊が次期水陸両用戦闘車計画を進めている。 現在 Lockheed Martin、BAE Systems、GD、SAIC、Advanced Defense Vehicle Systems の5社が提案を行っているが、11月にはそのうちの2社に16両ずつの試作を発注する計画である。 その後 2018年に1社を選定して、2年間で202両を発注する。 提案している5社のうち4社が8輪装甲車型を提案している。 |
2015.09.02 | Jane's Defence Weekly | Bridging the distance | <1510-090217> |
2015.04.29 | Jane's Defence Weekly | Russias new armour breaks cover ahead of parade | <1506-042906> ロシアが、5月9日に行われる戦勝記念日パレードに参加する各種新型装甲車両を公表した。 これら新型車両は全て、 洗練された外観をしている。 ・T-14 Armata MBT ・Coalion-SV 152mm SPG ・Kurganets-25 BMP ・Boomerang 8×8 IFV |
2015.02.16 | Defense News | Marine amphibious vehicle RFP due in March | <1503-021606> 次期水陸両用戦闘車両 (ACV) の開発計画 ACV 1.1 計画を進めている米海兵隊は、提案期限を4月とした RfP を3月下旬に発簡する。 提案に基づき2社が選定され、2016年と2018年にそれぞれ試作車両16両ずつを納入す る。 ACV 1.1 は8輪装輪車で、で要求されているのは以下の通りである。 ・重 量: 58,000-lb~63,000-lb ・乗員3名、乗車兵員10名 ・装 備: MK-19 擲弾発射筒、または M2 重機関銃 1丁 ・水上性能: 3nm以上を15~6ktで航行可能 ・陸上性能: M1A1 戦車と同行可能 ・価 格: $4M~$7.5M |
2015.02.11 | Jane's Defence Weekly | US Army hold S&T funding steady | <1503-021109> 米陸軍のFY16要求では、研究開発費が$6.93Bと、FY15の$6.7Bより増額されている。 この 中には次世代戦闘車両の開発に$49.3Mが当てられている。 |
2015.02.09 | DARPA HP | Squad X Core Technologies seeks to bring technological advances to the infantry squad | <1503-020906> 近年の科学技術は、航空機、艦船、戦闘車両に多大な恩恵をもたらしたが、これを徒歩の歩兵分隊にまで普及させようとする試み SXCT 計画を米 DARPA が進めようとしている。 計画は、 ・Precision Engagement ・No-Kinetic Engagement ・Squad Sensing ・Squad Aotomomy の四要素からなり、Precision Engagement と Squad Sensing は1,000m以内を対象に、Squad Aotomomy は相互に6m以内に離隔 した分隊員の情報共有を狙っている。 |
2015.02 | International Defence Review | Hanwha reveals details of Chun-Mu | <1503-020004> 韓国 Hanwha社が長距離多連装ロケット砲 Chun-Mu の開発を完了した。 Chun-Mu は全長4m、胴径239mmで、 射程80kmと見られるロケット弾を発射する。 239mm弾は GPS/INS で誘導される。 239mm弾は6発がポッドに装填され、発射機はこの2.5tのポッド2個を搭載する。 発射時には、両側に2基ずつあるスタビライザを下げる。 |
2015.02 | International Defence Review | Logos Technologies advances hybrid-electric military motorcycle development | <1503-02002> ヴァージニアの Logos社が Alta Motors社と協同で、DARPA との契約によるハイブリッド動力 の軍用二輪車 SilentHawk を開発している。 SilentHawk は Alta Mortors社製の民生用電動二輪車 Redshift MX を元にした重量160kgで、最高速度80km/h、エンジン動力で193km、更に 全電動で80kmを走る。 静寂性では、7m離れた地点で75dB以下、Silent Mode では55dB以下であるという。 |
2015.01.26 | Stars and Stripes | Electric motorcycle would allow soldiers a stealthy approach to battle | <1502-012602> 米陸軍が奇襲部隊に装備して敵の路側帯爆弾を排除するため、米 DARPA が開発している電動二輪 車の装備化を希望している。 DARPA は Logos社に対し、同社が Alta Mortors社と開発した SilentHawk ハイブリッド二輪車を試験用に発注している。 ハイブリッド二輪車に対する DARPA の要求は、多種燃料が使用可能なオフロード車で、バッテリだけで26~50哩走行できることとしているが、重 量350-lbの SilentHawk は75-lbを搭載して170哩の走行が可能であるという。 |
2014.10 | International Defence Review | DARPA seeks armoured vehicle technologies | <1411-100001> 米 DARPA が、車両重量を増加させないで装甲防御力を高める車両 GXV-T の開発を2年かけて行う計画で、9月5日 を提案期限に設定した。 |
2014.09.05 | DARPA HP | GXV-T envisions future armored ground vehicles that could sprint, dodge and shield their way out of danger | <1410-090509> 米 DARPA が開発を進めている GXV-T の最終目標の一つは、敏捷な動きにより敵の 攻撃をかわすことで、飛来する脅威に対し自動的に進路を変えたり、姿勢を変えたりして装甲に代わる防護性を確保しようとしている。 |
2014.08.18 | DARPA HP | New Ground X-Vehicle Technology (GXV-T) program aAims to break the "more armor" paradigm for protection | <1409-081810> 従来、装甲戦闘車両の防護性は装甲の強度に依存してきたが、装甲への依存は脅威の増大から最早限界 に来ている。 このため米 DARPA が進めている GXV-T 計画では、非発見性を高めるなどにより 装甲を軽量化することを目指している。 このため計画では、 ・寸法重量の半減 ・搭乗員の半減 ・速度の倍増 ・地形走破能力を95%に抑制 などを図る。 DARPA は2015年4月に発注し、24ヶ月で試作する計画である。 |
2014.07.12 | Yahoo | 朝日新聞記事 「水陸両用車で上陸訓練も 米軍、リムパック一部公開」 |
<1408-071205> 米軍が、ハワイで行われている RIMPAC で上陸強襲演習を一部公開した。 公開されたのは9と11日にインドネシア軍などと 米軍が合同で実施した訓練で、海上から水陸両用車や ACV で上陸する訓練などを実施した。 また、海兵隊が開発中の水陸両用車の試作車も訓練に参加した。 |
2014.07.12 | Yahoo | 読売新聞記事 「揚陸艦から物資運搬、米海兵隊の水陸両用車両」 |
<1408-071204> RIMPAC の一環として米海兵隊が11日、ハワイ州オアフ島のベローズ空軍基地の訓練場で、揚陸艦から車両や物資を運搬する水陸両用 超重量物運搬連絡車 UHAC の試作車を公開した。 UHAC は米海兵隊がシンガポール国防省と共同開発中で、試験車両を複数試作している段階という。 今回は実用型より小型のものが公開された。 実 用化の時期などの詳細は明らかにされていないが、上陸後に自力走行でき護岸など障害物を乗り越える能力を持っている。 |
2014.07.02 | Jane's Defence Weekly | USMC, USN eyeing ship-to-shore connectors | <1408-070208> 米海軍と海兵隊が、旧式化した AAV に代わる揚陸艦発進の水陸両用車両を検討している。 求められているのは 25哩を航行できる高速、軽装甲車である。 米海軍は艦船の安全スタンドオフ距離を100哩と考えている。 |
2014.05 | International Defence Review | ATK markets new aircraft shot detection system | <1406-050002> ATK社がサンチャゴで開かれた FIDAE 2014展に、射撃警報装置 ShotFinder を出品した。 ShotFinder は、直径12吋、厚さ0.5吋重量3.5-lbの、 マイクロフォン4個を内蔵した音響センサで、250m以上から射撃した小火器の発射ブラストを音 響センサで捕らえることができる。 |
2014.02.26 | Jane's Defence Weekly | New watercraft topping US army's priorities | <1404-022602> 米陸軍が2月19日の米陸軍協会 (AUSA) のシンポジウムで、米陸軍の戦術車両として舟艇の優先順位 が急浮上していることを明らかにした。 陸軍の求めているのは軽機動支援艇 MSV-L と呼ばれる上陸用舟艇で、LSV、 LCU、LCM が含まれる。 |
2013.06.05 | Defense News | Report: Taiwan deploys new powerful rocket system | <1307-060504> 台湾のメディアが5日、同国が中国による上陸作戦を阻止するため、離島に RT-2000 MLR を 配備したと報じた。 RT-2000 は1分間に40発の発射が可能で、射程は45kmである。 |
2013.04 | International Defence Review | United Arab Emirates demonstrates expansion of its surface-to-surface rocket capability | <1305-040027> 国産装備の充実を進めている UAE が、アブダビで開かれた IDEX に Jobaria社製の三種類の MRL を出品した。 ・MCL: 240連装122mm MRL ・JDS-107/122: 122mm又は107mmロケットを20発装填 ・Nimr: 同社製 Nimr 6×6車に24発装填ポッドを2基搭載。 |
2013.04 | Jane's Missiles & Rockets | UAE shows world's largest MRL system | <1305-040008> アブダビで2月17~21日に開かれた IDEX 2013展で、UAE の JDS社が、240発装填可能な MRL である MCLS を展示した。 MCLS は全長29m、走行姿勢での全幅4m、総重量 105tである。 MCLS の開発はトルコの Rocketsan社の協力で2003年に開始され、UAE軍は2011年10月から装備していた。 MCLS が発射するのは HE 弾頭の TR-122 ロケット弾か、HE と5,500個の鋼玉を弾頭とする TRB-122 ロケット弾で、いずれも最大射程が40kmである。 |
2013.03.25 | Aviation Weeks & ST | Modular rocket launcher debuts at IDEX | <1305-032505> アブダビで開かれた IDEX 展に、アブダビの Jobarie社が240連装ロケット発射装置 MCL を展示した。 MCL は既に UAE が装備しているというる。 |
2013.02.27 | Jane's Defence Weekly | UAE unveils 60-tube rocket system | <1304-022703> UAE の Jobaria社が UAE軍へ、122mmロケット弾システム MCL を納入した。 MCL は Oshkosh社製 HET 6×6車が牽引するセミトレーラに、動力式発射機4基を載せたもので、発射機には 122mm弾20発ずつを装填したパッド3個が搭載されている。 MCT から発射されるのはトルコ Rocketsan社製 TR-122弾で、TR-122 は5,500個の鋼製弾と HE を弾頭とし、40kmの射程を有する。 |
【註】 記事写真では発射機が3基に見えるが、動画によると明らかに3個パッド搭載発射機が4基あり、全弾数は240発と見られる。 |
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2011.11 | International Defence Review | Active protection system trials near end | <1112-110021> デンマークの TenCate Advanced Armour社が、大型 IED から装甲車両を防護する アクティブ防護装置 ABDS を2010年初期から開発しているが、開発は最終段階に入っている。 |
2009.08 | International Defence Review | Israel unveils new gunshot detector for dismounted infantry | <0910-080006> IAI Elta社が EL/L-8293 GunShot Detector 装置を開発した。 この装置は前方60゚の範囲で銃火を捕捉して、「2時の 方向!」といった警報を発するとともに、銃の照準具にその方位を示す。 方位指示精度は0.3゚ で、応答速度は2~5秒である。 システムはヘルメット搭載の検知ユニット (DU)、信号処理ユニット (PU)、武器ユニット (WU) 及び別の表示装置からなり、8時間連続使用可能 な電源を含むシステム重量は2kgである。 |
2009.04.24 | 韓国中央日報 | 北朝鮮を圧倒する次期多連装ロケットを開発へ | <0905-042301> 韓国が22日に、北朝鮮の長射程砲を圧倒する次期 MRL の開発を年内に着手し、2013年までに完了することを決め た。 次期 MRL は口径230mm、射程65km以上で、発射機に12発を装填する。 韓国軍現有の130mm MRL 『九龍』は、改良型でも射程35kmにすぎな いうえ、2010年には寿命となる。 北朝鮮は射程60kmの240mm MRL と54kmの170mm自走砲など長距離砲約1,000門を保有していて 、このうち340門が軍事境界線近くに集中している。 |
2009.04.22 | 韓国聯合ニュース | 次期多連装ロケット、2013年までに開発 | <0905-042203> 韓国が次期多連装ロケットを2013年までに開発するため、22日にシステムと飛翔体開発にハンファ社、発射機ち弾薬運搬車に斗山 DST社を指名 した。 開発するのは230mm弾で、射程60kmの北朝鮮の240mmロケットより長い。 韓国軍が装備している130mm多連装ロケッ トの寿命が2010年に迫っていることから、年内に開発事業に着手する。 |
2008.11.19 | Yahoo | 韓国聯合ニュース記事 「次世代戦車「黒豹」段階的・・・」 |
<0812-111901> 韓国軍は、5.5億円する次世代戦車「黒豹」を2011年から実戦配備し、最終的に600両を装備する計画であるが、 装備化は段階的に行う方針で、まず400両ほどを装備するための初段階として100台を量産する144億ウォンを来年度予算に要求した。 段階に分けて調達するのは最近の景気停滞のためだけでなく、技術発展に伴う武器体系の改善可能性が考えられるためと見られる。 |
2007.11.01 | Inside the Pentagon | Army reviews heavier MRAP Ⅱ | <0723-110104> 米陸軍の MRAP (Mine Resistant Ambush Protect) 計画当局は、12月に発注を予定する、MRAP Ⅱ 車両が重 量増加により、機動性と信頼性に影響を生じる懸念を明らかにした。 また、企業からの現有 MRAP 車の ECP についても内容の精査を 行っている。 |
2007.10.25 | Inside the Pentagon | First Air Force MRAPs by 2008 | <0723-102503> 米空軍は MRAP (Maine Resistant Ambush Protected) 車両の第一次契約分として、25両を12月から2008年 1月末までに受領する。 MRAP 車両は、車両の地雷や RPG に対する抗堪性を強化する改善で、空軍が保有する装甲能力向上型 Humvee と共に装備して、EOD や 特殊作戦部隊、車両梯隊の掩護等に運用する。 |
2007.10.15 | Defense News | Weapons, technology loom large ar AUSA | <0722-101508> AUSA (Association of the United States Army) の年次総会及び装備展示会が10月8日から1週間、ワイントンで開催され、展示会で は開発中の最新技術や提案中の装備品等が企業等から紹介された。 5社が提案する生存性及び機動性を追求する小型戦闘車両の試作品 ・Warrior X700 iRobot社が開発中の多目的ロボットで重量250-lb、500-lbの補給物資や40mm多銃身機関砲等を搭載し、時速10kmで約1日行動が可能。 2008年中頃の装備化をめざす。 ・SLAMRAAM 搭載 MXT (Military Extreme Track) SLAMRAAM を搭載することで、搭載弾数の増加、全周対処、迅速な発射を可能とする。 ・DAGR (Directional Attack Guided Rocket) Hellfire と同等の能力を持つ2.75吋のレーザ誘導ロケットで、精度が高いため二次被害を低減できる。 |
2007.10.14 | 朝鮮日報 | ソウル航空ショー:次世代戦車・・・ | <0720-101402> ソウル航空ショーで公開される兵器の中では、ロテム社が製造した XK-2 が最も関心を集めている。 XK-2 はまだ開発段階であるが、既にトルコへの輸出が決まっている。 攻撃力、防御力、機動性のすべてにおいて、米国の M1A2SEP、フランスのルクレール、ドイツのレオパルド 2A6、イギリスのチャレ ンジャー2、ロシアの T90、中国の 98式戦車改良型、日本の 90式戦車などと同程度か、優れていると評されている。 来年末までに 試験運用を終え、2年間の量産準備を経て、2011年からの実戦配備を目指す計画である。 |
2007.10 | International Defence Review | USN set to trial Metal Storm weapon system | <0721-100026> 米海軍がオーストラリアの Metal Storm社の40mm Metal Stom システムを購入し試験を行う。 購入するの は3発の Metal Storm 弾と、1基の射統装置及び40mm 4銃身ポッド1基である。 海軍は多弾 種発射能力に関心を持っており、殺傷、非殺傷弾の混用に期待している。 Metal Storm は電気激発式兵器で弾は市販の40mm弾から薬莢を除いたものに Metal Storm tail が取り付けられたものが用いられる。 射統装置からの発射信号が発射筒のインダクショ ンコイルに流れ、弾に仕掛けられた二次コイルがこれを受信し激発する。 激発機構に機械部分がないため高発射速度 が期待でき、9mm 36銃身の場合1,000,000r/m以上が可能である。 540発搭載システムの場合、180発が ミリ秒のうちに発射される。 |
2007.09.20 | Inside the Pentagon | MRAP named ACAT-1D | <0721-092005> DoD は9月6日に、耐地雷強化車両である MRAP (Mine Resistent Ambush Protected) 車両を調達区分 ACAT-1D に指定した。 MRAP の開発は約7ヶ月にわたり議論が行われてきたが、正式に装備計画として認可された。 DoD は海兵隊が現在進めている計画を基に、陸海空軍が12月までに合意文書を締結することを指示した。 |
2007.09.17 | Inside the Army | Senetors want to send Spider munition back to the drawing board | <0721-091702> 米上院は陸軍がFY-08要求している NMS (Networked Munition System) 125セット$19.7Mを 削除し、研究開発を再度行うことを求めた。 NMS は遠隔操作による弾薬システムで、センサネットワークにより操作員が所望の爆破を行うことができる。 2006年に Alliant、 Textron両社が$31Mで受注したが、上院は議会は陸軍の充分な報告を求め、試験と製造を禁止した。 151ヶ国が加入する地雷廃棄条約に米国は非加盟であるが、議会だけでなく国内に地雷を禁止する意見が高 まっている。 |
2008.08.27 | Inside the Navy | Army,Marines plans to accelerate Humvee replacement | <0719-082702> 米陸軍と海兵隊は Humvee の後継車両となる JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) の 装備化時期を2010年から2012年に延期する検討を行っており、来月に予定するFY-09 予算要求に計上 しない。 これは DoD が計画に難色を示しているためで、当初の計画では開発をFY-09まで行い、2010年以降先ず4万台を調達する予定であった 。 |
2007.08.15 | Jane's Defence Weekly | China's PLA plans 'Brave Warrior' vehicle purchase | <0718-081513> 北京自動車工業社が8月2日に、陸軍から2,100両の BJ2022JC Brave Warrior 軽多 目的車を受注したと発表した。 Brave Warrior は3,200ccのターボ加給機付きディーゼルエンジンを搭載し、 1t車と1.5t車の二車種がある。 PLA 陸軍はソ連の UAZ469B のコピーで40年以上も使用している BJ212 シリーズの後継として装備し、その半数以上 を台湾と対峙している福建軍管区に配備する。 |
2007.07.16 | Inside the Army | Army updating estimated FY-08 supplemental funding needs | <0717-071613> 米陸軍は総額$82.4BにのぼるFY-08補足予算の内容を検討中であり、特にイラク派遣部隊の追加と現地で使用する MRAP 車両 (Mine Resistant Ambush Protected) を数千両調達するとみられる。 細部は公表されていないが、兵員派遣に$13.2B、作戦及び補給整備に$46.8B、兵器の近代化に$21.2Bを要求している。 |
2007.06.29 | Yahoo | 韓国聯合ニュース記事 「次期歩兵戦闘装甲車の開発・・・」 |
<0713-062903> 韓国が開発していた世界最高レベルの性能を誇る次期歩兵戦闘装甲車 K-21 の開発が完了し、国防科学研究 所が29日に開発完了報告会を開催した。 K-21 は韓国の独自技術で開発され、40mm砲と ATM を搭載し、水上 でも時速6km以上で走行できる。 1999年末に開発が始められ、総額910億ウォンが投じられた。 |
2007.06.22 | 朝鮮日報 | 「世界最高クラス」韓国産戦車・・・ | <0713-062201> 世界最高クラスの性能を持つ XK-2 次世代戦車『黒ヒョウ』や、KT-1 基本練習機 『雄飛』がトルコに輸出される。 今回の輸出規模は XK-2 と KT-1 を合わせ、670億円以上 になり、国防産業史上二番目の規模の輸出となる。 XK-2 は120mm滑腔砲を主砲とし、1,500馬力のエンジンで最高速度時速70kmの性能を持つ55tの次世代戦車で、 生物化学兵器防護機能も備えている。 国防科学研究所(ADD)と現代自動車の系列会社ロテムなどが12年間で270億円余りを投入して 最近開発を終え、2011年から実戦配備される予定で、1両約11億円に上る。 |
2007.06.06 | Jane's Defence Weekly | IDF deploys Sentry Tech on Gaza border | <0713-060613> イスラエルがガザ地区との境界に Rafael社が開発した Sentry Tech 無人監視戦闘システムの配備を始めて いる。 Sentry Tech は後方に配置された C4I 基地で前方の画像を監視し、国境侵犯者を発見すると遠隔操作 で fortfield emplacement に設置された0.5cal または7.62mm機関銃を装備するweapon station で射撃を行う。 C4I 基地では最大15ヶ所の weapon station を管制できる。 |
2007.06.04 | Defense News | Israel's robo-shooters | <0713-060401> イスラエル軍は、ガザ地区との国境沿い約60kmに Rafael社が開発した無人射撃システム See-Shoot をこの 秋までに配備する計画で、最終試験を実施中である。 See-Shoot は侵入者を探知識別する複合センサネットワークで、自動または半自動で射撃の可否を決定する 地上局及び Cal .50 機関銃発射装置からなり、国境から数百㍍以内に適宜配置する。 システムは今後、ミサイル発射も可能となる。 |
2007.03.21 | Jane's Defence Weekly | China reveals thermobaric rocket | <0708-032103> 中国の Xinshidai社が RPG-7 から発射するサーモバリック弾 WPF2004 を開発した 。 WPF2004 は3.2kgで、初速は89m/s、発射後35m~50mでアーミングされる。 0.45m×0.45mの標的に対して精度ある射撃の 最大射程は200mである。 WPF2004 は RPG-7 のほか、Norinco社製の Type 69-1 対戦車ロケット弾の発射機からも発射できる。 Type 69-1 は全長884mm、 重量4.2kgで、1,000mの有効射程を持つ。 |
2007.02.21 | Jane's Defence Weekly | US moves to counter threat from more lethal roadside bombs | <0707-022101> 米陸軍は、路側設置型爆弾が高度化しているとして、その対応のため Humvee の扉を強化する Frag Kit 5 を現地に送っている。 新型爆弾は EFP (Explosively Formed Penetrator) と呼ばれ、米軍はイランの技術と見ている。 EFP は 新しいものではなく2005年中頃に初めて出現し、2005年末には装甲車両に対する重大な脅威になっていた。 |
【註:】 EFP (Explosively Formed Penetrator) 技術は、米国が CBU-97/CBU-105 SFW などに搭載している BLU-108/B スキート子弾が採用している。 センサ(図中左側)が軸線上に目標を検知すると信管が作動し装薬に点火する。 装薬には銅などでできた披帽が信管の反対側にあり、これが溶けて高速飛翔し、空気抵抗で形状を弾丸状に変えて目標を 侵撤する。 |
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2007.02.18 | Chinese Defence Today | Laser dazzling weapon | <0705-021801> 中国の武装警察が WJG-002 というレーザ眩惑銃を装備している。 有効距離は100m で、50m以内では視力を失う。 WJG-002 の発振波長は0.532~1.064nmで、本体重量は5kg、うち電池の重量は0.5kg である。 |
2007.02.07 | Jane's Defence Weekly | US Army seeks bunker-defeat munitions | <0705-020713> 米陸軍が BDM (bunker-defeat munition) 個人携行型バンカ攻撃兵器の調達に関心を示している。 BDM は M136 AT4 83mm対戦車弾と類似の設計で、陸軍はFY-07に6,645発の調達する可能性がある。 |
2007.01.29 | Defense News | US eyes hybrid truck to use less energy, provide power | <0705-012904> Oshkoshi社が開発中のハイブリッドエンジンを搭載する HEMTT A3 トラックは、 今後数千台の米陸軍及び海兵隊の大型輸送車両の後継となる。 HEMTT A3 は C-130 に搭載が可能な13tの8輪 車両で、2003年に陸軍の TACOM が開発を発注し、現在試作車両による各種走行試験等を行っている。 既存車両に比べ燃料消費は約20%低減され、搭載する大型充電器は戦地や災害派遣で大容量の電力供給が可 能となる。 |
2007.01.25 | Inside the Pentagon | Army to reprogram funds for Joint Light Tactical Vehicle | <0705-012502> 米陸軍は地雷や RPG に対する防護性を高めた新型戦闘車両 MRAP (Mine Resistant Protection) Vehicleの緊急調達に$70Mを要求し ている。 MRAP は現有 Humvee に比べ車体下部の耐弾性に優れる車両で、RfP を昨年11月に発簡、今月中に は機種選定を行い、5月までに所要の試験を行った後、3/四期に部隊配備する計画である。 MRAP は海兵隊との緊急調達計画であるが、長期的には JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) 計画を併行して実施中である。 |
2006.11.30 | Inside the Pentagon | General says LAVs deployed in Iraq will have to be replaced,overhauled | <0702-113002> 米海兵隊高官は、イラクで LAV (Light Armored Vehicle) の使用頻度が極めて高いため、早急に車両の更 新もしくは大規模なオーバーホールを行う必要があると述べた。 イラクでは通常1年間に相当する距離を1ヶ月で走行している。 |
2006.11.13 | Inside the Army | DARPA seeks Advanced Sniper Sighting system | <0624-111303> DARPA は狙撃銃に装着する照準システムである ASS (Advanced Sighting System) One-Shot の技術提案を各企業に求めている。 ASS は目視照準範囲内の横風を測定し、自動的に着弾点を修正する装置で、高い命中精度が要求される。 企業説明を11月20日に予定、提案企業から数社を選定し試作機の開発をめざす。 |
2006.08.31 | Inside the Pentagon | Army modefies Avengers to assist in urban ops | <0620-083105> 米陸軍はイラクでの市街戦能力を強化する目的で、クウェートに展開する8両の Avenger を改修した。 改修 は.50機関銃座の全周射撃を可能にし装備弾薬数を増加するもので、右側の Stinger 発射機は取り外される。 陸軍は対テロ用に改修型を引きつづき運用する方針である。 |
2006.08.28 | Inside the Army | Army modefies eight Avengers to assist troops in today's urban theater | <0619-082801> 米陸軍はイラクに展開する8両の Avenger 防空システムの改修を行った。 今回の改修は機関銃の全周射撃を可能とすると共に、搭載弾数を250から600発に増加するため、右側の発射ポッドを 取り外し銃座を設置した。 Avenger は今後も市街戦用に運用する意向で、今後銃架を中央に配置して1,200発を搭載し、車内から発射で きるよう改善を行う計画である。 |
2006.08.09 | Jane's Defence Weekly | US lab touts affordable man-portable missile plan | <0617-080913> 米海軍研究所が、安価携行ミサイル Spike 開発の予算化を狙っている。 Spike は10kg以下の小型ミサイルで、単価は$5,000に設定されている。 高度な技 術は使用せず、装甲で防護された目標を攻撃する。 特に市街地や対テロ戦に有効と見られている。 また UAV 搭載の武器にも適している。 |
2006.08 | Jane's Missiles & Rockets | KBP debuts Shmel-M rocket | <0617-080013> KBP 設計局が、RPO-A Shmel の後継となる Shmel-M ロケット弾を公表した。 Shmel-M は輸送用コンテナ 、発射装置 、ロケット推進のバレル、及び弾体で構成される。 弾体は中心軸に点火剤、その周囲に サーモバリック剤が収納され、弾頭に信管が付いている。 Shmel-M は RPO-A Shmel の12kgより軽い8kgで、サーモバリック剤は50%多い3kg搭載されている。 最大射程は1,700m、照準可能距離 は800m、実用有効射程は300mである。 |
2006.07.17 | Defense News | Smart munition from Textron | <0617-071707> Textron社は総額$115Mで IMS (Intelligent Munition System) の SDD を受注した。 IMS は米陸軍が開発中 の FCS の主要構成品で、ネットワークセンサと弾薬システムからなる。 LRIP は2008年に、部隊への配備は2010年に予定されている。 |
2006.07 | International Defence Review | German Army set to receive lightweight network-enable fire-support system | <0614-070005> ドイツ陸軍は2009年までに JARCN (Joint Airborne Reconnaissance and Combat Network) システムの初号 機を受領する予定である。 JARCN は4.5tの Wiessel 2 軽装軌車に搭載されるため CH-53 での空輸が可能である。 システムは自走120mm迫撃砲中隊を支援する部隊に装備され、8両の自走迫撃砲、中隊長車、2両の小隊長車、 2両の FC (fire control) 車、及び2両の JFST (Joint Fire Support Team) 車を連接する。 JFST はレーザ測距/照射器、IR イメー ジャを装備する。 |
2006.06.21 | Jane's Defence Weekly | Saab Avitronics launches LEDS hard-kill variant | <0613-062114> Saab社が LEDS (Land Electronic Defence System) の第三世代である LEDS-150 で、初めて接近するロケ ット弾やミサイルのハードキルを行う。 従来の LEDS-50 は警報のみ、LEDS-100 は警報と高速指向発射機に よる煙覆のみであった。 同社は更に LEDS-200 や LEDS-300 を計画している。 LEDS-150 は multi-spectral smoke screening による煙覆もできるが、Mongoose 弾によりハードキルがで きる。 Mongoose は指向性ブラストにより接近するロケット弾やミサイルを、6~25m の距離で方向を変えさせるか誘爆させることができる。 |
2006.05.31 | Jane's Defence Weekly | Modular wing extends jumpers' travel distance | <0612-053114> ドイツの ESG社がドイツ陸軍の特殊部隊用に開発している滑空型パラシュートを公表した。 Modular 翼を 取り付けることにより、30,000ftから降下すると200km飛行できる。 また100kgの装備を装 着しても40km飛行できる。 Modular 翼を取り付けない場合には27,000ftから降下して48km飛行する。 同社は2006年末まで試 験を続け、システム全体を2007年中には完成する。 今後同社は UAV 用の小型ターボジェットを搭載し、高々度からの降下をしなくても長距離滑空できるシステ ムを開発しようとしている。 |
【註:】 ESG社のウェブサイトによると、この Modular 翼は翼端長1.8mの カーボンファイバ製で、Gryphon と呼ばれる。 システムは酸素吸入装置から航法装置まで、66個モジュール、18個サブシステムで構成 されている。 |
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2006.05.29 | Inside the Army | Joint Light Tactical Vehicle up for JROC approval this summer | <0615-052907> 米陸軍と海兵隊の Humvee 後継の共通装備として研究開発を開始した JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) の期待性能書の審査が8月に予定され、2007年5月以降本格的な開発に移行する。 JLTV には両軍の要求をそれぞれ満たすと共に、共同の作戦戦闘に対応可能な性能が求められており、2004年9月に JROC が承認した HMMWV の運用要求書を基に研究開発が開始された。 |
2006.05.22 | Defense News | US Army retools to face new enemy | <0615-052202> 現在、戦闘様相は大きく変化し、対テロ戦でのIED対策が大きな問題となっており、戦闘のネットワーク化が 軍全体として要求されている。(以下略) |
2006,05.22 | Inside the Army | Rumsfeld directs more spending on Non-lethal weapons | <0614-052203> ラムズフェルド国防長官は、対テロ及び本土防衛に必要な NLW (Non Lethal Weapon) の開発と装備化の推進 を指示した。 主担任は海兵隊で統合計画局を組織、FY-08~FY13での各種 NLW の実用化をめざす。 計画局には DoD の装 備調達局、SOCOM、沿岸警備隊の他、エネルギー省、国家安全省、法務省が参加している。 |
2006.04.26 | Jane's Defence Weekly | Denel's G6-52L achieves 75km range record and PzH 2000 demonstrates increased capabilities | <0610-042601> 南ア Denel社の G6-52L 155mm SP 砲が、V-LAP (Velocity-enhanced Long range Artillery Projectile) 弾 を用いて射距離75kmの新記録を樹立した。 射距離誤差は0.38%、方位誤差は0.58milで、初速は1,030m/sであっ た。 G6-52L は52口径で、V-LAP は RAP/Base-Bleed 弾である。 |
2006.03.30 | Inside the Pentagon | Operational tests begin for Enhanced Night Vision Gogle | <0610-033004> 米陸軍は今月初めから新型暗視ゴーグル ENVG (Enhanced Night Vision Goggle) の運用試験を開始している 。 ENVG はヘルメット装着型で、画像増幅技術の採用と長波 IR センサの組み合わせにより、微細な光源でも明瞭な画像を得ることがで き、既存装置よりも高い解像度を光源に拘わらず得ることができる。 |
2006.03.06 | Inside the Navy | Marine Corps plans to develop Rocket-assisted Mortar for EFSS | <0608-030613> 米海兵隊は V-22 Osprey に装備する EFSS (Expeditionary Fire Support System) 用の120mm迫撃砲弾の射程延伸 を計画している。 現有砲弾は射程約8,000mであるが、海兵隊はロケット推進により13km以上に延伸す る計画である。 EFSS は 2004年に Deneral Dynamics社が開発を受注、弾は Thales社と EADS社の共同企業体である TDA Armament SAS社が製造してい る。 |
2006.03.06 | Inside the Army | Hybrid Humvee working through several weight,cooling problems | <0608-030610> 米陸軍 TARDEC 当局は、Hybrid Humvee の開発にあたり重量、大きさ及びエンジンの冷却機構に問題を生じて いることを明らかにした。 陸軍はFY-06に$23.8Mをハイブリッド車両の研究に充当し、FY-07に$23.7Mを要求しているが、ハイブリッド装置の重量及び規模は制限 を超える寸前にあり、エンジンの冷却機構も更に小型化しなければならないとして Hybrid Humvee の実用化の時期についての明言化を 避けている。 |
2006.02.20 | Defense News | Replacing the Humvee | <0606-022002> 米陸軍と海兵隊は Humvee の後継となる JLTV (Joint Light Tactical Truck System) の開発に着手した。 開発にあたってはイラクとアフガンの戦訓から砲弾だけでなく6~10kgの地雷に対する耐弾性が重視され、ハ イブリッドエンジン等の最新車両技術が適用される。 JLTV の要求をまとめるため、3両の実験車両が試作され1月から Ft.Lews で試験走行が行われている。 試作車両は Humvee より大型 で、航続距離は二倍の700哩、人員輸送用には6名用と9名用を開発する。 |
2006.02.15 | Jane's Defence Weekly | UK awards contract for bunker-buster weapon | <0605-021513> 英国防省がドイツの Dynamit Nobel Defence社に、$69.7Mで ASM (Anti-Structures Munution) の製造及び 5年間の保守を発注した。 ASM は歩兵が装備し、建築物や壕内に潜む敵を攻撃する武器で、重量 10kg以下で閉鎖された空間でも使用できることが求められてい る。 弾頭はサーモバリック式ではなく、破片効果より爆風効果に期待する。 Dynamit Nobel Defence社の ASM はタンデム弾頭方式になる模様で、有効射程は500m と見られる。 |
2006.02.15 | Jane's Defence Weekly | China tempts Thailand with modified MBT | <0605-021507> 中国 NORINCO社がタイ向けに Type85-Ⅱ MBT を改良した Type96T MBT を開発し試 験を終了した。 Type96T は41tで730hpの V12 エンジンを搭載する。 主砲は125mmで携行弾数は40発である。 タイは現在15年前に中国から購入した108両の Type69-Ⅱ MBT と450両の YW531-H APC を装備している。 |
2006.02.09 | Inside the Pentagon | Spider munition program to enter operational testing nexy year | <0606-020902> 米陸軍の対人用弾薬である Spider XM7 NCM (Network Command Munition) の最終開発試験が終了した。 RLIP の決定は3月に予定され、2007年1月から運用試験を計画している。 Spider には自爆及び自動非活性化機能を持たせており、戦闘終了後の非戦闘員への損害を削減することが期待されている。 |
2006.02.01 | Jane's Defence Weekly | China develops 155mm/52-cal howitzer | <0604-020103> 中国の Norinco社が、155mm 52口径自走榴弾砲 (SPH) を開発した。 名称は恐らく PLZ52 又は Type 05 に なるであろう。 PLZ52 は陸軍が数年前に採用した PLZ45 155mm 45口径 SPH と同じ車体を使用しているが、中国陸軍向けか輸出用かは定かではない。 PLZ52 はロシアが1990年頃に装備化した 2S19 152mm SPH と良く似ており、現在ロシアは 155mm 52口径砲を搭載した 2S19M1 を輸出している。 |
2006.02 | International Defense Review | Modernised dragpn: China aims for a leaner, rapid-reaction People's Liberation Army | <0604-020014> 陸軍は MBT、軽戦車、IFV、APC を装備し、MBT は Type 59 を主力に Type 69/79/88/98/98-1/99 など6,500両、IFV は4,700両にのぼ る。 |
2005.11.21 | Inside the Navy | EFV's operational assessment starts in January at Camp Lejeune | <0603-112105> 米海兵隊は EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) の運用評価を2006年1月から開始する。 DoD の LRIP 決定は2006年9月に予定されている。 EFV 計画は FY-06予算を削除され、計画を大幅に変更、調達数は416両から208両に削減された。 IOC は2年遅れの 2010年になり、FRP の決定も FY-10に延期された。 |
2005.11.17 | Inside the Pentagon | Army cancels solicitation on next-generation Small arms | <0602-111703> 米陸軍は10月31日に予定していた将来小火器の RFP 発簡を中止した。 RFPは OICW (Objective Individual Combat Weapon) に関するものであるが、陸軍はイラクでの戦訓を取り入れた要求にするため、8月 以降内容の充実に努めているが予定した RFP 発簡時期に間に合わなかったのが原因である。 発簡時期は未定であるが計画は継続している。 |
2005.11.02 | Jane's Defence Weekly | South Korean companies reveal 6x6 contract contenders | <0522-110210> 韓国軍の次期 6x6 装甲車受注を巡って3社が競っている。 新型装甲車は陸海空軍での装備 が計画されている。 いずれも陸上最大速度は100km/h、乗車定員は2名の乗員数を含め12名である。 Rotem社の Scorpion は15.7tで水上速度11km/h、航続距離700km、Doosan社 の Blach Fox は16tで水上速度8km/h、航続距離800kmである。 Samsung社の案は水上速度 が10km/hである。 |
2005.10.27 | Inside the Pentagon | Marine Corps to send Hybrid vehicles to Iraq | <0524-102702> 米海兵隊は DARPA が ACTD 計画で開発した4台のハイブリッド RST-V (Reconnaissance,Surveillance and Targeting Vehicle) のうち2台を来年イラクに派遣する。 ハイブリッド RST-V は偵察監視器材、指揮通信機材を搭載し、生存性を強化した車両で、MV-22 Osprey に搭載可能 である。 海兵隊はイラクで実戦的な各種機能の確認を行う。 |
2005.10.03 | Inside the Navy | Dragon Fire Motor to be tested for role in Counter-Motor System | <0522-100304> 米海兵隊は Dragon Fire Ⅱ 120mm迫撃砲の発射試験を来月予定しており、対迫撃砲戦の効果が確認されれば 陸軍の CRAM (Counter Rocket and Mortor) 計画に組み込まれ、速やかにイラクで運用 される。 Dragon Fire Ⅱ は重量3,000-lb、敵の迫撃砲弾発射から41秒以内に反撃することが要求され、V-22 Osprey 搭載用に開発された ITV (Internally Transportable Vehicle) 又は RSTV (Reconnaissance, Surveillance and Targeting Vehicle) で牽引する。 基地防護が主である CRAM の構成品はレーダと大型トレーラ搭載 Phalanx であるが、Dragon Fire を加えることにより機動能力が加わ ることとなる。 |
2005.10.03 | Inside the Army | Conracts for next-generation Army vehicle may include Hybrid option | <0522-100303> 米陸軍が2004年から ACTD として実施中の次世代車両開発計画 FTTS (Future Tactical Truck Systems) は ハイブリッド車両が含まれる可能性が高まっている。 陸軍では戦闘間の燃料消費率、耐久生存性、整備性の向上を強く求めており、今年初めに Stewart & Stevenson社が$8.9Mで受注した MSV (Maneuver Sustainment Vehicle) 試作ではハイブリッドエンジンの適用を提案している。 また、MSV 試作は11月までに更に2社と契約する計画で、Humvee の後継はおそらくハイブリッド車となるもの とみられている。 海軍と海兵隊もハイブリッドエンジン及び燃料電池搭載車両の装備化を検討しており、BAE社及び Ford社が設 計作業を進めている。 |
2005.09.26 | Inside the Army | Army to select more survaivable designs for future Humbee fleet | <0522-092611> 米陸軍はイラクやアフガンの戦訓から、軍用車両 Humvee の耐久生存性と戦地での整備性向上及び C4ISR 装備の規格統一をめざした改 善更新を計画している。 計画は ACTD として行われ、11月までに Humvee の後継となる試作車設計企業を数社選定し、FY-06 3/四期から試作品評価を予定して おり、採用の可否はFY-07はじめに決定される。 参加企業には ANG、Lockheed Martin、International Truck Co. 及び Stewart Stevenson が候補にあがっている。 |
2005.08.17 | Jane's Defence Weekly | US Army aims to create guided grenade | <0517-081709> 米陸軍が40mm擲弾の精度を高める SCORPION (Self Correcting Projectile for Infantry Operations) の研究を続けている。 SCORPION は磁力計と複数の加速度計で飛翔誤差を検出し、1個のエア ジェットで経路を修正して精度の向上を図るもので、従来の M203 では点目標にたいする正確な射撃は150mが限度であったのに対 して、射距離を250mまで延ばせる。 この研究は2006年9月まで続けられる。 |
2005.07 | National Defense | Incoming fire | <0516-070002> ・鋼製シェルタ(Kontek社) コンクリート掩体より75%以上軽量な高さ9.5ft、幅4×4~45-tの鋼製シェルタで、120mm迫撃砲弾に耐える。 ・防護盾 Modular Armored Security Shields(STS社) 厚さ3/8吋の鋼製盾で、小火器の連続射撃に耐える。 ・PVAB (Portable Vehicle Arresting Barrior:GD社) 45mile/hで走行する5tトラックを投射網で捕捉できる。 設置時間15分以内。 ・Zx20 Ballistic Camera(Extreme社 ) M-16 等の小火器の直撃にも耐える戦場監視カメラ。 ・M-Ⅱ FlashCam(mobilLED社) 長さ17吋、88,000燭光の強力フラッシュライト。 ・Talon Direct-Action System M-16、M240 機関銃を搭載する無人武装偵察車両で、300~400m離隔して操縦が可能。 コソボ、イラク、アフガン等で不発弾処理に運 用され、20,000回以上の処理実績を持つ。 ・Segway 2輪移動車 自動バランス制御の一人乗り電動二輪車で、時速は12.5mile、巡察警戒用として各軍が期待している。 |
2005.07 | International Defense Review | FCS trade-off process: the NLOS-C case study | <0514-070020> FCS の間接照準支援火力の中核となる NLOS-C (NLOS-cannon) は、計画当初には155mm 39口径砲が考えられていたが、C-130 による空輸の要求から砲身長が短く軽量な37口径や38口径も検討対象となった。 しかし39口径砲に対して37口径砲が1,949-lb、38口径砲が1,367-lb軽くなるのに対して、最大射程は39口径砲の40kmより短い32km、36km になる。 NLOS-C は結局軽量化と射程のトレードオフから、155mm 38口径砲に決まった。 BAE社製 M777 牽引155mm砲の砲身 M776 155mm 39口径砲を車載した CTD (Concept Technology Demonstrator) 砲で、4月19日ま でに既に1,000発の射撃を行っている。 |
2005.07 | International Defense Review | US Marine Corps purchases British hostile fire locator | <0514-070005> 米海兵隊が英国 Selex Sensors and Airborne Systems社(旧 BAE Systems Avionics社)と HALO Mk 2 (Hostile Artillery Location Mk 2) の購入契約を行った。 HALO システムは1ヶ所の指揮所と8~12ヶ所の観測所からなる音源標定装置で、 155mm砲を25kmで捕捉(56kmで捕捉した例もあった)し、Mk 2 型では ASP (Advanced Sound-ranging Programme) により、目標位 置を200mの精度で標定する。 |
【註:】 陸上自衛隊も HALO を16個システム購入し、一部はサマワに派遣されている部隊に装備すると伝えられている。 |
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2005.07 | International Defense Review | NLOS-C reaches a munitons milestone with 1,000 firings | <0514-070001> UD社は FCS の主力間接照準火器となる NLOS-C (NLOS-cannon) の CTD (Concept Technology Demonstrator) 砲の射撃を、既に1,000発以上行っている。 NLOS-C CTD はBAE社製 M777 155mm 39口径牽引砲の M776 砲部を、20t級の装軌車に乗せているが、実際の NLOS-C では口径比を38にすると共に薬室容積を減じることにより、 砲を680kg軽量化する。 このため M549A1 RAP 弾を用いた最大射程は、M776 が30kmであるのに対して24kmと 短くなる。 CCF は発射初期には補助空気ブレーキ、中期には4枚翼スピンブレーキ、終末は2弁の空気ブ レーキで弾道の補正を行う。 |
2005.06.15 | Jane's Defence Weekly | Research & development and technologies | <0513-061508> ・Horus UAV 戦車の120mm滑腔砲から発射可能な使い捨て式の UAV で、画像情報の取得に使用する。 2005年初期からイタリア国防省に納入してい る。
・Scudo Active self protection system (その他に、ステルス装甲、弾薬、発射薬などに関する記述) |
2005.05.02 | Inside the Army | Army to install lighter gun tube on Non-Line-Of-Sight Cannon in May | <0514-050204> 米陸軍は5月中に試作 NLOS-Cannon への新型軽量砲の組み込みを行う。 NLOS-Cannon は FCS 有人車両8機種のうちの1つで、車両重量を20,000-lb以下、C-130 での輸送を求められており、昨年陸軍は155mm砲 に現有の39口径砲に代え38口径砲を使用することを決めている。 試験は今月から2006年1月まで予定されているが、要求を満たす重量に達するまで、砲身をはじめ冷却システムその他についても軽量化 努力は継続して続けられる。 |
2005.04.27 | Jane's Defence Weekly | Japan seeks further HALO systems | <0510-042705> 陸上自衛隊は2002年に1基の HALO システムを購入して評価してきたが、結果が良かったため更に 15システムを購入しようとしている。 HALO は BAE社が開発した音響方式の砲迫標定装置で、複数のセンサを連接した情報処理により6,500k㎡の範 囲での砲迫の発射を監視できる。 BAE社は同時に HALO と FADS (Field Artillery Data Processing System) とのインターフェスも提供している。 HALO は Mark1 が Bosnia や Kosovo で使用されており、現在は新型の Mark2 が開発されている。 陸上自衛隊はイ ラクで活動している部隊への緊急配備を予定している。 |
2005.04.25 | Defense News | MEADS win may be trigat's loss | <0514-042507> ドイツ国防省は MEADS の SDD 共同開発が決定したことで、陸軍の長射程対戦車ミサイル Trigat-LR の今年度導入を見送った。 Trigat-LR は EADS-LFK社が開発を進め、今年度800発を導入する計画であったが、計画は2007年度以降に延期、導入中止の可能性も出 てきている。 また、スペインへの輸出計画も見直しが行われる。 |
2005.04.13 | Jane's Defence Weekly | US speeds development of non-lethal weapons | <0509-041309> 米陸軍は、車両搭載型非殺傷兵器 JNLWD (Joint Non-Lethal WEapons Directorate) を 2~3年以内に配備しようとしている。 JNLWD は HMMWV 搭載40mm又は62mm自動擲弾銃から発射されるシステムで、0.60吋径のゴ ム弾を Mk19 又は Mk47 自動擲弾銃から発射する。 発射速度は275~350発/分で、10m~50m或いはそ れ以上の距離で使用する。 将来は Mk19 から発射する射程500m~1,000mの閃光弾や催涙弾が計画されており、2009年 に装備化する。 現在の閃光弾は1~3秒間有効であるのに対して、新弾は10~20秒、更に2分間の目つぶし効 果を狙っている。 |
2005.03.09 | Jane's Defence Weekly | EADS in line for self-protection system contract | <0507-030907> EADS社が、ドイツ陸軍の Puma IFV に搭載する MUSS (Multifunctional Self- Protection System) の開発最終段階と試験の契約を$27.8Mで受注した。 MUSS はレーザ及びミサイル警報装置と共に、 4基が IFV の砲塔に搭載される。 MUSS は第一世代及び第二世代対戦車ミサイルに対しては誘導装置の妨害を行い、第三世代対戦車ミサイルやレーザ誘導兵器に対して はその視野をマスクする。 更に運動エネルギ弾に対しても限定的に対応能力を持つ。 |
2005.03 | International Defense Review | SAAB wins UTAAS | <0506-030006> SAAB社が BAE社の子会社である Land Systems社から UTAAS (Universal Tank and Anti Aircraft System) FCS を$87Mで受注した。 UTAAS はオランダ陸軍の CV9035 Mk 3 IFV 184両に取り付けられる。 UTAAS は射手が車体の動きから独立して照準を行い、砲を連動させるシステムで、1,000基以上がフィンラン ド、オランダ、ノルウェー、スイスなどに販売されている。 |
2005.02.16 | Jane's Defence Weekly | Japan funds new soldier system | <0505-021612> 防衛庁が総額$18.9Mで、Land Warrior 計画と類似の「次世代近接戦闘情報共有化研究 」を進める。 計画は二段階に分かれ、主契約社は日立製作所になっている。 2005~2007年に行われる第一段階は7億円で、防弾技術を含む基本技術とソフトウェアの研究がおこなわれ、 2007~2008年の第二段階は12億円でシステムの試作が行われる。 システムは88式鉄帽を元に、Head-mounted Display や Video カメラ、GPS を取り付けた Integrated Helmet、及びディジタルマッピ ング、個人装備火器、89式小銃取り付け用の IR センサ、レーザ照準具などが含まれる。 |
2004.12.20 | Inside the Army | Army plans to demonstration Electromagnetic gun capability by 2010 | <0504-122001> 米陸軍は戦車搭載用の電磁砲を試作し、2010年までに各種技術実験を行う計画で、 FY-05予算として議会は陸海軍及び DARPA の共同研究に$56.6Mを配分した。 陸軍は口径25mmの発射弾により研究を行い、実験が順調に進めば更に10年をかけて FCS 車 両への搭載を目指す。 |
2004.12.09 | Inside the Pentagon | General: Joint Ground Combat Vehicles office could be five year away | <0504-120901> 米陸軍と海兵隊は、5年以内を目途に次世代軍用戦闘車両開発の合同プログラムオフイスを設立する。 陸軍は2014年に FCS の地上車両を、海兵隊は2018年~2020年に MEFFV (Marine Air-Ground Task Force Expeditionary Family of Fighting Vehicle) を装備化する計画で、合同オフイスの設立は開発経費の低減と設計の効率化が目的である。 |
2004.11.15 | Inside the Pentagon | General Dynamics wins contract for Marine Corps' EFSS and ITV | <0503-111505> General Dynamics社は米海兵隊の EFSS (Expeditionary Fire Support System) と ITV (Internally Transport Vehicle) を $18Mで受注した。 契約額は最終的に $296Mに達する。 EFSS は高機動車2両からなるガンシステムで、ヘリ又は V-22 Osprey による輸送ができる。 ITV は軽量か つ高機動の装輪戦闘車両で、V-22 の機内に収納が可能である。 当初契約は EFSS 及び ITV の計画管理、技術開発支援で、海軍は FY-06~FY-11に EFSS 66セットの調達を要求する。 |
2004.06.28 | Inside the Army | Army to research and development for Future Tactical Truck | <0414-062802> 米陸軍は将来輸送用車両 FTTS (Future Tactical Truck System) の研究開発を今年から開始する。 陸軍は将来の導入構想を決めていないが、計画では HMMWV の後継となる2.5t以下の UV (Utility Vehicle) と、現有の中大型車両の後継となる11t以上の MSV (Maneuver Sustainment Vehicle) の2車種の開発装備を目 指している。 FTTS は昨年 ACTD項目として承認されており、陸軍の戦術用車両に関する様々な先進技術を研究する。 研究は2段階に区分され、 Phase1は6社程度を選定して Modeling&Simulation を2005年夏まで行い設計構想を確立し、Phase2は数社により車両を試作し、2006年 5月から9月の間に評価査定を行う。 |
2004.05 | International Defense Review | US explores new 105mm howitzer designs and technologies | <0409-050012> GDLS (General Dynamics Land System)社が、南アフリカの Denel社、Northrop Grumman社、Raytheon社など と組んで、LAV Ⅲ 装輪装甲車搭載105mm自走榴弾砲を 自社開発している。 射程は 噴進なし で4~30kmで、携行弾量は最大60発となっている。 一方 United Defense社も Stryker装輪装甲車(米陸軍が採用した LAV Ⅲ)搭載の V2C2 105mm砲を開発して おり、こちらの射程は噴進なしで24km、噴進で30kmである。 |
2004.04.28 | Jane's Defence Weekly | GDLS/Denel team test fires 105mm howitzer | <0409-042803> カナダの GDLS (General Dynamic Land Systems) と、南アフリカの Denel Ordenance社が、米陸軍 FCS NLOS-C (Non-Lone-Of-Sight Cannon) 用に 105mmSPH を試作し43発の試射を行った。 この試射でベースブリード 方式の新ファミリ105mm弾は4km~32kmを飛翔した。 NLOS-C には United Defense社が155mm砲を提案している。 |
2004.04.14 | Jane's Defence Weekly | Decision time looms over core elements of US Army's FCS | <0408-041410> 米陸軍は今年後半に、FCS に関して幾つかの決断に迫られている。 ・車両:装軌か装輪か ・ICV 搭載火器:40mmか30mmか ・MCS 搭載砲:105mmか120mmか ・MRM (Mid-Range Munitio) :ATK社製か Raytheon社製か BLOS を射撃する誘導砲弾で、必須射程は2~12km、望ましくは2~16km ・NLOS-Cannon:105mmか155mmか |
2004.04.14 | Jane's Defence Weekly | Cannon enters automotive trials | <0408-041401> United Defense社は、2002年8月に Crusader 155mm砲の開発中止の直後に FCS の構成要素である NLOS-C (Non-Lone-Of-Sight Cannon) の155mm砲技術実証機 (CTD : Concept Technologies Demonstrator) を 受注して2003年8月から発射試験を実施し、既に250発以上の試射を行っている。 陸軍はまだ NLOS-C を155mmに決めたわけではなく105mmの可能性も残しているが、既に155mm砲用の経路修正 弾 Excalibur の開発に相当な投資を行っている。 Excalibur は CEP≦20m の精度を持つ。 |
2003.10 | Jane's Missiles & Rockets | ARDEC tests scramjet powerplant for tank gun projectiles |
米陸軍 ARDEC (Armanent Research nadDevelopment Center) が、スクラムジェットを用いた120mm戦車砲用噴進弾
の研究を行っている。 現在は実験室レベルの発射試験を行っているが既に100mm弾で Mach 7 を記録しており、成功すれば2005年に 120mm弾の開発に入る。 この研究に海軍は 155mm AGS 砲用に、空軍は AC-130 ガンシップ搭載105mm砲用に、関心を持っている。 |
2003.09.17 | Jane's Defence Weekly | US Non-Line-of-Sight Cannon demo platform fires first rounds | 米陸軍が M109 自走砲に替えて2008年から FCS 用に装備する NLOS-C (Non-Line-of-
Sight Cannon) の技術検証試作機が、8月26日に初めての発射試験を行った。 NLOS-C は、砲に米陸軍と海兵隊用に生産されている BAE社 (Royal Ordnance) 製の XM777 155mm軽量牽引榴弾砲 を使用している。 |
2003.09.15 | Inside the Army | NLOS Cannon demonstrator begins stability testing of 155mm fire | NLOS Cannon システムの23t車両での155mm砲による実射安定度測定試験が行われている。 NLOS Cannonは FCS の構成装備となる榴弾砲で、20t以下の車両搭載と C-130 での空輸が要求されてい る。 一部には20t車両では155mm砲の安定射撃が出来ないとの批判もあり、先週から26発の減装弾による試験を開始している。 当局は続い て最大射程射撃及び毎分6発の連続射撃を行い、年末までに150発を発射し車両の安定性を確認する。 NLOS Cannon は実射試験終了後、FCS の全般計画に基ずきシステム開発に移行するが、20t以下の車両搭載はこの段階で実装化する。 |
2003.08.04 | Defense News | Future weapon program could be broken up | 米議会はFY-04の予算法案の中で、陸軍の FCS 計画を3部門に分割し
て開発を進めることを求めている。 これは FCS プロジェクトが1つの事業としては大きすぎるため、計画管理が不充分になる懸念を示したもので、適正な管理を行うため FCS から Network Fires (NLOS-Missile System) と Objective Force Networked Fires (NLOS- Cannon) の2計画を分離すること要求している。 FCS 計画は18種類の車両及び有無人航空機をネットワーク化して運用するもので、2010年の装備化を予定している。 |
2003.08 | National Defense | Army tests scramjet kinetic energy tank rounds | 米陸軍 ARDEC はスクラムジェット推進の対戦車用 KE (Kinetic Enargy) 弾の試験を行って
いる。 同研究所は今年4月から7月の間、口径101mmの供試弾により発射試験を4回行い、高度100,000ftの環境を模擬した状況で Mach 7 を記録した。 2005年までには120mm戦車砲からの実射試験を行う予定。 供試弾は先端に8個のスクラムジェット燃焼チャンバーを持ち、その後端に安定翼を取り付けた構造で、 最大速度は Mach 5 (sea level)に達する。 陸軍は120mm弾を FCS の戦闘車両に搭載する計画で、実用弾は射程4km、取り扱い操 作が安全かつ容易で20年以上の耐用命数を要求している。 |
2003.07.07 | Inside the Army | Army,Combatant Command to update deployment plans for Stryker | Stryker 戦闘旅団の展開に要する時間は、陸軍が目標とする96時間 (4日) には至らず、現状では5~14日を要するた
め、輸送手段等の見直しが必要と GAO は指摘している。 米陸軍は Ft.Lewis に駐屯する第1旅団の運用評価試験を最近終了し、年内にも前方展開が可能としているが、DoDは、96時間は目標値 であり、実際は5~14日の期日と空軍が保有する C-17 と C-5 全機の三分の一が必要となるため、速やかに所要 の対策を行うことを求めている。 |
2003.05.21 | Jane's Defence Wekkly | Future Combat Systems approved to proceed | FCS 計画が、次の段階である SDD (System Development and
Demonstration) Phase に移行することを DoD が承認した。 SDD は、$14.92B かけて2010年まで続けられる。 陸軍の計画では最初の FCS 装備品は2008年に Objective Force 部隊に装備され、2010年に Objective Force の旅団規模部隊である 'Unit of Action' にフル装備され、同部隊は2012年に Operational になる。 |
2003.04.23 | Jane's Defence Weekly | Large-calibre 'super tank' being developed in China | 中国が1990年代始めから、152mm砲を搭載する MBT (Main Battle Tank) を開発中の模様で
ある。 新戦車には新型装甲や、アクティブ装甲が使用されている。 この中国の計画にはロシアの技術支援がある模様であるが、ロシアが開発中の次世代戦車は135mm滑腔砲を外 部搭載するシステムである。 中国現有の最新型戦車は、125mm滑腔砲を搭載する Type 98 である。 |
2003.01 | National Defense | Hybrid-electric vehicles not yet ready for the battlefield | 米陸軍は燃料消費量の削減を目的に、兵員輸送車と大型トラック用としてハイブリット電気エンジ
ンの適用を採用している。 ハイブリッドエンジンの搭載候補には HIMARS 発射車両や MEADS が候補に挙がって いる。 陸軍の TARDEC (Tank-Automotive Armaments Reseach,Development and Engineering Center) は今年、$5M を投じ、早期に軍用車両に 活用するため数台の民生ハイブリッド車両を購入し各種試験を行う予定。 民間では現在、トヨタとホンダが唯一ハイブリッド車両を生 産している。 陸軍はまた、今年度から$10Mの予算で燃料電池の研究開発を開始する。 この技術は車両搭載の他に、 OFW への適用が期待されており、兵士が72時間活動する時に使用する電池の重量 は6~10-lb以下が要求されている。 |
2002.12 | International Defense Review | UDLP FCS contenders debut at AUSA | UDLP (United Defnse LP) が、FCS用車両の2候補を AUSA で展示した。 ┏━━━━━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓ ┃ 車 種 ┃ FCS-T ┃ FCS-W ┃ ┣━━━━━━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫ ┃ 型 式 ┃ 装軌 ┃ 装輪 ┃ ┠────────╂──────╂──────┨ ┃ 重 量 ┃ 16 t ┃ 16 t ┃ ┠────────╂──────╂──────┨ ┃ エンジン ┃ディーゼル ┃ダスタービン┃ ┃ (馬力) ┃ (400 hp) ┃ (400 hp) ┃ ┠────────╂──────╂──────┨ ┃ バッテリ ┃ リチウム・イオン ┃ 鉛蓄電池 ┃ ┃ ┃ 600V 167kW┃ 120 kW ┃ ┠────┰───╂──────╂──────┨ ┃ ┃路 上┃ 90 km/h ┃ 120 km/h ┃ ┃最高速度┠───╂──────╂──────┨ ┃ ┃路 外┃ 64 mph ┃ 67 km/h ┃ ┗━━━━┻━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┛ FCS-W には Sarnoff社製 See-Through Terret Visualization システムが取れ付けられている。 このシステムは前方5台、後方3台の カメラが取り付けられ、これら8台からのビデオ映像は搭載コンピュータにより、1枚のパノラマ画像に構成される。 |
2002.11.06 | Jane's Defence Weekly | Chinese Type 98 tank fires laser-guided missile |
中国の最新型 98型戦車は、125mm 50口径滑腔砲から、ロシア製 9K119 Reflecks (AT-11
Sniper) と類似のレーザ誘導ミサイルを発射できる。 ミサイルの射程は5,000mで、主砲の射程外の目標を射撃できる。 弾頭は HEAT (HE Anti-Tank) で通常装甲700mmを貫徹するが、ロシアではごく最近、リアクティブ装甲を撃ち抜くタンデム HEAT 弾が開発されている。 主砲は分離装填で、自動装填機には22発が装填されている。 98型戦車は1998年に装備が開始されたが現在も引き続き開発中で、間もなく改良型が装備化される。 |
2002.10.23 | Jane's Defence Weekly | United Defense unveils FCS duo | 米陸軍の FCS 用に United Defense社が開発中の装輪 (FCS-W)/装軌 (FCS-T) 車両が
、今週開かれた AUSA (Association of hte US Army) で発表された。 FCS-W は 'Pegasus' と呼ばれ、ガスタービン/電気モータ併用のハイブリッド推進で、ガスタービン、電気 、ハイブリッドの3種類の推進モードを持つ。 最高速度は112km/hで、0km/h → 48km/h への加速性能が6.5秒である。 車体はチタニウム(下部)、アルミ・リチウム、ポリマコンポジット、セラミックなどで成り、全面が14.5mm弾への 抗堪、前方が30mm弾への抗堪性を持つ。 |
2002.10.07 | Inside the Army | Key advisory panels recommend 120 millimeter cannon for the FCS | 米陸軍の Object Force 計画当局はこのほど、FCS に使用するカノン砲について120mm
滑腔砲を中心に計画を進めることを明らかにした。 砲の選定は陸軍システム分析局 (AMSAA) で行われ、120ミリ 滑腔砲の他 105mm 滑腔砲、105mm 施線砲、105mm Super Shot 及び 105mm MRAAS(Multi-Role Armament Ammunition System) が候補となっていた。 選定結果は重量よりも火力を重視したものだが、C-130 への搭載を含み車両搭載設計上の問題が今後の課題となる。 |
2002.09 | National Defense | US future combat vehicle sets tone for other nations | 欧州諸国は FCS の導入にはさほど興味を示していないが、
戦闘車両の開発には大いに注目している。 これは、世界的に新型戦車の受注が減り、替わって機動力に富む軽量戦闘車両の需要が増えているのが背景に あり、現在、英、独、蘭、3ヶ国共同で、MRAV (Multi-Role Armored Vehicle)を、仏が VBCI 歩兵/指揮統制 用車両を開発している他、英は FRES (Future Rapid Effects System) の研究を進めている。 なお、欧州では関連技術の成熟度から FCS の 2008年実用化は難しいとの観測が強まっている。 |
2002.08.26 | WIRED | 「フォース」で輸送車をロケット弾から守る米軍 |
兵員輸送車などの軽装甲車両に対する RPG ロケット弾への防御策として開発されているのが、電気的な「フォース」
、つまり電気装甲である。 ロケット弾で使用される成形炸薬弾の破壊力は、2,200m/sec という高速高温のメタルジェットによってもたらされる。 電気装甲システムは、車両が通常供給できる電力を電源とし、極めて強力な電流を 流すことによって、噴射されるメタルジェットを遮断する。 これによって破壊的なジェット噴流は消散するか 、溶解したり粉末状になった比較的無害な残骸が車両の周囲に散乱するだけになる。 最近イギリス軍が実施した機能実証テストでは、電気装甲システムを装備した兵員輸送車は、ロケット弾攻 撃を受けても、へこみとかすり傷程度のダメージしか受けなかった。 |
2002.08.21 | Jane's Defence Weekly | Future US Army fire-support system 'not Crusader' | 米陸軍は今月 Crusader 155mm HSP の計画中止を正式決定し、それに代わる新しい軽量自走
砲 NLOS (Non-Line-of-Sight) Cannon(別名 FCS Cannon)の開発を進めている。 NLOS は、Crusader が 40tであったのに対し、C-130 で輸送可能であることを目指し、口径は105mmまたは120mm 、口径比39と小型になる。 しかしながら開発費は FY-03 に$368.5Mと、Crusader で予定されていた額より多くなっている。 |
2002.08 | Internqtional Defense Review | Leclerc prepared for future conflicts |
Leclerc社が、研究中の Leclerc 2015 計画を明らかにした。 2005年実用化を目指して
いる。 この計画の主たるものは、NLOS 目標を発見するため mini UAV を搭載するもので、発見した NLOS 目標に対 しては CGN-3D self-forging 弾頭付きの弾で交戦する。 この他にアクティブ防御用として、向かってくるミサイルに対して PAMPE (Riposte Anti-Missile Par Eclats) 弾を発射する SPATEM 発射システムを各コーナーに備える。 また、パッシブ防御用としては、屋上付加装甲に加えてミリ波デコイ及びミリ波チャフ弾 を発射する Galix 発射システムを装備する。 |