(Yahoo)
「ペルー軍の防空ミサイル入札、韓国企業が勝利 中ロ企業が不満」
「韓国防衛大手、インドに地対空誘導弾の輸出提案」
中国の Poly社が Avenger に酷似した FB-6A MLV (Missile Launching Vehicle) を開発した。 搭載車両も
Humvee に酷似している。 中国は民間車型の Humvee を輸入している。
イラクで12月9日と1月8日に、米空軍の C-17 及び C-5 輸送機が相次いでミサイルによるものとみられる攻撃を受け、バグダッド国際
空港に緊急着陸したが、人員に被害はなかった。 大型輸送機の対空砲火による緊急着陸は初めてのことで、軍当局は警戒感を強めてい
る。
2023.03.08
13:22Breaking Defense
Stinger replacement included in Army's FY24 budget request, service official says
<2304-030807>
米国がウクライナへStinger MANPADSを供与したことからStingerへの関心が高まり、その換装計画がFY24に開始される。
陸軍は2022年にStinger後継をM-SHORAD Inc 3に採用するとして10,000発の装備を考えている。
このため短期的な対策として現有Stingerの再生が考えられ、これにより少なくとも1,200発の新生弾が確保できる。
2022.10.19
16:21Inside Defense
Boeing, Lockheed, Raytheon submit proposals for next-generation Stinger missile
<2211-101912>
数百億㌦にのぼると見られる米陸軍のStingerに代わる次世代近距離SAMに、先週Boeing, Lockheed Martin, Raytheonの3社が名乗りを上げた。
陸軍は1万発以上を調達する計画である。
2022.10.12
Jane's Defence Weekly
India's DRDO tests VSHORADS missiles
<2301-101206>
インド国防省が9月27日、DRDOが開発中のMANPADSを元にしたVSHORADSの発射試験を2度実施したと発表した。 このVSHORADSはデュアルスラストロケットを使用し、低高度の経空脅威を近距離で撃墜する。
インドのVSHORADS調達は1999年にパキスタンとの間で生起したカルギル戦争で始まり、2010年にVSHORADS 800基とミサイル5,175発のRfPを海外企業に発簡した。
この契約は2018年11月にロシアのRosoboronexport社がIgla-S最安価であったことから選定され、2020年にIgla-S MANPADS発射機24基とミサイル216発が発注されその年の4月にIgla-Sを取得したが、VSHORADS 800基とミサイル5,175発は未だに保留状態にある。
2022.03.14
14:50ロイタ通信
米、ウクライナへ MANPADS 輸送急ぐ 武器拡散巡る懸念も
<2204-031405>
西側の武器提供により、ウクライナは米情報当局の予想以上に効果的にロシア軍と戦うことが可能になっているが、欧州で大量の武器を投入することはこれらの一部が悪の手に渡るリスクもはらんでいる。
国防総省が実施した2019年の調査でRAND研究所は、1970年代以降に60機以上の民間航空機がMANPADSにより撃墜され1,000人超の民間人が死亡したと推定している。 2019年時点で57の非国家武装集団がMANPADSを保有しているか、保有が疑われているという。
2022.02.23
Jane's Defence Weekly
China tests QW-12 missile capabilities
<2206-022302>
中国国営の環球時報が2月14日に国営CCTVの報道を引用して、QW-12 MANPADSの試験が行われたと報じた。
環球時報によるとQW-12は、IRの放射を極減しフレアを放出しながら飛行する攻撃ヘリを模して特別に設計された標的機を撃墜したほか、360m/sで飛翔する胴径122mmロケット弾の撃墜にも成功した。
QW-12が最初に公開されたのは2014年11月に開かれた殊海航空展で、QW-2 MANPADSの一種と見られている。 QW-2は射程500m~6km、射高10m~4kmのロシアのIgla-1 MANPADSと良く似ている。
2021.01
International Defence Review
US seeks Stinger MANPADS replacement
<2103-010008>
米陸軍が11月10日、FIM-92 Stingerの後継となるMANPADSのRfIを発簡した。 米陸軍は遅くともFY26までには競争試作契約をむすぴ、8,000発を発注する計画である。
2020.11.12
Inside Defense
Army issues RFI for MANPADS interceptor
<012-111207>
米陸軍が11月11日、Stingerに換えてMSHORADに搭載するMANPADSのRfIを発簡した。
これに伴いStinger-Reprogrammable MicroprocessorはFY23に廃止される。
2020.01.08
Jane's Defence Weekly
Russia's new Gibka-S VSHORAD system successfully comopletes its state trials
<2003-010807>
ロシア国防省が12月25日、Gibka-S至近距離防空システム (VSHORAD) の国家試験を完了したと発表した。
Gibka-Sは中隊長用指揮偵察車や防空大隊の装甲車にMANPADを装備するシステムで、MANPADとしては9M336 Verba、9M342 Igla-S、9M39 Iglaなどを発射可能状態に4発と予備弾として4発搭載できる。
指揮官車には高度10km、距離40kmを覆域とする1L122-1Eコンパクトレーダを装備し、移動間8km、固定間17km以内の6個戦闘車または4個MANPADS中隊を指揮できる。
2019.09.11
Jane's Defence Weekly
PIAP unveils ASBOP-Perkun air-defence system
<1911-091105>
Łukasiewicz Research NetworkのPIAP研究所がCRW社と共同でASBOP-Perkun全自動防空システムをMSPO 2019展に出展した。
ASBOP-PerkunはPIAP Ibis 6輪UGVを元にGromまたはPiorumミサイル2発をマニピュレータ腕に取り付けたもので、IR昼夜間サイトとIFFを搭載している。
用途は空港、港湾、製油所など重要施設の対空援護になる。
2019.08.27
Inside Defense
Army clears new, UAS-killing variant of Stinger missile for limited fielding
<1909-082707>
米陸軍AMC司令官ローヤー少将が6月21日、機動部隊の低空域防空能力強化のため、UAV撃墜用に新型の近接信管を搭載したStingerを一部に配備すると述べた。
2016.01
International Defense Review
Sweden set for latest RBS 70
<1602-010002>
スウェーデン陸軍がバルト海Gotland島で行われた演習にRBS 70NGを装備する第61防空大隊を参加させた。 RBS 70には
Mk 1、Mk 2、Bolideがあり、Bolideは射程が8,000m、射高が5,000mの性能を持っている。 レーザビーム
乗り方式観目線指令誘導のNGは、新型の軽量光学照準装置を使用している。
RBS 70NGは2015年10月にチェコが購入を計画していると報じられている。
2014.12
International Defence Review
Upgrade programme creates FIM-92J Stinger
<1503-120005>
米陸軍が、2,000発以上保有している老朽化した FIM-92E Stinger Block Ⅰ を FIM-92J に改修する。
FIM-92E は2005年に生産が開始された。
2014.11.19
Jane's Defence Weekly
CASIC unveils QW-19 MANPADS
<1501-111906>
CASIC社が珠海航空展に、新型の QW-19 MANPADS を出品した。 新型 QW-19 は
2010年に発表された QW-19 と外観は変わらないが、二波長 IR シーカとディジタル技術が導入され、目標の探知能力と対妨害性が高まっていると
いう。
2014.06.18
Jane's Defence Weekly
Grail quest
<1407-061818>
2013.01.19
Yahoo
新華網記事
<1302-011902>
ペルー軍が2012年12月3日、韓国 LIG Nex11社に$42.87Mで KP-SAM
MANPADS を発注した。
ペルー軍は当初、大量の MANPADS をチリと境を接する南部軍司令部の4ヵ所に配備する計画で、LIG Nex11社発射機18、ミサイル100発以上、携帯式レーダ3基を導入する
ことにした。
2011.10.03
読売新聞
携行型地対空ミサイル5千発、リビアで行方不明
<1111-100303>
リビアの反カダフィ派組織『国民評議会』の国防担当幹部が1日、カダフィ前政権が保有していた MANPADS 約5,000発
が行方不明になり、国際テロ組織の手にわたった可能性があることを明らかにした。
行方不明となっているのは SA-7 で、カダフィ政権は約2万発保有し、西部ジンタンなどに保管していた。 このうちの14,000発以上は今回のカ
ダフィ派と反カダフィ派の戦闘で使用されたり、反カダフィ派が破壊するか使用不能にしたという。
2011.04.20
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1105-042001>
韓国防衛大手の LIG Nex1社が韓国産の MANPADS『新弓』のイン
ドへの輸出交渉を進めている。 韓国軍関係者によると、同社はことし初めに提案書を提出した。 インド側は1~2年間試験を行うため、2014年ごろに結果が明ら
かになる。
新弓は2004年に戦闘使用可能の判定を受け、韓国軍に配備されている。
2010.12.08
Jane's Defence Weekly
China's air defences get mobile, multiply
<1101-120803>
先月開かれた中国航空博では、輸出向けの車載型や携行型の各種 MANPADS が展示された。
携行型では CASIC社が、QW-18 MANPADS の改良型で IIR 誘導と見られる QW-18A や、
更に発展させた QW-19 を公表した。
車載型では同じく CASIC社が FL-2000 及び FL-19 を展示した。 また EQ20520 は
23mm砲と QW-2 発射機2本を組み合わせたシステムである。
2010.05.26
Jane's Defence Weekly
Indonesia receives QianWei-3 missiles
<1007-052612>
インドネシア空軍が5月19日、2009年8月に中国に発注していた QW-3 SAM(註:MANPADS)を受領したと発表した。 同
空軍は既に QW-3 50発以上と QW-1 も保有しており、2008年には QW-4 を発注したとも伝えられている。
【註】
中国の瀋陽航空機社が2006年に公表した三機種 QW (Qian Wei) シリーズの新型 MANPADS は QW-1G、QW-11、QW-18 で、
2009.11
Jane's Missiles & Rockets
Poland displays new Grom air-defence system variant
<0912-110009>
ポーランドの Quantum 電気グループが Bumar社と共同で Grom MANPADS を改良した Piorun
を開発した。 Piorun は2006年に開発が開始された Grom-M で、2010年に開発を完了し2012年に運用が開始される。
Piorun は、速度が Grom の650m/sから660m/sに向上したため射程が5.5kmから6kmへ、射高が3,500mから3,600mに伸び
ると共に、SSKP が60%から70%に向上している。
2009.02
International Defence Review
Addition of missile proximity fuze aims for extra sting against UAVs
<0903-020005>
Raytheon社が Stinger に近接信管を取り付けて UAV 撃墜能力を向上させようとしている。 取り付ける近接信管は新
規に開発するのではなく、既存の AOTD を使用する。
米陸軍は2008年に行われた対 UAV 演習 'Black Dart' で、Stinger による mini UAV の撃墜に成功している。
2008.08
Jane's Missiles & Rockets
Igla-S air-defence system gains improved night sight
<0809-080026>
ロシアの Kolomna社製 KBM 9K338 Igla-S (SA-18) MANPADS の夜間
戦闘能力を向上させるために発射機に取り付ける IPN97M Mowgli-2M 照準眼鏡が、6月16~20日にパリで開かれた Eurosatory 防衛展で公表
された。
Mowgli-2M はフランスの非冷却小型ボロメータを元にした8~12μ帯の装置で、重量は1.75kgである。 視野角は
20゚×15゚あり、ヘリを昼間6km、夜間8kmで、戦闘機を昼夜間7.7kmで捕捉できる。
2007.11
Jane's MissiIes & Rockets
Thales develops extended-range Starstreak
<0724-110021>
Thales社が Starstreak の射程を7km以上に延伸した Starstreak Ⅱ を自社開発し
た。 Starstreak は従来も7kmまで飛翔は出来たが、9g旋回目標を撃破するだけの力が残っていなかった。 Starstreak Ⅱ は
Starstreak のソフトだけを変更するものであるため、発射機は既存のものが使用できる。
Starstreak は発射後 Mach 3.5 に達すると3発のレーザビーム乗り子弾を放出し、それぞれの子弾は旋回軌道を描きながら目標に接近
するが、Starstreak Ⅱ ではその旋回半径を子弾ごとに大、中、小に分けている。 旋回半
径の小さい子弾は UAV など小目標に適すると共にエネルギー損失が少ないことから射程が伸びる。 旋回半径の大きい子弾は大
型目標に適している。
2007.11
International Defence Review
New conflicts, old threats: GBADS nedager modern-day operations
<0722-110016>
ロシア:Strela-2/2M(SA-7), Strela-3(SA-14), Igla-1(SA-16), Igla(SA-18)
米 国:FIM-92B/C Stinger, Stinger RMP Block 1
英 国:Starstreak, Starstreak Ⅱ
仏 国:Mistral, Mistral Mk 2
中 国:FN-6, QW-1, QW-11, QW-18
その他:Grom 2(Poland)、Misagh-1(Iran)、Anza Mk Ⅰ/Ⅱ(Pakistan)
・各国の SHORAD SAM
ロシア:Osa(SA-8), Tor(SA-15)
仏 国:Crotal, Crotal NG, VT-1
その他:Spyder(Israel)、Antelope(台)、ADATS(加)、FN-90(中)
・今だ生き残っている AAG
韓 国:Flying Tiger, Pegasus
ロシア:Pantsyr-S1, Tunguska
瑞 典:CV9040, Skyshield, Skyranger
その他:Loara-G(Poland)
2007.06
Jane's Missiles & Rockets
Next1 Future develops MANPADS simultor
<0713-060003>
韓国の Next1 Future社が KP-SAM 計画の一環として MANPADS 用のシミュレータを開発した。 シミュレータは実用品のハードを元に
している。
Chiron(別名 Singung)は 9M39 Igla (SA-18) に似た二色シーカを用いた MANPADS
で、全長187cm、ミサイル重量14kg、発射機重量19.5kgで、最大速度 Mach 2.1、最大射程7,000m、最大有効射高3,500mの性能を持つ。
2007.04
Jane's Missiles & Rockets
US helicoptoers downed by MANPADS, say witnesses
<0710-040025>
目撃情報によると、1月20日から2月20日までの1ヶ月間にイラクで墜落した米軍ヘリ8機のうち、少なくとも3機は
MANPADS により撃墜された。
イラクの武装勢力は従来、フセイン政権時代に数千発を入手したと見られる Strela 2M (SA-7b) を使用し
ていたが、最近では Strela 3 (SA-14)、Igla-1 (SA-18)、Igla
(SA-18) も装備している模様である。
2006.11.22
Jane's Defence Weekly
China displays latest QW man-portable SAMs
<0624-112206>
中国の瀋陽航空機社が QW (Qianwei) シリーズ MANPADS の新型三機種を公表した
・QW-18
2-band IR シーカを搭載し、高い対妨害性を持つ。
・QW-11
QW シリーズの最新型で、対 CM に特化して開発されている。 CM のほかヘリや攻撃機などの
低空目標に対しても有効である。
・QW-1G
公表された三機種は、いずれも QW シリーズの最新型であるが、QW シリーズにはほかに、QW-1
、QW-1A、QW-1M、QW-1T2、
QW-2、QW-3、QW-4 などがある。
2006.11.08
Jane's Defence Weekly
US military studies Spike missile for UAVs, helos
<0623-110806>
米海軍と陸軍は、Spike ミサイルを UAV やヘリに搭載する検討を行っている。 Spike は既存技術を使った
肩撃ち式安価ミサイルで、量産単価の目標を$5,000に設定している。 搭載するのは
RQ-8B Fire Scout や Vigilante などの VTOL-UAV 及び OH-58D である。
2006.04
Jane's Missiles & Rockets
Iran reveals an improved shoulder-launched MANPADS
<0609-040025>
イランが2月6日に、既に量産に入っている Mithaq-2 MANPADS 発射試験を行った。 Mithaq-2 は
中国の QW-1 Vanguard MANPADS と極めて良く似た Mithaq-1 の改良型で、Mithaq-1 の例からして
QW-2 のイラン製と見られている。
QW-2 は新型のシーカにより IRCM に強いと言われている。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
US forces step up PGM air strikes in Iraq
<0608-030013>
イラクではヘリが対空火力の犠牲になっている。 2003年5月以来損耗した46機のうち26機が対空火力、特に
MANPADS SAM により撃墜されている。 イラクはフセイン統治時代に数千発の SA-7 や SA-16 を購入していた。
固定翼機の損害も問題で2005年1月には英国特殊部隊の C-130 が撃墜されている。 公式報告では対空砲火に
よるとされているが、軍事専門家は有線誘導の AT-3 Sagger によるものと見ている。
またイラク武装勢力は「空中 IED 」を使用し始めている。 これは飛躍式の IED 弾で、砲弾から外した
RF 近接信管を取り付けて15m位まで飛躍する。
これに対して米軍は精密誘導兵器で対抗しているが、DoD によると10~15%の LGB/LGM が目標を外している。 米空軍は主として
500-lbの GBU-38 と2,000-lbの GBU-31 を使用しているが、最近の報告では500-lb GB の方が広範囲で使用され
ているため、米中央軍は2006年中に装備される250-lb の GBU-39 SDB を3,000発を要求している。
2006.02.15
Jane's Defence Weekly
Iran launches new surface-to-air missile production
<0605-021502>
イランが2月6日に Mithaq-2 MANPADS の量産ラインを立ち上げた。 Mithaq-2 は中国の
QW-1 Vanguard MANPADS を元に国内で開発した Mithaq-1 の改良型で、改良型にも中国の技術が導入
されていると見られる。
2005.10.26
Jane's Defence Weekly
South Korea to start production of KP-SAM
<0522-102609>
韓国陸軍が10月初めに、Chiron MANPADS (KP-SAM) の量産を$100Mで発注した。
Chiron は Nex1 Future社(旧 LG Innotek社)が1990年代初めから開発しており、最後の発射試験が9月に実施された。
Chiron は全長と胴径がやや大きいことを除いてロシアの SA-18 に良く似たシステムで、弾
頭の部品はロシアから供給されている。
2005.09
Jane's Missiles & Rockets
QW-1 SAM equips Chinese maries
<0518-090015>
中国の海兵隊が旧式の HY-5A に代えて QW-1 を装備し始めた。 QW-1 は高度4,000~30mの目標に対して全方
向射撃能力を持ち、最大速度600m/sで発射重量は16.5kgである。 未確認情報によると Stinger の技術を取り入れている。 QW-1 は
Anza Ⅱ としてパキスタンでも使用されている。
QW-1 より最大射程と対妨害性に優れた QW-2 もある。
2005.05.18
Jane's Defence Weekly
China develops FB-6A air defence system
<0511-051805>
搭載されているのは中国製 FN-6(右図下)で、左右にそれぞれ4発入りポッドを搭載している。
左側ミサイルポッドの下に付けられた EO パッケージは TV、IR カメラ、レーザ測距機を備え、目標を10kmから追随可能である。
ミサイルの射程は500~5,500m、射高は15~3,800mで、300m/sの目標にまで対処できる。 FB-6A は通常24発の予備弾を搭載した弾薬
補給車と共に行動する。
FB-6A MLV には近接防空及び自衛戦闘用に12.7mm機銃が装備される。
2004.09
Jane's Missiles & Rockets
Upgraded Stinger could be deployed in 2007
<0421-090010>
Raytheon社が FIM-92 Stinger を元にした多用途 MANPAD の自社開発を進めており、9月にも試射を行う。
同社は9月に DoD から RfP を受領した。
新型 MANPAD は EPLRS (Enhanced Position Location Reporting System) でセンサと連接し、
HMD (Helmet-Mounted Display) の表示に従い射撃する。
発射機にはレーザ測距/ディジクネータがあり、主として地上目標に対して SAL で射撃
できる。
同社は2007年には装備化可能としている。
2004.02.02
Aviation Week & ST
SAMs threaten
<0403-020201>
イラクでの輸送機やヘリに対する攻撃に、精密で破壊効果の大きいロシア製 SA-16 と SA-18 が使用された恐
れがある。
これは作戦に参加している数人のパイロットによる証言で明らかになったもので、DoD は否定しているが、中央軍司令官の Abizaid 陸
軍中将は使用された可能性を示唆した。
反政府ゲリラはこれまで SA-7 や SA-14 による攻撃を行ってきたが、SA-16 と SA-18 は EO/IR 妨害に対処する機能
を持ち、速度の遅い輸送機やヘリの撃墜効果は高いため、新たな対抗策を講じる必要が生じている。
最近イラクでは、C-5、C-17 といった輸送機が3回にわたり攻撃を受けて損傷している。
また、イラク中央部と北部が主体であった携帯 SAM による攻撃が南部にも移行し、夜間にミサイル発射炎が確認されている。
2004.01.26
Defense News
Baghdad flights continue despite enemy fire
<0405-012606>
AMCOM は言及を避けているが、 SA-18 の様な高性能携帯 SAM が使用された可能性が高いとの認識を示してい
る。
フセイン政権下のイラク軍は SA-7、SA-14 及び SA-16 を保有しており、1991年の湾岸戦争では12機の米軍機が SA-16 で撃墜されてい
る。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
USMC considers Stinger upgrade
米海兵隊は FIM-92 Stinger の換装又は能力向上を検討中で、7月25日に SMR (Stinger Missile Replacement) に関する RfI (Request
for Information) を発簡した。 RfI では以下のことを要求している。
・対地射撃も可能な携帯 SAM
・Stinger より簡単に操作でき、全モードに対応可能な IFF
・UAV、CM を含む在空目標に対する交戦可能空域の拡大
2002.11.27
Jane's Defence Weekly
China unveils new Vanguard missile variants
中国が Vanguard シリーズの新型携帯 SAM を公表した。 Vangurd は1992年から人民解放軍に装備され、その2年後
から輸出されている。
QW-1
Stingerと類似のシステム
QW-1A
QW-1 の改良型で、「全天候システム」と呼んでいる。
QW-1M
IR妨害対抗能力を付加
QW-2(右図)
レーザセミアクティブ誘導、1998年から輸出
QW-3
レーザセミアクティブ誘導
全 長: 2.1m
重 量: 23kg
速 度: 750m/sec
射 程: 800~8,000m
射 高: 4~5,000m
その他: レーザ近接信管搭載、弾頭効力圏3m
QW-4
開発中の IIR ホーミング携帯 SAM、2~3年で装備化
射 程:500~6,000m
2002.08
Jane's Missiles & Rockets
Igla-S range boosted by improved guidance
ロシアの KBM社は Eurosatory 2002 防衛展で Igra-S SAM (9M342) を公表した。 輸
出型の Igra-S は今年中に量産に入るが、ロシア軍には装備の計画がない。
Igra-S は誘導装置の改善で従来のより射程が 5.2kmから 6kmに伸びたほか、弾頭重量が1.5
倍、威力が2倍になっている。
また6ヶ所の窓を持つレーザ近接信管が取り付けられ、信管の作動範囲は1.5m以内と
なっている。
2002.06.24
Aviation Week & ST
Russian Super Igla missile enters export production
ロシアが開発した最新型携行 SAM 9M342 Igla-S は軍の領収試験を終え、
製造段階に入っている。 このミサイルは輸出用で、ロシア軍からの引き合いは未だ来ていない。
Igla-S は弾頭重量 2.5kg、改良型 レーザー近接信管により 1.5m 以内の目標を撃破する。 射程は6,000m で、巡航ミサイルや UAV
に有効に対処する。
KBM 設計局は試験射撃ではあらゆるタイプの目標を使用し、AT-3 Sagger 対戦車ミサイルの撃破にも成功したことを明らかにした。
2002.06.03
Inside the Army
Army considering termination of Block I Stinger missile program
米陸軍は(右図) Stinger BlockⅠミサイルの調達終了を真剣に検討しているが、これに反対する側からは軍
が Stinger の後継を決めていない現状では短距離防空能力に間隙を生ずると危惧する声がでている。
2001年3月の議会報告では、Stinger は 2020年まで維持、Objective Force の防空戦略の基本とされ今
回の検討とは矛盾している。
なお、陸軍は今週から AROC (Army Requirement Oversight Council) が SLAMRAAM の運用要求書の
検討作業に入ることを明らかにしている。
2002.06
Jane's Missiles & Rockets
Igla-S can engage cruise missile and UAVs
ロシアの KBM社が SA-18 Igra の長距離型 Igra-S を開発した。 同社によると Igra-S は
巡航ミサイルや UAV の様な小型目標に対し極めて有効であるという。
Igra-S は、それまでの Igra (SA-18), Igra-1 (SA-14) や Strela (SA-7, SA-14) と異なり、近接信管付きの弾頭を搭載している。
Igra-S の主な性能は以下の通りである。
・最 大 射 程: 6,000m (遠行目標に対し)
・最大目標速度: 400m/s
・最 大 射 高: 3,500m
・最 小 射 高: 10m
2002.02
Jane's Missiles & Rockets
South Korea tests indigenous MANPADS
韓国は国内開発の携帯 SAM である K-PSAM の発射試験に成功した。
K-PSAM は、現在韓国が装備しているフランス製の Mistral MANPADS と、形状、機能が類似のミサイルで、
全て国内技術で開発することによりコストの低減を図っている。
韓国は2003年から3軍での装備を開始し、1,500発の生産を予定している。
K-PSAM は IR 誘導で射程5km、Mach 2.4 の性能を持つ。 自衛戦闘用に加え、北鮮が装備する An-2 複葉機の様な、低空飛行目標対処
能力も要求されている。
2002.01.09
Jane's Defence Weekly
Man-portable lasers explored for US future force
米陸軍は、将来 Stinger の後継として、肩撃ち式の半導体レーザ
を対空火器として装備できないか検討している。
陸軍は2008年から Avenger SHORAD (Short Range Air Defense) の一部を SLAMRAAM (Surface-Launched AMRAAM:
従来 HUMRAAM と呼ばれていたシステム) を装備したいとしているが、長期的には EAAD (Enhanced Area
Air Defense) が検討されている。
EADS では、航空機だけでなく、砲迫弾の迎撃も考えられているが、防空首脳が「レーザだけが選択肢ではない」と言っていることか
ら、SLAMRAAM とレーザの組み合わせになることも考えられる。
2001.12
National Defense
Marines and Navy seals show interest in backpack missiles
米海軍では現在、海兵隊と特殊部隊シールズが使用する小型で低価格の携帯 SAM「Spike」
の開発を行っている。
この射ち放し性ミサイルは、3年間にわたり研究が続けられており、今年追加予算 $4M が認められた他、特殊作戦司令部からも50万ド
ルが充当された。
開発が成功すれば Spike は軽歩兵部隊や特殊作戦部隊に広く使用され、UAV にも搭載される。
Spike は重量 9-lb (ミサイル:4-lb、発射装置:5-lb)、一般的な電子光学 TV トラッッカ
ーを使用し射程は2マイルとされ、1発 $4,000 の量産価格を目指している。
2001.07.30
Inside the Army
Ft.Bliss officials working on new objective air defense system
Ft.Bliss の陸軍防空センターでは現在、Stinger に代わる将来防空システムの検討作業が続けられている。
現在、EBS (Extended Battlespace System) と EAAD (Extended Area Air Defense)
システムの検討が進められている。
EBS は Stinger BlockⅡ に代わるシステムで、2006年の装備化を追求しているが、HUMRAAM をつなぎに運用する案も考えられている。
Stinger は FY-21 まで維持する予定だが、EBS の開発状況によっては廃止が早まる可能性もある。
2001.07.25
Inside Missile Defense
Innovative technology sought for air and missile defense
陸軍の AMDBL (Air and Missile Defense Battle Lab) は先週、
EADS に適用する革新的技術に関する企業提案を締め切った。
EADS は陸軍の将来地域防空システムとしてステインガーに代わるもので、2015年前後の装備化を目指してお
りレーザー等のエネルギー指向兵器を中心に研究が進められる模様。
2001.05
Jane's Missiles & Rockets
Stinger performs Beyond Visual Range engagement
米陸軍は、Stinger による視程距離外目標に対する射撃 (BVRE: Beyond Visual Range Engagement) を実施した。
Stinger は IFF 装置を内蔵しているが、IFF の応答が無くても敵とは判定できないため、陸軍では目視による識別を義務づけてい
る。
しかしながら、Sentinel レーダや FAADC2 (Foward Area Air Defense Command and Control) の整備により、敵識別タグを付けて
データを電送できるようになった。
2001.04.11
Jane's Defence Weekly
US Army Stinger performs first BVR engagement
米陸軍はこのほど、初めて短距離防空システム Avenger による Stinger の BVRE (beyond
-visual-range-engagement) 射撃を行い、成功した。
これは、TTPs (Tactics,techniques and procedures) の重要な近代化の一環として行われた実射試験
で、STC (Slew-to-Cue) 装備の Avenger から RMP Block1 Stinger を発射、ミサイルの限界である通常
交戦距離 (2~3km) の2倍の距離の目標撃破に成功した。
次回の試験は4・四期に海兵隊が実施する。
2001.04.02
Inside the Army
Army develops new short-range air defense transformation plans
米陸軍は、$1B 規模の Stinger BlockⅡ ミサイル変換計画が 2001年予算から削除されたことに伴い、
次期先進システムが実用化されるまで、少なくとも 20年間 Stinger を維持する方針案をこのほど議会に報
告した。
このなかで、現在研究開発中の EBS (Extended Battlespace System) 及び EAAD
(Extended Area Air Defence) が装備化されるまでの対応として、今後 6年間に年間 $30~$40M の予算でミサイルを改修す
るとしているが、十分とは言えず、陳腐化した Stinger を対空部隊に持たせることに議会からも疑問の声が上がっている。
なお、新しい短距離防空への変換計画は年度末に決定される。
2001.01
Jane's Missiles & Rockets
MANPADS proliferation threatens helicopter operations
近年ゲリラやテロリストが世界的規模のブラックマーケットでの携行 SAM の入手が比較的容易となった結果、広
く局地紛争での使用頻度が増大している。
イスラエルは最近、パレスチナのステインガーやソ連の SA-7 Grail の様な MANPADS (man-portable air
defence system) の脅威に対抗して攻撃ヘリコプターの戦術作戦を変更している。
一方、昨年10月31日には Dagestan でチェチェンゲリラによるものとみられる SA-7 の改良型 Strela-2 が 4発 発射されたことが
報告されている。