イランのFars News Agencyが9月10日、イランが開発したBavar-373防空システムがBMの迎撃に成功したと報じた。
2022.11.16
Jane's Defence Weekly
Iran unveils longer-range SAM for the Bavar-373 system
<2302-111605>
イラン軍が11月6日、Bavar-373防空システムを構成するSayyad 4B長距離SAMを公表した。
イランのメディアによるとSayyad 4Bの射程は今までのSayyad 4の200kmから300km以上に伸び、射高も27kmから32kmになっている。
Sayyad 4BのレーダBavar-373も捕捉距離が350kmから450kmへ、追随距離が260kmから405kmに伸びた。
パンフレットによるとSayyad 4は全長7.5m、胴径51.5cm、発射重量2,050kg、弾頭重量180kgで、終末誘導はアクティブレーダホーミングのほかセミアクティブホーミングも使用できる。
2021.06.02
Jane's Defence Weekly
IRGC unveils short-range surface-to-air missile
<2108-060211>
イラン革命防衛軍が5月21日、3 Khordad SAMの短距離型を公開した。 3 Khordadは2014年に初公開されたSAMで、2019年6月20日に70km離れたオマーン湾上空でRQ-4A Global Hawkを撃墜している。
短距離型3 Khordadは9 Deyと呼ばれ、3発搭載した3 KhordadのTELARに4発入りポッドを2個追加搭載した形をしている。 3 Khordad TELARに搭載されたレーダは新型のQodsで、ステルス機を500kmで補足できるという。 ただこのレーダは明らかにベラルーシKB Radar社製またはそのコピーのようで、KB社のVostokであれば、妨害のない状態で高度10km以下、距離360km以内で戦闘機を捕捉できる。
2020.11.04
Jane's Defence Weekly
Iran uses new launcher with Bavar-373
<2012-110417>
イランが10月21~23日に実施したGuardians of Velayat's Sky 99演習で、イランが開発した長距離SAM Bavar-373を公開した。
IRGCと正規軍の防空司令部があるKhatam al-Anbia基地で公開されたのは発射機だけであったが、従来10×10車に搭載されていたのが8×8車搭載になり、2×2発搭載が2発搭載になっていた。
2020.07.01
Jane's Defence Weekly
Iran tests SAM system on ship
<2009-070109>
イランの通信社TasnimとFarsが6月19日、革命防衛軍が6月6日にFarsi島近海で輸送船Shahid Siyavashiaの船上で3 Khordad SAMの試験を行ったと報じた。 両通信社が報じた映像にはShahid Siyavashiaの船上に3 KhordadのTELとレーダが写っていた。
3 KhordadはGlobal Hawkの撃墜に使われている。
2019.12.04
Jane's Defence Weekly
Iran uses new SAM with indigenous HAWKs
<2001-120418>
イランのメディアが11月22日、上旬に行われたGuardians of the Velayer Sky 98演習で発射したMersad新型SAMの画像を報じた。 この演習で発射されたのはSayyad-2弾のようである。
Mersadは車載発射機にキャニスタ入りミサイル3発を搭載していたが、9月21日に行われたパレードでキャニスタに入れないミサイルを同じ発射機に搭載したMarsad-16が公表されていた。
Mersadは1979年の革命以前に米国から購入したMIM-32 HAWKのイラン型で、システムはHAWKと似たレーダを使用している。
2019.10.16
Jane's Defence Weekly
Iranian military highlights air defences around oil and gas facilities in the Gulf
<1912-101609>
イランのTVが10月8日、最も重要な石油積み出し基地のあるKharg島とAsaluyehにSAMを配置じた画像を報じた。
また射程75kmと120kmのSayyed-2とSayed-3も配備されている可能性がある。 Sayyed-2は6月20日にオマーン湾で米海軍のGlobal Hawkを撃墜している。
2019.09.04
Jane's Defence Weekly
Yemeni rebels unveil SA-6 as 'new' SAM
<1910-090415>
イエメンのフーシ派が8月24日、国産したとする防空システムFater-1を発表した。 公表されたFater-1のSAMは2K12 Kub/Kvadrat (SA-6) システムの3M9弾と良く似ている。
1960年代に開発されたSA-6は、2015年に内戦が始まる以前にイエメンで軍が装備していた。/td>
2019.08.28
Jane's Defence Weekly
Iran withdraws S-300 SAM system from Gulf coast
<1910-082803>
緊張の拡大を望まないとするイランの意思表示か、衛星画像からイランが5月にAsaluyehに配備したS-300を撤収したことが判明した。
2019.08.28
Jane's Defence Weekly
Iran unveils Bavar-373 for a second time
<1910-082802>
イランが8月22日に、国内開発したBavar-373長距離SAMを公式に公表した。
Bavar-373の主要構成品は2016年に8月にローハニ大統領が初めて写真で公開しており、システムは発射機と射撃統制レーダ、及びMiraj-4と思われる少し大きなレーダで構成されている。
今回公表されたレーダの形状は2016年に公表されたものと同じではないことから、システムはまだ開発途中と見られる。
2019.06.19
Jane's Defence Weekly
Iranian MoD unveils new SAN sytem
<1908-061917>
イランが6月9日に15 Khordadと命名されたSAMシステムを公表した。 システムは150kmで目標を発見し、120kmで追随、最大射程75km、射高27kmで交戦するという。 同時交戦可能目標数は6目標という。 またステルス目標に対しても85kmで補足し、45kmで交戦可能という。
ただ、公開された画像に写っていたミサイルはすでに公表されているSayyad-2とSayyad-3で、Sayyad-3は最大射程が120km、射高が27kmとされ、Sayyad-2はそれより短射程とされている。 いずれのミサイルもBuk-M2とよく似た3 Khordadでも使用されている。
2019.06.12
Jane's 360
Iran unveils new SAM system
<1907-061206>
イランが6月9日に新たなSAMシステム15 Khordadを公表した。 15 Khordadは目標捕捉距離150km、追随可能距離120kmで、射程は75km、射高は27kmの性能を持ち、ステルス目標に対しても75kmで発見し、45kmで交戦できるという。
公表された画像では車載レーダとキャニスタを4発ずつ搭載した発射機が2両写っており、その前方には明らかにSayyad-2及びSayyad-3と見られる2種類のミサイルが置かれていた。
2018.11.14
Jane's Defence Weekly
Iran shows engagement radar for Talach air-defence system
<1901-111414>
イランがDefenders of the Velayat Skies 97演習に登場したTalash防空システムの鮮明な画像を公表した。
Talashはイラン海軍が装備していたRIM-66 (SM-1) を元にしたSayyad-2 SAMを中心としたシステムで、イランは2013年にSayyad-2の量産を開始したと発表している。
システムのOfoghレーダは今までパレードでしか見られていない。 画面にあるシステムの捕捉レーダはイラン製の車両に搭載されたMIM-23 HAWK SAMのAN/MPQ-50 PARと思われる。
2018.09.19
Jane's Defence Weekly
Iran claims successful ballistic missile intercept test
<1811-091913>
Tasnim News Agencyはイラン軍准将の発言として、Bavar-373はロシアから導入したS-300PMU2より性能でも信頼性でも優れていると報じた。
2017.08.02
Jane's Defence Weekly
Iran announces Sayyad-3 SAM production
<1709-080218>
イラン国防相が7月22日、Sayyad-3 SAMが量産開始式を行った。 2013年11月にも同様の儀式がSayyad-2で行われたが、Sayyad-2は1970年代に米国から購入した
RIM-66 SM-1とよく似た形状をしていた。
Sayyad-3は明らかにSayyad-2の改良型で、固定翼、操舵翼、弾尾の誘導制御部などが変更されている。
2017.01.11
Jane's Defence Weekly
Iran tests Talash air defence system
<1702-011120>
イランが12月28日、Talash防空システムの発射試験を行った。
TalashはSayyard-2 ミサイルとOfogh(あるいはOfoq)射統レーダで構成され、Sayyard-2
は1979年の革命前に米国から入手したRIM-66 SM-1をキャニスタ発射方式にしたものである。 イランは2013年11月にSayyard-2の
量産が開始されていることを公表している。
2016.12.29
Defense Update
Iran test fires Sayyad-3 high altitude SAM
<1701-122901>
イランが28日、改良型Sayyad-3高高度用SAMを配備した。 イランのTasnim通信によると、これは初めての実配備だ
という。
Sayyad-3は中高度用SAMのSayyad-2と共にTalash防空システムを構成するSAMで、射程は150km
、追随可能目標数30、同時交戦可能目標数12の性能を持ち、2016年にロシアから購入したS-300とは全く別物である。
イランはBarbar 373防空システム用として、更に長射程のSayyad-4の開発も行っている。
2016.08.31
Jane's Defence Weekly
Iran unveils indigenous Bavar-373 long-range air defence system
<1610-083111>
イランが8月21日にBavar-373 SAMを公表したことから、ロシアからS-300を導入したのちも同SAMの
開発が継続していることが明らかになった。 Bavar-373が初めて公開されたのは2011年9月であった。 公表された画像からBavar-373はイラン
独自のシステムのようで、同国がフェーズドアレイレーダを開発する能力を持っていることが明らかになった。
公開されたのは発射機と捕捉レーダ、射撃レーダで、ミサイルSayyad-3は2013年11月に公開
されている。
発射機には全長6.5mのキャニスタ2基がほぼ垂直に立てられていることから、Sayyad-3はS-300PMU2が発射するミサイル7.5mの48N6より短いこと
が分かる。
射撃レーダはMIM-23 HAWKのコピーであるSayyad-2が使用している捕捉距離250km、追随目標数100のHafezレーダのファミリ
の様で、捕捉レーダは2015年10月に公表された捕捉距離450km、追随目標数100のMiraj-4そのものと
見られる。
更に国防相が22日のTVで、Bavar-373にはATBM能力があり、今年末にはその試験が行われ
ると述べた。
2015.04.29
Jane's Defence Weekly
Iraan to continue developing its own long-range SAM
<1506-042913>
イラン軍防空司令官が4月28日、国産中距離 SAM Bavar-373 は年内に完成すると述べた。 また Russian Today による
と、イラン国防相が4月25日、Bavar-373 の発射試験が年内に行われると述べた。
イランはロシアが S-300 の売却に応じても、Bavar-373 の開発は継続するという。
2015.04.29
Jane's Defence Weekly
Iran parades Bavar-373 missile
<1506-042911>
イランが4月18日に行われた三軍記念日パレードで、国産中距離 SAM Bavar 373 を公表した。 Bavar 373 は
S-300 に代わるもので、2010年にロシアからが S-300 輸出をキャンセルすると同時に開発が開始された。
パレードでは Bavar 373 を Sayyad-3 と紹介していたという。 Sayyad-1 は中国の HQ-2( S-75の中国型)、
Sayyad-2 は RIM-66 (SM-1) であったが、Sayyad-3 は S-300PMU1/2 の 48N6 シリーズ弾に似ているものの、翼の位置や形状は Buk の 9M38/9M317弾
に似ている。 また全長も6~6.5mと、Buk の5.5m、48N6E の7.5mとは異なり、Bavar 373 は単なるコピーではないことが分かる。
2014.11
International Defence Review
Iran shows updated Falaq-1 and -2 rockets
<1412-110005>
イランが10月上旬に行われた記念式典で、4輪車発射型の Falaq-1 及び Falaq-2
を公表した。
Falaq-1 は240mm、Falaq-2 は333mmの無誘導ロケット弾で、Falaq-1 は発射重量113kg、弾頭重量50kg、射程10kmで、
Falaq-2 は発射重量256kg、弾頭重量117kg、射程10.8kmである。
2014.10
International Defence Review
Iran plans to double the range of its Ghader anti-ship missile
<1411-100005>
イランが近く、射程を延伸した Ghader ASCM と Sayad-3 長距離
SAM の発射試験を行う。
Ghader は Noor (C-802) を発展させた射程300kmの ASCM であるが、発射試験が来年に予定されている改良型は、射程が
Ghader の二倍で Moqtader と呼ばれる。
同じく来年発射試験が行われる Sayad-3 は、米国の SM-1 を元にした Sayad-2 の改良型と見られる。
【註】
SM-1 はドーサルフィンであるのに対し、Sayad-3 は画像( 1411-100003 の図で赤いミサイル)からすると弾尾に4枚翼を持っており、空力特性は
全く別と思われる。
2014.10
International Defence Review
Iran reveals its Bavar-373 SAM
<1411-100003>
イランが、ロシアの S-300P と同等と自称する Bavar-373 SAM の画像を公開した。 イ
ランはロシアから輸入するはずであった S-300MPU2 の契約を2010年に破棄されているが、未確認ながら2008年にベラルーシから S-300PT を入手したとも報じられている。
公表された画像によると Bavar-373 は S-300 が使用している 5V55弾や 48N6弾とは僅かに異なる形状をしている。
2014.09.10
Jane's Defence Weekly
Iran announces progress on long-range SAMs
<1411-091007>
イラン防空部隊司令官が8月28日~9月1日の間に、2種類の長距離 SAM を開発していると述べた。
・Bavar-373
S-300P と外観寸法が同じ
・Talash-3
S-200 に国内技術を組み合わせた長距離 SAM で、短距離 SAM の Talash-1 は2012年、中距離型の Talash-2
は2013年に公表されている。
2014.09.02
Defense News
Iran unveils new missile, radar systems
<1410-090204>
イラン空軍司令官が2日、新型の SAM システムと2種類のレーダを公開した。
・Talash-3 SAM
従来システムより高高度での撃墜が可能になり、最早ロシアの S-300 は必要なくなった。
・Arash-2 対空レーダ
小型 UAV を150kmで捕捉する能力を持つ。
・Kayhan 対空レーダ
ミサイルや UAV の位置を標定できる。
2014.04
International Defence Review
Iran plans to deploy Bavar 373 long-range SAM
<1405-04009>
イランが第五次整備5ヶ年計画が完了する2015年末までに、Bavar 373 長距離 SAM の
量産と配備を開始するという。 Bavar 373 の開発は、2010年にロシアが S-300PMU-1 の売却計画を破棄したことで開始
され、イランは Bavar 373 の能力は S-300 を越える称している。
2013.12
International Defence Review
Iran briefs Russia on its updeated S-200 SAM system
<1401-120009>
ロシア空軍司令官が10月20日にテヘランで、イランから S-200 (SA-5) の改良について説明を受けた。 それによるとイラ
ンは S-200 の構造やソフトを変えて Sayad に取り入れたという。
Sayd はソ連の S-75 (SA-2) か中国製 S-75 である HQ-2B を元にした SAM で、基本型 Sayad-1 のほか、終末誘導用に IR
シーカを取り付けた Sayad-1(A) 及び北朝鮮の技術を取り入れた Sayad-2 がある。
2013.11.20
Jane's Defence Weekly
Iran rolls out medium-range SAM
<1401-112013>
イランが Sayyad-2 MSAM を公表したことで、情報が混乱している。 2011年4月に初登場した際イランメディアは、Sayyad-2
は HQ-2(中国製の SA-2 )の改良型と報じていたが、2013年8月にイラン防空部隊司令官は S-200 (SA-5) を元にしていると述べている。
今回公表された Sayyad-2 は RIM-66 SM-1 を Patriot と似たキャニスタに収納しており、SM-1 の射程は40kmであるが、も
し Sayyad-2 が中間指令誘導を併用していれば射程は SM-1 より長くなっていると見られる。
イランは2012年9月にロシアの Buk を元にしたと見られる射程50kmの Ra'ad を公表しており、
MIM-23 HAWK を元にした射程40kmの Mersad も公表している。
2013.01.01
産経新聞
イラン、ミサイル試射成功 ホルムズ海峡の演習
<1302-010101>
イランのメディアが、ホルムズ海峡の周辺で軍事演習を行っているイラン海軍が31日、国産ミサイルの発
射試験に成功したと報じた。
AP 通信によると、発射されたのは短距離 SSM と中距離 SAM で、SAM は射程50km、射高
22,000mの性能を持ち、既に艦船に装備されているという。 SSM は3,000t級の舶船を破壊する能力があるという。2012.11.28
Jane's Defence Weekly
Iran unveils air defence systm during 'Velayat 4'
<1301-112806>
イランが、11月11~15日に行った Velayat 4 演習で、各種防空システムを公開した。
・Ya Zahra 3 (YZ-3、右図)
中国の FM-80 とそっくりの、原型となった Ya Zahra は2002年に公開された。 FM-80 はフランスの Crotale の中国型である。
・Ghader (or Qadar)
米国の HAWK をコピーした Mersad の機動型である。
・Shalamcheh
Shahin の改良型で Mersad から発射する。
・改良型 S-200 (SA-5)
2012.11
Jane's Missiles & Rockets
Iran to update its S-200 SAMs
<1211-110016>
イランが9月3日、ソ連時代からの S-200 (SA-5) を Bevar-373 SAM に換装する計画であることを明らかにした。 Bevar-
373 は二種類のミサイルを搭載し、S-300 を超える性能を持つという。
これとよく似た SAM は、2010年10月に北朝鮮が行ったパレードに参加しており、西側では KN-06 と呼んでいる。
2012.10.15
Aviation Week & ST
Iran's Thunder-Bird mystery
<1212-101504>
イランが9月21日、Ra'd SAM 4両を公表した。 Ra'd はそれぞれの発射機に Taer ミサイルを3発搭
載している。
システムはロシアの Buk M2EK によく似ていることなどから、西側のミサイル専門家は、イランの独自開発ではなくロシアか中国の支援で開発されたと見ている。
2012.10.03
Jane's Defense Weekly
Iran displays new SAM system
<1211-100305>
イラン革命防衛隊が9月21日に行われた軍事パレードで、Ra'ad SAM を初披露した。 革命防衛隊司令官は Ra'ad について、射程は
50kmで射高はロシアの Buk(註:SA-17)の25kmより高い27kmと、Bukより高性能であると述べている。
Ra'ad が使用している Taer ミサイルは、イランが保有していないはずの Buk システムが使用する 9M317 ミサイルによく似
ているが、Buk が4発搭載であるのに対し3発搭載である。 これは搭載車両が、2007年に29個システム導入した Tor-M1 (SA-15) の搭載車両とよく似ているためで、発射レ
ールは SA-6 のものとよく似ている。
2012.10.01
Aviation Week & ST
A test of wills
<1211-100103>
9月21日に行われた軍事パレードで、イラン革命防衛隊が Ra'd SAM を初披露した。
2012.09.24
Defense News
Iran says it tested new anti-air missile defense
<1210-092402>
イラン革命防衛隊が9月24日、射程50kmの中距離 SAM である Ra'ad の発射試験に成功したと発表し
た。 Ra'ad は9月21日にテヘランで行われた軍事パレードで公開されている。
Ra'ad システムに使用される Taer-2 ミサイルは国産で、ロシア製の Buk の発展型であるという。
2011.03
Jane's Missiles & Rockets
Iran conducts successful upgraded HAWK tests
<1104-030003>
イランが1月19日、イランで改修された HAWK の発射試験を行い、標的機に命中させたと発表した。
イラン軍関係者は学生向けの新聞でこのミサイルを Hog と呼んでおり、いずれもイランが HAWK の改良型としている Shahin
と呼んでいないことから、このミサイルはイラン革命以前に米国がイランに供与した HAWK の再生産型と見られる。
2009.08
Jane's Missiles & Rockets
Iran reverse-engineers HAWK SAM
<0909-080004>
イラン国防相が6月6日、イランが国産の SAM Shahin を改良したと発表した。 Shahin を訳すと HAWK で、Shahin は
MIM-23B HAWK のことである。
イランは1979年の革命以前に HAWK を購入しており、12個大隊(発射機120基)を編成して、1980~1988年のイランイラク戦争
では40機程度を撃墜したと見られている。 HAWK は現在でもイラン防空の中核になっている。 1980年代には一部を F-14 搭載の AAM Sedjil (Sky Hawk) に改造
していた。
2009.06.17
Jane's Defence Weekly
Iran calims indigenous SAM production has begun
<0908-061701>
イラン国防相が射程40km以上の SAM である Shahin (Hawk) の量産を開始したことを明らかにした。 Shahin は
MIM-23B I-HAWK を元にした SAM の様であるが、HAWK を改造しているのか新規に製造しているのかは明らかでない。
イランは帝政の1979年に MIM-23 HAWK の供与を受け、レーガン政権時代にも再補給を受けている。 I-HAWK も各種経路から入手したと見られる。
2007.06.04
Defense News
Iran vows large-scale retaliation if US attacks
<0713-060402>
イラン大統領は、4月18日にテヘランで行われた陸軍の記念パレードで、イランを攻撃する国はその協力国を含め大規模な報復を受け
ると断言した。
イラン軍事筋はまた、米国が国内の核施設を攻撃した場合、遅くとも2日以内に米国の BMD 能力を上回る数百発の弾
道弾で、イスラエル、中東友好国を含め同時攻撃するとし、アルカイダ及びヒズボラによるテロ攻撃も同時に生起すると警告し
ている。