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「韓国軍、中止をめぐり問題になっていた M-SAM の量産を決定」
「『韓国型 MD』試験、ミサイル5発全て迎撃成功」
「韓国軍の対北ミサイル防衛の中核兵器 試験評価に合格=量産へ」
「韓国軍 対北ミサイル防衛の中核兵器開発=来年にも配備」
「韓国国防科学研、北朝鮮ミサイル迎撃試験に成功」
「韓国軍、西北島しょ地域に対空ミサイル『天弓』配備」
「韓国型 THAAD『天弓』 年末に実戦配備」
「韓国、新型地対空誘導ミサイル『天弓』の試射に成功、年内量産も―中国メディア」
「韓国国防長官候補『北ミサイル対備キルチェーン・KAMD 早期導入』」
「多目的衛星と長距離地対空誘導弾の独自開発推進=韓国」
「韓国軍 長距離地対空誘導弾の独自開発を決定」
「韓国軍が艦対空ミサイル導入へ 対北迎撃態勢強化」
「韓国 中射程地対空ミサイル、13年生産開始へ」
「韓国軍 サイバー戦力や弾道ミサイル力を強化へ」
「韓国軍:新型中距離 SAM の開発に成功」
「韓国軍の地対空ミサイル『天馬』実戦配置完了」
「韓国の新型地対空誘導ミサイル公開」
2025.01.21
Janes
South Korea formally starts LAMD development
<2502-012120>
韓国の国防調達計画局 (DAPA) が、北朝鮮の砲撃から国を守るためのLAMDシステムの開発計画を正式に開始したと発表した。
DAPAは1月20日、LAMD開発を正式に開始するための会議を開催し、隷下組織である国防開発庁 (ADD) が地元企業のLIG Nex1、Hanwha Aerospace、Hanwha Systemsと協力して作業を行うと発表した。
DAPAは、開発計画が2028年までにKRW479.8B ($331M) 相当の資金を受け取ると述べたが、詳細は明らかにしていない。
ADDとLIG Nex1は、2022年初頭にLAMDの初期開発を開始した。 その1年後にDAPAはLAMDの中核技術の開発を完了したと発表し、2024年には2028年までにLAMD開発計画を前倒しで完了させることを明らかにした。
LAMDは、複数の目標と交戦するシステムとして想定され、高度5kmの目標を迎撃できるとされ、迎撃範囲は15kmである。
LAMDミサイルは胴径165mmで、終末誘導用のアクティブレーダーシーカーを備えている。 LAMD中隊は、レーダー、交戦管制センター、発射機、および迎撃弾で構成されている。
2024.11.29
16:06中央日報
韓国軍、長距離迎撃用ミサイルの独自開発に成功
<2412-112917>
韓国国防科学研究所 (ADD) がさらに高い高度で敵のBMを防ぐことができるL-SAMの開発に成功した。
ADD29日に、金国防部長官が主管してL-SAM開発完了を記念する行事を開催した。
2015年からKRW1.2T(1,300億円)が投入されたL-SAMは「BM終末段階上層防御システム」にとして軍が目標にした多層的ミサイル防衛を具現するシステムに参加する。
高度100km以下の大気圏に再進入し目標に向かって下降する終末段階をたどるBMは、終末段階の中でも通常、高度40kmを基準に上層と下層に区分する。 現在配備されたPAC-3と韓国製の天弓-Ⅱ (M-SAM-Ⅱ) は終末段階の下層でBMから防御する。
2024.11.07
08:01中央日報
韓国軍、天弓・パトリオット射撃訓練…北の弾道ミサイル挑発に対応
<2412-110706>
韓国軍が北朝鮮の相次ぐBM挑発に対応して6日、韓国型ミサイル防衛 (KAMD) の核心である天弓やPatriotなどSAMを活用した誘導弾迎撃射撃訓練を行った。
合同参謀本部によると、この日の訓練は黄海地域で空軍ミサイル防衛司令部が参加した中、北朝鮮のミサイル挑発を想定して実施された。
訓練にはミサイル防衛司令部隷下の2個隊が参加し、天弓ⅡとPatriotで仮想の標的を迎撃し、標的を撃墜した。
天弓Ⅱ SAMは航空機とミサイルの迎撃するシステムで、高度30~40kmで迎撃する。
【註】
この記事の発射画像から見ると
1. 発射の噴煙がないことから、発射方式はコールドロンチの垂直発射
2. ロケットモータに点火する前に、頸部についたスラスターに点火して、要撃点方向に弾体を傾ける。
3. 要撃点方向に向いた後にロケットモータに点火。
と思える。
要撃方向を向いてからの点火なら、推力のロスがない利点があり、頸部スラスタ取り付けのロスと相殺されると思える。
2024.10.29
06:56中央日報
「韓国型アイアンドーム」配備を2年前倒し…2029年から戦力化
<2411-102907>
韓国軍が首都圏を狙う北朝鮮の長射程砲の脅威に対応するため、韓国型Iron Domeと呼ばれる長射程砲迎撃システム (LAMD) の装備化時期を2年前倒しする。
北朝鮮がウクライナに派兵し、ロシアから改良されたミサイル技術を得る可能性が高くなったうえに、最近、北朝鮮が新型TBMのTEL 250両を最前線に配備したことに対する対応とみられ、朝露協力が朝鮮半島の安全保障に及ぼす影響に備えて防御態勢の構築を操り上げた。
防衛事業庁は28日、ソウル竜山区の国防部庁舎で第164回防衛事業推進委員会会議を開き、これを骨子とする「長射程砲迎撃体系事業推進基本戦略修正案および体系開発基本計画案」を審議・議決した。 これを受け、当初2031~2035年だったLAMDの装備化時期を2年ずつ前倒しし、2029~2033年に短縮した。
LAMD計画はこれまで「ソウルの火の海」と脅かしてきた北朝鮮軍の長射程砲から主要施設の対空防御能力を確保するもので、北朝鮮の核・ミサイル脅威を防ぐための兵器体系である韓国型三軸体系Kill Chain、韓国型ミサイル防衛(KAMD)、大量反撃報復概念 (KMPR)のうちKAMDに属する。
2024.09.20
10:26聯合ニュース
イラクに「韓国型パトリオット」輸出へ LIG ネクスワンが大型契約
<2410-092006>
韓国防衛産業大手のLIG Nex1社が20日、イラク国防省とKRE3.7135T(3,990億円)規模の輸出契約を締結したと発表した。 この契約で、韓国型Patriotと呼ばれるATBMの天弓-2がイラクに輸出される。
これは同社の2023年売上高の1.6倍に当たる規模で、UAE、サウジアラビアに続き3例目の大型輸出となる。
天弓-2の射撃単位 (FU) は8発搭載発射機4両と、MFR、交戦統制所などで構成され、 ミサイルと統合システムはLIG Nex1社、MFRはHanwha System社、発射機と車両はHanwha Aerospace社が生産する。
2024.09.12
08:25中央日報
天弓Ⅱ、イラクにも輸出へ…来週にも3兆5000億ウォン契約
<2410-091211>
韓国が開発した中距離地対空迎撃ミサイル天弓Ⅱ (M-SAM2) が年内にイラクに輸出される見通しである。 契約規模はKRW3.5T(3,700億円)で、UAEとサウジアラビアに続いて中東地域で「K防衛産業」があげたもう一つの成果になる。
11日の国内防衛産業業界や海外メディアによると、イラクは天弓Ⅱ8基を導入する計画であり、早ければ来週にもLIG Nex1社と$2.6Bの契約を終えるとみられる。 防衛事業庁の関係者は「現在輸出のための交渉が進行中」と話した。
中東軍事メディアDefense Arabicは9日、イラクのアル・アバシ国防相の発言を引用し、「韓国の対空防御体系の契約が早ければ来週中に締結される予定」と報じた。
イラクは3月に陸軍航空司令官のアル・マリキ中将とアル・アバシ国防相を韓国に派遣し、天弓Ⅱを導入するための交渉を行ったという。
2024.06.04
11:05朝鮮日報
韓国型 THAAD「L-SAM」開発完了…独自技術できめ細やかな防空網構築
<2407-060410>
複数の韓国政府消息筋が5月24日に、韓国軍が独自開発を進めてきた長距離地対空誘導兵器(L-SAM)が最近、戦闘用適合判定を受け、開発が完了したことを明らかにした。 韓国型THAADと呼ばれるL-SAMは2025年に量産手続きに入り、数年以内に配備される見込みである。
要撃高度が40,000mから60,000mというL-SAMが実戦配備されれば、要撃高度40,000m~150,000mのTHAAD、15,000m~40,000mのPatriot、15,000m~30,000mの天弓-Ⅱで構築されている現在の米韓連合防空網はさらにきめ細かくなり、北朝鮮の核の脅威への対応能力が強化されるだろうとの評価が出ている。
米軍が装備しているTHAADと異なり、L-SAMは韓国軍が独自運用することになることから、これまで韓国軍は、高度40,000m以上のBM迎撃は米軍のTHAADに依存しなければならなかったが、L-SAMの開発で防御網がもう1枚重なったことになる。
2024.03.20
22:56Defense News
South Korea hires LIG Nex1 to make new maritime missile, replace SM-2
<2404-032015>
韓国が、駆逐艦に装備する新型艦載SAMを開発する契約をLIG Nex1にKRW33.06B ($24.69B) で発注した。
艦載SAM-Ⅱと名付けられたこの新兵器は、2036年までに就役計画の次世代駆逐艦 (KDDX) の6隻に搭載される。 DAPAは3月15日の報道資料で、経空脅威の増大から船舶の生存性が大幅に向上すると指摘した。
またDAPAはこの兵器を艦隊BMD-Ⅱシステムと呼んでいる。 DAPAはミサイルの国産化率90%以上を達成することを目標としている。 韓国海軍で艦長を務めたユン・ソクジュン氏はDefense Newsに対し、「韓国海軍の国産の次世代小型Aegis駆逐艦であるKDDXに搭載され、SM-2の後継となる」と語った。
尹大統領は「近い将来、KAMDの中核部分の1つになるだろう」と述べ、同国の多層BMDSに言及した。
2023.06.01
11:01聯合ニュース
長距離地対空ミサイルの4回目迎撃試験も成功 25年に量産開始=韓国
<2307-060105>
韓国のミサイル防衛 (KAMD) の主力兵器として北朝鮮BMの迎撃を担うLSAMが、4回目の迎撃試験に成功した。 LSAM験は北朝鮮のBMを模した標的弾を探知・追尾し迎撃した。
LSAMは高度50km~60kmで迎撃する3段構造の上層防衛システムで、LSAMが迎撃できなかったミサイルは、高度40kmでPatriotやKMSAM改良型の天弓-2が迎撃する。
韓国国防部はLSAMの開発を2024年中に完了して2025年に量産に入り、2020年代後半頃に配備する計画である。
2022.11.22
11:32中央日報
北ミサイルを高度60キロで破壊…「韓国型 THAAD」迎撃試験が初成功
<2212-112204>
韓国軍が北朝鮮のBMを迎撃するL-SAMの初の迎撃試験に成功した。 L-SAMは今年2月初めに迎撃を行わない飛行試験が行われ、発射されたミサイルは計画した弾着点に正確に落ちて飛行試験成功と評価され、その9月後に標的の迎撃試験にも成功した。
韓国型THAADと呼ばれるL-SAMは、軍が2026年の配備を目標に開発中のKAMDで核心となるミサイルで、BMを高度50~60kmで迎撃する。 L-SAMが配備されれば高度40~150kmを防御するTHAAB、15~40kmをPAC-3とM-SAM(天弓Ⅱ)と共に多層的な防御体系が構築される。
2022.03.02
Jane's Defence Weekly
Seoul steps up efforts to bolster missile and air-defence capabilities
<2206-030204>
韓国国防省が2月18日、ミサイル連隊と防空連隊を再編強化することを明らかにした。
陸軍のMissile CommandをMissile Strategic Commandに改称する。 空軍のAir Defense Missile Commandも改称されるが新名称は明らかにされていない。
韓国DAPAは2020年代中頃までに射程120km以上のKTSSMを200発以上調達する。
韓国空軍は中距離のM-SAMと長距離のL-SAMを装備する。 空軍は7個中隊編成するM-SAMの最初の中隊を2021年11月に編成した。 各中隊はMFR 1基と8×8車のTELを4両装備する。 ミサイルの射程は40kmである。
2022.02.23
20:22聯合ニュース
長距離地対空ミサイルなどの発射実験に成功=韓国
<2203-022321>
韓国ミサイル防衛 (KAMD) の主力兵器である長距離SAM (LSAM) の発射試験が23日に忠清南道泰安郡の安興総合試験場で行われ成功した。 韓国ADDが実施した発射試験は標的なしで行われ、発射されたミサイルは設定された地点に正確に着弾したという。
LSAMは北朝鮮のBMを高度50~60kmでの迎撃することを目指して開発が進められている。
2022.02.18
17:40聯合ニュース
長距離地対空ミサイルの開発大詰め 来週発射実験へ=韓国
<2203-021808>
韓国のBMD (KAMD) の主力兵器であるLSAMの開発が大詰めを迎えている。 複数の軍消息筋によると、BMを高度50~60kmで迎撃することを目標に開発中LSAMの発射試験が23日に忠清南道泰安郡の安興試験場で行われる。
韓国軍は当初、2026年配備を目標に開発していたが、北朝鮮のミサイル高度化に応じた迎撃網の補完の必要性が提起されており、早期に戦力化される可能性もある。
2021.07.16
Jane's 360
South Korean air force retires last MIM-23 HAWK SAM systems
<2108-071602>
韓国国防省のクッバン日報紙が7月7日、韓国空軍のMIM-23 HAWKシステムが公式に退役し天弓 Block 1に引き継がれたと報じた。 最後までHAWKシステムを装備していたのは1983年以来39年間HAWKとAN/TSQ-73防空指揮装置を装備していた第1防空旅団の第2970部隊(大隊)である。 DAPAは2020年4月に天弓 Block 1の配備を完了したと発表している。
2011年に開発を完了して2013年に量産を開始し、2015年から装備している天弓 Block 1は全長4.6mのコールドロンチ式垂直発射ミサイルで、最高速度Mach 4.5、最大射程40km、射高15~20kmの性能を持つ。
中隊は指揮装置1基、MFR 1基、8発搭載TEL 4両からなり、全てが8×8車に搭載されている。
【註】
コールドロンチとは、ミサイルを火薬または圧搾空気等で発射機から放出し、空中でロケットモータに点火する発射方式で、S-400を始めとするロシアの中大型SAMシステムで一般的に使われている。
2021.07.07
Jane's Defence Weekly
LIG Nex1 opens L-SAM assembly facility
<2109-070708>
韓国LIG Nex1社が6月25日、KAMDの一翼となるL-SAMの開発拠点となる新施設を開設したと発表した。 韓国ADDは2024年完了を目指してL-SAMの開発を進めており、同社は慶尚北道金泉市に14ヵ月間KRW9.2B ($8.15M) をかけて新施設を建設していた。
L-SAMはM-SAM Ⅱを元に、対航空機型とBMD型の2種類が作られ、対航空機型は射程150km、BMD型は二段推進で射程150km、射高40~100kmという。
2021.04.03
朝鮮日報
韓国軍、国産迎撃ミサイル部隊を3倍増へ
<2105-040306>
韓国軍が、国産Cheongung Ⅱ M-SAM(天弓-2)中隊を従来の7個中隊から20個中隊へと3倍以上増やす決定をした。
天弓-2は国産SAMの天弓をBMD用に改良したもので、昨年配備を開始している。
天弓-2中隊はミサイル8発を搭載する発射機4基からなり、中隊に32発のミサイルが配備されるため、韓国軍は少なくとも700発以上の天弓-2を配備する計画といわれている。
2020.12.09
Jane's Defence Weekly
RoKAF receives first Cheongung Ⅱ battery
<2102-120905>
韓国DAPAが11月26日、7個中隊計画されているCheongung Ⅱ M-SAM最初の中隊が韓国空軍に納入されたと発表した。
Cheongung ⅠのCheongung Ⅱへの改良は2012年に開始されていた。
Cheongung Ⅱは現有のMIM-23 HAWKの後継で、最大射程40kmと高度20kmでBMを迎撃する性能を有する。
2020.11.26
中央日報
パトリオット→天弓 2→THAAD…韓国、北朝鮮弾道ミサイルへの「3重防御網」完成
<2012-112607>
韓国防衛事業庁が26日、天弓-2(註:KM-SAM Ⅱ)ATBMの軍への納入を今月開始したことを明らかにした。
韓国軍はこれに射程40kmで航空機を撃墜する天弓-1中距離SAMの量産を2015年に開始し、4月までに引き渡しを完了している。 今月から引き渡しを始めた天弓-2は天弓-1改良型でATBM機能も追加した。
天弓-2が配備されれば、韓国はPatriot(高度20km前後)、天弓-2(高度30km前後)、THAAD(高度50~150km)で三層のBMD組織を備えることになる。
2020.11.26
聯合ニュース
独自開発の弾道ミサイル迎撃システム 軍に初配備=韓国
<2012-112604>
韓国の防衛事業庁が26日、国内の技術で開発したATBM天弓-2(註:KM-SAM Ⅱ)が韓国軍に納入され初配備されたことを発表した。 天弓-2の量産は2018年から進められていた。
天弓-2は国防科学研究所で2012年から開発が進められ、数多くの試験発射で100%の命中率を記録し、2017年に戦闘用として適しているとの判定を受けた。 発射試験ではMach 4.5で飛翔して40km遠方の標的機に命中した。
2020.09.16
Jane's Defence Weekly
.... and reveals details about L-SAM system
<2011-091613>
韓国ADDが開発しているL-SAMの詳細を明らかにした。 2019年12月に開発開始が公表されたL-SAMは2024年に開発を完了する計画である。
L-SAMに2弾種あり、そのうちの一弾種はKM-SAMと似た形状で高高度飛行目標を150kmで撃墜する。 ミサイルはデュアルパルスロケットで推進しKM-SAM同様に大きな翼を持つ。
二段構造のもう一種類はBMD用で、距離150km、高度40~100kmでBMを撃墜する。 第一段目は対航空機用と同じデュアルパルスロケットで、THAADと同じ方式のKVを放出する。
L-SAM中隊はMFR 1基、指揮統制センタ1基、戦闘指揮所1基、車載発射機4両からなる。
2020.08.10
聯合ニュース
北朝鮮の長距離砲に備え迎撃能力強化 軽空母建造にも着手=韓国国防中期計画
<2009-081002>
韓国の国防部が10日、2021~2025年の国防中期計画を策定したと発表した。 中期計画によると、2021年からの5年間にKRW300.7T(26兆8,200億円)を投入する。 今年度KRW50Tを超えた国防予算は2024年にはKRW60Tを突破し、年平均の増加率は6.1%となる。
ミサイル戦力を大幅に強化するとともに、迎撃するシステムも高度化する。ミサイル探知距離が拡大したBMEWRとAegis艦搭載レーダでミサイル探知能力を現行の2倍以上に強化する。 PAC-3と今年末に戦力化するKM-SAM Cheolmae-2の改良型を追加配備し、長期的にはKL-SAM量産に着手して、現在の約3倍の迎撃ミサイルを保有することになる。 北朝鮮の長距離砲から首都圏と重要施設を防衛するため、いわゆる韓国型Iron Domeを2020年代後半にも戦力化する。
30,000t級の軽空母計画も公式化し、来年から基本設計に着手して2030年代前半の戦力化を目指す。 昨年の中期計画では多目的大型輸送艦の建造としていたが、中国や日本など周辺国の海軍力強化を受け、海上の軍事基地の役割を担わせる狙いとみられる。 国防部が公開した完成予想図をみると軽空母は米軍の強襲揚陸艦Americaに似た外観になるとみられF-35B約10機の搭載が可能とされる。
2020.05.06
Jane's Defence Weekly
South Korea completes deliveries of KM-SAM Block 1 system to RoKAF
<2007-050608>
韓国DAPAが4月28日、空軍へのKM-SAM Block 1の引き渡しが完了したと発表した。
全長4.6mのコールドロンチ(註:発射機から放出された後に点火される方式)弾であるKM-SAM Block 1の射程は40kmで射高は20,000m、最高速度はMach 4.5である。
韓国はまた2017年6月に、KM-SAM Block 2の量産を開始したと発表している。 Block 2はBMを高度20,000mで撃墜する直撃方式弾である。
2020.04.28
Jane's 360
South Korea completes deliveries of KM-SAM Block-1 system to RoKAF
<2005-042801>
韓国DAPAが4月28日、国産中距離SAMであるKM-SAM Block-1の量産システムが空軍へ配備されたと発表した。
2013年に量産が開始されたKM-SAM Block-1は全長4.6m、最大速度Mach 4.5、最大射程40km、最大射高15~20kmで、価格はKRW1.5B ($1.2M) である。
2017年6月に量産を開始したBlock-2は最大射高20kmでBM撃墜を狙う直撃方式の迎撃弾で、2017年6月上旬に試験が行われている。
2019.12.11
Jane's Defence Weekly
South Korea to advance development of indigenous long-range SAM system
<2002-121102>
韓国DAPAが12月4日、北朝鮮のBM脅威に対抗してBM撃墜能力を持つSAMであるL-SAMを開発すると発表した。 L-SAMの開発はKRW970B ($814.3) かけて2024年まで行われる。
L-SAMはBMを高度50~60kmの終末弾道段階で撃墜するという。
2019.12.04
Jane's 360
South Korea to advance development of indigenous long-range SAM system
<2001-120405>
韓国DAPAが12月4日、北朝鮮のBM能力増大に対応して国産長距離SAM L-SAMの開発開始を決定したと発表した。
L-SAMは航空機及びBMに対応でき、2024年までにKRW970B ($814.3M) かけて開発するという。
2019.08.14
聯合ニュース
北朝鮮ミサイルの迎撃能力向上へ 国防中期計画=韓国軍
<1909-081403>
韓国国防部が14日、国防中期計画 (2020~2024年) を策定したと発表した。 同計画には5年総額290兆5,000億ウォン(25兆4,600億円)が投じられる。
北朝鮮のBM脅威に備えるため、2020年から5年間かけて韓国型ミサイル防衛 (KAMD) システムの防衛地域を広げ、ミサイル迎撃能力を一段と引き上げる。 国防部によると探知距離800km以上のBMEWR 2基とAegis駆逐艦レーダで、あらゆる方向から飛来する北朝鮮ミサイルの探知能力を備え、あわせてPatriotなどを改良し、長距離SAM (LSAM) の開発を完了させて北朝鮮の新型SRBMの迎撃能力を確保するとしている。
また2020年にF-35Bを搭載する多目的大型輸送艦(30,000t級軽空母)の概念設計に着手する。
2018.10.15
朝鮮日報
韓国軍のミサイル開発、韓国大統領府の指示で7ヵ月延期
<1811-101502>
韓国軍は北朝鮮のBMを迎撃する長距離SAM (L-SAM) の開発を進めているが、その発射試験が韓国大統領府の指示で複数回にわたり延期されていたことが14日までに分かった。
韓国軍は北朝鮮の核ミサイルの脅威に対抗するため韓国型ミサイル防衛システム (KAMD) の整備を進めているが、中でもL-SAMはKAMDの中核を占めるSAMである。
2017.11.19
Yahoo
ハンギョレ記事
<1712-111901>
韓国防衛事業庁が17日、韓国のBMDSであるKAMDの核心となるM-SAMの量産を決定した。 宋国防部長官は先月、
同計画の見直しを指示したことから計画中止をめぐり議論になっていた。
この際国防部も、攻勢的な戦力の増強を優先するとしてM-SAMの再検討を示唆していた。
2017.06.28
Jane's Defence Weekly
South Korea to initiate mass production of improved Cheongung M-SAM, says report
<1708-062812>
聯合ニュースが6月17日、韓国が国内開発した改良型天弓(Cheongung) KM-SAMの量産が開始
されると報じた。
最大射高20,000mの天弓は直撃を目指すSAMであるという。
2017.06.18
Yahoo
朝鮮日報記事
<1707-061802>
韓国のBMDS (KAMD) を構成するKMSAMが運用評価で北朝鮮の
BMを模擬した5発の標的全てを迎撃することに成功し、戦闘用として適合との判定を受けた。 韓国防衛事業庁の関係者は18日に、システム開発は正式に
完了し、年末から本格的な量産が可能と述べた。
今回開発が完了したKMSAMは、高度20km以下で北朝鮮のBMを破壊する直撃型迎撃弾で、来年導入されるPAC-3と共にKAMDの下層防衛網
を構成する。 韓国は、高度40~60kmで北朝鮮のBMを迎撃する長距離SAM(LSAM)も開発している。
2017.06.17
Yahoo
聯合ニュース記事
<1707-061701>
韓国軍関係者が17日、KAMDの中核となるKMSAMが試験評価で
適合の判定を受けたことを明らかにした。
同関係者によると、KMSAMの試作品は全ての評価項目で基準を満たし、今月の初めに戦闘用に適するとの判定を受けたという。
2017.04.26
Jane's Defence Weekly
South Korea 'in final phase' of developing Cheongung medium-rage SAM system
<1706-042608>
聯合ニュースが4月16日、韓国が国内開発しているCheongung KM-SAMの開発が最終段階
に入ったと報じた。 同通信によると2017年後半に量産を開始し、2018~2019年にMIM-23 HAWKに代わり
装備を開始するという。
2017.04.16
Yahoo
聯合ニュース記事
<1705-041602>
韓国軍関係者が16日、北朝鮮のBMを下層で迎撃するKAMDの中核となるM-SAMの開発を完了
し、早ければ来年にも実配備することを明らかにした。 同関係者によると、M-SAMはすべての試験評価を終え、行政手続きだけを残した状
態だという。
韓国軍の中距離のSAM天弓を改良したM-SAMは高度20kmでBMを破壊する直撃型で、迎
撃試験では約10発の標的弾を撃墜したという。
【註】
韓国が開発したというM-SAMは、天弓の改良型であることや迎撃高度が20kmと大気圏内であることから、PAC-3級のシステムと思われる。 更に操舵がPAC-3のような
インパクトスラスタではなく従来型の操舵翼を用いた空力操舵であれば、PAC-3が対処できるBMより短射程のBMにしか対処できないと思われる。
2017.01.23
Aviation Week & ST
Sky bow
<1703-012302>
ロシアの技術で開発され、ミサイルの形状はS-400の9M96弾と同型。
2015年までに配備が開始され、10個中隊が北朝鮮との境界沿いに、更に何個中隊かが別の地域に配備されている。
・天弓 PIP
射程40km、射高20kmのATBMシステムである天弓 PIPは2016年1月以来7回、Scudを模した標的弾K-BATSに対する
迎撃試験を行っている。
弾頭を搭載していないK-BATSは700~800kmの射程で、弾頭を搭載すれば射程200~300km
のTBMになる。
・LSAM
更に高性能なシステムであるが、まだ開発の初期段階にある。
2016.03.18
Yahoo
中央日報記事
<1604-031806>
韓国軍関係者が17日、国防科学研究所(ADD)が開発中の中距離SAM (M-SAM) の初めての
迎撃試験に成功したと話した。 迎撃試験は今年1月に忠清南道安興にある試験場で行われ、Scudと同寸に作った超音速
標的に命中したと言う。
M-SAMは高度20~40kmの迎撃用で、更に数回の迎撃試験を行う計画である。
2016.03.10
Yahoo
中央日報記事
<1604-031003>
韓国政府高位当局者が9日、軍が西北島嶼地域の対空防御を強化するために、最近この地域に新型のSAM
天弓を配備したことを明らかにした。
韓国軍の関係者は、この地域に穴があけば首都圏が直接脅威を受けることになるため空軍機が警戒飛行しながら対応しているが、SAMで防空網を構築すれば西北
島嶼だけでなく首都圏の防御力が強化される意味もあると説明した。
【註】
韓国のK-MSAM 天弓(Cheongung)は、ロシアのS-400システムが使用しているミサイルのうちの中距離弾の9M96Eを元にした射程40km、射高15,000mのシステムで、実質的に
ロシアのS-350 Vityazシステムである。
この記事の発射画像から、天弓はS-300やS-400などのロシア製大型SAMと同じ、ミサイルが火薬や圧搾空気で空中に放出されたあとに点火されるコールドロンチ方式であ
ることが分かる。
2015.07.31
Yahoo
中央日報記事
<1508-073105>
韓国が国内開発した中距離 SAM 「天弓」が年末に配備される。 新宮、天馬など射程10km以内
の短距離 SAM はすでに開発を完了し配備されたが、中距離 SAM の配備は初めてである。 ADD 主導で2001年に開発に着手した天弓は、11年目の
2011年に開発を完了した。
天弓の最大射程は40kmで、高度15km前後の飛翔体、特に航空機を迎撃するのに使われる。 迎撃高度が40~150kmの THAAD
に比べて迎撃高度は低いが、韓国型ミサイル防衛 (KAMD) システムの一つであり韓国型 THAAD (K-THAAD) と呼ばれる。
【註】
THAAD の操舵は空気の極めて薄い高空での使用を前提として、操舵翼ではなく機体の横方向にガスを噴射するサイドスラスタによるものであるのに対し、天弓は PAC-2
Patriot と同様に操舵翼によるものと思われる。 この意味で大気圏外で使用するように設計された THAAD と、大気圏内での使用を前提とした天弓とは、全く別のシステム
といえる。
2015.07.30
Yahoo
Record China 記事
<1508-073003>
韓国防衛事業庁が30日、独自技術で開発した中距離 SAM 「天弓」の発射試験に成功したことを明らかにした。
天弓は韓国国防科学研究所 (ADD) が2011年に開発に成功した新型 SAM で、韓国空軍の現有「雄鷹」に代わるもので、年内の
量産開始が計画されている。
【註】
天弓は KMSAM と呼ばれていた SAM で、ロシアの技術を元にしていると見られている。 Almaz-Antey社の Vityaz は、KMSAM を発展させたものと言われている。
2014.06.30
Yahoo
中央日報記事
<1407-063002>
韓国の韓国防長官候補が29日に国会の人事聴聞会で、北朝鮮の核とミサイル威嚇に備えて Kill Chain と
KAMD を早期に整備することを明らかにした。 KAMD では、現在導入中の PAC-3 とは別に L-SAM と
M-SAM 装備して、高度50~60kmは L-SAM で、高度40km以下は PAC-3 と M-SAM で迎撃する多層防衛体系を備えるという。
こうした構想が、米国の主導する BMDS に編入されることではないのかという質問に対しては、韓国の政府と軍は、米国の BMDS
に編入されないとの立場を明確にした。
【註】
韓国の M-SAM (KMSAM) Cheongung は、ロシアの S-400 システムが2種類使用しているミサイルのうちの中距離弾の 9M96E を元にした射程40km、射高15,000mのシステムで、実
質的にロシアの S-350 Vityaz システムである。
2014.06.11
Yahoo
聯合ニュース記事
<1407-061102>
韓国防衛事業庁が11日の防衛事業推進委員会で、多目的衛星5基を2020年代初頭から打ち上げることを決めた。 同衛星
の開発は来年から国防科学研究所 (ADD) が行う。
同庁はまた、迎撃高度40km以上の迎撃システムである長距離 SAM (LSAM) の開発を来年開始することを決めた。
2020年代初頭に LSAM が完成すれば、韓国軍が導入を進めている PAC-3 と、現在開発中の中距離 SAM (MSAM) とともに、多層ミサイル防衛シス
テムが構築できる。
2014.06.03
Yahoo
聯合ニュース記事
<1407-060303>
韓国軍関係者が3日、高度40km以上で迎撃する長距離 SAM (LSAM) を国内開
発することを決定したことを明らかにした。 11日の防衛事業推進委員会に、LSAM の国内開発に向けた事業推進基本計画案が上程される。 同関係者は、LSAM の
開発には7年以上かかるとした上で、配備開始は2023~2024年だろうと話した。 開発と量産にはKRW1T(約1,000億円)
以上の予算が投入される。
韓国は LSAM の国内開発を決めたことで、THAAD を現段階では導入しないとしているが、LSAM の開発が遅れれば THAAD を導入しなければならなくなるとする見方も出て
いる。
2013.06.12
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1307-061202>
韓国政府筋が12日、年内に策定する韓国独自のミサイル防衛 KAMD 計画には、
SM-6 を導入し、海上迎撃体系を構築する内容も含まれることを明らかにした。 SM-6 は射程が320~400kmで、2016年
頃に導入して Aegis艦に搭載する。
KAMD 計画では、来年に PAC-2 を追加配備するとともに、2016年に PAC-3 を購入し、更に中距離 SAM と
長距離 SAM をそれぞれ2020年と2022年までに開発することも盛り込まれる。
2012.11
Jane's Missiles & Rockets
South Korea to deploy indigenous SAMs in 2015
<1211-110015>
9月10日の韓国の報道によると、韓国が M-SAM 計画として開発を進めてきた Cheongung (Iron Hawk) の配備
が2015年に開始され、2018~2019年に完了する。
Cheongung は S-400 システムの 9M96 ミサイルの輸出型である 9M96E を元にした射程40km
、射高15,000mのミサイルで、ガスダイナミック制御が使用されている。
システムは射撃指揮装置 (FCC)、MFR 及び4~6基の発射機で構成される。
2012.09.11
Yahoo
毎日中国経済記事
<1210-091101>
韓国軍幹部が、2013年に KMSAM の量産を開始し、2015年に配備を開始して、2018~2019年に完了する計画であることを
明らかにした。
KMSAM の射程は40km、射高は15kmで、Cheolmea と命名された。
2012.08.29
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1209-082902>
韓国国防部が29日、国防改革基本計画を大統領に報告した。 計画よると韓国軍は、射程300kmの弾道弾『
玄武-2A』と500kmの『玄武-2B』を増強するほか、PAC-3 の二倍の射程を持つ長距離 SAM を開発長距離 SAM を開発する。
さらに2020年以降に、次期駆逐艦(KKDX)6隻を建造し、戦力化する。 KKDX は Aegis 駆逐艦 (7,600t) よりは小さいが、
現在装備している駆逐艦 (4,200t) より大型であるという。
一方、現在63.6万の兵力は、2022年までに陸軍を削減して52.2万にする。
2012.02
Jane's Missiles & Rockets
South Korean M-SAM makes its debut
<1203-020021>
韓国防衛開発庁 (ADD) が開発中の KMSAM が12月15日に公表された。 KMSAM は2001年
に研究が開始され、2006年に開発へ移行した。 2012年に量産が開始され、2013年には配備が始まる。
KMSAM の射程は40km、射高は50,000ftであるが、2018年までの開発第二段階で対ミサイル能力
を付与し、射程は100~150km、射高は100,000ftに能力を向上させる。
システムは FCS、MFR 各1両と、ミサイル8発を搭載する TEL 4~6両からなる。
・FCS: 3台の制御卓を並列で配置、6目標との同時交戦可能
・MFR: 40rpmで回転、高低は-3゚~+80゚を電子走査
・ミサイル
S-400 の 9M96E を元に開発。 コールドロンチで垂直に発射後、サイドスラスタ
で方向を変えた後にロケットモータに点火。
サイドスラスタはロケット点火後にも使用している。
2011.12.25
Yahoo
朝鮮日報記事
<1201-122501>
国防科学研究所(ADD)が15日、中距離 SAM 天弓を開発したと公式に発表した。 天弓は早ければ
2013年から配備される。最大射程40km、最大射高15,000m、最大速度は Mach 5 の性能
を持つ。
天弓の母体はロシアの S-400 で、レーダを車載可能な小型のものに変え、ミサイルは小型の 9M96をモデルにしている。
また第二段階として、来年から18年にかけて、弾道弾要撃用のミサイルに改良される計画である。 弾道弾要撃型の天弓は PAC-3 以上を目指し
ており、有効射高が30,000m、射程が100~150kmまで伸ばされる。
2011.12.20
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1201-122002>
韓国軍の SAM『天馬』の整備が終了した。 約100基が量産された天馬は来年で生産を停止す
る。 天馬は1999年から量産され、空軍の防空砲部隊と陸軍砲兵部隊に配備され、今年に入り、陸軍の首都圏と前線部隊への配備を進めてきた。
装甲車搭載の天馬にはミサイル8発が装填され、最大探知距離は20km、射程は9km、速度は Mach 2.6 となっている。
2011.12.17
Yahoo
JNN 記事
<1201-121701>
韓国が5年間かけて開発した国産新型地対空誘導ミサイル『天弓』を公開した。
韓国国防省などによると、天弓は垂直発射方式で射程は40km、2013年からソウル近郊や北朝鮮との軍事境界線付近など
に実戦配備される。
【註】
TV 映像から見ると発射機は8連装で、ミサイルは垂直発射直後にサイドスラスタで方向を変えている。
2011.12.16
韓国東亜日報
領空守護の最終兵器『天弓』
<1201-121602>
韓国国防科学研究所 (ADD) が15日、中距離 SAM 『天弓』を国内技術で開発したと発表した。
来年に量産に入り、2013年から配備される。
天弓は、垂直発射機から発射され MFR により誘導される。 最大射程は40km、最大射高は15kmである。
ADD は、来年から2018年までかけて天弓を改良し、15km以上の高度を Mach 5 以上で飛行する TBM も迎撃できるようにする計画である。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
Almaz-Antey releases brief details of new SAMs
<1010-070008>
Almaz-Antey社が、現在開発中の二種類の SAM について若干の情報を開示した。 またこの二種類と S-400、S-500 のほかに、
第五のシステムの存在も示唆した。
・Vityaz
Vityaz は韓国向けに開発した KM-SAM を発展させたもので2007年に開発が開始さ
れた。 来年には試作品が完成し、同年内に発射試験が開始される。 小型、安価であるが S-300PS (SA-10b) 並の性能を持つ。 ロシア軍が
装備している S-300PS は耐用期限を迎えようとしているが、後継の S-300PMU2 (SA-10d) は輸出用で、ロシア軍は装備していない。
・Morfey
ICBM や SAM のサイトを護るポイントディフェンス用至近距離 SAM で、精密誘導兵器や CM に対処する。
2005.12.14
Jane's Defence Weekly
South Korea unveils multifunction radar for M-SAM
<0601-121411>
韓国の STC社 (Samsung Thakes Co) が、韓国の M-SAM 用に開発した MFR を公表した。 このレーダは2004
年の中頃に完成していたと見られる。
韓国 M-SAM は2010年に退役が予定されている12個中隊の I-HAWK の後継となるシステムで、
開発総額は$1.2Bと見られている。 システムにはロシア Almaz社製
S-300PMU1 と 48N6 ミサイルの技術が取り入れられている模様で、研究開発段階で$30Mかけた最初の MFR の試作
はロシアの企業で行われた。
$60Mかける最終試作では2基の MFR が試作され2004年には完成するはずであったが、試作が終了したか否かは
不明である。
【註:】
S-300PMU1(右図)は NATO コードで SA-10d と呼ばれる SAM で、対弾道弾能力を有する。 発射される 48N6 ミサイルの発射重量は
1,800kgで、射程は
150km (対航空機)
40km (対弾道弾)
である。 システムの IOC は1992年である。
2005.11
Jane's Missiles & Rockets
South Korean M-SAM nears flight tests
<0603-110008>
韓国が開発中の KM-SAM は開発の最終段階が開始されようとしている。
無誘導の発射試験が昨年8月末に忠清南道の Anhung にある射場で行われる予定であったが、試験に成功したとの発表がなく、失敗した
か延期されたものと見られる。 迎撃試験は次のシステム開発段階に予定されている。
KM-SAM は射程が1~50km、最大射高が25kmで、レーダは LG電子、指揮装置は LG電子と雙龍 (Ssangyong) の
共同、ミサイルと発射機は 三星 (Samsung) が担当し、2010年の装備化が予定されている。
2004.07.28
Jane's Defence Weekly
Air force looks to address threats further afield<0414-072812>
韓国空軍は急速に近代的な'宇宙航空軍'に発展しつつある。
・F-16
1980年代に米国から39機の F-16C/D Block 32 を輸入したほか、2000年までに120機
の KF-16C/D Block 52 を国産している。 更に20機の KF-16 が発注されている。
これらの F-16 には AMRAAM、Harpoon、HARM、LANTIRN が装備され
ている。
・F-15K
2002年に韓国は F-X として40機の F-15K 導入を決めた。 F-15K には AN/APG-63(V) レーダ、及び
ALR-56C(V) RWR が搭載される。
・F-X
2008~2009年には第二次の F-X が予定されており、F-15K のほか F-16 Blocl 60、Eurofighter Tyhoon、
Dassault Rafale などが候補に上がっている。 F-35 JSF を望む声もあるが、取得可能時期が間に合わない。
・E-X
4機の空中警戒管制機の RFP が3月に発簡された。
・空中給油機
・偵察衛星
・PAC-3
・KMSAM
射程44kmの中距離 SAM で、SCUD 迎撃能力を持つ。
2004.06.02
Jane's Defense Weekly
South Korea advances KM-SAM programme
<0411-060211>
韓国が KM-SAM 用に開発中の MFR の研究試作品が完成した。
KM-SAM は、2002年に開発が開始され2008年の運用開始を目指す$1.2Bの中距離 SAM 開発計画で、
ロシアの Antey S-300PMU1 (註:SA-10d)と 48N6 ミサイルの影響を大き
く受けたシステムと言われている。
開発は LG社が Almaz社と提携して実施しており、LG社は Almaz社と MFR の研究試作に$30Mの契約を行ってい
る。 更に数ヶ月以内に$60Mの契約によるプロトタイプレーダ2基も完成する。 また、両社は$20Mの契約で
KM-SAM 用の移動型指揮装置の開発も行っている。
2002.05.08
Jane's Defence Weekly
South Korea set to cancel SAM-X buy
韓国は、SAM-X として計画していた48基(発射機)の Patriot 購入計画中止を決めた模様である。
各国国防相は空軍に対し、現有の防空力と開発中の M-SAM を取り入れた、新たな防空構想の構築を命じた。
SAM-X 計画中止は Raytheon社との価格交渉がまとまらなかったことによるが、先に F-15K 40機の導入を決め
たため、SAM-X 予算のカットを余儀なくされたとも見られる。
2000.12
Jane's Missiles & Rockets
South Korea's SAM-X programme may be ready to begin
韓国が Nike-Hercules の後継としての SAM-X 計画を再行している。
計画では2008年までに48発射機を就役させる。
2000年 7月時点でプロポーザルを提出したのは Raytheon社だけで、韓国が関心を持っているロシアの SA-12 (S-300V) からは、
プロポーザルは出ていない。
もし SA-12 が選定されていれば、代金は韓国が旧ソ連時代からロシアに対し持っている債権と交換することになった。