2016.11.09
Jane's Defence Weekly
Crech MoD seeks Western SAM to replace SA-6s
<1701-110909>
チェコ国防省が11月3日、現有の2K12 Kub (SA-6)を西側の
MSAMに2020年代末までに換装する計画で、Diehl、Kongsberg、Lockheed Martin、MBDA、Rafaelの5社にRfIを発簡したことを明らかに
した。
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
Aerotechnica upgrades 'Guideline' for an unidentified customer
<1302-010017>
ウクライナの Aerotechnica社が某国の依頼で、S-75 (SA-2) の近代化改修
を行っている。 改良は指揮装置、レーダ、発射機に及んでおり、15年の延命を可能にするという。
Fan Song レーダには、新たに P-16-A AESA レーダが追加される。
2012.10
Jane's Missiles & Rockets
Aerotechnica develops cable-free S-125-2D
<1211-100022>
ウクライナの Aerotechnica社が、S-125-2D Pechora-2D (SA-3) の発射機に電源装置を搭載して、電
源及びデータケーブルを不要とする改良を発表した。
2012.05
Jane's Missiles & Rockets
RETIA plans to test-fire its SPU CZ modernised launcher
<1206-050011>
チェコの RETIA社が、MBDA社の協力で改良した Kub CZ の初の発射試験をイタリアで行った。
改良型 Kub CZ は 2K12M Kub (SA-6) の 2P25M 発射機から Aspide 2000 を発射するもので、システムは3月上旬にチェコの
ほか、現在も SA-6 を装備しているブルガリア、ルーマニア、スロバキアに対しても行われた。
2012.04
International Defence Review
Retia modernises 2K12 Kub
<1205-040005>
チェコの Retia社が、2009年9月にチェコ国防省から発注されていた改良型 2K12 Kub (SA-6) の開発を完了した。 改良
型はロシア製の 3M9M3 ミサイルに代えて、MBDA社製 Aspide 2000 を発射する。
2012.03
Jane's Missiles & Rockets
Venezuela acquires S-125-2M Pechora-2M air-defence system
<1205-030013>
ベネズエラが2月4日、新規に購入した S-125-2M Pecora-2M (SA-3) を公開した。
S-125-2M は S-125-M を改良するものであるが、同国は S-125-M を保有していなかったため、新造品をロシアから直接購入
した。
2011.11
Jane's Missiles & Rockets
Poland's WZU and Raytheon team to promote ESSM-armed SA-6 'Gaingul'
<1112-110001>
ポーランドの WZU社が9月に Kielce で開かれた防衛展で、再度改良型 2K12 Kub (SA-6) を展示した。
同社の改良型 SA-6 は、今まで 3M9 ミサイルに替えて 2P25M2-P1 発射機に AIM-120 AMRAAM や RIM-7 Sea Sparrow
を載せたものであったが、今回は RIM-162 ESSM を搭載している。 但し基本構想は前回の Sea Sparrow SA-6 と同じである。
2011.09.14
Jane's Defence Weekly
SAM rivals desplay their wares at MSPO
<1111-091401>
ポーランドで9月5~8日に行われた MSPO 防衛企業博では、ソ連製 SAM の改良がメインとなり各社が競い合った。 対
象となっているのは S-125 (SA-3)、2K12 Kub (SA-6)、9K33 Osa (SA-8) の三機種である。
2011.08
Jane's Missiles & Rockets
RETIA and MBDA team for SA-6 upgrade
<1110-080008>
チェコの RETIA社がパリ航空展で、Kub (SA-6) の近代化計画を提案した。 近代化 Kub は 2K12
Kub CZ と呼ばれ、ミサイルを MBDA社製 Aspide 2000 に替えるもので、Kub CZ の発射機には3発の Aspide 2000
が搭載される。
2011.01
International Defence Review
Latest Pechora SAM completes test firing
<1102-010030>
ウクライナのレーダメーカである Aerotechnica社が、S-125 (SA-3) を改良した S-125-2D
Pechora の発射試験を完了した。 発射試験は6回以上行われた。 S-125-2D の輸出商談は1ヶ国と進められているが、この他に
少なくとも2ヶ国が S-125M を S-125-2D に改良したいとしている。
┏━━━━━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┓
┃ ┃ S-125 ┃ S-125-2D ┃
┣━━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃最大射程 (km) ┃ 80 ┃ 100 ┃
┃最大射高 (km) ┃ 18 ┃ 21 ┃
┃目標速度 (m/s)┃ 700 ┃ 800 ┃
┃SSKP (対航空機)┃0.45~0.92┃0.75~0.97┃
┃SSKP (対ヘリ) ┃0.16~0.28┃0.65~0.95┃
┃SSKP (対機動機)┃0.20~0.50┃0.45~0.99┃
┃SSKP (対 CM) ┃0.04~0.48┃0.35~0.95┃
┗━━━━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2011.01
International Defence Review
Iran showsases missile defence system during largest exercise
<1102-010024>
イランが11月16日から5日間行われた防空演習を公開した。 この演習にはイランが国内開発した BMD システム Mersad
の中隊が参加し、18日に発射試験に成功した。
ただ、現地の報道によると、このシステムは1980年代末にソ連から購入した S-200 (SA-5) の改良型
にほかならない。
2011.01
Jane's Missiles & Rockets
Iran tests upgraded S-200 missile
<1102-010007>
イラン軍高官が11月17日に TV で、イランが S-200 (SA-5) を改良
して S-300 並の能力のある SAM を開発したと述べた。 S-200 改良型 SAM の存在は2007年に報じられ、2008年の2月と3月に発射試験が行われていた。 中隊は単装発射
機6基を装備する。
イランは1990年代初期に S-200 を装備したが、full operational になったのは1997年になってであった。
2010.10.20
Jane's Defence Weekly
Ukrainian SAM upgrade locates launch customers
<1011-102006>
ウクライナでレーダの改良を手がけている Aerotechnica社が、S-125 (SA-3) を
近代化した S-125-2D (Pechora) を、間もなくウガンダと見られる最初の輸出先に
納入する。
2010.09.22
Jane's Defence Weekly
Raytheon, WZU offer SA-6 update
<1011-092203>
Raytheon社とポーランドの WZU社が、チェコの Retia社も交えて 2K12 Kub (
SA-6) の改良型を国際市場に売り込もうとしている。 主たる改良点は 1S91 (Straight Flash) を RIM-7M Seasparrow
に換装するする琴である。
しかしながらポーランドは AMRAAM を M1097 Humvee に搭載した SLAMRAAM を採用することにしており、SA-6 改は他の SA-6
保有国向けになる。
2010.06.23
Jane's Defence Weekly
Raytheon eyes potential SAM upgrades
<1008-062604>
Raytheon社がソ連時代の SAM システムのミサイルを RIM-7 Sparrow に代えることで近代化することを目指している。
チェコに対しては、保有する 2K12 Kub (SA-6) のミサイルを Sparrow に代える提案を行っている。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
S-125-2TM makes first live-firing
<1005-040007>
ベラルーシの Tetraedr社が12月15日、明らかにされていない国で S-125-2TM Pechora-2TM (SA-3
) の改良型による実射を行った。
この実射にはヘリを模した標的が使われ、距離7.5km、高度17mで撃墜した。
2010.03.24
Jane's Defence Weekly
Czech Republic looks to upgrade its air defence
<1005-032410>
チェコ国防省が2013年を目標として、老朽化した 2K12 Kub (SA-6) に代わる防空システムを検討している。 国防省によると、検討対象には
RIM-7 Sparrow や MBDA2000(註:Aspide 2000 のことか)も含まれている。
チャコでは2015年に JAS39 Gripen 戦闘機のリース契約が切れることになっている。
2010.02
International Defence Review
Rosoboronexport upgrades widen Kvadrat target set, with new TELAR and missiles
<1003-020032>
ロシアの ROE社が、Kub-M1/2 (SA-6) の新たな改良案を作成した。 これは2004年から
進められている第三段階改善計画に代わるもので、第三段階は SA-6 のレーダ付き発射機 (TELAR) から 9M317
(SA-11) のミサイルである 9K37M1-2 を発射するのに対し、新改良案では SA-11 の TELAR を使用する。
S-6 の TELAR は同時交戦能力が2目標であったが、S-11 の TELAR は5目標と交戦できる。
2010.02
Jane's Missiles & Rockets
Russia offers revised third stage Kub upgrade
<1003-020008>
2K12M1/2 Kub-M1/2 (SA-6) の最新改良型が公表された。 最新型では Kub-M1/2 の発射機に、9K37M1-2 Buk-M1-2
(SA-11) の 9M317 ミサイルを搭載している。
2009.10.28
Jane's Defence Weekly
Retia, Raytheon eyes SA-6 upgrade market
<0912-102805>
チェコの電器メーカである Retia社が、チェコ陸軍が装備している SA-6 を$2Bかけて改良する話し合いを行っている。
この改良では老朽化した 3M9 ミサイルを RIM-7M SeaSparrow に換装する。
チェコ陸軍には現在、発射機4基からなる SA-6 中隊が4個中隊あるが2013年まで退役するため、新装備の導入か在来装備の改良が求められている。
2008.11
Jane's Missiles & Rockets
Poland's WZU launches Sea Sparrow-armed Kub
<0901-110001>
ポーランドで、かつて WZU-2 補給処でのちに独立した WZU社が、ロシア製の 2K12 Kub (SA-6)
システムから RIM-7P Sea Sparrow を発射する提案を行っている。 当初は発射試験を2008年中頃に行うとしていたが米政府の承認が得られなか
ったために、発射試験は2009年2/四半期以降になる。
9月にキエフで行われた MSPO 2008 防衛展に展示されたのは、2P25M2 発射機(註:SA-6 の発射機)の外側の発射レール(註:SA-6 は3発搭載)にそれぞれ
RIM-7P 2発を装填した発射機を搭載していた。
同社は当初 AIM-120 AMRAAM を搭載しようとしていたが、2006年頃にこれを Sea Sparrow に変更した。 これは Sea
Sparrow は多くの国が装備しているため、その方が輸出しやすいと見たためである。
2008.03
International Defence Review
Czech armed forces field upgraded SURN
<0805-030008>
チェコ軍が、2K12 Kub (SA-6) の 1S91 SURN レーダを、NATO の周波数基準に合わせて全面改良
した。 1S11 捕捉レーダ及び 1S31 イルミネータレーダのいずれもアンテナはそのままであるが、新型マグネトロン送信機をはじめ電子装置は全面更新された。
この改良により捕捉レーダの探知距離は47kmから51.3kmへ、イルミネータレーダの追随距離は23kmから42kmへ伸び、結果として 3M3M3E ミサイルの射程
は21kから25kmになった。
2007.12
Jane's Missile & Rockets
Upgraded S-125-2T conducts successful live firings
<0802-120004>
カザフスタン軍が9月22~27日に、改良型の S-125-2T (SA-3) による迎撃試験を行った。
試験では4発の 5V27D ミサイルが、PM-6 パラシュート標的、MR-9 ロケット標的、及び SA-2 を改造した Balaban 標的ミサイルに対して発射された。 こうのち2目標
に対しては SA-3 の性能限界(右図)を超える、高度40,000ft、距離32.2kmで命中した。 これは自爆装置が作動する直前であった。
SA-3 の改良はベラルーシの Tetraedr社が行った。
2007.11
Jane's Missiles & Rockets
WZU-2 proposes Sea Sparrow for Kub system
<0724-110011>
ポーランドの WZU-2社がポーランドで行われた MSPO 2007 展に、RIM-7P Sea Sparrow を搭載した 2K12
Kub (SA-6) を展示した。 RIM-7P は150kgと SA-6 の 3M9 弾の1/4の重量のため 2P25M2-P1 発射機に
6発が搭載可能であるが、MSPO 2007 では中央に 3M9 弾、その左右に RIM-7P 弾を搭載した 2P25M2-P1 発
射機が展示された。
WZU-2社は Raytheon社と共同で 2P25M2-P1 発射機から AMRAAM を発射する研究を進め2005年8月に発射試験を行ったがポーランド
国防省に採用されなかったため、より安価な RIM-7P を提案した。
2007.11
Jane's MissiIes & Rockets
SRTZ-2TM protection system offers anti-radiation missile defence
<0724-110006>
SRTZ-2TM 自己防護装置が S-125M Neva-M (SA-3) の改良型であ
る S-125-2TM Pechora-2TM にオプション装備として追加される。 SRTZ-2TM は ARM 回避装置で、
GPS/INS 誘導などにより電波止めても 向かってくる ARM にも対抗できる。 このシステムを使用した場合
の生存確率は、HARM の単射に対して93%、2発斉射に対して92%、4発斉射に対して90%である。
受信アンテナはシェルタ側面に配置され、送信アンテナはシェルタ上と、5mの伸
縮式マウント上の2ヶ所に取り付けられている。 電源は20kWの発動発電機を内蔵している。
【註:】
北朝鮮が SA-3 の改良キットに関する情報を収集しているとの報道(JDW 2007.03.14
)がある。
2007.10
Jane's Missiles & Rockets
Tetraedr outline new upgrade for S-125M
<0721-100012>
Tetraedr社が S-125M (SA-3) の改良型である S-125-2TM Pechora-2TM の詳細を公表した。 2TM の開発は
完了しており、現在某国向けに生産が行われている。
S-125-2TM の主要性能は以下の通りである。
・探知可能最小 RCS : 0.02㎡
・RCS=1㎡目標探知距離: 75km(65~23,000ft目標)
100km(23,000ft以上の目標)
・射 程 : 3.5~35.4km
・射 高 : 65~82,000ft
・SSKP : 0.85~0.92(20km以内)
: 0.89~0.90(20~30km)
2007.03.14
Jane's Defence Weekly
North Korea investigates SA-3 missile upgrades
<0708-031407>
最近行われた展示会で、北朝鮮が S-125 (SA-3) の改造キット各種に関する情報を収集しており、ロシアか
ら改造キットか改造に関する資料を購入しようとしている模様である。 SA-3 の改造については、ロシア企業から以下の二件の購入が
可能である。
・Pechora-M
システムをディジタル化するほか、誘導アルゴリズムの改良、ECCM 性の向上、TV/IR TV 自動追尾の採用、IFF の内蔵などが行われる。
・Pechora-2
機動性、射程、撃墜効果が画期的に向上する。
2004.12
Jane's Missiles & Rockets
Russia moves to vertical-launch Shtil
<0503-120012>
Almaz-Anteyグループの DNPP社が、垂直発射型の Shtil-1 を開発した。 VL Shtil-1 (9M317ME) は
Project 956(Sovremenny級)駆逐艦の M-22 発射機(右図)に12発が円筒キャニスタに入れられて装填され発
射される。 排水量1,500t以上の艦船に搭載が可能である。
9M317ME は、全長5.18m、胴径360mm、弾頭重量62kgのセミアクティブホーミング SAM で、射程3.5~32km、射
高5m~15kmの性能を持つ。 前身の Shtil (9M38) は、陸上の 9K37 Buk (SA-11) とファミリであった。