2009年の注目される軍事技術に関する報道

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2009.10.19 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「障害物透過『ミリ波』カメラ、国内独自技術で開発」

<0911-101901>
 韓国 Samsun Thales社の竜仁総合研究所が、雲、霧などのほか偽装シートも透過し物体の形状をとらえることができるミリ波 カメラ MIRAE を、米国に続き世界で二番目に独自の技術で開発し19日に公開した。 受信機の中核となる94GHz MMIC LNA は電子通信研究院が国産化に成功している。
 今後2年間の試験を経て空港や主要施設での危険物探知に使用するが、このほかにも軍事や消防など応用分野はかなりの広範囲になると見込まれる。
【註】
 ミリ波カメラというが、94GHz高解像度パッシブレーダと思われる。
2009.10.05 Aviation Week & ST Mass fracion <0911-100517>
 DARPA が進めている System F6 分散型衛星構想 (fractionated-satellite concept) が、従来の大型衛星の考え方を根本的に変えようとしている。 F6 構想は複数の小型衛星を接近した編隊飛行させて働かせるものである。
 計画は Orbital Science社が担当し、現在第二段階へ移行している。 この段階では衛星と地上装置の詳細設計を行い、 HWIL 試験ののち、2013年に実証衛星を打ち上げる。
2009.10.05 Aviation Week & ST Morphing methods <0911-100516>
 イラクやアフガンでの経験からヘリコプタに、速度搭載能力、機動性などの性能向上と、騒音、振 動、及び価格の低減など、画期的な改善が求められている。
 DARPA が進めようとしている MAR 計画は、飛行間にロータブレードの形状を変化 させて搭載能力を30%航続距離を40%向上させつつ、音による被発見距離を50%、振動を90%低減させようとすめもので 、12ヶ月間の概念設計を数社に行わせる。
 計画にはシームレスにブレード形状を変化させる案の FlexSys社や Teledyne Scientific社、アクティブブレードフラップを提唱する Sikorskyd社、ピエゾ効果を利用したフラップを持つ Smart Rotor(右図) を提案する Boeing社などが名乗りを上げている。
2009.10 International Defence Review GTS supports open-architecture Aegis modernisation <0911-100041>
 バージニアの GTS社が Aegis システムをオープンアーキテクチャー (OA) 化する CPS を受注した。
 CPS Blade Center はサーバブレード2枚とネットワーク切り替えブレード6枚の計8枚のブレードで構成され、それぞれ 64ビット32GBのメモリを内蔵する。
2009.06.01 Aviation Week & ST DARPA hard <0907-060110>
= DARPA のFY109予算要求と航空関係研究命題 =
 米 DARPA のFY10予算要求は、わずか$3.25M増であるが、FY09で$87.6Mであった航空関連 予算が$338Mに増額されている。
Rapid Eye
 ロケットで1〜2時間以内に打ち上げられる HALE UAV
Vulture
 太陽電池電源で成層圏に5年以上滞空する UAV(右図)で、まず3ヶ月の滞空を確認し、次いで完全搭載状態で1年間滞空させる。
ISIS (Integrated Sensor Is Structure)
 10年間滞空可能な成層圏飛行船で、当初は1年間の滞空を目指す。
LRASM
 長距離対艦ミサイル
Vulcan
 ターボジェットと CVC エンジンを組み合わせ、静止状態から Mach 4 以上まで加速する。
MoTr
 ターボジェットと ramjet/scramjet を組み合わせ、Mach 6 を目指す。
T3 (Tripe Target Terminator)
 航空機から発射される高速長射程ミサイルで、対航空機、対 CM、対防空システムの三用途
Transformer Vehicle
 'Flying Jeep' と呼ばれる路上走行車両で、1〜4名を乗せて1〜2時間飛行できる。
Autonomous Aerial Refueling
 Global Hawk に自動で UAV 同士の空中給油を行う。
Adaptive Morphing Super-Maneuver Aircraft
 機体形状を変化させることにより、低速遊弋で索敵し、高速で攻撃する。
2009.05 International Defence Review US seeks ideas and information on potential of Power Skin <0907-050037>
 米 DARPA が4月3日に、'Power Skin' に関する RfI を発簡した。 Power Skin とは Power(註:「電力」の意味と解する)を発生させ、充電できる 構造材で、UAV などの機体外殻材に応用できる。
2009.04 International Defence Review Array of light: radar functionally shows many advantages of active electronics <0907-040007>
= 航空機搭載 AESA レーダを説明する記事 =
 現在航空機搭載 AESA レーダの MMIC は GaAs が主流であるが、GaNSiGe の研究 開発も進められている。 GaN は GaAs に比べて一桁高い増幅が可能で、SiGe は広い用途から価格低減が期待されてい る。
【 Zhuk-AE 関連記事:0710-040006 (IDR 2007.04)】
2009.01 International Defence Review Ram-air parachute scores record test drop <0902-010005>
 Airborne Systems社が10月29日に、40,000-lbを吊り下げた GigaFly 42K JPADS GPS 誘 導パラシュートの試験に成功した。 33,000-lbの試験は9月に成功している。 米陸軍は既に2,000-lb吊り下げの FireFly 2K と、10,000-lbの DragonFly 10K を採用している。
 GigaFly 42K の傘幅は195ftで Boeing 747 の翼端長とぼぼ同じで、限界高度25,000ftから投下した場合22km飛翔可能 で、14ft/secの安全着地速度で100m以内の誤差で着地できる。 試験では96mの誤差であった。