その他空中発射迎撃ミサイルに関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2020.09.21 朝鮮日報

(Yahoo)

THAAD・パトリオットそこのけそこのけ、北ミサイルを上昇段階で迎撃 <2010-092106>
 韓国軍が、北朝鮮のBMを発射直後の上昇段階で迎撃するシステムを開発していることが20日に確認された。 中長期的には航空機搭載レーザ兵器により北朝鮮のBMを上昇段階で迎撃するシステムも開発する計画である。
 軍消息筋によると、北朝鮮のBM発射を24時間監視するUAVが発射を探知しその情報をKF-Xに伝え、KF-Xが迎撃ミサイルを発射する方式で、米国との共同開発も進めていることを明らかにした。
2019.06.25 Inside Defense Air Force cancels $632M missile interceptor project after contract negotiations break down <1907-062504>
 米空軍が5月、FY19に緊急試作として$632Mで開始したERWn計画を、契約不成立のため中止を決めた。
【関連記事:1906-053007 (ID 2019.05.30)】
【註】
 ERWnは敵のBMをブースト段階で撃墜する戦闘機から発射する新型迎撃弾の開発計画であった。
【関連記事:1906-053007 (ID 2019.05.30)】
2019.05.30 Inside Defense New Air Force, MDA boost-phase intercept project starts and immediately stalls <1906-053007>
 米国防総省が計画している、敵のBMをブースト段階で撃墜する戦闘機から発射する新型迎撃弾ERWn開発計画について、米空軍が某メーカーとの交渉で今月、合意を得られなかったが、空軍参謀長がをERWnの開発を年内に開始することを明らかにした。
2019.05.16 Inside Defense Air Force, MDA eye kinetic boost-phase interceptor in new $661M project <1906-051608>
 米空軍が戦闘機から発射してブースト段階のICBMを撃墜する新型迎撃ミサイルERWnの開発を急いでおり、応急試作を開始した。
【註】
 戦闘機から迎撃弾を発射してICBMを迎撃するという構想は新しいものではなく、2006年頃にTHAADやPAC-3弾を戦闘機から発射するALHTK構想が考えられていた。
【関連記事:0708-020004 (JMR 2008.02)】
 またAIM-120 AMRAAMをブースト段階迎撃弾に改造するNCADE計画も進められていた。
【関連記事:0909-080020 (JMR 2009.08)】
2019.04.03 Inside Defense MDA, Air Force eye $30M for new, classified interceptor project <1905-040305>
 米MDAと空軍が今後3年間で$30Mかけて、既存ミサイルの改良又は新迎撃弾を開発する秘密計画を開始する要求が、国防総省の要求では削減されている。
 MDAのFY20要求では$10Mが計上されている。
2019.01.24 Inside Defense Greaves bullish on F-35's missile defense role <1902-012409>
 米MDA長官が1月23日、F-35のセンサと迎撃弾発射能力がミサイル防衛に使えるかの試験を既に2回実施しているとした上で、更に試験を実施することを明らかにした。
 MDAはミサイル防衛に、F-35が搭載している分散配置型センサDASを活用することを考えている模様である。
2018.04.11 Inside Defense MDA director says F-35 missile defense capability 'six to seven years' out <1805-041109>
 米MDA長官のグリーブス中将が上院歳出委員会小委員会で11日、F-35にBMD能力を付与するには少なくとも 6年は必要であると述べた。
 グリーブス中将はBMDでのF-35の活用を過去数ヶ月以上にわたり空軍と検討していることを明らかにした。
2012.03 International Defence Review US Seeks airborne BMD <1205-030026>
 米 MDA空中型 BMD システムを検討しており、各社に3年以内に飛行試験を行うコストの見積もりを求めており、 1月末に提案が締め切られる。
2010.09.20 Aviation Week & ST Past is prologue <1011-092010>
 UAV による弾道弾のブースト段階迎撃 (BPI) は、1990年代に Raptor Talon として検討されたが、ここに来て Reaper や Avenger (Predator C) を使用する案として、再び脚光を浴びている。
【註】
 Raptor Talon は、1990年代に BMDO(現在の MDA )が検討していた案で、Raptor UAV(右図)に22.7kgの Talon HVM 2発を搭載して BPI に使用するというものであった。
【関連 website:vectorsite.net
2009.06.18 Yahoo 産経新聞記事

「戦闘機でミサイル迎撃、米空軍が提言」

<0907-061803>
 シュワルツ米空軍参謀長が MDA 局長に書簡を送り、弾道ミサイルの迎撃に戦闘機を利用する構想について検討を 求めた。 新型や改良型の AAM で迎撃を図る構想で、今回の書簡は、従来の上昇段階を中距離 AAM の改良型で迎撃する構想のほか、弾頭が大気圏外にある 中間段階での迎撃に、高高度用の AAM を搭載した戦闘機を利用する構想を盛り込んでいる。
2007.02 Jane's Missiles & Rockets Lockheed Martin awaits air-launched Patriot contract <0708-020004>
 Lockheed Martin社は2005~2006年に F-15 から PAC-3 や THAAD を発射する ALHTK (Air-Launch Hit-to-Kill) 検討を$2Mの契約で行ったが、更に PAC-3 を F-16、F-22、F-35 で発射する検討を$3Mで受注しようとしている。
 空中発射 PAC-3 の目的は弾道弾のブースト段階での迎撃と、米本土沿岸の船舶から発射される弾道弾や 巡航ミサイルの迎撃である。
 搭載戦闘機の改造は最小限とし、搭載センサの変更はしないとすることから、指揮統制情報は JLENS に依存する。
2006.07.19 Jane's Defence Weekly MDA reveals discarded plan for B-52-launched KEI <0616-071906>
 MDA が、8,000kgの KEI 2発を B-52H から発射する構想があることを認めた 。 Boeing社は2005年にその可能性についての問い合わせを受けていた。
 MDA は各種空中発射型 boost-phase 迎撃機の検討を進めており、新型 PAC-3、THAAD、二段推進式 AMRAAM などが候補にあがっている。
(関連記事 JDW 2006.05.31)
2006.05.31 Jane's Defence Weekly New options enter race for boost-phase intercept weapon <0612-053102>
 MDA が高価な KEI ABL に代わる、安価な boost-phase 迎撃システ ムの検討を行っている。 候補には空中発射の PAC-3 又は THAAD と、AMRAAM を改造したシステムが提案されており、2006年後半に 方式決定を行う。 開発への移行を決するのはFY-08になる模様である。
空中発射 PAC-3/THAAD
 MDA が1年以上検討を行っており、検討の第一段階は既に完了している。
AMRAAM 改
 AMRAAM の弾頭を取り外して二段推進にし、AIM-9X の IR シーカを搭載する。  システムは NCADE (Network-Centric Airborne Defense Element) と呼ばれている。