第六世代戦闘機 F/A-XX に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.04.02
 17:31
Inside Dwefense Navy rips $11.7B from F/A-XX, putting project in budget limbo after 14 years of study <2405-040215>
 米海軍は次世代戦闘機 (F/A-XX) の計画を凍結して5ヵ年計画から$12Bを削り、資金が将来に向けて計画されていたより高い優先順位の資金調達に振り向けられるが、新たに開始される計画はFY26で要求される。
2024.03.11
 15:15
Breaking Defense Navy delaying next-gen F/A-XX fighter spending for near-term investments <2404-031110>
 米海軍は、新予算で次世代戦闘機(註:F/A-XX)の開発に$1Bを投入するのを遅らせているが、この動きは、現在の即応性を高く保つために将来の近代化を犠牲にした意図的な選択であると上級幹部は述べている。
 海軍予算担当副次官補のレイノルズ少将によると、同軍の主力機であるF/A-18の後継機となるF/A-XXの資金は、以前はFY25に$1.5Bと予測されていたが、2023年の財政責任法 (
FRA) の制約により、海軍はその資金の多くを将来の予算に振り向けることを余儀なくされた。
2023.08.29
 16:45
Breaking Defense 3 US aerospace primes actively facing off for Navy's next-gen strike fighter, F/A-XX <2309-082910>
 AW&STが8月27日、F/A-18の後継として米海軍が秘密裏に進めている次世代艦載戦闘機F/A-XXの開発は、Lockheed Martin、Boeing、Northrop Grummanの3社が、同機用エンジンにはP&WとGEの2社が競っていると報じた。
 海軍の報道官はBreaking Defenseの取材に対し、F/A-XXの構想確定段階を終了し、既に設計を詰める段階に入ったと述べた。
 海軍の進めているF/A-XXの正式名称は空軍と同じ
NGADであるが全く別の計画で、計画の多くが秘匿されている。。
2021.03.30 National Defense Navy's Next-Generation Air Dominance program to mix manned, unmanned systems <2104-033010>
 米海軍航空戦部長のハリス少将が、2030年代中頃に退役するF/A-18E/F後継について、有人か無人化の決定2~3年以内に行うが、ハリス少将によると、海軍は有人機と無人機の比率を60:40にするのが良いと考えているが、決定は現在行われているMQ-25 Stingray空中給油UAVの結果を見てからになるという。
 海軍はかつて
UCAS-DというUCAVの試験を行ったことがあるが、実際運用した経験が無いと言う。
2021.03.30 Breaking Defense Navy's plans call for new drones to shoot, spy, jam <2104-033008>
 米海軍航空戦部長のハリス少将が、次世代戦闘機
NGADについて2~3年後を目処に空軍と検討を進めているが、空母艦載機は60%がUAVになるであろうとする見方を示した。
2019.12.22 Defense News Amid a heated aircraft carrier debate, the US Navy sees funding slashed for a next-generation fighter <2001-122204>
 米海軍がF/A-18 Super Hornetの後継に考えているF/A-XX計画は、FY19で$5Mの予算が充てられたのに対し海軍はFY-20予算で4倍の$20.7Mを要求したが、議会はその66%を削減して$7Mだけを認めた。
 議会は海軍が要求した次世代エンジン開発費について時期尚早として削除した。
2018.07.16 Defense News What's going on with America's next fighter designs? <1808-071604>
 米国では次世代戦闘機として空軍の
PCAと海軍のF/A-XXの2つの計画が別々に進められている。
 PCAは空軍が2017年に "Air Superriority 2030" 検討で打ち出したもので、制空任務を主とし、宇宙、サイバ、電子戦 その他の任務が要求されており、ファミリー化を目指している。
2018.04.12 Inside Defense Navy's sixth-gen fighter AOA delayed about a year <1805-041211>
 米海軍が昨年11月に、2016年5月に開始した第六世代戦闘機FA-XX選択肢の分析 (
AOA) の完了時期をFY19へ1年延期していたが、12日に下院軍事委員会の小委員会で海軍高官が文書で行った証言で明らかにさ れた。
2017.07.21 Defense News Speed and range could be key for Navy's next fighter jet <1708-072102>
 米海軍はF/A-18E/F及びEA-18Gの後継としての
NGADの検討を2016年1月に開始している。 空軍もF-22の後継をNGAD と呼んでいるが両者は別物で、両計画を統一する動きはない。
 海軍のNGAD計画で最も重視されている点の一つは、現在の艦載機にかけている長航続距離である。
2016.09.07 Jane's Defence Weekly Advances in stealth, range expected under next-gen air dominance effort <1610-090712>
 米空軍と海軍の次世代戦闘機
NGADについて空軍の主席科学者がIHS Jane'sに対して、NGADで最も大切とな るのはステルス性能航続距離であると述べた。
 空中給油を使えばA2ADに対抗できるが、給油機を護衛する必要が出ることになると言う。
2015.12.21 Aviation Week & ST Northrop's game plan <1602-122101>
 米空軍のF-X及び海軍のF/A-XXの開発
NGADに参画しようとしている大手各社の独自研究開発(IR&D )経費が総売上に占める割合は、Northrop Grumman社が2.3%、Boeing社が3.4%、Lockheed Martin社が1.6%、Raytheon社が2.2%と中規模企業に比べて低い。
 因みにElbit社は9%、Honeywell社は4.7%、Rockwell Collins社は5.2%、Textron社は5%をIR&Dに支出している。
2013.07.10 Defense News USN, industry seek new concepts for 6th-generation fighter <1308-071003>

= 米国防総省の海軍航空戦部長 Moran少将との対談記事 =

 米国は来年、FA-XX の検討を開始する。
2012.11.05 Aviation Week& ST Dynamic design <1212-110513>
= 米 DARPA の新たな開発方式に関する記事 =
 戦闘機にとって電力消費の増大とその結果起こる熱処理が課題になってきている。 実際に F-22 や F-35 の 熱負荷は F-16 の五倍になっており、初めて DEW が搭載される次世代戦闘機では MW 級 の電力消費とその結果出る熱の処理が課題になる。
 米国では電源装置に適応制御技術を用いたエネルギ最適化航空機 (EOA) 計画が進められていて 、Spiral 1 は既に F-35 に取り入れられ、現在は電源と冷却能力を五倍にし、続距離を10%向上する Spiral 2 が進められている。
2012.11.05 Aviation Week& ST Make or break <1212-110512>
= 米 DARPA の新たな開発方式に関する記事 =

 DARPA は、より単純で、より早く進める新開発方式を検討する AVM 計画を進めている。
2012.06.27 Jane's Defence Weekly Boeing: future fighter programme viable despite US defence cuts <1208-062704>
 Boeing社が6月18日、国防予算削減の中でも米空軍の Next Gen TACAIR/F-X 計画と、海軍の F/A-XX 計画は続行される との自信を示した。
2011.11.07 Aviation Week & ST Model design <1201-110704>
 米空軍で F-X、海軍で F/A-XX と呼ばれる第六世代戦闘機では、電源容量と冷却能力への要求が大きくなる。 F-4 から F-22 までの戦闘機も常にこの問題を克服してきた。
 F-35 の熱負荷は300kWと、初期の戦闘機の3~5倍に達するが、次世代戦闘機は高出力レーザを搭載すると負荷が MW 級 になる。
2011.10.24 Aviation Week & ST Funding the way forward <1112-102406>
 iPad が旅客機の操縦席に採用されたり、Android 無線機が戦場に登場したりするように、今後の軍用装備には民間で 開発された技術が多用されることになる。
 第六世代戦闘機にはスーパーステルス技術や DEW などの軍事技術と共に、可変サイクルエンジン を中心とした民間技術も取り入れられることになる。 右図は Boeing社が考えている第六世代戦闘機の想像図。
2011.06.01 Jane's Defence Weekly US DoD revises fixed-wing investiment plan <1109-060105>
 米国防総省がFY12予算に付属する新たな航空機調達30年計画を議会に提出したが、有人機から無人機への移行傾向が 顕著で、現在6%である国定翼機に占める無人機の割合を2020年までに12%に引き上げるとしている。
 無人機では空軍の MQ-X とともに注目されるのが海兵隊 (USMC) の Group 4 UAS で、USMC は MQ-9級を考えている。  また次世代長距離爆撃機 (LRPB) は、有人運用と無人運用のいずれにも対応できることを求めている。 LRPB は 現在、80~100機の装備が考えられている。
 F/A-18E/F の後継となる NGAD(右図は Boeing社が提案する F/A-XX)と、2025年装備化を目指す F-22 後継の開発も進められる。
2010.07.19 Aviation Week & ST Next what? <1009-071910>
 米海空軍の第六世代戦闘機 NGAD は、海軍が2015年に F/A-18E/F 後継の開発を開始する。
 NGAD について Boeing社は、無人機の方がパイロットの負担に伴う制限がないため高運動性が可能で、有利であるとし ている。 同社 Phantom Works は NGAD の無給油での戦闘行動半径について、F/A-18E/F や F-35 が500~600nmであるのに対し、1,000~1,250nm が要求されると見ている。
2010.07.14 Jane's Defence Weekly Fighter club <1008-071415>
= 戦闘機の現状と趨勢に関する12頁にわたる特集記事 =
・米 国:F-15F-16F/A-18E/FF-22 F-35FA/XX NGAD
・欧 州:RafaleTyphoonGripen
・ロシア:Su-30MKSu-35SMiG-35 T-50/PAK-FASu-35
・中 国:J-10AJ-10B(右図)、FC-1/JF-17 J-11J-15
・パキスタン
・インド
・韓 国:KF-X
・日 本:F-XF-XX
2010.07.12 Aviation Week & ST Energy barrier <1008-071204>
 NGAD と名付けられている第六世代戦闘機を、米海軍は2025年頃、空軍 は2030年頃に実用化したいとしており、NGAD にはステルス性のほか航続距離の延伸火力の 増大が求められている。
 火力増強のためには AESA レーダや高出力レーザ (HEL) 兵器の採用が考えられるが、それには現在の技術を 超える大電力と冷却能力が要求される。
 今日のレーザのエネルギー効率は20%以下で、現在30%以上の効率と100kWの出力を目指した開発が進められているが、武器となるレーザには330kW が必要で、その際には230kwの熱を生じることになる。
2010.05.19 Jane's Defence Weekly Boeing unveils concepts for sixth-generation fighter <1006-051903>
 米海軍が F/A18E/F の後継として2025年以降の装備化を目指す次世代制空戦闘機 (NGAD) と、その2~3年後に考えられる F-22 の後継機として、Boeing社が第六世代戦闘機構想を明らかにした。 同社は海軍 が2008年6月に F/A-XX の RfI を発簡した時から研究を行ってきた。 米海軍の次世代戦闘機は F/A-XX が NGAD と解明されたことから見ても 、F-14 同様に空対空戦闘能力が要求されているようである。
 一方空軍も、次世代戦闘機への要求を立案する部署を立ち上げ、既に検討を開始している。
 Boeing社が提案している第六世代戦闘機は、双発無尾翼ステルス機で、 スーパークルーズ能力を持ち、無人、有人の選択が可能になっている。
2010.04.26 Aviation Weekb & ST Sixth-gen force <1006-042609>
 米空軍 ACC は、既に第六世代航空機の担当部門を立ち上げ検討に入っている。 ACC の 要求部門責任者によると、今開第六世代航空機の開発を開始すれば2030年には戦列化できるという。
 第五世代戦闘機の特色ががステルスとスーパークルーズにあったのに対し、第六世代は、有人にもなるステルス性の超音速で はない機体で、先進的な電子戦能力が要求されることになる。 また、高価でないことも必須になる。
2010.02.17 Jane's Defence Weekly US Air Force reveals 30-years investment plan <1004-021702>
 米空軍が2月に、FY11予算要求の中で、FY11~FY40の30年間における航空機調達構想を明らかにした。 この中で F-22 と C-5 の後継機開発をFY20までに開始するとしている。 特に F-22 の後継機は2025年までに必要としている。
 また、現在三軍で3,264機ある戦闘機はFY20に10%少ない2,929機になると見積もられている。 特に F-35 の量産ペー スが十分になる前のFY18には2,883機と最も少なくなる見込みである。
2009.07.22 Jane's Defence Weekly Boeing releases images of F/A-XX <0911-072209>
 Boeing社 Phantom Works が F/A-18E/F の後継として検討している F/A-XX の予想図を公開した。
 それによると Boeing社の F/A-XX は無尾翼複座で、第六世代ステルス機と位置づけられている。 また同機は有人で も無人でも使用可能であるという。
2009.05.11 Aviation Week & ST The next new thing <0906-051103>
 Navy League の Sea-Air-Space展で、Boeing社が F/A-18E/F の後継となる F/A-XX 案(右図)を公表した。 同社はこれを 第六世代戦闘機と位置づけている。 第六世代の定義は明らかでないが、有人機と無人機の橋渡しと考えられる。
 F/A-XX には Northop Grumman社も N-UCAS を提案している。
2009.04.14 Yahoo 時事通信記事

第6世代戦闘機研究へ=米空軍トップ」

<0905-041402>
 米空軍トップが14日まで米紙に異例の寄稿を行い、F-22 の生産中止方針を改めて強調した上で、今後数年内に第六世代の新た な戦闘機の研究に着手する考えを明らかにした。