2010年以降の NMD/GMD に関する報道

2006年~2009年以前の報道  2005年以前の報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.08.06
 22:44
Defense News Could Golden Dome funding get next-gen interceptor back up to speed? <2509-080618>
 Golden Dome計画からの資金提供により、次世代迎撃弾は再びスピードアップできるであろうか?
 ICBMの脅威から国土を守るために設計された次世代迎撃弾の開発会社であるLockheed Martin社で
NGIを担当するリーブス副社長によると、遅れている計画を加速する方法を模索しているという。
 NGIは現在、1年半のスケジュールの遅れに直面しているが、トランプ大統領のGolden Domeによる資金増強が、この遅れを逆転させるのに役立つ可能性がある。
 米MDAは、NGIの建設競争を1年早く短縮し、Lockhee MartinとそのパートナーであるL3 Harris社のAerojet Rocketdyne社を選定することで、米国を狙った北朝鮮とイランからのICBMM脅威に対抗する態勢を整えているGMDシステムにより高性能な迎撃弾を提供することを目的とした計画にいくらかのリスクを受け入れた。
 当時のMDA局長コリンズ中将によると、資金調達の決定と優先順位のため、2024年4月に単一ベンダーにダウンセプションする決定が下されたという。
 リーブス副社長はハンツビルのLockheed社施設でのメディアブリーフィングで「我々が取り組んでおり、実際に倍増していることの一つは、より厳格な試験であり、技術的厳密さと品質を確保し、より大きな兵器システムにシームレスに統合して、戦闘員により多くの能力をもたらすことができるようにすることである」と述べた。
2025.07.19
 10:32
JSF

(Yahoo)

米本土用迎撃ミサイルGBIの速度の推定と米陸軍公式サイトの異常な数字 <2508-071909>
 米BMDSの中でも米本土防衛用の巨大なシステムを
GMDと呼ばれるシステムの迎撃ミサイルGBIは巨大なもので、これにEKVと呼ばれる迎撃弾頭が搭載されている。
 GBIは全長16.61m、胴径1.28m、重量21.6ヵで、全長18.20m、胴径1.70m、重量35.3tのMinuteman ICBM並の大きさで、全長14.00m、胴径1.17m、重量13.6tのMidgetman ICBMより大型である。
 GMDはコロラド州シュリーバー宇宙軍基地に本部を置く陸軍州兵の第100ミサイル防衛旅団が装備しており、同旅団は米陸軍SMDCの隷下にある。
2025.03.05
 08:25
Yahoo News Boeing grows Alaska-based homeland missile defense silo count by 20 <2504-030530>
 Boeing社が主導するチームが、アラスカ州Ft. Greely
GMDシステム用の新しいサイロ20基の建設を完了し、そこに設置できる迎撃機の数を40基から60基に増やした。
 Boeing社は最近、北朝鮮とイランからのICBMの脅威に対抗するために設計された、現在20年以上前のGMDシステムのために、「20基の追加サイロのうちの最初の」サイロを公式に設置したと発表した。 これには、同社の声明によると、「迎撃弾の準備と有効性を維持する隣接する地下の電子機器室」であるSilo Interface Vaultsも含まれていた。
 サイロはFt. Greelyの第4ミサイル発射場にある。 そこには40基のGBIが配置されており、さらに4基がカリフォルニア州Vandenberg SFBの地上に配置されている。
 この増強計画は、当初、トランプ大統領の1期目に始まり、バイデン政権を通じて継続された。
 国防総省とMDAはFY17に、Ft. Greelyの新たなミサイル発射場のGBIの数を44基から64基に増やすための計画を開始した。 Boeing社は、2022年夏にGMDシステムの統合、試験、および準備を確保するための契約をMDAから獲得した。
 Boeingは当初、GMDシステムの開発・維持契約を結んでおり、2023年に満了する予定であったが、MDAは競争を促進し、システムの近代化の取り組みの中でイノベーションを推進するために契約を分割した。
 その後、MDAはNorthrop Grumman社と兵器システムをGMDシステムと統合・管理する契約を、Lockheed Martin社と戦闘指揮システムの配備、保守、アップグレードを行う契約を結んだ。
2024.05.24 MDA HP Next Generation Interceptor proposed final environmental assessment public review <2406-052417>
 MDAでは、自らの業務が環境に影響を与える可能性があることを認識しており、環境への影響を抑えるよう積極的に努力している。 
NEPAとその実施規則を遵守することが環境方針である。
 NEPAプロセスは、提案された連邦措置の環境への影響の評価で構成されており、その代替案が含まれている。 NEPAプロセスにより、プロジェクトの結果について十分な情報に基づいた決定を下し、一般の意見を求め、調査結果について一般の人々に通知し、適切な措置を講じることができる。
最近のNEPA文書
 ・ NGI Proposed EA-OEA Body
 ・NGI Proposed EA-OEA Appendices
 ・NGI Proposed FONSI
 ・NGI Proposed NOA
2024.05.15 Janes Lockheed Martin snags multibillion-dollar NGI contract <2406-051529>
 米MDAが4月15日に、Lockheed Martin社が
NGI最終設計審査 (CDR) が終了したと発表した。
2024.04.15 MDA HP MDA Selects Lockheed Martin to Continue Development of Next Generation Interceptor <2405-041514>
 米MDAが、次世代迎撃ミサイル (
NGI) の開発の最終設計審査 (CDR) にLockheed Martin社を選定して、遅くとも4Q/FY28のIOCを達成する。
2024.04.15
 17:40
Defense News Lockheed wins NGI, shaping new missile defense industrial order for a generation <2405-041511>
 米MDAが4月15日、
NGIの試作競争でNorthrop Grumman社を抑えLockheed Martin社を選定した。
、この開発は、GPIの競争がNorethrop Grumman/Raytheonに決着したのに続く、米国のミサイル防衛産業基盤における新しい体制の始まりとなった。
2024.04.15
 17:19
Breaking Defense Lockheed wins competition to build next-gen interceptor <2405-041510>
 米MDAの発表によると、ICBMから米本土を防護する新しい迎撃機 (
NGI) の開発にNorthrop Grumman社を抑えてLockheed Martin社を選定した。
 Lockheed Martin社によるNGIの獲得は、4Q/FY28のIOC達成に合うように、MDAが「その後の生産と配置契約につながる」と期待している。
 MDAの広報担当者は、Lockheed Martin社の選定は新しい話ではなく、MDAは以前、両チームがそれぞれの製品の重要な設計レビューを完了した後、来年NGIの請負業者を選ぶとしていた。
 「MDAは、ソリューションの技術的成熟度、請負業者から提供された客観的なパフォーマンスデータ、設計開発プロセスにおける技術的な厳密さ、およびプログラムの開始時から組み込まれた早期テストに基づいて、この決定に自信を持っている」と本日の発表は述べている。
2024.04.12
 16:05
Inside Defense MDA to pick winner this month in Lockheed and Northrop NGI competition <2405-041213>
 米MDAが4月、次世代
GBI (NGI) の業者選定でNorthrop Grumman社とLockheed Martin社のいずれかを選ぶ予定で、競争入札の第1ラウンドで得られた情報に基づいてGMDミサイルを開発するという当初の計画から1年短縮される。
 MDA長官のコリンズ中将は、NGI計画は、両社が予備設計審査 (PDR) であるKnowledge Points #1を完了した後、技術開発から製品開発に移行する準備ができていると述べた。
2024.03.12
 17:37
Inside Defense NGI funding slashed in FY-25; announcement on early downselect appears imminent <2404-031223>
 米国防総省が、FY25要求で計画への予算が大幅に削減されたことを受けて、Lockheed Martin社とNorthrop Grumman社が受注合戦を繰り広げている
NGIに関する重要な発表の準備をしている。
 MDAは、FY25にNGIに、計画より$413M減、率にして20%減の$1.7Bを計上している。
2024.02.01
 05:12
Defense News Missile defense interceptor competition enters critical design phase <2403-020103>
 米MDAの1月31日の声明によると、
GMD次世代迎撃弾NGI開発の受注を競うNorthrop Grumman社とRaytheon社のチームが1月26日に、予備設計審査 (PDR) に合格したことで最終設計審査 (CDR) 設計段階に入った。
 Lockheed Martin社とAerojet Rocketdyne社のチーム2023年9月末にPDRを完了している。
 CDRには約1年かかると予想され、2025年春にCDRを完了する予定だが、スケジュールを早める方法も模索しているという。
2023.12.12
 04:09
Defense News Homeland defense interceptor defeats ballistic missile in test <2401-121201>
 米MDAが12月11日、
GMDの能力向上型GBIによるIRBM標的の撃墜に成功した。
 試験が行われたのはCE-Ⅱ Block 1 EKVで、試験では三/二段推進GBIを二段推進モードで使用した。
 MDAは次世代型GBI NGIの開発を行っている。 開発ではNorthrop Grumman/RaytheonチームとLockheed Martin/Aerojet Rocketdyneチームで競っており、Lockheedチームは10月に事前設計審査 (PDR) を完了し、Northropチームも2024年早早にPDRに臨む。 NGIの配備は2028年までに行う計画である。
2023.12.11 MDA HP Homeland Missile Defense System conducts successful intercept of target <2401-121112>
 米MDAが12月11日、
GMD能力向上型GBIによるIRBM標的の撃墜に成功した。
 試験が行われたのはCE-Ⅱ Block 1 EKVで、試験では三段推進GBIを二段推進モードで使用した。 二段推進モードでは三段目の点火を行わずに早期にEKVを放出し、比較的近距離で迎撃する。
 今回の試験ではAN/TPY-2レーダとSBXレーダが使われた。
【註】
 今回の試験は標的がICBMではなくIRBMであったことや、射撃の管制をAN/TPY-2で行ったことから、グアムに対する中国や北朝鮮からのIRBM攻撃対処が狙いであった可能性が大きい。
2023.10.16
 14:19
Breaking Defense Lockheed Martin advances Next-Gen Interceptor design work <2311-101610>
 Lockheed Martin社が10月16日、開発中の
NGI事前設計審査 (PDR) を通過したと発表した。 FY27のMDAへの引き渡しを目指してNorthrop Grumman社と受注合戦を繰り広げている同社は、PDR通過を受け同社は3Q/FY25に予定されている最終設計審査 (CDR) に向け更に開発を進める。
 NGIの開発は2021年にRaytheon社と組んだNorthrop Grumman社と、Aerojet Rocketdyne社と組んだLockheed Martin社が受注合戦を繰り広げている。
2023.08.09
 22:38
Defense News Industry teams near milestone to build novel US missile interceptor <2309-080922>
 Northrop Grumman、Raytheon、RTX社チームと、Lockheed Martin、Aerojet Rocketdyne社の2チームが、合わせて$1.6Bで受注して競争している
GMD GBIに代わる次世代のNGIは、2023年末に重要な結節となる事前設計審査 (PDR) を迎える。
 Northrop Grumman社は全三段からなる固体燃料ロケットを試作しており、2023年内に燃焼試験を行うとしている。
2022.08.30
 17:32
Inside Defense Boeing nabs potential $5 billion GMD contract; retains key role on homeland defense system <2209-083016>
 MDAが8月30日、Boeing社$5Bまで拡大する可能性がある
GMD保守契約を発注した。
2022.08.22
 14:13
Inside Defense Ground test planned to launch NGI assessment set for summer 2026 <2209-082208>
 米MDAはNGIの担当社をまだ決めていないが、採用可否を決める試験を2026年夏に実施すると決めた。
2022.07.30
 11:51
Inside Defense MDA competition for GMD futures fails to draw more than single bid, $3.2 billion for Northrop <2208-073005>
 米MDAが4年間に及ぶ検討の結果7月29日、将来
GMDシステムの保守管理と改良$3.2Bの契約をNorthrop Grumman社に発注した。
【註】
 次世代迎撃ミサイルNGIのの競争開発は2021年5月にBoeing社が脱落し、Lockheed Martin社とNorthrop Grumman社が受注している。
【関連記事:2107-050002 (IDR 2021.05)】
2022.07.22
 11:40
Inside Defense Draft legislation would require funding plan for 64 Next Generation Interceptor fleet <2208-072209>
 米議会上院軍事委員会がFY23 NDAA法案でGMD体制を見直し、それまで20基とされていたNGIの数64基に増やす案を盛り込んでいる。
2022.06.28
 05:58
Defense news Industry teams move to accelerate work on MDA's next-generation missile interceptor <2207-062804>
 米MDAが北朝鮮とイランからのBM脅威増大に対処するため、次世代迎撃弾NGIの開発を急いでいる。
 MDA長官のヒル海軍中将は5月に上院軍事委員会戦略軍小委員会で、最初のNGIは2028年頃に配備するとし、2027年の開発完了を目指し発射試験と地上試験を予定より早めようとしていると述べた。
2021.12.20 Defense News Designs for next-gen missile defense interceptors pass key review ahead of schedule <2201-122006>
 米MDAが進める
NGIでLockheed Martin社と共に競争相手に指名されているNorthrop Grumman/Raytheonチームが12月20日、重要な結節となる審査であるシステム要求審査 (SRR) に合格したと発表した。 一方のLoclheed Martin社は10月にSRRを通過している。
 NGIはGMD迎撃弾としてFt. GreelyとVandenberg SFBに配備されているGBIと換装するもので、2020年代中頃に試験を開始し、2027年か2028年の配備を目指している。
2021.10.14 Inside Defense Lockheed Martin forecasts 2027 delivery for NGI, meeting DOD hopes for accelerated timetable <2111-101406>
 Lockheed Martin社が、Raythein/Northrop Grumman社と受注競争を繰り広げていてる
NGI納入時期を、今まで予定していた2028年から1年繰り上げ2027年とした。
2021.09.12 MDA HP Homeland missile defense system conducts successful kaunch of upgraded boost vehicle <2110-091207>
 米MDAが模擬
EKVを搭載したGBIの発射試験に成功した。
 この試験で使用されたのは、三段推進のブースタを二段目だけ点火して早期にEKVを放出する二/三段選択GBIと呼ばれ、迎撃における柔軟性の向上が狙われている。
2021.07 International Defence Review US MDA seeks uSD1.733 billion for strategic missile defence programme <2108-070006>
 米MDAがFY22予算に$926.1Mを計上した。 FY21の要求は$1.9Bであった。
 このうち
GMDにはNGIの$664.1Mを含む$745.1Mを要求している。
2021.05 International Defence Review Pentagon selects Northeop Grumman, Lockheed Martin for NGI programme <2107-050002>
 米国防総省が
NGIの競争開発にLockheed MartinチームNorthrop Grummanチーム選定し、MDAが3月23日に発注した。 コスト加算契約であるがFY22での費用は合わせて$1.6Bと見積もられる。
 Northrop Grumman社は2021年3月~2026年5月までの契約で、基本受注額$2.63Bに$1.3Bのオプションで合わせて$3.93B、Lockheed Martinグループは2021年3月~2025年5月の契約で$2.45Bと$1.24Bで合わせて$3.69Bで受注した。
 OrbitalATK社を買収したNorthrop Grummn社はブースタを担当し、チームを組むRaytheon社がKVを担当する。 一方のLockheed Martin社Aerojet Rocketdyne社とチームを組む。
2021.04.29 Defense News Watchdog expresses concern over using US Navy interceptor for homeland missile defense <2105-042906>
 (註:米国で会計検査院に相当する)
GAOが今週行った報告で、北朝鮮からのICBMに備えた多層防衛にMDAがSM-3 Block ⅡAを使用していることに対し疑問を呈した。  MDAはGMDの補完としてSM-3 Block ⅡAとTHAADの使用を考えている。
 GAOはSM-3 Block ⅡAについて(註:計画中止になった)RKVの焼き直しでRKV用に使われた構成品を多用しており、RKVの欠陥を引き継いでいる可能性があると指摘している。
2021.04.05 Aviation Week & ST Northrop Grumman and Lockheed to begin work on Next-Generation Interceptor <2106-040501>
 米MDAが次世代迎撃システム
NGIの開発Lockheed Martin社とNorthrop Grumman社に発注した。 Lockheed Martin社との契約額は$3.6Bで契約は2025年8月まで、Northrop Grumman社とは$3.9Bで2026年5月までになっている。 MDAは2030年まででのoperationalを計画しており、発射試験は2020年代中頃に実施する。
 NGIでLockheed Martin社は$580Mかけて多目標対処とTHAADでの実績を元にした直撃方式を狙っている。
 一方Raytheon社を従契約社にしたNorthrop Grumman社は従来の主従関係ではなく、Northrop Grumman社がブースタを、Raytheon社がペイロードを担当する、それぞれが主契約社的な立場を追求しようとしている。
2021.04.01 Defense News Finding common ground on homeland missile defense <2105-040104>
 米国防総省が次世代迎撃システム
NGI計画の推進を決め、バイデン政権が北朝鮮に対し共和党政権と同じ路線を進むことを示した。
【関連記事:2104-032309 (ID 2021.03.23)】
 イランと北朝鮮の長距離ミサイルに対抗して開発されたGBI2004年に配備が開始され、ブッシュ政権が30基の配備を決めた。 その後北朝鮮の脅威増大に伴いオバマ政権時代の2017年に20基の増加配備を決め44基とし、更にトランプ政権20基追加して64基としてきた。
 オバマ政権はGBIを改良して精度を上げて使用弾数の削減を狙ったRKVの開発を行ったが計画は頓挫した。
2021.03.23 Inside Defense MDA taps Lockheed, Northrop-Raytheon team for NGI, ousting incumbent Boeing <2104-032309>
 米MDAが3月23日、次世代迎撃弾 (
NGI) の初期設計段階Lockheed Martin社とNorthrop Grumann/Raytheonチームを選定した。
 この結果、現在装備しているGBIを生産しているBoeing社は敗退した。
2020.12.07 Inside Defense MDA delaying NGI contract awards into early 2021, authorizers cut funding accordingly <2101-120708>
 米MDAが今月予定されていた
NGIの設計担当企業を3社から2社に絞り込んだ契約を2021年1月下旬か2月上旬に延期する。
2020.11 International Defence Review Boeing teams with General Atomics, AerojetRocketdyne for NGI <2012-110004>
 米MDAが7月31日に発簡した
NGI開発の最終RfPを受け、Boeing社が9月25日にGA-EMS社と8月12日にチームを組んだと発表した。
 Northrop Grumman社は5月4日にRaytheon社とチームを組むと発表しており、Lockheed Martin社も8月3日に計画参入を表明しいる。
2020.09.24 Defense News Boeing assembles team to bid for next-gen missile defense interceptor <2010-092405>
 Boeing社が9月24日、米MDAの
NGI開発計画でGA-EMS社及びAerojet Rockerdtne社とチームを組んだと発表した。 またNorthrop Grumman社も部品供給先として参加する。 Boeing社は8月12日にMDAに対し計画参加を表明している。
 Northrop Grumman社はBoeing社と競っているRaytheon社ともチームを組んでいる。 MDAが7月31日にRfPを発簡したこの計画にはLockheed Martin社も手を上げている。
 MDAはNGIの開発にFY21からの5ヵ年で$4.9Bを計画しており、FY21にはその内の$664.1Mを要求している。
【註】
  Northrop Grumma社はOrbital ATK社を買収してNorthrop Grumman Innovation Systems社としたことで、現在唯一の大型固体燃料ロケットメーカになっている。
【関連記事:1910-081903 (AW&ST 2019.08.19)】
2020.09.11 Inside Defense Northrop, Raytheon pitch NGI proposal that stresses incumbency backed by innovation <2010-091107>
 現有の
GMDシステムでそれぞれブースタとKVで経験を有するNorthrop Grumman社とRaytheon社が共同でNGIの設計に力を入れようとしている。
 両社は5月に協力態勢を発表して以来今までNGIに余り力を入れてきていなかった。
2020.08.12 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin joins competition for US strategic missile defence interceptor <2010-081205>
 米MDAが進めている次世代迎撃弾NGIの開発Lockheed Martin社が正式にBoeing社と組んで参戦し、Raytheon-Northrop Grummanチームと対決する意思を表明した。
2020.08.03 Defense News Lockheed dives into next-generation missile defense interceptor competition <2009-080304>
 Lockheed Martin社が8月3日、MDAが7月31日に締め切ったGBIに代わるGMD次世代迎撃弾NGIに提案を行ったことを明らかにした。 Raytheon社Northrop Grumman社既に提案を行っている。
 Lockheed Martin社は過去20年間にわたりMKVの検討を続けており、MDAが数年前に行ったMOKV計画にも3社のうちの1社として参加していた。 他の2社はRaytheon社とBoeing社で、この2社が次の契約を受注している。
【註】
 MDAのMKV計画とは1発の迎撃弾で多数の目標を迎撃しようという構想で、当初はMiniature Kill Vehicle計画として開始され、後にMultiple KVと呼ばれるようになった。
 計画は独立した複数の小型KVを放出するRaytheon社案と、母弾から複数の子弾を放出し母弾が子弾を制御するLockheed Martin社案の競争となったが、2009年に計画は中止になった。
 その後MDAは2015年に、6発ずつKVを搭載する多目標迎撃弾MOKV計画を開始し開発計画審査 (PPR) を完了していた。 
関連記事の頁
2020.07.30 Breaking Defense Next-Gen Interceptor: a new layer of missile defense <2008-073010>
 Ft. GreelyとVandenberg AFBに配備されたGBIの後継となるNGIの最終RfPが4月24日に発簡された。 NGIにはMKV技術やDevSecOpsモジュラ方式などが求められている。
 MDAはBMDの多層化にも取り組んでおり、NGIを第1層防御として第2層防御にはAegis BMD (ABMD) とTHAADの組み合わせを考えていて、NGI-ABMD/THAADの実現を2020年代中頃から後半を目標にしている。
2020.06 International Defence Review US kicka off programme for new strategic missile defence interceptor <2008-060001>
 米国防総省が次世代迎撃弾NGI計画を公式に開始した。 MDAは4月24日にRfPを発簡し、7月31日までに回答を求めている。
 MDAはかつて改良型KVであるRKVの開発に$1.2Bを投入していたが2019年3月に技術的問題から計画を中止している。 国防総省は現在44基装備しているGBIに2023年までに追加する20基にRKVを搭載する計画であった。
 NGIの開発費はFY21から5年間で$4.9Bが見積もられ、FY21には$664.1Mが計上されている。 発射試験は2026年開始の予定である。
2020.05.04 Defense News Northrop, Raytheon team on next-gen interceptor bid <2006-050403>
 米MDAが4月24日に
RfPを発簡した次世代迎撃弾NGIの開発で、Raytheon社がNorthrop Grumman社とチームを組んだした。
 これでNGI計画には2個チームが競合することになり、MDAは今年後半に1個チームを選定する。
2020.04.24 Defense News Pentagon releases request for proposals on Next Generation Interceptor <2005-042408>
 米MDAが4月24日、2019年8月に計画中止を決めた
GMD迎撃弾RKVに代わる次世代迎撃弾であるNGIRfP発簡した。
 提案の締め切りは7月31日になっているがCOVID-19パンデミック次第で日程変更もあるという。
2020.04.02 Defense News Missile Defense Agency to inject competition into homeland missile defense contract <2005-040208>
 Boeing社が2018年に
GMDで、追加のGBI 20基とサイロ及びGMDの維持管理を$6.6Bで受注したが、同社との契約が2023年に終了するのを機にMDAは新たな契約を検討している。
 GMDの能力向上にMDAはRKVを進めていたが技術的な問題からこの計画を中止し、新たにNGI計画を進めようとしている。 全く新しいGBIとなるNGIのRfIは既に出されており4月10日に提案が締め切られ、間もなくRfPが発簡されることになる。 このため現在のGBIは新弾製造を中止している。
2020.04 International Defence Review US Missile Defense Agency requests funding to augment strategic missile defences <2005-040007>
 米MDAがFY21に要求した$1.9Bには、2019年に計画中止となったRKVに代わるNGIに$664.1Mを計上している。 FY21要求と共に提出された5ヵ年計画でNGIは総額$4.9Bとしているが、NGIはFY21で要求の分析と設計などが行われる。
 NGIのRfP2月末に発簡され2020年末までに契約が行われ、2025~2026年に発射試験2027~2028年配備可能が計画されているが、MDA長官のヒル海軍中将は現在のGMDが2020年代の中頃から後段に陳腐化するとして、その間の補完を検討している。
 候補となるのはSM-3 Block ⅡAとTHAADで、FY21に発展型THAADの開発と試験に$139Mを要求している。 SM-3 Block ⅡAは間もなくICBM迎撃試験が行われる計画で、搭載艦を沿岸に配置する案とAegis Ashoreを米本土に配備する案が検討されている。
2020.03.23 Aviation Week & ST MDA seeks two-year schedele bump for new GBI option <2005-032302>
 米国防総省のグリフィン次官が3月11日に下院軍事委員会で、20年経過する
GBIの後継となるNGIについて、当初2020年代末としていた装備時期を、RfIにたいする企業からの回答で2年早めることができるとみて、早ければ2028年としたと述べた。
 FY20に$465MであったNGI開発経費は、FY21要求の$638Mを含めFY20~FY25に$5.38Bと見積もっている。
2020.03.23 Inside Defense Pentagon moving to convert SKA from experiment to operational capability by 2022 <2004-032306>
 米国防総省が
MDSの一環としていの正式SKAを取り入れた。
 SKAはBMDで迎撃成功の可否評価するシステムで、米北方軍に2022年までに配備する初期型民間衛星に搭載した小型システムをネットワーク化する。
2020.02.24 Aviation Week & ST MDA embarks on a new generation of missile defense <2004-022403>
 米MDAは
GMDGBIに対して本格的な見直しを進めており、現在進めているGMDの従来型GBI 20基について、既に計画中止が決まっているRKVについて製造を中止しようとしている。
 新たに開発する次世代迎撃ミサイルNGIにはFY21要求に$664Mが計上されており、MDAは事前設計審査 (PDR) に向けたRFPを準備していて、年内には契約先を決定する。 試験は2020年代中頃に開始し、2027年、2028年、或いはそれ以降にサイロに装填する計画である。
2019.12.17 Inside Defense Appropriators back plan for a new homeland defense interceptor, mandate independent review <2001-121705>
 米上下両院がFY20国防予算新型
GBI開発に$100M以上を追加$515Mにした。
 次世代GBIであるNGIについて、上院歳出委員会は9月に支援の姿勢を示している。
2019.10 Internationsl Defence Review US DoD terminates RKV homeland missile defence upgrade <1912-100006>
 米国防総省が8月22日、
GMDGBIに搭載する次世代EKVとなるRKV計画の中止を発表した。
 RKVの開発は2018年初めにBoeing社が6年間$6.56Bで受注していたが、MDAはFY20予算に従来のEKVより信頼性の高いKVの開発費を$412M要求している。
2019.09.18 Inside Defense MDA moving 'rapidly' toward new contract for next-gen interceptor after RKV failure <1910-091807>
 米MDAが計画中止になった
RKVに代わるNGI計画を急いでおり、RKVの計画中止直後の8月に発簡したRfP素案に引き続き、最終版のRfPを発簡しようとしている。
2019.09.11 Inside Defense MDA wins support, financing from key Senate panel for immediate pivot from RKV to NGI <1910-091111>
 米MDAが9月10日の土壇場で上院歳出委員会国防小委員会から、計画中止になった
RKVに代わるNGIFY20での開発予算$222Mを認めた。
2019.08.26 Inside Defense MDA to brief industry this week on draft NGI solicitation as Lord criticizes RKV acquisition <1909-082603>
 米国防総省が先週$1.2Bの計画
RKVの計画中止を決めたのを受け、MDAが8月29日に開く "Kick Off Industry Day" で次世代迎撃弾 (NGI) 計画を開始する。
2019.08.21 Defense News Pentagon terminates program for redesigned kill vehicle, preps for new competition <1909-082106>
 米国防総省が8月21日、現在64基配備されている
GMDGBIが搭載しているEKVに代わるRKV開発について、技術的な問題から計画を中止する決定を行った。
 RKVの開発はBoeing社の下請けとしてRaytheon社が実施してきた。
2019.08.13 Inside Defensw Pentagon tech chief soon to decide on new path for missile defense kill vehicle development <1909-081301>
 米MDAが進めている
GBIが搭載する改良型EKVであるRKVコスト上昇と技術的問題から今年初めに中断されたのを受け、米国防総省で科学技術を担当しているグリフィン次官が5月にBoeing社に対しRKV開発作業を中止するよう命じていた。
 これについて国防総省は近く、RKVの今後をどうするかの決定を行う。
2019.08.26 Inside Defense MDA to brief industry this week on draft NGI solicitation as Lord criticizes RKV acquisition <1909-082603>
 米国防総省が先週$1.2Bの計画
RKVの計画中止を決めたのを受け、MDAが8月29日に開く "Kick Off Industry Day" で次世代迎撃弾 (NGI) 計画を開始する。
2019.08.21 Defense News Pentagon terminates program for redesigned kill vehicle, preps for new competition <1909-082106>
 米国防総省が8月21日、現在64基配備されている
GMDGBIが搭載しているEKVに代わるRKV開発について、技術的な問題から計画を中止する決定を行った。
 RKVの開発はBoeing社の下請けとしてRaytheon社が実施してきた。
2019.08.13 Inside Defensw Pentagon tech chief soon to decide on new path for missile defense kill vehicle development <1909-081301>
 米MDAが進めている
GBIが搭載する改良型EKVであるRKVコスト上昇と技術的問題から今年初めに中断されたのを受け、米国防総省で科学技術を担当しているグリフィン次官が5月にBoeing社に対しRKV開発作業を中止するよう命じていた。
 これについて国防総省は近く、RKVの今後をどうするかの決定を行う。
2019.07.29 Aviation Week & ST Congress seeks answers on Redesigned Kill Vehicle <1909-072907>
 米MDAが
GMDGBIが搭載しているEKVに代わるRKV開発を停止している。 RKVは2018年に最終設計審査 (CDR) を終える計画であったがMDAはFY20要求でこれを2年間延期した。 国防総省によると延期の理由は技術的な問題であるという。
 2018年に発覚した最大の問題はRKVの性能に関わる問題で、原因は民生品の既存技術を採用したことや、SM-3 Block ⅡA部品の再利用と見られている。
2019.06.12 Inside Defense Senate bill seeks options on expanding GBI fleet in Alaska to 100 interceptors <1907-061207>
 米MDAが
GMDGBIを44基から64基に増強する計画が遅延しているなか、議会上院ではアラスカに配備するGBIを100基にまで増強する法案が提案されようとしている。
2019.06.06 Stars & Stripes Raytheon's flawed missile-defense warhead faulted by congressional watchdog <1907-060604>
 2017年5月にRaytheon社に$1Bで発注した
GMDの新型EKVであるRKVは、計画が2年遅延しているもののいまだに成功していない。 米会計検査院 (GAO) は計画は更に$600Mかかると指摘している。
 GAOによればRKV計画は、設計、システム管理、品質、生産に問題があり、特にRaytheon社が民生品や海軍の迎撃弾に使用した中古部品を使用していることに問題があるとしている。
2019.05.28 Defense News Pentagon hits pause on redesign of critical homeland missile defense component <1906-052809>
 米
BMDGMDで現在使用されているEKVの後継となるRKVは、2018年に完了するはずであった最終設計審査 (CDR) が2年延期されていたが、国防総省で研究開発を担当するグリフィン次官補が5月24日にBoeing社に対し、RKVに関する作業の停止命令を行った。
 RKVに就いてはFY20で$412.4Mが要求されている。
2019.05 International Defence Review US Ground Midcourse Defense missiles score first salvo intercept, MDA says <1906-050006>
 米MDAが3月25日、
GMD連射による迎撃試験FTG-11を実施した。 試験では一発目のGBIであるGBI-Leadの発射50秒後に発射された二発目のGBI-TrailがGBI-Leadが迎撃に成功したことを確認し、他の目標が残っていないと判定すると別の脅威に向かった。
 GBI-LeadはCE-Ⅱ Block Ⅰ EKVを搭載し、GBI-TrailはCE-Ⅱ EKVを搭載していた。 当初CE-Ⅰ EKVを積む計画であったが、CE-Ⅰ EKVは2013年7月の迎撃試験失敗以来試験に使用されていないので今回は採用されなかった。 CE-Ⅰ EKVは20発程度が配備されていると見られる。
 今回の試験では第100ミサイル防衛旅団(註:州兵)と第49ミサイル防衛大隊(註:州兵)が発射を担当した。
2019.04.23 Inside Defense MDA finalized $1B contract to accelerate RKV; schedule unraveled months later <1905-042303>
 米MDAと
GMDの開発保守担当のBoeing社が2018年5月14日に、$1.088Bと見積もられたGBI新型弾頭RKVの開発における1年間の構想固めを完了したが、これは当初見積もりを55%超えるものであった。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly First GMD missile defence system salvo test hits target <1905-040308>
 米MDAが3月25日、
GBI 2発の斉射による迎撃試験FTG-11を行い成功した。 ICBMを模した標的は7,500km以上遠方のマーシャル諸島Kwajalein環礁から打ち上げられ、GBIはVandenberg AFBから発射された。
 先に発射されたGBI-Lead弾は標的を撃墜し、GBI-Lead発射の50秒に発射されたGBI-Trail弾は目標とデブリを捜索し目標が破壊されたことを確認すると、最も脅威の高い別の目標に向かった。
2019.04.03 Inside Defense MDA still working to identify full scope of RKV delay <1905-040304>
 米MDAがこの夏にも、2年程度計画の遅れている
GMDの改良型弾頭RKVを、開発期間を延長するか計画を縮小するかの決断をする。
2019.03.29 Inside Defense MDA relegates next-gen kill vehicle projects to back burner <1904-032907>
 米MDAがFY20要求で、昨年は5年間で$1.4Bかけるとしていた2件の計画
CKVMOKVの開発経費を要求しなかった
【 FY19 要求関連記事:1803-021308 (DN 2018.02.13)】
【 CKV/MOKV 関連記事:1512-112203 (DU 2015.11.22)】
2019.03.25 MDA HP Homeland Missile Defense System Successfully Intercepts ICBM Target <1904-032507>
 米MDA、
JFCC IMD、北方軍、空軍第30/50/460宇宙航空団が3月25日、ICBMを模した標的に対する初めての斉射試験に成功した。 標的は4,000哩以上離れたマーシャル諸島共和国のKwajalein環礁にあるReagan Test Siteから発射され、これに対して2発 (GBI-Lead、GBI-Trail) のGBIがVandenberg AFBから発射された。
 この間標的は陸海及び宇宙のセンサで補足追随しC2BMCシステムに送られた。  標的は計画通りにGBI-Leadにより破壊されたため、GBI-Trail破片などを判別し、この他にRVがないと判断すると他の目標の追随破壊ができる状態になった。
【註】
 JFCC IMDは2005年1月に編成された米戦略軍 (USSTRATCOM) 隷下の統合司令部でミサイル防衛を任務としている。 現在の司令官は陸軍SMDC司令官ディッキンソン陸軍中将が兼務している。
2018.02.07 Jane's Defense Weekly Boeing gets $6.56 billion contract to expand missile defences against North Korea <1804-020701>
 Boeing社
GMD維持管理と開発の契約を、2023年12月までの6年間延 長する契約を$6.56Bで受注した。 これで同社の契約額は$12.6Bにまでに拡大した。
【関連記事:1203-020002 (JMR 2012.02)】
2018.02.13 Defense News MDA $9.9 billion budget request geared to address North Korean threat <1803-021308>
 米MDAがFY19にFY18より$2B増額した$9.9Bを要求している。
GMD: $926.4M
 44基あるGBIに20基が2023年までに追加され64基体制になる。 またGBIに2型 (Configuration 2) ブースタ6基が採 用される。
RKV: $561.2M
 
EKVの能力向上型であるRKVは2020年配備で開発が進められてきたが2021年に延期され る。
CKV: $189.8M
 1発のGBIに複数のKVを搭載するMOKV用のKVとなるCKVの 開発を続ける。
HDR (Homeland Defense Radar): $95.8M
 GMDを支援する脅威識別用レーダでハワイに設置するHDR-Hの機種選定作業はFY-18に開始されている。 FY21に設置 が開始され、FY23には運用が開始される。
 太平洋地域の別の場所に設置されるもう1基HDR-PはFY19に設置場所の選定が行われ、FY24に運用開始になる。
LRDR
 FY19に受領して2020年に試験を開始し、2022年に運用を開始する。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly How US military monitors North Korean missile launches <1801-120607>
= ICBM 発射を検知した米 BMD 指揮所の動き =
 北朝鮮が火星-15を発射したとの情報は、Colorado SpringsにあるPeterson AFBに 設置された
NORADNORTHCOMの共同指揮所N2C2に集められる。  N2C2には状況に応じて規模の代わる5個クルーが任務に就いている。
 火星-15発射の場合にはSBIRS衛星が発射を検知すると指揮所内に警報が鳴り響き、大型スクリーンに状況が表示される。
 情報はシャイアン山近くに設置されたITWAAサーバで分析され、5名のクルーが勤務する MWCに送られる。 ITWAAは入力されたデータをMWCのデータベースのデータと照合する。
2017.12.04 Yahoo ロイタ通信記事

「米国防総省、新たな迎撃ミサイル配備に向け西海岸を調査=当局者」

<1801-120401>
 米議会の議員2人が2日、MDAが西海岸に新たな
BMDSを配備するため、場所の選定 を進めていることを明らかにした。 西海岸配備にはTHAADが含まれる見通しという。  下院軍事委員会の戦略軍小委員長はロイタに対し、MDAは西海岸にBMDSを追加配備することを目指しているが財源はFY18国防予算には盛り込まれていないため、 実際の配備時期はそれよりも先になる可能性があるうえ、場所をどこにするかが問題となっておりMDAは基準を満たす場所や環境への影響について提言していると 語った。
 同小委員長と別のと下院議員は、政府がTHAADを西海岸に配備することを検討していることを明らかにした。
2017.11.17 Defense News Countering North Korea: Congress authorizes major buildup in homeland missile defense <1712-111703>
 米議会が北朝鮮からの脅威に対抗するためFY18国防権限法GBIの数を28発増強 したいとしている。
 GBIは11月2日に最後の44発目がFt. Greelyに設置されたが、国防総省は9月にFY17予算に$136Mを追加して20発 の増強して64発にすることを要求していた。
2017.11.15 Jane's Defence Weekly White House requwsts USD6 billion to cover missile defence, Afghanistan <1801-111506>
 米大統領府11月6日に議会に対し、BMDのための$6Bにのぼる非常時 支出を要求した。
 このうち$2.1BはFt. Greelyに
GBI 20基を追加配備するもので、このほかにSM-3 Block ⅡA 16発THAAD 50発の追加発注も含まれている。
 更に"combined missile detection, disrupt/defeat, and defence"にも$839Mが要求されている。
2017.11.15 Jane's Defence Weekly MDA installs last of 44 planned homeland missile defence interceptors, eyes more <1801-111502>
 Boeing社が11月7日、44基計画されていた
GBI最終弾をFt. Greelyに設置した と発表した。 このGBIには5月の迎撃試験で使用されたCE-Ⅱ Block Ⅰ EKVが搭載されている。 現在配 備されているた44機のGBIのうち20基は初期型であるCE-Ⅰ10基には第二世代の CE-Ⅱ14基にはCE-Ⅱ Block Ⅰが搭載されている。
 米政府は11月6日に、GBI 20基をFt. Greelyに追加配備する予算の当初分として$2.1Bを、補正予算で要求している。
2017.11.07 Defense News US installs final ground-based missile interceptor to counter ICBM threat <1712-110704>
 米国が
GMDで計画している44基のGBI最終号機が3日、アラスカ州 Ft. Greelyに設置された。
 一方国防総省は9月にFY17予算の組み替えで$136Mを捻出し、44基計画されているGBIをFt. Greelyに新たに建設する Missile Field 420基追加配備して総数を64基とする提案を行った。 これを受け大統領府は6日、20基増加配備に要する予算を FY18に追加要求した。
2017.11.06 Inside Defense White House seeks additional $6B for defense in FY-18 <1712-110606>
 米大統領が議会に対し、FY18国防予算$6Bを追加要求した。 そのうち$4Bは北朝鮮からの BM脅威に対抗するもので、$700Mが衝突事故で損傷した駆逐艦の修理費、$1.2Bがアフガンでの戦力構築費になっている。
 BMD関連$4Bでは、そのうち$2.1Bがアラスカ州Ft. GreelyGBIを追加配備する分で、 THAAD 50発の購入も計上されている。
2017.11.06 Defense News Trump seeks nearly $6B to counter North Korean missiles, repair Navy ships <1712-110604>
 トランプ政権が議会に対して6日、$6B近くの国防費を要求した。
 そのなかの$4Bは北朝鮮からのBM脅威に対抗するもので、アラスカ州Ft. Greelyへの
GBIの追加配備、新型GBI初期分としての20基購入、艦載ミサイルやTHAAD弾 の購入が含まれている。
2017.10.16 Aviation Week & ST Anatomy of the Exoatmospheric Kill Vehicle <1712-101607>

= EKV の構造図 =
 
2017.10.16 Aviation Week & ST Anatomy og Ground-Based Interceptor <1712-101606>

= GBI の構造図 =
 
2017.10.16 Aviation Week & ST Clustered kill vehicles <1712-101605>
 かつて2009年にゲーツ国防長官により計画が中止された
MKV計画が、オバマ政権下の2015年MOKVとして復活した。 MOKVは迎撃弾1基で飛来する複数弾を迎撃しようというもので、 2020年代後半での配備を目指してMDAがBoeing、Lockheed Martin、Raytheon社にセンサ、誘導部、推進装置、通信技術の開発を求めている。
2017.10.16 Aviation Week & ST Space factory <1712-101604>
 ソノラ砂漠にあるRaytheon社の宇宙工場ではPayload 70と71の、
CE-2の最終 EKV 2基が組み立て中で、年末までにGBI 44基の生産が完了 する。 しかしながら44基後の生産については決まっていない。
 議会は更に20基のGBIを、他の予算を転用して調達し合計数を64基にすることを承認したが、新規の20基は再 設計KV (RKV)搭載型になり、生産は2022年になる。
2017.10.04 Stars & Stripes Pentagon pumping millions more into missile defense <1711-100403>
 米国防総省が北朝鮮からの脅威増大に備えるためBMD予算に、FY-18予算を待つことなく既に $8.2Bが配分されているFY-17予算に$440Mを追加することを議会に要請した。
 追加する$440Mのうち$128Mアラスカに配備されているBMDSの増強に当てられ、$81M で現在44基の
GBIGBIを64基へ、$47Mを20基増強する計画のGBI用地下サイロ10基に 割り当てている。 国防総省は公式には明らかにしていないが、北朝鮮の脅威増大に備えてGBI部隊を20個隊増強する計画という。
2017.07.24 Aviation Week & ST New urgency <1709-072408>
= 北朝鮮の ICBM に対抗する米 BMDS に関する4頁の記事 =
 5月30日のICBM標的の迎撃試験で使用された
CE-Ⅱ Block 1 EKVは、 2022年にRKVが登場するまで最後のEKVになる
 ① ICBM target launch from Kwajalein Atoll
 ② Terrestrial tracking and discrimination radars
 ③ GBI launch from Vandenberg AFB, Califormia
 ④ Kill Vehicle target discrimination
 ⑤ Kill Vehicle terminal phase
 ⑥ Kill Vehicle-target collision
2017.07.13 Inside Defense Senate panel proposes legislation to nearly double GBI fleet, wants report on further expansion <1708-071305>
 米上院軍事委員会が北朝鮮のBM射程延伸を受け、現在国防総省が計画している
GBI 44基 の追加配備に加え更に42を追加購入し、そのうちの28基を現在14基が配備されている アラスカに追加配備するよう求めている。
2017.06.07 Jane's Defence Weekly US homeland missile defence system scores first ICBM target intercept <1707-060701>
 米MDAが初めてのICBM標的撃墜に成功した。 
CE-Ⅱ Block Ⅰ EKVを搭載したGBIはVandenberg AFBから発射され、7,800km離れたKwajalein環 礁から発射されたICBM標的を撃墜した。
2017.06.07 Jane's Defence Weekly US homeland missile defence system scores first ICBM target intercept <1707-060701>
 米MDAが初めてのICBM標的撃墜に成功した。 
CE-Ⅱ Block Ⅰ EKVを搭載したGBIはVandenberg AFBから発射され、7,800km離れたKwajalein環 礁から発射されたICBM標的を撃墜した。
2017.05.31 Defense News Increasingly sophisticated test plans for US homeland missile defense system on horizon <1706-053107>
 米
MDA長官が、ICBM標的迎撃成功を受けてGMDの今後の計画を明らかにした。
GMD の斉射
 実運用を想定して1目標を2発のGBIで迎撃する試験を、2018年8月か9月に実施。
RKV
 信頼性と性能を向上させたRKVの迎撃試験を2019年末までに実施。
ICBM 斉射対抗
 ICBM の斉射に対抗する試験を2023年に計画
MOKV
 GBI 1発に複数のKVを搭載するMOKVはFY18に開発を開始し、 2025年に迎撃試験を計画。
2017.05.31 Yahoo 時事通信記事

「米、初のICBM迎撃実験に成功=ミサイル防衛能力誇示、北朝鮮けん制」

<1706-053101>
 米国防総省が30日、ICBMを模擬した標的に対する初の迎撃実験に成功したと発表した。
 MDAによると、西太平洋マーシャル諸島の実験場から発射したICBM標的を、カリフォルニア州Vandenberg AFBから発射した
GMDGBI迎撃した。
2017.05.30 Defense News 'Direct collision' for US homeland missile defense interceptor test against ICBM target <1706-053006>
 米
MDAが30日に、初めてのICBM標的の迎撃試験FTG-15を実施し、迎撃に成功した。
 MDAは2017年末までに、現在Ft. GreelyとVandenberg AFBに合わせて36基配備されているGBIは2017年末までに44基に 増強される計画であるが、今回の試験に失敗していれば、この計画は遅れることになったと思われる。
 FY18に行われる実運用を想定した次回の試験では、Reagan Test Siteから発射されたICBM標的を、Vandenbergからの2発 斉射で迎撃する。
2017.05.30 MDA HP Homeland missile defense system successfully intercepts ICBM target <1706-053005>
 米
MDAが30日に、初めてのICBM標的の迎撃試験FTG-15を実施し、迎撃に成功した。
 マーシャル諸島共和国クゥエゼリン環礁のReagan Test Siteから発射された標的弾は、太平洋上のSBXレーダなど各種センサで捕捉され 追随諸元がC2BMCに送られ、Vandenberg AFBからGBIが発射された。
2017.05.27 東京新聞

インターネット

米、初の ICBM 迎撃実験へ 北朝鮮ミサイル警戒 <1706-052702>
 米国防総省が26日、今月30日に初のICBM迎撃試験を太平洋上空で実施すると明らかにした。
 
MDAによると、迎撃実験はクエゼリン環礁から発射された標的弾をVandenberg AFBから発射したGBIで迎 撃する。
2017.04.28 Inside Defense MDA soliciting industry ideas for a 'transportable' Ground-based Interceptor <1705-042804>
 米
MDAが4月28日、現在のサイロ発射方に代わる移動可能なGBIの開発につい てのRfIを発簡した。
2017.04.19 Yahoo 産経新聞記事

「米、5月に北朝鮮の弾道ミサイル迎撃実験実施 『北は国際社会のメッセージ理解』とペンス副大統領」

<1705-041903>
 訪日中のペンス米副大統領が18日、北朝鮮に核ミサイル開発を中止させるため日米韓3ヶ国や中国が圧力を強めているとし、北朝鮮がメッセージを理解し続ける ことを望んでいると述べた。
 ペンス副大統領は、オバマ前政権の「戦略的忍耐」や過去の北朝鮮との対話が失敗に終わったとした上で、トランプ大統領は国際社会の力を結集し、経済力、外交 力で北朝鮮を孤立させ、朝鮮半島の非核化という目標を達成しようとしていると述べた。
 一方、CNN TVは、米国防総省が北朝鮮のBMを迎撃する能力を確認するため、5月中に
SMDと、 GMDの迎撃試験を行うと報じた。
2016.08.17 Defense News MDA outlines major test events this year <1609-081705>
 米
MDAが、今年の秋と冬に計画している主要な発射試験2件を公表した。 それによるとSM-3 BlockⅡA初の迎撃試験が10月 に行われる。 また12月にはSM-6によるSea-based TBMDの試験も行われる。
 更にMDAは今後の試験についても、GMDではRKVの試験やICBMの迎撃試験が行われ、2021年には2目標を2発で迎撃 する試験が計画されていることを明らかにした。
2016.07.13 Jane's Defence Weekly Latest GMD test achieved objectives despite 'anomaly', says MDA <1609-071302>
 米
MDAが、1月に行われたGMDの試験CTV-02+でEKVDACS 問題が発生したことを認めた。
【関連記事:1602-012903 (MDA HP 2016.01.29)】
 MDAとRaytheon社は発生した問題点の内容を明らかにしておらず、この問題は試験の目的と関係が無く、試験は成功したと述べている。 この 問題はLos Angels Time紙が最初に暴露していた。
2016.07 International Defence Review Hit or miss: US MDA and industry take EKV to the next level <1608-070010>
= GBI EKV に関する3頁の記事 =
CE-Ⅱ Block 1 EKV
RKV
MOKV
2016.06 International Defence Review MDA receives fixed interceptors <1607-060004>
 米
MDAが3月に、不備ヶ所を改修したGMD用のGBI受領を開始 した。
 これは新型GBIであるCE-Ⅱに搭載されたIMUが予想を超えた振動のため誤作動し迎撃に失敗した2010年12月の 試験結果を反映したもので、改修したCE-Ⅱは2014年6月の試験で迎撃に成功している。
2016.05.04 Jane's Defence Weekly House bill may boost BMD R&D in 2017 <1606-050412>
 米議会下院軍事委員会が可決したFY17予算ではBMDの大幅な推進が図られる。 委員会はBMD の開発費に要求を$300M上回る額を査定している。
 この中には地上の通信システムの改良に$65M、多目標
KV (MOKV)の開発に$55M、再設計型KV (RKV)の開発に$25Mを割り当てている。
2016.04.19 Defense News Canada rethinks joining US missile defense program <1605-041903>
 カナダは、2005年当時の自由党政権が
GMDの受け入れを拒否し たが、10年以上たって受け入れの方向に傾いており、2017年始めに決定される新たな国防方針見直しでこの方向が示され ると言う。
 これによりカナダに、BMDSレーダや、GBI発射基地が設置されることになりそうである。
2016.03 International Defence Review MDA prepares for major tests in 2016, 2017 <1604-030002>
 米
MDA長官のシリング海軍中将が1月19日にCSISで、不備を修正したGBIEKVの試験や、初めてのICBMに対するGMD試験などを2016~2017年に計画していることを 明らかにした。
 デコイ等を伴ったICBMの迎撃試験は2017年後半に計画されている。 また、ICBMに対し2発のGBIを斉射する試験も行われる。
 2020年配備予定の二段推進GBIに再設計KV RKVを搭載した迎撃試験は2019年に行われ、 その前の年である2018年には非迎撃のRKV発射試験が行われる。
 更に、RKVと似ているものの小型化したKV複数基をGBIに搭載するMOKVの検討も進められている。
2016.02.11 Defense News MDA request preserves priorities, targets laser tech development <1603-021102>
 米
MDAはFY17に$7.5Bを要求している。 注目する案件は以下の通りである。
基礎技術
 次世代レーザ装置に$72M
先進センサ
 MQ-9 Reaperに多スペクトラムセンサを搭載する計画に$90M
Space-based Kill Assessment (SKA)
 FY17に民間衛星にシステムを搭載
Multi-Object Kill Vehicle (MOKV)
 Fort GreelyとVandenberg AFBに配備しているGBIに搭載するMOKVの計画に$72M
Redesigned KV
 MOKVに先立ち2020年までに配備するRKVに$274M
GBI 14発増強
 FY17末までに現在30発のGBIを44発に増強する計画に$1B
EPAA
 EPAA Phase 3としてFY18までにポーランド配備するAegis AshoreにFY17では$630M
THAAD
 FY17に$370Mで24発を調達し、FY17末までに61発を取得して合計205発
 FY18までに7個中隊の編成を完結し、2021年までに400発を取得
2016.02.10 Yahoo 時事通信記事

「米軍、ICBM想定し迎撃試験へ=北朝鮮の『衛星』安定か」

<1603-021001>
 米
MDAのシリング局長が9日、GMDICBM迎撃試験11月に実施 すると明らかにした。 北朝鮮の移動式ICBM KN-08を想定した試験になりそうだ。
【註】
 GMDはICBM迎撃のため配備が進められているが、まだICBMの迎撃試験が行われていなかったのがかねてから問題視されていた。
【関連記事:1406-052805 (DN 2014.05.28)】
 このためICBMの迎撃試験FTG-15がFY16に計画され、更にFY17にICBMに対し斉射を行う試験も計画されている。
【関連記事:1503-122902 (AW&ST 2014.12.29)】
2016.01.29 Defense News Homeland missile defense system successful in non-intercept flight test <1602-012903>
 (記事の前半はMDA HPの記事と同じ)
 
EKVに搭載したDACSを設計製造したAerojet Rocketdyne社は声明で、 改良型DACSはその性能向上を実証したとしたうえで、今回の試験成功は過去3年間に及ぶ苦労の成果だとしている。
【註】
 この記事から2014年6月のFTG-06bは成功したもののEKVのDACSは不完全で、2014年2Qに改良したDACSによる試験CTV-02を実施したがまだ不完全なため更なる改良を要し、 CTV-02+で改良の結果を確認したと思われる。
 しかし、EKVは標的に正しく向かったはずなのに何故迎撃しなかったかは、依然として疑問である。
2016.01.29 MDA HP Ground-based Midcourse Defense system conducts successful flight test <1602-012903>
 米
MDAが28日、迎撃を行わないGMDの発射試験CTV-02+を実施し成功した。  ハワイ西方海上でC-17から投下発射されたIRBMを模擬した標的に対し、改良型のスラスタを搭 載したCE-Ⅱ EKVを搭載したGBI Vandenberg AFBから発射された。
 標的はまずカウアイ島のPMRFに設置されたAN/TPY-02が捕捉し、そのデータがC2BMC に送られた。 標的はハワイ近海にいたSBXレーダも捕捉した。 今回の試験は目標とデコイ等の判別も目的であった。
 終末段階でEKVは、燃料が燃え尽きるまでスラスタを正常に燃焼させた。
【註】
疑問その1
 標的が飛翔し、EKVが正常にDACSを作動させたのに、迎撃が行われなかったとはどういうことか。
疑問その2
 当初配備されたGBIを改良したCE-Ⅱ EKVは、当初失敗続きであったが2014年6月に行われたFTG-06bで迎撃に成功し配備を開始したはずである。
【関連記事:1407-062203 (MDA 2014.06.22)】
【関連記事:1511-102106 (IP 2015.10.21)】
 なのに何故今になってCTVに戻ってCTV-02+を実施したのか。 非迎撃のCTV-02は既に2014年2Qに実施している。
2015.12.16 Defense Newss Omnibus '16: land-based missile procurement gets plus up <1601-121604>
 米議会が15日に公表した$573BのFY16国防予算で、陸上発射ミサイルの購入費が増額されている。 PAC-3
MSE は政府要求の$415Mに$100Mが追加された。 これは政府予算案と一緒に提出された、各軍等が要求したものの政府 案では計上されなかったリストを元にしたものである。
 MDA では CKV に$20Mが配当され、次世代型 DACS の開発に$10Mが配当されている。
2015.11.22 Defense Update Multi-Object Kill Vehicle (MOKV) begins to take shape <1512-112203>
 米
MDA と Raytheon社が、多目標迎撃弾 MOKV の開発の第一段階となる 開発計画審査 (PPR) を完了した。 システム概要審査 CR は12月に行われる。  MOKV は GBI6発ずつ搭載され、それぞれが独立して目標へ向かう。
 MDA は CE-Ⅰ/Ⅱに続く第三世代EKV である再設計 KV RKVの開発も進めている。 CE-Ⅲ とも呼ばれる RKV の開発は2016年に開始し、2018年生産契約、 2020年配備開始の計画である。
 更に斬新な計画として共通 KV CKV も考えられている。 これは2004年に計画されたが、2009年に Aegis BMD に予算 を集中するため中止された MKV 計画を復活させるものである。
【註】
 MKV 計画では、飛翔間の子弾を母体が制御する方式の Lockheed Martin社案と、母体に頼らず子弾が独立して飛翔する方式の Raytheon社案が競ったが、MDA は2004年に Lockheed Martin社を選定し開発が続けられていた。
 今回の MOKV では、かつての Raytheon社 MKV 案を引き継いだ方式が採用されている。 当時の Raytheon社案は、同じ KV を SM-3 には1発、GBI には複数発搭載するも ので、これも CKV 構想に合致している。
2015.10.21 Inside Pentagon MDA forges ahead with ground-based interceptor updates <1511-102106>
 米
MDA が、2014年6月に改良型 EKV である CE-Ⅱ による迎撃試験 FTG-06b に成功したことから FTG-06b 型の配備を進め、最終弾の配備を終えたことから、既に配備している CE-Ⅰ EKV 型 GBI の EKV 換装を行う。
 MDA は CE-Ⅱ Block 1 EKV の開発を完了しつつあり、2016年に CE-Ⅱ Block 1 を用いた迎撃試験 FTG-15を計画している。  また更に2019年には、再設計型 EKV (RKV) による迎撃試験 FTG-17 も計画している。
 MDA の計画責任者によると、もし FTG-15 に失敗すれば2017年までに44発を追加配備する計画は困難になり、FTG-17 に失敗すれば 2020年までに RKV の配備を開始することができなくなる。
2015.07 International Defence Review Auditors criticise MDA's focus on new inteceptor <1508-070005>
 米会計検査院 (
GAO) が5月に提出した報告書で、2018年までに44基を追加する GBI につい て、現在考えているシステムは不適当と主張している。
 GAO によると、2006年以降の GMD 迎撃試験は7回中4回しか迎撃に成功しておらず、1999年から通算すると 17回中9回しか成功していないという。 最新型の CE-Ⅱ EKV による試験は2014年6月に迎撃 成功したものの、2010年12月の試験では失敗している。
2014.12.29 Aviation Week & ST On the horizon <1503-122902>
 米
MDAGMD で、三件の"初めて"試験を計画している。
・初めての ICBM 迎撃試験
 FY16に計画されている FTG-15 では、CE-Ⅱ EKV による ICBM の迎撃を行う。
・初めての RKV 新型 KV 試験
 2016年12月に行われる次回の試験は、CE-Ⅱ EKV を改良した CE-Ⅱ+ EKV による非迎撃試験となる。
 FY18には再設計 KV (RKV) の非迎撃発射試験が行われ、FY19には迎撃試験が行われる。
・初めての斉射試験
 FY17に行われる FTG-11 では、単一 ICBM 標的に対する CE-Ⅰ と CE-Ⅱ EKV それぞれ1発の斉射が行われる。 更にFY20には IRBM 標的と ICBM 標的に対する CE-Ⅰ と CE-Ⅱ EKV の斉射が行われる。
2014.12.10 Jane's Defence Weekly FY2015 policy bill funds missile defence requests <1502-121007>
 米議会が、FY15国防権限法 (
NDAA) で、GMD 計画に予算を追加配分するものの、 東海岸への配備経費は削除した。
 GMD 計画へは信頼性と整備性の向上に$40Mを追加した。
2014.11.18 Defense News MDA aims for 2020 fielding of redesigned Kill Vehicle <1412-111805>
新型 EKV
 現在配備されている
GMDEKV はいわば試作品で、MDA2020年の 配備開始を目指してFY15に開発予算$99.5Mを計上している。
 Boeing、Raytheon、Lockheed Martinの各社には先月に提案要求を行っており、早ければ2015年早々にも機種決定を行う。
CKV (Common Kill Vehicle)
 MDA は更に先の2025年あるいはそれ以降を見据えて、GMD、Aegis BMD、THAAD で共用する CKV を検討しており、開発に$7.5Bを要求している。
2014.09.01 Aviation Week & ST Reprieve and refocus <1411-090102>
 米
MDA は漸く CE-Ⅱ 改良型 EKV を用いた GBI での迎 撃試験に成功したが、MDA 長官は CE-Ⅱ の問題点を認め、2025年までにこれに代わる CE-Ⅲ と換装する構想を明らかにし た。
 ただし、新たに14基増強される GBI については CE-Ⅱ EKV 搭載とし、CE-Ⅲ EKV は24基配備されている CE-Ⅰ EKV と換装されるという。
2014.08 International Defense Review Improved kill vehicle destroys ballistic target <1410-080004>
 米
MDA が6月22日に、陸海空軍と合同で新型の CEA-Ⅱ EKV を搭載した GBI による迎撃試験 FTG-06b を行い、IRBM を模countermeasure を伴なった LV-2 標的の迎撃に成功した。 Kwajalein環礁から発射された標的は、DDG 70 Hoppwr の AN/SPY-1 のほか、 SBX レーダも捕捉追随し、データを GMD FCS に送った。
 標的発射の約6分後に、コロラド州 Schriever AFB に所在する陸軍第100ミサイル防衛旅団が遠隔操作で Vandenberg AFB から GBI を発射した。 GBI から放出された EKV は GMD FCS から目標情報の更新を受けながら目標に接 近した。
 今までのシステムは EKV の通信能力に制約があったが、通信能力が強化された新型 EKV は、GMD FCS から目標情報更新を受信することができる。
2014.07.02 Jane's Defence Weekly Next-generation GMD missile score first successful intercept <1408-070207>
 米国防総省が6月22日、次世代
EKV CE-Ⅱ による GMD の迎撃試験 FTG-06b を実施し迎撃に成功した。
 CE-Ⅱ による迎撃試験は、2010年に実施した FTGG-06、2010年12月の FTG-06a のいずれも失敗していた。
2014.06.22 MDA HP Target missile intercepted over the Pacific Ocean during missile defense exercise <1407-062203>
 米
MDA が22日、GMD迎撃試験 FTG-06b を行い成功した。 こ の成功で米国は、2001年以来81回の迎撃試験で65回の迎撃成功を収めたことになる。
 IRBM を模擬した標的はクウェゼリン環礁のレーガン試験場から発射され、その6分後に CE-Ⅱ EKV を搭載した GBI が Vandenberg AFB から発射された。 この間 DDG-70 HopperSBX レーダが標的を追 随し、C2BMC 及び GMD の FCS にデータを送信した。 射撃の統制はコロラド州 Schriever AFB に所在する 陸軍第100ミサイル防衛旅団が行った。
 CE-Ⅱ EKV による迎撃成功は初めてである。
【註】
 GBI の迎撃試験は2008年12月の FTG-05 以来成功しておらず、EKV として CE-Ⅱ を用いた2010年1月の FTG-06 に失敗し、2010年12月に再行した FTG-06a も失敗している。
 更に2013年7月5日に、従来型の EKV である CE-Ⅰ を用いた迎撃試験を実施したが、これも EKV の切り離しに失敗していた。
2014.06.18 Jane's Defence Weekly US planning GMD intecept test <1407-061806>
 米国防総省が6月9日、
CE-Ⅱ EKV を用いた GBI による迎撃試験 FTG-06b を、6月22日に実施すると発表した。
 CE-Ⅱ EKV による迎撃試験 FTG-06 は2010年1月に失敗し、2010年12月に実施した二度目の試験である FTG-06a も失敗してる。 その後 MDA は CE-Ⅱ を再設計し、2013年1月に実標的を使用しない発射試験に成功している。
2014.06.04 Defense News Upcoming GMD test could delay US missile defense plans <1407-060406>
 米
MDA が、2008年以来3回連続して失敗している GMD迎撃試験を今月中に実施する が、この試験の結果が計画されている14基の追加配備の成否を決めることになる。
2014.05.28 Defense News Burden sharing is the future of Asian missile defense, Pentagon official says <1406-052805>
 米統合参謀本部副議長が28日、ミサイル防衛における太平洋地域諸国の重要性を述べた。
 米国の
GMD については、CE-Ⅰ EKV に代わる CE-Ⅱ がまだ試験に成功していないものの2017年には operational になる。
 米国では議会の一部を中心に、まだ ICBM の迎撃試験を行っていないことや、既に配備されている GBI 30基のうち10基が、まだ試験に成功していない CE-Ⅱ EKV を搭載していることに対す る懸念が強い。
2014.04 International Defence Review US funds development of new long-range radar and common kill vehicle technologies <1405-040015>
 米
MDA が、FY15予算に$7.4Bを要求した。
EKV の再設計: $99.5M
 2017年までに追加調達する44発は従来型の EKV
CKV の開発: $26M
 CKV は、EKV、SM-3、THAAD 共用の将来 KV
LRDR の開発: $79.5M
 LRDRSBX に代わる mid-course 用レーダで、主に太平洋で使用
Discrimination Improvement for Homeland Defense: $122M
SM-3 Block ⅠB 30発の調達: $435M
THAAD 31発の調達: $464M
2014.03.12 Jane's Defence Weekly MDA to begin EKV redesign <1405-031207>
= FY15米国防予算案における MDA 予算に関する記事 =
 米
MDA はFY15予算に$7.4Bを要求しているが、その中で GMDEKV 再設計に$99.5Mを要求している。 改良型 EKV はモジュラ方式オープンアーキテクチャが採用される。
 このほかに MDA は、目標判別用長距離レーダ (LRDR) に$79.5Mを要求している。 LRDR は太平洋 方面から米本土に飛来する驚異を、飛翔中期に判別しようというもので、洋上設置 X-band レーダ SBX設置場所の柔軟性を付与する計画である。
【註】
 SBX は目標の捕捉、追随、類別及び効果判定を行う前方配備の MFR で、マーシャル諸島クウェゼリン島の実験施設に設置された X-band レーダを、満載排水量50,000t、全 長119m、幅73.2mの石油掘削用ジグに取り付けたシステムで、自律航行能力を有しており、太平洋海域を移動して運用されていたが、FY13米国防予算で研究船に格下げされた。
2014.02.12 Jane's Defence Weekly DoD selects study sites for possible GMD expansion <1404-021202>
 米国防総省が1月31日、議会が要求した東海岸に配備する
GBI の基地候補地として、MDA が 、
 ・Camp Ravenna
 ・Fort Custer
 ・Fort Drum
 ・Portsmouth SERE Training Area
を選定したと発表した。
【関連記事:1310-091204 (Defense News 2013.09.12)】
 今後2年かけて環境影響調査 (EIS) を実施するという。
2013.09.12 Defense News Sites for potential east coast missile defense plan selected <1310-091204>
 米 MDA が、三番目となる GBI 基地を東海岸に設置するため、以 下の5箇所を候補に選定した。
 ・ Fort Drum, New York
 ・ Camp Ethan Allen Training Site, Vermont
 ・ Naval Air Station Portsmouth SERE Training Area, Maine
 ・ Camp Ravenna Joint Training Center, Ohio
 ・ Fort Custer Training Center, Michigan
2013.09 International Defence Review Shield bugs: Pentagon mulls GMD trials and east coast expansion <1310-090023>
 米 MDA が7月5日に GMD 迎撃試験に失敗したことから、国防省関係者は更なる試験を検討しているが、議会からは東海岸への配備を急げとの 圧力が高まっている。
2013.09 Jane's Missiles & Rockets GBI fails during latest intercept test <1310-090006>
 米 MDA が7月5日に GBI による迎撃試験 FTG-07 を実施したが、 EKV のブースタからの切り離しができず、失敗した。
 GBI の迎撃試験は2008年12月の FTG-05 以来成功しておらず、EKV として CE-Ⅱ を用いた2010年1月の FTG-06 に失敗し、2010年12月に再行した FTG-06a も失敗している。
2013.08.05 Aviation Week & ST A view to a kill <1309-080506>
 米 MDA が、1990年代に開発された GMD や SM-3 の EKV に代わる次世代の EKV となる Common Kill Vehicle を検討している。
 Common Kill Vehicle は、かつて計画が中止になった MKV の様に、迎撃弾1基に複数個搭載される構想で、 母船となる KV から複数の小型 KV が放出される、かつて MKV で Lockheed Martin社が提案した方式になると見られる。
2013.07.31 Jane's Defence Weekly STRATCOM chief: GMD's east coast expansion can wait <1309-073103>
 米議会下院では GMD東海岸配備を求めるこうが強いが、米国防総省はそのような要求を行っていない。
 こうした中、米戦略軍司令官が、GMD の優先度は、新たな場所への配備より現有システムの構成品の改良が先だと述べた。
2013.07.24 Jane's Defence Weekly DoD mulling more GMD tests after latest failure <1309-072401>
 米 MDA 長官によると、7月5日に行われた GMD の迎撃試験失敗は、第三段と EKV の切り離しに失敗が原因と見られる。 切り離し失敗の原因については更なる調査が必要であるという。
2013.07.17 Jane's Defence Weekly GMD once again misses its target in failed intercept <1309-071702>
 米 MDA が7月5日に GMD迎撃試験を実施したが失敗した。
 GBI が搭載していた EKVCE-Ⅰ で、試験は 実働部隊の運用評価として行われた。
2013.07.17 Defense News US missile defense chief backs east coast radars, more interceptor sites <1308-071703>
 米 MDA 長官の Syring海軍中将が17日、7月5日に行われた GMD 試験の迎撃失敗は、 KV切り離し失敗によるものであることを明らかにした。
 また、既に30基配備されている GBI のうち10基に搭載されている CE-Ⅱ KV の試験がまだ行われていないことや、 GMD で ICBM を迎撃する試験をまだ行ったことがないなどの指摘に対し、CE-Ⅱ の試験は予定通り2014年 3月に実施すると共に、ICBM 標的2015年までに完成させ、2020年までに8回の ICBM 迎撃試験 を行うことを確認した。
2013.07.15 Aviation Week & ST Arrested development <1309-071502>
 米 MDA が7月5日に GMD迎撃試験を実施したが失敗した。  GMD は2008年12月を最後に、迎撃試験に続けて失敗している。 特に今回は、標的が Lockheed Martin社製の LV-2 に代わったことを除いて、 2008年12月と全く同じ供試体で、実際に Vandenberg AFB に配備されている GBI であったので事態は深刻である。 EKVCE-Ⅰ であっ た。
2013.07.09 Defense News US: missile plan to go ahead despite test failure <1308-070901>
 米国防総省の報道官が9日、5日に行われた GMD 迎撃試験失敗による GBI 配備計画の変更はない ことを明らかにした。
 米国防総省は3月に、2017年までに GBI 14発を Fort Greely に追加配備すると発表していた。
2013.07.05 MDA HP Missile defense test conducted <1308-070503>
 米 MDA、空軍第30宇宙航空団、北方軍などが統合で行った GMD 迎撃試験は、米陸軍 Kwajalein Atoll から発射された ICBM 標的を Vandenberg AFB の GBI で迎撃しようとしたが、迎撃に失敗した。
2013.07.02 MDA HP Missile defense test planned <1308-070202>
MDA、空軍第30宇宙航空団、北方軍などが7月5日に統合で GMD 迎撃試験を行う。 標 的はマーシャル諸島に設置された米陸軍の Kwajalein Atoll から発射され標的を、Vandenberg AFB の GBI で迎撃する。
 この試験は、現在アラスカとカリフォルニアに配備されている第一世代 EKV CE-I の運用試験 として実施される。
2013.06.06 Defense News HASC green-lights east coast missile shield <1307-060602>
 共和党が多数を占める米議会下院で5日、歳出委員会軍事小委員会が、2014国防権限法 (NDAA) に GBI東海岸配備予算として$70Mを盛り込むことを、33対27で 可決した。 それによると MDAFY18までに GBI サイトを建設し operational にしなけれ ばならない。
 これに反対する上院は昨年、これを否決しているが、今年初めに北朝鮮が長距離弾道弾を発射したことから、この流れに変化が出ている。
2013.06.05 Defense News Aide: House Approps Bill has funds for US east coast missile site <1307-060506>
 米議会下院歳出委員会が5日、FY14国防予算に、GBI のサイトを昨年共和党が提案した東部海岸に 建設するための予算$70Mを配分することを明らかにした。
 これにより東海岸への GBI 配備が現実味を帯びてきた。
2013.05 Jane's Missiles & Rockets US responds to increased North Korean missile threat <1306-050002>
 ヘーゲル米国防長官が3月15日、Fort Greely へ GBI 14基を追加配備するすると発表した。 Fort Greely には現在 26基が配備されているので、併せて40基になり、Vandenberg AFB の4基を合わせて44基になる。
 Fort Greely には Missile Field 1 に6基のサイロ、Missile Field 3 に20基のサイロが設置されている。 Vandenberg AFB には5基のサイロがあるが、このうち1基は 試験専用になっている。
2013.03.25 Aviation Weeks & ST Not to be <1305-032503>
 ヘーゲル米国防長官が、北朝鮮の核実験と長距離ミサイル発射試験を受け、現在30基配備されている GBI14基増やして44 基にすると発表したが、前 MDA長官のオベリング中将は、GBI は10年も前に配備が始まった機種であり、次世代機種の開発を継続すべき と忠告している。 国防長官は GBI 14基の増強と引き替えに、SM-3 Blcok ⅡB の開発を中止するとした。 GBI の米東海岸への配備検討も開始さ れ、2022年頃から更に20基が増強される。
 GBI の弾頭である EKV は、レーガン大統領が打ち出した SDI 構想のため急遽開発されたため、 1970年代のアーキテクチャ1980年代の技術でできている。
2013.03.16 Yahoo 朝日新聞記事

「米、迎撃ミサイル14基増強 北朝鮮の脅威でアラスカに」

<1304-031601>
 ヘーゲル米国防長官が15日、北朝鮮のミサイル脅威が増しているとして、GBI を現在の1.5倍となる44基に増やすなど BMDS を増強すると発表した。 長官は北朝鮮が昨春、移動式発射機に載せた ICBM を公開したことに言及し、本土の防衛を強化して脅威に先ん じると BMDS 増強の理由を説明した。
 北朝鮮が昨年12月に発射したミサイルをめぐっては、開発が進めば射程は米中西部まで届く10,000km以上に及ぶ可能性があるとの見方が出ている。
2013.03.15 Defense News U.S. to boost ballistic missile defenses <1304-031507>
 ヘーゲル新国防長官が14日、現在26基配備している GBI を、2017年ま でにアラスカに14基増強すると発表した。 これにかかるかかる経費は$1BでFY14予算に計上する。 同席した統幕副議長は、北朝鮮の KN-08 が米国までとどく可能性があり、GBI の増強はそれに対処するものであると述べた。
 また同時に、AN/TPY-2 を日本に追加配備することも明らかにした。 このレーダは既に保有しているものが振り向けられる。 TPY-2 は当初 18基の整備が計画されていたが、FY13予算で削られて、既に納入された9基に製造中の2基を加えて11基に留まっている。 Raytheon社は、12基目 の発注がなければ2014年中頃には生産ラインを閉じることになると警告している。
2013.03 Jane's Missiles & Rockts GBI makes first test flight since December 2010 <1304-030001>
 米 MDA が1月26日、2010年に続けて2回失敗した GBI発射試験を再開した。
 2010年1月の FTG-06 と、2010年12月の FTG-06a に失敗したのち MDA は新たな試験法と試験器材を開発して今回の試験 CTV-01 に臨んだ。
2013.02.06 Jane's Defence Weekly Flight testing of CE-Ⅱ interceptors resumes <1303-020604>
 CE-Ⅱ EKV を搭載した GBI の発射試験が、1月26日に再開された。
2013.02.04 Aviation Week & ST Improving guidance <1303-020408>
 米 MDA が1月26日、2010年12月の迎撃試験に失敗した改良型CE2 EKV を搭載したGBI の発射試験を行った。 この試験では標的は使用していない。
 2010年の失敗原因が高周波振動によるものと判明したため、これを改良した EKV を打ち上げてデータを収集した。
2013.01.26 MDA HP Ground-Based Interceptor completes successful flight test <1302-012602>
 米 MDA が26日、Vandenberg AFB から GBI を発射する試験 GM CTV-1 を行い成功し た。 この試験では標的は使用されていない。
 MDA は2010年12月に行われた迎撃試験 FTG-06a が終わったことから EKV に改良を行い、今回の試験で改良結果を検証した。
【註】
 2010年12月の試験では、改良型 EKV である CE-Ⅱ が使用された。CE-Ⅱ は2010年1月と12月に行われた二度の試験全てで迎撃に失敗したた め、2011年1月に MDA が組み立て中の11基について配備を停止している。
【関連記事:1107-050018 (IDR 2011.05)】
 今回の試験で EKV は高周波振動装置と共に打ち上げられ、機械的な振動を加えての機能試験を行うと思われる。
【関連記事:1301-120308 (AW&ST 2012.12.30)】
2013.01.02 Jane's Defence Weekly US Congress reconciles FY13 authorisation bill <1302-010202>
 米上下両院が$633.3BにのぼるFY13国防権限法案に合意した。 このうち国防相経費は$527.5Bで、戦費に$88.5B、エネル ギー省の各関連経費に$17.4Bが当てられている。
 法案ではFY13における MEADS 経費を認めなかったのに対し、GBI の基地について、東海岸2箇所を含む 3箇所の調査費を盛り込み、国防総省が計画している Global Hawk Block 30 の退役を認めていない
【註】
 戦費等を除く米国の国防費は為替レートにもよるが40~45兆円と、わが国の防衛費の8.5倍~10倍弱に過ぎない。
2012.12.25 Yahoo 朝鮮日報記事

「米国、北の脅威に備え新ミサイル防衛基地を検討へ」

<1301-122501>
 米国議会が可決したFY13国防授権法は、北朝鮮やイランの ICBM に対応するため、米国東海岸に新た な BMDS 基地を建設する必要性を検討すると定めている。
 当初、共和党が多数を占める議会下院は、2015年までに新たな基地を建設するため、米国北東部地域で候補地3箇所を調査するのに$100Mを配当 したが、民主党が多数を占める上院は、北朝鮮に対する備えは、西海岸の基地で十分と反対した。 しかし今月、弾道弾発射を強行したのを受け上下両院は、 基地追加建設の必要性を検討するという条項を挿入することで歩み寄った。
2012.12.03 Aviation Week & ST Valuable vibrations <1301-120308>
 Boeing社が2010年の GMD 試験失敗を受け、原因探求のため高周波振動試験装置 (HFTB) を1月に打ち上げる。 ただ し、この試験では迎撃は目指さない
 HFTB は機械的に2,000~3,000Hzの振動を加えて試験を行う。
2012.11 Jane's Missiles & Rockets Additional ABM site could improve US defences <1211-110013>
 米国学術会議 (NRC) が9月12日に公表した BMD に関する報告書で、米本土北東部に新たに GBI の基地を設け、改良型の GBI (GBI-E) を配置すると共に、AN/TPY-2 レーダを5基程度配備して、North Dakota 州 Granf Forks 基地の UEWR と連携させる必要性を述べている。 また Fort Greely に配備されている現在の GBI を GBI-E に換装する必 要があるとしている。
 GBI-E は現在の GBI より小型高速で、大型のセンサを持つ重い KV を搭載すると、2008年に計画が中止された KEI を元にしたミサイルをイメージしている。
2012.06 Jane's Missiles & Rockets O'Reilly outlines US missile defence plans <1207-060021>
= 米 BMDS 開発計画に関する記事 =
GMD
 2010年10月に失敗した改良型 EKVCE-2 は、今年後半に非迎撃の発射試験が行われ、結果が悪ければ今後の 試験は従来型の CE-Ⅰ で行う。
SM-3 Block ⅡB
 Block ⅡB は米本土を攻撃する ICBM の迎撃能力を持つが、IRBM も迎撃するため、最高高度に達する前の迎撃 (pre-apogee intercept) 能力を付与す る。
SM-3 Block ⅠB
 FY13に、STSS 衛星の情報で射撃する初めての試験を行う。
PTSS
 今後10年間、米本土及び同盟国の BMD を支える PTSS 衛星計画を進める。
2012.04.23 Aviation Week & ST Double-barreled defense <1206-042304>
 SM-3 Block ⅡB 搭載予定の KV が、現在 GMDGBI に搭載している KV ょり小型であ ることから、共和党議員が GBI に SM-3 Block ⅡB 用 KV を複数搭載する案を提唱している。
 複数弾頭の GMD 計画 MKV は、2009年にゲーツ国防長官が中止を決めている。
2012.02.22 Jane's Defence Weekly US DoD outlines FY13 BMD budget request <1204-022207>
 FY13の BMD 予算要求はFY12の$10.4Bを若干下回る$9.7Bである。 このうち SM-3 Block ⅠB の 開発及び生産が$1.3Bを占める。
 THAAD は新設中隊数と TPY-2 の調達数がらされるが、それでも$778Mで38発が調達される。  Patriot は$778Mで PAC-3 弾84発が調達され。38基の発射機が PAC-3 の発射可能に改良される。
 GMD は$903Mで26発の GBI が Ft. Greely と Vandemberg AFB に配備される。 SBX レーダは維持が非常に高額である ことから退役する。
2011.02.06 Aviation Week & ST Priced to win <1203-020607>
 昨年、米 MDA が、$3.5Bにのぼる GMD 計画に Boeing社を選定したのは、価格の違いによる。
 Boeing社が呈示した GMD の開発と維持管理の額は、現在のシステム経費より30%安価になっている。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets Boeing team wins GMD sustainment contract <1203-020002>
 米 MDA が2011年12月31日、GMD開発保守契約先に Boeing/Northrop Grumman チームを選定したと発表した。 契約の総額は$3.48Bにのぼると見られている。
 同チームにはまた、通信担当で Harris社、GBI のブースタ担当で Orbital Sciences社、EKV 担当で Raytheon社 も参加している。
2012.01.11 Jane's Defence Weekly Boeing wins sustainment deal for GMD <1203-011104>
 米 MDA が12月30日、GMD の開発と維持管理に関する$3.5Bの契約先に Boeing社グループを選定したと発表した。
2012.01.09 Aviation Week & ST Status not so quo <1203-010908>
 米 MDA が2011年末に、今後10年間で$10Bと見積もられる GMD の主契約社に、試験結果が良くないなどの問題があるものの Boeing/Northrop Grumman社グループを選定した。 GBI は2008年12月の試験を最後に迎撃に成功していない。
 Lockheed Martin/Raytheon社グループは GMD では敗れたが、この発表と合わせて THAAD を UAE に$1.9Bで売却することに合意したことが明 らかにされた。 MDA は詳細を公表していないが、Lockheed Martin社は2個中隊分のシステムとミサイル96発であるこ とを明らかにした。 THAAD ミサイルの単価は$12.2Mであるという。 また Raytheon社は AN/TPY-2 レーダ2基も受注 した。
2011.12.30 Defense News Boeing wins contract for U.S. missile shield <1201-123004>
 米 MDA が、今後7年間にわたる GMD の維持管理契約先を Boeing /Northrop Grumman グループに決めた。 契約額は$3.48Bにのぼる。
 対抗していた Lockheed Martin は破れた。
【関連記事:1201-113005 (JDW 2011.11.30)】
2011.11.30 Jane's Defence Weekly Teams submit final GMD missile bids <1201-113005>
 米 GMD開発、維持管理、補給を担当する企業を選定する競争に Lockheed Martin/Raytehon グループが11月21日に提案正提出した。 一方の Boreing/Northrop Grumman チームも、翌22日に提案書を提出した。
 この契約は、当初予定の5月31日が遅れて、11月になる模様である。
2011.10.26 Jane's Defence Weekly US MDA blames guidance error for GMD test failure <1112-102603>
 米 MDA が10月17日、2010年12月に行われた GMD 迎撃試験の失敗は、迎撃直前の数秒間 に起きた誘導誤差が原因との結論に達した。
 この試験では改良型 EKV である CE-Ⅱ が使用された。 現在カリフォルニアとアラスカに配備されている GBI には、CE-Ⅰ と CE-Ⅱ の EKV が搭載されている。
2011.06.13 Aviation Week & ST Strategic pause <1107-061312>
 2010年12月15日に失敗した GMD の迎撃試験は、2012年後半に再行される。
 一方、二段推進 GBI は2010年6月迎撃試験に成功したが、欧州配備についての MDA の関心が陸上発射型 SM-3 に移ったため、棚上げ状態になっている。
2011.06.13 Aviation Week & ST In the crossfire <1107-061310>
 米政府が EPAA を推し進めることにより GMD予算が削減される懸念が出たため 、一部の共和党議員が MEADS計画中止にして、その予算を GMD に廻すことを提唱 している。
【 MEADS の計画格下げ記事:1106-050010 (JMR 2011.04)】
2011.06 Jane's Misilles & Rockets GAO sees further risks in missile-defence projects <1107-060009>
 米会計検査院 (GAO) が4月13日に公表した報告書で、MDA が進めている BMD 計画の三点について疑念を表明している。
 一点目GMD についてで、現在配備されている初期型プロトタイプ GBI に代わるべく進めている CE-Ⅱ は、二度とも試験に失敗している。
 二点目Aegis Ashore で、今までの Aegis BMD の試験は 3.6.1 バーションと SM-3 Block ⅠA で行われてのに対し、Aegis Ashore では 4.0.1 及び 5 と Block ⅠB で行われるのに、その性能確認なしで調達を開始しようとしている。
 三点目試験実施についてで、標的の不具合による試験の遅延が2006年以来発生しており、2010年にも続い ている。
2011.05 International Defence Review MDA refuses further EKVs pending review <1107-050018>
 GMDGBI に搭載される EKV次世代型である CE-Ⅱ は2010年1月と12月に行われた二度の試験全てで迎撃に失敗したため、2011年1月に MDA が組み立て中の11基について配備を停止していたことが、3月25日に GAO の報 告で判明した。
 しかしながら23基予定されている CE-Ⅱ は既に12基が納入されており、GAO は試験が完了する前の受領を問題にし ている。
2011.05 Jane's Misilles & Rockets Boeing plans design change to GMD system following test failure <1107-050007>
 2010年12月15日の GMD 迎撃試験失敗を受け、Boeing社が設計の見直しを行っている。 12月の試験では SBX レーダを含む GMD システムは正常に作動し、GBIEKV の放出にも成功し たが、迎撃は不成功に終わった。
 過去3回の試験で3回とも成功したのは CE-1 型であるのに対し、最近の失敗は CE-2 で起きている。 現在20基 以上配備されている GBI は CE-1 型である。
2011.04 Jane's Missiles & Rockets MDA sets out its goals for 2011-12 <1106-050015>
= FY11~FY12の米 MDA の計画 =
=迎撃試験=
GMD
 2010年12月に失敗した迎撃試験 FTG-06a を再行する FTG-06b はFY12まで行われない。
THAAD
 FY12に2発の SRBM 標的に対する2発の射撃試験 FTT-12 が行われる。
SM-3
 AN/TPY-2 レーダを用いた SM-3 BlockⅠA のリモート射撃試験 (FTM-15) 及び、初めての SM-3 BlockⅠB の迎撃試験 (FTM-16) が行われる。
=調達、配備=
GMD
 MDA はFY12に$8.6Bを要求しており、GBI 6発を調達し、5発の生産を継続する。 これで GMD の初期配備は完 了する。
THAAD
 FY11で25発を配備し、2015年までに更に24発を取得し、68発と発射機6機を調達する。
SM-3
 FY11で SM-3 BlockⅠA 19発と SM-3 BlockⅠB 1発を取得し、2015年までにⅠA 6発と ⅠB 12発を取得し、ⅠB 46発を調達する。
2011.02.07 Aviaation Week & ST GMD race begins <1103-020704>
 $600Mにのぼる向こう7年間の GMD 維持契約に、Lockheed Martin/Raytheon チームと、Boeing/Northrop Grumman チームが MDA に提案書を提出した。
 GMD の試験で迎撃に成功したのは2008年12月が最後で、次回の試験は5月31日に計画されている。
2010.12.20 Aviation Week & ST GMD misses again <1102-122002>
 米 MDA が12月15日、GMD迎撃試験に失敗した。 この試験は1月に 失敗した試験を再行したものであった。
 今回の試験は countermeasure を放出する IRBM を模擬した標的の迎撃を目指すもので、標的は正常に飛行し、SBX レーダや他のセンサも正常に作動して、EKV の放出にも問題がなかった。
2010.12.15 MDA News Missile defense test conducted <1101-121507>
 米 MDA が15日に GMD の迎撃試験を行ったが迎撃に失敗した。
 この試験は IRBM を模した標的の試験も兼ねていたが、標的は Kwajalein島から正常に発射され、 SBX レーダも正常に作動し、Vandenberg AFB から発射された GBIEKV の放出 に成功していた。
2010.10.20 Jane's Defence Weekly Boeing reveals GMD contract bid team <1011-102005>
 年間$600Mと見られる米 MDAGMD 開発及び維持契約を受注するため、Boeing社が Orbital Science社 (GBI) や Raytheon社 (EKV) と組んだチームが公表された。
2010.08.23 Aviation Week & ST $5-billion showdown <1010-082305>
 Boeing社と Lockheed Martin社が、10年間$10Bと見積もられる GMD の能力開発、維持、廃棄契約受注にしのぎを 削っている。
 この契約は年内に RfP が発簡され、2011年に業者選定が予定されている。
2010.08.11 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin and Raytheon join forces for GMD contract <1009-081103>
 Lockheed Martin社と Raytheon社が8月5日、GMD の開発及び維持管理で提携することを 明らかにした。 現在 GMD を担当している Boeing社は6月に、Northrop Grumman社と提携することを明らかにしている。
 MDA は5月14日に RfP の素案を発簡しており、最終 RfP は2~3週間以内に発簡される。
2010.08 Jane's Missiles & Rockets MDA tests two-stage GBI configuration <1009-080016>
 米 MDA が6月6日、二段推進 GBI の初めての発射試験 BVT-1 を実施し成功した。 こ の試験では標的は使用されなかったが EKVは搭載され、ブースタから切り離された EKV は各種機動を行いデータを収集した。
 二段推進 GBI は元々ポーランドに配備すべく三段推進型を改良したもので、開発した Orbital Science社によると部品の95% 以上が共通である。
2010.06.14 Aviation Week & ST MDA GBI test <1007-061403>
 米 MDA が6月6日、二段推進型 GBI の発射試験に成功した。 この試験では標的弾は 使用されなかったが、二段目から切り離された EKV は各種機動を行いデータを収集した。
2010.06.06 MDA News Modified Ground-Based Interceptor completes successful flight test <1007-060601>
 米 MDA が6日、二段推進 GBI の発射試験を行い成功した。  この試験では標的は発射されなかったが、EKV は搭載され、所望の位置に放出された。
 二段推進 GBI は、将来 BMDS に採用される可能性のあるシステムで、試験には早期警戒衛星 STSS や AN/TPY-2、Beal AFB に配備された UEWR などのレーダも参加した。
【註】
 二段推進 GBI は元々、ポーランドに配備する予定で開発されていたが、移動可能型になりうることからポーランド配備がなくなったのちも開発が続行されている。
【関連記事:0802-120017 (JMR 2007.12)】
2010.04.26 Aviation Weekb & ST GMD tersty redo likely this year <1006-042605>
 米 MDA が先週、1月31日に失敗した GMD 迎撃試験を今年中に再行する方針であるこ とを明らかにした。
 1月31日に失敗した原因は発表されていないが、標的弾ロケットモータが異常燃焼したため SBX レーダが追随を できなかったためと見られている。
2010.04.12 Aviation Week & ST Diverted attention <1005-041206>
 1月31日に行われた GMD 迎撃試験失敗の原因は当初 SBX レーダの不具合と発表されたが、その後 SBX だけの問題ではなかったことが判明した。
 この試験では Lockheed Martin社製の標的弾である LV-2 が初めて使用されたが、LV-2 は発射時にロケットの異常燃焼 を示す 'chuffing' を起こしていた。 SBX レーダは、MDA が 'threat scene' と呼んでい るロケット本体、ノーズコーン、countermeasures、弾頭などを EKV 放出前に 分別し、EKV を正しい方向に誘導する が、 LV-2 は正常に飛翔したものの、SBX は chuffing による飛翔の異常を除去するようにはなっていなかった。
2010.03 Jane's Missiles & Rockets Radar problem causes failure of GMD trial <1004-030004>
 1月31日に GMD の迎撃試験が行われたが、SBX レーダの不具合で不成功に終わった。
 この試験は、標的弾がマーシャル諸島クウェゼリン島の米陸軍 Reagan Test Site から真東に発射され、Vandenberg AFB から発射された GBI で迎撃するもので、標的弾発射の6分後に GBI が発射され、両者は正常に飛行したが SBX レーダは正常に機能しなかった。
2010.02.01 Yahoo CNN 記事

「長距離弾道ミサイルの迎撃実験に失敗、レーダー不具合 米国」

<1003-020102>
 米 MDA が1月31日、Kwajalein島から発射した標的を Vandenberg AFB から発射した GBI で 迎撃する試験を実施したが、海上に配備された SBR の不具合が原因で失敗したと発表した。
 標的がと GBI の発射は成功したとしている。
2010.02 Jane's Missiles & Rockets US companies face single-contract GMD award <1003-020009>
 Boeing社を始めとする三社が、MDA が提案している GMD の開発契約と維持管理契約を一本化することに同意 した。 年間契約額は$600Mになる。
2010.01.31 MDA Missile defense test conducted <1003-013101>
 米 MDA が1月31日に GMD の迎撃試験を行ったが、SBR が予定通りに作動せず、 Kwajalein島からの Reagan Test Site から発射した標的弾と、Vandenberg AFB から発射された GBI は正常に飛行 したものの、迎撃に失敗した。