2008.05.28 | Jane's Defence Weekly | NLOS-LS attack missile flies through tests | <0807-052805> Raytheon社と Lockheed Maertin社の共同企業体である NetFires LLC が5月15日に、NLOS-LS の PAM の発射試験に成功したと発表した。 PAM は CLU から発射され、固定翼と操舵翼を拡張して安定に飛行した。 また CLU が PAM と LAM を同時に使用できることも確認した。 PAM は重量53.1kgで40kmの射程を持ち、LAM は30分の滞空能力を持 ち、レーザレーダと自動目標認識により70km以内の目標を発見破壊できる。 |
2007.03.21 | Jane's Defence Weekly | P44 offered to plug 'lethality gap' | <0708-032118> Lockheed Martin社が、計画中止になった LAM に代わる SSM である P44 を開発した。 P44 は全長76.2cm、胴径17.7cm、重量44kgで、12.7kgの Hellfire 用弾頭または7.7kgの成形爆薬弾頭を搭載す る。 P44 は JCM の三モードシーカに GPS/INS を付加した四モード誘導ミサ イルになっている。 発射機は MLRS 及び HIMARS が用いられ、MLRS ポッドに代えて P44 を10発装填するパッケージを搭載する。 P44 の弾道飛行試験は2月15日に実施され、4月には Controlled Test Vehicle-1 による発射試験が行われ る。 |
2006.06 | Jane's Missiles & Rockets | Square-body Loitering Attack Missile makes second flight | <0615-060020> 断面形状を角形にした LAM の二度目の発射試験 BTV (Boost Test Vehicle) が行われた。 この試験で LAM は Netfires CLU から発 射された。 角形に変更された LAM は、原型になった Netfires LAM と同じ環状ロケットで推進するが、燃料搭載量が多 く、翼及び尾部安定翼が大きくなっている。 |
2006.05.22 | Defense News | LAM passes boost test | <0615-052203> Lockheed Martin社が LAM の発射試験を行い良好な成果を得た。 LAM は陸軍が開発中の FCS 構成品である NLOS-LS 用の遊弋攻撃ミサイルで、角形の機体にタ ーボジェットを搭載し、30分以上目標を捜索し攻撃する。 発射試験では地上設置の CLU から垂直発射し、安定した飛行を行うと共に、搭載した TV カメラは画像を地上に送り、高 G 旋回によ る機動、プログラム通りの基点通過等全て正常な作動が確認された。 |
2006.05 | Jane's Missiles & Rockets | NLOS-LS moves into critical design phase | <0611-050011> ・LAM 2005年11月に初の飛行試験が行われた。 2006年の3月~6月に合わせて3回の試験が計画されているが、その後は予 算措置が講じられていない。 ・PAM 2005年9月に事前設計審査 (PDR: Preliminary Design Review) が行われ、最終設計審査 (CDR: Critical Design Review) の 予備審査に向けた飛行試験が2006年11月に計画されている。 ・CLU 2005年末に PDR が行われ、今年末には CDR が予定されている。 |
2006.03.13 | Inside the Army | Early flight test of Loitering Attack Missile slated for this week | <0608-031303> 米陸軍は NLOS-LS の構成品である LAM の事前設計審 査の事前準備として、3月16日に発射試験を計画している。 発射試験は2005年11月以来2度目となり、推進、 制御及び誘導機能の確認を目的に実施する計画である。 LAM の開発は2004年に SDD から S&T に戻されてたが、この審査の結果はFY-08に SDD 復帰の可否が決定され る際の重要なステップになる。 |
2006.03 | Jane's Missiles & Rockets | LAM MEFP warhead passes ground tests | <0608-030024> NLOS-LS に使われる LAM の搭載弾頭である MEFT (Multiple Explosively Formed Penetrator) の試験が行われ成功した。 MEFT は3.2kg以下の重さで 24個のフラグメントを幾何学パターンに放出する。 開発は Aerojet-General社が担当している。 |
2006.02.22 | Jane's Defence Weekly | ...as future of LAM hangs on tests | <0606-022204> 米陸軍は、今後3ヶ月間行われる LAM の試験結果を見て、開発を継続するか否 かを決定する。 試験は2005年11月に開始されているが、陸軍はこの後行われる3回の試験に注目している。 最後の試験では 弾頭の代わりにカメラを搭載し、ミサイルが偽目標を回避し実目標を捕捉することを確認 する。 |
2006.02 | Jane's Missiles & Rockets | Loitering Attack Missile flies with redesignd fuselage | <0605-020012> Lockheed Martin社が NLOS-LS の一部となる LAM の 初めての飛行試験となる BTV (Boost Test Vehicle) の試験に成功した。 試験に使われたのは断面形状を四角形に変更した機体で、機体形状の変更で燃料搭載容積量と翼面積が増大し 、30分の滞空能力という要求を満足した。 ただし8個のノズルを環状に配置したロケットモ ータは従来通りである。 今後更に BTV 試験を行った後に、ロケットモータ、ターボジェットエンジン、LADAR シーカを組み合わせた GTV (Guided Test Vehicle) の試験が予定されている。 |
2006.01.02 | Defense News | LAM passes boost test | <0602-010205> LAM の設計変更後初めての飛行試験が行われ、推進機能等に所望の成果を得た。 試験はロケットモータ、タ ーボジェット及びシーカを用い更に続けられる。 LAM は FCS の構成システムである NLOS-LS 用ミサイルで約30分遊弋し標的を捜索し攻撃する。 新たに設計 した角形機体はより多くの燃料を搭載可能で、主翼と尾翼も従来より大型となってい る。 |
2005.10 | Jane's Missiles & Rockets | Modification cut cost of LAM production | <0521-100025> Lockheed Martin社が、 LAM の機体断面を四角形に変更し、SDD に おける組立時間を21.4時間から1.6時間に短縮した。 この結果 LADAR (Laser Radar) の価格を22%低減することに成功した。 SDD では開発に続いて限定生産が行われ、FRP は2020年まで続けられ る。 LAM は全長157cm、重量53kgで、双方向データリンクを搭載して70kmの範囲を30分間遊弋索敵する。 |
2005.09.05 | Inside the Army | Seeker cost for Army's Loitering Attack Munition reduced by 50 percent | <0521-090502> Lockheed Martin社は、米陸軍の LAM に用いるシーカの価格を、$65,000から$32,000に約 50%削減することを明らかにした。 これは、新たに開発した E-LADAR (Enhanced Laser Detection and Ranging) シーカの低価格化によるもの で、最終的には$25,000までの削減をめざす。 E-LADAR は、目標を正確に見分けることができる。 NLOS-LS の構成品である LAM は昨年 SDD 開発項目から除外され、S&T 開発段階に戻されているが、シーカの 低価格化と共に、同社はミサイル組み立て時間を当初の21.4時間から1.6時間に短縮できるとしている。 |
2005.09 | Jane's Missiles & Rockets | NLOS-LS LAM engage uses automotive parts | <0518-090008> NLOS-LS から発射される LAM のエンジンに TDI社製が 選定された。 TDI社製エンジンはコンプレッサ及びタービンに、自動車用ターボチャージャーの部品を使用し て、価格抑制と組立の容易性を実現している。 この結果エンジン組立は15分で可能になり、Lockheed Martin社によると、 同級のエンジンの数分の一の価格である。 TDI社は今までに LOCAAS や SMACM (Surveilling Miniature Attack Cruise Missile) のエンジン を手がけた実績を持つ。 |
2005.08.29 | Defense News | New Missle warhead tested | <0521-082905> 米陸軍は FCS 構成品である NLOS-LS の LAM 用侵徹弾頭 MEFP (Multiple Explosively Formed Penetrator) の性能確認試験を4回実施した。 陸軍は今秋、更に8回の MEFP 性能確認及び安全性確認のためのスクリーニング試験を計画している。 LAM は全長5ft、重量117-lbで地上設置のキャニスターから発射され、射程は約70km、30分の遊弋により索敵攻撃を行うと共に、標的位 置を他の兵器に伝達することができる。 |
2005.06.13 | Inside the Army | Army to conduct tests on future seeker for Loitering Attack Missile | <0515-061304> 米陸軍は今週から NLOS-LS 用ミサイル LAM に搭載する E-LADAR (Enhanced Laser Detection and Ranging) シーカの地上試験を開始し、引き続き UH-1 による CFT を予定している。 E-LADAR は Lockheed Martin社が開発中の三次元画像シーカで、広範囲に標的を自動的に探知識別追随するこ とができるため、LAM 以外の誘導砲弾、CM、UAV 及び有人機への適用が期待されている。 |
2004.12 | Jane's Missiles & Rockets | NLOS-LS long-range missile to be delayed | <0503-120007> 最近行われた AUSA の年次総会で、米陸軍の FCS 計画責任者が、FCS 計画全般の見直しの結果 NLOS-LS の開発は促進するが LAM の開発は延期し、SDD の経費から除 外されるすることを明らかにした。 逆に PAM と CLU の開発は、2010年装備化予定を2008年に繰り上げ る。 LAM は LADAR シーカとターボジェットエンジンを装備する、胴径60in、発射重量120-lb、滞空能力30分、飛 翔距離70kmの遊弋索敵型のミサイルである。 |
2004.11.24 | Jane's Defence Weekly | US Army hastens development of missile for FCS | <0423-112408> 米陸軍は NLOS-LS とそれに関連する PAM 及び CLU の開発を FCS Spiral 1 に間に合わせようと促進している。 NLOS-LS の装備化は当初計画より18ヶ月早 められることになる。 今年3月に PAM、LAM、CLU の SDD 契約が $1.1Bで Lockheed Martin社及び Raytheon社となされたが、経費上の問題から LAM の開発は 今回の SDD から外され、2007~2008年の FCS Spiral 2 に先送りされた。 ・PAM 54.43kgの固定/移動目標に対する直撃式ミサイルで、40kmの射程を持つ。 シーカは非冷却 IR/SAL の複合 でマルチモード弾頭を搭載する。 ・LAM LAM は PAM と同程度の重量で micro-turbojet で推進する。 策敵しながら30分間、70kmを飛行する。 ・CLU 15発を搭載した総重量は1,430kgで、HMMWV の後部荷台に搭載できる。 自己位置評定ができ、各種センサから送られる情報で射撃を 行う。 |
2004.07.26 | Inside the Army | FCS reorganization leaves fate of Loitering Missile in question | <0418-072602> FCS 計画の再検討で、陸軍は NLOS-LS の装備化を2009年に予定し ているが、システム構成品の一つである Lockheed Martin社が開発中の LAM は 計画から除外されている。 計画では2009年に実験段階の UA (Unit of Action) に NLOS-LS と Raytheon社が開発中の PAM を装備する予定となっているが、LAM は技術的な確証性に乏しいとして削除されている。 陸軍は5月の時点で LAM の中止を検討していた。 |
2004.07 | International Defense Review | New propulsion for NLOS-LAM | <0413-070010> 米陸軍は、NLOS-LS LAM に使用する高効率で安価なタービンエンジン の RfP を発簡した。 このエンジンは30~50-lbの推力で、現在考えられているロケットモータに取って代わることになる。 |
2004.06.21 | Inside the Army | House lawmakers propose to terminate FCS NLOS-Launch System | <0414-062105> 米下院の予算委員会は先週、陸軍が FCS の主要な機能と位置付けている NLOS-LS の開発を、他の開発計画と機能性能的に重複するとしてFY-05以降中止することを勧告した。 同委員会は NLOS-LS の構成品である LAM は小型 UCAV と、PAM は GMLRS と要求 する機能性能がほとんど同一であるとしている。 陸軍は5月にFY-06~FY-11の開発変更を検討していることを明らかにし、LAM 開発の終了と PAM 開発時程の遅延をあげていた。 FY-05 の NLOS-LS の研究開発には$76Mを要求している。 |
2004.05.10 | Inside the Army | Army considering cuts to FCS Non-Line-of-Sight Launch System | <0412-051001> 米陸軍は、FY06~FY11の調達5ヶ年計画の策定作業を進めているが、この中で FCS 構成システムの NLOS-LS 計画の削 除を検討している。 NLOS-LS は PAM と LAM の2種類のミサイルからなり、現在の計画ではSDDに$1.1Bを充当している。 陸軍は現在、LAMの 開発を中止し、PAM の装備化を遅らせる方向で検討を行っている模様だが、軍当局は言明を避けている。 開発の見直しには新しい陸軍参謀長の強い意向が働いているとみられている。 |
2004.05 | Jane's Missiles & Rockets | NetFires launched as NLOS-LS | <0414-050010> 米陸軍は3月19日に NLOS-LS(旧呼称 NetFires)の6年かに及ぶ SDD 契 約を、$1.1Bで NetFires LLC (Limited Liability Corporation) と行った。 NetFires LLC は、Raytheon社と Lockheed Martin社による'仮想会社'である。 IOC は2010年に予定されている。 NLOS-LS は以下のミサイルを発射する。 ・LAM Lockheed Martin社が開発する'使い捨て方式の滞空型ハンターキラーミサイル'で、全長1.524mm、発射重量54kg、シーカには LADAR を 使用する。 LADAR シーカは目標を三次元でデータ化し、自動目標認識 (ATR: Autonomous Target Recognition) 装置で目 標を捕捉する。 LADAR と ATR の組み合わせ技術は、同社が LOCAAS で実用化している。 ・PAM Raytheon社が担当する安価精密誘導ミサイルで、胴径178mm、発射重量52.65kg、非冷却 IR/SAL のデュアルモードシーカを搭載する。 推進には可変推力固体燃料ロケットを使用する。 |
2004.05 | National Defense | Weapons can switch targets in flight, send back pictures | <0411-050002> 米陸軍は FCS の重要な位置を占める NLOS-LS (NLOS-Launch System) の開発を6年間、$1.1Bで開始した。 NLOS-LS は、発射機 (CLU) と、PAM 、LAM の2種のミサイルからなり、2010年の運用開始を目指している。 旅団には1個大隊(3個射撃中隊)が編成され、60基の CLU を装備する。 CLU は65×45inで、16区画のうち15区画にはミサイルが、残りの1区画には射撃統制コンピュータ、無線機、GPS受信機等が内蔵される。 ミサイルを含む全重量は3,100-lbである。 ミサイルは両機種とも直径7in、全長60in、重量は約120-lbで、PAM は装甲車両を目標として射程は5km~40km、非冷却 IR セミアクテ ィブセンサーを搭載し、LAM はロケットモーターで発射後、ターボジェットで推進し、発射機から70Kmの範囲を30分間索敵して、 3次元 Ladarで目標を探知識別する。 |
2004.03.31 | Jane's Defnece Weekly | US Army moves on non-line-of-sight programme | <0407-033103> 米陸軍は Lockheed Martin, Raytheon の両社と NLOS-LS (Non-Line-Of-Sight Launch System) の 6年間の SDD 契約を$1.1Bで締結した。 2010年 IOC、2012年配備が予定されている。 この契約で NLOS-LS は FCS のうち最初に SDD に入ることになり、Lockheed Martin社は LAM ( Loitering Attack Missile)、Raytheon社が PAM (Precision Attack Missile) の開発を行い、両社が共同で CLU (Container/Launch Unit) の開発を行う。 FCS を装備する旅団規模部隊 UoA は15基の NLOS-LS を装備する。 |
2004.03.29 | Inside the Army | Lockheed,Raytheon receive $1 billion to develop FCS missile system | <0410-04032908> Lockheed Martin とRaytheon の共同出資会社 NetFires LLC は3月19日、FCS のミサイルシステムである NLOS-LS (Non-Line-of-Sight Launch System) の開発を6年間、$1Bで受注した。 システムは LAM と PAM の2種のミサイルと、発射機 CLU からなり、Lockheed社は LAM を、Raytheon社が PAM を、CLU は共同で開発する。 NLOS-LS は2010年度に量産の決定が予定され、2012年度以降装備を開始、数百台の CLU と 数万発のミサイルが装備されるとみられる。 NLOS-LS はDARPA では NetFires計画として開発が進められていたが、リスク低減段階の終了に伴 い陸軍に計画管理を移行、名称を変更している。 |