歩兵用システム装具に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.01.19 Jane's Defence Weekly US Army selects fire control for its NGSW-FV programme <2204-011903>
 米陸軍が1月7日、XM157
NGSW-FCの量産にVortex Optics社を選定し契約したと発表した。 契約額は$2.7Bで、同社は今後10年間に25,000セットのNGSW-FCを納入する。
 NGSW-FCは近接戦闘部隊が装備するFC装置で、高倍率眼鏡、レチクル、レーザ測距器、弾道計算機、気温/気圧計、方位磁針、無線イントラネット、可視光/IR/レーザ照準具、ディジタル表示装置で構成され、現有のClose Combat Optic、Rifle Combat Optic、Machine Gun Opticに代わって装備される。
2021.09 International Defence Review Future soldier: US Army squads to become integrated combat platforms <2110-090012>
= 米陸軍の将来個人着装端末に関する4頁の記事 =
 
2021.04.01 Jane's 360 US Army awards Microsoft USD21.9 billion IVAS contract <2105-040102>
 米陸軍がMicrosoft社に$21.9Bで発注した
IVAS納入が今年後半に開始され、最初の部隊装備7月~9月になる。 陸軍はオプションの5年間を含む10年間かけて調達を行う。
 IVASはHoloLens 2拡張現実 (AR) 装置を軍用にしたもので、これ一つで訓練、予行、実戦の場で使用できる。
2021.02.24 Breaking Defense UAE's first air defense missile to be used on German Oerlikon Skynex <2103-022408>
 UAEがIDEXで、同国製のSkyKnight迎撃弾がRheinmetall社製Oerlikon防空システムに組み込まれると発表した。
 開発したのはUAE EDGEグループのHALCON社で、SkyKnightはUAV、回転/固定翼機も撃破可能な射程10km
C-RAM弾である。
【註】
 HALCON社のPR動画によると、SkyKnightはコンテナ車形状の60発入りVLS発射機から発射される。
SkyKnighr の映像 (HALCON)】
2020.06 International Defence Review Rise of the foot soldier: Developments in integrated soldier systems <2008-060016>
= 個人用システム装具に関する6頁の記事 =
 ・IdZ for the VJTF
 ・With FELIN
 ・Spain's SISCAP
 ・Smart Vest
 ・Power problems
2019.05 International Defence Review France to integrate FELIN soldier system into overall Scorpion update <1906-050003>
 フランス陸軍FELIN歩兵用システム装具Scorpion近代化計画に組み入れる計画である。
【FELIN 関連記事:0806-043005 (JDW 2008.04.30)】
 Scorpionは2種類の新型車両、Leclerc MBT、Contactソフトウェア無線機、SICS BMSなどで構成されBGが装備する。
 Scorpionを装備する最初のBGは2021年最初の旅団は2023年にoperationalになる。
2018.06.26 中央日報 韓国型先端戦闘装備「ウォリアープラットフォーム」初公開 <1807-062601>
  Warrior Platformを着用したUAE派遣アーク部隊第14次特殊戦チームが25日、仁川市の平和 支援団で建物内部の掃討作戦を公開した。
この日、韓国陸軍が初めて公開したWarrior Platformは、活動性が強化された防弾チョッキ14kgの荷重を耐えること ができるラガーベルト、夜間透視鏡と夜昼照準鏡など18種類の検証された装備で構成されている。
 韓国軍は今年下半期からWarrior Platformを段階的に拡大普及させる。
【関連記事:1611-100001 (IDR 2016.10)】
2018.06 International Defence Review Malysian Army showcases Future Soldier System <1807-060001>
MalaysianFSS  マレーシア陸軍がクアラルンプールで開かれたDSA2015でシステム装具
FSSを発表し た。 FSSは背負のコンピュータと表示装置TDU、通信装置PRR、リモコン装置RCU、ヘルメット搭載ビデオカメラ、電源などからなる。 PRRはThales社製ST@RR Mille UHF通信機で、1.5km以上の通達が可能で、X-bandを用いた3G通信仕様とリンクできる。
 マレーシア陸軍は目下第12連隊に11セットを支給して、各班の斥候兵2名に装備しての部隊実験を行っており、次の段階では大隊の3個中隊に配備しての試験が計 画されている。
2017.09.20 Jane's Defence Weekly Gladius 2.0 soldier system unveiled by Rheinmetall <1711-092002>
 Rheinmetall社がDSEI 2017展で歩兵用システム装具Gladiusの最新型Gladius 2.0を公開した。
 Gladiusはドイツ軍が装備しているシステム装具IdZ-ESを発展させた輸出仕様で、軽量型、基本型、発展型の三 機種がある。
 基本型は通信装置とヘッドセットだけで、基本型は表示のためのハブを装備している。
 発展型には分隊長/小隊長用の大型表示装置が装着されている。
2016.10 International Defence Review South Korean developers showcase exoskeletons <1611-100001>
 韓国高陽市で開かれたDX Korea 2016で、韓国各社が陸軍向けに開発したシステム装具(exoskeleton system)を公開 した。
 LIG Next1社が出展したのはLEXOと呼ばれる液圧駆動システムで、同社が政府と共同で開発した。
 Hyundai Rotem社は48Vの電源で駆動する22kgのHyundai Eorker Exoskeleton UnPoweredを出展した。
2015.05 International Defence Review Rheinmetall mulls future soldier ensemble possibilities <1506-050003>
 Rheinmetall社が、独陸軍が採用している歩兵用システム装具
IdZ第三 世代型を、第二世代型 IdZ-ES Gladius の量産と並行しての、自社開発を開始した。
【 IdZ-ES Gladius 関連記事:1303-022009 (JDW 2013.02.20)】
 第三世代型では Blutooth 又は WiFi により、近傍隊員との相互通信を行うことを目指してい る。
 一方同社は2015年末を目指して、従来型 IdZ の重量軽減などの改良を行っており、2016年には装備化される。
2014.08.06 Jane's Defence Weekly Switzerland's IMSS ready for seeial producion <1410-080604>
 Airbus社が7月31日、スイスから受注した歩兵用システム装具
IMESS の開発を完了したと 発表した。
 IMESS はドイツ軍が IdZ として採用した同社製 Warrior 21 Individual Soldier System を元にしており、Kongsberg社製の TacLAN 通信システム や、フランス軍が FELIN システムで採用している Sagem社製 Sword T&D IR/光学照準装置を採用している。
【 IdZ 関連記事:1303-022009 (JDW 2013.02.20)】
【 FELIN 関連記事:0806-043005 (JDW 2008.04.30)】
2013.11.13 Yahoo Recoed China 記事

「『アイアンマン』型戦闘服、韓国軍が開発進める―韓国メディア」

<1312-111301>
 韓国中央日報が12日、今月ソウルで開かれた航空宇宙防衛博覧会で、韓国軍が新型システム装具を開発中であることを明 らかにしたと報じた。 2026年ごろまでに完成させるという。
 新型システム装具は、米国が10月に発表した開発中のシステム装具 TALOS と概念はほぼ同じで、新たに開発された防弾ヘルメット、防弾服、 ロポット型の腕と脚情報処理装置、小火器などで構成されるという。
【韓国のシステム装具関連記事:1109-083101 (朝鮮日報 2011.08.31)】
2013.08.22 DARPA HP Warrior web closer to making its performance-improving suit a reality <1309-082206>
 米 DARPA が、戦場で100-lbにものぼる装備等を背負い錯雑地形を走破することによる、兵員の身体の損傷を防ぐ Warrior Web 計画を進めている。 計画は兵士が着装する軽量な補力下着を開発するもので、100W以内の消費電力が求められている。
 第一段階である Warrior Web Task A (Warrior Web Alpha) では、足首、尻、膝、上体用の部分試作が行われ、続く Task B では全体試作が行われる。 Task B の提案締め切りは9月5日に設定されている。
2013.03.13 Jane's Defence Weekly A soldier's burden <1304-031314>
 近年、高度な装甲やポータブル ECM 装置などまで装備する歩兵の個人装具は益々重くなり、2008年には36時間の巡察にお赴く英陸軍歩兵の 装具が70kgにまで達していた。
 この負担軽減のため米国は分隊支援用 UGV である SMSS Block 1 の装備や、4足歩行ロボット LS3 の開発を行っている。
 またこれと並行して重量物運搬補助装置の開発を行っており、Lockheed Martin社は2009年に HULCを発表 しているが、2012年にはフランスが、HULC より構造が単純な Hercule を発表した。 Hercule は現在40kgの負荷能力があるが、開発チームは 100kgの負荷を目指している。
2013.02.20 Jane's Defence Weekly Germany orders more Gladius systems <1303-022009>
 ドイツ軍が Rheinmetall社に Gladius 装具60セットを追加発注した。 Gladius は2012年6月に 30セットが発注されている。 60セットは2013年2/四半期に納入される。
 Gladius は音声/データ通信装置、ヘルメット搭載微光暗視装置/IR 暗視装置などが搭載されており、1セットは10名の兵員装置と車載装置 からなる。
【註】
 ドイツは既に兵員用システム装具 IdZ を2,500セット調達しており、一部はアフガンで使用されている。
【 IdZ 関連記事:1007-052609 (JDW 2010.05.26)】
 IdZ は初期型である IdZ-BS を発展させたシステムであるが、Gladius は更にその発展型なのか。
2012.12 International Defence Review Nett Warrior fielding proceeds into testing <1301-120006>
 米陸軍が Nett Warrior 個人装着状況把握装置の公式な試験を開始する。 しかしながら Nett Warrior は、小隊長用無線 機 AN/PRC-152A 及び 中隊用 AN/PRC-117G と共に、既にアフガンで使用されている。
 Nett Wattior はスマートフォンのインターフェスを使用するもので、JTRS の歩兵用通信機 AN/PRC-154 を経由する。
2012.04 International Defence Review French Army brings FELIN system to the UK <1205-040002>
 仏陸軍 8e 空挺連隊隷下4個中隊の歩兵140名が2月、英陸軍の演習場で、FELIN 歩兵用システム装具展示演習を行った。
【 FELIN 関連資料:0806-043005 (JDW 2008.04.30)】
2011.12 International Defence Review China shows off future soldier ensemble <1201-120019>
 中国 BTMD社が、歩兵用システム装具 SDXT Digital Soldier System を発表した。
 システムは EO 照準具、GPS が接続可能な通信装置、手首装着表示装置、白黒ヘルメットスクリーン及び電源装置で構成される。
2011.11.02 Jane's Defence Weekly France prepares for FELIN Afghan deployment <1112-110210>
 仏陸軍が年内に FELIN システム装具を装備した部隊をアフガンへ派遣する。
 仏政府は22,588セットの FELIN を調達しており、2015年までに20個連隊に装備する。
2011.08.31 朝鮮日報
インターネット
韓国軍:25年までに個人装備を大幅改良へ(上) <1109-083101>
 韓国陸軍が30日、改良型戦闘用個人装具を2025年までに三段階に分けて支給する戦闘装具類総合改善 計画を発表した。 新装具は、周辺環境に合わせて自動的に色を変え、生体シグナルや負傷を感知して治療を行うスマート戦闘服と、昼夜 を問わず前方を監視し、指揮部とリアルタイムで情報を交換する統合一体型ヘルメットからなる。
 また、セラミックタイルやナノ繊維を活用し、軽量化しながらも防弾性能を高め、拳銃弾はもちろん小銃の小口径弾が直撃しても貫通しないようにする スマート防弾服も開発が進められる。
 このほか、自動偽装機能を備え太陽電池パネルを搭載して電源を供給する未来型の戦闘背のう、独自の発熱機能を備え た野戦用寝袋なども、2025年までに開発する。
朝鮮日報
インターネット
韓国軍:25年までに個人装備を大幅改良へ(下)
2011.05 International Defence Review US deploys infantry fire-detection systems <1107-050019>
 米陸軍が、個人装備射撃警報装置 (IGD) をアフガン派遣部隊に配備する。 最初の 50台は既に配備され、来年中に13,000台を配備する。
 IGD は2-lb以下で、通常の地形であれば5~8名の分隊員で80~100%をカバーできるが、錯雑地形で全方位を監視す るには更に必要となる。 敵弾の発射方向と距離は指示器のポインタで表示される。
2011.01.22 韓国中央日報

インターネット

UDT ヘルメットにカメラ装着…合同参謀本部議長がモニター見ながら指揮 <1102-012201>
 ソマリア沖で海賊に乗っ取られた韓国のケミカルタンカ救出するため21日に行われた『アデン湾黎明』作戦では、韓国海軍の特殊戦部隊 (UDT/SEAL) 隊員のヘルメットに取り付けた TV カメラの映像が駆逐艦 崔瑩 を通して衛星で伝えられ、韓国合同参謀本部議長がソウル 竜山の合同参謀本部指揮統制室で見守り、韓議長が作戦状況を見ながら指揮する場面もあった。
ソマリア沖に派遣されている、今回のように韓国の船舶が被害を受けた場合には合同参謀本部の直接の指揮を受けることになっている。
2010.10.27 Jane's Defence Weekly US Army begins testing Nett Warruir system <1012-102707>
 米陸軍が10月18日、Land Warrior 歩兵用システム装具の次世代型となる Nett WarriorLUT 試験を開始した。 試験は11月第2週まで行われ、2011年3月に LRIP 移行が決定 する。
 Nett Warrior は Land Warrior より軽量で、plug-and-play など機能も充実している。  従来は Ground Soldier Ensemble と呼ばれていたが、第二次大戦でフィリピンで軍功を上げた Nett大佐の名を取っ て改称された。
2010.08 International Defence Review Battle of the bulge: getting to gripa with the burdens of war <1009-080006>
= 歩兵用システム装具に関する10頁にわたる特集記事 =
 
2010.06.23 Jane's Defence Weekly Russia, Middle East show interest in FELIN <1008-062306>
 Sagem社が6月16日、ロシアや中東の国を含む数ヶ国から FELIN の引き合いが来ていることを明らかにした。 同社に よると、この内最も可能性の高い国が評価用として12~20セットを購入すると思われる。
 仏陸軍は20個歩兵連隊用として22,300セットの FELIN を発注しており、最初の連隊への配備が開始されている。 今 後年4個連隊のペースで配備が進められる。
【関連記事:0806-043005 (JDW 2008.04.30)】
2010.05.26 Jane's Defence Weekly Germany orders Future Soldier Systems <1007-052609>
 EADS社がドイツ軍に兵員用システム装具 IdZ 220組をアフガンで活動している ISAF隊員用に追加納入する。 こ れにより IdZ の納入数は約2,500組になる。
 IdZ の初期型である IdZ-BS は、防弾チョッキ、C4I装置、暗視装置、通信装置などで構成されている。
【 IdZ-ES 関連記事:0802-011609 (JDW 2008.01.16) 】
2009.10 International Defence Review Vest-worn full-motion ROVER video receiver begins operational trials <0911-100034>
 米陸軍の 歩兵用システム装具 Land Warrior Strike に装着する映像受信機に SIR (Soldier ISR) が採用される。 SIR は初期に製造された ROVER を改良したもので、重量0.295kg、容積6.85× 12.2×1.9cmの受信機と、重量0.136kg、容積2.54×10.2×1.9cmのアンテナで構成される。
 受信機は10.71Mbit/sで、UHF~Ku までの5帯域10周波に対応しており、データリンクは CDL と既存のアナログ FM データリンクに対応する。
 SIR は RQ-11B Raven などの UAV のほか、AH-64D Block Ⅱ が搭載する VUIT-2 からも映像 を受信できる。
2009.08 International Defence Review Soldiers look to infantry I aids for tempo without torment <0910-080010>
= 各国歩兵用システム装具の C4I 装置を紹介する9頁の特集記事 =
 米陸軍が装備する GD社製 Land Warrior の最新型における C4I 関連装置は、以下の装置からなる。
Helmet subsystem:SVGA のカラー表示装置、マイク、イヤホーン
Backplate:通信装置、コンピュータ、電源
Navigation subsystemSAASM GPS 受信機とアンテナ
Ebhanced soldier control unit:組み込みキーボード、音声通信キー
2009.08 International Defence Review Israel unveils new gunshot detector for dismounted infantry <0910-080006>
 IAI Elta社が EL/L-8293 GunShot Detector 装置を開発した。 この装置は前方60゚の範囲で銃火を捕捉して、「2時の 方向!」といった警報を発するとともに、銃の照準具にその方位を示す。 方位指示精度は0.3゚ で、応答速度は2~5秒である。
 システムはヘルメット搭載の検知ユニット (DU)、信号処理ユニット (PU)、武器ユニット (WU) 及び別の表示装置からなり、8時間連続使用可能 な電源を含むシステム重量は2kgである。
2009.06 International Defence Review US Army narrows field for Ground Soldier Ensemble <0907-060035>
 米陸軍はかつての Land Warrior 計画を発展させた GSE 計画を進めることになり、Rockwell Collins、GD、 Raytheon の3社に、それぞれ10セット以上の試作品を9月までに納入する契約を行った。 第二段階では 2010年初期に60セットを納入し、評価試験を行う。 LUT は第二段階後に行う。
 GSE はコンピュータ、通信機、HMD、GPS ナビ装置及びそれらの連接装置からなり、重量は3.3kg以内が求められて いる。
2009.04.15 Jane's Defence Weekly FCS cut will not army modernisation <0906-041502>
 陸軍の FCS から MGV が削除されても、陸軍の近代化に支障はないものと見られる。  むしろイラクやアフガンでの教訓を元にした新たな戦闘車両の開発に道を開くことになる。 更に陸軍は Ground Soldier System や UAV 及び UGV などの計画遂行を確実にすることができるようになる。
【註】
 Ground Soldier System (GSS) とはFY08で開発中止となった Land Warrior を再行した計画のようで、FCS 計画の一部とする報道 (AW&ST) と、これとは別の計画とする報道(Defense Upgrade)がある。
2008.11.18 朝鮮日報

インターネット

未来の韓国軍兵士は「ロボコッ・・・ <0812-111801>
 韓国で歩兵用システム装具の開発が開始された。 開発は二段階で行われ、2010年代中頃までの第一 段階では、次世代複合型小銃 XK11、携帯用情報処理装置、統合型ヘルメット、兵士用無線機、生存保護装備、72時間電源などが開発され る。 無線機は音声や動画、データの送受信が可能で、指揮所では兵士の位置や進行方向などをリアルタイムで把握できる。 統合型ヘルメットのゴーグル型の眼鏡は夜間 暗視装置としても使用される。
 2020年代後半の第二段階では、昼夜間監視、NBC(核、生物、化学)探知および防護機能まで備えた統合一体型ヘルメットが開発される。
2008.10.15 Jane's Defence Weekly US sends Land Warrior ensemble to task force for tests <0812-101504>
 米陸軍が Land Warrior 歩兵用システム装具を、FCS の試験実施部隊である Fort Bliss 駐留の AETF に配備した。
 Land Warrior は計画が一旦中止されたが、第4 Stryker 旅団戦闘団の 4-9 歩兵大隊がイラクで試験した結果、計画が再開 された。
2008.04.30 Jane's Defence Weekly France to get a FELIN for its future soldier systems <0806-043005>
 仏陸軍は今までに40セットの試作 FELIN 歩兵用システム装具を受領して山岳旅団の歩兵大隊で試験を行っているが、 6月上旬までに2個中隊分となる358セットの量産先行品を受領し、部隊実験を開始する。 Sagem社は2004年3月に FELIN 31,500セットを$1.3Bで受注した。 量産は2009年1月に開始し、2013年まで6週間に1,000セットの割りで生産する。
 FELIN は RIF 歩兵用ネットワーク無線機と GPS を装備して自己位置の報告を行うと共に、情報を受領する。 システムは600g の電池2個で24時間稼働する。
【関連記事:0721-101710 (JDW 2007.10.17)】
2008.03.26 Jane's Defence Weekly Norwegian Army readies for NORMANS procurement <0805-032614>
 ノルウェー陸軍の装具システムである NORMANS (NORweigian Modular Arctic Networked Soldier) システムは、2007年に小隊規模の試験を終了 し、中隊規模の試験に向けた調達の準備が進められている。 中隊規模の試験は、2009年の2~3月に NORMANS が配備され、2009年中頃に開始され る。
2008.03.26 Jane's Defence Weekly Swiss Army starts preparations for Warrior 21 trials <0805-032609>
 スイス陸軍が、ドイツ陸軍の Idz 歩兵用システム装具の改良型である Warrior 21 の試験を 5月に開始する。 Warrior 21 はスイス陸軍が計画している IMESS (Integrated and Moduler Engagement System for the Swiss Soldier) 計画の中心をなすもので、最低 でも$186.8Mの経費が見込まれている。
【 Idz 関連記事:0802-011609 (JDW 2008.01.16)】
2008.03.05 Jane's Defence Wekly Further delays hit UK FIST schedule <0804-030505>
 英国の FIST (Future Integrated Soldier Technology) 計画が、経費削減の影響を受けている。 当初の計画で FIST の IOC は2008年になっていたが、2007年11月に示された構想では、偵察索敵機能を持つ Increament 1A の IOC が2010年中頃、C4I 機能を持 つ Increament 1BIOC が2010年に延期になった。
 FIST の主契約社は Thales社で、英国は2,000セットの調達を計画している。
【関連記事:0703-010003 (IDR 2007.01)】
2008.01.16 Jane's Defence Weekly German future soldier system nears testing <0802-011609>
 ドイツ軍のシステム装具である IdZ-ES (Infanterist der Zukunft-Erweiteres System = Infantryman of the Future-Enhanced System) は2007年9月に開始した組み立てを完了し、3月に試験評価が開始される。
 IdZ-ES は2006年9月に Rheinmetall社に2個システム(各10名分)が発注された。 ドイツ軍は1,000個システムの IdZ-ES を調達し、 2010年から三軍に配備する計画である。
【関連記事:0503-010008 (IDR 2005.01)】
2007.12 International Defence Review Feedback informs Land Warrior developments <0801-120007>
 GDLS社 (General Dynamic Land Systems) が、2007年始めに陸軍が計画を中止したにもかかわらず、Land Warrior 装具 システムの改良を進めている。 これはユーザからの要望を反映させるためである。 Land Warrior はイラクに展開中の第4 SBCT (Stryker 旅団戦闘団) の 4-9 歩兵大隊に装備されているが、第5 SBCT からも装備要求がでている。
 Land Warrior は10.5-lbあるが、最新の Next Generation Land Warrior7.3-lb以下に軽量化され、ユーザ要望が でていたキーボード入力装置もつけられている。
2007.10.18 Inside the Pentagon Land Warrior could deploy to Iraq <0723-101802>
 米陸軍の歩兵用システム装具である Land Warrior はFY-08で開発中止となったが、イラクに派遣され ている第2歩兵師団の第5ストライカ旅団が取得を要求している。
 Land Warrior は昨年4月に第4ストライカ旅団の 4-9歩兵大隊に部隊実験用として配備され、イラク派遣で効果をあげている。
2007.10.17 Jane's Defence Weekly French get familiar with FELIN <0721-101710>
 フランス軍の将来個人装具システムである FELIN と UAV 及び UGV を接続した試験が10月8日に行われた。  試験は2名の兵士が FELIN 用に開発した OH-295 骨伝導ヘッドセットを装着して行われた。 FELIN システムでは Hovereye UAV の取得した情報を見ることができる。
 Sagem社は試験用に既に50セットを納入しており、2008年2月までに更に運用試験に使用する358セットを納入する。 フランス陸軍 は2009年から31,600セットの部隊配備を行う。
2007.09.24 Defense News China tests new electronic battlefield systems <0721-092406>
 中国が9月14日に開始した北剣 0709 実弾演習で、個人装備のデジタル兵士システム を公表した。 システムは兵士の被害状況、弾薬、食料の補充状況等を把握すると共に、戦闘状況、指揮統制を伝達することができる。  中国軍は2002年の特殊部隊演習で使用した初期型に比べ開発は更に進んでいるものの、装備重量、電源、耐久性が今後の技術課題と される。
 中国消息筋によると、このシステムは Qu Dian System (Project 995 Regional Integrated Electronic System) の一部で、2000年 に打ち上げた Feng Hoo-1 軍用通信衛星を中核とし、戦場での C4ISR ネットワーク を構成すると共に、海空軍との通信ネットワークも構成している。
2007.08 International Defence Review Report encounages US Army to rethink canacellation of Land Warrior pogramme <0718-080004>
 米陸軍は2月に、過去10年間に$2Bかけて開発してきたLand Warrior の開発中止を決めたが、議会 上院軍事委員会 (SASC) が計画の再開を求め$80Mの予算追加 を行おうとしている。 Land Warrior は現在、イラクで活動している第4 Stryker 旅団戦闘団に所属する 4-9 歩兵 大隊が450セット装備して期待以上の成果を収めている。 SASC が追加しようとしているのは、 新たな2個大隊分の装備$49.5Mと、研究開発の継続費$30.4Mである。
 現在装備されている Land Warrior は、HMD、M4 改突撃銃、ディジタル画像装置、12時間使用可能なリチウムイオン電池、音声デー タ無線機、GPS、コンピュータ、多機能レーザ、識別用カードなどで構成されている。
2007.07.04 Jane's Defence Weekly SASC report urges U-turn on Land Warrior cancellation <0715-070406>
 米上院軍事委員会 (SASC) が報告書の中で、2月に陸軍が計画中止を決めた Land Warrior について、計画中止を見直すよう求めている。
 Land Warrior は現在、イラクで行動している第4ストライカ旅団の Manchus 歩兵大隊 が450セット装備して いるが、FY-08予算に$80M追加することにより残りの2個大隊に装備すると共に LRIP 開始が 可能であるとしている。
2007.03.21 Jane's Defence Weekly FELIN enters key phase of trials <0708-032119>
 フランス陸軍の歩兵用システム装具である FELIN は、2006年11月に5個セット、2月末に15個セットが配備さ れているが、9月までに358個セット3個歩兵連隊に配備さ れて運用試験が行われる。 量産決定は2008年7月に予定されており、 4,000セットが同年中に調達される。
 FELIN は重量要求は23kg以下であるが、目下24時間対応の26kgシステムが開発されている。 システムは600gの電池2個で駆動する。
(関連記事 JDW 2004.04.21)
2007.02.15 Inside the Pentagon Land Warrior kill could save Army $300 million over six years <0706-021501>
 米陸軍は FY-08要求での Land Warrior 予算を削除した。 計画中止となれ ば6年間で$300Mの節減が可能となる。
 一方で陸軍の Land Warrior 装備部隊のイラク派遣は予定通り4月に行われる。
2007.02.12 Inside the Army Army's FY-08 budget request includes funds to grow the Force <0706-021210>
 米陸軍のFY-08要求は総額$130Bであり、そのうち$46Bは兵員の65,000名規模の増加予算である。 また各種ミサイル調達に$1.6B、弾 薬に$2.2Bをそれぞれ計上している。
 これに反して LandWarriorAPKWS-Ⅱ 及び ATACMS の三計画は予算化を見送られ、、$372Mを計画していた MEADS は$200M以上削減された。
2007.01 International Defence Review UK puts revised FIST system ensemble on trial <0703-010003>
 英陸軍の FIST (Future Integrated Soldier Technology) の補足試験が2007年の前半 に予定されている。 FIST V2 の試験は2005年末に行われたが通信の不具合で失敗している。
 設計変更される FIST 2 には IDSS (Integrated Digital Soldier System) を提案する Cobhem社と、 ISSAT (Integrated Soldier Situational Awareness) を提案する Selex社が競い合っている。
2006.12.21 Inside the Pentagon Official confident Land Warrior will deploy ti Iraq <0704-122102>
 陸軍は Land Warrior 計画の中止を検討中であるが、開発当局は第4 Stryker 旅団戦闘団による実働演習の成果を高く評価し、2007年夏にイラク派遣部隊に装備する準備が整ったことを強 調した。
2006.12.18 Inside the Army Field training exercise works out kinks in Land Warrior System <0704-121802>
 米陸軍第4 Striker 旅団戦闘団は Land Warrior の実働演習を12月に行い 、ソフトウェアーの改善や通信装置の改善等様々な成果を得た。
 当局は2007年に230個セットをイラク派遣部隊に装備する計画で、戦闘車両搭載用の Mounted Warrior も142~147セットが同時にイラクに送られる予定である。
2006.10.25 Jane's Defence Weekly US Army plans to test Land Warrior in combat <0622-102501>
 米陸軍は今年初めに、Washington 州 Fort Leiws 駐屯の第4旅団戦闘団 (SBCT: Stryker Brigade Combat Team) 、第9歩兵連隊、第4 大隊に Land Warrior を装備して試験を行ってきたが、部隊交代に伴い同隊がイラクへ派遣されるのに伴 い、実戦環境下での試験が実施されている。
 同隊のイラク派遣は2007年になる模様である。
2006.09.21 Inside the Pentagon Future Force Warrior demonstrates electronic networking <0621-092101>
 米陸軍は FFW (Future Force Warrior) の通信ネットワーク機能に関する分隊レベルの試験を行い、良好な 成果を得た。 次回は小隊規模でのネットワークインターオペラビリティを確認する。
 FFW の開発は二段階に区分され、今回の試験は2010年頃実用化を予定するシステムであるが、2005年以降 Land Warrior と統合した Ground Soldier System (Land Warrior Block 3 とほぼ同一) として開発を進め ている。
2006.09.13 Jane's Defence Weekly Rhinmetall wins future soldier contract <0619-091309>
 ドイツ陸軍の歩兵用将来装具システムである IdZ-ES (Infanterist der Zukunft - Erweitertes System) の 開発に Rhinmetall社が選定された。
 IdZ-ES は2009~2015年の調達が予定されていて、調達予定数は1,000個システム、各システムは Puma AFV または Boxer APC に搭乗 する10名の兵士分になっている。
(関連記事 IDR 2005.01)
2006.09.11 Defense News Fielding the future now <0621-091101>
 米陸軍 SBCT (Stryker Brigade Combat Team) による Land Warrior の部隊実験が5月から行われており、 10月には終了を予定する。 良好な成果を得れば2007年に1個大隊分の LRIP を行い、運用評価を2008年に実施して、 FY-08末に他の歩兵大隊への装備を開始する。
 現在4-9大隊の352名により Stryker Mounted Warrior と共に部隊実験を行っており、陸軍は先ず3個旅団に 、最終的には7個 Stryker 旅団に装備を予定する。
2006.09.04 Inside the Army Land Warrior finally on verge of linking troops to digital battlefield <0620-090409>
 米陸軍は Land Warrior 及び Mounted Warrior システムの部隊実験を行っており、 FY-07 中頃に LRIP 続いて FRP の可否を決定する。
 5月から行っている部隊実験は兵員400名、兵士装備用の Land Warrior 440セット、車載用の Mounted Warrior 147セットを運用して いる。
 Land Warrior の重量は現時点で約12-lbであるが、更に3-lb程度軽量化される。
2006.02.15 Jane's Defence Weekly US prepares Land Warrior battalion test <0605-021512>
 米陸軍は数百セットの Land Warrior を使った大隊規模の部隊実験を準備して いる。 実験を担当する4-9歩兵大隊では、2005年12月に各小隊から1名ずつの下士官を集めた2週間の集合訓練を実施している。
 現在 Land Warrior 400セット Mounted Warrior 150セットが製造されており 、4月末までには納入され、5月中旬からこれを使用した訓練が行われる。
 Land Warrior には以下の装置が含まれている。
 ・インテグレーテッドヘルメット
    単眼式 HMD 付き
 ・ネットワーク無線機
    ヘッドセット、マイクを含む
 ・ナビゲーションシステム
 ・武器インターフェス
 ・昼光ビデオ (DVC)
    カメラは x1.5、x6、x12 切り替え可能
 ・電池パック
    12時間使用可能
2005.03.30 Jane's Defence Weekly US Army merges future warrior programmes <0508-033005>
 米陸軍は、将来の歩兵用装具システムである LW (Land Warrior) と FFW (Future Forth Warrio) の2つの計画を統合し、Ground Soldier System とした。 Ground Soldier System は LW Block 3 とほぼ同じものである。
 陸軍は Land Warrior の装備化を急ぐ決定を2004年12月に行っており、12月に初期型 Land Warrior 500セット を Stryker Brigade Combat Team の1-25歩兵大隊に配備した。 ただしこの500セットは装備されただ けで、実用されてはいない。
( LW、FFW 関連記事 JDW 2004.10.20)
2005.02.21 Inside the Army Land Warrier, Future force Warrior merge development efforts <051-022104>
 米陸軍はFY-05 DAA による議会の要求に基づき、開発中の Land Warrier 計画と Future Force Warrior S&T 計画を1月に統合し、Ground Soldier System 計画とした。
 計画の合併により、陸軍は2005年から2014年の間に、逐次兵士用装具の増強が可能となる。
2005.02.16 Jane's Defence Weekly Japan funds new soldier system <0505-021612>
 防衛庁が総額$18.9Mで、Land Warrior 計画と類似の「次世代近接戦闘情報共有化研究 」を進める。 計画は二段階に分かれ、主契約社は日立製作所になっている。
 2005~2007年に行われる第一段階は7億円で、防弾技術を含む基本技術とソフトウェアの研究がおこなわれ、 2007~2008年の第二段階は12億円でシステムの試作が行われる。
 システムは88式鉄帽を元に、Head-mounted Display や Video カメラ、GPS を取り付けた Integrated Helmet、及びディジタルマッピ ング、個人装備火器、89式小銃取り付け用の IR センサ、レーザ照準具などが含まれる。
2005.02.02 Jane's Defence Weekly US Army starts fielding new combat uniform <0504-020213>

 イラクに展開中の米陸軍に今月初めから、新しい戦闘服 ACU (Army Combat Uniform) が配備される 。
 ACU は従来の BDU (Battle Dress Uniform) 及び DCU (Desert Combat Uniform) に代わる万能型で、森林、砂漠、市街地などの あらゆる環境に適する迷彩になっている。

2005.01 International Defense Review Germany advances plans for soldier modernization systems <0503-010008>

 ドイツ国会予算委員会が2004年12月に、歩兵近代化システム IdZ (Infanterist der Zukunft) の調達予算 $94Mを承認した。
 IdZ は10名用が1セットとなっており、予算が認められた196セット(1,960名分)中の15セット(150名分)は、アフガンやコソボで活 動する部隊に配備される。

2004.11.15 Defense News Net-centric troop geat blossoms <0502-111505>
 Land Warrior の技術開発試験が10月に行われ、要求の信頼性時間98時間を大幅に越える275時間を達成 し成功裏に終了した。
 陸軍は来年イラクに派遣する Stryker大隊用として 500セットの Land Warriorを試 験的に装備する意向を示している。
 Land Warrior に装備する通信機は JTRS Cluster 5 であるが、その完成には未だ10年近くを要するた め、陸軍は中継ぎとして Raytheon社製小型無線機 Microlight を来年から購入する意向だが、DoD はまだこれ を承認していない。
 仮に Microlight の購入が認可されなければ、Land Warrior の装備化は早くとも2008年以降となる。
2004.11.01 Inside the Army Development of Land Warrior radios scheduled for FY-05 fielding <0502-110104>
 米陸軍の兵士用装備 Land Warrior に装着する通信機である Microlight の技 術開発試験が10月29日に終了し、良好な成果を得た。 Microlight は電池で作動する時分割多用途無線機で、重量は7.5-lbである。
 運用試験を行った後 2005年4/四半期に装備化が予定され、6,000台の調達を計画している。
2004.10.20 Jane's Defence Weekly Future warrior <0420-102008>
= 米陸軍の Land Warrior 計画の紹介記事 =
 1994年に開始された Land Warrior 計画の一部器材は、既にアフガンやイラクで米陸軍により使用されている 。
LW-IC: Land Warrior Initial Capability
 2003年に development test が行われ OK となったが、operational test で信頼性が問題になった。
LW-SI: Land Warrior Stryker Interoperable
 2003年2月に担当企業を GD社チームに変えて開始し、FY-06での装備化を目指す。
LW-AC: Land Warrior Advanced Capability
 Object Force の要求に合わせたもので、最初の装備部隊がFY-10に発足する。
FFW: Future Force Warrior
 LW-AC を支援する ATD 計画で、LW-AC に移行する。
Vision 2020 Future Warrior
 更に将来を目指した Land Warrior 計画。
2004.08.02 Inside the Army Appropriators order Army to merge two future soldier programs <0417-080202>
 米上下院はFY-05予算法案で、米陸軍の兵士装備システム Land Warrior の開発とその改善研究である Future Force Warrior の両計画を1本化することを求め、合併計画を2005年1月31日までに提出するよう DoD に求めている。
 予算案で議会は両計画から総額$20Mを削減している。
2004.06.23 Jane's Defence Weekly French industry unites on air-land combat system <0412-062303>
 フランス軍の将来空地戦構想である BOA (air-land operation bubble) に対応して 、Thale, Giat, Sagem, EADS, MBDA などの各社がチームを結成した。
 BOA は、装甲車両、レーダ、その他のセンサ、UAV 及び下車している歩兵までをネットワークで結ぶ構想で、 SAGEM社は既に歩兵用装備である FELIN を受注している。
2004.06.07 Inside the Army Design review gives Land Warrior green light to make 12 prototypes <0414-060707>
 Land Warrior計画の CDR (Critical Design Review) が終了し、General Dynamics社に試作品12セットの製造が認可 された。
 試作品は計画の Block 2/Spiral 2 に相当し、コンピュータシステム、制御ユニット、誘導システム、兵器シ ステム、通信システム、浄水装置、ヘルメット表示装置、電源及びケーブルから構成される。
 試作品製造は10月から行う技術試験に合わせ近日中に開始される。
2004.04.21 Jane's Defence Weekly Sagem details French future soldier system <0408-042109>
 フランスの将来歩兵用装備 FELIN の開発製造に、Thales社を下して電機メーカの Sagem社が選定されたことは、業界内に驚きをもって 受け止められた。
 Sagem社は20個歩兵連隊用に23,500セット、一部の機甲、工兵、砲兵用に9,000セットを製造する。  各連隊は1,000セットの FELIN を装備する。
 最初の試作品358セットは2006年6月に2個歩兵中隊に支給されて6ヶ月間試験が行われ、2007年から量産品の納入 が開始される。
 FELIN は Giat FAMAS F1 5.56mm突撃銃や Minimi 軽機関銃、Giat FR-F2 狙撃銃などを装備するが、銃にはビデオカメラ付きの新しい 照準具が取り付けられる。 ヘルメット(右図上)には2個の3c㎡のディスプーが取り付けられるほか、 骨伝導マイクが取り付けられる。
 課題の一つは重量の軽減で、24時間分の弾薬、水、食料を含め25kg以下が要求されている。 第2の課題は電源である。
(関連記事 JDW 2004.01.07)
2004.04.12 Inside the Army Army estimates Land Warrior program to cost $12.3B through 2019 <0410-041201>
 米陸軍は Land Warrior計画の2019年までに要する総予算が$12.3Bに達するとの見積を明らかにした。
 これは昨年来行われていた計画の見直し作業によるもので、以前の計画では$2.8Bを見積もっていた。
 FY-07の Stryker旅団への初期装備を目指し、車両とのインターフェース、通信機、車両等の各種試験が現在行われており、5月に設計 レビュー、10月にサブシステムを統合したシステム試験を計画している。
2004.02.16 Inside the Army Army conducts design review of Land Warrior software system <0407-021606>
 米陸軍は Land Warrior SpiralⅡ に適用する Linux ソフトウェアーシステムの設 計レビューを実施した。
 新しいソフトウェアーは Stryker Brigade Combat Teams に使用するため設計したもので、Land Warrior のハード部分は基本的に大き な変化はないものの、ソフトの機能性能は通信系統、ヘルメット表示装置、状況把握装置、地図表示及び GPS 等に関連した内容が大幅に 付加されている。
 Land Warrior SpiralⅡ は2006年6月に Milestone C を予定しているが、計画は数ヶ月の遅れとなっている。
 新ソフトは Stryker Interoperability 構成品として2006年の運用開始を目指している。
2004.01.07 Jane's Defence Weekly Sagem tipped to win future soldier system contract <0401-010712>
 フランス国防相は、歩兵用将来装具 FELIN の調達先を Thales社を抑えて電気メーカである Sagem社に決めた 。 正式発表は1月初めになされる。
 2004年の調達数は1,000セットであるが、2003年~2008年調達契約によると、2008年までに14,000セットが調達される。 フランスは 2015年までに全歩兵部隊に装備する計画である。

( 関連記事 AW&ST 2002/06.17 )
2003.10.08 Jane's Defnce Weekly BAE wins Objective Force Warrior Contract  BAE社が$5Mで米陸軍の Objective Force Warrior の契約を受注した。
 この契約により同社は、主契約社である Eagle Enterprise社が行う無人地上センサ、mini/micro UAV、データフュージョンソフトなど の設計、開発の支援を行うことになる。
2003.09.30 MYCOM PC

  Yahoo

米陸軍の精鋭部隊、Microvision製の HMD システム「Nomad」を採用  米 Microvision社が、同社のヘッドマウントディスプレイ (HMD) システム Nomad Augmented Vision System が、米陸軍に正式採用されたことを発表した。 今秋中に100台 が配備される予定になっている。
 Nomad は、高い輝度ゆえに、屋内外での利用が可能な HMD となっており、装着された片目からは、あたかも目の前に置かれた PC 画面 を眺めているような自然な感覚で情報を入手できる。
 Nomad は、SBCT (Stryker Brigade Combat Team) に装備されることになる。
2003.08 International Defense Review US Army moves towards Objective Force Warrior  米陸軍の Objective Force Warrior 開発の25ヶ月間に及ぶ Phase Ⅱ 担当に GD社が選定された。 また同社は引き続く15ヶ月間の Phase Ⅲ 担当のオプションも受けた。
 その後 OFW は非競争で SDD 担当社を決定し、SDD と量産を合わせて10年間で$3Bが 予定されている。
2003.07.16 Jane's Defence Weekly Taking weight off the shoulders of battle troops  米陸軍では、アフガンやイラクでの戦いにおける、兵員の着装品の重さが問題になっている 。 この問題の解決にナノテクノを応用することが検討されており、MIT と協同で IST (Institute of Soldier Nanotechnology) を設立 した。
 現在進められている Land Warrior 計画では重量の大幅削減は考えられていないが、Object Force Warrior では、2010年までに着装装備重量を22.6kg以下に抑える契約がなされている。
 更に将来の Future Warriorにはナノテクが採用され、重量が問題になることがないことを目指して いる。
2003.07 National Defense Army redrafts road map for 'Land Warrior'  米陸軍は2004年に装備化を予定していた戦闘装着システム LW-IC (Land Warrior Initial Capability) の開発を中止し、新たに LW-SI ((Land Warrior Stryker Interoperable) の開発に着手 することを決めた。
 LW-IC の開発試験は昨年11月から今年2月にかけて行われたが、故障発生率が高く、装着重量も100-lbを越え、運用上も使用に耐えない とし、2006年の運用試験を目標とし再開発する。
 LW-SI は2015年までに1セット$20,000で48,000セット以上を導入する計画で、長期的には改善を進め、 FCS への適用も予定している。
 なお、併行して研究を進めている OFW は今後5~10年にわたり開発を進めるが 、LW-SI の対抗馬としてではなく偽装装置や通信装備等の更なる軽量小型化を目的に行われる。
2003.07 International Defense Review US Army restructures Land Warrior  Land Warrior は最近行われた試験で実用に耐えうる信頼性がない ことが判明したため、米陸軍は計画の見直しを始めた。
 その結果 Initial Capability(従来 Block 1 と呼ばれていた)は中止し、Land Warrior Stryker Interoperable (LW-SI) Capability Improvement Program(従来 Block 2 と呼ばれていた)を進めることになる模様である。 Block 1 計画が遅れれば Block 2 と時期が同じになってしまうことによる。
2003.06.16 Inside the Army Eagle Enterprise picked for Objective Force Warrior design effort  米陸軍はこのほど、Eagle Enterprise 社を OFW の詳細設計担当企業に選定した。
 同社は General Dynamics 社の補助企業として 2年間の事前詳細設計を担当し、2006年末から開始する予定のシステム開発にも参画す ることとなる。
2003.05 International Defense Review Future tactical comms: redefing the box
= 米軍の新通信、ネットワークシステム JTRS に関する記事 =
 米軍の次世代統合通信システム JTRS (Joint Tactical Radio System) は、2MHz~2GHzの広帯域にわたるマルチ帯域、マルチモード、 ソフトウェア制御型通信システムで、5つの Cluster からなる。
Cluster 1
 車載用3チャンネル型と、ヘリ搭載用4チャンネル型があり、10,000台の装備が予定されている。
Cluster 2
 個人携帯型で、特殊部隊用の Block 1 と、一般用の Blocl 2 がある。 Cluster 2 用に SLICE (Soldier Level Integrated Communication Enviroment) 計画の元に、各種小型端末が開発されている。
Cluster 3
 固定施設用及び艦船搭載用。
Cluster 4
 固定翼機用。
Cluster 5 (Cluster X)
 陸軍の FCS 及び OFW 用のシステムで、携行型から残置型センサ (UGS: Unattended Ground Sensor)、IMG (Intelligent Munitions Systems)、GRUAV (Gun Launched UAV)、 NetFires までが連接される。
2003.04 International Defense Review Follow-on Land Warrior works  米陸軍は GD社と、現在の Land Warrior を強化する契約を $59.9Mで行った。
 この計画は、最終的に$791Mにのぼると見られ、この契約に基づく最初のシステムは2005年に引き渡される計画になっている。
2003.03.17 Inside the Army Land Warrior fails development test, undergoes re-baselining  米陸軍はシステム Land Warrior の開発試験で、サブシステムに一連の 故障が多数発生したため、信頼性を更に向上する必要があるとして計画全般の見直しを行っている。
 開発試験はこの5ヶ月間に2回に分けて実施されたが、ソフトウウェアーの欠陥を含み多くの不具合が発生した。 運用試験に移行する には MTBF 155時間以上が要求されているが、1回目の試験では20.1時間、2回目は40時間と信頼性は極めて低い成果であった。
 開発当局は状況を DoD に報告し、計画の見直しを 30日以内に行うが、装備化の遅れは必至とみられる。
2003.02.12 Jane's Defence Weekly Warrior system contract awarded  GD社を中心とするチームが Land Warrior の重量を軽減すると共に、陸軍のディジタル通信 網とインターネット接続を可能にする $791Mの契約を結んだ。
 Land Warrior の現在の重量は39.4kgあるが、これを最小限34.9kg、できれば32.6kgまで軽量化しようとする ものである。
 Land Warrior は、Stryker 中型装輪装甲車を中核とする Stryker 旅団戦闘団の歩兵に装備すると共に、将来は Object Force での装備も予定されている。 このため陸軍は別の計画として Object Force Warrior 計画を進めている。
2003.02.03 Inside the Army Land Warrior BlockⅡ contract awarded to General Dynamics team  米陸軍は Land Warrior BlockⅡの研究開発に関する契約を $59.9M で General Dynamics チームと締結した。
 契約内容は 基本型 Land Warrior、Land Warrior BlockⅡ及び Land Warrior Advanced Capability の全てが包含され、総額$500M と 見積もられる。
 基本型 Land Warrior の IOT はこの夏に予定され、BlockⅡの試験評価と装備化は 2005~2014年を計画して いる。
2003.01.29 Jane's Defence Weekly FIST fight to arm soldier of the future  (註:英国版 OFW と言うべき)FIST (Future Infantry Soldier Technology) 計画 には、BAE, Thales の2社が受注合戦を行っている。 両社は1月13~24日に国防調達庁へ説明を行った。
 FIST は歩兵をネットワーク環境に適合させるシステムで、2009年に1個大隊に装備した時点で IOC となる。
 2社は2002年8月に£25,000で計画立案を受注し、本年末から2006年にかけて、このうちの1社が assessment phase に入る計画になって いる。
2003.01.27 Inside the Army Army scraps plans to field Objective Force Warrior with FCS BlockⅠ  米陸軍はこのほど、2008年に運用が開始される FCS BlockⅠに導入を予定していた OFW (Objective Force Warrior) 計画を中止することを決めた。
 OFW は当初 2012年の装備化を予定していたが、FCS 導入が 4年間短縮されたため対応が困難となった。  陸軍は代わりに Land Warrior の改善型 Land Warrior SI+(Stryker Interoperability plus) を導入する予定だが、改善内容は未だ決 まっていない。
 FCS BlockⅡに対応する Land WarriorAdvanced Capability については2012~2015年頃の開発目指す模様だが細部は未定。
2003.01.20 Inside the Army Army to buy'SAASM'-equipped GPS receiver for Land Warrior System  米陸軍は SAASM (Selective Availability Anti-Spoofing Module) を組み込んだ新しい GPS 受信機の導入を計画している。
 この受信機は部隊の現位置や行動状況を秘匿する重要な改善がなされ、先ず兵士用システムの Land Warrier に適用する。 その後携帯衛星通信システム、FCS、戦車に導入し、最終的には UAV への搭載を狙っ ている。
 当局は2004年1月に初号機の導入を予定し、6月には企業選定を行う模様。 装置価格は約$1,500で、総額$100Mの事業となる。
2003.01.13 Inside the Army Objective Force Warrior officials pleased with tech teams'progress  米陸軍の Objective Force Warrior 計画当局は先月、現在契約している2個 LTI (Lead Technology Integrator) チームの提案内容を4日間にわたり審査した。
 LTIチームは昨年8月に選定された General Dynamics と Enterprise社のチームで、内容の細部は公表されていないが、両チームともか なり内容は評価できるとしている。 
 研究開発に向けての1個チームへの絞り込みは4月に予定され、当局は研究開発に$500M以上、導入には$6B 規 模の経費を見込んでいる。
2003.01.06 Inside the Army Land Warrior removed from ACAT 1D list,still an acquisition priority  DoD はこのほど、陸軍の Land Warrior計画を、高額調達リスト1Dから通常リスト1Cに 移した。
 これにより主要な防衛調達計画としての位置を維持しつつ、DoDの開発に関する監査は緩和される。
 1Dリストには Black Hawk 改善や Comanche ヘリの様な最も経費の高い主要調達プロジェクトが記載されている。
2002.11.04 Inside the Army Army eying plastic munitions for Objective Force lightweight guns  Objective Force の軽量化施策の一環として、陸軍は OFW (Objective Force Warrior) の携行する銃弾を真鍮製に代えプラスチック薬莢を採用する研究を行っている。
 当局はこれにより 20~40% の軽量化を図ることが出来、兵士の携行装備重量はこれまでより 92-lb の削減を可能にするとみている。  これは要求性能の 30-lb 軽量をはるかに上回る。
 これまでプラスチック薬莢の試験はことごとく失敗しており、その原因は発射時の初速低下と耐熱性にあったが、現在、信頼性の高い 技術がみつかり開発に移行できる目途がついたとされる。
2002.09.30 Inside the Army Army militarizing Organic Air Vehicles for Future Combat Systems  米陸軍当局は FCS 用装備として OAV (Organic Air Vehicles) の導入を検討している。
 OAV は垂直離着陸型で自律的に飛行し、目的に応じて電子光学、核及び生化学、IR 及び磁気異常検知センサ ー等の各種機器を搭載、市街地、屋内、森林の内部等の状況を Land Warrior システムのヘルメットサイ トや携帯表示器に伝送する事が出来る。
 軍は汎用技術による試作機を製作し 2001年から約 300回の基本飛行試験を行っており、2003年4月には計画を終了 し、 FCS 計画に移行する。
 FCS の ORD には2種類の OAV があげられており、一種類は直径 9in、重量 4-lbの携帯型、もう一種類はその 2倍の大きさの車両搭載型 で、目標価格は $10,000 とされる。
2002.09.16 Inside the Army Army:Land Warrior costs not at risk from incomplete requirements  9月に行われた DoD の監査官報告では Land Warrior システムの開発について適正価 格での導入に懸念があるとして ORD の修正を提言した。
 陸軍はこれに反論したが、提言の一部を受け入れ ORD の修正と計画管理、特にリスク管理と業務処理要領について見直しを行うことを 決めた。
2002.09.16 Inside the Army Souces:Maturity of FCS technologies,2008 fielding date in question  関係者の意見を総合すると、米陸軍の FCS は適用技術の完成度が全般的に不充分なた め 2008年装備化は極めて厳しい状況にある。
 一例としてネットワークの通信システム MOSAIC が FCS BlockⅠ開始の 2004年に間に合わないことが明らか になり、その他の構成システムも技術的に未成熟なことが判ってきた。
 GAO は開発開始にあたり要素技術の完成度 (TRL) を設定し、レベル7を開発基準としているが、FCS のサブシステムの TRL は3~6の 評価となっている。
 ちなみに Objective Force Warrior は 3、PGMM (Precision Guided Motor Munition) は 5と評価されている。
 また、Objective Force 旅団の 96時間以内の展開については空軍の助言なしで決め られたもので、実際は限定された戦域に将兵を投下するのが精一杯との意見もある。
2002.09.04 Jane's Defence Weekly US Force Warrior moves ahead  米陸軍は、OFW (Objective Force Warrior) 技術検証計画 Phase Ⅰ を、Exponent社及び General Dynamics' Eagle Enterprise社の2社に発注すると発表した。
 OFW Phase Ⅰ,Ⅱ は、Land Warrior Block Ⅲ,Ⅳ と同じ計画で、FCS の一翼をなすものである。
 OFW Phase Ⅰ が、それぞれ$7.5Mで8ヶ月間行われた後に1社に絞られ、$145Mで5年間の Phase Ⅱ に移行する。  Phase Ⅱ では50システムのプロトタイプが試作される。
2002.09.02 Inside the Army Army picks Objective Force Warrior lead technology integrators  米陸軍はこのほど、Objective Force Warrior のシステム統合担当企業に General Dynamics 社と Exponent 社の2社を指定した。
 契約額はそれぞれ $7.5M、5月に指名した Raytheon 社と共に 8ヶ月の Concept Development 段階に参加する。
 最終的な企業選定は 2003年初めに予定され、初期モデルの装備化を 2010年に計画している。
 なお、機能を最大限発揮するのは 2018年以降とみられ、開発予算規模は $500M、導入経費は $3B~$6B と見積もられる。
2002.07.15 Inside the Army Objective Force Warrior downselect decision expected this month  米陸軍は今月末に Objective Force Warrier のコンセプト開発段階の契約企業を2社 に絞り込む。 期間は 9ヶ月で、経費は各 $8M。
 OFW は 2010年に初期配備を予定しているが、完全に機能を発揮できるのは 2018年以降とされ、開発経費は総 額 $500M と見積もられている。
 選定された 2社は OFW のコンセプトと採用技術、事前試験用プロトタイプの開発等を行い、陸軍は 2003年初めに主 契約社を決定する。
2002.07.15 Inside the Army Army developing space-based system for early entry troops  米陸軍は Objective Force Warrior 計画の一環として、SBSS ( Space-Based Soldier System) の開発を計画している。
 SBSS は陸軍、海兵隊及び特殊作戦部隊が戦術レベルの情報を迅速に把握することを目的に、兵士のオーバーヘッドデ ィスプレイに衛星情報と GPS 情報を表示するシステム。
 FY-03 の ACTD 28項目には記載されなかったが、TRADOC とASOC は必要性を認識しており、2004年には ACTD で研究が開始される模様。
2002.06.12 Jane's Defence Weekly Contract imminent for Objective Force Warrior  OFW (Objective Force Warrior) は、将来の兵員用全身装備で 、FCS (Future Combat System) と並行して進められている計画である。
 OFW は Land Warrior 計画を更に発展させた画期的なもので、実質的には Land Warrior Block Ⅲ である。
 OFW LSI (Lead Sysem Integrator) 契約の RFP は、2002年3月に発簡され、7月15日に契約が予定されている。 このため業者選定は 間近と見られている。
 OFW の技術検証は2006年、装備化は2008年に予定されている。
2002.05.06 Inside the Army Army receives three proposals for Objective Force Warrior program  米陸軍は先週、少なくとも3社から Objective Force Warrior に関する提案を受領し た。 軍は来月までに この中から2提案を選定、更に8ヶ月を費やして1つに絞り込み 2003年早々プライム企業を決定する。
 Objective Force Warrior は陸軍が進めている Future Combat System の重要な要素の 1つで、Land Warrior 計画の Block Ⅲ と同一 とされ、2010年には運用が開始されるものの完全な仕様による運用は 2018年以降とみられている。
2002.05 National Defense Objective Force warrior  米陸軍 Soldier Systems Center は $500M を投じて Objective Force Warrior システム と呼ばれる様々な機能を統合した新世代の戦闘用被服/装置の開発を計画している。
 計画では 2006年の初度装備化を目指し、6月に概念設計に関する契約を 1~2社を選定し $160M、9ヶ月にわたり行う。
 陸軍は現在、近代化の一環として 2004年の Block1 装備化を目標に Land Warrior 計画 を行っているが、Objective Force Warrior はその機能と能力を更に向上する性格の開発とされる。
 システム概念としては熱交換材料、小型軽量高出力電池、先進型通信装置、ナビゲーション技術等を用いた極めて斬新的な 統合ネットワーク装備が特長となっている。
2002.04.22 Inside the Army Land Warrior program officials cut original cost estimates in half  米陸軍は兵士が装着する初めての戦闘用統合システム Land Warrior の総経費$2.2Bを 現行の 50% まで削減できると見積もっている。
 Land Warrior の開発導入は 昨年10月の DoD Science Board で削減を求められていたが、軍は汎用技術の更なる活用と見直しによる大 幅な削減努力を行う。
 これにより Land Warrior は 1セット $60,000 から $30,000 まで低減することを目標としている。
 Land Warrior の開発は BlockⅠ~Ⅲ に区分され、BlockⅠの運用試験は 2003年1月から、装備化は 2004年以降、Block Ⅱ は2005~ 2008年に装備化を予定、合計で48,000セットの導入を計画している。
 また、Block Ⅲ の開発は 2007年に開始する予定で、いずれも Objective Force の歩兵に装備させる。