「韓国版 MD 始まったか・・・」
「来年パトリオットミサイル導・・・」
「次世代誘導兵器事業3年経・・・」
「在韓米軍、パトリオット旅・・・」
2022.06.29
Jane's Defence Weekly
US conducts first firing of Patriot missiles from Palau
<2208-062905>
米陸軍1-1 ADA大隊(註:沖縄駐留)のC中隊が、6月15日にValiant Shield演習の一環としてパラオで、F-35Aの取得した目標諸元でCMを模擬した標的のPAC-2弾での撃墜に成功した。
2019.01
International Defence Review
Patriot gomes: Raytheon's air-defence system continues to proliferate
<1902-010010>
・AESA GaN radar
・Mordern Man Station
・Dismounted Patriot
・Missiles
・SkyCeptor
Patriotの地上装置からDavid's SlingのStummerを発射する構想
・PAC-2 GEM-T GaN
・PAC-3 MSE
2018.12
International Defence Review
New Patriot radar display to improve situational awaremess for operators
<1902-120005>
Raytheon社がPatriotシステムに3Dカラー表示を取り入れたWMIと呼ぶ改良を行った。
3Dカラー表示を採用したことで、例えば飛んでいる航空機が正しい民航機運航高度を飛行しているかを判定しやすくなる。
2018.05.02
Jane's 360
US MDA tests THAAD upgrade and ability to link with Patriot
<1806-050206>
米MDAが4月6日にTHAADのAN/TPY-2レーダを用いてTHAADとPatriotが交戦する試験FTX-35を
WSMRで実施し、THAADとPatriotがSRBMを模擬したLynx標的との模擬交戦に成功した。
この試験では実際の迎撃は行われなかった。
2018.01.31
Jane's Defence Weekly
Third Burkan-2H missile shows no sigh of Saudi intercept
<1803-013112>
サウジアラビアが主導する多国籍軍が、2017年12月19日にイエメンから発射されたBurkan-2Hをリヤド南方15哩で
サウジ軍のPatriotが撃墜したと発表しているが、1月17日にサウジ軍の基地を取材したCNN TVの取材班は、それを
裏付ける証拠は全く見つけられなかったと報じている。
2017.11.14
Defense News
Raytheon: Saudi-based Patriots intercepted over 100 tactical ballistic missiles since 2015
<1712-111403>
Raytheon社首脳がドバイ航空展で、サウジアラビアがイエメンとの紛争が始まった2015年以来Patriotで
100発以上のTBMを撃墜し、そのうち90発以上はPAC-2 GEM-T
弾によるものであったと述べた。 イエメンからサウジに対するBM攻撃について米シンクタンクのCSISは、
18発が着弾し40発を迎撃したとしており、イエメンの報道では93発が発射されたとしている。
米国は2015年7月にサウジにPAC-3弾600発を$5.4Bで売却し、今年10月にはTHAAD 360発と発射機44基を$15Bで売
却する決定をしている。
2017.04.20
Defense News
Romania wants Patriot air-and-missile defense systems
<1705-042004>
ロイタ通信が20日、ルーマニアが米国にPatriotの売却を要求していると報じた。 詳細は明らかになっていな
い。
ルーマニアは最近購入したF-16 6機とPatriotで防空システムを構築するという。
2017.03.22
Jane's Defence Weekly
US ally shoots down small UAV with Patriot missile
<1705-032208>
米陸軍TRADOC司令官が3月13日、ある国が4ロータUAVをPatriotで撃墜したことを明らかにし
た。
2016.10.19
Jane's Defence Weekly
Netherlands contracts Raytheon for its Pariot upgrade programme
<1612-101911>
Raytheon社が10月6日、蘭空軍からPatriotの改良を受注したと発表した。 改良は2018年に開始し、2022年に完了
する。
今回の改良はシステムの延命と合わせて、独空軍との共同運用に資するためのものである。
2016.07.12
Defense News
Raytheon touts Patriot anti-missile performance in Yemen War
<1608-071208>
Raytheon社がFarnborough航空展で12日、ポーランドがPatriotの採用を決め、ドイツにもPatriotの売り込みを行っているなか、サウジアラビ
アに対するイエメンからのScudなどによるBM攻撃を100%撃墜したと、Patriotの成果を強調した。
2016.03.16
Defense News
Army seeks to alleviate overburdened Patriot units
<1604-031606>
米陸軍の高官が米陸軍協会(AUSA)のシンポジウムで16日、重荷になっているPatriot部隊の削減
に言及した。 現在Patriot部隊は米陸軍で最も頻繁に展開している部隊になっているが、その改良も必要であり、同盟国に防空/BMDを
分担してもらう必要があると述べた。
改良の一例として新型レーダの採用や野外用情報指揮装置ICCの装備化を挙げ、新型レーダの競争入札をFY17年に行
うことを明らかにした。 新型レーダを巡ってRaytheon社はGaN素子を用いたAESAレーダを、
Lockheed Martin社はMEADS用レーダを提案する。
2016.02.17
Jane's Defence Weekly
Saudi Arabia announces sixth ballistic missile intercept
<1603-021728>
サウジアラビアのPAC-2が2月9日に、6回目のBM撃墜を行った。
撃墜したのはイエメンの武装組織Ansat Allahが発射したQahir-1で、Qahir-1はS-75 (SA-2)を地対地
型にしたものである。
2015.10.14
Jane's Defence Weekly
Arab coalition deploys Patriot units to Yemen
<1511-101421>
イエメン内戦に介入しているアラブ多国籍軍が、イエメンの Marib県に Patriot を配備している
模様である。
10月1日に撮影した衛星写真に AN/MPQ-53/65 2基が写っていることから、派遣されたのは2個 FU と見られる。
2015.06.17
Jane's Defence Weekly
Yemeni 'Scud' attack raises Saudi targeting questions
<1508-061712>
サウジアラビアが6月6日、イエメンから飛来した Scud を Patriot PAC-2 弾
2発で撃墜したが、サウジ軍広報官によるとイエメンには Scud 級ミサイルが300発は存在
する。
2015.01.07
Jane's Defence Weekly
Spain buys extra Patriot SAM batteries from Germany
<1502-010709>
スペインがドイツから、余剰になった Patriot 2個システムを€41.6Mで購入する。 購入するのは
PAC-2+ 仕様で、それぞれは発射機5基で構成されている。
スペインは2004年にも1個システムを購入しており、これらはトルコに派遣される。
2014.07.15
東京新聞
政府、ミサイル部品輸出容認へ 米企業に、第三国移転も
<1408-071504>
政府関係者が15日夜、政府が PAC-2 の部品をライセンス元に輸出することを認める方針を固め、
近く国家安全保障会議の関係閣僚会合で正式決定することを明らかにした。
Raytheon社はカタールへの第三国移転を想定しているとされる。
2014.07.14
Defense News
US: Qatar to buy Patriot missiles in $11B deal
<1408-071407>
米当局者が14日、カタールへ Patriot 10個中隊を初めて売却すると発表した。 契約額は$11Bで、Apache 24機と Javelin ATM
500発も含まれる。
売却される Patriot は、PAC-3 弾247発と GEM-T弾117発で、総額は$7Bを越える。
2014.03.12
Jane's Defence Weekly
Kuwait to get more Patriots
<1405-031212>
米国防総省が2月28日、クウェートが Patriot 2個 FU を$655.4Mで追加購入すると発表した。 クウェートは
現在 PAC-2 5個 FU を装備している。
2013.04.01
Defense News
New life for Raytheon's Patriot missiles
<1305-040103>
Raytheon社が1日、米陸軍から Patriot システムの寿命を30年から45年へと15年延ばす契約を受注したと発表した。
この計画は米陸軍と同社が行ってきた3年間の Patriot 延命検討の結果に基づくもので、新弾を購入するより80~90%安価な経費で済むという。
これに先立ち同社は Patriot ミサイルを最新の GEM-T 弾に改良する契約を$46.7Mで受注している。
2012.10.29
Yahoo
韓国中央日報記事
「韓国軍の PAC-2 迎撃率40%以下…北の攻撃防ぐのは難しく (1)」<1211-102901>
韓国国防研究院 (KIDA) と米 MDA が2年間かけて行った韓国のミサイル防衛 (KAMD)
に関する共同研究の結果、韓国軍が装備している PAC-2 の弾道弾撃墜率は40%以下であることが分かった。 北朝鮮が発射した弾道ミサイルを効果
的に迎撃するには撃墜率が70%以上でなければならないが、これをはるかに下回る。
こうした研究結果を元に政府消息筋は28日、PAC-3 に換装する必要があるという結論が出されたと述べた。
韓国中央日報記事
「韓国軍の PAC-2 迎撃率40%以下…北の攻撃防ぐのは難しく (2)」
2011.12.07
Jane's Defence Weekly
Israel receives Patriot battery from Germany
<1201-120715.>
イスラエルがドイツから購入した Patriot 1個システムが10月中旬にイスラエルに到着した。 イスラエルはイラク
戦争直前の2003年にもドイツから Patriot ミサイルを購入している。
イスラエルはこの Patriot を PAC-3 弾の発射が可能な仕様に改良するが、イスラエルはいずれ Patriot を David's Sling に換装する計画で
ある。 David's Sling は、射程が70~300kmのミサイルに対抗する。
2011.11.07
Aviation Week & ST
Uncertainty persists
<1201-110701>
ドイツ軍の近代化計画が大幅に削減される影響で、MALE UAV 計画も削減され、Heron-TP と
Predator-B が候補になっている Heron-1 後継機も、22機から16機に削減される。
MEADS 計画は米国が量産から撤退するため見直される。 IRIS-T SL は開発を完了しているが、まだ予算化されていな
い。 Raytheon社は Patriot の改良を提案しており、そこでは MEADS の技術を取り入れたり、IRIS-T SL との統合も可能としている。 ドイツ
空軍は既に29個システムあった Patriot を Config 3 の14個システムに減らしている。
2011.04
Jane's Missiles & Rockets
Poland opens descussions on purchase of 12 surplus German Patriot systems
<1106-050017>
ドイツとポーランドの国防相が2月15日、ドイツが余剰となる12個 FU の Patriot Config 2 をポー
ランドに売却する最終提案書を提出したと発表した。 ドイツがポーランドに Patriot 売却を提案するのは2000年代初期に続いて二度目で、前回はコスト高で実
現しなかった。 ポーランドは12~16個中隊で3~4個大隊を編成する計画である。
ドイツは今までに、スペインへ1個 FU、韓国へ6個 FU、及びイスラエルに Patriot を売却し、現在実働24個 FU と教育訓練用
5個 FU の Patriot を保有しており、このうち12個 FU は Config 3 に改修され MEADS に換装されるまで更に数
年間保有する計画であった。
2010.02.01
US DoD HP
Quadrennial Defense Review
<1003-020104>
新たに CG(X) が計画中止になったと明記された。
FY2011~2015 Future Years Defense Program の整備目標が
Patriot 15個大隊
THAAD 7個中隊
と示された。
2009.11.25
Jane's Defence Weekly
Raytheon secures Kuwait Patriot upgrade contract
<1001-112502>
Raytheon社が、クウェートの PAC-2 を PAC-3 に改良する契約を$20.5Mで受注した。
2008.09
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon sees upswing in Patriot SAM sales
<0810-090016>
Raytheon社は2008年に韓国と Kuwait からそれぞれ$38.5Mと$156Mで Patriot を受注するほか、2007年12月には
UAE に総額$9Bで PAC-3 弾288発、GEM-T 弾216発、地上装置10セット
を FMS で売却すると通知している。 このほかにデンマーク、フィンランドも導
入を検討している。 同社は MEADS の IOC は2017年で、装備を完了するまで20~30
年かかると見ており、Patriot は2028年までは米陸軍で装備されるとしている。
一方 MEADS の開発について GAO は2008年3月の報告書で、主要6技術のうち完成しているのは2技術で、残りのうち低雑音発信器、冷却装置
、冷媒を通すスリップリングの3技術はまもなく完成するものの、射統レーダの T/R モジュールは未だ未完成と指摘
している。
2008.08
International Defence Review
Raytheon sees new Patriot export openings
<0809-080001>
Patriot は既に11ヶ国で装備されているが、Raytheon社は更なる需要を期待している。 Raytheon社は既に米陸軍の15個
Patriot 大隊を PAC-3 仕様にする事業を受注しているほか、現大統領の予算要求では Patriot 2個大隊の新設をあげている。
輸出では韓国と台湾が現有システムの改善をあげているほか、クウェートと UAE も近代化改修を行う模様である。 更にポーランドが
米 BMDS 配備の代償として Patriot の供与を求めているほか、インドも導入の意向を見せている。
2007.10.29
Aviation Week & ST
Confirmed kill
<0722-102901>
オランダ空軍は10月19日に欧州で初めて PAC-3 システムによる実射試験を行い、弾道ミサイル標的を
PAC-2 弾により高度270,000ftで迎撃した。
試験はドイツとの共同運用試験の一環としてクレタ島の NATO 射場で実施され、両国空軍の Patriot システムが標的を追随した。
蘭空軍は現在 PAC-3ミサイルも保有している。
2007.07.23
Inside the Army
DoD moves funds to complete modernization of Patriot Batteries
<0717-072306>
DoD は7月28日に議会提出したFY-07計画見直しに伴う予算要求で、陸軍の Patriot 大隊を全て PAC-3 に改編
するため、$212Mを充当している。 陸軍は4月に PAC-3 大隊を2個増やし、併せて既存大隊を改善することを
明らかにしている。
なお、2003年に発生した友軍誤射に関連するソフトウェア改善作業は現在もつづけられており、全ての修正はFY-09末までに完了する
予定である。
2007.03.12
Defense News
Raytheon to support Patriots
<0708-031209>
Raytheon社は、クウェート防空軍が保有する Patriot の運用及び維持整備の4年間にわたる現地支援を、米
陸軍から$18Mで受注した。
支援は FMS にもとずく契約で、同社は1996年以降支援を行っている。
2007.01.22
Inside the Army
Patriot sales expected to skyrocket as regional tensions escalate
<0705-012201>
Raytheon社は地域紛争の増加にともない Patriot の導入や、改善を望む国が増えていることを強調した。 Patriot を保有している
のは、米国のほか、独、ギリシャ、蘭、スペイン、サウジアラビア、クウェート、イスラエル、日本及び台湾の9ヶ国
で、いずれも PAC-3 への改善を行う模様である。
PAC-3 は米国が運用中のほか、オランダと日本が既に発注済みである。 また、トルコと韓国が導入する意向で、現在協議を進めて
いる。
2006.12.11
Inside the Army
Army leaders concider increasing number of Patriot Battalions
<0704-121101>
米陸軍防空砲兵センタ司令官は、中央軍、欧州軍及び太平洋軍の各司令官から Patriot 大隊の増強要望が
あり、過去1年半にわたり検討を進めていることを明らかにした。
陸軍は現在 Patriot 11個大隊を保有し、2007年秋までに更に2個大隊を増加する
計画であるが、イラクや韓国等への部隊展開の可能性が高まり、更なる増加を検討している。 緊急予算を充当すれば数年以内に
数個大隊の新編は可能としている。
2006.10.02
Yahoo
韓国中央日報記事
<0620-100202>
韓国がドイツの余剰 Patriot を購入し、地上統制装備だけ米国から買う案を推進している。 Patriot システムのうち発射機、
PAC-2 弾、レーダなどはドイツ軍の中古品を買い、地上統制装置は Raytheon社から購入する。 ドイツの余剰
装備を買うのは中古品は新品の半値だからで、また地上統制装備を米国から購入するのはドイツが売らないから
である。
2006.09.30
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0619-093001>
米国防総省が29日、韓国に$1.5B規模の Patriot を売却することを決定したと明らかにした。 韓国は来年から導入し、早ければ
2008年にも1個大隊を実戦配置する見込みだ。
費用削減のため発射機はドイツの余剰装備を購入し、ミサイルとシステムの維持や教育のための付随装備は
レイセオンから購入する。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
Patriot demonstrates 'shoot-look-shoot' engagement
<0618-090029>
Patriot Config-2 及び Config-3 システムに組み込む PDB-6 (Post-Deployment
Build-6) ソフトによる 'shoot-look-shoot' 交戦の評価試験が6月に行われ成功した。 試験では
GEM (Guidance Enhanced Missile) 弾が使われ、1発目を C&C 装置で故意に外したのちに、操作員が2発目を
発射した。 器材の操作は Fort Bliss 駐屯の 1-7ADA 大隊の隊員が行った。
今回の試験は4回計画された3回目で、過去2回は5月に行われた。
2006.06
International Defense Review
Patriot gain
<0612-060005>
Raytheon社が PAC-2 を GEM+ に改造する契約を$47Mで受注した。 この計画は2000年に開始され、過去11件
の契約で$256Mが支出されている。
GEM+ は安価に PAC-3 並の性能を実現しようとするもので、弾頭を小型化し PAC-3
と似たリング状にすると共に、火薬で放出されるタングステンペレットにし、CM の
様な ABT に対する効果を高めている。
2005.07.20
Jane's Defence Weekly
South Korea revives project to buy Patriots
<0516-072006>
韓国が2006年に、中断されていた Patriot の購入計画を再行する。 Patriot は米国製を購入するか、
ドイツからの中古品を購入するか検討が行われており、7月13日にはドイツ国防省の高官が訪韓して交渉が行われた。
韓国国防省は、韓国の防空には PAC-3 より射程の長い PAC-2 が適しているとしている。
韓国は F-15K の購入に伴う予算削減から、2002年に48基の発射機と GEM 弾及び PAC-3 用レーダの購入計画を中止していた。
2005.04
International Defense Review
GEM-T success
<0508-040004>
低価格高性能 PAC-2 弾である GEM-T の迎撃試験が WSMR で行われ、低空進入する
2機の標的機の撃墜に成功した。
米陸軍は376発の GEM-T への改修を発注しており、このうち230発は既に納入されている。
2005.04
International Defense Review
Patriot to Spain
<0508-040001>
ドイツがスペインに、余剰 Patriot 1個システムを売却し、1月17~21日にドイツ
で引き渡しが行われた。
その後システムはスペインに運搬され、今月にはスペイン陸軍で運用が開始される。
(ドイツがオランダに売却の記事 JDW 2002.06.26)
2005.01.06
Yahoo
韓国東亜日報記事
<0502-010601>
韓国国防部が、2000年から推進中の SAM-X 事業が、向こう数年間予算が全く反映されず、
事業が無期延期になるか中止される可能性が高くなった。
昨年5月に国防部は SAM-X 事業費として387億ウォン(註:約39億円)を政府に要求したが、企画予算処はこれを全額削減した。
これに対して国会の国防委員会が、昨年末の05年度の国防予算審議過程で初度費として100億ウォン(註:約10億円)を盛り込んだが
、予算決算特別委員会調整小委が100億ウォン全額を削除した。
韓国が開発中の K-MSAM は2010年頃にならないと開発が完了しない。
2004.11
Jane's Missiles & Rockets
South Korea may buy Patriot form Germany
<0502-110005>
韓国の国防相が9月24日に、ドイツから中古の Patriot を購入する交渉を進めていることを明らかにした。
購入数はまだ未定であり、価格も折り合っていないが、新品価格の50~60%で入手可能と見られている。
この調達は以前から進められていた SAM-X 計画によるもので、購入計画には PAC-2 型も含まれている。
2004.05
Jane's Missiles & Rockets
US Army ends Patriot performance investigations
<0414-050023>
米陸軍防空学校、陸軍監察官及び中央軍司令部は、イラク戦争における Patriot PAC-2、PAC-3 の性能について別々に分析を行った。
報告の内容は明らかになっていないが、米海軍の F/A-18 と、英空軍の Tornado の誤撃墜事故、及び米空軍の F-16 が
AGM-88 HARM で Patriot FU を誤射した、一連の友軍相撃事故が取り上げられ
たと見られている。
また Patriot 部隊からは TACSAT (Tactical Satellite) 及び Battle Command Brigade and Below の端末数の増加が要望されている
。
友軍相撃事故とイラクの巡航ミサイルを撃墜できなかった事故があったものの、米陸軍は Patriot の対弾道弾性能に
満足している。 イラク戦争では20発のミサイルが発射され、そのうち9発に対して迎撃が命ぜられて、全弾を破壊した。 残り
のミサイルは無人の砂漠に落下した。
2004.04.30
Yahoo
朝鮮日報記事
<0408-043002>
在韓米軍が北朝鮮のミサイル攻撃に対応するため、年内に防空砲兵旅団を創設することが明らかになった。
在韓米軍関係者が30日、既存のペトリオット6個中隊に加え、年末まで2個中隊の PAC-3
を追加配備して南部地域を防御する予定であるため、防空砲兵大隊に替えて防空砲兵旅団の創設するこ
とを明らかにした。
2004.02
Jane's Missiles & Rockets
Patriot guidance to be updated
<0408-020016>
Rayteon社が、PAC-2 Continuous Technologty Refreshment 契約$80.53Mの一部として、GEM+ 弾の周波数発信
機の更新を$63.13Mで受注した。 契約は2006年7月31日までとなっている。
2003.11.10
Space News
Pentagon releases candid glimpse of missile defense during Iraq war
イラクでの Patriot 中隊の戦闘について初めて公式の報告文書がフォートブリスの第32AAMDC (Army Air and Missile Defense
Command) から発簡された。
報告によると、陸軍は開戦までに PAC-3、PAC-2 及び GEM を1,069発を準備、最初のイラクミサイルの探知は
2003年3月20日午後12時24分で迎撃に成功した。
イラクは全部で23発の弾道/巡航ミサイルを発射し、このうち9発の迎撃に成功して
いる。
破壊したのは Ababi-100、Al Samoud 及び CSSC-3 で、23発のうち1発は発射直後に自爆、4発は Patriot 中隊の射程外、残りの9発は
交戦できずに荒地に着弾した。
2003.10.06
Space News
U.S.expects review to back-up Patriot success claims in Iraq
Patriot システムのイラク戦での成果の詳細が近日中に公表されるものとみられる。
イラクに展開した Patriot には最新型のテレメーターとデータ記録装置が取り付けられ、8mmテープに記録した迎撃状況とレーダー及
び射統システムの作動状況は、ミサイル発射後数時間以内に衛星を通じて逐一米国内に送られていた。
イラクでは Patriot で対ミサイル射撃を9回行い、全て迎撃に成功したと公表されているが、GEM 弾か PAC-3 かは不明。 展開した
12個 Patriot 中隊のうち、PAC-3 は4個中隊であった。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
US Army to buy extra Patriot PAC-3s
米陸軍はイラク戦争で射耗した22発 PAC-3 弾及び
PAC-2 弾の補てん用に、追加の PAC-3 弾を調達する。 イラク戦争では PAC-2 が7発、PAC-3 が2発のイラク TBM と交戦し要撃に成功
している。
追加調達分はFY-03で承認された100発に追加されるもので、今後FY-04に108発、FY-05に131発、FY-06に144発の調達が計画されていて
、最終調達数は1,200発を超えるものと見られている。
2003.08
Jane's Missiles & Rockets
South Korea to revive SAM-X programme
韓国空軍は2002年に F-15K 購入に資金を廻したため棚上げした SAM-X 計画を、FY-2004が 28.3% の大幅増となるの
に伴い復活させようとしている。
SAM-X は、2000年にロシアが手を引いたため Patriot が唯一の候補になっており、空軍は NiKe-Hercules の
後継として、発射機を6基ずつ装備する FU を8個 FU 整備する計画である。
2003.07.10
Inside the Pentagon
MDA reviewing Patriot performance,meshing systems,official says
MDA はイラク戦での Patriot の弾道ミサイル対処に関する性能評価についての報告を待っている。
陸軍は間もなくイラク戦での PAC-2 と PAC-3 の性能評価を終えるが、Patriot の実戦運用は今回が初めてであり英軍機の誤射を含め
、MDAは更なる改善の可否を検討する。
2003.06.23
Defense News
Kuwaiti,U.S.Patriots found success against Iraqi missiles
クウェートによると、イラク戦でクウェートと米陸軍の Patriot 中隊は、イラクから飛来した12発
の戦術弾道ミサイルのうち9発の迎撃に成功した。
ほとんどのミサイルは Al-Samoud-2 で、クウェート軍は PAC-2 及び GEM で2発を迎撃、残りの
7発は米軍が迎撃し、2発は PAC-3 で迎撃した。
5月に行われた中東 6ヶ国で構成する湾岸諸国会議では 2003年末までに多国間防空システム
の最終要求事項を決定するが、クウェートとサウジアラビアは既に Patriot を配備しており、残りの 4ヶ国も Patriot に関心を
示している。 最大の競争相手はロシアの S-300 となる模様。
2003.05.19
Inside the Army
Patriot funding boost would include improvements to friendly fire
米下院軍事委員会は FY-04 の PAC-2 改善予算として $10M を追加することを提案している。
これはイラク戦で Patriot による3度の友軍誤射が発生したことに対する措置で、改善内容には
IFF 能力向上が含まれている。
なお軍による原因調査は継続中だが、人為ミスよりもソフトウェアーの欠陥の可能性が高いとみられる。
2003.04.30
Inside Missile Defense
Most intercept of Iraqi rockets were by older Patriot missiles
クウェート駐在の陸軍第32防空旅団は、米陸軍とクウェートの Patriot によるミサイルの迎撃成功
は9発で、このうち6発は GEM 弾によることを明らかにした。
残りの2発は PAC-3、1発は GEM+による迎撃で、特に PAC-3 は保有数が少ないため
使用を控えていることも明らかにしている。
イラクが発射したのは 射程90mile の Al-Samoud と Ababil-100 地対地ロケットで、唯一 Patriot が交戦できずクウェート市街地に
着弾したのは 1,000-lb 弾頭を搭載する Silkworm もしくは Seersucker と推定される対艦巡航ミサイルであった。
2003.04.24
Inside the Pentagon
Most intercepts of Iraqi rockets were by older Patriot missiles
クウェートに展開する陸軍第 32防空司令部によると、3月20日から13日間にイラクから発射された
弾道ミサイル9発の迎撃に PAC-3 ミサイルは 2発しか使用されていない。
イラクからクウェートに対して行われた地対地ミサイルによる攻撃は、射程 90km以下の Al-Samoud と Ababi-100 で、9発の迎撃のう
ち6発が PAC-2 GEM、1発が GEM+で残りの 2発が PAC-3 であった。
PAC-3 が発射されたのは開戦初日の 3月20日と 4月1日の各1発で、DoD も今回の戦争で PAC-3 ミサイルの保有数が少
ないことを認めている。
2003.04.14
Inside the Army
Kadish:US forces saving PAC-3 missiles for more pressing threats
MDA の Kadish 長官は イラク戦での弾道ミサイル対処で PAC-3 ミサイルによる交戦が少ないのは、
Scud級ミサイルによる今後の攻撃を予測し、PAC-3 の使用を控えているためと上院に説明した。
イラクはこれまでに Ababil-100 や Al Samoud 200 等の短距離ミサイルを 24発以上発射、この迎撃に
使用した PAC-3 はわずかに4発で、残りは全て PAC-2 GEM か GEM+ であった。
同長官はまた、3月20日現在、軍が保有する PAC-3 ミサイルは約50発に過ぎないことも明らかにしている。
2003.04.07
Defense News
New questions surround Patriot missile system
米英軍当局は Raytheon 技術者とイラク戦での Patriot システムによる友軍誤射原因の調査を進めている。
Patriot はこれまでに 米軍が少なくとも 3発の PAC-3 を、クウェート軍が 21発の PAC-2
GEM を発射し、 Ababil-100 及び Al Samoud-2 短距離ミサイル計 8発の迎撃に成功している。
反面、3月24日には英空軍の Tornado を撃墜した。英軍機への誤射については IFF 装置の故障の公算が高いとしている。
30日には米空軍のF-15をロックオンしたため逆にARM でレーダーを破壊されている。 また4月2日には米海軍の F/A-18C がカルバラか
ら帰投中に墜落し、中央軍は Patriot による誤射の可能性を示唆している。
地上からの攻撃を避けるためパイロットが IFF を切っていたため撃墜された可能性も否定できないとされている。
2003.03.24
Inside the Army
PAC-3 , enhanced PAC-2 engage Iraq missiles in first combat use
クウェートに配備した Patriot部隊は先週、PAC-3 と PAC-2 GEM+ による初めての対ミサイル交戦
を行い、イラクミサイル2発の迎撃に成功した。
MDA は PAC-3 の現有総数が 50発程度でしかなく、速やかな増産が急務と
している。 なお、PAC-3 の IOT&E は現在も実施中で、イラク戦の影響で5月予定のリップル射撃試験は 8月に
延期されている。
2003.03.24
Aviation Week & ST
War
3月20日の開戦直後、クウェートに配備した Patriot中隊は、GEM 弾でイラクの TBM 1~2発の迎撃
に成功したが、PAC-3ミサイルの展開は遅れている。
現在 Patriot中隊の6基の発射機のうち、PAC-3用は1基しかない。 軍はイラクが保有する Scud C、Frog-7、
Al Samous 及び Al Hussein には GEM と GEM+ で充分対処できるとしているが、PAC-3の早急な導入が望まれる。
なお、イラクの TBM 発射から迎撃に要する対応時間は2分とされ、湾岸戦争時の10~12分を
大幅に短縮している。 発射情報は IR 検知衛星 DSP から JTAG (Joint Tactical Air-to-Ground System) を通じ中隊に伝達さ
れる。 陸軍はクウェートに1個システムを展開している。
2003.03.21
共同通信
スカッドは5発発射 英で報道
クウェート北部の英従軍代表取材記者は20日、クウェート北部を攻撃したイラク軍スカッドは計5発
で、うち4発がクウェート領内に着弾、1発は米軍のペトリオットが迎撃して撃ち落としたと伝えた。
2003.03.06
時事通信
トルコに迎撃ミサイル配備= NATO
NATO は6日、トルコを防衛する Patriot の配備を完了した。 NATO が決めたトルコ防衛計
画の一環で、空軍基地のある同国南東部ディヤルバクルとバトマンに、オランダの発射機とドイツのミサイルを
配備した。
2003.03.04
時事通信
都市周辺に迎撃ミサイル配置=イスラエル
イスラエル軍は4日テルアビブ周辺3ヶ所で、ミサイルの迎撃を目的にペト
リオットの配備を開始した。
2003.03.03
Inside the Army
Enhanced PAC-2 missile intercepts,destroys target at White Sands
PAC-2 ミサイルの改善型 GEM+の発射試験が2月19日、WSMR で行われ、短距離TBM を模擬し
た PAAT (Patriot-as-a-Target) の迎撃破壊に成功した。 今回の試験は信管性能の評価と TBM の追随交戦能
力の確認を目的として行われた。
なお、1月29日に行われた最初の発射試験は最終フェーズでアップリンクの故障により自爆している。
2003.03
Jane's Missiles & Rockets
PAC-2 rounds to be upgraded
Raytheon社は78発分の PAC-2 GEM+ Frequency Generator Upgrade 改造契約を結んだ。 納期は2005年9月30日になっ
ている。
2003.02.03
Inside the Army
Patriot system features remote launch capability,improved radar
Patriot システムはこの 10年間に $3B を投じて改善が行われ、充分な防空能力を保持するシステムとなった。
湾岸戦争時、イラクの Scud ミサイルに対する迎撃成功率はサウジ正面で 70%、イスラエル
正面で40%であった。
軍は湾岸戦争での教訓を基に改善を加え、ミサイルの PAC-3 化以外に、レーダーの機能向上とシス
テムのワイヤレス化、及び PAC-2の GEM (Guidance Enhanced Missile) 化を図っている。
レーダーは約2倍の感度を有し、より遠距離からの対処が可能となり、ワイヤレス化は発射機の遠隔操作を容
易にし発射機は射撃統制装置から10~30km離隔することができる。
現在も改善は進められており、THAAD や SLAMRAAM システムと
共通の指揮統制システムの試験が今年中に予定されている他、小型軽量化を目指す Patriot Light の研究開発も行われている。
Patriot はこれまでに 170システム、9,000発が製造されその約半数を米軍に納入、半数は独、蘭、日、台湾、イスラエル、ギリシャ、
サウジアラビア及びクウェートに輸出されている。
2003.02.03
Aviation Week & ST
New Patriot missiles ready for combat
イラク戦に備え DoD は既に Patriot GEM+(Guidance Enhanced Missile) と
PAC-3 を中東に配備し、イスラエルの Arrow との共同演習も行
っている。
Patriot はこの 10年間、ハード、ソフト両面から様々な改良が施され、湾岸戦争時に比べシステムの防護空域は 7倍
に増加している。 また、巡航ミサイルの探知距離も 10年で 2倍となっている。
GEM+及び PAC-3 の導入はまだ開始したばかりだが、現在米陸軍は今後1,400発の GEM+と2,200発の PAC-3を
調達する意向を持っている。
PAC-3 は弾道ミサイル対処を、GEM+は航空機、UAV を主な対象とするが、陸軍は GEM+による限定的なミサイル対処
を行う意向で WSMR での試験を計画している。 なお、陸軍は両ミサイルの混合運用は行っていない。
2003.02
Jane's Missiles & Rockets
Patriot GEM+ deliverd ahead of schedule
Raytheon社は米陸軍に、既契約148発中の最初の GEM+弾を納入した。
Gem+ はミサイル前部を一新するもので、新型信管とローノイズ RF アンプにより、対 TBM 能力を向上させている。
今後 GEM+ PAC-2 弾は PAC-3 と共同して運用される。
2003.01.22
Jane's Defence Weekly
Germany to loan Israel two Patriot batteries
独はイスラエルと、1月16日に Patriot 器材の2年間貸与契約を行った。 貸与されるのは
各4基の発射機を含む2個中隊分器材と128発のミサイルである。
イスラエルは米陸軍防空部隊と 'Juniper Cobra 3' 演習を行っており、米軍500人程度がイスラエルへ来てい
る。
2002.10
Jane's Missiles & Rockets
Israel moves Patriot systems to the Negev
イスラエルはイラク紛争に備え、複数の Patriot 中隊をネゲブ砂漠に移動させ、Dimona にある核
関連施設防護にあたらせている。
この他の4個中隊の Patriot は、それまで配備されていた航空基地などの重要軍事施設から、テルアビブ、エルサレム及びその他の
人口集中地域へ配備が変更されている。
2002.09
Jane's Missiles & Rockets
Improved fuze tested on Patriot
Raytheon社は、Patriot GEM (Guidance Enhanced Missile) 弾に新型の信管を取り付け、高クラタ
環境下の低空を飛行する亜音速目標の迎撃試験に成功した。
この試験では PAC-3 型地上装置を用いて行われた。
2002.08.21
Jane's Defence Weekly
Israel eyes elements of PAC-3 to boost air defense
イスラエルは近く PAC-3 の構成品を導入し、展開中の PAC-2
Patriot を PAC-3 化する模様である。
イスラエルはこれまで2年かけて PAC-2 と Arrow 2 を結んだ防空網のインターオペラビリティの性能確認を
実施してきている。
2002.06.26
Jane's Defence Weekly
Netherlands, Germany agree to further relations
独、蘭両国国防相が、6月19日に広範な軍事協力に関する宣言に署名した。
協力の中心は3個 Patriot FU の蘭への売却で、これにより蘭空軍は7個 FU の Patriot を保有することにな
る。
それ以外に、特殊武器防護、空輸、海上輸送などの分野での協力が含まれている。
2002.06
International Defense Review
Netherlands Air Force to take over German SAM systems
オランダ空軍は、独空軍で余剰となった Patriot 4個 FU を譲り受け、HAWK PIP Ⅲ 8個 FU
と入れ替える。 これにより、オランダは Patriot だけを装備することになる。
オランダは余剰となる HAWK PIP Ⅲ の輸出を検討している。 かつて PIP Ⅱ をトルコに輸出しようとして
失敗したことがあるが、今度は PIP Ⅲ であるので輸出できると見ている。
2002.05.27
Inside the Army
National Guard-led Patriot missile tests successful
アラバマ州の陸軍州兵 203防空旅団第1大隊が今月、エグリン空軍基地で Patriot ミサイル 3発の実射試験を行い成
功した。
この実射は PAC-2 ミサイルの貯蔵信頼性確認のためで、MQM-107 ドローン 2機と POTA-Tow (Patriot Omnidirectional Target Aerial
-Tow) 1機を撃墜した。 なお、州兵で Patriot を装備しているのはこの大隊だけで、訓練を兼ね行われたもの。
2002.05.20
Inside the Army
Army officials:last PAC-3 test‘intercept ’won't count
米陸軍は先月行われた PAC-3 の IOT&E で当初発表した迎撃成功はその後の分析で、目標に接触し
たものの弾頭は破壊せず不成功であったと訂正した。
陸軍はまた、5月15日に別途 PAC-2 による低空目標迎撃模擬試験を Eglin 空軍基地で行い成功したことを発表した。 次の試験は5月
20日、メキシコ湾でPatriot Guidance Enhanced Missile 及び PAC-2 による実射の2発を予定している。
なお、DoD は試験終了後9月に量産実施の可否決定を予定している。
2002.05
Jane's Missiles & Rockets
Upgrade will improve Patriot radars
Raytheon社は $48.7Mで、4セットの Patriot REP-Ⅲ (Radar Enhancement Phase-Ⅲ) キッ
トと、4セットの CDI-3 (Classification, Discrimination and Identification Phase-3) キットを受注した。
REP-Ⅲ は Patriot の平均送信電力を2倍にする改造である。 CDI-3 はレーダを広帯域化
して目標分別のために高中解像度を実現する改造である。
2002.05
Jane's Missiles & Rockets
Patriot PAC-3 downs targets
PAC-3 の IOT&E 間に行われる4回の発射試験中、2回目の試験
が行われ、試験目的の全てを達成はしなかったものの、ミサイルは目標に命中した。
今回の試験では TBM を模した Hera と、航空機を模した MQM-107 が標的として使われ、TBM 攻撃と連携した航空攻
撃を想定した。
Hera は非分離型が Fort Wingate N.M. から南東に発射され、最高高度114km、射距離318kmを 361秒間飛行し
た。
地上装置はそれぞれの目標に最適なミサイルとして、Hera には PAC-3 弾を、MQM-107 には PAC-2 弾を選択し発射した。
PAC-3 弾の失敗原因は、地上装置からのキューイングの精度が悪かったことによる。
PAC-2 弾の失敗は、要撃最終段階でのレーダ不具合による。
2002.04.22
Inside the Army
Ft.Bill soldiers demonstrate joint early warning capabilities
3月7日から27日の間、韓国で行われた陸、海、空、海兵隊による野外演習 "Foal Eagle" に連携して行われた統合指
揮所演習に参加したフォートブリスの第 35防空砲兵旅団は、早期警戒能力を遺憾無く発揮し、Patriot による弾道ミサイル対処に寄与し
た。
2002.04
Jane's Missiles & Rockets
Tree-round Patriot test scores only a single hit
Patriot による3目標同時射撃試験が行われたが、1発しか要撃に成功しなかった。
試験は IOT&E の一環として行われる4回の試験の1回目で、PAC-3 弾が巡航ミサイル目標に、2発の PAC-2 弾がそれぞれ QF-4 無人戦闘
機とそれより小型の標的機に向けられたが、QF-4 を狙った PAC-2 弾だけが命中した。
IOT&E は2002年5月に終了することになっている。
2002.03.18
Inside the Army
Raytheon to use FY-03 'Patriot Light' funds for antenna development
Raytheon 社は FY-03 に認められる Patriot Light 研究予算 $5.3M を LAMG (Light Antenna Mast
Group) の開発に使用する計画を進めている。
Patriot Light の政府予算認可はこれが初めてで、陸軍の SMDC では PGSLEP (Patriot Ground Service Life
Extention Program) の 1項目と捉え計画を進める方針。
SMDC高官 は又、Patriot が全て MEADS に替わるとは言えず、Patriot Light が暫定的なシステムとなり得る
可能性があることを示唆した。
2002.03.11
Defense News
Raytheon mounts challenge to MEADS
Raytheon 社は独自に開発を行っている Patoriot Light システムを MEADS の代替機種として本格的に売り込みを開
始する。
同社は MEADS のシステム価格、特に PAC-3 ミサイルが高価なこと ($2M/発) を指摘、運用
開始も 2012年以降となることと併せ、小型軽量性と空中機動性を特長とする Patoriot Light の導入を強く提案している。
陸軍当局と MEADS インターナショナルはいまのところ、Patoriot Light は単なる近代化のための改修とし、MEADS
の代案にはならないとしている。
2002.01.07
Inside the Army
'Patriot Precision Strike' proponents preparing FY-03 ACTD proposal
米陸軍は FY-03 の ACTD (Advanced Concept Technology Demonstration) に‘
Patriot Precision Strike’を追加する準備を進めている。
この計画は余剰となる約1,000発の PAC-2 ミサイルを、北鮮の 240mm ロケット発射機攻撃用の SSM として転用するもので、当初
FY-02 の ACTD を検討していたが準備不充分のため遅れていた。
2002.01.07
Inside the Army
Appropriatora award first government funeds for 'Patriot Light'
2002年の国防予算で $5.3M の Patriot Light 研究予算が初めて認められた。
Raytheon 社では 8月に W.S.M.R での展示を予定しており、システムの軽量小型化、レーダーやコンピューター等の改善を行っても
MEADS よりは低価格のシステムとなるとしている。
2001.12.24
Inside the Army
Raytheon increases efforts to sell Army on Patriot Light concept
Raytheon社は遅れている MEADS に替わる防空システムとして、独自に開発を進めている Patriot
Light の陸軍への売り込みを強化すべく、この夏にホワイトサンドミサイル射場で展示を行う。
同社は新しいコンパクトなレーダーや全器材が C-130 で輸送可能なことをメリットとして強調しているが、陸軍当局は将来システム
としての軍の要求、特に情報センサーとしてのレーダーが全周捜索でないこと及び費用対効果の面で現状では
不充分としている。
2001.12.19
Jane's Defence Weekly
Raytheon proposes upgrade for Patriot
Raytheon社は、Patriot PAC-2 の SLEP (Service-Life Extention Programme) の一環
として、PAC-2 への hit-to-kill 能力付与を提案している。
提案では、PAC-2 のパッシブシーカ及び弾頭を取り外し、Ku-band アクティブシーカとスラスタを取り付け
、TBM、CM を含む目標の撃墜を目指す。
この改造により、PAC-2 の寿命を、陸軍が見積もっている2028年以降まで延ばせるとしている。
2001.11.14
Jane's Defence Weekly
US seeks to use Patriots in counter-battery role
米陸軍は、不要になる PAC-2 Patriot 弾を、北朝鮮の240mmロケット発射機を攻撃する
SSM として使用する PPS (Patriot Precision Strike) 計画を進めている。
敵の240mmロケットが発射されると、レーダがこれを捕捉し、発射地点に向けて PPS を撃ち込む。
PPS はソフトウェアを変えるだけで PAC-2 弾をそのまま使うため、コストも 4年間で $55M ~ $62M しか
かからない。
米陸軍は、約1,000発の PAC-2 弾を保有しており、PPS は朝鮮半島以外の地域でも有効であると見られている。
2001.11
Jane's Missiles & Rockets
US Army considers surface-to-surface Patriot
米陸軍は、不要となる約1,000発の PAC-2 弾を SSM 化し、PPS (Patriot Precision Strike)
とする提案を検討している。
この PPS は特に韓国で有効と考えられていて、240mm多連装ロケットの攻撃を受けると、飛行中の敵弾の弾道から発射位置を評定し
、即座に反撃できる。
この提案を実行に移せば、かつて Raytheon社が古い SM SAM を、SM-4 LASM (Land Attack Standard Missile) に改装した経験を活
用する事ができる。
2001.10.15
Defense News
MEADS advocates cast wary eye at Patriot Light
MEADS 開発関連企業は、陸軍が今後 Patriot Light の提案をどの様に取り扱うかに警戒感を持っている。
独国防省もこの提案を警戒しており、コンセプトが同国の必要性に合致するならば議会は 2003年にもこれを採用する可能性があると
いう。
Patriot Light は航空機と短距離弾道弾に対処する PAC-2 の小型軽量化システムで、Raytheon 社が 2002
~2003年の研究開発を $70M で提案中。
2001.09.10
Inside the Army
Army studying potential offensive role for Patriot missile system
米陸軍は Patriot を対地用に転用し、韓国で北鮮多連装 240mm ロケット発射機の攻撃に
使用することを検討している。
この概念研究は「Patriot Precision Strike concept」と呼ばれ、ACTD (Advanced
Concept Technology Demonstration) に提案される模様。
ミサイルは約1,000発の在庫がある PAC-2 を使用し、現有の ATCMS や MLRS と異なり発
射後の制御が可能なことが特長。
2001.08.27
Inside the Army
Army expands efforts to improve Patriot missile readiness levels
米陸軍は Patriot システムの PREP (Patriot Reliability Enhancement Program:信頼性向上
計画) やミサイルの改善導入計画を踏まえ、現行の任務遂行基準を見直す方向で検討を行っていることを明らかにした。
2001.08.27
Inside the Army
Army approves Patriot recapitalization program for October start
陸軍はこのほど、Patriot ミサイル防衛システムの導入計画を承認。
10月の韓国駐留2個大隊器材を手始めに実行されるが、FY-07 までの要求予算 $600M は認められていない
ため、見直しの必要性に迫られる模様。
Patriot は現在、陸軍が10個大隊、National Guard は 2個大隊を保有しているが平均装備年数は17年を越
えている。
2001.08
Jane's Missiles & Rockets
Taiwan tests Patriot against cruise and ballistid targets
台湾は PAC-2 による初のミサイル要撃試験に成功した。
射撃はまず TBM に見立てた目標対して行われ、その後巡航ミサイルを模擬した MPQ-107 に対して行われた。
2001.07.18
Jane's Defence Weekly
Patriot Light proposed for US Army
Ratheon社は、Patriot を C-130 で空輸できる Patriot Light 計画と、レーダの能力を
向上させシステムを2028年まで使用可能とし、MEADS への橋渡しとしようとする Radar
Modification 計画を提案している。
Patriot Light では、指揮装置を HMMWV 搭載にするほか、軽量アンテナマストグループ(右図)や現在 DoD で検討されているTHAAD
と共用の軽量発射機が使用される。
それぞれの開発に Raytheon社は $6M, $3.5M を自社負担しているが、2002年度の政府予算には双方とも予算が計上されていない。
Raytheon社によると、DoD がこの計画に $75M を予算化すれば、2003年までに1個大隊を換装できる。
2001.07.16
Inside the Army
Raytheon offers Army lighter,more mobile Patriot missile system
Raytheon 社はこのほど、陸軍に対し軽量で機動性、空輸性の高い Patriot システムを提案した。
「Patriot Light」ミサイルシステム は同社が独自に研究を行っているもので、昨年は $1.5M を、今年は $2M を投じている。
現在、戦闘管理エレメントの開発が順調に進んでおり、仮に陸軍が FY-02 予算に研究開発経費 $75M を投入すれば、2004年に2個
大隊分のシステムを装備化できるとしている。
2001.06.27
Jane's Defence Weekly
Taiwan carries out Patriot-2 live fire tests
台湾は先月 PAC-2 の実射試験を実施した。 この実射は Patriot の米国以外による初めての実射となった。
試験は弾道弾を模擬した目標に対してと、MPQ-107 目標に対して行われた。
2001.06.13
Jane's Defence Weekly
Raytheon to provide Patriot kits/td>
Raytheon社は、$53M で4セットの Patriot の能力向上キットを受注した。
キットには、Radar Enhancement Phase Ⅲ と、Classfication, Discrimination and Identification Phase 3 が含まれ、この改
造によりレーダの平均出力が2倍になると共に広帯域化が図られる。
2001.05.30
Jane's Defence Weekly
Taiwan to test-fire Patriot-2 Plus
台湾は来月に、装備している PAC-2 Plus の実射を台湾南部で実施する。
PAC-2 Plus は、1993年に米国が輸出を許可し、1996年に台湾に引き渡されていた。
中国は台湾に向けて、約100発の Dong Feng-11 (東風-11:M-11) 及
び、約300発の Dong Feng-15 (東風-15:M-9) TBM を配備しているとい
われている。
台湾は更に、6個中隊分の PAC-3 の取得を希望している。
2001.04.23
Inside the Army
Raytheon exec says south Korea may buy PAC-2 missiles this year
Raytheon 社は先日、今年度末までに韓国にペトリオット PAC-2 システムを売却する可
能性が強まったと発表した。
売却価格は明らかにされていないが、システムと補給整備用部品及び支援器材を合わせ、$1B 程度と言われている。
同社は又、韓国以外に台湾及びエジプトと商談を進めているが、各国とも PAC-2 誘導部の改善を行った PAC-3
に興味を示している。
2001.03.21
Jane's Defence Weekly
Raytheon cuts bid price for RoK SAM-X
Raytheon 社はこのほど、韓国が計画中の SAM-X 導入事業に同社がギリシャと契約したペトリオットと同様のシス
テムを低価格で供給する提案を行った。
韓国では 2010年までに $1.9B を投じ現在運用中の Nike-Hercules を新しい防空システムに更新する計画
があり、直接購入、米国からの FMS 及びライセンス生産のいずれかを行うべく検討している。
Raytheon 社によると同社の提案は韓国の見積もり価格より 30% 以上低価格で PAC-3 システムを納入でき
るとしている。
なお、ロシアも S-300 PMU を昨年8月から売り込んでいる。
2001.03
International Defence Revew
Luftwaffe plan for Patriot upgrade
独空軍 (Luftwaffe) は Patriot 12コ FU を今年11月に PAC-3 に
換装すると共に、 24コ FU を予定どおり Configuration 2+ に改善し、同じく今年度中に運用を
開始する。
2000.09.20
Inside Missile Defence
Army backs off reprogramming request for PACM testing, will sit on funding
米陸軍は PACM 能力向上プログラムの継続に関する $10M を超える予算案を議会に提出しない模様。
PACM のテスト継続に関しては、Raytheon 社が PAC-2 ミサイルの改善による巡航ミサイル対処テストが更に必要としているのに対
し、Lockheed Martin 社 は PAC-3 ミサイルには既にその能力はあるとして激論が交わされていたが、最終的に議会の支持が得られ
ず FY-01 予算は見送りとなった。
2000.09.11
Inside the Army
Funding request for PACM testing sparks fight between contractors
米陸軍は、議会に PACM (Patriot Anti-Cruise Missile) 計画の、$12.8M~ $13.8M
に及ぶ予算継続認可要求を提出する予定であるが、この要求を巡り Lockheed Martin社と Raytheon社の間で、論争が白熱化している。
Raytheon社は PAC-2 をベースとした PACM の開発を行っており、予算は不可欠だとしているが、Lockheed Martin社は、巡航ミサ
イル対処が可能な PAC-3 が FY-01 に装備化されるので、追加予算は不要だとしている。
2000.06.07
Jane's Defence Weekly
Taiwan plans Patriot-2 test-fire
中国は核弾頭装着可能なDF-11及びDF-15を保有しており、台湾の新国防相はこれらのミサイルに対処することが
台湾防衛の最優先課題であるとしている。
台湾は1993年に200発のPAC-2を購入し1998年から配備しているが、台湾の亜熱帯気候下における性能を確認していないため、2001
年9月に自国で発射試験を行う予定である。
2000.05
Jane's Missiles & Rockets
US Army replaces 'hot-status' Patriot missiles
米陸軍は南西アジア及び韓国で行っているhot-status(ミサイルに電源を入れ、長時間待機姿勢にある状態)
をやめることにした。
これは長時間電源を入れておくことにより起こる故障を防止するためで、対象となるのは1990年~1995年にかけて生産された
PAC-2弾、及び1995年~1997年に生産されたGEM弾である。
2000.05.08
Indide the Army
Pentagon decides to shelve Patriot anti-cruise missile concept
米国防省は巡航ミサイル対処はPAC-3及び古いPAC-2で十分であるとして、PACM (Patriot
Anti-Cruise Missile)計画の中止を決定した。
2000.03.29
Jane's Defence Weekly
System failure worry for deployed Patriots
長期間アラート状態に置いたPAC-2ミサイルのデータリンク装置に故障が頻発している。
2000.02.09
Inside the Missile Defense
Army puts final two PACM tests on hold citing lack of funding
陸軍はPACM (Patriot Anti-Cruise Missile)の残り2回の発射試験は、経費上の制約から無期限に延期された。
PACMの発射試験は議会の意向により4回計画され、昨年2回成功しているが、残りの予算は流されている。陸軍は再要求する意
志がない。
1999.11.26
BMD monitor
South Korea, Netherlands look into PAC-3 buys
1999.11.17
Inside Missile Defense
The Netherlands, South Korea request Patriot equipment from U.S.
11月9日、DoDは韓国に14セットのPAC-3地上装置と、616発のPAC-2 GEM弾の売却を提案した。売却価格は$4.2Bである。
同日オランダに対しても128発のPAC-3弾の売却を提案した。オランダは既にPatriotの地上装置を保有しているので、
新規に購入するPAC-3弾は、この地上装置で射撃する。売却価格は$515Mである。
1999.11.17
Jane's Defence Weekly
Latest Patriot missile technology gets export approval
国防総省はPAC-3の輸出を承認した。
これは米国企業の国際競争力を確保する目的と、$4.2B と見込まれる韓国への輸出に道を開くものである。
PAC-3の最初の輸出国はオランダと韓国になる模様。オランダには128発のPAC-3弾、韓国には14セットの
地上装置の輸出が承認された。但し、韓国にはGEN弾になる模様。
一方韓国はミサイル防衛用として、弾無しのPAC-3の他にロシアのSA-10、SA-12及びEUROSAMLANDを候補にしており、2000年
6月に決定を下す予定である。
1999.11.26
BMD monitor
South Korea, Netherlands look into PAC-3 buys
1999.11.17
Inside Missile Defense
The Netherlands, South Korea request Patriot equipment from U.S.
11月9日、DoDは韓国に14セットのPAC-3地上装置と、616発のPAC-2 GEM弾の売却を提案した。売却価格は$4.2Bである。
同日オランダに対しても128発のPAC-3弾の売却を提案した。オランダは既にPatriotの地上装置を保有しているので、
新規に購入するPAC-3弾は、この地上装置で射撃する。売却価格は$515Mである。
1999.11.17
Jane's Defence Weekly
Latest Patriot missile technology gets export approval
国防総省はPAC-3の輸出を承認した。
これは米国企業の国際競争力を確保する目的と、$4.2B と見込まれる韓国への輸出に道を開くものである。
PAC-3の最初の輸出国はオランダと韓国になる模様。オランダには128発のPAC-3弾、韓国には14セットの
地上装置の輸出が承認された。但し、韓国にはGEN弾になる模様。
一方韓国はミサイル防衛用として、弾無しのPAC-3の他にロシアのSA-10、SA-12及びEUROSAMLANDを候補にしており、2000年
6月に決定を下す予定である。