「ロシア第5世代戦闘機『T-50』、間もなく量産体制へ」
「 T50 の主要性能は F22 と殲20 を上回る=ロシア空軍総司令官」
「 ロシア、ステルス機試験飛行に成功 15年実戦配備へ」
「米露、インド防衛市場めぐり・・・」
「次世代戦闘機を試作 露、・・・」
2017.02.27
Defense News
Russia's fifth-gen fighter blitz
<1703-022708>
ロシア最大の軍事複合企業体であるRostec社がアブダビで開かれているIDEX展で、UAEとMiG-29を元に第五世代軽戦闘機
共同開発の可能性を明らかにしたが、これには対イスラエルが関連している。 UAEはかねてからF-35の売却を希望していたが米国は
イスラエルへの配慮からこれに同意していなかった。
またロシア側にもT-50に代わる軽戦闘機の必要性がある。 ロシア国防省は50機予定していたT-50の生産を
12機にとどめる検討に入っている。
2016.09.21
Jane's Defence Weekly
India, Russia reach deal on FGFA and Ka-226T helo
<1611-092111>
インドとロシアが、10月中旬にゴアで開かれるBRICS首脳会議に合わせて開かれる印露首脳会談に先駆け、次世代戦闘機
FGFAの共同開発と、Ka-226T多用途軽ヘリ200機のライセンス生産で最終合意した。
FGFAでは当初ロシアが要求した$5Bの分担金が$3.7Bにまで引き下げられている。 Sukhoi社はFGFAの元となる
T-50 PakFa 3機の引き渡しに合意しているほか、搭載エンジンをSaturn AL-41F1からより
強力なエンジン(註:現在の呼称はItem 30)に換装することなど、インドが要求している50件の改良にも合意している。
FGFAの調達予定機数は、当初220機であったのが2012~2013年に130~145機になり、現在では100機に引き下げられ
ている。
2016.09.14
Jane's Defence Weekly
'Second-phase' engine for T-50 nears completion
<1610-091409>
TASS通信が、第二段階エンジンを搭載したT-50 PAK FAの飛行試験が間もなく完了
すると報じた。 PAK FAは当初、2015年にItem 30と呼ばれるこのエンジンを搭載する計画であったが、現在はSu-35
が搭載しているItem 117S (AL-41F1S)を搭載している。
Item 30はIR放出が少なく、推力が15~18%向上するうえ、燃料効率も良くライフサイクルコストも低減できるという。
2016.04.20
Jane's Defence Weekly
Russian PAK-FA tests munitions
<1606-042003>
前ロシア空軍司令官がTVで、T-50 PAK-FAが、初めて機内弾庫からの武器投下試験
を実施したと述べた。
PAK-FAは現在、試作機5機中3機が国防省試験場で飛行試験を行っている。
2016.04.13
Jane's Defence Weekly
Russia moves on sixth-generation fighter
<1606-041305>
ロシアの第五世代戦闘機T-50/PAK FAの本格量産は2017年までに開始されるが、ロシアは既に第六世代戦闘機の開発
に着手している模様である。
第六世代戦闘機は更なるステルス性能や次世代推進装置のほか、DEWを搭載する有人/無人両用機になると見られる。
2016.02.17
Jane's Defence Weekly
India and Russia review FGFA talks
<1603-021723>
インド国防省によると、同国はロシアと共同開発する第五世代戦闘機
FGFAのコスト問題を見直す委員会を1月下旬に立ち上げ、見直しを開始している。 ロシアは2013年中頃にインドに対し、$10Bと見積もられる
開発費の半分となる$5Bの負担を求めている。
インド側も2012~2013年に、それまで220機としてきた装備数を130~145機に削減している。
2015.10.24
Inside Defense
Russia may link sale of S-400 to India with fighter development
<1511-102402>
インド空軍が国防省に対し、ロシアからの S-400 Triumf 導入を要求しているが、ロシ
ア外交筋によると FGFA の共同開発が決まるまでロシアは S-400 の売却に同意しないという。
T-50 PakFa を元に FGFA を共同開発することは2010年に合意しているが、$10Bと言われる経費のワークシェアが決まらず、未だに最終合意
に至っていない。
2015.08.17
Aviation Week & ST
Slow going
<1510-081703>
ロシア経済の後退が、ロシアの軍備増強計画に大きな影響を及ぼしている。 ロシアは2011~2020
年にRUB20T ($311B) を投入する軍備増強計画を進めており、政府は計画に変更はないとしているが、遅れることは必至の情勢にある。 ロシアは2015
年の軍事費を33%増の$52.29Bとしていたが、ルーブルの価値は半分にまで低下している。
ボリゾフ国防次官は7月、T-50 PAK FA の調達計画見直しを明らかにしている。 最初の飛行隊を2016~2017年に
発足させる計画に変更はないものの、その後の調達機数は削減するとしている。 また第四++世代戦闘機とされる
Su-35S についても現有36機のほか年内に納入される12で配備を終わると言う。
次世代爆撃機 PAK DA も遅れるうえ、その繋ぎとして2021年に装備する Tu-160 の最新型 Tu-160M2 も2023年に
延期される模様である。
2015.06.16
Defense News
India compromises to smooth FGFA disputes
<1507-061604>
インドのモディ首相が7月7日に訪露するのに合わせ、印国防省が第五世代戦闘機 (FGFA) の
共同開発で合意を得るため、要求を軟化させている。
FGFA の共同開発は2011年にロシア UAC社とインド HAL社が、開発初期段階費$250Mのシェアを半々にすることで合
意しているが、$6Bにのぼる本開発費のワークシェアではまだ合意が得られておらず、更にインド側は単座型と復座型の開発方針を譲っていなかった。
印国防省は現在、ワークシェアに固執しないことと、復座型を撤回することで妥協しようとしている。
2015.06.15
Defense News
Russia to receive new fghters by early 2017
<1507-061502>
ロシア UAC の首脳が15日、Sukhoi T-50 の一次生産分は、2016年
末か2017年早々に露空軍へ納入されると述べた。
また、中国への Su-35 24機の輸出契約は、年内に行われることも明らかにした。
2015.06.07
Searchina
「F-22」戦闘機は敗れたり!・・・ロシア「T-50」に高度な技術=中国メディア
<1507-060701>
新浪網が3日、米軍専門家が発言としてロシアの T-50 は多くの面で F-22 より優
れているとする記事を配信した。 記事は米軍情報部門の元高官が T-50 について、高度な技術が多く使用されており、F-22 と優劣をつけがたく、さらに優秀な部分もある
と述べたと紹介している。
別の専門家は、推力偏向エンジン、尾翼設計、空力設計などの優秀さを挙げ、機動性は F-35 よりも上で F-22 にも匹敵しているのは確実だと述べ
たという。 アフターバーナを用いずに超音速飛行ができることを重視する報道もある。
一方 T-50 については、機内弾庫の容量やステルス性について疑問が残り、開発が相当に遅れ
ているとの見方もある。
【註】
第五世代と呼ばれる戦闘機は一般に以下の性能機能を持つとされているが、これを全て具備しているのは現在 F-22 だけである。
・高いステルス性能 (-30~-40dB)
・高い運動性能(連続した9G旋回が可能)
・スーパークルーズ能力(アフタバーナ無しでの超音速巡航可能)
・AESA レーダの搭載
2015.04.08
Jane's Defence Weekly
Economic slump hits PAK-FA production
<1505-040813>
ロシア軍需省次官が3月23日、現在の経済状況が T-50 PAK-FA の量
産に影響すると述べ、当面 PAK-FA を予備にして Su-35 や Su-30 を整備することを示唆した。
露空軍は2020年までに PAK-FA を55機装備する計画であったが、当面1個飛行隊分12機を調達し、残り
については今後検討するとしている。
2015.03.18
Jane's Defense Weekly
India looks to speed up T-50 purchase due to Rafale delays
<1504-031809>
インド国防省は、Dassaault社との Rafale 戦闘機の購入交渉が暗礁に乗り上げているこ
とから、T-50 の国産についてのロシアとの協議を進めている。
2015.02.25
Jane's Defence Weekly
New UAC chief bullish on fifth-gen fighter progress
<1504-022505>
ロシア UAC社の新社長が、インドとの第五世代戦闘機 FGFA 共同開発が
年内に契約できるとの自信を示した。
新社長は両国がワークシェアで最終的な詰めを行っていると述べた。
2015.02.09
Defense News
Russia to receive 5th gen fighters this year
<1503-020903>
ロシア空軍が年内に、T-50 PAK FA の一次生産機を受領
する。 量産型は今までの試作型とはいくつかの点で異なっている。 ロシアは2020年までに55機の PAK FA を装備する計画である。
ロシア空軍は今年、固定翼機126機とヘリ88機を取得する。
2015.01.21
Jane's Defence Weekly
Russia, India agree prelominary FGFA design
<1503-012108>
ロシア国営メディアが1月10日、インドとロシアがインド空軍の次世代戦闘機 FGFA の開発で合意
したと報じた。
FGFA は T-50 PAK-FA の輸出仕様機で、インドは同機を220機装備する計画であったが、130~145機に減らしている。
2015.01.07
Jane's Defence Weekly
Russia plans to receive 55 PAK-FAs by 2020
<1502-010708>
ロシア UAC の副社長が、ロシア空軍が Sukhoi PAK-FA (T-50) の1号機を2016年に受領し、
2020年までに55機装備すると述べた。 PAK-FA は5機が生産され、3機が製造中であるという。
また同副社長は、2018年までに新型 UCAV が露国防省に納入されるとも述べた。
2014.12.16
Defense News
India, Russia take small steps on fighter deal
<1501-121604>
インド国防省当局者によると、12月11日に行われた印露首脳会談で、インドの次世代戦闘機 FGFA
計画の推進で合意したため、計画の最終合意が近く行われる見込みであるという。
FGFA 計画では、インドが数十億㌦の計画経費の半分を負担するのに、ワークシェアが18%に過
ぎないことに不満を持っているが、ロシアは18%を当面25%に上げ、ゆくゆくは40%~50%にすることで合意したという。
2014.10.27
Aviation Week & ST
Unequal partners
<1501-102703>
インドとロシアが、インドの次世代戦闘機開発で近く合意する。 次世代戦闘機はロシアの Sukhoi T-50 を元にする
ものであるが、当初シェア比率を対等としていたのが、インド空軍が生産数を214機から>144機に減らしたため、
75:25になった経緯がある。
2014.09.15
Defense News
Indo-Russian Jet Program Finally Moves Forward
<1410-091503>
インドがロシアと共同開発の交渉を進めてきた第五世代戦闘機 FGFA 計画は、インド駐在の
ロシア外交筋によると、7月にブラジルで開かれたサミットで印首相と露大統領が計画推進で合意したという。 インドはいままで、FGFA の
ワークシェアを18%から25%以上に引き上げることを要求してきたが、露外交筋によると、インドの技術向上に合わせてシェアを40%まで引き上げると
いう。 但しインド政府筋は、問題が解決したことを認めてはいない。
FGFA はロシアの T-50 を元に Sukhoid社と HAL社が共同開発する戦闘機で、インドが$30Bかけて200機装備する
計画である。 インドは最初の試験用試作機を2016年までに取得し、更に2018年と2019年に1機ずつ取得して、2021年までに量産移行
したいとしている。
2014.09.10
Jane's Defence Weekly
India unhappy about PAK-FA fighter progress
<1411-091006>
インド空軍は、$10.5Bをかけてロシアの T-50 PAK-FA を元にロシアと共同開発する
第五世代戦闘機 FGFA 計画が、技術的な問題を抱え計画が遅延していることを懸念している。
特に設計初期段階で AL-41F1 エンジンが不適当とされたことやステルス特性、武器搭載要領、更に Byelka AESA レーダの能力などが問題になっている。
このためインドは、当初220機計画していた FGFA の生産数を130~145機に留めるほか、ロシアが$1Bの追加を要求してき
た複座練習機型45~50機の開発を取りやめることにした。
2014.06.18
Jane's Defence Weekly
Russian T-50 PAK-FA prototype catches fire
<1407-061808>
飛行試験中の T-50 PAK-FA 5号機が着陸直後に火災を起こした。
ロシアは現在、5機で飛行試験、2機で地上試験を行っている。
2014.02.19
Jane's Defence Weekly
India's IJT and FGFA projects fall behind schedule
<1404-021913>
インド国防相が2月10日、空軍の開発計画である IJT 中級ジェット練習機と FGFA 次世代戦闘機の開
発が大幅に遅れていることを認めた。
FGFA は2007年にロシアとの合意で開発費の1/2を負担する代わりに、生産シェアの15%をインドが保有することになっていたが、生産シェアと価格で折り合わず、2013年中頃
に事前設計段階が完了したものの開発が中断されている。 これに伴いインド側に3機が引き渡されることになっている、FGFA
の原型である Sukhoi T-50 PAK-FA の引き渡しは行われない模様である。 PAK-FA の1号機は2014年にインドに到
着する計画であった。
2014.02
International Defence Review
Sukhoi publishes PAK FA stealth patents
<1403-020002>
Sukhoi社が2013年12月下旬に提出した特許申請で、T-50 PAK FA のステルス性が明らかになった。
Su-27 の RCS が10~15㎡であるのに対し、T-50 の RCS は0.1~1㎡であるという。
【註】
この記事からすると T-50 PAK FA のステルス性能は-10dB~-20dBと見られるが、F-35 は-30dB、F-22 は
-40dBのステルス性を有すると伝えられている。
2013.11.27
Jane's Defence Weekly
Russian Air Force chief outline inventory plans
<1401-112707>
ロシア空軍司令官が、Sukhoi T-50 PAK-FA は2013年末までに社内試験を完了し、
国の試験に移行することを明らかにした。 この試験には3年を要するという。
また同司令官は MiG-31 の後継として、2015年までに最新型 AAM を搭載した Su-35 が投入され、T-50 と共に配備されるとも述べた。 その
一方で MiG-35 の調達は2016年以降になることも明らかにした。
2013.11.20
Jane's Defence Weekly
Russia renews PAK-FA overtures to South Korea
<1401-112010>
インドが PAK-FA の購入機数を減らしたことから、新たな売り込み先
を模索したロシアは、韓国の FX-Ⅲ を狙っている。
2013.10.16
Jane's Defence Weekly
IAF chief plans more C-17s, adnits FGFA delays
<1312-101607>
インド空軍が10月4日、C-17 を更に6機購入する計画であることを明らかにした。 印空軍が2011年に$4.1Bで購入した
C-17 10機のうち3機が9月2日に就役し、残りも2014年11月までに納入される。
一方、Sukhoi T-50 PaK-Fa を元に開発する$35Bの計画 FGFA は遅れている。
FGFA は2010年12月に$295Mで18ヶ月間の予備設計が発注されたが遅れており、2014年、2017年、2019年に予定されていた試作機3機の引き渡しは
延期された。
2013.09.04
Jane's Defence Weekly
Sukhoi T-50 programme still a work in progress
<1310-090407>
ロシアはメドベーエフ首相を迎えた MAKS 2013 の開幕初日の8月27日に、T-50 PAK-FA 4機によるダイヤモンド編隊
の飛行を行う計画であったが、実際には3機しか飛来しなかった。 専門家は、T-50 の本格量産開始にはまだ克服
しなければならない壁が立ちはだかっていると見ている。
T-50 は1990年代の試験機 Su-47 同様に、大型複合材料の翼を採用しているが、15年経った今でも手作りの状
態だという。 T-50 用のエンジン Salyut 127/217 は未だ完成しておらず、代わりに1980年代に開発したエンジンを元にした Su-35 用の
Saturn/Lyulka 117S/AL-41F を使用している。
2013.08.19
Aviation Week & ST
New moves
<1310-081904>
また、翼形状などから、アフタバーナなしで超音速巡航が可能と見られる。
2013.07.16
Yahoo
Searchina 記事
<1308-071602>
ロシアメディアによると、ロシア国有の航空機開発生産会社である統一航空機製造会社 (OAK) 社長が、ロシアの第五世代戦闘機 T-50
の開発が間もなく完了し、量産体制に入ると発表した。
2012.10.29
Aviation Week& ST
Throttling back
<1212-102905>
インドは、PAK FA のインド型である第五世代戦闘機 FGFA
の調達数を214機から144機に削減する。 当初の計画では214機のうちの48機は複座で、インドの HAL社が開発するこ
とになったが、複座計画はなくなった。
インドは12月に、PAK FA 計画の$30Bのうち$11Bを拠出して共同開発することになっていた。
2012.09.19
Jane's Defence Weekly
Sukhoi T-50 AESA tests on schedule
<1211-091904>
ロシアの NIIP レーダ設計局が9月11日、T-50/PAK-FA に搭載する N050 AESA レーダの試験は順調に進展してお
り、特別なことがない限り2015年に T-50 に搭載して配備されると述べた。
2015年は Typhoon も AESA レーダの搭載を目指しているが、同局は Typhoon 搭載の Captor-E より順調に計画が推移していると述べた。
2012.08.27
Aviation Week & ST
T-50 R&D
<1210-082702>
インドとロシアが間もなく、T-50 第五世代戦闘機の開発契約を$11Bで取り交わす模様である。
T-50 はロシアの Pak Fa を元に開発され、一号機は2014年、二号機は2017年、三号機は2019年に納入される。
インドは MiG-29 及び Su-30MKI の後継として、2030年までに200機以上を装備したいとしている。
2012.08.22
Jane's Defence Weekly
Russia 'will soon have fifth-gen aircraft fleet'
<1210-082204>
ロシア空軍輸送航空団の司令官が8月9日、2~3年以内に第五世代戦闘機が配備を開始すると
述べた。
T-50/PAK-FA の試作三号機で初めて N050 AESA レー
ダを搭載した T-50 が飛行試験を開始している。 N050 は Su-35 が装備している Irbis-E
PESA レーダを段階開発したもので、MiG-35 が搭載している Zhuk-MAE AESA レーダと同程度の
10Wモジュールを使用しているとすれば、RCS=2.5㎡の目標を350~400kmで捕捉できるはずであ
る。 しかしながらこの性能は F-22 が搭載している AN/APG-77 にはおよばない。
T-50 は Phase 1 では PESA レーダを搭載し、AESA レーダになるのは Phase 2 からと言うが、ウクライナの電子工業筋によると、NIIP社にとって若干数の N050 を試作
品として製造することは可能であるが、妥当な価格で量産することはまだできないという。
2012.08.13
Aviation Week & ST
T-50 AESA
<1209-081302>
Sukhoi社が2011年11月22日に初飛行した AESA レーダ搭載 T-50 の飛行試験を続けている。 T-50 は、700mm
×900mmの X-band レーダのほかに、主翼前縁に L-band のアレイを取り付けている。
2012.02.15
Yahoo
Searchina 記事
<1203-021503>
ロシア空軍総司令官ゼーリン大将が、ロシアの第五世代戦闘機 T-50 の性能は、最大速度、航続距離、ミサイル搭載数などで、
F-22 や J-20 を凌ぐ述べたと中国網が報じた。
また、T-50 離着陸滑走距離は他機種より大幅に短く、また搭載する装備の性能も優れていると主張した。
2011.11.28
Aviation Week & ST
Third Sukhoi T-50 in thr air
<1201-112801>
Sukhoi T-50 の試作三号機が11月22日、極東の Komsomolsk-Amur で初飛行した。
2011.08.24
Jane's Defence Weekly
T-50 debuts amid dearth of order at MAKS
<1110-082401>
・T-50 PAK FA
T-50 は量産先行型が2013年に配備され、2014~2015年に量産型の配備が開始される。
・Su-34
空軍は5個飛行隊124機を装備する計画で、2011年に6機、2012年に12機が配備される。
・A-100 AEW&C
現在26機装備している A-50 の後継で、搭載機が Il-76 から Il-476 に代わる。 2016年配備開始の予定。
・Su-30SM
インド向けの Su-30MKI を元にした新型で、28機装備する計画。
・MiG-35
露空軍司令官が、いずれ MiG-35 も装備することになると発言。
・Su-35S
T-50 に並ぶショーの花形で、量産初号機が5月に初飛行。 全48機は2015年までに完納の予定。
・RVV-BD
R-33 (AA-9) で、AGAT社製アクティブレーダシーカを搭載し射程は200km。
・FAB-250
EO シーカ付きの小径誘導爆弾で Su-34 に搭載するが T-50 の機内弾庫への搭載も可能。
2011.08.17
読売新聞
ロシアの最新鋭ステルス戦闘機、初の一般公開
<1109-081704>
国際航空見本市 MAKS 2011 で17日、Sukhoi T-50 PAK FA 2機がデモ飛行を行い、初めて
一般に公開された。 地上での展示は行わないという。 旧ソ連崩壊後に低迷したロシア航空産業の復活を印象づけるもので、デモ飛行はプーチン首相らも観覧し
た。
露空軍は2015年以降、50~60機を調達する計画である。
2011.08.08
Aviation Week & ST
In the spotlight
<1109-080810>
T-50 PAK FA は年内に3号機が飛行試験に投入される。 3号機、4号機には1,2号機と異なり、
AESA レーダなど実用機用の装備が搭載される。
2011.06.01
Jane's Defence Weekly
Together in electric beams
<1109-060115>
日本は F-2 に世界で初めて実用機としての機上 AESA レーダを搭載したが、年産数が少なく、世界で最も高価な機
上 FCS であった。
中国の J-10B は、当初 PAESA レーダを搭載していたが、現在では少なくとも実用型の AESA レーダ
の開発が進行していると思われる。
2011.05
International Defence Review
Eastern approaches: Asia's next-generation fighter programmes
<1107-050022>
T-50 の武装は機外搭載を主とするように見える。
・J-20
・ATD-X
2011.02
Jane's Missiles & Rockets
PAK-FA fighter will carry missiles and smart bombs internally
<1103-020011>
Sukhoi T-50 PAK-FA は機内弾庫に対艦ミサイル、汎用モジュラミサイル、250kg
のスマート爆弾を搭載するほか、機外のハードポイントに1,500kgまでの爆装が可能であるという。
2010年末までに行われる予定であった PAK-FA 2号機の初飛行は2011年初頭にずれ込む。 また現在組み立て中の
3号機は、更に進んだ技術が取り入れられているという。
2011.01.26
Jane's Defence Weekly
Delays expected to Russian PAK-FA programme
<1103-012601>
複数のロシアの報道やロシアのシンクタンクが、T-50 Pak Fa 計画が遅れると見ている。
Pak Fa は2015年までに一次分10機が発注され、次いで2015~2020年に60機
が発注される計画になっているが、ロシアのシンクタンク CAST は装備化までに少なくとも10年が必要で、そのためロシア空軍は2015年以
降に Su-35 の追加発注をすることになると見ている。
2011.01
International Defence Review
Russia, China push fifth-generation fighter programmes to meet year-end milestones
<1102-010029>
Sukhoi Pak-Fa/T-50 の試作二号機が間もなく初飛行する。 T-50 は今年のモスクワ航空展で展示飛行する
という。 T-50 の試作機は2機とも Su-35 と同じ Saturn/Lyulka 117S エンジンを搭載している。
一方中国 CAC社の J-20 も Saturn 117S を搭載している。 中国には20年近
く、Saturn社のライバルである Salyut社が AL-31F/FN エンジンを供給してきた。 ロシア国防省と ROE社によると
、中国は大量の 117S 購入を希望している。
2010.12.15
Jane's Defence Weekly
Russia, China push fifth-generation fighter projects to meet milestones
<1102-121502>
Sukhoi T-50 Pak-Fa の試作二号機が2010年末、又は2011年早々に初飛行する。 また同社によると、T-50
は2011年8月に開かれる MAKS 国際航空宇宙展で展示飛行を行う。
一方 J-20 と報じられている中国の第五世代戦闘機は、機体番号2001と
2002の2機が組み立てられており、2010年末までに初飛行すると見られている。
2010.07.26
Aviation Week & ST
Home and away
<1009-072607>
ロシア空軍は2016年に Sukhoi T-50 Pak Fa が就役することから、Su-35S 48機
を発注し2015年までに受領するが、年内に一号機が納入される。
また、同じく年内に最初の輸出契約がリビアとの間で取り交わされる。
2010.07.19
Aviation Week & ST
The fifth element
<1009-071909>
Sukhoi T-50 は6~10機の量産先行型の生産が2012年に開始
されるが、配備開始時期は2015年から2016年に変更された模様である。
T-50 には NIIP設計局製の T/R モジュール1,500個からなる X-band AESA レーダが
搭載されるが、NIIP は L-band AESA レーダも主翼前縁に搭載する計画である。 L-band レーダは対
ステルスセンサとして使用される。
エンジンの間には2箇所の機内弾庫があるが、この他に主翼付け根の肩部に、1発ずつを搭載
できるまわりを囲まれた搭載位置(註:機外搭載)を持っている。
2010.07.19
Aviation Week & ST
Buying better
<1009-071905>
Sukhoi T-50 PAK FA は、年内に二番機が飛行試験に入る。 基本性能試験は2012年に完了し、2013年に量
産先行10機の生産が開始され、2016年に配備が開始される。
配備機数について第一国防次官は、財政状況次第としながらも50~100機が必要と述べている。
2010.06.28
Aviation Week & ST
Ministerial Review
<1008-062803>
プーチン首相が6月17日に、モスクワ近郊の Zhukovsky 飛行試験場を訪れ Shukhoi T-50 を視察し、T-50 は価格が
F-22 の1/3であることを強調した。 Sukhoi社首脳は、今後40年間に全世界で1,000機の需要があると見ており、既に
インドが複座型の導入の意向を示している。
試作一号機はレーダを搭載していないと見られているが、T-50 は前方監視用と後方監視用の少なくとも2基の AESA レーダ
を搭載する模様である。
2010.05.05
Jane's Defence Weekly
Russia's PAK-FA begins flitht-test programme
<1006-050506>
今年初めに Komsomolsk-na-Amure社 (KNAAPO) で初飛行した Sukhoi T-50 PAK FA が、4月16日に試験飛行実施のため An-124 で
LII 施設に空輸された。 飛行試験は4月末に開始される。
2010.04.26
Aviation Weekb & ST
Compressed development
<1006-042607>
ロシアの二大エンジンメーカである Salut社と UEC社が、T-50 PAK FA に次の段階で搭載するエンジン
'second-satge-engine' の共同開発に合意した。 このエンジンを巡っては、現在 UEC社の一部になっている Saturn社
と Salut社は、Eniseysk-A 及び Eniseysk-B エンジンで数年来競争してきた。
ロシア空軍は PAK FA に当初 Saturn 117 を搭載し、2020年代に second-stage-engine を搭載する。
2010.03.15
Aviation Week & ST
Russia's T-50 shows off low-observable design
<1005-031502>
Sukhoi T-50 の初飛行儀式の時の写真で、右側の Su-35UK 複座練習機と形状の比較ができる。
┃ ┃ Su-35 ┃ T-50 ┃
┣━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃全 長┃ 72ft ┃ 66.9ft ┃
┃翼 端 長┃ 48ft ┃ 48.2ft ┃
┃外見特色┃尾部にレーダ ┃ステルス形状 ┃
┗━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
2010.03.08
Aviation Week & ST
Prototype push
<1004-030805>
Sukhoi社は、初飛行した T-50-1 のほかに、静試験用の T-50-0 と実用型機に搭載する搭載システムとエンジンを搭載した地上試験
用の T-50-KNS を製造しているが、飛行試験用に更に3機を2010年末~2011年初頭に投入する。
ロシアは2008年に、2020年までに航空機1,500機以上と約200個システムの SAM を調達する大規模な装備更新計画を開
始しており、2008年と2009年に130機の航空機、2010年には航空機27機、S-400 5個システムを発注している。 また、次世代戦略爆撃機
PAK DA 計画も開始している。
2010.02.24
Jane's Defence Weekly
PAK-FA flight-trials continue on track
<1004-022405>
PAK-FA の試作機である T-50(設計局での正式名称は Izdeliye 701)の2回目の飛行
試験が2月12日に行われ、計画は予定通り順調に進んでいる。
T-50 はレーダ及びエンジンが実用機とは異なるが、ロシア政府高官が TV で、2013年までに配備を開始したいと述べた。
2010.02.22
Aviation Week & ST
T-50 out of the paint shop and back in the air
<1004-022207>
Sukhoi T-50 の飛行試験が Komsomolsk-on-Amur で続けられており、2回目の飛行ではロシア空軍の迷彩塗装
がなされ、機体番号 '51'が表記された。
当地での試験は3月か4月にモスクワ近郊の試験施設に移動するまで続けられる。
2010.02.08
Aviation Week & ST
Stealth, Sukhoi-style
<1003-020809>
・完成度に対する疑問
T-50 は第五世代機というものの基本的には Sukhoi 戦闘機である。 またエンジンやレーダは量産型機用ではなく在来機の改
良型を使用している。
・ステルス能力に対する疑問
機首に取り付けられた IRST 用ボール、キャノピの枠、空気取り入れ口など各所に見られる段差など、ステルス性に徹し
ていると見られない設計になっている。
・装備化時期に対する疑問
T-10 は1977年に初飛行し、Su-27 として装備化されたのは1984年、F-22 も YF-22 の初飛行が1990年で F-22 の初飛行が1997年、operational が2005年であったこと
から見ても、2015年装備化は疑問である。
・開発の熱意に対する疑問
F-22 の場合 YF-22 が2機試作されたのちに F-22 が9機試作されたのに対し、T-50 の試作機は3機だけで、しかも初飛行した T-50-1 のほかは
、静試験用の T-50-0 と地上試験用の T-50-2 だけである。
2010.02.03
Jane's Defence Weekly
Russian PAK-FA fifth-generation fighter makes maiden flight
<1003-020303>
PAK-FA の試作機である T-50 が1月29日に初飛行した。 飛行はロシア極東の Komsomolsk-on-
Amur の基地から離陸して45分間行われた。
ロシア観測筋によると、初飛行した機体には AESA レーダではなく Irbis-E PESA レーダが搭載され、エン
ジンも量産機に搭載される AL-41F1 ではなく、Su-27 に搭載されている AL-31F の改良型であるという。 ロシア空軍
は2015年に装備を開始する計画である。
一方、1月にインドが PAK-FA の共同開発に合意すると伝えられたが、2007年に Sukhoi社幹部が、共同開発は両国が50:50
で技術者や資金を提供し、知的財産も折半すると述べている。
2010.01.29
Yahoo
毎日新聞記事
<1002-012903>
ロシア国営テレビなどが、Sukhoi社が29日に T-50 Pak Fa 第五世代戦闘機の 初飛行に成功したと発表した
と報じた。 Interfax通信によると、T-50 は極東コムソモリスクナアムーレの空軍基地から発進し、47分間にわたって飛行した。
ロシアは2015年の実戦配備を目指している。
2010.01.13
Jane's Defence Weekly
India, Russia close to finalising PAK-FA development deal
<1003-0113804>
ロシアとインドは2007年10月に、第五世代戦闘機 (FGFA) Pak Fa の共同開発
及び生産で政府間が合意したが、27ヶ月経って間もなく計画が開始される。 ロシアは単座型 FGFA 250機を装備する計画で、インドは
複座型200機を含む同程度の機数を計画している。
現在の Pak Fa 試作機はロシア空軍の要求だけに基づいておりインドの要求とは異なっていると見られることから、共同開発機は Pak Fa を元にする別の機体になる
模様である。 Pak Fa は本格的なステルス機で、RCS は0.5㎡と言われている。
2010.01.06
Jane's Defence Weekly
Russia's PAK-FA begins taxi trials
<1002-010604>
ロシアの第五世代戦闘機 PAK-FA が先週12月に Komsomolsk-na-Amure社でロールアウトし、最初の
地上滑走試験を終了した。 順調にいけば地上滑走試験を2009年末までに完了し、1月には初飛行をすることになってい
るが、業界関係者は、これは極めて順調に進んだ場合で、実際には3月以降になるであろうとしている。 PAK-FA は2015年に配備が開始されるこ
とになっている。
一方48機調達することになった第四++世代戦闘機 Su-35 は、2011年に配備が開始され2015年に配備を完了する。
2009.12.14
Aviation Week & ST
Sukhoi's schedule
<1001-121409>
イワノフ副首相が、Sukhoi T-50 Pak Fa は2010年に初飛行し、2015年に配備が開始されことを確認した。
2009.11.18
Jane's Defence Weekly
Delays hit first flight of PAK-FA
<1001-111802>
ロシア空軍参謀長が8月に、第五世代戦闘機 T-50 PAK-FA の初飛行が年内に行われると述べたが、関係筋による
と年内には初飛行せず、代わって12月に公式なロールアウトが行われるようである。
初飛行は2010年4月に行われる、モスクワ航空展以来最大の催しとなるモスクワ航空エンジン展に先駆け、3月末に行わ
れると見られている。
2009.10.26
Aviation Week & ST
Power projection
<0912-102606>
Saturn社は Sukhoi社がロシア空軍向けに48機受注した Su-35 48機に搭載する AL-41F-1S エンジンを96基受注
し、2010~2015年に納入するが、今年中に初飛行する Pak Fa は当初このエンジンを積んでいる。
量産型の Pak Fa 用エンジンは未定であるが、Saturn社は AL-41F-1S の発展型を、競争相手の Salut社は Su-34
や Su-27SM に搭載した AL-31F Series 42 を提案している。
2009.08.24
Aviation Week & ST
PAK facts
<0910-082402>
ロシア空軍司令官によると T-50 PAK-FA の初飛行は11月に行われ、目下地上で疲労試験が行われている。
ただし搭載するエンジンは開発中のため、当面は暫定エンジンを搭載する。 一方、T-50 の複座練習機である T-50UB もイン
ドと協同で開発準備が進められている。
これとは別にロシア空軍は、9個飛行隊ある MiG-31 をMiG-31BM に改良する要求を行っている。
2009.06.29
Aviation Week & ST
Victory in the air
<0908-062910>
Sukhoi社では Su-27 シリーズ最新型である Su-35/Su-27SM2 の生産を2020年代中頃まで
続けるため、10年間くらいは第五世代戦闘機である PAK-FA と並行して生産することになる。
Su-35 は当初輸出用として計画されていたが、ロシア空軍が PAK-FA までの中継ぎとして関心を持ち、2015年納期で
48機を発注している。 PAK-FA の計画が遅れれば更に Su-35 が追加発注される。 PAK-FA は現在 Sukhoi社が試作機 T-50
数機の最終組み立て中で、年内に初飛行する。
一方 PAK-FA で敗れた MiG社は、PAK-FA の補完及び MiG-29 の後継としての輸出用に、
中型戦闘機 LMFS 計画を進めている。
2009.06.22
Aviation Week & ST
Show and tell
<0908-062212>
3機が Komsomolsk-on-Amur で最終組み立て中で年内に初飛行する模様である。 過去の例から公表は初飛行後になり
そうである。
・Su-35/Su-27SM2
試作一番機が2007年にモスクワ航空ショーで初飛行し、二番機も飛行試験中である。 三番機は地上滑走試験中に大破した。 Sukhoi社は2015年までに
48機を販売するとしている。
ロシアはブラジルの次期戦闘機の売り込みに失敗したが、中国とインドが有力な輸出相手に考えられる。
・MiG LMFS
MiG社は第五世代戦闘機に MFI で敗れたが、PAK FA より輸出に適しているとして LMFS の開発を行っている。
またロシア空軍に対しても MiG-29 の後継に働きかけている。
2009.05.14
Yahoo
時事通信記事
「中国、ステルス機開発10年必要=米軍制空権の優位不変-ゲーツ長官」<0906-051401>
ゲーツ米国防長官が13日、中国が第五世代戦闘機を開発し運用できるまでに10~12年かかるとの見解を示した。
また、ロシアについては、第五世代機を運用できるまでに6年間かかるとしている。
2009.01.14
Jane's Defence Weekly
HAL teams with UAC to develop fifth-gen fighter
<0902-011403>
インドの HAL社とロシアの UAC社が、2014
~2015年を目標に第五世代戦闘機を共同開発することになり、12月23日に合意文書に署名した。
インド空軍は第五世代戦闘機が完成する前の2014年に、MRCA 126機を導入する計画で、ロシアも MiG-35
を提案している。
2009.01.14
Jane's Defence Weekly
Sukhoi T-50 PAK-FA fighter enters first stages of assembly
<0902-011402>
ロシアの第五世代戦闘機である Sukhoi T-50 PAK-FA の初飛行は、1年遅れて
2009年又は2010年になる模様であるが、PAK-FA はロシア軍の要求を満足しているか疑わしい。 レーダは当初
AESA であるはずであったが、NIIP社の Irbis-E PESA レーダの改良型になり、エンジンも次世代の
AL-41F1 ではなく Su-27 の AL-31F を改良した Saturn/Lyulka 117S になる。
このような状況から PAK-FA は MiG MFI 1.44 や S-37/Su-47 同様の実験機
にとどまる可能性が高い。
2008.07.30
Jane's Defence Weekly
PAKFA delays offer Su-35 chance of sales in Russia
<0809-073001>
ロシアの第五世代戦闘機 PakFa は2009年に初飛行するが量産開始は2015年の6年遅
れに計画されており、これも更に伸びる可能性がある。 原因にはロシアには複合材料を生産する十分な能力がないのではと言った各種、技術的、工業的、政治的な問題も
あるようであるが、Sukhoi社には繋ぎとして Su-35 を売り込もうとする思惑もある可能性がある。
ロシア空軍は当初、PakFa 装備化まで MiG-29 や Su-27/-30 の調達を続けるとの方針で、Su-35 は輸出のみとしていた。
2008.07
International Defence Review
After bearing the strain the Russian Air Force looks towards a brighter future
<0808-070011>
第五世代戦闘機 PakFa は2007年12月中旬に組み立てが開始された。 2014年には配備
が開始される模様である。
・Su-35
PakFa の開発が遅延した場合に備える Su-35 は、2010年に配備が開始される。
・Su-27SM
Su-27 を多目的戦闘機化する Su-27SM は、最初の24機が2005年に配備され、2020年までの200機が予算化されている模
様である。
・Su-34
Su-24 を改造して全天候化する Su-24M2 は逐次部隊に戻っているが、後継となる Su-34 の最初の6機
が2007年末に配備され、2015年までに70機整備され Su-24M2 と交代する。
・Tu-160
Tu-160 は過去2年間に1機と限定生産が続けられており、予算化されれば2~3年間に更に2機を生産できる。
・Mi-28
最初の2機が2008年1月に配備され、2015年までに67機が装備される。
・An-124
搭載能力120t、航続距離9,400kmの An-124 輸送機は、新型の D-18T Series 4 エンジンを搭載した An-124-100M-150 になり、搭載能力が150t、
航続距離が10,800kmへと性能向上した。
2008.01.07
Aviation Week & ST
Building its future fighter
<0802-010708>
Sukhoi社が Komsomolsk の工場で T-50 (PakFa) 第五世代戦闘機の試作機の製作を開始した。
初飛行は2009年の予定である。
T-50 の試作機には Su-27/Su-30F に搭載されている Al-31FP を改良した Saturn社製 Izdelie 117 エンジンが搭載されるが、量産型のエンジンは2009年に決定される。
Saturn社と Salyut社が受注を競っている。
2007.10.24
Jane's Defence Weekly
India, Russia sign deal to develop fifth-generation fighter
<0722-102402>
インドとロシアが10月18日、第五世代戦闘機 T-50 Pak Fa の
共同開発に関する合意文書に署名した。 両国の出資比率は50:50になる。
Pak Fa は超高運動性を持ち、長距離長時間飛行が可能な戦闘機で、
F-22 を凌ぐ性能といわれている。 開発は3年間続けられており、初飛行は2009年に行われる。 但し
Sukhoi社によると、インド空軍の Pak Fa は要求が異なるためロシア空軍向けとは別物になるという。
2007.10.22
Aviation Week & ST
Generation game
<0722-102209>
ロシアとインドは先週、両国国防相が次世代戦闘機 T-50 の共同開発
について協議を行い合意した。 これは今年1月に両国が批准した防衛協力に関する議定書にもとずくもので、Sukhoi社と Hindustan社
が共同開発を行い、設計にはインド側の要求を取り入れ空母搭載型を含む。
T-50の開発総額は$10Bを超えるものと推測され、2009年の初飛行し、ロシアは2015年の装
備化を、インドは2017年の装備化を目指している。
共同開発を開始するためには、これまでの兵器輸出入条約の改訂が不可欠であり、11月以降改訂作業に着手する。 これまでにインド
は、Su-30MKI をライセンス国産で50機を生産し、更に180機を生産する方針である。
2007.08.13
Aviation Week & ST
Bear necessities
<0718-081312>
・PAK FA (T-50)
2002年に Sukhoi社が受注した双発の第五世代戦闘機で、計画は順調に進んでおり、早ければ2008年末に初飛行
を行い、2015年までに装備化する。
・SU-27M2/Su-35 (右図)
PAK FA の装備化までの中継ぎとして改善を行っており、搭載する Irbis-E レーダ
の飛行試験は最近、Su-30 MK2 を使用して行われた。
・Su-34 (Su-27IB)
最初の量産型2機が2006年末に納入された。 空軍は2009年までに18機を、2015年までに合計58機を装備する。
・LMFS
MiG社が空軍及び輸出用として開発する単発の軽多目的戦闘機で、風洞試験を終了している。 予算化されれ
ば2010年以降試作が可能である。
・Tu-95 及び Tu-160
ゆるやかではあるが核及び通常兵器による攻撃能力を向上するため、レーダ、搭載機器の改善が進められている。
2007.08.01
Jane's Defence Weekly
US offers Joint Strike Fighter to Indian Air Force
<0717-080102>
米印の軍事接近に伴い、インド空軍が計画中の MRCA 126機の次に F-35 JSF が浮上してきた。 インド
を訪問した Lockheed Martin社副社長が7月21日にニューデリーで、F-35 が将来のインド空軍機に最適であると述べた。
MRCA (Multirole Combat Aircrat) には F-16, F/A-18E/F, Typhoon, Rafale, MiG-35, JAS 39 Gripen などが候補に上がっているが
、インドは始めの8機を輸入し、残りの108機を国内生産する計画である。
一方インドは、ロシアとの PakFa 共同開発の交渉も行っている。 PakFa は
2009年初飛行の計画である。
2007.07.11
Jane's Defence Weekly
Sukhoi's PAHFA design remains uncertain
<0715-071105>
ロシアの第五世代戦闘機である PakFa は機体形状などがまだ確定してい
ないが、MiG-29 より大型で Su-27 より小型の双発機になっている。
重量からすると F-35 JSF と同規模であるが、多目的戦闘機である JSF と異なり制空要撃戦闘機になる。
しかしながら対地攻撃能力や電子偵察能力など、ある程度の多目的能力も具備する。2007.06.01
Yahoo
フジサンケイビジネスアイ記事
<0712-060101>
2012年に輸入額が$30B(約3兆6,000億円)を突破する見込みのインドの防衛市場をめぐり米露両国の攻防が
激化している。 米国防総省は30日に、インドに C-130J 6機を$1.1Bで売却する計画を発表しインド市場への
本格進出に弾みを付けたい考えである。
これに対しインドの軍備の七割を担うロシアも最大顧客のつなぎ止めに躍起になっている。 1月の印露首脳会談でロシアは、輸出
に留まらず装備の共同研究開発生産を進めることで合意し、インドへの技術移転を通し緊
密な印露関係を維持する方針だ。 すでに MiG、Sukhoi 二大航空メーカとインドのヒンダスタン航空機は、次世代戦闘機
Pak Fa の共同開発に入っている。
2007.04.23
Aviation Week & ST
Succession plans
<0710-042303>
ロシアが2002年に第五世代戦闘機として選択した T-50 (PAK FA) の開発は予定
通り進捗しており、試作機の初飛行を2009年、装備化を2012年に予定している。 T-50 は Su-27 規
模の双発戦闘機で、一部の搭載機器システム、ソフトウェアー等は輸出用の Su-35 (右図) にも装備
する。
また国防省が今月初めに公表した戦闘機搭載用兵器の2015年までの全般計画は総経費が$2.3Bで、研究開発費はこれまでの2~2.5倍
になっている。 計画には PAK FA に装備する計画の K-30 (Izdeliye 300)、R-77 (AA-12) の改善型である
次世代 AAM K-77M 及び長射程の Izdeliye 810 の3種が含まれる。
2007.03.22
Yahoo
フジサンケイビジネスアイ記事
<0707-032201>
プラウダが21日までに、Sukhoi を中核とした合弁企業 NAPO、同 KnAAPO の2工場で Pak Fa と呼
ばれる次世代戦闘機の試作機製造が始まったと報じた。 2010年の試験飛行を目指し
ている。
Pak Fa 輸出計画について公式の発表はないが、軍事専門サイトなどによると、早ければ2010年代の前半にもロシア
軍への配備とともに輸出が始まり、輸出機数が500~600機に達するとの見方もある。
2006.11
International Defence Review
Transitional role: Sukhoi plans T-10BM fighter's two-track production strategy
<0622-110012>
Sukhoi社が、次世代戦闘機である T-50 ( Pak Fa or I-21 ) までの繋ぎとなる T-10BM に位
置付ける Su-27SM2/Su-35 は、2007年に初飛行し2009~2010年に販売を開始する計画
で、目下試作機4機が KnAAPO社で組み立てられている。 Su-27SM2 はロシア軍の名称で Su-35 は輸出名である。
Su-27SM2/Su-35 は基本的に Su-27 の機体を継承しているが、機体寿命延長のためアルミ材の多くがチタニウム材
に変えられているほか、レーダ、アビオニクス、搭載武器、エンジンが新型になっている。
N035 Irbis レーダは、Su-30MKI などに搭載している Bars レーダを継承した
PESA (Passive ESA) レーダで、次世代の T-50 は AESA レーダになる。
空対空モードの平均出力は5kW、尖頭出力は20kWで、RCS=3㎡の目標の捕捉距離は350~400km、
RCS=0.01㎡のステルス目標の捕捉距離は90kmである。
117S エンジンは推力137kNで、従来の AL-31F より12%強力である。
2006.09.11
Aviation Week & ST
Generation gap
<0619-091102>
MiG社はこの数年、MiG-29 に代わる LMFS (Light Multifunction Frontal Aircraft) の自社開発を進めてお
り、2010年までに空軍予算を獲得し試作する計画である。
同社は当初 Su-27 の後継をめざす 1.42 MFI (Multi-role Frontal Fighter) の開発を意図した
が、1997年に計画を中止、旋回能力の高い新たな第五世代軽量戦闘機の開発を進め、国内外に市場を開拓する。
2006.06.19
Defense News
Russia readies stealth jet
<0617-061903>
ロシア空軍は第五世代ステルス型戦闘機の試験飛行を2007年に開始することを明らかにした。 搭載エンジン
には Yak-130 訓練戦闘機用が暫定的に使用される。
2006.05.03
Jane's Defence Weekly
Austere deterrence
<0610-050307>
1月にプーチン大統領が、2015年までの兵器調達計画を定めた秘密文書 GPV-2015 (State Weapons Programme
2015) を承認した。
・空軍はまだ次世代 UAV への要求を明らかにしていないが、Tu-143 Reis UAV は Tu-243 Reis-D に改良され Reis-M と呼ばれる。
現在数百機の Tu-143 が保有されている。
2006.02.01
Jane's Defence Weekly
Russia thinks lighter on new fighter
<0604-020108>
ロシアの空軍参謀総長が、第五世代戦闘機 PakFa の開発は予算不足になっているものの順調に進ん
でおり、初飛行は予定通りの2007年、場合によってはそれより早い2006年末に行われることを明らかにした。
PakFa は3年前に MiG 1.42 を下して Sukhoi T-50 が選定されたが、重量増などで最大速度は Mach 0.15 遅
い Mach 2 になる。
ロシアは並行して PakFa の軽量型を製造する決定をしており、軽量型はコスト低減のため同じアビオニクス
を搭載し、同型エンジンを1基搭載する。
2006.01.23
Aviation Week & ST
Russian roll call
<0603-012306>
ロシア空軍長官が、第五世代戦闘機 Pak Fa には、2007年の初飛行を目指
して、単発の T-50 軽量戦闘機を、開発していることを明らかにした。 ただ企業筋は、実際
の初飛行は2008年頃の可能性が大であり、実用試験は2012~2013年、量産化は2015年以降とみている。
空軍の2006年度調達予算は前年の二倍で、Tu-160 Blackjack×2機、Su-27SM×6機を新規調達する他、MiG-29×24機の改善及び Su-27×
18機の Su-27SM への改造を年内に予定する。 また、退役する Su-24 Fencer の後継として
Su-34 (Su-27IB) の部隊配備を開始する。
2005.12.19
Aviatopn Week & ST
Lightweight option
<0602-121907>
MiG社はインド国防相が先月来訪した際に、第五世代軽戦闘機の共同開発を提案している。
ロシア国防省は空軍の次世代戦闘機に Su-27 Flanker とほぼ同じ大きさの Sukhoi T-50 のみを考えているが
、空軍は Su-27 と MiG-29 の後継として大型で双発の T-50 と軽戦闘機との混合配備を望んでおり、インドと
の共同開発を熱望している。
MiG社は既に自社設計を進めており、搭載するエンジンも MiG 1.42 用に開発した Al-41 をベー
スに研究を行っている。
また、インド首相が今月初めにモスクワを訪問しており、Tu-22M3 Backfire C の購入を含めいくつかの兵器
輸入計画を協議している。
2005.10.26
Jane's Defence Weekly
Defence budget gives Russian air force a lift
<0522-102607>
ロシアの兵器開発、調達費は急速に膨張しており、2006年は前年比30%増になってい
るが、その多くは空軍に向けられている。
ロシアの次世代戦闘機 Pak Fa は当初計画が見直され、機体は当初計画の
Sikhoi T-50 ではなく、MiG-29 に近い小型機になる模様である。
2005.08.24
Jane's Defence Weekly
RSK bids for Indian requirement as MiG-29OVT makes first show flight
<0518-082410>
MiG社が、インドが計画中の126機にのぼる M-MRCA (Medium Multi-Role Combat
Aircraft) に MiG-35 を提案した。 MiG-35 は MiG-29M に新型レーダ、電子機器、武器を装備するほか、
VT (Vectored-Thrust) エンジンを搭載した機体である。
RD-33 に VT ノズルを搭載した RD-33OVT エンジンは、垂直方向±15゚、水平方向±8゚のスラスト偏向が可能
である。
2005.08.22
Aviation Week & ST
Seeing red
<0517-082207>
PakFa 等将来装備の開発経費が不透明な状況にあるため、ロシア空軍は現有装備の改善による性能向上に重点
を指向している。
・MiG-29 OVT(右図)
TVC 機能を付加した OVT 試作機の飛行試験は既に開始され、対地攻撃機能を強化した改善機種は2006年から
装備化を予定している。
・MiG-31BM
搭載レーダ、航空機器、搭載兵器全般にわたり改善を進めており、今年中に飛行試験を開始する。
細部は明らかにされていないが、機上レーダには改修型 Zaslon AM を搭載し、R-33S 、AA-X-13、AA-12 等の AAM が搭載されるものと
みられる。
・Su-27SM
戦闘能力の改善を終了し、年末から部隊配備を予定している。
・Tu-160/Tu-95MS
非核 ASM 搭載への改修を開始している。
・Kh-555
今月、プーチン大統領が搭乗する Tu-160 Blackjack から発射試験を行い良好な成果を得た。
Kh-555 は Kh-55 (AS-15) を改造した LACM で、通常弾頭を搭載し、終末誘導に E/O を使用
する。
2005.08.08
Aviation Week & ST
Pride and prejudice
<0516-080806>
ロシア空軍の第五世代戦闘機 PAK FA は試作機の初飛行を2007年に予定しているが、予算状況とこ
れまでの開発実績等からの装備化は10年以上遅れるものと予想される。 PAK FA の開発は2002年に
Sukhoi社が選定され、MiG 1.42 計画は中止となったが、現在、Sukhoi社の T-50 が
その代替として浮上している。
同社は計画の細部を明らかにしていないが、名称は Berkut、大きさは Su-27 級で F/A-22 に類似した形状と
され、単座型試作機を2007年に飛行させる計画とみられる。 装備開始は2015年以降
となる模様で、空軍は Su-35BM を中継ぎとして追加装備する意向である。
2005.01.24
Aviation Week & ST
Lighter contender
<053-012405>
ロシア空軍は、開発中の PAK FA と合わせて、軽量、安価な次世代戦闘機を導入する検討を行って
いる。 PAK FA は Su-27 規模の大きさで、試作初号機は2007年の初飛行を予定、2015年頃の装備化を計画している。
軽戦闘機は PAK FA を補足する次世代機で、MiG社は MiG-29 の後継機を PAK FA と同時期の装備化
を目指し、外国企業との共同開発を含め検討している。
ロシアの2005年度開発装備予算は2004年度より26.7%増のRb187B($6.7B)で、研究開発にRb62.8B、装備調達に
Rb112Bを充当、空軍の割合は20%となっており、Tu-160 Blackjack 1機の製造と1機の改善の他、
10機以上の Su-27 を Su-27SM に改善、Su-34も引き続き計画を続行する。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
Vympel to develop air-to-air missiles
<0504-010010>
2004年11月にロシアの主要兵器メーカと Sukhoi社の間で、第五世代戦闘機の開発に関する合意が成立した。
この中で Vympel社は、長、中、短距離の各種次世代 AAM の開発を担当することになった。
【註:】
Vympel社は現在 R-27 (AA-10) AAM などを生産しているロシアの代表的な AAM メーカである。。
2004.08.04
Jane's Defence Weekly
Sukhoi to deliver upgraded fighter aircraft despite funding problems
<0415-080406>
Sukhoi社が今年中に7機の Su-27SM をロシア空軍に引き渡すが、同社は今後の改善計画を促進するため、調達
方法の変更を求めている。
昨年同社は5機の Su-27UB を Su-27SB に改良したが、これは当初10機が計画され経費上昇から5機に減らされたものである。 経費上
昇の原因は調達機数の不明確性にあるため、当社は長期一括契約を望んでいる。
7月28日に行われた記者会見で同社は、Project T-50 改善計画を明らかにした。 T-50 は
前進翼機 Su-47 の胴体に在来型翼を取り付けるもので、2005年1月に
詳細設計審査が行われ、2006~2007年に初飛行、2012年に配備開始を計画している。
2004.
SummerInteravia
Halfway to Pak Fa
<0416-070001>
Sukhoi社は2007年の装備化を目指し、Su-35BM (Bolshaya Modernizatsiya;Major Modernization) 戦闘機の
開発を開始する。
Su-35BM は、運用中の Su-27SM 及び Su-30MK と、2011~2012年の装備化を目指す第五世代戦闘機 Pak
Fa の中継ぎとなる第四世代++戦闘機として開発される。 Canard 翼のない形状は Su-35 よりも Su-27
に極めて似通っている。
Su-35BM の仕様については細部明らかにされていないが、2基のターボファンエンジンを搭載し、重量は Su-27 とほぼ同様の16.5t、
最大離陸重量は38.8tと推定される。 また、搭載燃料は最大10tとされ、空中給油機能を保有するとみられる。
兵器搭載重量は約8tと推定され、合計12ヶ所のパイロンにの超音速対艦ミサイル
Onyx-A (Yakhont-M、Brahmos-A:全長8.5m、重量2,550kg、最大射程500km以上) のほか、
射程300kmの Ks-172 AAM、Kh-31M、R-74M AAM 及び R-77M AAM を装備すると
みられる。
また、翼端には数年以内に開発を終了する自己防衛電子戦装置 Khibiny-M (L175M) を装備する。 この他に
、コックピットには大型の多機能液晶表示装置2基を採用し、パイロットは Helmet-mounted sight を使用する。
2003.08.11
Aviation Week & ST
Lo and behold
ステルス戦闘機 PakFa の実用化は2015年以降とみられ、TsNⅡ はレーダ
ー吸収材や機体形状といった従来の技術の他、プラズマによるアクティブステルス技術の研究を重視している。
現在、開発の最終段階にある戦略巡航ミサイル Raduga Kh-101 をベースに LO/ステルス化する構想研究も並
行して行われている。
TsNⅡ では PakFa や長距離巡航ミサイルの他、Tu-22M3 Backfire C の後継爆撃機の研究も同時に行われてい
る。
2002.10.07
Aviation Week & ST
MiG seeks support for flights of 1.44
ロシアの航空機製造企業の MiG 社は、同社の設計した第5世代戦闘機 1.44 の
飛行試験にエンジン製造企業の Saturn-Lyulka 社の参加を強く求めている。
1.44 試作機は2000年にわずか2回飛行しただけで、国防省は結局 Sukhoi社を次世代戦闘機の開発担当に選定
している。
MiG 社はなお、試験機に同社の機体を使用することを要望しており、独自経費での試験飛行を行い巻き返しを
図る意図を持っている。
2002.05.22
Jane's Defense Weekly
Low-priority launch for Russis's next fighter
ロシアの次世代戦闘機開発 PAK FA は Sukhoi社案に決定したが、その主たる理由は先行する
Su-47 が要求に適合していたことにあったと、空軍関係者が述べた。
Sukhoi社案は Su-47 を基礎としながらも、前進翼をやめて従来型の翼とし、空軍関
係者によると F-35 JSF をしのぎ、F-22 と同程度の性能を有する。
対する MiG設計局は、無尾翼軽量戦闘機を提案したが、露空軍は技術の斬新さから開発リスクが大きいとして敬遠した。
2002.05.06
Aviation Week & ST
Sukhoi wins battle for Russian fighter follow-on
ロシアの Su-27 Flanker と MiG-29 Fulcrum の後継となる第 5世代戦闘機開発は Sukhoi社
が行うことが明らかになった。 開発計画 PAKFA には同社の他、MiG 社、Yakovlev 設計局も参加する。
計画では 2002年末までに基本設計を終え、試作機の飛行試験を 2006年に開始、2010年の量産を目指す。
なお、予算的には極めて厳しい状況とされ、政府予算 $1.5B では不可能なため国内企業の共同出資やインド等外国と
の共同開発を余儀なくされる模様。
2002.04.03
Jane's Defence Weekly
Russia postpones fighter decision
ロシアの次世代戦闘機 PAK FA (Future Air Complex for Tactical Aviation) の業者選
定の決定は、先月末に延期された。
PAK FA は、F-22 と F-35 の中間の大きさの制空戦闘機で、合わせて対地攻撃能力も求められている。 単価は$40M
~$45Mと見積もられている。
PAK FA の需要は、ロシアでの420機を含めて1,000機程度見られ、ロシアの2002年~2010年装備計画で最も重要なものと位置付けられて
いるが、政府は開発費の半分しか支出できないため、残りの経費は海外との共同開発等により自社で準備しなけ
ればならない。
MiG は Yak-130 に破れた MiG-AT 練習機の対地攻撃型を能力アップした提案をしたと見られている。 最も
有力視されている Sukhoi は、Su-27 の派生型を提案したもようである。
2001.11.14
Jane's Defence Weekly
Putin puts Sukhoi on a firm corporate footing
プーチン大統領が10月26日に、Sukhoi AHC (Aviation Holding Company) 社設立の法律
に署名した。
この航空工業再編は、ロシアの次世代戦闘機 PAK FA の開発の促進をもたらすと見られている。
Sukhoi社を中核とした再編は、1996年エリツィン大統領時代に、Sukhoi設計局、Beriev設計局の他、Irkutsk, Komsomolsk, Novosibisk
にあった製造会社を統合した Sukhoi AMIC (Aviation Military-Industrial Complex) として始められて
いた。
2001.10.08
Aviation Week & ST
Sukhoi projects lead in Russia's fighter battle
ロシア空軍第5世代戦闘機 PAK-FA の開発候補には Sukhoi と MiG の両社が名乗りを挙
げているが、空軍長官の Kornukov 中将はモスクワエアーショウで、PAK-FA の設計は Sukhoi 社の S-37 と同様になると述べ、
早い時期に Sukhoi 社に決定する公算が高いことを示唆した。
2001.09.12
Jane's Defence Weekly
Russsia hopes to have new fighter by 2006
ロシア空軍参謀長が、ロシアの次期戦闘機は2006年に初飛行し、2010年には装備化されると発表した。
計画は PAK FA と呼ばれ、2002年の第1四半期には機種選定が行われる。
この計画に対して Sukhoi は 23t、MiG は 18t の案を提案している。
2001.08.20
Aviation Week & ST
Russians put JSF in the crosshairs
ロシアはこのほど、モスクワエアーショウに MiG-29 と Su-30 の改善型を展示したが、クレバノフ首相代理はこ
れが最後の改善であり、今後はロシアの第5世代戦闘機開発を進めると言明した。
開発は米国の JSF に対抗するもので、設計の概要は米国が JSF の仕様を決定するまでは明らかにしないとしている。
空軍首脳によると、次期戦闘機は F-22 や F-117 に比べ開発量産経費を抑え、軍用として輸出バージョンを含め安価で手ごろなス
テルス機を開発し、2005~2006年には最初の試作機を製造したいとしている。
2001.08.20
Aviation Week & ST
Russian defense industry struggles with reform
ロシア政府はこの数年、第5世代航空機開発による予算計画の見直しとこれに伴う軍用機製造企業の合併を強力に
推し進めており、企業関係者は戸惑いの感を強めている。
合併策は先ず、Sukhoi 社の設計局と製造工場の統一に始まり、次いで IAPO (Irkutsk Aviation Industrial
Assn) の設計部門と製造部門の再編成、MiG と Tupolev 両社の合併等主要軍用航空機企業の統合合併を 2006
年までに完了したいとしている。
2001.06.20
Jane's Defence Weekly
Russia's new fighter:‘a matter of life or death’
世界的に民間航空機市場の低迷化が進む中で、ロシアは航空機産業の生き残りをかけて新世代戦闘機の開発を進め
ている。
現在、ロシアは中国やインドに Su-27 や Su-30 を輸出しているが、政府の見積もりでは 2015年までに国内企業から軍が導入する
のは僅かに 7~10%、国内民間航空が 13~15% で残りの 75~80% は輸出にたよることとなる。
ロシアが計画しているのは JSF と競うこととなる第5代戦闘機、PAKFA (Perspektivnyi
Aviatsionnyi Kompleks Frontovoi Aviatsyi: Future Air Complex for Tactical Air Force) で 2010年頃
の初飛行、2011~2012年の輸出を狙っているが、予算面から極めて厳しい状況にあり、共同開発の可能性を含めその対応を模
索している。
2001.05.28
Aviation Week & ST
Sukhoi forms alliance for new fighter
AVPK Sukhoi 社はロシア政府の指導により、経費削減と技術力結集を目的として、国内主要企業及び研究所との
第5世代戦闘機の共同開発に関し合意した。
空軍は 2006年に試作機の初飛行を計画しているが、Sukhoi 及び MiG とYakovlev 共同チームはこの秋に設
計提案を行う模様。
新戦闘機は米国の JSF よりも F-22 と比較される将来型多用途機で、予算的には現在のところ認可されて
いないが、2010年の製造開始を目指している。
2001.05.23
Jane's Defence Weekly
Russia's fighter of the future takes shape
ロシア軍当局はこのほど、次世代戦闘機の設計方針 PAKFA (Future Air
Complex for Tactical AirForces) が既に決定していることを明らかにした。
これまで LFS (Light Tactical Aircraft) と呼ばれていた PAKFA は、技術確証用試作機 MiG 1-44 と同じく
Sukhoi社の S-37 で検証した技術を充分に取り入れ、米国の F-22 とJSF の中間を狙って開発される。
新規設計要求によると、離陸重量 20ton、戦闘行動半径 1,200km、短距離離発着、超音速巡航、高旋回機能及びス
テルス性の他、兵器制御、電子戦機器、飛行管制及び通信等の統合システム化が図られる。
開発は Sukhoi社が主担任し、MiG と Yakovlev もこれに参加するが、更に中国、インド、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン等
の他、独及び仏を含む西欧諸国の軍や企業にも広く共同開発を呼びかける模様で、2010年の量産機製造開始を
計画している。
2000.10.23
Defense News
Russian firms want permission to collaborate with Indis, China
ロシア政府は、メーカーから出されている中印との将来兵器システムの共同開発要求を承認せざるを得ないと見
られる。
現在ロシアはこれらの国々へ毎年平均して $1B の兵器を輸出しているが、中印両国が自国での航空機や
艦船の製造能力を間もなく保有しそうなため、2010年頃にはロシア製兵器の輸入が半減しそうな情勢であ
る。 特にロシアが Tu-22や原子力潜水艦/艦船の禁輸措置を撤回しない限りその傾向は大である。 しかしながら、これには西側
各国の強い反対が予想される。
西側との摩擦を起こさない他のオプションとして、中印との兵器の共同開発がある。 その中には第5世代戦闘
機の開発が含まれる。
2000.05.10
Jane's Defence Weekly
Second flight for experimental MiG
MiG1-44 の2回目のテスト飛行が4月27日に行われ、高度2,000m、速度600km/hで22分間
飛行し、初めての着陸装置収納テストを行った。初飛行は、2月29日に18分間実施している。設計当局はMiG1-44は
1980年代の設計で、そのまま第5世代戦闘機にはなり得ないとしている。次期 MiG 戦闘機は MiG1-44 の成果
を反映させ、2010年から2012年、遅くても2015年の装備化を見積もっている。
2000.03.06
Aviation Week & ST
MiG Russian Aircraft Corp's project 1.44 fighter has made its long-delayed maiden flight
MiG 1.44 試作機の初飛行が 2月29日 モスクワ郊外のフライトテスト試験場で行われ、
高度1,000m 、速度 600km/h で18分間順調に飛行した。
試作機は10年以上にわたり次世代多機能戦闘機としてしばしば“プロジェクト 1.42”と呼ばれていた。
プロジェクト 1.44は試作機の名称で第5世代戦闘機の開発試験用に供されると推測される。
開発技術には、超音速巡航能力、空力及びスラストベクターノズルのコンピュータ制御による超旋回
能力、レーダ、IR及び目視による被発見性の低減化、センサー・搭載兵器システムの統合化が含まれる。
対抗機種である SU-37 は1997年に初飛行、第一段階のフライトテストプログラムで超音速飛行試験て
を終了しており、4~5年以内に全てのテストプログラムを終了する模様。
2000.01.01
Aviation Week & ST
Having promised first flight of the MiG-1.42 technology demonstrator for years
MiG-1.42 の初飛行が1月下旬か2月中旬に行われる。現在Lulka Al-41 エンジンの点検
及びサブシステムの地上試験を行っている。
同機はロシア空軍の第5世代多目的戦闘機(MFI)を目的として設計され1998年にヴェールを脱いだが、財政上
の圧迫からプログラムは技術試作にとどまる模様。
1999.11.17
Jane's Defence Weekly
New MiG demonstrator set to fly next month
ロシアの MiG 1.44 試作機はミコヤン設計局 60周年を前に12月8日初飛行を行う予定。
MiG 1.44 は第5世代航空機として米空軍の F-22 Raptor に対抗して設計され、厳しい財政状況下計画は
大幅に遅れ、昨年末に完成した。ロシア空軍は1機あたり $70M 程度の大型多目的戦闘機(MFI)を念頭におい
ていたが、1.44 は2005年の初飛行を目指すロシアの将来型軽量戦闘機(LFI)の試験用に供されている。
同じく LFI の対抗機種である SU-37(SU-32) は1997年9月に初飛行を行っている。
1999.01.06
Jane's Defence Weekly
MiG finally rolls out MFI aircraft
ロシアの第5世代多目的戦闘機が初めて公表された。処女飛行は今年初頭と推定される。
1機 $70M の経費で行われている MFI(Multifanction front-line fighter) プロジェクトは量産を目的とせず、
“空飛ぶ実験室”と言われ、1986年に米国の F-22 に対抗して計画を進め、“プロジェクト 1.42”とも呼ばれている。
最大速度は M2.6 、巡航速度はアフタバーナー無しで M1.6~M1.8 、ステルス性も F-22 を凌ぐものを
狙っている。更に、 MFI は米国の JSF に対抗する LFS(Light Frontal fighter) 又は I-2000 軽量戦闘機の開発
に対応させる模様。
Jane's Defence Weekly
1998.04.29
Clearing skies
=モスクワ航空機製造処(MAPO)の軍用機開発製造状況=
厳しい財政状況下、1996年以降軍用航空機部門を独立、Military Industrial Group(MIG) は以下の
軍用機を開発製造している。
・MiG-29SM:空軍及び輸出用としてMiG-29s の改善型を製造
・MiG-31M :開発は中断しているが、MiG-31s の改善を計画中
・MiG MFI :最も注目している将来軽量戦闘機 I-2000 開発に向けた試作機
・MiG-AT :フランス企業と共同開発を計画中の先進型ジェット訓練機
Jane's Defence Weekly
1998.04.15
Russia's Fighter 2000 chases its JSF rival
ロシアは米国の JSF に対抗する空軍の次期戦闘機として LFI 軽量戦術戦闘機
I-2000 の開発を推進し、2005年の装備化を目指している。
I-2000 は MiG-21 とほぼ同一の大きさ(全長は 1.3m 短く、翼長は 4.5m 長い)で、離陸重量12トン(最大16トン)、
被発見性、高旋回性、短距離離発着等の機能を持つと推定される。
Jane's Defence Weekly
1998.02.18
Russia plans first flight for long-awaited fighter
ロシアのミコヤン設計局は8月に重量級第5世代戦闘機 MiG-MFI の飛行試験を行う
と発表した。設計局が公式に MiG-MFI の主要な時程を公表したのは今回が初めて。
今回の飛行試験では主としてデータの蓄積と低価格設計が目的とされている。なお、対抗機種のスホーイ
設計局の SU-37 は1997年9月に最初の飛行試験を終了している。
1996.01.15
Aviation Week & ST
US view of MiG-1.42
1996.01.01
Aviation Week & ST
New Russian MiGs set for flight test