「精密誘導弾2発でザルカウィ・・・」
「米国、イスラエルに特殊貫・・・」
米国防総省は26日、GBU-28(通称バンカーバスター)100発をイスラエルに売却
する計画を議会に通知した。
2017.02.22
Jane's Defence Weekly
US seeks interim 500 lb bomb with moving target capability
<1704-022204>
米空軍が、暫定的にF-35Aに搭載する移動目標攻撃用500-lb級武器の提案要求を2月10日
にWeb siteに掲載した。 それによるとシステムは既存品で、F-35 Block 3Fに整合できるもので、最初の契約はFY173Qにその半年以内に最初の発注が行われる。
F-35Aには現段階でGBU-12とGBU-38 JDAMの500-lb誘導爆弾が搭載できる。
2013.10
International Defence Review
USN successfully tests upgraded Paveway Ⅱ
<1311-100020>
米海軍が2013年2/四半期に、GBU-12F/B 改良型の GPS/INS レーザ併用 Paveway Ⅱ (DMLGB
) 36発の投下試験を行い成功した。 改良型では Block Ⅱ ソフトが使用されている。
Boeing社はこれまでに、Paveway LGB キット65,000発以上、Paveway Ⅱ LGB キット7,000発以上を納入している。
2011.05.11
Jane's Defence Weekly
Typhoons conduct self-targeting Paveway attacks
<1107-051101>
英空軍の Typhoon がリビアで、Enhanced Paveway Ⅱ を GPS 誘導で投下した。 これが Typhoon
による初の self-targeting 投弾になる。
Typhoon には self-designation 投弾能力もあるが、まだ使われてはいない。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin finishes F/A-18 Paveway Plus Ⅱ tests
<1005-040021>
Lockheed Martin社が2月17日、F/A-18 による Paveway Ⅱ Plus の品質確認試験を完了したと発表した。 Paveway Ⅱ Plus 試験の最終段階で
は2機の F/A-18 から MAU-209C/B computer control grou を装着した4発の Paveway Ⅱ Plus が投下された。
Paveway は今までに55,000セット以上が納入されている。
2010.02.10
Jane's Defence Weekly
Paveway Ⅱ Plus reaches final testing phase
<1003-021002>
Lockheed Martin社が Paveway Ⅱ Plus の投下試験に成功し、2010年1/四半期末に出荷を開始すると発表した。
2009年末に行われた試験では2発が F/A-18F から投下され、従来品より高い精度を示した。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin demonstrates Paveway Ⅱ plus laser-guided bombs
<1002-010038>
GBU-10 Paveway Ⅱ の精度を画期的に高めた Paveway Ⅱ Plus の投下試験が行われ成功した。
Paveway は先端に取り付けられた computer control group と尾部に取り付けられた air foil group からなるが、Paveway Ⅱ Plus には新型の
MAU-209C/B Computer Control Group が取り付けられる。
2008.02.27
Jane's Defence Weekly
Raytheon announces Paveway orders
<0804-022710>
Raytheon社が今年に入って、アジア太平洋地域の2ヶ国から合わせて$100M以上の Paveway を受注したこ
とを明らかにした。 受注したのは Paveway Ⅱ 及び Enhanced Paveway Ⅱ で、発注したのは Paveway を以前から装備してい
る5ヶ国のうちの2ヶ国である。
これとは別に、Raytheon社は間もなく HoB (Height of Burst) 機能付き Paveway の出荷を開始する。 HoB 機能付き Paveway にはデンマー
クとカナダが関心を示している。 近く納入が開始される英国の Paveway Ⅳ にも HoB 機能が付与されている。
2008.02.25
Aviation Week & ST
Paveway's winner
<0804-022501>
Raytheon社が、アジア太平洋諸国から1月以来$100M以上の Paveway を受注した
と発表した。
一方、英国では Paveway Ⅳ の信管の試験が行われ成功したと見られ、Paveway Ⅳ は近く運用開始になる模様である。
2007.11
Jane's Missiles & Rockets
UK bridges Paveway IV problems with Paveway Ⅱ Plus
<0724-110020>
英空軍は Paveway Ⅳ の計画の遅れから、過渡的処置として
Paveway Ⅳ の誘導部を Paveway Ⅱ 1,000-lb LGB に取り付けた Paveway Ⅱ plus
を検討している。 Paveway Ⅱ plus は SAL と GPS/INS の誘導と、曳火破裂の機能を持つことになる。
Paveway Ⅳ は2006年配備の予定が遅れている上、更に2007年5月に行った12発の投下試験で、7発の実弾頭のうち2発が Thales社製
Aurora 電子信管の不具合で破裂しなかった。 Thales社は信管の改良を行っており、改良信管による投下
試験は2008年の3月~4月に行われるため、配備開始は2008年の5月になる。
2007.09
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon clinches Paveway-support deal
<0720-090003>
英国の F-35B に Paveway Ⅳ を搭載する契約が$48.7Mで Raytheon Systems社に発注された。 Paveway Ⅳ
は英国固有の装備で、F-35 の標準装備になっていないことによる。
一方 Lockheed Martin社は米空軍から$33Mで、GBU-12 Paveway Ⅱ を受注した。
2007.08.20
Defense News
Fuze problems delay RAF's Paveway Ⅳs
<0718-082011>
英国防省は Paveway Ⅳ の運用評価試験の結果から、信管の信頼性に問題
があるとして、9月の装備化予定が、来年の夏以降に遅れる見通しを明らかにした。
空軍は Hrrier GR9 に装備して、年内にもアフガニスタンで運用を開始する計画であった。
2007.08
Jane's Missiles & Rockets
UK RAF's Paveway Ⅳ faces possible delays
<0717-080012>
Paveway Ⅳ LGB は、英空軍が設定した2007年9月運用開始達成が困難
になった。 LGB は今年中にアフガンで Harrier GR.9 に搭載されることになっていた。 遅延の原因は Paveway Ⅳ と
Aurora 信管の整合にある。
Aurora 信管は Thales/ATK社製 Multi-Event Hard Target 信管を元にしたスマート信管である。
2007.02.26
Aviation Week & ST
Tornado watch
<0706-022613>
カタールに展開している英空軍の Tornado GR4 は ISR が主任務であるが、最近はイラクでの
IED 対処とロケットや迫撃砲による攻撃の索敵攻撃を任務に追加している。
このため Tornado には DJRP (Digital Airborne Reconnaissance Pod) と Tiald (Thermal Imaging Airborne Laser
Designator) の他、Enhanced Paveway Ⅱ 及び L3 Rover downlink を搭載し、航空団の月間飛行時間もこれま
での660時間から730時間に増加している。
2007.02
Jane's Missiles & Rockets
Paveway Ⅳ completes development flight trials
<0708-020014>
英国の次期 PGM となる Paveway Ⅳ の4番目で、かつ最終となる投下試験が2006年
11月20日に行われ成功した。 この試験で Paveway Ⅳ は INS 単独モードで投下されたのち、後半は SAL に移行した。
Paveway Ⅳ は SAASM (Selective-Availability Anti-Spoofing Module) GPS と組み合わされた INS と SAL
で誘導される。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
B-1B remains primary platform in southwest Asia
<0703-120008>
10月のアフガン、イラクにおける精密誘導爆弾等による攻撃は48交戦で、うち41交戦がアフガン、7交戦がイラクであった。 出撃機
は B-1 が最も多く19出撃、次いで米海軍の F/A-18 が14、英空軍の Harrier が10の順であった。
A-10 は僅かに3出撃であった。
MQ-1 Predator のよる Hellfire 攻撃は4回で、全てイラクであった。
2006.11.13
Aviation Week & ST
In dual mode
<0623-111307>
フランス国防省は Raytheon社製の Enhanced Paveway-Ⅱ を導入する。 年末までに
Super Etendard に搭載し、次いで Rafale F2及び Mirage 2000 に装備する計画である。 搭載機のコックピットの
表示は一部改修を要する。
Mirage 2000 には既に PavewayⅡ を装備しているが、対地攻撃能力の強化を図るため6月に装備化された Rafale F2 を含め EPⅡ を
装備する。
Enhanced Paveway-Ⅱ は GPS/レーザの2モードなど Paveway Ⅳ とほぼ同程度の機能を持つ。
2006.11.08
Jane's Defence Weekly
UK to deploy Typhoon in Afghanistan
<0623-110801>
英空軍は、対地攻撃装備の Tranche 1 Block 5 Typhoon を2008年前半にアフガニスタンへ
投入する準備を急いでいる。 Tranche 1 Block 5 は既に40機余りが英空軍に配備されており、2007年に
Enhanced Paveway Ⅱ を搭載するソフト改修が行われる。
また2006年初めに、20基の Litening Ⅲ 照準ポッドを購入することで Rafael社と合意している。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
Afghanistan's Kandahar area become the main 'killing ground' in southwest Asia
<0624-110011>
9月にイラクで4回、アフガンで76回の空爆が行われた。 カンダハルでは23回と最も多くのミサイル攻撃が行
われ、次いでアフガンのホットスポットである Musah Qal'eh で19回であった。
使用された航空機は B-1B が28回、A-10 が25回、F/A-18
が23回、Harrier が14回で、GBU-12 Paveway Ⅱ が52回、GBU-31 及び GBU-38
JDAM が39回使用された。
2006.10.09
Aviation Week & ST
Expeditionary warfare
<0621-100906>
英空軍は2007年初頭からアフガニスタンに最新型の Harrior GR9 を展開する。 また、情勢に応じ2008年以
降に運用開始となる Eurofighter Typhoon を展開する方針である。
GR9 は500-lb Paveway Ⅳ 二モード精密誘導爆弾を搭載し、約5,300名の陸軍が行動するアフガン南部で CAS
及び偵察飛行を行う。
2006.10
Jane's Missiles & Rockets
Taliban continues fight for Musah Qal'eh region
<0622-100014>
A-10 は GBU-12 Paveway Ⅱ を投下した。
英空軍の Harrier は、1,000-lb Enhanced Paveway Ⅱ を投下した。
【註:】
6月、7月に引き続き8月も、米軍が投下した GB が500-lb (GBU-12,-38)、と2,000-lb (GBU-31) に二極化されている。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
UK trials prove Paveway Ⅳ performance
<0618-090037>
英空軍が Harrier GR.9 による Paveway Ⅳ の投下試験を行い、Paveway Ⅳ は所望の誤差
範囲に着弾した。
Paveway Ⅳ は 500-lb Mk 82 爆弾を元にした GB で、英空軍は2006年9月に配備開始を計画している。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
B-1B plays major role in anti-Taliban operations
<0618-090035>
アフガンで7月に投下されたのは GBU-30 2,000-lb JDAM と、GBU-38 500-lb JDAM
及び GBU-12 500-lb Paveway であった。 投下機は B-1B と A-10 であった。
(6月の投下された PGM の日別一覧表 JMR 2006.08)
【註:】
6月、7月のいずれも、投下された GB が500-lb、と2,000-lbに二極化されているのが注目される。
2006.08.02
Jane's Defence Weekly
US expedites munitions shipment to Israel
<0617-080201>
イスラエルが7月にヒズボラに対する攻撃を開始して以来、米国はイスラエル空軍の要求に応じて精密打撃兵器の供給を急いでいる。
対象となっているのは JDAM、AGM-114 Hellfire、100ユニットの GBU-28/B などである。 GBU-28A/B は
BLU-113/B に装着される。
GBU-28A/B は2005年4月にイスラエルへの売却が承認されている。
2006.08
Jane's Missiles & Rockets
Guided weapons use steps up in Afghanistan
<0617-080021>
米空軍はイラク及びアフガンで PGM を多用しており、6月だけで24日間に36交戦で
使用されている。 母機で最も使用されたのは B-1B で15交戦、次いで A-10、F-16 の順で、それぞれ9交戦4交戦となっている。 MQ-1
Predator による Hellfire 発射も少なくとも5交戦あった。
使用された PGM は殆ど GBU-12 500-lb Paveway と GBU-38 500-lb JDAM であるが、29日にに GBU-31
2,000-lb JDAM も投下されている。
2006.08
Jane's Missiles & Rockets
Guided bomb kill Al-Qaeda leader
<0617-080019>
6月7日に、1機の F-16C から投下された2種類2発の500-lb GB がザルカウイを殺害
した。 ザルカウイの居場所を特定した米軍は付近で IED の監視飛行を行っていた2機の F-16 に攻撃を命じた。 2機は KC-10 から給
油をうけ攻撃に向かおうとしたが、1機が先に給油を終わったため攻撃を開始した。
最初は GBU-12 Paveway Ⅱ が投下され目標を直撃した。 その96秒後(恐らく二回目のパス)に
GBU-38 JDAM が投下され、これも直撃した。
2006.06.09
Yahoo
時事通信記事
<0612-060901>
イラク駐留多国籍軍報道官が、ザルカウィ容疑者殺害に関して、米空軍 F-16 から精密誘導弾2発で潜伏先を爆撃したことを明らかに
した。
報道によると、2機の F-16 から500-lb爆弾が1つずつ投下され、最初の攻撃ではレーザー
誘導爆弾、2機目の攻撃では GPS 誘導爆弾が使用された。
2006.05
Jane's Missiles & Rockets
Paveway attacks multiple targets
<0611-050016>
米海軍と Lockheed Martin社が、GBU-12 Paveway Ⅱ DMLGB (Dual
-Mode Laser-Guided Bombs) の一連の試験を実施した。 DMLGB は GPS/INS 誘導を併用することで、投下後に目標への方向変換を行うこ
とができるようになる。
計画は COTS の採用を目指し、2005年11月に Lockheed Martin社が指名され進められている。
2006.03.15
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin flight-tests Paveway Ⅱ guidance kits
<0607-031505>
Lockheed Martin社が4発の GBU-12 Paveway Ⅱ DMLGB (Dual-Mode, Laser-Guided Bomb) の投下試験に成功し
た。 試験では1発を投下する間に他の目標をレーザ追随する能力が確認された。
Paveway Ⅱ DMLGB は GPS/INS が併用された Paveway LGB で、2005年11月に米海軍が Lockheed
Martin社に$65Mで発注した。 今後5年間の総額は$266Mと見られている。
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
UK demonstrates in-flight updating for 'smart' bombs
<0605-020026>
QinetiQ が2005年12月末に Enhanced Paveway 2 (EPW2) 2発により、投下後に目標データ
を更新する試験を実施した。 この試験に要求された条件は、爆弾の投下装置と航空機に一切の変更を加えない
というものであった。
データリンクの周波数には UHF 帯が選ばれ、データプロトコルには VMF (Variable
Message Format) 仕様が用いられた。
2006.02
International Defense Review
QinetiQ shows mid-course moves with GPS
<0604-020006>
英国が Enhanced Paveway 2 (EPW2) にデータリンク装置を取り付
け、目標の再指定ができる安価なシステムの試験を China Lake 試験場で実施し成功した。
改良型 EPW2 2発は Tornado GR.4 から投下され、30~60秒間飛翔する間に二度の目標情報
更新を受け標的に命中した。 目標情報更新は FAC (Forward Air Controller) の装備である FAC Kit
により行われた。
EPW2 に積まれたのは Harris社製の UHF ハンドヘルド無線機と Mini IDM (Improved Data Modem) の合わせ
て1.45kgで、データリンクは VMF (Variable Message Format) データプロトコルの K02.61
でアップリンク、K02.60 でダウンリンクを行った。
2006.01.11
Jane's Defence Weekly
UK develops datalink to retarget weapons in flight
<0603-011105>
2005年12月末に英国で2発の Enhanced Paveway Ⅱ の投下試験が行われ成功した。 この試
験では QinetiQ が開発したデータリンクである VMF (Variable Message Format) data protocol が使われ、
飛翔間に目標情報の更新が行われた。
Paveway の飛翔時間は30~60秒であった。
2005.09.26
Defense News
Lockheed to supply bomb kits
<0522-092609>
Lockheed Martin社は、GBU-12 500-lb爆弾用 LGB キットを米空軍から$50Mで受注した。
GBU-12 はセミアクティブレーザシーカと姿勢安定用の翼からなり、これまでに25,000キット以上が空軍、海
軍及び輸出用として製造されている。
2005.09
Jane's Missiles & Rockets
Enhanced Paveway Ⅱ flies
<0518-090024>
GPS/レーザの複合誘導 GB である Enhanced Paveway Ⅱ 6発の投下試験が行われ、全てが目
標に命中した。 このうちの4発は従来の GPS だけ或いはレーザだけの GB では投下範囲外となる空域から投下された。 最遠距離投下
は高度20,000ft、距離12nmから行われた。
米英軍は既にアフガン及びイラクで Enhanced Paveway Ⅱ を使用しており、英空軍だけでも500発が実戦使用
されている。
2005.08.17
Jane's Defence Weekly
US Navy gets new 'bunker buster' munition
<0517-081704>
米海軍が600発の GBU-24G/B と呼ばれる2,400-lb 'bunker
buster' 爆弾を配備中で、9月までには配備を完了する。
GBU-24G/B は弾頭に BLU-116A/B 侵撤爆弾を使用しており、空母搭載の F-14 又は F/A-18C/D で
投下できる。 信管には三モードの遅延を選択できる FMU-143 が使用されている。
2005.07
International Defense Review
Enhanced Paveway tested
<0514-070011>
米海軍が5月17日と31日に、F/A-18 を用いた Enhanced Paveway Ⅱ dual-
mode GB の投下試験を行い成功した。 試験には500-lb弾頭の EGBU-12 Paveway 4発も使用された。
2005.05.04
Jane's Defence Weekly
Paveway Ⅲ sale to bolster Israeli strike capability
<0510-050407>
米 DoD が4月26日に議会に対し、100発の GBU-28/B を
イスラエルに売却することを承認したと報告した。 イスラエルは7年前から GBU-28 の売却を要求していた。 イスラエルは
GBU-28/B を F-15I に搭載する。
GBU-28/B は BLU-113 を弾頭とし、30mの土又は6mのコンクリートを侵撤できる。
このため60msecの遅延作動が可能な FMU-143H/B 信管を搭載している。
2005.04.27
Yahoo
ロイタ通信記事
<0509-042701>
イスラエル F-15 に搭載する見込みで、イラン攻撃準備の一環として配備するのではないかとの見方も出てい
る。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
US Air Force and Lockheed Martin still at odds over LGB kits
<0504-010015>
Lockheed Martin社製 Paveway LGB の欠陥問題はまだ解決していない。 米空軍は2004年9月から実戦使用を停止している。
Lockheed Martin社は対策を講じるに必要なテストデータの詳細が開示されていないとしている。
2004.12
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin LGB kits grounded
<0503-120018>
2004年9月30日に米空軍は、Lockheed Martin社製 MAU-209/B Paveway Ⅱ キットの使用を中止し
た。 原因不明の不具合が爆弾の飛行性能に発生したためで、Raytheon社製キットには問題がないので Paveway
Ⅱ は引き続き使用される。
【註:】
MAU-209/B とは Lockheed Martin社製で、GBU-10/B, GBU-12/B, GBU-16/B Paveway Ⅱ に使用されている誘導部 CCG (Computer
Control Group) のことである。 Paveway は弾頭部に付く CCG と、弾尾部に付く Wing で構成されている。
同じく GBU-10/B, GBU-12/B, GBU-16/B Paveway Ⅱ に使用される CCG に Raytheon社製の MAU-169/B がある。
2004.02.25
Jane's Defence Weekly
USA purshes armed UAV plans
<0405-022504>
米空軍は武装 UAV の搭載武器を強化する計画を進めている。
MQ-9A Predator B には GBU-38 500-lb JDAM を搭載する
計画に変更はないが、更に GBU-12 500-lb Paveway Ⅱ も搭載する。 ただ Predator からの
GBU-105 SFW と組み合わせた WCMD は、搭載機が遅すぎて信管が正常に
作動しない問題をかかえている。
MQ-1 Predator A は GA社によると2月5日現在で RQ-1/MQ-1 合わせて100機製造しているが、
AGM-114 Hellfire に代えて JCM (Joint Common Missile) が搭載される模様である。
2004.02
Jane's Missiles & Rockets
PGMs boosted RAF effectiveness in Iraq
<0408-020001>
英空軍がイラク戦争で使用した PGM は全体の85%で、1999年のコソボでの25%、1991年の湾岸戦争の18%に比べ
、大幅に比率を上げている。
少数のクラスタ爆弾を含む、合わせて138発の非誘導爆弾が使用されたが、これらは広域に展開した装甲車両のように、誘導爆弾の使用
に適さない目標に対して使用された。
Enhanced PaveWay Ⅱ,Ⅲ の爆撃照準用に TALD (Thermal Imaging
and Airborne Laser Disignation) ポッドを搭載した別の航空機が使用された。 戦闘用には30基の TALD が
使用された。
2004.01.12
Aviation Week & ST
Hard target
<0401-011206>
米空軍は GPS 装備の5,000-lbバンカーバスター、EGBU-28 を B-2
に搭載し運用を年内にも開始するが、同時に更なる性能向上計画に着手する。
空軍はレーザー誘導の GBU-28を補うため、全天候型の EGBU-28 を243発調達する計画で、昨年夏に全ての試
験が完了しているが、より堅固な目標に対処するため、弾頭効果の強化、侵徹能力向上に必要なノーズコーンの材質と形状等について既
に研究を開始している。
空軍はF-15Eへの搭載も計画しているが予算上の制約から2008年以降となるとみられる。
2003.12.03
Jane's Defence Weekly
USAF orders more Paveway bombs
米空軍はイラク戦争における Pave Way Ⅱの射耗補充として Lockheed Martin社と$109Mの契
約を行った。
契約の内訳は$56Mが空軍用の GBU-12 で、$53Mが海軍用の GBU-12 及び GBU-16 である。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
B-2 drops live GBU-28B/B bombs
8月14日に B-2 による GBU-28B/B 5,000-lb爆弾の投下試験が行われ
成功した。
GBU-28B/B は B-2 搭載のため GBU-28A/B を改造したもので、試験は2003年3月から模擬爆弾を用いて続けら
れていた。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
USAF orders more Paveways
Raytheon社が$11.59Mで815発の Pave Way Ⅱ を受注した。2005年2月までに納入される。
これとは別に米空軍は FMS 用の JDAM を発注した。 デンマーク向け245発、UAE 向け202発、オマー
ン向け84発、それに韓国向けである。 納期は2005年3月になっている。
2003.05
Jane's Missiles & Rockets
Coalition makes massive use of guided munitions
主として使用されたのは GBU-31, GBU-32 などの JDAM であったが、バグダッド地域の爆撃には、よ
り精度の高いレーザ誘導爆弾が使用された。
開戦初日の3月19日に F-117 が4発の EGBU-27 を投下したが、これが EGBU-27 の初めての実戦使用となった。
3月28日には B-2 から2発の 4,700-lb EGBU-37 が初めて投下された。
英空軍は Storm Shadow 巡航ミサイルを30発以上使用した。
4月3日にバグダッド南の共和国防衛隊機甲部隊に対して B-52H が6発の CBU-105 WCMD を投下したが
、この WCMD は JDAM 並の GPS/INS 誘導にしたものであった。
Tomahawk BlockⅢC は740発使用された結果、備蓄
は1,150~1,350発になってしまった。
米軍はこの戦いに多数の UAV を投入したが、その中には Tactical Air-Launched Decoy や、開戦初日にバグダッドに
チャフを散布した MGM-34 Firebee が含まれる。
(註:EGBU-27 とは、 BLU-109 侵撤爆弾に Pave Way Ⅲ
レーザ誘導装置を取り付けた GBU-24 を F-117 用に改造した GBU-27 に GPS 誘導装置を付加した Enhanced型。 EGBU-37 は、5,000-lb
BLU-113 "Bunker Buster" に Enhanced Pave Way を取り付け F-15E 用に開発された GBU-28 を、
B-2 に搭載できるように改造した侵撤爆弾)
2003.04.28
Aviation Week & ST
Precision Guidance
英空軍はイラク戦での精密誘導兵器による攻撃成果を基に、備蓄量の増強と将来的に必要とする空対地攻撃兵器の検
討を開始した。
今回の作戦で、英空軍は Storm Shadow 巡航ミサイルと Maverick を初めて使用している。
また、多数の Enhanced PavewayⅡ GPS/レーザー誘導爆弾を使用し、僅かながら Enhanced
PavewayⅢ も使用している。
英空軍は波及被害を極限する PGB 2,000~3,000発の導入を計画し、選定機種は PavewayⅣ とJDAM のどちらかになるが、イラク戦での
成果が大きく影響するものとみられる。
英軍は今回の作戦に最大 45,000人の兵員と航空機 100機、回転翼機 70機を投入し、空軍は連合軍の1日あたり 1,200ソーティに及ぶ
航空攻撃の 10% を実施、攻撃兵器の 90% が精密誘導兵器であった。
2003.04.28
Aviation Week & ST
Litening strikes
米空軍は B-52 用 Targeting pod Litening-2 システムを初めてイラクで使用し、2発の
GBU-12 レーザー誘導爆弾と WCMD を投下した。
B-52 はこれまで 35,000-ft の高度から目標の捕捉ができなかったが、このシステムの開発により TV または前方監視 IR センサーに
より高々度からの正確な捕捉が可能となった。
システムは爆弾投下後の効果判定を至短時間に行うことができ、必要に応じ再攻撃を行うことができる。
空軍は 6機の B-52 に搭載を予定すると同時に更に改善を進め、全ての B-52 に搭載する。
2003.03.26
Jane's Defence Weekly
US award Paveway Ⅱ contract
Lockheed Martin社は$106.6Mで、米海空軍用に 500-lb GBU-12 及び 1,000-lb GBU-16 の
Paceway Ⅱ の生産を受注した。
受注数量は明らかになっていないが、引き渡しは12月から開始される。
2003.01
International Defense Review
EGBU-28 enhancement
米空軍は BLU-113 の弾頭である EGBU-28 の P3I に
ついての、statement of objectives 及び要求性能の原案を発簡した。
2002.09
Jane's Missiles & Rockets
・・・ and offers improved Enhanced Paveway to UK
英国の PGB (Precision Guided Bomb) 計画を巡って Raytheon社は Enhanced Paveway の改良型を、Boeing社は
JDAM の改良型を提案し競っているが、英国では2000年末に Enhanced Paveway EO/INS/GPS 誘導爆弾を
発注し、2001年10月から運用している。 現在1,200キットを保有している。
Enhanced Paveway は8目標のデータを事前に入力でき、投下後は GPS の誘導で目標に接近、レーザ反射を受信した場合にはレーザセミ
アクティブ誘導に切り替わる。
このため JDAM に比べて高価になるのが欠点で、EO 誘導だけの Paveway の単価は
JDAM と同じでも、IMU 付きになると単価は2倍になる。
ともあれ、 Paveway Ⅱ は、2002年末で月産900キットになる見込みで、2002年6月27日に通算125,000発目を
米海軍に納入している。
2002.09
International Defense Review
UK moves towards Precision Guided Bomb selection
英国防省は12月に PGB (Precision Guided Bomb) 計画担当社を決定し、2003年3月に契約を行う。
部隊配備は2006年に計画され、最終的には14,000発以上が調達される見込みである。
計画には Boeing社と組み JDAM-ER を提案する MBDA社と、Enhanced Paveway Ⅱ (EP-Ⅱ) を提案する
Raytheon社の2社が競争している。
JDAM-ER は、MBDA社製の DiamondBack 有翼テールキットを用いたもので、GPS/IMU で誘導
される。
EP-Ⅱ は、GPS/IMU を付加したレーザ誘導方式である。
2002.07
Jane's Missiles & Rockets
UK shortlists PGB competitors
英国の 500-lb PGM (Precision GB) には、Mk 82 JDAM を提案する MBDA/Boeing グ
ループと、Enhanced Paveway を提案する Raytheon社が残こり、ASSM (Armament air-Sol Modulaire) を提案する Segem社は脱落した。
PGM は今年後半に最終選考が行われ、2006年に運用が開始される。
2002.05.08
Jane's Defence Weekly
MBDA studies UK JDAM production line
Boeing社と MBDA社は、英空軍が進めている全天候 PGB 計画に 500-lb Mk
82 型の JDAM を提案している。 500-lb 型の JDAM は4月26日にフロリダで F-16 からの投下試験に成功
している。
一方 Raytheon社は、フランスの Sagem社と提携して 'Enhanced Paveway' の改良型を提案している。
Enhanced Paveway は GPS/LGB 誘導で、2年前に英空軍に採用されている。
英空軍は、全天候型で 3m の爆撃精度を持つ PGB を要求している。
2002.01.07
Inside the Navy
Lockheed Martin competing with Raytheon for Laser-Guided Bombs
Lockheed Martin 社はこのほど、米海軍のレーザー誘導爆弾 (LGB) キットの製造を $80M で契約する。
LGB はこれまで Raytheon 社の独占事業であったが、DoD は予算節減のため、Lockheed Martin 社との契約方式を指名競争とした。
なお、予算額は緊急予算の中から充当される。
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
Enhanced Paveway demonstrates 3m accuracy
Enhanced Paveway Ⅱ及び、Enhanced Paveway Ⅲは、英空軍が Florida州 Eglin空軍基地で実施した投下試験で、
誤差の中心値が3m以内という精度を記録した。
Enhanced Paveway は、英軍がコソボでの戦訓から、悪天候下でも使用できるようにレーザ誘導装置に GPS を
付加したもので、GPS 単独モード、GPS/レーザ誘導モードの組み合わせで使用する。
2001.12
Jane's Missiles & Rockets
US PGMs target Afghan caves and bunkers
米軍はアフガニスタンにおいて、各種 HDBTD (Hard and Deeply-Buried Target Defeat) 弾を使用している。
GBU-37 5,000-lb 爆弾は、GBU-28 5,000-lb レーザ誘導爆弾を、B-2 の弾庫に搭載できるように短くしたもので、
GPS/INS 誘導を行う。 GBU-37 は B-2 から、GBU-28 は F-15E から投下された。
洞窟の攻撃には F-15E から投下された AGM-130 も使われた。
2001.12
International Defense Review
Multimode GBU-28 for B-2A/F-15E
Raytheo社は $3.6Mの契約で、GBU-28B/B を B-2A 及び F-15E に搭載する。
改良の主な点は、IMU (Inertial Measurement System) を取り付け GPS/IMU とし、レーザ照準モードと合わせて精度の向上を図る
他、B-2A 用に IMU 単独モードも考えられている。
2001.10.31
Jane's Defence Weekly
USAF enhancing capabilities of B-2
B-2 爆撃機の追加生産の是非が論じられている中、空軍は現存する21機の B-2A Block 30 の、戦
闘能力向上計画 (Block 40) を進めている。
その1は、電波吸収体の改善 (AHFM: Advanced High Frequency Material) で、従来乗組員昇降口の様な
アクセスパネルにステルス性確保に使用していたテープファスナの、約60%を取り除くことができる。
AHFM により B-2 の整備性が通常の航空機並に改善される。
その2は、弾薬搭載能力の改善で、B-2 が従来16発の 2,000-lb JDAM しか搭載できなかったのが、
80 発の 500-lb JDAM を搭載し、別々の目標に指向させることができる
ようになる。
EGBU-28 (Enhanced GBU-28) は GBU-37 に代わり搭載が可能になる
4,700-lb 'bunker buster' で、既に Operation Enduring Freedom で使用されている。
その3は、通信機能の改善で、Link-16 に加えて Ultra-High Frequency Extremely
High Frequency SATCOM (satellite communication) 装置がが付加される。
2001.10.24
Jane's Defence Weekly
UK Royal Air Force to deploy first GPS weapon
英空軍は10月27日、GPS を用いた Paveway GB (Enhanced Paveway) が Operational になったとした。
Enhanced Paveway は1999年の 'Operation Allied Force' の経験から急遽 Raytheon社に発注されたもので、INS/
GPS の採用により曇天時でも英軍が保有する Paveway 2, Paveway 3 などの GB が投下
可能になる。
2001.10.15
Aviation Week & ST
US stalks Tariban with new air scheme
アフガニスタンでの航空作戦にあたり、DoD は目標識別から5分以内に移動目標を攻撃する新し
い作戦計画を実施していることが明らかになった。
計画のキイとなるのはアフガニスタン全域をカバーする陸海空及び CIA を統合した C4I リンクで E-3 AWACS、E-8 JointStars、
RC-135 RivetJoint、U-2 等の他、GlobalHawk や I-Gnat 無人機が総合的に運用されている。
攻撃には F-15E や F-117 をはじめ攻撃ヘリが使われ、GBU-37 貫徹誘導爆弾、AGM-130 及び JDAM 等各種兵器が用いられている。
2001.05.28
Aviation Week & ST
F-14 cleared to carry GPS-guided penetrating bomb
米海軍は F-14 Tomcat の地上攻撃能力向上のため、GPS 誘導の GBU-24 貫徹誘導爆弾
による投弾試験を行った。
3月19日、海軍チャイナレイク射場で F-14D から速度 1.9M で GBU-24E/B の投弾を行いこれに成功、Tomcat での使用が可能なこと
を確認した。
2001.01
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon to supply Enhanced Paveway to Royal Air Force
英国国防省はこのほど Raytheon 社の GPS 誘導の機能向上型 Paveway を空軍の
Panavia Tornado GR.4 戦闘機用に導入することを決定した。
空軍は現在レーザ誘導の Paveway Ⅱと Paveway Ⅲ を装備しているが、GPS 誘導型の導入により曇天や煙幕の状況下でも有効な攻
撃が可能となる。
2001.01
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin tests its proposed Paveway guidance kit
Lockheed Martin 社は空軍の Paveway Ⅱ GBU-16 用のレーザ誘導システムの試験に
成功した。
これは空軍の RFP に応ずるもので、2001年 3月に選定が行われ、約4000セット、$64M の契約規模。
同社は昨年 11月から本年1月に20回の投下試験を行い、全て成功している。