韓国の UAV に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.02.24
 10:56
中央日報 韓国の技術で開発した無人ステルス機公開 <2503-022407>
 韓国国内技術で開発した無人ステルス技術試験機が公開された。
 国防科学研究所 (
ADD) と大韓航空は25日、釜山大韓航空技術センターで、低被探無人編隊機技術試験機1号機のロールアウトすることを明らかにした。
 低被探無人編隊機とはステルス技術が適用された編隊UAV機で、有人戦闘機と複合編隊を構成して偵察・電子戦・攻撃など任務を自律的に遂行する。
 ADDと大韓航空が防衛事業庁の未来挑戦国防技術事業の一環として2021年から研究開発を始め、2024年までに開発を完了する計画である。
 ADDは、2025年末の初飛行を経て技術試験機は、2027年に有人機操縦士が空中で無人機を直接統制する有無人複合飛行試験を進める計画だと説明した。
2024.01.26 Janes South Korea starts production of MUAV <2402-012614>
 韓国が国産中高度UAV (MUAV) の量産を開始した。 国防調達計画局 (
DAPA) によると、MUAVは順次韓国空軍に引き渡す予定だという。
 ADDは2023年12月21日、大韓航空航空宇宙局 (KAL-ASD)、LIG Nex1社、Hanwha社とUAVの生産開始に関する契約を締結したと発表している。
2023.10.20 Janes ADEX 2023: Hyundai, Kia unveil hydrogen-fuelled cargo drone <2311-102018>
 現代自動車が姉妹企業である大韓航空 (KAI) と共同で開発している、Projrct Nハイブリッド燃料電池機を10月17~22日に行われたADEX 2023展で公開した。
 2022年に共同開発を始めたProject Nは200kgの輸送能力と2時間の滞空能力を目指している。
2023.10.20 Janes ADEX 2023: KAI details progress on Advanced Air Vehicle <2311-102017>
 KAI社が10月17~22日に行われたADEX 2023展で、C101の発展型である全長15mになるC103 AAVの1/4模型を展示した。
 C103は民間用と異なり戦場での輸送、部隊展開、
ISR>、洋上哨戒、患者搬出などに活用される。
2023.10.18 Janes ADEX 2023: KAL-ASD unveils new loitering munition <2311-101828>
 大韓航空航空宇宙事業部 (
KAL-ASD) が10月17~22日に開かれるADEX 2023展で、敵のミサイルを攻撃するUAV KUS-SXを発表した。 KUS-SXは9月23日に行われた3軍記念日の閲兵式で初公開されている。
 KUS-SXは全長2.5m、翼端長3mで、滞空能力9.5時間、上昇限度14,760ftの性能を持つ。
2023.10.18 Janes ADEX 2023: KAL-ASD develops new Strix-like UAV <2311-101827>
 大韓航空航空宇宙事業部 (
KAL-ASD) が10月17~22日に開かれるADEX 2023展で、BAE Systems豪社のStrix UAVと良く似た新たなVTOL UAVの実験機KUS-VXを発表した。
 KAL-ASDによればKUS-VXは韓国政府からの公式な要請で開発したものではないが、戦闘能力を含む高い性能を実現しようとしている。
2023.07.13 Janes Teaming up: Seoul pursues MUM-T capability for helicopters <2308-071317>
 韓国KAI社がアブダビで開かれたIDEX展で、C2や戦術通信を陸海空を領域横断で結ぶために、韓国海兵隊向けに国内開発中の軽戦闘ヘリLAHとUAVを繋ぐため開発を進めている有無人連携 (
MUM-T) 技術と空投 (ALE) を展示した。
2023.02.01 Jane's Defence Weekly KAI and Northrop Grumman partner to develop VTOL UAVs for maritime ops <2304-020106>
 韓国KAI社Northrop Grumman社VTOL UAVの共同開発で合意した。
 韓国海軍は哨戒用としてVTOL UAV 20機の装備を検討している。
 試作機はMQ-8C UAVを元に開発されるが、KAI社はNight Indtuder 600 VT UAV開発した実績を持っている。
2022.08.31 Jane's Defence Weekly Korean Air selected as proferred bidder for stealth UAV squadrons <2212-083109>
 大韓航空が8月16日、韓国
ADDからステルスUAV開発の第1段階を受注したと発表した。 この開発はADDが2021年11月に発表した将来先進防衛技術開発の1つに挙げられていた。
 大韓航空は2010年から2021年までKaori-X無尾翼UAVを開発しており、2015年9月には初飛行させている。
【 Kaori-X 関連資料:1606-041105 (AW&ST 2016.04.11)】
2021.10.13 Jane's Defence Weekly Korean Air to develop low-visibility technologies for UAVs <2112-101308>
 KAL社が9月30日、韓国
KRITからステルスUAV開発のための、電波吸収機体構造や表面気流制御などの研究を16日に受注したと発表した。 この研究は2025年に完了する。
 同社は既にADDから受注した契約で2010年から2021年8月までKaori-X UAVの開発を行っていて、ステルス製、空力制御、安定性、推進方式などの技術を積んでいるという。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly South Korea to start UAV trials in 2022 <2110-081104>
 韓国
DAPAが8月3日、2022年前半に2種類の国内開発UAVを装備すると発表した。
 そのうちの一機種は40mm擲弾6発を発射するVTOL UAVで半径2km以内で行動できる。 擲弾を2秒間隔で発射でき、2軸のジンバルと無反動衝撃吸収装置を装備することで射撃を行っても安定した飛行が可能になる。
 もう1機種は重量1.95kg以下のモジュラー式小型VTOL UAVである。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Israel, South Korea to co-operate on unmanned airborne ISTAR <105-032412>
 イスラエルと韓国
ISTAR UAVの事業協同で合意し、3月15日にMoUを締結した。 MoUはElbit社とKAI社の間で結ばれた。
 UAVで先行するElbit社は10種類以上のUAVを開発し、30以上のユーザで数十年にわたり使用されてきている。
 一方、KAI社も近年、Naxt Corps UASやTactical UAS及びステルスUCAVを手がけている。
2020.08.27 朝鮮日報

(Yahoo)

韓国航空宇宙研究院の太陽光無人機、53時間連続飛行 <2009-082702>
 韓国航空宇宙研究院が、高高度長期滞空太陽光UAVのEAV353時間連続飛行したと発表した。 太陽光UAVによる世界最長飛行記録は2018年にAirbus社のZephyrが記録した26日連続である。
 高高度太陽光UAVは高度12km以上の成層圏で数ヵ月にわたり滞空し、人工衛星の機能を補う役割を目指している。
【関連記事:1509-081201 (東亞日報 2015.08.12)】
2020.08.14 Jane's 360 South Korea highlights unmanned systems interest in latest defence spending plan <2009-081407>
 韓国国防省が2021~2025中期防衛計画で、陸海空用の各種UAVの取得を謳っている。
MUAV
 MUAV MALE UAVは1Q/2021に量産を開始し、2025年までにGlobal Hawkと共に空軍第39偵察飛行隊に装備する。
 MUAVは全長13m、翼端長25m、高さ3mで、上昇限度は45,000ftである。
Stealth UAV
 韓国ADDは8月5日、初期設計段階にあるStealth UAVを公表した。 2021~2025年に開発が行われるという。
2020.05 International Defence Review South Korea MND eyes KUS-FS UAV for RoKA Ground Operation Command <2007-050007>
 韓国国防省当局者が3月上旬、陸軍が
MUAV 10機を購入する計画であることを明らかにした。 購入するのはKAL社が開発し、既に空軍が装備しているKUS FSで、経費はKRW488B ($402.7M) という。
 KUS FSは全長13m、翼端長25mのターボプロップ機で、上昇限度42,650ft、滞空能力24時間の性能を持つ。
【KUS FS 関連記事:1804-032101 (Jane's 2018.03.21)】
2020.03.23 Aviation Week & ST Korean Air designs stealth drone demonstrator <2005-032304>
 大韓航空KUS-FCステルスUCAVを提案していたが、当時韓国空軍はISR用のステルスUAVを求めていたため、飛行試験の予算が着かなかった。 この間韓国の開発庁ADDは2015年に縮小模型であるKaori-Xを飛行させていた。
 一方、大韓航空は2019年10月にソウルで開かれた航空防衛博にKUS-FCの模型を展示した。 これは2011年の同博にKUS-Xとして展示したもの同じであったが、同年に空軍は2030年までにUCAVとして装備可能なことを要求するようになっていた。
2018.10.15 中央日報

(Yahoo)

韓国軍が数千億ウォン投入の無人機開発事業、南北軍事合意で無用に <1811-101501>
 休戦ライン前方師団に配備する予定だった師団用偵察UAV南北軍事合意のため無用になる。 このUAVは南方限界線と軍事境界線 (
MDL)の間の2km区間に飛ばして北朝鮮のGPなど指揮所や砲兵部隊など (DMZL)一帯を監視するというため2010年に開発を決めた。
 師団用偵察UAVの偵察可能距離は5kmと確認されたが、9月19日の南北軍事合意書のUAV飛行禁止距離は、軍事境界線 (MDL) から東部15km、西部10kmで、来月1日からはこのUAVをMDL付近に飛ばして北朝鮮軍の動向を監視するのが不可能になる。
2018.08.23 中央日報

(Yahoo)

ドローンが偵察・爆撃…韓国軍、未来戦ドローン部隊を10月創設 <1809-082304>
 韓国陸軍消息筋が22日、ドローンボット戦闘団が10月1日に第3軍司令部隷下で発足するとし、来年初めに第1、第3軍司 令部が統合された地上作戦司令部が新設されれば傘下の地上情報旅団として改めて編成される方針であると述べた。
 ドローンボット戦闘団は大佐を指揮官に50名規模で始まり、来年は三桁以上に増員する計画で、現在は創設準備要員が10機の UAV4両のUGVを装備して習熟訓練を進めているが、今年度の予算で60~80機を取得する。 今後は遠距離偵察 UAVと攻撃型自爆UAVを開発しドローンボット戦闘団に装備するという。
2018.08.08 聯合ニュース

(Yahoo)

24年から軍需品輸送用ドローン導入 韓国国防部が推進 <1809-080801>
 韓国国防部が8日、新たな国防改革案「国防改革2.0」の一環として輸送用のUAVを2024年か ら導入する方針を示した。
 今年下半期から運用要求に近い試作機10機を順次導入して2023年まで実証評価を行い、配備可能と判断すれば 2024年から陸軍の全般前哨 (GOP) 師団や空軍の防空管制部隊、海軍と海兵隊の島嶼部隊などに食糧や医薬品、弾薬といった軍需品を供給する際 に活用する。
2018.04 International Defence Review Aiming high: South Korea's unmanned ambitions <1806-040017>
= 韓国の UAV に関する5頁の記事 =
 
2018.03.21 Jane's 360 South Korean KUS-FS MALE UAV continues flight trials as development draws to a conclusion <1804-032101>
 韓国が開発中のKUS-FS MALE UAVが今年後半に開発を完了する見通しである。
 17日に画像が公開されたKUS-FSは2012年に初飛行したかつてMUAVと呼ばれていた全長11m、翼端長25mのMQ-9 Reaper級MALE UAVで、巡航速度 169kt、航続距離1,852km、滞空能力32時間、実用上昇限度50,000ftの性能を持つ。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly South Korea contractors focus on UASs <1712-102504>
 韓国で開かれたADEX 2017展でKAI社や大韓航空(
KAL-ASD)韓国各社が各種UAVを展示した。
 ・KUS-VH (KAL-ASD):Little Birdヘリの無人型
 ・KUS-FT (KAL-ASD):固定翼TUAV
 ・KUS-FS (KAL-ASD):MALE UAV
 ・KUS-VT (KAL-ASD):チルトロータUAV(右図)
 ・KUS-FC (KAL-ASD):ステルスUAV
 ・KUS-HD (KAL-ASD):ハイブリッド・マルチコプタUAV
 ・Next Corps UAV (KAI):Predator級
 ・Tactical UAV (KAI):
 ・Stealth UCAV (KAI):
2017.07.24 Aviation Week & ST Korea Aerospace Research Institute has demonstrated <1709-072402>
 大韓航空が開発したチルトロータのVTOL UAV TR-60が、7月7日に航行中の船上での 自動離着艦試験に成功した。
 試験を行ったTR-60の重量は210kgであった。
2017.07.19 Jane's Defence Weekly South Korea tiltrotor UAV completes ship flight trials <1709-071912>
 韓国宇宙航空研究所が7月11日、国内で開発したTR-60チルトロータUAVが7月7日に初飛行したと発表した。  TR-60は沿岸警備隊の警備艦に装備するUAVで、10ktで航行する艦で離着艦出来る。
 TR-60は重量200kg30kgの搭載能力があり、最大速度250km/h、上昇限度 14,763ft、行動半径200kmの性能を持つ。
2016.11 Internstional Defence Review Boring, Korean Air team to develop armed unmanned Little Bird <1612-110013>
 Boeing社大韓航空社が9月21日、韓国空軍のMD 500 Little Bird軽攻撃ヘリを 無人攻撃ヘリ
KUS-VHに改造する技術開発を共同で行うMoAを結んだ。 Boeing社 は既にH-6U Unmanned Little Birdを開発した実績を持っている。
 今回のMoAは、2013年にM 500数機をUAV化した際のMoUを引き継ぐものである。
2016.09.23 Yahoo 中央日報記事

「大韓航空、ボーイングと無人ヘリコプター共同開発に着手」

<1610-092301>
 大韓航空が21日、Boeing社MD500をUAVにする共同開発のための
MoUを締結したと明らかにした。 Boeing社は大韓航空に飛行操縦、試験評価などの技術資料や関連技術を提供する。
 MD500 UAVは昼夜間偵察監視はもちろん近距離精密打撃が可能で、第一線で監視偵察と対応活動などに活用される。
【関連記事:1512-102806 (JDW 2015.10.28)】
【註】
 Boeing社は過去に、MD500同様にMD Helicopter社が生産したMD530の軍用型MH-6 Little Birdを無人型にした経験がある。
【関連記事:0621-100901 (AW&ST 2006.10.09)】
2016.06.21 Yahoo 中央日報記事

「韓国-イスラエル、水陸両用ドローン開発へ」

<1607-062103>
 韓国産業通商資源部が20日、イスラエル経済省と産業研究開発財団理事会を開催し、民間用水陸両 用UAV共同開発することにしたことを明らかにした。
 2001年に設立された韓国-イスラエル産業研究開発財団は毎年それぞれ$2Mを基金として積み立て、共同研究課題を支援してきた。
 韓国は軽くて衝撃に強い素材を使用し、着水しやすい機体を開発する。
2016.04.11 Aviation Week & ST KF-X is not enough <1606-041105>
 KF-Xを開発している韓国
ADDが更に、今年から2021までの計画で、コンフォーマルアンテ ナを装備するステルス機体で自動飛行制御能力を持つUCAV KUS-Xの開発を始める。 ADDは昨年10月に開かれたSeoul Adex航空防衛博でKUS-Xの縮 小モデルである翼端長3mのKaori-Xを展示している。
 計画にはKF-Xを開発しているKAI社のほか、強力なライバルとなる大韓航空も手を挙げるが、LIG Next1社は独自には立候補しないと見られる。
2016.04.11 Aviation Week & ST South Korea is launching a five-year technology demonstrator programme <1606-041101>
 韓国が、5年間かけて行うUCAVの開発を開始した。
 機体は無尾翼型で、
RCS測定用の実大模型と、飛行制御検証のための縮小型機8機を製作する。
2016.02.15 Aviation Week & ST Targeted response <1604-021507>
= 各種対小型UAVシステムを紹介した記事 =
 韓国がKu-bandを基礎とした英Blighter社製
AUDSDMZに 配備している。
2016.02.10 Jane's Defence Weekly IAI confirms JV with South Korea's Habkuk Carbon <1603-021017>
 IAI社2月1日に、韓国のHankuk Carbon社と最大離陸重量200~300kgのVTOL UAVの開発と生産 を行う共同企業体を設立したと発表した。
 IAI社によると共同企業体はまた、艦載能力を持つ重量67kgのエンジン前置き型Panther UAV( FE-Panther)も視野に入れているという。
【Panther関連記事:1011-101314 (JDW 2010.10.13)】
2016.01.11 Defense Update South Korea to field new tactical drones from Korean-Air <1602-011107>
 大韓航空が韓国国防省調達本部(
DAPA)からKRW400B ($333.5M)でTUAV 量産を受注した。 生産は2016~2020年に行われ、初号機は2018年に納入される。
 受注したTUAVは全長3.4m、翼端長4.2mで、24時間の滞空能力を持ち、10kmの範囲を偵察し、目 標の自動追随能力を持つという。 またSTOL性能を持つため、滑走路は30mあれば使用できるという。
 大韓航空は2007年にも、近距離UAVのKUS-7や、BWBの小型UAVのKUS-9を開発している。
2015.12.06 朝鮮日報 韓国軍 ステルス無人航空機を開発へ=北朝鮮施設を攻撃 <1601-120601>
 韓国軍関係者が6日、が来年まで研究を進める「創造国防」に31件が選定され、このなかに北朝鮮の長射程砲や移動式ミ サイル発射機などを攻撃するステルス HALE UAV と、韓国内の軍事施設を監視する小型 UAV が含まれていることを明らかにした。 軍関係者はステ ルス UAV について、ミサイルの発射機や艦艇、洞窟内の長射程砲など大型目標は直接突入して攻撃し、小型の目標に対し ては自律対装甲子弾を発射して攻撃すると説明した。
 来年まで UAV の分析や運用概念の確立などの研究を行い、2017年~2019年に応用研究を進める。
2015.12 International Defence Review South Korea showcases demestic MALE UAVs <1601-120008>
 韓国
ADD が、MQ-1 Predator級の Corps Level Reconnaisance UAV Ⅱ ( Next Corps UAV) と、MQ-9 Reaper級の Medium-Altitude UAV の、2種類の MALE UAV を開発している。
┏━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃      ┃Nexy Corps UAV┃Medium-Alt UAV┃
┣━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃ 全  長 ┃   8.22m  ┃    11m  ┃
┃ 翼 端 長 ┃ 14.8~16.84m ┃    20m  ┃
┃最大離陸重量┃  1,020kg  ┃  4,760kg  ┃
┃ 速  力 ┃   80kt  ┃   169kt  ┃
┃ 航続距離 ┃  1,100km  ┃  1,852km  ┃
┃ 滞空能力 ┃   24時間 ┃   32時間 ┃
┃ 上昇限度 ┃ 25,000ft  ┃ 50,000ft  ┃
┗━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
2015.10.28 Jane's Defence Weekly Korean Air shows off in-service KUS-FT UAV <1512-102808>
 大韓航空が ADEX2015 で、既に韓国陸軍と海兵隊が装備している KUS-FT
TUAV を 公表した。 KUS-FT は UAV 4機とカタパルト発射機、回収装置、制御装置各1基でシステムを構成する。
 UAV は全長3.4m、翼端長4.2m最大離陸重量150kgであるが、それ以上は公表されていない。
2015.10.28 Jane's Defence Weekly Korean Air showcases armed unmanned Little Bird <1512-102806>
 大韓航空航空宇宙事業部 (KAL-ASD) が ADEX2015 で10月20日、MD 500 Little Bird ヘリを UAV化した KUS-VH を公開した。 試作は完了しており、軍の評価を受けられる状態にあるという。 韓国陸軍は2016年末か2017年初頭に
RfP を発簡する見込みという。
 韓国陸軍は現在、175機の MD500 を装備していると見られている。
2015.08.12 東亞日報 韓国型高高度無人機、成層圏飛行に成功 <1509-081201>
 韓国国航空宇宙研究院が11日、同院が開発した HALE UAV EAV-3 が高度14,120mでの 飛行に成功したと明らかにした。 韓国で開発された UAV が成層圏に到達したのは今回が初めてである。
 HALE UAV は、太陽光電池で短くて数日、長い場合は数年間飛行しして地上を観測できるため、人工衛星の代替の役割を果たすことが可能で、地球の 大気圏と宇宙の中間領域の成層圏を飛ぶので、悪天候に関係なく常に飛行でき、人工衛星は1日数回しか上空を通過ないのに対し24時間の観測が可能 である。
【註】
 EAV-3 とほぼ同じ構想で作られた HALE UAV には Airbus社の Zephyr がある。 Zephyr 計画は2003年に QintiQ社が開始したが、2013年に Airbus社が買収していた。
 Zephy の最新型である Zephyr 7 は、2014年8月に太陽光が弱く昼間の時間が短い南半球の冬期に11日間の無着陸飛行に成功している。 Airbus社は、高高度疑似衛星 (HAPS) 計画として Zephyr 8 UAV 計画を開始している。
2014.08 International Defense Review Unmanned MD 500 set for South Korea demo <1410-080014>
 Boeing社韓国向けMD 500 Little Bird 観測ヘリ1機の UAV 化改造 を開始し、年内に初飛行する。
 韓国は MD 500 を175機(観測ヘリ130機、軽武装ヘリ45機)を保有しているが、AH-64E 採用で不要となる MD 500 (H-6U) を UAV 化する計画である。
2014.06.06 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国陸軍の偵察用無人機が墜落=原因調査中」

<1407-060611>
 韓国陸軍の UAV 1機が6日、江原道襄陽郡に墜落した。 事故による人命被害はなく、UAV は車輪と翼、胴体下部が若干 破損した状態で発見された。 同機は統一展望台までの偵察訓練をしていた。
 墜落したのは2000年代初めに配備されたソンゴルメ(註:RQ-101)で、全長5m、翼端長6.5m、速力150km/h、行動半径 100km、滞空能力4~5時間であるという。
2014.02 International Defence Review Under the radar: a new crop of unmanned aircraft <1403-020012>
= 途上国独自の次世代 UAV に関する6頁の特集記事 =
Anka(トルコ)
Karayal(トルコ)
Shahpar(パキスタン)
Burraq(パキスタン)
K-UCAV(韓国):KAI社の提案
KUS-X(韓国):大韓航空の提案
2013.11.06 Jane's Defence Weekly Boeing to convert Korean MD 500 helos <1312-110609>
 Boein社が大韓航空と、韓国陸軍が装備している MD500 Little Bird 観測ヘリを UAV 化する
MoU を結んだ。 Boeing社は米陸軍の H-6U Little Bird を UAV 化するすることに成功しており、韓国陸軍の航空学校でも Little Bird UAV の飛行展示を行っている。
 韓国陸軍は観測型130機、BGM-71 TOW 搭載型45機の合わせて175機の MD500 Little Bird を保有しているが、これらが AH-64EE Apache に換装され ることから、その全部又は一部を UAV 化する計画である。
2013.04.09 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国軍 中高度無人偵察機を2018年戦力化へ」

<1305-040903>
 韓国軍筋が9日、北朝鮮に対する監視偵察能力を強化するため MALE UAV の開発について、昨年末で基本方向の検討 が終わり、今年から本格的な開発に入ることを明らかにした。
 韓国国防科学研究所 (ADD) は2006年から MALE UAV の開発を進め、2010年5月に試作機をロールアウトしたが、軍は 2011年初めに MALE UAV が HALE UAV 計画と重複するとの理由で取り消した。 これに対し国会などから、多額の予算を投入し順調に進んでいる計画を取り消してはならな いとの指摘が相次ぎ、計画が再開されている。
【関連記事:1110-091002 (韓国中央日報 2011.09.10)】
2013.03.25 Yahoo 朝鮮日報記事

「無人機の航続時間倍増、新開発の水素燃料」

<1304-032501>
 韓国科学技術研究院 (KIST) と韓国航空宇宙研究院の研究陣が、単位重量当たりの水素の貯蔵量が世界で最も多いアンモニアボ ランを利用した燃料電池を開発し、今年1月に1時間の UAV 飛行試験に成功した。 アンモニアボランはアンモニア 、ホウ素、水素の化合物で、常温では固体だが100゚C以上では水素が気体として分離する。
 これまでの水素貯蔵システムは、貯蔵能力が低いため、長時間の航続が求められる UAV には適用が困難であった。
2013.02.11 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国軍が無人ヘリ開発検討=北朝鮮の基地攻撃に活用」

<1303-021102>
 韓国が無人ヘリを装備して、北朝鮮の長射程砲陣地などを攻撃する案を推進している模様である。 長期的には新規開発 も考えられるが、当面は老朽化したヘリを利用する方式で検討しているという。
 対象として検討されているのは導入から35年が過ぎた 500MD で、無人化して高性能爆弾や精密誘導弾を搭載すれば無人攻撃ヘリとして運用できる と消息筋は伝えた。
【関連記事:1302-121910 (JDW 2012.12.19)】
2012.12.19 Jane's Defence Weekly S Korea examines unmanned helicopter technology <1302-121910>
 韓国陸軍が12月13日、陸軍航空学校で UAV 化した H-6U Little Bird (ULB) の飛行試験を行ったと 発表した。 韓国陸軍は MD500 Little Bird を175機保有している。
2012.10.08 Yahoo 韓国中央日報記事

「ミサイルを装着した無人機開発の道が開かれる=韓国」

<1211-100801>
 ミサイル指針改正より韓国は、射程を550km程度に減らした場合には弾頭重量を1tまで増やす ことができるようになる。 ただ、ミサイルが600kmを超えて飛行する場合は、大気圏を抜け出し再進入するという技術が必要で、800㎞の射程を実現するためにはミサイル 技術の一段階向上が求められることになる。
 また UAV の搭載重量を2,500kgに増やすことにより、偵察機にミサイルを搭載して捕捉と同時に即打撃する道を開いたと評価される。
2012.08.08 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国軍:5000億ウォン投じ無人攻撃機を開発へ」

<1209-080801>
 韓国軍消息筋が6日、韓国が5,000億ウォン(347億円)を投じて UCAV の開発に着手したと語った。  開発は2017年に完了する予定で、早ければ2021年の配備を目標にしている。 韓国軍は現在3種類の UAV を保有しているがいずれも低高度 の偵察用で、このうち韓国で独自開発したものは、2004年に配備された KAI社製の RQ-101 しかなく、UCAV の開発を行うのは今回が初めてである。
 しかし、韓米ミサイル指針が韓国の UAV のペイロードを制限しているため、米国が1990年代に開発した UCAV と同水準 の性能に限定されるといわれている。
2012.02.13 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「世界初の垂直離着陸型無人機開発へ=韓国」

<1203-021301>
 大韓航空と韓国航空宇宙研究院が13日、TR-6X VTOL UAV を共同開発する協定を結んだ。 TR-6X は韓国航空宇宙研究院が昨年末に開発した UAV を60%縮小した機種で、来年6月までの完成を目指している。
【関連記事:1111-101701 (聯合ニュース 2011.10.17)】
 TR-6X はチルトロータ式であるため、VTOL ながら最高速度250km/hの高速飛行が可能で、行動半径60~150km、上昇限 度3,000m以上、滞空能力5時間以上の性能を持ち、軍事用から民間用まで幅広く活用できる。
2012.02.08 Jane's Defence Weekly Seoul seeks HALE UAV after rejecting Global Hawk <1204-020806>
 韓国RQ-4 Block 30 4機を購入する計画であったが、価格が1機$220Mと高価であったことから 計画を断念した。
 韓国調達本部 (DAPA) は RQ-4 に代わる HALE UAV を公開調達する方針で、Aerovironment社の Global Observer と Boeing社の Phantom Eye が候補に挙がっている。
2012.01.16 Aviation Week & ST Stalking horse <1203-011604>
 韓国が2020年代末の装備化を目指した MUAV を開発している。 開発は KAA社が行って おり、同社は3機を試作していて一号機は2011年5月に完成しており、4月には初飛行する。
 MUAV は翼端長27m、最大離陸重量 (MTOW) 6.5tで、翼端長39.8m、MTOW 6.5tの RQ-4B Global Hawk と、20.1m、4.8tの MQ-9 Reaper の中間の大きさである。 MUAV は捕捉距離200kmのレーダを搭載するが、これは北朝鮮の S-200 (SA-5) に対しスタンドオフを保つため必要な距離である。
 上昇限度は、公式には33,000ft (10.000m) とされているが、14,000mを目指している。
2011.12.01 韓国中央日報
インターネット
水中200メートルまで…北の潜水艦をとらえる無人潜水艇 (1) <1201-120101>
 韓国知識経済部と韓国航空宇宙研究院が30日、開発中のチルトロータ UAV を公開した。 この日登場した UAV は、 全長5m、翼端長7mで、最高速度500km/h、滞空能力5時間で、開発には KAI、LIG Next 1 など約20社のほか、大学、研究 所なども参加した。
 知識経済部と航宇研は今後、飛行性能試験などを経て実用化する計画だ。
韓国中央日報
インターネット
水中200メートルまで…北の潜水艦をとらえる無人潜水艇 (2)
2011.10.24 Aviation Week & ST Leaping forward <1112-102402>
 大韓航空の一部門である Korean Air Aerospace (KAA)社は、韓国の UAV メーカとして各種 UAV の開発を行っている。
KUS-11
 師団装備用として開発中の TUAV で、上昇限度4,500m、最大速度210km/hの性能を持つ。
KUS-15
 翼端長16m、重量1tの Predator級の MALE UAV
KUS-X
 ステルス UCAV で、試作機は翼端長4.5m、全長3.5m、2013年に飛行試験を開始する。 本試作は予算待ちの状況にある。
2011.10.17 Yahoo 韓国聯合ニュース記事
「垂直離着陸型の無人機 韓国が開発中=世界10番目」
<1111-101701>
 韓国防衛事業庁長官が17日、チルトロータ方式の VTOL UAV を開発していることを明らかにした。
2011.10.03 朝鮮日報

インターネット

韓国軍:無人偵察機、操縦ミスで3機が墜落 <1111-100302>
 韓国陸軍は2000年代初めから、国内で開発した『ハヤブサ』、イスラエルから輸入した Searcher など、約30機の UAV を使用していて、現在は軍団クラスに配備されているが将来は師団や大隊クラスにも配備する計画 である。
2011.09.10 韓国中央日報

インターネット

韓国無人偵察機、11月に飛行試験 <1110-091002>
 韓国国防科学研究所 (ADD) が開発した MALE UAV が11月に初飛行する。
 この UAV は国内で開発された電子光学装備や全天候映像レーダを搭載して飛行試験を行う。
【関連記事:0805-040715 (AW&ST 2008.04.07)】
2010.04.28 韓国
聯合ニュース
インターネット
師団級偵察無人航空機、2014年実戦配置へ <1005-042801>
 韓国国防部が28日、師団級偵察用 UAV を早ければ2014年に実戦配備する開発基本計画を決めた。
 この計画は UAV を国内で開発するもので、6月の入札公告を経て下半期に事業に着手し、2014年の開発完了後ただちに量産体制に入り、早けれ ば同年に配備を開始する計画である。
2010.03.01 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国軍、無人戦闘攻撃機の技術研究本格化へ」

<1004-030101>
 韓国国防科学研究所 (ADD) が、UCAV の開発に本格着手し、2012年末に終了して2013年には装備化 が決定される。
 ADD 関係者は1日、今年の形状設計を行う委託研究機関を4月中に決定することを明らかにした。 この研究で2011~2012年までに、地上統制システム、ステルス翼構造設 計などの技術を確立する。
2010.02.22 Aviation Week & ST Beyond the KF-X <1004-022211>
 韓国では KF-X が計画中止になった場合の備えとして UCAV の開発が進められている。 KAI社は自社開発で K-UCAV と言う名称で20%スケールモデルの飛行試験を行っているが、国防省が考えているのはそれより大型のスケール モデルで2機を試作する。
 提案は3月23日に締め切られ、6月に機種選定が行われるが、KAI社が受注すると見られる。 飛行試験は2013年に開始される。
2010.02.07 Yahoo Record China 記事
「アジアの無人戦闘機開発、韓国、豪州、シンガポールが日中をリード―米メディア」
<1003-020701>
 Defense News が2月1日に掲載したアジアの UAV 市場に関する記事で、今後10年間は欧米諸国が市場を主導すると見られるが、アジア各国も開 発に着手していて、オーストラリア、シンガポール、韓国が先頭を走り、日本、インド、中国が第2グループを形成しているとしている。
2010.02.01 Aviation Week & ST Rising tide <1003-020112>
= シンガポール航空展にみるアジア航空工業の隆盛に関する記事 =
中国
 Avicopter社が30t級 AHL と1t級 AC310 のヘリ2種類、AVIC General Aircraft社が2種類のビジネスジェット、AVIC Defense社が 高性能ビジネスジェット、AVIC Aircraft社が200t級軍用輸送機を発表した。
韓国
 KF-X や KAH のほかに、中国 AVIC Aircraft社の MA700 に対抗する90席級ターボプロップ民航機や、ビジネスジェットを計画とている。
 右図は KAI社 UAV の縮小型機で、既に初飛行している。
日本
 富士重がビジネスジェットに参入を検討中である。 また MHI が MRJ を大型化した100席級の開発も検討している。
インドネシア
マレーシア
シンガポール
オーストラリア
【註】
 MRJ は70席の MRJ70 と、90席の MRJ90 が計画されている。
2009.10.26 Aviation Week & ST Looking ahead <0912-102609>
= 韓国の最新 UAV に関する記事 =
 KAI社が昨年から、空対空/空対地用の K-UAV(右図)の開発を行っている。 当初は BWB が考えられたが、制御の容易性からこの形になった。 模型による飛行試験は昨年から行われている。 K-UCAV は全 備重量4.055t、全長8.4m、翼端長9.1mで、上昇限度12,000m、速度 Mach 0.85、滞空能力5時間の性能を持つ。
 一方韓国陸軍は師団レベルが装備する UAV を検討しており、年内に RfP が発簡される。 陸軍は 25機以上装備する計画である。 この計画には Korean Aerospace社と Korean Air Aerospace社が参加を希望している。
 Korean Aerospace社は、最大離陸重量100kg、上昇限度3,000m、行動半径60km、滞空能力6時間の Night Intruder NI-100N ( or DUV-4 ) を提案する。 同社は2001~2004年に RQ-101 軍団レベル UAV を製造した実績がある。
 Korean Air Aerospace社は165kgの KUS-9 を提案すると見られる。 KUS-9 の上昇限度は 4,000m、行動半径は60kmである。
2008.04.07 Aviation Week & ST Almost all-Korean <0805-040715>
 韓国が2013年に装備しようとしている MALE UAV に、ほとんど韓国の独自技術による SAR と IR/EO 装置を搭載しようと開発を進めている。
【韓国 MALE UAV 関連記事:0803-012806 (AW&ST 2008.01.28)】
 韓国は RQ-4 Global Hawk の購入を希望したが MTCR (Missile Technology Control Regime) の規定により不可能であるため、Heron TP の技術 を取り入れた MALE UAV を開発しようとしている。 韓国の MALE UAV は Heron TP と外観が異なる単胴型で、最大離陸重量は Heron TP の4.65t に対し6.5tと、かなり重くなる。
 搭載する SAR は独自技術とはいえ海外、恐らく Elta社の技術が用いられるようで、2010年4/四半期に1/6の試作品で試験を行い、2011年の1/四半期に 120x40cmと実物大の試作機で試験を行う。 解像度は Global Hawk 搭載 SAR が86kmで0.3mであるのに対し、 110kmで1mである。
2008.02 International Defence Review South Korea picks Elbit Systems' Skylark Ⅱ for UAV requirement <0804-020007>
 韓国が至近距離用 TUAV に Elbit社製 Slylark Ⅱ を選定した。 Slylark Ⅱ は Slylark Ⅰ の発展型の昼夜間及び荒天 時の使用が可能電動式 UAV で、60km以上の航続距離を持つ。 搭載センサとしては、昼間用センサ、夜間 用冷却式センサ、レーザ照射測距器を内蔵する Elbit社製 Micro-CoMPASS や、Tadian社製 Spectralink ディジタル 通信装置がある。
 韓国は現在、陸海軍が KAI社製 Night Intruder 300 近距離用 TUAV を装備しているほか、陸軍は IAI社製 Harpy ARM/UAV 及び AAI社製 Shadow 400 を装備している。
2008.01.28 Aviation Week & ST Going it alone <0803-012806>
 韓国陸軍が2000年に装備化した RQ-101 Songgolomae UAV の後継に KUS-9を開発しており、来年には量産が 開始される見込みである。 KUS-9 は師団級部隊の装備になる。 290kgの RQ-101 より大型で、80kmの範囲を6時間監視 する能力を持っている。
 空軍は米国から Global Hawk 4機を導入しようとしたが、MTCR (Missile Technology Control Regime) を理由に提供を拒否されたため、独自の MALE UAV を開発しようとしている。 2005年の防衛白書によると試作は2011~2015年に行われる。 韓国の MALE UAV は翼端長25m、最大離陸重量6.5tで、機内外に 2.4t搭載可能な GA社の Mariner と同規模の機体になる。
 更に空軍は、MALE UAV の機体を使用しエンジンをターボファンに替えた HALE UAV も考えている。 ただこの開発は2016年以前には開始され ない。
2007.04.15 韓国中央日報

インターネット

軍、無人機「戦闘実験」の年内・・・ <0708-041501>
 韓国軍が今年から UAV の戦力化に向けた部隊実験に乗り出す。 軍消息筋が15日に明らかにしたところによ ると、未来型師団旅団級の部隊に配備される UAV の要求性能を確立するための部隊 実験が、今年11月から来年末まで行なわれる。 軍は来月までにメーカから UAV の提案書を受け機種を決定し、10月 までに導入する。
2006.08.26 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

軍が無人爆撃機を開発中、・・・」

<0617-082601>
 韓国軍消息筋が26日、国防科学研究所が無人爆撃機の開発に取り組んでいて、4~5年以内の戦力化を目指して いることを明らかにした。 この爆撃機は、同研究所が開発する MALE UAV とは別で、北朝鮮の長射程砲がある洞窟陣 地などを爆撃する任務を専門とするようだ。
 北朝鮮は170mmの自走砲や240mmのロケット砲など1,000門余りの長射程砲を保有するといわれ、 休戦線近くに配置された約300門の長射程砲が同時発射された場合、推定で1時間当たり2万 5,000発余りになり、ソウル市全面積の三分の一程度に被害を与える。
2005.11.23 Jane's Defence Weekly S Korea unveils local UAVs <0523-112304>
 韓国の Uconsystem社が、四種類の UAV を公表した。 RemoEye 002 と 006 は、韓国陸軍での展示も行って いる。
RemoEye 002
 11月に飛行試験を完了した手投げ式の UAV で重量は2kg。 電動モータで推進し、最大速度は80km/h、航続距離10km、滞空能力60分。  CCD カメラ又は IR カメラを搭載し、カメラは一軸で走査する。
 1個システムは通常4機で構成され、着陸後の再離陸は1分以内で可能。
RemoEye 006
 6月に開発を完了した6kgの mini UAV で、最大速度75km/h、航続距離15km、滞空能力90分である。 ペイロードは RemoEye 002 と同じ であるが、カメラは二軸で走査できる。
RemoEye 015
 同じく6月に開発を完了した重量15kgの mini UAV で、滑走により離着陸する。最大速度170km/h、航続距離50km、滞 空能力4~5時間である。 ペイロードやシステムの概要は RemoEye 002/006 と同じである。
RemoEye H-120
 現在テスト中で、年内に開発を完了する。 離陸重量120kg、搭載能力は CCD/IR カメラなど30kgで、最大速 度120km/h、航続距離50km、滞空能力2時間の性能を持つ。 400ccのエンジンで推進する。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly KARI unveils Smart UAV <0522-110211>
 韓国の KARI (Korea Aerospace Research Institute) が Seoul Air Show 2005 に Smart UAV チルトロータ実験機 のモックアップを展示した。 KARI は2008年頃に試作を計画しており、実現すれば米国の Eagle Eye に次いで世界で2番目のチルトロータ UAV となる。
 Smart UAV は全長が5m、総重量が950kgで、最大速度500km/h、滞空能力5時間、ペイロード40~100kgの性能を 持つ。
 開発は三段階で行われ、2002~2005年に先進型機の設計、2005~2009年に先進型機の試作、2009~2012年に Smart UAV の開発が行わ れる。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly KAI completes delivery of Night Intruder 300 UAV <0522-110208>
 韓国陸軍の Night Intruder 300 UAV は、韓国の ADD (Agency for Defence Development) と KAI社が1991年 に開発を開始し、1993年に初飛行させた全長6.4m、自重215kg、ペイロード45kgの UAV で、2004年12月までに 6機からなるシステム5個を完納している。
 ADD と KAI社は2006年に洋上監視型長時間滞空 UAV の開発を開始する計画であり、実現すれば 韓国初の国産 MALE UAV となる。
2005.09.24 Yahoo 読売新聞記事

韓国、無人ステルス戦闘機・・・」

<0519-092401>
 韓国の聯合ニュースが24日、韓国国防省傘下の国防科学研究所が2020年を目標に、遠隔操縦で敵のレーダー網をかいくぐって攻撃する ことのできるステルス UCAV の開発を進めていると報じた。
 それによると、同研究所は2008年末までに6億6,500万円で、レーダー波を吸収する塗料やパネルなどの開発 を進める。
2004.03.08 Aviation Week & ST Branching out <0406-030802>
= 各国の UAV 開発状況に関する記事 =
 シンガポールで2004年 Asia Airshow が開催された。 UAV の導入は世界的な傾向にあり、現在39ヶ国が製造又は独自開発を行ってお り開発国は更に増加するものとみられる。
・Sweden:Mini-UAV と MALE 及び UCAV に関心を示し、独自開発と共に仏独の MALE-UAV 共同開発に参加。
Singapore:重量80kgのMAV-1 ステルス UAV の試験飛行を近日中に予定。
韓国:6時間滞空の TUAV を独自開発中
・中国:3機の TUAV を展示
    ASN-105B;航続距離150km、7時間滞空、搭載量40kg
    ASN-7;航続距離40km、1時間滞空、搭載量10kg
    ASN-15:手投げ式、1時間滞空、搭載量6.5kg(開発中)
2000.01.19 Jane's Defence Weekly South Korea buys 100 IAI Harpys  韓国はこのほどソウル防衛強化策の一環としてイスラエルから Harpy 対レーダー 攻撃用 UAV 100機を $52M で購入した。
 Harpy は米国レイセオン社が開発した新しいタイプの攻撃用無人機で、航続距離 500km、弾頭 32kg、 AIM-9X サイドワインダーのシーカーを用いている。