2004年の韓国情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2004.11.11 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国型イージス艦の建造着・・・」

<0421-111102>
 韓国型イージス艦 KDX-V(7000t級)1番艦が11日に建造に着手し、2008年ごろ実戦配備 される計画だ。 国防部はこの日、現代重工業と契約を締結し、建造に着手したと明らかにした。
 2012年まで計3兆1361億ウォンが投入され、3隻のイージス艦が国内で建造される。 1番艦は2008年末ごろ、 2番艦と3番艦は2010年と2012年に、それぞれ実戦配備される。
2004.11.03 Jane's Defence Weekly South Korea unveils anti-ship missile <0421-110308>
 韓国 Next1 Future社(旧 LG Innotek)が開発中の対艦ミサイルを公表した。 名はまだない。
 ミサイルはアクティブレーダホーミングで、全長5.7m、胴径54cmで、80nmの射程を持つ。 弾頭は 'Harpoon-class' とされている。
 このミサイルには陸上発射型と艦上発射型があり、後者は KDX-1/2/3 駆逐艦や、PKM-X 哨戒艇に搭載される。
2004.11.03 Jane's Defence Weekly Rotem reveals details of MBT successor <0421-110307>
 韓国現代グループのロテム社が K1/K1A1 MBT の後継となる XK-2 の詳細を明らかに した。
 それによると XK-2 は55tで、120mm55口径砲を備え、70km/hの最高速度と4.1mの渡渉深度の性能を持つ。 主砲弾は40発を車内に搭載 でき、その他に7.2mm機銃と12.7mm機銃を装備する。
 サスペンションは国内開発の全油圧サスが使用されなど試作品の国産化率は77%であるが、量産時には国産化率を98% まで高める計画である。
 2003年に開始された開発は2008年に終了し、2011年に量産を開始する。
2004.11 Jane's Missiles & Rockets South Korea may buy Patriot form Germany <0502-110005>
 韓国の国防相が9月24日に、ドイツから中古の Patriot を購入する交渉を進めていることを明らかにした。  購入数はまだ未定であり、価格も折り合っていないが、新品価格の50〜60%で入手可能と見られている。
 この調達は以前から進められていた SAM-X 計画によるもので、購入計画には PAC-2 型も含まれている。
2004.11 International Defense Review South Korea Navy improves its air-defence capabilities <0421-110026>
 韓国海軍が KDX-2 駆逐艦の1番艦による初の SM-2 の射撃を Hawaii 近海の射場で行い成功した。 これは韓 国海軍の防空能力が 90nm まで広がったことを意味する。
 KDX-2 は、Seasparrow と Thales社製 STIP 180HP イルミネータを装備する KDX-1 と異なり、イルミネータにより強力な STIP 240HP 2基を装備する。 またこの他に長距離用の SPS-49V 捜索レーダ、中距離用の Thales社製 MW08 捜索レーダ、Goalkeeper 30mm CIWS を 装備する。
(関連記事 韓国東亜日報 2004.09.30)
2004.11 International Defense Review South Korea expands Ehud ACMI system <0421-110014>
 韓国空軍が10月10日、イスラエルの BVR Syatems社から Ehud ACMI (Air Combat Manoeuvring Instrumention ) 装置を$1.5Mで購入すると発表した。
 Ehud ACMI 装置は、2005年11月から2008年8月までに配備される40機の K-15K に搭載される。
2004.10.27 Jane's Defence Weekly Raytheon in $25m South Korean contract <0421-102709>
 韓国が Raytheon社に$25Mで、3隻の KDX-3 Aegis駆逐艦用の RAM を発注した。
2004.10.21 朝日新聞

インターネット

「北朝鮮潜水艦、韓国領海を・・・」 <0420-102102>
 北朝鮮の潜水艦が今月10日から韓国東部の領海付近を航行、侵犯を繰り返している のを米軍が追尾し情報を韓国軍に提供したが、同軍は「確認できなかった」と13日に発表したため、米軍は不信感 を募らせている。 米軍はいまも潜水艦を追尾中である。
 この潜水艦は「サメ型」と呼ばれる小型(約300t)の侵入作戦用ディーゼル潜水艦で、米情報機関が10日、2 隻が韓国東部の日本海を航行しているところを発見した。 このうち1隻は数日後に北朝鮮の港に帰港したが、残る1隻は19日現在も韓国 東部の領海周辺を航行しているという。
2004.10.20 Jane's Defence Weekly South Korea unveils lighweight torpedo <0420-102006>
 10月5〜10日に大田で開かれた'Defence Asia 2004'で、韓国の短魚雷'Blue Shark'長魚雷 'White Shark'の模型が公表された。 White Shark は2000年から量産に入っており、Blue Shark は今年中に開発を完了する。
 長魚雷 White Shark は潜水艦発射型で、短魚雷 Blue Shark は艦船のほか固定翼機やヘリからも発射でき、米国製 Mk44 短魚雷の補助として使用される。
2004.10.18 Defense News S Korea buys Rolling Airframes <0502-101805>
 韓国海軍は3隻の KDX-3 Aegis 駆逐艦用に改善型 RAM を導入する。
 改善型 RAM は航空機のほか、対艦ミサイルへの対処が可能で、Raytheon社はこのほど $25Mで契約を受注した。
 RAM は Raytheon社と独の RAMSYS社の合同開発によるミサイルで、米独海軍が現在運用している。
2004.10.18 Yahoo 朝鮮日報記事

「北の長射程砲、6〜11分内・・・」

<0420-101801>
 韓国国防長官が18日、北朝鮮の長射程砲を6〜11分以内に撃破することができると述べた。
 それによると、洞窟や地下施設に隠匿された長射程砲1,000門余が外に移動して砲撃の動きを見せた場合、240mm砲( 最大射程70km)は6分以内、170mm(最大射程54km)は11分以内に撃破が可能だ。
 一方米国は、無人偵察機と情報衛星によりバンカーバスターなどで2〜3分内に撃破する能力を整えたと伝えられている。
2004.10.08 Yahoo 時事通信記事

韓国軍が新型ミサイル配備・・・」

<0419-100801>
 韓国の毎日経済新聞が9日、韓国軍が最大射程300kmの新型国産ミサイルを開発し、100基以 上を実戦配備したと報じた。
 また同程度射程の米国製ミサイルも年内に110基配備する計画という。 
2004.10.06 Jane's Defence Weekly Russia supplies Seoul with anti-tank guided weapons <0419-100608>

 韓国がロシアから 9M131 Metis-M (AT-7 Saxhorn) 対戦車ミサイルを購入した。  契約には数十基の 1PN86-V1 サーマルイメージャ付き 9P151 発射装置と、数千発の 9M131 ミサイルが含まれ ている。
 9M131 は130mm径の弾頭を持ち1,500mの射程を有し、原型となった 9M115 Metis の94mm弾頭、1,000m射程より性能が向上している。
 9M131 Metis-M の弾頭はタンデム配置の二重弾頭で、リアクティブアーマーを吹き飛ばしたのちに900mmの装 甲を貫通できる。

2004.10.06 Jane's Defence Weekly South Korea looks set to boost defence spending <0419-100602>  9月27日に閣議で了承された韓国の来年度予算案によると、国防予算は国防省要求の13.4%増から9.9%増に圧縮 された。
 この結果対 GDP 比はFY04の2.8%に対して2.85%となった。 国防省の要求では2.9%であった。
2004.10.05 Yahoo 産経新聞記事

「在韓米軍削減、2008年まで・・・」

<0419-100501>
 在韓米軍再編成に関し米国が2005年末までに12,500人削減を韓国に通告していた問題で米韓両国は3日、削減規模は維持し、時期を 3年間延期して2008年までに段階的に実施することで合意した。
 また合意には、非武装地帯の MLRS 部隊の残留や攻撃用アパッチヘリ部隊など中核戦力の撤退時期の延期など が含まれ、韓国の意思が尊重されているという。
2004.10.04 Yahoo 朝鮮日報記事

「国防研、韓国軍の能力では・・・」

<0419-100403>
 3日に一部公開された国防部傘下の国防研究院(KIDA)の研究結果では、韓国軍の単独能力では首都を充分に防御でき ないという内容になっている。
 研究結果では、戦争が勃発した際に米軍の増援に狂いが生じれば、国力の70%、人口の50%が密集している首都圏 の被害はとてつもなく大きいだろうと分析している。
 北朝鮮は170mm自走砲約1000門、240mmロケット砲約400門を保有しており、大部分を休戦ラインから10km以内 に配備していると韓国軍は見ている。
 これについてハンナラ党の議員は、敵の長射程砲が一斉に発射されれば、1時間あたり2万5000発が撃ち込まれ 、1時間内にソウルの三分の一が破壊されると主張し、ウリ党の議員は、首都圏を脅かかす長射程砲は170mm自走砲100門、240mmロケット 砲200門程度とし、170mm砲の砲弾有効射程は24km、240mmロケット砲は40kmに止まるため、ソウルにとってはさほど脅威ではないと反論し ている。
2004.09.30 Yahoo 韓国東亜日報記事

「次世代の韓国型駆逐艦 文・・・」

<0419-093002>
 次世代の韓国型駆逐艦 (KDX-U) である "文武大王鑑" が、30日に海軍に引き渡された。 現代重工業が独自の設計で建造した 4,500tの駆逐艦 KDX-U は、全長150m、幅17.4m、高さ7.3m、乗員300人、最大速度 29kt (54km/h) で、初めて電磁波や赤外線、騷音などを減らすことのできる最先端ステルス技術が導入された。
( KDX-U 計画に関する記事 JDW 2004.08.11)
2004.09.30 Yahoo 朝鮮日報記事

「潜水艦攻撃の軽魚雷を開発・・・」

<0419-093001>
 水上艦艇や航空機から発射され、敵の潜水艦を攻撃する新型短魚雷が国内で初めて開発され、9月23日に実践 配備のための最終発射実験に成功した。
 国防科学研究所 (ADD) は30日、10年間開発が続けられてきた新型短魚雷 "青鮫(チョンサンオ)" は、直径 324mm、長さ2.7m、重量280kg、時速45kt以上で、量産単価も10億ウォンと、海外からの導入の50%である。
 ADD はこの他に、1998年から LG 精密などと、潜水艦に搭載する長魚雷 "白鮫(ぺ クサンオ)" の開発も行っている。
2004.09.29 Jane's Defence Weekly South Korea to reduce forces <0419-092906>
 韓国国防省は、今後5年間で695,000の現有兵力の7%にあたる、40,000〜50,000を削減 する計画で、北朝鮮との兵力バランスの分析結果を経て最終決定する。
 今月初めには国防大臣が、今年中に10,000、2005年中に10,000の兵力を削減すると発言している。 内訳は陸 軍が12,000、海空軍がそれぞれ4,000である。
2004.09.15 Yahoo 時事通信記事

「無人偵察機を朝鮮半島に配・・・」

<0416-091501>
 韓国中央日報が15日付で、米軍が Global Hawk 2006年に韓国に配備 する計画だと報じた。
2004.09.08 Jane's Defence Weekly US, South Korea agree land swap <0417-090806>
 米韓両国は先月、在韓米軍の再配置に必要な基地用地の交換に合意し、10月初めにも合意文書を批准する。
2004.09.06 Yahoo 産経新聞記事

「韓国ウラン濃縮 疑念呼ぶ・・・」

<0416-090601>
 韓国が IAEA に申告せずにウラン濃縮実験を行っていたことで、IAEA理事国は、商業用途だとコスト的に引き合わな いレーザー法の技術を試すという実験目的そのものに疑念を強めている。
 レーザー法は限定的な核兵器開発目的には利用できるとされ、特定の波長のレーザーを発生させる 装置が必要で、汎用装置では一般には不可能とされることから、政府は実験には関与していなかったとしている が、核開発の専門家はその主張には懐疑的だ。
2004.09.03 Yahoo 読売新聞記事

「韓国製造の高濃縮ウラン、・・・」

<0416-090301>
 韓国が2000年にレーザー法を用いて製造した微量の高濃縮ウランは、兵器級の90%に近い濃縮度に達していた ことを明らかになった。
 原発で一般的な軽水炉の燃料には3〜5%低濃縮ウランが用いられ、高濃縮ウランは20%以上 と定義されている。 同じレーザー法でイランが1990年代に実施した実験では最大で13%だった。
2004.09 International Defense Review South Korean Helix gets IAI avionics package <0417-090024>
 イスラエル IAI社製のアビオニクスを搭載した Ka-32 の1号機が韓国空軍に納入された。 同機は捜索救難用 に使用される7機の1番機で、残りの6機は2005年中頃までに納入される。
2004.08.11 Jane's Defence Weekly New RoK frigate test SM-2 <0415-081107>
 2003年11月に就役した韓国海軍の KDX-2級駆逐艦 Ghungmugong Yi Sun-Shin が7月29〜30日にハワイ 沖で SM-2MR の発射試験を行い、標的機の撃墜に成功した。  2番艦は今年、3番艦は2005年に就役する。
2004.08.04 Jane's Defence Weekly South Korean government supports defence budget increase <0415-080408>
 韓国国防省が6月に、前年比13.4%増の$18.5Bにのぼる2005年度国防予算要求を計画予算省 (MPB) に提出した が、MPB は7月にこれを認め、向こう4年間に$82.5Bを配分する方針を固めた。
2004.07.28 Jane's Defence Weekly
= Seoul purpose =

Navy expands blue water capability
<0414-072813>
 北東アジアのライバル国に対抗して海軍力を増強中である。
KDX-1
 3隻建造された最終艦が2000年に就役した3,900tのフリゲート艦で、2基の Harpoon 発射機、2基の RIM-7P 用 VLS、2門の30mm GoalKeeper CIWS を装備している。
KDX-2
 今後3年間に3隻が就役する4,500tの駆逐艦で、1番艦は既に洋上試験中である。  SM-2MR Block 3 用の32セル VLS、RIM-116 RAM Block 1、Mk45 5吋砲、Otobreda 3吋砲、30mm Goalkeeper CIWS を装備する。
KDX-3
 Aegis システムと SM-2 Block 4 を搭載する7,000t級駆逐艦で、2012年の就役を目指している。
Type 214 級潜水艦
 ドイツの HDW社からのライセンスで現代重工が3隻を建造中で、2009年から就役する。
SSX
 海軍と現代工業が計画中の3,500t級潜水艦
 (註:わが国最大の潜水艦は'おやしお'型の2,750tで、16年度に2,900t級が予算化されている)
LPX
 13,000tの強襲揚陸艦で、10機のヘリを搭載できる。 VTOL の搭載も可能。
PKK
 56mの次世代高速艇で、76mm砲のほか、韓国で開発した射程150kmの対艦ミサイルを装備する。  40隻建造予定
2004.07.28 Jane's Defence Weekly
= Seoul purpose =

Air force looks to address threats further afield
<0414-072812>
 韓国空軍は急速に近代的な'宇宙航空軍'に発展しつつある。
F-16
 1980年代に米国から39機の F-16C/D Block 32 を輸入したほか、2000年までに120機 の KF-16C/D Block 52 を国産している。 更に20機の KF-16 が発注されている。
 これらの F-16 には AMRAAM、Harpoon、HARM、LANTIRN が装備され ている。
F-15K
 2002年に韓国は F-X として40機の F-15K 導入を決めた。 F-15K には AN/APG-63(V) レーダ、及び ALR-56C(V) RWR が搭載される。
F-X
 2008〜2009年には第二次の F-X が予定されており、F-15K のほか F-16 Blocl 60、Eurofighter Tyhoon、 Dassault Rafale などが候補に上がっている。 F-35 JSF を望む声もあるが、取得可能時期が間に合わない。
E-X
 4機の空中警戒管制機の RFP が3月に発簡された。
空中給油機
偵察衛星
PAC-3
KMSAM
 射程44kmの中距離 SAM で、SCUD 迎撃能力を持つ。
2004.07.28 Jane's Defence Weekly Seoul purpose <0414-072811>
= 韓国の防衛力整備の近況に関する特集記事 =
 米国は韓国が自力で北朝鮮に対抗可能になったと見ているが、韓国の国防費の現状に不満 を持っている。 韓国の国防費が GDP に占める割合は、
  1980年: 6.0%   1990年: 4.4%   2000年: 2.8%
と下がっており、2003年には2.7%になっている。
 このため韓国は2004年の国防費を8.1%増の$16.18Bとし、2005年には更に13.4%増の$18.3B を要求している。
2004.07.25 Yahoo 時事通信記事

「面積三分の一に縮小へ、基・・・」

<0414-072502>
 韓国聯合ニュースが、米韓両国政府は23日までワシントンで行った政策協議で、在韓米軍の再配置計画の完了までに、米軍基地として 韓国側が提供地する面積を現在の34%に縮小し、基地数は現行の41ヶ所から17ヶ所に減 らすることで暫定的に合意したと報じた。
2004.06.23 Jane's Defence Weekly South Korea proposes major increase to budget <0412-062308>
 韓国国防省は、今年度比13.4%増の$18.5Bにのぼる2005年度国防予算要求を予算企画省に提出した。 これが 認められれば対 GDP比は現在の2.8%から2.9%に上昇する。 更に在韓米軍の移転経費が$227M上積みされると GDP比は 3.0%に達しそうである。
2004.06.22 Yahoo 共同通信記事

「15年で先端兵器を独自開発・・・」

<0412-062201>
 韓国国防省は22日、在韓米軍に依存してきた監視偵察や指揮統制などに関する先端兵器体系を2020年までの約15年間 に独自に研究開発することを柱とする「国防研究開発政策書」を発表した。
 それによると、2010年をめどに先端兵器体系確立に必要な技術開発を完了して、2020年までに高度な兵器を独自に開発する能力を確保 する。 特に、現在は大部分を在韓米軍に頼っている
  @ 監視偵察
  A 指揮統制
  B 情報・電子戦
  C 精密打撃
などの分野で中核となる技術開発に重点を置き、民間企業等の参加を求めて国全体の技術力向上にもつなげたいとしている。
2004.06.16 Jane's Defence Weekly RoK speeds up helicopter plan <0412-061603>
 韓国は従来、8機の掃海ヘリを2011年及び2012年に配備する予定であったが、計画が見直され、2008年、2010 年、2012年にそれぞれ就役が予定されている Aegis駆逐艦 KDX-3 の就役に合わせることになった。
 又これとは別に、大統領府が VIP 輸送用に使用する3機の UH-X の機種選定は年内に行われることになっている。 候補には S-92 と EH-101 が挙がっている。
2004.06.14 Defense News S.Korea beef up defense <0414-061402>
 韓国は北鮮に対する防衛力強化のため、来年度の国防予算として$18.3Bを要求している。
 これは、米軍が駐留兵力を約三分の一を削減することに対応する措置で、予算規模は GDP の2.9%に相当する。
 国防省は、特に偵察航空機及び SAM の調達と通信監視システムの改善に予算増加を要望しているほか、新戦闘機、Aegis駆逐艦、新型 戦闘車両の調達を要求している。
2004.06.11 Yahoo 共同通信記事

「韓国、国防費の大幅増要求・・・」

<0411-061102>
 韓国国防省は11日、2005年の国防予算として今年に比べ13.4%増の約2兆1,400億円を企画予算庁に要求した。  (註:わが国は4兆8,800億円)
 米軍再編に伴う在韓米軍削減による影響を防ぐため、「協力的自主防衛」達成に向け国防力の早期充実を図る もので、要求には、今年から始まった AWACS 導入事業のほか、SAM-X などを初めて盛 り込んでいる。
 要求通りに認められれば、国防費は GDP 比で今年の2.8%から2.9%に上昇し、米軍の移転費用などを含めれば 3%を超える見通しである。
2004.06.07 Yahoo 時事通信記事

「在韓米軍12,000人削減、来・・・」

<0411-060701>
 韓国政府が7日、米韓両国政府が6日夜ソウルで開いた協議で、現在約37,000人の在韓米軍のうち12,500人を2005年末 までに削減することを米側が伝達してきたと発表した。
 同案が実施されれば、1992年に約7,000人が撤収して以来の在韓米軍の大規模な削減となる。
2004.06.02 Jane's Defense Weekly South Korea advances KM-SAM programme <0411-060211>
 韓国が KM-SAM 用に開発中の MFR の研究試作品が完成した。
 KM-SAM は、2002年に開発が開始され2008年の運用開始を目指す$1.2Bの中距離 SAM 開発計画で、 ロシアの Antey S-300PMU1 (註:SA-10d)と 48N6 ミサイルの影響を大き く受けたシステムと言われている。
 開発は LG社が Almaz社と提携して実施しており、LG社は Almaz社と MFR の研究試作に$30Mの契約を行ってい る。 更に数ヶ月以内に$60Mの契約によるプロトタイプレーダ2基も完成する。 また、両社は$20Mの契約で KM-SAM 用の移動型指揮装置の開発も行っている。
2004.05.28 Yahoo 共同通信記事

「在韓米軍12,000人減も、米・・・」

<0410-052801>
 韓国政府関係者が28日、米国が在韓米軍を現在の37,000人から約12,000人削減する案を昨年6月に韓国側に示 していたことを明らかにした。
 同関係者によると米側は今年4月に、在韓米軍削減に関する協議を6〜7月に開催したいとの意向を伝え、韓国 側は肯定的に検討すると応じた。
2004.05.20 Yahoo 朝鮮日報記事

「米議会予算局、在韓米陸軍・・・」

<0410-052002>
 米国が海外駐留米軍再編計画 (GPR) に従って在韓米軍の削減を進めている中、米議会予算局が在韓米軍の再編について 全面的な撤退を含む6つの再編案をまとめ、上院に報告したことが19日に明らかになった。
 それによると、現在28,000人の在韓米軍陸軍を
 @ 総合土地管理計画による基地の統廃合
 A 漢江以南の2ヶ所のハブ基地に集中
 B 第2師団の撤退と2個旅団のローテーション勤務の実施(5,000人削減)
 C 半分(13,000人)を削減
 D 1,000人だけを残して撤退し、1個旅団のローテーション勤務
 E 全員撤退して必要時に派兵
とする6案が提案されている。
2004.05.20 Yahoo 朝鮮日報記事

「在韓米軍、無人偵察機プレ・・・」

<0410-052001>
 韓国国防部関係者が19日に、在韓米軍が兵力削減による戦力の空白を埋めるため、無人偵察機 Predator 年内に配備することを明らかにした。 同関係者は Predator の配備は向こう3年間110億ドル を投資する150項目の在韓米軍戦力増強計画のひとつであるとした。
 在韓米軍は昨年、Shadow 200 を第2師団に配備したが、Predator が配備されるのは今回が初めてで ある。
2004.05.19 Yahoo 韓国東亜日報記事

「在韓米軍は1.5〜2等級の基・・・」

<0410-051903>
 米国は、海外駐留米軍再配置検討 (GPR) で海外米軍基地を4段階に分類し、在韓米軍が1.5等級または2等級に 位置付けている。
 GPR では、海外米軍基地を
 ・PPH (Power Projection Hub): 戦力展開拠点
  大規模兵力装備の展開拠点
 ・MOB (Main Operating Base): 主要作戦基地
  大規模兵力の長期駐留常設基地
 ・FOS (Forward Operating Site): 前方作戦拠点
  小規模施設
 ・CSL (Cooperative Security Location): 共同安全保障地域
  小規模連絡要員常住地
の4段階に分類し、在韓米軍は MOB または MOB と PPH の中間レベルの基地に当たる一方、在日米軍は PPH に 該当する。 但しこの等級分類は、部隊の大きさを意味するだけで、必ずしも重要度を意味するものではない。
2004.05.19 Yahoo ロイタ記事

「米韓、在韓米軍の大幅削減・・・」

<0410-051902>
 19日付の朝鮮日報が、在韓米軍を1/3近く削減する計画について、韓国と米国が6月に協議を始めると報じた。
 ある韓国政府高官は、米国が昨年9月初旬、在韓米軍を約12,000人削減する必要があることを非公式に伝えて きたが、韓国政府は協議を延期するよう要請したと話している。
2004.05.19 Yahoo 共同通信記事

「在韓米軍、実質削減へ 国・・・」

<0410-051901>
 ウルフォウィッツ米国防副長官が18日の上院外交委員会で、37,000人の在韓米軍から1個旅団(約3,600人)がイラクに派遣されるのに 伴い、在韓米軍が1割程度削減されるとの見通しを示した。
 国防総省高官も17日に、今回の派遣が米軍の世界的な再編の一環として在韓米軍の削減につながる可能性に言 及している。
2004.05.17 Yahoo 時事通信記事

「在韓米軍をイラク派遣へ ・・・」

<0409-051701>
 韓国政府が17日、米国政府が在韓米軍一部をイラクに派遣する方針を韓国政 府に伝えてきたことを明らかにした。
 これに関し韓国紙・中央日報は、第2師団約14,000人のうち、1個旅団など4,000人前後をイラクに送る計画で 、イラク派遣任務終了後は韓国に戻らず、他の地域に駐留する可能性もあるとして、在韓米軍の兵力削減につな がると報じた。
2004.05 Jane's Missiles & Rockets Korea Aerospace Industries T-50 trainer flies with AIM-9 Sidewider <0414-050002>
 韓国 KAI社が開発中の T-50 Golden Eagle 超音速練習機が AIM-9 Sidewinder を搭載しての飛行試験を行っ ている 。 T-50 の開発には、翼、飛行制御システム、アビオニクスなどに米企業が参画している。
 T-50 は、アフタバーナ付き F-404 ターボファンエンジン(註:F/A-18C/D と同じ)を搭載し、 Mach 1.5(F/A-18C/D は Mach 1.7 )の性能を持つ。
 韓国は当初分として50機の T-50 練習機と、44機の A-50 高等練習/攻撃を要求しているが、更に A-50 100機のオプションを行って いる。
 A-50 は Sidewinder のほか、AGM-65 Maveric、CBU-58 及び Mk 20 クラスタ爆弾、ロケット弾ポッド、Mk 82/83/84 爆弾を搭載できる。
2004.04.30 Yahoo 朝鮮日報記事

在韓米軍、パトリオット旅・・・

<0408-043002>
 在韓米軍が北朝鮮のミサイル攻撃に対応するため、年内に防空砲兵旅団を創設することが明らかになった。
 在韓米軍関係者が30日、既存のペトリオット6個中隊に加え、年末まで2個中隊の PAC-3 を追加配備して南部地域を防御する予定であるため、防空砲兵大隊に替えて防空砲兵旅団の創設するこ とを明らかにした。
2004.04.28 Jane's Defence Weekly Boeing receives KAI AH-64D fulage <0409-042810>
 Boeing社は、韓国が F-15K を採用した見返りに KAI (Korea Aerospace Industry)社に生産を委託していた AH-64D Longbow Apache の胴体の1号機を受領した。
2004.04.12 Aviation Week & ST Combat-ready <0408-041209>
 米陸軍は韓国に配置する AH-64D Apache の改善を進め、機甲部隊の戦闘力の強化を図っている。
 Apache は搭載レーダーの探知距離の延伸、通信装置及び FLIR の改善を行い、これまでの多数機編隊から少数機での地上攻撃が可能と なった。 韓国には来年から配備される。
 陸軍はイラク戦等の教訓からヘリ作戦の教義を見直しているが、山岳地帯が多く、対空火器を多数保有する北鮮に対 しては独自の教義を必要とし、ALQ-144 IR 妨害装置やレーダー/レーザー警報装置のヘリ装備を充実する。
 偵察ヘリ OH-58D 16機の改修は来年に延期されたが、出力、通信の改善と移動地図表示装置及び、3銃身 GAU-19 の装備、機体重量の軽減が行われる。
2004.04.12 Aviation Week & ST Sneaking a peek <0408-041208>
 米韓合同軍は北鮮の侵攻を早期に探知するため、既に大規模な情報監視網を構成しているが、更に ISR システムの充 実と DIA、CIA、NGIA 等情報機関の良好な支援活動を熱望している。
 在韓米軍は暫定的に配置している E-8C JSTARS の常続的運用と、Global Hawk の配置を熱望し、 DoD も Guam を偵察基地として運用する検討を進めている。
 現在、米陸軍は RC-7 と RC-12 を常時運用している他、最近 Shadow-200 の使用を開始した。  空軍は烏山基地の U-2 を運用し、韓国空軍は Hawker 800XP を用いた SIGNT機と SAR搭載機を各4機運用している。 
2004.04.12 Aviation Week & ST Better defense, better offense <0408-041207>
 米は韓国での軍事作戦能力と戦術を、強大な北鮮軍に効果的に対処できる態勢に移行させている。
 朝鮮半島での戦闘様相はコソボや中東とは全く異なり、開戦と同時に大規模な砲兵火力が首 都圏に集中し、10万人といわれる特殊作戦部隊のゲリラ的攻撃浸透で民間人にも大きな被害が予想される。
 米軍はこれまで援軍到着まで持久する作戦であったが、韓国軍と共に攻撃ヘリ、戦闘車両、UAV等の新装備を 充実させ、精密誘導兵器を多用し時宜に応じた反撃を行う方針に変更した。
 また、両軍の作戦任務も大幅に変更され、米軍は非武装地帯及び国境線の警戒を韓国軍に引き継ぎ、対砲兵 戦も韓国軍の責任とする協議を行っている。
 両国は3〜4年以内に150以上の装備品の改善を計画中で、総額は$11Bに達する。
2004.04.05 Defense News T-50 Flight Tests external stores <0410-04040504>
 韓国空軍の超音速訓練機 T-50 の外部燃料タンクを装着しての飛行試験が、2月7日に初めて行われた。
 試験では飛行安定性、操作制御性の確認が行われ、飛行性能の確認とタンクの分離機能、兵器搭載試験等が今後予定されている。
2004.04 Jane's Missiles & Rockets Boeing SLAM-ER ready for service on US Navy P-3C fleet <0410-040012>
 射程150nm以上の SLAM-ER を P-3C に搭載する開発が完了した。 既に米海軍保有の59機の P-3C の うち19機の改造が完了しており、年内には全機改造される。
 一方 Boeing社は、韓国の F-15K に SLAM-ER を搭載するための、F-15E による初の搭載飛行試験に成功して おり、2006年には F-15K による地上目標に対する発射試験が予定されている。
2004.04 International Defense Review SLAM-ER for Korea <0408-040007>
 Boeing社は韓国から47発 SLAM-ER を受注した。 契約は FMS で行われ、 総額は$61.3Mとなる。
 韓国は SLAM-ER を F-15K に搭載する。
2004.03.31 Jane's Defnece Weekly Seoul seeks bids for largest-ever helicopter order <0407-033107>
 韓国国防省が KMH (Korea Multirole Helicopter) の RFP を発簡した。 提案期限は6月15日となっている。
 KMH は300機の多用途型を2010年から、170機の攻撃型を2012年から装備する計画で 、多用途型の試作は2006年から、攻撃型は2010年から行われる。
 開発の取り纏めは KAI (Korea Aerospace Industry) が行うが、計画には Augsta Westland, Boeing, Bell, Eurocopter, Kamman, Sikorsy, Rosoboronexport の各社が関心を示している。
2004.03.29 Aviation Week & ST Matrix reloaded <0407-032904>
 欧州の巨大防衛企業 Thales社は大掛かりな組織の再編成を進めている。
 新しい基盤となる事業組織は、陸、空、海、防空部門及び、NCW (Network Centric Warfare) と C4ISR を扱う部門に区分される。
 Starstreak/HVM (右図) を含むミサイル電子事業は、これまでの航空システム部門から防空営業部門に移される。
 なお、同社は今月初め、韓国の KSAM Batch 2 の部品供給を受注し、中距離型の KMSAM についても、現在契約協議を行っている。
2004.03.25 Yahoo 時事通信記事

「日韓から1.5万人撤退= ・・・・」

<0406-032501>
 25日付のワシントン・ポストによると、米国防総省は世界規模で検討中の在外米軍再編の原案を策定した。
 東アジア10万人体制では、日本や韓国から約15,000人を撤退させ、それにほぼ見合う規模で グアム基地などを増強する。
2004.03.15 Aviation Week & ST South Korea and Boeing <0406-031502>
 韓国と Boeig社は、F-15K に搭載する SLAM-ER の導入に関する契約を$70Mで締結した。 この契約は SLAM-ER の最初の輸出事業となる。
2004.03.08 Defense News Three to vie for $2B S.Korean E-X deal <0408-030807>
 韓国は総額$2Bを投じて4機の AWACS機を装備する。 E-X計画に関する RFP の発簡は3月10日に予定され、機 種選定は12月中に行われる。
 参加企業は Boeing、IAI 及び L-3 Communication の3社で、韓国が希望した Thales社は不参加を表明した。
 国防省は AWACS機製造のワークシェアーの内30%を国内企業に割り当てることを条件としている。
2004.03.08 Aviation Week & ST Branching out <0406-030802>
= 各国の UAV 開発状況に関する記事 =
 シンガポールで2004年 Asia Airshow が開催された。 UAV の導入は世界的な傾向にあり、現在39ヶ国が製造又は独自開発を行ってお り開発国は更に増加するものとみられる。
・Sweden:Mini-UAV と MALE 及び UCAV に関心を示し、独自開発と共に仏独の MALE-UAV 共同開発に参加。
Singapore:重量80kgのMAV-1 ステルス UAV の試験飛行を近日中に予定。
韓国:6時間滞空の TUAV を独自開発中(右図)
・中国:3機の TUAV を展示
    ASN-105B;航続距離150km、7時間滞空、搭載量40kg
    ASN-7;航続距離40km、1時間滞空、搭載量10kg
    ASN-15:手投げ式、1時間滞空、搭載量6.5kg(開発中)
2004.03 Jane's Missiles & Rockets SLAM-ER missiles for South Korea <0409-030011>
 McDonnell Douglas社が米海軍から、FMS で韓国に引き渡す47発 SLAM-ER を含む各種ミサイルを$61.32Mで受注した。 契約は2006年12月に完了する。
2004.03 Jane's Missiles & Rockets South Korea's anti-ship missile is larger than Harpoon <0409-030005>
 韓国が新型の対艦ミサイルを開発中である。 このミサイルは Harpoon Block 1B/C と同じコンフィグレーシ ョンであるがそれよりかなり大型で、射程は80nm以上で150km近いと見られる。
 エンジンはターボジェットかターボファンで、空気取り入れ口は胴体の左右、翼の前縁の線上にある。
 用途は明らかになっていないが、海岸からや船舶からの発射が考えられ、次期高速艇 PKA-A (Fast Attack Craft) への搭載も考えられる。
 昨年秋には3回目の発射試験を実弾頭付きで実施し、標的艦に命中した。
2004.02.18 Jane's Defence Weekly South Korea haggles over procument programme <0404-021808>
 韓国国防省は先月、KMH (Korean Multirole Helicopter) 開発のための PMO (Programme Management Office) を設置した。 KMH は韓 国軍にとって過去最大の調達計画となる。
 RFP は今月発簡され、7月に提案を評価した後、10月に計画開始の大統領承認を受ける計画になっている。
 韓国はこの計画が民間航空機産業の育成に寄与することに期待しており、向こう30年間で$22.5Bの国内需要の ほか、$9Bの輸出を見込んでいる。
2004.02.18 Jane's Defence Weekly Seoul's AEW&C buy will reduce reliance on US <0404-021807>
 韓国が2002年に財政上の理由から中断していた E-X 計画を、2月4日に再行すると発表したのは、米国が世界規模の軍再編を計画してい る中で、米空軍の AWACS への依存から脱却しようとしているためと見られている。
 E-X に求められている性能は、6時間以上の哨戒能力、300kt以上の速度、26,500ft以上の実用上昇限度、200nm以上の監視能力である。
 韓国は4機の E-X を装備する計画で、1番機を2009年、2番機を2011年に取得したい としている。 RFP は3月に発簡され、6〜7月に提案 を受けて11月には機種決定する。
 計画には以下の各社が提案すると見られている。
  ・Thales社 : A320-200 案
  ・L3-Comm社 : A321-200 案
  ・IAI/Elta社 : Il-76 or Gulfstream G-550案
  ・Boeing社 : B737-700案
 E-X の装備は、作戦機や陸上の防空システムと連接するため、MIDS/Link 16 の導入 を伴うことになる。
2004.02.16 Defense News Military spending rises 8 percent in S. Korea <0407-021605>
 韓国の2004年度軍事予算は昨年より8%増加し、$16.1Bに達することが明らかになった。 このうち$5.3Bは各 種装備品の調達と研究開発に充当し、昨年よりも10%増となっている。
= 2004年度調達予算の内訳 =
 ・支援計画:駐留米軍及び装備品の維持と弾薬備蓄に$1.8B
 ・空軍:F-15Kの初度調達40機及び KF-16 と T-50 の継続調達等に$1.2B
 ・海軍:駆逐艦、1,800t級潜水艦、大型輸送艦等の建造に$845M
 ・陸軍:主力戦車、自走155mm砲、MLRS、ATACMS Block 1 取得に$570M
 ・研究開発:軍事衛星、将来戦車及びヘリ開発に$550M
 ・C4ISR:新戦術通信システム、UAV 及び多チャンネル VHF に$233M 
2004.02.16 Defense News S. Korea to assume some US missions <0407-021604>
 DoD の朝鮮半島における兵力再編成と部隊の再配置に伴い、韓国軍は2006年までに米軍が行っている CAS、後方地域の除染、地雷の設 置、重点地域の保全、夜間偵察及び救難等の10項目の任務を引き継ぐこととなる。 任務の引き継ぎは2004年から3段階に分け行われ2006 年に完了する。
 現在 DMZ に配置している米陸軍歩兵第2師団 (約15,000人) は旅団に分割され、2006年までに烏山と釜山に それぞれ再配置される。
2004.02.11 Jane's Defence Weekly Seoul launches AEW&C buy <0404-021103>
 韓国が2月4日に、AEW&C 機4機を$1.72Bで導入すると発表した。 これにより韓国は、沖縄を基地にする 米空軍の AWACS に依存している現在の状態から脱却できる。
 各社の提案は6〜7月までに提出される。 この計画には以下の各機種が候補にあがっている。
 ・Airbus A320-200(Thales社)
 ・Airbus A321-200(L3-Com社)
 ・Gulfstream G550 及び Ilyushin Il-76(IAI社)
 ・B737-700(Boeing社)
 搭載レーダには Northrop Grumman社製 AN/APS-145-Plus 及び IAI Elta社の Phalcon が考えられる。
2004.02.05 Yahoo 韓国中央日報記事

「早期警報機2011年まで4 ・・・」

<0403-020501>
 韓国国防部は4日、2011年までに2兆ウォン(約2,000億円)の予算を投じて AWACS 4機を導入すると明らかに した。
 国防部は、空中で6時間以上、半径370km以内を全方向探知できる機種を選定するこ とにした。
2004.02 Jane's Missiles & Rockets Contract awarded for SLAM-ER <0408-020019>
 GD社が AGM-84H SLAM-ER 380発の弾頭装着を$8.89Mで受注した。 この契約 には FMS で韓国に引き渡される分が含まれており、最終納期は2008年1月である。
2004.01.26 Yahoo 読売新聞記事

韓国軍、極秘裏に原潜の開・・・

<0402-012601>
 朝鮮日報は26日付で、韓国が日本、中国など周辺国の脅威に対処するため、独自開発した 4,000t級の原子力潜水艦数隻を、2012年から実戦配備する計画を検討していると報じた。
 朝鮮半島統一後の周辺大国による脅威に備えることを目的としている。
 韓国国防省報道官は26日、現在、次期潜水艦の研究を計画している段階で、推進方式に関しては何ら決定されていないと述べ、原潜開 発を検討していることは否定しなかった
2004.01.17 Yahoo! News 読売新聞記事

米韓連合司令部などのソウ・・・

<0401-011701>
 米韓同盟の将来構想に関する第6回政策協議が16日にハワイで開かれ、ソウル中心部の竜山基地にある米韓連合司令部 と在韓国連軍司令部を、2007年末までに烏山か平沢に移転することで合意した。
 これにより、ソウル以北の在韓米軍は、中枢機能も含めてほぼ全面的にソウル以南へ退くことになり、在韓米軍のほ とんどが北朝鮮の重火砲の射程外に離れることになる。
2004.01.07 Jane's Defence Weekly South Korea starts Golden Eagle production <0401-010703>
 韓国国防調達庁が KAI (Korea Aerospace Industries) と25機の T-50 Golden Eagle 超音速練習機の量産契約 を2003年12月19日に行った。 契約では2005年末に引き渡しが行われる。
 100機調達されることになっている T-50/A-50 の半数は、MFR と20mm砲を搭載し、武器の投下/発射能力を持つ A-50 型であるが、今 回の契約分は T-50 LIFT (Lead-In Fighter Trainer) である。
 T-50/A-50 の生産シェアは、米国55%、韓国44%、その他が1%となっている。