2005年の韓国情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2005.12 Jane's Missiles & Rockets South Korean missile goes into production before live-fire testing <0602-120011>
 150kmの射程を持つ韓国の SSM-700K 国産対艦ミサイルが、実射試験を待たずに量産 に入っている。 量産は2004年に発注され、既に数十発が納入され、KDX-1/-2/-3 駆 逐艦や PKM-X 哨戒艇に装備される。
 SSM-700K は RGM-84 Harpoon に似ており、全長5.7m、胴径54cmで、終末誘導は ARH で行う。 エンジンなどのハードウェアや技術多 くが海外から導入されているが、各国部分は Nex1 Future社(旧 LG Innotec社)が担当している。
2005.12.21 Jane's Defence Weekly Eurocopter, KAI to develop transport helicopter <0602-122104>  韓国の KHP のパートナには、Bell社、AugustaWestland社を抑えて Eurocopter社が 指名された。 開発は韓国の KAI社が60%、Eurocopter社が20%、その他の外国企業が20%の比率で行われる。
 245機製造する予定の KHP は8tの輸送用ヘリで、13名の兵員を載せ2時間の滞空能力 が求められている。
 一方 AEW&C 機である E-X の機種選定は2006年にずれ込みそうである。 IAI/Elta社の G-550 が Boeing E-737 より有利と見られているが、G-550 には米国の技術も使われており、これが米国の武器輸出制限に抵触 する。
2005.12.14 Jane's Defence Weekly US opposes Israeli AEW&C sale to RoK <0601-121414>
 韓国の AEW&C 機計画である E-X には Northrop Grumman社製 MESA (Multirole Electronically Scanned) レーダを B 737-700 に搭載する案の Boeing社と、イスラエル Elta社製 Phalcon レーダを Gulfstream G550 に搭載する韓国 NEXT1社が競っているが、米国 はイスラエルに対して Phalcon が採用になった場合、同レーダで使用している米国技術は譲渡しないと圧力をかけている。
 韓国は E-X を4機整備する計画である。
2005.12.14 Jane's Defence Weekly South Korea unveils multifunction radar for M-SAM <0601-121411>
 韓国の STC社 (Samsung Thakes Co) が、韓国の M-SAM 用に開発した MFR を公表した。 このレーダは2004 年の中頃に完成していたと見られる。
 韓国 M-SAM は2010年に退役が予定されている12個中隊の I-HAWK の後継となるシステムで、 開発総額は$1.2Bと見られている。 システムにはロシア Almaz社 S-300PMU1 と 48N6 ミサイルの技術が取り入れられている模様で、研究開発段階で$30Mかけた最初の MFR の試作 はロシアの企業で行われた。
 $60Mかける最終試作では2基の MFR が試作され2004年には完成するはずであったが、試作が終了したか否かは 不明である。
【註:】
 S-300PMU1(右図)は NATO コードで SA-10d と呼ばれる SAM で、対弾道弾能力を有する。 発射される 48N6 ミサイルの発射重量は 1,800kgで、射程は
  150km (対航空機)
   40km (対弾道弾)
である。 システムの IOC は1992年である。
2005.12.14 Jane's Defence Weekly Seoul urges US to buy ammo in South Korea <0601-121410>
 韓国国防省が米国に対し、30mm以下の訓練用弾薬30品目を韓国で調達するよう求めている。 米軍はアフガン やイラクででの弾薬所要が増大したため米国内生産では間に合わず、カナダ、欧州、イスラエルなどに発注している。
 韓国と米国の協議は米軍が韓国に保管している戦時用備蓄弾薬 (WRSA/K: War Reserve Stocks for Allies/Korea) の補充にも及んでいる。
 米軍は現在韓国に、開戦初期所要の60%にあたる60万dを備蓄している。 これに対して韓 国の備蓄量は10日所要分であるため、米国はこれを30日所要分に引き上げることを要求している。
2005.12.14 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国型軍用ヘリコプター、・・・」

<0524-121402>
 総5兆4,678億ウォン(約6,000億円)を投じる韓国軍のヘリコプター (KHP) 事業のうち、開発部分 (1兆3,113億ウォン)を担当する海外業者がユーロコプターに確定した。
ユーロコプターは KHP の核心技術であるローターブレードなど動力伝達装置と自動飛行操縦装置などを提供する。
2005.12.07 Jane's Defence Weekly South Korea reveals technology demonstrator duo <0524-120707>
 かつて現代グループの一部であった韓国の Rotem社が、10月に行われた防衛展に二種類の UGV を出品した。
RXV(右図上)
 4.3m×1.8m×1.7mの4x4車で、無線 LAN により1kmの範囲を行動する。 武装として40mm擲弾銃を装備する。
RXV-E(右図下)
 寸法2.7m×1.6m×1.0m、重量700kgの6x6車で、6基のホイール内モータで走行する。
 45kgの IR センサを搭載し、人員であれば15km、車両であれば15kmで捕捉できる。
(類似記事 JDW 2005.11.02)
2005.12 Jane's Missiles & Rockets South Korean missile goes into production before live-fire testing <0602-120011>
 150kmの射程を持つ韓国の SSM-700K 国産対艦ミサイルが、実射試験を待たずに量産 に入っている。 量産は2004年に発注され、既に数十発が納入され、KDX-1/-2/-3 駆 逐艦や PKM-X 哨戒艇に装備される。
 SSM-700K は RGM-84 Harpoon に似ており、全長5.7m、胴径54cmで、終末誘導は ARH で行う。 エンジンなどのハードウェアや技術多 くが海外から導入されているが、各国部分は Nex1 Future社(旧 LG Innotec社)が担当している。
2005.11.23 Jane's Defence Weekly S Korea unveils local UAVs <0523-112304>
 韓国の Uconsystem社が、四種類の UAV を公表した。 RemoEye 002 と 006 は、韓国陸軍での展示も行って いる。
RemoEye 002 (右図上)
 11月に飛行試験を完了した手投げ式の UAV で重量は2kg。 電動モータで推進し、最大速度は80km/h、航続距離10km、滞空能力60分。  CCD カメラ又は IR カメラを搭載し、カメラは一軸で走査する。
 1個システムは通常4機で構成され、着陸後の再離陸は1分以内で可能。
RemoEye 006
 6月に開発を完了した6kgの mini UAV で、最大速度75km/h、航続距離15km、滞空能力90分である。 ペイロードは RemoEye 002 と同じ であるが、カメラは二軸で走査できる。
RemoEye 015 (右図中)
 同じく6月に開発を完了した重量15kgの mini UAV で、滑走により離着陸する。最大速度170km/h、航続距離50km、滞 空能力4〜5時間である。 ペイロードやシステムの概要は RemoEye 002/006 と同じである。
RemoEye H-120 (右図下)
 現在テスト中で、年内に開発を完了する。 離陸重量120kg、搭載能力は CCD/IR カメラなど30kgで、最大速 度120km/h、航続距離50km、滞空能力2時間の性能を持つ。 400ccのエンジンで推進する。
2005.11.16 Jane's Defence Weekly RoK increases harbour protection <0523-111609>
 韓国国防省が港湾防備を強化するため Next1 Future社(旧 LG Innotek社)と共同で HUSS (Harbour Underwater Surveillance System) を国内開発した。 HUSS は水中に設置した磁気音響センサ で、港湾内はアクティブソナにより潜水兵及びその運搬艇を監視すると共に、外側はパッシブラインアレイで構成される。 HUSS は C3I システムと共に、レーダや電波監視システムとも連接されている。
2005.11.16 Jane's Defence Weekly Next1 Future shows fast attack craft systems <0523-111608>
 韓国の Next1 Future社(旧 LG Innotek社)が、PKK 高速艇搭載用の 3D 監視レー ダと対艦ミサイルを公表した。 PKK は全長56mで76mm砲を装備する高速艇で2007年から40隻 が就役する。
 対艦ミサイル(右図)は射程80nm以上で速度は Mach 0.85〜0.9 と見られ、シース キミング飛行と回避機動を行う。
2005.11.14 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮の警備艇、韓国領海・・・」

<0522-111401>
 韓国軍によると、北朝鮮海軍の警備艇1隻と漁船9隻が13日、黄海上で韓国の領海を一時的に侵犯した。 韓国 軍によると、北朝鮮の警備艇は韓国領海に達していた漁船9隻を引き戻すため、一時的に韓国領海を侵犯したという。
 韓国海軍は6度の警告を送り、北朝鮮の警備艇船からは、状況は把握しているため発砲するなとの応答があったという。
2005.11.12 Yahoo 韓国中央日報記事

「北の戦闘機2機、一時韓国・・・」

<0522-111203>
 北朝鮮軍の戦闘機は MiG-19 と見られる戦闘機2機が11日午後、黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線 (NLL) を越えて韓国側に侵入した。
空軍は上空で哨戒飛行中だった F-5、KF-16 6機を現場に緊急発進させ警告したところ、北朝鮮側は応答しな かったものの引き返した。
2005.11.09 Jane's Defence Weekly KOMPSAT-2 launch suffers further setbacks <0523-110907>
 韓国の多目的衛星 KOMPSAT-2 は、2004年にロシアの Bailonur から SS-19 を転用した SLV で打ち上げられる予定であったが、打ち上げ機のトラブルから12月に延期になっている。 トラブルの原因が明らかになってい ないことから、更に延期される可能性がある。
 KOMPSAT-2 は1999年に打ち上げられた KOMPSAT-1 の後継として KARI (Korea Aerospace Research Institute) が開発した重量800kgの 衛星で、モノクロで1m、カラーで4mの解像度を持つ。
2005.11.09 Jane's Defence Weekly Israel considers extended-range F-15 capability <0523-110904>
 Boeing社がイスラエルに、長距離型の F-15I の新規購入又は在来機の改造を提案している。 イスラエルは 現在 F-15E の派生型である F-15I 25機のほか、F-15A/B を21機、C/D を31機の合わせて77機を保有している。
 Boeing社は現在米空軍向けに F-15E+ 計画を進めているが、長距離型の要求は米空軍からも あり、そうなれは F-15F と言うべき機体になる。
 Boeing社の F-15 生産ラインは韓国の F-15K 40機の生産で2008年までは維持され、シンガポールとの F-15T 20機の商談が纏まれば、更に生産ラインの延命が可能になる。
(関連記事 IDR 11月)
2005.11.02 Jane's Defence Weekly KARI unveils Smart UAV <0522-110211>
 韓国の KARI (Korea Aerospace Research Institute) が Seoul Air Show 2005 に Smart UAV チルトロータ実験機 のモックアップを展示した。 KARI は2008年頃に試作を計画しており、実現すれば米国の Eagle Eye に次いで世界で2番目のチルトロータ UAV となる。
 Smart UAV は全長が5m、総重量が950kgで、最大速度500km/h、滞空能力5時間、ペイロード40〜100kgの性能を 持つ。
 開発は三段階で行われ、2002〜2005年に先進型機の設計、2005〜2009年に先進型機の試作、2009〜2012年に Smart UAV の開発が行わ れる。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly South Korean companies reveal 6x6 contract contenders <0522-110210>
 韓国軍の次期 6x6 装甲車受注を巡って3社が競っている。 新型装甲車は陸海空軍での装備 が計画されている。 いずれも陸上最大速度は100km/h、乗車定員は2名の乗員数を含め12名である。
 Rotem社の Scorpion は15.7tで水上速度11km/h、航続距離700km、Doosan社 の Blach Fox は16tで水上速度8km/h、航続距離800kmである。 Samsung社の案は水上速度 が10km/hである。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly First glimpse of Korean KT-1C enhanced turboprop trainer <0522-110209>
 韓国の KAI社が KT-1 練習機の輸出仕様として開発中である KT-1C を公表した。 開発は2004年に開始され 、2008〜2009年には提供可能になる。
 KT-1C は基本性能には KT-1 と同じであるが、アビオニクスが二重化され冗長性が高められると共に、機外に Mk 20/81/82 爆弾、ガンポッド、LAU-3/31 ロケット、FLIR などを搭載できる。
 KT-1 の輸出型には、この他に対地攻撃用の KO-1 があるが、韓国空軍向けの KO-1 は2001年に初飛行してい る。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly KAI completes delivery of Night Intruder 300 UAV <0522-110208>
 韓国陸軍の Night Intruder 300 UAV は、韓国の ADD (Agency for Defence Development) と KAI社が1991年 に開発を開始し、1993年に初飛行させた全長6.4m、自重215kg、ペイロード45kgの UAV で、2004年12月までに 6機からなるシステム5個を完納している。
 ADD と KAI社は2006年に洋上監視型長時間滞空 UAV の開発を開始する計画であり、実現すれば 韓国初の国産 MALE UAV となる。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly Doosan unveils new 8x8 for army requirement <0522-110207>
 韓国の Doosan社(旧大宇重工)が、新型の 8x8 装輪装甲車を公表した。 新システムは Blach Fox ファミリの一形式で、同ファミリ はモジュラ方式で 6x6, 8x8, 10x10 があり、いずれも C-130 への搭載が可能である。
 新システムは Chun Ma(天馬)SAM を主装備とし、無人砲塔の左右に4発のミサイルを2組、計 8発を搭載する。
 砲塔はセンサパッケージになっており、探知距離20kmの固体発振 E/F-band パルスドップラ 捜索レーダと、捕捉距離16kmの TWT 発振 Ku-band パルスドップラ追随レーダ を搭載している。
 消息筋によると1,000両の需要が見込まれている。
2005.11.02 Jane's Defence Weekly Athena sensors receive upgrade <0522-110206>
 韓国の DoDaam社がセンサを改良した Athena UGV を公表した。 Athena の原型は 2002年に開発され、既にイラクで活動中の韓国軍が使用している。
 Athena はカナダ Argo社製の450kg6輪車を使用し、Aegis 遠隔操縦装置、K-2 機関銃 、CCD カメラと照射機を搭載し、無線 LAN で制御される。
 改良型ではイスラエル Thermal Beacon社製で実験段階の IFF 装置と Mk-W 広帯域 thermal beacon 装置を搭載している。
【▽註:】
 DoDaam社は、大徳バレーの防衛産業専門ベンチャー企業で、 T-50 など各種航空機の操縦シミュレータ、地上戦用各種シミュレータ及び陸戦用ロボット兵器などを開発生産している。
2005.11 Jane's Missiles & Rockets South Korean M-SAM nears flight tests <0603-110008>
 韓国が開発中の KM-SAM は開発の最終段階が開始されようとしている。
 無誘導の発射試験が昨年8月末に忠清南道の Anhung にある射場で行われる予定であったが、試験に成功したとの発表がなく、失敗した か延期されたものと見られる。 迎撃試験は次のシステム開発段階に予定されている。
 KM-SAM は射程が1〜50km、最大射高が25kmで、レーダは LG電子、指揮装置は LG電子と雙龍 (Ssangyong) の 共同、ミサイルと発射機は 三星 (Samsung) が担当し、2010年の装備化が予定されている。
2005.11 International Defense Review Korea selects Star Safire HD <0523-110005>

 韓国海軍が、保有する P-3B Lot 2 洋上哨戒機9機中8機に、FLIR Systems社製 Star SAFIRE HD マルチセンサターレットを装着する。

 今後 P-3C にも装備される可能性がある。

2005.10.31 Defense News KAI woos Turkey with trainer jets <0524-103105>
 韓国の KAI社はトルコに KT-1 基礎練習機を売り込むと共に、長期的な航空宇宙技術提携と共同開発を提案 している。
 KT-1 は1988年〜1998年に開発されたターボプロップエンジンの複座練習機で、韓国空軍が85機、インドネシア空軍が12機を調達して いる。 トルコ空軍は45〜60機の基礎練習機を装備する計画である。
 KAI社はライセンス生産も提案する模様で、将来的には T-50、UAV の製造及び衛星打ち上げを共同で行 いたいとしている。
 T-50 Golden Eagle は現在5機が最終組み立て、4機が部分組み立て中で、韓国空軍は2006年初めから運用を開始する。
2005.10.21 Yahoo 毎日新聞記事

「有事作戦統制権を米軍から・・・」

<0521-102101>
 ラムズフェルド米国防長官は21日、韓国の尹光雄国防相と会談し、朝鮮半島における有事の作戦統制権を米軍から韓 国軍に返還する方向で実務協議を開始することで合意した。
2005.10.19 Jane's Defence Weekly New South Korean IFV under test <0521-101905>
 韓国の Doosan Infracore社(旧大宇重工)が、次期 IFV (Infantry Fighting Vehicle) である NIFV を3両試作 した。
 NIFV は Bofors社製 L/70 40mm砲を装備する26tの装軌車で、最大速度は 70km/hである。
2005.10.12 Jane's Defence Weekly Raising the grade <0521-101210>
= 韓国空軍発展の現状 =
F-15K
 F-15K の引き渡しは、2005年に2機、2006年に10機、2007年に16機、2008年に12機の、計40機である。
KT-1、KO-1
T-50、A-50
E-X
2005.10.12 Jane's Defence Weekly RoK strives for EMP device within 10 years <0521-101208>
 韓国国会国防委員会が9月28日に公表した報告によると、韓国 ADD (Agency for Defense Development) が1999年から 非核方式の EMP 爆弾を開発している。
 1999年〜2007年までに主要構成品の開発を行い、2008年〜2010年に主要構成品の試験及び爆弾の試作をして、2011年 〜2015年に装備化する。
 非核方式 EMP 弾は中国、EU、ロシア、英国、米国でも開発されている。 ▽
2005.10.05 Jane's Defence Weekly South Korea revives radical force restructuring strategy <0520-100502>
 韓国国防相が9月1日に、2020年までに常備軍を27%、予備役を51%削減する再編計画を大統領に提出した。  しかしながらこの計画は1998年8月に5ヶ年計画として発表され、今まで実行が延期されてきたものである。  国防相は今年中に議会の承認を得たいとしている。
2005.10 Jane's Missiles & Rockets South Korea announces intention to produce anti-submarine missile <0521-100041>
 韓国が2007年までに対潜ミサイルを開発すると発表した。 このミサイルは KDX-U 級駆逐艦の VLS から発 射される。
( KDX-U に関する記事 東亜日報 2004.09.30)
 詳細は明らかでないが、射程は20km程度と見られ、弾頭には2004年に国内開発した Cheongsangeo (Blue Shaek) 短魚雷が使われると見られる。 Blue Shark は全長2.7m、重量280kgで45ktで推進する。
( Blue Shark に関する記事 JDW 2004.10.20)
2005.10 Jane's Missiles & Rockets First South Korean AGM-84H rolls out <0521-100038>
 韓国空軍向け AGM-84H SLAM-ER がロールアウトした。 F-15K に搭載す る予定で、SLAM-ER の初めての輸出である。
 SLAM-ER は F-16 用に NATO が最近採用を決めると共に、豪空軍が次期スタンドオ フ兵器の候補に挙げている。
2005.09.27 Yahoo 共同通信記事

韓国国防費9.8%増、自主国・・・」

<0519-092701>
 韓国政府は27日の閣議で2006年予算案を決定した。 国防費は今年に比べ9.8%増の2兆4,900億円で、予算全体 の伸び率を3%以上上回る高い伸びとなった。 在韓米軍の大幅削減などに備え、最新兵器などで軍備強化を図る協力的自主国防路線を受 けたもので、2020年を目標に兵力を削減しながら戦闘効率を高める方針を打ち出している。
 来年には SAM-X の導入事業も開始する。
2005.09.24 Yahoo 読売新聞記事

韓国、無人ステルス戦闘機・・・」

<0519-092401>
 韓国の聯合ニュースが24日、韓国国防省傘下の国防科学研究所が2020年を目標に、遠隔操縦で敵のレーダー網をかいくぐって攻撃する ことのできるステルス UCAV の開発を進めていると報じた。
 それによると、同研究所は2008年末までに6億6,500万円で、レーダー波を吸収する塗料やパネルなどの開発 を進める。
2005.09.23 Yahoo 朝鮮日報記事

「駐韓米軍の空軍戦力急減 ・・・」

<0519-092301>
 駐韓米軍の戦力が1998年に比べ、地上戦力は18%、空中戦力は42.7%、弾薬は23.5%など全体で 23.1%が削減された。 空中装備は、F-16 が16機減少したのをはじめ、AH-64 が70機 から50機に、UH-60 など輸送用ヘリが200機から70機に削減された。
 一方、ペトりオットは50基(380発)から60基(500発)に、A-10 は20機から25機にそれぞれ増加した。
2005.09.21 Yahoo 時事通信記事

「戦場の危険作業はロボット・・・」

<0519-092101>

 韓国政府が21日、軍事用ロボットを研究開発する計画を承認した。 2006年から6年間で総額334億ウォン (約33億円)を投じ、6〜8個の車輪や足を使って平地や山岳地を歩行できるタイプのロボットを開発し、遠隔操 作により地雷撤去など戦場での危険な作業を人間に代わって行う。
 右図は韓国国防省が公表した新型ロボット三種類のデザインである。

2005.09.12 Defense News S.Korean Trainer enters production <0521-091207>
 韓国の超音速ジェット訓練機 T-50 Golden Eagle 量産が開始された。 一般 公開は10月18日〜23日にソウル国際空港で開催するソウルエアーショウで行われる。
 T-50 系列には戦闘機型の A-50 があり、空軍は50機の T-50 と、F-5 後継として44機の A-50 を先ず装備し、2007年から2012年の間に200機の A-50 を更に装備する計画である。
2005.09.07 Yahoo 朝鮮日報記事

「軍、15年内に50万人に ・・・」

<0518-090701>
 1日に盧武鉉大統領に報告した国防改革案によると、2010年から2020年までに陸軍の第1、第3軍司令部を統合し、地上作戦司令部を創設 するほか、後方地域を担当する第2軍司令部は後方作戦司令部に再編する。
 2020年まで現在13個の陸軍軍団が6個に減り、47個の師団も20個余を削減し、現在 68万人である兵力が50万人まで減少する見込みで、予備軍兵力も現在の304万人から150万人に 削減される。
2005.09.06 Yahoo 共同通信記事

「韓国軍、18万人削減へ 先・・・」

<0518-090602>
 韓国国防省は、陸軍の兵力を2020年までに段階的に計18万人削減、軍事境界線付近の防衛を担当する軍司令部 を統廃合することなどを柱とした国防改革草案を盧武鉉大統領に報告した。
 同当局者などによると、現在約55万人の陸軍を35万人程度まで削減し、海、空軍を若干増員 する。 陸軍が現在置いている3つの司令部のうち、軍事境界線付近を担当する第1、第3司令部を統合して「地上作戦司令部」と し、境界線付近の防衛を一元化する。
2005.09.06 Yahoo 産経新聞記事

「在韓米軍、対火力戦任務を・・・」

<0518-090601>
 北朝鮮が韓国に向け配備している長距離砲を破壊する対火力戦任務が、10月に在韓米軍から 韓国軍に移管される。 米韓両国は同盟関係見直し協議で昨年9月、10項目の米軍任務の韓国軍への移管 を決めたが、対火力戦では、軍事衛星や偵察衛星による情報は米国に依存し、そのほかの情報は韓国軍が収集する。 ただ平時の指揮権 は韓国軍にあるものの、有事の際の指揮権は在韓米軍が持つことになっている。
 北朝鮮はソウル首都圏に向け170mm自走砲、240mm多連装砲などの長距離砲約1,000門を配備しており、長距離 砲被害は核化学兵器より現実的であるため、対火力戦任務は移管される任務の中でも最重要とされてきた。
2005.08.24 Jane's Defence Weekly Golden Eagle roll-out looms <0518-082413>
 T-50/A-50 Golden Eagle の量産型が8月末にロールアウトする。
 この計画は KTX-2 計画として1992年に開始され、1997年10月に公式に政府に採用された。 開発経費は$1.8B〜$2.1Bと見られ、その 70%を政府、17%を KAI社、13%を Lockheed Martin社が負担した。
 政府は既に50機の T-50 と44機の A-50 を発注しており2011年10月に納入が完了する。 KAI社は提案中の F-50 戦闘 機を含め、更に200機の追加受注を見込んでいる。 F-50 ではエンジン、レーダ、電子装備が強化され る。
 また600機以上の輸出を見込んでおり、2003年には最初の輸出先として UAE に T-50U を提案し交渉を行っている。
2005.08.17 Jane's Defence Weekly Boeing rolls out SLAM-ER <0517-081707>
 Boeing社は韓国空軍向け SLAM-ER 初弾のロールアウト行事を最近実施し た。
 韓国の SLAM-ER は F-15K に搭載される予定で、同機は2005年第3四半期から韓国に到着する。
2005.07.27 Jane's Defence Weekly South Korea launches LPX amphibious ship <0516-072705>
 韓国が7月12日に、初の多目的強襲揚陸艦 LPX を進水させた。 2007年には引き渡され、2010年の就役が計画 されている。
 LPX は13,000tで、10機の CH-60 ヘリ、7両の水陸両用車、6両の戦車、2隻の ACV、700名の兵員を搭載し、最 大速度22ktの性能を持つ。
(関連記事 朝雲新聞2003.07.27)
2005.07.20 Jane's Defence Weekly South Korea revives project to buy Patriots <0516-072006>
 韓国が2006年に、中断されていた Patriot の購入計画を再行する。 Patriot は米国製を購入するか、 ドイツからの中古品を購入するか検討が行われており、7月13日にはドイツ国防省の高官が訪韓して交渉が行われた。
 韓国国防省は、韓国の防空には PAC-3 より射程の長い PAC-2 が適しているとしている。
 韓国は F-15K の購入に伴う予算削減から、2002年に48基の発射機と GEM 弾及び PAC-3 用レーダの購入計画を中止していた。
2005.07.20 Jane's Defence Weekly South Korea helicopter programme gains new impetus <0516-072002>
 韓国は、開発計画が中止された KMH (Korea Multirole Helicopter) に代わる KHP (Korea Helicopter Programme) を4月に開始したが、9月に機種決定を行い12月に調達を開始する。 機数は当初計画の280機より減って 245機になる。 運用開始は2011年の予定である。
 中止になった KMH 計画は、攻撃ヘリ型を含め475機を生産する計画で2004年に開始された。
2005.07.06 Jane's Defence Weekly South Korea relaunches its E-X project <0514-070609>
 韓国の E-X 計画が公式に再開され、6月24日に RfP が発簡された。 締め切りは7月14日に仮置きされている 。 機数は明らかにされていないが、かつて2009年と2011年に1機ずつの計2機と報じられたことがあった。
 E-X の機体には6時間以上の任務飛行26,500ft以上の実用上昇限度が求められ、レ ーダには200nm以上の全周覆域が要求されている。
 付帯事項として、現在 F-15K にのみ装備が予定されている Link 16 経由 MIDS を、500機の作戦用航空機と陸上防空システム用に調達することが含まれている。 計画総額は$2Bとなる。
 この計画には Thales社、IAI社、L-3社、Boeing社が提案すると見られる。 ▽
2005.07.04 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国型軽航空母艦級輸送艦・・・」

<0514-070401>
 最大規模の軽航空母艦級大型輸送艦 (LPX、13,000t) の1号艦が、今月12日に、釜山の韓進 重工業で進水式を行う。 2号艦は2010年に進水する。
 LPX は、自動化指揮統制システム (C4ISR)、先端レーダー、艦対艦ミサイルなどを備え、2007年7月に機動艦隊の指揮 艦として実戦配置される。
(関連記事 JDW 2004.07.28)
2005.06.30 Yahoo 朝鮮日報記事

「国内最大の次世代駆逐艦「・・・」

<0514-063001>
 大宇造船海洋玉浦造船所で30日、4500t級の次世代韓国型駆逐艦「大祚栄」の引渡式が行われ、海軍に実戦配備された。
 大祚栄は全長149.5m、深さ9.5m、幅17.4m、乗員約200人で、最大29ktの速度を出すことができる。
 5吋砲1門と CIWS、対艦、対空誘導弾、魚雷などを搭載している。
( KDX-U 艦引き渡しの記事 東亜日報 2004.06.30)
2005.06.17 Yahoo 朝鮮日報記事

「駐韓米軍の先端未来型師団・・・」

<0513-061702>
 Stars and Stripes紙が17日、第2師団が議政府のキャンプ・スタンレーで、MLRS 2個大隊を主軸とする歩兵旅団を創設したと報じた。  創設された歩兵旅団は、MLRS 2個大隊と旅団支援大隊、通信大隊D中隊などで構成されており、兵力は1,500人余りだ。
 米国は世界の10数個師団を、師団と軍団の中間程度の機能を有し強大な火力と機動性を備えた UEx (Unit of Employment X) に改編する作業を進めているが、駐韓第2師団がいち早く UEx に再編された。
 またこれに続き、14〜16日に第1重武装旅団戦闘チーム(HBCT)と多目的航空旅団(MFAB)、歩兵旅団などが 創設され、UEx への再編が完了した。
【註:】
 この記事には錯誤と混乱がある。
 『MLRS 2個大隊を主軸とする歩兵旅団』とあるは『砲兵旅団』の誤りであり、『師団と軍団の中間程度の UEx 』とあるは『師団と同程 度の UEX 』である。
 師団に相当する UEX (Unit of Employment X) は少将を指揮官とする960名の部隊で、司令部と支援部隊だけ で構成される。 UEX の上位部隊は軍団に相当する UEY (Unit of Employment Y) は1,110名で、UEX 同様に司 令部と支援部隊だけで構成される。 UE はいずれも隷下旅団を常設しない。
Objective Force の概要
2005.06.17 Yahoo 韓国中央日報記事

「米第2師団、未来型師団へ・・・」

<0513-061701>
 Stars ans Stripes紙が17日、在韓米第2師団が未来型師団 UEX への改編を完了したと報じた。
同紙は米第2師団が16日、議政府のキャンプ・スタンリーで MLRS 2個大隊を主軸とする砲兵旅団を創設し、多目的航空旅団 (MFAB) も 創設して、未来型師団への再編を完了したと伝えた。
2005.06.07 Yahoo 読売新聞記事

「ステルス戦闘機、在韓米軍・・・」

<0512-060701>
 在韓米軍基地に配備される米空軍の F-117 15機の一部が、すでに基地に到着していることが、6日までに確認された。韓国への派遣は 2003年から毎年行っているものの、全55機の3割近くを配備するのは今年が初めてである。
 米軍は同機を約4ヶ月駐留させ、来年以降も派遣を継続する計画である。 ▽
2005.05.26 Yahoo 時事通信記事

「ステルス15機を韓国に配備・・・」

<0511-052601>
 朝鮮日報が26日付で、米空軍が近く F-117 15機を韓国に配備すると報じた。 在韓米軍関係者は配備理由を、 朝鮮半島の地形や作戦に習熟するための通常の訓練と説明している。
2005.05.23 Aviation Week & ST Koreans turn to EADS <0519-052304>
 韓国の KARI (Korea Aerospace and Research Institude) は静止型多機能画像通信衛星 Coms の契約を EADS/Astrium社と締結した。 2.4tの衛星は朝鮮半島とその周辺海域をカバーし、地上と海上の画像情報及び気象状況を収集する。
 画像の解像度は500mで、装置は Astrium社が Eurostar 3000 に供給するものと同一 仕様である。
 EADS社は11月に韓国が打ち上げ予定の高解像衛星 Komsat 2 の部品供給や技術援助を行っている他、台湾とタ イの監視衛星打ち上げを受注している。
2005.05.02 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国製駆逐艦「王建艦」が・・・」

<0510-050202>
 韓国の駆逐艦 (KDX-U)“王建”が4日、蔚山の現代重工業で進水する。 4200t級の王建は、忠武公・李舜臣 号、文武大王艦、大祚栄艦に続く4番目の KDX-U 艦で、高麗の太祖王建にちなんで名付けられた。
 王建は全長150m、最大速力30ktで、射程距離130km以上の Harpoon 対艦ミサイル、100km離れた敵の航空機や巡航ミサイルを迎撃できる SM-U 艦対空ミサイル、ゴールキーパー30ミリ CIWS、5吋砲、スーパーリンクス対潜ヘリ2機を搭載している。
2005.05 Jane's Missiles & Rockets ATACMS deployed to South Korea <0511-050013>
 韓国の報道によると、在韓米軍が2004年から AGM-164A ATACMS Block U を配備している。  これは既に配備されている Block T を増強するものである。 この報道が事実であれば、 2003年のイラク戦争を除き、Block U の初めての海外配備になる。
 ATACMS Block U は射程125km以上で、13発の BAT を搭載する。
 韓国関連の ATACMS としては2005年2月に米陸軍 AMC が$45Mで ATACMS Block TA 新規に発注している。
2005.05 軍事研究 東海を睨む韓国海軍艦艇の全貌 <0508-050001>
= 韓国海軍の増強ぶりに関する16ページにわたる記事 =
 近年の AIP 動力大型潜水艦やイージス駆逐艦の整備、及び計画中の3.5万t空母などは、明らかに北朝鮮対処 のためではなく、日本海や東シナ海における海洋力確保を視野に入れたものである。
 2015年に就役する計画の空母は KCVX と呼ばれ、STOVL 機など25機を搭載する。
2005.04.20 Jane's Defence Weekly Seoul revives its helicopter programme <0509-042006>
 一旦計画中止になった韓国の KMH (Korean Multirole Helicopter) 計画は、4月1日に KHP (Korean Helicopter Programme) として復活した。
 KMH は2004年に開始された計画で、2010年までに300機の多用途型、2012年までに170機の攻撃型を開発製作する計画であったが、KHP は280機の多用途型のみで、攻撃型は保留され後日検討になっている。 KHP の攻撃 型 AH-X は36機が要求されている。
2005.04.20 Jane's Defence Weekly RoK army deploys Russian equipment <0509-042005>
 韓国陸軍が初めてロシア製兵器を配備した。 これは1995年の契約 (Red Bear 1) の最終引き渡し分として 2両の T-80U MBT と17両の BMP-3 IFV を3月に引き渡しを受けて行われたが、この他 に2002年にも兵器売買契約 (Red Bear 2) が行われている。 ロシアは更に Red Bear 3 も期待しており3月に事前協議が行われたが不調に終わっている。
 更に2002年の契約では3隻の Project 1206.1 Murena ホバークラフト、23機の Il-103 練習機が含まれている 。
 また訓練用として 9M115 Metis ATM Igla-1 SAM も売却される。
2005.04.16 Yahoo 読売新聞記事

「朝鮮半島有事の米韓作戦立・・・」

<0509-041601>
 米韓連合軍司令部による北朝鮮内部の突発事態に対処するための作戦計画 5029-05 を作成する作業が今年1月から中断していることを明らかにした。 米側は、北朝鮮の政権が統制力を失い、核や生物化学兵器などが外 部に流出する恐れがあるとして早期の軍事行動を主張したが、韓国側は、早期の軍事行動は北側を刺激して戦争になると危惧した。
 韓国の新聞が15日、作業の中断に米側が反発していると伝えており、朝鮮半島有事の対応をめぐる米韓の姿勢の差 が浮き彫りになっている。
2005.04.12 Yahoo 朝鮮日報記事

「国産低速統制機、初飛行に・・・」

<0508-041201>
 韓国の技術で開発された KO-1 低速統制機が12日初飛行に成功した。 低速統制機 とは、空軍戦闘爆撃機が地上攻撃目標物を正確に攻撃できるよう、攻撃地点を指示する飛行機である。
 KO-1 は韓国産の基本訓練機である KT-1 をベースに、2.75吋のロケット14発、外部燃料タンクなどを搭載し ている。
2005.04.11 Yahoo 時事通信記事

「対北野砲任務、年内に米軍・・・」

<0508-041101>
 11日付の韓国中央日報が、在韓米軍第2師団が受け持つ「対北朝鮮火力戦任務」が、年内に韓国軍に移譲され る見通しだと報じた。 この任務は米軍から韓国軍に移される10の任務の中核である。
 これはソウルなどを狙う北朝鮮前線部隊の約1,000門の野砲を無力化するのが目的で、MLRS 約30門、自走砲30門などが主力となっている。
2005.04.04 Aviation Week & ST Protecting F-15Ks <0508-040404>
 Northrop Grumman社は、韓国空軍の F-15K に搭載する電子戦システム AN/ALQ-135 を Boeing社に5基納入した。 F-15K の飛行試験は3月に開始されている。
 AN/ALQ-135 は機内装備式の ECM 装置で、多数の妨害波から最も脅威の高い電波を選択し優先的に対処する。 システムには軽量化と 性能向上を図るため、精密パワーモジュール送信機技術が採用されている。 ◇
2005.03.06 Yahoo 朝鮮日報記事

「米、知能型子弾ミサイルを・・・」

<0506-030601>
 在韓米軍消息筋が6日、昨年在韓米第2師団に先端に子弾を装着した ATACMS Block U と、射程 300kmの ATACMS Block 1A 数十発配備したと聞いていると述べた。
 ATACMS Block U は BAT と呼ばれる知能型子弾13発を搭載し、スカッドなど地対地ミサイルの移型発射 台と戦車、装甲車など移動する目標物を正確に破壊することができる。  BAT は熱と音を追跡するセンサーがつけられ、目標物の上空か らミサイルから離れ、自ら目標物を追跡する。
2005.03 International Defense Review First Korean T-50 enters production <0506-030013>
 韓国の超音速練習機 T-50 Golden Eagle 最終組立が、韓国南部の KAI社の工 場で2004年12月に開始された。
 契約上の引き渡し開始は2005年12月となっているが、10月に早まりそうである。
2005.02.17 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮の核攻撃に対して準・・・」

<0505-021701>
 韓国の尹光雄国防相は17日、北朝鮮が核兵器で攻撃する可能性への準備があると述 べるとともに、北朝鮮には核兵器の運搬手段がないとの認識を表明した。 同相によると、北朝鮮のミサイルは、3.5t 以上重い兵器は搭載不可能とみられるという。
 北朝鮮の核攻撃に対する具体的な戦術は明らかにされていない。
2005.01.31 Yahoo 韓国東亜日報記事

時速600kmの飛ぶ船、5年内・・・」

<0503-013101>
 韓国海洋水産部は30日、一度に乗客200人を乗せて、水上から3〜5mほど浮かんだま ま、200〜600km/hのスピードで走る海上運送船ウイング・シップ(wing-in-ground effect ship) の開発事業 を、5年内に実用化する大規模な国家プロジェクトに選定したことを明らかにした。
 海洋部は、来月から4月まで、同事業の経済的な妥当性の検討を終えて、今年下半期から2009年までに約120億円の事業費を投入する方 針だ。
2005.01.26 Jane's Defence Weekly South Korea to reduce armed forces strength <0504-012607>
 韓国国防省が、2004年当初時点に695,000であった兵力を2008年までに650,000へと6.5%削減すると発表した 。 削減の90%は陸軍となる。
 国防省筋は、兵員60,000程度が削減となるがも下士官が20,000増員されるとしている。
2005.01.25 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国軍用機の競争入札が白・・・」

<0504-012501>
 韓国軍の E-X が、計画への参入を希望した2社のうち、1社が要求性能を満たせず脱落したため、競争入札を 原則とした計画が原点に戻され、当初2012年に終了する予定だった計画は無期限延期または振り出しに戻すなど 、事業そのものが再検討される。 計画が再行されても1年以上遅れる。
 計画への参入を希望したのは、米国のボーイング社 (B−737AEW&C) とイスラエル IAI ELTA (G−550AEW&C) の2社であったが、IAI ELTA社の機種が要求を満たしていないことが分かったことによる。
 問題となったのはレーダー探知距離で、G−550AEW&C は、最大探知距離が200nmとしているものの、その性能 が数回の探索を重ねなければ可能とならず、韓国軍が求める性能を満たしていないとされている。
2005.01.06 Yahoo 韓国東亜日報記事

「次世代誘導兵器事業3年経・・・」

<0502-010601>
 韓国国防部が、2000年から推進中の SAM-X 事業が、向こう数年間予算が全く反映されず、 事業が無期延期になるか中止される可能性が高くなった。
 昨年5月に国防部は SAM-X 事業費として387億ウォン(▽註:約39億円)を政府に要求したが、企画予算処はこれを全額削減した。
 これに対して国会の国防委員会が、昨年末の05年度の国防予算審議過程で初度費として100億ウォン(▽註:約10億円)を盛り込んだが 、予算決算特別委員会調整小委が100億ウォン全額を削除した。
 韓国が開発中の K-MSAM は2010年頃にならないと開発が完了しない。
2005.01.05 Jane's Defence Weekly Boeing delivers first F-15K engine <0502-010505>
 Boeing社が12月10日に、F-15K に搭載する Samsung Techwin社製 F-110 エンジンの初号機引き渡しを行った。
 Boeing社は40機の F-15K を受注し、2005年中頃から2008年8月にかけて納入するが、Samsung Techwin社は80基の F-110 エンジンと8基 の予備機を生産する。