韓国の弾道弾に関する報道

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要         旨
2025.02.18
 16:41
中央日報

(Yahoo)

地中に潜り北朝鮮の長射程砲焦土化…韓国軍が戦術兵器 KTSSMを初めて作戦配備 <2503-021822>
 有事の際に韓国首都圏を向けられる北朝鮮の長射程砲を狙う戦術地対地誘導兵器KTSSM-Ⅰが実戦任務を与えられた。 延坪島砲撃戦を契機に開発に着手してから15年ぶりになる。
 韓国軍合同参謀本部は18日、長距離火力を破壊できる最先端精密誘導兵器のKTSSM-Ⅰを部隊に配置したと明らかにした。 韓国軍当局はこのシステムを「雷」と命名した。 雷のように短期間で目標を焦土化させるという意味だという。
 韓国軍は北朝鮮の長射程砲が発射の兆候を見せればKTSSMですぐ破壊に出る計画で、先制対応概念であるKill Chain戦力の一環として、浸透貫通型熱圧力弾頭を持つKTSSMが地中を貫徹して爆発する。 1~2mにすぎない誤差範囲で北朝鮮の坑道陣地を精密打撃し焦土化できるというのが軍当局の説明である。
 北朝鮮は最前方西部戦線にだけソウルなど首都圏を狙って700門以上の170mm
SPHと240mm放射砲(MRL)など長射程火器を配備したという。 射程50~60kmと推定される長射程砲は、北朝鮮が「ソウルを火の海にする」とちらつかせる時に主力とする兵器システムである。
 実際にKTSSMは2010年11月の延坪島砲撃戦で北朝鮮の長射程砲の脅威が現実化して開発が始まった。 韓国軍合同参謀本部は2012年8月にKTSSMに対する所要決定を下し、その後国防科学研究所 (ADD) が2014年10月から2019年までシステム開発を行った。
 韓国軍当局はKTSSM-Ⅰの戦力化を2028年までに完了すると共に、KTSSM-Ⅱの開発も推進している。 KTSSM-Ⅱの場合、韓国軍当局は最近戦力化目標時期を2034年から2030年までに繰り上げる。 固定式である-Ⅰと違い-ⅡはMLRSの発射機から発射されるため、移動性と隠匿性が向上し、射程も180kmから300kmに伸びるものとみられ、軍事境界線 (MDL) 周辺に配備すれば鴨緑江付近まで打撃が可能という。
 このほか韓国軍当局はKRW60BをかけてKTSSM-Ⅲを開発する案も議論している。
 合同参謀本部は「KTSSMの配備を通じて短期間に敵の長距離火力を完全に壊滅させられる圧倒的な能力を備えることにより有事の際に敵の挑発意志を完全に粉砕できると期待する。 北朝鮮のいかなる挑発にも圧倒的に対応できる能力と態勢を維持するだろう」と明らかにした。
2024.11.08
 10:38
聯合ニュース 韓国軍 弾道ミサイルの実射撃訓練実施=北朝鮮の挑発に対抗 <2412-110806>
 北朝鮮の相次ぐBM発射に対抗し、韓国軍がBMの実射訓練を実施した。 韓国軍合同参謀本部によると、韓国軍が7日に黄海上で地対地BMの実射訓練を実施した。
 訓練は敵の攻撃拠点と想定した地点を打撃する方式で行われた。陸軍ミサイル戦略司令部の所属部隊が忠清南道の射場から玄武Ⅱ BM 1発を発射した。
 玄武Ⅱは200kmを飛翔し、南側海上の標的に命中した。
2024.10.01
 18:24
産経新聞 ソウルで大規模軍事パレード 「怪物ミサイル」も登場 尹大統領「北政権の終末」と警告 <2411-100129>
 韓国で軍の記念日である「国軍の日」の1日、ソウル中心部で大規模な閲兵式が行われ、米戦略爆撃機B-1Bも軍用空港上空に飛来し、米韓の連携をアピールした。
 これに先立つ近郊の軍用空港での式典では、有事に北朝鮮指導部が潜伏する地下深くの施設も攻撃できる新型BMの玄武-5が登場し、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に、韓国が「力」で対抗する姿勢を誇示した。
 この日登場した玄武-5は「怪物ミサイル」と呼ばれ、弾頭重量が8tを超え、地下深くの標的を破壊する威力を持つ。
2024.09.20
 15:00
聯合ニュース 韓国軍 「国軍の日」に新型ミサイル「玄武5」公開検討=弾頭重量8トン <2410-092013>
 韓国軍が10月1日の「国軍の日」に、弾頭重量だけで8tを超えるBM 玄武-5の公開を検討していることが20日に分かった。
 軍はこのミサイルを「高威力玄武ミサイル」としているが、正式名称が公開されたことはない。 玄武系列ミサイルの開発順により、玄武-5と呼ばれている。 玄武-5の弾頭は世界で最も重い水準で、破壊力は戦術核に劣らないとされ、三軸体系のうち、大量反撃報復の主な手段となる。
【関連記事:2211-100308 (朝鮮 2022.10.03)】
 軍は2022年の国軍の日の記念式典で大量反撃報復について説明し、「ここには世界最大の弾頭重量を誇る高威力玄武ミサイルも含まれる」とし、ミサイル発射場面を映像で公開したが、実物はまだ公開していない。
 2024年の式典で公開する場合は北朝鮮に対する強力な警告メッセージになりそうである。
 北朝鮮は9月19日に「4.5t級の超大型弾頭を搭載した新型TBM火星-11の発射実験に成功したと発表したが、弾頭重量が2倍に近いミサイルの実物を公開することで、北朝鮮が挑発する場合は報復するという明確なメッセージを送るとみられる。
2024.03.19
 00:00
聯合ニュース

(Yahoo)

戦術地対地誘導兵器を初の戦力化へ 国防政策の推進計画を発表=韓国政府 <2404-031901>
 韓国国防部が19日、北朝鮮の長距離砲陣地や指揮部の施設などを精密打撃できるKTSSM-Ⅰ
TBMを2024年初めて配備する内容などを柱とする「2024年主要政策」推進計画を発表した。
 同部によると、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応した韓国型3軸体系補強計画に基づいてKTSSM-Ⅰを配備すると共に、長距離地対空誘導兵器L-SAMの開発も完了する。
 KTSSMは2010年11月の延坪島への砲撃事件以降、北朝鮮が地下坑道に構築した長距離砲陣地を破壊するために開発し、2023年量産に向けた品質認証を終えた。 射程180kmのKTSSM-Ⅰは侵徹弾頭で地下数㍍まで貫通し、CEP5m前後と世界最高水準の精度を誇る。
2023.12.30
 10:35
朝鮮日報

(Yahoo)

平壌の主席宮を焦土化…韓国軍、「怪物ミサイル」玄武5の試験発射に成功 <2401-123005>
 韓国軍が28日、韓国軍の三軸体系大量反撃報復の中心となる高威力ミサイル玄武-4玄武-5発射試験に成功したことを明らかにした。 韓国国防部の申長官は同日に記者団との懇談会で「軍は超精密(玄武-4)高威力(玄武-5)ミサイルの発射試験に成功した。 戦力化の時期は極秘だが、計画された行程に従って実戦配備が進められるだろう」と明らかにした。 ただし試験発射が行われた正確な日時は公開されなかった。 玄武-4と玄武-5はいずれも開発が最終段階にあるが近く配備されそうである。
 玄武-4は弾頭重量2tで、2023年9月に初公開された。 また現時点で一度も公開されていない玄武-5は弾頭重量が8~9tと世界で最も重い「怪物ミサイル」と呼ばれているミサイルで、1発で平壌の主席宮、錦繍山太陽宮殿、地下100mよりも深いとされる金正恩バンカーを破壊できるという。
2023.04.07
 13:03
Korea Wave

(Yahoo)

サウジ軍、韓国産多連装ロケットの運用を確認 <2305-040712>
 サウジ国防省が1日にTwitterで、サウジアラビア軍総参謀長が韓国製K-239
MRLを装備した部隊を訪問した際の映像を掲載した。 サウジ側は2022年3月にK-239を製造するHanwha社とSAR3B(1,050億円)の契約を締結したという。 当時は具体的な導入品目と契約内容は公開されていないが、映像によってサウジ軍がK-239を導入したことが判明した。
 K-239はポーランドとUAEも装備しており、射程80kmの239mm誘導ロケット弾と230mm無誘導ロケット弾を発射できる。
2023.02.13
 09:36
朝鮮日報

(Yahoo)

韓国軍、戦術地対地ミサイル「KTSSMⅡ」の開発本格化…射程300キロに延長し北の長射程砲坑道を攻撃 <2303-021303>
 韓国軍が射程180kmの戦術地対地ミサイル(KTSSM)を改良型した射程300kmのKTSSMⅡの開発を本格的に開始する。 ある韓国軍筋は12日、開発に向けた基本計画を来月取りまとめ、開発を行う企業を選定する方針を明らかにした。
 胴径も北朝鮮の超大型長射程砲と同じ600mmだという。
2022.11.04
 19:32
聯合ニュース 今年の防衛産業輸出受注額 過去最高の170億ドルに=韓国 <2212-110428>
 韓国防衛事業庁が4日、Hanwha社がポーランドと$3.55Bの天舞
MRL第一次輸出契約を締結したと発表した。 これにより、韓国の今年の武器輸出受注額が$17Bとなり、年間受注額の過去最高を更新した。
 韓国の防衛産業における輸出受注額は2020年まで年平均$3B程度だったが、2021年は$7.25Bに増加した。 今年ポーランドとの契約だけで$12.4Bに達し、前年を二倍以上上回る成果を得た。 $12.4Bには天舞MRLのほか8月に締結したK9 SPHとK2 MBT、9月に締結したFA-50が含まれている。
2022.10.15
 03:11
Defense News Poland to buy hundreds of SKorean Chunmoo multiple-rocket launchers>Defense News <2211-101502>
 ポーランドと韓国K239 Chunmoo
MRL 300両の売却で合意し、来週訪韓するポーランドのブワシュチャク副首相兼国防相が契約に調印する。
 ポーランドは5月に米国にM142 HIMARS 500両の売却要求を行ったが、ポーランドは500両全てを入手できるとは見ておらず、HIMARSとChunmooを混合で装備することになるとみられる。 ポーランドへの引き渡しは2023年に開始される。
 Hanwhaグループが開発したChunmooは射程70kmの精密誘導弾と射程300kmのTBMを発射する。
2022.10.05
 19:12
朝鮮日報

(Yahoo)

東海に向けて発射した韓国軍ミサイルがゴルフ場フェアウェイに着弾…民家まで700m <2211-100516>
 韓国合同参謀本部によれば、韓国軍と駐韓米軍が4日の23:00頃に江陵で連合地対地訓練を実施し、韓国軍の玄武-2C 1発ATACMS 2発駐韓米軍がATACMS 2発を発射した。
 当初、韓国軍が先に玄武-2Cを発射しのちにATACMSを順次に発射する予定だったが、日本海に向け発射した玄武-2Cが標的と正反対方向に異常飛行を始め、近隣の空軍基地に墜落し、弾頭は発射地点から1km離れた基地内の韓国軍ゴルフ場のフェアウェイに落ちた。 弾頭は破裂しなかったが、落下地点の700mには民家があった。
 玄武-2にはA、B、Cの3種類がある。
2022.10.05
 15:30
AP News

(Yahoo)

韓国軍がミサイル発射に失敗 軍は数時間後に失敗を認める <2211-100513>
 韓国軍と在韓米軍が10月5日、北朝鮮による前日のBM発射を受けてミサイル発射を行ったが、韓国軍の玄武-2C 1発が発射に失敗し地面に激突した。 この発射失敗でけが人や民間施設への被害はなかった。
 空軍基地の近くとされる場所からオレンジ色の炎の玉が出現する動画がSNSに投稿され、その時間後に韓国軍が発射失敗を認めた。
 韓国が開発した玄武-2CはロシアのIskanderに似たSRBMである。
2022.10.05
 08:31
中央日報

(Yahoo)

韓米、地対地ミサイル4発を東海に向かって発射…北挑発対応射撃 <2211-100508>
 韓国合同参謀本部が5日、北朝鮮が前日にIRBMを発射したのに対抗して米韓が5日に日本海上にATACMS 2発ずつを発射した。
 この日実施した連合対応射撃で韓国軍は玄武-2 BMも発射したが発射直後に異常飛行を行った後に基地内に落下する事故が発生した。
2022.10.03
 13:20
朝鮮日報

(Yahoo)

韓国の「怪物ミサイル」玄武5、国軍の日に初公開…最長3000キロ飛行 <2211-100308>
 第74回国軍の記念式典が行われた1日、韓国軍が北朝鮮の核とミサイルの脅威に対抗する戦略兵器「怪物ミサイル」の映像を初公開した。 この怪物ミサイルは玄武-5と命名されたという。
 玄武-5は8~9tの弾頭が搭載可能で、弾頭の重量を1t以下に軽くすれば3,000km~3,500km飛翔するIRBMにもなり、北朝鮮はもちろん中国など周辺国の挑発にも対抗できるという。
2022.06.24
 22:15
Defense News South Korea is trying to double the range of its K239 rocket launcher <2207-062416>
 韓国
ADDが5月に開いたR&Dセミナで、射程が85kmであるK239 MRL射程を200km以上に伸ばすことを明らかにした。  これにより射程が150~200kmの北朝鮮のMRLに対抗する。
 具体的にはK239弾に空気取り入れ口を取り付け、ロケットモータを酸化剤を持たずに外から取り入れるダクテッドロケットにする。
 韓国は現在、射程が300~800km玄武-2 SRBM600発以上、500~1,500km玄武-3 CM400発装備し、更に玄武-4-4 SLBMを開発した。
2022.05.04 Jane's Defence Weekly Seoul approves missile and missile-defence purchases <2207-050408>
 韓国
DAPAが4月27日、ミサイル及びミサイル防衛計画を承認したと発表した。
 DAPAは2023~2031年に、Raytheon社製SM-6KDX-Ⅲ駆逐艦にKRW460B ($606M) で購入し装備する。
 また射程120kmのKTSSMの開発2022年末に開始し、2023~2034年にKRW1.56Tかけて200両を装備する。
2022.04.22
 02:45
TBS News

(Yahoo)

韓国軍 潜水艦発射弾道ミサイルの連続発射実験に成功 <2205-042204>
 聯合ニュースが、韓国軍SLBM 2発の連続発射試験に成功したと報じた。 韓国軍は4月18日に黄海で、島山安昌浩潜水艦 (3,000t) 20秒の間隔でSLBM 2発を発射し、400km先の洋上標的に命中させたという。
 韓国軍は2021年9月のSLBM発射試験の際には結果を公表したが、今回は公表しなかったのは試験当日は北朝鮮が強く反発する米韓合同軍事演習が開始日であるため、公表しないことで北朝鮮への刺激を避けた可能性もある。
2021.09.22 Jane's Defence Weekly North and South Korea test an array of new missiles <2111-092201>
= 南北朝鮮のミサイル発射に関する記事 =
・9月11日と12日に北朝鮮が発射した射程1,500kmのCMはターボファンエンジン
・9月15日に韓国が発射したSLBMは
 1. 地上発射超高速CM
 2. 地上発射BM
 3. KF-21発射長距離ASM
と並ぶ4本目の柱の一つである。
2021.09.15 聯合ニュース

(Yahoo)

韓国 独自開発の SLBM 発射実験に成功=世界7番目 <2110-091506>
 韓国が15日午後に、SLBMの潜水艦からの発射試験に初めて成功した。 韓国大統領府によると、SLBMは8月13日に就役した潜水艦島山安昌浩 (3,000t) に搭載されて水中から発射され、計画通りの距離を飛行して目標地点に正確に命中した。
 SLBMの潜水艦発射実験の成功は世界で7番目となる。
2021.09.07 中央日報

(Yahoo)

西海上に中国の「スパイ艦」出没…「韓国 SLBM の動向監視」 <2110-090703>
 今月2日に韓国が安興試験場の近海でSLBMの発射試験を行った際に中国の情報艦が関連情報を探知したことが確認された。 試験発射に際して黄海の黒山島近海東経124゚付近に中国の情報艦が出没した。 韓国政府関係者によると、中国は試験発射を控えた数日前から情報艦を配置していた。
 発射は先月13日に就役した潜水艦島山安昌浩からコールドローンチ方式で行われた。 3,000tの島山安昌浩は垂直発射管6本を装備し、最大射程500kmの玄武-2Bを搭載している。
2021.09.07 WoW! Korea

(Yahoo)

韓国軍が「SLBM 潜水艦」の試験発射に “成功”…韓国「8番目の保有国」に <2110-090702>
 韓国軍消息筋が7日、韓国が今月1日に国産SLBMの潜水艦からの水中発射試験を行い成功したと語った。 発射試験は非公開で、潜行中の潜水艦島山安昌浩から発射されたという。  韓国軍と
ADDはさらなる潜水艦からの試験発射を実施した後、量産と実戦配置に入る。
2021.08.29 中央日報 韓国型次期潜水艦は原潜に決定…いまや政治的決断だけが残った (2) <2109-082904>
 原潜建造のカギは原子炉と核燃料だが、原子炉は旧ソ連の原潜用原子炉を基に設計された韓国製小型原子炉であるSMARTを改良して使うものとみられる。 SMARTはまだ設計図段階で現在商用化を進めているが、専門家はSMARTを基礎にした原潜用の原子炉4年以内に試運転できると話している。
 核燃料については米国が20%未満のウランを韓国に提供する方式で合意するものとみられる。 専門家は、高濃縮ではなくても最小7~8年、最大30年まで核燃料を交換しなくても良いとみている。 韓国の原潜は政治的決断だけが残った。
 一方昨年試験発射した玄武-4に対する詳しい諸元はベールに包まれているが、弾頭重量が2tを超え、地下300mの掩体を破壊できるミサイルという。
2021.07.14 Jane's Defence Weekly South Korea conducts SLBM test from underwater barge <2109-071403>
 韓国が3,000t級潜水艦KSS-Ⅲに搭載するSLBM初の水中発射試験に成功した。 詳細は明らかにされていないが、発射されたのは射程500km玄武-2Bの模様で、試験は艀を用いて行われた。
 2018年9月に進水したKSS-Ⅲ一番艦は6発のSLBMを装備するが、将来艦は10発を搭載する。
2021.07.04 WoW! Korea

(Yahoo)

SLBM 水中発射成功…世界で8番目の技術保有国に=韓国軍 <2108-070403>
 韓国YTNが軍関係者を引用して4日、昨年末のSLBM地上発射成功に続き水中発射に成功したと報じた。 これにより、韓国は世界で8番目の技術保有国になる。
 今回成功した韓国のSLBMは玄武-2Bを改造したもので、最大射程距離は500kmほどである。
2021.06.02 Jane's Defence Weekly Washington ans Seoul agree to scrap range limits on South Korean ballistic missiles <2108-060203>
 韓国の文大統領がホワイトハウスでのバイデン大統領との会談後に、韓国のBMの射程を800kmに規制した改訂ミサイル指針を撤廃することで両国が合意したと発表した。
 ミサイル指針は1979年に米国が韓国にミサイル開発技術を提供する際に決められたもので、当初は射程を180km未満、弾頭重量を500kg以内としていた。
 その後2012年に指針は改訂され、弾頭重量が500kgであれば射程800kmまで、1,000kgであれば500km、2,000kgであれば300kmまでにされていた。
2021.03.17 Jane's Defence Weekly UAE displays Chunmoo rocket launcher <2105-031712>
 UAEのアブダビで、7つの宗主国が1つの連合国家UAEの統一されて32年となることを記念した3月4日の式典で、韓国Hanwhad社製Chunmoo
MRLが披露された。
 Chunmooはロケット弾ポッドを2個車載したシステムで、そりぞれのポッドは130mm無誘導弾20発239mmミサイル6発400mmミサイル2発、または射程290kmの600mmミサイル1発を装填できる。 ただ大口径ロケット弾については量産に入っているのか否かは定かでない。
 式典に参加したChunmooは6発装填ポッドを2個搭載していた。
2021.01.27 Jane's Defence Weekly South Korea developing submarine-launched ballistic missile, says report <2103-012701>
 韓国が射程500km玄武-2Bを元にした
SLBMを開発している。 韓国ADDは2020年に泰安郡の試験場で地上発射試験を完了しており、次の段階では水中発射が行われる。
 韓国国防省は2020年後半に就役する3,000tAIP推進潜水艦KSS-ⅢにSLBMを装備するという。 同級の二番艦、三番艦も既に進水している。
 これらKSS-Ⅲ batch 1はSLBMを6発搭載するが、batch 2では8発batch 3では10発の搭載が計画されている。
2021.01.13 共同通信

(Yahoo)

年内にSLBM水中発射か 韓国軍、国産開発で実験 <2102-011305>
 韓国の聯合ニュースが韓国軍消息筋の話として13日、昨年までに国産
SLBMの地上発射試験が完了し、今年中に水中発射試験が行われる計画だと報じた。  3,000t級以上の潜水艦への搭載が計画されているという。 水中発射実験はバージ(艀)を使って実施する案が有力だが、実際に潜水艦から発射することもあり得るという。
 SLBMは、北朝鮮も2019年10月に新型の北極星-3を発射し、昨年10月の閲兵式では北極星4と書かれた新型とみられる兵器も登場しており、南北で開発が進んでいる。
2020.12.09 Jane's Defence Weekly Seoul to begin series production of locally developed KTSSM tactical ballistic missile <2102-120902>
 韓国が11月25日、国内開発した戦術SSM
KTSSMが間もなく量産に入ると発表した。
 射程120kmと見られるKTSSMは200発以上がKRW320B ($289M) でHanwha社に発注されており、2025年までに納入される。
 KTSSMは米陸軍のATACMSと概観も寸法等がそっくりに作られており、弾頭は小径侵徹弾を充填した曳火射撃弾サーモバリック弾と見られる。
2020.11.25 聯合ニュース

(Yahoo)

北朝鮮の長距離砲を無力化 地対地誘導弾を量産へ=韓国軍 <2012-112505>
 韓国防衛事業庁が25日、
SRBM2025年までに量産に移行することなどを盛り込んだ計画案を決めた。 今年から2025年までに総事業費KRW320B(300億円)を投じて射程120km侵徹弾頭を搭載するSRBMを200発量産する。 これにより北朝鮮軍が長距離砲を配備している坑道自体を破壊し、無力化することができるという。
 また2023年までにK2 MBT 50両をKRW2.83Tで生産す三次生産計画案についても決めた。 K2 MBTのパワーパック二次生産と同様に、国産エンジンと外国製変速機の混合パワーパックが使われる。
2020.05.29 中央日報

(Yahoo)

韓国型バンカーバスター玄武4、地下300mの北朝鮮要塞も破壊 <2006-052902>
 関連事情に詳しい政府筋が、3月に発射試験が行われた玄武-4(仮称)は地下バンカー破壊用として開発されたものであることを明らかにした。 同筋によると、玄武-4は大気圏外の高度500~1,000kmまで上昇したのちにMach 10で降下し、弾着時の威力はTNT 1ktの戦術核並になるという。 このため玄武-4の弾頭部の炸薬は少なくほとんどを重金属で満たしている。
 北朝鮮は朝鮮戦争が終了後、全国土を要塞化するとして、主に花崗岩地帯6,000ヵ所以上の地下施設を建設している。
2020.05.20 Jane's Defence Weekly South Korea consucts first test launch of Hyunmoo-4 <2007-052006>
 韓国が、ミサイルの弾頭重量を規制していた米韓での合意を変更してから2.5年後となる3月中旬に、射程が800kmである玄武-4新型BMの発射試験を実施した。
 米韓は1979年にBM開発をしないとしていた合意を、1997年に弾頭重量500kg、射程300kmまでを許容する変更を行い、2012年に500kg、800kmに変更した。 この変更で射程を500kmに抑えれば弾頭を1,000kg、300kmであれば2,000kgまで可能になった。
 更に2017年11月には射程が500kmであれば弾頭が4tまで可能になった。
2020.05.18 Aviation Week & ST Latest South Korea ballistic missile hurls hefty warhead <2007-051802>
 韓国が3月24日、射程800kmTBMである玄武-4の発射試験を行った。 試験では2発の発射が試みられたが、1発は発射に失敗した。
 韓国は既に射程800km玄武-2Cを開発しているが-2Cは弾頭重量が500kgであるのに対し-4の弾頭は2,000kgである。 2017年9月に玄武-4の存在が初めて報じられた際に軍将校が20mの鉄筋コンクリートを侵徹できると述べていた。
2020.05.08 朝鮮日報

(Yahoo)

韓国の新型ミサイル、2発のうち1発は不発 <2006-050802>
 複数の韓国消息筋が7日、国防科学研究所 (ADD) が3月24日に射程800km弾頭重量2tの新型BMである玄武-4(仮称)の発射試験を初めて行ったが、2発のうち1発は失敗したことを明らかにした。 2発のうち1発は目標水域である離於島北方60kmの海面に落下したが、もう1発は不発だったという。
。玄武-4は2017年9月、それまで韓国製BMの射程を800km、弾頭重量を500kg以下に制限していた米韓ミサイル指針の弾頭重力制限を解除することに合意したことで開発が始まった。
2017.09.15 Yahoo 中央日報記事

「北朝鮮のミサイル挑発に対応した韓国ミサイル『2発中1発は失敗』」

<1710-091503>
 北朝鮮が15日06:57にBMを発射すると、韓国軍はその6分後 の07:03に東海岸で北朝鮮の発射地点への反撃を想定して玄武-2A 2発を発射したが、2発中1発 は失敗した。
 1発は250km飛行して標的に命中したが、他の1発は発射して数秒後に日本海上に落下した。
2017.09.06 Jane's Defence Weekly South Korea unveils test-firing footage of newest Hyeonmu-2 ballistic missiles <1711-090609>

 韓国国防省が、北朝鮮が8月29日に火星-12 IRBMの発射を行ったのに対抗して玄武-2 TBMの発射映像を公開した。
 公開されたのは射程500kmの玄武-2Bで、正確に地上の標的に命中した。
 一方射程800kmの玄武-2Cは海没した模様である。

2017.09.06 Record China 韓国が弾頭2トンの“怪物ミサイル”開発へ、北朝鮮指導部が隠れる地下壕も破壊可能=韓国ネット「できることから着実に」「強い国になることを望む」 <1710-090603>
 韓国が開発するBMの弾頭重量制限が5日に撤廃され、韓国軍が戦術核兵器の破壊力に匹敵する 弾頭重量2tンのBM開発に乗り出すことが分かった。 韓国毎日経済はこれを「怪物ミサイル」と表現し報じ、地下数十㍍に構築された施設を破壊可能である という。
 韓国政府筋によると、この合意に基づき、現在射程800kmの玄武-2Cの弾頭を2tに大型化する案を検討中だという。 弾頭重量tのBMが開 発されれば、弾頭重量2.2tの米GBU−28バンカーバスターより大きな破壊力と貫通能力を持つとされる。
【註】
 深深度侵徹爆弾を実用化するためには炸薬量を増大させるより、地表に着弾した際には破裂せず深深度まで貫徹したのちに起爆する深深度用信管の開発する方 が難しい。
 地下施設を建設する側は侵徹弾の攻撃を避けるため地表と地下施設間に疑似のコンクリート面を作り、これを地下施設とご認識させて信管を誤作動させる工夫も している。
2017.09.05 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国軍のミサイル弾頭重量制限解除で合意=韓米首脳」

<1710-090501>
 韓国の文大統領が4日夜にトランプ米大統領電話会談し、ミサ イル指針に定められている韓国軍のミサイル弾頭の重量制限を解除することで合意した。
 現行のミサイル指針では韓国軍のミサイル射程は800km、弾頭の重量は500kgに制限されている。
2017.09.04 Yahoo 聯合ニュース記事

「北に ICBM 発射の兆候 韓米は戦略兵器展開を推進=韓国国防部」

<1710-090402>
 韓国国防部が北朝鮮の今回の核実験の威力を50kTと推定した。 これは10kTと見られる昨年9月に行われた5回 目の核実験の5倍に達する。 国防部は、北朝鮮が今回の核実験で核分裂・融合物質などさまざまな核物質を使用したと推定されると報告したが、水爆実験かどうか は明らかにしなかった。
 韓国軍は4日、北朝鮮の核実験に対する最初の独自対抗措置として東海岸で玄武-2AとAGM-84H SLAM-ERを発射し、武力誇示を行った。 国防部はまた
Taurus ALCMの射撃訓練を今月中 に行う計画だという。
2017.08.30 Yahoo 中央日報記事

「韓国、玄武ミサイル開発・量産に5000億ウォン投入 来年度予算」

<1709-083005>
 韓国政府が29日に国会に提出した来年度国防予算案では、玄武ミサイルの開発と量産にKRW500B (489億円)を投じる。
 韓国政府消息筋は、玄武事業予算案を当初の計画のKRW300B~KRW400Bよりも増額したのは三軸体系を速やかに構築 するよう求める文大統領の指示に従ったものと話した。
2017.08.09 Jane's Defence Weekly South Korea releases test-firing footage of tactical ballistic missile system <1710-080910>

 北朝鮮のICBM発射に対抗して韓国が7月28日、TBMの試射映像を公開した。
 発射は4発を装填できる固定式発射機から行われ2発が発射された。  1発目は標的に命中し、2発目バンカ構築物と見られる標的の 破壊に成功した。

2017.07.25 Yahoo 中央日報記事

「北朝鮮指揮部を打撃する韓国弾道ミサイル、弾頭重量を拡大か」

<1708-072502>
 韓国政府当局者が24日、政府がBMの弾頭重量を現在の二倍の1tに増やす計画を進めて いることを明らかにした。
 2012年に米国との交渉を通じて改定したミサイル指針では韓国のBMを最大射程800km、弾頭重量を500kgに制限しているため、政府は5年 ぶりに韓米ミサイル指針の改定に取り組もうとしている。 CMには射程と弾頭重量の制限がない
2017.07.24 Aviation Week & ST Terminally Guided <1709-072407>
 韓国は2008年と2009年に配備が開始された玄武-2A玄武-2Bに次ぐTBMである 玄武-2Cの、計画されている6回の試験のうち4回目を完了し、6回目の試験が終わり次第配備を開始すると見られる。
 玄武-2Cの
RVには米国のPershing Ⅱと似たフィンが付いており、終末での誘導が 行われることを示している。
2017.06.23 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国軍が試射の弾道ミサイルは中距離級 北朝鮮全域が射程圏」

<7-062303>
 韓国軍は23日、文大統領が見守るなか、射程800kmの玄武系列BMの発射試験に成功し た。 北朝鮮全域を射程に収めるミサイルで、事実上、開発は完了しており、近く量産に入るという。
 玄武-2Cは、北朝鮮のBMの射程圏には入るが、長距離砲の射程からは外れる韓国の南部に配備しても北朝鮮全域を攻撃でる。
 現在、軍が配備しているBMは射程300km以上の玄武-2Aと500km以上の玄武-2Bの2種類で、今回試射を行った 玄武-2Cの射程は800kmとされているが、米韓ミサイル指針により韓国が保有できるBMの射程は800kmに制限されているが、実際には1,000km近く飛 翔することからMRBMに分類される。
2017.05.15 Aviation Week & ST Ship to shore <1707-051501>
 韓国国防省がLIG Nex1社に艦対地ミサイルの量産を承認したことで、同国海軍は間もなく対地攻撃能力を拡大さ せる。
TSLM
 
TSLMは重量718の軌のSSM-700K海星-1対艦ミサイルを元にしており、RGM-84 Harpoonより20%大型で、1,500kg の玄武-3の半分の大きさである。
 射程は200kmと海星-1の180kmを上回る。
Patrol Boat Killer
 名称が公表されていないMLR似のホーミング弾で2017年10月に配備が開始される。
 北朝鮮が保有する200隻以上の哨戒艇と100隻以上のACVに対抗するもので、250tの大鷲型哨戒艇20発以上装備する。
2017.04.06 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国軍 射程800キロミサイルの実験に成功=北全域が射程」

<1705-040604>
 韓国政府の高官が6日、国防部傘下の国防科学研究所(
ADD)の試験場で、射 程800kmの玄武系BMの発射試験を実施し、成功したことを明らかにした。 ただ、韓国の試験場はBMを最大射程まで飛ばせないため 飛距離を短縮し、精度をはじめとする性能の検証に焦点を合わせたという。
 射程800kmの玄武系ミサイルの発射試験成功が明らかにされるのは初めてで、さらに数回の発射実験を重ねて信頼性を検証し、年内の実配備を計画し ているようだ。 韓国軍は今まで、北朝鮮が挑発するたびに玄武系ミサイルの試験状況を公開してきた。
2016.11.23 Jane's Defence Weekly South Korea's DAPA announces new procuments <1701-112304>
 韓国
DAPAが11月16日、新型230mm長距離ロケット弾と次世代フリゲート艦の開発と、 軍事衛星の購入を承認した。 新型ロケット弾の開発は2017~2020年に行われる。
 韓国陸軍は2015年末からChun-Mu MLRSの配備を開始している。 Chun-Muは236mmロケット弾6発入りパックを 2個搭載する。
2016.11.07 Aviation Week & ST Strike from below <1702-110703>
= 韓国の SLBM 開発に関する記事 =
 533mm魚雷発射管から玄武-3 CMを発射できる韓国Type 214 KSS-2潜水艦の後継 KSS-3は、玄武-3を垂直発射する発射管を6基装備するBatch 1が3隻 建造され、そのうち2隻は建造中である。
 これに続くKSS-3 Batch 2垂直発射管を10基以上装備し、SLBMを発射するとみられ、SLBMを搭載したKSS-3は 2025年頃に就役する模様である。
2016.08.15 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国国産ミサイルを追加配備、北のミサイル基地を5分で破壊」

<1609-081501>
 韓国軍が北朝鮮各地のミサイル基地と
TELを同時に大量破壊するため、射程300~500kmのSRBM 玄武数百発を追加配備する計画であることが14日までに分かった。 玄武-2 SRBMは発射から5~10分以内に北 朝鮮のミサイル基地やTELを破壊できる。  韓国軍はまた、長距離ASM、Aegis艦と潜水艦から発射するミサイルなどで北朝鮮の核やミサイル基地を立体的に無力化する韓国型三軸体制の構築 を進めている。
 韓国型三軸体制には今年末以降に導入される射程500kmのドイツ製TAURUS ALCM、開戦初期に北朝鮮の戦略目標 を攻撃するF-353,000t級潜水艦から発射するSLBMLACM などが含まれている。
2016.08.14 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国軍が弾道ミサイル大幅増強へ 北ミサイル基地を同時破壊」

<1609-081403>
 韓国政府筋が14日、射程300kmの玄武-2Aと500kmの玄武-2B弾道弾と、CM玄武-3の実配備弾 数と予備弾数をすべて大幅に増強すると述べた。
 玄武-2系の弾道弾を大幅に増やすのは、北のミサイル基地を一挙に無力化するためと言う。
2016.06.20 Aviation Week & ST On the market <1608-062001>
 韓国が
TBM輸出国の仲間入りをしようとしている。 このTBMはKMSAMの標的として 既に使われている模様で、開発計画はADDが主導して、機体と推進装置を担当するHanwha社が主契約社となり、LIG Next1社が誘導装置を担当 している。
 射程やペイロードなどは明らかにされていないが、射程80km、重量340kgのHanwha社製Chunmoo MLRより大型で、射 程が500~800kmであるLIG Next1社製の玄武-2より小型と見られる。
 Hanwha社のHPでは4発装填の発射機が紹介されている。
2016.06.08 Jane's Defence Weekly South Korea develops SLBMs for KSS-Ⅲ boats <1608-060807>
 韓国中央日報が5月30日、建造中の3,000t次世代潜水艦KSS-Ⅲに装備するSLBMを開発してい ると報じた。
 韓国は玄武-2シリーズの
TBMを開発しており、玄武-2Bは500km玄武-2Cは800kmの射程 を有する。 また射程が1,500kmCEP=1~5mのLACM玄武-3C も開発していて、KSS-Ⅲは玄武-3Cも装備できるという。
2016.05.27 Yahoo 中央日報記事

「韓国型 SLBM、すでに開発中…4年後に実戦配備」

<1606-052701>
 匿名の韓国軍関係者が26日、韓国はすでにSLBMの開発を開始していると述べた。 この軍関係者は、現在建造中の3,000t潜水 艦垂直発射機を設置しているとしたうえで、SLBMの発射機が装備されているというのは、軍がすでにSLBMの開発に着手したという意味 し、国防科学研究所(
ADD)は2020年を開発完了時点に定めているとも述べた。
 韓国海軍は現在、魚雷発射管から発射する巡航ミサイルを保有している。
【3,000t潜水艦関連記事:1606-051702 (聯合ニュース 2016.05.17)】
2015.10.02 Yahoo 朝鮮日報記事

「射程800キロの弾道ミサイル、2017年に実戦配備」

<1511-100201>
 韓国政府の消息筋が1日、国防科学研究所 (
ADD) が5ヵ年発展計画で、弾道弾 (BM) の射程を2017年 までに800kmに延長する計画であることを明らかにした。 韓国軍の BM の射程延長時期が公式に確認されたのは初めてであるという。 韓国は昨年、射程500kmの新型 BM の試射に初めて成功している。
 射程800kmの BM が2017年から配備され、2018~2019年に Global Hawk HALE UAV が2機配備されれば、北朝鮮に対抗する Kill Chain がある程度形 が整うことになる。
2015.09.11 Yahoo WoW! Korea 記事

「韓国、東シナ海で800km弾道ミサイル試験発射を検討…中国との外交摩擦を憂慮」

<1510-091105>
 韓国の合同参謀本部が11日、韓国軍が開発中の射程800kmの弾道弾の発射試験、を 離於島(中国名:蘇岩礁)南方の公海上で行うことを検討していると発表した。
 この海域は、韓国と中国の領有権問題で神経戦を繰り広げている場所であり、今後、韓国軍の発射試験が実行されると中国との外交摩擦が憂慮され る。
2015.08.12 Jane's Defence Weekly Chun-Mu LRMRS starts to enter South Korean service <1509-081216>
 韓国陸軍が、Hanwha社製長射程
MRS (LRMRS) Chun-Mu の配備を開始していることを明らかに した。 Chun-Mu の開発は2014年12月に完了している。
 Chun-Mu は Doosan社製の K136 Kooryong 130mm、36発、無誘導 MRS の後継となるもので、GPS/INS 誘導239mmロケット 弾6発入りポッドを2個搭載している。 また227mm及び130mmの無誘導ロケット弾も発射できる。
2015.06.22 Aviation Week & ST Northern guardian <1508-062207>
= 韓国の TBM に関する記事 =
Hyunmu 1
Hyunmu 2A
 第一段が短く、射程は300km
Hyunmu 2B
 第一段が長く、射程は500kmであるが、弾頭を小型にすれば800km
 6月3日に発射試験を実施。
Hyunmu C
 韓国の CBS TV や世界日報(註:統一教会系新聞)は6月3日に発射した
TBM を Hyunmu C と呼称
Hyunmu 3 は巡航ミサイル)
2015.06.04 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国軍:新型ミサイル発射実験成功、北全土が射程圏に」

<1507-060404>
 韓国の国防科学研究所 (
ADD) が3日、北朝鮮の全域を射程に収める射程500km以上の新型 TBM 玄武-2B」の発射試験に成功した。 韓国は昨年から射程500km TBM の試験発射を非公開で数回実施し成功させたとされるが、軍消息筋は射程800km TBM の試験発射は 時期尚早で、今回の TBM は昨年に非公開で試験発射したものと同様の水準だと話している。 軍は年内に射程500kmの TBM を配備し、射程800kmの TBM の発射試験を近く開始するという。
 国防部の関係者は、具体的な射程は公表できないが、北朝鮮全域を射程に収めると説明した。
【註】

 韓国の玄武-2シリーズ TBM は、かねてからロシアの技術によるのではと見られており、実際に玄武-2B の外観は、ロシアの Iskander (SS-26) と全く同じである。

「弾道弾の射程制限を現行の300kmから800kmに延長」
2015.06.03 Yahoo 聯合ニュース記事

「射程500キロ以上の弾道ミサイル 試験発射成功=韓国軍」

<1507-060304>
 韓国政府筋が3日、射程が500km以上である
TBM の試験発射に、この日初めて成功したことを 明らかにした。 国防部関係者は性能について、射程800kmで、北の全域を攻撃圏に収めると説明した。
 現在、韓国軍は射程300km、弾頭重量500kgの TBM を保有しているが、米韓合意によるミサイル指針改定に伴い、射程800km、弾頭重量500kg の TBM を開発している。 射程 800kmの TBM 開発は相当な段階まで進み、シミュレーション試験による飛行姿勢の制御に成功している。
2015.03.24 Yahoo 聯合ニュース記事

「韓国軍 下半期に射程80キロの多連装ロケット砲配備」

<1504-032403>
 韓国軍筋が24日、陸軍の砲兵旅団に今年後半、射程80kmの新型
MLRS が配備されることを 明らかにした。 黄海の西北島嶼には来年の配備が予想されるという。
 新 MLRS は130mmと230mm弾を発射でき、北朝鮮が保有する170mm SPH と240mm弾の最大射程 (54~65km) より長い。 ただ、 北朝鮮は射程200km程度の300mmのロケット弾を開発中とされる。
【新型 MLRS 関連記事:1503-020004 (IDR 2015.02)】
2014.05 International Defence Review South Korea tests 500km range ballistic missile <1406-050005>
 北朝鮮が No Dong 2発を発射した9日後の4月上旬に、韓国が射程500km、弾頭重量1tの弾道弾を発射したと発表した。 3月23日には北朝鮮が韓国 が弾道弾を発射したと発表していた。
 韓国の弾道弾開発は1970年代に開始され、1975年には Nike Hercules を元にした射程180kmの玄武-1 (NHK-1) を公開しており、1987年には射程250kmの玄武-2 が operational になった。 その後米韓で弾道弾の開発を射程300km、弾頭重量500kgを上限とする取り決めが行われたが、2013年に射程は800kmまで緩和された。
 2012年中頃に発射試験映像が公開された射程300kmの弾道弾は、ロシアの
Iskander E と酷似したものであった。
2014.04.04 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国が新型弾道ミサイルの試射に成功、北朝鮮全域が射程に」

<1405-040402>
 韓国政府消息筋が3日、先月末に国防科学研究所
ADD が開発した射程500kmの新型弾道弾の発射試験が西海岸で行われ 、成功したと語った。 新型弾道弾は、射程300kmまの玄武-2 に比べ、弾頭重量が二倍の1tある。 韓国は来年ごろから配備 する計画だという。
 新型ミサイルの試射は、2012年末の韓米ミサイル指針改正により、韓国の弾道弾の最大射程が300kmから800kmに延長されたことに伴うもので、新型ミサイルは北朝鮮の主な 弾道弾より射程は短いものの精度は格段に高く、目標の数十メートル以内に着弾する。
 また韓国は、射程800kmの弾道弾は2015年頃に発射試験を行い、2017年から配備する計画だが、このミサイルの 弾頭重量は500kgと射程500kmのミサイルに比べ半分になる。
2013.06.18 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国軍の次期戦術誘導兵器事業、予算不足で延期の見込み」

<1307-061801>
 韓国が、北朝鮮の長射程砲を無力化させるため2016年に配備する計画であった戦術誘導兵器計 画の延期が避けられないことが17日までにわかった。
 戦術誘導兵器計画は2010年の延坪島砲撃事件直後に、北朝鮮軍の洞穴や陣地を精密攻撃するためには GPS を利用した長距離誘導兵器が必要という判断により始まった。
【関連記事:1304-030902 (朝鮮日報 2013.03.09)】
2013.03.09 朝鮮日報

インターネット

韓国軍:北の長射程砲に弾道ミサイルで対抗 <1304-030902>
 韓国政府の消息筋が8日、昨年12月初めに射程100kmの SRBM の試射を行い、数㍍の精度 で目標に命中させたことを明らかにした。 以前実施した試験では、半径十数㍍の精度であったが、数㍍という精度は北朝鮮の長射程砲の坑道陣地 を極めて正確に攻撃できることを意味すると語った。  韓国は、2010年11月に起こった延坪島砲撃事件以降、長射程砲が隠れている坑道陣地を速やかに破壊するため、新型 SRBM の開発を行ってきた。
2013.02.13 Yahoo 読売新聞記事

「韓国が巡航ミサイル実戦配備…北朝鮮全土を射程」

<1303-021301>
 韓国国防省が13日、北朝鮮全土を射程に収める国産 CM の配備を進めていると発表し、射程を800kmに延長した新型 BM の開発を加速する考えも表明 した。 聯合ニュースによると実戦配備されたのは、射程1,500kmの艦対地ミサイル『玄武-3C 改』であるが、配備数は明ら かになっていない。
【関連記事:1207-060018 (JMR 2012.06)】
 聯合ニュースはまた、新たに開発する射程800kmの BM の実戦配備時期が当初の2017年から2015年に前倒しされたと伝えた。
【関連記事:1211-100902 (韓国中央日報 2012.10.09)】
2012.10.17 Jane's Defence Weekly Seoul to extend the range of its ballistic missiles <1212-101701>
 米韓が弾道弾の射程制限について、従来300kmであったのを800kmにすることで合意した。
 UAV については、航続距離300km以内であれば搭載能力は無制限とし、300km以上では2,500kgとした。
2012.10.09 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国軍、射程距離800キロのミサイル、5年以内に実戦配備」

<1211-100902>
 新しいミサイル指針に基づいて韓国軍が開発する射程800km、弾頭重量500kgのミサイルが、早 ければ2017年に配備される見込みである。 まず大気圏再進入の技術がほぼ確保された射程距離550~560kmのミサイルを開 発し戦配備する計画である。
 先月発表した国防改革案に今後5年間で2兆5,000億ウォン(1,700億円)を投入して誘導弾戦力を強化するが、来年はまず3,000億ウォンを計上する。
2012.10.08 Yahoo 韓国中央日報記事

「ミサイルを装着した無人機開発の道が開かれる=韓国」

<1211-100801>
 ミサイル指針改正より韓国は、射程を550km程度に減らした場合には弾頭重量を1tまで増やす ことができるようになる。 ただ、ミサイルが600kmを超えて飛行する場合は、大気圏を抜け出し再進入するという技術が必要で、800㎞の射程を実現するためにはミサイル 技術の一段階向上が求められることになる。
 また UAV の搭載重量を2,500kgに増やすことにより、偵察機にミサイルを搭載して捕捉と同時に即打撃する道を開いたと評価される。
2012.10.07 Yahoo 時事通信記事

韓国ミサイル射程800キロに=北朝鮮全域カバー、米と合意

<1211-100702>
 韓国大統領府は7日、同国の弾道弾の射程制限を現行の300kmから800kmに延長することで米国と 合意したと発表した。 北朝鮮全域を射程内に収めることになる。 射程800kmの場合、弾頭重量が500kg以内に制限される が、距離が短くなるほど弾頭重量を増やせる。
 また UAV の搭載重量が現行の500kgから、Global Hawk 並みの2,500kgに拡大された。
2012.09.23 東京新聞

インターネット

射程距離800㌔へ延長か 韓国の弾道ミサイル <1210-092304>
 韓国聯合ニュースが23日、現在韓国の弾道弾の射程を300kmに制限している米韓両国の覚書を、800kmに延 長することで米韓が暫定合意したと報じた。 これにより韓国中部から発射すれば北朝鮮全域が射程圏に入る。 複数の外交消息筋の話としており、10月にも米韓が 発表する見通しという。
 一方、同ニュースによると現在500kgに制限されている弾頭重量は変更されない見通しであるという。
2012.09.19 Jane's Defence Weekly South Korea to fund major missile project <1211-091909>
 韓国が9月11日、が今後5年間に$2.3Bをかけて防衛力整備を行うが、その最も大きなものがミサイル 開発であることを明らかにした。
 開発されるのは Hyunmoo 2B(あるいは Hyunmu-2B 又は HyonMu 2B と呼称)と呼ばれる射程500kmの弾道弾である。 ま た合わせて射程300kmHynmoo 2A の調達も行う。
2012.09.18 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国軍 北朝鮮の長射程砲拠点破壊する誘導弾開発」

<1210-091803>
 韓国軍が大統領の指示を受けて秘密裏に進めてきた SRBM の開発に成功した。 開発したのは MLRS の発射機から発射される射程100kmの SRBM で、北朝鮮の GPS 妨害を回避して長射程砲拠点を破壊する。
 国防委員の1人は、5月に発射試験に成功して公開事業に切り替えるとの報告を受けたと述べた。
2012.09.13 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国軍、“北朝鮮長射程砲を無力化”ミサイル900基など戦力増強」

<1210-091302>
 北朝鮮の長射程砲を無力化するため韓国軍が戦力を大幅に増強することにした。 24時間以内に北朝鮮の長射程砲とミサイルの70%以上を無力化す るため、精密誘導爆弾購買予算を増やし、射程300kmの『玄武2』を900基増強する。
 国防部は来年から5年間に2兆7,000億ウォン(1,900億円)を追加する計画を国会に報告したが、このうち玄武に2兆4,000億ウォンを配分して900基が追加され、韓国軍が 保有するミサイルは1,700基になる。
2012.09.05 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国のミサイル能力強化、日本は反対の立場」

<1210-090501>
 米韓のミサイル指針改正交渉をめぐり、日本が韓国のミサイル能力増強に反対する立場を米国に伝えていた。
 ソウルの外交消息筋は、韓国がミサイルの射程を現在の300kmから800km以上まで大幅に伸ばした場合、日本のかなりの領域が韓国のミサイルの 射程内に入るとして、日本政府が射程延長に否定的な立場を示していると語った。 ソウルから東京までの距離はおよそ1,160km、ソウルから大阪までは 848kmである。
2012.08.29 Yahoo 時事通信記事

弾道ミサイル増強へ=対北朝鮮、迎撃能力向上―韓国国防計画

<1209-082901>
 韓国が29日、2012~2030年の国防改革基本計画をまとめた。 聯合ニュースによると、SSM を増強 することや、ミサイル迎撃能力向上を盛り込んでいる。 韓国は射程500~1,500kmの CM 『玄武-3』シリーズを保有しているが、速度の面で迎撃されやすい難点があるため 弾道弾を増強する。
 一方、北朝鮮の弾道弾に対処するため、PAC-3 の二倍の射程を持つ長距離 SAM を開発する。
2012.06.04 Yahoo 時事通信記事

「弾道ミサイル射程延長へ=北朝鮮全域届く550キロ―韓国紙」

<1207-060403>
 韓国中央日報が4日、米韓が、現在300kmに制限されている韓国の BM の射程を550kmに延長することで合意したと報じた。 今月中旬にワシント ンで開かれる外務国防閣僚会談(2プラス2)で発表される見通しである。
 韓国は800~1,000kmへの延長を求めていたが、米国は中露の一部が射程に入ると拒否し、韓国北部から発射すると北朝鮮全域に届く550kmで折り合った。
【註】
 550kmとは、釜山から発射すると神戸が射程圏内に入るものの、大阪までは届かない距離である。
2012.05.22 Yahoo 朝鮮日報記事

韓国軍:李大統領、精密誘導兵器増強計画を承認

<1206-052201>
 韓国が、有事の際に北朝鮮のミサイル、長射程砲、特殊部隊など非対称の脅威を短時間で無力化するため、長距離 CM や SRBM 、精密誘導爆弾など精密誘導兵器を大幅に増強することを計画しているという。 このため今後5年間に毎年5,000億KW (340億円) 、計2兆5,000億KWの予算を投じ 、数百発の CM、BM や GB、長射程砲、海岸砲攻撃用の短距離ミサイルを装備することを検討している。  韓国国防部が先月、大統領に報告した案には、射程500~1,500km玄武-3A/B/C CM や、射程300km玄武-2 SRBM、射程70~100kmの韓国製 GPS 滑空型 GB (KGGB) などを大量に装備する内容が含まれているという
2012.04.19 Yahoo JNN ニュース

「韓国がミサイル公開、北朝鮮けん制か」

<1205-041905>
 韓国が、北朝鮮の全土を直ちに攻撃できるとする国産ミサイルの映像を公開した。 こうした 兵器の公開は異例のことである。
 韓国国防省によると、公開された弾道ミサイルは目標地点の上空で子弾が分散(右図)してサッカ場数十個分の面積を 焦土にする破壊力を持つ。 また、巡航ミサイルについては、数十㌔先にある建物の窓ほどの大きさの目標も正確に攻撃でき、世界最高水準の 能力を有するとしている。 さらに、これらのミサイルは国内で実戦配備されていて必要な時に北朝鮮全域のどこでも直ちに攻撃できると説明している。
2012.04.19 Yahoo 時事通信記事

「朝鮮全域射程のミサイル配備=映像も公開、挑発けん制―韓国国防省」

<1205-041903>

 韓国国防省が19日、北朝鮮全域を射程に収める CM を実戦配備したと発表し、新配備の弾道弾 とともに映像も公開した。 ミサイル配備の発表は異例で、北朝鮮の長距離ミサイル発射に対抗し、軍事挑発をけん制する狙いがある。
 同省によるとこの CM は、数百㌔離れた建物の窓を正確に攻撃できるほどの精度を持ち、北朝鮮全域の全ての施設と装備、人員を必要なときに望むように攻撃する 能力を備えていると説明している。

2012.03.08 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国国防長官 北朝鮮射程のミサイル部隊視察」

<1204-030802>
 韓国国防部長官が8日、韓国中部地域のミサイル部隊を視察し、北朝鮮に対する軍事態勢を点検した。 この部隊に配備 されているのは SSM と巡航ミサイルで、玄武 3A は射程500km、玄武 3B は射程1,000km、玄武 3C は射程1,500kmである。
 玄武 3C は北朝鮮・両江道の嶺底里、咸鏡南道虚川郡上南里、慈江道竜林郡などの地下に建設された Scud 基地を射程圏に入れている。
2012.03.28 Jane's Defence Weekly Seoul confirms plans to extend its missile ranges <1205-032809>
 韓国の李大統領が3月22日、弾道弾の射程と弾頭重量について300km、500kgと定めている米国との協 定の改定に、米国が同意するとの見通しを明らかにした。
 米韓は射程を500kmにする代わりに弾頭を300kgにする方向で合意すると見られている。
2012.03.22 Yahoo 時事通信記事

「ミサイル射程延長で協議=『米も理解』―韓国大統領」

<1204-032201>
 22日付の東亜日報が、李明博大統領が21日、北朝鮮が来月の長距離弾道弾の発射を予告したことに関し、韓国弾道弾射程延長に向けて米韓両国が協議しており、米国も韓国の立場を合理的と考えているので、近く妥結すると見ていると述べ たと報じた。
 聯合ニュースは政府筋の話として、米韓が来月、射程を800~1,000kmに延ばす方向で具体的な協議を始める計画だと報じている。
【関連記事:1110-091904 (聯合ニュース 2011.09.19)】
2011.09.19 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓米がミサイル指針改定で接触、北朝鮮全域を射程に」

<1110-091904>
 韓国の国防部長官は19日に国会での質問に答え、弾道弾の射程を300kmに制限している『韓米ミサイル指針』の改定に 向け、両国が実務的な接触を行っていることを明らかにした。 同指針は1979年に制定、2001年に改定され、米国から部品及び技術提供を受ける条件として、韓国の弾道弾 の射程を300km、弾頭重量を500kgに制限している。
 韓国軍は射程を韓国南部から北朝鮮全域を狙える800~1,000kmまで延長するよう求めているが、同長官は、具体的に射程を規定するより、朝鮮半島全体 をカバーする距離になるよう、技術的に接触していると述べた。
【関連記事:1104-031101 (朝日新聞 2011.03.11)】
2011.09.19 朝鮮日報

インターネット

韓国軍:北の長射程砲を無力化する弾道ミサイル開発中 <1110-091902>
 昨年11月に延坪島が北朝鮮による砲撃を受けたことをきっかけに、韓国軍が北朝鮮の長射程砲を無力化する射程100km以上の弾道ミサイル開発を 進めている。
 国防科学研究所 (ADD は、開発完了期限を2012年6月としているが、韓国の監査院は5月から6月にかけてこの事業を めぐる監査を実施し、目標期限までに開発が完了するか疑問との報告書を提示したという。
2011.03.12 朝日新聞

インターネット

韓国弾道ミサイル、最大射程引き上げか 米韓が最終調整 <1104-031101>
 米韓両政府が、韓国の弾道弾射程の上限を現行の射程300kmから北朝鮮のほぼ全域を射程 に収めることが可能になる800kmに引き上げる方向で最終調整に入ったことを、韓国政府関係筋が明らかにした。 弾頭積載重 量は500kgと現状を維持する。
 関係筋によれば、今後の調整次第では500km程度まで抑える可能性もある。 韓国側には射程1,000kmまでの延長を求める声もあったが、米国は 応じなかった。
【関連記事:1102-011901 (韓国聯合ニュース 2011.01.19)】
2011.01.19 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓米、ミサイル射程距離の拡大に着手」

<1102-011901>
 韓国は1979年に米国とのミサイル指針で、開発できる弾道ミサイルを射程180km、弾頭重量500kg以内に制限することで合意し、その後、2001年 に再交渉を行い、射程300km、弾頭重量500kgとしているが、韓米両国が改正を前提に協議を始めたことが18日に明らかに なった。
 これについて韓国政府筋は、射程1,000km以上に増やす必要があると述べた。
2009.10.08 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「防衛事業庁長『ミサイルの射程延伸を研究中』」

<0911-100801>
 韓国防衛事業庁長官が8日国会で、ミサイルの射程延伸に向けた研究が進められていると明らかにした。 長官は、北 朝鮮全域を打撃可能な射程500km以上の弾道ミサイルに関する研究を行っていると答えた。
 現在は韓米ミサイル指針に基づき、韓国軍が配置できるミサイルの射程は300kmに制限されている。
2009.08.25 Yahoo 時事通信記事

「人工衛星、軌道に乗らず失敗=韓国のロケット打ち上げ」

<0909-082501>
 韓国初の SLV となる KSLV-1 (羅老号)が打ち上げられ、発射9分後に衛星の分離に成功したが予定の 軌道には乗らなかった。 韓国当局者は部分成功とみなしているものの、一部の宇宙専門家は衛星が正常な軌道に復帰し、地上と通信するのは困 難だろうと指摘している。
 韓国政府は打ち上げに協力したロシアと共に原因分析を急いでいる。
2009.08.19 Yahoo ロイタ通信記事

「韓国、初の人工衛星搭載ロケット打ち上げを中止」

<0909-081901>
 韓国は19日に予定していた同国初の人工衛星搭載ロケットの打ち上げを中止した。 関係者の間では、タンクの一つに問題が生じ、打ち上げ自 動停止システムが作動したと考えられている。
 関係者によると、ロケットからはすでに燃料が抜き取られ、再打ち上げの準備には少なくとも数日を要する見通しである。
2009.08.09 韓国中央日報

インターネット

6度の打ち上げ延期…ロシア製ロケットに疑問の声 <0909-080901>
 韓国初の宇宙ロケット『羅老』(註:KSLV1)の打ち上げが何度も延期されていることに対し、まだ十分に開発されていないロシアのロケット を導入したのではないかという疑問があり、$200Mの税金を投じてロシアにロケット開発の場を提供しているとの批判も出ている。 KSLV1 の一 段目は韓国で初めて発射試験が行われるロケットで、同種モデルでの発射試験は一回も行われていない。  匿名の専門家らは、国際的にはミステリのような取引だと話し ている。
 これに対し航空宇宙研究院は、KSVL1 の第一段は、開発が完了したロケットを元にロシアと共同で開発していると広報していたが、今では全面的にロシアが開発すると 説明ししており、韓国が手をつけられないし、技術も全く移転されないことが明らかになっている。
2009.08.08 朝鮮日報

インターネット

発射延期で判明した韓国の宇宙技術の限界 <0909-080801>
 当初11日に予定していた韓国初の宇宙ロケット KSLV1(羅老)の打ち上げが再延期された。 これまで KSLV1 はロシア との技術協力の遅延や一段目の燃焼試験での技術的問題などにより何度も打ち上げが延期されてきた。
 これまでの過程で明らかになった問題は、一段目について韓国が何の情報も技術も持っておらず、ロシア側の処置を待つだけであったという点だ 。 韓国政府は一段目をロシアと共同開発したと発表していたが、実際には全く違っていて、韓国の技術陣は開発製造過程に近付くことすらできなかった。
2009.07.07 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓米ミサイル指針改正、米国が協議に前向きな姿勢」

<0908-070701>
 在韓米軍と韓国国会などの関係者が7日に明らかにしたところによると、在韓米軍が2日、韓国がミサイル指針改正問題を提案すれば、米韓安保 協議会(SCM)などで話し合うことができると述べた。 韓国のミサイルを射程300km、弾頭重量500kg以内に制限している指針について、韓国政府 内では改正の必要性が提起されていた。 指針改正問題は10月の SCM で公式協議を行うことになる可能性が高そうだ。
 韓国は米国と1970年代に、開発できるミサイルを射程180km、弾頭重量500kg以内に制限することで合意し、その後2001年1月に射程300km、弾頭重量500kgに改定し現在ま で維持している。
2009.06.22 Aviation Week & ST South Korean launcher <0908-062201>
 7月30日に韓国が打ち上げる KSLV-1ロシア製のロケットエンジンを使用しているが、 KSLV-2 は韓国独自技術によるエンジンを使用する。
 韓国文部科学技術相によると、KSLV-2 は全長50mの三段式で、1tの打ち上げ能力を有する。
2009.04.15 韓国聯合ニュース

インターネット

宇宙に向かって <0905-041503>

 初の韓国国産 SLV である KSLV-1 の地上検証用機体が全羅南道羅老宇宙センタの発射台 に乗せられ、発射認証試験を受けている。

【関連記事:0904-032903 (朝鮮日報 2009.03.29)】
2009.03.06 韓国中央日報

インターネット

韓国のミサイル戦力、北朝鮮の10%水準 (1) <0904-030601>
 北朝鮮には射程距離の順に Frog、Scud、No Dong、Taepo Dong があり、Scud と No Dong は2個師団で編成されている。 1個師団は射程340~ 550kmの Scud B(北朝鮮名は火星5号)と Scud C (火星6号)600基を装備している。 別の 師団には射程1,300kmの No Dong 1 が200基があり、この師団に韓国国防白書が紹介した IRBM が装備されている可能性がある。
韓国は2006年10月に創設された誘導弾司令部が、玄武-2、-3 弾道弾と天竜などを改良した CM を装備している。  K-2 と呼ばれる玄武-2 は1987年に配備された Nike Hercules で、500基が生産されたと見ら れているが、射程は180kmしかないため休戦ライン付近に配備されているが平壌には届かず、北朝鮮全域への打撃は底望めない。 それで射程 300kmの K-3 が登場し、100基が配備されていると見られている。 射程1,000kmの CM 天竜玄武-3 を改造した CM も登場したが、いつ実戦配備されるかは明らかでない。 軍関係者は、量産の話は聞いたことがないと語っている。
 韓国はこのほかに射程300kmの ATACMS100基程度を装備している。
韓国中央日報

インターネット

韓国のミサイル戦力、北朝鮮の10%水準 (2)
2006.07.16 Yahoo 韓国中央日報記事

「北ミサイル部隊打撃する「誘・・・」

<0615-071601>
 韓国が、北朝鮮のミサイルと長射程砲に対応する陸軍誘導弾司令部を10月に創立する計画である。 誘導弾司 令部は MLRS 、ATACMS 、韓国製玄武ミサイル、K-9 新型自走砲などで構成される予定 である。 ATACMS 玄武の射程距離はそれぞれ270kmと250kmで、陸軍は300発ほど保有 している。
誘導弾司令部は空軍の「白頭」、「金剛」偵察機、今後保有する MALE、HALE UAV 、米軍の U-2 と偵察衛星などが探知した北朝鮮軍の スカッドなどのミサイルと長射程砲の位置情報の提供を受けて作戦を展開する。 また韓米軍が保有する AN/TPQ-36、 -37 対砲迫レーダと連動し、敵に攻撃をする。
2004.10.08 Yahoo 時事通信記事

韓国軍が新型ミサイル配備・・・」

<0419-100801>
 韓国の毎日経済新聞が9日、韓国軍が最大射程300kmの新型国産ミサイルを開発し、100基以 上を実戦配備したと報じた。
 また同程度射程の米国製ミサイルも年内に110基配備する計画という。
2002.02 Jane's Missiles & Rockets South Korea launches 300km-range SSM  韓国は昨年末、新型 SSM の発射試験を行った。 試験で SSM は100km飛行したが、このミサイルの 最大射程は SCUD-Bとほぼ同程度 (300km)、CEP は150mであるという。
 ミサイルの名称は明らかにされていないが、韓国が Nike-Hercules の SSM 型で、1997年から装備している射程180kmの NHK-2 Hyunnmu の改良型と見られている。
2001.01.24 Jane's Defence Weekly South Korea and USA strike missile development deal  米国と韓国は、弾道弾開発を規制する新しいガイドラインに合意した。
 新しいガイドラインでは射程 300km、弾頭重量 500kgまでのミサイル開発が許容される。
 又、韓国は、射程 500km 以下の SLV (Space Launch Vehicle) の開発も許可されることになった模様で ある。
 1979年に取り決められた従来の合意では 180kmまでが許可されていた。
2001.01.18 読売新聞 射程300㌔ミサイル平壌到達可能

    韓国が開発宣言

 韓国はこれまで米国との取り決めでミサイルの射程は180㌔までとしていたのを、米韓交渉で300㌔まで延ばすこ とで合意したのを受け、300㌔射程のミサイル開発を行うと発表した。 韓国のマスコミによると 開発は既に進められている
 金大中大統領は北朝鮮のほぼ全土を射程におさめる500㌔の開発までを許容するように求めていたが、日中まで巻き込んだ軍拡に 発展することを憂慮した米国の主張により300㌔で合意に至った。
2000.01.26 Jane's Defence Weekly US dilemma over Korea  米国は北鮮と長距離弾道弾の開発中止及びスカッド級地対地ミサイル輸出制限につ いて交渉を進めているが、反面韓国はミサイル開発の制限を解除することを要求しており、板挟みとな っている。
 韓国のミサイル開発は、1979年に射程 180km、重量 500kg 以下に制限することで米国と合意している が、その後度々射程を 300km、弾頭重量 500kg を要求し更に射程 500km以上の研究開発を行う権利を 主張している。
 また、金大中大統領は先月 KARI(Korean Aerospace Research Institute)が 2005年までに衛星打ち 上げ施設を完成させるとのべた。
1999.12 Jane's Defence Weekly South Korea plans to develop long-range missile, says Japan  日本の防衛庁によると、韓国は北鮮が 1990年代前半から行っているノドン及び テポドンの発射試験成功を契機として、その抑止に費用対効果上最も効果的な中距離弾道ミサイルの 開発を再び計画している模様。
 韓国は米国から重量 1,000kg、射程 300km 以上のミサイル開発を制限されているが、日本は韓国が 衛星打ち上げも含め、射程 300km 以上の弾道ミサイル及び巡航ミサイル開発を計画しているとみている。