艦載対空レーダに関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.05.06
 12:53
Inside Defense DOD picks SPY-7 for land-based Aegis, giving Lockheed first U.S. customer for new radar <2206-050602>
 米国防総省がグアムに設置するAegis AshoreレーダにSPY-7を選定した。
 MDAはFY23にAegisシステムのソフト改修として$45Mを計上している。
2022.04.02
 01:44
Defense News Raytheon wins SPY-6 radar contract worth up to $3.2 billion <2205-040201>
 米海軍がRaytheon社に、今後5年間31隻に装備するSPY-6レーダを$3.16Bで発注した。 発注したSPY-6はArleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦が装備するSPY-6(V)1のほか、空母揚陸艦フリゲート艦旧型の駆逐艦にも装備される。 これでRaytheon社は
RMA46基のSPY-6を納入することになる。
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┃ Version ┃ RMA 数 ┃ 形   状 ┃   搭  載  艦   ┃
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┃SPY-6 (V)1┃37個/面┃大型、四面固定┃ Arleigh Burke級 Flight Ⅲ┃
┃SPY-6 (V)2┃ 9個/面┃小型、一面回転┃ Nimitz 級空母等 (EASR) ┃
┃SPY-6 (V)3┃ 9個/面┃小型、三面固定┃ Constellation級フリゲート┃
┃SPY-6 (V)1┃24個/面┃大型、四面固定┃ Arleigh Burke級 Flight Ⅱ┃
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2022.01.11 Breaking Defense Raytheon to start backfitting destroyers with SPY-6 radar <2202-011109>
 米海軍とRaytheon社がArleigh Burke Flight ⅡA駆逐艦にSPY-6(V)4レーダ搭載する準備を進めている。 Raytheon社は2021年12月に、システムを造船所に納入して既存の戦闘システムと連接する契約を$237Mで受注している。
 Flight Ⅲ駆逐艦用のSPY-6をFlight ⅡA艦に搭載する場合にはやや小型化する必要から送受信モジュール (
RMA) を24個に減らす(註:本来は37個)必要があるが、AN/SPY-1DをSPY-6(V)4に換装することで、Flight ⅡAはFlight Ⅲとほぼ同等のIAMD能力を持つことになる。
【関連記事:2109-080203 (BD 2021.08.02)】
2021.12.27 Defense News With first shipboard radar now running, Raytheon looks to upgrade SPY-6 for distributed operations <2201-122709>
 AN/SPY-6(V)1
AMDRのArleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦の一番艦への取り付けは完了し、乗員への訓練が開始されているが、Raytheon社は4つのバーションのSPY-6を7種類の戦闘艦に今後5年間59基搭載する計画を進めている。
AN/SPY-6(V)1: Arleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦
AN/SPY-6(V)2: 回転アンテナ式、強襲揚陸艦、輸送揚陸艦、Nimitz級空母
AN/SPY-6(V)3: 固定アンテナ式、Ford級空母、Constllation級フリゲート
AN/SPY-6(V)4: Arleigh Burke級Flight Ⅱ駆逐艦
2021.09.10 MDA HP The SPY-7 hybrid defense security cooperation project with Japan completes additional capability demonstration <2110-091007>
 米MDAと海軍が8月26日、日本がAegisシステム搭載艦 (ASEV) にSPY-7レーダを搭載するのに伴うソフトウェアJ7.Bの試験に成功した。
 J7.Bは米海軍のBaseline 9を元に既に就役しているJ7を元にしている。
2021.08.20 朝鮮日報

(Yahoo)

半永久的に飛行して地上を攻撃する原子力推進式巡航ミサイル、ロシアが近く試射か <2109-082003>
 米CNN TVが19日、ロシアが近々空中を長期間飛び回って随時地上を攻撃できる原子力推進ミサイルの発射試験をする計画だと報じた。 このミサイルは、従来の衛星では探知が難しい低高度で半永久的に飛行する上、空中から地上を直接攻撃することができ、戦争の構図を変えかねないゲームチェンジャーの一つと評されている。
 NATOがSSC-X-9 Skyfallと呼んでいるこのミサイルは、プーチン大統領が2018年3月の演説で言及した次世代最先端戦略兵器の一つで、プーチン大統領は当時「このミサイルは無限の射程を持つ完璧に新しい兵器」と語った。
2021.08.02 Breaking Defense Raytheon, Navy finish SPY-6 testing at Wallops <2109-080203>
 Raytheon社がSPY-6シリーズの新型2機種の試験を完了したことを明らかにした。 試験は今年初めにバージニア州の海軍Wallops島試験場で実施された。
 試験が行われたのはNimitz級空母や水陸両用戦艦に搭載される一面回転型アンテナのSPY-6(V)2と、Gerald Ford級空母及び計画中のConstellation級フリゲート艦に装備される固定面型のSPY-6(V)3で、Raytheon社は2020年7月に(V)2型4基(V)3型2基を合わせて$126Mで受注していた。
2021.06.21 MDA HP Weapons system installation begins at Aegis Ashore Poland <2107-062107>
 米国が
EPAAとしてポーランドRedzikowoに建設中のAegis Ashoreシステムの取り付けが開始されている。 既に搬入され倉庫に収納されていたシステムは2月に試験のための仮施設Aegis Ashore Removale Equipm4nt Unit Integration Siteに取り付けられ、5月にはSPY-1D(V) 4面FCSイルミネータ1基Aegis Ashore Deckhouseに取り付けられた。
Redzikowo の位置 (Google Map)】
2020.07.30 ロイタ通信

(Yahoo)

レイセオンとロッキードが日本で再び火花、陸上イージス代替巡り <2008-073007>
 政府がAegis Ashoreの配備を停止したことを受け、Raytheon社が代替案の売り込みに動いている。 同社はAegis Ashore用レーダの選定でLockheed Martin社に敗れており、複数の関係者によると、防衛政策に影響力のある日本の議員らに働きかけを強めている。
 Raytheon社は護衛艦あたごを改修しSPY-6を搭載することを提案している。 2025年までに配備可能だという。 その後SPY-6を搭載したAegis艦を新造することを提案している。
 これに対してLockheed Martin社は、レーダを分離して地上の他の場所や艦艇に配備することなどを日本側に提案している。 Lockheed Martin社はロイタの問い合わせに対し、同社のSPY-7は艦艇に搭載可能で、開発中で実績のないレーダという懸念が一部であることに対しては、能力に問題はなく世界で最も先進的なレーダであり、日本の安全保障に合致していると述べた。
【註】
 AN/SPY-6はLockheed Martin社製AN/SPY-1Dレーダを搭載したArleigh Burke級駆逐艦のFlight Ⅰ、Flight Ⅱ、Flight ⅡAの後継として建造中のArleigh Burke級Flight Ⅲが装備する、SPY-1の2倍程度の捕捉距離を持つ高性能レーダであるが、米海軍はSPY-6をやや小型化して既に就役しているArleigh Burke級駆逐艦にも搭載しようとしている。
2020.07.20 Defense News US Navy takes delivery of new, more powerful radar <2008-072006>
 Raytheon社が7月15日、Arleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦が装備するSPY-6レーダの1号機を納入したことを明らかにした。 同級の一番艦Jack Lucasは2024年就役が計画されている。
 SPY-6の受信感度はSPY-1の約30倍で、米海軍は現有のArleigh Burke級駆逐艦が装備しているSPY-1レーダをSPY-6の縮小型に換装する計画で、計画は2021年に開始される。
2020.07 International Defence Review Radar developers adapt for tracking hypersonic threats <2008-070001>
 レーダの設計者にとってMach 5を超えるミサイル等の出現が大きな課題になっている。
 例えばロシア空軍のKh-47M2核/非核ASM(右図)は最大速度Mach 10で飛行する。 その他にも3M22 ZirconDF-ZFなどの超高速ミサイルも報告されている。
2020.01.29 Jane's Defence Weekly China's PLAN testing new search radar <2003-012910>
 中国海軍がType 909A試験艦将来水上艦に装備する捜索レーダの試験を行っている。
 試供品はバックツーバックの2面回転で、ロシアのFregat MR-710を元にしたType 382と似ている。
2020.01.14 Breaking Defense New Radar Stretches Navy’s Reach To Track More Threats, Faster Threats & Smaller Threats <2002-011408>
 米海軍が来週、今後何十年にわたる建艦計画を明らかにする。
 DDG 51 Flight Ⅲの一番艦の船台組み立ては11月に開始されたが、搭載されるAN/SPY-6レーダの捕捉距離は従来の3倍になる。 SPY-6はAegisシステムの最新型であるBaseline 10に組み込まれる。
 SPY-6はモジュラー式でFlight Ⅲには一面に37個が組み込まれるが、現有のFlight ⅡAには電力とスペースの制約から24個が組み込めるため、Flight ⅡA 15隻が換装され、一番艦には2024年に装備される。 また2024年に就役するAmerica級強襲揚陸艦Bougainvilleや、12月にJohn F. Kennedyと命名されたFord級空母の二番艦にも装備される。
2020.01.14 Jane's 360 Surface Navy 2020: AN/SPY-6(V)4 ready for backfit installations <2002-011403>
 Raytheon社がDDG 51 Flight ⅡAのレーダをAN/SPY-6(V)1に換装する準備を完了しており、あとは2月中旬に予想される予算執行を待つばかりであることを明らかにした。
2019.06.29 Defense News Navy eyes new launchers on stalwart destroyers for putting hypersonics afloat <1907-062901>
 米海軍のArleigh Burke級駆逐艦が装備できる最大の打撃兵器はTomahawkであるが、更に打撃力を増すため超高速弾の搭載を考えている。 超高速弾は当初潜水艦に搭載することになると見られるが、海軍を退役した専門家達は、水上艦に搭載するためには艦の大型化が必要になると見ている。
 一方でDDG Flight Ⅲ用に開発したSPY-6レーダを小型化してFlight Ⅰ/Ⅱ艦に搭載する計画も検討されている。 SPY-6
AMDRGaNを用いた2ft×2ft×2ftの送受信モジュール (RMA) 37個で組み上げられているが、次期フリゲート艦FFG(X)ではRMA 24個のレーダを搭載することが考えられている。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly Images show likekly configuration of sensor suite for PLAN's next carrier <1908-061205>
 武漢市に設置された中国空母三番艦陸上模型と見られる施設が大きく改修されている。
 改修されているのはマスト部分で、先の2隻がType 382 (H/LJQ 382) 3Dレーダ2面回転レーダを配した在来型マストであるのが、Type 346A Dragon Eyeとみられる4面固定レーダを配したIntegrated Mastになっている。
2019.06.03 Inside Defense Lawmakers like proposal for scaled-down SPY-6 on DDG-51 Flight IIAs <1907-060308>
 米議会下院軍事委員会の小委員会が、DDG-51 FlightⅢ搭載用のSPY-6レーダを小型化してDDG-51 FlightⅡAが搭載しているSY-1と換装する海軍の提案を強く支持している。
【註】
 今後DDG-51 FlightⅡAがSM-3 Block ⅡAを装備するようになれば、SPY-6を搭載した方がその性能を十分に発揮できると思われる。
 ただSYP-6ではSPY-1が行ってきた低空域も捜索する機能を切り離して、新たに搭載するX-bandのSPQ-9Bレーダに任せているので、SPY-1をSPY-6に換装する場合にはBM対処能力を下げてもSPY-6に低空域捜索能力を持たせるのか、SPY-6と合わせてSPQ-9Bを搭載するかの選択が必要になる。
2019.05.03 Inside Defense Navy determines SPY-6 radar three times stronger than original requirement <1906-050308>
 米海軍がArleigh Burke-class Flight Ⅲが装備するSPY-6(V)1について、現在のSPY-1の100倍の感度を持ち、期待値の3倍の性能を有することを明らかにした。
2019.03 International Defence Review Radar love: US armed forces seek multidomain radar assets to combat UASs <1905-030008>
 米陸海軍UAV群集団の来襲に強い警戒感を持っており、それに対処する共通のレーダを検討している。
 一方海軍は従来のAegisシステムがBM対処を重点としているためUAVの捕捉を行わない様に作られているので、これを可能にするAegis Speed to Capability計画を進めている。
 また駆逐艦にUAVを幻惑させる高出力レーザ装置
HELIOS計画も進められており、Lockheed Marti社が1月15日に事前設計審査 (PDR) の受審準備が完了したことを明らかにしている。
2019.03 International Defence Review German Navy eyes new sensor, BMD for air-defence frigates <1905-030002>
 ドイツ海軍が、3隻が就役しているSachsen級 (F 124) 防空フリゲート艦が装備しているSMART-L監視レーダを換装してBMD能力を付与する計画で、1月下旬に提案要求を行った。 提案の締め切りは3月5日で、2020年中頃には機種選定が行われる。 レーダの換装は2023/2024年にF 124がドック入りする際に行われる。
 SMART-Lを製造したThales蘭社は、BMを2,000km遠方で捕捉する能力を持つSMART-L
MMを提案する。
2019.02.05 Inside Defense Air and Missile Defense Radar tracks ballistic missile target in capstone developmental test <1903-020505>
 Raytheon社が2年近くの歳月と$5.8Bをかけて開発したSPY-6
AMDR最後の開発段階試験が1月31日に行われ、Kauai島のPMRFから発射されたSRBM標的の捕捉追随に成功した。
2019.01.16 Inside Defense Navy official: AMDR 'successfully performed' in 14 ballistic missile tests <1902-011608>
 米海軍当局者が16日、次世代Arleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦が装備するAN/SPY-6
AMDRレーダが試験で14発のBMの捕捉追随に成功したことを明らかにした。
2018.12 International Defence Review Face fact: Sea Fire multifunction radar takes shape for French Navy's FTI frigate <1902-120017>
= Sea Fire 艦載 MFR に関する2頁の記事 =
 Thales France社がフランス海軍のFTIフリゲート艦5隻が装備するSeaFire
MFRの屋外てのアンテナ試験 (far field test) をパリ南西部の施設で行ったと発表した。
 このディジタルAESAアンテナレーダは、GaN素子を使用していることと、ディジタルビーム形成技術を採用しているのが特長で、表示距離350km10Hzの更新レートで捜索し、Aster SAMの射撃管制から効果判定までを実施できる。
 アンテナの各面は8個のT/Rモジュールを搭載したボード8枚からなるアッセンブル12個からなる。
2018.09 International Defence Review ONR commences FXR radar studies <1810-090002>
 米海軍が8月2日、AN/SPQ-9Bに代わるX-bandレーダ (
FXR) 開発の初期検討をLockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheonの各社にそれぞれ$150,000で発注した。 FXRは低価格、軽量のAESAレーダで、艦載砲の射撃統制ASCM防御用として新造艦への搭載のほか既存艦にも換装して取り付けられる計画でFY-27頃に調達が開始される。
 米海軍はかつてDDG-51 Flight Ⅲ搭載用としてAMDR-Sレーダと合わせて3面固定のAMDR-Xの開発を行ってきたが、DDG-51 Flight Ⅲの最初の12隻は2012年4月にAMDR-Xの代わりにAN/SPQ-9Bを搭載することにした。
2018.07.17 Idside Defense Navy says $12.3M needed immediately to keep AMDR development, DDG-51 Flight III schedule <1808-071708>
 米海軍が
AMDRの開発で緊急の追加支出を要求した。 国防総省は緊急度の低い予算項目から$12.3Mを流用す ることを考えているが、その結果FY18予算の当該項目は40%近い超過になる。
 緊急支出の必要が生じた理由は標的弾道弾の不具合によるものである。
2018.04.27 Inside Defense Navy places order for fourth AMDR contract, aligns new radar buy with current Flight III program <1805-042706>
 米海軍が4月19日、Raytheon社とのAN/SPY-6生産契約に4基目を$136.5M追加する変更契約を行 った。
 AN/SPY-6はArleigh Burke級駆逐艦の新型が装備するS-bandレーダである。
2018.03 International Defence Review Scanning new horizons: Tracking US Navy shipborne radar developments <1804-030011>

= 艦載対空レーダに関する7頁の記事 =
 
2018.01.17 Jane's Defence Weekly Building of first Arleigh Burke Flight Ⅲ to begin in May <1803-011704>
 米海軍次期駆逐艦DDG-51級Flight Ⅲの一番艦であるDDG 125 Jack Lucasが12月15日に設計を完了し、 5月に建造が開始されることになった。
 米海軍は2017年6月にHII社に対してDDG 125 Jack Lucasの詳細設計と建造を発注し、9月に二番艦であるDDG 126 Louis H Wilson Jrを発注してい る。
 Flight Ⅲが装備するAN/SPY-6 (V)1レーダはAN/SPY-1Dより15dB(註:32倍)性能が優れているという。
2017.05.03 Inside Defense Pentagon clears Navy's Air and Missile Defense Radar for initial production <1706-050303>
 米国防総省が4月29日、米海軍が改良型のArleigh Burke級駆逐艦に搭載する
AMDRLRIP入りをみとめる Milestone C通過の決定を行った。
2017.04 International Defence Review Enterprise culture: AN/SPY-6(V) radar adapted for USN carrier and amphibs <1707-040012>
 Raytheon社がDDG 51 Flight Ⅲ駆逐艦用に開発したAN/SPY-6(V)1 S-band
AMDRの技術を活用して、 次期空母や揚陸艦に装備するEASRを開発する。 EASRは現在のAN/SPS-48及びAN/SPS-49に代わるAESAレーダ で、揚陸艦に装備する単面回転型と、空母に装備する三面固定型が計画されている。
 CVN-78級の三番艦となるCVN-80 Enterpriseは、元々DDG-1000 Zumwalt級駆逐艦用に開発されCVN-78 Gerald R Fordが装備している、AN/SPY-3 X-bandレーダと、AN/SPY-4 VSRで構成されるDBRが装備されることになっていた。
2017.03.31 Defense News Raytheon radar executes first ballistic missile test <1704-033103>
 Raytheon社が31日、DDG 51 Flight Ⅲに装備されるAN/SPY-6BM捕捉試験
PMRFで行われ、標的の捜索、捕捉、追随に成功したと発表した。
2016.08.31 Jane's Defence Weekly Raytheon adds EASR to maritime radar franchise <1610-083109>
 Raytheon社が8月19日に米海軍から、Ford級空母が装備している高価な
DBRに代わる EASR S-bandレーダの試作を$92Mで受注した。 EASRは空母のほか大型 揚陸艦などにも装備されるもので、空母には三面固定アンテナ、揚陸艦には一面回転アンテナが取り付けられる 。 この契約では空母用に6基、揚陸艦用の10基、合わせて16基の生産がオプションされ、総額は$723Mにのぼると見られる。
 Raytheon社によるとSPY-6 AMDR変形でEASRは0.6×0.6×0.6mのモジュールでできており 、信号処理装置、情報処理装置などのハードウェア、及び情報処理ソフトはAMDRと同じものになる。
2016.07.07 Defense News Air and Missile Defense Radar being readied for tests <1608-070703>
 米海軍とRaytheon社が、SPY-1Dに代えてArleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦に装備するSPY-6(V)
AMDRの試験を、2~3週間以内にKauai島のPMRFで2017年9月までの予定で開始する。 電波を放射しない試験は既に完了しており、 夏の終わりまでには人工衛星の追随試験を実施する。
 AMDRの開発は既に80%が完了していて、Flight Ⅲの初号艦DDG 127へ装備する最初の量産型装置 2019年に納入される。
2016.03 International Defence Review Powering up: CEFAR2 radar aims at Project SEA 5000 <1604-030012>
= CEAFAR2 レーダに関する3頁の記事 =
 6面固定型対空レーダCEAFARを開発したオーストラリアのCEA社が、将来フリゲート艦用GaN 素子技術を使ったCEAFAR2を開発しており、2016年に試験を行う計画である。
 CEAFAR2は各種サイズが可能な低価格のX-/S-/L-bandレーダで、将来フリゲート艦では新たなCEAFAR2-Lレーダ6面が、従来のCEAFAR1-S/Xレーダ の上部に取り付けられる。
2016.02 International Defence Review SPS-48E modification adds unique self-diagnosing capability <1603-020004>
 Harris社が米海軍から、空母や大型揚陸艦が装備するAN/SPS-48EレーダをAN/SPS-48G仕様に改良する契約を$113Mで受注 した。
 この改良では新型信号/情報処理装置が採用されるほか、ソリッドステート送信機が採用される。 送信機は500Wのモ ジュール180個により60kWの送信出力を実現する。
2015.12 International Defence Review NSWC seeks information for AMDR-X <1601-120002>
 米海軍が3年近く棚上げされていた X-band 防空/BMD レーダ
AMDR-X 計画を再開すべく 10月21日に RfI を発簡した。 海軍は複数面固定アンテナ方式を念頭に置いているが、一面または二 面の回転アンテナ方式にも関心を持っている。
 AMDR-X は AN/SPQ-9B に代わるもので、DDG 51 Flight Ⅲ では四面固定 S-band レーダ AMDR-S と組み合わされる AMDR-X には AN/SPQ-9B が使用される。
2015.10 International Defence Review Coolong down: Advances in electronics bring big gains <1511-100007>
= GaN 素子の利用に関する5頁の記事 =
 Lockheed Martin社が受注した米空軍の 3DELRR レーダで、空軍は GaN 素子の利用を要求している。
 米政府が
FMS 輸出を承認した改良型 Patriot では、GaN 素子を利用した AESA レーダ が採用されると見られる。
 米海軍が DDG 51 Flight Ⅲ Arleigh Burke級駆逐艦に搭載する AMDR レーダは GaN 素子を利用する最初のシステム になりそうである。
2015.09.09 Jane's Defence Weekly Israeli corvette gets counter-rocket capability <1511-090907>
 イスラエル海軍が Saar 5級コルベット艦 Lahav に、陸上から武装勢力が発射するロケット弾に 対抗するため、Barak 1 SAM を装備した。 Lahav には EL/M-2248
MF-STAR フェー ズドアレイレーダが装備されている。
 Lahav は、ガザ沖25kmにある石油施設の防衛にあたる。
2015.07 International Defence Review Raytheon to begin building SPY-6(V) radar <1508-070010>
 AN/SPY-6(V)
AMDR最終設計審査 (CDR) を6月上旬に完了し た Raytheon社が、DT-2 試験の受験準備を完了し、供試品をはハワイの PMRF へ送り、2016年3月に試験を受ける。 EMD 段階にあるシステムは既に40%以上が完成しているという。
 AMDR を装備する Flight Ⅲ DDG-51 級の一番艦は2021年に納入される。
2015.05.27 Jane's Defence Weekly Beneath the skin <1507-052709>
= DDG 51 Flight Ⅲ と SPY-6(V) AMDR に関する記事 =
 DDG 51 Flight ⅡA の後継 Flight Ⅲ は目下詳細設計中で、2023年に
IOC になる DDG 124 を皮切りに22隻が建造される。
 Flight Ⅲ には Flight ⅡA の SPY-1D に代えて SPY-6(V) AMDR が装備される。 AMDR は広域捜索を行う4面からな る S-band の AMDR-S と、低空域捜索を行う3面からなる X-band の AMDR-X からなり、完全ディジタル ビーム形成 (DBF) と GaN 素子の採用により、補則距離は SPY-1D の 二倍以上になる。 ただ、アンテナの大きさは SPY-1D(右図左)より若干大きくなる(右図右)。
2015.05 International Defence Review DBR was too much radar for USN aircraft carriers, official states <1506-050011>
 米海軍が、建造中の空母 CVN 78 Gerald R Ford二周波レーダ (
DBR) を搭載しない 決定をした。 これにより$180Mが節減できるという。
 DBR は DDG 1000 Zumwalt級駆逐艦用に開発している AN/SPY-3 X-band レーダと、AN/SPY-4 S-band レーダからなるものであるが、当初25隻であった Zumwalt級の建造が3隻にとどまっため、海軍は CVN 78 Gerald R Ford と、CVN 79 John F Kennedy だけに DBR を搭載することにした。
 海軍は CVN 80 に搭載予定の EASR の開発を急ぎ、DBR に代えたいとしている。 EASR は Northrop Grumman社と Raytheon社が開発を進めて おり、2015年末には両社とも試験を開始する。
2015.01.14 Jane's Defence Weekly USN seeks new radar for carriers, amphibious ships <1502-011409>
 米海軍が Ford級空母の二、三番艦に新型レーダを搭載するため、3月にも
RfP を発簡する 。 新型レーダは元々 Zumwalt級駆逐艦用に開発されたもので EASR と呼ばれ、空母 Gerald Ford が搭載している Dual Band Radar の 後継となる。
 EASR は既存技術を利用することによる価格低減を狙っており、今後は将来揚陸艦に搭載するほか Nimitz級空母のレー ダとの換装をも目指している。
2015.01 International Defence Review Picture this: 3-D shipborne radars scan for new targets <1502-010021>
= 艦載 3D レーダに関する6頁の記事 =

 
2014.11.05 Jane' Defence Weekly Freedom-variant LCS to see capavility evolution <1412-110507>
 米海軍が LCS 17 Indianapolis 以降の Freedom級 LCS で、能力向上を行おうとしている。
 能力向上では現在搭載している GaAs 素子を用いた TRS-3D レーダを、GaN 素子の TRS-4D に換装すると共に、Mk 49 21セル発射機に代えて SeaRAM 発射機を装備する。
2014.06 Inrternational Defence Review High achiever: Sampson Experimental BMD radar proves its mettle in TSAT <1408-06006>
= Sampson MFR に関する2頁の記事 =

 
2014.05.26 Aviation Week & ST Missile look <1407-052603>
 米海軍は2010年代後半に就役する空母 CVN 78 Gerald R. Ford は、中国の
ASBM DF-21D に対抗できると自信を深めている。
 ASBM に対しては護衛する艦船が防護するほか、空母自身も RAM や Mk 57 NATO SeaSparrow に加えて、SEWIP 電子戦装置や DDG 1000 Zumwalt 用に開発した S-/X-band DBR レーダを装備している。
2014.05 International Defence Review AMDR groomed for integrated air and missile defence <1406-050012>
= AMDR に関する6頁の特集記事 =
 
AMDR のアンテナは14ftと、SPY-1D の12ftより四方に1ftずつ幅を広げる。
 AMDR への要求は SPY-1 +15dB(32倍)であるが、Raytheon社は+25dBにでも+10dBにでも可能としている。 と言うのはアンテナが2ft×2ft×2ft の基本モジュールを積み上げているため、各種大きさの実現が可能であるからである。
2014.04.23 Jane's Defence Weekly Indonesia equips frigates, corvette with stealth radars <1406-0402309>
 インドネシアがフリゲート艦4隻とコルベット艦1隻に
LPI 性能を持つステルスレーダを装備 する。
 このレーダは同国 PT infra RCS社製で、捕捉距離が24nmであるのに最大出力は10Wに過ぎないと いう。 アンテナは20rpmで回転し、利得は30dBと言う。
2014.04.08 Defense News Raytheon moving out on Air Missile Defense Radar <1405-040803>
 米海軍の次期艦載レーダ
AMDR は Raytheon社が受注したが、競争に敗れた Lockheed Martin社がこの決定に異議を申し立てたため開発作業 が停止されてたが、同社が異議申し立てを撤回したため開発が再開されている。 11月には最初の最終設計審査 (CDR) が行われ、 1号機はFY16で予算化される DDG 124 搭載用として2019年に納入される。
 Raytheon社は既に14ft×14ftの試験用アレイを試作している。 S-band AMDR は現有 SPY-1 の30倍以上の感度を持ち、 TBM の追随では忠実度が画期的に向上しているという。
2014.04 International Defence Review Multibeam dynasty breeds a new generation <1405-040014>
 Thales 蘭社が、SMART-S Mk2 3D E/F-band 艦載レーダの後継となる NS 100
AESA レーダを公表した。
 NS 100 には三タイプあり、フリゲート艦やコルベット艦搭載用の NS 100 のほかに、沿岸哨戒艦用の NS 106 や高速哨戒艇用の NS 103 もある。
2014.03 International Defence Review Saab unveils Sea Giraffe <1404-030003>
 Saab社が GaN 素子を使用した
AESA 方式の艦載用 E/F-band MFR である Sea Giraffe 4A を公表した。
 このクラスの MFR にはAirbus Defence社の TRS-4D、Thale Nederland社の NS-1000、Selex ES社の Kronos、Elta社の EL/M-2258 Alpha などと競争相手が多いが、Saab社は ERIEYE AEW の技術と、従来型の Sea Giraffe AMS G-band MFR の実績で勝負する。 Sea Giraffe AMS は、AN/SPS-77 として米海軍の LCS が装備している。
2014.01.22 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin hones 'international Aegis' system <1403-012205>
 Lockheed Martin社が AN/SPY-1 以外のレーダでも使える輸出用の Aegis International を検討しており、作業を完了した。
 日、西、韓、豪、ノルウェーが既に採用している Aegis は SPY-1 を中心とした米国方式であるが、スペイン海軍が計画している5隻目の F-100 フリゲート艦では、スペイン 固有の装備が大幅に採用される。
2014.01.20 Defense News Raytheon radar could potentially launch electronic attacks <1402-012002>
 米海軍が Flight Ⅲ Arleigh Burke級駆逐艦に装備する
AMDR レーダの開発を巡っては、Lockheed Martin社が異議申し 立てを撤回したため、Raytheon社が今月から作業を再開している。
 US Navy Institute News によると、AESA方式のこのレーダは ECM 機能を有することになる模様である。 海軍の開発 当局は現段階でこの機能を要求していないが、いずれ要求することになるとみられる。
【註】
 戦闘機に搭載する AESA レーダでは、既に ECM 機能付加が報じられている。
【関連記事:0803-012805 (AW&ST 2008.01.28)】
2014.01.10 Defense News Lockheed drops AMDR protest <1402-011008>
 米海軍が2012年10月10日に、2016年から建造される Aegis艦に装備する
AMDR レーダの開発に Raytheon社を指名した のに対し、Lockheed Martin社が異議を唱えていたが、1月10日に同社は異議申し立てを撤回した。
【関連記事:1311-102307 (Defense News 2013.10.23)】
2014.01.08 Jane's Defence Weekly Destiny of the US destroyer <1402-010807>
= 米海軍の次期駆逐艦に関する7頁の特集記事 =
 右図は Arleigh Burke 級 Flight Ⅲ が装備する
AMDR レーダの完成予想図である。 下のアンテナが S-band レーダ 用で、上が X-band 用である。
 但し、最初の13隻は X-band レーダとして AN/SPQ-9B を使用する。
【 AMDR 関連記事:1311-101005 (Defense News 2013.10.10)】
2013.10.28 Aviation Week & ST AMDR award protested <1312-102802>
 米海軍が10月上旬に
AMDR 開発を Raytheon社に決めたことに対し、Lockeed Martin社が異議を申し出たのを受け、 10月23日に作業停止命令を発令した。
2013.10.23 Jane's Defence Weekly Raytheon works to activate Zumwalt combat systems <1312-102302>
 GD社 Bath 鉄工所で建造中の DDG-1000 Zumwalt が進水後、7,500品目にのぼる艤装を Raytheon社が担当する。  搭載されるのは
AGS砲2門、Mk 110 57mm砲2門、Mk 57 PVLS 80セル、及び Raytheon社製の AN/SPY-3 MFR や AN/SQQ-90 ソナーなどである。
 DDG-1000 Zumwalt は完成すると、米海軍最大の水上戦闘艦(註:満載時排水量14,564t)になる。
2013.10.23 Defense News Lockheed protests US Navy radar decision <1311-102307>
 米海軍が、次世代艦が装備する対空/BMD レーダ
AMDR の開発を Raytheon社に決めたことに対し、今まで Aegis シ ステムと SPY-1 レーダを製造してきた Lockheed Martin社が異議を唱えた。
【関連記事:1311-101005 (Defense News 2013.10.10】
 これにより海軍の作業は米会計検査院である GAO が結論を出すまで停止すると見られる。 GAO の作業には100日は要することから、 正式決定は1月下旬頃になりそうである。
2013.10.16 Jane's Defence Weekly Raytheon wins $385 million US Navy AMDR contract <1312-101601>
 Raytheon社が10月10日、DDG-51 Arleigh Burrke級 Flight Ⅲ が装備する次世代レーダ
AMDR の開発を受注した。 Milestone C(註:LRIP 開始の決定)はFY17に計画されている。 今 回の契約額は$385.7Mであるが、採用が決まれば総額は$1.633Bにのぼると見られる。
 AMDR は全捜索を行う4面の S-band レーダ (AMDR-S) と、低空域捜索を行う3面の X-band レーダ (AMDR-X) 及びレーダ 制御装置 (RSC) で構成され、AMDR-X としては現存の AN/SPQ-9B が使用される。
2013.10.10 Defense News Raytheon wins key US Navy radar competition <1311-101005>
 Arleigh Burke級 Flight Ⅲ 駆逐艦が、Flight ⅡA までが装備していた SPY-1D に代わって装備する
AMDR の開発 が、Lockheed Martin社を 破って Raytheon社に決まった。
 AMDR は S-band と X-band の二波レーダであるが、Raytheon社は X-band に既存の水平捜索レーダ SPQ-9B を活用し、 S-band レーダとレーダ制御装置 RSC を開発する。
【註】
 SPQ-9B は Northrop Grumman社が開発した対艦ミサイル防御用のレーダで、1999年に IOC になっている。  背中合わせにしたスロッテッドアレイ2面からなるアンテナは60rpmで回転し、送信機は AN/APG-68 と同じものを使用している。
2013.09.29 Defense News Euro firms play catch up on radar capability <1310-092903>
 欧州各社が、次世代半導体 GaN (gallium nitride) を用いた半導体素子を利用して、軍用レーダで米 国に追いつこうとしている。 イタリア Finmeccanica社の子会社である Selex社が、FREMM フリゲート艦への搭載を視野に、GaN 素子を使用した Unimast レーダを開発している。 またドイツの EADS Cassidian社は、電子戦や通信の分野における GaN の活用を目指している。
 GaN は、従来の GaAs の耐電圧が8~10Vであるのに対し40~60Vに耐えることができることから、GaAs 素子の 5倍以上の性能が期待されている。
【註】
 GaN 素子の開発は各国で進められており、わが国でも ATD-X に J/APG-2 の二倍の出力を実現する GaN レーダを搭載する計画である。
【関連記事:1204-031908 (AW&ST 2012.03.19)】
 米国でも DDG-51 Flight Ⅲ に装備される AMDR では GaN 素子が使用される。
【関連記事:1211-092609 (JDW 2012.09.26)】
2013.09.25 Jane's Defence Weekly Singapore revealed as NS 100 buyer <1311-092504>
 シンガポールが8隻の沿岸哨戒艦 (LMV) に装備するため、NS 100 レーダ8基を Thales 蘭 社から購入する。
 NS 100 は機械回転式 AESA レーダで、電子式スタビライザ機能を持ち、3D 2軸、多ビーム が使用できる。
2013.08.05 Aviation Week & ST Sensory input <1309-080505>
 米 MDA が、システム外の BMD センサを用いた迎撃を目指している。
LOR: Launch On Remote
 初期段階の試験は2011年4月に、TPY-2 のデータでキューイングを受けた SPY-1 で、SM-3 の射撃を行い、IRBM 標的の迎撃に成功した。
 2月には STSS 衛星からのキューイングで MRBM 標的を迎撃した。
EOR: Engage On Remote
 SPY-1 を使用せずに他センサのデータを C2BMC 経由で直接迎撃弾に送り迎撃を目指す。
┏━━━┳━━━━━┳━━━━┳━━━━━━━━┓
┃帯 域┃ レーダ名 ┃捕捉距離┃  製造会社  ┃
┣━━━╋━━━━━╋━━━━╋━━━━━━━━┫
┃UHF  ┃UEWR/EWR ┃3,000mi.┃Raytheon    ┃
┃L-band┃Cobra Dane┃2,000mi.┃Raytheon    ┃
┃S-band┃SPY-1   ┃ 250mi.┃Lockhreed Martin┃
┃X-band┃SBX    ┃1,242mi.┃Raytheon    ┃
┃X-band┃TPY-2   ┃1,500mi.┃Raytheon    ┃
┗━━━┻━━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━┛
2013.05 Jane's Missiles & Rockets Dual-band SM-3 datalink tested with European APAR radar <1306-050004>
 Raytheon社が3月11日、同社が自社開発している S-band/X-band 両用データリンクの試験に成功したと発表した。
 このデータリンクは SM-3 を含む Standard Missile を Thales Netherland製の APAR レーダで射撃するためのもので、この今回の試験は 地上施設で行われ、双方向のデータ通信に成功した。
 NATO の艦船では、Aegis を採用しているノルウェー、スペイン、米国が S-band データリンクであるのに対し、SMART-L/APAR を採用して いる独、蘭は X-band データリンクになっている。
2013.04 International Defence Review Raytheon trials dual-band link <1305-040020>
 Raytheon社がもThales社製 APAR MFRSM-3 を射撃するための X-band/S-band 両用データリンクの試験を行い、双方向のデータ通信に成功した。
 これにより APAR を装備する欧州の艦船への SM-3 の装備が可能になる。
2013.03.13 Jane's Defence Weekly UK destroyer to join US BMD trial <1304-031311>
 英海軍が、米 MDA が行う次回の迎撃試験に Type 45 駆逐艦を参加させ、Sampsom E/F-band レーダや Sea Viper SAM システムの検証を行う。
2013.02.25 Aviation Week & ST Weighing options <1304-022504>
 Flight Ⅲ Arleigh Burke級駆逐艦には AN/SPY-1D(V) に換えて AMDR が装備される。 米会計検査院 (GAO) の見積もりでは、AMDR の開発に$2.2B、24基調達するのに$13.2Bかかると見られるが、AMDR は SPY-1D より15dB (註:32倍)性能が高いという。
 Northrop Grumman社によると AMDR は Flight Ⅲ だけでなく、従来型艦にも装備されるという。
【註】
 既報【1205-040407 (JDW 2012.04.04)】では、AMDR を搭載するためには電源装置と冷却装置の強化が必要にな り、船体にも大幅な設計変更が必要になると理由で Flight Ⅲ の排水量増大を説明していた。
2013.02.10 Yahoo JSF 軍事ブロガー

「中国海軍フリゲートが照射したレーダーの種類」

<1303-021001>
 1月30日に尖閣諸島付近の海域で海上自衛隊の護衛艦 ゆうだち にレーダを照射したのは、江衛Ⅱ級フリゲート艦(Type 053H2G/H3)の 連雲港 で、この型が搭載している捜索警戒用レーダと火器管制レーダは以下の通りである。
  1. Type 345  火器管制レーダ (対空ミサイル用
  2. Type 343GA火器管制レーダ (速射砲、対艦ミサイル用
  3. Type 360  警戒捜索レーダ  (対水上、低空用)
  4. Type 517  警戒捜索レーダ  (長距離対空用)
  5. Type 341  火器管制レーダ (機関砲用
【註】
 連雲港ゆうだち に向けた火器管制レーダは、対艦射撃を目的としてならば Type 343GA(右図)とみられる。
 Type 343GA であれば機械走査型でレドームもないことから、アンテナが ゆうだち に向けらレたことは、画像からも映像からも確認できる。
 ただ、『アンテナを向けただけで、電波は出していない』との言い訳も可能である。
2013.01.28 Aviation Week & ST AMDR affordability <1303-012801>
 Northrop Grumman社が、米海軍は防空/BMDレーダ AMDR の機種選定において価格を重視するとの見通しを明らかにし た。
 AMDR の経費は、開発に$2.2B、24基の生産に$13.2Bが見込まれている。
2012.10 International Defence Review Warning signs: Netherlands evolves SMART-L radar for ballistic missile defence mission <1212-100007>
 蘭国防省が Thales Netherland社に、LCF フリゲート艦4隻に装備する改良型 SMART-L 監視レーダ SMART-L EWC をEUR116Mで発注した。 SMART-L EWC は仰角範囲を拡大し、新たな wave form を採用すると共に、高速で飛来する弾道弾を捕捉追随 できる情報処理を採用して、固定捜索モードの場合には従来の捕捉距離1,000kmが2,000kmに伸ばすことができる。 システムには以下の三モードが ある。
 ・AAW モード
 ・複合モード
 ・凝視モード
2012.09.26 Jane's Defence Weekly A new active age <1211-092609>
= AMDR に関する5ページの記事 =
 Type 1045 Sampson、CFA-MOUNT、EL/M-2248、AN/SPY-3 などの艦載 APAR が GaAs 素子を用いてたのに対し、DDG-51 Flight Ⅲ に装備される AMDR では GaN 素子が使用される。
 AMDR は S-band と X-band の二帯域レーダで、全空捜索用 S-band 4面と、低空捜索用 X-band 3面 のアンテナ開口を持つ。
2012.07.04 Jane's Defnse Weekly Thales wins Dutch BMD upgrade deal <1208-070413>
 オランダが6月27日、De Zeven Provincien 級駆逐艦の Thales 蘭社製 Smart-L レーダを超長距離 (ELR) モ ードを持つ型に改装する契約を行った。 これにより同艦は欧州初の BMD 能力保有艦なる。 ELR モード装着は2017年に行われる。
 同社によると、ELR モードの Smart-L は複数の弾道弾を捕捉追随し、発射地点の標定と、弾着地点の予測を行える。
【関連記事:1112-100508 (JDW 2011.10.05)】
2012.06 International Defence Review Advancing the active radar revolution <1207-060010>

= 艦載 AESA レーダに関する8頁の特集記事 =
 
2012.04.04 Jane's Defence Weekly Choppy wates <1205-040407>
= 米海軍の艦船更新計画に関する8ページの記事 =
 DDG-51 Arleigh Burke級駆逐艦は、1991~1999年に Flight Ⅰ21隻と FlightⅡ 7隻が建造され、2000年からは FlightⅡA が建造された。 同級駆逐艦の建造は62隻で終わる計画であったが、後継となる DDG-1000 級 (15,494t) の建造が2008年に3隻にとどまることになったことから、2010年初めに建造が再開された。
 Flight Ⅲ では、次期巡洋艦用に開発された AMDR レーダを搭載するため 、電源装置と冷却装置の強化が必要になり、船体にも大幅な設計変更が必要になる。
 DDG-1000 級駆逐艦の一番艦は2013年に進水する。
2012.02.01 Jane's Defence Weekly GAO highlights rising cost of Arleigh Burkes <1203-020105>
 米会計検査院 (GAO) が1月24日に公表した報告で、Arleigh Burke Flight Ⅲ 級駆逐艦の価格上 昇を手厳しく指摘している。 海軍が22隻の建造費を$50.5Bと見積もっているのに対し GAO は$58.5B~$64.1Bかかるとしている。
 特に新型センサ AMDR 搭載のための船体改造に$3B~$3.6Bかかると見ている。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets US Navy cancels AMDR-X radar <1203-020011>
 米海軍が2011年12月12日に、Arleigh Burke 級駆逐艦の次世代型 Flight Ⅲ に装備する計画であった 次期艦載レーダ AMDR-X の計画を中止すると発表した。
 AMDR は S-band の AMDR-S と X-band の AMDR-X 及びそれらを一括運用する制御装置 (RSC ) からなり、AMDR-S と RSC の D&D は2011年9月に、Lockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheon の各社に$351Mで発注されている。  AMDR-S 計画は AMDR-X の計画中止の影響は受けない。
2012.01 International Defence Review Burden of proof: Thales Nederland's first I-Mast shiset approaches key sea trials milestone <1203-010011>
 Thale Nederland社製 I-Mast 400 の一号機が、11月7日に海軍造船所に納入され、蘭海軍哨戒艦 Holland に取り付けられた。
 I-Mast 400 は縦横8m×8m、高さ13.8mの軟鋼製で52tあり、主レーダアンテナの他にEO/IR センサ、NR-IFF 及び ICAS のアンテナと、WiMAX、GPS、GSM のアンテナなどが取り付けられている。
【関連記事:0802-010711 (AW&ST 2008.01.07)】
2011.12 International Defence Review UK set to test experimental Sampson modified for BMD <1201-120018>
 英国が進めている Sampson MFR に BMD 能力を付与する Sampson BMD 計画は、2011年3月に第一段階を完了し現在第二段階にあるが、2012年初 期に衛星を捕捉追随する試験を実施して、BMD 能力を検証する。
 Sampson BMD では、弾道弾を2,000kmで捕捉する。
2011.12 Jane's Missiles & Rockets Upgrades enhance anti-missile capabilities of ANZAC-class frigate <1201-120002>
 最近、洋上試験に成功した豪海軍 ANZAC 級フリゲート艦ASMD 強化改良では、CEAFAR E/F-band 捜索レーダと CEAMOUNT I/J-band 射統レーダに加えて、Northrop Grumman社製 Mk 49 艦船航法装置が使用さ れている。/td>
2011.11.23 Jane's Defence Weekly US Navy's BMD destroyer build costs revealed <1201-112304>
 計画中止になった CG(X) に代わって建造される Arleigh BurkeFlight Ⅲ 駆逐 艦の一番艦は、建造費が$3B~$4Bになる。
 Arleigh Burke級 Flight Ⅲ には、Flight ⅡA が装備している SPY-1D より強力な AMDR が装備される。 Flight Ⅲ に装備する AMDR レーダの開口は14ftであるため、CG(X) に装備するはずであった22ft開口のレーダよりは性能が落 ちる。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Australia launches ESSM with homegrown radar <1109-061508>
 対艦ミサイル防護 (ASMD) のための改修を終えた豪海軍の Anzac級フリゲート艦が5月8日、 ESSM の発射試験を行い、Phoenix 標的機を撃墜した。
 ASMD 改修後の Anzac級には捕捉追随用の CEAFAR レーダと、イルミネーション用の CEAMOUNT レーダが装備された。
【 CEAFAR/CEAMOUT 関連記事:0901-120033 (IDR 2008.12)】
2011.06.13 Aviation Week & ST Radar love <1107-061311>
 S-band と X-band を組み合わせた米海軍の BMD 防空両用レーダ AMDR について GAO が、年間の艦船建造費に近い$15.7Bかかると見積もっているが、企業側は Aegis の経験を生かせるのでそんなにはかからないとしている。 因みに Aegis の総経 費は$30B~$80Bと見積もられている。
 Aegis の段階開発 (ACB) を行っている Locheed Martin社は、AMDR で核心となる技術 T/R モジュールのパッケージ技術と、ディジタルビーム構成 (DBF) 技術と見ている。 同社は AETIST S-band アクティブフェーズドアレイレーダの実績を持っている。
 一方 Northrop Grumman社は DDG-1000 Zumwalt 級駆逐艦のレーダに意欲を燃やしており、同社と Raytheon社は Cobra Judy のレーダ換装計画 (CJR) 計画で協力している。
【註】
 ADMR は元々、計画中止になった次世代巡洋艦 CG(X) 用に開発が進められていたレーダであったが、各種艦船に装備できるように各 種サイズで使用できるレーダになった。
2011.02 International Defence Review UK/US SRTIST radar testbed achieves space tracking milestone on road to BMD <1103-020023>
 BAE Systems社が、開発中の ARTIST レーダが2010年6月に、国際宇宙ステーション (ISS) の追随を行い、BMD 能力を実証したことを明らかにした。 ISS は高度580kmの軌道を8km/s以上の速度で周回 しているが、この速度が弾道弾の中期弾道とほぼ同じである。
 ARTIST は米英が出資して MESAR 及び MESAR2 を元に開発している E/F-band レーダ で、アンテナは GaAs の T/R モジュールが使用されている MESA2 レーダ(右図)のものが使用されている。
2010.03 Jane's Missiles & Rockets New lab will test future USN radars <1004-030010>
 Kauai島の PMRF に1月19日に、次世代レーダ (AMDR) の試験を行う研究室 (ARDEL) が開設された。 ARDEL は常勤6名、試験時に40名で構成され、2011年8月まで AMDR の試験を行う。
 AMDR は米海軍の水上艦に装備され、BMD 防空戦、対水上艦戦に使用される。
2010.02 International Defence Review Trials put SMART-S Mk 2 back in race for LCS radar prize <1003-020029>
 米海軍が2009年9月~11月に行ってきた Thales社製 SMART-S E/F-band 多ビームレーダの評価試験を完了し、2010年 初期に公式の試験結果が出される。 SMART-S は LCS の捜索レーダの候補に挙がっている。
 LCS のレーダには Lockheed Martin社が EADS社製 TRS-3D G-band レーダ、GD社は Saab社製 Sea Giraffe AMB をそ れぞれ既に選定しているが、敗れた Thales社は ITT社と共に量産型 LCS に SMART-S を再提案している。
【 SMART-S 関連記事:0618-090002 (IDR 2006.09)】
2010.01 International Defence Review AN/SPY-5 multifunction radar enters FFG upgrade fray <1002-010014>
 Raytheon社が FFG-7級 ( Oliver Hazard Perry級) フリゲート艦の近代化計画で AN/SPY-5 X-band MFR が採用されることを希望している。
 SPY-5 は既存の Mk 73 Mod 3 2kWソリッドステート送信機とレンズアレイアンテナを組み合わせた パッシブフェーズドアレイレーダで、2009年7月に同社の試験場で二面の試作品による初めてのラジエートを行った。 同社は2010年末までに全 システムでの試験を行う計画である。
2009.11 International Defence Review Raytheon's AN/SPY-5 radar steers towards more affordable multifunction performance <0912-110034>
 Raytheon社が AN/SPY-5 X-band 艦載 MFR の地上試験を開始した。 SPY-5 は18ヶ月かけて開発してきた ESSM 射 撃統制用レーダで、既存の Mk73 Mod 3 2kW CW イルミネータ (CWI) と艦内に搭載されている Mk 30 Mod 1 信号処理装 置を、送信は計を若干変更したほかは、ほぼそのまま使用している。
 アンテナはパッシブフェーズドアレイで、三面でも四面でも使用でき、各面は送信用(上)と受信用(下)の二面で構成されている。
レーダには以下のモードがある。
Continuous Low-Elevation Horizon Search : 360゚/secでサーチ
Forcused Volume Search : 水平から天頂までサーチ
Fire Control-Quality Track-While-Scan : 各面同時80目標
Guidance up-link support : 各面同時4発の ESSM
Surface Search : 水上小型舟艇の監視
2009.09.16 Jane's Defence Weekly Raytheon develops SPY-5 radar <0911-091602>
 Raytheon社が AN/SPY-5 X-band 艦載 MFR を開発した。 このレーダは Mk 73 Mod 3 2kWソリッドステートレーダ に代わる ESSM 射撃用レーダで、三面のパッシブフェーズドアレイアンテナを持つ。 各面は同時4目標の追随が可 能である。
2009.07.27 Aviation Week & ST Ship shape <0909-072702>
 米海軍が Lockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheon の三社に、AMDR レーダの概念研究を発注する。
 AMDR は各種艦船に装備するため、各種サイズで使用できるレーダである。
2009.01 International Defence Review Thales' SR3D radar processor undergoes qualification testing <0902-010007>
 Thales社が SR3D ソフトウェアレーダファミリーで最初のレーダになる GM403 が使用するプロセッサの試験を実施して いる。 GM403 の最終品質確認試験は2009年初期に行われ、受注した3ヶ国中最初となるマレーシアには2010年に納入される。 GM400 は 10rpmで回転し、同時に15本のビームを送信する。
 SR3D は、'Multiple Common Radar Subassembly' と 'Common Open Radar Architecture' で構成され、この技術は Ground Searcher 1000/1500、Ground Master 200/400/500、Sea Master 400 の三種類のレーダで使用されている。 同社によると、共通のハード及びソフトを用いることで、調達 コストを30%低減できる。
【関連記事:0808-072113 (AW&ST 2008.07.21)】
2009.01 International Defence Review ONR explores integrated topside concepts <0902-010003>
 米海軍 ONR が、艦船の FR アンテナを一体化する InTop 計画を開始する。 計画は TD 段階と SDD 段階に分かれ、ONR は2009年1月16日から複数の契約を行う。
 これと連携するものの別契約で、Northrop Grumman社と Aperstructure 計画の契約を$9.7Mで行っている。 この計画はアンテナ、構造及び材 料に関する電子戦技術を開発するもので、2011年8月まで続けられる。
2008.12.17 Jane's Defence Weekly CEAFAR 3-D radar passes sea test <0902-121705>
 オーストラリアの CEA社が開発した CEAFAR 3-D レーダが Anzac級フリゲート艦 Perth に仮設され、11月17~20日に西海岸で行われた 洋上試験に成功した。
 豪海軍は保有する8隻の Anzac級フリゲート艦を CEAFAR に換装する計画で、最初となる Perth の改装は2010年 に行われる。
【関連記事:0901-120033 (IDR 2008.12)】
2008.12 International Defence Review CEAFAR radar prepares for new at-sea ANZAC demonstration <0901-120033>
 オーストラリアの CEA社が、CEAFAR レーダの試験を、洋上試験に先行して同社施設上で開始している。 CEAFAR は豪海軍の ANZAC級フリゲート 艦が Phase 2 で装備する ASMD システムの中心をなす6面式の E/F-band アクティブフェーズドアレイレーダで、 CEAMMOUNT I/J-band ルミネータレーダと併用される。
 CEAFAR 装備の一番艦となる Perth への搭載は2010年初頭に行われ、2011年に運用が開始される計画である。
2008.03 Jane's Missiles & Rockets Aegis Open Architecture completes Desert Ship firing <0804-030008>
 Lockheed Martin社が米海軍の 'Desert Ship' 試験施設で、AOAWS (Aegis Open Architecture Weapon System) を用いた SM-2 の発射試験に成 功した。 試験には改良型 Mk 41 VLS と AOAWS 射統装置が用いられた。 改良型 VLS は DDG-91 以降に採用される。
 AOAWS は2008年2月に CG-52 Bunker Hill に初めて搭載され、その後2012年までに62隻の Arleigh Burke 級 Aegis 駆逐艦全てに搭載さ れる。
【関連記事:0708-020013 (JMR 2007.02)】
2008.02.27 Jane's Defence Weekly BAE Systems poised to win UK naval radar race <0804-022706>
 英海軍の MRR (Medium Range Radar) の機種選定では、BAE Systems社の ASTISAN 3D (Advanced Tadar Target Indication Situational Awareness and Navigation) が優勢になた。 まだ公式の発表はないが、英国防省は BAE Systems社だけと商談を進めている。 正式決定 は4月、契約は5月になる。
 MRR は従来の Type 996 レーダに代えて Type 23 フリゲート艦13隻に装備されるほか、Quenn Elozabeth 及び Prince of Wales の新型空母2隻にも 装備される。
【関連記事:0718-081515 (JDW 2007.08.15)0718-081515】
2008.02 International Defence Review Schelde secures RNLN Patrol Ship contract <0804-020009>
 蘭海軍が4隻の哨戒艦をEUR240Mで Schelde社に発注した。 最初の2隻は2010年11月と2012年11月に引き渡される。 この哨戒艦は排水量 3,750t、全長108mで、Oto Melara社製 76/62 Super Rapid 砲1門、Rheinmetall社製 MLG 27mm機関砲門及び遠隔操作 機銃2門、及び Thales Netherland社製 Integraded Mast を装備し最大速力22ktの性能を有する。
 この契約と別に Thales Netherland社はEUR125Mで Integraded Mast を受注した。 Integraded Mast には四面固定型の SMILE E/F-band 多ビーム監視レーダ、同じく四面固定の SEASTAR I/J-band アクティブアレイ水上監視レーダ、Gatekeeper EO/IR 装置が取り付けられる。
2008.01.07 Aviation Week & ST Radical departure <0802-010711>
 Thaled-NL社がオランダ政府から Integrated Mast 4基を$184Mで受注した。 納期は2010年11月~2012年11月で、蘭海軍の3,750t外洋哨戒艦に 装備される。 同艦の武装は OTO Melara 76mm 砲と Rheinmetall 27mm 砲の各1門である。
 Integrated Mast は最下段が電子装置室で、その上に Smile S-band 対空監視レーダが乗る。 Smile は Master 地上対空レーダの艦載型で、 輸出用商品名は Sea Master 400 という。
【 Sea Master 400 関連記事:0801-120012 (IDR 2007.12)】
 Smile の上には Sea Watcher 100 の商品名の Seastar X-band 水上監視レーダが乗る。 Seastar は近距離、 小型、低速水上目標の捕捉を担当する。 また Gatekeeper EO/IR センサと、NR-IFF (NonRotating IFF) も装備される。
 マスト壁面には、ICAS (Integrated Communication Antenna System) が着くほか、最上部には SHF 衛星通信アンテナも乗る。
【 Integrated Mast 関連記事:0610-050005 (IDR 2006.05)】
2007.12 International Defence Review Thales unveils next-generation radar families <0801-120012>
 Thales社が、従来の半分の価格で、8~10倍の信頼度を持つ Groud/Sea Master レーダを提 案している。
 S-band の Sea Master 400 は四面固定アンテナのレーダで、360゚を1~2秒の更新レートで捜索できる。 同社製 IMM (Integrated Modular Mast: 右図) に組み込めば沿岸作戦に適する。
 Sea Master 400 の陸上型で移動可能な Ground Master は防空用として仏空軍から受注し、2008年に運用評価が行われる。
(関連記事 IDR 2006.05)
2007.12 International Defence Review SMART-S Mk 2 radar shines in sea trials <0801-120004>
 デンマーク海軍が戦闘支援艦 Absalon に装備した Thales Nederland社製 SMART-S Mk 2 レーダの洋 上受領試験を終了し12月に公式に受領する。 同海軍は2003年12月に2隻の戦闘支援艦用に2基を発注していた。
 同社が自社開発した SMART-S Mk 2 は16個の送信モジュールを持つが10個でも機能を発揮するという。  受信ビームは同時に12本が形成され、空中400目標、水上100目標、併せて500目標の処理 が可能である。 レーダは捜索距離150km、アンテナ回転数27rpmの中距離防空モードと、250km、 13.5rpmの長距離監視モードを持つ。
(関連記事 IDR 2006.09)
 SMART-S Mk 2 はこのほかにヴェネゼーラとオマーンから併せて7基を受注している。
2007.11.14 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin quits MRR race <0724-111407>
 Lokheed Martin UK社が、英海軍の Type 996 E/F-band レーダの後継となる MRR (Midium Range Radar) の受注競争から撤退した。 同社は EADS社と共に TRS-3D/24 を提案していた。
 この結果残ったのは ARTISAN (Advanced Radar Target Indication Situational Awareness and Navigation) 3D レーダを提案する BAE System社、EL/M-2238 STAR (Surveillance and Threat Alert Radar) を提案する Elta社、SMART-S Mk 2 を提案する Thales Nederland社になった。
2007.08.15 Jane's Defence Weekly Detect and track <0718-081515>
 英海軍が1986~1996年に35基装備した Type 996 E/F-band 捜索追随レーダの後継になる MRR (Midium Range Radar) の指名競争は2008年初頭に開始されるが、Thales社、Elta社、BAE社、 Lockheed Martin UK社の4社が名乗りをあげている。
 右図は候補になっている機種で、上から時計回りに、Thales社製 SMART-S Mk 2、Elta社製 EL/M-2238 ATAR、BAE社製 ARTSAN 3D、Lockheed Martin UK社製 TRS-3D/24 である。
(関連記事 IDR 2007.06)
2007.08 International Defence Review International Aegis trials mark new maturity <0718-080005>
 6月中旬に行われた Aegis BMD の迎撃試験は、初の3ヶ国合同試験となった。 試験に参加したのは米海軍 の Arleigh Burke 級駆逐艦 Gridley のほか、ノルウェー海軍の Fridtjof Nansen 級フリゲートの一番艦及びスペイン海軍の Alvaro de Bazan 級フリゲート Mendez Nunez で 、それぞれ SPY-1D(V)SPY-1FSPY-1D と別々のレーダ を搭載していた。
 Lockheed Martin社によると SPY-1F は捕捉距離が短いが、シースキミングミサイルに対しては SPY-1D と同程度の 性能を実証している。
2007.07 世界の艦船 特集・

 米次期 DDG 「ズムウォルト」級を解剖する

<0711-070001>
= DDG-1000 Zumwalt 級駆逐艦に関する8頁にわたる特集記事 =
 DDG-1000 Zumwalt 級駆逐艦のために新規開発された主要技術
  ・Tumble Home 船型:全長183m、最大幅24.5m、排水量14,797t
  ・舷側配置 VLS:両舷各40セル
  ・複合材デッキハウス
  ・Dual-band レーダ:S-band VSR & SPY-3 X-band MFR
  ・AGS 砲システム
 将来装備される電磁砲は、15kgの砲弾初速2,500m/s (Mach 7) で発射し、最高点500,000ft (152km) を経て、6分間で370kmを飛行して、終末速度 1,700m/s (Mach 5) で弾着する。
2007.06 International Defence Review UK scans broad horizon for enhanced MRR <0712-060007>
 英海軍が Type 996 レーダの後継として2011年から装備する MRR (Medium Range Radar) には、BAE、Elta、 Lockheed Martin、Saab、Thales の各社が名乗りをあげているが、機種選定は2007年末に予定されている。
ARTISAN 3D (BAE Systems)
EL/M-2238 (Elta)
TRS-3D (Lockheed Martin)
Sea Giraffe (Saab/Ericson)
SMART-S Mk 2 (Thales Naval)
 27rpmで回転する中距離 (150km) モードと13.5rpmの遠距離 (250km) モードがある。 同時に12本の受信ビーム を構成し、空中400、水上100の計500目標を処理できる。
( SMART-S 関連記事 IDR 2006.09)
2007.05.09 Jane's Defence Weekly Thales eyes larger slice of US naval systems market <0711-050910>
 Thales社が米海軍の艦船搭載装備に食い込もうとしている。 焦点となっているのは SMART-S Mk 2 E/F-band レーダで、Northrop Grumman社と提携して GD社の LCS Flight 0 への搭載を目指している。
( SMART-S 関連記事 IDR 2006.09)
2007.04.11 Jane's Defence Weekly Sampson radar boards Daring <0710-041102>
 英海軍 Type 45 駆逐艦が装備する PAAMS の鍵となる Sampson MFR の一号機が、一番艦となる Daring に取り付けられた。
 Sampson は二面回転型アンテナをもつ E/F-band アクティブフェーズドアレイレー ダで、3月30日に最後の部位として取り付けられたアンテナ部の重量は6tである。
2007.04 International Defence Review US shows commitment to Aegis BMD with development award <0710-040008>
 米海軍は、弾頭分離などの複雑な動きをする高速目標を、長距離 高精度に捕捉追随する Aegid BSP (BMD Signal Processor) を2009年まで に BMD 試験艦に搭載し、2010までに全艦に搭載する。 BSP は現在、駆逐艦 Russel など限られた艦にのみ装備されている。
 米海軍は現在、10隻の LRS&T (Long Range Search & Tract) 搭載艦と6隻の RIM-161A SM-3 搭載艦を装備しており、更に2隻の改良 が計画されている。
2007.03.12 Defense News Danish Navy accepts Thales radar <0708-031207>
 オランダ海軍は建造中の FSS (Flexible Support Ship) に装備する SMART-S Mk2 レーダ 2基を、Thales社 傘下の HDMS Absalon社に発注した。
 SMART-S Mk2 は沿岸海域で行動する艦船用の E/F-band 3D レーダで、海上監視、ESSM 等の射撃、ヘリ誘導等に使用される。  捕捉距離は250kmで、高低角70度の範囲をカバーする。
2007.03 International Defence Review Active phased arrays get staring role, but rotating EO will prevail <0707-030006>
= 非アクティブ型艦載 FCS レーダに関する4頁にわたる特集記事 =
 アクティブフーズドアレイレーダが脚光を浴びているが、機械走査式のレーダとカメラも依然として重要な役割を担っている。
MELCO FCS-2-31
Thales STING EO / STING EO Mk2
TMX Mk2 / TMK Mk2
Ceros 200
Thales LIROD Mk2
FABA DORNA
RTS 6400
Selex RTN-30X
2007.02.14 Jane's Defence Weekly Danish SMART-S radar passes test milestone <0706-021415>
 Thales-NL社がベルギー海軍の立会の元に、SMART-S Mk 2 E/F-band MFR の社内試験を終了した。 ベルギ ー海軍は SMART-S Mk 2 を2隻の新型支援艦に装備する計画で、洋上試験は2007年末までに開始される。
 SMART-S Mk 2 は13.5rpmで250kmの遠距離捜索、27rpmで150kmの中距離捜索を行う。  ESSM に完全対応し、沿岸域でも高い性能を発揮する。
( SMART-S 関連記事 IDR 2006.09)
2007.02.12 Defense News Nurturing next-generation radar <0706-021206>
 CEA Tech社は、豪海軍の Anzac 級フリゲート艦 8隻に搭載する次世代レーダ CEAFAR 及び CEAMOUNT の開発を近く受注する。
 開発は、Anzac 対艦ミサイル防衛改善計画の一環として行われる。CEAFAR は S-band の目標追随レーダで、 CEAMOUNT は X-band のイルミネータレーダである。 射撃統制には Saab 製の 9LV Mk3E を使用し、ESSM により複数機及びミサイル標的を同時に迎撃する。
 最初のレーダ搭載艦は2009年末に納入を予定し、2013年までに8隻全ての搭載を完了する計画である。
( CEA-FAR に関する記事 IDR 2005.12)
2007.02 Jane's Missiles & Rockets Tromp Aegis test provides BNLN with first taste of BMD <0708-020015>
 Thales社製 SMART-L レーダを装備する蘭海軍の Tromp が Aegis BMD 試験に参加し、TTV (Test Target Vehicle) の捕捉追随 に成功した。 発射された標的は Lake Erie の SPY-1 レーダが捕捉し、Gulfstream 機で中継された Link 16 により Tromp にもたらされた。 SMART-L はアンテナ回転式レーダで、ELR 型は送信出力を 変えずに捕捉距離を二倍の400kmにしている。
 Tromp は2006年11月28日に、低空を飛行する BQM-74 に対する2発の連射に成功しているが、RGM-84 Harpoon に対する射撃と ESSM の射撃は中止になっている。
2007.02 Jane's Missiles & Rockets USN names 100th Aegis system bearer after 'father' <0708-020013>
 建造中で100隻目の AWS (Aegis Weapon System) 搭載艦となる DDG 108 は、'Aegis の父'と呼ばれている退 役海軍少将の名をとって WayneeE Meyer と命名される。
 現在13隻の Aegis 艦が建造中で、1980年代に就役した Aegis 巡洋艦は Aegis OA (Open Architecture) 改造により、耐用命数を20~25年延ばされる。 2006年末に Lockheed Martin社が IABM (Integrated Architecture Behaviour Model) の試験を行い成功した。 IABM は SPY-1 レーダを連接して SIAP (Single Integrated Air Picture) を得ようというもので、海軍の開発責任者は Aegis OA は SIAP 能力付与の鍵になるとしている。
2007.02 International Defence Review Netherlands proves SMART-L Extended Long Range mode in live tests off Hawaii <0705-020003>
 2006年末に Thales AAW システムを装備した蘭海軍フリゲート艦 Tropm が、ハワイ沖で TBM を模した標的の追随に成功した。  Tropm が装備した SMART-L 多ビーム 3D 捜索レーダは、試作 ELR (Extended Long Range) による改造が施されており、通常のスコープレンジが400kmであるのに対して 480kmになっている。
 11月16日に行われた一回目の試験で Tropm は沖合200kmに位置し、No Dong-1 を模した1,000km射程の標的 ARAV-B (Aegis Readiness Assessment Vehicle type B) を、その発射直後に捕捉し追随した。 12月 7日に行われた二回目の試験では沖合300kmに位置し、Scud-C を模した射程600kmの ARIES の捕捉追随に成功し た。
2007.02 International Defence Review Thales AAW suite <0705-020002>
 蘭海軍の LCF 級、独海軍の F-124 級及び、2006年12月19日に発注されたデンマーク海軍の3隻の新型フリゲート艦は、 Thales AAW システム(右図)を装備する。 Thales AAW は SMART-L 監視レーダ、 APAR MFR と共に Mk 41 VLS に SM-2 Block ⅢESSM、 Mk 31 に RAM Block 0/1 を装備する。
 将来は SM-3 の搭載も考えられており、ミサイルへのデータリンクは E/F-band と I/J-band のいずれにも 対応可能になっている。
2007.02 International Defence Review European AAW ships get MBMD option <0705-020001>
 蘭海軍のフリゲート艦 Tromp がハワイで行われた試験で、ELR (Extended Long Range) 改造型の SMART-L レーダで MBDM (Maritime BMD) シナリオに基づく目標追随試験に成功し たことにより、欧州6ヶ国の海軍は MBMD EW (Early Warning) 能力を獲得できる選択肢を持つことになった。  SMART-L は現在6ヶ国20隻のフリゲート艦に搭載が予定されている。
 欧州各国は更に、SMART-L と2001年に計画中止になった SM-2 Block ⅣA に相当するミサイルを組み 合わせた MTBMD (Maritime TBM Defence) を考えている。 Thales-NL社は MTBMD 艦を、掩護地域近海に配置 する案と、掩護地域と敵地域近海の2ヶ所に配置する案(右図)の二案を考えている。
2007.01.31 Jane's Defence Weekly ANZAC radar upgrade advances <0704-013111>
 豪海軍の ANZAC 級フリゲート艦の対艦ミサイル防衛強化計画で、CEA社製の CEAFAR 6面 E/F-band レーダ の取り付けが進められている。
 これは2005年の発注に基づくもので、CEAFAR は ESSM 射統用の CEAMOUNT レーダと共に使用される。
(関連記事 IDR 2006.12)
2007.01.17 Jane's Defence Weekly S-Band radar makes tracks to LCS sales <0703-011704>
 Lockheed Martin社が1月9日に、輸出用 LCS に装備する S-band レーダである S4R (Scalable Solid-State S-band Radar) を発表した。 公式には SBAR (S-Band Advanced Radar) と呼ぶ。
 S4R は炭化珪素素子の T/R モジュールを使用し、SP-1F より高出力を実現してい る。 更に将来は窒化ゲルマニウム T/R モジュールにも対応する。 S4R の価格は SPY-1F 並である。
 一方米海軍の LCS に装備する S-band レーダは SPY-1 より安価なシステムが要求されており、以下の 三機種が候補にあがっている。
 ・SMART-S Mk2: Thales/ITT
 ・TRS-3D: EADS/Lockheed Martin
 ・Sea Giraffe Agile Multiple Beams: Ericsson
2006.12.20 Jane's Defence Weekly Tromp provides RNLN's fist taste of BMD <0702-122013>
 蘭海軍のフリゲート艦 Tromp が、Thales社製で捕捉距離400kmの Smart-L レーダを、 BMD 用に捕捉距離を倍にする ELR (Extended Long-Range) 改造を施して搭載し、12月 7日にハワイ近海で行われた米海軍の BMD 試験に参加して、SRBM を模した TTV (Test Target Vehicle) の捕 捉追随に成功した。
 試験では標的を捕捉した Aegis 駆逐艦 Hopper からの目標情報を、Tromp が Gulfstream を 中継機にして Link 16 で受領し、Smart-L ELR で捕捉追随した。
2006.12.13 Jane's Defence Weekly In-sevice date of Type 45 destroyer slips <0702-121302>
 英海軍の次期防空駆逐艦である Type 45 は、一番艦である Daring の就役が2009年5月から12月に 7ヶ月延期され、計画コストもGBP5.4BからGBP6.1BへGBP635M上昇する。 価格上昇の 主な原因は PAAMS と WR-21 ガスタービンエンジンの価格上昇である。
 Type 45 は PAAMS と Sampson MFR を装備し、2000年に3隻、2002年に3隻の建造が決まっている。  最終的に8隻の建造が見込まれている。
2006.12.07 MDA HP Sea-based intercept test <0624-120701>
 MDA が7日、Aegis 艦による、弾道弾、航空機との同時交戦試験を計画していたが、一発目の不具合で ミサイルは発射されず失敗した。 試験を行ったのは CG-70 Lake Erie で、弾道弾標的に対して SM-3 、航空機標的に対して SM-2 を発射する計画であった。
 標的は飛行後に海上に落下したが、試験に参加していた DDG-70 Hopper 及び蘭海軍フリゲート艦 TROMP は標的の捕捉追随に成功した。
2006.12 International Defence Review TRML-3D radar has an air of co-ordination <0624-120005>
 EADS社が TRML-3D 車載 3D C-band レーダ及び同等品の販売を目指している。  TRML-3D は TRS-3D 艦載レーダの陸上型で、10月までに8基がリトアニア、オランダ、マレーシアに販売されている。
( TRS-3D/32 関連記事 IDR 2005.05)
 また TRML-3D は、ドイツ空軍が21基装備している TRML-2D の後継機種でもある。
( TRML-2D 関連記事 IDR 2006.11)
 TRML-3D は以下の運用モードを持つ。
 ・遠距離モード: 捕捉距離200km、データレート6.4秒
 ・中距離モード: 捕捉距離150km、データレート9.5秒
 ・近距離モード: 捕捉距離90km、データレート4秒
 ・至近距離モード: 捕捉距離30~50km、データレート2秒
 ・対砲迫モード: 捕捉距離28km、データレート1.4秒
2006.11.01 Jane's Defence Weekly Dutch Tromp hesds for missile proving tests <0623-110106>
 蘭海軍の Zeven Provincien 級フリゲート艦 Tromp が PMTR で、二種類の初のミサイル試験を行う。 最初は ESSM で小型 高速水上舟艇に対する射撃を行う。 水上目標に対する潜在能力は RIM-7P Sea Sparrow にもあった。
 次は12月に予定されている弾頭分離目標に対する BMD FM-11 (Flight Mission-11) への参加で、搭載している SMART-L 3D レーダは400kmで目標の自動探知追随ができ る。 Tromp は Mk 41 VLS を搭載しているので SM-3 の射撃を行うこともできる。 この試験結果を見て1月に SMART-L 3D の調 達契約を予定している。
( SMART-L TBMD 関連記事 IDR 2006.04)
2006.11.01 Jane's Defence Weekly BAE, QintiQ team on MRR radar bid <0623-110105>
 英海軍が Type 42 駆逐艦や Type 43 フリゲート艦に装備している Type 996 E/F-band 捜索レーダの後継に MRR (Midium Range Radar) を計画しているが、BAE社と QinetiQ が受注を目指してチームを組んだ。 BAE社は1986年~1996年にか けて35基の Type 996 を製造している。 MRR は Type 23 フリゲートや2隻の次世代空母などに20基の発注が 見込まれている。
 MRR には Thales社が SMART-S Mk 2 を提案しており、他にも IAI社が EL/M2238 STAR 、Noerthrop Grumman社が CEA社と提携して CEA-FAR を提案している。
( SMART-S Mk 2 に関する記事 IDR 2006.09)
( CEA-FAR に関する記事 IDR 2005.12)
2006.10 Jane's Missiles & Rockets SPY-1A radar comes ashore for new role <0622-100019>
 Aegis 巡洋艦 Vincennes に20年近く搭載されていた SPY-1A が、7月21日に Lockheed Martin社が New Jersey に開設した SPY-1A Test Facility に移され、第二の人生を送ることになった。 同施設では Aegis Open Architecture ソフトの艦載前試験が行われる。
 初期型である SPY-1A は7隻の巡洋艦に装備された。
2006.09.25 Defense News SPY-1F Aegis fires missile <0620-092522>
 ノルウェー海軍は9月12日、フリゲート艦 Fridtjof Nansen に搭載する SPY-1F AWS (Aegis Weapon System) による ESSM の実射試験を行い、標的の迎撃に成功した。 海軍は5隻のフリゲー ト艦に SPY-1F AWS を搭載する計画で、今年7月までに2隻の組み込みを終えている。
2006.09 International Defence Review First live air picture marks a key milestone for Thales-NL's SMART-S search radar <0618-090002>
 Thales-NL社が開発中の SMART-S Mk 2 が、7月1日に最初の受信画像表示を行った。  SMART-S は2003年に蘭海軍から2基の発注を受けたほか、西海軍から4基、英国から オマーン向け艦船搭載用に3基を受注している。 更に英海軍の次期 MRR (Medium Range Radar) 20基の候補にもあがっている。
(関連記事 JDW 2006.07.19)
 SMART-S Mk 2 は液冷式送受信モジュールを使用した E/F-band (S-band) 3D 捜索レ ーダで、250kmの捕捉距離を有する。 重量は、レーダ本体が700kg、回転機構部が500kgである。
2006.08 軍事研究 次世代戦闘艦の新型レーダ
      (多田智彦)
<0614-080001>
= 艦載レーダの趨勢と現状に関する22頁にわたる特集記事 =
 ・SPY-1
 ・APAR
 ・SAMPSON
 ・EMPAR
 ・ARABEL
 ・HERAKLES
 ・CEA-FAR
 ・機種名不詳(中国)
 ・MF-STAR EL/M2248
 ・FCS-3
 ・DBR 
2006.07.19 Jane's Defence Weekly UK eyes new radar for surface fleet <0616-071907>
 英海軍が、現在ほとんどの水上艦に装備している Type 996 E/F-band レーダに代わる MRR (Medium Range Radar) の業者選定を開始した。 MRR は2010年に運用が開始され約20基が調達される 計画である。 正式な RfT は2007年1月に発簡され、2008年3月に契約が予定されている。
 この計画には Type 996 を開発した BAE社や、SMART-S Mk 2 E/F-band MFR を開発し た Thales社などが参加すると見られる。 また EADS社は TRS-3D/32 G-band レーダ、Ericsson社は Sea Giraffe AMB G-band レーダ、Elta社は EL/M-2238 STAR E/F-band レーダを提 案する。
( SMART-S Mk 2 関連記事 IDR 2006.06)
( TRS-3D/32 関連記事 IDR 2005.05)
( Sea Giraffe AMB 関連記事 JDW 2005.09.21)
2006.07 International Defence Review Elta Systems begins building MF-STAR model <0614-070008>
 Elta社が EL/M-2248 MF-STSR アクティブ MFR の一面を開発しており、2006年末までに試験が開始される。   EL/M-2248 MF-STSR は EL/M-2080 Green Pine L-band レーダの技術を活用した E/F-band レーダで、 16個の GaAs 送受信モジュールを4個組み合わせているマルチビーム、高 PRF レーダ で、シースキミングミサイルを25kmから追随でき、高空を飛行する航空機を250kmの範囲で捕捉できる。
 標準のアンテナサイズは3x3mであるが、1,500kgと軽量化が図られ、デッキ内の6本のキャビネットと4個の電 源モジュールの合計は900kgである。
 イスラエルはこのレーダを、射程70~80kmの Barak 8 用に考えている。 Barak 8 は迎撃の最終段階でアク ティブシーカを作動させると共に第二段ロケットに点火する。 イスラエルは1月27日に Barak 8 のインドとの共同開発で合意している。
( Barak 8 共同開発関連記事 JMR 2006.04)
2006.06 International Defense Review SMART-S Mk 2 nears completionn <0612-060007>
 Thales Nederland社はデンマーク海軍の Absalon級戦闘支援艦に装備する SMART-S Mk 2 2基を、2007年1月 と7月に納入する計画である。
 SMART-S Mk 2 は2.9G~3.3GHzの E/F-band で作動する 3D レーダで、信号処理部を除く送受信装置などの電 子回路がアンテナ内に組み込まれているのが特徴である。 このため各種艦船に後付け可能なのがセールスポ イントになっている。 
(関連記事 IDR 2005.05)
2006.05 International Defense Review Thales hopes to keep ship in the picture with its naval sensor suite <0610-050005>
 Thales社がフリゲート艦及びコルベット艦用ISS (Integrated Sensor Suite) を開発している。 ISS は IMM (Integrated Modular Mast) になっており、同社は蘭海軍が計画している4隻の哨戒艦用に提案してい る。
 IMM/ISS は五層からなり、各層には以下の装備が搭載される。(右図)
・電子機器室(最下層)
SMILE(第2層)
 E/F-band の捜索レーダで、水上80km、対空250kmを捜索する。
・UHF/VHF 送受信機(第3層)
SEAPAR(第4層)
 I/J-band の水上捜索レーダで40kmを捜索する。
Gatekeeper/ESM(第5層)
 Gatekeeper は EO センサアレイで、接近する目標を5~8kmで捕捉する。
・衛星通信アンテナ(塔上)
2006.04.17 Defense News New frigate joins Norway's fleet <0611-041702>
 ノルウェー海軍の Aegis フリゲート艦 Fridtjof Nansen (F-310) の引渡式がスペインで4月5日に行われた。 新型フリ ゲート艦は発注した5隻のうちの初号艦で、2隻目の Roald Amundsen は年末に、その後は2009年まで毎年1隻が納入される。
 Aegis フリゲート艦は SPY-1F レーダ及び Mkー41 VLS を装備し、ESSM と SM-2 を 発射することができ、その他サブシステムとして、ソナー、カノン砲を含む対艦システム、ESSM 用 Target Lightning System 等を装備 する。
2006.04.12 Jane's Defence Weekly German Navy studies ballistic missile defence <0609-041202>
 ドイツ海軍が F-124 型フリゲートによる TBMD 構想を公表した。 海軍高官によると F-124 型は SM-3 の発 射が可能な Mk 41 VLS や SMART-L など、TBMD に必要な装備を搭載している。 F-124 の一番艦である Sachsen は2004年11月に就役したが、レーダは衛星を追跡している。
 このドイツの構想がオランダ海軍が1月に公表した、Provincien 級フリゲートに施す TBMD 能力向上計画と連 携しているか否かは不明である。
(関連記事 IDR 2006.04)
2006.04.05 防衛庁 HP 艦載型戦闘指揮システムに係る日米共同研究 <0608-040505>
 日米間で5日、艦載型戦闘指揮システムに係る日米共同研究の実施附属書を締結した。 この事業は、2004年 12月に締結された BMD に関する MoU のもとで実施される日米共同研究である。
 本研究は、艦載型戦闘指揮システムをオープンアーキテクチャ化し COTS 計算機等 を活用することにより情報処理能力向上を図り、BMD 対処を含めた同時多目標対処能力を向上させると共に、 LCC 低減にも寄与する。
2006.04.05 Yahoo 時事通信記事

レーダーの高性能化など共・・・」

<0608-040504>
 防衛庁は5日、弾道ミサイル防衛用レーダーと戦闘指揮システムの高性能化に向け、米海軍省と 共同研究を開始することで合意したと発表した。
 イージス艦への配備を想定して日米がそれぞれ単独で行っていた技術研究を踏まえたもので、 2007年度まで2年間の予定で行われる。
2006.04.05 Yahoo 毎日新聞記事

「米イージス艦:秋田に入港・・・」

<0608-040503>
 米海軍のイージス艦「ステザム」(8,800t)が4日に秋田港に入港した。
 イージス艦は、レーダーの防空探知範囲が約500kmに及び、同時に200目標以上を追尾 、うち10目標以上を同時に攻撃できる。 弾道ミサイルの探知、迎撃を主任務とすることが想定される。  薄暗い司令室にはレーダーのモニターが20基ほど並び、甲板には最大射程100km以上の SM-2 の発射口が並んでいる。
2006.04 International Defense Review Thales Nederland tests SMART-L modified for theatre ballistic missile defence role <0609-040004>
 Thales Nederland社が SMART-L ELR (Extended Long Range) の初期試験を完了した。 SMART-L ELR は蘭海 軍の LCF 級フリゲート Tromp (6,200t) に装備され、2006年11月にハワイで行われる 'Pacific Explorer 2006 ' に参加する。 この演習では Kauai 島から発射された Scud B 又は Scud D を模擬した600km級標的ミサイル (燃焼終了時速度2km/s)を蘭海軍の LCF 艦が探知し、米海軍の Aegis 艦が SM-3 で迎撃することになっている。
 SMART-L ELR は送信出力の増大やアンテナ開口の拡大に頼らず、画期的な wave form と受信信号の処理で、 従来400kmであった捕捉距離を二倍の800kmに延伸している。 しかしながら燃焼終了時速度が4~5km/sになる 3,000~4,000km級のミサイルには対抗できず、将来の計画になっている。
 SMART-L は韓国揚陸艦にも装備されることになっている。
(関連記事 JMR 2006.03)
2006.03.15 Jane's Defence Weekly New dates set for Sampson radar deliveries <0607-031509>
 英海軍の Type 45 駆逐艦が装備する PAAMS(S) の主要構成品である Sampson MFR の試作一号機 (P1) が、5月に陸上試験施設に納入される。
 Sampson は E/F-band の二面回転型アクティブフェーズドアレイレーダで、各面は GaAs 素子の送信モジュール2,600個で構成されている。
 P1 は現在 BAE社の施設で P2 と共に試験中で、P2 はこのあと洋上試験用艀 Longbow に搭載され2007年3~ 4月に4発の発射試験に供される。
 Type 45 に装備される量産型は12ヶ月遅れて2007年始めに納入されるが、国防省は2009年5月に予定されてい る Type 45 の一番艦である Daring の就役には影響ないと見ている。
( Sampson 関連記事 JDW 2005.11.16)
2006.03.08 Jane's Defnce Weekly Sea trials put Norway's new frigate through her paces <0607-030815>
 SPY-1F と ESSM を装備するノルウェー海軍フリゲート艦 Fridtjof Nansen は、 3月末の引き渡しを目指して建造したスペインで引渡前洋上受領試験 (SAT-1: pre-delivery sea acceptance trial) の最中で、ESSM の発射試験は引渡後に行われる SAT-2 で実施される。 Nansen は Mk 41 VLS を搭載しているため、 将来 SM-2 を装備しようとすれば可能である。
 Nansen はまた、将来 NSM を4発装備する。 Helge Ingstad による NSM (Naval Strike Missile) の洋上発射試験は2007年に予定されている。
( NSM に関する記事 JMR 2005.09)
【註:】
 満載時排水量5,290t の Nansen に装備される Mk 41 VLS は8セルしかなく、1セルに4発入る ESSM であれば32発搭載できるが 、1セルに1発しか入らない SM-2 を搭載することは常識的にあり得ない。
2006.03 Jane's Missiles & Rockets RNLN's Tromp will take part in US TBM test <0608-030020>
 オランダ海軍の De Zeven Provincien 級フリゲート Tromp が2006年後半に、米海軍がハワイ沖で実施する TBM 捕捉試験に参加する。 同艦は英海軍の Type 45 駆逐艦や仏、伊海軍の Horizon 級フリゲートが装備している S1850M レーダをディジタル化した SMART-L 長距離捕捉レーダを搭載している。  SMART-L は独海軍の F-124 級フリゲートも装備する。
 TBMD 試験に向け SMART-L は捕捉距離が延伸され、戦闘指揮システムの情報処理能力が強化される。
(関連記事 JDW 2006.01.18)
2006.01.18 Jane's Defence Weekly Netherlands looks to Thales for frigate-based TBMD upgrade <0603-011803>
 オランダ Thales社が蘭海軍から De Zeven Provincien 級 LCF フリゲートに TBMD 能力を付与する改良の契 約を受注した。 改良の主なものは SMART-L レーダの能力向上で、現在400kmである同レーダの 捕捉距離を画期的に増大させる。
 欧州海軍で初となる TBMD 計画にはドイツも参加しており、4隻の蘭海軍 LCF フリゲートと、ドイツ海軍の F-124 級フリゲート3隻が改良される。 改良型 SMART-L の試験は2006年にフリゲート艦 Tromp で行 われる。
2005.12.26 Inside the Navy Naval Sea-based BMD signal processor recieves funding boost <0604-122603>
 米上下院はFY-06要求で、海軍の Aegis Weapon System の信号処理装置改善予算に$27Mを追加し、総額$47Mを 承認した。 改善により弾道弾から分離したブースタ、デコイなどから弾頭を弁別する能力が飛躍的に向上する。
 MDA によると、11月にハワイで行った SM-3 迎撃試験は弾頭分離目標の迎撃に成功した。 2006年には2回の 発射試験を予定するほか、日本との共同試験を来年3月に計画している。
 また、SDACS の性能向上をめざす改善は順調に進んでおり、構成品レベルの試験を終了し、SDACS 本体の試験 を近日中に予定し、飛行試験は2007年までに行われる。
2005.12 Jane's Missiles & Rockets Aegis tracks ballistic-missile targets <0602-120013>
 10月上旬に Aegis BMD Weapon system が弾道弾標的の捕捉追随に成功した。 試験に参加したのは SPY-1D 搭載の DDG-59 Russellで、標的は分離弾頭の Minuteman Ⅲ であった。
 15隻予定されている Aegis の LRS&T (Long Range Surveillance and Tracking) 改修は、既に 8隻で完了している。
2005.12 Jane's Missiles & Rockets SPY-1F Aegis Weapon System completes initial at-sea tests <0602-120007>
 10月に Lockheed Martin社とスペインの Navantia社が、ノルウェー海軍のフリゲート Fridtjof Nansen に搭載した SPY-1F の試験を完了した。 SPY-1F は SPY-1D の改良型で ESSM や SM-2 用に目標の捕捉追随を行う。
 Lockheed Martin社は Aegis巡洋艦のコスト低減を目指した OACE Category-3 (Open Aechitecture Computing Environment Category-3) 計画を進めている。 この計画の成果は Aegis Cruiser Modernization Program に反映される。
2005.12 International Defense Review RAN selects indigenous phased-array radar <0601-120007>
 豪国防省は、ANZAC 級フリゲートに CEA Technology社が開発した CEA-FAR E/F-band レーダと CEA-MOUNT I/J-band レーダの採用を 決めた。
 CEA-FAR 6面で構成され、マストの上部に設置される。
 CEA-MOUNT はマスト脚部の4面に配置され、ESSM のイルミネータとして使 用する。
 ANZAC 級フリゲートの一番艦は2009年に就役する。
2005.11.21 Inside the Navy Spain may buy Aegis system,India seeks logistics support for P-3 <0603-112106>
 スペインは海軍戦力と共同作戦能力の強化を図るため、Mark 7 Aegis システムと Mark 41 VLS 及び Mark 45 MOD 1 砲2基を$550Mで米から購入する意向を示している。 
 また、インドは老朽化したソ連製偵察機 IL-38 May の後継として、米から総額$133Mで P-3 2機の貸与と所要の兵站支援を求めており 現在商議が進められている。
2005.11.16 Jane's Defence Weekly UK study outlines Type 45's potential as BMD platform <0523-111611>
 米英両国が、英海軍の Type 45 新型駆逐艦(右図)に搭載する Sampson S-Band レーダ BMD に活用する検討を行っている。 Sampson レーダはアンテナの回転を停止して弾道弾の捕捉追 随を行うステアリングモードを持っており、このモードでレーダは長パルスを送信し 、単一ビームで Az を走査するフェンスサーチを行う。
 Sampson は今のままで1,500kmのカバレッジを有するが、2015年にはアンテナ開口を2.4㎡ から3.6㎡に拡大するなどのハードウェアの更新を行い、カバレッジを2,000kmまで延伸する。
【註:】
 Type 45 駆逐艦
  ・満載時排水量: 7,200t
  ・全 長、全 幅: 151m x 20m
  ・主 要 装 備 : 4.5吋砲、CIWS、48セル Sylver VLS
           Aster 30
  ・就役予定時期: 2007年
2005.11 Jane's Missiles & Rockets US Navy approves COTS Aegis for service <0603-110009>
 米海軍は Baseline 7 Aegis Weapon System の最終評価を了承した。 Baseline 7 AWS は2004年5月に就役し た DDG-90 'Pinckney' 以降の艦に搭載され、2005年10月に運用が開始された。
 Baseline 7 AWS は COTS コンピュータと新型の AN/SPY-1D(V) を装備している。 AN/SPY-1D(V) はレーダ モードをアダプティブに制御するほか、沿岸域での作戦により適合(註:他の記事ではクラタ抑圧性が向上し たと説明)し ECCM 性も向上している。
2005.11 世界の艦船 MD 対応型イージス艦の
      ハードとソフト
<0519-110001>
 SM-3 の各種バーションは以下の通りである。
SM-3 Block 0
 SMD の試験は殆どがこれで実施された。
SM-3 Block Ⅰ
 暫定実戦型として5発生産。 1発を FTM-04-1 で使用したため、残りの4発が CG-70 Lake Erie に搭 載。
SM-3 Block ⅠA
 2006年から本格生産する信号処理装置などを更新した実戦型。 迎撃範囲は発射点から 1,200kmと言われる。 'こんごう' はこれを搭載する。
SM-3 Block Ⅱ
 21吋型で二種類のスペクトルで目標を捕捉する。
 'こんごう' 型三隻に装備されている Aegis システムは Baseline 4 'ちょうかい' だけが Baseline 5 であるが、いずれも BMD 用ではない。  DDG の MD 化で'こんごう' Aegis BMD 3.1 に改修される。
 改'こんごう' 型である'あたご' Baseline 7 を装備するが、Baseline 7 には Aegis BMD 3.1 の機能が含まれている。 ただし当該部分のソフトは後日搭載の可能性がある。
2005.10.26 Jane's Defence Weekly Aster 30 scores in PAAMS trial <0522-102602>
 英海軍の Type 45 駆逐艦と、仏伊海軍の Horizon 駆逐艦に装備される PAAMS で使用される Aster 30 の試験が10月12日に、対艦ミサイル2発の斉射を想定したシナリオで実施さ れ、迎撃に成功した。 標的機は距離17.5km、高度1,000mで撃墜された。
 PAAMS には、Type 45 駆逐艦に装備される Sampson E/F-band レーダを使用する PAAMS(S) と、Horizon 駆逐 艦に装備される EMPAR G-band レーダを使用する PAAMS(E) の二タイプがある。
 これより先の7月26日には、陸上発射型である SAMP/T の発射試験に成功している。
2005.10.17 Inside the Navy Lockheed,Navantia complete Aegis weapon systems test with new radar <0523-101704>
 Lockheed Martin社とスペインの Navantia社は、SPY-1F レーダを組み込んだ AWS (Aegis Weapon System) 海 上試験を、ノルウェー海軍のフリゲート艦によりスペイン沿岸で行い成功した。
 AWS は世界で75隻以上が装備し、米の他、日本、韓国、ノルウェー及びスペイン等の海軍で運用されている。 また、豪州は AWD (Air Warfare Destroyer) 計画に AWS を選定、インドも米に情報要求を行っている。 このほかにイスラエルを含む中東諸国も導入を検討し ているとみられる。
2005.10.17 Defense News SPY-1F radar passes first test <0522-101703>
 新型の SPY-1F レーダを装備する Aegis システムの初試験>がスペイン沿岸海域で 行われ成功した。
 SPY-1F は SPY-1D を改造したもので、ノルウェー海軍のフリゲート艦 Nansen に搭載され、ESSM 及び SM-2 の運用に必要な捜索、探知、追随を行う。
 Nansen はノルウェー海軍がスペインの Navantia社に発注した5隻の内の1隻で、Lockheed Martin社が Aegis システムの組み込みを担当している。
2005.10.12 Jane's Defence Weekly USS Pinckney sails with latest Aegis suite <0521-101211>
 Aegis Weapon System の最新型 Baseline 7.1 を装備した DDG-51 級 Flight ⅡA の DDG-91 Pinckney が9月30日に就役し、第7艦隊に配属された。
 Aegis Baseline 7.1 は、改良型 SPY-1D(V) と改良型対潜装備を備えると共に、COTS コンピュータ アーキテクチャとネットワークが採用されている。
 SPY-1D(V) は沿岸域での作戦に備えクラタ抑圧性能が強化されると共に、追随開始時の負荷 を低減して捕捉性能を高め、ステルス目標の捕捉性能を向上させている。
 このため改良型信号処理装置、平均送信電力を向上させたドライバ、追随開始プロセッサなどが搭載されている。
2005.09.21 Jane's Defence Weekly Sea trials for Australian FFG clear to start <0519-092107>
 豪海軍の Adelaide級 FFG の前部に Mk 41 VLS を搭載し SM-3 Block Ⅲ を発射す る改造は、艦の安定性に問題を指摘され、更に5月に初号艦となった Sydney の溶接に亀裂が発見されたため、洋上試験が遅れて いたが、今年中頃にメーカによる試験が開始され、10月には海軍による洋上試験が開始される運びになった。
2005.09.21 Jane's Defence Weekly Phased array radar chosen for ANZAC upgrade <0519-092103>
 9月9日に豪国防省が、ANZAC級フリゲート艦の ASMD (Anti-Ship Missile Defence) 能力向上計画に、オース トラリアが国内開発した CEA社製 CEA-FAR E/F-band 捜索レーダと CEA-MOUNT I/J-band イルミネータを採用したと発表した。 豪海軍は保有する同級8隻の改造を2009年までに完了する。
 Project SEA 1448 Phase 2B では、現在装備している Sea Giraffe レーダと梯子状マストを撤去して新たにエンクローズ型マストを 設置し、そこに6面の CEA-FAR 4面の CEA-MOUNT を設置する。 CEA-MOUNT は 同時10目標以上の射統チャネルを有する。
(関連記事 IDR 2005.09)
2005.09.19 Aviation Week & ST Cruise missile spotting <0519-091901>
 オーストラリア海軍は$539.6Mを投じ、Anzac 級フリゲート艦の対艦巡航ミサイル対処能力強化のためレーダの改善 を行っている。
 改善されるのは IRST 及び新型の指揮統制システムと接続された捜索追随レーダと、照射レーダアクティブフェーズドアレイの二種類 で、沿岸海域作戦での巡航ミサイル防護力が大幅に向上する。
(関連記事 JDW 2005.07.13)
2005.09.14 Jane's Defence Weekly Sampson delay hits UK PAAMS trials schedule <0519-091402>
 英海軍次期駆逐艦 Type 45 の主力装備となる PAAMS は、Longbow STP (Sea Trial Platform:右図) に搭載され、8月にはフランス南部ツーロン近郊の CEM (Centre d' Essais de la Mediterraee) に到着して、9月に 最初の発射試験が行われるはずであったが、Sampson MFR の開発の遅れによりレーダの Longbow STP への取り付けが2006年始めになり、CEM 到着は2006年後半と、1年の遅れになる。
(関連記事 JDW 2004.10.06)
2005.09 International Defense Review Taking CEA-FAR to sea <0518-090046>
 CEA-FAR システムをある期間運用状態で試験評価する CF2C (CEA-FAR to Sea) 計画は、豪海軍 ANZAC 級フリ ゲート艦 Arunta を用いて2004年に行われた。 試験の供試品となる4枚の CEA-FAR アレイ (各4×4枚のタイルで構成)は2001年10月に発注され、陸上試験、洋上試験を経て Arunta の取り付け られた。
 試験は公式には2004年3月16日に終了したが、その後もシステムは11月まで取り付けられたままで、引き続き データの収集を行った。
2005.09 International Defense Review Phased-Array radar option aims at ANZAC frigate ASMD update <0518-090045>
 豪海軍は ANZAC 級フリゲート艦8隻の ASMD (Anti-Ship Missile Defence) 能力を強化する Project SEA 1448 計画を進めており、既に契約が行われた Phase 2A では、現在装備している Saab社製の C&C システムを改良す る。
 Phase 2 はまだ正式に決まっていないが、超音速 ASCM に対抗するため2基の至近距離防空システムが装備さ れる。 CEA社は Phase 2 で現在装備している Sea Giraffe レーダと梯子状マストを撤去して、6面の CEA-FAR レーダ と4面の CEA-MOUNT イルミネータを装備する提案を行っている。
 CEA-FAR は CF2C (CEA-FAR to Sea) で4面を使用しているが、本来は6面にして使用 する設計になっている。
2005.09 International Defense Review Active advances made in Australia <0518-090044>
 オーストラリアの CEA社は、マリンレーダ、データフュージョン、フェーズドアレイレーダなどの分野で、業界の間隙を狙った企業と して1983年に設立された従業員数が200名を僅かに上回る企業である。
 CEA-FAR は S-band (E/F-band) のアクティブフェーズドアレイ方式ソリッドステートレーダで、ア ンテナは64個の GaAs 素子からなる332m㎡、8kgのタイル(右図)で構成される。 レ ーダの規模は構成するタイルの数で如何様にも作れ、デューティサイクル、周波数アジャイル、スキャンボリューム、ビームパターンな どは脅威の種類、運用モード、運用環境などで最適値に変更できる。
 2005年4月21日に開始された米国との共同開発 AUSPAR (Australia/United States Phased Array Radar) は CEA-FAR を発展させるものである。
( AUSPAR に関する記事 JDW 2005.08.31)
 CEA社は CEA-FAR と並行して X-band SSCWI (Solid State CW Illuminator) の CEA-MOUNT を開発し ている。 CEA社は Mk 73 CWI と同等の2kWの送信出力を持つ SSCWI を試作し、これを基に1998年に CEA-MOUNT の開発を開始した。  CEA-MOUNT も CEA-FAR と同じようなブロック構成で、素子数256個の ALRU (Antenna Lowest Replaceable Unit) の組み合わせで構成される。
2005.08.31 Jane's Defence Weekly Australia, US, team on active radar development <0518-083102>
 オーストラリアと米国が CEA社が開発している高出力アクティブフェーズドアレイレーダを共同で開発する AUSPAR (Australia/United States Phased Array Radar) 計画を$22.6Mで進めることに4月21日に合意した。
AUSPAR は CEA-FAR(右図)と呼ばれてきた E/F-band レーダで、各種サイズにできるため、小型舟艇用から 陸上基地や艦載用の大型レーダにまで応用が考えられている。
( CEA-FAR 関連記事 JDW 2005.07.13)
2005.07.13 Jane's Defence Weekly ANZACs may get CEA-FAR solution <0515-071308>
 豪海軍が、保有する8隻の ANZAC 級フリゲート艦に、CEA社が国内開発した CEA-FAR E/F-band active phased array radar と CEA-Mount I/J-band イルミネータレーダを搭載する。 これは ASMD (Anti-Ship Missile Defence) 能力向上計画の一環として行われる。
( CEA-Mount に関する記事 JDW 2002.02.06 )
 既に契約されている同計画の Phase 2A では指揮統制能力の強化、まだ正式に開始されていないが Phase 2B では至近距離防空兵器2基 の搭載が予定されている。
2005.07 International Defense Review SMART-S Mk 2 test <0514-070003>
 Thales社が開発中の SMART-S Mk 2 艦載 3D レーダ用の AAP (Antenna Array Pack) の試験が開始されている。 AAP は16列の送信機で 構成されている。
 SMART-S Mk 2 は2006年中に蘭海軍へ納入される。
(関連記事 IDR 2005.05)
2005.05.09 Defense News Radar tracks multiple targets <0514-050908>
 Lockheed Martin社が、ノルウェー海軍の新型フリゲート艦 Fridtjof Nansen に装備する SPY-1F レ ーダシステムの艦上捕捉追随試験を初めてスペインで実施した。
 SPY-1F は AN/SPY-1D レーダを改修したESSM 及び SM-2 の射統用対空レーダで、ノルウェー海軍は Nansen に搭載する。
 Lockheed Martin社は同艦のセンサ、兵器システム及び通信を含むシステム統合を受注している。
2005.05 International Defense Review Battle is joined in programme to supply future LCS radar system <0510-050011>
= LCS 搭載レーダ候補の9ページにわたる特集記事 =
 2007~2008年に予想される LCS Flight 1 搭載レーダ決定に向け、EADS、Ericsson、Thales などの欧州各社が受注合戦を繰り広げて いる。
 Flight 0 LCS では、Lockheed Martin社が EADS社製の TRS-3D/16-ES、GD社は Ericsson社 製の Sea Giraffe AMB (Agile Multiple Beams) レーダを搭載することになっている。
 Thales社は Flight 0 に MRR-3D NG を提案したが受注に失敗したため、Flight 1 には SMART-S Mk 2(右図 )を提案する。
 TRS-3D には6種類のモードがあり、 Sea & Air Surveillance made ではアンテナを20rpmで回転し、高低50゚距離50kmを監視する。 こ のほかに sea skimmer mode や gun support mode などがある。
┏━━━━━━━┳━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━┓
┃       ┃周波数帯┃Ant.素子数┃ 偏波特性 ┃ Ant. 寸法 ┃
┣━━━━━━━╋━━━━╋━━━━━╋━━━━━╋━━━━━━┫
TRS-3D/16-ES ┃G (C)帯┃ 16×46 ┃  水平  ┃ 2.5×4.48m ┃
┃TRS-3D/16(MS) ┃G (C)帯┃ 16×46 ┃水平(円)┃ 2.5×1.98m ┃
┃TRS-3D/32   ┃G (C)帯┃ 32×46 ┃  水平  ┃ 2.5×3.2m ┃
SeaGiraffe AMB┃G (C)帯┃ 18×48 ┃  垂直  ┃ 2.04×1.11m┃
┃SMART-S Mk 2 ┃E/F(S)帯┃ 16×40 ┃  垂直  ┃  4×2m   ┃
┃MRR-3D NG   ┃G (C)帯┃  -  ┃  -  ┃   -   ┃
┗━━━━━━━┻━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━━┛
 Lockheed Martin社製 LCS の一番艦 LCS A1 は2006年末、GD社製一番艦 LCS B1 は2007年 11月に納入される。
2005.05 International Defense Review ... and Standard hits <0510-050006>
 Aegis Weapon System Baseline 7 Phase 1 を装備した米海軍の DDG-92 Momsen が3月7日に SM-2 の発射試験を行い、7発の SM-2 が亜音速、超音速の各種標的の迎撃に全て成功した。 発射されたの は SM-2 Block ⅢBlock ⅢA Block ⅢB の各種であった。
 合わせて ESSM の迎撃試験にも成功した。
2005.03.02 Jane's Defence Weekly UK funds ARTIST advanced radar testbed <0506-030205>
 将来の艦載 MFR 用技術開発を目指す米英共同事業 ARTIST (Advanced Radar Technology Integrated System Testbed) の英国側契約が、QinetiQ と$15.4Mで行われた。 この契約には、ARTIST の設計、試作、及 び英国における初期試験が含まれている。
 QinetiQ は MESAR2 アクティブフェーズドアレイ MFR のアンテナ(右図)を再利用して試作を行う。
 米国側の試作は Lockheed Martin社などが実施する。
2005.03 International Defense Review Long-rage radar mast ready for first Type 45 <0506-030008>

 英海軍 Type 45 対空駆逐艦の一番艦となる Daring に搭載される LRR (long-range radar) 用のスチール製、重さ20tのマスト構造物が完成した。 これはその後オランダに送られ Thales社でレーダアンテナ が組み込まれ、2006年始めに BAE社に戻って Daring に取り付けられる。
 MFR 用マストや LRR テストマストは既に、VT 造船所に搬入されている。

2005.01.12 Jane's Defence Weekly Reutech Radar Systems busy in export market <0502-011211>
 ドイツの RRS社が、非コヒーレントなマグネトロンタイプのレーダに取り付け、水上監視レーダを対空レーダ にする RRP 200 信号処理装置を開発し、2004年末までに欧州沿岸監視隊から12セットを受注している。
 RRP 200 は2チャンネルソフトウェア信号処理装置で MTI 機能を持ち、対空目標の捕捉、追随が可能である。
 RRS社はこの他に自社開発の L-band レーダや、EADS社製 TRS-3D レーダのアンテナローテータ及び、TRS-3D をドイツ海軍のコルベッ ト艦に搭載するスタビライザなどを生産している。
2004.12.08 Jane's Defence Weekly Thales outlines 3D surveillance radar <0501-120807>
 Thales社が小型艦艇用の MRR-3D レーダを改良した MRR-3D NG を発表した。 MRR-3D NG はアンテナのスタビライズ を電子的に行うことによりアンテナ部の重量を20%軽減すると共に、ソフトウェアの更新により性能も向上した。
 MRR-3D NG は 'exclusive mixed beam' 技術により El に5個のビームを形成し、 El 走査範囲も70゚に拡大している。 MRR-3D は自衛モードで単一ビームを60゚振っていた。
 尚、今までの MRR-3D には以下の3種類の捜索モードがある。
  自衛モード:30rpm, 60km, El 60゚
  通常捜索モード:10rmp, 140km, 中低高度捜索
  長距離捜索モード:10rpm, 180km
2004.11.17 Jane's Defence Weekly Germany commissions first Type F124 frigate <0422-111712>

 ドイツ海軍 Type F 124 対空フリゲート艦の一番艦 Sachsen (F-219) が、11月4日に就役した。  二番艦の Hamburg は12月13日に就役する予定で、2005年に就役する三番艦 Hessen は洋上試験中である。
 Type F 124 には ICW 技術を用いた APAR イルミネータレーダが装備されており、SM-2 Block Ⅲ 及び RIM-162 ESSM の発射試験は米国西海岸で行われた。

(関連記事 IDR 2004.10)
2004.11.15 Defense News Italian Navy embraces Empar <0502-111503>
 伊海軍が2008年就航予定の空母 Cavour とフリゲート艦 FREMM、2009年就航予定の Horizon級フリゲート艦に搭載する多目的パッシブ レーダ Empar の開発が進み最終試験段階に移行している。
 Empar は約2,000素子からなるフェーズドアレイアンテナを直径5mのドームで覆い、250km以 上の距離から航空機、ミサイル、艦船等を捜索追随する。
 出力は250kw、周波数帯域は4~8GHzのC帯を使用する。
 2005年には試験艦に PAAMS と共に搭載し、実射試験を行う計画である。 同じく Aster を発 射する SAAM-IT システムとの連接試験は2002年に行われ、実射は100%成功している。
2004.10.06 Jane's Defence Weekly First Sampson radar is installed on test mast <0419-100605>
 英海軍の Type 45D 新型駆逐艦の PAAM 防空システムを構成する Sampson MFR の試作1号機 (P1) が、模擬マスト上に設置(右図)された。
 Sampson は2面回転型アクティブフェーズドアレイアンテナを持つ艦載レーダで、試作3基と量産型1基の契約 が1999年9月に$268.5Mで行われている。
 現在、組立が完了した段階にある P2 は、PAAM の洋上発射試験用艀 (STP: Sea Trials Platform) である Longbow で使用されたのち、2007年末に訓練艦 Collingwood に装備される。 P3 は2005年9月に Maritime Integration and Support Centre に納入される。
 駆逐艦 Daring への量産1号機の搭載は2006年3月に計画され、同艦は2007年3月に就 役する。
2004.10 International Defense Review Sachsen completes US live fire testing <0420-100016>
 8月3日~16日の間に、ドイツ海軍の Type F-124 フリゲート艦の1番艦 Sachsen が、カリフォルニア沖で11発 ESSM 10発 SM-2 Block ⅢA の実射を行い成功した。
 Type F-124 は D-band の SMART-L 長距離レーダと、sampled data homing で射撃 を実施する ICWI 方式 I/J-band APAR MFR を装備する。
= 以下、射撃シナリオ毎の詳細説明 =
2004.09.01 Jane's Defence Weekly German navy completes live missile firings <0417-090106>
 ドイツ海軍の F124型フリゲート艦 Sachsen が、7~8月に APAR MFR による SM-2 Block ⅢA 及び ESSM の発射試験を行い、 成功裏に終了した。
 APAR は I/J-band の ICWI (Interrupted CW Illumination) アクティブフェーズドアレイレーダで、この技術は日本 に提供されて三菱電機製の FCS-3 に組み込まれ、DD 110 'たかなみ'型に搭載されている。
【註:】
 'たかなみ'型に FCS-3 は搭載されていない。 FCS-3 に APAR の技術は入っていない。
2004.06.02 Jane's Defense Weekly SPY-3 rolled out for DD(X) programme <0411-060207>
 DD(X) 搭載用の AN/SYP-3 が公式にロールアウトした。  AN/SPY-3 はRaytheon社製で、米 海軍初のアクティブフェーズドアレイ MFR である。
 海軍の開発責任者によると、試験の結果は極めて良好であった。
2004.04.28 Jane's Defence Weekly Thales moves to enter Japanese radar market <0409-042812>
 オランダ Thales社が、同社が開発した APAR レーダの基幹技術である ICWI (Interupted CW Illumination) 技術を日本に売り込んでいる。 同社は昨年末に APAR を用いた SM-2 と ESSM の射撃に成功している。
( 関連記事 JMR 2004.02 )
 Thales社は APAR を基礎としたシステムの開発又は製造を三菱電機、NEC などへ働きかけている。
2004.03 International Defense Review SMART-S Mk 2 sold <0405-030007>
 Thales社が、最初の SMART-S Mk 2 F-band 三次元捜索レーダ2基をオランダ海軍に納入する契約に成功した。
 最初のシステムの引き渡しは2006年末になる。
(関連記事 JDW 2003.09.24
2004.02 Jane's Missiles & Rockets Raytheon Integrated Defense Systems to develop missile-monitoring ship <0408-020009>
 米国は、AN/SPQ-11 Cobra Judy 搭載艦の代替艦開発を Raytheonチームに$1.04Bで発注した。 現用搭載艦は1953年に進水した商船 Empire State Mariner で、1981年に Cobra Judy を搭載して以来20年間使用されてきた。
 AN/SPQ-11 は E/F-band (2~4GHz) と、I/J-band (8~20GHz) の2基のレーダ構成さ れているが、新型レーダも同じ周波数帯のアクティブフェーズドアレイレーダになる。
 Raytheon社は艦載の High-Power Discrimination レーダや THAADレーダの技術を使って I/J-band レーダを担当し、Northrop Grumman 社が E/F-band レーダを担当する。
2004.02 Jane's Missile & Rockets Royal Netherlands Navy frigate fires ESSM and SM-2 Block ⅢA <04007-020001>
 2003年11月26日に、蘭海軍のフリゲート艦 De Zeven ESSM と翌27日には SM-2 Block ⅢA の発射試験を行い標的の迎撃に成功した。
 いずれの場合も ICW レーダによる目標照射と X-band uplink が使用された。
 ESSM の洋上実射は2002年7月に米国で初めて実施されたのに続き、2003年1月には豪海軍、2003年5月にはデン マーク海軍で行われている。
2004.02 International Defense Review Active phased array multifunction radars go live for missile firings <0404-020017>
= APAR 及び SEAPAR の現状に関する記事 =
 APAR の周波数は20GHzで、GaAs モジュールの数は3,424個、毎秒1,000以上のペンシルビームを構成する。 同時に350目標の捕捉追随 が可能である。
 SEAPAR (Scaled ESSM APAR) は APAR の安価、軽量型である。
 蘭海軍駆逐艦が初めて APAR MFR でSM-2 Block ⅢA Mod の射撃を行った。
2004.01 International Defense Review Thales ainti-air warfare suite makes debut in first live firings <0402-010015>
 蘭海軍が Thales社製の艦載防空システムを用いた RIM-162 ESSM SM-2 Block ⅢA の初のミサイル発射試験に成功した。
 システムは SMART-L D-band 捜索レーダと APAR I/J-band MFR からなり、APAR は ICWI (Interupted CW Illumination) モードで目標照射を行う。 今回の試験は ICWI による世界初の実発射 試験となった。
2003.12.01 Inside the Army DoD ramping up for Joint Cruise Missile Defense exercises  DoD は最近の巡航ミサイル脅威の増加に伴い、1999年から行っている統合巡航ミサイル防衛 (JIADS) に関する試験評価計画の充実強化 を図る。
 計画ではこれまでのシミュレーション主体の試験から実目標を用いた野外試験を大幅に増やし陸海空軍の統合防衛能力の強化を図る。  試験の標的には専用の SMART-1 (Small Manned Aerial Radar Target-1) が使用される。 試験は来年3月の Simulation Test-2 に始 まり2005年まで行われる予定となっている。
 JIADS の構成システムに陸軍の装備では Sentinel Radar、Avenger、Patriot 及び Linebacker 防空システムがあげられている。 
2003.09.24 Jane's Defence Weekly SMART-S Mk2 radar starts quest for orders  オランダの Thales社が SMART-S Mk2 F-band マルチビームレーダの試作を自社開発で開始 しており、2006年から引き渡し可能と販売に力を入れている。
 SMART-S Mk2 は RIM-162 ESSM Aster 15 用のレーダで、類似性 能を持つ同社製の SEAPAR が1,500t以上の艦船用であるのに対して、総重量1.5tと小型軽量になっている。
 SMART-S Mk2 は2種類の運用モードを持ち、中距離モードでは27rpmで150kmを監視し、長距離モードでは 13.5rpmで250kmを監視する。
 16エレメントで構成されるアンテナは、El 70゚までにビーム幅2゚の受信ビームを同時に12本構成し、 500目標(空中400、水上100)の同時追随が可能である。
2003.09 Jane's Missiles & Rockets DD(X) search radar will be S-band  米海軍は DD(X) が装備する対空監視レーダを S-band に変更した。
 DD(X) は ATBM 任務を持たないため出力は大きくないが、同レーダをスケールアップすることで ATBM 任務を持つ CG(X) で使用できる ようになる。
 このレーダの周波数帯変更により Northrop Grumman社との契約は変更されることになる。
2003.09 International Defense Review S-band for DD(X)  米海軍は DD(X) に搭載する全空捜索レーダに S-band を選定した。 Nrthrop Grumman社が 主契約社になり、Raytheon社と Lockheed Martin社がサブコントラクタになる。
 これより先、6月に Raytheon社が、AN/SPY-3 MFR を納入した。 納入品の試験が今後行われる。
2003.08.07 Inside the Pentagon DD(X) radar switch made with eye toward CG(X) missile defense  米海軍 DD(X) の Dual-band レーダーに S-band を採用することで開発経費は上がるが、CG(X) 巡洋艦のミサイル防 衛レーダーシステムの開発には拍車がかかることとなる。
 NAVSEA によると DD(X) の S-band レーダーは弾道ミサイル対処には出力が低く、BMD を任務とする CG(X) には高出 力素子を用いる方針。
 DD(X) は本来、地上部隊の全般支援を任務とした設計がなされるため、航空機、対艦ミサイル、対艦、対潜等の機能が要求される。
 DD(X) は2017年までに24隻を建造する計画で、2011年に最初の1隻を導入する計画となっている。
2003.08.06 Jane's Defence Weekly Small ships, broad horizons
= 小型船艇用レーダの現況に関する記事 =
 近年、コルベット艦、高速艇、沿岸巡視艦などの小型船艇用のレーダが、3D 多機能化している。
TSR-3D/16 (G-band)
 長距離監視、水上/対空監視、対空早期警戒、対シースキマの4モード
MRR-3D
 自衛 (30rpm)、通常監視(10rpm)、長距離監視(10rpm)の3モード
MW08 (G-band)
SMART-S Mk2
Sea Giraffe AMB
AWS-9(3D)
SPY-1K
Positiv-ME1.2 3-D (I-band)
Pregat-MAE-4K (H-band)
2003.08.04 Inside the Navy Navy announces decision to use S-band on DD(X) dual-band radar  米海軍はこのほど、次世代駆逐艦 DD(X) の Dual-band レーダーに、 S-band を採用するこ とを決めた。 従来の計画では Raytheon社 の L-band Volume Search Radar と SPY-3 MFR を組み合わせる予定であった。
 S-band レーダーは航空機、対艦ミサイル等の追随には効果が高いものの、弾道ミサイル用としては出力が不充分なため、 弾道ミサイル対処は CG(X) 巡洋艦が行うこととなる。
2003.07 International Defense Review Latest SMART multibeam naval radar targets littoral environment  Thales社が SMART シリーズの新型である F-band の SMART-S Mk 2 を公表した。
 SMART-S Mk 2 は SMART-S 3-D レーダの後継で、アーキテクチャや使用している技術の70%は、D-band の SMART-L 及び X-band の Flycatcher Mk 2 からの流用である。
 SMART-S Mk 2 は小型のフリゲート艦、コルベット艦、沿岸哨戒艦などに装備され、SEAPAR (Scaled ESSM Active Phased-Array Radar) 及び ESSM と共に運用される。
 SMART-S Mk 2 の探知性能は以下の通りである。
 ┏━━━━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┓
 ┃  目  標  ┃距 離(km)┃高 度(ft)┃
 ┣━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
 ┃通常の航空機  ┃   250 ┃ 180,000 ┃
 ┣━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
 ┃ステルス航空機 ┃   100 ┃ 150,000 ┃
 ┣━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
 ┃小型ミサイル  ┃   60 ┃  70,000 ┃
 ┣━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
 ┃ステルスミサイル┃   30 ┃  40,000 ┃
 ┣━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
 ┃水上艦艇    ┃   30 ┃ --- ┃
 ┗━━━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2003.06.26 Inside the Pentagon Navy re-examined DD(X) radar suits  米海軍は DD(X) に装備するレーダーをこれまで通り L-band とするか、ミサイル防衛能力を持つ S-band とするかについて再検討を行っている。
 現在は DD(X) に全周捜索の X-band MFR と対で、捜索範囲250nmの L-band 捜索レーダーを装備する計画だが、軍は弾道ミサイルを探 知追随できる S-band レーダーとの比較検討を進めており、今月中にも結論をだすものとみられる。
2003.06 International Defense Rwview Thales SEAPAR radar development could lead to 2007 delivery  オランダ Thales社は、開発中の SEAPAR (Scaled ESSM Active Phased-Array Radar) アン テナの一面だけを試作する契約を、2004年5月までに行いたいとしている。
 SEAPAR は試作を完了して実艦配備が始まった SM-2 Block ⅢA 及び ESSM の射撃管制用レーダ APAR (Active Phased-Array Radar) を小型安価型にした X-band MFR で、ESSM の射撃管制 用に小型艦艇への搭載が考えられている。
 2007年には実艦装備が可能である。
2003.05 Jane's Missiles & Rockets New Aegis radars track their first air targets  Aegis システムの第7世代になる SPY-1D(V) の試験で実目標追随に成功した。 SPY-1D(V) は強力な ECCM 能力と共に、沿岸環境における能力向上を目指し、完全 COTS 化信号処理装置を装備している。
 最初の SPY-1D(V) は Aegis の41番艦となる Pinckney に装備され2003年8月から試験にはいる。 今後建造される22隻の Aegis 艦はこの SPY-1D(V) を装備する。
 SPY-1D(V) の試験の6日後に Lockheed Martin社はノルウェー海軍向けの SPY-1F の実追随試験を開始した。 SPY-1F は SPY-1 シリー ズの最新型で、ノルウェー海軍はフリゲート艦に装備する。
2003.05 National Defense Navy to upgrade Aegis ships with open software standards  米海軍は Aegis 艦の改修にあたり、期間の短縮と改修の容易性から、これまでのミルスペックを自 由設計基準に変更し戦闘システムのソフトウエアーを更新する。
 2005年までに海軍は18隻の Aegis 艦を弾道ミサイル対処用に就航させる。 システムコンピューターの新方式による改修は 2010年ま でに完成させる計画で、大小 48社からなる計画室 PEO-IWS (Program Executive Office for Integrated Warfare System) が昨年から研 究を進めている。
 計画では2006年までにレーダー関連のソフトを、2007年までに表示システムの改修を行い、2008年に全システムの総 合試験を行う。
2003.02.05 Jane's Defence Weekly Light my fire
= 駆逐艦級艦船用 FCS レーダの発展と現況の紹介 =
 ・STIR         ・AN/SPQ-9A,-9B  ・Mk 86, Mk23, Mk95
 ・Castor-2, -2C, 2J/C ・NA-25, -30   ・LIROD Mk 2
 ・ORION RTN-25X, -30X ・SEAPAR     ・AN/SPG-62
 ・CEA-MOUNT      ・MEKO D     ・Arabel
2002.12 International Defense Review Integration of first Herakles MFR  フランス Thales社が、シンガポールの 'Delta' フリゲート艦計画用の S-band MFR Herakles 用のアンテナを、2003年中頃に DCN社の造船所に納入する。
 アンテナは1,761個のフェーズシフタからなり、尖頭出力50kW、アンテナマウントの重量は 3.5tで、毎秒1回転で回転する。
 Thales社によると Herakles MFR は、仏海軍が17隻建造を予定している FMM 多目的フリゲート艦用 MFR の有力候補になっている。
2002.10.14 Inside the Navy Appropriations conferees give $22 million for S-Band radar  米議会の防衛予算評議会は先週、FY-03 の MDA 所掌の SMD 予算 $22M を海軍の S-Band レーダー 開発に振り向けることを決めた。
 これに加え、評議会は SMD 予算の内 $10M をレーダー開発に適用するべきと MDA に提言している。
 S-Band レーダーは Lockheed Martin 社が開発する中長距離弾道ミサイル捜索/監視/追随用レーダーで、Raytheon 社の X-Band 迎撃用 レーダーと連携させ運用する。
2002.10 International Defense Review Missile-Defense radars  MDA は、弾道弾の追尾識別に使う FBR (Foward Based Radar) の RFI (Request For Information) を発簡し、9月始めに回答を受領した。
 FBR は艦載または陸上設置の、極めて限られた空域だけを電子走査する平面アンテナレーダで、2004年9月に 複数候補機種の試験を予定している。
2002.09.30 Inside the Navy Lockheed Marin explores smaller version of Aegis for Corvettes  Lockheed Marin 社は国際市場を視野に、コルベット艦用として Aegis 戦闘システムの小型化 を検討している。
 スペイン海軍は最初のフリゲート艦に Aegis を装備するが、SPY-1D レーダーは米海軍のものと同じ規模 (直径12-ft)である 。
 一方同社が開発中のノルウェー海軍のフリゲート艦用 SPY-1F は直径8-ft、検討中のコルベ ット艦用 SPY-1K は直径 5.5-ft を目指している。
 レーダーの小型化はその追随精度、捜索距離等に影響を与えるため、Aegis システムとしてのトレードオフスタディが重要な課題とな る。
 また、ミサイル防衛計画で Aegis システムが重要な役割を占めていることから、海軍は 2月、SMD 用に SPY-1E レーダーの開発を $420M で同社と契約している。
2002.08 Internqtional Defense Review High-power millimeter-wave radar  米海軍研究所 (NRL) は、2000年12月に稼働を開始した、実験用高出力ミリ波 (94GHz) レーダ WARLOC の試験を継続中である。
 NRL は2000年6月に gyro-klystron を用いた、尖頭出力100kW、平均出力10kW、3dB 帯域幅600MHz以上の発信に成功している。
 高出力ミリ波レーダは将来、NCTR (Non-Cooperative Target Recognition)、画像レーダ、低 RCS 目標の捕捉等への応用が考えられて いる。
WARLOC: 94 GHz High-Power Coherent Radar (NRL のサイト)
2002.05.08 Jane's Defence Weekly CVN 77 to miss out on next-generation radar suite  ニミッツ級空母の最終艦(10番艦)となる CVN-77 は、当初次世代レーダ IWS (Integrated Warfare System) が搭載される予定(右図)であったが、CVN-76 Ronald Reagan と同じ、従来型のレーダがつまれる事 になった。
 CVN-77 は当初の計画では、SPY-3 X-band MFR と、S-band VSR (Volume Search Radar) を積む予定であった。  ところが、CVN-77 に先行して SPY-3 及び VSR を搭載する予定であった DD-21 計画が DD(X) 計画に変更になり、CVN-77 への搭載が 間に合わなくなった。
 IWG は、ニミッツ級に続く次世代空母 CVN(X) への橋渡しとしての意味があった。
2002.05.08 Jane's Defence Weekly Active SPY-1E radar shapes up  アクティブフェーズドアレイ方式の SPY-1E レーダに使用するモジュールのリニアアレイテ ストが、Lockheed Martin社で2002年第3四半期に開始される。
 SPY-1E は、艦載 TBMD として SM-3 の管制に使用する S-band レーダで、Raytheon社が開発中の X-band HPD (High Power Discriminator) レーダと合わせて使用される。
 SPY-1E の配備計画はまだできていないが、システムは CG-47 級巡洋艦や DDG-51 級駆逐艦に取り付け可能になっている。
 4面中の1面を試作するプロトタイプは2006年に完成する。
2002.03 International Defese Review Australian active phases array unveiled  オーストラリアの CEA Technologies社は、ESSM や次世代の SM に使用する、アクティブフェーズドアレイの CW イ ルミネータレーダ CEA-MOUNT を公表した。  アンテナは空冷式で、重量は中距離用で1,200kg、長距離用で2,500kgである。   
2002.02.06 Jane's Defence Weekly First showing for CEA-MOUNT  オーストラリアの CEA社が、同国の ANZAC級フリゲート艦用に開発中のイルミネータレーダ CEA-MOUNT を明らかにした。
 CEA-MOUNT は、I/J-band アクティブフェーズドアレイレーダで、ESSM 用と SM-2 用の別々のサイズが作れ る。 ANZAC級フリゲート艦用イルミネータとしては、Aegis用の Mk-99 と競合することになる。
 CEA社によると、予算が付けば2007年には出荷可能である。
2002.02 世界の艦船 蘭、独両国の新型防空フリゲイト公試開始  APAR MFR と SMART-L 長距離監視レーダを搭載した蘭、独のフリゲート艦の一番艦がそれ ぞれ完成し、公試運転に入っている。
 両艦は Mk-41 VLS と SM-2 を搭載しており、独自開発の防空システムを搭載する仏、伊の Horizon型フリゲート艦とは大きく異なっ ている。
2001.10.01 Aviation Week & ST Researchers combining radio frequency antennas  0NR (米海軍研究局) は、艦船用レーダーアンテナの共通化により、通信と捜索監視/電子戦用アンテナを1つに統 合する研究を進めている。
 0NR が行っているのは、AMRF (Advanced Multifunction Radio Frequency) コンセプトの研究で、複合 したビームを共通 RF アンテナから同時に放射するもの。 この新しい LPI (Low Probability of Intercept) シス テムは 長デユーティサイクルのパルス波を含む持続波タイプで、従来の高出力・短デユーティサイクルのレーダーと異なる。
 研究は 1999年に始められ、年間 $25~$30M の予算で、2003年に初期モデルの試験、2004年に艦船搭載による試験、2008年に完成品 の総合試験を目指している。
2001.09.10 Defense News Aegis radar begets new, varied detection systems  Lockheed Martin 社は Aegis艦の SPY-1 レーダー技術を基礎とした、あらゆる艦船に搭載できる各種捜索探知シス テムの開発を行っている。
 これは、SPY-1 のファミリー化というべきもので小型化、低価格化、多目的化等を狙いとし駆逐艦、巡洋艦 をはじめ揚陸艦、強襲艦、巡視船、輸送艦等に搭載する。
2001.09 International Defense Review First APARs fitted to German and Dutch frigates  APAR を装備するドイツ海軍 F-124級フリゲート艦の一番艦 FGS Sachsen が、APAR の艤装を完了し、港内試験中で、8月末には洋上試験が開始される。
 APAR は、4面アンテナを有する I-band MFR で、SM-2 Block ⅢA, ESSM の誘導の他、SM-2 Block ⅣA の 誘導も可能で、艦隊の BMD に使用でき、現在7システム (独×3, 蘭×4) が発注されている。
 APAR は 3D D-band 捜索レーダ SMART-L と組み合わせて使用される。 SMART-L は 400kmの捕捉能力を持ち、1,000目標の追随が可能である。
2001.07.25 Jane's Defence Weekly First APAR is fitted to German F124 frigate  Blohm+Voss社は、APAR (Active Phased Array Radar) の量産1号機をドイツ海軍 F-124 級防空フリゲート艦の1 番艦に取り付けを完了した。
 APAR は加、独、蘭の共同開発による I-band MFR で、SM-2 Block IV A 及び ESSM の 管制ができ、同じくオランダの Thales社で製造されている SMART-L 3D D-band 監視レーダと組 み合わせて運用される。
 SMART-L レーダは、400km以内の 1,000目標を同時追随できる。
2001.07.11 Inside Missile Defense Navy wants to speed development of shipboard missile defense radars  海軍は艦上型ミサイル防衛の要となるレーダー技術取得のため、海軍海上システム司令部に専用オフィスを創設し 早期の開発を目指す。
 研究は艦載用レーダーに適用する X 及び S バンドレーダー技術で、ミサイルの検知及び弁別に有効な複合運用を狙っている。
 海軍では通常この種開発に 10~15年を要しているが早期実現のため諸外国との共同開発を含めあらゆる方策を検討していくとして いる。
2001.04.16 Inside the Navy Navy may allocate funds for X- and S-band radars in FY-02  海軍は TBMD 重視政策に基づくラムズフェルド国防長官の指示と議会の増加予算認可により、ミサイル対処用の X 及び S 帯のレーダー開発を促進する。
 この開発は、Theater Wide BlockⅠの中心に位置づけられる AN/SPY-1 レーダーに続くもので、2基のレーダーによりミサイルの発 見、追随、識別、弁別を更に向上する。
 S 帯レーダーは長距離目標検知を、X帯レーダーは水平捜索、追随及び近距離目標の弁別にそれぞれ使用する。
海軍は FY-02 に総額 $80~85M を計画に充当するが、これは当初よりも $30M の増額となる。
2000.12.18 Defense News How Cooperative Engagement is supposed to work  米海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) は艦船等のレーダ情報の共有 により、防空能力の向上を図る。
 CEC は多数の戦闘単位(艦船、航空機)からの敵航空機及びミサイルのレーダ情報を継続して総合的に捕捉、識別し、各戦闘単位艦 隊の戦闘空域の拡張を可能にする。
 Defense News が推測する CEC の概要(略)
2000.12.13 Jane's Defence Weekly USN CEC trials 'are final chance to fix glitches'  米海軍は今月バージニア州沖合の洋上において、最も複雑な条件下での CEC の試験を実施している。
 この試験は来年実施される公式の運用試験を前にして、幾つかの不具合点を解決する最後のチャンスである。
 先週の中間報告によると、Raytheon 社は開発中に発生した技術的な問題を解決した模様である。
2000.11.06 Defense News US Navy halts network component work amid CEC woes  米海軍はこのほど CEC 能力向上に資するため Solipsys 社が開発している TCN(Tactical Component Network)の評価を中止した。理由は明らかにされていない。
 CEC はRaytheon 社が開発している艦船用の同時交戦システムで、2001年 5月に海上での運用評価が予定されている。
2000.10.18 Inside Missile Defense Pentagon postpones Patriot-CEC live-fire exercise until 2001  DoD は秋に予定していた陸軍の Patriot-CEC 実射試験を2001年に延期する。 実射試験はPAC-3システムによる巡航ミサイルの要撃に Raytheon 社が開発中の CEC (Cooperative Engagament Capability) インターフエイス ネットワーク を経由して海軍の目標データを使用 するものであるが、当局によると延期の理由は インターフエイス ネットワーク の技術的完成度の不充分にあり、 CEC 自体の試験を行う必要から、 実射試験は2001年の5~6月以降となる模様。
2000.09.21 Inside the Pentagon Navy officials want CEC on all E-2C Hawkeyes  海軍当局は、全ての E-2C Hawkeye に CEC (Cooperative Engagement Capability) を導入する計画であったが、 DoD の2002年度計画提案書では、予算上の制約から大幅に削減されため対応を模索している。
2000.09.18 Inside the Navy Cuts to E-2C Hawkeye CEC upgrades having impact on Navy's plans  海軍当局は、艦隊ミサイル防衛の要となる E-2C への CEC (Cooperative Engagement Capability) 導入計画が 削減されたことに衝撃を受け、対応を模索している。
 CEC は、新たに装備する Hawk Eye 2000 に付加されるが、海軍は保有する全ての Hawk Eye に導入する計画であった。
2000.09.18 Inside the Navy Navy officials plan next CEC test, consider expanded capability  米海軍は第10次の CEC 総合試験を今月行う。
 これまでの9回の試験では、概ね所期の成果を得ているが、今回では更に Aegis艦に適用した場合の TBMD 能力付加について検討 している。 TBMD 能力付加について、現状では広域をカバーする通信に問題があり、通信衛星の活用も視野に入れている。
 CEC 開発の今後の予定は以下の通りである。
・第11次総合試験:2000年12月
・技術評価試験 :2001年 1~ 2月
・運用評価試験 :2001年 4~ 5月
・装  備  化:2002年 2月      
2000.08.31 Inside the Pentagon Patriot-CEC tests yield valuable data for upcoming live-fire exercise  Patriot と、海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) を連接した訓練が今月行われた。
 この訓練は、この秋に予定されている巡航ミサイルに対する実発射訓練の準備として、Patriot の実物のハードウェアとソフトウ ェアを用いたものである。
2000.08.16 Jane's Defence Weekly Air battle management system enters development  米海軍は先月末、AADC (Area Air Defense Commander) の EMD (Engeneering Manufacturing Development) の契約を、$91M で GD社と結んだ。
 このシステムは Navy Theater- Area-Wide Missile Defense の柱で、タイコンデロガ級巡洋艦の近代化の一環をなすものである。
 AADC の主な役割は、各種センサを結び、3軍の統合防空計画を作成することである。システムは CEC (Cooperative Engagement Capability) を通じて陸空軍のデータを海軍のホストに集め統合データを作成することができる。
2000.08.10 Inside the Pentagon Gansler to review CEC progress today  DoD の調達責任者 Gansler が海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) のレビューを本日予定している。
 このレビューは、来年に予定されている fll-rate production 決定 (milestone Ⅲ) に向けたものである。
2000.06.28 Jane's Defence Weekly UK to join CEC programme  米英は、英国が CEC ( Co-operative Engagement Capability ) に参加する内容のMoUに近く署名する。
 英国の CEC は2007~2008年での運用開始を目指している。
2000.06.05 Defense News Legal dispute snarls progress on CEC upgrade  Lockheed Martine 社は海軍に対し、自社がTMDで使用する新しい技術を、CEC (Cooperative Engagement Capability) に加える議論について、5月末日までに結論を出すよう求めた。
 5月19日に行われた会同でLockheed当局者は、CEC Ver.2.2 の必要性について強調した。