ロシア製 ICBM に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.12.17
 11:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、新型 ICBMを開発中 最大射程の発射実験計画=司令官 <2501-121708>
 ロシア軍戦略ミサイル部隊司令官のカラカエフ大将が16日、新型ICBMのOsinaを開発中だと明らかにした。 同システムの開発を公に認めたのは初めてで、Osinaや複数の新型ミサイルの実戦配備が優先事項だと述べた。
 また、新型システムの試験の一環として最大射程の発射実験を計画しているとし、国家安全保障が脅かされていると見なせば対応する姿勢を明確にした。
 国営RIA通信によると、カラカエフ大将は国防省機関紙の取材で「われわれのミサイルが届かない場所はない」と述べた。
 外部からの脅威が増大した場合、先端ミサイル兵器試験の頻度を上げる可能性にも言及した。
 新型の極超音速IRBM Oreshnikに似たミサイルシステムの開発を完了するとも述べたが、詳細は不明でもプーチン大統領は16日にOreshnikの量産が近く始まるとの見方を示した。
2024.11.21
 11:09
Kyiv Indeependent Russia reportedly uses new 'Oreshnik' ballistic missile against Ukraine — what we know so far <2412-112108>
 プーチン大統領が、ロシアがウクライナ東部のドニプロに対して新型IRBMを発射したと述べた。
 Reuters通信が報じたところでは、当初、ウクライナ空軍は攻撃がICBMによって行われたと報じていたが、後に一部の西側当局者はその主張に疑問を投げかけ、ICBMではなくIRBMであると述べた。
 プーチン大統領は11月21日遅くのTV演説で、攻撃はロシアの最新ミサイルであるOreshnikと呼ばれるIRBMの試験だったと述べた。
 彼は「戦闘状況で、最新のロシアのIRBMの1つで試験が実施され、BMの非核極超音速型を使用した」と言った。
 匿名を条件に語った米国当局者は、後にKyiv Indeependent紙に、ロシアが「ウクライナに対して開発中のIRBM」を発射したことを認めた。
2024.11.20
 16:10
RBC Ukraine RS-26 Rubezh: What Russia's new missile signals about its military strategy <2412-112010>
 米国大使館がウクライナに対する「重大な空爆」の可能性について警告する中、ロシアが開発段階のBMを発射する準備をしているとされる憶測がネット上に浮上している。 未確認の報告は、これがICBMのRS-26 Rubezhを含む可能性があることを示唆している。
 ウクライナのTelegram Channelの報道は、ロシアが開発段階のBMを発射する準備をしている可能性があり、それは核爆弾を搭載しないRS-26 Rubezhである可能性があるが、核爆弾を搭載することもできる
【註】
RS-26 Rubezh:
 発射重量36tの150/300Ktの核弾頭を4発搭載するMIRV弾頭ICBMで、2011年に配備された。
2023.09.01
 20:22
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア空港への無人機攻撃、国内から ウクライナ情報局長 <2310-090117>
 ウクライナのブダノフ情報局長が1日、複数の輸送機が損傷を受けてた8月末のロシア西部プスコフ州の空港に対するUAV攻撃について、ロシア国内から実施されたものだったと発表した。
 プスコフ州は、西はエストニアとラトビア、南はベラルーシと国境を接しており、今回攻撃を受けた空港は、ウクライナから700km離れている。
2023.09.01

 19:00 (06:00 EST)

Defense One Russian malware steals data from Ukrainian troops' phones: report <2310-090115>
 米
CISA、FBIの他、英National Cyber Security Centre、NZ National Cyber Security Centre、加Centre for Cyber Securityを始めとする海外の組織が纏めた報告書から、Sandwormと呼ばれるロシア国営のサイバ戦組織が、Infamous Chiseマルウェアウクライナ将兵のAndoroid端末に送り込み、居場所や動きを監視していることが分かった。
2023.09.01
 14:17
時事通信

(Yahoo)

越境攻撃のウクライナ兵死亡か=ロシア、「破壊工作者」と主張 <2310-090112>
 ロシア西部ブリャンスク州のボゴマズ知事が8月31日にSNSに投稿し、ウクライナの特殊部隊が30日に対ウクライナ国境から40kmに位置するナフリンスキー地区を越境攻撃し、「軍関連やエネルギーインフラ施設へのテロ攻撃を実行しようとした」と主張した。
2023.09.01
 11:11
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ国防省高官、ロシア空港へのドローン攻撃実施を認める <2310-090109>
 ウクライナ国防省の高官がBBCに、ロシア北西部プスコフの空港で8月30日にIl-76 4機が破壊され2機が損傷したUAV攻撃について、ウクライナによるものだったことを明らかにした。 現地報道は、ウクライナ国防省の情報総局 (GUR) が関わったと伝えていたが、同省の高官は今回、この報道が正しいと認めた。
 ウクライナ当局は今までロシアでの攻撃については口を閉ざしていたが、UAV攻撃が活発化するにつれ、それらがウクライナによる戦争行為の一環だと認める姿勢を、以前より見せるようになっている。
2023.02.22
 10:57
CNN

(Yahoo)

ロシアが ICBM 発射実験に失敗か バイデン氏のウクライナ訪問中に <2303-022207>
 事情に詳しい米当局者2人が、バイデン米大統領がウクライナを訪れていた20日に、ロシアがSarmat ICBM(註:RS-28)の発射試験を実施したが失敗したとみられると語った。 成功していたら、プーチン大統領が21日の年次教書演説で報告していたはずだが、言及はなかった。
 一方の当局者によると、ロシアは事前に米国とのホットラインを通して試験を予告していた。 もう1人の当局者はこの実験について、米国への脅威はなく異常事態や緊張激化とはとらえていないと語った。
2022.11.18
 23:59
時事通信

(Yahoo)

ロシアが ICBM 実験成功 極超音速兵器を搭載可 <2212-111822>
 InterFax通信が、ロシア軍が18日にSarmat新型ICBM(註:RS-28)の発射試験に成功したと発表したと報じた。
 Sarmatは、BMD網を突破できるほか、極超音速ミサイルAvangardを搭載可能とされ、発射試験の実施で米国を牽制する狙いがある。
2022.08.18
 18:00
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、新型 ICBM などの製造・供給契約に調印 <2209-081812>
 モスクワ近くで開催中の国際軍事技術フォーラムArmy 2022でロシア国防省が、Sarmat新型ICBM(註:RS-28)などを発注したと発表した。
 契約総額はRUB500B(1兆1,000億円)以上で、契約にはこのほかS-500Su-34も盛り込まれた。
2022.04.27 Jane's Defence Weekly Russia's Sarmat super-heaby ICBM undergoes first full flight test <2207-042702>
 ロシア国防省が4月20日、RS-28 Sarmat ICBMを15:12に発射したと発表した。
 全長35.5m、胴径3m、重量208.1t
MIRV弾頭を搭し射程18,000kmであるRS-28は、NATOがSS-18 Satan MoD 5と呼ぶ Voyervoda ICBMの後継となる重ICBMであることからSatan Ⅱと呼ばれている。
2022.04.21
 00:47
時事通信

(Yahoo)

新型ICBM試射に「成功」 ロシア、米欧をけん制 <2205-042101>
 ロシア国防省が20日、新型ICBM Sarmatの発射試験に成功したと発表した。 Sarmatは北部アルハンゲリスク州のプレセツク宇宙基地から発射され、演習用の弾頭が極東カムチャツカ半島の目標地点に着弾した。
 ロシア通信によると、200tを超えるSarmatの射程は18,000kmで、10~15個の核弾頭の搭載が可能で、今後旧型のICBMを更新していく。
2021.06.28 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、新型 ICBM の発射実験に成功=タス通信 <2107-062804>
 TASS通信が防衛業界関係者の話として28日、ロシアが新型ICBMの発射試験に成功したと報じた。
 関係者によると、発射実験はロシア北西部のプレセツク宇宙基地で6月中旬に実施されたという。
2020.04.01 Jane's Defence Weekly Russian Sarmat ICBM enter production <2005-040110>
 ロシアのショイグ国防相が3月25日に連邦議会で、ICBMの生産設備Sarmat重ICBMの生産用に改良されたと述べた。 また、核装備の近代化が90%達成されることも明らかにした。 ロシア軍の近代化は68.2%達成しており、年内に70%を越えるとも述べた。
 国防相によると、2012年以来露空軍と海軍は12,000品目以上の近代か兵器、1,400機以上の航空機、190隻以上の艦艇を取得し、全てのミサイル旅団がIskanderに換装されたという。
2018.03.30 Defense News Russia tests new intercontinental ballistic missile <1804-033001>
 ロシア国防省が30日、Sarmat ICBMの初期発射試験に成功したと発表した。 Sarmatはソ連時代に開発され西側でSatanと呼んでいた 世界最大のICBM Voyevodaの後継で、西側ではSatan 2と呼んでいる。
 Sarmatについてはプーチン大統領が3月上旬に、重量が200tでSatanより強力な弾頭をSatanより数多く 搭載し、極軌道を飛べば地球上のいかなる場所をも攻撃できるとしていた。
【関連記事:1804-030209 (DU 2018.03.02)】
2017.09.26 Defense News Russia launches drills involving ICBMs in Siberia <1710-092606>
 ロシアが26日に南西部のKapustin Yar発射場からTopol ICBMを発射し、カザフスタンのSary-Shaganの標的に着 弾した。
 この発射は新たなBMD技術開発の一環として行われたという。
Kapustin Yar の位置 (Google Map)】
Sary-Shagan の位置 (Google Map)】
【註】
 Kapustin YarとSary-Shaganの距離はせいぜい2,300kmしかなく、この間を射程が10,000km以上のTopol ICBMを飛翔させたことは何を意味するのか。
2017.01.18 Jane's Defence Weekly Economic downturn hits Russian ICBM programme <1703-011801>
 ロシアでは経済情勢の悪化からICBMの整備計画1年以上遅れ ており、発射機の数が増えていないという。 特に関心が持たれているのはTopol-M/RT-2PM2のMIRV弾頭型であるYars RS-24 (SS-29)は戦略 ロケット軍の3個連隊が装備しているだけという。 これはロシアのKommersant紙が1月10日に、同紙が入手したミサイルの設計を担当してい るMITT社がRostec社に送った書簡で明らかにされていると報じた。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly Russian rail-mobile ICBM project set to axed <1603-021720>
 ロシアが、Barguzin鉄道車両発射型ICBM開発中止を決めた。 BarguzinはRT-23 (SS-24) ICBMの鉄道車両発射型である15P961の後継で、2015年末には開発が2020年まで延期されたと報じられていた。
2015.06.17 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア、年内に ICBM を40基追加=プーチン大統領」

<1507-061701>
 ロシアのプーチン大統領が16日、
BMDS突破できる能力を持つ ICBM 40基 以上を、年内に配備すると述べた。 配備する ICBM の詳細は述べなかった。 プーチン大統領はさらに、2020年までに70%の武器を最新で最 高性能のものに置き換わると述べた。
 ロシア軍幹部は15日、米国が NATO 諸国に戦車や重火器の配備を計画していることに対し、冷戦終結以降で最も攻撃的な一歩だと反発していた。
【註】
 米国では新 ICBM の開発構想はあるが、 Minuteman Ⅲ 以降新規の ICBM の開発がないのに対し、ロシアは RS-12 TopolRS-24 YarsSarmatRS-26 などの ICBM が続々と開発されているこ とから、「年内に40基以上を配備」とは規定方針で、新規性はない。
 配備する ICBM は述べられていないと言うが、ロシアはかねてから Yars を40基配備する計画で、2014年に配備が開始されると報じられていた。。 移動型 Yars 15基の配 備は2014年に完了している。
【 Yars を40基配備関連記事:1402-010801 (JDW 2014.01.08)】
2015.06 International Defence Review Russia upgrades its strategic missile forces <1507-060006>
 ロシア海軍 Borei級 SSBN の7番艦、8番艦の建造が年内にも開始され 、2020年末までに8隻の体制が整う。 一方二番艦の Alexader Nevsky は全ての試験が完了し2~3ヶ月以内に太平洋艦隊に 配属される。 更に三番艦も太平洋に配備される。
 一方、固体推進の新型 ICBM RS-26 は今年後半に公開されると見られ、2015~2016年には配備される。 更に液体燃料の大型 ICBM Sarmat の量産も2018~2019年に開始され、RS-20V Voyevoda (SS-18 Mod 5) と換装する。 RS-24 Yars 固体燃料 ICBM は既に運用を開始し ている。
2015.02 International Defence Review Makeyev working on heavy ICBM and possible new SLBM <1503-02008>
 ロシア Makeyev社が開発している、R-36M2 Voyevoda (SS-18 Mod 5) 後継の Sarmat 液体燃料重 ICBM のサイロは、 第13ミサイル師団と、第62ミサイル師団の2ヶ所に建設される。 Sarmat は目下、構成品の試験段階で、2017年に発射試験が開始される。
 一方同社は R-29SMU Sineva SLBM と共に装備される R-29RMU2 Layner の開発も行っており、2011年に最初の発射試験が行われ、2014年初期に Delta Ⅳ級原潜への配備が開始されている。 Layner の射程は、2006年10月に Sineva が出した SLBM の最長飛行距離 11,547kmを超えるとみられている。
2015.01.07 Jane's Defence Weekly RVSN to be re-armed with new ICBMs by 2020 <1502-010710>
 ロシア戦略ロケット軍 (RVSN) 司令官が第55回創立記念式典で、移動式及び固定式 ICBM の全て 2020年までに近代化すると述べた。
 ロシアは現在400基の ICBM を保有している。
2015.01 International Defence Review Mobile ICBM trials could clear RS-26 for service in 2015 <1502-010009>
 ロシアが RS-26 Rubezh/Avangard 移動式 ICBM の更なる試験を2014末までに実施する。 RS-26 は早ければ2019年に就 役する。 この試験は11月1日に行われた RT-2PM2 Topol-M (SS-27) に続くもので、2014年最後の試験になる。
 メシアは2014年末までに RS-24 Yars を16基配備する。
2015.01 International Defence Review Russia ponders its railway-based ICBM plans <1502-010008>
 ロシア戦略ロケット軍 (RVSN) が、列車発射式 ICBM の開発を検討している。
 旧ソ連は RT-23UTTH (SS-24) 列車発射式 ICBM を保有していたが、2007年に退役している。 RT-23UTTH は110tであったが、検討している列車 発射式 ICBM は重量47t、全長22.5mて、24m長の通常の貨車に搭載できる。
2014.09 International Defense Review Irkusk missile division to receive RS-26 ICBM <1410-090006>
 Irkusk に司令部を置く第51親衛ロケット師団が、年内に実戦部隊として初めて RS-26 ICBM を受領し、2015年には任務に就く。
 RS-26 は重量80tと RS-24 Yars より遙かに小型で、150~300kT
MIRV 弾頭を3~4発搭載す る。
2014.04 International Defence Review Russian RS-12M Topol launch tests advanced warhead <1405-040007>
 ロシアが3月上旬に RS-12M Topol (SS-25) の発射試験を行い、カザフスタンの試験場に着弾した。 この試験では新型の弾頭 が試験されたという。
 カザフスタンの声明によると、弾頭の試験に使用された Topol は Topol-E と呼ばれる。
2014.03.05 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシアが大陸間弾道ミサイル実験、米国への通告はクリミア危機前に」

<1404-030504>
 国防省報道官が4日、国営ロシア通信 (RIA) に対し、カスピ海近くから発射された RS-12M Topol ICBM は、カザフスタンの標的に命中し、 試験に成功したことを明らかにした。
 米高官はミサイル発射実験に関し、ウクライナのクリミア半島をめぐる緊張が高まる前に、ロシアから事前通告があったことを明らかにした。
2014.02 International Defence Review News Russian heavy ICBM to enter service in 2018-20 <1403-020006>
 ロシア戦略ロケット軍
RVSN 参謀長が12月17日、液体燃料の新型 ICBM Sarmat2018~2020年に配備されることを明らかにした。 また RS-20V (SS-18 Mod 5) 重 ICBM は2022年まで保有するとも述べた。
 一方固体燃料の Topol-M (SS-27) と RS-24 Yars の耐用命数は15年と述べたことから、1997年に配備された 最初の Toplo-M 2基は命数切れになることになる。 また、RS-18 (SS-19) と RS-12M Topol (SS-25) は、それぞれ2019年と2021年に寿命になることも 明らかにした。
2014.01.08 Jane's Defence Weekly Russia tests silo-based Yars ICBM <1402-010801>
 ロシアが12月24日、RS-24 Yars (SS-29) ICBM 初のサイロ発射試験に成功した。 ロシアは100~300kTの 核弾頭4発を搭載する Yars を40基配備する計画で、2014年に配備が開始される。 移動型 Yars 15基の配備は2014年 に完了している。
 一方 500ktの弾頭1個を搭載する RS-12M Topol-M (SS-27) ICBM の発射試験も12月27日に行われ成功した。
2013.07 Jane's Missiles & Rockets Votkinsk to expand Yars, Iskander plants <1308-070004>
 ロシアの大型固体燃料ロケットメーカである Votkinsk社が、Yars ICBM 用の Zh55M を生産する工場を拡張する。 ま たこの予算には Iskander-M (SS-26) 生産の再構築も含まれている。
 この他にもミサイル組み立て施設の設備拡充が計画されている。 液体ロケットメーカの Miass社は、2012年に生産量を16%増 やしたが、更に10%の生産増を目指している。
2013.06 Jane's Missiles & Rockets Russia repares to deploy new types of ICBM... <1307-060007>
 ロシア戦略ロケット軍 (RVSN) 司令官が4月18日、Yars-M 固体燃料 ICBM配備が年内に開始されることを明らかにし た。
 同司令官によると1997年から進めてきた第60ミサイル師団の RT-2PM2 Topol-M (SS-27) 配備は昨年完了し、第6連隊が 2010年から新型 ICBM の配備を進めている。
2013.05.09 Yahoo 時事通信記事

「ロシア、戦勝軍事パレード」

<1306-050901>
 モスクワの赤の広場で9日、旧ソ連の対独戦勝記念日に合わせた大規模な軍事パレードが行われた。
 今回はプーチン大統領に加え、汚職事件に絡んで更迭されたセルジュコフ前国防相に代わって就任したショイグ国防相が初めて観閲した。
2013.02 Jane's Missiles & Rockets Russian forces to fly 11 ICBMs in 2013 <1303-020002>
 ロシア戦略ロケット軍 (RVSN) の参謀長が12月14日、RVSN が2013年に11発の ICBM を発射すると述べた。
2013.01 Jane's Missiles & Rockets Russia speeds up deployment of new ICBM <1302-010015>
 ロシアの RIA Novosti ニュースが11月21日に、現在開発中の固体燃料 ICBM2014年配備を開始 すると報じた。
 この ICBM については、かねてロシア戦略ロケット軍司令官が2015年運用開始を表明していた。
2013.01 Jane's Missiles & Rockets Silo-based Yars ICBMs to enter service <1302-010014>
 ロシア戦略ロケット軍が11月14日、サイロ発射式 RS-24 Yars の配備を準備中であることを明らかにした。 今まで配備された Yars は TEL 搭載の移動型であった。
 サイロ発射式 Yars は、現在 RS-18 (SS-19) を装備している部隊にその後継として配備される。
2012.12.15 Yahoo 時事通信記事

「新型 ICBM 開発に拍車=欧米けん制狙う―ロシア軍」

<1301-121501>
 ロシア戦略ロケット軍司令官が14日、2013年には新型を含む ICBM の発射試験を前年比約二倍の11回 実施することを明らかにした。
 ロシアは新型 ICBM を開発中で、2012年10月には試作弾を南部アストラハニ州から試射して、カザフスタン領内に着弾させることに成功したと いう。
2012.12.14 Defense News Russia developing new long-range ballistic missile <1301-121403>
 ロシア戦略ロケット軍司令官が12月14日、新型 ICBM を開発していることを初めて明らかにした。
 このミサイルはミサイルは Yars 及び Topol-M の後継となる固体燃料の100tで、非核弾頭で精密打撃を行う能力もあるという。 既に数回の発射試験が行われていると いう。
2012.07.02 Aviation Week & ST Another Russian ICBM? <1208-070214>
 ロシアが5月に新型 ICBM の発射試験に成功したが、ロシア業界筋はこの ICBM を RS-24 Yars の改良型であると述べてい る一方、Kommersant紙は Bulava SLBM の陸上発射型と見ている。
2012.07 Jane's Missiles & Rockets Russia test-fires ICBM <1208-070009>
 ロシア国防省が5月23日、新型 ICBM の発射試験に成功したと発表した。 この ICBM は BMDS を回避する能力があり、 移動式発射機から発射された。 前回2011年9月の試験では、発射地点から10kmに落下し、失敗していた。
 この ICBM についてはロシアの報道が射程16,000kmと報じているだけであることから、液体燃料推進の R-36M (SS-18) の改良型との見方と、 Bulava SLBM の地上発射型との見方がある。
2012.07 Jane's Missiles & Rockets Russian heavy ICBM is unlikely before 2022 <1208-070006>
 R-36M2 (SS-18) の後継となるロシアの重 ICBM の開発は遅れており、配備は早くても2022年 になるという。
2012.05.30 Jane's Defence Weekly Russia claims to have launched new ICBM type <1207-053005>
 ロシア国営ニュース社が5月23日、新型 ICBM の発射試験に成功したと報じた。
 これは明らかに NATO の BMD に対抗しようとするものである。
2012.05.24 Yahoo 産経新聞記事

「露、試作型弾道ミサイル発射」

<1206-052401>
 ロシア国防省が23日、新型 ICBM の発射実験を行い、成功したと発表した。ロシアは先日 ALTBMD の IOC を宣言した NATO を牽制する狙いがあるとみられる。 ミサイルは北西部プレセツク宇宙基地から発射され、6,000km離れたカムチャツカ半島の標的に命中した。 ミサイルは Topol-MYars クラスの改良型とみられ、迎撃を防ぐため、飛行コースを途中で 変更できるという。
2012.02.20 Yahoo 時事通信記事

「プーチン氏『核の維持・強化を』=新型弾道ミサイル配備も―ロシア」

<1203-022001>
 ロシアのプーチン首相が、20日付の政府機関紙に国防計画について論文を寄稿し、われわれの弱さを見せてはならないと、あくまで 核抑止力の維持強化を目指すことを明らかにした。
 その上で今後10年間で、新型 ICBMSLBM を計400基調達すると共に、S400 なども併せて 配備すると、BMDS の欧州配備計画を進める欧米をけん制した。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets Russia gives the go-ahead for new heavy ICBM <1203-020013>
 ロシア戦略ロケット軍 (SMF) 司令官が1月16日、米 BMDS を突破するため、サイロ発射式液体燃料重 ICBM を開発 していることを明らかにした。
 このミサイルは R-36M2 (SS-18) の後継で、発射重量は R-36M の半分である100tになる。
2011.12.27 Defense News Russia: RS-18 test with new warhead iIs successful <1201-122703>
 ロシアが12月27日、カザフスタンからカムチャッカ半島に向け RS-18 ICBM ま発射試験を実施し成功した。
 ロシアの報道によると RS-18 には欧米の BMDS を突破できる新型弾頭が搭載されていた。
【註】
 RS-18 は NATO Code で SS-19 と呼ばれる射程9,000kmの ICBM で、1975~1983年の間配備され、現在は退役している。
2011.12 Jane's Missiles & Rockets Mystery surrounds Russian ICBM failure <1201-120003>
 ロシア戦略ロケット軍の施設で9月27日に行われた試作 ICBM の発射試験で、ミサイルが発射直後に事故を起こし、破 片が8,000m以内に飛散した。
 事故を起こした ICBM の種類は公表されていないが、ロシアの報道では RS-24 Yars とのことである。
2011.10 Jane's Missiles & Rockets Russia places first RS-24 Yars ICBM unit on combat alert <1111-100005>
 ロシア戦略ロケット軍 (SRF) が8月12日、RS-24 Yars ICBM を装備した連隊が、8月5日に 戦闘態勢に入ったことを明らかにした。
 RS-24 連隊は3個大隊で構成され、合わせて9基の TEL を装備するが、今回戦闘態勢に入った連隊は装備と兵員が完全編成されている。
2011.09 Jane's Missiles & Rockets Russia faces problem of aging ICBMs <1110-090004>
 ロシアで ICBM の老朽化が問題になっている。 ロシア戦略ロケット軍 (SRF) が保有する ICBM の80%以上が耐用命数を過 ぎており、その殆どがこれを250~300%超えている。
2011.03.16 Jane's Defence Weekly Russia stands up RS-24 ICBM <1104-031608>
 ロシア中部で3月4日、RS-24 Yars ICBM を装備する連隊が、初めて戦闘態勢に入った。
 RS-24 は RS-12M2 Topol-M (SS-27) を 改良した移動型 ICBM で、現在のいかなる BMDS をも突破できる能力を持つという。
2011.03 Jane's Missiles & Rockets Russia develops manoeuvring MIRVs <1104-030004>
 Topol-M、RS-24 ICBM、Bulava SLBM などを開発したモスクワ熱技術研究所 (MITT) の主任研究員が1月27日、機動能力 を内蔵した MIRV を開発したことを明らかにした。 この RV は従来の MIRV が必要とした RV を放 出する位置まで RV を運搬する PBV を必要としないことから、BMDS による迎撃を困 難にする。
2011.02 Jane's Missiles & Rockets Russia's Strategic Rocket Forces deploy more ICBMs <1103-020007>
 ロシア戦略ロケット軍司令官が12月17日、サイロ発射型 RS-12M2 Topol-M (SS-27) ICBM を装備する6番目の連隊が任 務に就いたことを明らかにした。 この連隊はサイロ2基を装備する大隊1個だけで発足したが、2011年に4基、2012年に4基を装備し、最終的に10基の体制 になる。
 同司令官によると Topol-M の配備はこれで終わり、今後は RS-24 Yars が装備される。 移動型発射機3基を装備する大隊 1個だけで構成される最初の RS-24 連隊は2010年初めに発足した
2010.12 Jane's Missiles & Rockets No go-ahead yet for Russian heavy ICBM <1101-120021>
 ロシアの211tある R-36M2 Voyevoda (SS-18) や R-36MUTTKh の後継となる新型重 ICBM は 、研究段階にあるが開発開始の決定はなされていない。
2010.10 Jane's Missiles & Rockets Strategic Missile Force chief inspected first RS-24 unit <1011-100003>
 ロシア戦略ロケット軍 (SMF) の新司令官が、モスクワ近くに駐屯する第54ミサイル師団を初度巡視した。 同隊は従来 Topol (SS-25) 移動型 ICBM を装備していたが、最近 Topol-M (SS-27) 移動型 ICBM 18基と、少なくとも3基の RS-24 移動型 ICBM に換装された。
 RS-24 は Topol-M の改良型で、Topol-M が単弾頭であるのに対し、MIRV 弾頭を搭載する。
2010.03 Jane's Missiles & Rockets Annual report estimates RussianICBM force at 330 <1004-030021>
 ロシアの核兵器に関する年次報告 'Bulletin of the Atomic Sxientists' が、2009年末におけるロシアの保有する ICBM の総 数330基と見積もっている。 内訳は以下の通りである。
サイロ発射 SS-27 50基 更に10基を追加
移動型 RS24 SS-27(Mod 2) 3基
SS-25 150基
 2009年に30基が除籍、2015年までに全基が除籍
SS-19 60基
 2009年に10基が除籍、20基が2012年までに、残りが2015年までに除籍
SS-18 50基
 2009年に20基が除籍、2~3年以内に30基、2020までに全基が除籍
2010.02 Jane's Missiles & Rockets Silo being prepared for sixth Russian Topol-M unit <1003-020007>
 ロシア戦略ロケット軍が、サイロ発射型 Topol-M (SS-27) ICBM を装備する6番目の連隊を第60ミサイル師団隷下に編 成しており、2010年内に運用を開始する。
 一方、移動型 Topol-M を装備する2番目の連隊が、2009年12月上旬に第54親衛ミサイル師団に編成された。
2010.02 Jane's Missiles & Rockets Russia to develop new missiles <1003-020002>
 プーチン首相が12月29日、米国の BMDS を突破できる弾道弾戦力の増強を計画していることを明らかにした。
 12月5日に効力を失った START-1 に代わる条約の交渉は、米露の思惑の違いから進展していな いが、その理由の一つはロシアが RS-24 や Bulava などの試験計画を持っているのに、米国にはそのような計画がない ことにある。
2010.01 Jane's Missiles & Rockets Medvedev urges defence industry modernisation <1002-010040>
 ロシアのメドベーエフ大統領が11月12日に、軍需産業の発展を図ると共に軍の近代化を進める方針を明らかにした 。 これに伴い12月1日に、国防省や産業界で構成される専門家会議が発足する。
 大統領は2010年に戦略ミサイルの調達数を30基( Sineva SLBM 16基、Topo/RS-24 ICBM 14基)に増やすと共に、 Iskander (SS-26) を5個システム調達することを明らかにした。 2009年には1個大隊分に相当する Iskander 用発 射機3基とミサイル13発を調達する。
2009.12.09 Jane's Defence Weekly Russian missie industry sees spike in growth <1002-120907>
 2009年に於けるロシアのミサイル/宇宙産業の成長率は18%で、軍事産業全体の成長率 3.8%を大きく上回ると見られる。
 2010年には Sineva SLBM 16基RS-24 ICBM 14基が納入されることになっている。
2009.12 Jane's Missiles & Rockets Russia's MIRV RS-24s set for deplyment during December <1002-120015>
 ロシア戦略ロケット軍が12月に第54戦略ミサイル師団に、MIRV 弾頭を搭載した RS-24 ICBM を初めて配備する。
 部隊規模は公表されていないが、地元紙の報道によると配備されるのは1個連隊の司令部と、発射機3両からなる1個大隊である。
2009.06 Jane's Missiles & Rockets Mobile Topol-M production ends <0907-060007>
 ロシア戦略ロケット軍参謀総長が4月10日、移動型の RS-12M2 Topol-M (SS-27) 単弾頭 ICBM の生産 を完了したことを明らかにした。 サイロ発射型の生産は継続される。
 移動型発射機9基を装備する Topol-M 連隊は、第54 Teikovo ミサイル師団に年内に2個編成され、 3番目の連隊MIRV 弾頭3個を搭載する RS-24 を装備する。 RS-24 の装備は今年後半に開始される。
2009.05 Jane's Missiles & Rockets Russia set to add 10 ICBMs in 2009 <0907-050023>
 ロシア国防次官が3月5日、戦略ロケット軍 (SRF) が2009年に10基の ICBM を新たに受領し、第52 Teikovsky ミサ イル師団に発射サイロ3基からなる二番目の SS-27 Tolop 大隊が発足することを明らかにした。
 3月17日には SRF の参謀長が START Ⅰが失効する12月5日RS-24 ICBM 3基からなる最初の大隊 が運用を開始することを明らかにした。 RS-24 は4個の弾頭を搭載している。
2009.03 Jane's Missiles & Rockets Russia considers new heavy ICBM as SS-18 missile replacement <0904-030012>
 ロシアでは30年以上経過した RS-20 Voevoda (SS-18) 液体燃料重 ICBM の更新が問題になっている。 RS-20 は ウクライナの工場で生産されたため、ロシアには大型液体燃料ロケット生産の経験がなくなっている。
2009.01 Jane's Missiles & Rockets RS-24 makes third successful flight <0903-010003>
 MIRV 弾頭を搭載する RS-24 ICBM の三度目となる発射試験が11月26日に行われた。 最初の試験は2007年5月に、 二度目の試験は同年12月に行われた。
 RS-24 は2009年に就役する計画で、サイロ発射式及び移動型が装備される計画である。
2008.11 Jane's Missiles & Rockets RS-24's MIRV will have completely new degign <0901-110003>
 ロシア戦略ロケット軍司令官によると、MIRV 弾頭を搭載する RS-24 は全く新設計の ICBM で、搭載した MIRV 弾頭は BMD 網を突破できる。
 RS-24 用の MIRV は目下開発中であるが、RS-24 は予定通り2009年に配備を開始される。
2008.09 Jane's Missiles & Rockets Russian design bureau eyes 2009 for RS-24 ballistic missile service <0810-090013>
 ロシアの ICBM 開発局であるモスクワ熱技術研究所によると、RS-24 ICBM に搭載する多弾頭は2009年中にも戦略ロ ケット軍に納入されるという。 RS-24 の最終的な発射試験は2008年第4/四半期に2回行われ、この試験に成功すれば 同社は開発から生産に移行するという。
【 RS-24 関連記事:0803-020008 (JMR 2008.02)】
2008.03.12 Jane's Defence Weekly Russia deploys more Topol-Ms <0804-031205>
 ロシア戦略ロケット軍司令官が2月27日に、今年末までにサイロ発射型と移動型の RS-12M Topol-M (SS-27) 11基が新たに配備されると語った。  同指令官によると、年末までに5番目の連隊が編成を完結し、6番目の連隊が受領を開始する。
 同指令官はかつて、Topol-M は2~3年以内に MIRV 化されると語っており、ロシアの軍事筋は Topol-M は12個の小型エンジン で回避機動を行うと共に、近傍での核爆発による EMP にも耐えることが出来るため、米国の現有及び将来装備される BMD システムで迎撃 されることはないとしている。
2008.02 Jane's Missiles & Rockets Russia flies second RS-24 test <0803-020008>
 ロシアが2007年12月25日に RS-24 ICBM の二度目の発射試験を行った。 最初の試験は2007年5月29日に行われた。 RS-24 は Topol-M を改良した MIRV 弾頭型 ICBM で、戦略ロケット軍によると MIRV 弾頭数は報じられている3個以上であ るという。
 RS-24 は RS-18 (SS-19) 及び RS-20 (SS-18) の後継として2010年に配備が開始され、2050年までは装備される計画である。
2008.01.02 Jane's Defence Weekly Russia to double ICBM launches <0802-010203>
 ロシアの戦略ロケット軍司令官が12月19日に、ロシアは2009~2010年までに3種類の移動式と3~4種類の固定式 ICBM を開発して戦略ロケット 軍に配備するため、従来の二倍近い発射試験を実施すると述べた。
 また、もし米国の BMD システムがチェコとポーランドに配備されれば、これらも長距離ミサイルの標的になると警告した。
2008.01 Jane's Missiles & Rockets Russia expects RS-24 ICBM in service by 2010 <0802-010021>
 ロシアは MIRV 弾頭の RS-24 ICBM を、2010年までに RS-18 (SS-19) 及び RS-20 (SS-18) の後継として装備する。 また RS-18 及び RS-20 は延命計画により2014~2016年まで引き続き保有する。
 ロシアは、2007年末に移動型 Topol-M を3基装備する大隊と、サイロ発射型 Topol-M を4基装備する大隊の編成を完 結した。 今後2015年までに2個師団に移動型及びサイロ発射型 Topol-M を、それぞれ54基、76基配備することを明ら かにした。
2007.11 Jane's Missiles & Rockets RS-24s set to receive penetration aids, MIRVs <0724-110005>
 ロシアの弾道弾用に、改良型侵撤 MIRV 弾頭が2010年までに実用化されようとしている。 ロシア戦略ロケ ット軍参謀長が、この弾頭を搭載した RS-24 ICBM の試験が5月29日に行われたことを明らかにした。
 RS-24 は単弾頭の Topol-M (SS-27) の改良型で、新型弾頭は Topol-M の弾頭と互換性がある。
2007.09 Jane's Missiles & Rockets Russian TV shows Topol-M warhead <0719-090012>

 ロシアの NTV チャネルが、移動型 Topol-M が弾頭とデコイを放出する CGI を放送した。
 Topol-M は1個の弾頭を放出したのちに8~10個のバルーンデコイを放出 する。 放出後バルーンデコイは膨らみ弾頭を囲い込む。

 CGI では弾頭は1個であったが、番組では Topol-M は3個の弾頭と4個のデコイを搭載すると説明していた。

2007.07 Jane's Missiles & Rockets Russia boasts of second mobile SS-27 battalion <0716-070014>
 ロシアは11月に、TEL (Transprter-Elector-Launcher) 3両からなる二番目の 移動型 Topol-M 大隊の運用を開始する。
 同大隊は一番目の大隊と共に Ivanov Oblast の Teykovo に駐屯する第54親衛ミサイル師団に配属される。 同師団は2008年に換装 を完了する。
2007.07 Jane's Missiles & Rockets Russia tests a new ICBM <0716-070001>
 5月29日にロシアが、最新型 ICBM RS-24 の発射試験を行った。 ミサイルは5,500km飛翔しカムチャッカ半 島に着弾した。 RS-24 は Topol-M (SS-27) の改良型MIRV 弾頭を搭載している と見られている。 Topol-M は1,200kgの弾頭で、10,500kmの射程を持つ。
 RS-24 の弾頭は170~200kgの RV を持つ RT-23UTTH で、RV を6個更あるいは10個 搭載することも考えられる。
2007.06.06 Jane's Defence Weekly Russia launches its latest ICBM <0713-060602>
 5月29日にロシアは、新型 ICBM である RS-24 の発射試験を行った。 RS-24 は RS-12M2 (SS-27) Topol-M の発展型と言われ、10個の MIRV 弾頭を搭載する。 試験では 移動式の発射機から発射され、単弾頭を搭載して6,000kmを飛行した。
 RS-24 が Topol-M の改良型かどうかは明らかでない。 Topol-M はペイロードが1,200kgで射程が10,500km であるのに対し、RS-24 は10個の MIRV 弾頭を搭載することから、ペイロードは3,000~4,000kgと見られる。
2007.06.04 Aviation Week & ST Russia tested improved strategic ・・・ <0712-060403>
 先週ロシアは、米国の GMD 欧州配備計画に対抗して RS-24 ICBM の発射試験を行うと共に、Iskandar の改良型である Iskandar-M の試験を行った。
 タス通信によると、Iskandar-M は射程490kmの短距離 TBM と巡航ミサイルを発射 することができる。 2008年に CM の発射試験を計画しており、2009年に運用を開始する。
2007.05.30 朝日新聞

インターネット

新弾道ミサイル、ロシア試射成・・・ <0711-053003>
 ロシア軍が29日、複数弾頭搭載の新型 ICBM RS-24 の試射に成功したと発表した。 BMD 関連施設の欧州配備を目指す米国を牽制する 狙いがあると見られる。  イタル・タス通信などによると、RS-24 は移動式装置から発射され極東カムチャツ カ州のクラ射爆場に着弾した。
 RS24 は老朽化が進む RS-18(弾頭数6)と RS-20 (同10)に代わるもので、ロシア 軍は単弾頭型の RS-12M2 Topl-M と共に今世紀半ばまで戦略核戦力の中核を担うと位 置づけている。
2007.05.30 東京新聞

インターネット

新 ICBM 実験成功、ロシア・・・ <0711-053002>
 ロシアの戦略ミサイル軍当局者が29日、新型 ICBM RS-24 の発射実験に成功したことを明らかにした。 実験 は北極圏プリセツクで実施され、カムチャツカ半島東部の標的に命中した。
 ロイタ通信によると、RS-24 は10発の弾頭を搭載する多弾頭型ミサイルで、ロシア国防省は配備を進めている Topol-M と並ぶ核戦略の主力に位置づける方針という。
2007.05.30 Yahoo 時事通信記事

新型 ICBM も実験、ロシア・・・」

<0711-053001>
 ロシア軍が29日、開発中の RS-24 新型 ICBM の最初の発射実験を行った。 同ミサイルは 多弾頭型で、米ミサイル防衛網を破る能力を持つとされる。
 また同日、Iskander (註: =SS-26 ) の発射機から巡 航ミサイルを発射する試験を行い成功したと発表した。
2007.05.16 Jane's Defence Weekly Russia plans to equip SS-27 Topol-Ms with MIRVs <0711-051612>
 ロシアの戦略ロケット軍司令官が5月7日に、、米国が中部ヨーロッパに BMD システムの一部を配置するのに対抗して単弾頭の SS-27 Topol-M サイロ発射/移動型 ICBM を今後2~3年かけて MIRVs (Multiple Independenly targetable Re-entry Vehicles) 化することを明らかにした。
2007.05 Jane's Missiles & Rockets Russia mulls decision on MIRV Topol-M <0713-050008>
 ロシアが Topol-M (SS-27) への MIRV (Multiple Indipendently Targetable Reentry Vehicle 弾頭搭載を 検討している。 Topol-M の弾頭は1,200kgの単弾頭で、威力は550kTと見られているがロシアでは1MTと報じら れている。
 Topol-M の MIRV 化について、未確認情報では6個と言われている。 2003年には射程を9,000kmに減らして 4~6個の MIRV 化が報じられており、2003年には3個の MIRV と4個のデコイを搭載 するとも報じられている。
2007.04 Jane's Missiles & Rockets Dolgoruky nears testing despite Bulava concerns <0710-040023>
 装備する SS-NX-30 Bulava SLBM の発射試験に続けて失敗したのに、Project 955 Borel 級 SSBN の一番艦となる Yuri Dolgoruky2007年中に進水し試験に入る。 海軍作戦部長は、 海軍予算の半分を SSBN に充当すると共に、Borel 級 SSBN 3隻を2008年中に就役さ せると言っているが、それまでにBulava は完成しそうにない
 イワノフ国防相は2月7日に議会で、ロシア軍の武器の45%を2015年までに更新する計画で、その一環として海 軍は SSBN 8隻を含む31隻を新造することを明らかにした。
 また、これまで年平均4基であった Topol-M ICBM を2007年には7基製造し、そのうち3基は移動型になる。 ロシアは現在40基のサイロ 発射式 Topol-M ICBM を装備しているが、2007~2015年に$189Bかけて34基のサイロ発射型と50基の移動型 Topol-M を 装備する計画である。
2007.03.12 Defense News Russia to focus on Topool-M, missile sub <0708-031206>
 ロシア大統領は、好調な原油及び天然ガス輸出による豊富な資金を戦略兵器の強化に充て、潜在脅威国家で ある米国に対応する充分な戦力を保持する意向を示した。
 ロシアは米国が計画中である BMDS の欧州配備への強い懸念から、Topol-M (SS-27) ICBM の増強を計画中 であり、1997年から配備する42基のサイロ発射型に加え、昨年12月に3基の車載型を展開し、2015年までに 車載型69基を陸軍に配備する計画である。
 Borei 原子力潜水艦は3隻を建造中で、2015年までに更に5隻を装備する計画で、多弾頭の Bluva SLBM を搭載 する。 初号艦の就役は2008年を予定している。
2007.02 Jane's Missiles & Rockets Topol-M ICBM is operational, says Russian defence minister <0708-020005>
 2006年12月3日の閣議でロシアのイワノフ国防相が、移動型 Topol-M (SS-27) が12月中に 運用を開始すると公式に発表した。 移動型 Topol-M は、3基が12月10日に試験運用を開始した。
 ロシアは既に42基のサイロ発射式 Topol-M を配備しているが、2015年までに42基の移動型 と20基のサイロ発射式を調達する計画で、2007年に3基の移動型と2基のサイロ式を調達する。
 2007年に調達する17基の戦略ミサイルの残りは R-29RM Sineva SLBM で、2006年に調達した4基と共に Delta Ⅳ 級 SSBN Tula に装備する。
2007.02.26 Aviation Week & ST Going ballistic <0706-022612>
 GMD システムの欧州展開に対しロシアは強い警戒感を示し、INF の破棄の可能性と共に START-1 条約の2009年 終了に合わせ、Topol-M の増加配備新たな ICBM の開発を行うことを示唆した。
 GMD システムは既に英国に UEWR を配置し、現在チェコに X-band レーダを、ポーランドに10基の迎撃ミサイルを配置することでほぼ 合意に至っている、
 ロシアは現在7基の Topol-M を配備する計画だが、2015年までに69基に増強する計画 である。 また、多弾頭の旋回機動性に優れた ICBM の開発を直ちに開始する用意があると米に警告している。
2006.12.11 Defense News Mobile Topol ICBM enters service in Russia <0703-121107>
 ロシアの Topol-M (SS-27) 車載型単弾頭 ICBM が12月4日に運用を開始された。  展開しているのは10両であるが、国防相は2015年までに Topol-M のサイロ発射型と機動型を 併せて69基を配置する方針を明らかにしている。
 Topol-M は射程10,000km以上で、搭載重量は1,200kg、海軍仕様の Bulava と共にロシア戦略核部隊の主力兵器となる。 7月現在ロシ アは502発のミサイルを保有し、そのうち42発がサイロ発射型 Topol-M、254発が車載型 Topol (SS-25) である。
2006.10 Jane's Missiles & Rockets Russia details future deployments <0622-100008>
 イワノフ国防相が2015年を目指した国防計画について述べたことがロシアで報じられた。
Iskander-M (SS-26)
 Iskander-M 60個システム取得し、5個旅団を編 成する。
Topol-M (SS-27)
 移動型 Topol-M を69基取得する。 最初の3基は2006年末に受領し戦略ミサイル軍第54師団に配属する。
S-400
 18個 FU(註:S-300 のことか)を S-400 に換装する。
 最初の連隊の改装は今年開始され、今後10年間かけて毎年35連隊の1~2個を換装する。
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Russian armaments plan sets missile priorities <0617-080027>
 $184.7Bに及ぶ2007~2015年間のロシアの武器計画が承認された。 その半分が武器購入費に充てられ、現在の計画 より40%増となっているほか、研究開発費も20%増加している。 その主なものは以下の通りである。
Blava (SS-X-30) 装備原潜×5
移動型 Topol-M (SS-27) ICBM ×50
Blava 派生型 ICBM
Iskander (SS-26) 発射機×60
S-400 SAM ×18個 FU
新 BMD システム
 KE 及び Laser を利用、宇宙配備も考慮。
2006.06 Jane's Missiles & Rockets Re-entry vehicle faces simulated US defences <0615-060017>
 ロシアが Topol-M (SS-27) ICBM や Bulava (SS-NX-30) SLBM 用として開発している弾頭の発射試験が行われ、2,000kmを飛行した後に カザフスタンの Balkhash 試験場に誤差数百㍍で着弾した。 同試験場は ABM の試験場で、ロシアはこの弾頭 は米国の BMDS を突破できるとしている。
 4月22日のロシア紙によると、今回の試験は2005年11月1日に行った試験の補足で、この弾頭は6個搭載されブ ースト後に分離する。
2006.06 Jane's Missiles & Rockets Russia gives go-ahead for Topol-M upgrades <0615-060014>
 ロシアのイワノフ国防相が3月14日に、3個の MIRV 弾頭を搭載する RS-12M2 Topol-M (SS-X-27) の改良型を開発していることを明らかにした。 現在の Topol-M は550kTの単弾頭を搭載している。
 Topol-M を装備する部隊は5個連隊あり、合わせて50基のサイロを設置しているが、 今年から移動型 Topol-M が試験評価部隊に配備される。 2006年度国防予算では計7基が発注され、そのうち 3基が移動型である。 今後 Topol-M は年産10基のペースで生産され6個連隊で計60基のサイ ロを整備するのが目標になっている。
2006.02 Jane's Missiles & Rockets Fifth Russian Topol-M missile regiment now operational <0605-020030>
 Topol-M (SS-27) ICBM を装備する五番目の連隊が2005年12月31日に運用を開始した。 最初の Topol-M 連隊 1998年に運用を開始し、続いて1999年、2000年、2003年に4個連隊が発足しているが、五番目となるこの連隊は改良型サイロ発射式 Topol-M を装備する初の連隊となった。
 一方2005年12月2日に戦略ロケット軍司令官が、移動型 Topol-M 配備開始を決定し2007年末 までに運用を開始することを明らかにした。
 Topol-M はブースト時間が非常に短いのが特色で他国に例を見ない。
2005.10 Jane's Missiles & Rockets Russia and US retire ICBMs from inventories <0521-100030>
 ロシアと米国の同種 ICBM が相次いで退役した。
 1987年に配備が開始されたロシアの RS-22B (SS-24 Mod 2: 右図) 鉄道移動型 ICBM は8月12日に最後の発射 機が任務を解かれ、米国の LGM-118 Peace Keeper も9月中旬には退役する。
┏━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃     ┃  RS-22B  ┃ Peace-Keeper ┃
┣━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃全  長 ┃   22.3m  ┃   21.8m  ┃
┃胴  径 ┃   2.4m  ┃   2.34m  ┃
┃発射重量 ┃ 104,500kg  ┃  87,750kg  ┃
┃ペイロード┃  10 MIRV  ┃  10 MIRV  ┃
┃最大射程 ┃  10,000km ┃   9,600km ┃
┃C E P   ┃   500m  ┃    90m  ┃
┗━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
2005.09.27 Yahoo 時事通信記事

「新型戦略ミサイル配備へ、・・・」

<0519-092702>
 プーチン大統領が27日、ミサイル防衛網を突破できる世界にない新型ミサイルを近く戦略ロケット軍に配備す ると述べた。 新型ミサイルとは「トーポリM」の改造型 ICBM とみられる。
(関連記事 JMR 2005.02)
2005.05 Jane's Missiles & Rockets Russia could be planning new ICBM <0511-050006>
 米国 DIA 長官が3月17日に上院軍事委員会で、ロシアが新型の ICBM を開発している模様であると証言した。
 ロシアは移動型の Topol-M (SS-27) を開発中で2005年に運用を開始するとされてきたが、量産開始が2005年、 配備開始が2006年以降と遅れている。
 Topol-M は1,200kgの弾頭を搭載し10,000km以上飛行するが、推進装置の燃焼時間を約3分と短くし、衛星による探知やブースト段階での 迎撃による危険を回避しようとしている。
2005.04.13 Jane's Defence Weekly Russia cuts arsenal of strategic missiles <0509-041312>
 ロシア戦略ロケット軍は第59、第10戦略ロケット師団の解体を開始した。 戦略ロケット軍は2010年までに 15師団あった ICBM 部隊を10個師団に削減する。 削減の主たる理由はソ連時代に製造された ICBM の老朽化 である。
 この結果ロシアの496基ある ICBM は313基となり、1,770発ある搭載核弾頭数も923発 になる。
 ロシアの ICBM は現在、サイロ配備型が226発、移動式が270発であるが、削減によりサイロ式が154発、移動式が159発となる。
2005.04.13 Jane's Defence Weekly Russian mobile ballistic missiles regiment on course for 2006 start <0509-041311>
 ロシアの高官が3月28日に、移動型 Topol-M ICBM の試験は2004年12月に終了し、移動型 Topol-M を装備す る最初の連隊は、予定通り2006年に戦闘任務につくことを明らかにした。
 またサイロ発射型 Topol-M は、既に4個連隊が装備している。
2005.02 Jane's Missiles & Rockets Mobile Topol-M cleared for production <0506-020005>
 ロシアが2004年12月24日に、移動型 Topol-M (SS-27) の最終試験である4回目の発射試験を行い成功した。  この結果移動型 Topol-M は量産と配備が開始される。
 移動型 Topol-M について、かつて米国 UNSCOM の監察官であった Scott Ritter が1月に発行された雑誌で、米国の NMD では迎撃できないと発言した。 理由として、ブースタは固体燃料であるため燃焼時間が短く boost phase での迎撃が困 難であること、レーザ兵器への対抗手段を持っていること、RV の機動性が高く迎撃不可能などを挙げている。
 これに対して MDA は、GMD は北朝鮮やイランの少数の ICBM に対抗するものであり、ロシアや中国の ICBM に対抗するものではない と反論している。
(関連記事 JMR 2005.01)
2005.01.12 Jane's Defence Weekly Russia's 2005 National Defence Order confirmed <0502-011206>
 2005 NDO (National Defence Order) に計上されたロシアの国防費(註:装備品費?)はRb187B ($6.7B) と、ここ数年の上昇傾向を継続している。 ちなみに2004年はRb148B、2003年は Rb113B、2002年はRb80Bであった。
 2005 NDO は、33%が研究開発費、60%が装備品購入費、6%が維持整備費である。 また、陸軍が40%、海空軍が それぞれ20%となっている。
 主な項目(註:関係ある項目のみ)は以下の通りである。
 ・ICBM: 7基
 ・軍事衛星: 9基
 ・Istander-M TBM: 最初の1個中隊
 ・Tu-160: 改良1機、新規1機
 ・Su-27SM: 7機
 この結果 Tu-160 爆撃機の保有数は15になった。
2005.01 Jane's Missiles & Rockets Russian company proposes air-launch of heavy ICBMs <0504-010009>
 ロシアの Polet社が、大型 ICBM を空投発射する方式を考案した。 このやり方は重量貨物の空投にも利用で きる。
 従来のやり方はパラシュートで引き出すもので、1970年代に米国が Minutemen ICBM を C-5 から投下したことがある。 しかしこの方 式は引き出すのに6~8秒かかり、投下重量等への制約が多い。
 提案された方式は圧搾空気で押し出すもので、An-124-100 機から重量100t、胴径3mのミサイルを2秒で射出 できる。 技術的課題はミサイルをキャニスタ内に保持するスペーサで、射出の末期 には一部分に過大な負担がかかる。 Polet社はその解決策を考案した。
2005.01 Jane's Missiles & Rockets Russia conducts tests of new strategic missile systems <0504-010007>
 プーチン大統領が11月16日に、ロシアが新型の核ミサイルを試験中で2005年にも調達を開始すると発言した。
 このミサイルとは有翼高速飛翔体を Topol-M ICBM の弾頭としたシステムか、飛翔 経路や高度を変えられる弾頭を装備した Bulava SLBM と見られている。 Blava は早ければ 2005年末、遅くとも2006年中には配備されると見られている。
 2005年中にロシアは、現有の Topol-M 4個連隊に加えて新たに1個連隊を発足させる。 移動型の Topol-M はまだ配備されていない が、2006年以降には、3~9基/年のペースで配備される。
= Kh-555、Kh-101 LACM に関する内容 =
(既報と同一内容に付き省略)
 ロシアの新聞が、射程1,200kmで515kgの弾頭を持つミサイル OFAB-500 を 報じている。 OFAB-500 の名称は従来から報じられていたが、515kgの通常爆弾と見られていた。
2004.12.25 Yahoo 共同通信記事

「改造型 ICBM を来年配備 ・・・」

<0501-122501>
 ロシアのイワノフ国防相が24日、米国のミサイル防衛網の突破能力を備え、精度も向上させた ICBM 「トーポリM」の 移動式の改良型配備を来年1月から開始する方針を明らかにした。
 トーポリMは射程10,000km以上。 米国の迎撃ミサイルを無力化する多弾頭の搭載が可能で、命中精度が大幅に向上、発射の準備時間 も半減した。
2004.09 Jane's Missiles & Rockets Topol-M mobile ICBM to be produced at Volgograd <0421-090004>
 サイロ/移動発射型のロシアの ICBM である RT-2PMU Topol-M (SS-27) が、2005年に Volgagrad の Barrikady社で量産に入る。 移 動型発射機からの発射試験は2004年後半に計画されており、2006年には装備化される。
 Barrikady社は1980年代に RT-2PM Topol (SS-25) を生産していたが、下請けの殆どがロシア以外の旧ソ連諸 国であり、それらの企業が軍事生産を止めたため、生産できない状態にあった。
 SS-26 Iskander TBM もBarrikady社で生産される。
2004.02 Jane's Missiles & Rockets Russia to develop MIRVed ballictic missile programme <0408-020010>
 ロシアは今年中にも新型の ICBM 開発を開始し、START Ⅰ が終了する2009年に運用を開始する。
 新型 ICBM は液体燃料の大型で、MIRV 弾頭10発、計4tと、現在生産中の Topol-M (SS-27) の3倍の搭載能力 を持つ。
 しかしながらロシアの戦略ミサイル開発は総じて資金不足で、1998年から開発中の Bulava SLBM では、2003年に必要な工作機械も買え ない状態であった。
2004.01.28 Jane's Defence Weekly Russia to slash missile divisions <0403-012802>
 ロシアの戦略ロケット軍 (RVSN) は、2007~2008年までに現在の15個師団を10個師団に縮小する。 これは旧式の ICBM を破棄して、 新型 ICBM 装備の少数部隊へ体制を変換することによると見られている。
 RVSN は、主力である RS-12M Topol 単弾頭 ICBM に代わり、4~6個の弾頭を搭載する MIRV (Multiple Independently-guided Re-entry Vehicle) 方式の RS-12M2 Topol-M 固定/移動式 ICBM の配備を進めている 。
 RVSN は現在34基のサイロを持つ RS-12M2 Topol-M 連隊を4個連隊編成しているが、計画では今後2.5年に1個連隊のペースで整備を進め 、345発の RS-12M2 Topol と置き換える。
 これとは別にロシアは、今年から10~15年かけて10個の弾頭を運搬できる MIRV 方式の新型 ICBM の開発を行 う。
2003.10.06 Space News U.S.studies show growing Ballistic Missile capabilities among potential enemies  米 GAO はこのほど、ミサイル防衛に関する脅威分析報告を公表した中で、1972年に8ヶ国であった 弾道弾保有国が25ヶ国に増加、核開発国も増えているとしている。
 イランはテポドン-1 の技術を基礎とした Shahab-4 の開発を進めると共に、ICBM を10年以内に導入するこ とを目指し開発にも着手している他、核兵器開発の可能性が高い。
 また、インドとパキスタンは核兵器競争と地対地ミサイル開発を続けており、インドは既に Surya ICBM の開発を完 了している。
 ロシアの SS-27 と中国の CSS-4 及び CSS-5 も米国に対する脅威とみている。