(Yahoo)
「プーチン氏『核の維持・強化を』=新型弾道ミサイル配備も―ロシア」
「露、年内に大陸間弾道ミサイル『ブラバ』同時発射実験」
「ロシア、対 MD 新型ミサイルの実験失敗 12回中7回目」
「露の次世代 SLBM 開発に暗雲 発射実験相次ぎ失敗、核兵器削減交渉に影響も」
「ロシア、最新型 SLBM の発射実験失敗 年内生産は絶望的」
「ロシア 潜水艦発射弾道ミサイル、実験失敗」
「ロシアが潜水艦ミサイル発・・・」
「露、新型ミサイル実験成功・・・」
「新型 SLBM 量産へ 露、米・・・」
「最新型 SLBM「ブラバM」発・・・」
2023.11.05
18:28日経新聞
ロシアが SLBM 発射実験 最新原潜、極東に着弾
<2312-110509>
ロシア国防省が5日、最新の原潜Imperator Aleksandr ⅢによるBulava SLBMの発射試験に成功したと、発射時の映像と共に発表した。 白海の海中から発射されたBluvaの複数弾頭は予定通りカムチャツカ半島に着弾したという。
SLBM 16発を搭載するImperator Aleksandr Ⅲは完成後の試験航海中で、近く就役する。
2020.12.13
共同通信
オホーツク海から発射実験 ロシア原潜、SLBM4発
<2101-121301>
ロシア国防省が12日、太平洋艦隊所属の原潜Vladimir Monomachがオホーツク海からSLBM Bulava 4発の発射試験を行い、北部アルハンゲリスク州の演習場に予定通りに着弾させたと発表した。
2020.01.08
Jane's Defence Weekly
Russia declares first Avangard regiment operational
<2003-010802>
TASS通信が12月27日、露国防省が同日にAvanguard(註:=Vanguard)HGV を搭載したICBMを装備した最初の連隊がoperationalになったと発表したと報じた。 またショイグ国防相が、2020年内に戦略ミサイル軍 (RVSN) でYars及びVanguardの発射機22基が戦闘警戒態勢入ると共に、7隻建造されるBulava SLBMを装備するBorei-A級潜水艦の一番艦が露海軍へ引き渡されると述べた。
また、RVSNの5個師団には12月1日にPeresdetレーザシステムが配備されたという。 Peresdetは拠点防空用であるが、限定的ながら対衛星能力も持つという。
2019.10.31
Jane's 360
Borei-A class submarine fires SLBM for first time
<1911-103108>
ロシア国防省が10月30日、Borei-A級潜水艦の一番艦Knyaz VladimirhasがBulava SLBMの発射試験を行ったと発表した。
白海で2017年11月に進水し今年就役するKnyaz Vladimirhasから発射されたBulavaは、カムチャッカ半島のKura射場に着弾した。
2018.05.22
Stars & Stripes
Russian sub test-fires 4 intercontinental missiles in salvo
<1806-052208>
ロシア海軍が潜水艦Yuri Dolgorukyが22日に白海で、Bulava SLBM 4発を連射したと発
表した。 Bulavaはカムチャッカ半島のKura試射場に着弾したという。
この試験は射程9,300kmのBulavaの初めての連射であった。
2017.06.26
Defense News
Russian Navy test-fires submarine-launched missile
<1707-062606>
ロシア軍が、Borei級SSBN Yuri Dolgorukyが26日にバレンツ海でBulava SLBM
を発射し、予定通りカムチャッカ半島東部に着弾したと発表した。
Bulavaは6個の弾頭を搭載し9,300kmを飛翔する。 また、Borei級SSBNは3隻が就役し、更に5隻が建造中である。
【註】
米BMDSを突破できる弾頭を搭載しているとされるSLBMのR-30 Bluva (SS-NX-32) は、度重なる発射試験の失敗で計画の継続が危ぶまれたが、2014年にようやく
発射試験に成功した経緯がある。
2015.06
International Defence Review
Russia upgrades its strategic missile forces
<1507-060006>
ロシア海軍 Borei級 SSBN の7番艦、8番艦の建造が年内にも開始され
、2020年末までに8隻の体制が整う。 一方二番艦の Alexader Nevsky は全ての試験が完了し2~3ヶ月以内に太平洋艦隊に
配属される。 更に三番艦も太平洋に配備される。
一方、固体推進の新型 ICBM RS-26 は今年後半に公開されると見られ、2015~2016年には配備される。 更に液体燃料の大型 ICBM
Sarmat の量産も2018~2019年に開始され、RS-20V Voyevoda (SS-18 Mod 5) と換装する。 RS-24 Yars 固体燃料 ICBM は既に運用を開始し
ている。
2015.02
International Defence Review
Makeyev working on heavy ICBM and possible new SLBM
<1503-02008>
ロシア Makeyev社が開発している、R-36M2 Voyevoda (SS-18 Mod 5) 後継の Sarmat 液体燃料重 ICBM のサイロは、
第13ミサイル師団と、第62ミサイル師団の2ヶ所に建設される。 Sarmat は目下、構成品の試験段階で、2017年に発射試験が開始される。
一方同社は R-29SMU Sineva SLBM と共に装備される R-29RMU2 Layner の開発も行っており、2011年に最初の発射試験が行われ、2014年初期に
Delta Ⅳ級原潜への配備が開始されている。 Layner の射程は、2006年10月に Sineva が出した SLBM の最長飛行距離
11,547kmを超えるとみられている。
2015.01
International Defence Review
Alexander Nevsky makes its first successful Bulava launch
<1502-010003>
Borey級 SSBN の二番艦 Alexander Nevsky が11月28日、Bulava SLBM の二度目の発射試験に成功した。 2013年
9月6日に行われた一回目の試験は発射直後に失敗していた。
2014.10
International Defence Review
Vladimir Monomach makes its first Bulava launch
<1411-100009>
ロシアの Borey級 SSBN の三番艦 Valdimir Monomach が9月10日、Bulava SSBM の発射試験に成功した。 Bulava の発射試験は2013年9月6日
に Alexander Nevsky で失敗して以来行われていなかった。
Valdimir Monomach は8月29日に領収試験を完了したばかりであった。
2014.09.10
読売新聞
潜水艦から弾道ミサイル、露が発射実験に成功
<1410-091004>
ITAR-TASS通信によると、ロシア軍が10日に Bulava SLBM の発射試験に成功した。
Bulava は白海の潜水艦から発射され、カムチャツカ半島の演習場に着弾した。
2014.07
Inrternational Defence Review
Bulava launches to resume in September
<1408-070003>
2013年9月6日に行われた Alexander Nevsky からの発射試験に失敗した R-30 Bluva (SS-NX-32) の発射試験が再開
される。
Bluva を装備する Borey級 SSBN の三番艦も試験が開始される。
2014.01
International Defencd Review
Bulava SLBM fault identified
<1402-010012>
9月6日に行われた RSM-56 Bulava (SS-NX-32) 発射試験の失敗原因は、引き込み式噴射ノズルの
素材製造上のミスと特定された。
2013.11
Jane's Missiles & Rockets
Manufacturing defect may have caused Bulava failure
<1312-110014>
ロシアの Vzglyad紙が9月16日、9月6日に発射試験に失敗した R-30 Bulava (SS-N-32) の原因究明に当たった露海軍参謀
長を長とする調査委員会が、第二段エンジンのノズルの開きが不完全であったためとの結論に達したと報じた。
この結果、現在の Bulava は検査と修理のため全弾が回収されることになった。
2013.10.23
Jane's Defence Weekly
Bulava launch investigation turns focus on design
<1312-102303>
ロシア海軍は9月6日の Bulava SLBM 発射試験失敗を受けて、直後に海軍司令官直属の調査委員会を発足させたが、事故原
因の特定はできていない。 調査対象は現在、品質管理の問題点から設計そのもののに移っている。
この事故を受け Boey級 SSBN の二番艦、三番艦の建造も停止されている。
2013.09.18
Jane's Defence Weekly
Bulava test failure halts Borey SSBN programme
<1311-091806>
9月9日に行われた Bulava SLBM の発射試験が失敗したことを受け、露国防相が現在進めている Borey
級 SSBN 受領試験の無期限停止を命じた。 Borey級 SSBN は2015年までに8隻が就役する計画であった。
9日の発射試験では、カムチャッカの Kura 試験射場に向け白海から発射された Bulava が、発射2分後に故障を起こし試験は失敗した。
2013.01.11
産経新聞
ロシアの新型戦略原子力潜水艦が就役 原潜整備に11兆円
<1302-011101>
ロシア海軍が10日、 2020年まで8隻建造される Bory級 SSBN の一番艦 Yuri Dologoruky の
就役記念式典を行った。
ロシアは多用途原潜の Yasen 級も2020年まで8隻建造する計画で、プーチン大統領はこれらの整備費用のため4兆ルーブル
(11兆6,000億円) 以上の予算をあてることを明かした。
2012.06
Jane's Missiles & Rockets
Russian SSBNs head towards service
<1207-060017>
ロシアは Borey級一番艦 Yuri Dolgoryky による Bulava の発射試験を終え、10月~11月に行う次回
の発射試験は、2013年1月就役予定の二番艦 Alexander Nevsky で行う。
2012.05
Jane's Missiles & Rockets
Delays hit fourth Borey-class SSBN
<1206-050005>
Bulava SLBM を装備する Borey級 SSBN の四番艦(非公式に艦名が Syvatitel Nikolay と伝えられている)の起工命名
式が、国防省と建造会社の話し合い不成立で延期された。
同級一番艦の Yuri Dolgoruky は2012年中に北海艦隊に配属され、露国防相によると Bulava は10月
に実戦配備される。
2012.02.20
Yahoo
時事通信記事
<1203-022001>
ロシアのプーチン首相が、20日付の政府機関紙に国防計画について論文を寄稿し、われわれの弱さを見せてはならないと、あくまで
核抑止力の維持強化を目指すことを明らかにした。
その上で今後10年間で、新型 ICBM と SLBM を計400基調達すると共に、S400 なども併せて
配備すると、BMDS の欧州配備計画を進める欧米をけん制した。
2012.02
Jane's Missiles & Rockets
Salvo launch clears Bulava to enter servicce
<1203-020012>
ロシアが2011年12月23日に Bulava SLBM の2発斉射に成功した。 今回の発射試験は18回目と19回目で、2010年10月
から7回連続して成功したことになる。 これにより、Bulava は operational になる模様である。
Bulava は Borey級 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky から発射され、6,000km離れたカムチャッカ半島の Kura 試験場まで飛行した。
2012.01.26
朝日新聞
ロシア、米 MD に対抗へ 新型弾道ミサイルを年内配備
<1202-012601>
ロシア国防省が24日、米国が欧州で進めるミサイル防衛を突破する能力があるとされる新型の SLBM Bulava を年内に配備すると明かした。
Bulava の発射試験が2005年から十数回行われたものの失敗が続いたが、一昨年からは安定して成功しており、昨年12月下旬に SSBN Yuri Dolgoruky から2発連
続発射することに成功したことで実戦配備が可能と判断した。
2011.12
Jane's Missiles & Rockets
Liner SLBM completes its trials programme
<1201-120004>
ロシアが Liner( Layner とも訳される)SLBM の発射試験に成功した。 最初の試験は2011年5月20日、二度目は9月29日に行われた。
Liner は型番が R-29RMU2.1 であることから R-29RMI2 の Sineva (SS-N-23) の派生型で、かつて Sineva 2 と呼ばれていたミサイルである。
Sineva と Liner の唯一の違いはペイロードであるという。
露海軍高官によると Liner は Sineva の改良型で、Bulava を補完する。 Liner は Bluva と異なり液体燃料である。
2011.10
Jane's Missiles & Rockets
Yuri Dolgoruky completes another Bulava test
<1111-100003>
ロシア海軍の SSBN Yuri Dolgoruky が8月27日、Bulava SLBM の発射試験に成功した。 今回の試験は最大射程
で行われ、白海から発射された Bulava は太平洋に落下した。
2011.10
Jane's Missiles & Rockets
Layner SLBM test drives Russian force-modernisation debate
<1111-100002>
ロシアが液体燃料の SLBM である Layner の試験に成功した。 Layner は恐らくこの種ミサ
イルの開発としては唯一の計画であると思われる。
ICBM は固体燃料の方が優れていると主張している熱力学研究所 (MITT) との間で議論を呼んでいる。 もし次世
代 ICBM に液体燃料が採用されると、MITT が進めようとしている Topol、RS-24 シリーズの改良が進まなくなる。
2011.08.27
産経新聞
新原潜からの発射、2度目の成功 ロシアの次世代 SLBM
<1109-082701>
ロシア国防省が27日、米国の BMDS に対抗するため開発中の Bulava SLBM を、最新型 Borey 級原潜
Yuri Dolgoruky からの発射試験に成功したと発表した。
同艦からの発射試験成功は今年6月に次ぎ二度目である。
2011.08.22
Yahoo
毎日中国経済新聞記事
<1109-082201>
ロシアが21日、2011年末までにさらに2回、Bulava SLBM の発射試験を行い、うち1回は2発以上の
同時発射とすることを明らかにした。 計画によると、16回目の Bulava 発射試験は8月下旬、同時発射は秋に
行われる。 同時発射に成功すれば、ロシアは SSBN Yuri Dolgoruky と Bulava を海軍に配備する。
Bulava は三段式の固体燃料ミサイルで、最大10個の核弾頭を搭載でき、射程は8,000km、精度は CEP≦10m という。
2011.08
Jane's Missiles & Rockets
Yuri Dolgoruky launches its first Bulava missile
<1110-080010>
ロシアの Borey級 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky が6月28日、初めて Bulava SLBM の発射に成功した。
Bulava は白海から発射され、6,000kmを飛翔してカムチャッカの Kura 試験場に着弾した。
2011.07.06
Jane's Defence Weekly
Success for 15th Bulava test
<1111-070608>
ロシアが6月28日、Bulava 30 の発射試験に成功したと発表した。 Bulava は白海で Borey級 SSBN Yuri Dolgoruky から発射され、
6,000kmを飛翔してカムチャッカ半島に着弾した。
2011.07
Jane's Missiles & Rockets
Russia conducts test launch of 'new SLBM'
<1108-070007>
ロシア北方艦隊の SSBN Ekaterinburg が5月20日、R-29 シリーズ SLBM の新型 Layner の発射試験に成功し
た。 Layner はバレンツ海から発射され、カムチャッカ半島の Kura 試射場に着弾した。
1985年に就役した Ekaterinburg は当初、R-29RM Shetal を装備していたが、2002年に改造されて R-29RMU Sineva
16基を装備している。
2011.07
Jane's Missiles & Rockets
Russia prepares to resume Bulava live-fire tests
<1108-070002>
ロシア国営 Novosti が5月14日、RSM-56 Bulava SLBM の次回発射試験は、6月15~17日に白海
で行うと発表した。
2011.06.30
朝日新聞
ロシア、新型弾道ミサイルを試射 戦略核の主力担う
<1107-063001>
ロシア国防省が28日、Bulava の発射試験に成功したと発表した。 今回は初めて、本来の装備艦となる Yuri Dolgoruky
から発射され、軍関係者は実戦配備に大きく近づいたと評価している。
Bulava の発射試験は今回を除いて計14回行われてきたが、成功と認定されたのは7回だけで、実用化が危ぶまれていた。
2011.06.15
Jane's Defence Weekly
Russia set to resume Bulava tests
<1109-061506>
ロシア国防省が6月2日、過去14回の発射試験で7回失敗している Bulava SLBM の発射試験を、6月
中旬に再開すると発表した。
2011.05
Jane's Misilles & Rockets
Russia expects to resume White Sea flight-tests of Bulava missile in June
<1107-050015>
ロシア熱技術研究所の主任技術者によると、Bulava SLBM の次回の発射試験は6月頃に白
海で行われる。 Bulava は試験用潜水艦又は Borey級の一番艦から発射されることになる。 同氏はまたロシアが2013年までに、陸上発射の新型 ICBM
を開発する。
一方プーチン首相が、ロシアは2013年から弾道弾の予算を$2.6Bに倍増することを明らかにした。
2011年の調達数について国防相は3月18日に、戦略弾道弾36基と戦略 CM 20基を調達するこ
とを明らかにしている。
2011.03
Jane's Missiles & Rockets
Bulava team revise 2011 launch schedule
<1104-030006>
ロシアのモスクワ熱技術研究所 (MITT) が、6月までに 3M30 RSM-56 Bulava (SS-N-X-32) の
試験計画を見直す。 12月に予定されていた発射試験は、Borey 級 SSBN Yuri Dolgoruky の不具合で中止された。
今までの計画では2011年に4~5回の発射試験が行われ、そのうち1回は複数弾の斉射、1回は最大射程での射撃になっていた。
2011.01
Jane's Missiles & Rockets
'Yuri Dolgoruky' close to Bulava launch
<1102-010003>
Bulava SLBM 搭載 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky は、11月2日に Sevmash 造船所を出航して白海で洋上試験を行い10日に帰港したが、
11月11日の interfax は試験結果が満足のゆくものではなかったと報じた。 ITAR-TASS 通信によると Sevmash 造船所
長は、Yuri Dolgoruky は一番艦であるため、全てが思い通りにはゆかないと述べた。
2010.12
Jane's Missiles & Rockets
Bulava makes two successful test-flights
<1101-120009>
ロシアが10月7日と29日に Bulava SLBM の発射試験を行い、いずれも成功した。 この試験
は2005年に開始された発射試験の13回目と14回目になるが、過去12回のうち完全に成功したのは2回だけであった。 更
に3回が成功とされているが、ロシアの報道によると第三段か弾頭に問題があった。
今回試験に供された2発は厳格な生産条件で製造されており、3発目は Bulava 発射に特化された Borey 級原潜の一番
艦である Yuri Dolgoruky から発射される計画になっている。
2010.11
Jane's Missiles & Rockets
Bulava SLBM test-flights face further delay
<1012-110036>
ロシアの Bulava SLBM の発射試験再開は、公表されている9月上旬より延期された。
Bulava の試験再開は当初年末とされていたのを9月上旬に前倒しされた。
2010.10
Jane's Missiles & Rockets
Bulava trials may be accelerated
<1011-100011>
ロシアで、11月に予定された Bulava SLBM の発射試験が9月に繰り上げて実施されると報じ
られた。 5月には国防相が、Bulava の発射試験は11月に再開すると発表していたが、8月9日に計画促進が決定された。
年内に3回予定されている発射試験の3回目は Yuri Dolgoruky から発射される。
2010.09
Jane's Missiles & Rockets
Yuri Dolgoruky completes more sea trials
<1010-090017>
Bulava SLBM を装備する SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky が、2週間以上に及ぶ洋上試験を終え帰港した。
Bulava の発射試験は年内に再開され、11月と12月に合わせて3回が計画されている。
2010.07.28
Jane's Defence Weekly
New Russian SSBN completes latest sea trials
<1009-072815>
ロシアの新型 Borey級 SSBN の一番艦である Yuri Dolgoruky (19,400t) が2週間にわたる洋上試験を終えたと
、建造した Sevmash造船所が7月21日に発表した。 今後、不備点を改善し次回の試験に備える。 同社は Yuri Dolgoruky の進水を2008年2月12日と発表しているが
、Jane社は2007年4月15日に進水したと見ている。 2009年10月には洋上試験が開始されている。
Borey級 SSBN は Bulava 30 SLBM を装備するが、Bulava は今までに行われた12回の発射試験で7回失敗している。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
Bulava test postponed until November
<1010-070012>
ロシア国防相が5月21日、トラブル続きの 3M30 Bulava SLBM の発射試験は11月以降に延期
されたことを明らかにした。
今までの計画で Bulava の発射試験は6月に再開され、12月まで続けられることになっていた。 それ以降は発射水域の白海が氷結してしまう。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Bulava controversay fed by designer's memoirs
<1006-050005>
Bulava SLBM を開発したモスクワ熱技術研究所の元の所長が3月に手記を発行し、その中で Bulava の失敗は生産技術上の問題
であることを明らかにした。
2010.04.21
Jane's Defence Weekly
Bulava designer blames launch failure on industry woes
<1006-042105>
Bulava SLBM の度重なる発射試験失敗の原因について設計局の開発者が、ロシアの軍事生産
企業の危機的状況にあると指摘した。
例えは、ロシア企業は Bulava 製造に必要な構成品のうち少なくとも50品目が製造できず、やむを得ず代替品を使用
したことを明らかにした。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Russia presses ahead with Bulava SLBM
<1005-040016>
ロシア国防相が2月19日に、Bulava SLBM の次回の発射試験は白海が解氷する6月前後に行われると、Bulava 計画続行
の意志を示した。 またロシア軍参謀総長が、Bulava を装備する Borey級 SSBN はロシア海軍において最優先で整備さ
れると述べた。
Borey級の一番艦 Yuri Dolgurky は洋上試験の第一段階を完了したが、海軍へ引き渡されるまでには更に5~6回の洋上試験が行われると
いう。 また2月8日の現地報道によると、2009年12月に行われるはずであった四番艦の起工式が3月19日に行われる。
2010.03
Jane's Missiles & Rockets
Russia plans further Bulava SLBM trials
<1004-030018>
R-30 3M30 Bulava SLBM が2009年12月9日の発射試験に失敗した原因について、ロシア業界筋が1月12日に第三段を切り
離す部品の設計に不具合があったことを明らかにした。 これについて同日の Interfax は設計の問題ではなく製造上の問題
であるとしている。
Bulava の再開時期について業界筋は5月下旬か6月上旬としているが、ロシア海軍は夏以降としている。 発射地点の白海が氷結するためであ
る。 いずれにせよ試験艦による発射試験は少なくとも2回行われ、成功すれば Borey級の一番艦である Yuri Dolgoruky による発射試験が行われる。
Yuri Dolgoruky は現在 Severodvinsk に横付けされていて年内に洋上試験に入る模様で、更に
2隻の同級が建造中である。 しかしながら2009年12月22日に起工式が行われるはずであった四番艦の着工は、2010年1/四半期に
延期されている。
2010.02
Jane's Missiles & Rockets
Sineva SLBM is not an alternative to Bulava missile, says Rissian Navy
<1003-020012>
ロシア海軍参謀長が12月15日、トラブルが続いている 3M30 Bulava (SS-NX-30) SLBM の代わりに液体燃料の RSM-54 Sineva を Borey級 SSBN
に装備することはしないと述べた。 Sineva を Borey級に搭載することや他の SLBM を開発することは不可能である
という。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Medvedev urges defence industry modernisation
<1002-010040>
ロシアのメドベーエフ大統領が11月12日に、軍需産業の発展を図ると共に軍の近代化を進める方針を明らかにした
。 これに伴い12月1日に、国防省や産業界で構成される専門家会議が発足する。
大統領は2010年に戦略ミサイルの調達数を30基( Sineva SLBM 16基、Topo/RS-24 ICBM 14基)に増やすと共に、
Iskander (SS-26) を5個システム調達することを明らかにした。 2009年には1個大隊分に相当する Iskander 用発
射機3基とミサイル13発を調達する。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Russia prepares for another test firing of the Bulava missile
<1002-010022>
Interfax が11月24日に、R-30 3M30 Bulava (SS-NX-30) の次回の発射試験は12月上旬に行われると報じた。
米海軍は、Bulava を搭載する Borey級 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky は12基を搭載と見ていたが、インターネットに掲載された写真では16基
搭載しているようである。
2009.12.14
Aviation Week & ST
Bulava blanks
<1001-121410>
R-30 Bulava (SS-NX-30) の12回目の発射試験が12月9日に行われ失敗した。 Bulava の発
射試験は2004年の開始以来5回しか成功していない。
2009.12.11
Yahoo
毎日新聞記事
<1001-121101>
ロシア国防省が、9日に行われた Bulava SLBM の発射試験が失敗したことを明らかにした。 Bulava は今回を含めて12回の試
験で7回失敗したことになり、米国との核戦力均衡を目指すロシアの軍事戦略に打撃となりそうだ。
国防省によると、白海で原子力潜水艦から水中から発射された Bulava は、三段目エンジンに不具合が生じた。 今年7月の実験は発射直後の
第一段で失敗していた。
2009.12.09
Jane's Defence Weekly
Russian missie industry sees spike in growth
<1002-120907>
2009年に於けるロシアのミサイル/宇宙産業の成長率は18%で、軍事産業全体の成長率
3.8%を大きく上回ると見られる。
2010年には Sineva SLBM 16基と RS-24 ICBM 14基が納入されることになっている。
2009.12
Jane's Missiles & Rockets
Bulava tests face further delay
<1002-120008>
10月末に予定されているトラブル続きの Bulava (SS-NX-30) SLBM の次回発射試験は延期されることが明白になっている。
2009.11.11
Jane's Defence Weekly
Russia schedules new Bulava test
<1001-111104>
ロシアが Bulava 30 SLBM の試験を11月24日に行う。 Bulava は過去11回の試験に6回失敗している。
Bulava 30 を搭載する Yuri Dolgoruky は2009年に就役するが、当初は主装備無しでの就役になる。
2009.11
Jane's Missiles & Rockets
Bulava flight-testing to resume later this year
<0912-110005>
ロシア海軍参謀総長が9月11日に、Bulava (SS-NX-30) SLBM の再試験が年内に行われること
を明らかにした。
7月15日のロシアの報道によると、前回の Bulava 発射試験の失敗はガスジェネレータの不具合によるものであった。
2009.10
Jane's Missiles & Rockets
Bulava test failure has far-reaching impact
<0911-100006>
7月5日に行われた Bulava (SS-N-X-30) の発射試験はロシア国内に大きな衝撃をもたらし、開発にあたっていたモスクワ熱技術研究所 (MITT) 所長を始めとする人事の
刷新と、製造会社を MITT から変更するなどの対応が行われた。
2009.09
Jane's Missiles & Rockets
Bulava's chief designer steps down after latest test failure
<0910-090011>
7月22日に、失敗が続いている Bulava (SS-NX-30) SLBM を開発しているロシア国営 MITT社の社長及び設計責任者が解任されたと報じられた。
過去11回行われた Bulava 発射試験の成果は以下の通りである。
2005.09.27: 第三段の失敗
2005.12.21: 成 功
2006.09.07: 第一段の失敗
2006.10.25: 第一段の失敗
2006.12.24: 第三段に問題
2007.06.28: 弾頭1発に問題
2007.11.10: 第一段の失敗
2008.09.18: 弾頭分離に失敗
2008.11.28: 成 功
2008.12.23: 第三段の失敗
2009.07.09: 第一段の失敗
2009.08.03
Yahoo
産経新聞記事
<0909-080301>
ロシアの次世代 SLBM Bulava の開発を進めてきたモスクワ熱工学技術研究所所長が7月下旬に辞任を表明し了承される
見通しである。 SLBM 開発の遅れはロシア軍の技術革新の停滞を示すものといえ、年末の失効を控えて活発化する START 1 の後継条約をめぐる交渉にも影響を与えそうだ。
ロシアは Bulava の完成を前提に新型原潜を開発したばかりで、現在実戦配備されている Sineva を新型原潜に搭載するには莫大な改良費がか
かるという。 ポポフキン国防次官は、新型 SLBM の開発には最大300億ルーブル(約900億円)かかるため、Bulava の改良を進める以外に道はない
との考えを示した。
2009.08
Jane's Missiles & Rockets
Bulava to resume flight tests in July
<0909-080007>
ロシア海軍参謀長が6月17日に、トラブル続きの Bulava (SS-NX-30) SLBM の発射試験が7月下旬に再開されることを明
らかにした。 また Bulava を装備する Project 955 級 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky は、遅れていた洋上試験を開
始したことも明らかにした。 ただし次回の Bulava 発射試験は、試験用潜水艦を用いて行われる。
2009.07.22
Jane's Defence Weekly
Blava 30 SLBM fails another flight-test
<0911-072201>
ロシア海軍が7月15日に、11回目となる Blava 30 SLBM の発射試験を行ったが、第一段の故障で失敗した。 これで
Blava 30 の発射試験失敗は6回になる。
一方7月13、14日の両日に RSM-54/R-29M Sineva (SS-N-23) 2発の発射試験が行われ成功した。 Sineva はロシア海軍が2007年7月以来装備して
いる射程8,300kmの SLBM で、100kTの核弾頭10発の MIRV 弾頭を搭載し、
CEP=500mの精度を持つ。
2009.07.17
Yahoo
毎日新聞記事
<0908-071702>
ロシア海軍が15日、SLBM Bulava の発射試験に失敗し、目指していた年内の生産開始と配備は絶望的となった。
Bulava は極北の白海で原潜から発射されたが、第一段ロケットの作動が不完全で自爆した。 Bulava はこれで計11回の発射実験の
半数が失敗したことになる。 軍は次回の実験まで5~7ヵ月を要するとしている。
Bulava は10個の弾頭を搭載でき、射程は8,000km、発射後は低い弾道を不規則に飛行することから、MD に対抗する最
新兵器の一つとされる。
2009.07
Jane's Missiles & Rockets
Revised test programme for Russia's Bulava draws favourable reaction
<0908-070022>
Bulava (SS-NX-30) SLBM の開発計画を変更し、6月~7月に地上試験を行い、年内にあと
5回の発射試験を行うする決定は、関係者に好意的に受け止められている。 イワノフ副首相(註:兼国防相)は5月19日に TV で、Bulava が計画中止に
なることはないと明言した。
2009.06
Jane's Missiles & Rockets
Russia announces new test plan for Bulava sub-launched missile
<0907-060002>
ロシア国防省が、2008年12月23日に行われた Bulava SLBM 発射試験における第三段の切り離し失敗について、分離用
火工品の製造上の欠陥が原因で設計には問題がないとの調査結果を公表し、Bulava の試験を継続する方針を示した。
Bulava を搭載する Borey級 SSBN の一番艦 Yuri Dolgoruky は依然として Severodvinsk に停泊しているが、その建造費は当初見積も
りを700%超過している。
2009.05
Jane's Missiles & Rockets
Russian Bulava SLBM testing set to resume in June
<0907-050001>
ロシアの国防次官が3月5日に、Bulava (SS-NX-30) SLBM の次回の発射試験について、3月に再開するとの従来の報道を
否定し、6月下旬に行うことを明らかにした。
その上で同次官は、Bluva が年内に配備されることと、一次生産分が既に発注されていることを明らかにした。
2009.04
Jane's Missiles & Rockets
Russia revises Bulava SLBM programme of flight trials
<0905-040001>
ロシアが Bulava (SS-N-X-30) SLBM の発射試験を3月に再開する。
Bulava は度重なる発射試験の失敗から計画が見直され、年内に更に2~3回行われる試験を含め少なくとも5回の試験を行い、
2010年に量産に移行するという。 しかしながら現地の報道は、量産開始は2012年と見るのが現実的と伝えている。
2009.03
Jane's Missiles & Rockets
Russia weighs up optons following Bulava setbacks
<0904-030011>
ロシアでは Bulava (SS-N-X-30) SLBM の開発が難航しており、過去10回の発射試験中完全な成功は
1回だけで、4回は部分成功、5回は失敗であった。 Bulava の試験は2009年も続け、予定通り2009年12月に量産を開始するとしているが、SLBM 装
備計画の見直しを迫られている。 原因の一つには、1990年代にロシア海軍が液体燃料ミサイルを排除して固体燃料化
したことがあげられている。
ロシア海軍の副参謀総長は、既に装備していて11,500km射程の実績がある R-29RM Sineva の生産再開を提唱している。
2009.02.25
Jane's Defence Weekly
Russia considers resumption of Bulava SLBM testing
<0905-022508>
ロシアが RSM-56 Bulava (SS-N-30) SLB> の発射試験を3月に再行する。 Bulava は
2008年運用開始の計画であったが、過去10回行われた発射試験の5回が失敗に終わり、運用開始の決定は今後の試験結果次第
で12月に行われると見られる。
2009.02
Jane's Missiles & Rockets
Russia's Bulava SLBM suffers another flight-test failure
<0903-020027>
ロシアが12月23日に R-30 3M30 RSM-56 Bulava SLBM の発射試験を行ったが、第一段の切り離し直後に不具合を生じ爆破
された。 前回11月28日に行われた試験は成功したため、12月1日にイワノフ国防相が量産移行を発表した矢先のことである。 尤も、11月28日の
成功について海軍の報道官は、過去行われて9回の試験の中で初の完全な成功と述べていた。
Bulava は全長12.16m、発射重量36.8t、最大射程8,000km、搭載能力1,150kgで、100~150kTの弾頭を6~10発搭載する。 Bulava を装備する
Borel級 SSBN の一番艦である Yuri Dolgoruky は12月16日に原子炉の試運転に成功しており、間もなく
洋上試験が開始される。
2009.01.14
Jane's Defence Weekly
Russia's Bulava SLBM fails test again
<0902-011405>
ロシアが12月23日に白海で、北海艦隊の Akuka級 SSBN から Bulava (SS-NX-30) SLBM の発射試験を実施したが、ミサイルは
第三段の不具合により自爆し試験は失敗に終わった。 この結果 Bulava は10回の発射試験のうち5回で失敗した
ことになる。
Bulava は現在建造中の Yuri Dolgorukiy級 SSBN の装備として今年中に運用を開始する予定であっただけに、深刻な状況
になっている。
2009.01
Jane's Missiles & Rockets
Russia successfully fires another Bulava missile
<0903-010017>
ロシアが11月28日に R-30 Bulava (SS-NX-30) SLBM の発射試験に成功した。 Bulava の発射試験は年内にもう一
度行われる。
Bulava は、海軍では R-30、国防省では 3M30、兵器管理の分野では RSM-56 と呼ばれている。
2008.12.23
Yahoo
毎日新聞記事
<0901-122302>
インタファクス通信が伝えるところによると、ロシア海軍が23日、Bulava SLBM の発射試験に失敗した。 試験で
は白海から発射されたが、ロケット点火の際にトラブルが発生し空中で自爆した。
今回の試験は Bulava 開発最終段階と見られており、ロシアは早ければ来年にも生産開始を目指していたが、計画見直しを余儀なくされそうだ。
2008.12
Jane's Missiles & Rockets
Russia tests range of Sineva SLBM
<0901-120011>
ロシアが RSM-54 Sineva (SS-N-23) SLBM の初めてとなる最大射程での発射試験を行った。 Sineva の射撃は今まで
8,500kmで行われていたが、この試験ではバレンツ海を潜航中の Delta-Ⅳ 級 SSBN から発射して、赤道近くの太平洋上まで11,547kmを飛翔した。
Bneva は液体燃料を使用する第三世代 SLBM で、2007年7月に就役し、同年12月に発射試験に成功している。 弾頭と
しては100~500kTの核弾頭を4又は10個搭載する。
2008.11
Jane's Missiles & Rockets
Conflicting reports follow Bulava test
<0901-110007>
ロシアは、9月18日に潜水艦から SS-NX-30 Bulava SLBM を発射する試験を行い、国防省は成功したと発表したが、インターネットでは
RV に問題が発生したとの情報が流れ、9月22日には政府系ビジネス紙で RV の切り離しに失敗
したと報じられた。
更にその3日後にも非政府系紙で、Bulava の試験は RV 段階で失敗したと報じた。
2008.10.22
Jane's Defence Weekly
Russia conducts Sineva range test
<0812-102207>
ロシアが10月11日に、RSM-54 Sineva (SS-N-23) SLBM の最大射程での射撃を行った。
Sineva は通常8,500km程度の射程で射撃するが、この日の射撃ではバレンツ海に潜航中の SSBN から発射され、初めて赤道付近まで11,547km
を飛翔した。
2008.10.11
Yahoo
時事通信記事
<0811-101101>
ロシア海軍が11日、バレンツ海で演習中の原子力潜水艦が SLBM シネワ (Sineva) の発射試験を行い成功したと発表した。 今回の発射試験
は初めて太平洋の赤道付近を標的とした。 Sineva は終末段階で巡航ミサイルになるため、米国のミサイル防衛網を
突破する能力があるとされている。
メドベージェフ大統領が空母建造計画の策定を国防省に命じた。 ロシアは現在、空母を1隻しか保有していない。 新型空母は1~2年後に建
造に着手し、一番艦が2013~15年に完成する見通しである。
2008.10
Jane's Missiles & Rockets
Successful Russian SLBM launch refocuses press treatmnet on 'Delta Ⅲ' SSBN forces
<0811-100016>
ロシア海軍が8月1日、保有する RSM-50/R-29R (SS-N-18 Mod 3) SLBM を、2008年初めに北海艦隊に再就役した Delta Ⅲ
級 SSBN から発射する試験に成功したことから、マスコミの注目がこの両者の組み合わせに集まっている。
現在の計画では太平洋艦隊の2隻の Delta Ⅲ 級 SSBN は、Borei 級 SSBN が完成するとこれに換装される。 Borei 級 SSBN は一番艦と二番
艦が建造中で、2007年に進水した一番艦は2008年に北海艦隊に配属される。 しかしながら Borei 級 SSBN の建造は3隻のみで、
4隻目からは Borei 改級になり、2040年まで使用される。
Borei 級に装備される SS-N-X-30 Bulava SLBM は試験の失敗を繰り返したが、2008年初めに運用開始になったよう
である。
2008.08
Jane's Missiles & Rockets
Bulaba sub programme looks likely to cotinue
<0809-080034>
ロシア海軍参謀総長が、Bulava (SS-NX-30) 計画には膨大な支出をしてきているが、海軍は未完成のシステムを受領できないと、Bluva の
試験が今年も続行することを明らかにした。
2008.03
Jane's Missiles & Rockets
Makeyev designer confident about Sineva-2 funding
<0804-030020>
ロシアの Makeyev社が、R-29RMU Sineva SLBM の改良型となる Sineva-2 が事業化されることに自信を示した。
R-29RMU Sineva SLBM は RSM-54 の後継として2007年7月9日に運用が開始され、2030年まで使用されるが、Sineva-2 は Sineva をどの程度改良するかについては不明で
ある。
2008.02
Jane's Missiles & Rockets
Russian media belatedly reports Bulava failed
<0803-020010>
2007年11月11日に行われた Bulava (SS-N-X-30) の発射試験が失敗であったことがロシアで報じられ、将来の戦略
構想について議論を呼んでいる。 この試験で Bulava は、発射管から射出されたものの、主エンジンの点火に失敗した。
11月19日付けの週刊紙はこの計画の継続の是非を問いかけているほか、広く読まれている日刊紙では計画中止を主張していないものの2008年
に計画されていた運用開始は2010~2012年にずれ込むであろうとの見通しを示している。
2007.12.26
Yahoo
産経新聞記事
<0801-122601>
ロシア軍が25日、二種類の弾道弾を発射した。 発表によると、バレンツ海を潜行中の同国北方艦隊の原潜が、まず SLBM を発射し
カムチャツカ半島にある標的に命中した。 発射されたのは、18年間にわたり配備されてきた RSM-54 を元に開発された新型ミサイル
Sineva で、最終段階で弾頭が分離し巡航ミサイルとなるため、現在の BMD システ
ムでは対応できないという。 同原潜は17日にも同ミサイルの発射実験を行った。
二種類目は、戦略ロケット軍が北西部のプレセツク基地から発射した MIRV 弾頭の RS-24 で、発射された
ミサイルは数分後に約7,000km離れたカムチャツカ半島の標的に予定通りに着弾した。
また26日未明には、ソ連崩壊以来停止していた欧州への偵察飛行を今夏再開したロシア空軍の戦略爆撃機 Tu-160 が
デンマーク領空に接近し、同国空軍戦闘機が緊急発進する事件も起きた。
2007.10
Jane's Missiles & Rockets
Bulava-M SLBM looks set to enter production
<0721-100003>
ロシアが Bulava-M (SS-NX-30) SLBM の量産を開始した。 計画では2008年に更に2回の発射試験を行うが、
これらは最大射程の確認である。
今までの発射試験は Project 941 (Typhoon) 級 SSBN で行われたが、最後の試験は2007年10月に洋上試験を開始する Project 955 級
SSBN により行われる。
2007.08.29
Jane's Defence Weekly
Sineva SLBM enters service
<0718-082904>
7月9日にプーチン大統領が Sineva (RSM-54M or R-29 RGU) SLBM の運用を開始
する大統領令に署名した。 Sineva は現有の RSM-54 (SS-N-23) の後継となる液体燃料 SLBM で、RSM-54 が4個の弾頭を搭載する
のに対して10個の MIRV を搭載する。 最大射程は8,300kmで最大深度55mから発射
できる。
Sineva は Delta Ⅳ 級 SSBN の主装備になる。
2007.08.07
Yahoo
産経新聞記事
<0716-080701>
ロシア海軍司令官が5日、米国のミサイル防衛網 (MD) を突破し攻撃が可能だという新型の SLBM である
Bulava の量産体制に入ることを明らかにしたとインタファクス通信が伝えた。 発射実験が成功したことを受けたもので、MD
網構築に動く米国に対抗する姿勢を示した形だ。
同司令官は、今年6月28日のミサイル発射実験が成功したのを受け量産体制に入るための拠点を創設することを決めたと語ったが、量
産体制に入る時期や規模については言及しなかった。
2007.08
Jane's Missiles & Rockets
Bulava SLBM makes successful flight
<0717-080004>
6月28日にロシアが、R-30 Bulava (SS-NX-30) SLBM の発射試験に成功した。
2006年に行われた3回の試験は全て失敗している。 Bulava は10個の MIRV 弾頭を搭載して
8,000kmの射程を持ち、新型の Borey 級 SSBN に装備される。
Borey 級は全長170m、浮上時排水量14,720t、潜航時排水量24,000tで、最大潜航深度450m、速力29ktの性能
を持ち12発の Bulava を搭載する。 一番艦 Yuriy Dolgoruky は4月に進水し、2008年
に就役する。
2007.07.09
Defense News
Russia tests new ICBM
<0717-070907>
ロシア国防省は7月下旬、SSBN Domitry Donskoi を用いて新型 SLBM Bulava の発射試験を行い成功
した。
発射試験は、ロシア北西部白海沿岸からカムチャッカ半島の試験場に発射された。ミサイルの射程は8,000km
で、10個以上の核弾頭を搭載する。
2007.06.29
Yahoo
毎日新聞記事
<0713-062904>
ロシア海軍が28日、SLBM Bulava-M の発射実験に成功したと発表した。
ロシア海軍によると、ミサイルはロシア北西部白海の海中で原潜から発射され、極東カムチャツカ半島の演習場に着弾した。
2007.06
Jane's Missiles & Rockets
Bulava to fly by mid-year
<0713-060016>
過去三回の発射試験に失敗したロシアの Bulava (SS-N-30) SLBM の発射試験は、6月か7月
に再度実施される。
2007.05
Jane's Missiles & Rockets
Russia SLBMs should see out 2030
<0713-050020>
ロシア連邦宇宙局長官が、Makeyev 設計局が開発し2004年に発射試験を完了した R-29RM Sineva (SS-N-23)
及び他の2機種など、液体燃料 SLBM が2030年頃まで使用されることを明らかにした。 他の2機種とは
RSM 54 Shil (SS-N-23) 及び固体燃料の RSM 52/3M20 (SS-N-20) と見られる。
RSM 54 Shil は Delta Ⅳ 型 SSBN に、RSM 52/3M20 Typhoon 型 SSBN に装備され
ている。 RSM 50 Volna (SS-N-18) を装備する旧式の Delta Ⅲ 型 SSBN は間もなく退役する。
2007.04
Jane's Missiles & Rockets
Dolgoruky nears testing despite Bulava concerns
<0710-040023>
装備する SS-NX-30 Bulava SLBM の発射試験に続けて失敗したのに、Project 955 Borel 級
SSBN の一番艦となる Yuri Dolgoruky は2007年中に進水し試験に入る。 海軍作戦部長は、
海軍予算の半分を SSBN に充当すると共に、Borel 級 SSBN 3隻を2008年中に就役さ
せると言っているが、それまでにBulava は完成しそうにない。
イワノフ国防相は2月7日に議会で、ロシア軍の武器の45%を2015年までに更新する計画で、その一環として海
軍は SSBN 8隻を含む31隻を新造することを明らかにした。
また、これまで年平均4基であった Topol-M ICBM を2007年には7基製造し、そのうち3基は移動型になる。 ロシアは現在40基のサイロ
発射式 Topol-M ICBM を装備しているが、2007~2015年に$189Bかけて34基のサイロ発射型と50基の移動型 Topol-M を
装備する計画である。
2007.03.12
Defense News
Russia to focus on Topool-M, missile sub
<0708-031206>
ロシア大統領は、好調な原油及び天然ガス輸出による豊富な資金を戦略兵器の強化に充て、潜在脅威国家で
ある米国に対応する充分な戦力を保持する意向を示した。
ロシアは米国が計画中である BMDS の欧州配備への強い懸念から、Topol-M (SS-27) ICBM の増強を計画中
であり、1997年から配備する42基のサイロ発射型に加え、昨年12月に3基の車載型を展開し、2015年までに
車載型69基を陸軍に配備する計画である。
Borei 原子力潜水艦は3隻を建造中で、2015年までに更に5隻を装備する計画で、多弾頭の Bluva SLBM を搭載
する。 初号艦の就役は2008年を予定している。
2007.02
Jane's Missiles & Rockets
Russia Bulava experiences third failure
<0708-020002>
ロシアが2006年12月24日に SS-NX-30 Bulava SLBM の発射試験を実施したが、三段目の不具
合により失敗した。 この結果 Bulava は過去4ヶ月間に3回の試験に失敗したことになる。 今回の試験
は浮上しての発射であった。
Buiava は2005年9月に初発射が行われて以来、以下の5回の発射試験が行われている。
2005.09.27: 浮上発射 成功
2005.12.21: 潜水発射 成功
2006.09.07: 潜水発射 失敗
2006.10.25: 潜水発射 失敗
2006.12.24: 浮上発射 失敗
2006.12.11
Defense News
Russia again links arms sales to foreign policy
<0703-121106>
ロシアは兵器市場をラテンアメリカ、北アフリカに拡大し輸出を大幅に増加させており、7月には反米主義のベネズ
エラに24機の Su-30 を売却した。 また、3月にはアルジェリアと$7.5B、最近では
インドネシアと$1Bの武器輸出契約を締結している。
武器輸出に成果をあげる一方で、ロシアは2006年に Bulava SLBM の発射試験に9月、10月の2度失敗しており
、2008年の装備化は1~2年遅れる模様である。 Bulava は10個の核弾頭を持つ海軍
の戦略ミサイルで、米国と同様今後10年間は核戦力を維持する方針である。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
Russia publicises its nuclear deterrent with SLBM launches
<0703-120013>
ロシア海軍が9月9日、10日の両日、Delta Ⅳ 改 SSBN 及び Delta Ⅲ SSBN による
SLBM の発射試験を行った。 両艦はそれぞれ RSM-54M Sineva 及び R-29R (SS-N-18)
を発射した。
このうち Delta Ⅳ 改は北極点近海の海面から SLBM を発射したが、北極点近海からの発射は1994年以来と
なる。 また Delta Ⅲ が発射した R-29R は2,600km離れた着弾地に2発の弾頭を撃
ち込んだ。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
Two Bulava failures trigger public debate
<0703-120011>
2006年10月25日に行われた Bulava SLBM の発射試験は、正常に発射されたもののブースト段階で
コースを外れ自爆した。 9月7日に行われた前回の試験も失敗しており、国内で議論
を呼んでいる。
2006.11
Jane's Missiles & Rockets
Bulava fails during test launch
<0624-110027>
ロシアの新型 SLBM である Bulava-M の三回目の発射試験が行われたが、発射直後に海面
に墜落し失敗した。 ロシア海軍によると第二段に故障が起きた模様である。
Bulava-M は三段推進で、2005年9月27日と12月21日に試験に成功している。 実戦配備は2008年に予定され
ている。
2006.09
Jane's Missiles & Rockets
Tula successfully fires Sineva SLBM
<0618-090026>
6月20日にロシア海軍の Delta Ⅳ 級潜水艦 Tula がバレンツ海から R-29M Sineva SLBM を発射し、
5,000km離れたカムチャッカの標的に達した。
R-29M Sineva は R-29 Shetal (SS-N-23) の改良型で、ロケットモータ及び外観寸法は R-29 と同じであるが新型弾
頭を搭載し、弾頭数が4から10に増えている。 R-29M は SS-N-21 から SS-N-30 のいずれでもなく、
コード名はまだ付けられていない。
2006.08
Jane's Missiles & Rockets
Russian armaments plan sets missile priorities
<0617-080027>
$184.7Bに及ぶ2007~2015年間のロシアの武器計画が承認された。 その半分が武器購入費に充てられ、現在の計画
より40%増となっているほか、研究開発費も20%増加している。 その主なものは以下の通りである。
・Blava (SS-X-30) 装備原潜×5
・移動型 Topol-M (SS-27) ICBM ×50
・Blava 派生型 ICBM
・Iskander (SS-26) 発射機×60
・S-400 SAM ×18個 FU
・新 BMD システム
KE 及び Laser を利用、宇宙配備も考慮。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
Re-entry vehicle faces simulated US defences
<0615-060017>
ロシアが Topol-M (SS-27) ICBM や Bulava (SS-NX-30) SLBM 用として開発している弾頭の発射試験が行われ、2,000kmを飛行した後に
カザフスタンの Balkhash 試験場に誤差数百㍍で着弾した。 同試験場は ABM の試験場で、ロシアはこの弾頭
は米国の BMDS を突破できるとしている。
4月22日のロシア紙によると、今回の試験は2005年11月1日に行った試験の補足で、この弾頭は6個搭載されブ
ースト後に分離する。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
Russia's Bulava undergoes fast-track test programme
<0615-060015>
ロシアの R-30 (RSM-56) Bulava SLBM は2005年9月27日に第1回目、12月に第2回目の発射試験が行われ、6月
末から7月にかけて次回の試験発射が予定されている。 発射試験は計10回予定され、2007年末までに完了する
。 これに対してロシア内部でも開発期間と試験期間が短すぎると危惧する声が上がっている。
Bulava は同程度のフランスの M51 SLBM の1/10の価格である。
Bulava の主要諸元
・全 長: 11.5m
・胴 径: 2m
・発射重量: 36.8t
・発射機長: 12.1m
・弾 頭 数: 6
・段 数: 3
2006.03.29
Jane's Defence Weekly
Third Project 955 SSBN begins construction
<0608-032907>
ロシアの第四世代 SSBN である Project 955 Borey 級原潜の三番艦 Vladimir Monomakh が3月19日に起工した。 同艦は
SS-27 Topol-M ICBM の潜水艦発射型である SS-N-30 Bulava を12発搭載する。
一番艦の洋上試験は2006年中に開始され、二番艦は2004年3月に建造が開始されている。 ロシア海軍参謀総長によると、今後10年間に
6隻以上の第四世代 SSBN が就役する。
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
Bulava executes first underwater launch
<0605-020028>
ロシアが2005年12月21日に、R-30 Bulava (SS-NX-30) SLBM の二度目の発射試験を潜航移動
中の潜水艦から実施し成功した。 2005年9月27日に行われた最初の発射試験は浮上した潜水艦からのものであった。
Bluva 装備の潜水艦は2008年までに就役する計画である。
2005.12
Jane's Missiles & Rockets
Bulava SLBM makes successful first flight
<0602-120001>
9月27日にロシアは、Bulava (SS-NX-30) SLBM の発射試験に初めて成功した。 10月9日に放映された TV 番
組によると、Bulava は複数の弾頭と数十のデコイを放出できる。
Bulava は ICBM の Topol-M と高い共通性を持ち、射程は8,300km以上である。 Bulava を装備するのは
Akula (Typhoon) 級よりかなり小型の Borey 級原潜で、SLBM 搭載数は Akula の20基に対し
12基と少なくなっている。
┃ ┃ Bulava ┃ Topll-M ┃
┣━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃キャニスタ全長┃ 12.1m ┃ 22.7m ┃
┃キャニスタ胴径┃ 2.1m ┃ 1.95m ┃
┃発 射 重 量┃ 36.8t ┃ 47.2t ┃
┗━━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2005.10.05
Jane's Defence Weekly
Submarine test success for Bulava missile
<0520-100501>
9月27日にロシアが SS-N-30 Bulava SLBM の発射試験を行い成功した。 Bulava は SS-27
Topol-M ICBM の潜水艦発射型で射程は8,000km、弾頭は10個の MIRV
(Multiple Independently-targetable Re-entry Vehicle) である。
実験で Bulava は Typoon 級原潜から発射されたが、装備化後は Borey 級原潜に12発搭載される。 Borey
級原潜は現在最初の2隻が建造中で、一番艦は2006年末に進水する。
2005.09
Jane's Missiles & Rockets
Russian Volna launch fails
<0518-090006>
6月21日にロシアが、RSM-50 Volna (SS-N-18) SLBM の初段ロケットを用いて Cosmos 1 衛星打ち上げを試み
たが、液体燃料エンジンの燃焼が過早に停止し打ち上げに失敗した。
RSM-50 は Delta Ⅲ 級原潜に搭載されている射程6,500~8,000kmの SLBM で、14隻建造された同級原潜のう
ち7隻が現在も就役している。
2005.01
Jane's Missiles & Rockets
Russia conducts tests of new strategic missile systems
<0504-010007>
プーチン大統領が11月16日に、ロシアが新型の核ミサイルを試験中で2005年にも調達を開始すると発言した。
このミサイルとは有翼高速飛翔体を Topol-M ICBM の弾頭としたシステムか、飛翔
経路や高度を変えられる弾頭を装備した Bulava SLBM と見られている。 Blava は早ければ
2005年末、遅くとも2006年中には配備されると見られている。
2005年中にロシアは、現有の Topol-M 4個連隊に加えて新たに1個連隊を発足させる。 移動型の Topol-M はまだ配備されていない
が、2006年以降には、3~9基/年のペースで配備される。
(既報と同一内容に付き省略)
2004.11
Jane's Missiles & Rockets
Russia launches unpowered Bulava-30
<0502-110010>
ロシアが新型 SLBM Bulava-30 (SS-NX-30) の擬製弾を用いた潜水艦からの射出試験を行った。 Bulava-30
の実射試験は2004年末に開始される。
一方新型移動式 ICBM Topol-M (SS-27) の発射試験はほぼ終了し、最終発射試験が今年後半に予定されている
。
2004.05
Jane's Missiles & Rockets
Russian SLBM failures still having imapct
<0414-050004>
2月に行われたロシア軍の Bezopastnost-2004 演習における RSM-54 (SS-N-23) SLBM 2発の発射演習失敗の反響は、いまだに続いてい
る。
プーチン大統領は大統領選挙を目前にした3月2日に、同演習の SLBM 発射部分の再行を命じ、3月17日に海軍参謀総長の立ち会いで
MRM-54 の発射が行われ、ミサイルは正常に飛行したものの、今度は発射した潜水艦での操作誤りが明らかになった。
2004.02
Jane's Missiles & Rockets
Russia to develop MIRVed ballictic missile programme
<0408-020010>
ロシアは今年中にも新型の ICBM 開発を開始し、START Ⅰ が終了する2009年に運用を開始する。
新型 ICBM は液体燃料の大型で、MIRV 弾頭10発、計4tと、現在生産中の Topol-M (SS-27) の3倍の搭載能力
を持つ。
しかしながらロシアの戦略ミサイル開発は総じて資金不足で、1998年から開発中の Bulava SLBM では、2003年に必要な工作機械も買え
ない状態であった。