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「ロシアの新型巡航ミサイル配備を確認 米軍」
「ロシアの巡航ミサイル、米国などを射程に 米軍司令官証言」
「新型 ICBM も実験、ロシア・・・」
「大統領が爆撃機に搭乗、新・・・」
2021.09
International Defence Review
Russia unveils Kh-59MKM upgrade variant air-to-surface missile
<2110-090006>
ロシアRaduga設計局が7月にZhukovskyで開かれたMAKS 2021展で、TV誘導Kh-59MKの長射程型Kh-59MKMを公表した。
弾体下に搭載したターボファンエンジンで推進するKh-59MKMは全長5.7m、胴径380mm、翼端長1.3m、重量930kgで、360kgの弾頭を搭載している。 弾頭は320kgの侵徹弾頭の前方に成形爆薬4個配列した40kgの前置弾頭を持ち、3mの侵徹能力があるという。
高度656ft~36,089ftで発射され、49ft~3,281ftを巡航速度900~1,050km/hで飛翔し、速度Mach 0.5~0.9、CEP=10mで弾着する。 射程は285kmである。
2021.08.20
朝鮮日報
半永久的に飛行して地上を攻撃する原子力推進式巡航ミサイル、ロシアが近く試射か
<2109-082003>
米CNN TVが19日、ロシアが近々空中を長期間飛び回って随時地上を攻撃できる原子力推進ミサイルの発射試験をする計画だと報じた。 このミサイルは、従来の衛星では探知が難しい低高度で半永久的に飛行する上、空中から地上を直接攻撃することができ、戦争の構図を変えかねないゲームチェンジャーの一つと評されている。
NATOがSSC-X-9 Skyfallと呼んでいるこのミサイルは、プーチン大統領が2018年3月の演説で言及した次世代最先端戦略兵器の一つで、プーチン大統領は当時「このミサイルは無限の射程を持つ完璧に新しい兵器」と語った。
2021.08.19
CNN
ロシア、原子力推進式巡航ミサイル「ブレヴェスニク」の発射準備か
<2109-081901>
ロシアが再び原子力推進式CM Burevestnikの試験準備をしている可能性があると、最新の衛星画像を分析した専門家が指摘している。 これはSkyfallとも呼ばれ、米国の防衛システムをかわす狙いで開発されている。
衛星画像は、商用衛星画像サービス企業カペラ・スペースが8月16日に撮影したもので、この画像を分析した米ミドルベリー国際問題研究所の専門家はCNNの取材に対し、北極圏に近い発射場で「ロシアが核巡航ミサイルの実験準備をしていることを強く示唆している」との見方を示した。
米政府も、ロシアが先端兵器開発の一環として、再びBurevestnikの実験準備を進めている可能性があることは認識しているという。
【註】
ロシアの9M730 Burevestnik(NATO code SSC-X-9 Skyfall)原子力推進式CMは2019年8月に北部アルハンゲリスク州の実験場で試験中にロケットエンジンが爆発し、5人が死亡し3人が負傷したと報じられている。
2021.06.02
Jane's Defence Weekly
Russia deploys Tu-22M3s to Syria
<2108-060201>
ロシア国防省が5月25日、Tu-22M3 3機が同日に初めてシリアのHumayim空軍基地に派遣されたと発表した。 同機は地中海における乗員の訓練に使用するという。
Tu-22M3は戦闘行動半径が2,500~3,000kmと見られ、冷戦時代には主として対艦任務として配備され、Kh-32長距離超音速対艦ミサイルを搭載できることから、地中海へ入った英海軍空母Queen Elizabethを意識しての配備とみられる。
【註】
Kh-32は1991年代にソ連で生産されたASMで、射程は600~1,000km、上昇限度は40,000mで、最高速度はMach 3.5~Mach 4.6という。
INSで誘導され終末誘導はアクティブレーダホーミングである。
2019.09
International Defense Review
Russia unveils export-oriented Rubezh-ME coastal defence missile system
<1911-090009>
ロシアのTyphoon JSC社とKaluga社が、セントペテルスベルグで7月10~14日に開かれた海洋防衛博IMDSに、Bal-E (SSC-6) の輸出仕様であるRubezh-MEを出品した。
Rubezh-MEはTactical Missiles社製Kh-35UE (AS-20) 対艦ミサイル4発とOTHレーダ及び射撃統制装置を8×8車に搭載している。
重量670kgで145kgの弾頭を搭載するKh-35UEは射程が260kmで、高度10~15mをMach 0.8~0.85で飛翔する。 中隊は32発のKh-35UEを装備する。
操作員は2名で、Mineral-ME1アクティブレーダ及びMineral-ME2パッシブレーダを用いて、それぞれ250km、750kmで目標を捕捉する。
2019.08.11
東京新聞
ロシアの爆発、核ミサイル実験か 国営原子力企業が関与
<1909-081103>
ロシア北部の海軍実験場で8日に爆発が起き、周辺で一時放射線量が上昇した事故で、ロシア国営原子力企業ロスアトム社が10日、同位元素を使用した燃料エンジン装置の実験中に事故が起き、同社職員5人が死亡したと明らかにした。 露国防省は8日にジェットエンジンが爆発し6人が死傷したと発表していた
ロスアトムの関与が判明したことで、原子力関連の事故である可能性が出てきており、米専門家は、ロシアが開発中の原子力CMの実験中だったという見方を示している。
2019.07.15
Jane's 360
Russia unveils export-oriented Rubezh-ME coastal defence missile system
<1908-071506>
セントペテルスブルグで7月10~14日に開かれたIMDS展で、Bal-E (SSC-6) の輸出仕様である沿岸防備用ASCM Rubezh-MEが公開された。 Rubezh-MEはKAMAZ-6560 8×8車に4セル発射機とMineral-ME1アクティブレーダまたはMineral-ME2パッシブレーダのいずれかを搭載したもので、目標捕捉距離はそれぞれ250km、750kmである。
Rubezh-MEが装備するのは発射重量670kg、弾頭重量145kgのKh-35UE (AS-20) ASCMで、高度10m~15mをMach 0.8~0.85で飛行し、260kmの射程を有する。
2019.01.30
Jane's Defence Weekly
NATO rejects Russian claims that 9M729 GLCM in INF Treaty-compliant
<1903-013001>
NATOが1月25日のNATOロシア協議会 (NRC) で、9M729 GLCMの射程は480kmでINF全廃条約に違反しないというロシアの釈明を受け入れなかった。
【註】
9M728と9M729は、2015年10月にロシアがカスピ海からシリアに撃ち込んだ3M14 Kaliber-NK CMのファミリと言われ、9M728/9M729の胴径は魚雷発射管似合わせた533mの3M14とほぼ同じで全長は1m以上長くなっている。
2015年に3M14はシリアまで1,500km以上を飛翔していることから、燃料タンクが1m以上長い可能性のある9M728/9M729は更に長距離飛翔すると見ることができる。
2019.01.16
Jane's Defence Weekly
Russia reportedly developing longer-range Kalibr missile
<1903-011602>
ロシア国営TASS通信が業界筋の話として1月8日、ロシアがKalibr-Mと呼ばれる射程4,500kmのCMを開発していると報じた。
Kalibr-Mは1t近い通常又は核弾頭を搭載して陸上目標を攻撃するLACMで、サイズは従来のKalibrよりかなり大型で、フリゲート艦などの大型水上艦や原潜から発射するという。
2018.07
International Defence Review
Russia to modernise Kh-22 air-to-surface missiles
<1808-070009>
Izvestiaが国防省筋の話として5月、既に退役している1960年代のKh-22 (AS-4) を近代化して現役復帰させると報じた。
近代化するのは32発で3年かけてRUB300M ($4.8M)
で行うという。 この改良によりKh-22はRaduga設計局が1990年代初期から開発しているKh-32と互換性を持つようになる。
改良は内部構成品全てにわたり、弾頭を小型化して燃料搭載量を増やすことで600kmであった射程を1,000kmに伸ばす。
2018.02
International Defence Review
Novator reveals details of export version of Club system, missile, and range
<1804-020006>
ロシアNovator社が輸出型Club Club-Tと3M-14E LACMの最新型を公表した。 Club-T
は3M-14E1 LACMを6発搭載する。
同社よれば3M-14E1の弾頭はMTCRが規制している500kmを越えない450kgであるが、射程は275kmとなっているものの要求があれば
MTCRが規制している300km以上に伸ばすことができるという。
またClub-Tからは3M-14E1のほか三段推進超音速の3M-54Eや二段推進亜音速の3M-54Eも発射できる。 更に搭載車両は9K720 Iskander-Mや輸出用の9K720E Iskander-E
と同じものが使われている。
2017.06
International Defence Review
Game changer: Russian sub-launched cruise missiles bring strategic effect
<1708-060012>
・Submarine Strength
・Sub-surface ORBAT
・Operational impact and response
2017.03.20
Aviation Week & ST
Treaty violator
<1705-032003>
1980年に米ソで結んだINF制限条約は射程が500~5,500kmのBM及びCMの配備を禁止し、
SS-20 Pioneer、BGM-109 Gryphon、Pershing Ⅱがその対象になったが、条約締結後30年
経った今日、ロシアは以下のような射程が500km (270nm)を超えINF条約に違反すると見られるミサイルを配備していると見られている。
・Iskander (SS-26): 311nm
・Islander R-500 CM: 311nm
・Kalibr Land CM: 810~1,350nm
・9M729 GLCM (SSC-8): 1,080nm
2017.03.09
Yahoo
産経新聞記事
<1704-030905>
米統合参謀本部副議長が8日の下院軍事委員会の公聴会で、ロシアが新型GLCMを配備
したことを確認し、NATOへの脅威になるとの認識を示した。 米当局者が配備を確認したのは初めてである。 米政府は1987年に締結したINF
全廃条約に違反しているとしており、すでにロシア側に申し入れたという。
ロシアが配備したのはSSC-8で、INF条約により全廃で合意している地上発射型の中距離(射程1,000~5,500km)のCMとみられている。
2015.09.14
Aviation Week & ST
Networks? nyet
<1511-091403>
年内に配備が始まる地対空妨害機で、Krasukha-2 は AEW&C機妨害用
・Avtobaza-M パッシブレーダ
電波の到着時間差 (TDOA) で目標を標定。 200MHz~18GHzをカバーし、精度は捕捉距離の2%
・Kh-58UShKE-IIR ARM
Mach 4 の Kh-58 (AS-11) の折りたたみ翼型 Kh-58ShKE の IIR 誘導型
・Kh-59MK2 CM
重量1,700-lbで、射程160nm
2015.03.13
Yahoo
産経新聞記事
<1504-031302>
米北方軍司令官のゴートニー海軍大将が12日に上院軍事委員会公聴会で証言し、ロシアが爆撃機や潜水艦への CM の配備
を進めており、米アラスカ州やカナダの重要施設を射程に入れているとして、強い懸念を表明した。
また、ロシアの爆撃機が昨年、自国の空域外で活動した回数は東西冷戦終結後、最大だったと証言した。
2015.01
International Defence Review
Russia works up alternative to Ukraine-built cruise missile engins
<1502-010013>
ロシアはウクライナとの武器取引が停止したため、それまでウクライナの Motor Sich社が生産していた
CM 用エンジン R-95 を、ロシアの Omsk社が製造することにした。
2014.10
International Defence Review
All mossiles great and small: Russia seeks out every niche
<1411-100014>
全長7.5m、重量2,5400kgの亜音速 CM で、通常弾頭型の射程は4,000km、核弾頭型は5,000kmである。 2010年~2011年に
量産を開始したと見られる。
・Tactical Missiles
Kh-SD は Kh-101 と似た形状ではあるが、全長6m、重量1,500kmと小型で射程2,000kmの CM で、2011年に計画中止
となったが、Kh-SD-ON として復活している。
Kh-SD とほぼ同寸の Kh-MT は超音速 CM で射程は1,000kmである。
・Hypersonic Programme
GZ UR は MBDA社と共同研究していた LEA 超高速飛翔体の成果を元にした超高速 CM で、またインドとも
BrahMos-2 超高速 CM の共同開発で合意している。
・Lightweight Missiles
・New Guided Bomb
・Upgraded the Legacy
・Air-to-Air Missiles
・Long Range Engagement
2014.04.16
Defense News
Russian Missile System Masquerading as Innocent Cargo Container
<1405-041609>
4月14~17日にクアラルンプールで開かれた DSA 展に、ロシア Morinformsistem-AGAT社が40ft標準コンテナに隠蔽した CM
発射機 Club K CMS を展示した。
2014.04
International Defence Review
New missiles for the Islander-M TBM
<1405-040011>
ロシアの 9K715 Iskander-M (SS-26) には
・弾道飛行型
・巡航型 (Iskander-K/R-500)
・侵徹型
・ホーミング誘導型
・核弾頭型
の5弾種があるが、新たに3弾種が開発中である。
2012.11
Jane's Missiles & Rockets
Russia conducts first test launch of 3M24 Club-K missile
<1211-110021>
ロシア Morinformsistem-AGAT社が8月22日、20ft 型 Club-K KKRO コンテナ発射機から 3M24
(Kh-35E) を発射する試験を行った。 試験に使われたのは Kh-35 の輸出仕様である Kh-35E であったが、実際にはより長射程で、高度なアクティブレーダシーカを搭載し
た Kh-35U(輸出仕様は Kh-35UE )が使用される。
Club-K KKRO は次の段階の試験で、40ft コンテナ型から、3M54/3M54E 及び 3M14/3M14E を
垂直発射する。
2012.10
Jane's Missiles & Rockets
Russia tests new air-launched cruise missile
<1211-100011>
ロシアが新型戦略 CM 2発の発射試験に成功し、年内に更に2発の試験が行われる。 ロシア第一国防次官は、新型 CM はソ連時代の
Kh-55 (AS-15) 及び Kh-101 を元にしてることを示唆した。
同第一次官はまた、Isksnder から発射される R-500 CM の試験は2007年に行われ、2009年から配備
されていることを明らかにした。
2012.08
Jane's Missiles & Rockets
Russia shows off new missile for Club-K containerised launcher
<1209-080022>
ロシアのメディアが6月27日、Kh-35UE (SS-N-25) 対艦/対地 CM を ISO 標準コンテナから発射
する AGAT社の Club-K を報じた。
この発射機は、2010年に 3M54TE (SS-N-27B) 4発を発射するものが公表されているが、Kh-35UE は 3M54TE 同様の高速 CM で、全長が 3M54TE の
8.9mに対し4.4mと半分であるのに、射程は 3M54TE の220kmより長い260kmである。
2009.11.30
Aviation Week & ST
Conversion kit
<1001-113007>
ロシア Raduga社が、核弾頭搭載の Kh-55SM (AS-15B) を通常弾頭搭載の Kh-555 に改造する作業を行っており、Kh-555 は3~4年前に配備され
ている。 Kh-555 は Kh-101/102 シリーズが完成するまでの暫定措置で、新規弾ではなく保有弾の改造が行われている。
Kh-101/102 はいずれも開発中で、未だに配備はされていない。
Kh-55SM の核弾頭は150kg程度であるのに対し通常弾頭は450kg程度になるため、重心が変わるのを相殺する2枚の前翼が弾首部に取り付けられたと見られる。
誘導は EO による模様で、弾首部後方でコンフォーマル燃料槽の直前に付けられた金属製の板が EO センサの位置のようである。 弾体に
『コーティングに注意』と表示されていることから、電波吸収材が塗布されている模様である。
Raduga社は戦術用の Kh-59MK2 にも EO TERCOM誘導を採用している。
2009.11
International Defence Review
Russia shows new Kazoo
<0912-110033>
ロシアの Raduga社が、光学式地形照合誘導の Kh-59MK Ovod-M (AS-18) を展示した。 CEP は5m以下
で、射程は100km伸びて285kmになった。
2009.10
Jane's Missiles & Rockets
Older Russian anti-ship missiles still effective, says NPO director
<0911-100021>
ロシア Mashinostroyeniye社社長が、ロシアが保有する旧型の対艦ミサイルも、依然有効な武器であると述べた。
有効とされたのは P-120 Malakhit (SS-N-9)、P-500 Bazalt (SS-N-12)、P-700 Granit (SS-N-19) などである。
2009.10
Jane's Missiles & Rockets
Russia introduces new ship killer with old name
<0911-100015>
ロシア TMC社がモスクワ航空ショーに、Kh-35UE 対艦ミサイルを出品した。 従来の Kh-35E (SS-N-25) はエンジ
ンを機体中央に配置していたため燃料搭載量が制限されたが、Kh-35UE は長さが従来の半分で、胴体下部に取り付けたことにより吸気ダクトとの干渉も低減でき、
燃料搭載量が増加した。 これにより射程は130kmから260kmに伸びた。
Kh-59UE は弾頭重量が145kgで艦上、ヘリ、固定翼機から発射でき、それぞれの重量は550kg、650kg、670kgになる。 高度10~15mを Mach 0.8~0.85
で飛行し、終末では4mまで高度を下げる。
2009.10
Jane's Missiles & Rockets
Kh-59MK2 uses terrain-matching guidance
<0911-100001>
ロシア TMC社傘下の Raduga社がモスクワ航空ショーに、Kh-59M (AS-18) の最新型である Kh-59MK2 を出品した。
Kh-59MK2 は Kh-59MK と外観寸法は同じであるが光学式の TERCOM 誘導を採用し精度が向上している。 同社
によると CEP は3~5mである。 このため TV 誘導式であった Kh-59M にあった透明のノーズは不透明になり、代わ
って弾首部下の3箇所に光学シーカが取り付けられている。 また185kmであった射程も285kmに伸びている。
Kh-59MK2 は発射後、高度が200~11,000mで45゚向きを変え、高度50~300mを900km/h~1,050km/hで接近する。 発射重量は900kg、弾頭重量は
侵徹弾で320kg、クラスタ弾で285kgである。
2009.09.02
Jane's Defence Weekly
New land-attack weapons makes debut at airshow
<0911-090206>
モスクワ航空ショーに TMC 傘下の Raudga設計局が Kh-59MK2 LACM を出品した。
Kh-59MK2 は対艦ミサイル Kh-59MK を元に、EO 方式の TERCOM 誘導を行う。 射程は285kmで、
CEP=3~5mの精度を持つ。 弾頭重量は320kg又は283kgである。 中期誘導には INS/GPS (GLONASS
) を使用するが、EO 単独でも使用可能である
元になった Kh-59MK が中国向けに開発されたことから Kh-59MK2 も中国向けの可能性があるが、ショーでは MiG-29K
の前に展示されていたことからインド向けの可能性もある。
このショーにはエンジンをターボジェット化して射程を260kmと二倍にした Kh-35UE や、Kh-31PD ARM を小型化した Kh-31PK
も展示された。
2009.08
International Defence Review
Historical present: Russia strives to modernise airborne weapons
<0910-080012>
Klub-A は空中発射型の Klub で、3M-14AE(E は輸出型の意)、3M-54AE1、
3M-54AE の三タイプがある。 Klub-A は2006年に中国に対する Su-35 の売り込みの際に搭載装備として紹介さ
れたが、公式には MiG-35 システムの一部である。
次の世代を担う武器として2007年8月に公表された Kh-38 には、アクティブレーダの Kh-38MAE
、SAL誘導の Kh-38MLE、IIR誘導の Kh-38MT、衛星誘導の Kh-38MKE
がある。 Kh-38 は Kh-25 に代わる ASM で、全長4.2m、発射重量520kg、射程40kmである。
2009.04
Jane's Missiles & Rockets
K300P Bastion-P system deliveries begin
<0905-040005>
ロシアが K310 Yakhont ラムジェット推進超音速 ASCM の陸上
発射型である K300P Bastion-P の引き渡しを開始した。 最初の輸出国はベトナムで、同国は2005年に1~2個システムを発注していた。
K300P の発射管 TPS は全長8.90m、胴径71cm、重量3,900kgで、収納されたミサイルの燃焼室には加速用の固体燃料 SRS が充填され、弾体にはガス利用式スタビライザ
が取り付けられて、全長8.6m、胴径67cm、発射重量3,000kgになっている。 ミサイルは発射後翼を拡張し、初期旋回が完了するとノーズカバーが外され空気取り入れ口が
現れる。 この時点ではまだ SRS で推進し、ラムジェット起動速度に達するとケロシン燃料の T-6 エンジンに切り替わる。 この際の全長は
8.10m、翼端長1.25m、弾頭重量200kgである。
ミサイルは高度46,00ft→30~50ftの hi-lo 又は低高度だけを飛行する lo-lo の飛行モードを、高々度で
750m/s、低高度で680m/sで飛行し、最大射程は hi-lo で300km、lo-lo で
120kmである。
2008.09
Jane's Missiles & Rockets
Russia intends to phase out Ukraine-built cruise missile engine purchases
<0810-090009>
ロシアが巡航ミサイル用エンジンをウクライナから輸入するのをやめ、国内で生産することにした。 ウクライナの
Motor Sich社が生産する R-95 (RDK-300) ファミリのエンジンは、部品の90%程度をロシアから
の供給に頼り、Kh-55M (AS-15)、Kh-59M (AS-13)、3M54E、3M54E1 (SS-N-27) などに広く使われてきた。
Motor Sich社は独自に、従来と同じ推力でより軽量の新型エンジンを開発し、その生産工場をモスクワ近郊に建設し
ている。 このエンジンは、130kmであった射程を200kmまでのばすことができる。
2008.06.16
Aviation Week & ST
Tactical details
<0808-061607a>
ロシアの主要ミサイルメーカである Tactical Missile Corp.社が、4機種の Kh-38M ASM を明らかにした。
・Kh-38ML:SALH 誘導
・Kh-38MK: Glonass 測位衛星誘導
・Kh-38MT:E/O 誘導
・Kh-38MA:ARH 誘導
このほかに、広帯域 PRH 型もある模様である。 尚、Kh-38MLE の様に "E" が付くのは輸出仕様である。
Kh-38M は発射重量520kg、弾頭重量250kgで、40kmの射程を持つ。
<0808-061607b>
Tactical Missile Corp.社が、Kh-59M の長射程化改良型である Kh-59MK2 対地ミサイルを公表した。 対艦型である
Kh-59MK (AS-18) は中国向けに開発されていると見られている。
対地攻撃型の Kh-59M は終末で man-in-the-loop による TV 指令誘導を用いていたが、Kh-59MK2 では明らかに Iskander (SS-26) の終
末誘導装置とよく似た E/O による 3D 画像照合誘導装置が採用されている様である。
【註:】
Kh-59 (AS-13) 及び Kh-59M (AS-8) は、最大速度285m/s、最大射程115kmの巡航ミサイルで、海面上は7m、陸上では100/600/1,000mの対地高度で飛行する。
2007.10
Jane's Missiles & Rockets
Russia's Tactical Missile Corp unveils air-to-surface missiles at Moscow air show
<0721-100019>
MAKS 航空展で TMC社 (Tactical Missile Corporation) が三種類の ASM を公表した。
・Kh-31AD
Kh-31 (AS-17) の長射程型で射程は200km程度と見られ、Kh-31 が全長
4.7mに対して5m以上である。 シーカは同じ U-505 レーダシーカである。
Kh-31A の長射程型は Kh-31AM が知られていたが、Kh-31AD は Kh-31AM と同じ設計であるという。 Kh-31P の長射程型は
Kh-31PMK として報じられた(JDW 2006.04.12)が、K
とは輸出型の意味のほか中国型の時にも使用されている。
・Kh-58UShKE
Kh-58 ARM の輸出仕様で2003年に Su-30MKK 用に開発された Kh-58UShE の折りたたみ翼型である
ことから、次世代戦闘機 PakFa か爆撃機の機内弾庫搭載用と見られる。
・Kh-38ME
Kh-25 (AS-10/AS-12) や Kh-29 (AS-14) の後継となる新型 ASM で、先端部に 9B-7738 と書かれている EO シーカを搭載している。
2007.05.30
Yahoo
時事通信記事
<0711-053001>
ロシア軍が29日、開発中の RS-24 新型 ICBM の最初の発射実験を行った。 同ミサイルは
多弾頭型で、米ミサイル防衛網を破る能力を持つとされる。
また同日、Iskander (註: =SS-26 ) の発射機から巡
航ミサイルを発射する試験を行い成功したと発表した。
2006.06
Jane's Missiles & Rockets
Russian exercise includes cruise missile firings
<0615-060012>
ロシアのバルチック、黒海、太平洋の各艦隊が、3月から4月に別々に大規模な演習を実施し海空から CM も発射された。 中でも4月3日
から一週間行われた太平洋艦隊の演習の規模が大きく、15機の Tu-95MS Bear-H が12機
の Il-78 空中給油機と共に参加した。
太平洋艦隊はこの演習で Tu-160 Blackjack 及び Tu-22M Backfire から、計
8発の CM を発射した。 またアムール地区の Ukrainka 基地から離陸した2機の Tu-95MS が
日本を一周した。
2006.03
Jane's Missiles & Rockets
Ukraine scraps its last Kh-22 air-launched cruise missiles
<0608-030010>
2006年3月にウクライナは全ての Kh-22 (AS-4) ALCM の破棄を完了した。 Kh-22 は2006年1月までに401発の
破棄を終わっており、最後に残っていたのは22発であった。
一方 Kh-22 を運搬する Tu-22M3 の破棄も2006年1月27日に完了している。 ウクライナは17機の Tu-22M2 と
、43機の Tu-22M3 を保有していたが、それぞれ3機と7機を博物館の展示用に残し、残りの全数を破棄した。
2005.08.17
Yahoo
毎日新聞記事
<0516-081701>
プーチン大統領が16日、Tu-160 に搭乗しロシア北部上空で新型巡航ミサイルの発射実験を行った。 飛行終
了後に、高精度の新型ミサイルの試射はよい結果を収めたと語った。
プーチン大統領は、これまでスホイ戦闘機や原子力潜水艦に搭乗したことがあるが、爆撃機に乗り新型兵器の実験を行ったのは初めて
である。
2005.04.25
Aviation Week & ST
Flight testing is underway
<0510-042504>
ロシアの対艦ミサイル Raduga Kh-59M (AS-18) の派生型 Kh-59MK の発射試験が2004年から
Su-30MK2 を使用して行われている。
Kh-59MK は TV シーカをレーダー誘導装置に換え、Saturn 36MT ターボジェットエンジンを搭載し、
射程は約300kmに延伸されている。
Kh-59MK は中国へ2004年に先ず24機を輸出した Su-30MK2 向けに開発しているものだが、中国は既に
Kh-31A (AS-17) 対艦ミサイルを導入しており、Kh-59MK の導入は不透明な状況にある。
2003.08.11
Aviation Week & ST
Lo and behold
ステルス戦闘機 PakFa の実用化は2015年以降とみられ、TsNⅡ はレーダ
ー吸収材や機体形状といった従来の技術の他、プラズマによるアクティブステルス技術の研究を重視している。
現在、開発の最終段階にある戦略巡航ミサイル Raduga Kh-101 をベースに LO/ステルス化する構想研究も並
行して行われている。
TsNⅡ では PakFa や長距離巡航ミサイルの他、Tu-22M3 Backfire C の後継爆撃機の研究も同時に行われてい
る。
2002.10.21
Aviation Week & ST
Russians eye plasma fields to cut cruise missile RCS
ロシアのミサイル設計局は高々度巡航ミサイルの RCS を減少する方策として、プラズマ磁界を適用
する研究を行っている。
プラズマは高周波エネルギーと影響し合いこれを吸収する性質を持っており、ステルス性を向上する。
所要のプラズマを発生させるには低高度では極めて大きな出力源を要するため、高度 20,000m 以上の高速巡航ミサイ
ルへの適用を検討している。
ロシア国防省もまた、巡航ミサイルのレドーム内にプラズマ発生装置を取り付け、プラズマ磁界でミサイルを覆う構想研究を行ってい
る。
2002.02
Jane's Missiles & Rockets
Russia forms anti-ship missile consortium
ロシアで、対艦巡航ミサイルの製造設計を担当する7社が、共同企業体を構成した。 中核となるのはモスクワの
Reutov NPO Machine Works社(註:P-800 Yakhont の製造会社)である。