MiG-35 に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2020.08.31 Aviation Wwwk & ST Russia nears start of Su-57 production <2011-083104>
 ロシア
UAC社が間もなくSu-57の量産を極東の工場で開始する模様である。 ただ本格生産までには数年かかると見られる。
 一方当面は、輸出用Su-35の生産が続けられており、Su-35の生産は2020年代中頃まで続けられる模様である。
2019.09.02 Aviation Week & ST Russia's United Aircraft Corp. unveiled a surprise redesign of the MiG-35 <1910-090205>
 モスクワ郊外で開かれたMAKS航空展で
UAC社が機体形状を変更したMiG-35を公表した。
 垂直尾翼の形状が変更されたほか翼端長も大きくなっている。
2019.09.02 Aviation Week & ST Russia's United Aircraft Corp. unveiled a surprise redesign of the MiG-35 <1910-090205>
 モスクワ郊外で開かれたMAKS航空展で
UAC社が機体形状を変更したMiG-35を公表した。
 垂直尾翼の形状が変更されたほか翼端長も大きくなっている。
2017.07.24 Aviation Week & ST Changing of the guard <1709-072406>
 7月18~23日に行われたMAKS航空展ではT-50 2機による空中戦が披露されたが、注目を浴びたのは
MiG-35 であった。
 MiG-35は2018年からの装備計画にも上げられており、2020年でNizhny NovogorodのSokol工場でのエジプト向けのMiG-29M2の生産を終 えるMig社は、2019年のMiG-35生産開始を期待している。
2014.04.23 Jane's Defence Weekly Russia orders more MiG-29SMT multirole fighters <1406-0402308>
 ロシアが MiG社に MiG-29SMT 16機をRUB17B ($473M) で発注した。 2016年までに納入される。 空軍は2009~2010年に、 アルジェリアから返品された MiG-29SMT 28機を装備している。
 
UAC社は、2016年にMiG-35 100機の発注があると見込んでいる。
2013.08.28 Jane's Defence Weekly Russia delays MiG-35 buy but will order MiG-29SMTs <1310-082803>
 ロシア空軍は財務省の要請により、RUB37B ($1.12B) かけて37機調達する計画であった MiG-35 の調達を2016年まで延期することにした。
 この結果 MiG社の主な事業は、ロシアとインド向けの MiG-29K 艦載戦闘機だけになることから、代わりに MiG-29SMT 16機をRUB16Bで調達する。
2013.08.19 Defense News Russia postpones purchase of 37 MiG-35s <1309-081903>
 ロシアの日刊紙 Kommersant が、露国防省が MiG-35 37機の発注を延期すると報じた。 MiG社は年内に受注し、2014年に納入を開始する計画であ ったが、国防省は2016年に発注する予定であるという。
 国防副大臣が6月に、露財務省の要請を受けて、2016年まで国防費をRUB100B(3,000億円)削減すると発表していた。 MiG-35 の調達費はRUB38B (1,100億円)と見られている。
2013.06.26 Jane's Defence Weekly MiG CEO details latest on MiG-35 <1307-1308-062603>
 MiG社首脳が、今月中にロシア空軍から MiG-35 24機を受注する見込みであることを明らかにした。
 MiG-35 には輸出型の MiG-35C と複座型の MiG-35D がある。 受注した中の単座/複座の比率は明らかになっていない が、同社によると一般的に 3:1 であるという。
2013.05.08 Jane's Defence Weekly Mikoyan expecting Russia to place MiG-35 order soon <1306-050807>
 Mikoyan社が4月23日、ロシア空軍が数週間以内に MiG-35発注すると発表した。
 Mikoyan社は近年、戦闘機の受注で Sukhoi社に後れを取っており、ロシア海軍とインド海軍から艦載型の MiG-29K/KUB を受注したほかは、イエメンとミャンマに MiG-29SMT を輸出しただけで、2006年にアルジェリアから受注した MiG-29SMT/UBT 35機は返品されている。
2011.08.24 Jane's Defence Weekly T-50 debuts amid dearth of order at MAKS <1110-082401>
= 第10回モスクワ航空展 (MAKS 2011) からの報告 =
 ロシア空軍 (VVS) は2020年代に1,000機以上の更新を必要としているが、発注されているのは100機以下であるのが現 状である。
T-50 PAK FA
 T-50 は量産先行型が2013年に配備され、2014~2015年に量産型の配備が開始される。
Su-34
 空軍は5個飛行隊124機を装備する計画で、2011年に6機、2012年に12機が配備される。
A-100 AEW&C
 現在26機装備している A-50 の後継で、搭載機が Il-76 から Il-476 に代わる。 2016年配備開始の予定。
Su-30SM
 インド向けの Su-30MKI を元にした新型で、28機装備する計画。
MiG-35
 露空軍司令官が、いずれ MiG-35 も装備することになると発言。
Su-35S
 T-50 に並ぶショーの花形で、量産初号機が5月に初飛行。 全48機は2015年までに完納の予定。
RVV-BD
 R-33 (AA-9) で、AGAT社製アクティブレーダシーカを搭載し射程は200km
FAB-250
 EO シーカ付きの小径誘導爆弾で Su-34 に搭載するが T-50 の機内弾庫への搭載も可能。
2011.08.15 Aviation Week & ST Extended range <1110-081507>
 Phazotron社製の Zhuk-AE AESA レーダを搭載する MiG-35 がインド MMRCA の 受注戦に敗れたが、同社は試作機が680個の T/R モジュールであったのを1,016個に増やして開発を継続するとしている。
 更にヘリ搭載 AESA レーダを、海軍型である Ka-52K 用に提案している。
2010.05.03 Aviation Weekb & ST Active engagement <1006-050306>
 Phazotron Zhuk-AE AESA レーダを装備する MiG-35 RVV-AE (R-77/AA-12) AAM の射撃に成功した。 MiG-35 はインドの MMRCA の候補の一機種で、MiG-35 の試験にはインド空軍チーム も参加している。
 試験に使われているレーダの T/R モジュール数は、量産型が1,064個であるのに対し680個 しかないが、それでも130kmの捕捉距離を実証した。 量産型の捕捉距離は160~170kmである。
2009.07.15 Jane's Defence Weekly AGAT set to unveil new missile radar technology <0909-071501>
 ロシアの AGAT社が開発している AAM 及び SAM 用の新型アクティブレーダシーカの公開を準備している。 新型シーカは COTS 部品を多用し、処理速度と処理能力の向上を図っている。
 また同社は、IR /レーダ2モードシーカの追求をやめ、アクティブ/パッシブレーダの2モードシーカに切り替えようとしている。
2009.06.29 Aviation Week & ST Victory in the air <0908-062910>
 Sukhoi社では Su-27 シリーズ最新型である Su-35/Su-27SM2生産を2020年代中頃まで 続けるため、10年間くらいは第五世代戦闘機である PAK-FA並行して生産することになる。
 Su-35 は当初輸出用として計画されていたが、ロシア空軍が PAK-FA までの中継ぎとして関心を持ち、2015年納期で 48機を発注している。 PAK-FA の計画が遅れれば更に Su-35 が追加発注される。 PAK-FA は現在 Sukhoi社が試作機 T-50 数機の最終組み立て中で、年内に初飛行する。
 一方 PAK-FA で敗れた MiG社は、PAK-FA の補完及び MiG-29 の後継としての輸出用に、 中型戦闘機 LMFS 計画を進めている。
2009.06.22 Aviation Week & ST Show and tell <0908-062212>
= ロシアの最新戦闘機に関する記事 =
T-50 PAK FA
 3機が Komsomolsk-on-Amur で最終組み立て中年内に初飛行する模様である。 過去の例から公表は初飛行後になり そうである。
Su-35/Su-27SM2
 試作一番機が2007年にモスクワ航空ショーで初飛行し、二番機も飛行試験中である。 三番機は地上滑走試験中に大破した。 Sukhoi社は2015年までに 48機を販売するとしている。
 ロシアはブラジルの次期戦闘機の売り込みに失敗したが、中国とインドが有力な輸出相手に考えられる。
MiG LMFS
 MiG社は第五世代戦闘機に MFI で敗れたが、PAK FA より輸出に適しているとして LMFS の開発を行っている。  またロシア空軍に対しても MiG-29 の後継に働きかけている。
2009.06.22 Aviation Week & ST Detecting progress <0908-062211>
 ロシアの Phazotron社が MiG-35 に搭載する Zhuk-AE AESA レーダ開発の次の 段階を開始した。
 現在の試作機は600mm径で680個の T/R モジュールを持ち、MiG-29 級 RCS の目標を150kmで捕捉する が、量産型は径700mm、モジュール数1,064個で、捕捉距離が280~300kmになる。
2008.04.21 Aviation Week & ST Stronger Fulcrum <0805-0402104>
 MiG社がロシア空軍に MiG-35 の採用を働きかけている。 空軍も Su-35 (Su-27SM2) を混合して装備することに前向きである。 ただし空軍は現在より更なる性能向上を要求している。
 MiG社は、MiG-35 に取ってインドの MRCA 計画受注が最大の課題ではあるが、もし受注に失敗しても MiG-35 が終わったわけではないとしている。 MiG-35 の試作機は 、現在ロシア空軍による試験中である。
2008.03.24 Aviation Week & ST MiG deal <0805-032401>
 インド空軍の MRCA (Multi-Role Combat Aircraft) に MiG-35 が採用されれば、機体と搭載される AESA レーダは Hindustan社で国産されるようである。
 インドは保有する MiG-29 70機の改良契約を$964Mで行った模様で、改良には Zhuk-M レーダへの換装や RD-33-3 エ ンジンへの換装も含まれている。 この改良によりインドの MiG-29 は MiG-29SMT と MiG-35 の中間の性能を有するようになる。
2007.04 International Defence Review MiG showcases Indian MRCA offering <0710-040006>
 2月に行われたインド航空展で MiG社が、インド空軍の MRCA (Multi-Role Combat Aircraft) に提案している MiG-35 の詳細を明らかにした。 MiG-35 には MiG-29M2 の機体が使用されているが、 電子装備が一新されている。
Zhuk-AE レーダ
 Zhuk-AE はロシア初の戦闘機搭載アクティブアレイレーダで、2005年8月に公表さ れた Zhuk-AE の原型は700mm径で1,088の T/R モジュールを持ち450kgあったが、今回公表された第一段階型 FGA29 は胴径を575mm、モジュールを680個にして重量を220kgにした。 第二段階となる FGA35 では700mm径1,000~1,100個のモジュールを配置する。
 FGA29 は RCS=5㎡の目標を130kmで捕捉し、30目標の追随と6目標との同時交戦が可能であるが、FGA35 では 捕捉距離が200kmになり、60目標の追随が可能になる。 同時交戦 可能目標数は6である。
OLS-UEM、OLS-K EO 装置
 空対空用の OLS-UEM はコックピット前方には位置され、近行目標を15km、遠行目標を45kmで捕捉する。
 右エンジンナセル下部の膨らみに収納された OLS-K は対地用 EO 装置で、戦車級の目標を 20km、小型艇を40kmで捕捉する。 レーザ測距機の能力は20kmである。
SOAR、SOLO ミサイル警報装置
 SOAR は IR 式のミサイル警報装置で、MANPADS を10km、AAM を30km、大型の SAM の接近を50kmで探知できる。  SOLO はレーザ警報装置で、自機に対するレーザ照射を30kmから探知できると共に、照射源位置を0.5゚の精度で評定できる。
ELT/568(V)2 SPJ
 H/J-band 及び E/G-band をカバーするアクティブアレイ方式の SPJ で、各主翼前縁と右垂直尾翼後縁にア ンテナを配置し360゚をカバーする。
2007.03 International Defence Review Indian Navy MiG-29KUB shows maximum exploitation of volume, smarter cockpit <0707-030002>
 インド海軍向けの MiG-29KUB が1月20日に初飛行した。 インドは単座の MiG-29K 16機と、複座の MiG-29KUB 4機を2008年末までに受領するのに加え、30機をオプションしている。
 MiG-29KUB は引き込み式の空中給油プルーブ、4面の多機能指示器、風防前に取り 付けた OLS IIRST 装置などを装備し、燃料搭載量も MiG-29 から50%増加している。 レーダは130kmのレンジ と同時4目標交戦能力を持つ NIIR Zhuk-ME を装備するが、通信装置、TACAN、IFF などにはインド製品、SPJ には Elta社製 EL/M-8222 ポッドを搭載する。
 武装には RVV-AE、R-73 AAM のほか、対地用として射程130kmの Kh-35E 亜音速対艦ミサイル、射程70kmの Kh-31 超音速対艦ミサイルを装備する。 更にな将来は、インド空軍に提案されている MiG-35 搭載用の 3M14 及び 3M54 を搭載することも考えられてい る。
2007.02.12 Aviation Week & ST Phony war <0705-021207>
 インド空軍が計画している MRCA (Multi-Role Combat Aircraft) 126機の導入について、MiG、Eurofighter、Saab、Dassault、Boeing 、Lockheed Martinの6社は RFP 発簡前から激しい受注競争を繰り広げている。 インド国防省は6ヶ月以内に RFP を発簡する意向を示 したが、早くとも年末、もしくは2008年までずれこむ公算が高い。
 2月6日から10日に行われた Aero India 2007 にロシアは初めて MiG-35(右図)を公開した。  MiG-35 は Mig-29 の最新型で、AESA レーダのほか、レーザデジグネータ及び E/O センサを装備している。
 Eurofighter側はインドを5ヶ国目の共同製造国とする提案を示すとみられ、米国はインドが望む AESA レーダの技術開示を検討中で ある。
2007.02.07 Jane's Defence Weekly First twin-seat MiG-29KUB nears completion <0705-020712>
 インド海軍に納入される MiG-29KUB 艦載複座機の量産先行型が1月20日に初飛行した。 インド海軍には単 座の MiG-29K が12機、複座の MiG-29KUB が4機輸出されるが、MiG-29KUB 量産先行 型2機は納入されずに MiG社が保有する。
 インドが領収する MiG-29K は1980年代に製造された試作機である9.31型を改良した9.41型で、エンジンが6.9kN推力が高い88.3kNの RD-33MK に代わったほか、燃料搭載量が50%増加している。
 この16機の MiG-29K は2008年末までに引き渡されるが、インドはこのほかに2015年引き渡しの 30機をオプションしている。
2007.02.05 Aviation Week & ST Debt trade <0705-020509>
 インドとロシアは昨年末のプーチン大統領が訪印した際、航空宇宙及び防衛について共同 開発等、広範囲にわたる合意文書を締結した。
 宇宙分野では Glonass 衛星による航法ネットワーク技術をインドに提供すると共に、 Glonass-K 衛星の共同打ち上げを2009年に予定している。
 航空分野では、MiG-29K/KUB 搭載する120基の RD-33 エンジンを国内製造すること で合意し、MiG-35 搭載の D-33 OVT TVC エンジンの製造にも合意しているこ とから、インドが計画中の多目的戦闘機 26機の受注競争で欧米諸国に一歩先行した状況である。
2006.12 International Defence Review Zhuk-MAE radar prototype gear up for first flight <0624-120001>
 ロシアの Phazotron-NIIR が、インドが126機の調達を検討している MRCA (MultiRole Combat Aircraft) 計画に提案している MiG-35 に搭載する Zhuk-MAE AESA レーダ2基の組立を、間もなく完了する 。 Zhuk-MAE AESA はロシアで機上試験が行われる初の戦闘機用 AESA レーダとなる。
 現在の Zhuk-MAE の設計はまだ最終案ではなく変更される可能性があるが、アンテナ径600mm、重量220~240kgで、 130kmで30目標の同時追随と8目標との同時交戦が可能である。 主たる目標が上方にあることから、ア ンテナ面は20゚上を向いている。
 インドは MRCA の条件に、主要部分の国産化を挙げており、搭載レーダもインド国産の Tejan LCA 軽戦闘機に搭載するほか、アクテ ィブアンテナを Su-30MKI に搭載している Bars レーダに取り付けたいとしている。
2006.10.02 Aviation Week & ST Banked credits <0620-100208>
 インドが導入を計画する、総額$2.3Bにのぼる126機の多目的戦闘機には、F/A-18E/F、F-16、Eurofighter、 Rafale、Gripen、MiG-35 が受注競争に加わるとみられ、RfP は11月~12月中に発簡される模様である 。
2006.01 International Defense Review Russia aims to make MiG-35 fighter the pinnacle of 'Fulcrum' development <0602-010010
= MiG-35 紹介の5頁にわたる記事 =
 MiG-35 はインド空軍が126機取得を計画している M-MRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) の有力候補 になっている。
 MiG-35 はインドが1986年以来装備している MiG-29 より航続距離が50%向上し、武器搭載能力が二倍となり、 ハードポイントも6箇所から8箇所に増えている。 MiG-35 (工場の識別呼称は 9-61) は、単座の MiG-29M (9-61) と複座の MiG-29M2 (9-67) と呼ばれていた MiG-29M の新しい呼称である。
┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━┓
┃        ┃ MiG-29 (9-12) ┃MiG-35 (MiG-29M)┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
┃ 最大離陸重量 ┃  18,480kg  ┃  23,500kg  ┃
┃ 最 大 速 度 ┃  2,400km/h  ┃  2,100km/h  ┃
┃最大速度(海面)┃  1,500km/h  ┃  1,500km/h  ┃
┃予備燃料航続距離┃  2,100km   ┃  3,000km   ┃
┃ 武装搭載能力 ┃  2,000kg   ┃  4,500kg   ┃
┃ 対地武装能力 ┃  な  し  ┃Kh-31,-35,KAB500┃
┃レーダ head/tail┃ 70km / 35km  ┃ 200km / 80km ┃
┃大型船舶捕捉距離┃  な  し  ┃   300km   ┃
┃ マッピング精度 ┃  な  し  ┃  30m / 60km ┃
┃送信周波帯、出力┃ X-band 1.0kW ┃ X-band 1.5kW ┃
┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
2005.08.24 Jane's Defence Weekly RSK bids for Indian requirement as MiG-29OVT makes first show flight <0518-082410>
 MiG社が、インドが計画中の126機にのぼる M-MRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) に MiG-35 を提案した。 MiG-35 は MiG-29M に新型レーダ、電子機器、武器を装備するほか、 VT (Vectored-Thrust) エンジンを搭載した機体である。
(インドの M-MRCA に関する記事 AW&ST 2005.02.28)
 これとは別に MiG社は、モスクワ近郊で行われた MARKS 2005 (Air and Space Salon 2005) で、3D VT エンジン を搭載する MiG-29OVT(右図)を披露した。 MiG-29OVT は MiG-29M の第六世代かつ最新型で、2003年 8月に初の VT エンジンによる飛行を行った。
 RD-33 に VT ノズルを搭載した RD-33OVT エンジンは、垂直方向±15゚、水平方向±8゚のスラスト偏向が可能 である。
1996.06.05 Jane's Defence Weekly Thrust-vectoring MiG-35 ready to fly next year