その他の MiG 戦闘機に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2014.01.22 Jane's Defence Weekly RSK-MiG 'working on lightweight fighter' <1403-012204>
 RSK-MiG社が Sukhoi社の
T-50 PAK-FA の下位に位置づける単発の軽戦闘機を開発しようとしている。 このため 2000年に初飛行を含め2回しか飛行していない MiG 1.44 が1機、Gromov 飛行研究所の格納庫に残されている。
2009.07.08 Jane's Defence Weekly IAF plans to retire part of MiG-21 fleet <0909-070808>
 インド空軍が今後2年間に、150~160機の MiG-21 を除籍する。 この結果印空軍の飛行隊数は35から28になる。 しかしながら2002年から就役 している120~125機の MiG-21I (MiG-21bis-UPG) は2017~2018年まで使用される。
 MiG-21bis は1機当たり$4.16Mかけて HAL社が改修したもので、ロシア、フランス、イスラエル製のアビオニクス及び武装が搭載されている。
2006.07.26 Jane's Defence Weekly Russians offer MiG-31 fighter to Middle East customers <0616-072609>
 ロシアはリビアやシリアなど MiG-25 を装備する中東諸国に対し MiG-31 の売り込みを図っている。
 MiG-31E は世界最速の戦闘機であるばかりでなく、レーダが更新されて R-33E(註:AA-9、射程160km、Mach 4.5 )の様な長射程ミサイルの装備が可能になっている。 このため Grobal Hawk の高々度目標にも対処可能 で、この他に AWACS や JSTARS の様な航空機対処にも適している。
 MiG-31E は CM 対処試験も行っている。
2005.08.22 Aviation Week & ST Seeing red <0517-082207>
 PakFa 等将来装備の開発経費が不透明な状況にあるため、ロシア空軍は現有装備の改善による性能向上に重点 を指向している。
MiG-29 OVT
 TVC 機能を付加した OVT 試作機の飛行試験は既に開始され、対地攻撃機能を強化した改善機種は2006年から 装備化を予定している。
MiG-31BM
 搭載レーダ、航空機器、搭載兵器全般にわたり改善を進めており、今年中に飛行試験を開始する。
 細部は明らかにされていないが、機上レーダには改修型 Zaslon AM を搭載し、R-33S 、AA-X-13、AA-12 等の AAM が搭載されるものと みられる。
Su-27SM
 戦闘能力の改善を終了し、年末から部隊配備を予定している。
Tu-160/Tu-95MS
 非核 ASM 搭載への改修を開始している。
Kh-555
 今月、プーチン大統領が搭乗する Tu-160 Blackjack から発射試験を行い良好な成果を得た。  Kh-555 Kh-55 (AS-15) を改造した LACM で、通常弾頭を搭載し、終末誘導に E/O を使用 する。
2004.03.08 Defense News Russian sales hit new heights <0408-030809>
 ロシアの軍事産業は2002年以降順調な伸びを示しており、2003年度も大幅に増加している。
 これは同国の戦略技術分析センターが明らかにしたもので、軍需品製造の90%は中国、インドネシア、マレー シア等アジア諸国への輸出で、2003年の輸出額は$5.7Bに達し、2002年より$1Bの増加となっている。
 輸出の傾向は航空機が主体で、Sukhoi戦闘機がそのトップとなっている反面、MiG の輸出額 は減少している。
2004.02.18 Jane's Defence Weekly Russia plan single aviation entry by 2007 <0404-021809>
 ロシアの副首相が、ロシアの航空産業を2年間で EADS や Boeing の様な1社に統合 する方針であることを明らかにした。 統合は当然 Sukhoi、MiG、Tupolev の統合を意味するが、ヘリコプタメ ーカである Mil や Kamov も含まれるかは、まだ明らかでない。
 この計画は2001年に作成された連邦計画である RRMIC (Reformation of the Russian Military Industrial Complex') が定めた、航空 産業を、Sukhou、Ilyushin、Mil のグループと、MiG、Tupolev、Kamov の2グループに再編するとの方針の変更 となる。