Su-30 (Su-27UB) に関する報道

                                                                                                                   
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.02.02 Jane's Defence Weekly Russia takes delivery of first Su-30SM2 variant Flankers <2205-020207>
 ロシア国防省が1月21日、Su-30SM2の1号機が納入されたと発表した。
 Su-30SM2はSu-30SMの改良型で、Su-30SMはインド向けに開発されたSu-30MKIの国内仕様である。
 Su-30SM2は、現有戦闘機とSu-35やT-50 PAK-FA(註:Su-57)の橋渡しに位置づけられている。
2019.10.23 Jane's Defence Weekly IAF to upgrade its existing DSu-30MKI fleet and acquirre additional such fighters <1912-102314>
 インド空軍が10月4日、保有しているSu-30MKIのレーダ、搭載電子機器、搭載武器の改良を行うと発表した。 当初の改良は42機でレーダはNIIP N011M Bars AESAレーダに換装される。
 搭載武器はインド
DRDOが開発した射程100km以上のAstra BVRAAMBrahMos-Aの搭載が可能になる。
 一方インドはロシアとHAL社がSu-30MKI 18機を追加でライセンス生産する交渉を行っている。 インドは2001年に$12Bで契約した272機のSu-30MKIのうち252機を受領している。
2016.07.27 Defense News India to upgrade Sukhoi fleet with Russia's help <1608-072704>
 インドがロシアの支援の元、保有しているSu-30MKI 194機第五世代戦闘機並みに改良する Super Sukhoiについて準備を進めており、4~6ヶ月後には契約できると見られている。
 Super Sukhoiではコックピットが近代化されるほか機内弾庫の装備などでステルス性が向上し、長 射程のIR誘導AAMBrahMos超音速CMも搭載されるが、主要改良の一つはセンサと搭載電子機器の換装で、
AESA レーダが搭載される。
 この計画には$8Bがかかると見られるため、印空軍当局者は影響を及ぼさないとしているが専門家は、$25Bをかけてインドとロシアが計画を進めている 第五世代戦闘機計画FGFAは、計画が遅れるのではと見ている。
2016.04.13 Jane's Defence Weekly Russia orders another 30+ Su-30SMs <1606-041304>
 ロシア国防省が4月3日、Su-30SMを30機以上発注したと発表した。 現地メディアは6日に発注数は 36機で、全機が空軍向けと報じているが、業界紙はそのうち8機は海軍向けとしている。 現在露軍空はSu-30SMを、空軍が88機、海軍が28機保有している。
 Su-30SMは輸出仕様の
Su-30MKを元にした多目的戦闘機で、フランス製やイスラエル製の電子装置も搭載されている。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly Russia reveals new Su-30SME 'Flanker' <1604-022404>
 ロシア
UAC社がシンガポール航空展で、露空軍が装備しているSu-30SMの輸出型Su-30SMEを公表した。 輸出仕様と 国内仕様の差は明らかでないが、一般に輸出仕様はレーダや搭載武器の能力が落とされている。
 Su-30SMは、インド向けのSu-30MKIを元にしている。
2015.08.17 Aviation Week & ST Flanker vs. Typhoon <1510-081702>
 英空軍が7月31日にインド空軍と、Typhoon と Su-30MKI の対抗演習を行った。 演習は Typhoon と Su-30MKI が 1:1、2:1、2:2 で行われたが、Su-30 の勝利に終わった。
 特に視認距離内の近接戦闘では、インド側によると 12:0 と Su-30 の圧勝であったという。 ただこれについて英側は、自 分たちの解析結果とは違うとしている。
2014.09.17 Jane's Defence Weekly Russian Navy orders more Su-30SMs <1411-091706>
 ロシア海軍が9月5日、Su-30SM 7機を発注したと発表した。 海軍は2013年末に5機を発注し、7月 そのうちの3機を受領しており、今回の発注は二次分となる。
 また年末には、MiG-29K 艦載戦闘機10機、An-140 輸送機1機、Be-200 水上機1機も発注する予定で、MiG-29K 10機を2015年 に受領すれば、14機を保有することになる。
2013.09.11 Jane's Defence Weekly Russian Navy to acquire Su-30SM as part of wider aviation build-up <1310-091105>
 ロシア国営の Itar-Tass通信が9月2日、ロシア海軍が固定翼と回転翼機の広範囲な戦力増強の一環として、 Su-30SM を購入する。 海軍は Irkut社と、2011年中頃に12機の購入交渉を行っていたが、最終的には数十機を調達する ものと見られる。
 Su-30SM はインド向けの Su-30MKI を元にした複座機で、空軍も60機を発注している。
2013.08.28 Jane's Defence WeeklyVietnam signs deal with Russia for Su-30MK2s <1310-082806>
 ベトナムSu-30MK2 を更に12機を購入する契約を行った。 契約額は$450~600Mと見ら れ、2014~2015年に3回に分けて納入される。
 ベトナムは2009年と2010年の2回の契約で Su-30MK2 を20機購入し、2012年までに全機取得している。
2013.08.19 Aviation Week & ST Flightpath to recovery <1310-081905>
= ロシア航空産業の現状に関する特集 =
 2012年にロシア航空産業は受注のピークを迎えた。 内訳は以下の通りである。
  Su-34 ×92
  Su-30SM×60
  Su-30M2×12
  MiG-29K×24
  Il-76MD-90A×39
 また Sukhoi T-50 PAK FA と並ぶ規模の開発計画である次期爆撃 PAK DA は、 2020年量産開始を目指して進められており、亜音速ステルス機の設計が3月に承認されたと報じられている。
2012.12.03 Aviation Week & ST Russian Air Force receives first two Su-30SMs <1301-120305>
 ロシア空軍が2012年3月に30機発注した Su-30SM の最初の2機が納入された。
Su-30SM
 Su-30 に TVC エンジンや PESA レーダを搭載した改良型で、インドのほかマレーシアやアルジェリアも装備して いる Su-30MKI をロシア空軍向けにしたもの。
Su-30M2
 Su-30MKI ほど高度ではなく、中国やインドネシアが装備する Su-30MK2 のロシア向けで、4機が発注され2011年に2機が納入されている。
2012.10.15 Aviation Week & ST India eyes Su-30 MKIs <1212-101501>
 インドが Su-30MKI 42機を追加発注する模様である。 同国は既に230機の Su30MKI を発注している。
 またこの他に Mi-17 V5 71機も購入する。
2012.10.01 Aviation Week & ST Flight trials begin for Su-35SM <1211-100102>
 露空軍が2012年3月に30機発注した Su-30SM の最初の2機による試験飛行が9月下旬に開始され、 2015年に全機が納入される。
 Su-30SM はインドが230機装備した Su-30MKI の露空軍仕様機で、Su-30MKI 同様に複座である。 Su-30SM では新型レーダ 、通信装置、IFF が採用されているほか、新しタイプの空対地兵器が搭載できる。い
2011.09.07 Jane's Defence Weekly India's Su-30s set for 'Super Sukhoi' upgrade <1111-090703>
 Irkut社が、インド空軍の Su-30MKI を第五世代戦闘機並の能力を持つ Super Sukhoi に改良 することを計画している。
 Super Sukhoi は RCS を小さくすると共に、現在の N011M Bars レーダを AESA 化する。
2011.07.27 Jane's Defence Weekly Uganda receives first two Sukhoi Su-30 MK2 strike aircraft from Russia <1109-072709>
 ウガンダ政府が4月14日、6機購入する Su-30MK2 の最初の2機を 受領したと発表した。
 ウガンダは現在 MiG-21 を6機保有するだけで、かつては MiG-23 も保有していたが退役していると見られる。 Su-30MK2 の保有で同国は、 MiG-29 を装備する隣国のエチオピアやスーダンと肩を並べることができるようになる。
2011.07.27 Jane's Defence Weekly Russia and Irkut near Su-30 deal <1109-072704>
 ロシア Irkut社が7月18日、ロシア国防省と Su-30 28機以上の購入交渉を行っており、来年には契約が成立 することを明らかにした。 またこの契約には12機のオプションがなされていることから、ロシア軍は40機以上を装備す る計画であると見られる。
 調達されるのは複座型の Su-30M2 と見られ、今年中に過去に契約された4機が納入される。
2010.07.07 Jane's Defence Weekly India to procure 42 more Su-30MKIs <1009-070701>
 インドSu-30MKI 42機を$3.33Bで追加購入する。  42機はバンガロールの HAL社でライセンス生産される。 同社は既に発注された分と合わせて 180機を生産し、2016~2017年までに納入する。
 インド空軍はこの追加調達により、合わせて272機の Su-30MKI を保有することになる。
2010.06.07 Aviation Week & ST Flanker flavor <1007-060710>
 インドとロシアが Su-30MKI改良について話し合いを行っている。 改良型 Su-30MKI は Super 30 と呼ばれ、レーダやアビオニクスが更新されるほか、BrahMos 1発を胴体下に 搭載できるよう機体が強化される。
 空中発射型である BrahMos-A は2,500kgで、ブースタが変わるほかは艦上発射型や陸上発射型と99%が同じである。
2010.05.19 Jane's Defence Weekly CAST sees more Su-30, PAK-FA exports <1006-051905>
 ロシアのシンクタンクである CAST が、Su-30MK の輸出について、既に受注している136機のほかに更に 64機の受注が見込めると分析結果を出した。 ただし T-50 PAK-FA輸出型ができ れば、Su-30MK の輸出数は減ると見ている。 PAK-FA の最初の輸出先はインドになると見ており、 二番目の輸出先はベトナムになるとしている。
 一方、ロシア空軍が48機の採用を決めた Su-35 は、ベネズエラへの24機の輸出を決めている。
2010.04.14 Jane's Defence Weekly Algeria to receive 16 more Su-30MKAs before year-end <1006-041402>
 アルジェリアが3月に、Su-30MKA 16機を$1Bで追加発注する契約を行った。 引 き渡しは年内に行われる。
 アルジェリアは2006年に総額$7.5Bの武器購入契約を行い、その中に MiG-29 24機が含まれていたが、一旦一部を受領したものの 品質不良を理由に契約を破棄し、代わって Su-30MKA 28機発注して最初の2機を2008年6月に受領していた。
【関連記事:0808-061114 (JDW 2008.06.11)】
2010.03.17 Jane's Defence Weekly Russia seals $4 bn defence deal with India <1005-031702>
 ロシアのプーチン首相が3月12~13日にインドを訪問し、総額$4Bにのぼる武器輸出契約に署名した。 23年前に建造され、1994年の火災で動か なくなっていた空母を改修する契約は2004年に$975Mで行われたが、インドが$2.34Bの支払いに応じたことで2013年に引き渡 されることになった。
 この空母に搭載される MiG-29K 16機は2004年に発注されているが、37,500tの国産空母に搭載する MiG-29K 29機の契 約も纏まった。 更に Su-30MKI 40機の追加発注が決まり、2017年までに国内生産150機を含む280機の Su-30MKI を装備 することになる。
 また Akula Ⅱ級原潜10年間$700Mでリースすることも決まった。
2010.02.17 Jane's Defence Weekly Vietnam buys further Su-30MK2s <1004-021708>
 ベトナムが2月上旬にロシアに Su-30MK2 12機を追加発注した。 契約額は$1Bで、2011~2012年に納入される。 ベトナムは2009年12月に Kilo級潜水艦8隻Su-30MK2 8機を発注している。
 2009年の国防白書によるとベトナムの国防費は GDP の1.8%にのぼる。
2009.12.16 Jane's Defence Weekly Indian Su-30s resume flying after crash <1002-121605>
 インド空軍は11月30日の墜落事故以来停止していた保有する約100機の Su-30MKI の飛行を 12月7日に再開した。 墜落の原因は燃料漏れによるエンジン火災と見られている。
 Su-30MKI の墜落事故は4月30日に次いで2機目で、墜落したのはインド国内で組み立てられた機体であった。
2009.11.04 Jane's Defence Weekly Malaysian MiGs to go by end of 2010 <0912-110408>
 マレーシア空軍が10機保有している MiG-29 は、2010年1月までに6機になり、 2010年末までに全て除籍される。 MiG-29 の役割は18機整備される Su-30MKM に引き継がれる。
 MiG-29 除籍の理由は維持コストがかかることによる。
2009.10.14 Jane's Defence Weekly India seeks more Sukhoi to keep up with rivals <0912-101409>
 インドは1990年代半ばに、3回に分けて合わせて$8.5Bで238機の Su-30MKI 複座戦闘機を購入したが、パキスタンや中国に対抗して 更に50機を装備しようとしている。 既に購入した238機のうち140機は HAL社でライセンス国産され2015年に は生産を完了する。
 インド空軍では旧ソ連時代の MiG-21、MiG-23BN、MiG-27 を装備しているが旧式化したため、2015年には 飛行隊が28個以下になると見られている。
2009.08.24 Aviation Week & ST Twin Flanders <0910-082404>
 Irkut社が先週、マレーシア向け Su-30MKM 18機の最後の2機を引き渡した。 またアルジェリアから28機受注していた Su-30MKA の最後の6機も来月引き渡される。
 インド空軍向けの Su-30MKI も先週、最後の2機の引き渡しが行われたが、インドから買い戻した Su-30 18機の扱いは まだ決まっていない。
【註】
 インドは1997年に40機の Su-30 を$1.8Bでロシアから購入したが、18機の Su-30K は後日 Su-30MKI に交換する契約になっていた。
【 Su-30K の買い戻しに関する記事:0711-042509 (JDW 2007.04.25)】
2009.08.19 Jane's Defence Weekly Malaysia nears final Su-30MKM delivery <0910-081914>
 マレーシア空軍が年内に、18機発注していた Su-30MKM最終号機を受領 する。 最終バッチ6機のうち2機は既に引き渡されており、残りの6機も間もなく到着する。
 マレーシアは12機を受領した時点で(註:西側製アビオニクスとの)不整合の問題が発覚し、残る6機の受領を拒否し ていたが、改修により問題が解決した。
 マレーシアが2003年8月に Su-18MKM の購入を決めた直後に米国は F/A-18E/F 18機の売却に同意している。
2009.06.03 Jane's Defence Weekly Problems delay final batch of Malaysian Su-30MKMs <0907-060309>
 マレーシアは2010年に退役する MiG-29 の後継として Su-30MKM の導入を進めているが、マレーシアは既に納入された 12機で生起した西側製アビオニクスとの不整合問題が解決していないとして、残りの6機の受領を拒否している。
2008.11.17 Aviation Week & ST Spy wars <0812-111714>
 ネブラスカ州の Nellis AFB で9月に行われた 'Red Flag' 演習に、フランスは旧式の Mirage 200-5 を参加させた が、インドは最新鋭の Su-30MKI を参加させた。 Su-30MKI は、Su-27SM2 (Su-35) に搭載する Irbis PESA レーダを開発した NIIP社が開発した Bars レーダを搭載している。
2008.10.01 Jane's Defence Weekly Indonesia agrees loan for Russian fighter purchase <0811-100110>
 インドネシアがフランスの銀行から、Sukhoi 戦闘機6機の購入代金$300Mを借り入れることになった。 これは代金の 85%にあたる。
 購入するのは複座型である Su-30MK2 3機と、単座型の Su-30SKM 3機で、前者は今年10月、後者は2009年に引き渡さ れる。
2008.06.11 Jane's Defence Weekly Delivery of Su-30MKAs to Algeria revives arms deal <0808-061114>
 今年2月にアルジェリアが品質不良を理由に MiG-29UBT 2機の受領を拒否し既に受領していた MiG-29 を返品したため、 ロシアとの全ての武器取引が停止していたが、5月31日に Su-30MKA 2機を受領して取引が再開された。 Su-30MKA は既に 受領している6機と合わせて、2010年までに輸入する28機の一部となる。
 この取引額は$7.5Bで、この結果アルジェリアはロシアにとって三番目の武器輸出相手国になる。
【関連記事:0804-022715 (JDW 2008.02.27)】
2007.10.24 Jane's Defence Weekly India agrees to pay more for Russian weapon systems <0722-102408>
 ロシアは国内で10%のインフレになっているため、インドに対して既契約の兵器の価格を 見直すように求めていたが、インドは毎年5%の価格上昇に応じることになった。 この対象には Su-30MKI 170機、Mi-17IV 80機、4,000t級フリゲート3隻、T-90S MBT 340両などの契約が含まれ ている。
 インドは1990年代初期に230機の Su-30MKI を$10.1Bで購入することに合意し60機が既に 納入されている。 今後納入される170機の価格は、それぞれ$3M~$4M引き上げられることになる。 インドはこのほかに 140機の Su-30MKI をライセンス生産することになっている。
2007.10.22 Defense News India, Russia to design 'fifth-generation' fighter <0722-102221>
 インドとロシアの両国防相が10月17日~19日にモスクワで会談し、インドが輸入する予定であった40機の Su-30MKI をインド国内でライセンス生産することで合意した。 契約総額は$1.5Bである。
 一方ロシアは既に契約した武器輸出について、総額$2B、10%の増額を強く要求しており、T-50 MBT、Su-30MKI 、Igla-S 及び Tunguska SAM の契約履行が中断している。 両国は軍事協力協定を締結しているが、ロシアはインドと米国の核協力合 意に不快感を示し、インドはロシアが移転技術を使用する兵器の輸出を制限し、ローヤリティを要求することに不満を持っている。
2007.07.18 Jane's Defence Weekly Indian Flankers engage Typhoons <0716-071805>
 英印間で行われた Anglo-Indian Exercise 'Indradhanush 2007' で、インド空軍の Su-30MKI と Typhoon が模擬交 戦した。
 演習は英国で行われ、Typhoon は Tornado と共に参加し、6機の Su-30MKI と、一対一交戦及び 集団交戦を行った。
2007.04.25 Jane's Defence Weekly India signs exchange deal to receive improved Su-30 <0711-042509>
 インド空軍が保有する18機の Su-30K を Su-30MKI に交換する契約が行われた。 インドは1997年に40機の Su-30 を$1.8Bでロシアから購入したが、18機の Su-30K は後日 Su-30MKI に交換する契約になっていた。
 18機はベラルーシに売却される計画であったが、売却先はエリトリアかシリアに変更になった。
2007.04.23 Aviation Week & ST Dragon's teeth <0710-042302>
 中国空軍は航空攻撃能力の急速に強化しており、Su-30MKK や Su-30MK2 を含む Su-27 の複座攻 撃の導入を継続している。 Su-27 のライセンス製造である J-11B は国産のレーダと PL-12、PL-8 を搭載 する。 また、最近運用を開始した J-10 は F-16 と空自 F-2 と同等の能力を持つと推測される が、RCS は大きい。
 Su-30MKK は全天候の昼夜間攻撃機で、搭載レーダは同時10目標を処理可能で、捕捉距離は68哩 (RCS=3㎡)、 L-150 RWR と翼端に ECM ポッドを装備する中国空軍としては初めての多目的攻撃戦闘機である。
2007.02.14 Jane's Defence Weekly India signs to bolster air power with order for 40 Su-30MKIs <0706-021410>
 インドが40機の Su-30MKI を追加購入することになり、3月に契約が行 われる。 この急な契約はパキスタンが F-16 や JF-17 を購入するのに対 抗するもので、空軍参謀長はカタールから中古の Mirage 2000-5 12機を購入する件についても否定しなかった。
 インドは50機の Su-30 及び Su-30MKI を輸入しているほか、HAL社で140機をライセンス生 産しており、2013年~2014年に生産を完了する。
2006.11.15 Jane's Defence Weekly China assesses new radar for Su-30 fighter <0623-111501>
 ロシアの Tikhomirov NIIP が、中国の Su-30 MKK 及び Su-30MK2 用に Irbis-E PESA レーダを提案してい る。 Irbis-E は対空モードで同時に30目標の追随及び8目標との交戦が可能で、 GMTI モードで4目標の同時追随能力、SAR モードで1m以下の分解能を持つ。
 Su-35 に搭載した場合には送信出力5kWで RCS=3㎡の目標の捕捉距離は350~400km であるが、Su-30 搭載時の送信出力は半分以下になる。
 中国は Su-30 全機に Irbis-E を搭載するか、一気に Su-35 の装備に踏み切るかを検討中である。
( Su-35 関連記事 IDR 2006.11)
2006.08.28 Defense News India's Su-30 costs double <0619-082806>
 インド HAL社が製造している Su-30 MKI の価格は当初見積もりの$4.8Bを大幅に越え、7月時点で $8.52Bとほぼ倍増している。 これは同国会計検査院が明らかにしたもので、高騰の理由は搭載機器及び支援 機材等の価格上昇とされる。
 インドは2000年に140機の Su-30 を国内製造することでロシアと合意、最終納入時期を2015年とし、これま でに20機が空軍に納入されている。
2006.08.02 Jane's Defence Weekly Malaysia to place MiG-29s in storage <0617-080209>
 マレーシアは、2007年に Su-30MKM の引き渡しが始まるのに合わせて、現有の MiG-29N を 退役させ保管することになった。
 同国空軍は現在16機からなる MiG-29 飛行隊を1個有しているが、パイロット不足から Su-30MKM の就役を優 先させる。
2006.06.26 Aviation Week & ST Irkut dealings <0614-062602>
 ロシアの Irkut社は、インドが保有する18機の 中古 Su-30 の後継として、12機の Su-30MKI を売り込むことで商議を進めている。 インドは18機をベラルーシに売却する方針である。
 一方、同社は2007年に、アルジェリアに28機、マレーシアに9機の Su-30 を納入する予定である。
2005.07.13 Jane's Defence Weekly Drop in Russian aircraft sales to hit industry hard <0515-071309>
 2004年のロシア軍事産業上位10社の売り上げは、前年の$5.7Mから$5.8Mへと微増したが、航空機輸出の低迷が 企業に深刻な影響を与えている。
 中国向けに Su-30MKK を製造している Sukhoi社の売り上げは2003年とほぼ同じであるが、中国は Su-30MK2 及び Su-30MK3 の追加購入がなく、Su-27SK のライセンス生産も停止した。  この結果中国向け機を生産してきた Komsomolsk-on-Amur にある Sukhoi グループの KnAAPO 工場は最も大きな影響を受けている。
┏━┳━━━━━━━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┓
┃順┃ 企   業  名 ┃軍事売上┃ 総売上 ┃輸出比率┃
┣━╋━━━━━━━━━━╋━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃ 1┃Sukhoi Holding   ┃$1469.1M┃$1499.1M┃  92% ┃
┃ 2┃Irkut Corporation  ┃$ 624.5M┃$ 643.8M┃  92% ┃
┃ 3┃Aerospace Equipment ┃$ 444.2M┃$ 583 M┃  75% ┃
┃ 4┃RSK MiG       ┃$ 403 M┃$ 427.4M┃  89% ┃
┃ 5┃Admiralty Shipyards ┃$ 354.4M┃$ 404.6M┃  N/A ┃
┗━┻━━━━━━━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┛
          (本文には上位10位まで掲載)
2005.03 International Defense Review Flanker for India and beyond: a modern fighter case study <0506-030022>
= Su-30、Su-35 に関する9ページにわたる特集記事 =
・Su-30MKI はカナード翼と TVC により高い運動性能を持つ。
・エンジンの TVC 装置は機械的に二次元で動くが、等価的に三次元 TVC を実現している。
・中国に売却された Su-30MKK には、カナード翼、TVC、AESA レーダがなく、性能的にインドの Su-30MKI に劣る
・Su-30 シリーズで最も注目すべき武装は、射程115kmの Kh-59ME ASM である。
・中国の Su-30MKK は、2発のKh-59ME と2発の Kh-31 を搭載する。
Su-35 はエンジンナセルの間に1発の Yakhont ASM を搭載し、その他に2発 の Kh-31、2発の KS-172S-1 超長距離 AAM、2発の R-77 中距離 AAM、2発の R-73 短距離 AAM を同時に搭載できる。
・Su-35UB は Su-30MK3 のプロトタイプであるが、中国は Su-30MK3 に関心を示していない。
・NIIP Bars (N011M) AESA レーダの主よう諸元は以下の通りである。
  尖 頭 出 力:4~5kW
  同時追随目標数:15
  同時交戦目標数: 4
  戦闘機探知距離:120~140km
  鉄道橋探知距離:80~120km
  戦車群探知距離:40~50km
  駆逐艦探知距離:120~150km
2005.01 International Defense Review Sukhoi Flanker aircraft benefit low-observable modifications <0503-010007>
 100機以上の Su-27/30 LO (Low-Observable) 改造を施され、ヘッドオン時の レーダ捕捉距離を50%低減している模様である。
 これらの Su-27 シリーズはインドや中国に輸出されていることから、昨年インドが米空軍の F-15C と行った 'Cope India' 演習で、 このシステムが使用された可能性が浮上している。
 LO 技術には RAM (Radar Absorbent Material) が使用され、以下の様になっている。
空気取り入れ口壁面に RAM を吹きつけ塗装
コンプレッサ前面に RAM を塗布
・F-16 で行っている Have Glass 及び Have Glass Ⅱ と同様に、レドーム内面に周波数選択スクリーン (FSS) を装着
2004.12.22 Jane's Defence Weekly India, Russia certify latest Sukhoi fighter configuration <0502-122212>
 インドの Su-30MKI の最新型である Su-30MKIII (Mk3 とも言う) 4機が今月末に引き渡され、年内にあと6機 が引き渡される。
 Su-30MKIII は Su-30MKII が空対空能力しかなかったのに対し、Kh-31A/P 及び Kh-59 TV 誘導亜音速 巡航ミサイルが搭載できる。 レーダは N011M Bars が搭載される。 Su-30MKIII は HAL社が140機をライセンス生産 する。
 ロシアとインドは、エンジンを強化し、補給整備性を改善した第五世代戦闘機 T-50 を共同開発している。
2004.12.08 Jane's Defence Weekly Roll-out for Indian-made Su-30MKIs <0501-120803>
 インドの HAL社が組み立てていた Su-30MKI 1号機がロールアウトした 。 これは140機生産される予定の最初26機のバッチの1機で、ロシアから輸入したキットで組み立てられたが、次のバッチ114機は国産化 率が高められる。 生産は今後14年間続けられ、2017~2018のピーク時には年産12機のペースになる。
2004.11.17 Jane's Defence Weekly China's Su-27s may fall short in capability <0422-111716>
 中国が Su-27 のライセンス国産機 J-11 Su-30MKK 並の能力に高める Su-27K 計画は、当初考えられていた程進んでいない模様である。
 Su-27SK への改良はロシアの技術者の協力で今年初めに開始されたが、まだ改良が完了したのは数十機で、残 りは搭載されている N-001 レーダを RVV-AE (AA-12) の発射が可能な N-001 VE に改良するために、ロシアの NIIP社に送られたままに なっている。
 一方中国では、設計が古臭く全ての点において能力が低いとの理由で、J-11 の生産を中止しようとする動き もある。
2004.11.08 Aviation Week & ST China's air-to-air radar competition <0422-110804>
 中国空軍の Su-27 (J-11) 及び Su-30 に搭載するレーダー更新をめぐって、ロシアの2社と中国の1社が受注競争を行っている。
 現在運用中のレーダはロシア NIIP社のキャサグレン型 N-001 で、逐次性能改善を行ってきた。 同社は N-001 をパッシブ電子スキャンアレィ型に改善する N-001 VEPF を提案している。
 新たに参入したのは中国 Nanjing Electronics社とロシアの Phazotron社で、前者はパルスドップラー方式の多目的レーダを、後者は スロットアレィ型の Zhuk-MSE をそれぞれ開発し、提案している。
 空軍が改善と新規のどちらを選ぶかは明らかでなく、決定は2005年中に行われるとみられる。
2004.09.01 Jane's Defence Weekly Sukhoi completes delivery of fighter aircraft to China <0417-090107>
 中国海軍は8月末に、24機発注されていた Su-30MK2 最終機を受領した 。 Su-30MKK2 は Su-30MKK の海軍仕様機である。
 この結果中国が保有する Su-27 ファミリ機は、Xian社で国内生産された Su-27SK 95機を含めて273機にのぼ る。 更にロシアは年内に更に24機の Su-30MK2 を受注できるとしており、2005~2006年に引き渡される。
 Sukhoi社は今後5年間に80~100機を東アジアに輸出できると見ており、そのうち48機は中国、24機はベトナム 、24機はインドネシアとなる。
2004.08.18 Jane's Defence Weekly Dan-M modified target being developed <0415-081811>
 ロシアの Sokol設計局が、1993年に開発された Dan 標的機を改良し、飛行距離を300~400kmから680kmへ、滞空時間を25~40分から70 分に延ばした Dan-M を開発中で、その詳細を公表した。 9,000mの飛行高度及び+9/-3g の運動性能は基本型と変わりない。
 また Dan-M は10機編隊での攻撃も模擬できる。
 Sukhoi社は Su-30MK の開発に Dan を使用しており、2004年にも4機発注している。
2004.06.16 Jane's Defence Weekly China's Sukhoi spares deal <0412-061604>
 中国とロシアが$200Mで Sukhoi機の補用品契約を結んだ。
 一方24機の Su-30MK2 の引き渡しは、最初の6機が2月に、次の6機が4月に 、3番目の6機は今月中に行われる。 最終の6機は8月に引き渡される。
 現在中国は、追加24機の Su-30MK2 購入交渉を行っている。
2004.06.09 Jane's Defence Weekly China seeks second batch of Su-30MK2s <0411-060906>
 中国軍の参謀総長が5月にロシアを訪問した際に、Su-30MK2 購入の第二弾として、24機を購入する 方針を示していたことが明らかになった。 最初の24機は、2月に6機が引き渡され、近く次の6機が引き渡されることになっており、 今年末までに全機が引き渡される予定である。
 追加の24機については年内に契約が行われ、2005~2006年に引き渡される模様である。 更に中国は TV 指令 誘導の対艦ミサイル Kh-59ME (AS-18) をこれと一緒に導入したいとしている。
2004.06.02 Yahoo 時事通信記事

中国がスホイ戦闘機を追加・・・

<0411-060201>
 2日付のロシア紙によると、中国は Su-30MK2 新たに24機購入する模様 で、年内に購入協定に調印する。
 中国は昨年初めに同型機24機の購入契約を結んだばかりで、計48機を海軍に配備し て海上戦闘能力の増強を図る。
 中国は現在 Su-27、Su-30 を合わせて270機以上保有している。
 (註:中国が購入したのは Su-30MK2 の中国仕様機 Su-30MKK2。 この他に空軍仕様の Su-30MKK 72機をロシアから輸入している。)
2004.03.31 Jane's Defnece Weekly China accepts Su-30MK2 fighters <0407-033109>
 中国が Sukhoi社に発注し2004年に受領することになっていた24機の Su-30MK2(註:従来 Su-30MKK2 と呼 ばれていた機体の模様)のうち、最初の6機が先月中国側に引き渡された。 Su-30MK2 は全て海軍仕様で Kh-31A を搭 載できる。
 Sukhoi社は今年初めまでに Su-27SK を主に154機の航空機を輸出し、ライセンス生産の Su-27SK と合わせて273機を装備しているが、 今後中国は完成機の輸入から技術導入に政策転換をしようとしている。
 中国は1991年~1997年に50機の Su-27 を輸入したが、1996年に200機の Su-27SK のライセンス契約を行っている。
(関連記事 JDW 2003.09.10)
2004.03.08 Defense News Russian sales hit new heights <0408-030809>
 ロシアの軍事産業は2002年以降順調な伸びを示しており、2003年度も大幅に増加している。
 これは同国の戦略技術分析センターが明らかにしたもので、軍需品製造の90%は中国、インドネシア、マレー シア等アジア諸国への輸出で、2003年の輸出額は$5.7Bに達し、2002年より$1Bの増加となっている。
 輸出の傾向は航空機が主体で、Sukhoi戦闘機がそのトップとなっている反面、MiG の輸出額 は減少している。
2004.01.14 Jane's Defence Weekly Indonesia seeks more Sukhois <0401-011409>
 インドネシアが今年中に6機の Su-27SK と Su-30MKK の輸入を計画しており、2003年9月に引 き渡された2機の Su-27SK 及び2機の複座 Su-30MKK と共に1個飛行隊を編成する。
 同国は最終的に24~32機の SU-27/-30 の取得を計画しているため、更にもう1個の飛行隊が編成される見込みである。
2003.10.08 Jane's Defnce Weekly Chinese Su-27 upgrade funds Russian project  ロシアの保有する初期型の Su-27 を Su-30MK と同等の能力にする Su-27SM 計画は、ロシ ア空軍の最優先課題であるのにかかわらず頓挫している。
 しかしながら中国は、保有する Su-27SK、及びライセンス生産された J-11 を Su-27SM に 改造するキットを100セット輸入している。
 Su-27SM への主な改造点は、多機能表示を含むコックピットの改良、搭載レーダ、航法装置及び搭載コンピュータの能力強化である。
2003.09.10 Jane's Defence Weekly More details disclosed on China's Su-30MKK2  Sukhoi社が中国向けに開発中の Su-30MKK2 をモスクワ航空ショーに展示した。
 Su-30MKK2 は精密攻撃能力と C4ISTAR 能力の向上が図られており、機体中央に下げられた M400 ポッドには 、捕捉距離100km、解像度2mの SLAR、捕捉距離70km、解像度30cmの TV/IR 装置、解像度40cmの LOROP (Long-Range Oblique Photography) が搭載され、中国が既に保有している Kh-59 長距離 ASM(註:右図の 右翼下、Kh-59 は射程40kmの AS-13、Kh-59M は射程115kmの AS-18)や Yakhont の射撃管制に有効であ る。 また Su-30MKK2 は Sapsan-E レーザ照射機(右図の左翼下)も搭載できる。
 中国は既に2回にわたり38ずつの Su-30MKK を受領しており、昨年には28機の Su-30MKK2 を発注している。 この契約は40機に変更さ れる可能性があるが、追加分が Su-30MKK2 なのか、計画中の Su-30MKK3 なのかは明らかでない。 Su-30MKK3 の完成にはあと数年かかる模様である。
2003.08.13 Jane's Defence Weekly Malaysia buys multirole fighters  8月5日にマレーシアがロシアと18機の Su-30MKM を$900Mで購入することに 合意した。 1994年に18機の MiG-29 を$600Mで購入したのに続く取引である。
 Su-30MKM は12ヶ所のハードポイントに Kh-31A/P, Kh-59ME ASM など、合わせて17,637-lbの武器が搭 載できる。
2003.06.11 Jane's Defence Weekly Show debut for upgraded Su-27  ロシアがパリ航空ショーに Su-27 最新型である Su-27SMK を公表する。
 Su-27SMK は、中国に輸出した Su-30MKK に使用した技術を Su-27 に反映したもので、レーダの近代化と、 HUD やカラー多機能ディスプレの採用などマンマシンインターフェスの改善が図られている。
 Su-27SMK は特に対地/対艦能力が向上し、Kh-29T, Kh-59M(AS-18: 右図)、KAB-500r, KAB-1500Kr, 各種 TV 誘導 ASM, Kh-31P ARM, Kh-31A 対艦ミサイル、Kh-35U 対艦ミサイルが搭載できる。
 更に射程285kmの、長距離型 Kh-59MK の整合性試験も行われている。
2003.01.15 Jane's Defence Weekly China ready to sign next contract for Su-30s  Sukhoi社は中国に24~28機の Su-30MKK を輸出す る商談を進めている。
 Su-30MKK は1999年に38機、2001年に38機中国に輸出されており、今回が3回目の輸出 になる。
 Sukhoi社は、年間60機以上の戦闘機を輸出しており、2002年における世界の戦闘機輸出シェアの40%を占めて いる。
2002.10.16 Jane's Defence Weekly India introduces first Su-30MKIs into service  インド空軍はロシアから導入した40機の Su-30MKI のうち10機を、正式に 装備した。 このあと更に24機を2003年末までに導入する。
 この他にインドは140~150機の Su-30MKI のライセンス生産を行っており、ウズベキスタンから購入した 6機の Il-78 空中給油機と共に運用する。 Il-78 は2003年1月に1機引き渡され、残りの5機も年末までに引き 渡される。
 (註:Il-78 は Il-76 輸送機の空中給油機型で、3給油ポイントを装備。)
2002.07.24 Jane's Defence Weekly India receives first Su-30MKIs  インド空軍はロシアから Su-30MKI 10機中の4機を受領し、来月にも就役す る。 残る6機は8月中旬に引き渡される予定である。
 この他に昨年インドは、150機の Su-30MKI のライセンス生産契約を結んでいる。
2001.07.01 Aviation Week & ST Spotlight on Su-30MK
=「Su-30MK が F-15C より優れている(5月27日の記事)」への投稿記事=
 前海軍航空機システム局長の投稿記事; TVC ノズルを用いた戦闘機としてはインドで製造されていることが周知の事実。 ロシアの Su-27 ファミリーは開発段階で全て TVC の適用を検討、Su-30MK は全天候性バージョンのみ TVC を用いている。
2002.05.27 Aviation Week & ST Su-30MK beats F-15C 'evry time'  米空軍がこのほど行った空中戦シミュレーションで、インドや中国に輸出されているロシア の高性能戦闘機 Su-30MK は米の F-15C を常に圧倒し、優れていること が明らかになった。
 Boeing 社のシミュレーション施設で行われた模擬空中戦で Su-30MK は AA-12 を発射後急旋回し、F-15C のドプラーレーダーを回避 し、常に優勢を保持した。
 当局によると、Su-30MK は F-15 の様な大型目標に優勢だが、F-22 や F-35 といったステルス機や F-16、F/A-18E/F の様な RCS の小さい目標には空中戦で劣勢とされる。
 Su-30MK は、世界唯一のスラストベクトルノイズ付きの量産戦闘機で、高い運動性を誇る。
2002.05.06 Defense News Indian manufacture to build Russian fighters  インド国防省はこのほど、約140機の Su-30 MK-1 をライセンス国産することでロシアと合 意したことを明らかにした。
 インド空軍は1990年後半以降、40機の Su-30 MK-1 をロシアから約 $1.6B で導入している。
 この機種はロシア空軍の Su-30 多目的戦闘機を特に対インド輸出用に改造した戦闘機。 
2001.07.01 Aviation Week & ST Spotlight on Su-30MK
=「Su-30MK が F-15C より優れている(5月27日の記事)」への投稿記事=
 前海軍航空機システム局長の投稿記事; TVC ノズルを用いた戦闘機としてはインドで製造されていることが周知の事実。 ロシアの Su-27 ファミリーは開発段階で全て TVC の適用を検討、Su-30MK は全天候性バージョンのみ TVC を用いている。
2002.05.27 Aviation Week & ST Su-30MK beats F-15C 'evry time'  米空軍がこのほど行った空中戦シミュレーションで、インドや中国に輸出されているロシア の高性能戦闘機 Su-30MK は米の F-15C を常に圧倒し、優れていること が明らかになった。
 Boeing 社のシミュレーション施設で行われた模擬空中戦で Su-30MK は AA-12 を発射後急旋回し、F-15C のドプラーレーダーを回避 し、常に優勢を保持した。
 当局によると、Su-30MK は F-15 の様な大型目標に優勢だが、F-22 や F-35 といったステルス機や F-16、F/A-18E/F の様な RCS の小さい目標には空中戦で劣勢とされる。
 Su-30MK は、世界唯一のスラストベクトルノイズ付きの量産戦闘機で、高い運動性を誇る。
2002.05.06 Defense News Indian manufacture to build Russian fighters  インド国防省はこのほど、約140機の Su-30 MK-1 をライセンス国産することでロシアと合 意したことを明らかにした。
 インド空軍は1990年後半以降、40機の Su-30 MK-1 をロシアから約 $1.6B で導入している。
 この機種はロシア空軍の Su-30 多目的戦闘機を特に対インド輸出用に改造した戦闘機。 
2001.10.24 Jane's Defence Weekly Russia orders 30 upgraded Su-30KN fighters  ロシア国防省は、イルクーツク航空機製造社に30機の改良型 Su-30KN を初 めて発注した。
 改良型 Su-30KN は各種精密誘導兵器による対地攻撃能力の向上が図られている。
2001.08.29 Jane's Defence Weekly China gets second batch of Su-30MKKs  ロシアから導入する Su-30MKK 複座多用途戦闘機10機が、8月21日に中国に引き渡される ことになった。
 これは中国がロシアから導入する Su-30MKK 38機の第2陣で、10機は2000年12月に引き渡されており、残 る18機は今年の12月に引き渡される。
 中国は更に40機の Su-30MKK 購入を希望しており、交渉は最終段階にある。
 Su-30MKK に搭載する以下の武器の引き渡しは既に1月に終わっている。
  ・Kh-59ME (AS-18) : TV 指令誘導 ASM
  ・Kh-29T (AS-14) : TV 誘導 ASM
  ・KAB-500Kr    : TV 誘導誘導爆弾
  ・Kh-31P (AS-17) : ARM          
2001.03.14 Jane's Defence Weekly Russian profiles 'Flanker' upgrades  ロシア空軍は 3月 6日、性能向上を行った Su-27UBM の1号機を受領した。
 この性能向上は現在、1号機の他に 7機の Su-27と、6~ 8機の Su-30に行われており、Su-24 や Su-25 の性能向上も計画され ている。
 今回の性能向上の目的はこれら戦闘機等の MRF (Multi-Role Fighter) 化で、ASM や 精密誘導爆弾な どの投射が可能になる。
1機あたりの改造費は $0.5M~$1M かかるが、空軍は2002年から、年間 70~80機のペースで改造を進め たいとしている。
 改造では機体はそのままであるが、新しいコンピュータ、GPS が追加される他、コックピットに3基の 6in×8in 多機能ディス プレーが取り付けられる。
 また、N001 FCS レーダが取り付けられることによりマッピング能力が向上し、 大型目標で 400km、小型目標で 120kmでの捕捉が可能になる。
 更に、電波吸収塗料やスクリーン付き吸気口の採用によりステルス性の向上が行われる。
2001.01.03 Jane's Defence Weekly Russian delivers Su-30s to China  ロシアの Komsomolisk-on-Amur 航空機製造は、Su-30MKK 複座戦 闘機最初の10機を、先月中国に引き渡した
 メーカによると今回の納入は40機の契約及びその追加発注分の第一次納入分である。 ある筋によると、第一次の契約分は30~38 機で、追加契約分が40機である。
 一方で中国空軍は先月、28機の Su-27UBK 複座戦闘機購入の第一次分として 8機を受領 している。
1999.12.15 Jane's Defence Weekly India closer to Su-30 deal  インドはこのほどロシア の Su-30 多目的戦闘機の国内ライセンス製造に関する 最終価格調整委員会を組織した。
 1996年11月に $1.5B で契約した 40機のうち 10機は完全仕様の Su-30MKI として輸入し、国内製造 されるのは28機で、インド空軍仕様の Su-30MKI に改善製造される。
1999.08.11 Jane's Defence Weekly Su-30MK purchase on Chinese agenda  中国はロシア の Su-30MK 複座型多目的戦闘機の購入を検討している。
 予定見積価格は 40機 で $2B以上、搭載兵器については今後の交渉による。中国では Su-30MK と同様の 任務を持つ改善型 JH-7(FBC-1) を開発し、運用評価を予定しているが、この戦闘機は主として対艦用 に使用される。
1995.07.14 日経新聞 「スホイ27」中国が大幅増強  21世紀初め300機前後に