2014.06.29
Defense News
Iraq receives Russian jets as it takes fight to militants
<1407-062905>
イラクが29日に Tikrit で行った ISIL に対する攻撃で、ロシアから
購入したばかりの Su-25 を投入した。 イラク政府は26日に、ロシアから Sukhoi 戦闘機十数機を、$500Mで
購入すると発表していた。
一方米国は、イラクに軍事顧問団を派遣したものの、F-16 と Apache の売却要求には慎重であった。
2010.07
International Defence Review
New weapons and targeting pod underpin Kazakh Flankers' multirole capability
<1008-070005>
カザフスタンが5月に、改良型 Su-27UBM2 を公表した。 主要な改良点はベラルーシ製の Satelite-M
X-band ECM 装置や Rafael社製 Litening Ⅲ 照準ポッドを搭載したことと、レーダを対地能力を強化した N001
に換装したことで、RCS=30㎡の SAM 発射機を40km、1,000㎡の目標を150kmで捕捉する。 また Sea State 5で30㎡の水上目標を50kmで、ビーム
マッピングモードで350kmで捕捉できる。
2010.02
International Defence Review
Russian Air Force receives last upgraded Sukhoi 'Fencera'
<1003-020033>
既報【1002-122308 (JDW 2009.12.23)】と、主要部分が同文の記事
2009.12.23
Jane's Defence Weekly
Russa takes delivery of final upgraded Su-24M2s
<1002-122308>
ロシア空軍がSu-24 を改良した Su-24M2 の最終号機を受領し、3年間の契約を終了した。 改造機数は明らかにされ
ていないが、ロシア空軍は400機を要求していた。 輸出仕様である Su-24MK2 はアルジェリアに輸出されている。
ロシア空軍は1970年代中頃から使用している Su-24 を並列複座の Su-34 に換装する計画で、最初の2機は
2006年7月6日にロールアウトしている。
2007.02.07
Jane's Defence Weekly
Iran eyes long-range air strike capability
<0705-020705>
イランが長距離航空攻撃能力の整備にかなりの力をさいており、Su-24 を空中給油可能な Su-24MK(右図)
に改造している。 ただ、Su-24MK の搭載武器についてはよく分かっていない。
イランは1970年代に米国から 707/747 空中給油機を購入している。
2006.01.23
Aviation Week & ST
Russian roll call
<0603-012306>
ロシア空軍長官が、第五世代戦闘機 Pak Fa には、2007年の初飛行を目指
して、単発の T-50 軽量戦闘機を、開発していることを明らかにした。 ただ企業筋は、実際
の初飛行は2008年頃の可能性が大であり、実用試験は2012~2013年、量産化は2015年以降とみている。
空軍の2006年度調達予算は前年の二倍で、Tu-160 Blackjack×2機、Su-27SM×6機を新規調達する他、MiG-29×24機の改善及び Su-27×
18機の Su-27SM への改造を年内に予定する。 また、退役する Su-24 Fencer の後継として
Su-34 (Su-27IB) の部隊配備を開始する。
2005.08.22
Aviation Week & ST
Seeing red
<0517-082207>
PakFa 等将来装備の開発経費が不透明な状況にあるため、ロシア空軍は現有装備の改善による性能向上に重点
を指向している。
・MiG-29 OVT(右図)
TVC 機能を付加した OVT 試作機の飛行試験は既に開始され、対地攻撃機能を強化した改善機種は2006年から
装備化を予定している。
・MiG-31BM
搭載レーダ、航空機器、搭載兵器全般にわたり改善を進めており、今年中に飛行試験を開始する。
細部は明らかにされていないが、機上レーダには改修型 Zaslon AM を搭載し、R-33S 、AA-X-13、AA-12 等の AAM が搭載されるものと
みられる。
・Su-27SM
戦闘能力の改善を終了し、年末から部隊配備を予定している。
・Tu-160/Tu-95MS
非核 ASM 搭載への改修を開始している。
・Kh-555
今月、プーチン大統領が搭乗する Tu-160 Blackjack から発射試験を行い良好な成果を得た。
Kh-555 は Kh-55 (AS-15) を改造した LACM で、通常弾頭を搭載し、終末誘導に E/O を使用
する。
2005.01.19
Jane's Defence Weekly
Russian Air Force receives first Su-27SM upgrade
<0503-011711>
ロシア空軍の Su-27S を改造した Su-27SM の最初の7機が引き渡され、第11極東空軍
の戦闘機連隊に配備された。 残りの17機は今年中に引き渡される。
レーダは DBS によるマッピングが可能になり、陸上の大型目標で100km、水上の大
型目標で350km、水上小型目標で120kmの捕捉能力を持つ。 この結果 Su-27SM は多目的戦闘機となり、R-77
AAM、Kh-31A/P ASM、Kh-29T(TE) ASM、Kh-29L ASM、KAB-500Kr GB、KAB-1500Kr GB などが装備できる
ようになった。
Sukhoi社は2004年に45機を出荷しており、その内訳は次の通りとなる。
・Su-30MK2 × 24 中国向け ($1B)
・Su-30MK2V × 4 ベトナム向け ($110M)
・Su-30MKI × 10 インド向け ($350M)
・Su-27SM × 7 ロシア空軍向け ($35M)
この他に
・Su-30MKI × 4 インド向けライセンス生産分 ($120M)
があった。
2005.01
International Defense Review
Sukhoi Flanker aircraft benefit low-observable modifications
<0503-010007>
100機以上の Su-27/30 が LO (Low-Observable) 改造を施され、ヘッドオン時の
レーダ捕捉距離を50%低減している模様である。
これらの Su-27 シリーズはインドや中国に輸出されていることから、昨年インドが米空軍の F-15C と行った 'Cope India' 演習で、
このシステムが使用された可能性が浮上している。
LO 技術には RAM (Radar Absorbent Material) が使用され、以下の様になっている。
・空気取り入れ口壁面に RAM を吹きつけ塗装
・コンプレッサ前面に RAM を塗布
・F-16 で行っている Have Glass 及び Have Glass Ⅱ と同様に、レドーム内面に周波数選択スクリーン (FSS)
を装着
2004.08.04
Jane's Defence Weekly
Sukhoi to deliver upgraded fighter aircraft despite funding problems
<0415-080406>
Sukhoi社が今年中に7機の Su-27SM をロシア空軍に引き渡すが、同社は今後の改善計画を促進するため、調達
方法の変更を求めている。
昨年同社は5機の Su-27UB を Su-27SB に改良したが、これは当初10機が計画され経費上昇から5機に減らされたものである。 経費上
昇の原因は調達機数の不明確性にあるため、当社は長期一括契約を望んでいる。
7月28日に行われた記者会見で同社は、Project T-50 改善計画を明らかにした。 T-50 は
前進翼機 Su-47 の胴体に在来型翼を取り付けるもので、2005年1月に
詳細設計審査が行われ、2006~2007年に初飛行、2012年に配備開始を計画している。
2004.02.18
Jane's Defence Weekly
Russia plan single aviation entry by 2007
<0404-021809>
ロシアの副首相が、ロシアの航空産業を2年間で EADS や Boeing の様な1社に統合
する方針であることを明らかにした。 統合は当然 Sukhoi、MiG、Tupolev の統合を意味するが、ヘリコプタメ
ーカである Mil や Kamov も含まれるかは、まだ明らかでない。
この計画は2001年に作成された連邦計画である RRMIC (Reformation of the Russian Military Industrial Complex') が定めた、航空
産業を、Sukhou、Ilyushin、Mil のグループと、MiG、Tupolev、Kamov の2グループに再編するとの方針の変更
となる。
2004.02.02
Aviation Week & ST
Multirole appeal
<0403-020205>
ロシア空軍は、多機能型に改善した Su-27 Flanker を、2004年末までに最
初の連隊に装備することを明らかにした。 改善型Flanker Su-27SM は空対地攻撃も可能な様に改善されている。
Su-27SM は6発以上の AA-12 、 AS-17 、及びレーザー誘導型 AS-14 をいずれか4発、TV 誘導爆弾
KAB-1500Kr を1発、または KAB-500Kr 4発のいずれかを搭載できる。
Sukhoi社は Flanker の改善を第5世代戦闘機 PakFa が運用開始されるまで続けるとしている。
PakFa の装備化は2010年と言われている。
2004.02
International Defense Review
First upgraded Flankers have enterd service
<0404-020008>
最初の Su-27SM 5機をロシア空軍に引き渡す式典が、空軍副参謀総長が列席して行われた。
Su-27SM は中国向けに製造された Su-30MKK で使用された技術を利用して、旧型の Su-27 を改造するもので、この結果 Su-27 は輸出
型の Su-30MKK や Su-30MKI 並の能力を持つことになる。
特に N001V レーダの近代化により、空対空捕捉能力が80~100kmから135~150kmに延伸するほか、目標の
種類の識別、集団目標から1目標の抽出、ホバリングヘリの表示が可能になり、
空対地能力も向上する。
この結果 Su-27SM は、以下の兵器が搭載できるようになる。
・Kh-31A 超音速対艦ミサイル(射程70km)
・Kh-31P ARM(射程110km)
・Kh-59M TV 誘導 ASM(射程115km)
・Kh-29T TV 誘導 ASM(射程8~12km)
・KAB-500Kr 誘導爆弾
・KAB-1500Kr 誘導爆弾
・R-77,R-77M ARH AAM
ロシアは現在400機の Su-27 を保有している。
2004.01.21
Jane's Defence Weekly
Russain air force details plans for 2004
<0402-012101>
ロシア空軍が S-400 は2004年中に運用を開始すると発表した。 空軍は
S-300 の改善を引き続き検討中で、射程延伸弾が追加される模様である。
Su-27 の近代化計画は、7件のうち2件だけが進められている。
胴体、翼、脚を強化し Su-30MKK/MKI 並の装備を可能にする Su-27SM は既に5機が配備され、第2弾として20機が改造のため Sukhoi社
の工場に入っている。 2004年に1個連隊が Su-27SM に換装される。
次世代攻撃ヘリ Mi-28N は2号機が組立中で、更に3機が製造されるが、Ka-52 は特殊部隊の情報収集用だけの
採用になる模様である。
2004.01.19
Defense News
Russian AF receives updated fighters
ロシア空軍が昨年末に5機の Su-27 改善型の Su-27SM を受領した。 また
20機の Su-27 が改善のため工場に送られ、2004年中に納入を予定している。
Su-27SM は第5世代戦闘機導入までの中継ぎとして改善がおこなわれ、航法装置の改善、対地攻撃能力の付与、全天候/夜間戦闘能力等
の向上が図られている。
空軍はまた、8機の Su-37 (Su-27IB) を近いうちに受領する他、近代化を図った Mi-24PN へり6機を来年受領
する。
これ以外にも Tu-160 及び Tu-95 爆撃機の近代化が進められているが、昨年9月に発生した Tu-160 の墜落事故により作業は中断して
いる。 Tu-160 の作戦運用も現在停止され、再開に向けた飛行試験は年末になるとみられる。
2003.10.08
Jane's Defnce Weekly
Chinese Su-27 upgrade funds Russian project
ロシアの保有する初期型の Su-27 を Su-30MK と同等の能力にする Su-27SM 計画は、ロシ
ア空軍の最優先課題であるのにかかわらず頓挫している。
しかしながら中国は、保有する Su-27SK、及びライセンス生産された J-11 を Su-27SM に
改造するキットを100セット輸入している。
Su-27SM への主な改造点は、多機能表示を含むコックピットの改良、搭載レーダ、航法装置及び搭載コンピュータの能力強化である。
2003.09.01
Aviation Week & ST
Singular demands
Sukhoi は現在、空軍の単座空対空戦闘機 Su-27M Flanker B を
多目的戦闘機 Su-27SM に改造する作業を進めており、今年中に5機を納入する。
Su-27SM は空対空のほか、空対地攻撃の機能を保有させるが、単座式によるパイロットの負担を低減するため
、欧米での設計と同様、コックピットの表示やソフト等に多くの改善がなされる。
空軍では5年間で Flanker B 300機を Su-27SM に改造する意向を持っており、インドや中国に輸出する Su-27
についても Su-27SM のコックピット仕様を採用する模様。
2003.08.25
Aviation Week & ST
Red star revival
ロシア空軍の戦闘機開発事業は10年間の停滞から抜け出し、先日のモスクワ航空ショウに数機の改善機種が展示され
た。
展示された Su-27SM は現在第2段階の改善が行われ、年末には5機が納入される予定だが、最終的にはロシアの第5世代戦闘機として
2015年までに運用が開始されるものとみられる。
この他、戦略爆撃機 Tupolev Tu-160 と Tu-95 の改善型が今回初めて展示された。
また、Su-32 の試験飛行が2002年に150回行われ、開発継続の可否に関する会議を終え、2010年頃の装備化を狙っている。
一方、巡航ミサイルに関しては Raduga社が Kh-101 と Kh-555 の開発を進めている。 Kh-101 は射程5,000km
のステルス型通常弾頭 CM で、既に導入を開始している模様。 Kh-555 は AS-15 Kent を基
本に核弾頭を通常弾頭に変更した CM で、射程は約3,000km。
両機種とも最終段階に EO 誘導装置を使用しているものとみられる。
2003.08.13
Jane's Defence Weekly
MAKS emphasis is on renewed rather than new
大方の関心は S-37 (Su-47) と、ロシア空軍用に改良された Su-27SM に集
まっている。
Su-27SM は、輸出使用の Su-30MK の技術により、単座要撃戦闘機を多用途
戦闘機に改造した機体で、パッシブフェーズドアレイの NIIP N-001 レーダを装備し、Kh-25, Kh-29,
Kh-31 などの ASM や KAB500 誘導爆弾を搭載できる。
2003.02.03
Aviation Week & ST
Flanker upgrade plans spotlight industry tensions
ロシア空軍は乏しい財源の中、第 1線級の現有戦闘機の性能向上に焦点をあてており、現在
Su-27 の改善を行っている。
2002年12月に 改善型 Su-27 の飛行は開始されたが、更に 12機についてコックピットとミッションシステムの改善計画が進められてい
る。
軍はこの他、Su-24、Su-25 及び MiG-31 の改善を計画し、MiG-31 の搭載レーダーと K-37 AAM の改善が行われている模様である。
2002.08.12
Aviation Week & ST
Funding hurdles hammer Flanker Bomber program
Sukhoi 社が開発を続けているロシア空軍の Su-27IB (Su-34) の実用化は慢
性的な予算不足により更に遅れる模様。
Su-27IB は1980年代に空軍の戦術攻撃能力増強を目指して Su-27 Flanker の派生型として開発を進め、当初は 1995年の運用開始を狙
っていたが、開発経費が不充分なことから 2010年以降にずれこむものと見られている。
空軍はこのため、当分の間 Su-24M Fencers 改善型を代用として運用する模様。
2001.10.01
Aviation Week & ST
Sukhoi focuses on customer support
ロシアの Sukhoi 社は今後戦闘機の輸出のみならず購入した諸国に対する各種補給支援を行うことを検討している。
これは同社が過去 10年間に得た経験を基に行う事業で、実施する内容は操縦訓練、技術者の整備訓練の他、要求に応じ補給整備支援
、修理/オーバーホール、耐用期間の延長及び改善計画を行う。
2001.03.14
Jane's Defence Weekly
Russian profiles 'Flanker' upgrades
ロシア空軍は 3月 6日、性能向上を行った Su-27UBM の1号機を受領した。
この性能向上は現在、1号機の他に 7機の Su-27と、6~ 8機の Su-30に行われており、Su-24 や Su-25 の性能向上も計画され
ている。
今回の性能向上の目的はこれら戦闘機等の MRF (Multi-Role Fighter) 化で、ASM や 精密誘導爆弾な
どの投射が可能になる。
1機あたりの改造費は $0.5M~$1M かかるが、空軍は2002年から、年間 70~80機のペースで改造を進め
たいとしている。
改造では機体はそのままであるが、新しいコンピュータ、GPS が追加される他、コックピットに3基の 6in×8in 多機能ディス
プレーが取り付けられる。
また、N001 FCS レーダが取り付けられることによりマッピング能力が向上し、
大型目標で 400km、小型目標で 120kmでの捕捉が可能になる。
更に、電波吸収塗料やスクリーン付き吸気口の採用によりステルス性の向上が行われる。
2000.05.29
Aiation Week & ST
Russian S-37 Accelerates fighter technology
スホイ航空工業社の試験用試作機 S-37 は、1997年の初飛行以来、100回 の飛行
試験を終了し超音速飛行試験に移行する。
S-37 はミコヤン航空工業社の MiG-1.42 とともに、ロシアの第5世代戦闘機開発に必要な技術蓄積
を目的とする主要な試験機で、プーチン大統領の後押しも有り、厳しい経済情勢下にもかかわらず計画
は推進されている。
1998.09.30
Jane's Defence Weekly
Sukhoi analyses S-37 flight test results
スホーイの試験用戦闘機 S-37(S-32とも言われる)は、フライトテストの第1段階を
終了し試験結果の分析を行っている。S-37 はロシアの将来軽量型(LFI)及び重量型戦闘機(MFI)設計の
データ取得のため期待されている。
1998.01
International Defence Review
Sukhoi's S-37 : years away from production
スホーイの多目的戦闘機の試作機である S-37 は最近初飛行を行ったが、ロシアの
経済状態に関わらず技術開発は継続される模様。
S-37 は Su-27 系列の後継を開発を目指していると思われ、ロシアが1940年代から研究している前方掃
引翼(Forward-swept wing)で、ステルス型の設計ではない。大きさは F-22 よりも大きく、速度は
2M と Su-27 よりもやや低い。
1997.11.26
Jane's Defence Weekly
Russia's radical S-37 is 'only a demonstrator'
1997.01.08
Jane's Defence Weekly
Radical Sukhoi design to fly this year, says Russia
1995.07.14
日経新聞
「スホイ27」中国が大幅増強
21世紀初め300機前後に
1996.07.10
Jane's Defence Weekly
Su-37 dogfighters will be '10 times as effective'
1996.02.12
Aviation Week & ST
China buys Su-27 rights from Russia
1995.08.28
Aviation Week & ST
Sukhoi offers Su-32FNs for export market
1995.05.20
Jane's Defence Weekly
Su-27s revitalize Hanoi's forces
1995.05.06
Jane's Defence Weekly
'Made in China' deal is forged for Su-27s