UAV 搭載レーダに関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.09 International Defence Review LIG Nex1 completes development of ultralight SAR system for sUAS <2110-090011>
 韓国LIG Nex1社が7月26日にJanesに、小型UAS (sUAS) 搭載の超軽量
SARを開発したことを明らかにした。 X-bandで動作するこのSARは2.4kgと超軽量で、2km以内を解像度30cmで捜索できるという。
 同社は更にこのSARを搭載したsUAS SAR Lov_D0についても明らかにした。 SAR Lov_D0の離陸重量は軽量SAR以外の搭載品によるが1.88kg~2.4kgで、高度1,640ftを50分以上飛行できる。
2018.03.12 Aviation Week & ST U.S. Air Force's Future battlefield edge hinges on MQ-9 Reaper <1805-031204>
 米空軍が現在MQ-9 Reaperに搭載している1時間に数哩しか監視できないLynx SARGMTI /DMTIレーダに代えて、E-8C JSTARSが搭載している27-ftアンテナのレーダを小型化したものかF-35搭載レーダ を搭載して次世代ABMSに活用することを検討している。
2016.07.06 Jane's Defence Weekly USN Fire Scout seploys with new radar <1608-070615>
 米海軍が6月28日、LCS 4 Coronadoに搭載するMQ-8B Fire ScoutAN/ZPY-4(V)レーダ を装備すると発表した。
 AN/ZPY-4(V)は70nm遠方から150目標を同時追随できるという。
2016.07 International Defence Review Osprey multimission surveillance radar takes second generation AESA technology aloft <1608-070009>
= Osprey 多機能レーダに関する3頁の記事 =
 Ospreyは大きさが200×510×140mmで重量が11.3kgAESAアレイ3面からなる。
2016.07 International Defence Review Osprey AESA radar selected for MQ-8C Fire Scout UAS <1608-070007>
 米海軍が5月にLeonardo-Finmeccanicz社と、Osprey X-bandレーダMQ-8C Fire Scoutに搭載する契約を$5.8Mで行った。
 Ospreyは2D AESAレーダパネルで構成される小型、軽量、スケーラブルなレーダである。
2015.05 International Defence Review USN readies for Triton Milestone C by year end <1506-050013>
 米海軍が4月中旬に AN/ZPY-3
MFAS と自動目標識別装置 AIS を搭載した MQ-4C Triton の飛行試験を行いたいとしている。
 Triton の Milestone C は2015年12月、IOC をFY18としており、IOC は第7艦隊で行われる計画である。
2015.04.29 Jane's Defence Weekly Northop Grumman to test U-2 sensors on RQ-4B <1506-042912>
 Northrop Grumman社が4月29日、RQ-4B Global Hawk に U-2 の主要センサを搭載する試験を自社経費で実施したと発表した。
 搭載した U-2 のセンサは EOセンサである
SYERS 及び Optical Bar Camera で、RQ-4B の搭載用アダプタが3,000 ~4,000-lbの能力があるのに対し、SYERS とOptical Bar Camera を足しても1,500-lbでしかない。
2015.01 International Defence Review US Army Gray Eagles set for replacement STARLite systems <1502-010018>
 米陸軍が MQ-1C Gray Eagle 搭載のため
STARLite SAR/ GMTI レーダ8基を Northrop Grumman社に追加発注した。
 StarLite は重量29.5kgで、Ku-band 電子走査レーダのほか、GPS/INS装置、電源装置などを内蔵している。
2014.05.12 Aviation Week & ST Sensory input <1407-051206>
 米海軍が MQ-4C TritonAN/ZPY-3
MFAS レーダを搭載する計画で、MFAS は現在 Gulfstream Ⅲ に搭載した試験中である。 MFAS には SAR Spot、SAR Strip 及び ISAR モードがあり、MFAS 搭載 Triton は2017年初頭に配備される。
 海軍はこのほかに、衝突回避装置の搭載も計画している。
2014.03 International Defence Review 3-D sensor integrated on board T-20 UAV <1404-030010>
 Arcturus UAV社が、GeoDragon社と共同で、T-20 UAV に 3D センサを搭載する。 GeoDragon社のセンサはほぼリアルタイ ムで 3D イメージを作成できる。 9月に行われた試験では、1回の飛行で25平方哩の画像を取得している。
 T-20 は全長2.9m、翼端長5.3m、自重100-lbの UAV で、燃料を含む75-lbを搭載できる。
2014.01 International Defencd Review US Army seeks improved radar for small UAS <1402-010022>
 米陸軍が UAV に搭載する L-band/Ka-band の二周波レーダを開発しようとしている。 システムは SAR 機能と GMTI 機能を有し、高度3,000~10,000ftで使用される。
 捜索範囲は L-band で5km、Ka-band で0.5kmで、SAR モードでの解像度は L-band で1m、Ka-band で10cmが、GMTI モードでの最少捕捉速度は L-band で2.3m/s、Ka-band で0.5m/sが求められている。
2013.11.15 Defense News Northrop Grumman fits jammer on small UAV <1312-111504>
 Northrop Grumman社が、小型 UAV にレーダ Jammer を搭載した。
 UAV は翼端長が10ft/12ftBat で、搭載された ECM 装置は、同社製 APR-39 を安価にした Pandora と呼ばれる装置である。
【註】
 AN/APR-39 は APR という Designation Code から分かるように Radar Warning Receiver (RWR) で妨害装置ではない。 Pandora が妨害装置であれば、送信機は APR-39 と は別物であると思われる。
2013.10 Jane's Missiles & Rockets Raytheon in talks on air-to-air weapons for MQ-9 <1311-100013>
  1310-082103 (JDW 2013.08.21) とほぼ同文の記事
 MQ-9 がレーダを搭載することで、F-22 の様なステルス機がレーダを送信しないで済む利点もある。
2012.11 International Defence Review Insitu Pacific tests PicoSAR <1212-11004>
 Insitu Pacific社が、Integrator TUAV に Selex Galileo社製の PicoSAR を搭載する試験が完了したことを明らかにした。
 PicoSAR は AESA 方式レーダで、Stirp/Sopt SAR モードと、GMTI モードを有する。
2012.09 International Defence Review Downsized STARLite radar aims for Shadow UAV <1210-090010>
 Northrop Grumman社が、RQ-7B Shadow 搭載用に、65-lbある ZPY-1 STARLite レーダを45-lbに 小型化した。
 STARLite は元々 MQ-1C Gray Eagle 用の Ku-band SAR/GMTI/DMTI レーダで、 分解能は30cm以上、捕捉距離は GMTI で20km、DMTI で10kmの能力を持つ。
2012.04 International Defence Review SOUTHCOM deploy radar <1205-040001>
 Lockheed Martin社が2月下旬、中南米を担当とする米南方軍 (SOUTHCOM) が、Tracer レーダを配備したことを明らかにした。
 Tracer は C-12 情報収集機に搭載されて、密林の中や埋設隠蔽された目標を捕捉する。
【 Tracer 関連資料:1012-110008 (IDR 2010.11)】
2012.02.27 Aviation Week & ST Trace radar deployed <1204-022702>
 Lockheed Martin社製の樹間監視レーダ TRACER は4基が発注され既に2基が米南方軍 (SouthCom) に納入され、2005年から配備されている従来の樹間監視レーダに代えて南米に配備されている。
 TRACER は低周波 SAR で C-12 King Air の機体下に取り付けられ、テロとの戦いなどに使用される。、
2012.02 International Defence Review A160Ts head for Afghanistan <1204-020008>
 米陸軍が ARGUS-IS を搭載した A160T Hummingbird 3機を緊急調達 (QRC) し、 アフガンに投入する。
【関連記事:1111-100023 (IDR 2011.10)】
2011.11 International Defence Review Selex Galileo reveals work on UAV sensor package <1112-110025>
 Selex Galileo社が、UAV に搭載するセンサ skySTAR を公表した。
skyATAR Spiral 0
 UAV の取得した情報をデータリンクで送信する ATOS 装置を搭載。 2011年8月に試験完了。
skyATAR Spiral 1
 0.5~40GHzをカバーする ESM/ELINT 装置 SAGE、又は X-band AESA レーダである PicoSAR を搭載。 2012年に試験開始。
skyATAR Spiral 2
 2013年初期に試験開始。
2011.05.04 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman to test BAMS radar <1107-050402>
 Northrop Grumman社が4月25日、MQ-4C BAMS に搭載する MFAS レーダの試験を開 始したと発表した。 試験は現在 Norwalk にある同社施設で行われているが6月中に San Diego に運ばれ、今年後半には Gulfstream Ⅱ に搭載しての試験が開始される。
 MFAS は X-band の洋上監視用 2D AESA レーダで、360゚を監視できる。
2011.02.23 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman reveals new multi-band SAR <1104-022303>
 Northrop Grumman社が、ソフトウェア制御式の多周波帯 SAR (MB-SAR) を開発していることを明らかにした。  MB-SAR は L-band で、C-130 や NP-3D Orion に搭載される。
 試験では、グリーランドで30mの氷に覆われた目標の捕捉に挑む。
2011.01 International Defence Review ASTAMIDS proved on MQ-8B <1102-010032>
 MQ-8B Fire Scout に搭載しての ASTRAMIDS の試験が行われ、Hellfire への 目標指示と共に IED の探知にも成功した。
2010.11 International Defence Review US Army begins TRACER flight-tests <1012-110008>
 米陸軍が MQ-1C Grey Eagle と同じ Predator シリーズ UAV を用いて、搭載レーダ TRACER の飛行試験を開始した。 TRACER は重量 91kg、消費電力2kW以下の UHF/VHF レーダで、左翼の下に VHF (30~300MHz) アンテナ、右翼下のポッドに UHF (300MHz~3GHz) アンテナとレ ーダ本体を搭載する。
 各種方向から目標を見ることにより 3D 画像を得る能力があり、樹間の捜索IED の発見 が期待されている。 開発は2007年4月に Lockheed Martin社が$40Mで受注している。
2010.11 International Defence Review A160 crashes during jungle trials <1012-110006>
 Boeing社製 A160T (YMQ-18A) 2機のうち1機が、9月始め、試験中に墜落 した。 この試験は米陸軍と DARPA が、A160T/YMQ-18A に FORESTER レーダを搭載して行って いたもので、事故は着陸時に生起した。
 FORESTER は重量272kgの P-band (225~390 MHz) GMTI/SAR レーダで、6mのリニアアレイアンテナは±45゚の電子走査を行うため、監視する方 向に向け機械的に方向を変える方式になっている。
2010.09.06 Aviation Week & ST Baby SAR for ScanEagle <1010-090603>
 Boeing/Insitu社が、ScanEagle に小型 SAR である ImSAR を搭載した。 ImSAR は EO/IR センサなどの他のセンサ にキューイングすることができる。
 ImSAR は、米海軍が先月採用を決めた Integrator にも搭載される。
2010.07.28 Jane's Defence Weekly GA-ASI unveils Griffin Eye ISR aircraft tool <1009-072809>
 GA-ASI社が7月20日、有人機に搭載する ISR装置 Griffin Eye を発表した。
 Griffin Eye は同社製 Lynx SAR/GMTI レーダと EO/IR 装置を組み合わせ、機内に操作卓を置くもので、Lynx の情報 で EO/IR 装置をキューイングし、画像データを取得する。
2010.04.21 Jane's Defence Weekly US plans STALight radar installation for aerostats <1006-042102>
 米陸軍は2004年以来アフガンで係留気球 PTDS を戦場監視に使用しているが、近くこれに AN/ZPY-1 STARLite レ ーダを搭載する計画である。
【 PTDS 関連記事:0908-070003 (IDR 2009.07】
 STARLite は元々 Sky Warrior ERMP UAV に搭載するレーダで、Northrop Grumman社は年内に33基を納入するが、 GA社はまだ搭載作業を完了していない。 このため陸軍は UAV 搭載より問題の少ない PTDS の搭載を決めたものである。
 STARLight は24kgで、SAR モードと GMTI モードを持っている。
2010.02.22 Aviation Week & ST VADER radar set to hunt down Afghan IEDs <1004-022201>
 Northrop Grumman社が開発している航空機搭載戦場監視レーダ VADER は2基が試作され試験中であるが、そのう ちの1基が今年の2/四半期にアフガンに投入される。 VADER は徒歩の人員も捕捉できるため、IED 作戦用に開発されている。
 VADER には SARGMTI、及び移動人員捕捉三つのモード がある。
2010.02.17 Jane's Defence Weekly Northrop Grumman delivers first STARLile radars to US <1004-021704>
 Northrop Grumman社が米陸軍から$78.5Mで受注した、Sky Warrior ER/MP UAV に搭載する STARLite レーダの最初の2基を納入した。 同社は2011年4月までに33基を納入する。
 STARLite は GMTI 及び SAR 機能を有する軽量レーダである。
2009.12.16 Jane's Defence Weekly US Army explores Hummingbird sensor payloads <1002-121604>
 米陸軍は A160 HummingbirdVADER レーダを搭載したいとしているが、SOCOMFORESTER レーダの搭載を希望している。
2009.11.23 Aviation Week & ST Persistent, powerful and petite <1001-112310>
= UAV 搭載各種レーダに関する記事 =
Lynx
 最新型 Block 30 を MQ-1C Sky Warrior に搭載
ZPY-1 Starlite
 Block 1 Sky Warrior 搭載用に開発中及び米陸軍の MQ-8B Fire Scout 搭載用に開発中。 Ku-band で80-lb、消費電力800W、解像度1ft
ZPQ-1 Tesar
 初期の Predator 搭載用で165-lb
TUAVR
 Hunter 搭載用で50-lb
VADAR
PenRad
 埋設爆弾探知用の UHF レーダで King Air 機に搭載
Tracer
 Lockheed Martin社が Predator級 UAV 用に開発している TRACERUHF/VHF の二波レーダで、翼に UHF 用 アンテナポッドと VHF 用アレイアンテナを搭載
PicoSAR
2009.07.13 Aviation Week & ST Latest Lynx <0908-071303>
 GA社が、改良型 Lynx ⅡMQ-1C Sky Warrior Block 1 に搭載した試験を開始している。 これは既に配備されてい る Lynx Ⅱ 8基を Block 30 に改良するもので、遅れている Northrop Grumman社の STARlite レーダへの換装は10月に開始される。
2009.07.08 Jane's Defence Weekly Sky Warrior flies with SAR/GMTI sensor <0909-070803>
 GA-ASI社が3月に行った二度の MQ-1C Sky Warrior Bmock 1 UAV の試験で Lynx Block 30 SAR/GMTI レーダの試験に成功した。 同社は2008年6月に Lynx ⅡSDD で8基を納入したが、5月1日に Sky Warrior Block 1 4機用に Lynx Block 30 を受注した。
 Sky Warrior Block 1 は SDD で17機が納入され、13機が試験用に、残りの4機が実配備され使用される。 Block 1 は、Block 0 が搭載する C-band データリンクの10倍の帯域幅を持つ TCDL を搭載する。
2009.02.23 Aviation Week & ST Fattening Falco <0904-022302>
 Selex Galileo社が、ユーザ意見を取り入れた Falco TUAV の改良を検討している。
 その一つが同社製で重量10kgPicoSar X-band SAR の搭載で、PicoSAR は 分解能1m以上の解像度で20kmの捜索をできる。
 更に Saab社が開発した COMINT 装置の搭載も考えている。 Falco は翼端に COMINT アンテナポッドを搭載し C~ J-band の通信を傍受できる。
2009.02.04 Jane's Defence Weekly US Air Force wide area surveillance project renammed <0903-020410>
 米空軍が、今まで WAAS と呼ばれていた UAV 搭載偵察装置の名称を Gorgon Stare に変更した。 WAAS の候補に は陸軍の Constant Hawk や海兵隊の Angel Fire などがあがっていたが、Gorgon Stare は新規に開発される。
 空軍は、当初10基の Gorgon Stare ポッドを MQ-9 に搭載し、事後より小型の UAV に搭載できるよう小型化を図る計画である。
2008.10 International Defence Review Reaper controllers eye improved radar <0811-100035>
 GA者と BAE Systems社が、MQ-9 Reaper に搭載している Lynx SAR に新型情報処理装置 CLAMP を取り付け 、情報処理の高速化を図ろうとしている。
 従来は地上の操作員がレーダの各種走査を切り替えて100n㎡の広域を監視していたが、CLAMP はこれを自動で行う。
2008.07.28 Aviation Week & ST No hiding place <0809-072805>
 Northrop Grumman社が DARPA との契約で Vader レーダの開発を続けている。 Vader は米陸軍の Sky Warrior UAV 搭載のレーダで、翼下パイロンに搭載する Hellfire 大のポッドAESA レーダを収納し、その他の 電子装置及び TCDL を機内に搭載する。
 Vader システムは SAR により人員を捕捉できる初の UAV 搭載レーダで、機上部分とリアルタイム処理を行う地上 装置に分かれている。
2008.07.21 Aviation Week & ST DARPA VADER <0808-072101>
 DARPA が2006年から進めている VADER 計画は、Hellfire 大のポッド式で Sky Warrior UAV に搭載する SAR を開発するもので、車両や人員の捕捉追随に使用する。
 現在はテストベッドでの試験中であるが、2年以内にポッド搭載を実現する。
2008.07 International Defence Review Shrink to fit: sensors developed for UAVs offer surveillance revolution <0808-070015>
= UAV 搭載各種センサを紹介する4頁にわたる特集記事 =
 Thales/Selex 製の PicoSAR は10kgで Falco UAV に搭載。 IMSAM社製の Ka-band microSAR は0.45kg、Ku-band miniSAR は6.8kgで、X-band の NanoSAR は0.9kgで1km先で1mの精度を持つ。
= その他 EO 及び ELINT 装置に関する記述 =
2008.06.18 Jane's Defence Weekly Whitetail TUAV nears series of flight tests <0808-061807>
 Northrop Grumman社が MQ-8B Fire Scout の21番機で自社保有の P-6 Whitetail の試験飛行を3週間以内 に開始する。 Whitetail は米海軍と陸軍の要求する搭載品の試験用で、Telephonics社製 RDR-1700B X-band レーダを装備している。
 RDR-1700B を装備する Fire Scout は、巡視船搭載用として沿岸監視隊の要求も満たしている。
2008.05 International Defence Review USN funds radar tests on Fire Scout <0806-050026>
 Northrop Grumman社が、米海軍向けの MQ-8B Fire Scout に Telephonics社製の RDR-1700B MMR (Multi- Mode Radar) を搭載する。 MQ-8B には FLIR Systems社製 BRITE Star と合わせて搭載される。 同社は2003年に RQ-8A に、GAAS社製 Lynx レ ーダを搭載したことがあるが、RDR-1700B は洋上監視用レーダである。
【 BRITE Star 関連記事:0513-062206 (JDW 2005.06.22)】
 RDR-1700B は34kgの9.2~9.5GHzレーダで AIS (Automatic Identification System) 機能を持ち、方位0.5゚、距離100m以内の精 度を持つ。
2008.05 International Defence Review Boeing flight tests NanaoSAR radar on ScanEagle mini UAV <0806-050025>
 Boeing社が ImSAR社製の NanoSARScanEagle mini UAVに搭載して試験している。
 X-band の SAR である NanoSAR の寸法は158mmx191mmx114mで、重量は0.9kg、消費電力は15Wである。 解像度は1mで、 監視範囲は1km以内である。
 今回の試験では地上装置で画像化を行ったが、将来は機上で処理を行う。
2008.02.04 Aviation Week & ST Sensor deprivation <0803-020404>
 国防総省は2009年までに CMD 能力を保持することを考えているが、米空軍が現在 Proteus に搭載して試験している Global Hawk 搭載用の MP-RTIP (Multi-Platform Radar Technology Insertion Program) は、サイズが1.3ft×4.7ftで巡航ミサイルの捕捉は出来 ない。 計画中止になった E-10 に搭載される予定であった MP-RTIP は4ft×21ftで CM の捕捉能力 を持つが、空軍はFY-09に大型 MP-RTIP 開発予算を計上する考えはない。
2007.06.13 Jane's Defence Weekly Load masters <0713-061308>
= UAV 搭載センサに関する5頁にわたる特集記事 =
AN/AAS-52 MST: MQ-1 Predator 搭載
ESP ES: Seeker Ⅱ 搭載
D-STAMP: Orbiter mini UAV 搭載
12TS200D
CoMPASS EO: Hermes 450 搭載
baseline Global Hawk ISS: RQ-4A 搭載
Lynx Ⅰ SAR: I-GAT 搭載
MP-RTIP: RQ-4B 搭載
EL/K-7071 COMMINT/DF: Heron 搭載
AES-210/V ES/ELINT: Hermes 450 搭載
SKYFIX COMMINT/DF: Hermes 450 搭載
2007.04.09 Aviation Week & ST Almost unmanned <0709-040906>
 英国防省は研究開発中の UCAV への各種センサ搭載の準備段階として、BAC1-11 及び Tornade F2 を改修した有人機を用いて試験を行っている。
 改修機には SAR や各種センサを搭載して2008年まで飛行試験を行い、収集データは2010年の初飛行をめざす Taranis UCAV 実験機に反映させる。
2007.03.21 Jane's Defence Weekly USAF adds SIGINT to Predator/Reaper mission <0708-032111>
 米空軍は MQ-1L Predator 及び MQ-9B Reaper SIGINT 任務を付加するため、Northrop Grumman社製の ASIP (Airborne Singals Intelligence Payload) を搭載する契約を GA社と行う。 MQ-1L は武装偵察機としてイランやアフガンで活躍しており、MQ-9B も同 様な用途で2007年後半に投入される。
 ASIP は U-2S や RQ-4B に搭載されるシステムで、ASIP を搭載した U-2S は2006年に初飛行している。
2007.01.08 Aviation Week & ST MiniRadar for minicraft <0703-010801>
 Sandia 国立研究所が開発した MiniSAR SkySpirit 小型 UAS に搭載した飛行試 験が最近ミネソタの試験施設で初めて行われ、高解像度の画像を得る等良好な成果を得た。 SkySpirit は高度3,000呎を飛行し、解像 度4吋の画像を地上に送信した。
 MiniSAR は狭域、広域の二モードで煙、埃、雲及び降雨にも有効で、大きさ、重量、価格とも四~五分の一に抑えられている。
( miniSAR 関連記事 JDW 2004.07.21)
2006.10.09 Defense News Will USAF scrap E-10 radar plans? <0624-100903>
 米空軍は E-10A MC2A 開発計画の中止を決め、搭載レーダである MPRTIP の開発 もまた、Global Hawk に搭載する小型仕様を除き、中止する方針である。
 空軍は現在08-POMが協議中であるとして細部を明らかにしていない。
2006.09.13 Jane's Defence Weekly Compressed-carriage ScanEagle under study <0619-091304>
 Boeing社と Insitu社が、折りたたみ収納型の ScanEagle UAV を開発している。 これは戦 闘機等の弾庫やパイロン、輸送機の貨物扉、P-8A MMA、潜航中の潜水艦から ScanEagle を発射しようと言うものである。
 Boeing社は8月末に開かれた国際 UAS 協会 (AUASI: Association of UAS International) の会合で、Doninator 滞空 型兵器の概念設計を公表した。
( Doninator 関連記事 JDW 2003.10.15)
 また Institu社は既に、重量0.45kgの NanoSAR を公表している。 NanoSAR は代表的な離隔距離1,000mで 35cmの分解能を持つ。
( UAV 搭載 SAR に関する記事 IDR 2004.01)
2006.06.21 Jane's Defence Weekly Maiden flight success for PicoSAR radar <0613-062109>
 Selex社が開発中の PicoSAR が5月30日に初の飛行試験を行った。 PicoSAR は小型の航空機、ヘリ、UAV 搭 載用 AESA 方式小型軽量 SAR で、重量は9.1kgあるが、同社は量産型では更に軽量化 を目指している。
( UAV 搭載 SAR 関連記事 IDR 2004.01)
2006.05.15 Aviation Week & ST The high-flying Proteus aircraft <0611-051502>
 Proteus 機による3,000-lbのポッド搭載による最大荷重飛行試験が4月27日に行われた。 試験は2010年に予 定する Global Hawk への搭載に向けた MP-RTIP の予備試験で、9月には Proteus に1.5呎× 5呎の実アンテナを搭載して飛行試験を行う。
 また、2011年には更に大型の AESA レーダを搭載した Boeing 767-400ER による試験を計画している。
(関連記事 ND 2005.05)
2005.12 International Defense Review USAF deploys Predator B long-endurance UAV protoytypes for initial operational use <0601-120003>
 MQ-9 Predator B の試作機である YQM-9A 2機が、イラクかアフガンで実 戦に参加している。
 Predator B は各パイロンに680kgの兵装ができるため、225kgの GBU-12 Paveway Ⅱ又は GBU-38 JDAM、AGM-114 Hellfire を搭載する。
 搭載される APY-8 Lynx レーダは brick-map モードで75kmを精度2m、SAR モードでは35kmを捜索でき、量産機では GMTI モードも付加 される。
 量産機の配備開始は2007年で、装備部隊は偵察飛行隊ではなく、攻撃飛行隊になる。  1個システムは4機で構成され9個システムが整備される。 このため予備を含めた60機程度が調達される。
2005.09 International Defense Review Lynx SAR for Predators <0518-090034>
 GA社が R/MQ-1 Predator 搭載用に9基の Lynx SAR を$13.8Mで受注した。
2004.10.11 Inside the Army DARPA developing radar to aid tactical-level Unmanned Aerial Vehicles <0423-101103>
 DARPA は陸軍の ClassⅣ UAV もしくは開発中の A-160 Hummingbird に装備する地上監視用のレーダーの開発 を行っている。
 レーダは高解像度 SAR とMTI 及び通信装置から構成され、TUAV に搭載する。
 開発は3段階に分かれ、第1段階は Northrop Grumman、Raytheon両社が6月に各$6Mで受注し試作競争を行っている。
 第2段階への移行は2005年夏に予定され、1機種に絞込み試作試験を行った後、第3段階で本格的開発に移行す る。
2004.10 International Defense Review FORESTER cuts through dnese foliage <0420-100007>
 米陸軍は Syracuse社と FORESTER (FOPEN (Foliage-Penetration) Reconnaissance, Surveillance, Tracking and Engagement Radar) の設計試作の3ヶ年契約を$35Mで結んだ。
 FORESTER は SAR/GMTI レーダで、試験は Black Hawk ヘリ及び A-160 Hummingbird UAV に搭載して行う。
2004.07.28 Jane's Defence Weekly Thales displays I-Master <0414-072809>
 Thales社が7月20日に、英国の Watchkeeper TUAV 搭載の候補となる I-Master 軽量 SAR/GMTI レーダを公表 した。 I-Master は Hermes 180 搭載を前提としているが、Hermes 450 にも搭載できる。
 I-Master の試験は過去2年間にわたり DC-3 機を用いて行われてきた。
 Hermes 450 搭載用には GA社製 AN/APY-8 Lynx 及び Elta社製 EL/M-2055 も候補に上がっている。
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 ┃ 重  量 │  30kg ┃Strip SAR Range │  20km ┃
 ┃ 直  径 │ 370mm ┃Spot SAR Range │  15km ┃
 ┃ 高  さ │ 470mm ┃Spot SAR 覆域  │ 1.5k㎡┃
 ┃ 消費電力 │ 500W ┃GMTI Range   │  20km ┃
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2004.07.21 Jane's Defence Weekly Creatures great and small <0414-072112>
= UAV の最近の動向に関する記事 =
・近年 UAV の規模が50g (Black Window) のものから11t (Global Hawk) のものまでと多様化している。
・光学偵察が写真フィルムから EO/IR センサに変化した。
  (各種 EO/IR センサの紹介)
・UAV に搭載される SAR の進歩が著しく、4kgの MISAR が出現している。 更に150gの SAR の開発も行われている。
  (各種 SAR の紹介)
・UAV 搭載の SAR はプロセッサを搭載しないため、大容量のデータ通信を必要としている。
・UAV にとって SIGINT が主要任務の一つになってきている。
2004.06 International Defense Review Miniature SAR sensor ready for production <0411-060013>
 miniUAV 搭載用の MiSAR の今後について、EADS社はドイツ国内と、米国の需要にかけている。
 MiSAR は Ka-band (35GHz) の FM/CW 波を用いた重量395g(註: IDR 2004.01 では重量4kgとなっており、395gは3,950gの誤りと思われる)の SAR で、Luna miniUAV の胴体下部に装備され る。
 同社は今年末には量産に入るとしているが、ドイツ政府からの資金の確約がない。 このため今年10月までに、米政府の FCT (Foreign Comparative Testing) 計画にかけ資金を得ようとしている。
2004.05.31 Aviation Week & ST Advenced projects <0411-053107>
= Raytheon社の先進技術プロジェクトに関する記事 =
 DoD の NTW (Network-Centric Warfare) 構想に沿って以下の社内研究開発を進めている。
SIXA (Structually Integrated X-band Antenna):
 10年以内の空軍機 (UAV/UCAVを含む) 搭載を目標に、X帯とKu帯の複合レーダーを開発する。 また20年以内には厚さ1in以内、重量 50-lb以下の EO/RF 複合アンテナの開発を目指している。
AACESA (Affordable Adaptive Conformal Electronically Scanned Aperture):
 AESA や複合周波数レーダーを有無人機の機体や主翼に設置する。
・非冷却 IR センサーを用いた地雷探知用 UAV
 小型軽量で強力な出力の IR センサーを UAV に搭載し、地雷探知を行う。 今年夏に有人機で試験を予定、年内にも UAV 搭載型をイ ラクに送る模様。
3次元データ解析技術:
 クラター環境や電子妨害に影響を受けた受信信号や画像をソフトウェアー処理により改善する。
2004.05 International Defense Review US Army eyes SAR for TUAV <0409-050004>
 米陸軍は、Shadow 200 TUAV に搭載する既製のミニチュア SAR のマーケ ットリサーチを行っている。
 要求は、重量7.3kg以下、最大消費電力150w、分解能0.5m以上、覆域は距離3.5km、横1kmとなっている。
2004.04 International Defense Review Miniature radar <0408-040014>
 EADS社がドイツ軍の Luna TUAV に MiSAR miniSAR を搭載した試験を行った。 その結果 MiSAR の全天候リ アルタイム高精度画像収集能力が実証された。
(関連記事 IDR 2004.01)
2004.01 International Defense Review Lightweight airborne radars are piecing the battlefiels's veil <0402-010021>
= UAV 搭載 SAR の現況と趨勢に関する記事 =
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┃装 置 名┃装置重量┃周波数帯┃分 解 能┃  特     色  ┃
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┃ISS    ┃ 290kg ┃ X-band ┃ 30cm ┃RQ-4に装備中     ┃
┃MP-RTIP  ┃    ┃    ┃    ┃2006年からRQ-4に装備 ┃
┃TESAR   ┃  76kg ┃Ku-band ┃    ┃Predatorに搭載中   ┃
┃StngrayMTI┃    ┃    ┃    ┃TESARの改良計画    ┃
┃TUAVR   ┃  30kg ┃Ku-band ┃30~90cm┃TESARの後継      ┃
┃APY-8 Lynx┃  52kg ┃Ku-band ┃ 30cm ┃Predator, I-GNAT用  ┃
┃Lynx 改  ┃    ┃Ku-band ┃ 10cm ┃           ┃
┃軽量型Lynx┃  40kg ┃Ku-band ┃    ┃           ┃
┃長距離型〃┃  90kg ┃Ku-band ┃    ┃           ┃
┃FORESTER ┃    ┃    ┃    ┃Hummingbird 搭載 (IDR)┃
┃SmallSAR ┃  2.3kg┃    ┃ 7.5cm ┃超広帯域、2006量産開始┃
┃EL/M-2055 ┃  66kg ┃    ┃    ┃           ┃
┃EL/M-2055D┃  36kg ┃    ┃    ┃           ┃
┃MiSAR   ┃  4kg ┃Ka-band ┃ 50cm ┃LUNA X-2000 UAV に搭載┃
┃MiniSAR  ┃  50kg ┃ X-band ┃ 30cm ┃           ┃
┃  ?  ┃    ┃    ┃  1m  ┃伊 CORISTA社製 IFSAR ┃
┃QuaSAR  ┃  30kg ┃L,S,C,X ┃ 30cm ┃           ┃
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 IFSAR: Interferometer SAR
2004.01 International Defense Review Radar to detect walking trooops <0402-010014>
 Frontier Systems社が A-160 Hummingbird VTOL UAV 4機を$75Mで追加受注した。
 Hummingbird は2003年に初飛行した重量1,800~2,300kgの UAV で、航続距離は2,500nm、滞空能力40時間、ペ イロードは230kgの性能を持つ。 Hummingbird は FORESTER レーダなどを搭載しての試験を受ける。
 FORESTER は林間を1.6km/hで移動する人員を捕捉できるレーダで、開発の第2、第3段階の契約を Northrop Grumma社か Syracuse Research社が受注する。
 開発の第2段階では試験塔上、第3段階では有人機及び A-160 に搭載しての試験が予定されている。
2003.09.17 Jane's Defence Weekly General Atomics continues Lynx radar evolution  General Atomics社製 AN/APY-8 Lynx SAR/GMTI レーダの発展計画が明らかになった。
 米陸軍は RQ-1/MQ-1 Predator に搭載している Lynx を使った、52kgの RORO 式の Lynx の部隊配備を来年から始める。 RORO 式の Lynx は UH-60 に機体改造無しで搭載できる。
 将来 MQ-9 搭載用に、90kgに大型化した長距離型が、2004年から 引き渡される。 更にソフトウェアも改善する長距離型を、海軍は BAMS (Broad Area Maritime Surveillance) UAV 計画用に関心を持っ ている。
 GA社は最近、現在の52kg装置に2件の新機能を追加してその能力検証を行った。 その1つは味方部隊にレーダに反応するタグを取り付 けてその行動を追跡する機能で、もう1つは金属製の目標を分別するアルゴリズムであ る。
2003.08 International Defense Review Miniature SAR for UAV landmine detection  Zimmerman社が米海軍の資金で開発した SmallSAR を、UAV に搭載した埋 設地雷探知システムとして売り込んでいる。
 SmallSAR は超広帯域技術と、ピコ秒単位でのスイッチング技術により、小型高性能 を実現する。 使用帯域は1~3GHzで、マイクロワットのパルスを送信する。 受信にはピコ秒単位の距離ゲー トが用いられ、500psの受信パルスを15psのサブパルスに分割する。
 ZAI社によれば、実用型は重量23KG、消費電力10Wで、高度1,000ftを飛行する UAV から2~3kmを探知する。  価格は$250,000で、十分な資金が投入されれば2006年から引き渡しが可能である。
2003.06 International Defense Rwview Synthetic-aperture radar for UAV market  オランダの Thales社が Sagem社製の Sperwerファミリ TUAV に搭載する MiniSAR を開発し た。
 この MiniSAR の大きさは 50×30×20cm で、重さは50kg以下。 X-band (9.75GHz) で動作する。
 監視範囲は10kmまでで、分解能はマッピングモードで50cm、スポットモードで30cm となっている。
 同社は現在、FMCW技術を用いた35GHz SAR を開発中で、6月に飛行試験を開始する。 35GHZ SAR は、大きさ が14×20cmと更に小型で分解能も50cmより良いが、監視空域は1km以内に限られる。
2002.10.09 Jane's Defence Weekly Boeing to develop X-band radar arrays  Boeing社は$9.3Mで X-band アレイレーダの開発を受注した。 納期は2005年10月である。
 この X-band アレイレーダは、空軍が開発中の次世代 HALE UAV SensorCraft の機体構造に取り付けられる。
2002.08.14 Jane's Defence Weekly US services order Lynx SAR  General Atomics社は米陸空軍から合計6基の Lynx SAR を受注した。
 陸軍は3基の Lynx SAR を DH-7 低空偵察機、1基を UH-60 に搭載する。 一方空軍は各種航空機に搭載すると共に MQ-9A Predator B に搭載する模様である。
2002.05.01 Jane's Defence Weekly Lynx SAR may herald triumph in targeting  アフガニスタンでの戦争で、AGM-114 Hellfire 装備の RQ-1A Predator が持つ、発見即打撃能力が高く評価された。
 Predator の目標捕捉能力を支えたのが 16GHz の Lynx SAR で、その分解能は距離25kmから で0.1m、85kmからで3mと、EO センサが不要な程の精度を持つ。
 Lynx SAR には GMTI (Ground MTI) モードもあり、GMTI でも 0.1mの精度が得られる。 また SAR モード、 GMTI モードのいずれでも ATR (Automatic Target Recognition) が可能で、更に Spot-Dwell モードを用いると、写真精度の画像が得られる。
2001.08.29 Jane's Defence Weekly US Army to field radar that can penetrate trees  米陸軍は樹木や偽装に隠蔽された敵を探知するレーダ FOPEN (Foliage-Penetrating) レーダを来年までに装備化する。
 このレーダは、コソボでの不具合に対応するため JSATRS では発見できない目標の捕捉にあたる。
 陸軍による FOPEN レーダのフライトテストは、昨年 RC-12 機 ( FAS の RC-12 のページ) を代用して行われたが、装備化後は有人の Aerial Reconnaissance Low 航空機に搭載するほか、装置を 小型軽量化して、開発中の Hummingbird rotorcraft UAV ( Hummingbird UAV のページ) に搭載したいとしている。
 一方空軍は FOPEN レーダを RQ-4A Global Hawk に積むことを考えている。
2001.07.25 Jane's Defence Weekly US Army's Shadow 200 radars delivered  Northrop Grumman社は、TUAV Shadow 200 に搭載する SAR/MTI レーダ2 基を陸軍に引き渡した。
2000.11.08 Jane's Defence Weekly SAR system trial  General Atomics社は、Lynx SAR システムを、陸軍の C-12 及び U-21 に搭載して 行った試験に成功したと発表した。
 Lynx は重量 52kgで、分解能は 25km以内で 0.1m、55km以内で 0.3mとなっている。
2000.10 International Defense Review Pilotless progress report:
UAVs have made exceptional strides recently
= UAV の趨勢に関する解説記事 =
 昨年コソボで行われた 'Operation Allied Forces' では、NATO 加盟国のうち少なくとも5ヶ国が、UAV を使用 した。
 今日の UAV は、次の3種類に区分できる。
中高々度長時間滞空型
   (MALE/HALE: Medium/High-Altitude Long-Endurance)
  滞空時間 : 24時間以上
  ペイロード: 100kg~ 500kg以上
戦術 UAV
  滞空時間 : 4~ 12時間
  ペイロード: 25~ 100kg
小型 UAV
  (緊急な要請に対応した用途で使用)
 米空軍は、Global Hawk を U-2 と入れ替えて導入している。 また、MALE の Predator を 72機発注 しているが、空軍はレーザディジグネータの搭載を含めた能力向上を検討している。
 General Atomics社は、Predater などの UAV に搭載する Lynx SAR を売り込み中である。 この SAR は ZoomSAR で、分解能は stripmap mode で 0.3~ 3.0m、spotlight mode で 0.1~ 3.0mとなっている。