(Yahoo)
「全3隻を太平洋艦隊に配備=ステルス駆逐艦―米軍」
「ステルス駆逐艦、日本拠点も=佐世保の桟橋改修へ―米海軍」
「米ゼネラル・ダイナミクス、ミサイル駆逐艦の納入に遅れ」
米次期 DDG 「ズムウォルト」級を解剖する
米海軍は、将来 DD(X) に装備する電磁レールガンを2010年までに開発する
ことを目指し、近日中にバージニア州の Naval Surface Warfare Center への試験施設の建設を開始する。
この議論に対し、海軍は海域の航空優勢を確保する多目的 CG(X)(右上図), 陸戦支援と海戦を担当する DD(X)(右中図)のほか、比
較的小型の LCS(Littoral Combat Ship:右下図)の組み合わせを検討している。
2025.02.18
08:12乗りもの
ニュース「“軍艦の象徴”が無ェ!!」米海軍の新型なぜ“ツルツルすぎる”姿に? 数百年ぶりに「艦砲なし」の可能性
<2503-021805>
世界の海上安全保障のニュースを報じるNaval Newsが1月12日に、米海軍の次期水上戦闘艦DDG(X)の最新完成想像図を紹介した。 その完成想像図には砲塔が描かれていないと報じた。
DDG(X)は米海軍が現在装備しているTiconderoga級巡洋艦と、Arleigh Burke級駆逐艦の後継となる水上戦闘艦で、両級と同じくACSを装備し、対艦・対潜・対空・対地のいずれの任務にも対応できる水上戦闘艦として計画されている。
DDG(X)の開発計画は2021年に開始されており、米海軍は2022年1月22日にコンセプトと完成想像図を発表していた。 完成想像図には装備兵装として艦前部のVLSの前方に、Ticonderoga級やArleigh Burke級などが装備しているMk.45 127mm/62単装砲の砲塔が描かれていた。
しかし2025年1月にDDG(X)の開発を主導する計画室の責任者シュローダー大佐の退役式典で公開された最新の完成想像図では、艦首部はもちろん、見たところどこにも艦砲は描かれておらず、艦首部には砲塔の代わりにVLSが配されていた。
2025.01.02
01:10SOFREP
US Navy Preps New Destroyer For Lasers, Hypersonic Missiles
<2502-010201>
米海軍がレーザー兵器や極超音速ミサイルを装備する新しい駆逐艦を準備している。 海軍はまだ概念段階とサブシステム技術開発の段階にあるが、2030年代の初めにこの新世代の先進駆逐艦を配備する予定である。
特に、DEWを搭載するための電源装置、船舶の防御、および燃料効率、電力、推進力、エネルギー貯蔵、容量、配電を最適化するように設計された電気駆動の統合電力およびエネルギーシステム(IPES)に関しては、高度な技術が重要であるように見える。
しかし、DDG(X)の計画の一部はすでにある程度進んでいるため、DDG(X)がどれだけ画期的な技術を進歩させるのか、真の差の差を疑問視する人もいるかもしれない。
例えば、現在開発中の海軍のCAHWは、2025年までにZumwalt級駆逐艦から、2028年までに潜水艦から発射される予定で、レーザーはすでに加速度的に既存の軍艦に統合されている。
したがって、飛躍的な技術とは正確には何であり、それらは船舶あたり$3.2B以上になると予想される船の高コストを正当化するのであろうか?
米議会の一部の批評家は、船の予想される高コストについて懸念を表明し、アップグレードされた兵器と技術が既存の船にうまく統合できると示唆している。
米海軍は長年にわたりDDG(X)へのデュアルパスアプローチを維持しており、生産コストを削減し、開発を迅速化すると同時に、船に大量の追加の火力と飛躍的な技術を装備するように設計されている。
海軍の新艦の計画と意図は、数年前に海軍リーグの海空シンポジウムで明確に述べられ、その基本構造、船体、および技術基盤の一部を現在出現しているDDG 51 Flight Ⅲ駆逐艦上でモデル化すると同時に、まったく新しい世代の技術が艦に織り込まれていることを保証することである。
2022年までさかのぼる議会調査局 (CRS) の報告書によると、新型艦は「非開発システム」を新しい船体設計に統合し、将来の要件を満たすことができるとのことで。「海軍DDG(X)次世代駆逐艦計画」と題されたCRS報告書は、この艦が貴重なブレークスルーを提示する可能性があることを示し、目標は生産を合理化し、利用可能な最高のシステムを活用しながら、新しい船に重要な前例のない技術、能力、兵器のコレクションを確実に装備することである。
何よりも、DDG(X)計画は、艦が長期的に「アップグレード可能」であり、新しい武器が出現したときに対応できることを保証する。
現在建造されている最も先進的な米海軍駆逐艦としてArleigh Burke級Flight Ⅲ艦は、以前のDDG 51型と比較して、画像の忠実度、ネットワーキング、検出範囲、および火器管制に関連するパラダイムチェンジするSPY-6レーダーの改良型を組み込んでいる。
2024.07.15
15:51Inside Defense
Navy seeks more information on potential DDG(X) power and propulsion system
<2408-071507>
米海軍が、DDG(X) 大型水上戦闘艦の動力推進システムの開発・設計を強化するため、動力推進装置メーカー、電力システムインテグレーター、学界が海軍と情報を共有することを奨励している。
海軍は15日に、推進システム開発のために指定されたフィラデルフィアの陸上試験場の最新情報を提供する業者説明会を開催し情報を要求した。
2023.08.25
Stars Stripes
One of the Navy's most lethal ships getting technology upgrades at Mississippi facility
<2309-082513>
米海軍が極超音速ミサイルCPSを装備する駆逐艦Zumwaltが、改造のためパスカグーラのIngalls造船所に到着した。
排水量16,000tのZumwaltには発射管4本からなる発射機が取り付けられ、12発が搭載される。
改造は2025年に完了する計画である。
2023.06.27
13:07Breaking Defense
HII delivers first flight Ⅲ DDG, Jack H. Lucas, to Navy
<2307-062713>
HHI社が6月27日、SPY-6レーダを装備したArleigh Burke級Flight Ⅲ駆逐艦の一番艦DDG 125 Jack H. Lucasを海軍に引き渡した。
Jack H. Lucasは引き渡し後も約4ヶ月間HHI社の施設に留まり、乗組員の習熟と120日間にわたる航海を行う。
2023.06.23
National Defense
Navy lays groundwork for larger, more lethal Next-Gen Destroyer
<2307-062314>
米海軍Arleigh Burke Flight Ⅲ駆逐艦は一番艦のJack H. Lucasが今年就役しFY24にも2隻分として$5Bが要求されているが、合わせてAeleigh Burke後継のDDG(X)の研究開発費も$187.4Mが要求されている。
DDG(X)は排水量が13,500tと9,700tのAeleigh Burke級を40%近く上回るが、当初はSPY-6などAeleigh Burke級と同じ装備を搭載する。
2023.02.01
Jane's Defence Weekly
US Navy on track to start Zumwalt hypersonic missile refit this year
<2304-020101>
米海軍がZumwalt級駆逐艦の155mm AGS 2門を撤去し、CPSを発射するLMVLSを搭載する計画で、最初の発射試験を2025年に実施する。
Zumwalt級が装備しているMk 57 VLSはSM-2やTomahawk用で、CPSには長さが足りない。
【註】
DDG 51級などが装備しているMk 41 VLSは船体の中央部には位置されているのに対し、Zumwalt級が装備しているMk 57 PVLSは船体側面に配置して、被弾によりミサイルが爆発しても爆風は外側に漏れ、船体に致命傷を与えないようになっている。
2022.12.07
Jane's Defence Weekly
ZEUS scopes combat system retrofit for DDG 1000 destroyers
<2303-120702>
米海軍が11月17日にZumwalt級駆逐艦の改良計画ZEUS計画を公表する。 ZEUS計画では主要装備の更新のほか、戦闘システムソフトや水中武器の更新も行われる。
Zumwalt級駆逐艦にはAN/SPY-3 X-band MFR、AN/SQQ-90水中戦システム、Mk-57 VLSなどが装備されているが、ZEUS計画では155mm AGS 2門を撤去するほか、AN/SPY-3をAN/SPY-6(V)に、AN/SQQ-90をAN/SQQ-89に換装する。
2022.07.25
14:21Breaking Defense
Navy awards HII, Bath engineering, design contracts for future destroyer
<2208-072506>
米海軍が7月22日、DDG 51級の後継となる次期駆逐艦DDG(X)の設計契約をHII社とGD社Bath Iron事業所に発注したことを明らかにした。 海軍は契約額を公表していない。
海軍はDDG(X)の一番艦建造をFY30にも発注したいとしている。
2022.07.06
Jane's Defence Weekly
US Navy funding for Zumwalt CPS 'meets only fraction of overall need'
<2209-070601>
米海軍がZumwalt級駆逐艦3隻のAGS砲(註:155mm)を乾ドックでの定期整備に合わせて極超音速兵器CPSに換装する計画で、FY24にDDG 1000 Zumwaltで最初の換装を行い、発射試験をFY25に計画している。
CPSは水上艦として初めてcold launchで発射される。
この計画にはGAOの2021年6月時点の試算で$900Mがかかるとみられるが、現時点では設計に$15M、FY22に$100Mが計上されているだけである。
2022.02.25
National Defense
Navy reveals details aAbout next-generation guided-missile destroyer
<2203-022535>
米海軍が2030年代から2060年代まで使用する次世代駆逐艦DDG(X)についてAeleigh Burke級駆逐艦の発展型を考えている。 そのためAeleigh Burke級との共通性が重視されようとしている。
しかしながら高出力レーザ兵器HELIOSの搭載も考えられている。
このためFY22には研究開発費として$121.8Mが計上されている。
2022.01.19
Jane's Defence Weekly
US Navy remains committed to DDGX
<2204-011905>
米海軍水上戦部長のシュリース少将が1月11日に海軍水上戦協会のシンポジウムで、米海軍はDDG 51 Flight Ⅲの建造と並行してDDGX LSC計画を進めると述べた。
2022.01.13
Breaking Defense
Navy unveils latest concept for future destroyer, DDG(X)
<2202-011311>
米海軍がArleigh Burke級駆逐艦の後継として開発しているDDG(X)の最新構想が1月12日に明らかになった。 ただ開発はまだ初期段階にあるという。
開発の副責任者は水上海軍協会のシンポジウムで、SPY-6(V)1とAWS Baseline 10を装備したArleigh Burke Flight Ⅲは極めて高度な戦闘システムであるとした上で、DDG(X)は上部構造物の前方で32セルのMk 41 VLSか大型のミサイル発射機の後方には位置する150kW高出力レーザ (HEL) を含む複数のHELを装備することになると述べた。 更に、艦には艦尾に600kW級HEL 2基を搭載する余裕があるとも述べた。
2021.06.04
Defense News
US Navy creates DDG(X) program office after years of delays for large combatant replacement
<2107-060409>
米海軍が6月4日に、次期駆逐艦DDG(X)の開発を担当する新たな計画室を立ち上げた。 只DDG(X)一番艦の調達はFY28になる。
DDG(X)はArleigh Burke級Flight Ⅲ同様にAN/SPY-6 AMDRを装備するが、また超高速ミサイルまたは長距離ミサイルを搭載することになるため、現在装備しているMk 41 VLSでは小さすぎる。
2021.05.26
Inside Defense
Mysterious air base being built on volcanic island off Yemen
<2106-052607>
米海軍がDDG 1000 Zumwalt級駆逐艦のAGS砲を撤去し、CPS長距離超高速ミサイル発射用VLSを搭載することを検討している。
これはCPSをOhio級潜水艦に装備する5ヵ年計画が中止になったことによる代替案である。
【註】
AGS砲はDDG 1000 Zumwalt級駆逐艦の前部に2門装備している155mmステルス砲でZumwalt級の目玉の一つになっていた。
ところが並行して開発が進められてきたLRLAP 155mm誘導砲弾が単価が$0.8Mと高価であることから2016年に調達が停止されたためAGS砲は宙に浮き、一時電磁砲との換装も計画されたこともあった。
2021.05
International Defence Review
USN looks to integrate IRCPS on Zumwalt-class destroyers
<2107-050006>
米海軍戦略システム計画 (SSP) 室が3月18日に、海軍が3隻保有しているZumwal級駆逐艦に通常弾頭中距離超高速兵器 (IRCPS) を搭載する計画の情報提供を求める通知 (Source Sought notification) を発簡した。
IRCPSは米陸軍と海軍が共同で開発している超高速滑空弾 (C-HGB) を地域圏上層部まで超高速で打ち上げ、ブースタを切り離して高速滑空する。 発射には胴径30吋以上の大径キャニスタが使用される。 海軍は水上艦及び潜水艦からの発射を考えていて、FY28にVirginia級原潜に搭載する計画である。
2020年3月に海軍と陸軍が行った2度目の飛翔試験FE-2では、Polarisのブースタを使用した3段推進ロケットで打ち上げられたC-HGBがマーシャル諸島のクウェゼリン環礁まで飛翔した。
2021.03.25
Defense News
What should become of the Zumwalt class? The US Navy has some big ideas.
<2104-032509>
米海軍が月18日、3隻保有しているZumwalt級駆逐艦のAGS砲を撤去してCPSミサイルを搭載する検討を行っていることを明らかにした。 AGS砲(註:ステルス155mm砲)は当初LRLAP誘導砲弾を発射する計画であったが、Zumwalt計画の縮小から価格が高騰したばかりか海軍が期待した射程が得られなかったことから2016年に計画中止になっていた。
DDG 1000級駆逐艦は28吋径(註:Mk 57 PVLS)とMk 41 VLSより大径のミサイルを装填できるが、海軍が計画しているCPSの胴径は30吋以上になると見られる。
2021.01.11
Jane's 360
Surface Navy 2021: USN works to equip Zumwalt destroyers with conventional prompt strike weapon
<2102-011107>
米海軍が1月8日、CPSを対艦/対地用としてZumwalt級駆逐艦に装備することを明らかにした。
【註】
CPSとは臨機目標の攻撃用に米海軍が設計、開発、生産するHGBをブースタで打ち上げる通常弾頭超高速ミサイルで、陸軍と海軍での実用化を目指している。
2020.10.13
Defense News
US Navy eyes new design for next-generation destroyer
<2011-101306>
米海軍作戦部ギルデイ大将が10月13日、Arleigh Burk級に代わる次世代駆逐艦の調達を2025年に開始すると述べた。
次世代駆逐艦DDG Nextは16,000t近いZumwalt級よりは小型になるという。
2020.06.21
Inside Defense
House panel readies new missile defense oversight measures, hypersonic strike directives and more
<2007-062104>
米議会下院軍事委員会が海軍に対し、米本土BMDの多層化を目指してMDAがAoAを始める前に、DDG-1000駆逐艦に中距離超高速兵器を搭載する検討を求める法案を提案している。
2020.02.13
Inside Defense
Navy again delays Large Surface Combatant acquisition schedule
<2003-021305>
米海軍はFY20予算のFYDPで次期大型水上艦 (LSC) 初号艦の調達をFY25としていたが、今週公表されたFY21予算要求ではLSCについて述べられておらず、計画は再度延期される模様である。
2018.02.15
Defense News
The Navy’s stealth destroyers to get new weapons and a new mission: killing ships
<1803-021504>
米海軍が、対地攻撃を主任務とするZumwalt級駆逐艦を対艦任務に変更する経費$89.7Mを
FY19に要求している。
要求しているのはSM-6と対艦型Tomahawkで、SM-6は数百哩遠方から水上
及び陸上の目標を攻撃することができる。
2017.01.11
Jane's Defence Weekly
USN considers replacing Zumwalt's LRLAP projectile
<1702-011113>
米海軍がDDG 1000 Zumwaltが装備しているAGS 155mm砲が発射するLRLAP
弾が、単価$800,000~$1Mと高価なため代替弾の検討を進めている。
候補としてはRaytheon社製Excalibur 1b弾とBAE Systems社のMSSGPが候補に挙がっていたが、
第三の候補として電磁砲用に開発している超高速弾HVPも浮上している。
ただ海軍は、これら3候補の中で唯一量産が行われているExcaliburについて検討を進めている模様である。
【註】
Raytheon社は、本来陸軍の155mm砲用であるExcaliburにSALシーカを取り付けて移動目標射撃も可能にしたExcalibur Sを艦載の127mm
砲用としたExcalibur N5を提案している。
2016.12.02
Defense News
Destroyer Zumwalt resumes voyage to California
<1701-120207>
11月21日に太平洋に向けパナマ運河を通過中に故障を起こしRodman米海軍基地に曳航されていた米海軍DDG 1000
Zumwaltが、僚船からの部品流用で修理を完了し、2日夜にカリフォルニアに向け出港した。
Zumwaltに2軸あるプロペラシャフトにはそれぞれ2基のベアリングセットがあり、それぞれは潤滑油で冷却されているが、今回その冷却装
置が故障した。
2016.11.22
Defense News
Zumwalt breaks down, gets tow in Panama Canal
<1612-112203>
サンディエゴに司令部を置く米海軍第3艦隊に配属されたDDG 1000 Zumwaltが、パナマ運河を通過中に
故障を起こし、パナマの元米海軍基地に停泊している。
故障の詳細は公表されていないが、Zumwaltは初期に機関に故障を起こしたことがある。
2016.10.26
Jane's Defence Weekly
USN commissions next-gen Zumwalt destroyer, major tests upcoming
<1612-102605>
米海軍が10月15日、DDG 1000 Zumwaltの就役式典を行った。 ZumwaltのIOCは2019年に計画され
ている。 またZumwalt級2隻の建造も進められている。
Zumwaltは射程64nmの誘導砲弾LRLAPを、発射速度10発/分で発射できる155mm砲
AGSを2門装備し、LRLAP弾300発を搭載しているが、まだ発射試験は行われていない。
2016.06.01
Jane's Defence Weely
US Navy's first Zumwalt destroyer is delivered
<1607-060106>
米海軍Zumwalt級駆逐艦の一番艦であるDDG 1000 Zumwaltが5月20日に海軍へ引き渡された。
Zumwaltは10月15日に一旦メリーランド州のBaltimoreに移されたのち、母港となるカリフォルニア州San Diego
に回航される。 IOCは2019年に計画されている。
2016.04.10
Stars & Stripes
How stealthy is Navy's new destroyer? It needs reflectors
<1605-041003>
米海軍の次期駆逐艦Zumwaltのステルス性能について、洋上試験が行われた際に近くにいた漁師がAP通信に対し
、全長610ftのZumwaltは彼のレーダに、40~50ftの漁船程度にしか写らなかったと述べた。
【註】
両船のRCSの違いを単純に長さの違いの二乗とすると、Zumwaltのステルス性能-22dB~-24dBと言うことになる。
2016.04.09
Yahoo
時事通信記事
<1605-040903>
カーター米国防長官が8日、Zumwalt級駆逐艦全3隻を、太平洋艦隊に配属する方針を表明した。
アジア太平洋地域に戦略の重心を移すリバランス政策の一環で、長官はリバランス履行の新たな段階に入りつつあると
述べ、最新鋭の兵器を地域に振り向けると強調した。
2016.04.06
Jane's Defence Weekly
USN's Zumwalt completes builder's trials
<1605-040613>
米海軍のDDG 1000 Zumwaltが3月25日、4日間にわたったGD社の洋上試験を終え帰港した。 試験では動力機構
や補助動力機構を含む各種艦船機能が確認された。
2016.02.12
Yahoo
時事通信記事
<1603-021201>
米海軍がZumwalt級駆逐艦を補修できるよう佐世保基地の桟橋配電設備を改修することが11日に分かった。 工事期間
は2017年5月から2018年10月までという。 海軍は、FY17予算案に改修費$16.42Mを盛り込んでおり、新たな艦船の母港として補修を行ったりするには、配電網を更新する必
要があるとしている。
また2019年に新型のAmerica級強襲揚陸艦が佐世保に到着するとも明記している。
2016.01.27
Jane's Defence Weekly
Zumwalt moves on to builder's sea trials
<1603-012705>
Zumwalt級駆逐艦の一番艦DDG 1000 Zumwaltが初めての公開を終え、2月に行われる社内試験の準備を進めてい
る。 既に行われた試験では全出力による33ktの達成や、90秒で停止できる性能が確認されている。
二番艦であるDDG 1001 Michael Monsoonの建造は84%完了しており、三番艦で最終艦となるDDG 1002 Lyndon B Johnsonも43%が完了している。
2015.12.16
Jane's Defence Weekly
US Navy's lead Zumwalt-class destroyer commences sea trials
<1602-121601>
米海軍が12月7日、DDG 1000 Zumwalt初の洋上試験を開始した。
Zumwaltは対地攻撃を任務とする駆逐艦で、タンブルホーム船体にAGS 155mm砲
2門を装備している。
2015.12.07
Stars & Stripes
Navy's new stealth destroyer begins sea trials
<1601-120704>
米海軍が建造中の次世代駆逐艦 DDG-1000 Zumwalt が6日、初めての洋上試験のためメイン州 Bath の造
船所を出港した。
試験は1週間行われる。
2015.12
International Defence Review
Dead end? Wither now for Zumwalt's Advanced Gun System
<1601-120010>
発射するのは射程64nm、CEP=2mの LRLAP 誘導砲弾で、各砲の弾倉には
300発ずつが装填され10発/分の発射速度で射撃できる。
2015.11.11
Defense News
New destroyer aims to go to sea next month
<1512-111106>
建造が進められている米海軍の DDG 1000 Zumwalt の洋上試験が、何事もなければ1ヶ
月以内に開始される。
DDG 1000 は動力装置を含む全てが新規で、10月中旬には造船所に於ける4日間、96時間の試験が行われた。
2015.09.23
Jane's Defence Weekly
Zumwalt destroyer set for trials amid questions over programme's future
<1511-092305>
米海軍の Zumwalt級駆逐艦の一番艦 DDG 1000 Zumwalt は、GD社 Bath Iron Works での建造が既に97%終わり、9月中にも
完成して、11月にはドック内試験を開始する。
ドック内では、洋上試験に先駆け試験の68%を終えることになっている。
2015.05
International Defence Review
DBR was too much radar for USN aircraft carriers, official states
<1506-050011>
米海軍が、建造中の空母 CVN 78 Gerald R Ford に二周波レーダ (DBR) を搭載しない
決定をした。 これにより$180Mが節減できるという。
DBR は DDG 1000 Zumwalt級駆逐艦用に開発している AN/SPY-3 X-band レーダと、AN/SPY-4
S-band レーダからなるものであるが、当初25隻であった Zumwalt級の建造が3隻にとどまっため、海軍は CVN 78 Gerald R Ford と、CVN 79 John F
Kennedy だけに DBR を搭載することにした。
海軍は CVN 80 に搭載予定の EASR の開発を急ぎ、DBR に代えたいとしている。 EASR は Northrop Grumman社と Raytheon社が開発を進めて
おり、2015年末には両社とも試験を開始する。
2015.03.10
Defense News
Delivery of first 2 Zumwalt DDGs delayed
<1504-031006>
米海軍が9日、Zumwalt級駆逐艦2隻の引き渡しが遅れると発表した。 一番艦となる DDG 1000
Zumwalt の引き渡しは昨年11月の予定が今年の夏に、二番艦となる DDG-1001 Michael Monsoor は2016年11月へと2~3ヶ月遅れる。 同型の最終となる三番艦
Lyndon B. Johnson は予定通り2018年12月に納入される。
2015.03.10
Yahoo
ロイタ通信記事
<1504-031003>
米海軍関係者が、GD社の Zumwalt級駆逐艦2隻の引き渡しが当初の予定から約1年遅れることを明らかにした。
一番艦の引き渡しは当初予定の2014年9月から2015年11月に、二番艦は2015年12月から2016年11月にそれぞれ延期される。 三番艦の引き渡し予定に変更はない。
2014.10.12
Defense News
Experts question US Navy's decision to swap out DDG 1000's secondary gun
<1411-101205>
米海軍が DDG 1000 Zumwalt級駆逐艦に装備する副砲を、当初計画のMk 110 57mm砲から
Mk 46 30mm砲に計画変更する決定をしたが、これには専門家から異論が出ている。
Mk 110 57mm砲は近接防護用で、海軍の LCS や沿岸警備隊の近海警備巡視船も装備している。
2014.08.20
Jane's Defence Weekly
HII delivers its final composite Zumwalt deckhouse
<1410-082008>
HII社が8月7日、Zumwalt級二番艦である DDG 1001 Michael Monsoon のデッキハウスを GD Bath Iron 製作所に納
入した。 納入されたデッキハウスは複合材料製で900tある。 同社は220tあるやはり
複合材料製のハンガを2013年9月に納入している。
同社が製造する炭素繊維製の Zumwalt級用複合材料構造物はこれまでで、同級の最終艦となる三番艦では鋼製になることが
決まっている。
2014.04.23
Jane's Defence Weekly
USN christens next-gen destroyer Zumwalt
<1406-0402307>
米海軍が4月12日に DDG 1000 Zumwalt の正式命名を行った。 Zumwalt は第9代米海軍作戦部長の名前である。
Zumwalt の納入は二段階で行われ、年末に船体が納入され、装備を搭載したのち一年後に全体が納入される。
Zumwalt は射程63nmの LRLAP弾を発射する155mm AGS 砲2門のほか、Mk 46
30mm砲2門、Mk 57 PVLS 80セルを装備し、
ESSM、Tomahawk、SM-3 を発射できる。
2013.11.06
Jane's Defence Weekly
USN's first Zumwalt destroyer hits the water
<1312-110607>
米海軍が10月28日、Zumwalt 級駆逐艦の一番艦を進水させた。 同艦は2基のタービン発電機と2基の予備機で発電
し電動モータで推進する。 速力は48ktで、油圧装置を一切使用しない AGS
全電動155mm砲と、80セルの新型 VLS を装備する。
DDG-1000 Zumwalt の IOC は2016年に予定されている。
2013.10.29
USN HP
First Zumwalt class destroyer launched
<1311-102909>
米海軍の次世代駆逐艦 Zumwalt級の一番艦である DDG-1000 Zumwalt が28日に進水
した。 Zumwalt の建造は2009年2月に開始され、現在87%が完成しているという。
初号艦としての複雑さから、海軍への引き渡しは二段階で行われ、まず2014年末に船体が引き渡されたのち艤装が行われて最終引き渡しになり、
2016年のIOC が予定されている。
2013.10.23
Jane's Defence Weekly
Raytheon works to activate Zumwalt combat systems
<1312-102302>
GD社 Bath 鉄工所で建造中の DDG-1000 Zumwalt が進水後、7,500品目にのぼる艤装を Raytheon社が担当する。
搭載されるのは AGS砲2門、Mk 110 57mm砲2門、Mk 57 PVLS 80セル、及び Raytheon社製の
AN/SPY-3 MFR や AN/SQQ-90 ソナーなどである。
DDG-1000 Zumwalt は完成すると、米海軍最大の水上戦闘艦(註:満載時排水量14,564t)になる。
2013.09
Jane's Missiles & Rockets
Four LRLAPs tested against surface targets in New Mexico
<1310-090002>
BAE Systems社が開発している DDG-1000 Zumwalt 搭載 AGS 155mm砲用誘導砲弾
LRLAP の発射試験が WSMR で行われ、射距離83kmで硬軟各種目標に対し4発が発射された。
LRLAP は現在 SDD 段階にあり、2015年には運用評価 (OE) が行われて、2016年には
Zumwalt に搭載して IOC になる。
2012.10
International Defence Review
Navies seek precision punch
<1212-100008>
図は DDG-1000 に搭載され LRLAP 155mm誘導砲弾を発射する AGS 砲。
2013.04.17
Jane's Defence Weekly
DDG 1000 on track for launch in 2013
<1306-041703>
米海軍が3隻建造する Zumwalt級駆逐艦の一番艦である DDG-1000 Zumwalt の建造は順調に進んで80%完
了しており、予定どおり2013年9月に進水するはこびである。 海軍への引き渡しは2014年の計画で、2016年には
IOC になる。 二番艦 DDG-1001 の建造も60%終わり、三番艦 DDG-1002 の組みたても2012年に開始されている。
DDG-1000級は排水量15,000tで、Mk 57 VLS のほか、AGS
砲2門を装備する。 対地火力の中心は AGS砲で、射程63nm以上、CEP=5mの
LRLAP弾を発射する。
2012.11.19
Aviation Week & ST
Decked out
<1301-111903>
巨大な DDG-1000 Zumwalt の艦上構造物がミシシッピー川を下り、注目を集めた。 この構造物は重量
900t、全長50ヤード以上で、ここに艦橋、レーダアンテナ、吸排気筒が設置される。 Zumwalt は2013年進水、2015年就役
に向け、既に70%以上が完成している。
FY17に完成する二番艦 DDG-1001Michael Monsoor は30%以上完成し、DDG-1002 Lyndon B. Johnson の組みたても4月4日に開始された。
2012.01.16
Aviation Week & ST
Come about
<1203-011606>
米海軍が DDG-100 Zumwalt級駆逐艦の建造を3隻に減らし、代わって DDG-51 Arleigh Burke
級の建造を継続することにしたが、軍事専門家は、米国会計検査院 (GAO) が、能力の違いと LCC の観点
から、Arleigh Burke の建造継続を止めて DDG-1000級の建造を増やすように勧告するのではと見ている。
2010.04.21
Jane's Defence Weekly
Ship shape
<1006-042108>
FY10で CG(X) が計画中止になると共に DDG 1000 の建造
が3隻で終わることになったため、既存の Arleigh Burke Flight ⅡA が追加生産され、更に2016年の DDG 122 から
Flight Ⅲ が調達される。
Flight Ⅲ は Flight ⅡA と DDG 1000 及び CG(X) の折衷で、CG(X) 向けに開発が進められている AMDR レーダが、開口を小さくして
搭載される。 但し Flight Ⅲ の主任務が防空及び BMD となるため、DDG 1000 に搭載され射程74nmの LRLAP 弾
を発射する155mm AGS は搭載されず、引き続き主砲は127mm砲になる。
・LCS
量産型を単胴型 (LCS-1) にするか三胴型 (LCS-2) にするかの決定は年内に行われが、LCS-1
か推定単価$637M、LCS-2 が$704Mとコスト上昇が問題になっているほか、LCS-1 は米海軍の規定より
重心が高いことが明らかになり、LCS-3 以降では設計が変更される。
2010.03
Jane's Missiles & Rockets
BAE Systems wins US Navy contract for completion of LRLAP qualification
<1004-030006>
BAE Systems社が、米海軍の DDG-1000 が装備する155mm AGS砲用の LRLAP
弾開発の最終段階を$185.3Mで受注した。 契約は2012年12月に完了する。
LRLAP弾は既に116kmの飛翔を実証している。
2008.12
International Defence Review
Reveerse of fortunes: evolving threats spur US Navy to alter destroyer course
<0901-120037>
2008.11
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon offers DDG-1000 missile defence capability
<0901-110020>
米海軍は7月に、DDG-51 級駆逐艦を新たに8隻建造し、DDG-1000 級駆逐艦の計画を大幅に削減する決定を行ったが、これは DDG-1000 級が
BMD を目指して設計されていないことによる。 DDG-1000 は SM-2 を搭載するが SM-3 は装備しない。
これに対して DDG-1000 の主契約社である Raytheon社は、DDG-1000 に Aegis 艦と連接できるSLVデータリンク CDL を
DDG-1000 に搭載して BMD 能力を付与する追加提案を行っている。
2008.09.17
Jane's Defence Weekly
Raytheon pushes missile defence role for DDG-1000
<0811-091702>
DDG-1000 Zumwalt級駆逐艦のシステム取り纏めを行っている Raytheon社が、DDG-1000 に
BMD 能力を付与する提案を行っている。
現在の計画で DDG-1000 は BMD を目指しておらず、SM-2 は装備するものの SM-3 を装備する予定はない。 米海軍は DDG-1000 計画を縮小し
て、代わりに DDG-51級を8隻建造する決定を7月に行ったが、DDG-1000 の BMD 能力欠落もその一因になっている。
Raytheon社は SM-3 に CDL データリンクを搭載して他の Aegis 艦と共同することにより、DDG-1000 に BMD 能力
を付与する構想である。
2008.08.27
Jane's Defence Weekly
USN reinstates third Zumwalt class destroyer
<0810-0827004>
米海軍が7月に、DDG-1000 級三番艦の建造を取りやめて予算を DDG-51 級の建造に廻す決定を行ったが、この決定を撤回して
予定通り DDG-1000 級三番艦の建造を行うと議会に通知した。 2月に提出されたFY09予算要求で、海軍は DDG-1000 級三番艦の建造分として$2.55Bを要求したが
、DDG-1000 級の建造は2隻で終わりにする決定を行っていた。
一方海軍はFY10で8隻の DDG-51 級の建造を要求する模様である。
2008.07.30
Jane's Defence Weekly
US Navy 'curtails' DDG 1000 plans
<0809-073002>
米海軍が7月24日、32隻建造する計画であった DD-1000 級次世代駆逐艦の建造を、既に契約が行われた
最初の2隻で終了し、代わって DDG-51 Arleigh Burke 級駆逐艦の建造を継続することを明らかにした。
海軍はFY10 POM 長期調達計画に DDG-51 級8隻の建造を盛り込む。
2007.11.21
Jane's Defence Weekly
USN forges ahead with new DDG 1000 schedule
<0724-112104>
米海軍は11月12日に、2隻の Zumwalt 級駆逐艦 (DDG 1000) を GD社 Bath
Iron Works と Northrop Grumman社に発注した。 それぞれの発注額は$142Mと$90Mである。 DDG 1000 は全長183m、
排水量14,564t、速力30ktで乗員120名である。
Mk 57 VLS や dual-band レーダなどからなる MSE (Mission System Equipment)
は、9月21日に$994Mで Raytheon社受注し、最初の Mk 57 は下請けとなる BAE Ssytems社に発注されている。
2007.11
International Defence Review
US Navy approves acoustic sensors for Zumwalt class
<0722-110009>
米海軍は DD-1000 Zumwalt 級駆逐艦に IUSW (Integrated Under-sea Warfare) センサ装置を搭載すること
を決めた。 IUSW は音響センサのほか、境界面の影響で音響情報が得られない領域探査に EO/IR センサを併用
する。
DD-1000 は対潜作戦のほか、掃海作戦の中核となる機能も有する。
2007.10.15
Defense News
DDG 1000 contract talks hit rough seas
<0722-101504>
米海軍は、FY-07の DDG 1000 2隻の建造経費として$2.6Bを認可され、FY-08に$2.8Bを要求している。 海
軍の見積もりでは1隻あたり$3.3Bとみているが、GAO は$5Bを超過すると予測し、多くの専門家も2隻で$7.2Bを超えるとみている。
海軍は2013年までに7隻を建造する計画で、建造経費の細部協議を両社と実施中である。
2007.10.03
Jane's Defence Weekly
USN shifts DDG-1000 lead ship to Bath Iron Works
<0721-100303>
米海軍の DDG-1000 Zumwalt 級駆逐艦は、2隻を NGSS社 (Northrop Grummna Ship System) の
Ingalls 造船所と BIW社 (Bath Iron Works) の Marine 造船所で建造される計画で、一番艦の建造は NGSS社
の予定であったが、海軍は9月25日に、これを BIW社に変更する決定を行った。 BIW社は62
隻建造される Arleigh Burke 級駆逐艦の最終艦となる DDG-112 の建造を2010~2011年に完了し、
DDG-1000 の建造に移行する。
DDG-1000 に官給で装備する MSE (Mission System Equipment) は9月21日に Raytheon社が$994.3Mで受注し
た。 MSE には新型の DBR (Dual Band Radar) や Mk 57 VLS のほかに、水中センサ
、通信装置、 EO/IR センサなどが含まれる。
2007.10.01
Defense News
Bath to build first DDG 1000
<0722-100102>
GD社の Bath Iron 造船所で DDG-1000 初号艦の建造が近日中に開始される。 当初の計画では、Northrop
Grumman社の Ingalls 造船所で建造する計画であったが、2005年のハリケーンカトリナによる被害復旧の遅れや、両造船所の艦船建造
所要と作業負荷を考慮し、協議のうえ GD社を優先させた。
DDG 1000 の価格は$3.3Bと見積もられ、2013年に納入する。 また、レーダ、155mm AGS、その他装備一式
である MSE (Mission System Equipment) は Raytheon社が$994Mで受注した。
2007.09.24
Defense News
Near $1B DDG 1000 contract
<0720-092409>
米海軍は Raytheon社に DDG-1000 の細部設計を総額$994Mで発注した。
契約内容には設計の他、コンピュータシステム、レーダ及びセンサ、IFF 装置、冷却装置及び Mark 57 VLS
の組み込みが含まれている。
2007.08.15
Inside Missile Defense
Navy will ask industry for idea for electron laser
<0719-081501>
米海軍 ONR は、DDG-1000 などの将来艦船に装備するメガワット級 FEL
(Free Electron Laser) の開発提案を企業等に求めている。 海軍公報は11月に発出される予定で、巡航ミサイル、対艦ミサイ
ル及び大量の小型艇による攻撃に対処可能な艦船搭載用高出力レーザ兵器の開発をめざしている。
FEL の出力は現在の技術では艦船搭載用の14kWが最大であり、海軍は先ず艦船搭載用のFY-10に100kW級の試作開始し、
その後1MW級の開発に移行する構想である。
2007.07.30
Defense News
US Navy to ask for DDG 1000 proposals
<0718-073003>
米海軍は、DDG 1000 Zumwalt 級駆逐艦の一番艦を建造する造船所を Northrop Grumman社 Ingalls 造船所から General Dynamics社
Bath Iron 造船所に変更するため、両社にその手順と業務区分に関する提案を求める。
建造計画では当初、Ingalls で行う予定であったが、昨年のハリケーンによる被害復旧に加えて造船予定が立て込んでおり、反対に
Bath 造船所は大きな造船予定がないため変更を検討していた。
2007.07.23
Defense News
Bath, not Northrop, may build USN's 1st DDG1000
<0717-072302>
米海軍と DDG-1000 の建造を受注した Northrop Grumman、General Dynamics社は、初号艦の建造を
当初予定した Northrop社の Ingalls 造船所から GD社の Bath 造船所に変更する計画を協議している。
変更理由は造船所の仕事量によるもので、Ingalls は多くの艦船建造を受注しているのに対し、Bath の建造は 最後の Arleugh Burke
級駆逐艦 DDG-112 1隻のみであり、2011年以降の造船予定はなく作業力の維持が必要となる。 又、Ingalls は2005年のハリケーン
Katrina による被害復興作業が現在もつづいている。
2007.07
世界の艦船
特集・
<0711-070001>
・Tumble Home 船型:全長183m、最大幅24.5m、排水量14,797t
・舷側配置 VLS:両舷各40セル
・複合材デッキハウス
・Dual-band レーダ:S-band VSR & SPY-3 X-band MFR
・AGS 砲システム
将来装備される電磁砲は、15kgの砲弾を初速2,500m/s
(Mach 7) で発射し、最高点500,000ft (152km) を経て、6分間で370kmを飛行して、終末速度
1,700m/s (Mach 5) で弾着する。
2007.05.23
Jane's Defence Weekly
Off the rails
<0712-052309>
開発の大きなステップとなったのは2003年4月に英国で行われた試験で、90mm弾を2,500m/s以上で発射し、7MJを達成した。
2007.04
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon, BAE Systems complete SM-2 Block Ⅳ testing
<0710-040030>
Raytheon社と BAE社が2月12日に、DDG-1000 Zumwalt 級駆逐艦に装備する
Mk 57 VLS 内で SM-2 Block Ⅳ の Mk 72 ロケットモータを拘束燃焼させる試験を行い成功し
た。
Mk 57 は20基が DDG-1000 の船体外殻に分散配置される。
2007.03.28
Jane's Defence Weekly
Raytheon offers cost cuts to secure DDG-1000 deal
<0709-032807>
Raytheon社は DDG-1000 の建造費を$250M低減する最終価格見積を行った
が、海軍との価格交渉はまだ続けられている。
米海軍は DDG-1000 の建造費を$3Bとしており、今後6年間に2隻を建造するが、Raytheon社はそれぞれの建造費を$125Mずつ低減する
という。 低減の90%は製造工程の見直しによる。
2007.02.19
Defense News
DDG 1000 launcher gets test firing
<0707-021907>
米海軍 DDG 1000 に搭載する Mk57 VLS のよる SM-2 BlockⅣ のブースタ
試験発射が行われた。
DDG 1000 Zuwalt 級駆逐艦には20基の Mk57 VLS を搭載し、Raytheont社が艦載電子システム及び戦闘システ
ムを、BAE Systems社が Mk57 VLS の開発をそれぞれ受注している。
2006.12.04
Defense News
More scrutiny for ship guns
<0703-120401>
GAO は11月30日に公表した報告書で、海軍と海兵隊が DDG 1000 Zuwalt 級駆逐艦等の
搭載砲について詳細な分析検討を行うことが必要であると指摘した。
開発中の ERM は技術的問題と経費超過から2011年以降の実用化が予測され、AGS (Advanced Gun
System) と LRLAP の開発は極めて順調に進んでいるものの、
装備化は Zuwalt 級が就航する2012年以降になる。
GAO は AGS の使用頻度、所要弾数、AGS に関わる海軍と海兵隊の指揮統制要領等具体的な検討が不十分であるとして、予算化する前
に詳細な分析を行うことを求めている。
2006.11.23
Inside the Pentagon
Draft decision eyes Navy DDG-1000 funding boost
<0702-112301>
FY-08国防予算で、DoD は次世代駆逐艦 DDG-1000 の予算を満額承認する
ことを決めた。 海軍は予算削減を行う方針であったが、DoD はその他の予算項目から$385Mを転用することを海軍に指示した。
一方、海兵隊の EFV (Expeditionary Fighting Vehicle) 開発計画に関しては内容が不十分として2008年~2013年の5ヶ年計画から
$500Mを削減することを海軍に求めている。
2006.10.05
Inside the Pentagon
Defense Aquisition Board to review DDG-1000 Destroyer program
<0624-100501>
DoD の防衛調達委員会は10月4日に DDG-1000 駆逐艦の建造認可に関する審議を行い、2007年に開始
する2隻の建造契約の実施に一歩近づいた。
審議ではコスト管理及び主要性能についてのレビューが行われた。
2006.10.02
Inside the Navy
Defens Aquisition Board to review DDG-1000 Destroyer program
<0622-100203>
DoD の国防調達委員会は10月4日に次世代駆逐艦 DDG-1000 計画の審議を行う。
計画は現在 SDD 段階にあり、価格及び性能についての審議が終了すれば、2007年からの2隻同時の建造契約に向け大きく前進する。
2006.09.25
Defense News
The DDG 1000 Zumwalt class destroyer: a revolutionary warship to counter fast-evolving 21sr century threats
<0620-092519>
設計構想では、統合戦闘システム、省人化、生存性及び機動性が求められ、TSCE (Total Ship Computing Environment) が設定されて
いる。 船体はステルス化され、デッキハウスには複合材料を使用し生存性を高めている。 また、二波長レーダ
を搭載し2門の長射程 AGS 砲には自動緩衝システムが装備される。
2006.09.11
Defense News
Northrop wins ship design work
<0621-091104>
Northrop Grumman社は米海軍の Zumwalt 級駆逐艦 DDG 1000 の細部設計を$96.8Mで受注した。 契
約期間は2007年9月までで、2013年までの総予算額は$300M以上を見込んでいる。
2006.08.30
Jane's Defence Weekly
VSR meets test milestone for DDG-1000
<0618-083006>
Lockheed Martin社が、DDG-1000(従来 DD(X) と呼ばれていた次世代駆逐艦)搭載用に試作していた捜索レー
ダ (VSR: Volume Search Radar) アンテナの性能確認試験を終了した。 VSR は S-band
で、DDG-1000 搭載の二波長レーダの一部となる。
今後は Raytheon社が試作している部分との組み合わせによる試験が予定されている。
2006.06.12
Inside the Navy
Navy's DD(X) acquisition plan hits futher opposition on Capitol Hill
<0616-061209>
米下院軍事小委員会は DD(X) の2隻同時建造計画に反対し、FY-07予算に1隻分の建造費として$2.7Bを計上す
る決定を行った。 海軍は Northrop Grumman社と GD社の造船所で同時に各1隻を製造する計画である。
これに対して上院軍事委員会は海軍の計画を支持しており、要求全額を承認するものとみられる。
2006.05
軍事研究
次世代ステルス駆逐艦 DD(X) の全メカニズム
<0609-050001>
・巨大な船体
全長182.9m、満載排水量14,290t
・タンブルホーム船体
レーダには漁船の大きさにしか写らない
・統合動力システム
MT30 ガスタービン交流発電機:36MW
・統合複合材料デッキハウス
・二波長帯レーダ
X-band SPY-3 MFR と S-band VSR(右図中)
・二門の155mm AGS 砲(右図下)
LRLAP を用いた最大射程は185km、但し斉射では139km
・統合水中戦システム
・統合艦内コンピュータ環境
2006.04.24
Defense News
Bartlett: Navy must get grip on DD(X) costs
<0611-042403>
米下院軍事委員会計画小委員会の Bartlett 委員長(共和党)が DD(X) について、価格高騰を避けるため正確な見積もりを行う必要が
あると 2007年度からの計画推進に懸念を表明した。
DD(X)(現在海軍は DDG 1000 と呼称)の見積もり価格は$3.3Bとされ、海軍は2007年以降7隻を建造する計画
であるが、専門家筋では1隻あたり$4Bを越えるため、建造数が5隻程度になるとの意見が強い。
2006.01.19
Inside the Pentagon
Hamilton advocates developing CG(X) cruiser based on DD(X) hull
<0604-011901>
米海軍は CG(X) の構想設計を今年度中に開始するための準備を進めており、開発当局は船体を
DD(X) と同一とする方針を既に示している。
CG(X) はミサイル防衛艦として2011年以降に装備するが、今後数年間にわたりいく
つかのモデルが検討される。
2006.01.09
Inside the Navy
Navy to solicit detail design and construction for DD(X) Destroyer
<0604-010905>
米海軍は1月4日、DD(X) の開発に Northrop Grumman社と General Dynamics社を指名し、各1隻を同時に建造
することを公式発表した。
先月末、議会は要求額$1.1Bの全額を承認し、DoD は SDD を2社に指名することを承認している。
2006.01.05
Inside the Pentagon
Congress suports DD(X) Destroyer,adds two Littoral Wayship
<0604-010502>
米議会は12月にFY-06予算法案で、海軍の DD(X) の建造費$1.1Bを全額承認した。 また、新たに
LCS 2隻の建造費として$440Mを追加した。
2005.12.07
Jane's Defence Weekly
DD-X clears hurdle but programme still in question
<0524-120705>
DoD が11月下旬に DD(X) の SDD 入りと、8隻の LRIP 開始を承認した。
SDD では2隻が建造される。
しかしながら国防予算の引き締めの影響で DD(X) の先行きは見えず、DD(X) の建造は1~2隻に留めて
CG(X) に移行する可能性もある。 DD(X) の価格は、一番艦が$3.3B以上、
二番艦以降で$2.5Bと見積もられている。
2005.12.05
Defense News
US ship plan to cost 20% more
<0601-120509>
米海軍は2007年度計画で、艦船建造総数を昨年の284隻から313隻に増強する要求を DoD に提出した。 これ
に要する経費は20%増となるが、海軍は DD(X) をはじめとする艦艇の価格低減による対応を意図している。
2006年計画から大きく変化した主要艦艇は、DD(X) が0から7隻、DDG が50から62隻、LCS が0から55隻に増加、削減となったのは、FFG
が30から0、CG(X) が22から19隻、SSN が54から48隻となっている。
計画達成の鍵となるのは DD(X) の価格低減で、海軍は目標を$1.8B~$2Bにおいている。 DD(X) は2007年に
2隻、2009年~2013年に各1隻の7隻を建造する計画である。
なお、CG(X) の建造は2011年度から予定し、2013~2014年に各1隻、2015年に2隻を建造、
2017年に初号艦を就航させ、2030年までに19隻を建造する計画である。
2005.12.01
Inside the Pentagon
New phase for DD(X) Destroyer is approved
<0603-120102>
延期となっていた米海軍 DD(X) の SDD 移行 (Milestone B) が11月23日に承認された。 FY-07以降、
Northrop社の Ingalls 造船所及び GE社の Bath Iron Works 造船所で各1隻が建造される。
2005.11.30
Jane's Defence Weekly
US programmes face paring knife
<0524-113001>
FY-07国防予算の編成に向け DoD は大幅な事業削減を検討しており、F-35、F/A-22、DD(X)、CVN-21、FCS
などの目玉事業が対象になると共に、緊急の必要性がない TSAT (Transformational Satellite
Communications) や E-10A、JUCAS などの事業も削減の対象になりそうである。
空軍の調達要望数381機に対して179機を上限とした F/A-22 は、F-35 JSF とのトレードオフが考えら
れる。 このため空軍型の計画を中止して海軍型を調達する案も出ている。 ABL や次世代長
距離打撃システム計画も危うい。
海軍の DD(X) については、計画を中止する好機と見る向きもある。 その場合 DDG-51 駆逐艦の継続生産や
、100隻程度予定されている LCS の建造数を増やす案もある。 CVN-21 は CVN-77 の改良型で良いと見られて
いる。
陸軍の FCS 計画は、ネットワーク構成の前提となる TSAT が遅れているため無意味
との見方が出ている。
2005.11.28
Defense News
USN's DD(X) wins approvals
<0601-112802>
DoD は11月23日、海軍の DD(X) 建造計画を承認、併せてFY-07から Northrop Grumman社及び General
Dynamics社で各1隻を建造することを認めた。
海軍は今後5~8隻の DD(X) を建造する計画で、初号艦2隻の価格を$3.3Bと見積もっているが、議会筋は現実的には$4B以上となると懸
念している。
2005.11.17
Inside the Pentagon
Defense Acquisition Board defers DD(X) decision
<0602-111702>
DAB (Defense Acquisition Board) は 11月10日に予定していた DD(X) の SDD 開始承認を約2週間延期した。
理由は明らかにされていない。
2005.11.14
Defense News
DD(X) review postoned
<0602-111403>
11月10日に予定していた DAB による米海軍 DD(X) の審査が約2週間延期された。 DoD は延期の理由を明らかにしていない。
2005.09.19
Inside the Navy
Navy officials announce successful test of Advanced Gun System
<0521-091903>
米海軍は8月31日、DD(X) に搭載する155mm AGS の発射試験をユタ州の陸軍射場で行い、極めて
良好な成果を得た。 地上での発射試験はこれが最後となる。
AGS は海軍初の大口径電動砲で、砲身は10m、完全自動システムにより射程83mileの精密誘導砲弾
LRLAP を毎分10発以上発射可能であり、これまでの艦載砲の三倍の距離で艦砲支
援を行うことができる。
AGS は油圧関連部品の削除により部品点数が大幅に減少し、価格低減と信頼性の向上が図られている。
2005.09.19
Inside the Navy
Navy says DD(X) Destroyer passes Flag-level Critical Design Review
<0521-091902>
米海軍は DD(X) の CDR (Critical Design Review) が9月14日に終了したことを明らかにした。 反面、DD(X) 建造
計画の将来は依然不透明な状況にあり、下院はFY-06予算の大幅な削減を提案しているほか、DoD の防衛調達会議の項目にも
Mailestone B に関する予定は現在のところあがっていない。
2005.07
International Defense Review
155mm AGS approval
<0514-070006>
UD社が$376Mで、DD(X) 搭載の全自動155mm砲である AGS 開発
を継続して実施する。 AGS の主目的は対地攻撃で LRLAP 弾を発射する。
2005.06.29
Jane's Defence Weekly
US Navy shipbuilding plan takes on water
<0514-062902>
米海軍では、艦船建造費の急騰から計画の前面見直しが求められており、新型艦の要求性能の割愛や建造数の削減
が検討されている。
見直しの中心となっているのが DD(X) で、既に155mm AGS の自動装填機構の簡素化や、排水量を
18,000tから14,000tに削減する計画修正が行われているが、CG(X) との重複
建造への疑問も提起されている。
また LCS についても、Flight 1 を中止して、Flight 0 の追加建造で替えるとの意見も出ている。
2005.06.01
Jane's Defence Weekly
US Navy tables revised DD-X acquisition plan
<0512-060102>
米海軍が議会の意向を汲んで、DD(X) の調達方式について、それまで Northrop Grumman社に一括して
発注する計画であったのを、初号艦はFY-07とFY-08に分けて同社と GD社にそれぞれ1隻ずつ発注する方式に
再変更した。 議会は現時点での機種選定は尚早としている。 また建造予定数も30隻から8~12隻の削減した。
CG(X) は基本的に DD(X) の船体を大型化して砲を撤去し、レーダの能力向
上と VLS を搭載するため、DD(X) の受注を得た会社が CG(X) も受注することになると見られている。
これについて海軍内には、この計画は受け容れ難く、DD(X) 計画が取り止めになる可能性があるとの意見もあ
る。
【註:】
DD(X) が中止になって CG(X) と LCS の二艦種体系になると、DD(X) に搭載予定であった
AGS 155mm砲の開発も不要になり、AGS から発射されることになっている
LRLAP 誘導砲弾も計画中止になることになる。
2005.05.30
Defense News
New DD(X) plan: Build 2 competing ships in '07
<0515-053007>
米海軍では、FY-07に DD(X) 2隻を競争試作する計画が新たに浮上している。 現在の見直し案では当初の1社
への一括発注からFY-07,-08に各1隻を2社に発注する案に変更されたが、最新案はFY-07に Northrop Grumman、General Dynamics両社に同
時発注し、価格及び性能等を総合的に評価してFY-09以降の建造を1社に発注するものである。
海軍内では DD(X) 計画の中止も検討されている模様である。
2005.04.25
Defense News
Northrop could lose DD(X)
<0514-042505>
米海軍は DD(X) 建造計画の見直しを行っており、Northrop Grumman社が進めてきた船体設計とソフトシステ
ム統合を2分割して契約する方針を明らかにした。 また、2社による艦船建造を1社のみに発注する方針で、2012年までに建造予定も
30隻から8~9隻まで縮小されており、DD(X)計画は大幅に変更される。
2005.03.16
Jane's Defence Weekly
US shipyards are 'in danger of being sunk'
<0507-031605>
国防予算の削減を受けて米国の造船業界は浮沈の瀬戸際にある。 DD(X) は一番艦が$3B近く、二番
艦以降も$2B以上と高価なため、当初FY-11までに12隻建造する予定であったのが、毎年1隻、
FY-11までに5隻と縮小された。
このため海軍は DD(X) の建造を1社に限定することとし、今年中頃に選定作業を行い12月
に1社と契約を行う予定である。
この結果FY-11末までに$1B、10隻の建造を終わるまでに$3Bが節約できることになる。
2005.03.02
Jane's Defence Weekly
US Navy takes comprtition route for DD(X) destroyer
<0506-030203>
米海軍は DD(X) の建造予定数が先細りになってきたことから、建造を2社
に分割せず1社のみに発注することに決めた。
海軍は当初30隻の DD(X) を建造する方針であったが、2月17日に海軍長官が建造数は8~12
隻に留まると発言している。
2005.02.28
Defense News
Hit hard. Hit fast. Hit often.
<0513-022803>
2005.02.28
Defense News
Suddenly, it's winner take all
<0513-022801>
米海軍は DD(X) の価格高騰を理由に、これまでの2社への発注方針を変更し、価格
競争によって1社を選定することにした。
DD(X) の建造は Northrop Grumman社と General Dynamics社が2007年と2008年に各1隻を、2011年までに合計
5隻を製造する計画であった。
海軍は予算全体の見直しの一環として、更に高騰が予想される$18.25Bにのぼる DD(X) 予算の緊縮のため、価格競争を再度行うことと
している。
2005.01.27
Inside the Navy
Navy official: Fewer DD(X)s could 'significantly' inflate Rail gun costs
<0505-012701>
米海軍当局は DD(X) 計画が縮小されても、開発中の電磁砲搭載方針を変更しない意向を明らかにした。
DoD は国防予算の削減に伴い、2隻の DD(X) を削減する方針だが、海軍は電磁砲が着上陸支援火力として極めて有効であるとして、開
発の存続を DoD と議会に働きかけていく。
電磁砲を1~2門試作するには$1Bを要すると見積もられ、搭載した場合 DD(X) の価格は更に膨らむこととなる。
開発構想によると、電磁砲の着弾速度は Mach 5 で、12発/分を発射、通常弾の3分
の1の到達時間で目標を正確に破壊する。
発射する弾体は20~40kgの円錐形金属弾で、姿勢制御用の尾翼を持つ。
2005.01.12
Jane's Defence Weekly
Rumsfeld moves to restrain soaring spending plans
<0502-011201>
米国はイラクでの戦費の増大から、今後国防支出を6年間に$30B削減して充当することになった。
主な事業の今後は、削減影響が大きい順に以下のようになる。
・C-130J $5B削減
計画を中止し、空軍は輸送機の調達を中止する。
・JCM $2.4B削減
JCM は計画を中止し、代替手段の検討に入る。
・F/A-22 $10.5B削減
2008年で調達を中止し、装備数を96機で止める。
・DD(X)及びその他の艦船 $2.4B削減
DD(X) の調達数を2隻削減する。
・V-22 $1.25B削減
調達開始を1年延期する。
・JSF
計画をそのまま続行する。
・FCS
計画をそのまま続行する。
2004.09.27
Inside the Navy
Navy official; Electromagnetic rail gun tested with 'Impressive' Force
<0422-092705>
米海軍は先月スコットランドで電磁レールガンの発射実験を行い、3枚の補強コンクリート壁を貫通破壊、4枚
目に損傷を与えた。
当局は細部の説明を避けたが、レールガンの弾丸効果は5in 砲の8倍以上とされ、実用化に一歩近づいた。
今年初め、海軍は2018年に就航を予定する DD(X) 2番艦へのレールガン搭載を目標に開発を進めていることを
明らかにしている。
2004.09.27
Inside the Navy
Navy curtails DD(X) program, accelerates CG(X) for Missile Defense
<0422-092703>
米海軍はミサイル防衛を主任務とする CG(X) の建造計画を促進、逆に DD(X) 計画を縮小
する意向が明らかとなった。
これは海軍が DoD に提出したFY-06~FY-11の中期予算見積もり (POM-06) で明らかとなったもので、これまで DD(X) 11隻を建造する
計画が7隻に削減され、CG(X) については2018年の初号艦取得をFY-11に前倒ししている。
2004.09.20
Inside the Navy
ONR prepares to test AMRF-C Electronic Warfare system for DD(X)
<0420-092005>
米海軍研究所が DD(X) に搭載する電子戦システム AMRF-C (Advanced Multifunction Radio Frequency
Concept)の試験準備を行っている。
AMRF-C は電子戦と通信機能を同時に行うシステムで、艦船の各種アンテナを整理統合
することが可能となり、建造価格と電子妨害の低減に効果がある。
現在、地上設置型の基礎研究モデルの試験を準備中で、2011年~2012年の DD(X) 就役に合わせ開発に移行する。
空母 CVN-21 への搭載はその1~2年後を予定している。
2004.08
National Defense
Navy will build electromagnetic gun test site
<0417-080001>
施設では電源、パルス形成ネットワーク、レール等の研究を行い、200kmを越える射程の超音速 KE 弾を発射
するシステムの開発を目指す。
2004.07.26
Defense News
Tight deadline for revolutionary power system
<0417-072601>
米海軍は DD(X) Zumwalt級駆逐艦に採用される10項目にのぼる主要システムの試験を、2005年に予定しているが、最も重視しているの
は艦の全電力を供給する電源システムである。
開発当局は36MWの PMM (Permanent Magnet Motor) を2基装備する計画で、代替には
英海軍が次期駆逐艦と空母に採用するモーターと同様の AIM (Advanced Injection Motor) を充てている。 モーター
の機種決定は2005年3月を予定している。
初号艦の就役は2011年を予定しており、実際の建造は2007年に開始する計画だが、モーター以外にも革新的な新技術が多数用いられ、
厳しい試験結果が予測されることから、専門家の間では計画の遅れを危惧する意見もでている。
2004.07.14
Jane's Defence Weekly
US Navy's DDG-51 destroyers to be modernised
<0414-071403>
米海軍はFY-06から DDG-51 Aeleigh Burke級駆逐艦の近代化改修を計画している。 改修費は艦あたり$25Mと
見積もられている。
近代化の目的は、乗員数の削減と、運用及び補給整備のコスト削減にある。 これ
により39%のコスト削減が可能で、2041年までに合わせて$5.3Bの経費が削減されるとしている。
改修内容はオープンアーキテクチャの導入と、陳腐化したハードウェアの更新となる。
2004.06.02
Jane's Defense Weekly
SPY-3 rolled out for DD(X) programme
<0411-060207>
DD(X) 搭載用の AN/SYP-3 が公式にロールアウトした。 AN/SPY-3 はRaytheon社製で、米
海軍初のアクティブフェーズドアレイ MFR である。
海軍の開発責任者によると、試験の結果は極めて良好であった。
2004.06
International Defense Review
Multifunction electronic-warfare suite for DD(X)
<0411-060012>
米海軍は DD(X)、ゆくゆくは CVN 21 に搭載するパッシブ電子戦装置である MFEW (ES)
(Multifunctional EW, EW Support) システムの SDD を、総額$200Mで行う計画である。
MFEW (ES) システムは高感度で電波を受信し、高精度で方探を行い、電波放射源の彼我、中立の識別を行うと共に、飛来する対艦ミサ
イルのシーカを検知し照準する機能が求められている。
2004.05.24
Inside the Navy
Navy may buy fewer DD(X) Destroyers,accelerate Cruiser program
<0413-052403>
米海軍は 06-POM (Program Objective Memorandum) 作成にあたり、CG(X) 開発促
進のため DD(X) の装備を24隻から9隻程度を削減し、12~16隻、
最大でも18隻とする検討を行っている。
海軍はこれまで CG(X) の開発装備時期について明らかにしていないが、ミサイル防衛に必要な艦載レーダーの開発状
況によるためで、DD(X) の削減により2010年以前に CG(X) 開発を開始することが可能とされる。
2004.05.19
Jane's Defence Weekly
Commonality with DD(X) may accelerate CG(X)
<0410-051908>
米海軍は、開発中の CG(X) を DD(X) との共通化によりコストを抑制しようとしている。 船体、主機、その他器材の共通化は85%に及
ぶと言われている。
CG(X) は排水量14,000tのタンブレホーム船形(註:船体上部が狭くなった船形)で、DD(X) より上部構造
が大きく、ミサイル防衛のためのより強力な S-band レーダを装備する。
また DD(X) から155mm AGS を撤去したスペースに20発の
KEI を装備し、その他に80発分の peripheral VLS が装備され、SM-3 や SM-6
を発射する。
海軍や業界には、CG(X) 計画が進むことにより、DD(X) の建造が少数に留まるのではないかと懸念する向きもある。
2004.04.14
Jane's Defence Weekly
DD(X) comp;etes review
<0408-041408>
DD(X) の予備設計審査が今月初めに行われた。 船体とレーダについての審査は既に終わっているため、今回の審査は10モデル中の8
モデルに対して行われた。
2004.03.17
Jane's Defence Weekly
US Navy selects sole builder for first DD(X)
<0406-031705>
米海軍が DD(X) の建造について、FY-05 に競争建造するとしていたのを変更し、一番艦を Northrop Grumman社
に建造させることにしたことを3月3日に明らかにした。
但し、最初に建造する6隻は Northrop Grumman社と BIW (GD Bath Iron Works) に等しく分
けて発注する。 BIW は DDG-51 級の最終6隻中3隻を建造中である。
2004.03.15
Inside the Navy
CNO: For Navy, missile defense requires 'Smart decisions' on priorites
<0409-031505>
米海軍 CNO Clark提督は、2004年秋の限定的ミサイル防衛システム運用開始にあたり、Aegis艦を弾道弾捕捉センサーとして使用するこ
とについて懸念を示さなかったものの、DoD は海上型迎撃システム導入の優先順位決定を適切に行うべきとの見解を示した。
同提督は、脅威の増大と本来の任務遂行の追求から CG(X) と DD(X) の開発促進の必要性を強調した。
2004.03.15
Inside the Navy
Navy likely to buy CG(X) missile defense ship earlier than planned
<0409-031504>
米海軍は議会の公聴会で CG(X) の装備化を当初計画の2018年より早めることを示唆した。
これは装備化時期が遅すぎるとの議会の懸念に応えたもので、船体は DD(X) よりも大きいものの、設計の共通化を図ることにより時程
だけでなく価格も低減できるとしているが、具体的な装備化時期は明言を避けた。
仮に CG(X) の導入が早まった場合、DD(X) とその他艦舶の導入計画は大きく変更される可能性が生じるものとみられる。
2004.03.08
Defense News
U.S.Navy forgoes DD(X) contest
<0408-030804>
米海軍は2005年の DD(X) 初号艦の建造に関する受注競争を取り止め、現在設計を行っている Northrop
Grummann と Raytheon のチームに引き続き建造させることを決めた。
海軍はこれまで、研究開発用の初号艦の建造を同チームと General Dynamics との競争により決める計画であったが、設計実績と建造
の遅延を回避するとの理由で受注競争を取り止めた。
2004.03.01
Inside the Navy
Navy official: Rail gun could resolve airspace deconfliction issues
<0406-030104>
米海軍は、DD(X) に将来搭載する計画の電磁砲は、友軍戦闘機の対地攻撃を制限することはないとの見解を明らかにした。
現在、5吋艦載砲は射程13nm、最大射高26,000ftで、戦闘機の行動には飛行制限区域の設定を必要としている。 これに対し EM レー
ルガンは射程200nm、最大射高300,000ftで、飛行制限区域は艦艇周辺と攻撃地域にの
み設定すれば良く、戦闘機の行動範囲は大幅に拡大する。
海軍は2018年頃の実用化を目指し、基礎研究を進めているが、技術課題は電力供給システムの開発で、
10秒に1発を発射する場合、15MW、5秒に1発では30MWを必要とし、これは
DD(X) の推進電力に匹敵する。
発射する砲弾は15kgで鋼またはタングステンを用い、隕石の落下の様に施設や滑走路、道路に大きな損害を与
えることができる。
2004.02.05
Inside the Pentagon
FY-05 budget request funds DD(X),LCS programs with R&D dollars
<0405-020501
米政府は2005年度国防予算として$401.7Bを議会に要求したが、このうち海軍予算は$119.4Bで、DD(X) と LCS の研究開発試験 (RDT&E)
予算に$1.8Bが充当されている。
海軍は最初の DD(X) と LCS をFY-05に建造するが、じ後FY-06に LCS を2隻、FY-07~FY-08に DD(X) 2隻と
LCS 4隻、FY-09に DD(X) 3隻と LCS 6隻を建造する計画となっている。
2004,01.22
Inside the Pentagon
Initial missile defense ship will be restricted on air defemse
MDA は、2004年に運用を開始する6隻の Aegis 駆逐艦の任務は、当初 SM-2 と CIWS
による艦隊防空のみに制限されることを明らかにした。
これは弾道ミサイル防衛に必要な BMD コンピュータソフト 3.1 が完成していないためで、艦隊防空とミサイル防衛の2つを同時に遂行
するのは2006年夏以降になるとの見通しを明らかにしている。
この間、Aegis艦はミサイル防衛に関し長距離監視と地上から発射された迎撃ミサイルの追随を行うこととなる。
2004.01.21
Jane's Defence Weekly
Personnel cuts head USN strategy to boost fleet
<0402-012103>
米海軍は艦艇数を294から375に引き上げようとしており、そのために大幅な人員削減
と、機能が重複する開発計画の中止を検討している。
開発計画中止は主として打撃機能が対象となるが、自衛機能でも ESSM、NATO Sea Sparrow、Phalanx
Block 1B、RAM 等が検討対象となっている。
しかしながら一方で、CG(X)、DD(X)、LCS の整備構想に疑問を呈する動きもある。 DD(X) は結局少数の建造
に留まり、海軍の関心はミサイル防衛能力を持つ CG(X) に移るのではないかとの見方もある。
2003.12.08
Inside the Navy
Requirement for DD(X) Destroyer await approval of Joint Panel
米海軍の次期駆逐艦 DD(X) の運用要求が12月中に JROC (Joint Requirement Oversight Council) の承認を受ける。
DD(X) の Baseline Ⅱ は排水量14,000tで、2基の AGS (Advanced Gun System) と64~96
発分のセルを装備する。
2003.11.24
Inside the Navy
Raytheon adds Northrop Grumman to its Littoral Combat Ship team
Raytheon社はこのほど、Northrop Grumman Ship System社を同社の LCS チームに加えることで合意した。
両社は海軍の DD(X) 開発でもチームを組んでおり、Northrop社は艦艇建造について Raytheon社を援助する。
2003.10.20
Defense News
Report: Holes in USN's future-ship rationale
先日公表された海軍調達装備の分析に関する米議会報告書は、DD(X) と LCS の開発に関する妥当性について疑問を呈している。
DD(X) は地上戦の支援に艦載砲を使用することを問題視し、射程100km程度の砲が沿岸から数100km離れているイラクやアフガンで実際
に役立つのかとしている。
LCS は沿岸での戦闘様相について、その他の代替手段 (へり、フリゲート艦等) の検討が行われていないとして海軍の必要性に関する
分析が不充分としている。
2003.10
Jane's Missiles & Rockets
Advanced Vertical Launching System named Mk 57
米海軍は DD(X) に装備する Raytheon社製の Advanced VLS を Mk 57 VLS として制式化し
た。 DD(X) の建造は2005年に開始される予定になっている。
Mk 57 VLS は、米海軍が現有又は今後保有が予想されるあらゆるミサイルを発射できるサイズになっている。
2003.09.03
Inside Missle Defense
Free-electron laser weapon could be ready for DD(X),CVN-21 ships
米海軍は近い将来、CVN-21 空母と DD(X) 駆逐艦に ESSM の後継となる
100kW級 (最終的には1MW) の FEL (Free-electron laser) 砲を装備できるとの見通しを明らかにした。
海軍が共同研究を行っているエネルギー省のジェファーソン研究所は、6月に新型の10kW FEL システムを公開し、数ヶ月以内に実験を
行う。
海軍は海上での高出力ビーム集束等技術的課題は多く残されているものの、CVN-21 就役の3年前には MW レーザー
の開発を完了できるとの見通しを持っており、CVN-21 の3番艦に装備 (最小限でも100kW級) する意向を示している。
2003.09.01
Defense News
U.S. Navy outlines big,stealthy DD(X)
米海軍は先月、DD(X) の設計概要を初めて公表した。
説明によると DD(X) は全長600ft、幅70ftで排水量は14,000t、30ktで航行する。
船体はステルス性を考慮し、推進システムと発電システムを併用、80MWの出力が可能で、将来電磁砲の塔載も
視野に入れている。
乗組員は125~175名で、現在の Aegis艦の半分以下となる。 兵装は2門の155mm AGS、80セルの AVLS (Advanced VLS)、2門の40mm
CIWS で、航空機は1機の MH-60R と3機の VTOL UAV を装備する。
2003.09
Jane's Missiles & Rockets
DD(X) search radar will be S-band
米海軍は DD(X) が装備する対空監視レーダを S-band に変更した。
DD(X) は ATBM 任務を持たないため出力は大きくないが、同レーダをスケールアップすることで ATBM 任務を持つ CG(X) で使用できる
ようになる。
このレーダの周波数帯変更により Northrop Grumman社との契約は変更されることになる。
2003.09
International Defense Review
S-band for DD(X)
米海軍は DD(X) に搭載する全空捜索レーダに S-band を選定した。 Nrthrop Grumman社が
主契約社になり、Raytheon社と Lockheed Martin社がサブコントラクタになる。
これより先、6月に Raytheon社が、AN/SPY-3 MFR を納入した。 納入品の試験が今後行われる。
2003.08.13
Jane's Defence Weekly
DD(X) passes milestone
DD(X) の主契約社である Raytheon社が、システム要求の審査を完了したと、7月31日に発表
した。
2003.08.07
Inside the Pentagon
DD(X) radar switch made with eye toward CG(X) missile defense
米海軍 DD(X) の Dual-band レーダーに S-band を採用することで開発経費は上がるが、CG(X) 巡洋艦のミサイル防
衛レーダーシステムの開発には拍車がかかることとなる。
NAVSEA によると DD(X) の S-band レーダーは弾道ミサイル対処には出力が低く、BMD を任務とする CG(X) には高出
力素子を用いる方針。
DD(X) は本来、地上部隊の全般支援を任務とした設計がなされるため、航空機、対艦ミサイル、対艦、対潜等の機能が要求される。
DD(X) は2017年までに24隻を建造する計画で、2011年に最初の1隻を導入する計画となっている。
2003.08.04
Inside the Navy
Navy announces decision to use S-band on DD(X) dual-band radar
米海軍はこのほど、次世代駆逐艦 DD(X) の Dual-band レーダーに、 S-band を採用するこ
とを決めた。 従来の計画では Raytheon社 の L-band Volume Search Radar と SPY-3 MFR を組み合わせる予定であった。
S-band レーダーは航空機、対艦ミサイル等の追随には効果が高いものの、弾道ミサイル用としては出力が不充分なため、
弾道ミサイル対処は CG(X) 巡洋艦が行うこととなる。
2003.07.14
Defense News
Lockheed wins DD(X) work
米海軍の DD(X) 開発における LSI (Lead System Integrator) の Raytheon社は、艦の技術開発設計の作業に
Lockheed Martin社を選定した。 契約額は$175Mとされる。
2003.06.26
Inside the Pentagon
Navy re-examined DD(X) radar suits
米海軍は DD(X) に装備するレーダーをこれまで通り L-band とするか、ミサイル防衛能力を持つ
S-band とするかについて再検討を行っている。
現在は DD(X) に全周捜索の X-band MFR と対で、捜索範囲250nmの L-band 捜索レーダーを装備する計画だが、軍は弾道ミサイルを探
知追随できる S-band レーダーとの比較検討を進めており、今月中にも結論をだすものとみられる。
2003.06.26
Inside the Pentagon
Navy backs off plans for DD(X) common hull
米海軍は次世代駆逐艦 DD(X) と巡洋艦 CG(X) の船体を共通化する構想を見直し、別個の船体
にする検討を行っている。
海軍は戦闘艦の系列化を図り、DD(X)、CG(X) 及び LCS の3種類の艦艇の開発を進めているが、ミサイル防衛システム装備の巡洋艦の規
模が依然不確定なことから駆逐艦はより小型なものを建造するほうが経費的にも得策として再検討を始めた。
2003.06.25
Jane's Defence Weekly
US future destroyer plan crystalise
米海軍の次期駆逐艦 DD(X) は14,000tと言うことで設計が固まりつつある。
155mm AGS は2門装備され、600~750発が2門に分けて搭載される。 ミサイルの垂直発射機
は60~80セルになる。
装備される捜索レーダは、安価な L-bad とするか、弾道弾防衛に適した S-band とするか未だ検討中で、DD(X)
には L-band レーダを搭載して、S-band、X-band レーダの組み合わせは、ミサイル防衛用の CG(X) とするとの案も浮かんでいる。
2003.06.09
Defense News
US Navy imagines electric-powered future
米海軍は将来 DD(X) に装備する構想で、射程200nm、初速 Mach 7 以上の電磁砲(右図上)
と、CIWS に代わるレーザー砲の研究開発を進めている。
電磁砲は毎分6~12発を発射するため15~30MWを必要とするが、DD(X) はこれを可能
とする電力を供給することが出来る。 ちなみに Arleigh Burke 級駆逐艦では 約4MWが限界とされる。
4月下旬に英国で行われたスケールモデルの基礎試験で電磁砲は、初速 2,500/sec、射程1kmを記録している。(右図下)
FY-04 以降予算が充当されれば海軍は 2015~2018年に装備化が可能とみており、DD(X) と CVN-21 空母に搭
載する意向を持っている。
レーザー砲の研究は構想段階で、開発の具体化は 2~3年先となる模様で、レーザー出力としては7MW級を狙っている。
2003.04.09
Jane's Defence Weekly
Team effort
従来 X-band MFR と、L-band VSR (Volume-Search Radar) に分かれていた艦載レーダ計画は、DBR (Dual-Band Rada
) EDM に一本化された。
AGS 155mm砲の最大発射速度は10発/分。
2003.03.10
Defense News
US Navy nears final DD(X) destroyer plan
米海軍は DD(X) の要求レビューを終え、8月までに詳細設計に着手、最終的な開発計画を決
定する段階に入った。
海軍は2004年1月には詳細設計を終了し、2005年から建造を開始 2011年の初号艦の就航を目指している。
なお、最終的な建造艦艇数は未定。
2003.03
National Defense
Navy's fire-support weapon programs lag
米海軍の地上作戦支援用の兵器開発計画は少なくとも 10年は遅れるものとみられる。
海軍は $100M を投じて射程 63nm の ERGM の開発を進めてきたが、計画は1年以上遅れており、運用開
始は10年後と見積もられる。
海軍はまた、DD(X)に搭載する射程 100nm の 155mm ガンの研究を並行して行っており、2009年には開発を終える計画となっている。
しかしながら、海兵隊は作戦上少なくとも200nm 程度の火力支援システムが必要としており、海軍は対応する
システムとして電磁レールガンを検討しているが、装備化には 20年を要する模様で、議論が続けられている。
2003.03
Jane's Missiles & Rockets
Work starts on milestone Aegis destroyer
Northrop Grumman社が、DDG-51 級 Aegis駆逐艦の50番艦である DDG-100
の建造を開始した。 同社は2001年に Aegis駆逐艦17隻の建造実績を持つ Ingalls造船所を買収し、2月28日に18番目の Aegis駆
逐艦を引き渡している。
2003.01.22
Jane's Defence Weekly
Missile defence takes to the sea
米海軍は2年以内に最初のミサイル防衛戦隊を編成する。 戦隊は
SM-3 を装備したタイコンデロガ級 Aegis巡洋艦で構成される。
米海軍は27隻ある Aegis巡洋艦のうち22隻を2004年から改修する。
2003.01.22
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin joins DD(X) team
DD(X) 開発チームには Northrop Grumman, Raytheon に Lockheed Martin が加わることになった。
ただし、Lockheed Martin は参加が保証されたものの、どの分野を担当するかについては以前協議中である。
2003.01.22
Jane's Defence Weekly
US naval forces take shape
2010年時点における米海軍の戦闘群は、巡洋艦×1、駆逐艦×1、LCS ×2 で構成され、各 LCS は異なる武装を行う
ことが明らかになった。 LCS の各種武装は軽易に交換できる。
現在設計中の最初の LCS は、2004年末から建造が開始される。
2003.01
International Defense Review
Northrop Grumman demonstrates launcher system for DD(X)
Northrop Grumman社は、DD(X) で使用する PVLS (Peripheral VLS) の試験を開始した。
PVLS は4発の発射機コンポーネントを艦首砲から船体中央部にかけて分散配置する。
2002.12.23
Inside the Navy
Lockheed Martin to get $188 million in work on DD(X) contract
Lockheed Martin 社はこのほど、米海軍の DD(X) 開発事業に参加、$188M の契約を行ったことを明らかにした。
DD(X) 開発は 4月に Northlop Grumman と Raytheon の Gold Team が選定されたが、Lockheed Martin社には対潜、レーダー、指揮統
制等の部分をベンダーとして参画させることとなった。
2002.12.19
Inside the Pentagon
Navy chases vision of electric railguns wielding power of speed
米海軍の NAVSEA は射程 200nm 以上の電磁レールガンの開発に向けて研究を進めており、
2008年の試験を目指し FY-04 予算案に $250M を要求している。
計画を担当している Electric Weapons Office によると発射体は重量 15~20kg、Mach 5 以上で 200nmを6~12分で
飛翔する。
現在の実験室レベルの基礎試験では電磁レールガンの出力は 8MJとされ、実用化には少なくとも 64MJまで上
げる必要がある。
海軍は将来的に DD(X) への艦載を視野に入れ検討を開始している。
2002.12.18
Jane's Defence Weekly
US NAvy sees the 'light'
米海軍は将来の艦載兵器として電磁砲や FEL (Free Electron Laser) に関心を持っている。
電磁砲は大気圏外から飛来するミサイル等の撃墜を目指して Mach 7.0~8.0 で発射され200nmを6分程度で飛
行する。 弾には小型の GPS/IMU が取り付けられ、目標に Mach 5.0 で激突する。
15~30MWと見られる電力の蓄電が課題であるが、海軍は5~6年後に技術検証を行いたいとしている。 実用型の出現には15年程かかる
と見ており、DD(X) Flight 2 に間に合う。
米海軍は艦載のレーザ兵器としては、化学レーザ波長は湿度の高い海上には適さず、固体レーザより効率がよい FEL が適していると
考えている。 現在の FEL の出力は 2kWであるがまず10kWを達成し、2~3年後に100kWを達成して、
8~10年後にはフルパワーによる洋上試験を実施したいとしている。
2002.11.13
Jane's Defence Weekly
Naval firepower comes of age
Mk 45 mod 4 5in62口径砲の最大射程は 20nmであるが、ERGM を使って射程を 63nmまで延ばすことがで
きる。
その他、以下の各種艦対地ミサイルについての記述。
・LASM/ALAM/FLAM
・Supersonic CM : 計画段階、Mach 4.5、射程600nm
・NLAM : ATACMS の艦載型
・POLAR : GMLRS の艦載型、射程110nm
・VLAAS
・SCALP Navl
・SS-N-21
・SS-N-27 Alfa
・Hapoon Ⅲ : SLAM-ER の艦載型
・Exocet MM-40 Block Ⅱ/Ⅲ
・Polyphem
・RBS-15 Mk 3
・Otomat Mk 2 Block Ⅳ
2002.11.11
Defense News
US Navy proposes split funding for ship programs
米海軍は FY-04~09 の予算計画で艦船の開発建造を分割予算とする方式を採用したが、政府や議会の予算担当者から
は全体像が不透明になるとして反対する声があがっている。
これまでの方式では初年度に全予算を充当していたが、海軍は 2年単位で予算を分割すると共に主要な研究開発にも充分な予算を振り
向けるとしている。
┃ Class ┃2004┃2005┃2006┃2007┃2008┃2009┃Total ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃CVN(X) ┃ ┃ ┃ ┃ 1 ┃ ┃ ┃ 1 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃SSN-774 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 2 ┃ 2 ┃ 2 ┃ 9 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃DDG-51 ┃ 3 ┃ 3 ┃ 1 ┃ ┃ ┃ ┃ 7 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃DD(X) ┃ ┃ 1 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 2 ┃ 3 ┃ 8 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃LCS ┃ ┃ 1 ┃ 1 ┃ ┃ 2 ┃ 4 ┃ 8 ┃
┗━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━━┛
2002.11.11
Inside the Navy
Navy awards littoral ship study contracts to six companies
米海軍はこのほど、沿岸戦闘艦のコンセプトスタディについて General Dynamics 社をはじめとする 6社との契約を
行うと発表した。
契約額は各社 $500,OOO で 90日の研究を行う。 なお、この研究は DD(X) 計画の LCS (littoral Combat Ship) プロジェクトとは正
式にはリンクしておらず、その前段階の研究となる。
2002.10.16
Jane's Defence Weekly
United Defense to design DD(X) gun
United Defense社は$300Mで DD(X) 搭載用の AGS (Advanced Gun System) の開発、試験
、生産を受注した。
AGS は 12rds/m の発射速度で 100nmの最大射程を持つ。
2002.10.14
Inside the Navy
Appropriations conferees give $22 million for S-Band radar
米議会の防衛予算評議会は先週、FY-03 の MDA 所掌の SMD 予算 $22M を海軍の S-Band レーダー
開発に振り向けることを決めた。
これに加え、評議会は SMD 予算の内 $10M をレーダー開発に適用するべきと MDA に提言している。
S-Band レーダーは Lockheed Martin 社が開発する中長距離弾道ミサイル捜索/監視/追随用レーダーで、Raytheon 社の X-Band 迎撃用
レーダーと連携させ運用する。
2002.10.07
Inside the Navy
Navy considers DTRA's supersonic cruise missile as ALAM candidate
米海軍は DTRA (Defense Thraet Reduction Agency) が計画している超音速巡航ミサイルの
開発に注目し、将来 DD(X) に搭載を予定する ALAM (Advanced Land Attack Missile) の候補として検討を進めている。
DTRA は FY-04 の ACTD に Mach 5 を越える超音速巡航ミサイルを提案する計画で、その経費は $100Mを越え
る規模となる。
海軍は正式には ACTD に共同参加することを表明していないが、提案内容の細部について DTRA と作業を進めている。
2002.09.30
Inside the Navy
Lockheed Marin explores smaller version of Aegis for Corvettes
Lockheed Marin 社は国際市場を視野に、コルベット艦用として Aegis 戦闘システムの小型化
を検討している。
スペイン海軍は最初のフリゲート艦に Aegis を装備するが、SPY-1D レーダーは米海軍のものと同じ規模 (直径12-ft)である 。
一方同社が開発中のノルウェー海軍のフリゲート艦用 SPY-1F は直径8-ft、検討中のコルベ
ット艦用 SPY-1K は直径 5.5-ft を目指している。
レーダーの小型化はその追随精度、捜索距離等に影響を与えるため、Aegis システムとしてのトレードオフスタディが重要な課題とな
る。
また、ミサイル防衛計画で Aegis システムが重要な役割を占めていることから、海軍は 2月、SMD 用に SPY-1E
レーダーの開発を $420M で同社と契約している。
2002.08.05
Inside the Navy
UDI chief:Despite DD(X) protest,work on ship's cannon continues
Uited Defense Industries 社は DD(X) に搭載する AGS (Advanced Gun System) 155mm 自動ガンシステムの開発作業
を進めている。
DD(X) は現在、General Dynamics 社の異議申立てが行われているが、同社は 9月頃まではに和解するとみており、Gold Team と Blue
Team のどちらのチームが主契約社になった場合でも対応できるとして、引き続き設計製造を続けていく方針を明らかにした。
2002.08.05
Inside the Navy
DD(X) protest settlement died over combat system integration work
米海軍の DD(X) 企業選定に関する Blue Team (General Dynamics/Lockheed Martin) の異議申し立ては企業間の和解
策が不調に終わり解決には程遠い状況にある。
Gold Team (Northlop Grumman/Raytheon) は DD(X) の戦闘システムの統合 ($200~250M 規模)部分を Blue Team に配分する提案を行
ったが、Blue Team 内の意見不一致から合意には至っていない。
2002.08
世界の艦船
どうなる、米海軍の DD(X) 計画
= DD-21 計画が持ち上がるまでの経緯と、DD-21 から DD(X) に
至った事情、及び CG(X), DD(X), LCS の概要についての記事 =
DD(X) はペリー級フリゲート艦 (4,100t) 及びスプルアンス級駆逐艦 (8,040t) の後継。
DD(X) の要求性能は DD-21 と何も変わっていない。 DD(X) も、やはり PVLS (Peripheral VLS) 125セル搭載。
2002.07.22
Inside the Navy
GD mulls withdrawing DD(X) protest,talks counting with Northrop
General Dynamics 社は 米海軍の DD(X) 開発企業選定に関する抗議を取り下げる検討を行っている。
同社は 4月に行われた企業選定が不公平だとして軍に抗議してきたが、プライムに選定された Northlop Grummann 社と現在協議を継続
中で、近いうちに抗議を取り下げる模様。
2002.07
International Defense Review
From the sea to the land
・以下の現有兵器について
JDAM, JSOW, SLAM-ER,
JASSM, TLAM Block ⅢC
・Tactical Tomahawk(右上図)
TacTom はエンジンをターボジェット化してコストダウン。 衛星通信 UHF データリンクにより、飛行間の目標変換及び2~3時間の滞
空が可能。
トライデント型 SSGN 4隻を2010年までに TacTom 発射艦に改造する。
TacTom はトライデント発射管に7発ずつ(右中図)、1隻合計154発搭載。
・その他の艦対地ミサイルシステム
・Scalp Naval: 高度30~40mを Mach 0.9 で飛行。
・3M10(露の核弾頭 SS-N-21 を改造した通常弾頭対艦対地ミサイル)
・Alfa (SS-N-27): Mach 3.5 で飛行
・各種対艦ミサイルの発展型
・LRLAP (Long Range Land Attack Projectile)(右下図)
155mm AGS 用。 発射衝撃は8,000gと ERGM より小。
単価は $3万以下。
2002.06.24
Inside the Navy
Source: House appropriatiors cut DD(X) by $75 million due to protest
米議会の分科小委員会は海軍の DD(X) 企業選定が不公正だとし、抗議の意味で FY-03 予算を $75M 削減するよう求
めている。
4月下旬、海軍は DD(X) 設計契約に Northlop Grumman/Raytheon チームを指名したが、これに不満を持つ General Dynamics は、GAO
に抗議している。 小委員会の措置はこれを肯定するものだが、上院は削減提案を支持しない模様。
2002.06.12
Jane's Defence Weekly
Littiral Combat Ship programme accelerated
米海軍の LCS (Littoral Combat Ship) の建造は、当初 DD(X) 建造後とされていたのが
早められ、FY-05 に DD(X) と一緒に開始されることになった。
LCS の規模については、未だに海軍内で意見がまとまらず、500t とする意見から 4,000t とする意見まであ
るが、1,000tを最低値とする点では合意ができつつある。
LCS の設計は数ヶ月以内に開始され、1年以内には決定される。
2002.06
Signal
Anchors aweigh on DD(X)
米海軍は DD(X) の開発企業に Northlop Grumman Ship System の Ingalls Operation 社を選定した。 同社は今後
、DD(X) 系列戦闘艦の設計を行い、2005年の駆逐艦建造契約を目指す。
DD(X) は現有の駆逐艦の後継となる艦で、将来的には Aegis 巡洋艦の後継としても考えられている。
DD(X) はステルス艦で、2機のヘリコプターを搭載、ガスタービンエンジンにより巡航速度 30kt が可能。 X 及び L バンドレーダー
、対潜装備を搭載、戦闘システムは全て統合ネットワーク化される。 兵員は従来より 200名以上削減可能で、約125名となる模様。
2002.06
Jane's Missiles & Rockets
DD(X) destroyer will have side-mouted vertical missile launchers
開発中の米海軍次期駆逐艦 DD(X) に搭載される PVLS (Periphral VLS) は、ミサイルを艦の側面に配置するため、艦
が被弾した際に、誘爆の影響を艦の外側に逃がすことができる。
DD(X) は 100nm射程の対地攻撃弾を射撃する、単装の 155mm AGS (Advanced Gun System) 1門を装備する。
DD(X) の Dual Band Radar は、3面の X-band レーダと、3面の L-band レーダから
成り、両者は送信波形の段階から整合が図られている。
2002.06
International Defense Review
Northrop Grumman/Raytheon to design USN's DD(X) destroyer
米海軍は$265Mで、Lockheed Martin、Raytheon 等で構成する Gold Team に、 DD(X) 開発の初期契約を結んだ。 契
約は2005年後半までとなっている。
契約では13の EDM (Engeneering Development Midel) を作成して試験することになっているが、この作業
のかなりの部分は DD-21 の検討段階で進められていた。
DD(X) の技術課題は以下の通りである。
・PVLS (Peripheral VLS)
4-cell モジュールを艦の外側に配置する事により、ミサイルに被弾した場合のブラストを艦の外側に逃がすことが可能になると共に、
1発の被弾で32又は64セル前部に被害が及ぶことを防止できる。
・155mm AGS (Advanced Gun System)
・Dual-Frequency Radar
X-band AN/SPY-3 MFR と、L-band VSR (Volume Search Radar) を搭載。 各レーダはそれぞれ3面のアクティブアレイアンテナを装備。
(註:JDW によると VSR は S-band)
・動力/電気推進
・艦尾搭載ボート
2002.05.29
Jane's Defence Weekly
Lines are drawn for transatlantic launcher battle
艦船用 VLS のシェアを巡って、Lockheed Martin Mk41 と DCN
SYLVER が競争している。
SYVER は Aster 15 用の A43 を月産2モジュール(1モジュール=8セル)を生産しているが、Aster 30 用には A50 が、また2004年に
試作が開始され、2007年に配備が始まる A70 からは SCALP Naval が発射できる。
Mk41 は10ヶ国で160隻前後の艦船に採用され、10,000セルが生産されている。 生産レートは月産5~6モジュールになっている。
Mk41 には TLAM や SM-3 を発射できる Strike
Module 、SM-2 Block Ⅲ や VL ASROC を発射する Tactical Module
、RIM-7M/P Seasparrow や ESSM を発射する Self Defense Module がある
が、Lokheed Martin社は最近、単セルの "single-cell self-defense launcher" 計画を発表している。
2002.05.27
Defense News
Inside the DD(X) decision
米海軍の将来駆逐艦 DD(X) の設計に関する $2.9B にのぼる契約は Northlop-Raytheon の Gold Team に決定したが
、決定根拠を巡って対抗していた Lockheed Martin-General Dynamics の Blue Team や一部の有識者から疑問の声もあがっている。
企業選定は 13項目にわたる比較評価が行われたが、この内「技術開発モデル」及び「機能明細」を優秀と評価された Gold Team が選
定された。 これに関し、海軍上層部の意向が強くはたらいたことと、情報操作が行われているとの反論や抗議の声があがっている。
2002.05.15
Jane's Defence Weekly
General Dynamics in DD(X) award protest
General Dynamics社は、DD(X) が Northrop Grumman社を中心とする Gold Team 案に決まったことを不服として、GAO
に提訴した。
General Dynamics社は、Northrop Grumman社のみがレーダの艦載実証試験を許されたとか、GD社のレーダに関する資料が NG社にリーク
したと言っている。
2002.05.13
Inside the Navy
Navy stops work on DD(X) contract due to General Dynamics protest
米海軍は先日行われた DD(X) 開発に関する企業選定について General Dynamics 社が抗議を行っているため、
Northlop Grumman 社との契約作業を現在中止している。
General Dynamics 社の抗議を受け、GAO は選定の妥当性を約 100日にわたり審査することとなるが、海軍は企業選定は公正に行われて
いるとし、25日以内の結論を要望している。
2002.05.08
Jane's Defence Weekly
DD(X) moves ahead
米海軍は DD(X) の開発担当 (Lead Design Agent) に Northrop Grumman社を中心とする Gold Team
を選定し、計画は実現に向け一歩前進した。 海軍の計画では、実艦建造のコンペが2005年に行われ、2010年
には最初の DD(X) が就役する。
DD(X) には、Tomahawk, SM-2, ESSM を発射する 128セルの PVLS (Peripheral VLS) が、4ブロックに分けて
搭載されほか、155mm AGS (Advanced Gun System) が、1,200~1,500発の弾薬と共に搭載される。
また、艦は本格的なステルス艦になっており、釣り船より小さい RCS と、潜水艦以上の静粛性が追求される。
2002.05.06
Defense News
Navy warship program to begin with test bed
米海軍の次世代戦闘艦 DD(X) の開発計画が開始され、Northlop Grumman 社を主体とする Gold Team は その Test
bed に 8,200 トンの Spuruance 級駆逐艦を使用することを決定した。
この試験艦を基礎とし、動力システム、レーダー、ソナー及びステルス技術等の設計開発を行う他、先進垂直発射システム、155mm ガ
ンシステム、SPY-3 多機能レーダー、自動射撃交戦システム等の新技術の研究開発が進められることとなる。
2002.05.06
Inside the Navy
Gold team of Northrop's Ingalls and Raytheon wins DD(X) contract
Northrop Grumman's Ingalls と Raytheon の Gold team は 4月29日、米海軍の次期戦闘艦 DD(X) の設計に関する
$2.8B の契約競争に勝利した。
海軍は選定の理由として提案された開発モデルの適切性、開発管理及び技術的アプローチの妥当性を挙げている。
2002.05
Jane's Missiles & Rockets
First Aegis Baseline 7.1 delivered
Lockheed Martin社は、第7世代の Aegis システムである Baseline 7.1 の試験を完了した
。 Baseline 7.1 Aegis は、建造中の DDG-91 Pinkney に搭載され、2003年8月から洋上試験が行われる。
Baseline 7.1 では初めて COTS コンピュータが使用され、レーダの沿岸地域での運用性能
の向上と ECCM 性の向上が図られている。
2002.05
軍事研究
イージス艦向上計画とミサイル防衛
・Baseline 7 と SPY-1D(V) の計画
・NTW とNAD 計画
・新型5吋砲 Mk45 Mod-4 と ERGM
・TACTOM 及び LAM (SM-4)
・タイコンデロガ級 CG の近代化計画
・CEC 能力付与
2002.04.24
Jane's Defence Weekly
The big question
米海軍は今月、DD(X) の設計を1機種に絞るが、「なぜこんなに大きくなるのか」とか「もっと斬新な技術が取り入れ
られないのか」といった議論が行われている。 昨年中止が決まった DD-21 は、12,000t~15,000t もあった。
2002.03.25
Inside the Navy
DD(X) Gold Team eyes Spruance destroyer hull for at-sea testing
Northlop と Raytheon 両社が共同する DD(X) Gold Team は同チームが受注した場合、Spruance 級駆逐艦
DD-963 の船体による海上試験を行う用意があることを明らかにした。
米海軍は近日、DD(X) の設計に関する企業選定を行い、2社の内から1社に絞り込む。 Gold Team が選定された場合、同チームは
DD-963 の船体 を用いた新型艦艇の実際的な試験を行うこととなる。
なお、DD(X) の開発と製造に関する契約は別途 FY-05に行う予定。
2002.03.18
Inside the Navy
Cebrowski says DD(X) ship should not be viewed as first of a class
DoD の Cebrowski 局長はこのほど、DD(X) を単に駆逐艦と位置付けるべきではないとの見解を明らかにした。
同局長は、現在の構想では CG(X) 巡洋艦と DD(X) は極めて特長が似通っており、DD(X) はあくまでも試験船であることから、海軍は
駆逐艦と位置付ける前に全てのコンセプトを確認する必要があるとしている。
2002.03.11
Inside the Navy
Service meets with 'Gold' and 'Blue' teams on their DD(X) proposals
米海軍は 3月7日、8日の両日、次期駆逐艦 DD(X) に関する 'Gold' 及び 'Blue' チームの提案説明会を行った。
Gold チームは Northlop Grumman と Raytheon 社、Blue チームは General Dynamics と Lockheed Martin 社がそれぞれ開発チームを
構成している。
提案内容は現在検討中で、4月30日もしくはそれ以前に契約企業が決定する模様。
2002.01.21
Inside the Navy
Navy plans three distinct competitions for DD(X) family of ships
米海軍はこのほど、DD(X) 系列の駆逐艦、巡洋艦及び沿岸戦闘艇の研究開発に関する受注競争をそれぞれ分離して行
うことを発表した。
小型艦艇及び沿岸戦闘艇の入札企業は未だ明らかになっていない。
2002.01.09
Jane's Defence Weekly
US Navy poised to axe missile programmes
米海軍の DD-21 が DDX に変わったのに引き続き、FY-03 予算では LASM (Land-Attack
Standard Missile) 及び、ALAM (Advanced Land-Attack Missile) が、いずれも
ゼロ査定になった。
LASM は SM Block Ⅱ のバーションで、150nmの射程を有し、FY-04 の IOC が予定され、800発の購入が計画されていた。
DoD の高官は、LASM, ALAM のいずれも、非常に高価な割に海兵隊の対地支援火力要求を満足していない、としている。
この決定により、海軍が計画する将来対地支援火力計画は ERGM (Extended-Range Guided Munition) だけ
となった。
2001.12.17
Inside the Navy
CNO: Risk inherent in DD-21 destroyer program led to change to DD(X)
米海軍作戦部長 Clark 提督は先週、DD-21 駆逐艦開発計画はリスクが多すぎるため、新しい艦船系列を開発する
DD(X) 計画に変更することを公式に表明した。
2001.11.26
Inside the Navy
Navy plans to develop new DD(X) destroyer in multiple flights
米海軍はこのほど、DD-21 に替わる新しい DD(X) 駆逐艦の開発計画を明らかにしたが開発は DD-21 に比べゆっく
りした時程で進められ、船体設計も通常の技術が使用される。
DD(X) の開発では駆逐艦、巡洋艦及び小型沿岸戦闘船の3種類の新艦艇建造を意図している他、開発期間内での段階的性能向上を計
画している。
・駆逐艦:正確かつ多量の攻撃火力と旋回機動性の保持
・巡洋艦:港湾、及び部隊防護に必要なミサイル防衛能力の保持
・小型沿岸戦闘船:対機雷、小型船艇及びデイーゼル潜水艦対処能力の保持
開発は FY-02 の設計レビューに始まり、各種地上/海上試験を行い FY-05 には総合試験を行う予定となっている。
2001.11.19
Inside the Navy
Navy plans for DD(X) acquisition strategy begin to take shape
米海軍は最近終了した駆逐艦 DD-21 の研究プログラムに代わる DD(X) の開発計画の具体化に向け作業を開始した。
現在の予定では契約企業1社を 2002年春に選定し、FY-05 に建造を開始したいとしている。
2001.11.14
Jane's Defence Weekly
US Navy surface force plans take shape
米海軍は DD-21 計画中止に伴う、艦船建造計画の見直しを進めている。
DD-21 に代わる DDX は、排水量を 16,000t から 12,000tに減じ、計画していた 155mmm AGS (Advanced Gun System
) の取り止め、又は再設計が行われる。
これによる DDX 装備化の遅れ対策として、DD-51 Arleigh Burke級 Aegis DDG を、FY-07 まで6隻追加建造する。
また、予算削減による水上艦数減少をくい止めるため、現在9隻しか残っていない Perry級フリゲート艦24隻をオーバーホール、改修
して就役させるほか、CG-47 Ticonderoga級 Aegis 巡洋艦の性能向上を図る。
Ticonderoga級巡洋艦の性能向上では、RIM-116 RAM ではなく RIM-162 ESSM を装備し、Mk-45 5in 砲も、
54口径の Mod 0/1 から 62口径の Mod 4 に換装される。
2001.11.07
Jane's Defence Weekly
USN restructures DD-21 programme
DoD の行った QDR で、DD-21 槍玉に挙げられた結果、計画は全面的に見直されることに
なった。
新しい計画は "Future Surface Combatant Program" あるいは DD(X) と呼ばれ、DD(X)、CG(X)、Littoral
Combat Ship に共通して利用される技術となる。
RFP はあらためて向こう2~3週間以内に出されるが、DD(X)、CG(X) では 155mm AGS (Advanced Gun System) による
火力支援任務は無くなると見られる。
2001.11.05
Inside the Navy
Marines worry about surface fire support without DD-21 destroyer
DoD は10月末、DD-21 に替わる DD(X) の開発着手を発表したが、海兵隊司令官ジョーンズ中将は海上からの火力支
援に DD-21 は欠かせないとして開発中止に異論を唱えた。
2001.08.20
Inside the Navy
Aldridge:affordability of DD-21 Destroyer remains to be decided
DoD は海軍に地上攻撃型駆逐艦 DD-21 の計画の細部を明らかにするよう求めている。
DoD は DD-21 に関する研究開発の有効性は認識しているものの、将来 DD-21 を装備化する方針は固まっておらず
、導入に向けての理論構築に更なる情報の共有が必要としている。
2001.06.06
Jane's Defence Weekly
USN delays DD-21 selection
米海軍の次期対地攻撃駆逐艦 DD-21 の選定は、一連の防衛構想見直しが完了するまで先
送りされることになった。
2001.05
Jane's Missiles & Rockets
USN orders AEGIS weapons
米海軍は DD99~DD101 アーレーバーク級駆逐艦用に、新型の SPY-1D (V) を組み込んだ Aegis システムを $86.
1M で追加発注した。
これとは別に FY-01 で、
SM-2 Block Ⅲ/ⅢA × 48発
SM-2 Block ⅢB × 75発
SM-2 Block ⅢB ORDALT kit ×80発
等を $119.23M で発注した。
これらには米海軍用 (70.04%) の他、韓国 (20.49%)、日本 (8.56%)、スペイン (0.8%)、独 (0.09%)、蘭 (0.025) に FMS で提供さ
れる分を含んでいる。
2001.04.18
Jane's Defnce Weekly
Gold Team shows DD-21 proposal
Boeing, Litton, Northrop Grumman, Raytheonの各社で構成する DD-21 Gold
Team のプロポーザルが明らかになった。
それによると、DD-21 には Tommahawk Land Attack Missile, Advanced Land Attack Miaaile, SM-2, ESSMなどの
ミサイルを 250発以上搭載すると共に、艦尾側の上部構造物上に close-in-defense 用として、
2門の Bofors 40mmm gun が搭載されている。
また、航空機は SH-60 ヘリ×2、MV-22 チルトロータ機×1、VTUAV×1の何れかが搭載できる。
軍関係者によると DD-21 のステルス性能は約 1/64 (註:-18dB)程度である。
2001.03.07
Jane's Defence Weekly
US Gold Team releases DD-21 design proposal
Litton, Raytheon, Boeing で構成する Gold Team が、DD-21の設計概要を明らかにし
た。
DD-21 は2門の 155mm Advanced Gun System を搭載する。 砲は対地攻撃用の誘導砲弾により
従来の艦載砲の5倍の距離を射撃できる。
また、250発プラスの Tactical Tomahawk 、将来は Advanced Land Attack Missileを発射できる。
DD-21 は2005年から32隻の建造が予定されており、Lockheed Martin, General Dynamic, Northrop Grumman で構成する
Blue Team の DD-21 案は、1月上旬に発表されている。
2001.01.17
Jane's Defence Weekly
Blue team reveals DD-21 design details
General Dynamics、Lockheed Martin、Northrop Grumman の 3社からなる
Blue team はこのほど Zumwalt 級陸上攻撃型駆逐艦 DD-21 のデザインを初めて明らかにした。
米海軍は4月に DD-21 のデザインを決定する予定で、開発から装備化までに $25B の総経費を見積もっており、32隻の就航を要望
している。
DD-21 は12,000~14,000トン のステルス艦で、乗員95名以下、先進型機関砲システム (AGS) とトマホークミサイルに替わる先進型
陸上攻撃ミサイル (ALAM) の垂直発射管 128基を装備するとされている。
2000.12.18
Defense News
DoD plan slices DD-21 funding by one-third
DoD はこのほど海軍 DD-21 地上攻撃型駆逐艦の FY-02 研究開発予算を当初計画の $619.8M から 27% 、$168.1M
を削減する。
更に DD-21 総開発経費も $6.8B から $2B~$4B に減額される模様で、海軍は2002年の研究開発開始が困難であるとして、2001年
の予算案決定の1月末を前に反論を行っている。
2000.10
International Defense Review
USN aims for 'maritime dominance':
The US Navy lifts a corner of the veil on the DD-21 destroyer DD-21 は、ペリー級フリゲート艦及びスプルアンス級駆逐艦の後継として、32隻の建造が予定
され、2011年就役を計画されている。
現在は、Lockheed Martin社を中心とする「青チーム」と、Raytheon社を中心とした「金チーム」が提案を行っている。 艦の仕様
は各社の提案によるが、排水量は 12,000t程度と見られる。 2001年4月には何れかのチームが決定され、
1号艦は FY-05 に発注、FY-11 引き渡しの計画である。
このため、アンテナ開口の周波数帯域は、 1MHz~ 44GHzで、同時に使う周波数帯域幅は、
数 kHz~ 2GHz以上と広帯域が要求されている。
またビーム形状も、オムニディレクショナル/ファン/ペンシル、ウェーブフォームもパルス/CW、出力も
ミリワットからメガワット、偏波面も垂直/水平/円を取り扱う。
2000.05.22
Defense News
U.S. Navy seeks forign aid for new radars
米海軍は艦載レーダの開発に今後10年間で$2Bかかることから、共同開発に依らなければできないとしている。
現在考えられている主な開発アイテムは以下の通り。
・NTW/HRR (High Range Resolution) : $400M
・SS SPY (次世代Aegis) : $800M
・MFR-D (MFR-Discriminator) : $600M
2000.05.15
Defense News
Missile defense radar R&D to cost $1 billion
米海軍はミサイル防衛のためのミサイルに続いてレーダの開発を行う。開発経費は総額 $1B
にのぼる。
しかしながらレーダ開発は2002年まで予算化されていない。
このレーダを搭載する予定の DD-21 は2005年調達開始が予定されている。
2000.04.24
Defense News
Integrated radar concept anchors U.S. Navy vision
米海軍の研究者は、艦船のレーダ、通信、航法、電子戦のアンテナを一つにまとめる、AMRFS
(Advanced Multifunction Radar Frequency System) を検討している。
関係筋は2003年までに、DD-21 に一部でも取り入れたいとしている。
重要な技術課題は、窒化ガリウムや窒化アルミニウムガリウムを用いた半
導体素子の実用化である。これにより高出力の半導体素子を実現しようとしている。
2000.04.10
Inside the Navy
Navy postpones decision on Radar plans for missile defense
米海軍はNTW Block II用のレーダについて検討してきたが、採用するレーダ技術につ
いて未だに結論を得ていない。
Aegis AN/SPY-1 レーダの後継として Lockheed Martin の開発している S-bnd 又は S/C-band レーダに
するか、Raytheon の開発している X-band レーダにするか決めかねている。
海軍は近未来に X-band の GaAs 素子を使用し、GBR/THAAD 等との共用化を図るものの、将来は炭化珪素素子
又は窒化ガリウム素子の採用を推奨している。
海軍はこのレーダを2014年には完成させ、CG-21 に搭載する計画である。