(Yahoo) (Yahoo)
「米、最新鋭空母が就役=40年ぶり新型、11隻態勢に」
「水陸両用車で上陸訓練も 米軍、リムパック一部公開」
「揚陸艦から物資運搬、米海兵隊の水陸両用車両」
「米新型空母『フォード』、艦橋の取り付けを完了」
「米軍が中東で特殊部隊の『海上出撃基地』構想、輸送船転用」
「虎の子空母もリストラ検討=『ジョージ・ワシントン』対象―財政赤字で逆風・米海軍」
「中国防衛線でトマホーク実射=太平洋でけん制か―米原潜訓練」
「ブッシュ元大統領の名付けた米最新型空母が就役、父子が式典に」
「全戦略原潜に通常弾頭、米・・・」 「見え始めた近未来兵器の実像」
2024.11.20
Janes
HII to build two carriers in dry dock simultaneously for first time
<2412-112013>
HII社の関係者は11月19日に、空母2隻の同時建造を初めて可能にするDry Dock 12の改修を完了し、HIIのNewport News Shipbuilding (NNS) は、2隻のFord級空母を同時に建造する予定であることを明らかにした。
North Yardとして知られるHII社のNNSに位置するDry Dock 12は662m×76mで、半球で最大の建艦用乾ドックである。
最近では、NNSは乾ドックで空母CVN 80 Enterpriseを建造している。
このドックから進水した最新の空母は、2018年のCVN 79 John F Kennedyであった。 John F Kennedyを浮かべるために、ヤードはドックに1億6,000万ガロンの水を10時間か掛けて満たす。
2024.09.18
21:30SOFREP
Navy adds new Expeditionary Sea Base Ships for Maritime combat in Pacific
<2410-091828>
特殊作戦の偵察と攻撃任務を支援し、V-22 Ospreyティルトローター機を敵の地に発進させて海兵隊と武器を輸送し、攻撃する水陸両用部隊と下船した海兵隊を支援するための海上指揮統制を実行する、太平洋での存在感が増し続ける中、米海軍にとって重要性を増している作戦である。
沿岸地域や島嶼地域が激しい紛争に遭遇した場合、地上の戦術作戦センターや機動部隊は、海岸から数百哩離れた戦略的に配置された海上基地よりも大きなリスクにさらされる可能性がある。 より安全なスタンドオフ距離でESBは、戦闘半径450nmで行動するティルトローター機であるV-22 Ospreyを発進させるように構成されているため、依然として重要な戦力を投入できる。
2024.03.22
03:07Defense News
US Navy making Aegis updates, training changes based on Houthi attacks
<2404-032201>
米海軍とLockheed Martin社が、10月以降に得た交戦結果から、紅海でフーシ派のミサイルとUAVを撃墜する駆逐艦のソフトウェアを開発しアップデートした。
研究チームは、中東における米軍艦艇と航空機の交戦や、イエメンのフーシ派がもたらす脅威を研究し、UAVやミサイルをよりよく捕捉し撃破するために艦隊がどのように作戦を調整できるかを理解した。 また、艦隊が自衛や商船の保護に必要とする新たな能力も検討した。 この取り組みは、海軍水上機雷戦闘開発センター (SMWDC) が主導してきた。
同センター司令官のマークス少将は、10月19日に駆逐艦Carneyがイエメンから発射された3発のLACMを撃墜した後、「我々は24時間年中無休で見張りをし、艦艇とスタッフが必要とする時に即座に支援を提供できるようにした」と語った。
交戦が減少するにつれて、海軍はSMWDC、艦艇の乗組員、打撃群の指揮官、米海軍第5艦隊の指揮官などが参加する毎週の会議を行うなど、定常的なリズムに移行した。
2024.03.21
16:00Defense One
Navy offers 2-option shipbuilding plan
<2404-032112>
米海軍が今後30年間の艦船の建造と退役計画を概説する最新の長期艦船建造計画を発表した。 この戦略文書には、今後数十年間の資金見積もりに基づいている。
海軍の艦船建造計画の第1点は、国家防衛戦略を支援するために381隻の艦隊を維持するという海軍の目標を反映している。 この目標は、2023年6月に発表されたBattle Force Ship Assessment and Requirement (BFSAR) 報告で示されている。
第2点は、公式の艦船建造計画代替案と銘打たれており、物価上昇を上回る実質予算の伸びがゼロという制約下で、将来の船隊に何が起こるかを示している。 海軍が望む計画では、有人戦闘部隊は2030年代半ばに330隻を超え、2045年までに377隻、2054年には387隻に達するが、予算に制約のある代替案では船隊は約10%小さくなり、10年間で343隻、2042年には348隻になる。
2024.03.14
00:31Breaking Defense
What we now know about the Marine Corps’ plans for Medium Landing Ship
<2404-031401>
当時の海兵隊司令官バーガー大将が軽水陸両用艦構想を最初に提案してから約5年後、同艦を継承する中型揚陸艦 (LSM) が、正式に海軍のFY25予算要求の一部となっている。
この計画が海軍の造艦予算に盛り込まれていることから、FY24に水陸両用艦建造の大幅な削減に直面した海兵隊にとって、いつの日か第一列島線を横切って人員と装備を輸送するのに役立つことを望んでいるこの艦が海軍の計画と予算に見ることが出来る。
2023.04.12
04:10Defense News
US Army official reveals watercraft, networks as logistics focus areas
<2305-041202>
米陸軍省のカマリロ次官が4月11日に開かれた米陸軍協会 (AUSA) の昼食会で、米陸軍が装備品等及び兵員の移動を容易にするため、AFCに新たに編成されたContested Logistics Cross-Function Teamは、船舶、発電機能、及び指揮統制組織の開発に焦点を当てることになると述べた。
船舶では2022年10月10日に軽輸送艇MSV(L)を初めて進水させており、重輸送艦MSV(H)の要求書作成作業も進んでいる。
2022.11.16
Jane's Defence Weekly
On board Ford
<2302-111608>
・Radar detetion
・Muscle memory
・Heavy lift
・Keen senses
2022.11.09
Jane's Defence Weekly
US Army announces launch of first MSV(L) watercraft
<2302-110901>
米陸軍が装備する軽輸送艇 (MSV(L)) の一番艇が10月10日にに進水した。 陸軍への引き渡しは2Q/FY23で、その後4隻のLRIPが開始される。 LRIP艇の一番艇はFY25に納入され、陸軍水上艇中隊がベトナム戦争以来装備しているLCM-8と換装される。
MSV(L)は2017年9月に36隻のオプションと共に13隻が$979MでVigor社に発注された。
MSV(L)は英BMT社製Caimen-90で、全長117ft (35.66M)、積載能力74.4tでM1 Abrams MBT 1両かStryker 2両、又はJLTVトラック4両を積載でき速力30kt、満載して21kt巡航で360nmの航続距離を持つ。
2022.10.12
Jane's Defence Weekly
Carrier Ford departs on its first official deployment
<2301-101202>
米海軍空母Gerald R Fordが10月4日13:00に初の公式展開のためNorfolkを出港した。
第2艦隊司令官のドワイヤー中将は9月26日にGerald R Fordについて、当面他の空母のように戦闘部隊として管理されず(GFM: Global Force Management)、予備役艦(Retained Service)として扱われ、初めてGFMの仲間入りするのは2023年になると述べている。
艦長のランジロッタ大佐は9月29日、Gerald R Fordは大西洋全域で活動すると述べている。
2022.09.28
Jane's Defence Weekly
Arctic experts
<2303-092803>
・Polar partrols
・Maintaining presence
・Prime protectors
・Special adaptations
・Turbulent tides
・Higher altitudes
・Keeping boundaries
2022.06.30
Stars & Stripes
NASSCO awarded $600 million for initial construction work on 3 huge Navy ships
<2207-063015>
米西海岸に唯一残っているサンディエゴのGeneral Dynamics-NASSCO造船所で、海軍が$600Mで大型艦船3隻の建造を発注している。 3隻はいずれも全長800ftで、Lewis級給油艦2隻が$500M、まだ命名されていない遠征洋上基地艦 (ESB) の初度費が$100Mである。 この3隻の建造には合わせて$2Bかかると見られる。
NASSCOでは6月25日にESB 4番艦John Canleyの命名式が行われ、Robert E. Simanekとなる5番艦が建造中である。
【註】
全長240m、幅50m、排水量50,000tで、米海軍最大規模のヘリ甲板を備えているESBは、3番艦であるMiguel Keithが2021年10月に沖縄に寄港している。
2022.04.05
15:18Breaking Defense
Navy quietly declares aircraft carrier Ford operational
<2205-040514>
米海軍の新型空母であるCVN-78 Gerald R. Fordが2021年12月22日にIOCになっていた。
建造は大幅な経費の増大と10年を超える計画遅延があったが今秋初めには配備される計画である。
2022.03.29
06:48Military Times
Marines will have to wait until at least 2025 for light amphibious warship
<2204-032907>
米海兵隊はFY23に軽揚陸艦 (LAW) の建造を開始したいとしていたが、海軍との予算要求段階で2年先延ばしになった。
LAWは海兵隊員75名を外洋から沿岸まで輸送し上陸させることもできるもので、4隻で規模を縮小した歩兵3個中隊を乗艦させることができる。 海兵隊は3個海兵沿岸連隊を輸送できるだけのLAWを要求している。
28日に公表されたFY23予算要求によると、海兵隊はFY25に1隻、FY26に1隻、FY27に2隻を予算化したいとしている。
2022.02.23
Jane's Defence Weekly
USCG underscores need for Polar Security Cutters
<2206-022307>
米沿岸監視隊 (USCG) の重砕氷艦Polar Starが能力向上工事を終え南極でのDeep Freeze作戦任務に就いている。 Polar Starには更なる能力向上も計画されているが、1976年に就役した老朽艦で、USCGは極地保安警備艦PSC計画も進めている。
【註】
USCGが保有する砕氷艦はPolar StarとHealyの2隻だけで、しかもHealyは火災を起こしたため現在動けるのはPolar Starだけである。
USCGは2024年までに重砕氷艦1隻を含む砕氷艦6隻の建造を計画しているが、少なくとも2023年までは艦齢を20年以上過ぎているPolar Starを使用しなければならない。
2022.02.02
Jane's Defence Weekly
US Navy closes in on amphibious ship milestones
<2205-020205>
・LHA-7 Tripoli: 2020年7月就役、2022年2月艦隊配属
・LHA-8 Bougainville: 2Qまたは3Qに進水、2025年引き渡し
2022.01.13
National Defense
Just In: No room to accelerate icebreaker program, Coast Guard chief says
<2202-011312>
米沿岸警備隊 (USCG) 司令官のシュルツ大将が1月12日に水上海軍協会で、新型砕氷艦の引き渡しを2025年より早めてほしいと要望した。
USCGは現在、たった1隻の重砕氷艦Polar Starと元調査船の中砕氷艦Healyしか保有していないため、重砕氷艦Polar Security Cutter (PSC) 3隻と中砕氷艦Arctic Security Cutter 3隻を建造する計画であったが、2021年秋に引き渡し時期が1年延期され2025年5月になっていた。
2021.10.07
讀賣新聞
米海軍、沖縄寄港の洋上艦公開…全長240mで最大規模のヘリコプター収容可能
<2111-100701>
米海軍が6日、日本の米海軍基地では初めて沖縄県うるま市の米軍ホワイトビーチに寄港した移動基地艦Miguel Keithを公開した。
Miguel Keithは今年5月に就役したばかりと米海軍の移動基地艦3隻の中で最も新しく、全長240m、幅50m、排水量50,000tで、海軍最大規模のヘリ甲板を備えている。
100名の海軍乗組員のほか、航行支援を行う40名の民間技術者らが乗り組み、人道支援や災害派遣のほか、同盟国との合同演習、軍事作戦拠点としての活用が期待されている。
2021.07
International Defence Review
Wing it: USN aviation to increasingly depend on unmanned assets
<2108-070016>
・Downsizing and upscaling
・Transition track
・Rotary reset
・Uncertain future
・Carrier keep
2021.06.10
Defense News
US Navy's light amphibious warship on track for 2022 contract award
<2107-061007>
米海軍当局者がDNに、軽揚陸艦 (LAW) はFY22要求の建艦計画に載せられなかったが計画は続行していると述べた。
2020年12月にトランプ政権が発表した建艦計画ではFY22にLAW 1隻の建造をあげていたが、5月28日にバイデン政権が公表したFY22建艦計画には含まれていなかった。 しかし研究開発予算として取り上げられており、2020年夏には事前設計契約を行い、建造契約を2022年暮れに結ぶ計画である。
2021.05.19
Jane's Defence Weekly
Building a bigger naby
<2107-051911>
・Laser power
・Trade-offs
2021.05.12
Stars & Stripes
Coast Guard looks to expand Seattle base
<2106-051209>
米沿岸警備隊が2030年代に新型砕氷艦3隻の基地としてシアトルを整備する方針である。
2021.05.12
Navy Times
Expeditionary sea base Miguel Keith commissioned by Navy
<2106-051208>
米海軍が5月8日に遠征海上基地ESB(註:かつてLaWSを装備してペルシャ湾へ派遣されたAFSBPonceと同じ役割か)Miguel Keithを就役させた。
ESBは当初、海上輸送司令部隷下の海軍船とする計画であったが、海軍は方針を変えて海軍艦ESB 5として就役させた。 但し乗員は当初計画通りで軍人100名と軍属44名になっている。
2021.04.30
Inside Defense
Marine Corps considering arming Light Amphibious Warship with missiles
<2105-043008>
米海兵隊総司令官バーガー大将が4月29日に議会下院軍事委員会に文書で証言し、海兵隊が計画している軽揚陸艦 (LAW) にミサイルを装備し打撃力を持たせると述べた。
LAWは海兵隊が計画している新型戦闘艦で、インド太平洋で中国を対象に海兵隊がshore to shoreの揚陸能力を持つことを狙っている。
2021.04.27
National Defense
Navy chief aiming for 355-ship fleet despite calls for larger force
<2105-042709>
現在300隻以下である米海軍の有人戦闘艦数について、退陣間近の2020年12月にトランプ政権は、2026年までに316隻、2030年代初めに355隻、2040年代初めまでに400隻にするとしていたが、米海軍作戦部長のギルティー大将は4月27日にオンラインで、最終目標は355隻が妥当と思うと述べた。
2021.03.19
Defense News
The US Navy inks a deal for a tenth Block V Virginia-class submarine
<2104-031907>
米海軍が2019年12月にGDEB社に発注していたVirginia級Block Ⅴ攻撃型原潜9隻$24.1Bの契約に、オプションとしてい10番艦を追加する$2.4Bの契約修正を行った。
Block Ⅴ Virginia級は艦首のVLSにTomahawk 12発、胴体中部にVPM Block Ⅴを装備しCM 40発を搭載する。 更に将来は超高速ミサイルの搭載も計画されている。
2021.01.11
Aviation Week & ST
Carrier advent
<2103-011101>
中国の対艦兵器の能力向上から、米海軍では現在の空母より小型で搭載機数が1/2~2/3の中型空母の検討を進めている。
現在の空母はF/A-18を48機、EA-18G 5機、E-2 4機、MH-60 19機、C-2AまたはV-22輸送機2機を搭載している。
2020.12.15
Navy Times
Congress OKs new Arctic icebreakers for Coast Guard
<2101-121508>
米議会がFY21予算で沿岸警備隊に砕氷艦の建造を認めた。
ロシアは現在53隻の砕氷船を保有しており、カナダですら7隻保有しているが、米沿岸警備隊の保有数は僅か2隻で、そのうちのHealyは火災事故で損傷を受けている。 新砕氷艦を建造しても取得できるのは2025年以降になる。
2020.08.26
Breaking Defense
No US icebreakers working as USCGC healy limps home
<2009-082606>
米沿岸警備隊が8月25日、中型砕氷艦Healy(註:18,000t)が18日に主機のうちの1基が火災を起こしたため母港(註:シアトル)に向け帰投中であると発表した。 到着は31日になるという。 この結果沿岸警備隊は北極海における全ての洋上活動を停止した。
Healyの火災により沿岸警備隊が保有する砕氷艦は、11月に南極に向けての航海に備えてオーバーホール中の重砕氷艦Polar Star(註:13,623t)だけにが、Healyは1980年代、Polar Starは1970年代就役の老朽艦で、いずれも機械的な事故のリスクが高まっている。
2020.07.28
Breaking Defense
Coast Guard to deliver nuclear icebreaker plan to White House
<2008-072807>
トランプ政権が米沿岸警備隊に対し6月9日に、原子力砕氷艦の検討を命じてから丁度2ヶ月経過する8月10日、沿岸警備隊は予定通り計画を提出する。 来月提出する報告書では既に進められている、今後6年かけて3隻通常動力型のPolar Security Cutterと呼ばれている砕氷艦の調達については触れられていない。
米国の原子力推進艦は巨大空母と潜水艦に限られているが、ロシアは6隻の原子力砕氷艦を保有している。
2020.07
International Defence Review
Character change: US Navy sets its sights on new Light Amphibious Warship
<2008-070010>
米海軍がインド太平洋地域での作戦を見据えた軽揚陸艦LAWを進めようとしている。 構想では30隻装備する計画で、今年初めに発簡したRfIには12社が応じており、最初の業者説明会は3月4日に行われている。 海軍はFY-21に事前設計審査 (PDR) に向けたRfPを準備している。
4月9日に開かれた2回目の業者説明会ではLAWを、全長200ft以下、貨物室床面積8,000平方呎、13tのクレーンを装備し、90,000ガロンの燃料を搭載して航続距離3,500nm以上、速力14ktとしていた。
候補としてはオーストラリアのSea Transport社が提案するStern Landing Vesselが有力視されている。
2020.06.25
Defense News
Congress aims to strip funding for the US Navy's next-gen large surface combatant
<2007-062507>
米海軍はArleigh Burk級駆逐艦とTiconderoga級巡洋艦の21世紀における後継艦としてDDG 1000級とCG(X)を考えていたが、CG(X)は2010年にオバマ政権により計画中止となり、DDG 1000級の建造は3隻に留まった。
こうするうちに巡洋艦は艦齢を迎えつつあり、Arleigh Burk級も初期の艦が艦齢30年になろうとしているが、後継となる大型水上艦LSC計画は一向に進んでいない。
FY-21予算でも海軍が要求した$60.4Mは上院軍事委員会で割愛され、フィラデルフィアで進められている将来艦船動力計画に廻された。 この計画は将来のレーザ兵器や電磁砲装備に備えた動力源と電源を一体化する計画でITFと呼ばれている。
2020.06.09
Breaking Defense
White House orders new icebreaker strategy for Coast Guard
<2007-060911>
米大統領府が沿岸警備隊に対し、重砕氷艦建造計画の見直しを命じた。
沿岸警備隊は2026年までに通常動力の砕氷艦を3隻建造し、その後中型砕氷艦を建造する計画であったが、大統領府は原子力砕氷艦を3隻以上建造する検討を命じた。
更にその砕氷艦にはUAVの発艦能力、情報収集設備の搭載、自衛用戦闘の装備の搭載を求めている。
2020.06.09
Inside Defense
EMALS aboard Ford went out, interrupting flight operations
<2007-060909>
米海軍が6月7日に、CVN-78 Gerald Fordが装備している電磁カタパルトEMALSが6月2日に洋上で故障し、修理が終わるまで航空機の離着艦ができないことを明らかにした。
2020.06.09
Inside Defense
Trump calls for polar security icebreaker fleet to grow Arctic presence
<2007-060908>
トランプ米大統領が6月9日、北極圏での米国のプレゼンス拡大を狙った"fleet acquisition program"を提唱した。
閣議に参加した閣僚等によると、大統領はFY29までに砕氷艦隊を北極海に展開するための予算処置を命じたという。
2020.04.20
Defense News
Defense Department study calls for cutting 2 of the US Navy's aircraft carriers
<2005-042004>
米国防総省長官官房 (OSD) が海軍に対し、空母2隻の削減を検討するよう求めている。 また駆逐艦を含む大型艦を現状に留め、無人艦や小型艦で補う検討も求めている。 それによると現在11隻ある空母を9隻にし、無人艦や小型艦を65隻装備するという。
検討では無人艦や小型艦を55~70隻装備して、大型水上艦の数を80~90隻に留めることを求めている。
2020.04
International Defence Review
Revolutionary evolution: US Navy faces big decisions on Large Surface Combatant
<2005-040015>
2020.03
International Defence Review
Classwork: USN ramps up efforts to get advanced Ford into the fleet
<2005-030012>
・Carrierpit stops
・Berth control
・Under pressure
・Packing power
2020.02.13
Inside Defense
Navy again delays Large Surface Combatant acquisition schedule
<2003-021305>
米海軍はFY20予算のFYDPで次期大型水上艦 (LSC) 初号艦の調達をFY25としていたが、今週公表されたFY21予算要求ではLSCについて述べられておらず、計画は再度延期される模様である。
2019.06.29
Defense News
Navy eyes new launchers on stalwart destroyers for putting hypersonics afloat
<1907-062901>
米海軍のArleigh Burke級駆逐艦が装備できる最大の打撃兵器はTomahawkであるが、更に打撃力を増すため超高速弾の搭載を考えている。 超高速弾は当初潜水艦に搭載することになると見られるが、海軍を退役した専門家達は、水上艦に搭載するためには艦の大型化が必要になると見ている。
一方でDDG Flight Ⅲ用に開発したSPY-6レーダを小型化してFlight Ⅰ/Ⅱ艦に搭載する計画も検討されている。 SPY-6 AMDRはGaNを用いた2ft×2ft×2ftの送受信モジュール (RMA) 37個で組み上げられているが、次期フリゲート艦FFG(X)ではRMA 24個のレーダを搭載することが考えられている。
2019.05.06
Aviation Week & ST
Trump blindsides lawmakers with USS Truman reversal
<1907-050602>
2019.02.19
Stars & Stripes
USS Santa Fe trains with four Australian submarines in Indian Ocean
<1903-021911>
米、豪、英、ニュージーランド海軍が参加した今年のOcean Explorer演習が17日にオーストラリア西岸沖で開始され、3週間続けられる。
豪艦隊司令官によると、今回の演習では米海軍の攻撃型潜水艦Santa Feが豪海軍の潜水艦4隻と隊型をとって航行した。
Santa FeはTomahawkを発射する垂直発射管を12本装備している。
2018.09.27
Military Times
Marine Corps F-35 flies first combat mission in Afghanistan
<1810-092705>
米海軍強襲揚陸艦Essex搭載のF-35Bが27日、米軍として初のF-35による戦闘任務をアフガンで遂行した。
2018.09.21
Jane's 360
US coastal patrol ships complete Griffin missile shoot
<1810-092105>
バーレーンに駐留している米海軍第5艦隊のCTF 55が9月16~18日にペルシャ湾で行った演習で、Cyclone級沿岸警備艇5隻が高速水上目標に対しMk 60 GMSの射撃を実施した。
Mk 60 GMSはBGM-176B Griffin Bのほか、Mk 208 Griffin発射機、Mk 4 BMS、BRITE Star Ⅱセンサターレットなどで構成される。
BGM-176B Griffin BはGPS/INS誘導で終末にはSAL誘導を併用し、射程は3nmである。
【註】
Cyclone級哨戒艇は全長55m、排水量331t、速力35ktで2,000~2,500nmの航続距離を持つ。 主装備はMk 38 25mm砲で、米海軍のほか米沿岸警備隊と比海軍が装備している。
2018.09
International Defence Review
US NSW targets precison engagement capability
<1810-090007>
米特殊作戦軍 (USSCOCCOM) が戦闘艇 (Combatant Craft) の装備をを検討していて、5月に説明会を実施している。
戦闘艇には全長18.2mの中型艇 (CCM) と24.3mの大型艇 (CCH) があり、スタンドオフ、遊弋索敵、man-in-the-loop方式兵器を装備する。
説明会で示された画像にはRafael社製Spike-NLOSやUVision社製Hero-70遊弋索敵弾が示されていた。
2018.08.08
Jane's Defence Weekly
USCG working on new Arctic strategy
<1810-080808>
米沿岸警備隊司令官のSchultz提督がCSISで8月1日、米国が年内に新たな北極圏戦略を構築すると述べた。 提督は大型砕氷艦を3隻を含む少なくとも6隻の砕氷艦が必要と述べた。
ロシアは原子力砕氷艦を含む砕氷艦を保有しており、北極圏国でない中国も複数の砕氷艦を建造している。
2018.05
International Defence Review
Swiftshipa readies future landing craft for US Navy
<1807-050002>
ルイジアナ州のSwiftship社が3月下旬、米海軍から大型揚陸艇LCU 1700の詳細設計と1隻の建造を$18Mで
受注したと発表した。 同社によるとLCU 1700の一番艇は1QFY21に納入される。
LCU 1700は32隻保有するLCU 1610の後継となるもので、一番艇はFY22に就役し、残りの31隻も2027年までに就役するとい
う。
全長42.4m、全幅9.4m、満載時排水量434.9tのLCU 1700は、M1A1 Abrams MBT 2両か兵員350名、または
154tの貨物を搭載でき、速力11kt、巡航速力8ktで満載状態で1,200nmの航続距離を持つ。
Sea State 3までで運用を考えているが、要すればSea State 5での運用も可能という。
2018.03.01
Defense News
US Coast Guard to release new heavy icebreaker RFP
<1804-030109>
米沿岸警備隊 (USCG) 司令官が1日、砕氷艦建造のRfPを2日に発簡すると述べた。
USCGは6隻の砕氷艦を装備したいとしており、一番艦は2023年の進水を計画している。
2018.01.17
Jane's Defence Weekly
Building of first Arleigh Burke Flight Ⅲ to begin in May
<1803-011704>
米海軍次期駆逐艦DDG-51級Flight Ⅲの一番艦であるDDG 125 Jack Lucasが12月15日に設計を完了し、
5月に建造が開始されることになった。
米海軍は2017年6月にHII社に対してDDG 125 Jack Lucasの詳細設計と建造を発注し、9月に二番艦であるDDG 126 Louis H Wilson Jrを発注してい
る。
Flight Ⅲが装備するAN/SPY-6 (V)1レーダはAN/SPY-1Dより15dB(註:32倍)性能が優れているという。
2018.01.17
Jane's Defence Weekly
US Navy believes it can fiel 38 amphibious ships
<1803-011703>
従来揚陸艦船34隻であった米海軍が、海軍355隻になれば38隻になるという。 内訳は
以下の通りになる。
・LHA/LHD強襲揚陸艦 : 12隻
・LPDドック型輸送揚陸艦 : 13隻
・LSD/LX(R)ドック型揚陸艦: 12隻
2018.01.09
Military Times
First F-35Bs to deploy with 13th MEU
<1802-010905>
米海兵隊が9日、アリゾナ州Yuma海兵航空基地の海兵攻撃飛行隊VMFA 211所属のF-35Bを
第13遠征隊(MEU)の強襲強襲揚陸艦Waspに搭載した訓練を開始することを明らかにした。
F-35Bの実艦に搭載した訓練は米海兵隊にとって初めてである。
【註】
強襲揚陸艦Waspは昨年から第7艦隊の所属になり佐世保を母港にしている。
2017.11.03
Inside Defense
Navy reveals plans to put hypersonic strike weapon on subs if DOD elects to acquire capability
<1712-110304>
米海軍戦略兵器計画(SSP)責任者であるベネディクト中将が今週、海軍がOhio級潜水艦と
Virginia級攻撃型原潜に非核長距離打撃兵器(CPGS)として超高速滑空弾
(HGV)を装備する計画であることを明らかにした。
2017.08.02
Jane's Defence Weekly
USN commissions first Ford-class aircraft carrier and says algorithm updates have tuned out EMALS issues
<1709-080214>
トランプ米大統領が7月22日、CVN 78 Gerald R Fordの就役を宣言した。 電磁式カタパルトEMALS
と先進拘束着艦装置AAGを装備するGerald R Fordは5月26日に受領試験に合格し、IOC後の
2020年に戦列に加わる。
EMALSはGA社製で、海軍が7月24日に発表したところでは、既にF/A-18E/FとEA-18G Growlerの発艦試験を71回、加速度限界を超えることなく実施している。
2017.07.22
Yahoo
時事通信記事
<1708-072202>
米海軍の空母Gerald R. Fordが22日に就役した。 米海軍の新型空母就役は40年ぶりで、就役後も試験
を重ねて2020年の本格就役を目指している。
これで米海軍は空母11隻態勢となる。
【註】
新型空母の就役は、現在10隻が就役しているNimitz級の一番艦祖CVN 68 Nimitzが就役した1975年以来であるが、一般にNimitz級と呼ばれている空母も厳密
にはNimitz級3隻、Theodore Roosevelt級5隻、Ronald Reagan級2隻からなっていて、Ronald Reagan級の一番艦であるCVN 76 Ronald Reaganが就役したのは
2003年である。
2017.07.05
Jane's Defence Weekly
US lawmakers propose funding future Arctic vessels from USN Sealift Fund
<1708-070516>
米議会が6月28日、海軍に対し北極海での航行の自由作戦(FONOP)を遂行する
ため、NDSF費による砕氷艦の建造または既存艦船の耐氷能力強化を盛り込んだ
2018国防権限法を採択した。
2017.06.07
Jane's Defence Weekly
USN accepts delivery of new Ford-class carrier
<1707-060706>
米海軍の次期空母CVN 78 Gerald R Fordが3月31日に海軍へ引き渡された。
Gerald R Fordは電磁カタパルトEMALSや先進拘束着艦装置AAGを装備
し、従来の三倍になる電力を供給できる。
2017.04.12
Jane's Defence Weekly
USS Gerald R Ford heads for sea trials
<1706-041205>
米海軍の次期空母Gerald R Fordが社内試験を終了し公試運転のため出航した。 順調に行けば4月末
か5月には納入され就役する。
Gerald R Fordの設計は大きくはそれより小型のNimitz級と同じであるが、先進着艦拘束装置(AAG)
や電磁カタパルト(EMALS)が装備されている。
2017.04.08
Navy Times
At last — carrier Ford tastes the sea to begin trials
<1705-040806>
米海軍の次世代空母Gerald R. Fordが、何年もの遅れと数千万弗の費用超過の末、公試運転のため8日に初めて自
力で海上に出た。
【註】
CVN 78 Gerald R. Fordは、米海軍が現在保有しているNimitz級3隻、Roosevelt級5隻、Reagan級2隻の後継となる次世代空母で、Nimitz級が排水量97,933t、
搭載機数70機前後であるのに対し、排水量101,605t、標準搭載機数75機と、やや大型になっている。
特に電磁カタパルト(EMALS)や新型拘束着艦装置、更に高度な二周波レーダ(DBR)を装備しているのが特
徴である。
2017.02.15
Inside Defense
Navy expects to finalize initial requirement for future surface combatant by July
<1703-021505>
米海軍当局者によると、海軍は次世代水上艦について昨年10月以来分析を進めて三タイプを決め
ており、7月までに要求性能書を発簡する。 三タイプ水上艦とは以下の通りである。
・大型戦闘艦
・小型戦闘艦
・無人化可能艦
2017.01.08
Stars & Stripes
Navy, Trump planning biggest fleet expansion since Cold War
<1702-010803>
トランプ次期大統領が艦船増強を主張しているのを受けて米海軍は先月、355隻体制とトランプ要求を上回る
冷戦以降最大規模の建艦要求を公表した。
海軍が改訂した"Force Structure Assessment"では空母1隻、大型水上艦16隻、攻撃型潜水艦18隻など47隻の追加建造
を求めており、議会研究機関の海軍専門家はこれによる追加経費は年間$5~5.5Bになると見積もっている。
レーガン大統領はかつて600隻体制を主張していたが、海軍の即応艦船数は現在、かつての308隻から
274隻に減少している。
2016.12.05
Aviation Week & ST
Lightning carrier
<1702-120504>
2016.12
International Defence Review
USN must ready for on-board power demands
<1701-120001>
米海軍NAVSEA司令官のMoore中将が、米海軍艦船はSPY-6(V) AMDR、HEL兵器、
電磁砲など採用により、今後何10年間も電力不足に陥るだろうと警告した。
米海軍は既に高エネルギーシステム時代に突入しているという。
2016.07.14
Defense News
Navy teams up with Coast Guard to build polar icebreaker
<1608-071403>>
米沿岸警備隊は10年はかかる砕氷艦の建造を資金の潤沢な海軍と組むことで半分に縮めよう
としているが、北極海への砕氷艦の投入を急ぐ議会からは、フィンランドなどの北極圏国家から砕氷艦をリースして、
投入を急ぐべきとの要求が出ている。
2016.07.06
Jane's Defence Weekly
US Navy awards contracts for new amphibious and replenishment ships
<1608-070614>
米海軍が6月30日、America級揚陸艦の6番艦とT-AO 205 Lewis級補給艦6隻を$6.3Bで発注した。
海軍は更に同型補給艦5隻をFY18とFY22にオプション発注するという。
2016.01.06
Jane's Defence Weekly
Great expectations
<1602-010625>
2015.07.01
Jane's Defence Weekly
NASSCO delivers modified MLP to the US Navy
<1508-070107>
GD社傘下の NASSCO社が MLP の三番艦である MLP 3/AFSB 1 Lewis B Puller を納入した。 MLP 1 Montford
Point と MLP 2 John Glenn は既に就役している。
MLP は Alaska級油送艦を元にした全長223mの揚陸艦であるが、Lewis B Puller には MH-53 や MH-60 が離着艦する52,000平方呎の飛行甲板
が取り付けられ、初めての本格的な前方洋上基地 (AFSB) となり、2016年にはペルシャ湾に派遣されて AFSB(I)-15
Ponce と交代する。
2015.05.27
Jane's Defence Weekly
Beneath the skin
<1507-052709>
Flight Ⅲ には Flight ⅡA の SPY-1D に代えて SPY-6(V) AMDR が装備される。 AMDR は広域捜索を行う4面からな
る S-band の AMDR-S と、低空域捜索を行う3面からなる X-band の AMDR-X からなり、完全ディジタル
ビーム形成 (DBF) と GaN 素子の採用により、補則距離は SPY-1D の
二倍以上になる。 ただ、アンテナの大きさは SPY-1Dより若干大きくなる。
2015.05
International Defence Review
DBR was too much radar for USN aircraft carriers, official states
<1506-050011>
米海軍が、建造中の空母 CVN 78 Gerald R Ford に二周波レーダ (DBR) を搭載しない
決定をした。 これにより$180Mが節減できるという。
DBR は DDG 1000 Zumwalt級駆逐艦用に開発している AN/SPY-3 X-band レーダと、AN/SPY-4
S-band レーダからなるものであるが、当初25隻であった Zumwalt級の建造が3隻にとどまっため、海軍は CVN 78 Gerald R Ford と、CVN 79 John F
Kennedy だけに DBR を搭載することにした。
海軍は CVN 80 に搭載予定の EASR の開発を急ぎ、DBR に代えたいとしている。 EASR は Northrop Grumman社と Raytheon社が開発を進めて
おり、2015年末には両社とも試験を開始する。
2015.04.06
Military Times
Pacific seabasing exercise will highlight new ships
<1505-040604>
米海軍と海兵隊が5月中旬にハワイ近海で、Culebra Koa 演習を実施する。 この演習にはサンディエゴから Essex
ARG が参加するほか、MLP の一番艦 Montford Point や、高速輸送艦 JHSV の三番艦
Millinocket も参加する。
MLP は Alaska級油送艦を元に、船体中央に LCAC 揚陸艇の発進回収用ドックを設けた2013年に命名された新型揚陸
艦で、来月に IOC が予定されている。
2015.04.01
Jane's Defence Weekly
Assault evolved
<1505-040117>
武装は RAM 発射機2基、ESSM を発射する Sea Sparrow 発射機2基、20mm Phalanx CIWS 2基、双連.50機銃7基
である。
2015.02.11
Jane's Defence Weekly
USN's funding request highlights shipbuilding priorities
<1503-021108>
$161Bに上る米海軍のFY16要求では、Virginia級 SSN 2隻、Arleigh Burke級駆逐艦2隻、LCS 3隻の建造が計上さ
れ、空母 George Washington の燃料交換/高度オーバーホール (RCOH) も行われる。
2隻建造される Arleigh Burke級駆逐艦2隻は、初めての Flight Ⅲ 型になる。 Flight Ⅲ ではレーダを AMDR
にする。
2015.01.07
Jane's Defence Weekly
Base station
<1502-010713>
米海軍が MLP と呼ばれる新たな方式の揚陸母艦 Motford Point を今年から Diego Garcia に配備する。
Motford Point は float-on/float-off (flo/flo) と呼ばれる新たな搭載方式で LCAC
3隻を搭載する。
2014.12.10
Jane's Defence Weekly
US House, Senate agree on defenced authorisation bill
<1502-121001>
米上下両院が12月2日、海外戦費$63.7Bを含む総額$577.1B のFY15国防権限法で合意した。 この結果
A-10 の2015年内退役は見送られ、代わって36機の飛行時間と整備の削減が決まった。
海軍では George Washington の燃料交換とオーバーホールが認められて、空母11隻態勢の維持が図られる一方、Tyconderoga級
巡洋艦11隻の退役が認められた。
【註】
Tyconderoga級巡洋艦は27隻が建造されたが、既に5隻が退役しており、現在は22隻が就役している。
2014.09
International Defense Review
Bridging the gap: USMC outlines future amphibious assault strategies, equipment
<1410-090012>
LCU と LCAC の中間の性能を持つものの一案として UHAC を開発しており、1/2モデルが RIMPAC 2014 7月11日に展示航行した。 実用型の
UHAC の超越能力は12~16墓と、LCAC の3~4ftを凌いでいる。
2014.08.27
Jane's Defence Weekly
US Navy poised to receive fourth JHSV
<1410-082706>
米海軍が10隻の建造を計画している高速輸送艦 JHSV の四番艦が、7月25日に受領検査を終
了したため、2014年第4/四半期に引き渡される。
JHSV は22名乗り組む軍属が運行を行う。
2014.07.12
Yahoo
朝日新聞記事
<1408-071205>
米軍が、ハワイで行われている RIMPAC で上陸強襲演習を一部公開した。 公開されたのは9と11日にインドネシア軍などと
米軍が合同で実施した訓練で、海上から水陸両用車や ACV で上陸する訓練などを実施した。
また、海兵隊が開発中の水陸両用車の試作車も訓練に参加した。
2014.07.12
Yahoo
読売新聞記事
<1408-071204>
RIMPAC の一環として米海兵隊が11日、ハワイ州オアフ島のベローズ空軍基地の訓練場で、揚陸艦から車両や物資を運搬する水陸両用
超重量物運搬連絡車 UHAC の試作車を公開した。
UHAC は米海兵隊がシンガポール国防省と共同開発中で、試験車両を複数試作している段階という。 今回は実用型より小型のものが公開された。 実
用化の時期などの詳細は明らかにされていないが、上陸後に自力走行でき護岸など障害物を乗り越える能力を持っている。
2014.05.28
Jane's Defence Weekly
Austal USA expects USN to buy more JHSVs
<1407-052803>
米海軍の双胴型高速輸送艦 JHSV を建造している Austal USA社が、現在計画されている10隻が18隻に
拡大されることを期待している。 米議会下院はFY15国防権限法で、JHSV を更に8隻追加する検討を行うよう求めている。
JHSV は既に3隻が納入され、4隻目が洋上試験の準備中である。 中でも JHSV 3 Millinocket は2016年に電磁砲
EMRG 試作機の洋上試験に使用されることになっている。
2014.05.26
Aviation Week & ST
Carrier strike
<1407-052604>
2014.05.26
Aviation Week & ST
Missile look
<1407-052603>
米海軍は2010年代後半に就役する空母 CVN 78 Gerald R. Ford は、中国の ASBM DF-21D
に対抗できると自信を深めている。
ASBM に対しては護衛する艦船が防護するほか、空母自身も RAM や Mk 57 NATO SeaSparrow に加えて、SEWIP 電子戦装置や DDG 1000
Zumwalt 用に開発した S-/X-band DBR レーダを装備している。
2014.04.02
Jane's Defence Weekly
Surface survey
<1405-040224>
・LCS 1 Freedom、LCS 2 Independent
・JHSV 1 Spearhead
・LHA 6 America
2014.04.02
Jane's Defence Weekly
US Navy accepts third JHSV
<1405-040220>
米海軍が、高速輸送艦 JHSV の三番艦 Millioket を3月21日に Austal USA社から受領したと発表した。 JHSV
は全長103mのアルミ製双胴船で武装はなく、312名の兵員と600tの貨物を搭載でき、非軍人が乗員として乗り込む。
米海軍は10隻の JHSV を装備する計画で、一番艦の Spearhead は既に第6艦隊で就役していが、一旦米国に戻ったのち第4艦隊に配属されて
中南米での任務に就く。
2014.02.26
Jane's Defence Weekly
New watercraft topping US army's priorities
<1404-022602>
米陸軍が2月19日の米陸軍協会 (AUSA) のシンポジウムで、米陸軍の戦術車両として舟艇の優先順位
が急浮上していることを明らかにした。
陸軍の求めているのは軽機動支援艇 MSV-L と呼ばれる上陸用舟艇で、LSV、
LCU、LCM が含まれる。
2014.01.29
Jane's Defence Weekly
Spearhead starts maiden deployment
<1403-012904>
米海軍のアルミ製双胴型の高速輸送艦 JHSV 一番艦 Spearhead が、初めての任務に就
くため1月16日に Little Greek を出港した。 同艦には22名のシビリアンが乗艦している。
Spearhead は5月まで第6艦隊海域である地中海とアフリカ西海岸で活動し、その後南米へ移ってFY14末まで第4艦隊で任務につく。
2013.11.06
Jane's Defence Weekly
US plans ARG to support Australia-based marines
<1312-110611>
米海兵隊がオーストラリアのダーウィンに部隊を巡回位置するのに合わせて、海軍が三番目の揚陸戦支援
群 (ARG) を太平洋地域に配置する計画である。
ARG は強襲揚陸艦 (LHD) 1隻、ドック型揚陸艦 (LSD) 1隻、ドック型輸送揚陸艦 (LPD) 1隻の計3隻で構成され、米海軍は10個 ARG を編成する31隻の水陸両用艦を保有して
いるが、現在は、2個 ARG が常時編成されて地中海と太平洋に配置されている。 3番目の ARG は日本に配置される。
2013.07.24
Jane's Defence Weekly
USN's MLP to receive cargo transfer equipment
<1309-072403>
米海軍の揚陸艦 MLP の一番艦が公試運転に入った。
MLP は民間の油送船を元にした全長233mの補助艦で、車両搭載用のランプや LCAC 用のレーンを持ち、
水陸両用戦の洋上基地として3隻計画されているが、3隻目は前方戦略洋上基地 AFSB
に改造されることになっている。
2013.06.03
Aviation Week & ST
Too hot to handle?
<1307-060306>
F-35B の搭載に向け、Wasp級50,000t LHD の改修が進められている。
改修は、排気に対し脆弱な装置の撤去、移動や JP-5 の給油設備の増設などである。
2013.05
International Defence Review
US exoplores offshore air defence arsenal options
<1306-050019>
Huntington Ingalls造船所が、San Antonio級の LPD-17 揚陸艦を BMD 艦にする提案を行った。 同艦には S-band レーダの
21ftアンテナを四面取りつけ、288セルの Mk 41 VLS、または144セルの Mk 57 VLS を
搭載する。
一方 Raytheon社は、ネットワーク化された水上防空中隊を提案している。 同艦は RIM-116 RAM や、
RIM-162 ESSM を装備する。
2013.04.18
Yahoo
Searchina 記事
<1305-041802>
HII社がバージニア州にある造船所で建造している米海軍の次世代空母である Gerald R. Ford級空母のネームシップ
CVN-78 Gerald R. Ford は、9日に艦橋の取り付けを完了し、空母全体の完成率が96%に
達した。
現在米海軍が10隻保有している現役空母 (CVN-68~CVN-77) はすべてが Nimitz級である。
2013.04.17
Jane's Defence Weekly
US DoD's $527bn request exceeds cap by $52bn
<1306-041701>
米国防総省が4月10日、総額$526.6BのFY14国防予算要求を公表した。 この額は今後5年間に国防費を$34B削減する方針に沿ったものであるが、2011予算管理法の制限を
$52B上回っている。
・陸 軍
・海 軍
Virginia級原潜2隻、LCS4隻、Artigh Burke級駆逐艦1隻、前方洋上基地 AFSB 艦の二番艦が建造される。
航空機では F-35B 6機、F-35C 4機、EA-18G 21機、E-2D 5機、P-8A 16機などとなっている。
・空 軍
FY14では F-35 を19機調達する。 FY13予算でも19機であったが、予算の一律削減で3~4機が減らされる模様である。
MQ-9A Reaper は当初計画の24機が12機に削減され、RQ-4 Block 30 Global Hawk は計画が中止される。
・MDA
GBI が14基追加発注される代わりに SM-3 Block ⅡB は中止になる。
2013.04.05
Defense News
LCS council adds new member
<1305-040504>
米海軍作戦部長が、LCS の開発と運用を検討するため昨年8月に設立した審議会に対し、LCS の運用計画に高速輸送艦
JHSV を加えるように指示した。
JHSV は大量輸送が可能なアルミ船体の双胴型高速輸送艦で、一番艦の Spearhead は12月5日に海軍へ引き渡され、二番艦 Choctaw
County は今夏、三番艦の Millinocket も年末に引き渡される。
【註】
JHSV の最大速力は45kt以上の高速輸送艦で、最大速力45ktの LCS に随伴可能で、605tの物資又は海兵隊員250名の輸送が可能である。
2013.04
International Defence Review
ShadowHawk set for SMDP
<1305-040026>
米海軍が Stiletto 計画 (SMDP) に組み込む UAV として Vanguard社の ShadowHawk を選定
した。
SMDP 用 UAV にはソリッドステートレーダ、360゚監視 IR センサ、フルモーションビデオが搭載され、行動半径10km、滞空能力2時間以上、
搭載能力50kgが要求されている。 同社によると ShadowHawl Mk-Ⅳ の航続距離は35kmである。
【註】
2006年2月に進水した M80 Stiletto は全長11mの 'm' 字形状をした M-hull 型高速艇で、乗員3名のほか海軍特殊部隊である SEAL 隊員12名
と37tの貨物を搭載できる。
速力は50ktで500nmの航続距離がある。
2013.02.04
Defense News
U.S. Navy cuts fleet goal to 306 ships
<1303-020403>
米海軍は財政逼迫から、313隻としていた艦船整備目標を306隻に削減した。 今までの313隻目標も2005年に削減された結果である。
米海軍の艦船数は現在288隻と、2007年5月の275隻より増えてはいるが、2003年8月の300隻より減っている。
2013.01.23
Jane's Defence Weekly
Huntington Ingalls pitches LPD for BMD missions
<1302-012312>
Huntington Ingalls造船所は San Antonio級ドック型強襲揚陸艦 (LPD) の11番艦で最終艦の建造を2017年に完了するが、建造を継続
すべく Flight Ⅱ を提案している。
Flight Ⅱ は病院艦や指揮統制艦としてや BMD 艦としての役割も担うという。
2012.12.14
Defense News
Delay in JHSV delivery will ripple Into 2017
<1301-121405>
米海軍高速輸送艦 JHSV の一番艦 Spearhead が、12月5日に Austal USA社から海軍へ
引き渡されたが、納期に8ヶ月遅れたうえ、$31Mにのぼるコスト超過の取り扱いが問題になっており、残る9隻の建造計画にも影響を及ぼすと見ら
れる。
Spearhead は最近行われた洋上試験で43ktを記録しており、Austal社は二艦種ある LCS の片方も建造している。
2012.06.01
Defense News
New U.S. assault ship ordered
<1207-060102>
Huntingon Ingall 造船所が5月31日、6月上旬に進水する強襲揚陸艦 LHA-6 America の姉妹艦である LHA-7 Tripoli を受注した。
Tripoli は全長844ft、幅106ft、排水量45,000tで、乗組員1,059名のほか、海兵隊員1,687名を収容できる。
同艦には F-35B、MV-22 を始め、米海兵隊が保有するヘリ全ての機種が搭載できる。
2012.03
Jane's Missiles & Rockets
US DOT&E criticises naval self-defence capabilities
<1205-030010>
米国防総省の運用試験評価 (OT&E) 室が2011年3月、2008年1月から2010年3月までの間に、CVN 76 Ronald Reagan や LPD、LHD など
の艦船に対して行った OT&E で、個艦防衛システムの性能や信頼性に問題があると指摘した秘密報告書を提出していた。
問題とされているシステムは以下の通りである。
・SSDS:艦載のセンサと武器を結ぶ LAN
・RAM
・ESSM
・CEC
2011.02.06
Aviation Week & ST
Looking east
<1203-020605>
・向こう10年間で$487Bを削減
・アジア太平洋重視を反映して、初の洋上基地
・戦闘機60個飛行隊中6個123機を削減、内訳は A-10 102機、旧式 F-16 21機
・EPAA は推進、PTSS 衛星及び SM-3 BlockⅡB は疑問
・JLENS は規模縮小
2012.02.01
Jane's Defence Weekly
Cruisers, catamarans take hit in US budget cuts
<1203-020104>
パネッタ米国防長官が1月26日、Ticonderoga級巡洋艦7隻と Whidbay Islsnd級揚陸艦 (LSD) 2隻の退役を早めること
を明らかにした。 Ticonderoga級巡洋艦のうち6隻には BMD 能力がなく、1隻には船体に亀裂を生じている。
【註】
Ticonderoga級巡洋艦のうち、 CG-47 Ticonderoga ~ CG-51 Thomas S. Gates の5隻は、Aegis 艦でありながら Mk 41 VLS ではなく Mk 26 二連装発射
機を装備しているため BMD 能力はない。
2012.01.28
Yahoo
読売新聞記事
「米海軍精鋭『 SEALS 』母船、中東に派遣か」<1202-012802>
ワシントンポストが28日、米国防総省が海軍特殊部隊 SEALS の洋上拠点となる大型母艦を、今夏までにペルシャ湾な
どの中東域に派遣する方針だと伝えた。
退役予定の揚陸輸送艦1隻を改造し、小型高速艇やヘリコプターも搭載する。
2012.01.28
Yahoo
CNN 記事
<1202-012801>
米国防総省高官が27日、老朽化した水陸両用輸送艦 Ponce を補修して海上に浮かべ、中東地域での作戦遂行に当たる海軍特殊部隊の出撃基地
として使う計画を明らかにした。
米海軍艦隊司令部の声明によると、この計画は中東地域を管轄する米中央軍が長年実現に向けて働き掛けてきた。
2012.01.27
Defense News
New floating base ships coming for U.S. Navy
<1202-012705>
米国防総省が1月26日に明らかにした国防予算で、米中央軍が1980年代から要望してきた前方洋上基地 AFSB が実
現することになった。
AFSB は掃海ヘリ、哨戒艇、特殊部隊などの母艦になるもので、暫定的に3月30日に退役する輸送艦 Ponce(右図)が使用されるが、本格
的には3隻の予算化されている全長765ftの揚陸艦 MLP が使用される。
2012.01.18
Jane's Defence Weekly
USN already focusing on As-Pac region, says admiral
<1203-011802>
オバマ大統領が1月5日にアジア太平洋地域を戦略優先とすると発表したが、1月10日に海軍作戦部長が、米海軍は
2011年8月以来既にその態勢にあることを明らかにした。
米海軍が保有する285隻の艦船のうち、約100隻が世界中で航行しているが、そのうちの半数が西太
平洋海域いると言う。
2011.11.30
Jane's Defence Weekly
'Downsized' 155mm AGS studied to fit in with DDG-51 re-start
<1201-113012>
米海軍が DDG-1000 の建造を3隻にとどめる決定したのを受けて、BAE Systems社が DDG-51
Flight Ⅲ に搭載可能な AGS-Lite (AGS-L) を提案している。
AGS-L は DDG-1000 に装備するのと同じ155mm砲と LRLAP 誘導砲弾を使用するが
、弾倉を小型化し砲塔のステルス性を下げるなどの措置により、元々100tあったシステム重量を51tと、Mk 45 Mod 4 砲の二倍
以内に収めている。
2011.11.23
Jane's Defence Weekly
US Navy's BMD destroyer build costs revealed
<1201-112304>
計画中止になった CG(X) に代わって建造される Arleigh Burke級 Flight Ⅲ 駆逐
艦の一番艦は、建造費が$3B~$4Bになる。
Arleigh Burke級 Flight Ⅲ には、Flight ⅡA が装備している SPY-1D より強力な AMDR
が装備される。 Flight Ⅲ に装備する AMDR レーダの開口は14ftであるため、CG(X) に装備するはずであった22ft開口のレーダよりは性能が落
ちる。
2011.11.02
Jane's Defence Weekly
Ohio-class replacement details revealed
<1112-110209>
計画中の Ohio級後継 SSBN の詳細が明らかになった。 新型 SSBN の全長は560ftと、Ohio級と同じであるが、Trident Ⅱ D-5
を16基搭載する。 米海軍は24基を搭載する Ohio級16隻に替えて12隻を建造する。
新型 SSBN では電動推進とX字舵が採用される。
2011.10.26
Jane's Defence Weekly
USN considers scaled-down SSGN
<1112-102602>
米海軍の潜水艦戦部 (N87) が、Ohio級 SSGN をより小型の Virgonia 級 SSN にする提案を行っている。
2011.10.08
Yahoo
時事通信記事
<1111-100801>
パネッタ米国防長官が、財政赤字対策で国防費を今後10年間で少なくとも$450B削減するため
に、陸海空の各制服組トップにリストラ案をまとめるよう指示している。
これを受け米海軍は、抑止力の要の原子力空母もリストラ対象として検討しているおり、原子炉の核燃料交換時期の延期や、現在の空母
11隻体制を10隻に減らす案が浮上し、横須賀を母港とする George Washington もリストラの検討対象になっているという。
2011.08.10
Yahoo
時事通信記事
<1109-081004>
米海軍の SSGN Ohio (17,000t) が、中国が想定する外洋の防衛ライン上にあるマリアナ諸島海域で
Tomahawk の実射訓練を実施していたことが10日分かった。 米海軍によると、Ohio は4日にグアムの北約240kmにあるマリアナ諸島の
無人島を標的に Tomahawk Block Ⅲ を発射し着弾させることに成功した。
Tomahawk Block Ⅲ は射程約1,600kmで通常弾頭約360kgを搭載できる。
2011.04.04
Aviation Week & ST
Carrier cat
<1105-040408>
EMALS の採用により、従来より重い航空機から、UAV のような軽量機までの発進が可能になる。
2011.03.30
Jane's Defence Weekly
Budget impasse leaves USN mulling ship cuts
<1105-033001>
米海軍の予算責任者が3月23日、議会による予算圧縮がFY11末まで続けば、海軍は建艦計画の見直しを余儀なくされる
と述べた。
同提督によるとFY11の建艦予算$13.8Bでは$1.8Bが不足する。 この結果FY11では、2隻計画されている Arleigh Burke級駆逐艦の1隻と、同じく
2隻計画されている Virginia級 SSN の1隻が建造できなくなる。
2011.02.09
Jane's Defence Weekly
USN gets green light for SSBN-X
<1103-020903>
米国防総省が1月10日、14隻保有する Ohio級 SSBN に代わって2027年から就役する SSBN-X 12隻
の建造計画を承認した。
SSBN-X は Trident ⅡD-5 を搭載する87吋発射管を16基装備する。 Ohio級は発射管を24基
装備している。
2011.01.26
Jane's Defence Weekly
USS Wasp prepares for F-35B trial role
<1103-012606>
米海兵隊が、定期整備のため Portsmouth に入港した LHD-1 Wasp に、定期整備 ($16M) と合わせて F-35B の試験
のための改修 ($4.6M) を行う。
F-35B の離着艦では、高温の排気で飛行甲板が痛むと報告されているが、Wasp の改修では飛行甲板に特別な保護は加えられない。
【註】
Wasp級強襲揚陸艦 (LHD) は、今までも AV-8 Harrier を搭載しているので、飛行甲板は排気の高温にある程度耐えられるはずである。
しかしながら Wasp級にはスキージャンプ台がなく、$4.6M程度の改修でこれがつけられるとも思えないので、VTOL の試験はできても STOVL の試験はどうするのか疑問
である。
2010.07.05
韓国中央日報
アジアに米大型潜水艦3隻…『冷戦以来の事件』
<1008-070503>
香港紙が4日、米海軍の Ohio級潜水艦の Michigan、Ohio、Florida の3隻が先月28日、釜山、フィリピンのスビック
湾、インド洋のディエゴガルシア島に現れたと報じた。 これらの潜水艦は米海軍太平洋艦隊所属で、米海軍原子力潜水艦が同時にアジア海域の水面上に浮上したのは
冷戦後初めての事件だと同紙は強調した。
18,700tの Ohio級は Tomahawk と特殊戦装備を搭載しており、Tomahwk は462発が搭載可能である。
【註】
Ohio級 Trident SLBM 搭載 SSBN は、上記3隻と Georgia の4隻が Tomahawk 搭載 SSGN に改装されていることから、4隻中の少なくとも3隻がこの海域を遊弋している
ことになる。
Ohio級 SSGN はそれぞれ Tomahawk 154発の搭載が可能で、462発は3隻分の合計である。
2010.06.02
Jane's Defence Weekly
US Navy faces scrutiny over shipbuiling costs
<1007-060202>
米議会予算局 (CBO) が海軍の30年間建艦計画を独自に審査し、海軍は18%、額にして
$93Bの過小見積もりを行っていると指摘した。 海軍は年間建艦費を$15.9Bと見積もっているが、CBO は$18Bと見てい
る。
見積額の乖離が特に大きいのは Ohio級次世代 SSBN で、12隻建造する各艦は海軍の見積もりより$1B多い$8.2Bかかるしている。 この他にも
Arleigh Burke級 Flight ⅡA 駆逐艦は$200M多い$1.8B、Flight Ⅲ は$400M多い$2.4Bかかるとしており、更に
Gerald R Ford級 (CVN-78) 次世代空母の建造には$1.8B多い$12.4Bが必要としている。
2010.05.12
Jane's Defence Weekly
Gates questions USN's future structure...
<1006-051205>
ゲーツ米国防長官が5月3日に Navy League展で、海軍に艦船建造計画の見直しを求めると述べた。 その中で長官は、駆逐艦の建造に$3~6B、
潜水艦に$7B、空母に$11Bをかけることが可能か否かを考える必要があると述べた。 更に Gerald R Ford級空母は全装備で$15~20Bかかることも指摘した。
2010.01.06
Jane's Defence Weekly
Austal USA begins builing JHSVs
<1002-010605>
Austal USA社が、米海軍と陸軍向けに10隻建造する高速輸送艦 (JHSV) の建造を開始し
た。 一番艦は2011年、二番艦は2012年に就役する。
JHSV は全長103mのアルミ製双胴船で、35ktで1,200nmを航続できる。 船体は民間向けフェリー
に CH-53E Super Starion が着艦できる飛行甲板や、SH-60 Seahawk 用のハンガが取り付けられている。
2009.01.11
Yahoo
CNN 記事
<0902-011103>
米海軍最新の原子力空母 George H. W. Bush の就役式が10日、バージニア州ノーフォーク基地で催された。
George H. W. Bush は2003年に建造が開始されたニミッツ級空母の最後の1隻で、乗組員は約6,000名である。
2008.03
International Defence Review
Bunker Hill heralds USN's Agis CMP plan
<0805-030009>
CMP (Cruiser Modernization Program) 改修を最初に受ける Bunker Hill が2月に San Diego に入港した。 CMP は
22隻の巡洋艦全てに実施され、SPQ-9A 射統レーダが SPQ-9B に、砲が Mk 45 Mod 4 に、Phalanx が Block 1B
に換装され、Mk 41 VLS が ESSM の射撃が可能なように改修される。 また COTS Referesh 2 も実施されて
オープンアーキテクチャが採用され、ディスプレも新型になる。 引き渡しは2009年2月になる。
2012年に配備が始まる COTS Referesh 3 では Aegis MSP (Multimission Signal Processor) パッケージが取
り付けられ、Aegis 4.0.1 計画に基づく BSP (BMD Signal Processor) も採用される。 Aegis 4.01.1 では
SM-2 Block Ⅳ を用いた termial phase 迎撃も行われる。 計画通り行くと62隻の駆逐艦と15隻の巡洋艦が BMD 能力を持つようになり、BMD 能
力を持たないのは最初に CMP 改修を行う7隻の巡洋艦だけになる。
2007.11.05
Inside the Navy
Fiest SSGN achieves IOC
<0723-110511>
米海軍が改修中のミサイル潜水艦 (SSGN) 4隻のうち、Ohioが11月1日に IOC となり、太平洋海域で運用を開
始する。 残りの Florida、Michigan、Georgia は来年3月以降に運用を開始する。
Ohio は1981年に就航した SSBN で、2005年12月に改修を終え154発の Tomahawk を装備し、ISR 能力を強化
するため ASDS (Advanced SEAL Delivery System) 小型潜水艦を搭載する。
2007.11
National Defense
Sonnding alarms
<0724-110026>
原潜の建造は通常、設計から15年を要する。 現在 Virginia 級潜水艦の設計が、2012年から2隻を建造する計画で進められており、
約3,000名の設計技術者を投入している。
2007.10.29
Inside the Army
DoD: Cuts would delay Joint High Speed Vessel delivery by a year
<0723-102902>
DoD は、議会に陸軍がFY-11導入をめざす JHSV (Joint High Speed Vessel) のFY-08要求$210Mの
完全復活を求めている。 議会は要求を$76Mに削減する決定を行ったが、DoD は現在中央軍が人員物資の輸送にリースを利用し
ているのは戦費上経済的でないとしている。
建造計画は二段階に区分され、FY-08の1/四期に数社を選定、4/四期に1社に絞り込み7隻以上を建造する計画である。
2007.10.22
Defense News
US Navy trims sub cost to $2 billion
<0722-102213>
米海軍は Verginia 級原子力潜水艦 2隻の建造を2012年に開始するが、2004年4月の段階では$2.4Bを超える
と見積もられた建造費を$2.05Bまで低減することで、再設計と建造計画の見直しを行っており150項目以上の設計変更が行われる。
設計変更には、Tomahawk 12発の収納発射装置を6発ずつのキャニスタ2基に変更したことが含まれる。
2007.09.17
Inside the Navy
Navy Carriers slated to support new aircraft in FY-08/09
<0721-091703>
米海軍はFY-08~FY-09に、11隻の空母に新たなヘリ及び航空機を装備し、戦力の強化を図る。 空母の飛行団には新たに F-18E/F を
装備し、ヘリコプタ部隊はこれまでの SH-60F 4機と HH-60H 2~3機から、MH-60S 8機の HSC (Helicopter Sea Combat) 飛行隊 及び
MH-60R 11機の HMS (Helicopter Maritime Strike) 飛行隊に替わる。
海軍は現在、STOV L型 JSF の空母搭載と運用時期について細部検討を行っている。
2007.06.25
Inside the Navy
Reliability improvements made to troubled Mini-sub for Navy SEALS
<0716-062504>
米海軍と SOCOM が昨年から行っている小型特殊潜水艦 ASDS (Advanced SEAL Delivery System) の信頼性改
善確認試験に第一段階が4月に終了し、5月に議会報告、12月から第二段階試験を予定している。
ASDS は信頼性に問題があり、DoD は2006年4月に計画の中止を決めたが、海軍と SOCOM は改善を条件に再開
発を要望おり議会も2007年予算法信頼性に関する報告を求めている。 改善による計画再開の可否は2008年中頃
に決定する。
2007.06.18
Defense News
USS Kidd joins Pacific Fleet
<0715-061806>
米海軍の Aegis 駆逐艦 DDG-100 Kidd が7月9日に就役し太平洋艦隊に配属される。
艦名は真珠湾攻撃の際、戦艦アリゾナで戦死した提督の名前で、全長511呎、全幅59呎、4基のガスタービンエンジンを備え速度は30kt
以上である。
2007.04.02
Defense News
US to push commonality, reduce ship types, systems
<0710-040202>
米海軍の艦艇建造30年計画では、2020年までに19種類27型式の艦艇を年間$14,4Bの予算で建造し330隻態勢を
構築する構想であるが、現実の経費は年間$20Bを越えると予測されることから、思い切った改革が検討されている。
NAVSEA で行われている経費見積もりでは、船体、エンジン、各種部品等の設計共通化により、艦艇を6種9型式に抑えることで大幅な
経費低減を図れるとしている。
2007.02
Jane's Missiles & Rockets
USN names 100th Aegis system bearer after 'father'
<0708-020013>
建造中で100隻目の AWS (Aegis Weapon System) 搭載艦となる DDG 108 は、'Aegis の父'と呼ばれている退
役海軍少将の名をとって WayneeE Meyer と命名される。
現在13隻の Aegis 艦が建造中で、1980年代に就役した Aegis 巡洋艦は Aegis OA
(Open Architecture) 改造により、耐用命数を20~25年延ばされる。 2006年末に Lockheed Martin社が IABM
(Integrated Architecture Behaviour Model) の試験を行い成功した。 IABM は SPY-1 レーダを連接して SIAP
(Single Integrated Air Picture) を得ようというもので、海軍の開発責任者は Aegis OA は SIAP 能力付与の鍵になるとしている。
2007.01.25
Inside the Pentagon
DoD fully funds Joint High Speed Vessel,sets CSAR-X baseline
<0705-012504>
DoD はFY-08予算に JHSV (Joint High Speed Vessel) の SDD を陸軍の要求通り盛り込むことを承認した。
JHSV は海軍及び海兵隊と共同開発する長距離高速船で、対テロ作戦での有効性が期待されている。
また、空軍の CSAR-X (Combat Search and Rescue-X) はFY-08に$277M、FY-09~13までに$735.4Mを承認した。
2006.11.27
Inside the Navy
Coast Guard will re-evaluate requirememts,design for OPC next year
<0702-112703>
米沿岸監視隊は次期巡視船である OPC (oOffshore Patrol Cutter) の要求性能の見直しを行い、2007年末
までに最終的な設計構想をまとめる。
OPC は2011年の完了をめざす Deeowater 計画の一環で、全長350呎、4基のディーゼルエンジンを装備して45日間行動できる。 沿岸
監視隊は OPC の要求が極めて海軍の LCS に類似しているとして、LCS の導入も視野
に入れていることを示唆している。
2006.10.04
Jane's Defence Weekly
US seeks participants for Stiletto trial programme
<0621-100414>
米海軍が国際協力で進めている M80 Stiletto 多胴船に関心を持っており、9月から2年間の計画で試
験を行う。
Stiletto は炭素樹脂製の船体で、排水量は60tである。
浅い海域での活動に適しており、吃水は停止時76.2cm、航行時45.7cmでしかない。 また全長26.8m、全幅12.2mにもかかわらず
185.8㎡の広いスペースを持つ。
推進は4機のディーゼルエンジンで、初期の試験で速力50ktを記録している。 航続距離は500nmである。
2006.10
International Defence Review
Carrier renaissance: new-wave design to maximise innovation
<0620-100006>
・CVN-77
CVN-21 は離艦レートを向上させることでソティー数の増大を図っており、最低要求ソティ数が Nimitz 級を15%上回
る160ソティー/日に、望成ソティー数が220に設定されている。
価格が$8.1Bとなる CVN-21 は Nimitz 級と同じ船体を使用するが動力が改善され、カタパルトを含む主要機能が電化
される。 一番艦となる CVN-78 の契約は2007年に予定され、引き渡しはFY-15の第4/四半期、Opeval は2018年8月に予定されて
いる。
・CVF/PA2
一番艦となる Queen Elizabeth は2010年に進水し、2013年に就役する。
今年一月に英仏両国は、フランスが CVF 計画に出資することで合意した。 フランスは CVF を元に次期空母
PA2 の建造を計画している。
2006.06
National Defense
Budge traps
<0615-060004>
米海軍は艦船長期計画で289隻から313隻に増強する方針を決めたが、これに伴い航空部隊
の削減を検討中でFY-08以降逐次具体化される。 既に海軍と海兵隊の航空部隊の合併が3年前に行われ
、艦載航空団の飛行隊数も6個から4個に減らされており、3,823機の航空機と182,000名の兵員がどのように縮小されるか依然不透明であ
る。
海軍航空部隊の1年間の経費は$40.4Bと見積もられ、うち$26Bが航空機調達に、残りが作戦と維持整備に充てられている。 因みに
F/A-18 E/F は1時間あたり$5,500を要する。
2006.05.22
Defense News
Two decades: a global naval snapshot
<0615-052201>
2007年での建造数は7隻、保有数は281隻と大幅に減少しているが、反面 Aegis 艦や艦載機の技術進歩には著しいものがある。
(以下略)
2006.05.15
Inside the Navy
House wants Pentagon to conduct design competition for mini Sub
<0612-051504>
米下院の軍事予算委員会は、FY-07予算法案で、DoD が中止を決めた海軍の特殊潜水艦 ASDS (Advanced SEAL
Delivery System) について、設計変更して計画を継続することを求め、$10Mを計上した。
ASDS は Northrop Grumman社をプライムとして初号艇が2003年7月に完成したが、信頼性に問題を生じ2号艇
、3号艇の製造をこの4月に計画中止を決定していた。 議会は2007年6月1日までに競争提案の結果を報告するよ
う求めている。
2006.04.03
Yahoo
共同通信記事
<0608-040301>
米政府が、オハイオ級戦略原潜12隻すべてに、核弾頭と通常弾頭トライデントを一体配備する計画であること
を、米戦略軍当局者や議会筋が2日に明らかにした。
議会や専門家の間では、通常型と核搭載型の発射が中国やロシアなどに混同され、核使用にエスカレートする恐れを指摘する声が出て
いる。
2006.02.15
Jane's Defence Weekly
Taiwan claims US Navy is sabotaging SSK plans
<0605-021501>
2001年4月にブッシュ政権が台湾に約束した8隻のディーゼル型潜水艦の売却はまだ実現していないが、これに
ついて台湾は米海軍が国内でのディーゼル潜水艦建造を嫌がっているためとして抗議している。
台湾は、もし米国内でディーゼル潜水艦を建造すると、沿岸戦のためには原潜よりディーゼル潜水艦の方が良いとの
国内の批判を強めることを米海軍が嫌っていると見ている。
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
Ohio completes initial sea trials after SSGN conversion programme
<0605-020029>
SSGN に改装されていた Trident 原潜の一番艦である Ohio は、改装を終え最初の洋上試験を終了し
た。 残る Michigan、Florida、Georgia の三隻は目下改修中で、2007年までには完了
する。
各 Trident 原潜は24基の Trident 発射管のうち22本を、Tomahawk を7発ずつ搭載する発射機に換装し最大154発
を搭載すると共に、残りの2基を SOF 用の look in/lock out チェンバに使用する。 SSGN には60名の SOF 隊員が乗り込む。
2006.02
International Defense Review
USS Ohio emerges after convension
<0604-020003>
SSBN から SSGN に改装される4隻のうち、一番艦となる Ohio が改装を完了し、GD社の Boat's 造船
所に姿を現した。
SSGN は154発の Tomahawk を装備し、66名の SOF 隊員を乗せることができる。
2005.11.30
Jane's Defence Weekly
High-speed sealift project progresses
<0524-113002>
米海軍の JHSV (Joint High Speed Vessel) 計画は、その要求書が DoD で承認され、進められることになっ
た。 JHSV は歩兵中隊の人員装備又は大隊の人員を、戦域から戦域に輸送する高速輸送艦で、民間の高速フェ
リーの転用が考えられている。
要求は2005年中にまとめられ、FY-08での調達が見込まれている。
2005.11
National Defense
Navy's High-Speed Vessel aids relief effort
<0522-110002>
米海軍はメキシコ湾岸でのハリケーン後の救援を支援するため、HSV-2 Swift を派遣した。
派遣目的はメキシコ湾岸海軍艦艇への救援物資の再補給にあり、極めて効果を発揮、将来高速輸送船の有効性を実証した。
HSV-2 Swift は海軍が豪州 Incat社からリース契約して輸送及び対潜任務での実験を行っている高速輸送船
で、本来はカーフェリーとして製造された。
【主要諸元等】
・船 体: アルミ製カタマラン型
・全 長: 321.5ft
・全 幅: 88.6ft
・喫 水: 11.5ft
・最高速度: 45kt以上
・航続距離: 4,000nm以上
・搭載重量: 約605t(又は海兵隊員250名)
・貨物デッキ:約28,740平方呎
・フライトデッキ:4,000平方呎(MH-60S 2機を格納)
・搭乗要員: 42名
海軍以外に陸軍、海兵隊も同様の構想を持っており、DoD は計画の統合化を決め、2005年1月から海軍主導の JHSV
(Joint High-Speed Vessel)計画として研究を開始した。 予定では2007年に RfPを発簡、2010年~2011年の装
備化をめざす。 1隻あたりの価格は$200Mを見積もっている。
2005.06.08
Jane's Defence Weekly
US Navy to press ahead with new aircraft carrier
<0512-060804>
米議会が艦船建造費の鰻登りの高騰を抑制しようとしているのを受け海軍は、次期空母 CVN-21 初号艦建造費
は現在建造中の CVN-77 Nimitz 級空母を継続生産するより安価であると主張し、計画を推進しようとしている。
しかしながら CVN-21 初号艦の現時点での見積価格は$13.7B、2番艦以降が$8.1Bであるのに対して、CVN-77 は$8.4Bである。
2005.06.06
Defense News
DoD cancels review of healthy CVN 21 program
<0515-060604>
6月初めに予定されていた米海軍の次期空母 CVN 21 の開発時程に関する DAB 審議は、計画が順調に進んでい
るとして中止され、代わりに DoD 調達担当次官への計画説明が6月中旬に行われる。
CVN 21 は Nimitz 級の後継となる原子力空母で、2008年からの建造を目途に、現在設計作業が行われており
、開発導入経費は総額$13.7B、内$5.6Bが設計開発に、$8.1Bが建造に充てられる。
因みに2008年に就航する最後の Nimitz 級空母 CVN 77 の建造費は$8.4Bである。
2005.06
世界の艦船
米 LCS 2案の技術的特徴
<0509-060004>
・Lockheed Martin社案
半滑走型モノハル船体で高い運動性を確保した。 全速走航で360゚回頭を8船長以下で、全速までの加速を2分
以内、30ktからの停止を3船長以内で実現する。
搭載装備は高度にモジュール化され、砲を VLS 発射機に換装するのも比較的容易である。
・General Dynamics社案
三胴船船体により広いデッキを実現した。 任務に応じたミッションモジュールは飛行甲板及び格納庫下のス
ペースに収納する。
モジュールの積載卸下は右舷側から Ro-Ro 積載が可能である。
┃ ┃ LockMart案 ┃ GD 案 ┃
┣━━━━━╋━━━━━━━━╋━━━━━━━━┫
┃満載排水量┃ 3,000t以下 ┃ 2,675t ┃
┃全 長┃ 115m ┃ 127.1m ┃
┃全 幅┃ 13m以上 ┃ 30.4m ┃
┃最高速力 ┃ 45kt(満載) ┃ 50kt以上 ┃
┃ ┃50kt以上(軽荷)┃sprint速度 47kt┃
┃主 兵 装┃ RAM、57mm単装砲┃ RAM、57mm単装砲┃
┃セ ン サ┃将来は SPY-1F/K ┃ Sea Giraffe MFR┃
┗━━━━━┻━━━━━━━━┻━━━━━━━━┛
2005.05
International Defense Review
... and Standard hits
<0510-050006>
Aegis Weapon System Baseline 7 Phase 1 を装備した米海軍の DDG-92
Momsen が3月7日に SM-2 の発射試験を行い、7発の SM-2 が亜音速、超音速の各種標的の迎撃に全て成功した。 発射されたの
は SM-2 Block Ⅲ、Block ⅢA、
Block ⅢB の各種であった。
合わせて ESSM の迎撃試験にも成功した。
2005.04.27
Jane's Defence Weekly
Doubtes over UK CVF in-service date
<0510-042704>
2012年と2015年の就役が予定されている英海軍の次期空母 CVF は、BAE社に派遣されていた Thales社等の技術者が引き上げたため
計画が遅延している。
英国防省は、就役時期は予定通りであるが、実運用開始時期は2005年末に行われる Main Gate で決定されるとしている。
2005.04.06
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin explores new roles for C-130Js
<0508-040607>
2004年12月に米 DoD が C-130J の計画を大幅縮小(160機予定していた C-130J を52機に、20機予定の KC-130J を8機に)する決定を
下のに対して、Lockheed Martin社は新たな C-130 の需要を狙って提案を行っている。
その一つが KC-130J Sea Herk で、将来装備が計画されている RSLS (Rapaid
Strategic Lift Ship) に搭載可能であるという。
全長366mの RSLS には5機の Sea Herk が搭載可能で、13,600kgを搭載して300nm(増槽を外装)、10,400kg
を搭載して2,000nmを飛行できる。
【註:】
20万t級タンカー"出光丸"の全長は342mである。
2005.03.07
Inside the Navy
Navy to use lessons from X-craft effort to shape LCS program/td>
<0513-030705>
米海軍の実験船 X-craft の試験が今後12ヶ月~18ヶ月行われ、その成果は LCS Flight 0
及び Flight 1 に反映される。
X-craft は LCS のリスク低減に資する代用試験船として、2003年から試作している速度50kt以上のアルミ双胴試験船
で、センサ形状、船外兵器、ヘリ搭載、停泊要領等の最適化を試験する。
進水式は2月末に行われ、海軍は X-craft を Sea Fighter と命名、初号艦に FSF-1 の船体番号を付与した。
2005.03.07
Inside the Army
Army,Navy program merges into Joint High Speed Vessel
<0513-030702>
米陸軍の TSV (Theater Support Vessel) 計画と海軍の HSC (High Speed Connector
) 計画が統合され、JHSV (Joint High Speed Vessel) 計画として今年1月から海軍主導で進められている。
計画では、開発をFY-08 2/四期まで行い、会社選定を行った後製造を開始、FY-10 4/四期に初号艦の完成をめざす。 計画統合によ
り、船体の共通化、統合 C4ISR 機能、LSC の低減等が期待される。
2005.02.14
Defense News
Carrier cuts and more
<0512-021402>
DoD のFY-06予算要求によると、2006年~2009年の艦船建造は当初の38隻から27隻に削減
されている。
2月7日に公表された議会へのFY-06要求では、海軍の艦船建造は4隻、航空機は138機に削減している。 このうち
LCS は2隻建造予定が1隻を次年度へ繰り越し、DD(X) は
2007年以降に建造を延期、次期空母 CVN-21 も2007年から2008年に建造を延期
している。
海軍仕様の JSF の調達も大幅に削減されており、FY-07は0、FY-08は16機から10機に、FY-09の40機は32機に
削減されている。
2005.01
International Defense Review
US nurtures its nuclear family
<0503-010013>
冷戦終結と共に、米海軍の潜水艦はその役割を変えようとしている。
冷戦時代に設計された最新の攻撃型原潜 Seawolf級の3番艦である SSN-23 Jimmy Carter は
情報収集艦に改造され、11月19日に最初の洋上試験 'alpha sea trial' を終了した。 同艦の詳細は公表されていないが、今までで
最も大がかりで高価な情報収集プラットフォームである。
4隻の Ohio級 SSBN は SSGN に改造され、24基の Trident発射管のうち22基
は、Tactical Tomahawk 7発入り発射管に換装される。 残りの2基は閉鎖されてドライデッ
キシェルタと、 Advanced SEAL Delivery System となる。
一番艦となる Ohio の洋上試験は2005年に開始される。
2004.11.22
Inside the Navy
X-Craft to undergo 'Significant' upgrades before spring delivery
<0503-112204>
米海軍 0NR が昨年から試作中の高速実験船 X-Craft (Litral Surface Craft-Experiment) の設計変更が明らかになった。
X-Craft は当初の設計より大幅な性能改善が行われ、C4I システムの改善による船内 CIC の機能強化、夜間操船用ナイトビジョンの装
備及び乗り組み員座席の衝撃緩和等が追加される。
X-Craft は速力50kt以上アルミ双胴の沿岸試験船で、2005年4月30日に納入を予定、秋から海軍及び沿岸警備
隊の要員により、船体構造、流体性能、推進システム等の各種試験が開始される。
2004.10.11
Inside the Navy
X-craft to include Navy and Coast Guard crew for operational tests
<0423-101104>
米海軍 ONR が試作中の高速実験船 X-Craft の操用試験準備が海軍と沿岸警備隊の要員により11月初めから行
われる。
X-Craft は Littoral Surface Craft-Experiment とも呼ばれるアルミ双胴試験船で、速度は50kt以上。 沿
岸での高速航行に必要な船体構造、流体性能及び推進システム等について様々な試験を行う。 乗員は最大26名で、沿岸警備隊は10名で
の運用を要望している。
X-Craft は Titan社が昨年$59.9M で試作を受注、2005年2月に進水し4月30日に納入する計画となっている。
2004.06.30
Jane's Defence Weekly
Australian destroyers, radars to form part of US missilee shield
<0413-063001>
オーストラリアと米国は7月上旬に、今後25年間にわたる防衛協力の MoU に調印する。 当初の協力分野は BMD の共同研究、開発及び
試験評価であるが、米国は豪国の Jindalee OTH-R、米豪が共同運用中の Pine Gap 地上中継局、及び豪海軍が
Sea 4000 計画で調達する AWD (Air Warefare Destroyer) に強い関心を持っている。
AWD は弾道弾迎撃機能は持たないが、装備するレーダが弾道弾を捕捉し、その情報
を迎撃機能を有する米海軍の艦船に送る構想である。 もっとも AWD は将来 VLS を装備するスペースを持っている。
(註:AWD の候補には西海軍の Alvaro De Bazan級 (F100) Aegisフリゲート艦、独海軍の Sachsen級 (Type F124) フリゲート艦、
米海軍の Arleigh Burke級駆逐艦が挙がっており、2005年中頃に機種選定が行われる。)
2004.06.02
Jane's Defense Weekly
Northrop wins CVN-21 contract
<0411-060206>
米 DoD が5月21日に、$1.39Bにのぼる CVN-21 原子力空母の建造契約が Northrop Grumman社と行われたこと
を明らかにした。
契約期間は3年間で、その間に省力化、軽量化、及び出撃間隔の短縮などの技術開発が行われる。
2004.04.19
Aviation Week & ST
Charc-infested waters
<0408-041905>
Lockheed Martin社は新型の攻撃用舟艇 Charc (Covert,two-man,High-speed Attack and Reconnaissance
Craft) の構想を明らかにした。
Charc は自爆ボートやディーゼル潜水艦の攻撃や機雷の除去を目的とするステルス型舟艇で、高速航行及び索敵時には翼を折りたたみ
、浅瀬を航行する場合は翼を展張する。
Charc の全長は36ft、両翼端に2,600~3,000馬力のエンジンポッドを装備し、航続は30~40時間、最大速度は50kt
を目指している。
Charc にはステルス航空機や攻撃ヘリの技術が数多く適用されており、2名乗りのコックピットは MH-60R/S から、機体形状は F-117
と RAH-66 の技術を適用している。
武装は20mm機関砲と Hellfire 8発で、任務によっては片方のエンジンポッドを4発の Mk 54 魚雷に交換する
ことも可能である。
2004.04.14
Jane's Defence Weekly
CHARC design modified
<0408-041406>
Lockheed Martin社が特殊部隊の行動用に開発している CHARC (Covert High-Speed Attack and
Reconnaissance Craft) に、浅瀬で行動する 'Very Shallow Water' モードが加えられた。
CHARC にはこの他に 'High Speed'、'Loiter/Reconnaissance'、'Launch and Recovery' の3モードがある。
2004.02
International Defense Review
US Navy proceeds with SSGN conversion
<0404-020007>
米海軍の Ohio級 SSBN を SSGN に改造する計画は、既に$222Mで Ohio の契約がなされ、$152Mで
Florida、Michigan、Georgia のオプション契約がなされている。
Ohio の改造工事は2003年11月に開始されており、Florida の工事も2004年4月に開始される。
両艦ともFY-06に改造を完了する。 改造工事は核燃料棒交換に伴うオーバーホールの一環として行われてい
る。
2004.02
軍事研究
特 集
<0402-020001>
① 近未来航空戦兵器
無人化、コンパクト化、ビーム武装化
② 近未来の巨大軍用機
親子機、全翼機、変形翼機、地面効果機
③ プレデタ無人機と JDAM
④ OICW は歩兵用火器の未来を見せるか?
⑤ 新コンセプトの近未来型軍艦
速力50ノット超級、複数船体、ステルス技術
⑥ 対テロ用発達型ロボット軍団構想
⑦ 近未来兵器出現後の戦争と軍隊
⑧ 艦載用フェイズドアレイレーダ
2004,01.22
Inside the Pentagon
Initial missile defense ship will be restricted on air defemse
MDA は、2004年に運用を開始する6隻の Aegis 駆逐艦の任務は、当初 SM-2 と CIWS
による艦隊防空のみに制限されることを明らかにした。
これは弾道ミサイル防衛に必要な BMD コンピュータソフト 3.1 が完成していないためで、艦隊防空とミサイル防衛の2つを同時に遂行
するのは2006年夏以降になるとの見通しを明らかにしている。
この間、Aegis艦はミサイル防衛に関し長距離監視と地上から発射された迎撃ミサイルの追随を行うこととなる。
2003.10.27
Defense News
U.S.,Eulope join to build Littoral-Ship arms
英、米、仏、独、伊5ヶ国の兵器調達局長が一同に会して沿岸で戦闘する艦艇に搭載する装備の研究を共同で
おこなうための協議を伊で近日中に開催する。
合意が得られれば総額$11.7M、15~18ヶ月の共同研究を行い、各国は1~2項目の技術研究を担任する。 成果は各国の艦艇に適用され
、共通の兵器システムを装備する可能性がある。
各国企業はこの計画に積極的で、説明会には11ヶ国から43社、130名が参加、提案は60件以上にのぼっている。
2003.10
軍事研究
巨大トマホーク攻撃原潜の誕生
18隻あるオハイオ級 SSBN のうち10隻は射程12,000kmのトライデントⅡ (D5) を搭載するが、旧型の8隻は射程
7,400kmのトライデントⅠ (C4) 搭載である。
この旧型8隻のうちでも新しい4隻は2000年からトライデントⅡ (D5) への換装が進められ引き続き SSBN として使用されるが、
最も古いオハイオ、ミシガン、フロリダ、ジョージアの4隻が SSGN/SEAL母艦に改装される。
SSBN を SEAL母艦としたのはポセイドン SSGN 2隻で過去に行われている。 また、トマホーク SSGN への換装は、かつて老朽化した
ポラリス SSBN で行われようとしたことがあった。
2003.09.01
Inside the Navy
NUWC,Raytheon propose ACTD to launch AIM-9X from submarines
米海軍と Raytheon社は、AIM-9X AAM を対潜へりや哨戒機等を標的潜水艦から発射する研究
を、FY-05から ACTD で具体化する準備を進めている。
当局は細部について言及を避けたが、AIM-9X を潜水艦の Harpoon カプセルから発射する構想で、収納発射機
能と水中からの発射機能が技術課題とされる。
2003.08.06
Jane's Defence Weekly
Small ships, broad horizons
・TSR-3D/16 (G-band)
長距離監視、水上/対空監視、対空早期警戒、対シースキマの4モード
・MRR-3D
自衛 (30rpm)、通常監視(10rpm)、長距離監視(10rpm)の3モード
・MW08 (G-band)
・SMART-S Mk2
・Sea Giraffe AMB
・AWS-9(3D)
・SPY-1K
・Positiv-ME1.2 3-D (I-band)
・Pregat-MAE-4K (H-band)
2003.07.21
Defense News
Meet the Regan
同空母はこれまでの Nimitz 級空母に比べ1,300ヶ所以上の設計変更が行われており、耐用命数は50年を予定している。
(以下艦橋、甲板及び光ファイバーを用いた通信ネットワーク等の紹介、細部略)
2003.07.21
Inside the Navy
Navy lays out plan for UCAV integration with Carrier systems
米海軍は空母に搭載する UCAV の地上試験を2006年に、空母での試験を2008年に実施したい意向を示している。
DARPA は海空軍の UCAV 計画を統合した J-UCAS の開発を行うが、空軍が進めてきた X-45 と、海軍の
X-47 の取り扱いについては現段階では明確になっていない。
J-UCAS には搭載重量4,500-lb、2ヶ所の弾倉を持ち滞空時間12時間以上が要求され
、大きさはほぼ F/A-18 に匹敵するとされるが、海軍は空母上での離発着や制御には多くの技術的課題があるとし、早期の機種決定を望
んでいる。
2003.05.12
Defense News
Blueprint sent for US carrier
米海軍の Nimitz 級空母に代わる次世代空母 CVN-21 の設計構想の青写真がこのほど、Northlop Grumman 社か
ら海軍に提出された。
CVN-21 は2007年から建造を開始、2014年の就航を予定し 2064年まで運用する計画となっている。
DoD は技術開発に年間$200Mを投入するが、総経費は今後10年間に$3Bに達するとみられている。
2003.03.24
Inside the Navy
Carriers PEO: CVN-21 to be most survivable Carrier in the fleet
米海軍は次期空母 CVN-21 の開発構想の概要をこのほど明らかにした。
CVN-21 は生存性を強化するため、船体に高強度鋼を使用、特に魚雷や対艦ミサイル防護のため、弾庫と燃料タンクの装甲性を高めてい
る。
計画では搭載する近接兵器システムに現在研究中の高出力レーザーや電磁兵器を将来装備する予定だが、V-22
Osprey を艦上機とする予定はない。
当局は 2004年に細部設計を開始、2007年から建造を予定し2014年の就役を目指している。
2003.03.24
Defense News
US Navy nears decision
米海軍は間もなく220機の航空機を離発艦できる大型の次世代空母 CVN-21
の運用要求を完成、8月に ROC と OSD への報告を予定している。
CVN-21 は原子力空母で、搭載機には F/A-18E/F と JSF を予定、飛行甲板は Nimitz より広く、出力は25%アップし電力供給量は3倍と
なるが、所要人員と整備維持コストはこれまでの半分になる。
計画が承認されれば、海軍は細部設計を今年中に開始し、2007年に建造を始め、2014年の就役を目指す。
2003.03.12
Jane's Defence Weekly
X-Craft catamaran will test new technologies
ONR (Office of Naval Reaserch) は Titan社に$59.5Mで、高速双胴実験船 'X-Craft' 開発を発注した。 この契約
は昨年8月から開始された6ヶ月間の design definition に続くものである。
X-Craft は、かつて LSC-X と呼ばれていた計画で、最高速度 50kt の 1,000tアルミ船体船
で、 Sea State 4 でも 40kt が出せ、20ktで4,000nm航行の外航能力が要求されている。
2003.03.10
Inside the Navy
NATO purchases Bluefin UUV for mine reconnaissance missions
NATO は機雷捜索用の UUV (Unmanned Underwater Vehicle) Bluefin OdysseyⅢ を1台
$3.7M で試験的に購入した。
NATO は数年以内に海軍に機雷専門の偵察部隊を組織する計画をもっており、Bluefin 購入はその準備となる。 納期は 2004年6月。
Bluefin は米海軍研究所が 10年にわたり開発を行ってきた UUV で、リチューム蓄電池を用いスクリューで推進する。 GPS、各種セン
サー及びソナーを搭載し、機雷探知の他、海面下の捜索と水質サンプリングを行うことができる。
2003.03
International Defense Review
USN to fit vertical-launch ESSM on large-deck ships
米海軍は、空母や LHD (註:Wasp 級等、全通飛行甲板を有する揚陸艦)
搭載の ESSM 発射機として、当初は Mk 29(改)を考えていたが問題があるため、そに代わる発射機を
検討している。
空母では右舷のスポンソン(張り出し部)の前後部に、LHD ではデッキの前後部に、12発入り発射機を1基ずつ
配置する。
Lockheed Martin社は Mk 41 VLS の Mk 25 セルを分離して4発入り発射機 QPELS (Quad-Pack ESSM
Launcherを作り、これを3基配置して12発発射機とする提案を行っている。
一方 Raytheon社は Mk 56 を元にした DPELS (Dual Pack ESSM Launching System) を提案している。
(註:関連記事 JDW 2002.11.13 )
2002.12.16
Inside the Navy
Hamilton:LCS will be designed,employed,ditched like aircraft
米海軍の艦船開発計画副局長 Hamilton 提督は先週、海軍技術者会議で講演し、LCS (Littoral Combat Ship) の設計
は戦闘機と同様の考え方で行うべきとの見解を述べた。
同提督はこれまでの艦艇設計は如何に艦船を防護するかを追求してきたが、戦闘艦の設計と展開運用は航空機と同様、クルーの生存性
を重視する必要性を強調した。
2002.12.04
Jane's Defence Weekly
Vessel payloads: the navy's vision
米海軍は、SSBN を改造する4隻の SSGN に搭載する武器の検討を FY-05 に行う。
搭載武器には UAV, UUV の他、侵撤弾頭又は散布子弾搭載の TLAM 、非殺傷弾頭や HPM も弾頭とし
て考慮した Tactical Tomahawk、及び侵撤弾頭、散布子弾、
LOCAAS 等を弾頭とする TACMS が検討対象となっているが、新規ミサイル開発の
考えはない。
2002.12.04
Jane's Defence Weekly
Structual redesign to give Virginia subs more punch
30隻建造が予定されている Virginia級潜水艦は、2012頃就役する9又は10番艦から、画期的
な次世代潜水艦になる。
新型艦は各種武器等の搭載が可能で、積み替えが速やかにできるように、中部胴体がU型の構造になる。
搭載される武器等は、
・攻撃武器
・UAV, UUV
・偵察、情報、通信装置
・特殊部隊作戦支援用の装備
等となる。
2002.11.11
Defense News
US Navy proposes split funding for ship programs
米海軍は FY-04~09 の予算計画で艦船の開発建造を分割予算とする方式を採用したが、政府や議会の予算担当者から
は全体像が不透明になるとして反対する声があがっている。
これまでの方式では初年度に全予算を充当していたが、海軍は 2年単位で予算を分割すると共に主要な研究開発にも充分な予算を振り
向けるとしている。
┃ Class ┃2004┃2005┃2006┃2007┃2008┃2009┃Total ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃CVN(X) ┃ ┃ ┃ ┃ 1 ┃ ┃ ┃ 1 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃SSN-774 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 2 ┃ 2 ┃ 2 ┃ 9 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃DDG-51 ┃ 3 ┃ 3 ┃ 1 ┃ ┃ ┃ ┃ 7 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃DD(X) ┃ ┃ 1 ┃ 1 ┃ 1 ┃ 2 ┃ 3 ┃ 8 ┃
┣━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━┫
┃LCS ┃ ┃ 1 ┃ 1 ┃ ┃ 2 ┃ 4 ┃ 8 ┃
┗━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━━┛
2002.11
International Defense Review
SSGN conversion
米海軍は GD 社と Trident SSGN を対地攻撃潜水艦に改造する設計契約を$443Mで行った。
4隻の改造予定艦の一番艦となる Ohio の改造は、GD社の製造する改造キットにより海軍工廠が行い、2007年
就役を予定している。
2002.10.07
Defense News
US Navy prepares for Sub convertion
米海軍はオハイオ級弾道ミサイル発射潜水艦 SSBN 4隻をトマホーク発射及び特殊部隊 SEALs の派遣用の SSGN に改
修する準備を行っている。
計画では Trident ミサイル発射管をトマホーク用に改修し、1つの発射管に7基のコンテナを収めることで154発以上
のミサイルを塔載できるほか、SEALs 4個小隊以上を輸送するとしている。
総経費は $3.5B で、海軍は General Dynamics 社と基本設計と改修部品等に関する契約を5年間 $443M で締結した。
最初の改修作業は2003年10月に開始する予定で、これに先立ち海軍は来年1月に SSBN のTrident 発射管から
トマホークを試験発射する模様。
2002.10
International Defense Review
Skunk Works show UAV stripes
Lockheed Martin社の Skunk工場では、各種 UAV の研究を積極的に実施している。
・URAV (Unmanned Reconnaissance Air Vehicle)
翼端長60mで超音速飛行
・安価型 UCAV
戻ってくる JASSM の様な物
・MPAV
SSGN に改装される4隻の Ohio 級 Trident型潜水艦の Trident発射管から潜航中にロケットで発射。
潜航中の艦に回収。
SDB や LOCAAS 等450kg級の武器を搭載。
・Sentry Owel small UAV
・UCAR (Unmanned Combat Armed Rotorcraft)
・F-35 JSF の無人機型
有人機型の80%のコスト
・MAS (Morphing Aircraft Structures)
作戦段階に応じて機体形状を変える UAV
アスペクト比を200%、翼面積を50%、翼捻れ角を5゚、後退角を20゚可変
2002.08.21
Jane's Defence Weekly
Submarine-launched payloads revealed
米海軍はトライデント装備の Ohio級、将来は Virginia級 SSBN を SSGN に改造するのに伴い、搭載ミサイル等の検
討が進められている。
検討されているミサイルには、UUV (Unmanned Underwater Vehicle) や、陸上から発射され潜水艦からコントロールされる UAV などが
含まれている。
長期的には、潜水艦の発射管からロケットで発射され潜行中の潜水艦に回収される MPAV (Multi-Purpose Air
Vehicle) というステルス UAV が考えられている。
MPAV は1,000-lbの搭載能力を持ち、LOCAAS や
SDB を搭載し、600nmの戦闘行動半径を有する。
この他、ATACMS の洋上発射型である、FLAM (Future Land Attack Missile)
も検討されており、2004年1月に試験が予定されている。
2002.05.20
Aviation Week & ST
Senate boosts aviation, chops missile defense
米上院の装備委員会は FY-03 予算でブッシュ政権の要求に比し、航空機関連予算の大幅な増額とミサイル防衛予算の
減額を要求した。
同委員会は JSF、F-22、C-130J の他 Apatch 等攻撃ヘリを含む航空機に $14B 以上を次年度に割り当ている反面、ミサイル防衛予算は
$812M を削減し、その内約 $700Mを攻撃用潜水艦等の艦船建造費に振り分けている。
2002.04.01
Inside the Navy
Northrop, Lockheed seek to add ATACMS launch capability to SSGN
米海軍が攻撃型原子力潜水艦 SSGN を改造して ATACMS の発射機
能を加える計画が明らかになった。
これは Northrop、Lockheed Martin 両社の関係者によるもので、社内研究は既に進められ、FY-04 には ACTD (Advaced Concept
Technology Demonstration) を計画、予算要求を行う。
なお、SSGN 改の IOT&E は FY-07 に予定されており、同艦からの発射能力試験はそれ以降となる模様。
2002.03.25
Inside the Navy
NWDC seeks solution to unmmaned vehicle launch-recovery program
米海軍の NWDC (Navy Warfare Development Command) が主催する研究会議で、無人水上艦
の大きさや形状について基準を設ける検討を進めることが合意された。
これは無人艦の艦船からの発射/回収システムを開発する以前に無人艦の基準を設ける必要性から行うもので、NSSC、NASC、NUWC 等海
軍の各機関が参加した。 民間企業は参加していない。
2002.03.06
Inside Missile Defense
Navy guidance: upgrade Aegis, then move to an open architecture
このほど公表された米海軍の長期事業計画 Surface Combat System Baseline Plan から、Aegis の改善など、水上
戦での重点項目が明らかになった。
計画指針には今後 10年間に Aegis 戦闘システムを改善することや ACDS (Advanced Combat Direction System)、
SSDS (Ship Self Defense System) 及び CEC (Cooperative Engagement Capability) の装備化推進等が盛り込まれている。