2024.06.16
03:00Military Times
US Army names air defense system after soldier killed in Vietnam
<2407-061601>
米陸軍は1970年3月12日にベトナムで、豪内に投げ込まれた敵の手榴弾に覆い被さり味方兵を護って戦死したスタウト軍曹にちなんで、M-SHORADをSgt. Stoutと命名した。
スタウト軍曹は米陸軍防空砲兵で、唯一のMedal of Honor叙勲者である。
50kWレーザDEWも装備するStrykerを元にしたSgt. Stoutは、最近米中央軍に配備された。
2024.05.09
00:05Inside Defense
Army issues RFI for M-SHORAD increment 4
<2406-051001>
米陸軍が5月8日にM-SHORAD Increment 4のRfIを発簡し、歩兵を支援する防空能力が求められていると述べた。
陸軍によると、M-SHORADは、回転翼、固定翼、無人システム、ロケット、大砲、迫撃砲の脅威に対する機動部隊の防空を提供するように設計され、Increment 4には、C-130で輸送可能で、空中投下とスリングロードでの輸送が可能なことが求められている。
2023.04.26
Jane's Defence Weekly
US Army plans to develop new smart munition for M-SHORAD chain gun
<2306-042604>
米陸軍がM-SHORAD Inc 3が装備するXM1223複モード近接曳火射撃30mm弾 (HEP) の開発を2024年に開始する。
陸軍は既にM-SHORAD Inc 3用としてStingerに代わるNGSRIの開発を進めており、XM1223は第2弾となる。
M-SHORADでは現在XM1211HEPとXM1198HEDP弾を使用しているが、XM1223は対人、対小型UAV、対軽素材目標用で、近接信管により高クラタ環境で空中破裂すると共に、二次被害軽減のため自爆機能も有する。
2023.04.12
14:11Inside Defense
Following test delays, Army shifting Long Range Hypersonic Weapon funding to M-SHORAD
<2305-041211>
米陸軍省のマッコード監察官が1月26日、FY22に先進技術開発に計上された$29.6Mの流用を要求した。
これはLRHWの試験が計画通り進んでいないことから、その予算をM-SHORADに廻そうというものである。
2023.03.23
14:28Inside Defense
Army official: Some M-SHORAD money in FY-24 request was reapplied for other modernization priorities because technology was 'not quite ready'
<2304-032307>
米陸軍の当局者が3月23日に米陸軍協会 (AUSA) 主催の会合で、FY24でMSHORADとして計上した経費の一部は、MSHORADがまだ技術的に完成していないことから他の近代化計画に流用されたと述べた。
2022.07.13
Jane's Defence Weekly
.... and eyes enhanced M-SHORAD capability to target ground threat
<2209-071306>
米陸軍ではM-SHORAD装備部隊から対地射撃用のハイテク弾を求める声があることから、現有のXM1198両用HE弾より高精度、高効果、高信頼のMMPA弾をFY24から開発するとしたSSMを6月27日に発簡した。 企業の回答期限は7月29日にされている。
MMPA弾はXM914砲(註:M230 30mm単砲身機関砲)から発射される触発信管と近接信管を有する30×113mm弾で対空だけでなく対地射撃もできるようになる。
2022.06.14
17:47Defense News
Lockheed may repurpose its Joint Air-to-Ground Missile for air defense
<2207-061408>
Lockheed Martin社がEurosatoryの会場で、米陸軍のM-SHORADにHellfireに代えてJAGMを搭載する検討を行っていることを明らかにした。
Hellfireシリーズの後継として固定翼/回転翼機搭載ASMとして開発された2モードシーカのJAGMは陸軍と海兵隊が要求している洋上破壊力が要求を満たさなかったことからまだ本格量産 (FRP) になっていないが、陸軍は2022年夏には本格量産開始の決定を予定している。
またLockheed Martind社は自社経費で、射程を2倍近い16kmに伸ばす開発も行っている。
2022.04.14
11:59Inside Defense
Army UPL would reverse Abrams, M-SHORAD cuts from budget request
<2205-041409>
米陸軍が、FY23予算要求に盛り込まれなった$5.1Bにのぼる優先度が高い項目リスト (UPL) からAbrams MBTとM-SHOORADを外した。
2022.03.30
21:00Defense News
US Army's short-range air defense capability will grow to a battalion by year's end
<2204-033018>
米陸軍が1Q/FY23としていたM/SHORAD大隊の欧州配置を繰り上げて4Q/FY22とすることを明らかにした。
陸軍は既にIM/SHORADを装備した1個小隊を駐独(註:第10 AMD 司令部隷下の)第4防空砲兵連隊第5大隊 (5-4ADA) に編成している。
2021.08.18
National Defense
Just In: Army on track to deliver laser weapon prototype in 2022
<2109-081805>
米陸軍の当局者が8月18日、50kW級レーザをStrykerに搭載してUAV、回転翼/固定翼機、ロケット弾/迫撃砲弾から旅団戦闘団 (BCT) を防護するDE-MSHORAD計画が一歩前進したと述べた。
陸軍は今夏、オクラホマ州Ft. SillでDE-MSHORADの'shoot-off'を実施し、FY22に当初型の4両が配備するという。
2021.08.18
Defense News
Northrop bows out of competition to build laser weapon for Strykers
<2109-081804>
米陸軍のDE-MSHORAD計画からNorthrop Grumman社が脱落した。
今まで公表されていなかったが、2020年末に行われた50kWレーザモジュールをSHORADに搭載した試験でNorthrop Grumman社のシステムは火災を起こし、修復後1月に試験を再行したものの再び故障を起こしていた。
DE-MSHORADではNorthrop Grumman社とRaytheon社が競ってきたが、両者ともStryker社はGDLS社が、パワー及び熱管理システムは2020年10月にHoneyWell社に買収されたネバダ州のRocky研究所が担当している。
2021.08.11
Inside Defense
Directed Energy M-SHORAD to appear at Project Convergence 21
<2109-081106>
米陸軍Rapid Capabilities and Critical Technologies Office室長のサーグッド中将が宇宙防衛及びAMDシンポジウムで8月11日、DE-MSHORADがshoot-offを終え、今秋実施されるProject Convergence 21演習に参加すると述べた。
2021.05.06
Inside Defense
Kord completes Directed Energy M-SHORAD prototype
<2106-050608>
米陸軍副参謀総長マーチン大将が4月29日にKord社を訪問してDEM-SHORADが迫撃砲弾を追随する試験の映像を見て、陸軍がFY22にDEM-SHORAD 4両を配備する方針に変更はないと述べた。
【註】
DEM-SHORADは在欧米陸軍への装備が開始されたMSHORADの暫定型であるIM-SHORADに続くIFPC次世代型IFPCInc2の1種類で、レーザ兵器が搭載される。
2021.05.05
Jane's Defence Weekly
...and fields first IM-SHORAD to Germany
<2107-050507>
米陸軍が4月23日、最初のIM-SHORADがドイツAnsbachに駐留する第4防空砲兵連隊第5大隊に配備されると発表すると共に、今年から合わせて144両を4個大隊に装備するとの計画を明らかにした。
2021.04.23
Defense News
First short-range air defense systems deploy to Europe
<2105-042304>
米陸軍Army Futures Commandが4月23日、ドイツAnsbach駐留第4防空砲兵連隊第5大隊 (5-4 ADAR) が最初のM-SHORAD装備部隊となったと発表した。
5-4 ADARは9月に試作品32両を受領する。
2021.02.03
Jane's Defence Weekly
Leonaldo DRS to deliver US Army 28 IM-SHORSD packs
<2104-020305>
Leonardo社が1月21日、米陸軍のIM-SHORADに搭載するミッションパッケージの当初分28基を2020年12月に、GDLS社から$600M以上で受注したと発表した。 GDLS社は米陸軍から$1.2Bで受注している。
IM-SHORADに搭載されるStrykerにLeonardo社製ミッションパッケージは、Moog社製砲塔に改造したM299発射機にLongbow Hellfire 2発、4発搭載のStinger車載発射機、XM914 Bushmaster 30mm砲1門、M240 7.62mm機銃1丁を搭載している。
2020.11.12
Inside Defense
Army issues RFI for MANPADS interceptor
<012-111207>
米陸軍が11月11日、Stingerに換えてMSHORADに搭載するMANPADSのRfIを発簡した。
これに伴いStinger-Reprogrammable MicroprocessorはFY23に廃止される。
2020.10.14
Jane's Defence Weekly
GDLS moves forward with $1.2 billion IM-SHORAD deal
<2012-101405>
米陸軍が9月30日、IM-SHORADの初期生産分をGDLS社に$1.2Bで発注したと発表した。 納期は2025年9月末という。
ドイツAnsback近郊のShipton Kaserneに司令部を置く陸軍第4防空砲兵連隊第5大隊 (5-4 ADA) がWSMRで試験を行った。
2020.10.01
Defense News
General Dynamics gets $1.2 billion to build short-range air defense systems for US Army
<2011-100109>
GDLS社が10月1日、米陸軍から$1.2BにのぼるIM-SHORADの契約をFY20の年度末に受注したことを明らかにした。 納期は2025年9月30日で、初号機のロールオフまで18ヶ月かかると見られるが、32両を装備する最初の大隊は2021年3月に発足する。 大隊は現在試作機を装備している。 2番目の大隊は2022年に発足する。
2020.08.19
Jane's Defence Weekly
US begins IM-SHORAD software testing
<2010-081907>
米陸軍のIM-SHORAD開発責任者であるラッシュ少将が8月5日、Stryker A1 IFVに搭載する武器のソフト修正完了を待って試作機の試験を開始したことを明らかにした。
IM-SHORADには30mm砲、Stinger、Longbow Hellfireが搭載される。
2020.08
International Defence Review
GDLS to receive US Army 'sole source' production contract for IM-SHORAD
<2009-080006>
米陸軍がGDLS社にStryker A1 IFVを元にしたIM-SHORAD 144両を発注した。 陸軍が6月23日に発表した通知によると、IM-SHORADは2020年8月から2025年8月の間に納入される。
IM-SHORADの主契約社はGDLS社で、Stryker A1 IFVに搭載したMong社製RIwP旋回砲塔にLeonardo社製システム、AGM-114L Hellfire Longbow 2発を搭載したM299改発射機、スティンガ4発を搭載したRaytheon社製車載発射装置SVULと、Northrop Grumman社製Bushmaster 30mmチェーンガンを搭載している。
2020.07
International Defence Review
IM-SHORAD testing and production decision delayed
<2008-070003>
米陸軍Army Future Command司令官のミューレイ大将が、IM-SHORADはソフトの不具合とCOVID-19パンデミック影響による試験の遅れから量産開始の決定(註:Milestone C)が2~3ヶ月遅れると述べた。 ただ装備化時期には影響しないという。
計画では6月に開発試験を完了し32両のLRIP契約を行う予定であったが、4月に量産開始の決定が9月にずれ込むことが明らかになった。
2020.05.28
Jane's 360
IM-SHORAD testing and production decision delayed
<2006-052805>
米陸軍は開発中のIM-SHORADについて、当初は6月までに試験を完了し、32両を発注する計画であったが、COVID-19パンデミックの影響に加えてソフトウェアの不具合もあって試験が遅れている。
このため陸軍のAMD CFTは4月に、量産移行の決定は9月末になる見込みだとしていた。
2020.03.24
Defense News
US Army to soon wrap up early testing of short-range air defense system
<2004-032402>
米陸軍が5両試作した暫定配備機動型近距離防空システムIM-SHORADに対して行っている安全性、整備性などを評価する開発試験は6月に完了する。 開発試験の結果が要求通りであれば運用試験に移行する。
陸軍は4個大隊分として144両のIM-SHORADを要求している。
2019.10
International Defence Review
RADA delivers radar prototypes for IM-SHORAD programme
<1912-100002>
米陸軍がStrykerを元にして開発するIM-SHORADのSHORADシステムであるMEPと一部となる多用途半球レーダMHRを製造しているイスラエルのRADA社が、MEPを開発しているLeonardo DRS社を通じてStrykerの製造元のGDLS社にMHRを納品した。
MHRはRADA社製のRPS-40シリーズのレーダからなり、RPS-40が向かってくる敵の砲火を、RPS-42がUAVや小型固定翼機の全空捜索に当たる。 RPS-44は空地目標の追随を行う。
2019.03.27
Defense News
Army debuts missile defense framework in move to counter drones, hypersonic threats
<1904-032710>
米陸軍SMDC司令官のディッキンソン中将が3月27日に米陸軍協会 (AUSA) のGlobal Force Symposiumで、陸軍の新たなAMDの枠組みを公表した。 それによると陸軍のAMDは戦域及び作戦地域の機動部隊及び重要施設を護ることを重点に2028年まで近代化を行う。
具体的にはPatriotレーダに代わるLTAMDレーダの整備、C-RAMのためのIFPCの整備、在欧米陸軍からの要望に速やかに応えるM-SHORADの整備を挙げている。 またPatriot大隊やTHAAD中隊を含む混合運用も挙げ、そのためのIAMDBCSの整備も挙げている。
これらの整備目標時期は、最初のM-SHORAD大隊を2021年、FY23までに更に3個大隊を編成し、最終的には18個大隊を編成する。 Strykerに搭載したC-RAM用レーザ兵器のIOCを2024年、ACTV車に搭載したより大型のレーザ兵器を2026年までに配備する。
2018.12
International Defence Review
Adding SHORAD: US Army rebuilds its short-range air defences
<1902-120018>
・Manoeurvre SHORAD
・IFPC Inc Block 2
・Air-defence options
2018.07.18
Jane's Defence Weekly
US Army selects potential venfors to deliver manoeurable, survivable SHORAD....and proceeds with implementation of tactical network modernisation strategy
<1809-071804>
米陸軍が2020年までに装備するIM-SHORADの担当企業を決めた。 陸軍はStrykerに搭載したSHORAD
を装備すべく、Strykerに搭載するパッケージをLeonardo社製の決めた。
IM-SHORADの試作1号機は3Q/2019年に納入され、残りの9基も1Q/2021年までに納入される。
陸軍はまた戦術ネットワークの更新も目指しており、関連予算をFY19予算に計上している。
2018.06.28
Defense News
US Army’s interim short-range air defense solution crystallizes
<1807-062807>
米陸軍が暫定の機動型SHORAD (IM-SHORAD) にStryker
CVにLeonaldo DRS社製の装置を搭載したシステムに決めていたことが28日に判明した。
IM-SHORADは2017年8月にBoeing社とGDLS社が発表し9月にWSMRでデモが行われたAvehger Strykerが最有力視さ
れていたが、3月に行われたAUSAのシンポジウムで公表されたLeonaldo DRS社システムがダークホースとして浮かび上がってきた。
Leonaldo DRS社システムは非殺傷型装置や半球捜索レーダも搭載している。
2018.03.01
Defense News
Interim short-range air defense solution to be Stryker-based
<1804-030110>
米陸軍は在欧米軍から強い要望があったSHORAD能力強化のため、昨年9月に各社に対し暫定装備M-SHORAD
の提案を各社に求めた。 これに応じたIron Domeを提案するイスラエルのRafael社とBiho Flying Tigerを提案する韓国のHanwha社の海外2社を除いてはStrykerを元にし
た提案であったことからM-SHORADはStrykerベースになる模様で、年末までに陸軍はStrykerに何を搭
載するかの決定を行う。
・GD / Boeing
StrykerにAvengerを搭載する案。
・Orbital ATK Tactical-Robotic Exterminator
非殺傷性のECMと曳火射撃弾の組み合わせ。
・Oshkosh
同社製JLTV車搭載システムを元にし、Q-53レーダと連接したシステム。
・Raytheon
StrykerにStingerを搭載したシステム。
2017.08.23
Jane's Defence Weekly
Boeing, General Dynamics team for Stryker-based short-range air defence vehicle
<1710-082305>
Boeing社とGDLS社が米陸軍旅団戦闘団の中隊に配備するStryker装輪装甲車を元にした
SHORADシステムであるMSLを開発した。
MSLはLongbow Hellfire 4発やAIM-9の改良型であるAI-3 2発も装備でき、航空機
、UAV、CMのほかRAMにも対処できる。
又更に30mm砲、DEW、RF妨害装置の搭載も可能である
という。
2017.08.10
Defense News
A gun or a missile? Europe irons out tactics for short-range air defense
<1709-081008>
在欧米陸軍司令官が在欧米軍のSHORAD能力不足に警鐘を鳴らして1年足らずで、
在欧米陸軍のSHORAD強化が開始されたが、脅威に応じて使用する武器を砲にするかSAMにするか、それとも他の手
段にするかを見極める戦術の確立が課題になっている。
2017.08.09
Defense News
Boeing, GDLS team up on mobile SHORAD system for September Shoot-Off
<1709-080907>
Boeing社とGD社が8日に開かれたシンポジウムで、米陸軍のSHORADに提案しているMSL Strykerを
公表した。 9月には実証試験が行われる。
MSL StrikerはStrikerの後部に改良型Avengerを搭載したもので、改良型Avengerは各種ミサイルに加えて
30mm砲も装備できる。
米陸軍は昨年、欧州正面におけるSHORAD能力の不足を認識していた。
2017.03.14
Defense News
'80s flashback: Boeing soups up old Avenger for short-range air defense gap
<1704-031406>
Boeing社が、1980年代のシステムで現在米陸軍が現役に2個中隊しか保有していないAvengerを、陸軍のSHORAD
要求に合わせて大幅改良し、米陸軍協会(AUSA)のシンポジウムで公開した。
改良型AvengerはMML同様に各種ミサイルの搭載が可能で、公開された装置では片側にAIM-9X Sidewinder、も
う片方にHellfire Longbowが装填され、上にはレーザDEW装置が取り付けられていた。