(Yahoo)
2024.11.14
06:12乗りもの
ニュース「哨戒ヘリが航空機を撃墜!?」画期的なミサイルを使った実験が成功する「将来的には敵艦攻撃能力も」イギリス海軍
<2412-111401>
英海軍が11月2日、Wild Cat哨戒ヘリを使ったUAV撃墜試験に成功したと発表した。 この試験は、Wild CatがMartlet LMMでUAVを撃墜するというもので、ウェールズ沖で2日間実施されたこの試験では、MartletのAAMとして使用して無人標的機Banseeを撃墜する性能を試した。
この試験でWild Catは、外部からの射撃支援などがない状態で、Martletのみを使い200km/h前後で飛翔するBanseeに命中させたという。 Wild Catが外部の支援なしでUAVをを探知・追跡し、撃墜したのは今回が初めてになる。
今回の試験成功により、紅海で商船を狙いUAVやCMで攻撃を続けているフーシ派への新たな対策になることが証明された。
またMartletは元々多用途のレーザー誘導ミサイルであるため、高速攻撃艇や自爆ボートへの攻撃性能も有しているという。
2019.09
International Defense Review
UK ramps up LMM firing activities
<1911-090003>
英海軍が7月上旬に、軽量多目的誘導弾 (LMM) Martletの小型高速艇 (FIAC) に対する射撃試験を実施した。 試験はLMMを5発装填した籠はType 23フリゲート艦SutherlandのDS30M Mk 2 30mm砲塔に取り付けられて行われた。 30mm砲も対FIAC用であるが、近接目標用に有効である。 これに対しLLMは今年初めに行われた地上発射試験では20ktで航行する目標に対し5.5kmで6発全弾が命中している。
これと並行してThales UK社はFASGW(L)としてヘリ搭載型ASMとしてのLMMを開発しており、3月下旬には4.5km遠方のFIAC目標に対する射撃を行っている。
更に英陸軍の第7防空群はStarstreak HVMに代わるSAMとしてLMMを装備しており、海兵隊は7月上旬に肩撃ち式のLMM 18発全てで、Meggitt BTT-3 Banshee標的機を撃墜している。
2018.02.06
Jane's 360
Thales UK finalises LMM firing qualification programme
<1803-020606>
Thales UK社がLMMの地対空/地対地評価試験を完了した。
LMMは英国防省が固定翼/回転翼機、UAV、装輪/装軌車両、高速艇などの各種プラットフォームから発射可能な小型のレーザビーム乗り
誘導の地対空、地対地、空対地ミサイルで、海軍のFASGW(L)
要求にも適合している。
開発と1,000+発の生産は2011年4月に、予定されていたStarstreak HVM Tranche 4の予算を流用して発注され
ている。
2016.09
International Defence Review
Thales UK set to qualify LMM for British Army sevice
<1610-090003>
Thales UK社が2018年IOCを目指す陸軍向けLMMの最終試験を、Q4 2016年~Q1 2017
年に行う。 肩撃ち型LMMは既に開発されており、今回はStarstreak SHORAD HVMの発射装
置から発射するシステムである。
LMMはSSM/SAM両用ミサイルで、全長1.3m、胴径76mm、翼端長260mm、重量
13kgで、Mach 1.5で飛翔し、最小射程400m、空中発射時の最大射程8km、地上発射で6km
の性能を持つ。 弾頭は破片効果/成形爆薬の3kgである。 4枚の尾翼はレーザ検知器を持
つが、Thales社はFurry UAVから発射するSALCも検討している。
海軍は将来の軽ASM (FFASGW(L))にLMMを考えている。
2015.11
International Defence Review
Thales unveils LMM-equipped Protector RWS
<1512-110003>
Thales Belfast社が DSEI2015展に、LMM 2発を装填した Kongsberg社製 Protector 151 遠隔操作砲塔を、
Bushmaster 4×4 軽装甲車に搭載したシステムを出品した。
LMM の有効射程は6kmで、沿岸防衛用に使用すれば揚陸舟艇や高速艇のほか、UAV を含
む一部の航空機にも有効であるという。
2015.02
International Defence Review
Thales progresses manportable LMM variant
<1503-020009>
Thales UK社が、軽量多用途ミサイル (LMM) の肩射ち型を開発している。 試作品はレーザビーム乗り誘導、射程
6kmで、2015年末には試作品が公表される。
LMM は破片効果と成形爆薬の二重効果弾頭を搭載する多目的弾である。
2014.09
International Defense Review
Farnborough 2014: Thales unveils Free Fall LMM variant
<1410-090011>
Thales UK社が Farnboorugh 2014展で、軽多用途ミサイル LMM の非推進型である FFLMM を公
表した。 FFLMM は2kgの成形爆薬/破片効果弾頭を搭載し、LMM と同じ76mmの胴径であるが、全長は0.7m、重量は6kgと、いずれも LMM の半分になっている。
FFLMM は MALE UAV や固定翼の軽攻撃機搭載を狙っている。
2014.06.25
Jane's Defence Weekly
Thales UK wins LLM contract for Lynx Wildcat
<1408-062503>
Thales UK社が6月16日、AugstaWestland社製 AW159 Wildcat HMA.2 ヘリに装備する LMM を£48M
($81M) で受注したと発表した。 LMM は次世代軽 ASM FASGW(L) で、2011年4月に開発最終段階と1,000発の量産を受
注している。
一方、重 ASM である FASSGW(H) は、3月に MBDA社が受注している。
2012.07.04
Jane's Defnse Weekly
Thales under contract for LMM
<1208-070416>
FASGW(L) は多用途ミサイル LMM の実用型で、陸上、海上、空中発
射型がある。 3kgの弾頭を搭載してレーザビーム乗り誘導により Mach 1.5 以上で飛行する。
英海軍が2015年に Widcat ヘリ搭載として配備を開始し、初期分として1,000発が生産される。
2011.06
Jane's Misilles & Rockets
UK orders THALES Lightweight Multirole missile
<1107-060005>
Thales UK社が英国防省と、多用途ミサイル (LMM) の開発と1,000発の量産に関する契
約を行った。 契約の対象はレーザビーム乗り誘導の LMM で、経費には Star Streak に配分されている予算が流用される。
2011.04.13
Jane's Defence Weekly
UK MoD and Thales announce ner LMM arrangement
<1107-041305>
英国防省と Thales UK社が4月5日、軽多用途ミサイル (LMM) の新たな契約で合意したと発表した。 この契約で
1,000発が発注される。
LMM は地対地、空対地、対舟艇の任に当たるミサイルで、AW159 Lynx Wildcat に搭載した
対舟艇用では FASGW(L) となる。
2010.10
Jane's Missiles & Rockets
Thales advances LMM development
<1011-100012>
Thales UK社、対地、対空、対水上用ミサイル LMM の開発を続けている。 対空では
対 UAV、対ヘリ、対軽飛行機用に使用できる。
LMM は Starstreak や Starburst と同じキャニスタに収納される射程8kmのミサイルで、弾頭重量は3kgである。
推進は二段式で最大速度は Mach 1.5 に達する。
2009.08
Jane's Missiles & Rockets
Thales studies use of LMM on Lynx Widcat
<0909-080010>
Thales社が LMM SAM/ASM 両用ミサイルを AW159 Lynx Wildcat ヘリに搭載する検討を受
注して行っており、年内に開発契約に移行するものと見て既に開発段階に入っている。 更に BAE Systems社製 Fury UAV へ搭載する検討も行っ
ているが、Watchkeeper UAV への搭載要求は出ていない。
英国は LMM を Starstreak の補完用として関心を持っている。
2008.07
Jane's Missiles & Rockets
Thales starts to develop its new multirole missile
<0808-070016>
Thales社が LMM SAM/ASM 両用小型ミサイルの自社開発を開始しており、既に$3.9Mを支出している。
LMM は同社(旧 Shorts社)の Blowpipe、Javelin、Starburstなどの SAM と同型同寸で、全長1.3m、胴経76mm、翼拡張時の翼端長26cm、発射重量13kg、弾頭重量
3kgである。 SAM としての最大射程は6~8kmと見られる。
誘導部と弾頭の間にスリップリングがあり、後部は旋回して安定を保つ。 誘導方式は当初レーザビーム乗りで、
Starstreak の誘導装置を使用するが、のちに Phase 2 で SAL シーカ、Phase 4 では IIR シーカなどが考えられ
ている。
空対地では軽装甲車両などに対し使用され、英海軍の FASGW Light の候補としても名乗りを上げている。
2008.07
International Defence Review
Thales UK unveils new low-cost Lightweight Multirole Missile
<0808-070010>
Thales UK社が6月2日に、Starstreak 及び Starburst の流れをくむ軽多用途ミサイル LMM
を発表した。 このミサイルは小型 UAV を含む対空目標のほか、ジェットスキーを含む耐水上目標に対して有効で Starburst と同寸のためその発射機がそのまま使用で
きる。 同社は既に Camcopter UAV に搭載する試験を実施しているが、7発発射機を MSI社製25mm/30mm砲塔に搭載した
り、英海軍の FASGW Light としての採用も狙っている。
LMM は当初レーザビーム乗り誘導であるが、同社は Phase 2 として SAL 誘導も準備している。 ロケットモータは
Starstreak を継承する安価二段推進で、価格は Starstreak のそれの1/2~1/3を目指している。 レーザ近接信管付きの3kg弾頭は Starburst を継承する成形爆薬/破片
効果弾頭で、ミサイルの価格は Starstreak の50~60%に押さえられる。
2008.06.04
Jane's Defence Weekly
Thales unveils LMM, low-cost son of Starstreak
<0807-060405>
Thales UK社が6月2日、LMM を公表した。 開発は自社で極秘裏に、かつての Shorts
Missile で2007年1月に開始されたが、現有の Starburst 及び Starstreak SAM の強い影響を受けている。 詳細は明らかになっていないが、12月以降地上発射機及び
Comcopter UAV から数発が試射されている模様である。 同社は英陸軍の FASGW Light に提案している。
FASGW Heavy は既に Sea Skua に決まっている。
2008.06.02
Aviation Week & ST
Collective aim
<0807-060208>
英国防省が MBDA社の CAMM 多用途ミサイルの開発を次の段階に進めようとしているのに対し、Thales社が同様の要求を満たす多用途ミサイ
ル LMM を提案している。
┃胴 経┃ 76mm ┃弾頭重量┃ 3.0kg ┃
┃翼 端 長┃ 25cm ┃最大射程┃ 6,000m>8,000m ┃
┃全 長┃ 1.3m ┃最大速度┃ Mach 1.5 ┃
┃最大重量┃ 13kg ┃推進方式┃固体燃料 2.5段推進┃
┗━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━┛