2020.08
International Defence Review
Belarus locallises 9K33 Osa air-defence system modernisation
<2009-080003>
ベラルーシが9K33 Osa (SA-8) システムの9A33BM2車及び9A33BM車を改良した9A33-2Bを開発した。
9A33-2Bの移動型発射装置の車体を新型のMAZ-6317車に換装する作業は2017年に開始されていた。 従来の9A33-1BはBAZ-5937車を使用していた。
2013.11
Jane's Missiles & Rockets
Poland offers new missile for Osa-AK/AKM SAM
<1312-110003>
ポーランド WZU社が9月1~4日に開かれた同国の防衛展で、9K33M2/3 Osa-AK/AKM (SA-8) システムの 9A33BM2/3 戦闘車が
装備する新型弾 Blyskawice を発表した。
9A33BM2/3 の改良は二段階で計画され、第一段階ではロケットモータの推進薬を更新し、第二段階ではミサイルをポーランド製の Blyskawice に更新し、10kmであった
射程を二倍に延ばしている。
2011.11
Jane's Missiles & Rockets
NIEMI and Kupol roll out upgraded Osa-AKM
<1112-110003>
Almaz-Antey社傘下の NIEMI社が Kupol 社と共同で、Osa-AKM (SA-8) SHORADS の改良型であ
る 9K33M3 を、モスクワ近郊で開かれた MAKS 展に出品した。
改良は二段階で行われ、自動化を更に進めた第二段階は、現在開発中である。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Azerbaijan Osa-AKMs upgraded by Belarus
<1002-010026>
ベラルーシがアゼルバイジャンの 9K33M3 Osa-AKM (SA-8) を 9K33M3-1T Osa-1T に改良し、
その実射が10月14~16日にアゼルバイジャンで行われた。
2009.09
Jane's Missiles & Rockets
Tetraedr trials a new Osa-1T chassis
<0910-090014>
ベラルーシの Tetraedr社が、Osa-1T (SA-8) の搭載車両を BAZ-5937 から、同国 MZKT社製 MZKT-69222 に代えた
改良型を開発した。
2009.01
Jane's Missiles & Rockets
Tetraedr reveals three contracts for Osa-1T
<0903-010004>
ベラルーシの Tetraedr社が 9K33 Osa (SA-8) を Osa-1T に改良する3件の契約を受注している。 このうち1件は既存
の Osa を改良する 9A33-1T であるが、残りの2件は車両を新規にする 9A6922-1T になっている。
(以下、改良点の詳細に関する記事)
2008.06
Jane's Missiles & Rockets
Tetraedr offers modernised simulator for Osa-AK, AKM
<0807-060008>
ベラルーシの Tetraedr社が、9K33M2 Osa-AK 及び 9M33M3 Osa-AKM (SA-8) 自走 SAM 用の 9F632 及び 9F632M シミュレータの改良型である
9F632-1T を開発し、納入を開始している。
9F632-1T はディジタル化され MTBF が向上すると共に MTTR の低減を実現している。
2007.11
International Defence Review
New conflicts, old threats: GBADS nedager modern-day operations
<0722-110016>
ロシア:Strela-2/2M(SA-7), Strela-3(SA-14), Igla-1(SA-16), Igla(SA-18)
米 国:FIM-92B/C Stinger, Stinger RMP Block 1
英 国:Starstreak, Starstreak Ⅱ
仏 国:Mistral, Mistral Mk 2
中 国:FN-6, QW-1, QW-11, QW-18
その他:Grom 2(Poland)、Misagh-1(Iran)、Anza Mk Ⅰ/Ⅱ(Pakistan)
・各国の SHORAD SAM
ロシア:Osa(SA-8), Tor(SA-15)
仏 国:Crotal, Crotal NG, VT-1
その他:Spyder(Israel)、Antelope(台)、ADATS(加)、FN-90(中)
・今だ生き残っている AAG
韓 国:Flying Tiger, Pegasus
ロシア:Pantsyr-S1, Tunguska
瑞 典:CV9040, Skyshield, Skyranger
その他:Loara-G(Poland)
2006.02
Jane's Missiles & Rockets
Osa-1T upgrade boosts combat capability
<0605-020018>
ウクライナの Tetraedr社が、9K33M3-1T Osa-1T (SA-8) を改良した 9K33M3 Osa-AKM を開発した。 新型で
は旧型の80%がソリッドステート製構成品に置き換えられると共に、オプションでコンソールも新型になる。
SOT 捜索レーダ及び SST 追随レーダの送信機が TWT からソリッドステートに変わり、受信機の NF が10dBから3dB以
下に向上する。 更に妨害抑止が20dB向上している。
この結果 Osa-1T の性能は以下のようになる。
┃ ┃ Osa-1T ┃ Osa-AKM ┃改良弾使用┃
┣━━━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃対処可能近行目標速度┃1,800km/h ┃2,500km/h ┃ ┃
┃対処可能遠行目標速度┃1,080km/h ┃1,260km/h ┃ ┃
┃最大高度 ┃ 5,000m ┃ 7,000m ┃ ┃
┃最大射程(対戦闘機)┃ 10.3km ┃ 12km ┃ 20km ┃
┃最大射程(対ヘリ) ┃ 6.6km ┃ 10km ┃ 15km ┃
┃SSKP(対戦闘機)┃ 0.5~0.7 ┃ 0.6~0.8 ┃ ┃
┃SSKP(対ヘリ) ┃ 0.4~0.7 ┃ 0.6~0.8 ┃ ┃
┃SSKP(対回避機)┃ 0.2~0.5 ┃ 0.4~0.7 ┃ ┃
┗━━━━━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┛
2005.10
Jane's Missiles & Rockets
Osa-AKM offers stealth and night capability
<0521-100020>
モスクワ近郊の Zhukovsky で開かれた MARKS 2005 展で、Almaz-Antey社と Kupol社が、Osa-AKM (SA-8B) の
改良型を公表した。 このシステムは KsKBA社製のパッシブ RF 警告追随装置 POR を搭載している。 POR は
航空機搭載の L-150 RWR を地上用に改良したものである。
POR は探知用4個、追随標定用2個、計6個のアンテナを持つ。 追随標定用アンテナ
は1.2~18GHz、又は8~18GHzをカバーし、追随射撃用アンテナの左右に1基ずつ搭載(右図)されている。 探知用アンテナはその上部に
取り付けられた半球状のレドーム内に入れられており、1.2~20GHzの広帯域スパイラルアンテナになっている。
2004.11.24
Jane's Defence Weekly
Russia develops upgraded missile system for export
<0423-112406>
ロシアの Izhevsk Electromechanical Plant社が Osa-AKM (SA-8) SAM の改良パッケージを開発した。 ただ
しロシア陸軍の採用予定はなく、あくまでも輸出向けである。
Osa-AKM は1960年代に開発されて1970年代初期にソ連陸軍に採用され、中東や南アジアに広く輸出されている。 ロシア軍はその後
Osa-AKM を、発射機に10発を搭載する Tor M1 (SA-15) に切り替えつつある。
改良型は、最大捕捉距離30kmの目標自動追随装置や新型弾頭弾を搭載し、航空機ば
かりでなく ASM や CM への対処も可能になっている。
また Mk ⅩⅡ IFF の搭載も可能になった。
2004.11
Jane's Missiles & Rockets
Osa-AKM gets 'Gecko' upgrade
<0502-110004>
10月5~9日にアテネで開かれた Defendory 展で、ロシアの Almaz-Antey 傘下の OAO NIEMI社が、Osa-AKM (SA-8b)
の改良型を発表し
た。 Osa-AKM (SA-8b) の改良については、このほかにベラルーシの Tentraedr社やポーランドの WZU-2社も提案している。
OAO NIEMI社の提案は従来の昼光 TV を昼夜光 EO とレーザ測距機に替えるほか、レーダの改善で雑音指数を4~6dB
改善し、ダイナミックレンジを10~13dB向上させ、MTI 消去率を35dBにしてい
る。
2003.03
Jane's Missiles & Rockets
India's Trishul SAM now "on back burner"
インド空軍は、1984年から3軍装備として開発されている Trishul SAM について、低空目標の捕捉追随性能が、現有
の Osa-AKM (SA-8b 'Gecko') にも劣ると、不満を表明している。
Trishul の艦載型は、対艦ミサイル対処のため電波高度計を装備している。
インドの報道によれば、計画の阻害となっているのは、1999年に行った核実験に対する制裁のため、米国の技術が使用できないことに
ある。