2021.01.25
Aviation Week ST
British miniature cruise missile targets 2025 service entry
<2104-012503>
英国防省が1月6日、MBDA社にSPEAR 3 ASMの量産を£550M ($749M) で発注したと発表した。 発注数量は公開されていない。
SPEAR 3はF-35が装備する主たるASMで、全長1.8m、重量80kgで、F-35に2箇所ある機内弾庫に4発ずつ搭載できる。 F-35へは2025年にBlock 4でMeteor BVRAAMと共に搭載が可能になる。
一方MBDA社はSPEAR 3にLeonardo社製DRFM装置を搭載して、Raytheon社製MALD-Jと同じ働きをさせるSPEAR-EWも検討している。
2021.01.06
Defense News
The British pick MBDA’s Spear 3 cruise missile for their F-35s
<2102-010606>
英国防省が1月6日、F-35BにSpear 3ミニCMを装備することを決め、MBDA社に£550M ($750M) で発注した。
Spear 3は射程が140km以上でTyphoonも装備している。
2019.09.18
Jane's Defence Weekly
RAF moves to counter Russin A2AD capabilities
<1911-091802>
英空軍参謀総長の戦力開発補佐官であるボール准将が9月9日に2019 DSEIで講演し、S-400、Bastion-P、Iskanderなどを用いたロシアのA2ADに対抗するためAIの活用や新兵器や装備の採用、訓練の改善などが必要であると述べた。
新兵器としてはTempest第六世代戦闘機、ネットワーク化されたSPEAR 3/5、安価軽量新型戦闘機 (LANCA)、UAV群集団などを挙げた。
2019.04.22
Aviation Week & ST
Family approach for British Miniature Standoff Missile
<1906-042202>
2019.04.18
Jane's 360
MBDA discloses development of SPEAR variants
<1905-041807>
MBDA UK社がSPEAR ALCMに電子戦型のSPEAR-EWと滑空型のSPEAR-Glideを追加したことを明らかにした。
2016年3月に英国防省が4ヵ年£411M ($536M) でSPEAR-Cap3として発注した開発中のSPEARは全長1.8m、重量100kg以下で、P&W社製TJ-130ターボジェットで140km以上飛翔する。
2016.10
International Defence Review
No 'Iidle Dpear': MBDA details air-to-surface capability
<1611-100012>
2016.07
International Defence Review
MBDA funded for SPEAR Cap 3 development phase
<1608-070003>
英国防相が5月18日、MBDA社に同社の提案するSpearをSPEAR Cap 3として採用し、4年間にわたる
開発段階を£411Mで発注したと発表した。
SPEAR Cap 3は100kgで70nmの射程を有し、データリンクを搭載することにより固定および移動
目標攻撃でき、2025年にF-35B搭載で実用化を目指している。
2016.05.25
Jane's Defence Weely
UK award MBDA Spear development contract
<1607-052508>
MBDA社が5月18日、英国防省からF-35B搭載用としてのSpearミサイルの開
発を£411M ($595M)で受注したと発表した。
100kg級のSpearはP&W社製TJ-150エンジンで推進し射程が100km以上で、F-35Bに2ヶ所ある機内弾庫
にそれぞれ4発ずつが搭載できる。 MMW/SALの2モードシーカと双方向データリンクを
搭載し、移動目標も攻撃できる。
2016.03.17
Defense News
UK backs MBDA on mini-cruise missile requirement
<1604-031703>
英国がF-35及びTyphoonに搭載するミニCMであるSPEAR Capability 3 (Cap 3)
SPEAR Cap 3計画は、計画関係筋によると、まだ公式な発表はないが、国防省はRaytheon社が提案しているターボジェットエンジン付きのSDB
-Ⅱではなく、MBDA社のSPEARを採用し開発を進める模様である。
全長2mのMBDA SPEARは射程が100kmであるのに対し、SDB-Ⅱの射程は64km (40哩)だという。
2016.03
International Defence Review
UK drops Storm Shadow from F-35B follow-on integration plan
<1604-030005>
英国防省がF-35BへのStorm Shadow搭載を断念し、代わってSPER
Capability 5 (Cap 5)の検討を開始した。
SPEAR Cap 5は現在、将来ASCM FCASWとして英仏で開発が計画されているCMで、2030~2035年の
IOCを目指している。
一方、中射程のミニCMであるSPEAR Cap 3には、MBDA社が100kg級の100Bを提案している。
2015.12
International Defence Review
UK extends funding for SPEAR Cap 3
<1601-120004>
英国防省が、空投スタンドオフ兵器 SPEAR Cap 3 を MBDA社に発注する計画である。 但
し、Raytheon社の GBU-53/B SDB-Ⅱ も検討対象になっている。
SPEAR Cap 3 は F-35 の機内弾庫に収納可能な100kg級のシステムで、高い誘導精度で二次被害も目指している。
2015.11
International Defence Review
MBDA Common Anti-Surface Modular Missie (CAsMM)
<1512-110010>
MBDA社が DSEI2015展で、AAM/SAM 両用の CAMM を英国の SPEAR Cap 3 要求に合わせた
CAsMM を公表した。
CAsMM は対地、対艦能力があり、射程は100kmと言う。 Sea Ceptor 発射機、Mk 41、Sylver
VLS からソフト垂直発射される。
2015.06.15
Defense News
Raytheon considers powered SDB for UK F-35s
<1507-061503>
英国が F-35 に小型 CM を搭載する計画 SPEAR Capabilyty 3 について、Raytheon社が
SDB-Ⅱ の動力型を検討している。
SPEAR Cap3 には MBDA社が Spear を提案しているが、Spear は動力推進であるのに射程が70kmであるのに対し、
SDB-Ⅱ は非推力でも74kmを飛翔する。2015.05.27
Defense News
No UK Spear cap decision on F-35 until 2018
<1506-052704>
英国が F-35A に搭載する中距離打撃用ミサイル SPEAR Cap 3 を、MBDA社の
Spear にするか Raytheon社の SDB-Ⅱ にするかの決定は2018年に持ち越された。
Spear がターボジェット推進で70nmの射程があるのに対し、非推進の SDB-Ⅱ は投弾距離が40nmであるが、SDB-Ⅱ は
F-35B 用として既に受注しているという有利さがある。
IISS の研究員であるバリー氏は、ロシアの S-350 や S-400 に対抗する
ためには、100kmのスタンドオフ距離が不可欠だとしている。
2013.12.16
Aviation Week & ST
Spear tips
<1402-121604>
英国が SPEAR Capability 3 を、F-35B の機内弾庫に4発ずつ、計8発
、及び Mk 41 VLS のセルに4発入りパックを搭載する計画である。
SPEAR Capability 3 は、重量が80kgで、射程は公表されていないが、100km以上とみられるミサイルで、F-35 には上下逆
にして搭載され、投下後に翼を拡張し、TJ-150 ターボジェットで推進する。
2013.08
International Defence Review
Tip of the SPEAR
<1309-080031>
・SPEAR Cap 1: Paveway LGB
・SPEAR Cap 2: Dual-Mode Brimstone (DMB)
・SPEAR Cap 3: 中距離 (75nm) CM
・SPEAR Cap 4: Storm Shadow CM
2013.03
International Defence Review
Lost in the UK's future missile maze
<1304-030027>
2012.09
Jane's Missiles & Rockets
MBDA SPEAR designed to attack over-the-horizon mobile targets
<1209-090001>
MBDA社が Farnborough 航空展で、F-35 搭載 CM として開発している SPEAR を公開した。 SPEAR は今年初めに発表された
100B とは全く違い、胴体断面も矩形から円形に変わっている。
2012.07.04
Jane's Defnse Weekly
MBDA's complex weapons portfolio
<1208-070415>
射程は100kmで、初期分が既に英陸軍に装備されている。
・SPEAR Capability 3
F-35 搭載をめざしており、飛行試験は2013年末か2014年早期に開始される。
・FASGW/ANL
重量100kgのヘリ搭載対艦ミサイルで、データリンクを搭載し man-in-the-loop 機能を持つ。
・Sea Ceptor
従来 FLAADS(M) と呼ばれていた Seawolf 後継 SAM で、2016年に Type 23 フリゲートへの装備が開始される。
・SPEAR Capability 2
Brimstone の後継機種
・Storm Shadow CEP
2012.07.04
Jane's Defnse Weekly
MBDA aims a SPER at F-35 JSF
<1208-070406>
MBDA社が F-35 搭載用として SPEAR Capability 3 を売り込んでいる。
SPEAR は当初、 MBDA社の検討で 100B として結論づけられていたが、今回の案はこれと全く異なり、GBU-53
SDB-Ⅱ と極めてよく似た形状になっている。 しかしながら SDB と異なるのは小型ターボジェットで推進し、
100km飛翔する。
2012.07.02
Aviation Week & ST
Foreign forcus
<1208-070212>
MBDA社は SPEAR と Meteor BVRAAM の海外売り込みに力を入れている。
SPEAR は Bristone の後継で、SDB と似たサイズでありながらターボジェットを取り付ければ
100km飛翔する。 F-35 には2発の Meteor に加えて8発の SPEAR を搭載できる。
2011.03
Jane's Missiles & Rockets
MBDA progresses SPEAR Capability 3
<1104-030002>
MBDA社が TeamCW の一員として SPEAR Capability 3 (SPEAR3) である
100B の開発を行っている。 SPEAR は英国が装備する空対地武器を統括する計画で、SPEAR Capability 2 Block 1 としては2モード Brimstone
(DMB) が生産段階にある。
100B は100kgのターボジェットで推進するマルチモードシーカ、多効果弾頭付き長距離ミサイルで、
F-35 の機内弾庫に搭載できる。 発射までのネットワーク機能を確認する試験は、2011年3/四半期に Toenado GR.4 を用いて行われる。
2010.07.19
Aviation Week & ST
Tankless task
<1009-071912>
英国の Brimstone は、戦車の集団に対しては有効であったが、既に冷戦は終わり、新たな活路を SPEAR 計画に
見いだしている。 SAL 誘導を追加した DMB は既にイラクやアフガンで使用されている。
SPEAR 計画は更に SPEAR 2、SPEAR 3 と続き、SPEAR 3 は小型の CM になる。
2010.07.14
Jane's Defence Weekly
MBDA starts work on RAF SPEAR requirement
<1008-071403>
MBDA社が、英空軍の SPEAR Capability 2 Block 1 要求に応じたマルチモード Brimstone
(DMB) の開発を開始した。 DMB は従来のミリ波シーカに SAL シーカを付加する ASM で、
CAS 及び COIN 任務に使用される。
同社は更に SPEAR Capability 3 として 100Bの開発も開始している。 100B は100kgを意味する
長距離型で、ターボジェット推進、マルチモードシーカ、双方向データリンク、多効果弾頭を搭載して、移動/静止目標を攻撃する。
F-35 への搭載を目指しており、各機内弾庫に4発ずつを搭載できる。
2010.05
International Defence Review
UK firepower designs
<1008-050001>
英国防省が MBDA社に、陸軍向けの Fire Shadow 遊弋索敵弾と、戦闘機に搭載する Rrimstone を元にした SPEAR
Capability 2 Block 1 の開発と製造を発注した。
いずれもアフガンでの使用を目指している。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Fire Shadow and SPEAR 2 Block 1 ordered into development
<1006-050001>
・Fire Shadow
MBDA社が開発している Fire Shadow 遊弋索敵型ミサイルは、2012年初めには英陸軍に装備さ
れアフガンに配備される。 Fire Shadow は小型ロータリエンジンを動力として数時間滞空でき、射程は
100kmになる。 先端に Selex社製のセンサボールが取り付けられ man-in-the-loop 能力があるため、敵を発見するとその上空に止まって
識別を行い、好機を見計らって突入できる。
・SPEAR 2 Block 1
SPEAR は Brimstone ASM を発展させた SAL/MMW 誘導ミサイルで、Capbility 2
Block 1 はHarrier GR.9 や Tornado GR.4 に装備して南西アジアで使用する。 Capability 3 は F-35 に搭載される。
・CAMM、FLAADS
CAMM は地対空、艦対空、空対空に使用する。 FLAADS とも呼ばれる。
2010.04.07
Jane' Defence Weekly
MBDA, UK MoD sign Complex Weapons deal
<1005-040704>
TeamCW が発足して4年目にして、MBDA社と英国防省が、CW の開発と生産の暫定契約を行った。 契約額は
£330Mであるが、今後10年間に£4Bに膨らむと見られる。
契約に含まれているのは陸軍の Fire Shadow 有翼索敵型ミサイルと空軍の SPEAR Capability 2
Block 1 であるが、JSF に搭載する SPEAR Capability 3 開発の次段階移行も含まれている。
2010.03.01
Aviation Week & ST
Internal affairs
<1004-030106>
英国は、装備を予定している F-35 の A/B/C 型の機内弾庫に、SPEAR Capability 3 3発と
AAM 1発を搭載する計画で、AAM には Meteor が考えられている。
SPEAR 計画の一部では Storm Shadow の改良型が考えられているが、このままサイズでは機内弾庫に収納できない。 米国
からは Raytheon社が AGM-154 JSOW 又は MALD を、Lockhedd Martin社は
MASTER を売り込んでいる。
2009.06.08
Aviation Week & ST
Spear tip
<0907-060811>
英空軍が空対地武器体系 (SPEAR) の再構築を行っている。 SPEAR は今まで、近距離用の Drop 1 と遠距離用の
Drop 2 の二系列で考えられていたが、新たな SPEAR は五系列になり、Paveway Ⅳを Capability 1、二モード
Bristone を Capabilty 2 とし、C-3 は従来の Drop 2、C-4 は Storm Shadow CM とした。 更に長距離の CM を Capability
5 に位置づけている。
SPEAR Capability 3 には概ね75哩が要求されることから、Raytheon社は AGM-154 JSOW
か MALD の売り込みを考えており、Lockheed Martin、Boeing の両社も参画を狙っている。
2008.04.21
Aviation Week & ST
Spear tip
<0805-0402103>
英空軍は、SPEAR (Selectable Precision Effect at Range)、改良型 Storm Shadow 及び FASGW (Future Anti-Ship Guided Weapon) の開発の予算要求を提出した。
SPEAR は50~150kmにおけるギャップを埋める移動/移動可能目標攻撃用兵器で、SPEAR Drop 1 と SPEAR Drop 2 からなる。
・SPEAR 1
精密誘導爆弾で、Paveway Ⅳ 及び SDB Ⅱ も候補になっている。 当初は2011年に配備する計画であったが、現在は2017年に F-35、2018年に
Typhoon に装備されることになっている。
・SPER Drop 2
推進装置付きの長距離型で、当初計画では2012~2013年に配備されることになっていたが、2021年に F-35 に装備される。
・改良型 Storm Shadow
Storm Shadow の射程を600kmにまで延ばし、弾頭を改良する計画である。
・FASGW
2008.03.10
Aviation Week & ST
Bug bucks for the bang
<0804-031009>
英国では Typhoon に搭載する武器が、Meteor が£200M ($400M)、次世代対地兵器 SPEAR が£400Mと価格高騰に頭を
痛めているため、WIST (Weapon Integration Study Team) を編成して価格抑制に取り組んでいる。
SPEAR (Selective Predision Effect at Range) は射程が50~200kmの、ネットワーク環境下で使用するミサイルで、
単距離型と中距離型の最小限二種類が必要とされている。
2008.03
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin tells UK of its MASTER plan
<0804-030016>
Lockheed Martin社が英国に対し、有人機及び UAV から発射する SPEAR (Selective Precision Effect and
Range) ステルス ALCM 計画に MASTER (Multiple Advanced-Strike Extended-Range) を提案しようとしている。
MASTER は同社が米空軍向けに開発を進めている1,000-lb の LCMCM (Low-Cost Minuature CM) 及び
500-lbの SMACM (Surveilling Minuature Attack CM) を元にしたもので、同様の提案はオーストラリアに対し
ても行っている。
2007.12.24
Aviation Week & ST
Master plan
<0802-122405>
英国の SPEAR (Selective Precision Effect at Range) 計画の中距離用として、Lockheed Martin社が
MASTER (Multiple Advanced Strike Extended Range) ステルス CM を提案している。 MASTER は同社が米空軍と進めている LCMCM で、IR/radar シーカを持つ重
量450kgの LCMCM は、F-35 や F-22 の機内弾庫に収納でき、単弾頭のほか5発の誘導子弾を搭
載できる。
2005.06.13
Aviation Week & ST
Guidance drift
<0513-061308>
MBDA などの欧州のミサイル業界は、以下のような精密誘導兵器の開発への各国政府の資金援助を求めている。
・Storm Shadow/Scalp EG
英仏が採用した欧州独自の精密攻撃兵器で、改善計画を検討中
・SPEAR (Specific Precision Effects at Range)
英国が研究中の全天候 AAM/ASM で、射程は50~200km、2012~2013年の装備化をめざす。
・EMM (European Modular Munition)
英、仏、スウェーデンが共同開発をめざし、MBDA が提案している全天候 AAM/ASM で射程は8~24km、
2017年の装備化をめざす。
・LMCD (Loitaring Munition Capabilitu Demonstrator)
英国が研究中の12~24時間索敵可能な滞空型攻撃兵器の実験機で、米国の Dominator
と同様の構想を持つ。 現在、MBDA が White Hawk の名称で提案、この他、Boeing社が Dominator、Lockheed
Martin社が LOCAAS の改良型、Segem社が Sperwer の改良型をそれぞれ提案している。
2007年後半の初飛行をめざす。
2004.09
International Defense Review
QinetiQ exploits computer-aided design in conceptual air-to-surface missile
<0417-090017>
英国 QinetiQ が概念上の将来の ASM である Quarrelを設計し、2004年7月の Famborough 航空ショーで公開した。 設計は
CAD を用いて僅か2ヶ月間で行われ、もし製造すれば実用できる設計になっている。
QinetiQ は Quarrel ASM を、英国防相が計画している SPEAR (Selectable Precision Effects Range) ファミリのスタンドオフ兵器
に考えている。
2004.07.28
Jane's Defence Weekly
MBDA pins hopes on demonstration projects
<0414-072807>
MBDA社が、中長距離の打撃兵器の開発に、英国の計画とと他の欧州諸国が持つ計画の結合を視野に入れている。
・SPEAR (Selectable Precision Efforts At Range)
米国の JCM 計画と類似の計画で、50km~150kmの射程で地上移動目標を攻撃する。 フランス及びスウ
ェーデンの類似計画との統合を目指している。
・双方向データリンク付き Storm Shadow
フランス主導で進められており、SPEAR と共に英国の中長距離打撃力の中核となる FOAS への採用が
考えられている。
2003.09.17
Jane's Defence Weekly
UK eyes family of modular missiles
英国防省が3軍の各種要求を統合した 'modular munition' 構想の初期段階検討中である。 European Technology
Demonstration 計画に乗るか、米国の JCMP (Joint Common Missile Programme) と合流するかは、統合プロジェクトチームの発足後に決
定される。
'modular munition' 構想への主な要求は以下の通りであるが、計画推進が決まればファミリの当初システムが2000年
代中にも出現することになる。
・陸軍の Future Rapid Effects System 装甲車両搭載
・Apache ヘリ搭載 AGM-114 Hellfire の後継
・英空軍固定翼機搭載 Brimstone 対戦車ミサイルの後継
・MLRS の補完又は後継
・英空軍の FASGW (Future Air-to Surface Guided Weapon) として
・英空軍の SPEAR (Selectable Precision Effects At Range) として
2003.09.15
Aviation Week & ST
Sharpening spear
英国防省は年末を目途に、次世代空対地攻撃兵器計画 SPEAR (Selective Precision Effect
at Range) の候補となる機種の選定を開始した。
SPEAR は空軍の短~長距離精密誘導兵器の導入を目的とし、既存の GR4 や Eurofighter の他、英国版 JSF である JCA (Joint Combat
Aircraft)への搭載を予定している。
計画当局は最近、米 DoD で SDB や JSOW、
JDAM に関する説明を受けた他、AMSTE に関しても米側と討議を行っている。
英当局は射程60nm以上の SDB-REX の導入を検討しているものとみられ、
Paveway Ⅳ も候補に挙がっている模様。
また、空軍は ALARM の改善型 ALARM 2 を最近装備化したが、後継についても検討中で、
SA-300 系列のシステムに対抗するため、ラムジェット推進の Meteor (開発中) も候補に挙がっている。
2002.03.27
Jane's Defence Weekly
UK confirms funding for air-to-surface weapon
英空軍は、PGB (Precision Guided Bomb) と Storm
Shadow ASM のギャップを埋める、次世代中距離 ASM SPEAR (Selectable Precision Effects At Range)
の検討を進めている。
現段階で SPEAR は、LOCAAS の様な低速滞空型になるのか、MBDA Meteor AAM の様なラムジェッ
ト推進の高速ミサイルになるのか決まっていない。