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MHTK計画では、小型弾(右図左)を提案する Lockheed Martin社に対し、Northrop Grumman社は、全長1.8mの中型弾(右図右)を提案している。
Lockheed Martin社が5月26日、C-RAM をめざす EAPS の技術検証計画 (ID) の発射試験
に成功した。 発射したのは小型直撃弾 (MHTK) で、ほぼ垂直に発射された。
2025.01.29
19:19Defense News
Trump’s missile shield marks shift in homeland defense strategy
<2502-012908>
トランプ大統領が発令した次世代の国土ミサイル防衛シールドの開発は、中国やロシアのような敵対国ではなく、北朝鮮やイランのようなならず者国家からの脅威に焦点を当ててきた米国の長年の国土ミサイル防衛戦略の転換を示している。
米国のためのIron Domeと題されたこの命令は、イスラエルの同名の多層防空システムの最下層が成功したことにちなんで名付けられ、HVBMからCMまで、より広範な複雑な脅威にも対処している。 さらに、この命令は、開発に伴う技術的な課題と高コストのために最近の歴史で何度も廃止されてきた宇宙空間の迎撃機を追求する。
大統領令は国防長官に対し、署名から60日以内に次世代ミサイル防衛シールド構想の設計を提出し、要件の概要を説明し、実施計画を策定することを義務付けている。
戦略国際問題研究所 (CSIS) でミサイル防衛専門家のカラコ氏はDefense Newsに対し、「米国にとってのIron Domeムの基盤は、SAMとCMDであり、そこから上に向かって進む必要がある」と語った。
MDAは、より複雑な脅威に対処できる新しい迎撃機を開発しており、最終的には現在の迎撃機に取って代わる計画である。
2025.01.29
14:11産経新聞
トランプ氏、次世代ミサイル防衛システム構築へ 名称「アイアンドーム」で迎撃力アピール
<2502-012906>
トランプ米大統領が27日、米国に対するHVBMによる攻撃への防衛力を強化するため、次世代ミサイル防衛システムの構築を図る大統領令に署名した。 トランプ大統領は次世代システムの名称をIron Domeとし、レビット大統領報道官は28日の記者会見で、「国防総省に調査や研究を指示した」と述べた。
現在のミサイル防衛網は、中朝露が保有・開発する多弾頭のBMや変則軌道のHVBMに突破される可能性が指摘されていた。
大統領令は、中朝露などが新型ミサイルの開発を進めていることを踏まえ、防空能力を強化する必要性を強調し、次世代ミサイル防衛システムによって「国外からの攻撃を抑止し、国民と重要インフラを守る」と説明。相手に報復攻撃できる戦力の維持も掲げた。
具体的には、ヘグセス国防長官に次世代ミサイル防衛システムの構築に向けた計画を60日以内に提出するよう指示した。 要件として、ミサイルを宇宙空間から迎撃する能力や相手が発射する前にミサイルを破壊する能力の開発に加え、衛星などを使ってHVBMを追尾する能力の強化を求めた。
また、前方展開する米軍や同盟国の防衛強化に向け、ミサイル防衛に関して同盟国との協力を継続することも明記し、技術開発や運用などで2国間や多国間協力を推進するとしている。
2025.01.21
12:05Breaking Defense
Israel orders more Iron Dome interceptors, using new tranche of US funding
<2502-012109>
イスラエルは、米国の新たな資金を使って、より多くのIron Dome弾を発注した。 新しい迎撃弾は、イスラエルが米国の援助パッケージ$8.7Bを初めて使用した。
イスラエル国防省は、イスラエルの多層防空システムの3つの層の一つであるイスラエルのIron Dome迎撃弾をさらに購入するために、最近の米国の援助資金を使用して最初の調達契約に署名したと述べた。
Iron Domeは過去15ヶ月間の戦争でRAMを迎撃するために、複数の戦線で広く使用されてきた。
イスラエル国防省のザミール少将は、製造したRafael社と先週発表された連続生産を拡大する新しい契約は、「イモドがラファエルや他の防衛産業とともに主導する、戦闘中の戦力増強と強化のための前例のない取り組みの中心的な要素である」と述べた。
Rafael社のCEOであるトゥールゲマン氏はこの取引を称賛し、同社が米MDAと緊密に協力していることを指摘した。
2023.11.14
14:24Inside Defense
IFPC Inc 2 suffering delay of at least 8 months; 'aggressive' effort to support Guam fielding
<2312-111409>
米陸軍が2027年までにIAMDシステムとしてグアム配備を目指して開発しているIFPC Inc2の計画責任者であるロサノ准将が、計画を積極的に進めているが遅延していることを認めた。
2023.08.09
21:29Defense News
Indirect Fires launchers on track amid supply chain challenges
<2309-080919>
米陸軍のIFPC開発責任者であるロザノ准将が8月8日、サプライチェーンの遅滞はあったが、米陸軍はIFPC発射機の最初の12基の受領を、計画通り2024年に開始すると述べた。
Leidos社の子会社であるDynetics社は発射機16基の試作を$247Mで受注しており、同社は2024年3月31日までに合わせて60発の迎撃弾とその弾倉を納入することになっている。
2023.06.01
16:05Breaking Defense
Army delays IFPC Inc 2 program operational assessment to 'early' FY25
<2307-060109>
米陸軍が2021年にIFPC Inc2としてDynetics社に発注したAIM-9Xの多連装発射機Enduring Shieldは2022年末に納入されるはずであったが、サプライチェーンの混乱から納入が遅れているため、試験の実施は1年近く遅れる。
2023.05:12
15:10Inside Defense
Army considering IFPC Inc. 2 production competition; technical data package not available
<2306-051208>
米陸軍がSHIELDとしての短期試作契約でLeidosd社の子会社Dynetics社及びRatrheon社に発注していたIFPC Inc2 16個システムと迎撃弾60発を受領後、競争の実施を検討している。
2023.02.22
Jane's Defence Weekly
Slovakia to receive MANTIS C-RAM system from Germany
<2304-022209>
ドイツがスロバキアへMANTIS C-RAM 2個システムを供与する。
MANTISは、現在Rheinmetall社の子会社になっているOerlikon社が開発したもので、35mm AHEAD弾で射撃する。
2012年にドイツ軍に納入された際にシステムは35mm砲3門、レーダ2基と指揮装置でできていた。
元々はアフガニスタンへ派遣されるドイツ軍基地の防護用として造られたが、実際には2017年末にマリに派遣されただけであった。
2023.01.11
14:24Breaking Defense
Army fielding 2 Iron Dome batteries at Joint Base Lewis-McChord
<2302-011111>
ワシントン州のLewis-McChord基地に陸軍がIron Dome 2個中隊を配置するが、報道官によると陸軍はこれを何処に実配備するか取り扱いに困っているという。
最初の中隊の訓練は既に完了し、2番目の中隊も3月末には訓練を完了するという。
陸軍とかつて1個中隊を試験的にグアムに配置する計画であったが、今ではインド太平洋地域での展開を見据えて2個中隊ともLewis-McChord基地に置いている。
2022.08.17
Jane's Defence Weekly
US Army conducts second Iron Dome flight test
<2210-081703>
米陸軍が8月2日、イスラエルIMDOと共同でWSMRで行ったCMD実射試験で、3-43ADA大隊が複数のCMと航空機を模した無人標的機を撃墜したと発表した。 今回の試験は陸軍が2020年末にIron Domeを導入して以来2度目となる。
陸軍は昨年、IFPCInc2にIron Domeではなく、Dynatics社製の発射機とAIM-9X Sideeinderを組み合わせたEnduring Shielsの採用を決めた。 陸軍の高官は今まで、Iron Domeは陸軍のIAMDBCSに馴染まないとしてきた。
2022.08.03
03:18Defense News
Iron Dome intercepts targets, works with US systems in Army test
<2209-080303>
米海兵隊がIron Dome Tamirミサイルの迎撃試験に成功した2週間後の6月中旬に、米陸軍がイスラエルMDOと共同でIron Domeの迎撃試験で全ての脅威への対抗に成功した。
米陸軍は2020年末からIDDS-Aを2個中隊装備しており、今回の試験は2回目になる。
2022.07.20
Jane's Defence Weekly
USMC completes latest MRIC prototype test, validates subsystem integration
<2209-072002>
米海兵隊が6月30日、Iron Domeを元にしたCMDシステムであるMRIC 2度目の試験をWSMRで実施し成功した。 5月にJanesが報じた計画では、試験ではCMを模したBQM-177A 4機を同時に四方から発射することになっていた。 3回目の試験はMRIC採用の可否を決める2025年までの間に実施される。
2022.07.19
22:00Defense News
US Marine Corps successfully tests Iron Dome-based air defense
<2208-071921>
イスラエル国防省が、米海兵隊がIron Dome Tamir弾による迎撃試験に成功したことを明らかにした。
米海兵隊はMRICにTamirを採用し、WSMRで行った試験では同時に襲来するCMを模した複数の標的と交戦した。
2022.06.22
Jane's Defence Weekly
USMC on track for MRIC prototype decision next year
<2208-062203>
米海兵隊がIron Domeを用いたCMDシステムであるMRICについて、2025年の配備か否かを決定するために更に2回の実射試験を行う。
MRICはIron Dome発射機、Tamirミサイル、CAC2S、ミニBMCS及びAN/TPS-80 G/ATORレーダで構成される。
2022.03.29
21:00Defense News
US Army prepares to choose homes for Iron Dome weapons
<2204-032920>
米議会からFY19 NDAAで2個中隊のIron Domeを購入し2021年末までにoperationalにするよう命じられた陸軍が、最初の1個中隊を2021年10月中旬から11月いっぱいOperation Iron IslandでCMD任務を担うためグアムに配置したが、現在は引き上げてFt. Blissにあり、次の中隊の用途を直ぐに決めなれればならなくなっている。
このグアム派遣では米本土からの転地や現地の通信、指揮統制組織との連接が確認できたが、陸軍はCMDやC-RAM、C-UAVを担う次期装備IFPCにDynetics社製の採用を決め、2021年に$247Mで発射機16基と迎撃弾60発を発注し、2034年3月31日までに配備することになり、追加のIron Domeの調達はなくなった。
2022.01.05
Jane's Defence Weekly
Congress poised to remove US Army mandate to buy more Iron Domes
<2204-010504>
米議会がFY21 NDAAで陸軍にIron Dome 2個中隊分の導入を命じたため陸軍は購入したが、陸軍がIFPCInc2をIron DomeではなくAIM-9X Sidewinderの陸上発射型であるEnduring Shieldに決めたことから、ロビイストが働きかけていたIron Dome 2個中隊分FY22 NDAAへの計上を取りやめた。
2021.12.22
Jane's Defence Weekly
USMC to conduct first live-fire test to 'stress' MRIC prototype against cruise missile threat
<2203-122204>
米海兵隊がIron DomeとAN/TPS-80 G/ATORレーダ、CAC2S指揮統制装置を組み合わせた中距離迎撃システムMRICを装備する。
MRICの実射試験はWSMRで2022年に3回実施される。 3月と4月に計画されている最初の2回の試験は現存のTamirミサイルの構成で行われるが、3回目の試験では改良型発射機トレーラが使用される。
2021.12.21
Inside Defense
Marine Corps announces successful Medium Range Intercept Capability test
<2201-122106>
米海兵隊が12月21日、中距離迎撃システムMRICの試験が12月16日にWSMRで行われ、CM標的の迎撃に成功したと発表した。
MRICは海兵隊のGATORレーダ及びCAC2Sと連接した、Tamirミサイルを用いたIron Domeシステムである。
2021.11.17
Stars & Stripes
US Army deploys Iron Dome missile defense system to Guam
<2112-111715>
米陸軍が11月17日、イスラエルから購入したIron Dome 2個中隊のうちの1個中隊が、10月から2ヶ月の予定でグアムのAndersen AFBに展開していることを明らかにした。 展開の目的はIron Domeの効果を見るもので、中隊は12月にテキサス州へ帰還する予定という。
イスラエルはIron DomeをCRAMに使用しているが、米陸軍はこれとは異なりCMDとして使用すると言う。
2021.10.18
Inside Defense
Army readying second Iron Dome battery; exploring role for 'stand-alone' Israeli system in U.S. architecture
<2111-101807>
米陸軍が10月上旬に最初のIron Dome中隊をグアムに配置すると発表したが、計画責任者のギブソン少将によると2番目の中隊の配置もCMDのため12月までに行う。
2021.10.06
Jane's Defence Weekly
US Army awards Dynetics-Raytheon team IFPC Increment 2 development contract
<2112-100606>
米陸軍が9月24日、IFPC Inc 2にDynetics社提案のEnduring Shieldを選択したと発表した。
同社は初期分として$237Mを受注し、発射機16基とミサイル60発を2024年3月末までに納入するが、最終な受注数は発射機400基にのぼると見られる。
2021.09.01
Jane's Defence Weekly
US Army forgoes Iron Dome for Dybetics/Raytheon solution to meet IFPC Inc 2
<2111-090103>
米陸軍が8月20日、IFPCの第2段階IFPC Inc 2にDynetic社が提案したMMLからAIM-9X Sidewinderを発射する案に決め、Dynetc/RaytheonチームとRafael/Raytheonチームに通知した。
2021.08.30
Military Times
US defense system downed one rocket in Kabul attack
<2109-083004>
アフガニスタン・カブールの空港に8月30日にロケット弾5発が打ち込まれたが、そのうちの1発を米軍のC-RAMが撃墜し、米軍に死傷者は出なかった。
Kandahar航空基地には米軍がC-RAMシステム(註:Phalanx CIWSのトレーラ搭載型LPWS)を配備し、2018年1月18日には試射(右図)が行われている。
2021.08.30
BBC News
カブール空港へロケット砲 米軍が迎撃か
<2109-083002>
カブールのカルザイ空港へ向けて30日朝にロケット弾5発が撃ち込まれ、米軍のBMDに迎撃されたという。 アフガニスタンの地元メディアは同日朝、カブール市内の自動車から発射され、市内を越えて空港の方向へ向かったと報じた。 31日までカブール空港を管理する米軍は、ロケット弾や迫撃砲を迎撃するシステムを配備している。 米大統領府はロケット砲撃があったことを認めた上で、米軍撤収期限の8月31日まで、退避支援活動は不断で継続すると述べた。
2021.08.24
Defense News
Here's who the US Army has tapped to build an enduring capability to counter drones and cruise missiles
<2109-082405>
米陸軍がDynetics社とRafel/Raytheonチームが受注を競っていた対UAV/CMシステムのIFPCにDynetics社を選定した。
Iron Domeの迎撃弾であるTamirの米国仕様であるSkyHunterを提案していたRafel/Raytheonチームにたいし、ハンツビルを拠点としたDynetics社は陸軍が独自に開発を進めたが開発中止になったMML発射機からRaytheon社製のAIM-9X Sidewinderを発射する案を提案していた。
2021.08.18
National Defense
Just In: Army on track to deliver laser weapon prototype in 2022
<2109-081805>
米陸軍の当局者が8月18日、50kW級レーザをStrykerに搭載してUAV、回転翼/固定翼機、ロケット弾/迫撃砲弾から旅団戦闘団 (BCT) を防護するDE-MSHORAD計画が一歩前進したと述べた。
陸軍は今夏、オクラホマ州Ft. SillでDE-MSHORADの'shoot-off'を実施し、FY22に当初型の4両が配備するという。
2021.08.18
Defense News
Northrop bows out of competition to build laser weapon for Strykers
<2109-081804>
米陸軍のDE-MSHORAD計画からNorthrop Grumman社が脱落した。
今まで公表されていなかったが、2020年末に行われた50kWレーザモジュールをSHORADに搭載した試験でNorthrop Grumman社のシステムは火災を起こし、修復後1月に試験を再行したものの再び故障を起こしていた。
DE-MSHORADではNorthrop Grumman社とRaytheon社が競ってきたが、両者ともStryker社はGDLS社が、パワー及び熱管理システムは2020年10月にHoneyWell社に買収されたネバダ州のRocky研究所が担当している。
2021.06.09
Inside Defense
Army asks Congress to slow IFPC Increment 2
<2107-060910>
米陸軍が議会に対し、IFPC Inc 2計画のペースダウンを求めた。
陸軍は現在IFPC Inc 2中隊をFY23までに2個中隊とIron Dome 2個中隊を編成するとしていた。
2021.05.21
Breaking Defense
US talks with Israel about buying more Iron Dome systems
<2106-052107>
5月20日にガザ地区から発射されたロケット弾の迎撃でIron Domeが多大な成果を上げたことから、米国は陸軍が装備するIron Domeを増強しようとイスラエルとの交渉を進めている。 またバイデン大統領は20日、イスラエルの射耗補填に米国が協力すると述べている。
ガザからイスラエルに向け発射されたロケット弾は3,000発で、そのうち1,500発が人の居住する地域へ落下したが、イスラエル軍は1,428発を迎撃し、撃墜確率は95%であった。
2021.05.21
Breaking Defense
Army: Proposals for cruise missile killer due June 4
<2106-052106>
米陸軍が5月21日午後、IFPCの機種選定のためのshoot-offが完了したことを明らかにした。
Shoot-offでは2社が提案したシステムについて4月下旬と5月上旬にそれぞれ3回ずつ実射を実施した。
2021.05.19
Defense News
US Army tackles enduring system to counter both drone and cruise missile threats
<2106-051906>
米陸軍がCMやUAVに対抗するIFPCの2候補の比較試射shoot-offをWSMRで実施している。
4月末に試射が行われた第1候補はRafael社とRaytheon社のチームが提案しているIron DomeのTamir弾を元にしたSkyHunterで、5月に試射が行われる第2候補は恐らくDynetics社チームでAIM-9X Sidewinderが使われていると見られる。
陸軍は2019年にIFPCを、陸軍が開発したMML発射機から発射するシステムとしてRaytheon社のLCAS弾、SkyHunter弾、Lockheed Martin社のMHTK弾の3弾種を候補に進めようとしていたが、発射機の完成度が低いことから計画を中止していた。
2021.05.06
Inside Defense
Kord completes Directed Energy M-SHORAD prototype
<2106-050608>
米陸軍副参謀総長マーチン大将が4月29日にKord社を訪問してDEM-SHORADが迫撃砲弾を追随する試験の映像を見て、陸軍がFY22にDEM-SHORAD 4両を配備する方針に変更はないと述べた。
【註】
DEM-SHORADは在欧米陸軍への装備が開始されたMSHORADの暫定型であるIM-SHORADに続くIFPC次世代型IFPCInc2の1種類で、レーザ兵器が搭載される。
2021.01.20
Jane's Defence Weekly
US to have Iron Dome deployment ready by September
<2103-012008>
米陸軍が9月のoperationalを目指してIron Dome中隊の訓練を行っている。 また2番目の中隊は12月にoperationalになる。
米陸軍は2020年9月に最初の中隊機材をWSMRで受領し、2個目の中隊機材を1月上旬に受領している。 これらの2個中隊は2020年11月にFt. Blissで編成されている。
2021.01.13
Jane's Defence Weekly
US Army receives second Iron Dome battery
<2103-011306>
イスラエルが2個中隊分受注したIron Domeの2個目を米陸軍へ納入した。 最初の1個中隊は2019年9月に納入している。
Iron Domeは米議会が陸軍に対し4個中隊の中距離SAMの装備を命じたため2019年に2個中隊分を発注し、残りの2個中隊分は別のシステムを検討している。
2021.01.05
Jane's 360
US Army receives second Iron Dome battery
<2102-010503>
米陸軍がイスラエルに発注したIron Dome 2個中隊の2個目を2020年末に受領した。 最初の中隊は2020年9月に受領している。
この2個中隊は議会の要求で陸軍が2019年にRafael社に発注していた。
2020.11.18
AFP=時事
在米大使館狙ったロケット弾 イラク
<2012-111801>
米安全保障筋がAFPに、イラクの首都バグダッドで17日夜に米国大使館を狙った複数のロケット弾攻撃があったことを明らかにした。 イランを支持する武装勢力は先月に米大使館を標的とした攻撃停止に合意していたが、合意以降の攻撃はこれが初めてである。
AFPの現地記者らによると、大きな爆発音が数回と続けて連射音が聞こえ空に赤い炎が上がったことから、米大使館にC-RAMが配備されていたようである。
2020.11.13
Defense News
Iron Dome batteries activated to fill cruise missile defense gap
<2012-111304>
米陸軍が11月13日、2個Iron Dome中隊がFt. Blissで創設されたと発表した。 10月にイスラエルから搬入された最初の中隊機材は12月に部隊が受領し、2個目の中隊機材は1月に受領する計画である。
Iron Dome2個中隊の要員はTHAAD 1個中隊の防空砲兵学校の中から抽出され、11月16日までに26名がFt. Blissに追加派遣される。 部隊は2021年にに訓練と試験を重ね、2021年末までにoperationalになる。
2020.10.07
Jane's Defence Weekly
US Army receives first of two Iron Dome batteries
<2012-100703>
米陸軍が9月30日、Iron Dome 2個中隊のうち最初の1個中隊分が納入されたと発表した。
米議会は2019年に陸軍に対し、中距離防空システム4個を装備することを命じ、最初の2個は2020年、残りの2個は2023年に調達されることになった。 これにより最初の中隊は12月、2番目の中隊は2021年2月に納入される。
2020.10
International Defence Review
US Army fleshing out Iron Dome plans, opens door for 'enduring' IFPC compatibility
<2011-100006>
米陸軍ミサイル/宇宙副司令官のラッシュ中将とAMD-CFT長のギブソン准将が8月20日に、陸軍が装備するIron Dome 2個中隊をスタンドアローンシステムにすることはないと述べた。
2020.09
International Defence Review
Integrated interceptors: US Army seeks air-defence options beyond Iron Dome
<2010-090012>
・Integration over speed
・Eyeing 2021
・Eyes on the horizon
2020.09
International Defence Review
Raytheon, Rafael form joint venture for Iron Dome production in the US
<2010-090002>
Raytheon Missiles & Defense (RMD) 社が8月3日、4月にRafael社と米国でのIron DomeのTamir迎撃弾とその米国仕様であるSkyHunterを米国内で生産するための合弁会社を設立したと発表した。 ただし合弁会社は生産のみを担当し、自らが主契約社になることはないという。
Tamirは胴径160mm、全長3m以下、重量約100kgのアクティブRF誘導のミサイルで、RAM、UAV、CMなどを最大70kmで撃墜する。
RMD社は米国仕様のIron DomeであるSkyHunterを米陸軍のIBCSに接続するIFPC Inc 2として提案している。 IFPC Inc 2の評価試験は2021年中頃に計画されている。
また米海兵隊も同様の要求MRICを行っている。
2020.08.21
Inside Defense
Iron Dome deliveries on track as Army lays out plans for initial testing
<2009-082108>
米陸軍AMD Cross-Functional Teamの責任者であるギブソン准将が8月20日、最初のIron Domeは予定通り受領できると述べた。
陸軍は年末までに最初のIron Dome 1個中隊分機材を受領するが、未だにIAMDSに組み込めるか否かの検討を行っている。
2020.08.04
Breaking Defense
Army starts construction on prototype lasers
<2009-080408>
米陸軍が8月4日に開かれたシンポジウムで、50kWと300kWの異なる2種類のレーザ兵器を、予定通り2022年から装備することを明らかにした。
・DE-MSHORAD
C-RAMを目的に50kWレーザをStrykerに搭載したシステムで、2022年に4両からなる1個小隊を編成する。
計画はRaytheon社とNorthrop Grumman社が競争しておりいるが、2021年5月にオクラホマ州Ft. Sillでshoot offが行われ1社が選定される。
DE-MSHORADの開発は2016年に2kWから開始され、その後5kW、10kWを経て50kWに至った。
・HEL-IFPC
HEL-IFPCは主としてCM対処用で、ミサイル方式のIFPCや空軍が進めているHPM方式と組み合わせて使用されされる。 開発は2012年に10kWから開始され、100kWを経て300kWに達した。
レーザ本体はLockheed Martin社がDynetics社と共同で担当し、Oshkosh社製10×10 PLS車に搭載する。
2024年までに1個小隊分として4両のHEL-IFPCを製造する。
2020.08.03
Defense News
Raytheon and Rafael to build Iron Dome in US
<2009-080303>
Raytheon社とRafael社が8月3日、Iron Dome生産の合弁会社Raytheon Rafael Area Protection Systems社を米国で設立したと発表した。 同社はIron DomeシステムのTamir迎撃弾、及びTamirの米国仕様であるSkyHunterを生産する。
Tamir及びSkyHunterはCM、UAV、RAMに対し有効で、Iron Domeは今までに2,500発以上が実戦使用され、90%以上の撃墜率を記録している。
2020.05.27
Inside Defense
After trip to Iraq, Boozman urges Esper to consider deploying Iron Dome to CENTCOM
<2006-052707>
2月にイラクを視察した米議会のブーズマン上院議員がエスパー国防長官に、米陸軍は中央軍の作戦地域にIron Dome中隊を展開することを検討すべきであると述べた。
2020.05.07
Jane's 360
Congress considering mandating additional US Army Iron Dome buy
<2006-050703>
米議会下院軍事委員会のスミス委員長が委員会で、陸軍がイラクでのCM脅威からの防衛にIron Domeを投入しないことに懸念を示した。
昨年議会は、陸軍が他の手段を得ない限り、2020年に2個、2023年に更に2個中隊のIron Domeの購入を求めていた。
【註】
Iron Domeの導入について、独自にIFPCInc2を進めていた陸軍は消極的であったが、議会がFY20国防権限法で導入を強要した。
しかし陸軍は対CM能力が明らかになっていないことや、進めているIBCS計画に馴染まないことを理由に、未だ消極的である。
2020.05.06
Jane's Defence Weekly
US Army eyes 2021 Iron Dome fielding date
<2007-050604>
米陸軍のAMD CFT長のギブソン准将が4月22日、Rafaek社に発注しているIron Dome 2個中隊分はCOVID-19感染拡大下でも、予定通年内に納入され、2021年には戦力化されると述べた。 Iron Dome中隊はそれぞれ50~75名で編成される。
Iron Domeは陸軍の抵抗にもかかわらず議会がFY19 NDAAで購入を決めた経緯があり、議会はIron Dome中隊をイラクに派遣するなど、その運用計画を示すよう国防総省に求めている。
2020.04.10
Defense News
Pandemic not slowing down Army plans to field enduring indirect fires protection capability
<2005-041001>
米陸軍はC-RAMのほかC-UAVやCMDの機能も持つIFPCの開発について、3月に発簡したRfIの業者説明会の開催がCOVID-19パンデミックの影響を受けているものの、予定通り4月末に提案を締め切り、5月末にはHWILを含む次の段階に移行する業者を選定する。
その後3Q/FY21に実射を行い4Q/21に機種選定を完了してFY23には配備を開始する。
2020.03.18
Jane's Defence Weekly
USMC proceeds with Iron Dome, despite army misgivings
<2005-031805>
米陸軍がサイバ保全とシステムの適合性の問題と、CMD能力が保障されていないことからIron DomeをIAMDに繰り入れることを渋っているが、海兵隊はIron Domeの採用を進めている。
海兵隊はIron DomeをAN/TPS-80 G/ATORレーダ及びCAC2Sに連接して使用するという。
2020.03.11
Jane's Defence Weekly
US Army leadership offers varying reasons for Iron Dome challanges
<2005-031106>
米陸軍Future Command司令官のムーレイ大将が3月5日に開かれた下院軍事委員会小委員会の公聴会で、Rafael社から購入したIron Dome 2個中隊分について、陸軍の防空システムとは整合しないので、他の利用法を模索していると述べた。
2020.03.09
Breaking Defense
New missiles must work with IBCS network: Bruce Jette (Exclusive)
<2004-030908>
米陸軍で調達を統括するシビリアンのジェッティ氏が3月5日、現在型のIron DomeがIBCSの要求を満たすかとの質問に対し"No"と答えた。
しかし、Iron Domeの"shoot-off"は来年実施するという。
2020.03.09
Defense News
Army to conduct shoot-off for future indirect fires protection
<2004-030906>
米陸軍は現有Patriotに代わるLTAMDレーダの機種選定に当たり、各社提案を実際に比較する試験"sense-off"を実施したが、陸軍でAMD近代化を担当しているギブソン准将が3月9日に、将来のC-RAM兵器となるIFPC Inc 2でも"shoot-off"を実施することを明らかにした。
陸軍はIFPC Inc 2に2機のUAV及び3発のRAMに対抗すると共に、亜音速CM、できれば超音速CMに対抗できることを求めている。
2020.03.05
Inside Defense
AFRL sends counter-UAV directed-energy weapon overseas, eyes anti-cruise missile testing
<2004-030513>
米空軍での戦略立案等の責任者リスティッチ氏が2月27日、空軍が海外展開部隊の防護用のDEWであるHELWSによるC-UAVの検討を進めているが、CMD能力の試験も開始することを明らかにした。
2020.03.05
Inside Defense
Iron Dome shortcomings prompt Army to overhaul IFPC 2 Inc. 2 with new 'shoot off' competition
<2004-030512>
米陸軍が2023年にCM対処能力を確保するため、来年実施するIFPCInc2の競争実射に参加する企業を募集するが、米陸軍Future Command司令官ムーレイ大将はIron Domeについて陸軍の防空システムにはなじまないとする見解を述べた。
2020.03.04
Breaking Defense
Army doubts Iron Dome can kill cruise missiles
<2004-030406>
マッカーシー米陸軍長官と調達責任者のイエッテ氏が、Rafael社がIron DomeでCMの撃墜が可能としているが、そのデータの提出を求めても応じないと述べた。
米国議会は陸軍が気乗りしないIron Dome 2個中隊分を陸軍が進めているIFPCの一部としての購入することを強要したが、陸軍ではIFPCでのミサイル撃墜にHELの採用を望んでいる。
このため陸軍は2個中隊分のIron Domeは購入するものの、購入を続ける意思は示していない。
2020.02.26
Jane's Defence Weekly
US Army still weighing Iron Dome's role in IFPC plans
<2004-022605>
米陸軍は昨年Iron Dome 2個中隊分を暫定IFPC装備として購入することに合意したが、マッカーシー陸軍長官と陸軍参謀総長マッコンビーレ大将が2月19日に、Iron DomeをIFPCとして使用するのあたりRafael社に更なる情報を提供するよう要求していると述べた。
2019.12.24
Defense News
Congress to withhold funding for Army’s indirect fire protection system until it delivers plan
<2001-122404>
米議会が陸軍に対してRAMやUAVから防護するIFPC計画について、暫定システムとして導入するIron Domeを含めた開発と装備化についての報告が成されるまで、要求額の半分を保留することを考えている。
これに対し陸軍でAMD近代化計画を担当するギブソン准将は、Iron Domeが配備されるFY23より速いFY20には現在開発中のシステムを装備化できると反論している。
議会は昨年陸軍に対し、特にCM対処を行う暫定システムの装備化を要求している。 陸軍は今年初めにIFPC計画の見直しをすることを決め、MML発射機などの開発中止を決めている。
2019.12
International Defence Review
US Army looks to 'componentise' Israel's Iron Dome for on-the-move defence
<2001-120002>
米陸軍が2個中隊分購入したIron Domeについて恒久装備として装備体系に組み込めるかの検討を行っている。 陸軍はIron DomeをIFPCへ暫定処置として組み入れようとしているが、システムは全く異質で移動部隊との共同は難しいとしている。
一方米国議会はFY19 NDAAでIron Domeの暫定しよう能力について陸軍に詳細報告を求めており、陸軍は2023年末までに報告を行う計画である。
2019.10.15
Defense News
Army-developed multimission launcher 'off the table'
<1911-101506>
米陸軍がIFPCの暫定処置としてIron Dome 2個システムの導入を決めたことで、陸軍内で開発してきた多用途発射機MMLは計画中止になった。
MMLの開発には2016年時点で$119Mをかけていた。
2019.10.11
Marine Times
Marine Corps successfully tests and integrates new system to 'counter emerging threats'
<1911-101107>
米海兵隊が8月にG/ATORを用いたIron Domeの実射試験に成功した。 海兵隊は運用秘を理由に試験について公表していないが、試験ではIron Doem、G/ATORと航空指揮統制装置CAC2Sが用いられた。
米軍でSkyHunterと呼ばれているIron Domeは今までに90%以上の撃墜率で1,500目標以上を撃墜している。
2019.09.25
Jane's Defence Weekly
USMC says it can integrate Iron Dome with G/ATOR
<1911-092505>
米海兵隊が現有のAN/TPS-80 G/ATORレーダ及び航空指揮統制システムCAC2Sを用いたIron Domeの射撃検証を8月に実施した。
実射を含む試験は4ヶ月半にわたって行われた。
2019.09.16
Inside Defense
Marine Corps 'successfully' demos Iron Dome integration with G/ATOR, CAC2S
<1910-091608>
米海兵隊が8月、イスラエル製Iron Domeと海兵隊が装備しているAN/TPS-80 、G/ATOR) レーダ及びCommon Aviation Command and Control System (CAC2S) の連接試験に成功した。
2019.08.21
Jane's Defence Weekly
USMC to demo G/ATOR with Iron Dome
<1910-082103>
米海兵隊の報道官が8月12日、海兵隊がAN/TPS-80 G/ATORレーダとIron Domeを組み合わせた試験を準備中であることを明らかにした。
陸軍は2月にIFPCの暫定装備としてIron Dome 2個中隊の導入を決めている。
2019.08.21
Jane's Defence Weekly
USMC to demo G/ATOR with Iron Dome
<1910-082103>
米海兵隊の報道官が8月12日、海兵隊がAN/TPS-80 G/ATORレーダとIron Domeを組み合わせた試験を準備中であることを明らかにした。
陸軍は2月にIFPCの暫定装備としてIron Dome 2個中隊の導入を決めている。
2019.08.13
Inside Defensw
Marine Corps weighing feasibility of integrating G/ATOR with Iron Dome
<1909-081302>
米海兵隊がイスラエルのIron DomeとAN/TPS-80 G/ATORレーダを組み合わせC-UAVとして使用する検討しており、シミュレーションを行った。
2019.08.12
Defense News
It's official: US Army inks Iron Dome deal
<1909-081202>
米陸軍がアラバマ州Huntsvilleで開かれているSpace n& Missile Defenseシンポジウムで8月8日、Iron Dome 2個システムの発注が確定したことを明らかにした。 米議会はFY19予算で陸軍に対しFY20にIron Dome 2個中隊を整備することを命じている。
Iron DomeはRafael社とRaytheon社が共同開発したシステムで、一部は米国内で生産されている。
2019.08.06
Inside Defense
U.S., Israel readying contract for Iron Dome purchase
<1909-080613>
米政府とイスラエル政府間のIron Dome 2個中隊売買契約が、2ヶ月遅れでまとまりつつある。
米陸軍のCMD計画責任者のウォーシン大佐によると、Iron Domeは2020年10月1日に米陸軍で運用を開始する。
2019.05.06
Inside Defense
Army expected to decide path forward for IFPC this fall
<1906-050607>
米陸軍はIFPCの今後について、Iron Dome弾を採用するか否かの決定をFY19末までに行う計画である。
2019.04.25
Defense News
Army reworking enduring plans for indirect fires protection system
<1905-042505>
米陸軍がC-RAM装備としてIFPCの開発を進めているが、FY19国防費では議会が2020年までにIron Dome 2個中隊の配備を求めたためIFPCの予算を購入費に転用している。
陸軍のEMAM計画の第一段階では主たるSAMをAIM-9X Sidewinderとし従たる迎撃弾をIFPCとして、陸軍が開発した発射機MMLから発射するとしている。 IFPCにはLockheed Martin社がMHTK、Raytheom社がIron Domeの迎撃弾であるTamirを元にしたSkyHunter及びAI3を提案している。
【註】
Raytheon社のAI3はAIM-9X Sidewinderを元にしたSAMである。
2019.04.23
Inside Defense
Army seeks OK to reprogram $115M to jump-start Iron Dome acquisition
<1905-042304>
米国防総省がイスラエルからIron Dome 2個中隊分を購入し2020年にIOCとする計画で、FY18に$63.5M、FY19に$52.1Mを要求してきたが、これを他からの予算流用で$437Mにする要求を議会に対し行おうとしている。
2019.01.13
Jane's Defence Weekly
US Army buying two Iron Domes but operational theatre not identified
<1904-021301>
米陸軍が2月6日、IFPCの一時的な穴埋めとして、Rafael社からIron Dome C-RAM/VSHORADシステム2個中隊分を購入することを明らかにした。
ただ今のところ陸軍は何時何処でIro Domeを装備するかは決めていないという。
2019.02.06
Defense News
Can Iron Dome cut it for indirect fire protection? US Army is buying a couple systems to find out
<1903-020602>
米陸軍がIFPCInc2として2018年中頃から、Iron Domeを限定数の中隊分購入する計画で、当初2個中隊分を$373Mで発注した。 イスラエル軍がガザ及びシリアとの国境に配備したIron Domeは、今までに90%の撃墜率で1,500発以上を撃墜している。
Iron Dome計画に米国は今までに$1.39Bを支援しており、FY18 NDAAでは$92M、FY19では$70Mを計上している。 Iron Dome計画ではRaytheon社がRafael社を支援している。
2019.01.10
Inside Defense
Army eyes laser weapon for short-range air and missile defense by 2027
<1902-011003>
米陸軍が2018年10月26日に議会に提出した報告書で、陸軍は2027年までにIFPC Inc.2としてミサイルと共にDEWをSHORADに採用するとしている。
2018.11.21
Jane's Defence Weekly
DoD to prioritise laser scaling
<1901-112108>
米国防総省で研究開発を担当しているグリフィン次官補がCSISの行事で11月13日に、出力数十kWのレーザ兵器を2~3年以内に完成させると述べた。 更に1MW級のレーザをBMDのブースト段階及び中期軌道の迎撃用として軌道上に置くことを考えていると述べた。
CSISの上席研究員でBMDを担当しているカラコ氏は同日Jane'sに対し、10kWのレーザ兵器がC-RAMやC-UAVに使えると述べた。
2018.08
International Defence Review
MHTK interceptor moves to EMD phase
<1809-080007>
米陸軍のCMD計画室がLockheed Martin社にEMAM計画として同社のMHTKを
$2.6Mで発注した。 EMAMは陸軍が進めているIFPCInc2の第2迎撃弾となるもので、第1迎撃弾はAIM-9になっている。
EMAMにはMHTKのほかにイスラエルのIron Dome用迎撃弾であるTamirや、Raytheon社がAI3弾に安価シーカを搭載する案が提案されており
、機種決定は2019年4月までに行われる。
2018.06.21
Defense News
One of these 3 missiles could be the Army's pick to protect against indirect fires
<1807-062105>
米陸軍がC-URAM及びCMD用に開発しているIFPCInc2の
2番目の迎撃弾候補に以下の3機種を決めそれぞれを$2.6Mずつで発注した。 1番目の迎
撃弾はAIM-9X Sidewinderに決まっている。
・MHTK (Lockheed Martin)
・Sky Hunter (Rafael/Raytheon) Iron DomeのTamir迎撃弾
・AI3 (Raytheon)
2018.03.12
Defense News
Tamir and Mini Hit-to-Kill are among the missiles offered to Army to protect against indirect fires
<1804-031203>
米陸軍のIFPC Inc 2を成すMML発射機にはAIM-9 Sidewinderが搭載されることが
決まっているが、陸軍は二番目の搭載弾EMAMの機種選定を昨年から実施しており、FY19に3候補から
1機種を選定して、1Q/FY20に試作の決定を行い、FY23に量産への移行を決める計画である。 候補になっている3機種は以下の通りである。
・Sky Hunter: Iron Dome Tamirの米国型
・Iron Dome Tamir:
・MHTK: Lockheed Martin社が開発したミニSAM
2018.03
International Defence Review
Lockheed Martin tests re-configured MHTK interceptor
<1804-030004>
Lockheed Martin社が1月26日にWSMRで、改良型MHTKの発射試験を行った。 改良型は
全長が71.1cmと、原型の68.6cmより長くなっているが発射重量は2.2kgと同じで胴径も40mmと同じである。 ただ、ロケッ
トモータ尾部についている4枚の十字固定翼の前方に非対称の固定翼4枚が追加されている。
2018.02.23
Defense News
US Army seeks new missile to counter drones, rockets and more
<1803-022301>
米陸軍がC-RAM / CUAV計画の第2段階であるIFPC Inc2で、
新型のSAMとなるEMAMの開発を進めようとしている。
FY18~FY23に$519.7Mが要求されているIFPC Inc2は2つのブロックに分けられており、最初のブロックでは既存のセンサ
を用いてMML発射機(右図)から既存のミサイルを発射する。 MMLの発射試験は既にAIM-9X、Hellfire Longbow、
Stinger、Tamir(註:Iron Domeの迎撃弾)などで実施されている。
第2ブロックではミサイルにEMAMが採用される。 EMAMには$51Mが配当され、2017年3月に
機種選定を行うPhase 1が開始されている。 FY19早期に機種を決定して計画はPhase 2に進められる。
2017.10
International Defence Review
Lockheed Marin progresses concept studies for PAC-3 MSE derivatives
<1712-100005>
Lockheed Martin社が自社経費で、PAC-3 MSE弾を元に、航空機搭載、艦載、地上発射
に使用する直撃弾の研究を行っている。
同社が進めているCUDAは、全長0.76mのMHTKから全長5.8mのPAC-3 MSEの覆域カバーするもので、
全長は1.8m (6ft)になる。
【註】
CUDAはF-22の機内弾庫搭載が可能な直撃型ミサイルで、
2016.11
Internstional Defence Review
US approves SkyCeptor LCI for Poland
<1612-110004>
ポーランドが同国のWISLA中距離防空システムとして8個中隊、16個
FU装備するPatriotの構成品として、SkyCepter LCI
を採用する。 SkyCepterの採用はポーランドの要望による。 ポーランドはPAC-3弾、PAC-3 MSE弾、GEM-T
弾と共にSkyCepter弾も装備することになる。
SkyCepterはRafael社が開発したDavid's Slingシステム(DSWS)の迎撃弾であるStunner
で、開発はRaytheon社と共同で行われた。 Raytheon社はSkyCepterを米陸軍のIFPCInc2-Iとしても売り込んでいる。
Stunner/SkyCepterは二段推進の直撃弾で、ミリ波とIIRの複合誘導装置と双方向データリンク装置を搭載している。
イスラエル国防省と米国防総省は2015年12月に4回目の試験に成功し、2016年1Qにイスラエル空軍への機材納入を開始していて、2017年初期での
IOCを目指している。
2016.09
International Defence Review
Lockheed Martin flies redesigned MHTK interceptor
<1610-090006>
Lockheed Martin社が7月29日、再設計型MHTKの初発射試験に成功した。 米陸軍の
EAPSとして開発されているMHTKは、原型が全長68.6cm、胴径40mm、重量2.2kgであったが、再設計型では
重量はそのままで全長が71.1cmに伸び、更に原型に有った4枚の尾翼の前方に45゚ずれた翼が4枚追
加されている。 これにより運動能力が30~40%向上したという。
2016.08.16
Defense News
Army looks to accelerate air-and-missile defense programs
<1609-081602>
米陸軍宇宙防衛/BMD軍司令官が宇宙防衛/BMDシンポジウムで16日、現在進められている計画の加速推進を目指すと述べた。
対象となるのはC-RAM計画であるIFPCと、2019年IOC
を目指しNorthrop
Grumman社が開発している統合指揮装置IBCSであるという。
2016.08.08
Defense News
Pentagon eyes US Iron Dome to defend forward-based forces
<1609-080804>
Rafael社とRaytheon社が、実戦での実績があるIron Domeを前方展開する米軍の防護用として売り込んでいる。
Raytheon社は米国型Tamir迎撃弾にSky Hunterという商品名付けており、既に米陸軍のIFPCInc2-Iとして
MMLからの発射に成功している。
2016.06.17
Defense News
Lockheed Might offer miniature hit-to-Kill missile internationally
<1607-061705>
米陸軍のC-RAM計画であるIFPC計画が遅れていることから、Lockheed Martin社は自
社が開発しているC-RAMシステムであるMHTKの国際市場への売り込みを開始している。
MHTKは全長27吋、重量5-lbのセミアクティブ誘導の無弾頭ミサイルで、発射機1基に36発を装填
できる。
一方、米陸軍のIFPC計画は3段階からなっている。
2016.06
International Defence Review
Lockheed Martin evolves MHTK design
<1607-060002>
4月4日に米陸軍のMMLからのMHTKの発射試験に成功したLockheed Martin社が、7月に改良型
MHTKの発射試験を計画している。 MHTKの原型は、全長27吋胴径40mm重量2.5kgであるが、改良型は胴径重量は変わらないものの全長が28吋になっている。 更に
原型の4枚翼前方に45゚ずれて更に4枚の翼が付き、運動性が30~40%向上しているという。
MHTKは米陸軍のCMDであるEAPS ID計画の要求を満たすために開発しているもので
あるが、発展させればIFPFInc2-I Block 2要求も満たすという。 IFPCInc2-Iは以下の三段階で開発される。
・IFPCInc2-I Block 1: CUAS、CMD
・IFPCInc2-I Block 2: C-RAM
・IFPCInc2-I Block 3: CUAS/CMDを拠点防空から要域防空へ拡張
2016.04.27
Jane's Defence Weekly
US Army trials Israel's 'Iron Dome' interceptor
<1606-042702>
Rafael社が4月20日、米陸軍がIron Domeシステムの迎撃弾であるTamirをMML発射機から
発射し、標的機の迎撃に成功したと発表した。
TamirはIron Domeの配備が開始された2011年以来、ガザ地区から発射されたロケット弾1,500発以上を撃墜しており、迎撃成
功率は90%という。
2016.04.25
Aviation Week & ST
Mini-missile activity
<1606-042504>
Lockheed Martin社が米陸軍のC-RAMとして名乗りを挙げているMHTKの発射試験を7月
に計画している。
MHTKは胴径40mm、全長3ft以下で、前方には原型機同様に4枚の翼を持つほか、改良型は1吋長
く8枚の固定尾翼を持つ。
2016.04.20
Defense Update
US Army tests Israel's Tamir interceptor with its new Multi-Mission Launcher
<1605-042004>
米陸軍がMML発射機を用いたIron Domeシステムの迎撃弾であるTamirの発射試験に成功した。
MMLは米陸軍がIFPCInc2-I用として開発しているC-URAM発射機で、試験ではStinger、Sidewinder、
Hellfire、MHTKなどの各種ミサイルをMPQ-64F1 Improved Sentinelレーダを用いて発射している。 また陸軍の
防空/BMDシステムIBCSとの連接も可能である。
【註】
MHTKはLockheed Martin社がC-URAM用に開発している全長70cm、胴径4cm、発射重量2.5kgで、C-RAMにおける射程3km以上の性能という。
2016.04.20
Defense News
Israeli interceptor launched from US system destroys target
<1605-042003>
米陸軍がMML発射機を用いた各種ミサイルの発射試験を行っているが、4月14日に外国製ミサイルとしては初めてIron Dome
システムの迎撃弾であるTamirの発射を行い、無人標的機の撃墜に成功した。
MMLは陸軍内で開発したIFPCInc2-I用の発射機で15発を装填して
360゚の旋回と0~90゚の俯仰ができ、既にHellfire、AIM-9X Sidewinder、Stinger、MHTKの発射に成功している。
2016.04.07
Defense News
US Army's Multi-Mission Launcher defeats cruise missile, UAS threat
<1605-040703>
米陸軍が3月29日と4月1日に、陸軍が自力で開発したMML発射機を用いて、AIM-9XでUAV及びCM標的の撃墜に成功した。
この試験は陸軍のIFPCInc2-Iの一環で、IFPCInc2-IではCM、UAVのほかRAMの撃墜も目指している。
陸軍はまた4日に、MMLからのMHTKの発射試験も行った。 MHTKは弾頭を搭載しないでRAM目標に直撃させることを狙
っている。 MMLは更にStingerやLongbow Hellfireも発射できる。
2016.04
International Defence Review
US Army C-RAM requirements bring Phalanx ashore
<1605-040014>
米陸軍のMk 15 Mod 29 LPWSは、Phalanx Block 1Bを35tセミトレーラに搭載したシステムで、陸軍は
45基を保有している。
英国も米陸軍から5基をリースすると共に、かなりの数の海軍のPhalanx 1AをLPWSに改造する
ためRaytheon社に送ったが、2009年のイラク撤退で撤収した。
2016.03.24
Defense News
US Army fires Stinger from Multi-Mission Launcher in test
<1604-032409>
米陸軍が23日、陸軍の工廠で製造した多用途発射機MMLを用いたStinger
MANPADSの発射試験に成功した。
この試験は陸軍のC-RAM計画であるIFPCInc2-Iの一環で、MMLはStingerのほかAIM-9X Sidewinderや
Longbow Hellfireの射撃も行う。
2015.10.22
Stars & Stripes
Meet the massive guns protecting US bases from rocket attacks in Afghanistan
<1511-102204>
アフガニスタンの米軍基地が、タリバンの中国製107mmロケット弾による攻撃に晒されているのを防ぐため、Bagram 航空基地には
M61 Vulcan 砲を用いた C-RAM システムを少なくとも10門配置している。
このシステムはフロリダ州兵の第265防空砲兵連隊第1大隊の兵員からなる Task Force Iron Shield が運用している。
2015.08
International Defence Review
Lockheed eyes opportunities for MHTK
<1510-080004>
Lockheed Martin社が米陸軍の EAPS ID に提案している MHTK について、次の段階の準備を行っている。
MHTK は全長70cm、胴径4cm、発射重量2.5kgで、C-RAM におけ
る射程3km以上の性能という。
EAPS ID は陸軍の CMD 計画である IFPCInc2-I のための資を得る計画で、IFPCInc2-I は以下の段階で
進められる計画である。
・IFPCInc2-I Block 1: CM 及び UAV 対処
・IFPCInc2-I Block 2: C-RAM 対処能力の付与
・IFPCInc2-I Block 3: 拠点から地域防空までの能力付与
【註】
2013.11
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon AI3 intercepts a UAV target
<1312-110016>
Raytheon社が AI3 による UAV の撃墜に成功した。 これに先だって行われた一回目の試験では107mm
迫撃砲弾の撃墜に成功している。
AI3 は Ku-band レーダで射撃管制され、Avenger 用の発射機から発射される。
2013.10.30
Jane's Defence Weekly
US Army halts AI3 C-RAM buy
<1312-103006>
Raytheon社が進めている米陸軍の C-RAM 開発計画 AI3 は、9月に行われた実証試験で良好な成果をおさめたが、
陸軍は計画を中止する。
これに対し同社は今後、CM 迎撃弾として開発を続行する意向である。
2013.10.30
Jane's Defence Weekly
Boeing prepares for live-fire HEL MD testing
<1312-103004>
Boeing社が年内に、高出力レーザ実証計画 (HEL MD) で開発した戦術レーザシステムによる迫撃砲弾や小型 UAV の
撃墜試験を開始する。 低出力レーザによる追随試験は既に行われている。
HEL MD は高出力レーザを Oshkosh社製 HEMTT A4 車に搭載するシステムで、Boeing社は今後 Lockheed Martin社の Aculight
並の50kWを目指し開発を続ける。
2013.10.28
Aviation Week & ST
Raytheon tests rocket, moter killer
<1312-102803>
Raytheon社が9月16~30日に、AI3 による迫撃砲弾等の撃墜試験を行い、24回中22回で撃墜に成功
した。 試験は主として107mm迫弾に対して行われた。
試験は米陸軍からの18ヶ月契約直後に行われたが、陸軍は現在、公式な購入計画を持っていない。
2013.10
Jane's Missiles & Rockets
AI3 makes first lethal intercept of a low-quadrant target
<1311-100007>
Raytheon社が米陸軍の C-RAM として開発している AI3 が、8月19日に初の 107mmロケット弾
迎撃試験を行い成功した。
AI3 は AIM-9 Sidewinder を元にしたアクティブレーダホーミングミサイルで、目標までは Ku-band の射統レーダ (KRFS) と RF データ
リンクで誘導される。 弾頭はアクティブ RF 近接信管で起爆する。 発射機は Avenger を元にしており、AMRAAM や Sidewinder も発射できる。
2013.07
Jane's Missiles & Rockets
ADAM point defence laser proves itself againdt free flying Qassam type rockets
<1308-070009>
Lockheed Martin社が3月と4月に、ADAM HEL による Qassam を模したロケット弾の迎撃に成功
した。 ADAM は飛来する8発の Qassam を、約1.5kmで撃墜した。 同社は2012年に、吊り下げられて飛行する2km
遠方の小径ロケット弾の破壊に成功している。
ADAM は10kWのファイバレーザで、2.4m×3.6m×3mのトレーラに搭載される。
2013.05.27
Aviation Week & ST
Cheap kill
<1307-052704>
米陸軍が UAV や RAM を迎撃する安価な SAM の開発を進めている。
・AI3
AI3 は Raytheon社が開発しているシステムで、AIM-9M のロケットモータを使用している。
制御飛行試験は既に2回行われ、8月には各種目標に対する45発の発射試験を行う。
・MHTK(右図)
MHTK は Lockheed Martin社が開発している全長1m、重量3kg、目標単価$16,000のシステ
ムで、3月に初めての誘導飛行試験が行われている。
2013.04
Jane's Missiles & Rockets
C-RAM Interceptor plans live-fire tests
<1305-040003>
Raytheon社の C-RAM ミサイルである AI3 の発射試験が8月に実施され、その結果を見
て LRIP が開始される。 $79.2Mかけ18ヶ月間に及ぶ AI3 の開発は2012年3月に開始された。
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
ADAM system engages rocket, UAV targets
<1302-010009>
Lockheed Martin社が11月27日、地上型レーザ兵器 ADAM の実証試験を完了したと発表した。 試験では
1.5km離れた UAV の撃墜と、2km遠方の小径ロケット弾4発の破壊に成功した。
ADAM は5km以上遠方の目標の追随が可能であるという。
2013.01
International Defence Review
Lockheed Martin demonstrates ADAM capability
<1302-010004>
Lockheed Martin社が、UAV や小型ロケット弾を撃墜する地上型レーザ装置 ADAM の評価試験
を11月27日に行い、標的となった翼端長11ftの UAV を1.5kmの距離で破壊した。
ADAM は民需用の10kWファイバレーザを使用し、8ft×12ft×10ftのコンテナに収納してトレーラに積載され、
2kmが有効範囲である。
2012.12
International Defence Review
Lockheed Matin studies inteceptor's potential
<1301-120008>
Lockheed Martin社が EAPS C-RAM システムの用途拡張を検討している。
同社の EAPS は全長1m、胴径40mm、重量2kgで2.5kmの射程を持ち、
2006年時点で単価$16,000以下を目指していた。 レーダ誘導で直撃を狙っていて、同社はブースタ付きの射程延伸型も検討している。
2012.12
International Defence Review
AI3 based-defence C-RAM system unveiled
<1301-120007>
Raytheon社が開発している AI3 C-RAM システムが米陸軍協会(AUSA)総会で
公開された。
AI3 は Raython社が2012年3月に$79.2Mで受注した迎撃弾で、AIM-9M Sidewinder にセミアクティブミリ波シーカを搭載する。
発射は Avenger 又は高機動中型トラック FMTV で行われ、FAAD C2 で管制して AN/TPQ-64 Sentinel
捜索レーダと Ku-band 型の MFRFS レーダが追随、データリンク、イルミネーションを行う。
2012.11.07
Jane's Defence Weekly
ISAF 'on track' to deliver Afghan C-IED capability
<1212-110708>
アフガンに駐留する NATO を中核とした平和維持部隊 ISAF の参謀副長が10月31日、C-RAM 装備が順調に配備
されつつあると述べた。
2012.08
Jane's Missiles & Rockets
Lockheed Martin tests anti-rocket mini-missile
<1209-080012>
MHTK 弾は全長1m以下、胴径50mm以下で、重量は約3kgである。
2012.07
International Defence Review
Lockheed Martin works towards live EAPS testing
<1208-070026>
Lockheed Martin社が Eurosatory展で、5月26日に EAPS の発射試験を行ったと発表した。
C-RAM 試験は2012年後半に行うと言う。
2012.05.13
Defense News
U.S. Army pushing laser-based defenses
<1206-051301>
・HEL MD
米陸軍の移動型高出力レーザ実験装置 (HEL MD) は、Oshkosh社製 HEMTT A4 に固体レーザ
を搭載した C-RAM システムで、Boeing社が試作した低出力レーザ型は2011年夏に納入され、秋冬に試験が行われている。
高出力型の契約は今年の夏か秋に行われ、2013年に野外試験が開始される。
・AI3
Sidewinder、Avenger、SDB-Ⅱ などの技術を元にした迎撃弾 Accelerated Improve Interceptor Initiative (AI3) 計画は、
Raytheon社が$79.2Mで受注し、18ヶ月間行われる。
【註】
Raytheon社が3月5日に受注したと発表した契約は、AI3 計画のうち AI3 Battle Element と呼ばれる部分で、発射機や指揮統制装置は官給される。
2012.05
International Defence Review
Raytheon converts FCS radar to C-RAM
<1207-050005>
Raytheon社が米陸軍から C-RAM 用センサである Ku-band の MFRFS を$45Mで受注し
試作している。 MFRFS には従来品に比して低い FAR が求められている。
同社は、計画中止になった FCS で APS 用に開発していた Ka-band 短距離レーダを元に、MFRFS を試作する。
FCS APS では、各アンテナが0.1㎡であった。
2011.12
International Defence Review
HAMMR hits C-RAM, C-UAV milestones
<1201-120020>
Northrop Grumman社が8月に行われた陸軍の演習で、HAMMER レーダの C-RAM 及び C-UAV 能力を実証し
た。 この試験で HAMMER は移動中の車両に搭載して使用された。
HAMMER は、戦闘機搭載 AESA レーダを HMMWV に搭載する国防総省の計画で、同社はが2009年に受注して進めていた。 HAMMER は現在 F-16
Block 60 搭載の AN/APG-80 を使用しているが、モジュラ式であるため F-35 の AN/APG-81 や F-22 の
AN/APG-77 も使用できる。
2011.09
International Defence Review
Israel's Iron Dome
<1111-090012>
Rafael社が、米国の EAPS C-RAM計画に、Iron Dome を提案している。
Iron Dome は4月7日の Katyusha 迎撃以来、6月下旬までに8回の迎撃を行っている。
Iron Dome の性能について詳細は公表されていないが、射程は2~40kmと見られている。
2011.09
International Defence Review
US plots missile-on-missile interception
<1111-090011>
米陸軍の将来 C-RAM システムである EAPS には50mmガトリング砲や
高出力レーザ (HEL TD) なども提案されているが、当面の計画としては Lockheed Martin社と Northrop Grumman社が提案している
迎撃弾計画が進められている。 両社とも2010年末に設計審査を終え、9月に発射試験を開始する計画であったが、財政難から遅れて、発射試験は
12月に開始されると見られる。
Lockheed Martin社が提案(右図左)しているのは、全長1m、胴径40mm、発射重量2kgで、2.5kmのキープアウトレンジ
を確保する。 このミサイルは開発中止になった NLOS-LS の発射機 (CLU) に135発
(註:1セルに9発、15個セルで135発)装填できる。 単価は$16,000と言う。
これに対し Northrop Grumman社の案(右図右)は全長1.8mで、セルに2発が装填される。 こちらは近接信管と破片効果弾頭を搭載する。
2011.09
International Defence Review
Off the wall: new solutions help strengthen base defences
<1111-090009>
2011.08.24
Jane's Defence Weekly
Rafael, Raytheon team to pitch Iron Dome to US
<1110-082404>
Raytheon社が8月16日、同社が Rafael社と共同で米政府に Iron Dome の売り込みを行うことを明らかに
した。 米陸軍は Iron Dome と似た脅威に対処する EAPS 計画を進めていて Lockheed Martin社と Northrop grumman社が競っているが、
EAPS は Iron Dome より低空、近距離での迎撃を目指している。
Rafael社と Raytheon社は共同で、2012年末までに IOCS となる David's Sling システムに使用する射程170kmの
Stunner の開発を行っている。
2011.02.23
Jane's Defence Weekly
MEADS nears the end of the road
<1104-022301>
米国防長官官房 (OSD) が2月14日、米国は2013年の D&D 終了をもって MEADS 計画から撤退
すると発表した。 更に翌日にはドイツが、同じく MEADS からの撤退を発表した。 共同開発国であるイタリ
アは、まだ態度を表明していない。
MEADS 計画からの撤退後、ドイツは米国に従って Patriot の改良の道を選ぶと見られるが、Patriot を装備していないイタリアは SAMP/T
の調達増になると見られる。
これに先立ち米国は、SLAMRAAM 及び JLENS の計画中止も決めており、
今後の優先施策は基地防護と C-RAM に向けられることになる。
2011.01.12
Jane's Defence Weekly
C-RAM equipment now operational in Afghanistan
<1102-011210>
Northrop Grumman社が1月4日、アフガンで C-RAM が full operational になっていると発表した。
操作は northrop Grumman社が行っている。
2010.12
International Defence Review
EAPS interceptors ready to fly
<1101-120004>
米陸軍 AMRDEC が進めている C-RAM 計画である EAPS は、Lockheed Martin社
と Northrop Grumman社が全く異なるアプローチを行っているが、両社とも第二次最終設計審査 (CDR-2) を通過して来年発
射試験が行われる。
陸軍は2015年に EAPS の製造開始の決定 Milestone B を予定しているが、高出力レーザ及び50mmガトリング砲の検討
も並行して行う。
・Lockheed Martin社の EAPS(右図)
直撃を狙う全長1m、胴径40mm、重量2kgの SARH 弾で価格は$16,000と言う。 開発中止
になった NLOS-LS の CLU に4~6発入りキャニスタを15個装填できる。 発射管制
は Enhanced AN/TPQ-36 (EQ-36) で行われる。
・Northrop Grumman社の EAPS
近接信管を持つ全長1.8mのミサイルで、初期の発射試験は単一発射機で行うが、実用型は CLU を使用する
2010.09.22
Jane's Defence Weekly
Safe guarding
<1011-092208>
・係留気球
・固定基地防護
・音響探知
・撃墜手段
地上型 Palanx C-RAM は2005年以来イラクで使用され、迫撃砲弾の70%以上を撃墜して
いる。
高出力レーザの技術検証計画 (HEL-TD) 計画は、Boeing社が HEMTT 車に BCS
を搭載したシステム(右図)を受注しており、2011年に模擬低出力レーザを用いた追随照射試験、2012年後半に高出力レーザ
を用いた試験を開始する。
・長射程脅威対処
2010.05
International Defence Review
High energy laser demonstration
<1008-050012>
米陸軍が進めている C-RAM 用車載高出力レーザ技術立証機 (HEL-TD) は2008年に Beoing社が受注し、
2009年7月に最終設計審査 (CDR) を終え、目下組み立て中である。 HEL-TD は数百kWの固体レーザ
(SSL) をビーム制御装置 (BCS) などと共に Oshkosh社製の重装輪者 HEMTTに搭載
する。
数Wの低出力模擬レーザを用いた実目標に対する BCS の試験はFY11に行われる。
2010.03
International Defence Review
LPWS readies for new duty
<1004-030028>
英国軍が10基装備している LPWS C-RAM のうち2基は米国の訓練施設に置かれているが、
イラクに展開していた残りの8基が英国に引き揚げられ、現在プリモスにある。
その用途について英国防省は明らかにしていないが、アフガンに送られる模様である。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
US Army orders more C-RAM protection for forward bases
<1002-010034>
米陸軍が10月9日に、イラクで基地防護に使用する C-RAM システムを Northrop Grumman社に$58Mで追加発注した。
2009.12
International Defence Review
EAPS expands NLOS-LS base defence role
<1002-120030>
米陸軍が C-RAM システムを段階開発する IFPC 計画は、
・Increment 1: 現有 C-RAM の改良でFY10開始
・Increment 2: 半固定システム防護用でFY15実用化
・Increment 3: 移動部隊防護用でFY21完成目標
となっている。
Increment 2 は2008年末に Northrop Grumman社と Lockheed Martin社に発注されたが、Northrop Grumman社が 2009
AUSA で NLOS-LS の CLU から発射する迎撃弾 EAPS を公表した。
EAPS(右図)は CLU に2発ずつ装填される指令誘導方式弾で、60mm迫弾から240mmロケット弾
までに対処する。 射撃管制は EQ-36 Firefinder か TPQ-48 対迫レーダからキューイングを受けた HMMWV 搭載 X-band レーダにより行われる。
2009.09.16
Jane's Defence Weekly
Centurion goes on show
<0911-091601>
Raytheon社が Centurion LPWS を DSEi で初めて公開した。 Phalanx を用いた C-RAM
の試験は2004年11月に行われ、米陸軍は翌年採用した。 現在では英国も装備している。
2009.07
Jane's Missiles & Rockets
US Army IFPC programme will absorb C-RAM in future budgets
<0908-070013>
従来、各種予算のやりくりで進められていた米陸軍の C-RAM は、FY10で IFPC 計画として
予算項目化される。
今までに100発以上の飛来弾を撃ち落としているイラクに配備されている Centurion C-RAM
は、IFPC Increament 0 に位置づけられる。
2009.06
International Defence Review
Israel mulls Centurion
<0907-060031>
イスラエルのバラク国防相が、ハマスの RAM 攻撃から防護するため、Centurion C-RAM
の導入を検討していることを明らかにした。
2009.06
Jane's Missiles & Rockets
Israel declares Phalanx as weapon of choice to counter Hamas rockets
<0907-060005>
バラクイスラエル国防省が4月21日、ガザ地区からのロケット弾攻撃に対処するため Centurion C-RAM を導入
すると発表した。
Centurion C-RAM のユニット価格は$25Mで、最初のユニットは年内に引き渡される。
【註】
イスラエル軍は、米国はイラクに12基の Phalanx を配備しているが可動なのは3基だけなどを理由に、Phalanx 導入に消極的であると伝えられていた。
2009.02
Jane's Missiles & Rockets
US Army hands out demonstration-phase contracts for EAPS
<0903-020031>
米陸軍 AMC が、将来 C-RAM である EAPS の第二段階
を、Lockheed Martin グループに$9.96M、Northrop Grumman グループへ$10.1Mで発注する。 正式契約は2月に行われる。
実証段階となるこの契約では、迎撃ミサイルと、捕捉射撃統制装置が試作される。
2008.10
Jane's Missiles & Rockets
US commits increased aid for Israeli missile defence
<0811-100011>
米国とイスラエルから正式の発表がないが、イスラエルの報道によると米国が Arrow 3 の開発に$750Mを支出するなどの支
援を行う模様である。 Arrow 3 はイランからの Shahab を Arrow 2 の二倍になる500km遠方で撃墜できる。 Arrow 3 では新型の
Black Pine レーダと新型弾を開発するため、計画総額は$1.5Bにのぼる。
米国は FBX-T レーダをネゲブ砂漠南部に展開すると共に、DSP 早期警戒衛星の地上受信装置である
JTAGS をイスラエルに提供する。
一方 Iron Dome の二回目の発射試験が7月に行われたが、配備時期は当初計画の2010年から遅れて2011~2012年以降
になりそうである。 Iron Dome の開発遅れにもかかわらず軍は Phalanx 導入に消極的である。 米国はイラクに12基の Phalanx を配備して
いるが、可動なのは3基だけという。 更にイスラエルが Sederot 市を護るだけでも12基必要で、Ashqelon の発電所を護ろうとすると更に4~5
基が必要になると見られている。
Rafael社は Iron Dome の開発と平行してソリッドステートレーザの開発も進めている。
2008.09
International Defence Review
Beam on: derected energy wearpons get charged up for use on the battlefield
<0810-090049>
今年10月に迎撃試験の予定。
・Silent Guard
ミリ波非殺傷兵器
・Vigilant Eagle
空港設置型 SAM 迎撃用 HPM 兵器
2008.09
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon plans shootdown by laser of mortar round
<0810-090003>
Raytheon社が年内に、50kWファイバレーザを用いて飛翔中の迫撃砲弾を破壊する試験を行う。 この試験結果が
よければ国防総省は実用型を発注する計画で、同社は受注後1年以内に納入が可能としている。 同社は2006年6月に、20kWのレーザで固定し
た60mm迫弾頭を450mm以上で破壊する試験に成功している。
同社はこのレーザを、Centurion 地上設置型 Phalanx に照準用の低出力レーザと共に取り付け、20mm砲の射程が1.5kmであるのに対し、晴
天では15kmで迫弾を撃墜する。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
US seeks to protect air-launched weapons against laser defences
<0809-080605>
米国とイスラエルが防空用にレーザ兵器を開発しているのと同様に中国とロシアも防空用レーザ兵器を開発している。 特に
中国は防空用 HEL 技術主要国になっている。 一方ロシアでは Almaz Antey社が移動型の防空レーザシステ
ムを開発しており、いずれも精密誘導爆弾やミサイルから重要拠点を防護しようとしている。
米国では Raytheon社が LADS を用いた迫撃砲弾迎撃試験を2008年4/四半期に開始するほか、
DARPA と GA社が液体レーザ HELLADS を作戦機に搭載し、ミサイル、ロケット、迫撃砲弾、SAM、AAM を撃墜
しようとしている。
この様な状況から米空軍は、レーザ兵器の攻撃に耐える空投武器の研究を進めている。 これは空投武器にコーティング
を施すことでレーザの破壊効果を起こらせるもので、最小限5秒間の耐レーザ時間を狙っている。
2008.07.23
Jane's Defence Weekly
Raytheon targets in-flight shootdown of mortar round
<0809-072307>
Raytheon社が開発中の対空レーザ砲 LADS による飛翔中の迫撃砲弾を撃墜する試験が今年の4/四半期に行わ
れる。 同社は2006年に自社経費で20kWレーザにより迫弾を550mで破壊する試験を行っているが、今回の試験は50kWのファイバレーザを用い
るもので、国防総省との契約で行われる。 LADS は Phalanx の砲架に取り付けられ、Phalanx のセンサや FCS を使用する。
Raytheon社は LADS を Centurion C-RAM に取り付ける計画で、これにより Centurion の射程を M61A1 6銃
身20mmガトリング砲の射程1.5kmを10倍に延ばすことができるようになる。 同社は受注すれば12ヶ月以内に納入できるとしている。
2008.06.25
Jane's Defence Weekly
Oshkosh and Raytheon unveil mobile Phalanx
<0808-062502>
Raytheon社と Oshkosh Truck社が、移動型 Centurion C-RAM システムの試作品を公表した。 地上型 20mm Falanx
である Centurion は既に実戦で100発程度のロケット弾や迫撃砲弾の迎撃を行っているが、トレーラ搭載型で速やかな移動ができず、現地から移
動型の要望が出ている。
移動型 Centurion の車体は Oshkosh社製の HEMTT A3 トラックで、100kWの給電能力がある。 実射試験は2010年
に行われる。
2008.04
International Defence Review
Raytheon examines potential of Centurion C-RAM system
<0807-040008>
Raytheon社が、Phalanx CIWS の地上型である Centurion C-RAM の改良を検討して
いる。 Centurion は砲架にそれぞれ追随レーダ及び FLIR を搭載し、重要施設を取り囲んで5~6基配備されるが、
これらのセンサを一括管理して、1基が射撃中に他の1基が他の目標を追随し、別の1基が全周捜索する Co-operative Centurion の可能性を検討し
ている。
また30~50kWの市販高出力レーザを砲架右側(左側には FLIR がついている)に搭載することにより、
射程を現在の2,000mから6,000mに延ばす計画も持っている。 レーザ搭載 Centurion の試験は2008年前半に行われる。
2008.04
International Defence Review
US Army awards C-RAM contracts
<0807-040007>
Lockheed Martin社と Northrop Grumman社が、米陸軍から C-RAM 技術の検証を行う
EAPS 計画を受注した。 計画は5期に分かれ、今回契約した事前設計審査までの Phase 1 は2008年11月まてで、契約額はそれぞれ
$8.6Mと$5.9Mである。 2012年12月に終了する Phase 5 は、SDD に向けた RRS になる。
EAPS は部隊を攻撃してくる RAM を360゚かつ広域にわたり、誘導飛翔体を用いて迎撃しよ
うとする計画である。
2008.03.26
Jane's Defence Weekly
Order hopes prompt rise in Centurion production
<0805-032605>
Raytheon社が Phalanx 20mm砲を C-RAM 用に改造した Centurion は、今までに90発程度のロケット弾や迫撃砲弾を破
壊している。 同社は今までに22基を米陸軍に納入し新たに12基を受注した。 また英国からも13基を受注した。 今後陸軍から更に16基、空軍から6基の受注を見込んで
おり、現在50基/年の生産ペースを80基/年まで引き上げようとしている。
これとは別に同社は、Centurion の砲塔に SSL を取り付けて20mm砲より遠方での撃破することを狙い、2006年6月に
迫撃砲弾を破壊する静爆試験を実施している。 今後2~3ヶ月以内に飛行中の迫撃砲弾を破壊する試験が行われる。
2008.01
International Defnce Review
Raytheon sets target for Future Phalanx
<0803-010010>
Raytheon社が Centurion LPWS (Land-Based Phalanx Weapon System) にレーザを組み合わせた、12ヶ月以内に配備可
能な Future Phalanx の実証試験を計画している。 使用するレーザは30~50kWの民生品の光ファイバレーザで、現在
1k㎡である Centurion LPWS の援護範囲を十倍というオーダで広げることが出来る。
Centurion LPWS はイラクで米軍が34基、英軍が5基使用しており、更に米陸軍が16基、空軍
が6基、英軍が8基発注している。
2007.11.07
Inside Missile Defense
Panel mulls using Lasers against Rockets,Artillery and Motors
<0723-110702>
米陸軍は、開発をめざしている DE-SSL (Directed Enargy Solid State Laser) 構想の細部検討を兵器学会
の科学技術委員会に委託していたが、最近14ヶ月の研究が終了した。
研究は RAM を迎撃するレーザシステムの SSL 装置、ビーム制御装置、システム設計等に関するもので、現
在秘密に指定された作業を行っており、細部は明らかにされていない。
2007.11
International Defence Review
Raytheon moves to pitch LPWS to NATO
<0722-110004>
Raytheon社が Centurion LPWS (Land-based Phalanx Weapon System) を、イラクやアフガンの基地防護用
として NATO に売り込んでいる。 LPWS は艦載用の Phalanx 1B CIWS の陸上型で、M61A1 20mm Gatling砲で M246 又は M940 自爆榴
弾を4,500rpmの発射速度で発射する。 現在英米軍がそれぞれ5基と22基をイラクとアフガ
ンで使用しており、米陸軍は2005年の展開以来、約50交戦に成功している。
現在中東で使用されている LPWS は24tであるが、Raytheon社は HEMTT 車に搭載した軽量
型の計画も明らかにしている。
2007.10.01
Defense News
US may more C-RAM
<0722-100101>
米陸軍は前線基地に2006年から部隊に装備している C-RAM (Counter Rocket, Artillery and Mortor) シス
テムを追加発注する計画である。
陸軍は今年1月に Northrop Grumman社に C-RAM システムを総額$71Mで発注しているが、数量は公表していない。
2007.08
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon tests Vigilant Eagle microwave defence system against MANPADS missile
<0717-080025a>
Raytheon社が対 MANPADS 用 HPM 兵器である Vigilant Eagle
の技術立証試験を行った。 試験では離陸直後の輸送機を模擬して丘の中腹に置かれたジェットエンジンに対し MANPADS を発
射し、これに対して HPM を照射した。 これにより MANPADS は制御を失い異常飛翔した。
<0717-080025b>
Phalanx 20mm CIWS の地上型である Centurion は米陸軍から22基を受注した。
陸軍は28基を要求している。 その他に米空軍が6基、英国軍が5基を発注してい
る。 Centurion には6ヶ国から引き合いがあり、同社は2010年までに100基を売り上げ
るとしている。
2006年6月に Raytheon社は、民生品のファイバレーザを用いた60mm迫撃砲弾の破壊
に成功した。 ただしこの試験は地上に固定された弾に対する照射であった。
2007.07
International Defence Review
Defending the stockade: C-RAM solutions come forward to reinforce the ramparts
<0715-070010>
・TPQ-36/37/46A Firefinder
・TPQ-48 LCMR (Light Weight Counter Mortar Radar)
・MPQ-64 Sentinel
・Saab GFR
・HALO Mk Ⅱ
・SMAD 064PC acoustic weapon-location system
② 武 器
・LPWS (Land-based Phalanx Weapon System
・AHEAD / Skyshield (関連記事 IDR 2007.06)
・THEL
・IMI Magic Shield (関連記事 IDR 2006.12)
・Abraham(右図) (関連記事 IDR 2007.02)
③ その他
・IMI CARF roof protection shield
2007.05.30
Jane's Defence Weekly
UK deploys Phalanx C-RAM system to protect forces in Iraq
<0712-053003>
英空軍参謀総長が5月17日に、イラク南部の英軍を防護するため LPWS (Land-Based Phalanx Weapon System)
C-RAM (Counter-Rocket Artillery and Motar) システムを装備することを明らかにした。
M61A1 20mm Gatling 砲を使用する LPWS C-RAM は、二次被害を低減するため M940 自爆弾
を使用している。
2007.05
International Defence Review
Netherlands, UK opt for US counter-mortar radar
<0711-050006>
オランダ及び英国が、海外展開部隊用に AN/TPQ-48 LCMR (Light Counter-Motar Radar
) を調達中である。 LCMR は本来、米陸軍及び海兵隊の特殊部隊用に開発されたが、今では C-RAM
(Counter-Rocket, Artillery and Mortar) 用に使用されている。
2002年に配備された TPQ-48(V1) は捜索距離5kmで標定精度100mであるが、現在開発中の
(V3) は捜索距離及び標定精度を倍にしようとしている。 (V2) は C-RAM 用に使用されている。
2007.02.07
Jane's Defence Weekly
US considers C-RAM units
<0705-020707>
米国では陸軍を中心に C-RAM (Counter-Rocket, -Artillery and -Motar) に関する公式な検討が開始され
ている。 現在 Phalanx CIWS をトレーラに搭載したシステムがイラクで C-RAM にあたっており成果を上げているが、これらは暫定シ
ステムによる付加的任務で、システムには機動性がない。
陸軍は C-RAM 中隊を将来の部隊編制に取り込む考えで、陸軍野戦砲兵学校と防空砲兵学校が合併した砲兵
学校 ( Fires Center of Excellence ) は、その編制装備の検討に入っている。
現在考えられているのは DEW と kinetic-energy 兵器の組み合わせで、レーダとしては対空捜索、対砲迫、
空域統制能力を兼ね備えた多用途レーダが考えられている。
2006.08.23
Jane's Defence Weekly
Raytheon to push Phalanx internationlly
<0618-082311>
Raytheon社が LPWS (Land-based Phalanx Weapon System) を売り込んでいる。 同社幹部によると Bahrain
及びカナダ政府と交渉を進めているほか、イスラエルが国境配備用に、ギリシャが島嶼配備
用に、メキシコが石油施設配備用に検討している。
LPWS は、米陸軍が2005年6月から C-RAM (Counter-Rocket, Artillery and Motar) システムの構成品として
、イラク最大の Camp Anaconda に6基配備しているのをはじめ、海兵隊もイラクとアフガンに配備しており、今
までに6回の戦果を挙げている。
LPWS は発射速度4,500rpmの M61A1 20mm Gatling砲、Ku-band レーダからなる24tのシステムで、操作ステー
ション、発電機、冷却装置などと共に平床トレーラに乗せられている。
2006.08.23
Jane's Defence Weekly
Mobility and cost concerns put couter-rocket system in doubt
<0618-082305>
Phalanx CIWS をトレーラに乗せた C-RAM (Counter-Rocket Artillery and Motars) システムは、
イラクで一定の成果を上げているが、殆ど機動性がなく、維持経費のかかるシステムを米陸軍は
もてあましている。
2005.10.03
Inside the Navy
Dragon Fire Motor to be tested for role in Counter-Motor System
<0522-100304>
米海兵隊は Dragon Fire Ⅱ 120mm迫撃砲の発射試験を来月予定しており、対迫撃砲戦の効果が確認されれば
陸軍の CRAM (Counter Rocket and Mortor) 計画に組み込まれ、速やかにイラクで運用
される。
Dragon Fire Ⅱ は重量3,000-lb、敵の迫撃砲弾発射から41秒以内に反撃することが要求され、V-22 Osprey
搭載用に開発された ITV (Internally Transportable Vehicle) 又は RSTV (Reconnaissance, Surveillance and Targeting Vehicle)
で牽引する。
基地防護が主である CRAM の構成品はレーダと大型トレーラ搭載 Phalanx であるが、Dragon Fire を加えることにより機動能力が加わ
ることとなる。
2005.10
International Defense Review
Land-based Phalanx takes aim at rockets, artillery and mortars
<0521-100003>
米陸軍が陸上型 Phalanx Block 1B である LPWS (Land-Based Weapon System) を公
表した。 LPWS は艦載の Phalanx Block 1B を発電機と共に低床トレーラに乗せたもので(右図)、C-RAM
(Counter-Rockets, Artillery and Motar) として使用される。
2004年末に Yuma 演習場で60mm、81mm、120mm迫撃砲弾に対する迎撃試験を行い80%近い標的を撃破した。
その後2005年5月に最初の2基がイラクに送られている。
2005.09.14
Jane's Defence Weekly
Skyshield takes on tube artillery
<0519-091407>
Oerlikon Contraves社製 Skyshield 35mm回転弾倉砲システムによる
RAM (Rocket、Artillery and Motar) 弾の迎撃試験が、米独両国でほぼ同時に行われている。
Skyshield 35mm回転弾倉砲システムは、3.3gのタングステンロッドを152本充填した AHEAD
(Advanced Efficiency And Destruction) 弾を発射する。
試験は発射速度を1,000~200発/分に変化させ効果を検討するなど、引き続き行われている。
2003.11.05
Jane's Defence Weekly
US Army eyes defence against a mix of threats
米陸軍が検討中の防空構想では、交戦空域を3分割している。
・MEADS 空域
特に弾道弾対処
・EAADS Outer Tier (40km以内)
EAADS Block 1 の Outer Tier は、SLAMRAAM に決定。
・EAADS Inner Tier (10km以内)
主として RAM 脅威(Rockets, Artillery and Mortar)に対処するもので、DEW が万能ではないため、
ガン、安価ミサイル、DEW を併用する。