(Yahoo)
フランスが、Scalp-Storm Shadow ALCM の艦載型 CM(註:MdCN、旧称
Scalp-Naval)の地上発射試験を完了した。
2018.04.15
Jane's 360
MdCN missile makes operational debut in allied strikes on Syrian CW sites
<1805-041501>
仏海軍のMdCN LACMが13~14日に行われたシリアの化学兵器施設に対する攻撃で実戦デビュー
した。 MdCNは地中海上のFREMMフリゲート艦から発射された。
2018.04.14
Defense News
Coalition launched 105 weapons against Syria, with none intercepted, DoD says
<1805-041413>
米英仏の3ヵ国が14日にシリアの化学兵器関連施設3箇所に対して105発のCMで攻撃を行った。 内訳は以下の通りである。
・Barzah 研究センタを破壊、最も堅固に防護された施設
米: Tomahawk 57発、JASSM-ER 19発
・Him Shinshar 化学兵器施設を破壊
米: Tomahawk 9発
英: Storm Shadow 8発
仏: SCALP 2発、艦船発射CM(註:MdCN) 3発
・Him Shinshar 化学兵器貯蔵所に損傷
仏: SCALP 7発
【註】
英国のStorm ShadowとフランスのSCALPは両国が共同開発したCMのそれぞれの名称で、MdCNはSCALPを潜水艦の魚雷発射管から発射できるように形状等を改造したもので、
かつてはSCALP Navalと呼ばれていた。
2018.04.14
Jane's 360
US, UK, and French forces launch 105 missiles at Syrian targets
<1805-041411>
米英仏の3ヵ国はシリア攻撃にTomahawk、JASSM-ER、MdCN(註:フランス向けScalpで、旧称は
Scalp Naval)、Scalpなど105発を発射した。
このうち米軍が発射したのはTomahawk 57発、AGM-58B JASSM-ER 19発の合わせて76発であった。
2018.04.14
Aflo
米英仏シリア攻撃 仏国防相、巡航ミサイル発射映像を公開
<1805-041407>
シリア軍に対し米英と共同で軍事攻撃を実施したパルリ仏国防相が14日、地中海沖の仏海軍フリゲート艦からシリアに向
けてCMが発射される映像を公開した。
2015.05.11
Defense News
France offers subs, cruise missiles to Poland
<1506-051105>
ポーランド国防相が、新たに購入する潜水艦用として CM の導入を明らかにしたのに対し、フランスが
Scorpen 潜水艦と MdCN(註:旧称 SCALP Naval)CM を提案している。
ポーランドは軍近代化計画で、2013~2022年において3隻の潜水艦を導入するとしている。
2014.10.31
Defense News
MBDA naval cruise missile conducts final qualification flight
<1411-103105>
次回の発射試験は2015年に FREMM フリゲート艦に実装され実施される。 また Barracuda 攻撃
型潜水艦への搭載は2018年に計画されている。
2013.09
Jane's Missiles & Rockets
MdCN cruise missile begins qualification trials
<1310-090013>
仏国防省が MdCN 艦載 CM の初めての品質確認試験を実施した。 MdCN は、かつて
SCALP Naval と呼ばれていた SCALP-EG/Storm Shadow の艦載型で、垂直発射試験は2010年5月、潜水艦発射試験は2011年6月、
全行程発射試験は2012年7月に行われている。 今回の試験では Sylver A70 VLS から発射された。
仏海軍は MdCN を200発調達する計画で、50発は Barracuda級潜水艦、残りは FREMM フリゲート艦
に装備する。
2012.12
Jane's Missiles & Rockets
MdCN cruise missile tests GPS guidance
<1301-120018>
フランスが10月24日、MdCN の水中発射による、全行程飛行試験を行った。 発射は潜水艦を模擬した水中施設から行われ
たが、水中発射だけの試験は2011年6月に行われている。
一方水上艦用の Sylver A70 VLS からの発射試験は2010年5月に行われ、2012年7月に全行程飛行試験に成功している。
2012.09
International Defence Review
MdCN's maiden flight
<1210-090004>
仏海軍が MdCN 艦載 LACM の初めての発射試験を地上施設で行った。 MdCN は、
ALCM である SCALP EG/Storm Shadow の誘導装置を、Sylver VLS から発射可能
な機体に搭載した射程1,000km以上の LACM で、2014年の実用化を目指している。
2012.09
Jane's Missiles & Rockets
MdCN cruise missile completes first full firing
<1209-090005>
フランスが艦載 CM MdCN(註:SCALP Naval のこと)初の誘導発射試験を行った。
MdCN は SCALP EG/Storm Shaow の誘導装置を使用しているが機体は全く別で、弾頭も BROACH
ではなく新型多目的弾頭を搭載している。
仏海軍は2014年配備を目指しており、FREMM フリゲート艦用に150発、Barracuda 型原潜用に50発の、計200発を生産する計画である。
2012.03.19
Aviation Week & ST
Cruise control
<1204-031903>
欧州各国がリビア戦の経験などから CM の改良計画を進めている。
・Storm Shadow
2020年頃の実用化を目指し対艦型を計画。 イタリアは CosmoSkyMed SAR 衛星4基の情報活用を第一優先に設定。
・TAURUS
戦果解析と対艦能力付与のための目標変換のためデータリンクの付加を計画。
・Scalp Naval
2014年に FREMM フリゲート艦に装備する射程1,000kmのミサイルに、データリンクの搭載と Galileo 利用誘導能力を付加。
2011.07.06
Jane's Defence Weekly
SCALP completes submerged launch
<1111-070607>
MBDA社製 SCALP Naval LACM の初めての水中発射試験が6月8日に行われ成功した。
この試験で SCALP Naval は、Barracuda 潜水艦を模した水中の装置から発射された。
2010.12
Jane's Missiles & Rockets
MBDA's SCALP Naval booster in underwater ignition test
<1101-120019>
MBDA社が9月に Scalp Naval CM に使用するブースタの水中点火試験に成功した。 Scalp Naval に
は FREMM フリゲート艦の Sylver A70 VLS 発射型と Barracuda
原潜の魚雷発射管発射型があり、Sylver A70 からの発射試験は5月28日に行われ成功している。
潜水艦発射型は2017年運用開始が計画されていて、水中発射試験は2011年に行われる。
2010.08
Jane's Missiles & Rockets
SCALP Naval tested in vertical-launch role
<1009-080012>
Scalp Naval の初めての発射試験が5月28日に行われ成功した。
Scalp Naval には FREMM などの水上艦から垂直発射される型と、Barracuda 級攻撃型原潜から水中発射される型があ
るが、今回の試験では Sylver A70 VLS から垂直発射された。
2010.08
International Defence Review
MBDA completes first Scalp Naval test-firing
<1009-080004>
MBDA社 Scalp Naval の初めての発射試験が5月28日に行われ成功した。 Scalp Naval は空中発射の Scalp-EG/Storm Shadow
を533mm標準魚雷発射管または VLS から発射できる機体に組み立て直した射程1,000kmの LACM
で、試験では Sylver A70 VLS から垂直発射された。
仏海軍は250発を要求しており、200発は FREMM フリゲート艦へ、50発は Barracuda型攻撃
型原潜に装備される。
2010.06.23
Jane's Defence Weekly
MBDA completes first SCALP Naval missile test-flight
<1008-062612>
SCALP Navak CM の初めての発射試験が5月58日に行われ成功した。 SCALP Navla は
FREMM フリゲート艦に装備される Sylver A70 VLS から発射された。
この試験は2009年に計画されたものが数ヶ月遅れで実施され、元々は固定目標に対して行われるはずであったが、計画は全面的に見直され発射試験の回数も削減され
たため、実際に行われた試験の詳細は分からない。
2010.02.01
Aviation Week & ST
Cruise control
<1003-020111>
2009年に実施される計画であったが延期されていた SCALP Naval の初発射試験が2010年前半に実施
される。 仏国防省と MBDA社は、発射試験開始が遅れても2013年配備開始の計画に変更はないとしている。
SCALP Naval は射程1,000哩級の LACM で、調達数が250発から200発に削減されたものの
、最初の50発が2013~2014年に FREMM フリゲート艦に装備される。
最初に発射試験が行われるのは垂直発射型で、ブースタ付き擬製弾を使用した Sylver A70 VLS からの発射試験は
2008年に行われている。
2008.12
Jane's Missiles & Rockets
MBDA's SCALP Navsl missile completes aerodynamic tests
<0901-120021>
MBDA社が10月28日に、SCALP Naval の風洞試験を終了したと発表した。 2006年12月に開発を開始して2年目である。 初の
発射試験は2009年に行われる。
SCALP Naval は2013年から FREMM フリゲート艦、2015年からは Barracuda 潜水艦に装備され、FREMM では
Sylver A70 VLS、潜水艦ではカプセルに収納されて魚雷発射管から発射される。
2007.07.16
Aviation Week & ST
Cruise missile propulsion award
<0716-071602>
MBDA社は仏海軍のフリゲート艦に装備する Scalp Naval の推進システムの開発製造に、
SNPE-MBDA両社の共同企業体である Roxel社を選定した。 開発機関は約4年を見込んでいる。
2007.01.10
Jane's Defence Weekly
Paris awards major Scalp Naval contract
<0703-011002>
フランスが2013年からフリゲート艦及び潜水艦に装備する Scalp Naval
250発をMBDA社にEUR910Mで発注した。 うち200発は FREMM フリゲート艦、50発は Barracuda 潜水艦用である。 これによりフ
ランスは、米英に次ぎ艦載縦深打撃力を保有する西側で三番目の国になる。
Scalp Naval は射程1,000km、精度1mの巡航ミサイルで、最初の契約EUR560Mには開
発費及び50発の生産分が含まれている。
2007.01.08
Aviation Week & ST
France OKs naval cruise missile
<0703-010808>
フランス海軍のフリゲート艦 FREMM と原潜 Barracuda に搭載される Naval Scalp の開発
が承認され、総額$1.2Bで FREMM 用200発、Barracuda 用50発の計250発が4バッチに区分し製造される。
Naval Scalp は Scalp EG/Storm Shadow の派生型の射程1,000km以上
の LACM である。 1月4日に最初の契約が行われ、FREMM 搭載用の垂直発射型50発が2013年に納入される。
Barracuda は2006年12月に6隻を建造する契約が行われ、2016年に初号艦が就航する。 Barracuda には Naval Scalp、SM39 対艦ミサ
イル及び重量級魚雷が混合で20発搭載可能である。
2006.11.01
Jane's Defence Weekly
France poised to sign order for Barracuda
<0623-110101>
フランス海軍現有の Rubis 級潜水艦6隻の後継になる6隻の Barracuda 級原潜の契約は年内に行われ、一番艦
の引き渡しは2016年、就役は2017年に予定されている。
Barracuda 級原潜は排水量4,765tで、Scalp Naval 及び SM-39 Exocet
及び新型の重魚雷を装備する。
2006.10.18
Jane's Defence Weekly
Captains of consolidation
<0622-101812>
Barracuda 原潜は6隻建造する計画が4隻に減らされたが、年内にも発注される。 Barracuda に装備する
Scalp Navalは FREMM にも装備する。
フランスは輸出にも力を入れており、インドへ輸出する Scorpene ディーゼル潜水艦などの2006~2007年で
の輸出拡大を見込んでいる。
2006.10.16
Aviation Week & ST
Cost chemistry
<0621-101612>
MBDA社は固形ロケット及びラムジェット製造メーカである Bayern Chemie-Protac社を買収した。 同社の技術は当面、2012年に装備化
を予定する次世代 Meteor の開発に向けられる。
MBDA社は FREMM フリゲート艦用の Naval Scalp を年内に受注し、
2011年に納入する。 政府は開発経費と初度納入50発の予算を確保している。
また、長射程対地攻撃用の Exocet MM40 Block 3 の輸出が内定し、今後15年間に EUR2B の受注が見込まれる。
2005.11.28
Aviation Week & ST
Forward, FREMM!
<0524-112807>
予算問題から約2年遅れていた偵察多用途フリゲート艦 Fremm の開発を開始することで、仏伊両国が合意し
た。
年内に始まる第一段階ではフランスの8隻 (対潜用×6、対地攻撃用×2) の建造を開始し、来年5月からの第二段階ではイタリアの2隻
を建造する。 2011年から2015年の間に27隻を建造する予定である。
Fremm の開発開始に伴い、対地攻撃用 Scalp Naval の開発も来年早々に開始する計画で、
発射試験を2009年、2011年~2012年の艦載をめざす。 フランスは250発を装備する計画だが、イタリアは
Scalp Naval のほかに、Tomahawk 及び Ottomat 対艦ミサイルの対地攻撃型も候補にあげており、機種は未決定である。
2004.11.29
Defense News
Scalp Naval faces critical booster test in December
<0502-112903>
仏海軍のフリゲート艦 FREMM 及び原潜 Barracuda に搭載予定の対地攻撃用巡航ミサイル Scalp
Naval のブースター燃焼試験が12月に予定されている。
Scalp Naval は射程1,000km、誘導航法システムに IR 3D 画像装置と GPS を用い、命中精
度は1mとされる。 GPS のみのシステムでは精度は10mが限度である。
Scalp Naval は2006年にフルスケール開発を予定、仏国防省は2010年から17隻の FREMM 用として200発の艦載
型と、2012年就航予定の Barracuda 用50発の購入を決めている。
2004.11.01
Aviation Week & ST
Ship ahoy!
<0421-110102>
仏の兵器局 DGA は、射程1,000km級の巡航ミサイル Scalp Naval
のフルスケール開発開始を年末か2005年初頭に予定しており、MBDA社は具体的な準備を進めている。
同社はフルスケール試作品の社内試験を既に実施中で、推進システムや弾頭を含め最適設計に資する各種自社試験を行ってい
る。
仏海軍は17隻の FREMM フリゲート艦に搭載を決め、伊海軍は10隻への搭載を検討中で Tomahawk との比較を行っている。 計画は当初
計画から2年遅れて2010年の初号艦納入の予定である。
2004.10.25
Aviation Week & ST
New renaissance
<0421-102501>
仏伊が目指す FREMM フリゲート艦の共同開発は、運用上の見解の相違と建造費について合意が得られず、開
始時期は2005年初頭、企業との契約は2005年中盤まで遅れることとなった。
これにより初号艦の納入は2年遅れて2010年頃、27隻目の最終艦は2019年に納入される。
FREMM は対地巡航ミサイルを装備し、同時に対艦/対潜任務を行う多目的フリゲート艦で、仏は
Scalp-EG/Storm Shadow を搭載し、仏製の戦闘管理システムを使用する計画に対し、伊は Tomahawk の搭載と米海軍の CEC の使用
を検討している。
価格に関しても仏が280~300ユーロ以上と見積もっているのに対し、伊はそれ以下を主張している。
2004.10.13
Jane's Defence Weekly
MBDA outlines Scalp Naval development
<0420-101309>
MBDA社が2002年12月に締結され、2005年5月に終了する Scalp Naval LACM の29ヶ月間 RRE
を続けている。
同社では2006年に本試作及び初期生産が開始され、2011年には FREMMフリゲート艦
、2013年には Barracuda 攻撃型原潜に搭載されると見ている。
Scalp Naval は既存の Scalp-EG/Storm Shadow の構成品を使い、機体を533mm標準魚雷発射
管に適合させたもので、射程は1,000km級と見られている。 長射程化実現のために高カロリ
の燃料を使用する。
この他に Scalp Naval は双方向データリンクを搭載すると共に、小型化
BROACH や多目的弾頭が検討されている。
2004.10.04
Aviation Week & ST
Extended cruise
<0419-100408>
MBDA社の空中発射型対地攻撃用巡航ミサイル Storm Shadow/Scalp EG の
射程延伸が、2007年の実用化を目標に検討されている。
改善はターボジェットエンジンの燃料をこれまでの灯油系 JP-5 からより高カロリの JP-10 に変更すると共
に、飛翔経路の最適化を図るもので、現有機種の射程を20%以上、一説では600kmまで延伸するとされている。
一方、射程1,000kmを越える Scalp Naval の開発も進んでおり、エンジン燃料には JP-10
を使用するものとみられる。
仏海軍は Scalp Navel を2011年に運用開始する計画で、200発を FEMM級フリゲート
艦に、50発を Barracuda級攻撃潜水艦にそれぞれ配備する。
Scalp Naval の弾頭には KE 侵徹弾頭と小型 BROACH 弾頭の2種類が候補
として挙がっている。
2004.10
International Defense Review
EREMM frigete to set new standards for design and build costs
<0420-100026>
仏、伊共同事業である FREMM (Fregates Europeennes Multimissions) 計画は、早ければ10月25日ににも署名
される可能性がある。
FREMM は満載時排水量5,700t、全長128m、全幅18.7m、最大速度27ktのフリゲート艦
で、フランスは17隻(対地戦用9隻、対潜戦用8隻)、イタリアは10隻(汎用6隻、対潜戦用4隻)の合わせて27隻が計画
されている。
各型共通に防空用として Aster 15 を装備するが、フランスは後期建造分について
Aster 30 の搭載を考えている。 いずれも発射機には Sylver VLS を使用するが、イタリアは8セルを2基搭載するのに対して
、フランスは32セルを搭載する。 いずれも MFR は EMPAR を採用する。
フランスは対潜型、対地型に射程1,000kmの Scalp Naval 巡航ミサイルを装備するが、イタ
リアにはその計画はない。
砲熕兵器は、イタリアが対潜型に72/62 砲2門、汎用型に127/64 砲1門を装備するのに対して、フランスは 76/62 砲1門を装備する。
2003.10.01
Jane's Defence Weekly
UK considers Type 45 land-attack options
英海軍が計画中の Type 45 駆逐艦は、2007年から就役する114mm砲装備の最初の3隻に引き続き、2010年から
就役する第2バッチの3隻は対地攻撃型となり、以下の装備が検討対象となっている。
・Mk 45 Mod 4 127mm砲と ERGM 誘導砲弾の組み合わせ
・155mm砲兵器体系
・16-cell Mk 41 VLS と Tactical Tomahawk の組み合わせ
・16-cell SYVER VLS と Scalp Naval の組み合わせ
このうち、Mk 45 Mod 4 127mm砲と Tactical Tomahawk が有力案と見られている。
2003.01
International Defense Review
Scalp Naval to be given 1,000km range
フランス海軍は SCALP Naval への最大射程要求を1,000kmに
延伸した。
従来最大射程への要求は400km~600kmが考えられていた。 これは攻撃対象が海岸から300km以内にあると考えていたことによる。
しかしながらその後の検討で、あるシナリオでは更に射程が必要であることが明らかになり、要求最大射程が延伸された。
SCALP Naval は2004年に full-scale development が開始されれば、2009年には運用が開始できる。
2002.11.11
Aviation Week & ST
France kicks off naval cruise missile program
仏国防省は 9月、MBDA 社と長射程巡航ミサイル SCALP NAVAL のリスク低減研
究に関する契約を行った。
SCALP NAVAL は射程1,000km以上、Scalp/Storm Shadow 空中発射型 CM の艦船発射バージョンで、仏が伊と共同開発する多目的巡洋艦
に装備を予定している。
開発は 2005年に開始され、2010年の装備化を予定少なくとも250発を導入する。
艦載型に引き続き潜水艦発射型を開発、2012年の運用開始を狙っている。
2002.04
Jane's Missiles & Rockets
French Navy launches Naval Storm Shadow/Scalp programme
仏政府は MBDA と、Naval Storm Shadow/SCALP の Project Defenition Risk
Reduction Phase の契約を行った。
2002.03.20
Jane's Defence Weekly
MBDA gets green light for SCALP Naval
フランス国防省は、SCALP Naval 開発の Pre-development Phase 契約を、
$26.4Mで行った。
SCALP Naval は、SCALP-EG/Storm Shadow ASM の構成品を、魚雷発射管に合わせて円筒形にし
た新型機体に搭載したもので、射程は400km+と言われている。
SCALP Naval の本試作は2005~2006年に開始され、垂直発射の FMM (Frigate Multi Mission) 搭載型は
2011年、魚雷発射管発射の Barracuda SSN 搭載型は2013年の装備化を目指している。
2002.02.25
Defense News
MBDA to devise Naval version of cruise missile
仏国防省は新型巡洋艦とバラキューダ級攻撃型潜水艦に装備する Naval Scalp
巡航ミサイルの開発に着手する。
Naval Scalp ミサイルは仏空軍のMirage 2000 とRafael 搭載用として MBDA 社が開発している
Storm Shadow/Scalp ED の派生型で、MoD は 250発を導入し、2011年までに 17隻の巡洋艦に、2015年ま
でにバラキューダ攻撃型潜水艦 6隻に装備する予定。
2002.02.20
Jane's Defence Weekly
France advances missile project
フランス政府は間もなく MBDA 社と、Scalp Naval に関する次の段階の feasibility
study の契約を行う。
Scalp Naval は、Scalp EG/Storm Shadow の派生型で、2006年に開発
、製造契約が予定されており、仏海軍は 250 発の取得を希望している。
尚、仏軍当局によると、Scalp Naval と言う名称は、いずれ別の名称に変わることになる。
2002.02.18
Aviation Week & ST
‘Naval Scalp' targets deep-strike gap
仏はこのほど、海軍の将来フリゲート艦と核潜水艦に搭載する長射程巡航ミサイル 'Naval Scalp
' の開発計画を明らかにした。
Naval Scalp は今年から運用に入る対地巡航ミサイル Apche 及び Storm Shadow の系
列で、射程 1,300~1,400km、フリゲート艦装備を 2011年、潜水艦装備を2015年にそれぞれ目指している。
250発 (内50発は潜水艦用) の製造を含む予算総額は $690M で、仏は英及び伊との共同開発を提案中だが、反応は今のところない。
2001.07.18
Jane's Defence Weekly
France poised to launch SCALP Naval project
MSDA (Matra-BAe Dynamics)社は、フリゲート艦や核搭載潜水艦から発射する射程 400km+ の対
地攻撃巡航ミサイルである SCALP Naval の開発に今年末頃着手する。
SCALP Naval は ASM である SCALP-EG/Storm Shadow の構成品を新しい機体に搭載した
もので、陸上の重要施設等を破壊する単弾頭を搭載する。
MBDA社によると装備化は2010年頃で、200~250発の取得が考えられている。
2001.06.13
Jane's Defence Weekly
France outlines drivers for new frigate project
フランスは2008年に就役が予定されている次期多用途フリゲート艦の詳細を公表した。
新フリゲート艦は17隻の建造が予定されており、その内 9隻は陸上攻撃型 (F-AVT)、残りの 8隻が対潜型 (F-ASM) であるが、いず
れも LACM (Land-Attack Cruise Missile) を搭載する。
LACM は SCALP-EG/Storm Shadow の派生型で 500km の射程を
有し、SYLVER VLS から発射される。
2000.11.06
Defense News
French pursue cruise missile for future fleet
米国の Tomahawk 導入を断念した仏は、10年以内に艦船用巡航ミサイルの開発・装備化を検討している。
仏海軍は、現在空軍が英空軍と共同開発している SCALP EG/Storm Shadow 機上発射型巡航ミサイルの派生型として航続距離を延伸
させた艦上発射型の SCALP Naval を次世代巡洋艦及び製造中の原子力潜水艦 (Barracuda project) に搭載する計画である。
Barracuda 潜水艦は 2008年に就航し2012年から軍役を予定している。