TTNT に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2013.08.26 Aviation Week & ST Passive aggressive <1310-082602>
= 米海軍のネットワーク照準システム TTNT を紹介する記事 =
 EA-18G Growler が、搭載レーダを使用することなく、試作データリンク TTNT を介して ミサイルの誘導に十分な精度で、15ktで移動中の水上目標を追随する試験を行い、その性能を実証した。
TTNT White Paper
2009.01.05 Aviation Week & ST Tying the net <0902-010505>
= TTNT データリンクの今後に関する記事 =
 2008年暮れに米空軍は、B-2、F-22、F-35 搭載データリンクに、本命視されていた Rockwell Colins社製の TTNT を退け Northrop Grumman 社製の MADL を採用する決定を行った。 これにより B-2 は F-22 や F-35 とデータを共有できるようになる。  TTNT も細々ではあるが開発が続行される。
 破れた Rockwell Colins社は Link 16 の端末として広く使用されている MIDS と相性の良い TTNT に期待をかけている。 TTNT は DARPAJTRS で、現在使用されている MIDS-LVT をソフトウェア無線機化 する MIDS-J に搭載しようとしている。
2008.06.02 Aviation Week & ST Connectivity cusp <0807-060209>
 F-22 に IP をベースとした ATDL 広帯域データリンクを搭載する Increament 3.2 計 画は、今年後半に開始され2014年に装備化される。 候補には TTNTMADL があが っている。 MADL は低捕捉性を持つ反面送受信方向が限定されるのに対し、TTNT は全方位性を持つ。
 TTNT の F-22 に搭載しての試験は4月下旬に実施された JEFX 08 演習で行われ、TTNT を搭載した2機の F-22 が SAR 画像を含む コックピットの表示を地上に伝送した。 また空対空通信では、Sniper 照準ポッドに TTNT を搭載した F-16 と双方向のデータ交換を行っ た。
2007.06.04 Aviation Week & ST No hands <0712-060405>
 Boeing社は海軍の UCAS-D 受注に向け、空母からの離発着が可能な X-45N を提案 しているが、UCAS の代用としてF/A-18F を用いた自動離発着実験を行っていて、5月中旬に空母への自動着艦 に成功した。
 同社は2006年に TTNT (Tactical Targeting Network Technology) を用いた指揮通信リンクを採用すると共 に、これまで蓄積した X-45A 及び X-45C の技術を活用する。
2007.05.28 Defense News Networking systems <0713-052807>
 米 JFCOM は軍共通のデータリンクシステムの構成と標準化の必要性を各軍に呼びかけている。 空軍は最近 、陸海軍海兵隊と Link 16 による F-35 と地上部隊の情報交換について意見交換を行ったが、性能的にも 旧式になりつつあるため新たなデータリンクによる標準化には合意している。 但し具体的な方策は未定である。
 空軍は高速データ通信が可能な TTNT の開発を進めている。
2007.02.05 Aviation Week & ST The US Air Force planned for ・・・ <0705-020502>
 米空軍は航空機搭載用の TTNT (Tactical Targeting Network Technology) に優る高速大容量データリンク である XRCDL (X-band Radar Common Data Link) の開発を$9.7Mで Lockheed Martin社に発注しており、 数ヶ月以内に試作品の試験が開始される。
 TTNT は10MBのデータを100~300哩の範囲に送信することが要求されていたが、XRCDL は伝達速度、周波数 帯域及び通達距離のいずれも優れており、F-22 やその他の第五世代航空機に搭載を予定する。
2006.11.09 Inside the Pentagon Air Force to use TTNT Link on F-22A and F-35 <0624-110902>
 米空軍は TTNT (Tactical Targeting Network Technology) データリンクを F-22A 及び F-35 に装備することを決め、08-POMに所要の予算を計上した。
 TTNT はインターネットプロトコルを用いた高速ネットワークで、2Mbitのデータを2msecで距離100浬の送信 ができる。
2006.08.02 Jane's Defence Weekly USAF explores new datalink mode for radars <0617-080215>
 米空軍は、戦闘機搭載レーダの捕捉した生データを送受するデータリンクの研究を行っている。
 AESA レーダを搭載する戦闘機の生データ送受には200Mbits/sの高速通信が要求されるが、現有の Link 16 は60kbits/s以下の能力しかない。 次世代の戦闘機搭載データリンクとして開発が進められている TTNT (Tactical Targetinf Networking Technology) でも2Mbits/sしかない。
 現在空軍研究所が$9.7Mで研究を進めている R-CDL (Radar-Common Data Link) は、 10Mbits/s以上を目指している。
2006.06.19 Aviation Week & ST TAC-Air internet <0613-061907>
 Link 16 に替わる高速データリンクシステムである TTNT (Tactical Targeting Networking Technology) の試験が、昨年の試験に続き2006 JEFX (Joint Expeditionary Force Experiment) 演習で行われ、極めて良 好な成果を得た。
 TTNT は DARPA が開発している2Mbyte/secの IP 方式を用いたデータリンクシステムで、 処理能力は Link 16 の20倍、情報交換速度は50倍で、通達距離は100浬以上 とされている。
(関連記事 JDW 2006.05.03)
2006.05.03 Jane's Defence Weekly IP-based airbone nertworking comes of age <0610-050308>
 米国が戦闘機に搭載する Link 16/JTIDS に代わる IP (Internet Protocol) 方式の高速デ ータリンクの開発を進めている。 IP 方式データリンクには JTRS の WNW (Wideband Networking Waveform) があるが、戦闘機での使用には適さない。
TTNT
 Rockwell Collins社が開発した TTNT (Tactical Targeting Network Technology) は2Mbit/sの IP 方式通信 で、WNW に比べて極めて短い待ち時間で送信ができる。 既に F-22A や F/A-18E/F への装備が計画されており 、F/A-18E/F では MIDS 装置にカードを付加するだけで使用できる。
FAST
 BAE社が開発した FAST (Flexible Access Secur Transfer) は IP 方式と広帯域通信に適するよう Link 16 を改造 するもので、可変アダプティブなデータレートで1.1Mbit/sを実現する。 また Link 16 が従来必要と した pre-arrangement time-slot を廃している。
 ただし FAST はまだ2006年末までの論理実証段階にある。
2006.04.12 Jane's Defence Weekly Super Hornet faces high-speed data-link decision <0609-041204>
 米海軍は F/A-18E/F Super Honet に F-22A に搭載されている TTNT (Tactical Targeting Network Technology) の様な高速通信モデムを取り付けるか否かの検討を行っている。 F/A-18E/F には現在5kbits/sの MIDS-Low Volume 端末が搭載されているが、TTNT の伝送速度は2Mbits/sであ る。
 高速通信モデムを搭載すると F/A-18E/F は大容量で任務データの更新を受けられるほか、APG-79 AESA レー ダや ASQ-228 ATFLIR 取得したデータの送信を行うことができるようになる。
2006.01.18 Jane's Defence Weekly Raptor rapture <0603-011809>
= F-22A Raptor に関する5頁にわたる紹介記事 =
 2010年までに AN/APG-77 を AN/APG-77(V)1 に換装し マッピング能力を向上させる。 また SDB の搭載を開始する。
 2012年には TTNT (Tactical Targeting Networking Technology) に基づく データリンクを搭載しネットワーク化を図る。 Link-16 はステルス機には不適であ る。 また同年までに AIM-120D を搭載する。
 Lockheed Martin社は F-22A の輸出を検討しており、日本が可能性のある対象と見られている。
2005.12.01 Inside the Pentagon Link-16 said to fall short of F/A-22 needs <0603-120101>
 米空軍は F/A-22 に Link-16 を搭載しないことを決めた。 空軍は数年来 Link-16 による試験を行ってき たが、同機には適さないとの結論に至り、TTNT (Tactical Targeting Network Technology) を用いた装備の導 入を検討している。
 TTNT は Rockwell Collins社が開発したインターネットプロトコルをベースとする高速ネットワークシステムで、移動目標や不意出現 対処目標への対応が可能である。