(Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo)
(Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo)
「宇宙シャトル試射成功=開発費用の大幅削減狙う―インド」
「米無人宇宙船、約2年の飛行終え帰還 ミッションは謎のまま」
「米、有人宇宙飛行を民間に委託、ボーイングとスペースX ロシア依存脱却へ」
「中国がミサイル迎撃実験=成功発表、米に対抗」
「ミサイル防衛の技術試験に成功・・・陸上配備型で『所定の成果』=中国国防部」
「中国共産党系メディア、やっちゃった?・・・『わが新型戦闘機は太陽系を救う』と豪語、<そそくさ>と削除」
「中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない―中国メディア」
「『中国が極秘に新型ロケット発射』、小型衛星の目的は軍事緊急対応か―米サイトが指摘」
「中国 小型シャトル『飛行試験成功』と報道 詳細不明」
「中国が DN-2 型対衛星ミサイルの打ち上げに成功―米メディア」
米軍事情報サイト Strategy Page が21日、中国が13日に DN-2 ASAT
の打ち上げに初めて成功したと報じた。 専門家によると、DN-2 は米国の GPS 衛星を破壊する能力を持つ。
「中国『ロケットはミサイル』 米、衛星攻撃兵器と分析」
「宇宙ごみ 空自レーダーで監視を検討…衝突なら衛星被害」
「新衛星攻撃弾道ミサイル、中国が来月試験発射へ」
「米軍の宇宙監視衛星、運用開始=数千のごみを常時把握」
「ロシア、宇宙からの脅威に対応する航空宇宙防衛軍を編成」
「中国が無人スペースプレーン『神竜』開発中」
「米国が宇宙兵器を研究開発 衛星の誘導で地上攻撃=中国」
「米人工衛星へサイバー攻撃 中国軍関与か 米議会が報告」
「中国が対衛星レーザー兵器を新疆ウイグル自治区の天山山脈に配備か―米誌」
「中国の衛星攻撃兵器の開発、米国防総省高官が憂慮」
「中国、ゲーツ米国防相を呼び連日の“武力デモ”」
「秘密無人シャトルの飛行試験成功=宇宙220日間、地球に戻る―米空軍」
「軍事用無人シャトル打ち上げ=秘密の試験、宇宙兵器開発か-米」
米空軍が22日、開発中の軍用無人シャトル X-37B をケープカナベラル AFB からアトラスロケットで打ち上げた。 空軍は計画の詳細を公表し
ておらず、将来は ASAT に使用するのではないかとの見方も出ている。
「ミサイル迎撃実験、中国が成功…異例の公表」
「スターウォーズ計画で中国・・・」
「中国衛星兵器の撃退可能 ・・・」
「中国が秘密兵器で米衛星へ・・・」
「中国、衛星兵器実験に成功・・・」
「中国が対衛星兵器実験、米・・・」
「宇宙配備の迎撃兵器開発・・・」
2025.09.01
10:30讀賣新聞
<地球~月>での京大・JAXAの研究構想「一般の人が宇宙実験に挑戦できる未来像」描く…中性子などの観測にCF
<2510-090109>
地球と月の間に広がる宇宙空間Cislunarを舞台にした実験に挑みたい。
京都大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究者らが、月の周回軌道に中性子などを捉える小型の観測機器を巡らせ、未解明の謎に迫る独創的な研究構想を掲げている。 その第一歩として、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
CFを呼びかけているのは、京都大の榎戸准教授やJAXAの尾崎准教授らで、宇宙物理学者の榎戸准教授はX線天文学が専門で、中性子を用いて月面の水資源を探す装置の開発も手がけている。 一方、尾崎准教授は、宇宙探査機が惑星や衛星などの重力を生かして航行する際のルートを決める「軌道設計」の第一人者として活躍している。
榎戸准教授らが目指すのは、地球や月周辺のCislunar領域と呼ばれる空間で行う新たな宇宙科学である。
たとえば、中性子は原子核を構成する素粒子だが、単体で存在できる時間はいまだに不明である。 月の表面から発せられる中性子線を宇宙空間で観測することで、未解決問題の解決に寄与できる可能性があるという。
また、遠い宇宙から届くガンマ線は宇宙の起源などに迫るための重要な情報で、高精度の持続した観測が必要とされる。
研究構想では、Cislunar領域で中性子線やγ線を捉える最初のステップとして、2026年以降に国際宇宙ステーション(ISS)の外側で観測実験を実施し、その後は、観測のための小型探査機を地球表面に近い低軌道に打ち上げ、実績を積み重ねた上で、30年前後に月の周回軌道に実験の場を移す考えである。
【註】
米宇宙軍はcislunar空間の軍事利用に力を入れようとして、2020年にNASAと業務提携に関する5頁にのぼるMoUを結んでいる。
2025.08.26
Janes
Northrop Grumman demonstrates DARC Site 1 capabilities
<2509-082627>
Northrop Grumman社が米国宇宙軍 (USSF) と共同で、西オーストラリア州の深宇宙先進レーダー能力 (DARC) 用に開発したアンテナアレイを試験した。
エクスマスのハロルド・E・ホルト海軍通信基地にあるこの施設は、AUKUS安全保障パートナーシップの下で豪、英、米共同の宇宙領域認識 (SDA) を強化するために設立されている3つのDARC施設のうちの最初の施設である。 2番目と3番目のDARCサイトは、それぞれ英国と米国に配置される。
Northrop Grumman社の宇宙監視・環境情報担当責任者であるジャンモ氏は8月21日にJanesに対し、同社はDARC Site 1で複数の地上アンテナを強化・統合していると語った。
ジャンモ氏は、「DARCは、多数の手頃な価格のシステムを、計り知れない機能を備えた非常に大きなレーダーに相当するように設計されているという点がユニークで、DARCの設計には、放物線状のディッシュアンテナのアレイが含まれており、DARCの真の技術的成果は、これらの複数のアンテナが、はるかに高性能な単一のアンテナのように、オーケストレーションされた方法で連携していることで、これにより、DARCは非常に高いレベルの感度を実現し、静止軌道(GEO)上の小さな物体からのレーダー反射波など、深宇宙からの非常に微弱なレーダー反射波も検出でき、どんな天候でも、このより高い感度、精度、容量、機敏性を24時間7日提供する。
2025.03.18
17:33Breaking Defense
5 Chinese satellites practiced ‘dogfighting’ in space, Space Force says
<2504-031814>
米宇宙軍が、中国の衛星5基が宇宙で「ドッグファイト」を実施したと発表した。 宇宙軍の高官たちは、宇宙戦闘能力を高めるための軍の必要性について、修辞的な剣を研いでいる。
米国と肩を並べる敵は、米国の宇宙能力を否定し、混乱させ、劣化させ、および/または破壊する能力を開発するための広範な取り組みをさらに強化し、軌道戦闘をシミュレートするために宇宙で「ドッグファイトの訓練」していると、宇宙軍の副司令官は本日警告した。
宇宙作戦副長官のゲトライン大将は、マッカリースの年次防衛プログラム会議で、商業パートナーが宇宙軍に宇宙状況認識データを提供し、5基の異なる衛星の協調的な動きを含むデモンストレーションを行ったと述べた。
「宇宙には5基の異なる物体があり、互いに動き回り、同期して制御しており、それが我々が宇宙でのドッグファイトと呼んでいるもので、それらは、ある衛星から別の衛星への軌道上宇宙運用を行うための戦術、技術、手順を実践しています」と彼は説明した。
また、ゲトライン大将は5基の衛星がどの国に関与していたかを特定しなかったが、宇宙軍の広報担当者は後に記者団に対し、デモは中国製のものだったと語った。
「ゲトレイン大将は、宇宙で観測された中国の衛星マニューバに言及した。 中国は2024年に、Shiyan-24C実験衛星3基と中国の実験宇宙物体であるShijian-6 05A/B 2基の含む一連の近接作戦を実施した。 これらのマニューバーは、地球の低軌道で観測された。 これらの観察結果は、市販の情報に基づいている」と、広報担当者はBreaking Defenseへの電子メールで述べている。
2024.10.15
15:41Breaking Defense
Army SMDC reviewing classification in push for improved integration with allies
<2411-101511>
米陸軍SMDCOE司令官のブルックス大佐が、10月7日の米陸軍教会 (AUSA) コンファレンスでBreaking Defenseの取材に対し、現在、秘密保全の指針の見直しを行っていることを明らかにした。
SMDCのウェブサイトによると、SMDCOEはドクトリン、編成、訓練、装備、訓練、人事などの管理を担当している。
司令部の高官が、陸軍SMDCは、同盟国や友好国との協力を向上させるための広範な取り組みの一環として、宇宙能力の秘密保全区分を下げ、間口を広げることに取り組んでいると発表した。
SMDC司令官のゲイニー中将は、この取り組みの完了日を約束することには消極的だが、同司令部は同盟国や友好国の宇宙能力を戦闘に持ち込むことができるという「緊急性を理解している」と述べた。
2024.08.06
16:25Breaking Defense
‘Space fires’ to enable ‘space superiority’ are top SPACECOM priorities for FY27
<2409-080609>
米宇宙軍作戦部長のホワイティング大将によると、FY27の宇宙軍の最優先事項には、「宇宙の優位性」を可能にする「宇宙火力」と「戦場認識の強化」能力が含まれている。
ホワイティング大将は8月6日に、陸軍のSMD年次シンポジウムで講演し、同司令部が統合軍にFY27の「統合優先リスト」を提出したばかりであることを明らかにした。 このリストは、各戦闘部隊がまとめた要件の年次概要であり、「予算と調達計画を準備する際に、軍と防衛機関に私たちの戦闘ニーズを通知する」ようにされている。
FY27のリストは、SPACECOMの「2040年に向けたピボット」の始まりを表しており、ロシア、中国、その他の国々から米国の宇宙システムに対する脅威がますます増加している中で予想されるニーズを満たすための全体的な取り組みであるとホワイティング大将は説明している。
そして、彼はこの日、それについて言及しなかったが、米国の情報機関は、中国が台湾を乗っ取る準備目標年として2027年をタグ付けしたが、中国の指導者である習主席はタイムラインを否定したと伝えられている。
2024.07.27
02:45Defense News
Space Force mulling nuclear protection for missile-tracking satellites
<2408-072701>
米宇宙軍は、高度な高速兵器を探知・追跡する将来の衛星に搭載する能力を検討するための研究を開始した。
同軍の宇宙センシング取得の取り組みの責任者デイビス大佐は25日に全米安全保障宇宙協会の仮想イベントで、その一環として、宇宙軍は宇宙船が核の脅威に耐えられるようにするためのアプローチを検討していると述べた。
2024.07.20
21:50RBC Ukraine
US plans to deploy devices to jam Russian and Chinese satellites
<408-072008>
Bloombergが、米国は、中国とロシアの衛星が紛争中に米軍に関する情報を送信するのを防ぐため、新たな地上設置型jamming装置を配備する計画だと報じた。
国防総省SDAは今年初めに別々の2ヵ所でこのシステムを試験し、3ヵ所目でモニターした。
これらの装置は、中国やロシアの妨害から米国の衛星を保護することを意図したものではなく、攻撃を可能にする敵の衛星通信能力に対抗することを目的としているとされている。
米国の24基のリモートモジュラー端末のうち、最初の11基は数ヵ月以内に配備される予定で、12月31日までにすべての端末を非公開の場所に設置することができる。
この端末は、小型で持ち運び可能、かつ安価な衛星通信妨害手段であり、過酷な環境で使用することができる。
新しい端末は、分散、遠隔制御、比較的移動性のある機能を提供することで、はるかに大規模なカウンター通信システムとMeadowlandsシステムを補完する。
ウクライナ国防省は最近、フィンランドの企業ICEYEと覚書に署名した。 今回の合意により、ウクライナの国家安全保障・防衛にとって重要な宇宙情報分野での協力が深まる。
以前、RBC-Ukraineは、Space X社が地球軌道から国際宇宙ステーションを打ち上げる宇宙船を建造する契約を受け取ったと報告した。
2024.07.20
08:00South China Morning Post
China could attack Starlink-like satellites with submarine laser weapon: naval study
<2408-072003>
中国人民解放軍の科学者たちは、Space X社のStarlink衛星に対抗するために大量生産できるレーザー攻撃型潜水艦を提案している。
中国人民解放軍 (PLA) の科学者らの研究によると、レーザを装備した中国の潜水艦は、中国の安全保障が危険にさらされた場合、Space X社のStarlink衛星を撃墜する可能性がある。
この研究では、MW級の固体レーザ兵器を中央部に搭載した潜水艦は、衛星を発射するために格納式の「光電マスト」を上げている間、潜水したままで、深海まで潜水することができた。
2024.06.28
11:08Reuters 通信
ロシアの人工衛星が軌道上で分解、多数の宇宙ごみ発生
<2407-062811>
米宇宙統合軍が27日、ロシアが廃棄した人工衛星Resurs-P1が軌道上で分裂し、100個余りの宇宙ごみが発生したと発表した。 米航空宇宙局 (NASA) によると、人工衛星の分裂を受け、国際宇宙ステーション (ISS) に滞在している宇宙飛行士は約1時間にわたって係留中の宇宙船に退避した。
ロシアは2022年にこの人工衛星の廃止を宣言していたが、分裂した原因は分かっていない。
宇宙統合軍によると、分裂は26日16:00 GMT頃に推定高度365kmの軌道上で起きたが、他の人工衛星に即座の脅威をもたらす恐れはないという。
分裂した人工衛星を運営していたロシアの国営宇宙開発企業Roscosmosはコメント要請に返答しておらず、ソーシャルメディアで分裂について触れてもいない。
軌道上で大量の宇宙ごみが発生する出来事は珍しく、衛星ネットワークが日常生活に不可欠となって宇宙空間が混み合う中、懸念が強まっている。 分裂が起きた低軌道では、Space-X社のスStarlinkを含む何千基もの人工衛星が周回している。
2024.06.14
15:30UchuBiz
中国の宇宙船同士が「秘匿接近」–敵衛星への攻撃が可能に
<2407-061416>
衛星監視サイトのSatTrackCamが、中国の再使用可能な宇宙船が小型の宇宙船との接近活動を実施したと報告している。
中国は2023年12月、長征-2F SLVで3回目の宇宙船の打ち上げを実施した。 宇宙船は軌道上に未知の物体59884(国際識別番号2023-195G)を放出したことが確認されている。
SatTrackCamへの報告によれば、この宇宙船は6月7~8日に小型宇宙船Object Gへの接近・近傍運用 (RPO) を試験した。 このミッションは友軍の衛星の回収や修理、保守、あるいは敵国の宇宙船に対する潜在的な攻撃となる可能性がある。
このような活動は中国の宇宙船にとって、はじめてのことではない。 民間企業Leolabs社のデータによると、この宇宙船は2022~2023年に2回目の飛行中に同じ軌道上の物体との捕捉・ドッキング操作を少なくとも2回、おそらく3回実行したとみられる。 2021年12月には、静止軌道上でもRPOを実施している。
2024.06.04
06:00South China Morning Post
Chinese scientists turn largest Earth surveillance network satellite upside down to hunt killer asteroid
<2407-060403>
中国は地球監視ネットワーク衛星をひっくり返すキラー衛星の詳細が明らかになった。 この衛星は200万km離れた宇宙空間の小惑星のような超薄暗い目標を捕捉できるほど強力な衛星で、米国が中国の宇宙戦力の増大に懸念を抱くきっかけとなる可能性がある。
吉林1号衛星コンステレーションは地上局と連携することで、より正確に追跡することができる。
地球に向かって突進し大惨事に終わる可能性がある、1994 PC1として知られる巨大な小惑星を、天文学者がその正確な位置を特定しようとすると、地球から月の5倍の距離である200万kmという距離が大きな課題となっていた。
【註】
米国防総省はCislunarと呼ばれる、静止衛星軌道から月までの宇宙空間が将来軍事利用されると見てNASAと協力して準備を進めている。
2024.05.22
14:05Breaking Defense
Is Russia’s Cosmos 2553 satellite a test for a future orbital nuclear weapon?
<2406-052212>
米国が将来の核ASAT兵器の試験装置であると疑っているロシアの衛星は、珍しい軌道に投入されていることから、ある専門家はBreaking Defenseと、地球を観測するための合成開口レーダー (SAR) を搭載するとの見方で一致している。
専門家によると、COSMOS-2553は、地球低軌道 (LEO) 帯の最遠端で、他のシステムがほとんどない2,000kmの円軌道上にあり、この高度にある既知の衛星は、1990年代後半にさかのぼるロシアの衛星の残骸1基と米商用衛星の残骸10基だけである。
LeoLabsの上席研究寸のMcKnight氏によると、この軌道は、他の衛星に影響を与えない実験を可能にするため、また、監視が難しくなるため、選択された可能性があるという。
さらに、そのような軌道は、デブリや他の衛星に衝突しにくいという点で、危険な核搭載衛星の長期駐留にとってより安全である可能性があると示唆した。
2024.05.22
12:26Breaking Defense
CJADC2: Let 100 applications bloom, not ‘one to rule them all,’ says GIDE director
<2406-052211>
ストロマイヤー大佐(註:米国防総省OSDのCJADC2計画責任者、陸軍大佐)が、国防総省の新たな戦闘ネットワークには、単一の画一的な共通作戦図ではなく、さまざまな部隊がそれぞれの任務に合ったソフトウェアを構築できる共有データの基盤が必要であると述べている。
今までは長い間、ハイテク本部に立ち、巨大なスクリーンで遠く離れた部隊を観察し、巨大なビデオゲームの部隊のように彼らを動かす司令官を描いてきたが、国防総省は、陸、海、空、宇宙、サイバー空間を横断して米国と同盟国軍をつなぐCJADC2として知られるグローバル・メタ・ネットワークを推進しており、ついにその架空のビジョンを実現できたようである。
しかし、将校や技術者が一連のグローバル情報管理試験でCJADC2が実際にどのように機能するかについて議論する中、GIDEの管理者は、単一のコマンドセンターはそのように見えるかもしれないが、本当に必要なのは、より分散化された多様なものであると述べた。
ストロマイヤー大佐は5月20日、GIDEの目標は、単一の標準化された目線ではなく、戦域司令官から中堅参謀、戦場の初級指揮官まで、世界中のさまざまな軍隊であらゆるレベルのさまざまなユーザーに共有されカスタマイズされた、さまざまなアプリケーション、分析、インターフェイスの絶えず進化するエコシステムであり、すべてが同じ膨大なデータプールをさまざまな方法で引き出すことであると述べた。
2024.05.21
05:15共同通信
安保理、ロシア提出の宇宙決議案否決
<2406-052102>
国連安全保障理事会は20日、ロシアが提出した宇宙へのあらゆる兵器の配備禁止を求めた決議案を否決した。
日米などが反対した。
2024.05.17
10:18共同通信
ロシア、宇宙の核兵器を研究か 22年に衛星打ち上げ、米紙報道
<2406-051711>
Wall Street Journal紙が米当局者の話として16日、ロシアが2022年2月に核を搭載した対人工衛星兵器の研究用衛星を打ち上げていたと報じた。 この衛星には実際には核を搭載していないが、実際に兵器が配備されて宇宙で使われれば、地球を周回する多数の衛星を破壊できるという。
米国は4月、宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める決議案を日本と共に国連安全保障理事会に提出したが、ロシアが拒否権を行使し決議案は否決された。 中国は棄権した。
ロシアは2022年2月に打ち上げた衛星Cosmos-2553について、科学研究用と説明している。
2024.05.17
05:09共同通信
安保理、21日に宇宙決議案採決
<2406-051707>
国連安全保障理事会筋が、安保理が17日にロシアが提出した宇宙へのあらゆる兵器の配備禁止を求めた決議案を20日午後に採決すると決めたことを明らかにした。
日米などの反対で否決されると見られる。
2024.05.07
11:18日経新聞
ボーイング宇宙船、打ち上げ延期 ロケットに不具合
<2406-050708>
Boeing社とNASAが米東部時間6日午後、同日にフロリダ州で予定していた新型宇宙船Star Linerの打ち上げを、予定時刻の約2時間前に延期した。 Star LinerはNASAが国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を商用化する一環としてBoeing社に開発を委託していた宇宙船で、初の有人の宇宙飛行を予定していた。
Star Linerを打ち上げるUnited Launch Alliance社Atlas-5 SLVの酸素バルブに不具合が見つかったためという。 次回の打ち上げ予定は明らかにしていないが、米メディアによると7日と10日が予備日という。
Star Linerは2019年に、無人で初めて打ち上げたがソフトウエアの不具合などでISSに到着できなかった。 その後もバルブやパラシュートなどの不具合で開発は遅れ、ボーイングはこれまでに$1.4Bの損失を計上している。
2024.05.07
05:07Defense News
National Geospatial-Intelligence Agency creating space intel hub
<2406-050703>
米NGAが、宇宙情報の収集と意思決定のためのハブを構成しており、NGA長官は政府機関間の交流を改善することを望んでいる。
NGA長官のウィットワース中将が5月6日、JMMCが国防総省、様々な諜報機関、友好国から収集したデータを統合すると述べた。
このセンターは、まだ構想段階にあるが、同局は迅速に立ち上げて運営に取り組んでいるという。
2024.04.26
21:04共同通信
宇宙ごみに接近、撮影成功 「世界初」、目標まで数百m
<2405-042615>
日本の宇宙企業アストロスケール社が26日、宇宙ごみ除去技術を確立するための実証衛星ADRAS-Jが、目標のロケット残骸から数百mにまで接近し、撮影に成功したと発表した。 同社は高速で宇宙空間を漂うスペースデブリを、ここまで近距離で撮影できた画像の公開は世界初だとしている。 真っ暗な宇宙空間に、茶色の断熱材に覆われた機体の姿が浮かび上がっている。
実証衛星は2024年2月にNZから打ち上げられた。
2024.02.29
03:53Defeense News
Missile warning payload delay could push back 2025 launch plans
<2403-022902>
主要なミサイル警戒衛星の搭載センサーは、宇宙軍の調達担当高官によると、予定より1年遅れている。
2月27日に開催された国家安全保障宇宙協会(NSA)の国防・諜報宇宙会議での講演で、Frank Calvelli氏はRTX(註:Raytheon社)で製造された搭載品を受領し、初のNGOPI衛星に組み込むことが最優先事項であると述べた。 同氏は会議の傍らでC4ISRNETに対し、さらなる遅延により打ち上げ予定日が2025年の目標を超過するのではないかと懸念していると語った。
NGOPIRはBMを探知・追跡する現在のSBIRSの後継機で、Lockheed Martin社が製造した静止軌道に打ち上げられる3基の衛星と、Northrop Grumman社製の極軌道衛星2基が含まれる。
Lockhhe Martin社は2022年に静止衛星のうち2基の一次搭載品の開発にRTXを選定し、3基目の衛星の建造にNorthrop Grumman社とBall Aerospace社のチームを選定した。
主搭載品には、宇宙軍が世界中のミサイル発射を探知するために使用する高度なセンサーが搭載されている。
2024.02.27
14:19Inside Defense
Tournear: Nuclear ASAT attack would be a 'black swan event'
<2403-022712>
米宇宙開発局 (SDA) のトゥルニア長官が27日、ロシアの宇宙での核兵器の報告に対応して、拡散した宇宙戦闘アーキテクチャを作成する行程を変更しないと述べた。PWSAA戦略は、中軌道や静止軌道上の少数の大型衛星に頼るのではなく、低軌道で追跡衛星とデータ伝送衛星を増殖させることに基づいている。増殖して冗長性を作成することで、システムは1対1攻撃に対する脆弱性が低くなる。
2024.02.27
12:38Inside Defense
Army making thousands of force structure cuts to support modernization
<2403-022711>
ワームス米陸軍長官が27日、陸軍は24,000名分の編成を削減し、今後5年間かけて新たに設けようとしている一連の新機能に従事する7,500名の新たな編成を行おうとしていると発表した。
ワームス陸軍長官は本日ワシントンで行われた国防記者団のイベントで記者団に。陸軍が27日に発表した白書によると、陸軍は少なくとも470,000名の兵力を持つことを目指していると述べた。
2024.02.19
00:41UchuBiz
アストロスケール、デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」打ち上げに成功
<2403-021901>
(註:東京の企業)アストロスケール社が2月18日23:52に、商業デブリ除去実証衛星ADRAS-Jの打ち上げに成功した。 Rocket Lab社(註:米国の企業)のElectron SLVに搭載され、ニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Lab第1発射施設 (LC-1) から打ち上げられた。
アストロスケール社は、スペースデブリ除去などの技術実証を目指すJAXAの商業デブリ除去実証 (CRD2) 計画のPhase 1を受注しADRAS-Jを開発している。
今回のミッションは、2009年に打ち上げられたロケットH-ⅡAの上段に接近する近傍運用 (RPO) を実証し、長期間放置された対象の運動や損傷、劣化といった状況を撮影する。
2024.02.09
07:45Defense News
Space Force's 'Victus Haze' demo to focus on rapid threat response
<2403-020903>
米宇宙軍が2023年9月に実施した、ラテン語で「夜を征服する」という意味のVictus Noxは、命令から27時間以内にFirefly Aerospace社のAlpha SLVで衛星を打ち上げという記録破りの能力を短期間で披露したが、Victus Hazeと名付けられた次の試験では、宇宙軍は同様の衛星の納入と打ち上げ時程を達成したいと考えているが、一ひねり加えて、ロシアを克服する能力を実証するという目標を反映したラテン語と英語の組み合わせた名称で呼ばれている。
2024.01.17
National Defense
Just In: U.S. must win Cislunar space race over China, new report says
<2402-011723>
アームストロング飛行士が月面に最初の一歩を踏み出してから55年が経ち、米国は中国との新たな宇宙開発競争に巻き込まれており、米国はシスルナー宇宙 (Cislunar) での活動の自由を確保するために必要な措置を講じなければならないと、新しい政策文書は述べている。
ミッチェル航空宇宙研究所 (Mitchell Institute for Aerospace Studies) が1月17日に公開した政策文書 “Securing Cislunar Space and the First Island Off the Coast of Earth”は、シスルナー宇宙を地球と月の両方の重力の影響を受ける空間領域として定義し、多くの潜在的な科学的、経済的、国家安全保障上の利益をもたらし、したがって「米国と中国の間の永続的な大国間競争の重要な側面」になっていると述べている。
中国人民解放軍は宇宙における卓越した世界的大国になるという中国の意図を明らかにし、西太平洋で領有権主張を拡大し、秘密の軍事化、威圧的な外交、攻撃的な行動を利用しており、「そのような行動が月面環境にまで及ぶとは思えない」と述べた。
【註】
米国は静止衛星軌道から月までの空間をCislunarと定義し、中国と対抗した開発計画を進めている。 DARPAが進めている10年間の月面開発計画LunA-10は、今後10年間における月面及びCislunarの利用計画である。
2023.12.29
14:25ロイタ通信
米軍の宇宙機「X-37B」打ち上げ、7回目のミッションへ
<2401-122906>
米軍の無人宇宙船X-37Bが7回目のミッションとして28日夜にNASAのケネディ宇宙センターからSpace X社のSLVで打ち上げられた。
米国防総省はX-37Bのミッションについてほとんど詳細を明らかにしていない。
2023.11.27
13:30Inside Defense
SSC completes CDR of first MEO missile warning and tracking system
<2312-112709>
米宇宙軍SSCが11月27日、宇宙軍初のMEO警戒追跡システムであるEpoch 1衛星の最終設計審査 (CDR) を完了したと発表した。
SSCのSSRミサイル警報追随計画室は、2026年後半にEpoch 1衛星を打ち上げる計画である。
2023.11.24
Janes
UK acquires new ground-based sensor to monitor GEO
<2312-112411>
英国宇宙庁と宇宙司令部が、静止軌道 (GEO) 上の衛星を監視する新たな宇宙領域認識 (SDA) 望遠鏡の開発と運用を英企業Spaceflux社と契約した。
この望遠鏡は、GEOの衛星を監視するのに最適な位置と高度のため、キプロスに設置される。
契約額は£500,000 ($626,21)で、2Q/2024年までに納入される。
2023.10.26
06:30Defense News
Atlas, other 'troubled' Space Force programs to miss 2023 deliveries
<2311-102601>
米宇宙軍が、長く遅れている以下の3件を2023年末までに受領できない見通しになった。
・次世代型GPS地上装置NG-OCX
・発展型追跡、発射解析装置ATLAS
・耐妨害GPS受信機MGUE
2023.10.12
12:26Inside Defense
Space Force successfully completes Black Skies series
<2311-101218>
米宇宙軍第392戦闘訓練大隊大隊長のナカタニ中佐が10月4日、電子戦環境下で外部と連接するBlack Skies 23-1演習が成功裏に終了したと述べた。
2023.10.12
02:44Defense News
Space Force seeks proposals for Project Apollo technology hub
<2311-101204>
米宇宙軍が企業や大学を交え、宇宙空間での状況把握を担うコロラドに設置するProject Apollo技術ハブ計画の最初の3ヶ月を10月26日に開始する。
第一段階ではまず、発射情報の収集蓄積、物体の識別、意思決定の支援での能力ギャップの掌握が行われる。
2023.09.26
17:57Defense One
Space Force's speedy launch record clears way for bigger launches—faster
<2310-092614>
米宇宙軍が命令を受けた27時間後に衛星を発射した。 業界は更に大型の衛星をより早く打ち上げられると述べている。
これは受令後24時間以内に衛星を発射するというVictus Nox計画に基づくもので、宇宙軍は9月14日にFirefly社のAlpha SLVで、Boeing社の子会社であるMillennium社製の小型衛星を低高度軌道に打ち上げた。
宇宙軍は打ち上げから48時間以内の衛星運用開始を目指しているが、今回はこれを37時間で達成した。
2023.08.31
04:30Defese News
Space Force responsive space mission enters 'hot standby' phase
<2309-083103>
米宇宙軍が、要求されてから24時間で衛星を軌道に乗せるVictus NoxがHot Standbyに入る。
Millennium社は60時間以内に衛星をVandenberg SFBに搬入してFirefly社のAlphaロケットに取り付け、Firefly社が要求を受けて24時間以内に発射する。
2023.06.08
21:06CGTN
中国 1基のロケットで26衛星打ち上げ
<2307-060813>
力箭-1遥-2 SLVが7日12:10に中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。 一度に26基の衛星を軌道に投入する1箭26星と呼ばれる方式で、搭載された試験衛星を予定の軌道に投入した。 これまでは長征-8による1箭22星が最多であった。
今回のミッションは力箭-1 SLVの2回目の打ち上げで、初打ち上げ時の衛星重量は800kgであったが、今回は1.1tに引き上げられた。 今後、力箭-1の積載能力は徐々に最大にまで引き上げられる。
【註】
CGTN (China Global Television Network) は中国国営CCTVの国際放送である。
2023.05.31
13:54ハンギョレ
宇宙に向けて急増する国防費…全世界の宇宙予算、1000億ドル突破
<2306-053112>
Space Capital社の報告書によると、2022年の民間企業による宇宙投資は$20.1Bで、2021年の$47.4Bから半減した。
これとは対照的に、全世界の政府が2022年行った宇宙開発への投資は$100Bを突破し史上最高を更新したことが集計により分かった。 コロナ禍を受けての政府財政の圧迫にもかかわらず、世界各国の宇宙開発競争がますます熱くなっていることを示唆している。
Euroconsult社が発表した報告書Government Space Programsによると、2022昨年の世界各国の政府による宇宙投資は$103Bに達し前年比で9%増で過去最高額だった。 特に防衛部門の宇宙投資が16%増の$48Bとなり、増加傾向を主導した。
2023.05:19
02:57Defense News
Space Force may seek new bidders for future deep-space radars
<2306-051901>
米宇宙軍が静止軌道上の衛星を24時間監視する地上設置レーダDARCで2026年始めまでにオーストラリアに設置する1基目は2022年に$341MでNorthrop Grumman社に発注され計画は順調に進められているが、2027年までに英国に設置される2基目と、2028年までに米国に設置される3基目の発注先の選定を急いでいる。
2023.05:13
13:50日経新聞
宇宙ごみ除去、G7 が主導 中ロの衛星破壊に対抗
<2306-051311>
仙台市で開いた主要7ヵ国 (G7) の科学技術相会合が13日に共同声明をまとめ、宇宙ごみ(デブリ)を除去する技術開発を巡りG7が主導して進めると合意した。 宇宙ごみにより安全保障に不可欠な衛星が破片にぶつかって壊れる危険性があり、声明は「喫緊の対応が必要」だと強調した。
デブリ除去への技術開発はEUや日本が進んでおり、EUが資金を出して開発した衛星は2018年に網を使ってごみを取り除く実験に初めて成功した。 日本は宇宙空間を飛ぶ物体に近づく技術を持ち、回収技術の応用をめざす。
2023.05:10
11:10Business Insider
ロシアの人工衛星がアメリカの人工衛星にストーカー行為?(海外)
<2306-051010>
監視 (Inspector) 衛星と思われるロシアの複数の衛星が、軌道上の目標近くを通過している。
ロシアKosmos-2558は、2022年8月に米国の機密軍事衛星USA-326と同じ軌道面に打ち上げられ、それ以来、定期的に米衛星の近くを通過している。
他の衛星を見るために設計されたわけではない衛星でもここまでできることから、仮にKosmos-2558がUSA-326をストーキングしてデータを収集するために特別に設計されたInspector衛星であるとすれば、さらに高画質の画像を得ているだろう。
尚、USA-326はOrverhead偵察という地球の観測によって情報を収集するスパイ衛星計画を支援するためのものだと米国防総省は説明していた。
米国もロシアの衛星を監視し続けている。
2023.05.05
15:00Forbes
人工衛星を数多く宇宙に送り出している国ランキング
<2306-050511>
2022年5月時点で地球の軌道上を回る人口衛星数ランキングは以下の通りである。
1位:米 国:3,415基
2位:中 国: 535基
3位:英 国: 486基
4位:多国籍: 180基
5位:ロシア: 170基
6位:日 本: 88基
7位:インド: 59基
8位:カナダ: 56基
(出典:UCS人工衛星データベース)
2023.04.17
15:41Breaking Defense
Lockheed Martin demos on-orbit maneuvering for AFRL, with sat servicing in mind
<2305-041709>
将来、軌道上の衛星に対し検査、修理、燃料補給などを行うことが出来るようにするため、Loclheed Martin社がCube Sat 2基を使って軌道上で位置を変えさせる技術開発を自社経費で行っている。
使用しているのはLINUSSと呼ばれている靴箱大 (12U) のCube Satで、静止軌道上で400mまで接近させることに成功している。
【註】
12Uとは米国電子工業会 (EIA) によって定められた、ラックとそこに収納する機器へのサイズに関する規格で、縦横19吋 (48cm) に1.75吋 (4.5cm) 刻みに1U、2U、・・・・と重ねた高さになることから、12Uとは19吋×19吋×21吋のサイズとなる。
2023.02.10
12:02CNET Japan
ロシアの人工衛星が軌道上で崩壊、85個のデブリが発生--米宇宙軍が追跡
<2303-021012>
米宇宙軍第18宇宙防衛隊が2月6日、Cosmos 2499衛星が1月4日に軌道上で崩壊したことを確認したとして、高度推定1,169kmで85個の関連する破片を追跡中とTweetした。
Cosmos 2499は謎の衛星で、ロシアは2014年に目的を明らかにしないまま、目立たない形で打ち上げた。 宇宙関連の情報提供や衛星の追跡をしている愛好家のサイトOrbital Focusによると、2021年12月にも同衛星の一部が崩壊したことにより、追跡可能なデブリが22個発生したことが記録されている。
ロシアの宇宙機器はここ数年、宇宙ゴミに関連した問題が相次いでいる。1月には、現在運用を終了している衛星Cosmos 2361とロシアの古いロケット本体があわや衝突という事態を招いた。
2021年には、ASAT試験と称して自国の衛星を破壊し、新たな宇宙ゴミを1,500個以上発生させており、こうしたロシアの行為を米国は無謀と非難した。
2023.02.01
06:08日経新聞
ロシア・ウクライナ、開戦直後に衛星妨害 米宇宙軍分析
<2303-020105>
米宇宙軍作戦部長のサルツマン大将が31日にロシアによるウクライナ侵攻に関し「開戦直後から双方が衛星活動を攻撃した」と指摘した。 「宇宙がいかなる現代戦争でも重要な側面であるとこれまでより思いを強くした」と述べた。
サルツマン大将は両軍が開戦後すぐに相手の指揮統制を弱体化させる目的で電波妨害などを試みたと言及した。
2023.01.24
DARPA HP
DARPA, NASA collaborate on nuclear thermal rocket engine
<2302-012415>
DARPAがDRACO熱核ロケット (NTR) 推進宇宙戦計画でNASAと協力している。 、FY27に地球軌道でNTR対応の宇宙船を試験することが計画の目標である。
NTR推進は、電気推進の10,000倍高い推力重量比と、宇宙における化学推進の2〜5倍の効率を実現できる。
DRACOは過去のNTR原子炉技術から学んだ教訓を活用して、高濃縮ウランの代わりに高純度低濃縮ウラン (HALEU) 燃料を使用している。 また安全対策として、DARPAはDRACOエンジンの核分裂反応が宇宙に到達したときにのみオンになるようにシステムを設計することを計画しています。
【註】
米中露は地球静止軌道から月までの宇宙空間であるCislunar宇宙の軍事利用競争を開始しており、このためDARPAは原子力推進宇宙船の開発を進めている。
原子力推進ロケットには原子炉の熱で水素ガスなどを加熱して噴射推進する核熱推進 (NTP) 方式と、原子炉で発電しクセノンやクリプトンなどのガスをイオン化させて噴出させる核電子推進 (NEP) 方式があり、当面実現が可能なNTPでは比推力 (ISP) が900秒程度、将来実現が期待されるNEPでは4,000秒と見られている。
2022.11.24
20:00South China Morning Post
China's space station will run high-energy beam experiment for controversial solar power plant: chief scientist
<2212-112418>
中国で宇宙基地責任者の揚教授が11月22日に海南島の文昌で開かれた会議で、超大型構造と高電圧の試験を行う天宮衛星が、中国の宇宙発電所 (SSPS) 計画の鍵を握ると述べた。
軍民両用を目指す中国のSSPSは1km大の衛星を静止軌道に置き、GW規模のマイクロ波を地上に供給するもので、軍用は2030年代、民間用は2050年代の実用化を目指している。
2022.11.24
05:16Military Times
Space Force opens first regional command headquarters in Indo-Pacific
<2212-112407>
米宇宙軍が11月22日、ハワイPearl Harbor-Hickam基地にインド太平洋宇宙軍を発足させ、初代の司令官にマスタリル准将がついた。
2022.10.01
05:00Defense News
Space Force surveillance telescope now operational in Australia
<2211-100102>
オーストラリア国防省が9月30日、米宇宙軍がWSMRに配備していた宇宙監視望遠鏡 (SST) をオーストラリアへ移設し、豪空軍と米宇宙軍が共同で運用していることを明らかにした。
両国は2013年に南半球で宇宙塵を監視追跡するためSSTを移設することに合意して2017年に移設し、2020年に最初の画像を捉えていた。
2022.09.04
07:30Forbes
中国がスペースプレーン2機を秘密裏に打ち上げ、1機は今も所在不明
<2210-090404>
中国が7月以降、複数の新しい宇宙機を秘密裏に試験している。
国営企業の中国航天科技集団 (CASC) が8月25日遅く、準軌道型宇宙船の再利用に初めて成功したと発表した。 声明は、宇宙船がゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センタから打ち上げられたこと以外、その詳細に触れていない。 飛行持続時間や高度については明らかになっていないが、かなり短時間の飛行だったとみられる。
SpaceNewsによると、同機の最初の飛行は2021年7月に実施された。
中国には現在も地球を周回している宇宙船があり、この種の宇宙船が国の最長飛行時間記録を更新したといわれている中で、この秘密ミッションは遂行された。 スペースシャトルに似たその宇宙船は、米国空軍で現在1機が2年以上飛行中のX-37Bの小型版と思われる。
中国の宇宙船は8月4日に打ち上げられ、3週間以上軌道を周回していたと見られる。 中国が以前行った2020年の同様のミッションは、わずか2日で終わった。
同機は、以前2020年8月27日に使用された滑走路に着陸するのに適した位置にいたと思われるが、衛星写真やその他の情報からはそのような着地が行われた形跡はない。
2022.08.31
15:22Breaking Defense
SPACECOM deputy says ‘maneuver and logistics’ key to future operations
<2209-083108>
米SPACECOM副司令官のショー中将が8月31日にDARPAのFowardフォーラムで、SPACECOMにとっての最優先課題は敵のASATやキラー衛星をかわす高速機動衛星と宇宙給油所的な宇宙インフラであると述べた。
また宇宙軍とSPACECOMが進めようとしている地球~月間の深宇宙Cislunarの支配には宇宙インフラが不可欠になる。 SPACECOMはDARPAが進めている核動力宇宙船DRACOに関心を持っていると述べた。
2022.05.04
DARPA HP
DARPA seeks proposals leading to in-space demonstration of Nuclear Thermal Rocket
<2206-050420>
米DARPAが進めている地球~月間宇宙Cislunar宇宙を飛行する熱核エンジン (NTP) 宇宙船DRACO計画Phase 2/3のRfPを発簡した。 Phase 2/3ではFY26に試作機の飛行試験が行われる。
Phase 1では事前設計を行うTrack Aと、概念設計を行うTrack Bが並行して実施された。
2021.12.08
Defense News
Space Force launches experimental payloads into orbit
<2201-120808>
米宇宙軍が12月7日、NASAの衛星を含む9基の実験衛星Space Test Program-6 (STPSat-6) をCape CanaveralからAtras Vで打ち上げた。
打ち上げた衛星にはエネルギー省と国家核安全保障局が開発した性能向上型の核爆発探知衛星や、NASAのレーザ通信中継試作機などが含まれている。
また宇宙軍は長時間推進のESPA-1 (LDPE-1) も軌道に乗せた。 宇宙軍はLDPEを宇宙貨物列車と呼んでおり、LDPE-1は複数ある計画の一つである。
2021.09.27
Aviation Week & ST
Small steps
<2111-092704>
ドイツは15年間にわたりSAR-Lupeシステム(右図)を運用している。
2021.08.20
Breaking Defense
Pentagon poised to unveil, demonstrate classified space weapon
<2109-082007>
米統合参謀本部副議長のハイテン空軍大将が、米国で秘密裏に進められている宇宙配備兵器を公開しようとしている。
この兵器は対衛星を狙った宇宙配備レーザ兵器で、来週開かれる今年のNational Spaceシンポジウムで公開されるはずであったが、アフガニスタン情勢の急変で保留になりそうである。
2021.07.08
Defense News
Maneuver warfare in space: The strategic imperative for nuclear thermal propulsion
<2108-070808>
2021.06.02
Jane's Defence Weekly
Rules of behaviour
<2108-060214>
・Russia
・China
・Satekkite killers
2021.06
International Defence Review
SDA opens door to expanded, space-based electronic warfare
<2107-060001>
米国防総省の宇宙開発庁 (SDA) が、軍に特化した通信及びネットワークの構成を目指しており、軍の戦術電子戦をも支援しようとしている。
SDAが進めている地上及び宇宙空間の脅威を発見識別するNDSAでは、今までにないTitle 10に位置づけられたセンサを宇宙空間に配置しようとしている。 NDSAは次の6分野で構成されている。
・Tracking Layer
・Battle Management Layer
・Navigation Layer: 代替NPT (A-NPT) の提供
・Deterrence Layer: 静止軌道より外側での敵の動きを阻止
・Support Layer
・Custody Layer
2021.05.03
Aviation Week &ST
Draco embarks on quest to review Nuclear space propulsion
<2107-050302>
米国ではDeterrence Layerと呼ばれる良く分からない計画の元に2025年には核を動力源とする衛星を打ち上げようとしている。 また国防総省は月ほどの遠方まで飛行する宇宙船AMV計画も進めている。
AMVには従来の化学推進を凌ぐ高い推進装置が求められている。 このためDARPAはDRACO宇宙船計画を進めていて、Lockheed Martin社とBlue Origin社を選定している。 また原子炉の開発にGA-EMSを選定している。
DARPAはFRACOに低濃縮ウラン (HALER) を使用しようとしている。 通常の軍用には濃縮度80%の高濃縮ウランを使用するがHALEUは5%~20%の濃縮度という。
【註】
米国は深宇宙における中国への優位を確立するため地球~月間 (cislunar) の開発に力を入れようとしており、そのため原子力推進ロケットの検討を進めている。
2021.05.03
Aviation Week &ST
Nuclear options
<2107-050301>
米NASAが2039年打ち上げを目標とした火星への有人飛行を見据えて原子力エンジンの研究を進めている。 火星までの往復には従来型のエンジンでは3.5年、ソーラーエンジンではそれ以上かかるが、原子力エンジンでは2年で往復できるという。
原子力推進ロケットには原子炉の熱で水素ガスなどを加熱して噴射推進する核熱推進 (NTP) 方式と、原子炉で発電しクセノンやクリプトンなどのガスをイオン化させて噴出させる核電子推進 (NEP) 方式があり、当面実現が可能なNTPでは比推力 (ISP) が900秒程度、将来実現が期待されるNEPでは4,000秒と見られている。
【註】
ISPとは総推力 (kg・sec) を推進剤(燃料と酸化剤)重量 (kg)で割った値で単位はsecになる。
今日大型のSLVが一般的に使用している水素酸素エンジンのISPは450秒程度である。 因みに固体燃料ロケットのISPは200~300秒程度である。
2021.04.01
Breaking Defense
Theater commands OK SDA's sat plans: EXCLUSIVE
<2105-040105>
米各軍、11個米統合軍、統合参謀本部の将官級代表国防総省部局やNROの代表が会して3月31日に開かれた隔年開催のWargighter Councilで、SDAのWarfighter Integration班の班長が、JADC2の通信中枢となる最初の衛星150基は2024年末までに打ち上げられると述べた。
昨年5月に当時のエスパー国防長官が命じた300~500基からなるSDAのTransport Layer衛星は、国防総省が所管する全てのC2システムで使用される。
2022までのTranche 0に続くTranche 1ではTransport Layer衛星だけを150基打ち上げる。
2021.02.03
Jane's Defence Weekly
First Space Prime effort to focus on 'smart' spacecraft
<2104-020307>
米空軍と宇宙軍が進めているSpace Prime計画は宇宙空間で活動し衛星の支援やデブリの回収など、高度に自動化された、スマート、ネットワーク化した官民両用として使える技術を追求する計画である。
2020.12.10
C4ISR net
Trump administration releases national space policy
<2101-121005>
米宇宙軍創設1周年の直前となる12月9日に米大統領府が新たなNational Space Policyを発表した。
National Space Policyでは民生及び民間宇宙活動の発展と共に、以下のような軍事及び情報分野での方向性も示している。
・Space Situation Awareness
・Norms of behavior
・Resilience
2020.10.04
琉球新報
米軍宇宙部隊、沖縄に9月配置 衛星監視し駐留部隊の作戦支援
<2011-100403>
在沖米軍に米宇宙軍の部隊が創設されたことが3日までに分かった。 県内に米宇宙軍の部隊が配置されるのは初めてで、米国と同盟国のための衛星通信の監視のほか、沖縄に駐留する米海兵隊の第31海兵遠征部隊や陸軍部隊の作戦などを支援する。
嘉手納基地のホームページによると、県内初の米宇宙軍部隊は空軍から移転した兵員で構成される第16宇宙管制隊で9月に編成された。
2020.09.23
共同通信
ロシア、宇宙軍拡禁止条約を提案 新安保体制構築に向け
<2010-092301>
ロシアのプーチン大統領が22日に国連総会一般討論でビデオ演説し、「宇宙への兵器配備を禁止する法的拘束力のある条約」を締結するよう各国に提案した。
来年2月に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長の必要性を改めて強調し、米国に対し、新たなミサイル配備を抑制するよう呼び掛けた。
2020.09.22
C4ISR net
Space Force and NASA focused on cislunar space in new agreement
<2010-092206>
米宇宙軍とNASAが、業務提携に関する5頁にのぼるMoUを結んだ。
このMoUは特に、静止軌道と月の間の空間cislunarでの活動に焦点を当てている。
2020.08.28
Breaking Defense
Industry says 'Meh' to DoD cislunar space push
<2009-082808>
米国は深宇宙における中国への優位を確立するため地球~月間 (cislunar) の開発に力を入れようと、多くのセミナーが持たれているが、関係業界は予算が足りていないと指摘している。
2020.07.23
C4ISR net
Russia conducted anti-satellite test in space, says US Space Command
<2008-072304>
米宇宙軍が7月23日、ロシアが宇宙空間での好戦的な活動を続けており、15日には軌道上で対衛星兵器Cosmos 2543衛星の実験を実施したと発表した。 Cosmos 2543はロシアの他の衛星に対して別の飛翔体を発射したが破壊は行わなかったという。
ロシアはこのように衛星から別の衛星を放出する実験を過去にも行っており、2017年にはCosmos 2019がCosmos 2523を放出し、Cosmos 2523はCosmos 2521を放出している。
また2019年11月にはCosmos 2542、12月にはCosmos 2543を打ち上げている。
【註】
・Cosmos 2519: 主衛星で軌道を変更でき、Cosmos 2521を放出する。
・Cosmos 2521: Cosmos 2519から放出される衛星でCosmos 2523を放出する。
・Cosmos 2523: Cosmos 2521から放出された後に軌道を変更する。
2020.07.23
時事通信
ロシアが宇宙配備型兵器実験 軌道上で物体発射 米軍
<2008-072303>
米宇宙軍が23日、ロシアが宇宙配備型の衛星攻撃兵器の実験を行ったと発表した。
宇宙軍によると、ロシアは15日に地球周回軌道上にある衛星から別のロシアの衛星周辺に向けて物体を発射したが、衛星の破壊は行われなかった。
ロシアはこの衛星について検査用と主張していたが、2017年にも同様に物体を発射していた。
2020.07.23
中央日報
中露の「キラー衛星」 日米の衛星に接近
<2008-072301>
香港のSouth China Morning Postと読売新聞が23日、中国とロシアのキラー衛星が米国と日本の衛星に接近するのが観測されたと報じた。
これらメディアによると、今年初めにもロシアのCosmos 2542衛星が米国の偵察衛星に繰り返し接近し、米国を緊張させたという。
2020.06.25
Jane's 360
Pentagon solicits proposals for new hypersonic advanced warning system
<2007-062506>
米SDAが6月15日、宇宙国防機能 (NDSA) で脅威の捕捉識別を担当するTracking Layerとして使われる低軌道衛星 (LEO) のRfPを発簡した。 NDSAは以下のようなLayerで構成される。
・Tracking Layer
・Battle Management Layer
・Navigation Management Layer
GPSが使用できない環境でのPNTの代用 (A-PNT)
・Deterrence Layer
静止軌道以遠の深宇宙での敵の活動阻止。
・Support Layer
・Transport Layer
・Custody Layer
2020.05.27
Jane's Defence Weekly
US Space force launches the sixth mission of secretive X-37B OTV
<2007-052701>
米宇宙軍が5月17日、X-37B OTV 6度目の打ち上げを行った。 今回X-37Bは空軍研究所 (AFRL) の支援で空軍士官学校が開発した小型衛星の放出も行う。
2010年4月に初めて打ち上げられたX-37Bは270日のミッションが可能なように設計されているが、最近では最長780日の周回飛行を行っている。
2020.04.14
C4ISR net
The Pentagon is looking for a quantum space sensor
<2005-041403>
GPSは本来、地球周辺での測位やタイミングを目的としたシステムで、地球から離れた宇宙空間での使用には適していない。
このため米国防総省は宇宙量子センサ (Quantum Space Sensor) と名付けられたシステムの研究を行っている。
【註】
米宇宙開発庁 (SDA) は地球-月間 (cislunar) 空間の軍事利用計画を持っており、Quantum Space Sensorはこの計画を成り立たせるうえで必要なものと考えられる。
2020.04.07
Breaking Defense
SDA scales back ambitions for cislunar 'deterrent' in first RfP
<2005-040705>
米宇宙開発庁 (SDA) が地球-月間 (cislunar) 空間の軍事利用計画を、予算上の優先度から断念した。
SDAの構想ではcislunarに200基程度の衛星と、X-37Bの様な軌道変更が可能な宇宙船 (AMV) を最小限3基打ち上げようというものであった。
軍関係者は中国がこの空間を軍事利用しようとしていることに危機感を抱いてる。
2020.04.02
C4ISR net
Space Force awards a $1.2B contract to better track objects on orbit
<2005-040206>
L3Harris社が4月1日、米宇宙軍から地上配備型宇宙監視EOシステムGEODSSの向こう10年間にわたる維持管理契約を$1.2Bで受注した。 当初分の契約額は$23Mである。
この契約にはカリフォルニア、コロラド、バージニアの3州に配備されたレーダ3基についても含まれている。
2020.03.30
Breaking Defense
Satellite attack potential increases: CSIS, SWF
<2004-033003>
中国が軌道を変更してASATとして使える衛星の試験を行っているほか、米国も秘密宇宙船X-37Bを用いてASATとして使用できる複数の箱状衛星の放出を行っている。 ロシアもこのような能力を向上させており、インドも参入してきた。
一方CSISとSWFは毎年開かれるSpace Symposium(COVID-19 のパンデミックで中止になった)で、日仏も同様の宇宙状況把握 (SSA) 計画を進めていることを明らかにすることを予定していた。
2020.03.30
C4ISR net
New Space Fence radar is officially online
<2004-033002>
米宇宙軍が3月27日、マーシャル諸島Kwajalein環礁に設置したSpace Fanceレーダがoperationalになったと発表した。
2014年6月にLockheed Martin社に$914Mで発注されていたSpace Fenseは、S-bandのソリッドステートレーダで10cm以下の目標を追随できると言うが、設置されている場所が1ヵ所だけなため、継続した追随はできない。
2020.03.10
Inside Defense
Lockheed, DOD negotiating scope, strength of future LRDR space surveillance reach
<2004-031005>
Lockheed Martin社によると、同社と国防総省が2020年代中頃を目指し、ICBM探知用のLRDRのソフトを改良し軌道上の宇宙監視を行う計画を検討しており、目下コストの見積もり等を行っているという。
2019.08.19
Aviation Week & ST
Pentagon's answer to 'Space Pearl Harbor' threat shifts focus
1910-081906>
米宇宙開発庁 (SDA) が4月に低高度軌道に小型衛星群を配置する限定的なTransport Layer構想を提起したが、同庁では更に中高度軌道へのTransport Layer拡張構想を持っている。
米軍は今まで陸軍のKestrel Eyeの様な小型画像衛星計画を進めているが、SDAはこれらを拡張しネットワーク化することを考えている。
2019.07.14
産経新聞
仏軍に宇宙司令部を創設 大統領「空・宇宙軍」に改組表明
<1908-071401>
マクロン仏大統領が13日、宇宙領域での防衛戦略を統括する宇宙司令部を9月に空軍に創設すると表明した。 この結果空軍は宇宙航空軍に改称される。
NATOは先月、国防相理事会で包括的な宇宙戦略に合意しており、宇宙での防衛戦略を積極化する動きが広がっている。
2019.07.09
Newsweek
米国防総省、モジュール型宇宙軍事基地案を募集
<1908-070903>
米国防総省が米国内企業から、Orbital Outpostと呼ばれる低軌道の自律型宇宙ステーションの構築案を募集している。 提案は2019年7月9日まで受け付けられ、FY20に開発が開始されるという。 募集要項によれば、宇宙ステーションは次の仕様が要求されている。
・1㎥以上の内部空間
・80kg以上の搭載能力
・1kW以上の電力供給能力
・100kbps以上の通信性能
・0~1気圧までの気密性能
モジュール型で拡張性を持った提案が望ましいとされ、宇宙製造、微小重力実験、補給、備蓄、製造、教育、試験、評価、などの目的で使用され、将来は有人滞在も視野に入っており、文字通り宇宙基地となるかもしれない。
2019.07.04
時事通信
宇宙ごみ接近警告、5年で4倍=不審衛星観測も3割増-米軍、日本との協力拡大期待
<1908-070401>
米軍が2018年に人工衛星と宇宙ごみ(スペースデブリ)の衝突の危険を警告した件数が、5年前と比べて4倍の約400万回に上ったことが2日に分かった。 米戦略軍統合軍宇宙構成部隊が管轄する連合宇宙運用センタ (CSpOC) によると、接近情報の発信回数は2013年には約100万回だったが、2018年には約400万回に増えた。
他の衛星に危険を及ぼすような不審な動きをする衛星を追跡した事例も3割増加しており、中国やロシアが宇宙の軍事利用を加速する中、米軍は日本など各国と連携した宇宙空間の監視能力を強化したい考えである。
2019.07.03
C4ISR net
The Pentagon’s new space agency has an idea about the future
<1908-070303>
4ヶ月ほど前に米国防総省に新設された宇宙開発庁 (Space Development Agency) が7月1日に公表した国防総省の新たな宇宙防衛構想は、網目状に多数打ち上げた50kg~500kgの小型通信衛星をネットワークで連接し、以下の機能を持たせようとするものである。
・Space transport layer
・Tracking layer
・Custody layer
・Deterrence layer
・Navigation layer
・Battle management layer
・Support layer
DARPAは20基の衛星群構想Blackjack計画を持っているが、SDAの計画はBlackjackに連接し、ミサイルの早期警戒・照準のほかGPSの補完なども行う。
2015.05.20
Military Times
Air Force launches hush-hush mini-shuttle to space
<1506-052007>
米空軍が20日、X-37B OTV を打ち上げた。 X-37B は全長29ftとスペースシャトルの1/4大の無人機で、スペースシャ
トル同様に垂直に発射され、水平飛行で帰還する。
2019.04.11
時事通信
米軍、宇宙で多国間連携=将来の自衛隊参加も視野
<1905-041103>
米軍が10日、英豪など6ヵ国と宇宙分野での軍事協力を強化する方針で一致し共同声明を発表した。 声明によると、米国と英、独、仏、加、豪、ニュージーランドの空軍トップがコロラド州で会合を開き、宇宙領域における軍事協力が各国の国益にとって死活的に重要との認識で一致し、宇宙デブリの監視や情報共有などで連携を強化する方針を確認した。
日本は米国と宇宙安全保障協力を進める方針を示しているが今回の合意には参加していない。 ただ自衛隊がVandenberg AFBにある多国間共同宇宙作戦センタに連絡官を派遣し、今後の関係強化について協議する態勢が整えば、将来の自衛隊の参加もあり得るという。
2019.02.27
Jane's Defence Weekly
China's PLA 'likeky' to field ground-based ASAT laser weapon by 2020, says DIA
<1904-022701>
米国防情報庁が2月11日の報告書で、中国が低軌道衛星のセンサを破壊する地上設置型レーザ兵器を年内に配備するするとの見通しを示した。
また更に2020年代中頃か後半には、光学偵察衛星以外の衛星にも脅威を及ぼすより強力なレーザ兵器を配備すると警告している。
2019.02.19
Defense News
Trump officially organizes the Space Force under the Air Force ... for now
<1903-021910>
トランプ米大統領が2月19日、空軍省隷下に宇宙軍を創設するとしたSPD-4に署名した。
SPD-4では宇宙軍を当面は空軍省隷下に置き空軍省次官の所掌とし、参謀長に相当する大将を置くとしていて、大統領が当初主張していたほど斬新ではなくなっている。
2019.02.13
NHK
米国防総省の情報機関 “宇宙でも中国やロシアが脅威”
<1903-021308>
米国防総省の情報機関である国防情報局 (DIA) が12日までに「宇宙における安全保障の課題」と題した報告書を発表した。 報告書では中国とロシアが宇宙空間で米国に対抗するために人工衛星を破壊するミサイルやレーザ兵器などのさまざまな手段を開発しているとしている。
このうち中国については、限定的な能力のレーザ兵器をすでに保有している可能性があるとしたうえで、来年までに低軌道の人工衛星をねらったレーザ兵器を配備する可能性が高いとしている。 またロシアについても、昨年の7月までにレーザ兵器の配備を始めたとしたうえで、人工衛星をねらった兵器の可能性が高いとしている。
2019.01.16
Jane's Defence Weekly
Battle space
<1903-011608>
・Skynet
・Carbonite 2 and Project Primus
・Galileo
2018.08.15
時事通信
ロシアの宇宙兵器に懸念=衛星攻撃能力を警戒―米
<1809-081502>
軍備管理検証順守担当のポブリート米国務次官補がジュネーブ軍縮会議で14日、ロシアがASATの
開発計画を進めていることへの懸念を表明した。
同次官補は、最近ロシア国防省が移動型ASATの開発に取り組んでいることを明らかにしたとした上で、ロシアが昨年10月に打ち上げた
宇宙空間装置観察用衛星の目的が不透明だと訴え、衛星攻撃に使われることへの懸念をにじませた。
2018.03.12
Aviation Week & ST
SmallSat tsunami
<1805-031210>
2026年までに6,200基の小型衛星の打ち上げが検討されているため、衛星同士の衝突や雲のように漂うデブリが心配され
ている。
2018.02.19
Defense News
National Space Defense Center begins 24-hour operations
<1803-021904>
有事に米国の衛星が敵の標的になると見られることからコロラド州のSchriever AFB内に2017年6月23日に開設された
National Space Defense Centerは今まで臨時勤務者で運営されていたが、現在では230名で24時間の本格運用に入っている。
二重のフェンスに囲まれたセンターは高度に秘匿されており、センター長のブロスと大佐によると、センタは空軍特殊部隊隊員のほか、契
約企業の要員や米スパイ当局(註:CIAのことか)から派遣された要員で運営されている。
2017.12.13
Jane's Defence Weekly
US risks losing advantage in space to China and Russia, warns STRATCOM chief
<1802-121301>
米戦略軍(STRATCOM)司令官のハイテン大将がカリフォルニアで開かれたフォーラムで12月2日、中
国やロシアに対する宇宙空間における米国の軍事的優位が、覆されつつあるとの危
機感を表明した。
2017.11.15
Jane's Defence Weekly
US Congress proposes alternative reorganisation of air force assets
<1801-111507>
米議会はFY17国防権限法案で空軍から要求のあった宇宙軍(Space Corps)の創設を認めてい
ない。 代わって宇宙司令部(AF Space Command)の強化を打ち出している。
また同じく空軍から要望のあった宇宙幕僚A11の新設も認めていない。
2017.11.15
Inside Defense
DOD eyeing small-satellite constellation to detect, track hypersonic boost-glide vehicle threats
<1712-111507>
米国防総省が、超高速飛翔体HBGVの発見追随を行う衛星群の実験を計画しており
、年内にもOMSE衛星を打ち上げる計画である。
MDAは今年初めに、超高速飛翔体脅威への対策の必要性を公式に認めている。
2017.05.17
Jane's Defence Weekly
US Air Force X-37B orbiral teat vehicle returns to earth
<1707-051705>
米空軍の秘密宇宙船X-37Bが、5月7日に718日間の飛行を終え地球に帰還した。
担当者によると、4回目となる今回の飛行(OTV-4)では各種試験と共に、高温対策の試験が行われたという。
2017.04.10
Stars & Stripes
Space Fence on Kwajalein will allow Air Force to monitor debris, threats
<1705-041003>
ソフトボール大以上でも20,000個が地球を周回しているというデブリの監視を行ってきた米空軍の
SSSは2013年に運用を停止したため、南太平洋のKwajalein島に新たに
Space Fenceレーダの設置が進められている。 Space Fenceはビー玉大のデブリ200,000個を監視できるという。
2017.04.07
Inside Defense
Space Fence radar installation to start this month
<1705-040714>
Lockheed Martin社と米空軍が3月に、4月に予定されている新Space Fence radarの据え付け開始に備えて、
Kwajalein Atollへの装置の搬入を完了した。
2016.05.23
Yahoo
時事通信記事
<1606-052302>
インド宇宙研究機関(ISRO)が23日、再使用型宇宙船の小型実証機(RLV-TD)の
発射実験に成功したと発表した。 試験機は全長6.5m、重量1.75tのスペースシャトルに似た形状で、高度
70,000mに到達したのちインド洋に着水した。
2030年ごろの本格運用を目指している実用機は再利用可能な全長40mで、打
ち上げ費用を従来の1/10に削減できるという。
2016.04.13
Inside Defense
DOD needs policy for using commercial, international space assets to strike targets
<1605-041304>
米国防総省の宇宙政策トップが、米国は民間企業や外国政府が保有する衛
星等を用いた攻撃能力を保有する必要があると述べた。
2016.04.06
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin starts tracking objects with test version of Space Fence radar
<1605-040611>
Lockhhed Martin社が、クウェゼリン島に建設中のSpace Fnceレーダの試験用小型機として
ニュージャージー州の同社施設に建設したレーダで、衛星軌道の物体を追跡する試験を開始した。 試験装置では高度1,000km
までの低軌道を周回する衛星を追尾する。
1月30日に行われた最初の試験では、米海洋大気庁の気象衛星を追尾した。
2015.05.20
Military Times
Air Force launches hush-hush mini-shuttle to space
<1506-052007>
米空軍が20日、X-37B OTV を打ち上げた。 X-37B は全長29ftとスペースシャトルの1/4大の無人機で、スペースシャ
トル同様に垂直に発射され、水平飛行で帰還する。
2015.03.02
Stars & Strips
China's space plans threaten US military ability, report says
<1504-030207>
米大統領が議会にFY16国防予算要求を行ったのに合わせ、カリフォルニア大学の IGCC が、中国
の宇宙軍事利用が米国にとって脅威になっているとの報告書を公表した。 報告書は中国が2014年7月に地上配備
BMD システムと称して非迎撃ながら ASAT の試験を行ったと指摘すると共に、2030年までに一連の
新型 SLV を保有し、宇宙配備型 C2 ネットワークや、より
高度な COMINT 衛星を保有すると見ている。
同様の指摘は先週、米情報機関当局者や戦略軍も行っている。
2015.02.05
DARPA HP
ALASA getting closer to delivering big things in small packages to space
<1503-020504>
米 DARPA が、航空機から発射する打ち上げ機 ALASA 計画を進めていて、既に
Phase 1 を完了し、2014年3月には Boeing社を指名して Phase 2 に入っている。 Phase 2 では12回の打ち上げ試験が計画されている。
ALASA は1回の打ち上げ経費が$1M以下で、100-lbの衛星を、命令が出てから24時間以内に
低軌道に載せることを目指している。
2014.10.29
Jane' Defence Weekly
USAF's X-37B spacecraft completes third mission
<1412-102902>
米空軍の再使用可能無人宇宙船 X-37B OTV が、674日間の第3回飛行 (OTC-3) を終え、10月17日に Vandenberg AFB に
帰還した。
X-37B は過去2回の飛行で1,367日飛行している。
2014.10.22
Jane' Defence Weekly
Japan, US focus on space in revised defence guidelines
<1412-102206>
日米防衛協力の見直しでは、宇宙分野での協力が鍵となる。
2014.10.20
Yahoo
CNN ニュース
<1411-102003>
米空軍の無人宇宙船 X-37B が、2年近くに及んだ任務を終えて、17日に Vandenberg AFB に帰還した。 X-37B は小型スペ
ースシャトルのような姿をした宇宙船で、全長約8.9m、高さ2.9m、翼端長4.5m、重量5.5tで、2012年12月11日にケープカナベラルから打ち上げられた。
空軍は依然として同船で行った任務の詳しい内容を明らかにしていない。
2014.09.17
Yahoo
産経新聞記事
<1410-091705>
米航空宇宙局 (NASA) が16日、国際宇宙ステーション (ISS) に宇宙飛行士を運ぶ有人宇宙船を、Boeing社の CST 100 と
Space X社の Dragon に決めたと発表した。
米国は2011年のスペースシャトル退役後、ISS までの有人飛行をロシアに頼ってきたが、最近の米露関係の冷え込みなどを背景に、2017年までにロシアへ
の依存脱却を目指している。
2014.08.27
Jane's Defence Weekly
Northrop Grumman starts XS-1 design
<1410-082705>
Northrop Grumman社が8月19日、DARPA の XS-1 計画に提案している自社案の完成想像図を公表した。 同社を含む
3社は7月15日に Phase 1 を受注している。 Phase 1 では$14Mかけて飛行試験用の試作機を設計する。 続く Phase 2/3
では$140Mで試作及び飛行試験が行われる。
XS-1 は10日間で10回の再使用飛行が可能な Mach 10+で、3,000-lb~5,000-lbを宇宙空間に運搬する宇宙船で、1回の
打ち上げコストが従来の1/10以下である$5Mを目指している。
2014.08.25
Aviation Week & ST
Designed to launch
<1410-082505>
Northrop Grumman社が、7月に Phase 1 として13ヶ月の事前設計を$3.9Mで受注した DARPA の XS-1 実験機案を公表
した。
XS-1 は垂直発射、水平着陸の無人宇宙船で、同社案は平坦地に置かれた TEL から発射され、炭化水
素を燃料する。
Phase 1 はBoeing社と Masten社も受注している。
2014.08.04
Defense News
China developing capability to kill satellites, experts say
<1409-080406>
米国の軍事専門家と国務省が、7月23日に中国が実施した ABM と称する試験は ASAT 試験であると断定した。 中国
の ASAT 試験は2007年と2010年に DF-21 を元にした SC-19 で行われており、今回は三回目
になる。
今回使われたのが SC-19 か否かをまだ判断できないが、専門家は固体燃料の新型宇宙迎撃機 HQ-26 の可能性があると見ている。
2014.07.24
Yahoo
時事通信記事
<1408-072405>
中国国防省が23日、地上配備型 BMDS の試験を国内で実施したと発表した。 中国による迎撃試験は2013年1月以来で
3回目である。 国防省は実験の詳しい内容については明らかにしていないが、所期の目的を達成したとして成功したとの認識を示した。
中国当局は高頻度の演習のため、華東、華中地域の12空港を発着する航空便を20日から8月15日まで25%削減するよう国内航空会社に通達しており、この迎撃
試験も演習の一部だった可能性がある。
2014.07.24
Yahoo
Searchina 記事
<1408-072404>
中国国防部が23日、ミサイル防衛のための技術試験を行い、所定の目的を達成したと発表した。
試験を実施したのは中国領内で、地上配備型の迎撃ミサイルについての試験というが、詳細は発表されていない。
2014.07.21
Aviation Week & ST
Suborbital Players win roles on DARPA's XS-1
<1409-072102>
米 DARPA が開発を計画している、再使用可能無人宇宙輸送船 XS-1 には、Boeing、Northrop Grumman のほかに、新
しい宇宙企業 Masten社が XCOR社と組んで名乗りを上げている。
XS-1 は10回の再使用が可能な Mach 10 で飛行する宇宙船で、3,000~5,000-lbを搭載する能力を有し、最終段ロケットつ
きの小型衛星を宇宙空間へ運搬する。 この計画では Boeing社に$4M、Northrop Grumman社と Mastn社にそれぞれ$3Mで、研究が発注されている。 Boeing社案(右図)は
X-37 と似たものであるが、他の2社は構想を公表していない。
2014.07.15
DARPA HP
Work commences on Experimental Spaceplane (XS-1) designs
<1408-071508>
米 DARPA が、安価で手軽な衛星の打ち上げを狙って、再使用可能な無人打
ち上げ機 XS-1 を計画して、目下計画の第一段階を進めている。
XS-1 は航空機のように離着陸する Mach 10+ の超高速飛翔体で、小型衛星を搭載した第二段を衛星
軌道近くまで運搬する。 XS-1 の打ち上げコストは、3,000~5,000-lbを搭載して、一回当たり$5M以下を目指している。
2014.07.11
Yahoo
Searchina 記事
<1408-071102>
人民日報系の一部ニュースサイトが9日かから10日にかけ、『中国の第6世代戦闘機、殲28が世界を震撼させる! 場合によっては太陽系を救える』と
の見出しで、中国が開発中とされる新型戦闘機の J-28 を掲載した。 本文は『中国は木星大気中に核兵器を配備する計画がある』など、
常識的に考えられない内容であった。
多くのメディアが同記事を転載したが、人民日報系サイトは削除した。 なんらかの事故で掲載してしまった可能性が高い。
2014.07.11
Yahoo
新華網記事
<1408-071101>
中国の舜網が10日、『メディア:中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない』と題した記事を掲載した。
軍事専門家によると、米国は現在、地球上のどの場所に対しても核攻撃が可能な複数発の核兵器を搭載した核衛星の打ち上げ
計画や、2018年までに月に核基地を建設する計画を持っているといわれている。
これに対し、中国は木星の大気圏に核兵器を配備することも計画しており、計画が実施されればこれまでの米国の核兵器の優位性はすべて消失すると
共に、米国のこの計画を頓挫させることになるかもしれない。
海外メディアは先頃、中国が開発中の第六世代戦闘機 J-28 は太陽系の核の脅威などに対応するためのものと報じている。
【註】
太陽系規模の核戦争と J-28 戦闘機との関係は理解できないが、J-28 が核衛星破壊のための ASAT 発射母機になることは考えられる。 米空軍
も1985年に F-15 による ASAT の発射試験を行い、この際発生した約250個の破片のうち幾つかは20年以上も宇宙空間を周回していた。
2014.07.08
読売新聞
宇宙安保戦略、日米で連携強化へ…中国をけん制
<1408-070801>
政府が7日、宇宙の安全保障分野に関する利用指針となる『国家安全保障宇宙戦略(日本版 NSSS)』を策定する方針
を固めた。 政府は年内に NSSS を取りまとめ、年末の日米防衛協力の指針(ガイドライン)改定に反映させたいと考えている。
NSSS には、不審な衛星や宇宙空間を浮遊する宇宙ゴミを探知する宇宙監視のほか、海面の状況や船舶などの動向を把握する海洋
監視体制の整備などが盛り込まれる見通しで、人工衛星からの海洋監視など宇宙分野での日米連携を強化し、宇宙の軍事利用を加速する中国を牽制
する狙いがある。
2014.06.11
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin awarded Space Fence contract
<1407-061108>
米空軍が、2013年10月1日に退役させた宇宙監視レーダ AFSSS に代わる Space Fence の開発
に、Raytheon社を退け Lockheed Martin社を指名し、6月2日にに$914.6Mで契約した。 IOC は2018年を予定している。
Space Fence は S-band フェーズドアレイレーダで、クウェゼリン環礁に設置され、高度3,000km以下の軌道上を24時間監視する。 契約には
西オーストラリアに2基目を設置するオプションが含まれている。
2014.06.02
Defense News
Air Force Awards Space Fence, Fab-T Contracts
<1407-060202>
米空軍が2日、Lockheed Martin社に Space Fence、Raytheon社に FAB-T と、二大事業を発注した。
・Space Fence
Space Face は空軍の旧式化した Space Surveillance System に代わるもので、巨大な S-band レーダをマーシャル群
島のクウェゼリン島に設置する。 赤道に近い同島は地球の自転によって全天球を監視できる。 契約規模は$914.7Mで、当面の
RDT&E として$415Mで発注された。
米空軍によると、現在では宇宙空間にある23,000個以上の物体を追随しているが、1cm~10cm程度の物体は500,000個にのぼるという。
Raytheon社が受注した FAB-T は、核戦争に備えた C3 網を構築するもので、当初計画では100以上の端末が考えられ
ていたが、現在では B-2、B-52、RC-135 に搭載する84端末に限定されている。 契約額は$298Mになる。
2013.11.27
Defensw News
Pentagon OKs Air Force Space Fence project
<1312-112711>
米国防総省が、米空軍の改良型 Space Fence 監視システムの RfP 修正の発簡を承認した。 契約は
2014年4月になる模様である。
Space Fence の正式名称は AFSSS で、米本土南部に複数のレーダを配置して
低軌道衛星の監視を行う。
2013.10
Jane's Missiles & Rockets
Air Force Space Surveillance System to cease operations
<1311-100006>
米空軍宇宙軍司令部 (AFSPC) が、第21宇宙航空団に対し、宇宙監視システム (AFSSS
) を10月1日までに閉鎖するよう命じた。 AFSSS は AFSPC が1961年以来運用してきた3ヵ所の送信基地と6ヵ所の受信基地からなる監視システ
ムであるが、任務は他のシステムに移管され、受信基地のうち2ヵ所は、既に4月に閉鎖されている。
一方空軍は、S-band レーダ2~3基からなる Space Fence システムの開発を進めていて、2011年1月には Raytheon社と
Lockheed Martin社にそれぞれ$107Mで18ヶ月間の契約を行っている。 2012年には2017年 IOC、2020年 FOC とな
るシステムの RfP が発簡されている。
2013.09.27
Yahoo
新華網記事
<1310-092702>
中国の新華社が25日、小型の『快舟』ロケットで小型の人工衛星『快舟-1』を打ち上げ、衛星は予定の軌道に入ったと
報じた。
この報道の直後に米国の宇宙関連情報サイト NASA Space Flight が、中国が極秘に新型ロケットを発射し、この衛星が中
国の宇宙 Quick Response システムの一部である可能性があると報じた。
2013.09.24
Yahoo
毎日新聞記事
<1310-092401>
中国メディアが22日、中国が小型スペースシャトル『遨天-1』の飛行試験に成功したと報じた。 米空軍が試験飛行さ
せている軍事用無人シャトル X-37B に対抗したものと見られる。 遨天-1 は X-37B の1/4の大きさで、軌道上に長期間とどまったのち、帰還する能力を持つという。
2011年に米軍が X-37B の初飛行直後に、中国は同様の技術を検証する『神竜』の試験飛行を行っており、米中の競争が続いている。
2013.05.24
Yahoo
Record China 記事
<1306-052402>
2013.05.17
Yahoo
毎日新聞記事
<1306-051701>
米国防総省当局者が16日、中国が13日に観測目的として打ち上げたロケットについて、赤道上の高度約36,000kmの
静止軌道に近づいたものの、物体を軌道に投入したした様子がなかったとの分析結果を明らかに
した。
一方、ロイタ通信は、米国防当局者は今回のロケット発射は ASAT の試験だと考えていると報じた。
2013.05.16
東京新聞
中国ロケット、高度1万キロ到達 衛星攻撃を視野か
<1306-051603>
米国防総省が15日、中国が13日にロケットを打ち上げ、搭載していた物体がインド洋上の大気圏に再突入したとみられると明らかにした。
高度は少なくとも10,000kmに達し、ロイタ通信は米政府が ASAT 開発のための実験とみな
していると伝えた。 であれば、GPS 衛星など高高度の軌道上にある衛星攻撃に応用できることになる。
2013.05.15
Record China
中国各地で光る謎の飛行物体を目撃! UFO の正体は軍の新兵器だった?―中国メディア
<1306-051503>
13日夜に、中国各地で光る謎の飛行物体の目撃例が相次いだ。 UFO だと伝えるメディアもあったが、
ASAT の発射試験である可能性も指摘されている。 中国は14日、ロケットを利用した兵器の実験に成功したと発表している。
新浪網軍事によると、打ち上げられたのは D-2 ミサイルで、地上12,000~22,000哩の衛星軌道を攻撃する能力を持ち、通信衛星や GPS 衛星を破壊
することが可能だ。 中国は2007年と2010年にも ASAT の発射試験を実施している。
2013.04.02
Yahoo
毎日新聞記事
<1305-040202>
防衛省は、スペースデブリから人工衛星を守るため、FPS-5 を活用して監視を強化する検討に
入った。
ガメラレーダとも呼ばれる FPS-5 は、下甑島分屯基地など国内4ヵ所に配備されている。
2012.12.12
東京新聞
米、軍用無人シャトル打ち上げ 用途は謎、偵察目的か
<1301-1212032>
米空軍が11日、Cape Canaveral AFB から X-37B を Atras 5 SLV で打ち上げた。 X-37B はスペースシャトルのように翼を備え、何度も繰り返
し使える設計で、空軍は2010年の初飛行からこれまで2回の飛行に成功している。
飛行期間や軌道上での任務は明らかにされておらず、謎の多い軍事シャトルの用途についてはさまざまな見方があり、偵察衛星のように地上を監視するセンサを搭載
しているのではないかとみる専門家もいる。
2012.10.22
Yahoo
朝鮮日報記事
<1211-102202>
人民日報の姉妹紙である環球時報が20日、中国が来月、ASAT の発射試験を行うとの見方を示した。
記事では、台湾の台北タイムズや米国のインターネットメディアなどの報道を引用して、米当局は中国が高軌道衛星や静止軌道衛星を撃墜できる
ASAT DN-2 の発射試験するとの情報を入手したと報じた。
2012.08.25
朝鮮日報
韓半島上空を通過する衛星をレーザーで追跡
<1209-082501>
韓国が、衛星をレーザで監視追尾するシステム (SLR) を開発した。 開発したシステムは科学研究用だが、有事の際は
偵察衛星の監視用としても使える。
移動型である SLR は、コンテナに緑色レーザの発生装置と、レーザを照射する直径10cmの望遠鏡、衛星からの反射光を受光する直径40cmの望遠
鏡を備えていて、角度1秒、距離ミリ単位の精度で追尾できるという。
【註】
SLR は、わが国でも情報通信研究機構が保有しており、その角度精度は数十ピコ秒、距離は1cm以下で、送受は同一望遠鏡(直径1.5m)で行っている。
2012.08.22
Yahoo
時事通信記事
<1209-082201>
米空軍宇宙司令部によれば、米軍が2010年9月に打ち上げた宇宙監視衛星(註:SBSS)が今月17日に
本格稼働を開始した。 監視衛星は目標を迅速に捕捉できる可視光センサを備え、既存の人工衛星や数千に及ぶ宇宙ごみの位置、状態を常に把握する能力を備えて
いる。
米軍は中国による2007年の衛星破壊実験なども踏まえ、宇宙戦に備えた体制確立を急いでおり、監視衛星の稼働はこうし
た戦略に沿った動きと言える。
2012.06.30
Yahoo
Searchina 記事
<1207-063003>
ロシアのロゴジン副首相が29日、ロシアは宇宙開発技術分野でロシアは西側の宇宙開発大国に遅れをとっておらず、宇宙に兵器を配備するすべて
の能力を備えていて、宇宙からの脅威に対応するため、すでに2011年12月に航空宇宙防衛軍を創設していると述べた。
2012.06.25
Aviation Week & ST
Down and back
<1208-062503>
米空軍が、保留されていた X-37B の3回目の飛行を10月に行う。 X-37B の飛行は過去2回行われ、2020年4月に発射さ
れた OTV-1 は224日間、2011年3月に発射された OTV-2 は469日間飛行して、秘密の任務を行った。
2012.06.14
Yahoo
朝鮮日報記事
<1207-061402>
香港紙信報が13日、中国の衛星テレビ局湖北衛視の報道を引用して、中国が米軍の X-37B に対抗し、それに似た『神竜』という飛行体を開発し
ているもようと伝えた。 同紙は、中国が2年という短い期間に4件の重要技術で成果があり、既に技術の成功を宣言したとも伝えた。
昨年初めには陝西省のテレビ局も神竜の試験飛行を報じていた。
2012.03.01
Yahoo
Searchina 記事
<1204-030101>
中国網 (China Net) が、米国が地上から1,000km離れた宇宙から金属棒を超高速で突入させる兵器
を開発していると報じた。
この金属棒は直径30cm、全長6.1m、重量100kgのタングステン、チタンあるいはウラン製で、小型ロケットを付け衛星に搭載し地上目標を攻撃
する。 その際の速度は11,587km/hに達し、目標に当たる際の力は核兵器並であるという。 この新型兵器は反応が速く命中率が高いうえに
防御不可能で、地下数百㍍の目標を破壊できる。
2011.12.07
Jane's Defence Weekly
Russia stands up air and missile defence command
<1201-120703>
ロシアが12月1日、宇宙防衛軍 (VKO) を正式に発足させた。 VKO は防空、BMD、ミサイル警報、宇宙管制とモニタの
任務を負う。
2011.11.21
Aviation Week & ST
Shenzhou 8 returns to earth
<1201-112102>
中国の有人飛行船『神舟 8』は、11月17日に無事地球に帰還し、計画は成功した。 今回、神舟 8は無人であったが、来年
行われる神舟 9/10では、少なくとも片方は有人で飛行する。
2011.11.09
Jane's Defence Weekly
China's successful space docking paves the way for military missions
<1201-110904>
中国が11月3日、無人宇宙船『神舟 8』と『天宮 1』宇宙実験船のドッキングに成功し、軍事利用への道を開いた。
2011.10.29
Yahoo
産経新聞記事
<1111-102901>
ロイタ通信が28日、米議会で超党派で構成する諮問機関が、2007~2008年にかけて、NASA などの人工衛星2基に、中国からと
みられるサイバ攻撃が仕掛けられていた可能性が高いとする報告書の原案をまとめたと報じた。 攻撃による直接的な被害は確認されていないという。
攻撃の発信源を特定していないが、中国軍の技術的な手法と酷似しているように見えることから、中国が関与したと見ている。
2011.10.12
Yahoo
Record China 記事
<1111-101202>
米誌 Wired が8日、 中国は対衛星用のレーザ兵器を密かに研究開発しており、こうした兵器が新疆ウイグル自治区の天山山脈
一帯に配備されていることは衛星画像の解析の結果からほぼ間違いないと報じた。
2006年に米国の軍事偵察衛星が中国領内の対衛星兵器からレーザ照射を受けたが、この時は衛星の破壊ではなく偵察能力を失わせることが目的とされていたが、今回発見
された天山山脈に配備されたものが衛星を破壊する能力を持つかどうかは不明である。
2011.04
Jane's Missiles & Rockets
More details emerge of China's ABM test
<1106-050016>
中国が2010年1月11日に行った迎撃試験の詳細が明らかになった。
2011.03.16
Jane's Defence Weekly
US Air Force launches second X-37B space vehicle
<1104-031603>
米空軍が3月5日、全日に悪天候のため打ち上げが延期された X-37B OTV 二回目の打ち上げに成功した。 OTV-1
は224日間宇宙に滞在して12月3日に帰還したが、今回打ち上げられた OTV-2 の試験目的の一つは270日以上の宇宙滞在
である。
2011.03.09
Jane's Defence Weekly
Space invaders
<1104-030910>
米、中、露に続いてインドも ASAT 兵器の開発を開始している。
2011.03.09
Jane's Defence Weekly
X-37B set fir second mission
<1104-030901>
米空軍が3月4日、X-37B OTV の二度目の飛行を予定しており、発射台の扉は既に開かれていることを明らかにした。
X-37B は Space Shuttle を除くと、唯一地球に帰還する再使用可能機で、無人であるほか、軌道上で機動できるのが特徴である。
2011.02.08
Yahoo
Searchina 記事
<1103-020803>
米国防総省が4日、今後10年間の宇宙安全戦略を示す『国家安全保障宇宙戦略(NSSS)』を発表した。
2011.01.26
Jane's Defence Weekly
Hypersonic boom
<1103-012608>
HIT は、2019年までに超高速の実用兵器と、再使用可能な試験機を開発することを目標にし
ている。
・X-51A WaveRider(右図)
・HTV-2
・X-37B OTV-1
2011.01.26
Jane's Defence Weekly
USAH unveils hypersonic technology plan
<1103-012603>
米空軍が1月18日、超高速飛翔体開発のロードマップを作成したことを明らかにした。 この計画では、
短期的には高速飛翔武器の発射試験を2016年に開始し、中期的には Mach 4+ の
再使用可能な航空機(註:HSRFRV)を開発するとしている。
HSRFRV は2年前に DARPA が計画を中止した Blackswift を再立ち上げするもので、タービン
/スクラムジェットを使用する。 この計画には Boeing社と P&W-Rocketdyne社が共同チーム HIT を設立して、2019年までに実験機
の初飛行を行うとしている。
2011.01.12
Yahoo
韓国中央日報記事
<1102-011201>
香港の明報と文匯報が、中国が大気圏を飛行する宇宙無人機の試験飛行に成功したと陝西テレビが報道したと伝えた。 中国はゲーツ長官が
中国に向かった8日に J-20 を一般公開したが、ゲーツ長官の訪問間に、連日最先端兵器をメディアに公開
し、武力デモを行い、中国が米国を直接威嚇できる先端兵器を整備しているということを全世界に見せた。
陝西テレビの画面に公開された宇宙無人機は、米空軍の X-37B と外観が似ており、情報収集だけでなく大陸間長距離爆撃
にも活用されることができると報じた。
2010.12.15
Jane's Defence Weekly
USAF assesses X-37B OTV-1 test data
<1102-121505>
米空軍が、12月3日に220日以上の飛行を終えて Vandenberg AFB に帰還した X-37B OTV-1 の試験データ解析を行
っている。
今回の試験目的は、発射、飛行制御、自動着陸の検証であった。
2010.12.13
Aviation Week & ST
Orbital laboratory
<1101-121304>
X-37B OTV が12月3日に244日9時間24分に及ぶ初めての飛行 (OTV-1) を終え Vandenberg AFB に自動で着陸した。
着陸の際に左主脚の車輪がバーストしたほか、機体にデブリによる若干の損傷が見られた。 二回目となる OTV-2
は、2011年3月4日に打ち上げられる。
全長29ft、翼端長15ftの X-37B は、搭載容積が7ft×4ftと比較的小さい。 米空軍は X-47B を試作機ではなく実験機
であるとしている。
2010.12.04
Yahoo
時事通信記事
<1101-120401>
米空軍が3日、今年4月に打ち上げた開発中の軍事用無人シャトル X-37B が、220日間の地球低軌道
での飛行試験に成功して Vandenberg AFB に着陸したと発表した。
空軍は試験の詳細は公表しておらず、将来の任務も秘密であるが、有事の際に他国の衛星の運用妨害や偵察監視活動に使われるとの見方も出ている。
2010.11
Jane's Missiles & Rockets
STSS demonstration satellite tracks spacecraft
<1012-110021>
ミサイル早期警戒衛星である STSS が7月19日、米国の海洋気象衛星を捕捉し、
数分間にわたって追随した。 これを行ったのは2009年9月25日に打ち上げられた2基のうちの1基であった、
2010.10.18
Aviation Week & ST
Flying enterprise
<1011-101807>
Virgin Galactic社の SpaceShipTwo (SS2) が10月10日に滑空試験に成功した。
全長60ft、翼端長42ftの SS2 は、高度46,000ftで WriteKnightTwo (KK2) から切り離され、13分間飛行した。
【註】
SpaceShipTwo は、X-51A の発展型として計画されている Gryphon の打ち上げ母機の候補に挙がっている。
2010.09.20
Aviation Week & ST
Rocket result
<1011-092011>
米空軍が、秘匿されてきた再使用型ブースタ (RBS) の詳細を明らかにした。 RBS は現在使用されている
EELV に代わる打ち上げ機で、2025年以降使用される。
RBS は垂直打ち上げ、水平着陸が考えられていて、全長158ft、低軌道への打ち上げ能力20,000-lbが求められている。
推進方式にはロケットを中心にした複合推進装置 RBCC と、タービンエンジンを中心にした TBCC が考えら
れているが、高度75,000ftで Mach 3.5~4 に達すると ramjet/scramjet に切り替わり、高度95,000ft Mach 10 でロケット推進に移行する。
2010.09.20
Aviation Week & ST
Stable supersonic
<1011-092007>
XCOR社が開発している Lynx 準軌道飛行体が、NASA の施設で行っていた Mach 4 の超音速風洞試験を終了し、機体
構造を確定した。
Lynx は複座、液体ロケット単段推進の再使用可能な飛行体で水平に離着陸し、高度110km
を飛行する。
2010.08.16
Aviation Week & ST
SBSS slips to September
<1009-081603>
米空軍の SBSS 衛星監視衛星の打ち上げは、使用する Minotaur Ⅳ
SLV の電子部品のコネクタに不具合が見つかったため、9月下旬以降に延期された。
SBSS の打ち上げは7月8日に計画されていたが、ソフトの不具合で延期されていた。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
USAF plans follow-on SBSS satellite
<1010-070018>
米国が、二番目の宇宙監視衛星 SBSS Block 10 を打ち上げ、今年末に現在軌道上にある SBSS Block 10 と交代
させる。 4基を軌道上におく計画の SBSS Block 20 は、国防総省が予算を他に転用したため延期
され、FY11の2/四半期に契約が行われるため、打ち上げは早くてFY15の1/四半期になる。
SBSS は宇宙空間を監視する衛星で、静止軌道全てを24時間おきに監視する。
2010.06.17
韓国中央日報
中国、宇宙軍創設を準備…米 MD に対抗
<1007-061701>
共同通信が15日、中国空軍関係者の話として、中国が『宇宙軍』創設の準備を本格化していると伝えた。 共同通信によると中国軍は近く空軍
に『航空宇宙作戦指揮センタ』を設置し、宇宙軍兵士を養成する。 また2050年までに、宇宙で使用できる
ステルス UCAV と米国と似たレベルの宇宙往復船を開発し、宇宙からレーザ/電波などで攻撃
する兵器を開発する計画である。
米国では1985年に空軍主導で宇宙軍が創設されたが、2002年に戦略軍に統合された。 ロシアでは1990年代初期から宇宙軍が編成されている。
2010.06.04
Sino Defence
DongFeng 21 (CSS-5) medium-range ballistic missile
<1007-060401>
・開発の経緯
一段式の DF-61 の開発を1965年に開始したが1967年に中止し、代わって二段式の JL-1 SLBM の開発に移った。 1970年代初期に JL-1 の陸上発射型
の開発が開始された。
・DF-21 (CSS-5 Mod-1)
射程1,700km、ペイロード600kg、CEP=300~400mであったが、装備化には至らなかった。
・DF-21A (CSS-5 Mod-2:右図上)
射程2,700km、CEP=100~300mで、60~80基が生産され、7個旅団が装備した。
・DF-21C (CSS-5 Mod-3:右図下)
DF-21A と異なり限定的ではあるが路外走行能力がある。 射程は1,700kmであるがペイロードは2,000kgで
CEP=30~40mの精度を持つ。
・DF-21D (CSS-5 Mod-4)
世界初の対艦弾道弾 (ASBM) で、射程は3,000km、MaRV 弾頭を搭載する。
DF-21C も低速航行する空母機動艦隊の攻撃能力がある。
・KT 1 SLV
DF-21 を元にした四段推進の SLV で KT-1A と KT-1B がある。
・SC-19 Kinetic Kill Vehicle Carrior
2007年1月に行われた ASAT 実験に使用された。
2010.04.26
Aviation Weekb & ST
Launches help test future vehicles
<1006-042603>
4月22日に米国東海岸と西海岸で、将来の軍用飛翔体の飛翔試験が行われた。
・HTV-2
Mach 20 以上で飛翔し、9,000nm離れた地点に2時間以内に到達することを目指す HTV-2 は、クウェゼリン島北方
海域に向け Vandenberg AFB から発射された。 次回の試験は2011年に計画されている。
X-37B は再使用型宇宙船で、最大270日間軌道上を周回できる。 低高度軌道に達すると扉を開けて太陽電池パネルを
展開し、リチウムイオン電池に充電して動力源にする。
今回の試験の目的はシリカ製耐熱パネルの検証と、再使用製の確認で、Vandenberg AFB か Edward AFB に帰還するが
、計画は秘匿されており期間時期は明らかになっていない。
2010.04.23
Yahoo
時事通信記事
<1005-042301>
X-37B はスペースシャトルと同じ再利用型で、全長約9m、翼端長4.5mと、スペースシャトルの1/4ほどの大きさである。
2010.03
Jane's Missiles & Rockets
Mystery surrounds China's recent missile-defence test
<1004-030002>
未確認報道によると、中国が1月11日に行った弾道弾の迎撃は高度20kmで行われた。 また別の報道では、迎撃システムは大気圏内迎撃を目指す PAC-3 とは全く別物であ
るという。 中国のウェブサイト KKTT は、標的には DF-3 が DF-21 が使用され、迎撃弾は2007年1月11日に行われた
ASAT 試験と同じものが使用されたとしている。 ASAT 試験に使用されたのは KT-409 で、のちに
HQ-19 と呼ばれている。 KKTT によると KV は35kgであるという。
米 DIA が SC-19 と呼んでいるこのミサイルは、DF-21 IRBM を元にした
KT-1 SLV の一種であるという。
2010.01.20
Jane's Defence Weekly
Anti-missile test heralds advent of Chinese BMD capability
<1003-012001>
中国の国営メディアが、2007年1月11日に ASAT 試験を行ってから丁度3年経つ1月11日に、ミサイル
迎撃試験に成功したと報じた。 詳細は明らかにされていないが、米国防省が同日、中国の2箇所からロケットが発射され、大気圏外で会合
したと発表した。 このことから迎撃試験に使用されたのは戦術ミサイルではないことが分かる。
迎撃弾の候補としては ASAT 試験に使用した SC-19 が考えられる。 SC-19 は DF-21 を改良した四段推進
SLV である KT-1 を元にしている。
2010.01.12
Yahoo
読売新聞記事
<1002-011201>
新華社電によると、中国は11日、弾道ミサイルの迎撃実験に成功した。 実験に使った迎撃ミサイルは地上発射型のものと見られるが、形式や
規模などの詳細は伝えていない。
迎撃実験は国内で行われ、新華社電は、『所期の目的を達成した』と成果を強調した。
【註】
中国は、ロシアの S-300PMU と米国の Patriot の技術組み合わされた見られる HQ-9 を保有しているほか、1970年代には
Fanji-1/-2/-3 など一連の ABM が開発され、1979年8月と9月に模擬弾頭による迎撃試験に成功し、同年に 北京周辺に配備された実績がある。
2009.02.02
Aviation Week & ST
Space weapons policy
<0903-020205>
オバマ政権は、軍用及び民間用衛星の妨害を禁止する国際条約に賛成しており、米国が宇宙兵器禁止条約締結を主導しようとしているが、衛星
等の防護に関する研究や弾道弾に対する防衛手段の開発は対象にしていない。
2009.02
Jane's Missiles & Rockets
ATK wins contract to develop Space Threat Assessment Testbed
<0903-020035>
ATK社が米空軍から Space Threat Assessment Testbed (STAT) の設計、製造、据え付けを$26.1Mで受注した。
納入は2013年初めになる。
STAT は LEO 及び GEO の宇宙環境を模擬でき、国防総省のほか National Reconnaissance
Office を初めとする政府機関が使用する。
2008.12.22
Aviation Week & ST
Size doesn't matter
<0902-122203>
中国が2009年に小型/マイクロ衛星の打ち上げを加速する。 また H-6 爆撃機から発射する Shenlong
(Divine Dragon:天竜?)SLV を用いた軍用小型衛星発射の試験も公表される模様である。 Shenlong は先端と翼に耐熱タイルが貼っ
てあることから、再使用可能なことは明らかである。
Shenlong について米国の軍事専門家は、ASAT 用ととしても使用可能ではと危惧している。
2008.10.20
Yahoo
Record China 記事
<0811-102001>
19日の環球時報が、米政府が宇宙空間で弾道ミサイルを迎撃するシステムの開発を推し進めていると伝えた。 米国はこの通称「スターウォ
ーズ計画」に$164Bを拠出し、弾道弾迎撃ミサイル1,000基を配備する計画という。
ロイタは18日、米国会でそのシステムの研究開発に$5Mを投じる予算案が可決され、9月末にブッシュ米大統領が署名し、開発は急ピッチで進んでいるという。
2007.11.22
Inside the Pentagon
CSBA: Space-Based BMD could be prohibitively expensive
<0724-112201>
米 CSBA (Center for Strategic and Budgetary Assessments) が最近公表した『宇宙兵器の費用対効果分析』によると、
宇宙兵器の開発と20年間の維持運用経費は$29B~$290Bと推定され、効果は経費ほど期待で
きないとしている。
報告書では、ICBM や ASAT の防護は現在進めている GMDS、ABL、KEI といった地上配備型の方が効果的で
あり、ASAT 能力で米国が中露や将来的保有する可能性があるイランに優越するには、地上型システムを発展させるのが効果的としてい
る。
2007.07.16
Defense News
US moves satellite to avoid debris from Chinese ASAT test
<0717-071608>
NASA は中国が1月に行った ASAT 実験で発生した40cm大の破片が、Terra 環境衛星に衝突
する可能性があるため、衛星の軌道を1.3km変更した。 破片が衝突する確率は7%であったが、軌道変更後の確率は0%となっ
た。
実験で発生した1cm~10cm大の破片は35,000個以上で、米宇宙監視ネットワークで確認、追随できるのは10cm
以上の破片に限定される。
2007.07.02
Aviation Week & ST
Top gun
<0714-070202>
オハイオ州 Dayton 大学は、ガスガンを用いて宇宙塵の衝突による衛星等の損害度と防護策
の検討を行っている。 ガスガンは全長45呎、三銃身で水素燃料を用いアルミ製散弾を
20,000mphで発射する。
NASA は地球を周回する約11,000衛星等を追随しているが、最も懸念するのは直径1cm以下の豆粒大の破片でさえも、アルミ製機体に直
径2吋の穴を開けることだとしている。
2007.06.18
Aviation Week & ST
Nukes in space
<0714-061807>
米 DTRA は、イランや北鮮の核弾道ミサイル保有が宇宙平和に重大な脅威をもたらすとの分析結果を公表した。 分析によると
10~50ktの核弾頭を高度60哩で1発破裂させただけで、防護措置のない全ての低周回衛星は数
週間~数ヶ月で使用不能となる。
これは、爆発時の EMP だけでなく、核汚染した浮遊物が磁界を形成し、通信偵察
衛星や電子機器を破壊することによる。
2007.06.11
Defense News
China sat test spurs US to boost space spending
<0713-061115>
米上下院の軍事委員会は、中国が1月に行った ASAT 実験を重くみて、FY-08の DoD 宇宙防衛関連予算を、要
求より大幅に増額している。 下院は ORS (Operation Responsive Space) に要求の$87Mに$30Mを追加し、上
院は宇宙空間での状況把握計画に要求の$215Mに$300Mを追加した予算案を提出している。
ORS は衛星が破壊された場合、もしくは戦域指揮官が臨機に情報を取得する必要がある場合、緊急に打ち上げる安価
な小型衛星を開発する。
2007.06.11
Aviation Week & ST
New horizons
<0713-061108>
Remanta は室内探索用超小型 UAV で、開発期間は4年を予定している。 このほか、Neuron 及び HALE UAV
の開発を援助している。
2007.06
Jane's Missiles & Rockets
US feels impact of Chinese missile tests and space launches
<0713-060022>
最近の中国によるミサイルの試験や衛星の打ち上げに対して米政府は、1960年代のソ連の軍拡を超える速度
であるとして警戒している。
1月に行われた米国が SC-19 と呼ぶ ASAT ミサイルの試験も脅威であるが、4月14日に行われた
Compass 1M 測位衛星の打ち上げは、ミサイル誘導に関して中国が新たな選択肢を保持したことを意味する。
巡航ミサイル能力の向上も脅威となっているため、米空軍はアラスカから沖縄に配備している
F-15C に巡航ミサイル対処が可能な AESA レーダを装備しようとしている。 また F-22A
を初めての海外配備として沖縄に派遣したのもその表れである。
2007.05.02
Jane's Defence Weekly
Chinese ASAT test prompts US strategic rethink
<0711-050204>
1月に中国が行った ASAT 実験をうけ、米空軍は宇宙航空戦力の見直しを行っている。 具体的には
攻撃的手段で衛星を防護することや、衛星と航空機の戦力割合の見直しなどが含まれ
ている。
米空軍は中国航空戦力の長距離化に関心を持っており、既にこれは台湾対応を超える規模になっていると見
ている。 特に Su-30 や J-10 など戦闘機と
AEW 機の増強振りに注目している。
2007.04.04
Jane's Defence Weekly
In war and peace
<0710-040409>
2007.02.12
Aviation Week & ST
Worst ever
<0705-021202>
中国が1月11日に行った ASAT 実験で発生した Debris の数は900個以上と見積もられ、高度200km~2,000km
の宇宙空間を周回する衛星と宇宙船に衝突する危険性が増大しているため、高度220哩を周回中の米露による国際宇宙ステーションは
危険を避けるため、2月7日に予定した宇宙遊泳を安全性が確認されるまで延期した。
2007.02.07
東京新聞
衛星防衛へ新技術開発、米高・・・
<0704-020702>
米政府高官が6日、中国が実施した人工衛星破壊実験を受け、米国の衛星への攻撃を回避するために
衛星の機動力を向上させるなど、新たな防衛技術の開発を進める方針を明らかにした。
また、中国が求める宇宙軍縮の新条約交渉を拒否、米国は独自の防衛能力強化により宇宙
空間での攻撃に備える姿勢を強調した。
2007.02.05
Defense News
China's mystery satellites
<0706-020501>
DoD は、中国が1月11日に行った ASAT 試験を分析した50ページの報告書を米議会に提出した。 細部は明らかにされていないが、中
国は2006年の地上からのレーザ照射を含め、数回の試験を行っており、今回の試験直前に一ないし二回の試験に失敗
している模様である。
中国は少なくとも12件以上の研究を行っているとみられ、攻撃衛星や妨害衛星の開発、艦船または潜水艦か
らの ASAT 弾の発射、地上からのレーザ攻撃及び衛星による地上基地の物理的又は電子攻撃等が検討されている。
DoD は、米国の各種衛星の近傍を多くの中国衛星が周回することに疑問を持っており、単なる通信衛星な
のか、有事に攻撃衛星になるのか現在のところ判別不明だとしている。
2007.01.31
Jane's Defence Weekly
More details emerge of Chinese ASAT tecnology
<0704-013104>
1月11日に迎撃試験が行われた中国の ASAT は当初 IRBM で打ち上げられたと見られていたが、KT-1 SLV に
よることが判明した。 KT-1 (Kaituozhe-1) は100kgの衛星を低軌道に打ち上げる固体燃料の SLV で、全長
16.1m、第一段の胴径は1.7m、二、三段の胴径は1.1m、発射重量は23,500kgと推測される。 KKV を搭載される第四段
はスラスタで操縦され、目標に正面から衝突する。
中国は更に KT-2 及び KT-2A を開発しており、KT-1 が高度
1,200kmの目標、KT-2 及び KT-2A はそれ以上の高度の目標に使われる。 KT-1 は路上移動が可能で、
陣地進入後12時間以内に発射できる。
2007.01.30
Yahoo
時事通信記事
<0703-013001>
米 MDA 副局長が29日、中国による ASAT の実験成功に関し、われわれにはミサイルやセンサーなどの強大な
能力が備わっており、命令が下されれば、容易に対処できると述べ、既存のミサイル防衛技術を応用して撃退
することは可能との見解を示した。
2007.01.29
Aviation Week & ST
Aftermath
<0704-012905>
中国が1月11日に行った ASAT の実験は、米国の宇宙防衛と技術開発に更なる予算充当を行うきっかけとなる。
中国の実験は米に不快感と脅威論をもたらし、通信、情報ネットワークの中枢となる衛星防護策と共に、破壊に迅速に対処するための
小型即応衛星開発を促進する方針である。
今回の実験により高度531哩から125哩の空間に数千個の破片が浮遊周回することとなり、各国の衛星に影響を及ぼす公算が極めて高い。
米空軍が1985年に行った F-15 による ASAT の発射試験 (右図) では、約250個の
破片が飛散し、いくつかは20年以上も宇宙空間を周回している。
2007.01.23
東京新聞
宇宙に巨大な破片の雲、国際・・・
<0703-012301>
米政府当局者らが22日、中国の人工衛星破壊実験により宇宙空間に破壊された衛星の破片による
スペースデブリが大規模な雲を形成しており、各国の衛星のほか国際宇宙ステーションにも衝突する恐れがあ
ると警告した。
また専門家は、デブリが高度約400km~3,000kmの広い宇宙空間にわたり観測され、この軌道上にある
120個以上の衛星が危険にさらされているとしている。
2007.01.20
朝日新聞
中国の衛星破壊実験、旧ソ連・・・
<0703-012002>
中国の衛星破壊実験について、ロシアのイワショフ前国防省国際軍事協力局長が19日、旧ソ連の衛星攻撃兵器
の技術が応用された可能性があると指摘した。
同氏は、1970~1980年代に配備していた IS-1 と呼ばれる衛星破壊システムを中国が改良して今回の実験を行
ったと考えると述べた。
2007.01.20
Yahoo
読売新聞記事
<0703-012001>
米連邦議会の諮問機関である米中経済安全保障見直し委員会が19日、中国が米国などの人工衛星に対抗する
ため検討している戦略を分析した報告書を公表した。
中国については、弾道ミサイルを用いた人工衛星の破壊実験が発覚したばかりだが、報告書は秘密裏に開発した兵
器で米衛星に奇襲をかける計画の存在や、ミサイルによる物理的な衛星撃破に加え、電波妨害や地上局破壊
など多彩な攻撃の可能性を明らかにしている。
2007.01.19
Yahoo
毎日新聞記事
<0703-011902>
米政府が18日、中国が11日に対衛星兵器の実験に初めて成功したことを確認し中国政府に対し懸念を表明し
た。 実験で破壊された衛星の破片が、日本も参加する国際宇宙ステーションなどの脅威になる可能性もある。
17日に実験を最初に報じた AW&ST(電子版)などによると、中国は米東部時間11日午後5時28分(現地時間12日朝)に四川省の西昌宇
宙センタから対衛星兵器を搭載した IRBM を打ち上げ、搭載された KKV が1999年に打ち上げられていた中国の
古い気象衛星 FY-1C に高度約860km付近で衝突し破壊したと見られる。
2007.01.19
Yahoo
時事通信記事
<0703-011901>
米政府は18日、中国が衛星攻撃兵器(ASAT)の実験を行ったと判断していることを明らかにし懸念を表明した。
中国は今月11日、地上配備の弾道ミサイルを発射し、高度約860kmにあった同国の老朽化した気象衛星を破壊
、宇宙空間における中国軍事能力の大幅な向上を示した。
2006.12.04
Aviation Week & ST
Boeing X-37B readied
<0701-120401>
DARPA が開発中の X-37B OTV (Orbital Test Vehicle: 右図) の打ち上げが、2008年初め
に計画されている。
OTV は、スペースシャトルの四分の一規模の無人有翼宇宙往還機で、小型衛星を積載し宇宙空間で衛星を放
出、帰還する再利用可能な宇宙船である。 2008年の打ち上げには Atlas Vロケットを使用する。
母機となる White Kninight からの投下試験は2004年に行われており、Kennedy Space Centerへの着陸に成功した。 2008年の打ち上
げは Vandenbergまたは Edwards AFB を予定している。
2006.12
Jane's Missiles & Rockets
ATK agrees to provide support for ex-Peacekeeper motors
<0703-120015>
ATK社が$12.5Mで、SART Ⅱ の規定により2005年9月に退役した LGM-118 Peacekeeper の第一段~三段ロケット SR118、SR119、SR120
の劣化調査を受注した。 これらのロケットモータは Minotaur 打ち上げロケットで使用される。
Minotaur Ⅰ 及び Ⅱ は Minuteman ICBM のロケットモータを使用しているのに対して、大型の Minotaur Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ は第一~三段
に SR118、SR119、SR120 を使用する。
2006.11.29
Jane's Defence Weekly
USAF unveils plans for launch, flight tests of X-37B
<0624-112906>
米空軍が秘密裏に開発を進めてきた X-37B OTV (Orbital Test Vehicle) の発射試験を2008
年に行うことを明らかにした。 試験では無人着陸も試みられる。
X-37B は、1999年に開発が開始され5年後に DARPA に移管された X-37A の発展型の5tの機体で、
スペースシャトルと似た働きをするが無人で着陸する。 開発は Boeing社が担当し
ている。
2006.11.08
Inside Missile Defense
Boeing official: Delta Ⅳ rockets 'not a match' for ORS concept
<0624-110801>
Boeing社は Delta Ⅳ ロケットが米空軍の ORS (Operationally Responsive Space-lift) 構想に適合しない
との見解を明らかにした。 同社はロケットの信頼性、性能上の相違、冗長性に欠ける等の理由から不向きであるとし、
新たなロケット開発が必要としている。
ORS は現在よりも小型で安価な衛星を、戦場からの要求に応じ至短時間に軌道にの
せる構想で、打ち上げ用に Boeing社の Delta Ⅳ 及び Lockheed Martin社の Atlas Ⅴ もしくは更に小型のロケットを検討している。
2006.10.25
Inside Missile Defense
House,Senate authorizers block Space-Based Interceptor funding
<0623-102502>
米上下院の防衛予算委員会は、MDA がFY-08以降 SBI (Space-Based Interceptor) の予算要求を行うならば
、事前に必要性、システム構成及びその効果等を報告することを求めている。
SBI は敵の衛星及び ICBM の宇宙空間での破壊を目的とする迎撃システムで、MDA はFY-08~FY-11に総額$567Mを要求する方針である。
2006.10.18
Jane's Defence Weekly
US claims that China has used lasers to attack satellites
<0622-101804>
米国 Joint Functional Combat Command の CSM (Command Sergeat Major) が10月12日に、中国が米国の偵察衛星に
高出力レーザを照射して偵察の妨害を行っていたことを明らかにした。 照射されたのは National Reconnaissance Office の画
像衛星の模様で、中国上空で度々画像取得に失敗していた。
2006.10.09
Defense News
Approps bill zeroes USAF hybrid rocket
<0624-100905>
米空軍が2010年に打ち上げを計画していた ARES (Affordable Responsive
Spacecraft) の要求全額が2007年度予算から削除された。 ARES は衛星打ち上げの第一段
にジェットエンジンを取り付け、地上で回収して再使用するシステムであるが、計画の実現は将来的に
も困難となった。
FY-07予算では、$19.5Mのうち$12Mを使い捨てロケットに、残りの$7.5Mを秘密予算に充当した。
2006.10.04
Jane's Defence Weekly
NRO seeks to link ISR assets as anti-satellite threat rises
<0621-100404>
中国が米国の偵察衛星をレーザ兵器で攻撃していたことが明らかになったが、中国はこの様な兵器の実用化を
目指している模様である。 これに対して米国は、衛星の強靱化や「数の勝負」で望もうとしている。 この様
な動きは9月21日に承認されたFY-07予算に現れている。
再使用型打ち上げ機 ARES (Affordable Responsive Spacelift) 計画は予算落ちしたが、
FALCON (Force Application launch from the CONUS) 小型打ち上げ機計画は$16Mが認められた。
一方 Boeing社は Mach 6.0 の CM である HyFly を改造した小型打ち上げ機
を提案している。
2006.09.28
読売新聞
「米の偵察衛星、中国がレー・・・」
<0619-092801>
Defense Naews 紙が最新号で、中国が過去数年にわたって、上空を飛行する米偵察衛星に
対して偵察機能を無力化する地上配備型のレーザー兵器で、強力なレーザーを複数回
照射していたと報じた。 具体的な時期や、実際に米偵察衛星に被害が出たかどうかについては不明としている。
報道によると、強力なレーザーを照射することによってソフトに影響を与え、偵察機能を失わせることが可能だという。
2006.09.25
Defense News
China tried to blind US sats with laser
<0620-092513>
中国が、領土上空を通過する米国の偵察衛星に向けて、地上から高出力レーザの照射
していたことが明らかになった。
中国の照射試験がどのような影響を及ぼしたかは不明だが、情報筋によるとレーザは衛星の偵察機能を妨害す
る目的で、数年来試験を行っているとみられ、既にロシアが保有する GPS 衛星妨害システムと合わせ、米空軍
は宇宙偵察システムの見直しを図る必要が出てきた。
2006.07.12
Jane's Defence Weekly
US stays firm on right to defend space assets
<0615-071202>
7月上旬に米国は、宇宙への兵器配備を制限する取り決めを国連で行うとのロシアと中国からの提案を
拒否した。
米国務省高官は、米国が宇宙に兵器を配備する計画はないが、宇宙空間にある米国の重要施設が敵に攻撃される可能性がある限り、兵
器配備の権利は放棄しないと語った。
2006.03.06
Aviation Week & ST
Echoes of valhalla
<0607-030608>
XOV の投下母機 SR-3 に関する公式発表は皆無であるが、目撃者の情報を総合すると、デルタ翼の機体全長は180~200呎、空軍が1964
年に中止した XB-70 超音速爆撃機に極めて似通っている。 推測では、SR-3 は高度90,000呎まで上昇したのち、Mach 1~2に加速して、
XOV を切り離す。
SR-3 が最初に目撃されたのは1993年で、XOV を取り付けての飛行は1998年にも目撃されている。 SR-3 は
2機製造されが1機は墜落し、1機が空軍の秘密試験場 Groom Lake に配置されている。
2006.03.06
Aviation Week & ST
'Speedy' damaged?
<0607-030607>
空中投下式の宇宙往還機 XOV は約18年間にわたり試験飛行を行っていた模様で、1994年に初めて Holloman
AFB で目撃された。 目撃したパイロットによると、機体は翼一体型のスペード形状で尾翼は極端に短く、飛行制御はフラップ又はエレ
ボンで行っている。 機体後部に4ヶ所の排気孔が確認されるが、帰投は滑空飛行で着陸するものと推測される。
Holloman AFB での確認から数日後に、XOV とみられる有人機が嘉手納基地に緊急着陸し、飛行場は直ちに閉
鎖され、勤務員全てに箝口令がひかれた。 数週間後に C-5 で Holloman AFB に移送された機体は尾翼の損傷が目撃されている。
2006.03.06
Aviation Week & ST
Spaceplane shelved?
<0607-030606>
Blackstar は TSTO (Two-Stage-to-Orbit) 構想に基づく航空機投下型の有人宇宙往還機発射システム
SR3/XOV の俗称で、1980年代後半から NRO (National Reconnaissance Office) が開発を進めていた模様であ
る。
計画の存在すら公表されていないが、1990年代に数ヶ所の空軍基地で目撃されており、過去数年間に何度かの試験飛
行が行われたと推測される。
母機の下部に取り付けられた XOV (Experimental Orbital Vehicle) は高々度で切り離され、エンジンで加速したのちに随時低高度軌
道を周回、任務終了後は自力飛行で帰投することができる。
2006.03.06
Aviation Week & ST
Kazakhstan's Kazcoswmos company is prooosing to use a Soviet-era antisatellite (ASAT) system
<0607-030602>
カザフスタンの Kazcoswmos社が、ソ連時代の ASAT である Ishim を用いた商業衛星の空中
発射を提案している。
衛星打ち上げ用の三段ミサイルは MiG-31D の機体下部中央に取り付けられ、50~160kgの衛星を高度200~
1,200kmに打ち上げることができる。
現在、発射用に2機の MiG-31D が改修され、擬製ミサイルを搭載しての飛行試験が行われている。
2006.03.06
Aviation Week & ST
About the cover
<0607-030601>
右図は XB-70 に類似した、高々度で有人宇宙機を投下する輸送母機の構想図である。
この構想は、機密衛星や緊急偵察衛星を低周回軌道に打ち上げる目的で1980年代に計画され、1990年代にも何度か構想図が公表された
が、この数年計画は中断している模様である。
2006.01.26
Inside the Pentagon
GWU study to explore European,Chinese positions on space security
<0605-012602>
ワシントン大学が昨年10月に設立した宇宙政策研究所が、欧州及び中国との宇宙安全保証についての研究を開
始した。
研究議題は「宇宙における共同安全保障の国際的合意の確立」で、研究分科会を2006年5月にパリで、2007年に北京で行うことを計画し
ている。
研究は宇宙の平和利用と衛星等の防護について民間機関による提言を行うもので、欧米だけでなく中国も国連
による宇宙軍事利用の制限を提案しているが、反面、米の宇宙での軍事的優越を阻止するための兵器競争への拡張が懸念されている。
2005.10.03
Aviation Week & ST
A US Air Force/Defense Advanced Research Project Agency satellite
<0520-100301>
米空軍と DARPA は STP-R1 (Space Test Program-R1) 計画の一環として、9月22日午後7時24分、実験衛星
Streak を打ち上げ、高度300kmの期軌道を周回するが、引力の影響で一年後には200kmまで降下する。
STP-R1 計画は至短時間の準備で打ち上げ、短期間、低高度を周回する宇宙船の実現性を把握するのが目的で、
重量920-lbの Streak 打ち上げには Minotaur Ⅰ ロケットを使用する。
右図は第二段ロケットが切り離され、第三段に点火した直後の Streak 衛星発射の状況である。
2005.08.22
Inside the Army
Notes from Army's Space and Missile Defense Command's annual conference
<0518-082201>
・DoDは 今秋からミサイル防衛での質と保有数、経費について総合的な能力発揮に関する研究を開始する。 研究成果はFY-07の議会に対
する国防予算要求までに大統領に報告を予定する。
・SBXR はテキサス州 Corpus Christi から回航中で、10月2日にアラスカの Adak 港に到着
の予定である。
また、MDA は SBXR を大型輸送艦に搭載する検討を行っている。
2005.04.21
Inside the Pentagon
Research Lab launches low-cost,light-weight XSS-11 Microsatellite
<0512-042106>
米空軍 AFRL は4月11日、小型実験衛星 XSS-11 を Vandenberg AFB から打ち上げた。
衛星は将来の宇宙軍事計画に資するもので、重量は130kg、高度800kmで周回し、12~18ヶ月の間、他の衛星と
の接近、近接等の各種試験を行う。
2005.03.07
Aviation Week & ST
Space warriors
<0506-030707>
同航空団は将来的に装備システムの改善強化を図るとともに人員の充実を図り、衛星や GPS 妨害にも攻撃的な対処を行い、宇宙の第
一線で多様な任務を遂行する。
2005.03
Jane's Missiles & Rockets
US Army continues work with KE-SAT
<0507-030008>
米陸軍は KE-ASAT の長期にわたる研究を継続しており、AMC は Redstone Aesenal 内に HWIL
(hardware-in-the-loop) 試験のできる ACT (Applied Counterspace Technology) テストベッドを建設しよう
としている。
2004年5月には Miltec社と2年間$12Mの契約を結んでおり、この契約には更に2年間$12Mの内示も含まれていが、この計画に陸軍からの
予算要求はなく、全て議会の追加予算に依っている。
2005.02.21
Aviation Week & ST
Milspace 2020
<0506-022101>
米空軍宇宙司令部 (AFSPC) で、2020年時点での宇宙を舞台とした統合演習 SchrieverⅢ Wagame が実施された。
演習は2年に1度計画され、空軍の他、NASA、国土保全省、商務省、国務省及び豪、英、加の3カ国から約300名が参加し、想定シナリオ
に基ずく戦闘行動及び連合作戦について世界的規模の机上演習を行った。
演習では保有する衛星等が破壊、または機能低下した場合の無人宇宙船による小型衛星の打ち上げ(右図)
等、迅速な復旧方法をはじめ、世界規模の様々な戦闘シナリオを検証する。
2004.12.27
Inside the Army
Anti-Satellite technology test bed in the works at Redstone Arsenal
<0507-122701>
米陸軍は対衛星技術 ATP (Applied Counterspace Tecnology) の試験施設を2年計画で建設する計画を進めて
いる。
ATP は、陸軍が今年初めに KE-ASAT 計画を発展改称した開発計画で、所掌も SMDC から AMRDEC
(Aviation and Missile Research, Development and Engineering Center) に移管された。
ATP は KE-ASAT を引き継ぐものの、Hard kill よりも Soft kill に重点を置き、FY-05以降に試作する3基の
Kill vehicle は新しく設計される。
2004.10.04
Aviation Week & ST
Spin control
<0419-100405>
Scaled Composites社の有人宇宙船 SpaceShipOne は9月29日、Mojave 砂漠の飛行実験場で高度103km (337,500ft)を達成した。
午前8時10分、母機 White Knight に懸架し離陸した SpaceShipOne は高度15kmで切り離された後、ロケットエンジンに点火、垂直に急
上昇した。
上昇間に機体が29回の異常回転を起こしたため管制官が中止を求めたが、パイロットは飛行を続行し、高度103kmに達したのち無事着陸
した。
2004.09.06
Aviation Week & ST
EELV boost
<0417-090604>
米政府は DoD に対し、EELV (Evolved Expendable Launch Vehicle) の1社選定を時期早尚として、2009年ま
で保留し更に精査するよう指示した。
これは政府の国家宇宙輸送政策で示されたもので、現在発射用ロケットとして Boeing社が Delta Ⅳ を、Lockheed Martin社が Atlas
Ⅴ をそれぞれ開発しているが、これを1機種に絞込み、DoD、情報省、商務省及び NASA が使用するには更に信頼性の高いデータを準備
する必要があるとしている。
2004.06.28
Aviation Week & ST
A new space ship
<0413-062802>
Scaled Composite社は6月21日、民間初の有人飛行船 SpaceShipOne の打ち上げに成功した。
SpaceShipOne は母機 White Knight から高度約15kmで切り離されエンジンに点火し、高度約100kmに上昇した
のちに、約3分半の無重力状態を維持して、午前7時半過ぎに無事帰還した。
2004.05.06
Inside the Pentagon
Fast,Light weight and Reusable rocket could be tested by 2009
<0411-050601>
米空軍 AFRL は2009年の試験飛行を目途に、数日以内の準備で1,000-lb衛星を打ち上げられる、再使用可能な
軽量ロケット SOV (Space Operation Vehicle) の開発を準備している。
SOV は2段式で、最終的には2015年を目標に$1M~$5Mの費用で LEO (Low Earth Orbit) 衛星1基を24時間以内に打ち上
げることを狙っている。
計画の第1段階として2009年に発射される試作機は、Micro X と呼ばれる衛星を搭載しない1段ロケットで、$10M以下で発射する。
ロケットの回収は有翼での水平着陸または落下傘等による垂直軟着陸のいずれかになるが、未だ決まっていない。
2004.05
Jane's Missiles & Rockets
Missile Defense Agency orders mictosatellites
<0414-050009>
SpaceDev社が MDA からマイクロ衛星に関する5年間の研究を、$43Mで受注した。 2003年1月に打ち上げられた同社製の
CHIPsat(▽註:Cosmic Hot Interstellar Plasma Spectrometer Satellite)に MDA が注目したもので、分散
型センサとしての利用が考えられている。
2004.04.12
Aviation Week & ST
Control 'out there'
<0408-041210>
米戦略司令部と空軍宇宙司令部は宇宙での脅威は今後増大するとみており、SMC (Space and Missile Center) は衛星への妨害を阻止す
る Orbital Deep Space Imager計画を開始した。
【 計画に含まれる主要な構想 】
・RAIDRS (Rapid Attack Identification,Detection and Reporting System)
地上設置型で衛星への攻撃を警戒探知する。 2007年頃のIOCを予定。
・CCS (Counter-Communucation System)
地上設置型の敵通信衛星妨害システム (方式等は非公開)
・CSRS (Counterspace Surveillance Reconnaissance System)
空軍と陸軍の計画で、敵の Targeting、損害評価、情報確認を妨害する。
空軍はこの他に宇宙で小型無人宇宙船にり攻撃衛星の探知、識別、妨害、攻撃を検討しているが、政府 の宇宙政策がまだ確立してい
ないため、攻撃用システムの実用化は遅れるものとみられる。
2004.04.12
Aviation Week & ST
Learn or stumble....again
<0408-041204>
米 DSB (Defense Science Board) 議長が宇宙シンポジュームで講演し、DoD と議会の指導者は宇宙開発事業の推進にあたり、1990年代
の$11Bにのぼる火星探査機やコロンビア号失敗の教訓を生かすべきであると述べた。
同議長は米の宇宙事業は充分な予算を充当しないため計画が長引く傾向にあり、安全面でも不充分な態勢にな
りがちであるとし、確固たる政策方針と調達システムを確立する必要を強調した。
2004.03.29
Aviation Week & ST
Bring it on!
<0407-032905>
Falcon Ⅴ は液体酸素とケロシンを推進剤とする二段式ロケットで、Boeing社のロケットより60~70%のコス
トダウンが期待され、軍事用のみならず商用衛星としても受注が見込まれている。
同社の提案では Falcon Ⅴ を用いた LEO 衛星の打ち上げは$12M、GTO (Geosynchronous Transfer Orbit) 打ち上げは$20Mとされ、
Delta Ⅳ による打ち上げ経費$60~80Mを大幅に低減できる。
2004.03.01
Space News
U.S.Air Force plans Geosynchronous Surveillance System
<0408-030102>
米空軍は SBSS (Space Based Space Surveillance System) と同様の機能を持つ、静止衛星 ODSI (Orbital
Deep Space Imager) の構想をこのほど明らかにした。
ODSI は現在開発が大幅に遅れている SBSS の後に打ち上げる構想で、宇宙での衛星攻撃に対する監視に用い
られる。
SBSS衛星は2006年の打ち上げを目指しているが、昨年提案企業5社の全てが価格面で折り合わず計画が中断している。
(註: SBSS とは SBIRS-Low が名称変更した STSS と同じ物と見られる)
2004.02.23
Space News
All eyes are forcused on SpaceX and $6 million Falcon rocket
<0407-022306>
米国の衛星ロケット零細企業 SpaceX の技術力と、同社の$6Mという低価格な Falcon 1 ロケットが注目され
ている。
同社は5月に、重量150kgの軍事偵察用試験衛星 TacSat-1 を、液体酸素とケロシンを推進剤とする Falcon 1
ロケットで打ち上げる準備を進めており、間もなく発射の安全確認が承認される。
小型軍事衛星打ち上げに使用するロケットはこれまで$20M~$30Mを要しており、DoD は$15Mを低価格目標としていた。
2004.02.23
Space News
Air Force document envisions variety of anti-satellite weapons
<0407-022305>
米空軍は、2015年以降に運用を目指す対衛星兵器に関する構想を DoD 内の回覧文書で明らかにした。
計画文書 Transformation Flight Plan では、敵の衛星や宇宙船を破壊もしくは無力化するための兵器として、空中発射型ミサイル、
地上配置型レーザー兵器、宇宙型電磁兵器等があがっている。
軍事専門家の中では、米の宇宙戦略が宇宙の軍事競争につながりかねないと懸念する声もでている。
2004.02.03
Yahoo
共同通信記事
<0403-020301>
2日、議会に提出されたFY-05国防予算の中に、宇宙配備型迎撃兵器の開発経費が盛り込まれている。
ブッシュ政権は宇宙配備型も検討する方針を表明しているが、開発予算の計上は初めてである。
2004.02.02
Defnse News
USAF aims to neutralize anti-satellite weapons
<0405-020203>
米空軍はFY-06要求に向け、敵の対衛星兵器を無力化する防護策の検討を行っている。
1月に公表された空軍の宇宙作戦遂行に必要な能力に関し記述した宇宙戦略全般計画では、具体的なシステムについては言及していない
が、衛星を防護する武装宇宙船等の必要性も記載されている。
軍は2006年以降研究開発を具体的に推し進め、2018年から2030年の間に装備化する方針だが、議会特に民主党からはロシアや中国との
宇宙軍事化競争を活発化するとの反対意見がでている。
2004.02
International Defense Review
Making space fast and cheap
<0404-020018>
CAV は450kgの侵撤弾を搭載し、1,200m/secの弾着速度で HDBT を破壊するほか、
SDB や WAASM (Wide Area Autonomous Search Munition) などを搭載し、CEP≦3m の精度で弾着させること
ができる。
2004.01.19
Defense News
USAF delays bids for Satellite-launch vehicle contracts
2003年末に予定されていた、米空軍の3回目となる EELV (Evolved Expendable Launch
Vehicle) 発射に関する入札はBoeing社の参加停止とロケット価格の高騰から早くとも夏以降に延期される。
空軍は1998年の初回入札で、Boeing社が競争相手の Lockheed Martin社から不正に情報を入手したとして正式処分が決まるまでの間、
入札への参加を停止した。
また、DoD は EELV 計画が25%以上予算超過していることを指摘し、計画の中止を求めており、空軍はその打ち消しと価格低減作業に
直面している。
2003.12.22
Aviation Week & ST
Scaled hits Mach 1.2
SpaceShipOne のロケットエンジンを使った初めての飛行試験が12月17日に行われ、
最高速度 Mach 1.2 で高度68,000ftに達した後、慣性滑空飛行により12分後に帰還した。
今回の試験は8回目の有人飛行で、SpaceShipOne は母機 White Knight から高度48,000ftで切り離され、高度44,000ftでエンジンに点
火、60度の上昇角で Mach 1.2 に達するまで3gで加速し最大高度68,000ftに達した後に滑空して帰還した。
飛行間は順調であったが、着陸に失敗、機体を損傷した。 修復には2~4週間を要するとみられる。
2003.11.17
Space News
MDA to buy at least one more missile tracking satellite
MDA は弾道ミサイル追随試験用衛星 STSS に少なくとも1基の新型試験衛星を2010年までに追加導入する計画
で、Northlop Grumman社と協議を進めている。
これまでの計画では最初の試験衛星システムとして2基を2007年に打ち上げる予定で、追加する衛星は弾頭とデコイの弁別機能を更に向
上させ、耐用期間も5~7年と長いものを要求している。
2003.11.17
Aviation Week & ST
SpaceShipOne fixed up
SpaceShipOne の安定性を確認するための飛行試験が10月17日に行われ、尾翼の安定性が確認された。
パイロットの塔乗する SpaceShipOne は母機の White Knight から高度46,200ftで投下され、速度300ktから着陸するまでの間、安定性
を確認した。
なお、9月23日の試験ではピッチに異常を生じたため、急遽地上走行試験を行い翼の設定角度を設定し直している。
2003.09.22
Aviation Week & ST
Hot rod to space
RASCAL は MPV (MIPCC-Pqwered Vehicle) と、2段推進の ERV (Expendable Rocket Vehicle) から構成され、50kg~130kgの静止衛星を
高度1,250kmに打ち上げることを目標としている。 この場合、1回の打ち上げに要する費用は約$750,000と見積
もられている。
RASCAL は、高度200,000ftまで上昇して衛星を搭載する ERV を切り離して基地に帰投する。 切り離された ERV は衛星を所望の高度
に到達させる。
DARPA では年内にも初号機の試作と試験を行う予定で、2006年には発射試験を行う意向を示している。
2003.08.25
Aviation Week & ST
A flying start
観測機 T-38 は L-1011 から分離した Pegasus XL が第1段で163,000-lbの推力で上昇するのが確認した。 Pegasus XL は全長55ft、
翼端長22ftで、これまで投下した実験機のうちで最も大きく重量も多い。
試験は今年4回、2005年に3回、2006~2010年に少なくとも3回が計画されており、この他に Hyper-X スクラムジェットの研究飛行試験
が2004年以降予定されている。
2003.08.18
Aviation Weeks & ST
SpaceShipOne solos
8月7日に SpaceShipOne のパイロットによる初めての滑空飛行と着陸試験に成功した。
SpaceShipOne は高度47,000ft、速度150ktで母機 White Knight から切り離され、最大100~110ktで滑空したのちに、74ktでスムーズ
に滑走路に着陸した。
今回の試験では燃料タンクは空で、ロケットモータケースは取り付けておらず、ダミーロケットノズルを装着していた。
SpaceShipOne は乗員3名で、空中で母船から切り離したのちに、ロケット推進で垂直に高度100kmまで上昇し
、じ後自由落下に移行し大気圏に入ってからは滑空して飛行場に着陸する設計となっている。
2003.07.21
Space News
Needed: a new home for developing space defenses
Space-Based Missile Defense システムの計画が不充分とした Space News の記事に
、DoD の KEI計画の担当者は2005年の試験結果をみれば問題がないことが判ると反論した。
以下、反論に対する投稿記者の MDA を非難する記事 (細部略)
2003.07.21
Space News
Space-based missile defense not so heavenly
米物理学協会 (APS) はこのほど、独自に Space-Based Missile Defense システムの能力評価に関する研究を行い、
MDA の要求するシステムは実際的でないと指摘した。
また、限定的 Boost-phase 防衛システムも MDA の設計する迎撃ミサイルでは更に大型化
しない限り役に立たないとしている。
2003.07.21
Defense News
DoD slows Space-Based Interceptor plan
MDA は技術的問題と米議会の抵抗を理由に SBI (Space-Based Interceptor) 計画の基礎研究
を少なくとも3年、2008年まで延長することを決めた。
MDA は2005年に試作 Interceptor の発射試験を計画していたが、クラスターの小型軽量化が具体化できないことと、議会の反対により
基礎研究を継続することを決めたもの。
SBI 技術の多くは1993年に中止となった Brilliant Pebbles (右図) から引き継がれたもので、MDA は
GMD を補足する弾道弾迎撃システムとして研究を進めている。
2003.05.26
Aviation Week & ST
Space Ship One flies
Tier One 有人宇宙船計画における母船と宇宙船を合体させた初めての飛行試験が先週カリ
フォルニアで行われた。
宇宙船 Space Ship One は母船である White Knight に取り付けられ約1時間45分飛
行、この間投下速度 110kt を高度 50,000ft で記録した。
なお、今回の試験目的は合体時の母船の性能を確認することが目的で、Space Ship One への人員の塔乗は行われなかった。
同宇宙船の地上における振動試験が現在行われており、成果を確認した後、有人での試験を行う予定で、試験当局は年内にも高度100km
への到達を目指す。
2003.04.21
Aviation Week & ST
Affordable spaceship
Spaceship One はハイブリッドロケットエンジンを装備する翼長 16-ft の空中投下型宇宙船で、搭載母機 White
Knight (右図上)から、高度 50,000ft で投下された後、最大速度 Mach 3.5
で高度 100km に到達する。
その後自由落下に入り、約3.5分の無重力を体験し大気圏内で滑空し逐次速度を減衰させ飛行場に着陸する。
搭載母機の White Knight は翼長 82ft、Northlop 社の超音速訓練機 T-38 のエンジンを搭載し Mach 0.6 で飛行する。 ペイロード
は 8,000-lb~9,000-lb とされている。 同機は 4月中旬までに約 20回の試験飛行を終えている。
Spaceship は繰り返し再使用が可能で、整備期間を含め2週間サイクルで飛行させることができ、民間用とし
て使用する場合、1回の飛行経費は $80,000 以下と見積もられている。
2003.04.07
Aviation Week & ST
Rapid response
AFSPC は3月1日に ORS/AOA (Operationally Responses Spacelift /Analysis of Alternatives) 研究を開始し、各種センサーや兵器等
の搭載と再使用可能な宇宙船の検討を始めている。
また、大量破壊兵器やミサイルの情報を得て、1時間以内に通常弾頭 3発を搭載する MinuitemanⅢ で所望の地域を攻
撃する検討も行っている。
2003.02.17
Missile Defense
20th-century space proposals revisited
MDA が計画している次世代宇宙対ミサイルシステムでは、1980年代の SDI 構想で研究して
いた Brilliant Pebbles が見直されている。
DoD は宇宙システムが最も早く脅威に対処でき、覆域も地球規模でカバーし得るとし、2004年~2009年に$50B の開発を提案している。
新規技術には KEI、MKV (Miniture Kill Vehicle) 及び高速推進システムとKill Vehicle の連接等がある。
MDA は 2004年に構成品の試作を開始し2008年には 3~5基の衛星を使用した初期試験を行いたいとしている。
2002.12.25
Inside Missile Defense
MDA plans Space-Based KE interceptor test bed in FY-04
MDA はこのほど、Space-Based KEI (Kinetic Enargy Interceptor) の試作を計画している
ことを公表した。
当局によると試作品はブースト段階における KEI の技術的可能性を検証するもので、将来的に開発導入するか否かは現在未定とされる。
同計画は 2002年から検討を開始しており、FY-04~07 に総額$1.27B を議会に要求する模様。 ◇
2002.12.19
Inside the Pentagon
Spectrum Astro to build missile tracking satellote for MDA
DoD は最近、ミサイルの噴射炎に頼らずにこれを追随する衛星の製造について Spectro
Astro 社と契約した。
打ち上げ時期は2004年夏を予定、衛星の価格は $65M。
当局の計画では衛星をミサイル防衛システム Vandenberg での試験間使用し、発射直後から上昇段階における各種データを取得する。
2002.07.08
Inside the Army
SMDC planning ground-based system to negate use of space
米陸軍 SMDC は現在、敵の宇宙利用を阻止する GBSC (Ground-Based
Space Control) システムの構築について計画を進めている。
現在陸軍は コロラドスプリングスにある Space Com で限定された機能を保有しているが、将来的に Space control が作戦上重要な機
能となることから、大幅な機能改善を行う予定。
計画では、2002年~2007年に固定サイトでの直接エネルギー指向能力を含む GBSC の建設を、2008年~2015年
に車載型直接エネルギー指向器材を含む次世代 GBSC システムを展開する。
内容は秘事項で細部不明だが、GBSC により敵の通信はもとより偵察監視及び情報収集を妨害阻止することが可能とされる。 ◇
2002.06
International Defense Review
Space laser effects
米空軍は、衛星に照射されるレーザ波を検知するシステムの開発を、2010年までに$11.6Mかけて行う契約を、
BFGoodrich社と行った。
2002.05
International Defense Review
USAF plots return to space
米国は、1994年の大統領令 23 により、民間の画像取得衛星の活動を、国家安全のため制限できることになっ
ている。
・KE-ASAT
・各種 surveillance system
・各種 launch vehicle
・その他
2002.04.29
Inside the Army
Increased costs put army's Guided MLRS system on Aldrige's list
DoD では現在、開発経費が予定より 25% 以上超過している次の 6件の計画について、計画継続の可
否を検討している。
・GMLRS (Guided MLRS):陸軍
・CH-47 Chinook 改善:陸軍
・Space Baced Infrared System High:空軍
・LPD-17 揚陸艦:海軍
・UH-1 Huey 改善:海兵隊
2002.04.22
Inside the Army
Army to insert dedicated space operations team at division level
米陸軍は師団に宇宙作戦専門のチーム SSE (Space Support Element) を配置する計画で、
FY-02 の軍近代化計画では Interim 師団に SSE を新たに編租する。
宇宙作戦の専門部隊はこれまで軍団にしかなかったが、地上作戦に宇宙システムの保有能力を充分に寄与させ、計画立案と作戦遂行を
より充実するため、師団規模にも配置するもの。
なお、SSE の組織規模は現在検討中で明らかになっていない。
2002.03
Jane's Missiles & Rockets
Raytheon to develop LADAR sensor
Raytheon社は、米陸軍の ADLT (Advanced Discriminating LADAR Technology) 計画の元
に、GMDS で使用する EKV の目標識別能力を向上させるため、
RRDI (Range-Resolved Doppler Image) 技術を用いたレーザレーダ (LADAR) を開発している。
RRDI技術を用いることで LADAR は、光学カメラが目標を識別するより遠方で識別ができるようになる。
2002.01.09
Inside Missile Defense
Army must change as demand for space-basec capability grows
米陸軍は今後増大する宇宙軍事活動と近い将来の Objective Force 編成に関連し、宇宙作戦将校 (SOO:Space
operation officer) の増員を要求している。
米陸軍宇宙司令部 (USARSPACE) では昨年 8月、初めての Space operation officer 教育課程が終了した。 SOO は宇宙関連活動の調
整、宇宙システム故障時の偶発事案対処計画展開、情報取得の支援等を行い、Objective Force 関連には現在 10名が配置されている。
2001.12.12
Jane's Defence Weekly
USAF outlines plans for 'military space plane'
米空軍は、2002年までに、MSP (Military Space Plane) 計画の要求の取り纏めと、線
引きを使用としている。
MSP は、ペイロードを軌道に打ち上げたり、軌道を変換させたり、衛星に補給を行ったり、地上に回収するシステムで、打ち上げを
行う SOV (Space Operation Vehicle) と、打ち上げられる以下のような飛行体で構成される。
・SMV : Space Manoeuvre Vehicle
・CAV : Common Aero Vehicle
・MIS : Modular Insertion Stage
・OTV : Orbital Transfer Vehicle
2001.10.25
Inside the Pentagon
Army shifts control of prickly satellite interceptor effort to AMCOM
米陸軍はこのほど、9月に KE-ASAT (Kinetic Enargy Anti-Satellite) 計画の所掌を SMDC から
AMCOM (Aviation and Missile Command) に移管したことを発表した。
2001.08.13
Aviation Week & ST
Space-based interceptor gets new lease on life
DoD は FY-02 から宇宙空間での直撃による対弾道ミサイル迎撃プログラムを再度計画している。
この計画はクリントン政権下で一度立ち消えになったが、今回復活した。 計画では、2005~2006年の宇宙における試験を狙って
いるが、この数年は研究開発が充分行われていないことから疑問の声も一部から上がっている。
DoD は、構成品の試験に続き宇宙での軌道試験を行うとしており、1990年前半の Brilliant Pebbles とは異なる方法で試験を行い
たいとしている。
2001.07.25
Inside Missile Defense
Pentagon plans space based anti-missile experiment for 2005-2006
DoD は 2005年か 2006年に宇宙でのミサイル防衛関連試験の実施を計画している。
BMDO は先月の FY-02 予算要求説明で、kinetic-enargy kill concept に $110M を計上したことを明ら
かにした。
この計画は以前廃案となった Brilliant Pebbles システムに似たコンセプトで、2004年までに所要の作
業を終え、2005年か 2006年に実試験を行う予定。
2001.07.25
Jane's Defence Weekly
BMDO to test kinetic energy firepower
BMDO は、衛星搭載型の kinetic energy 兵器で弾道弾を要撃できるか否かの実験を、2005年~2006年に行う計画
である。
実験の範囲には、ブースト段階の弾道弾を大気圏内で撃破することも含まれる。
2001.07.11
Inside Missile Defense
BMDO to consider sea- and space-based kinetic energy options
BMDO は FY-02 予算で $110M を Kinetic enargy kill に充当し、艦上型及び宇宙型の概念研究を進める。
これは NMD オプションの一環で、中止された Brilliant Pebbles 計画と同様の形態。 費用対効果から価格的には 1発あたり
$1M を目指すとしている。
= 弾道ミサイルの価格 =
・SS-18,SS-23 (ロシア): $100M/発
・No Dong (北鮮): $7M/発
・Scud-B: $2M/発
2001.04.16
Aviation Week & ST
Faster test, deployment eyed for space-based laser
SBL (Space-Based Laser) の実験装置として、米空軍と BMDO が計画している
IFX (Integrated Flight Experiment) は、計画の2012年より早め、2010年に打ち上げ
可能で、また、最初の実運用機は2018年に打ち上げ可能であることをプロジェクトディレクタが明
らかにした。
IFX は ABL の技術が生かされた臭化水素レーザを使用し、数百キロのレンジを持つ、重量約 40,000 lb.
の衛星で、高度 425kmの軌道を周回する。
2001.02.19
Defense News
Spaceports eye NMD as profitable deals
小型衛星の事業が長期にわたり延期されている宇宙港当局者はミサイル防衛用の試験を
含むその他の事業にサイトを活用することを検討している。
当局によると、NMD システムとこれに関連する各種試験を、小型衛星打ち上げ事業が具体化するまでの間、当施
設を利用して行う申し込みが、既に行われている。