2009年~2006年の報道 2005年以前の報道
(Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo) (Yahoo)
「韓国軍、北朝鮮小型無人機レーザー迎撃システムの研究に着手」
「米海軍、レーザー兵器を2014年に海上配備へ」
2025.04.16
11:47乗りもの
ニュースロシア軍のミサイルやドローン攻撃への対抗策? ウクライナ軍が「レーザー兵器」を公開! その驚異の性能とは
<2505-041611>
革新的な防衛兵器の開発を目指すウクライナ政府機関Brave1が2025年4月10日に、国産レーザー兵器Tridentを初公開した。
Tridentは、UAV、滑空爆弾、CMなどの攻撃から拠点を守る防衛兵器で、約3kmの距離からレーザーを照射し、これら空の脅威を排除する。 また、約5km先のヘリコプターやUAV機などを攻撃することも可能で、最大10kmのFPV UAVや航空機に対しても目眩まし程度の出力でレーザー照射できるという。 公開された映像には、静止した地上の物体を標的にする様子や、有線式の光ファイバーFPV UAVのカメラを無効化する様子が映し出された。
レーザー照射は手動操作だが、実用化の際は自動追尾にする方針のようである。
まだ性能評価中とのことだが、レーザー兵器は従来のミサイルや砲弾といった実弾兵器とは異なり、弾薬の供給に関して事実上無限なため、UAVやCMなどを対象とした費用対効果の高い迎撃兵器となる可能性が期待されている。
なお、ウクライナでレーザー兵器開発を推進する無人システム軍司令官のスハレフスキー大佐は以前、この兵器に対し「航空機の金属を焼き尽くす効果があることが証明されており、さらなる改良が進められている」と発言していた。
レーザー兵器の開発は、世界で進められているが、UAVやミサイルを行動不能にするダメージを与えるためには、レーザーを数秒間照射し続ける必要があるといった問題があり、依然として課題が多い。
2025.02.14
National Magazine
Industry Developing Arsenal for Small Vehicle Drone Protection
<2503-021408>
防衛企業のBlueHalo社のクルム社長によると、BlueHaloの社LOCUST DEWを搭載したStryker APCは、2024年12月下旬にニューメキシコ州南部の射撃場で、Group 1/2 UAVに対して26kWのレーザーを照射して、最大55-lbのUAVを数㌔㍍の範囲で撃墜した。
また、陸軍が委託したこの試験では、DE-MSHORAD CUAVが100%の効果を発揮し、50発中50発を撃墜した。 しかし、20tのStrykerはUAVを難なく扱うことができるが、クラム氏によるとLOCUSTはいくつかの変更を加えれば、地上部隊の中で最も小型軽量の車両も防護できるという。
また彼女は、レーザー兵器システムやその他のセンサーやエフェクターをISVやJLTVに搭載して移動でき、車両ごとにモジュール式にすることができたと述べた。
国防総省は、C-UAS兵器が最優先事項として強調し、12月に無人システムに対抗するための戦略を発表して、敵対的なUAVの脅威がウクライナや中東などの場所で「精密攻撃を汎用化」したと述べた。
2025.02.05
05:45Defense News
US Navy hits drone with HELIOS laser in successful test
<2503-020505>
最近発表された報告書によると、米国海軍はFY24に米海軍艦の1隻で、HELIOSシステムの試験に成功した。
1月に発表された運用試験評価局の報告書が、Arleigh Burke級駆逐艦Prebleが2024年の兵器試験演習中にUAVを撃墜するためにHELIOSを照射したと発表した。
レーザーの照射の日付や時間は提供されていない報告書には、空に向かって放射される白い光の筋を示す白黒写真が含まれていた。
報告書によると、1972年に国防総省が新たな技術的脅威に対抗する能力を評価するために開発されたプログラムであるCenter for Countermeasuresは、FY24に「DEWの開発と評価」を含む32回のテストを実施した。 報告書によると、Arleigh Burke級駆逐艦Prebleで実施されたこの試験は、HERIOSシステムの「機能、性能、および能力を検証および検証するために」実施された。
試験がどこで行われたかは不明だが、Prebleは2024年9月にサンディエゴ海軍基地を出航し、2024年10月12日に横須賀に入港した。
Lockheed Martin社は、2022年8月に60kW以上のレーザーを海軍に納入し、既存の艦艇に搭載された最初の戦術レーザーシステムとなった。
Military Times紙は以前、特に紅海とアデン湾では、2023年秋以降、イランが支援するフーシ派反政府勢力が発射したUAVやミサイルを海軍艦船が迎撃している無人戦争が、海軍への同技術の展開を加速させる必要性を強調していると報じていた。
Military Times紙は以前、海軍の艦艇にレーザーを搭載することで、弾薬を節約できるようになると報じていた。
2024年12月に発表された米国議会調査局の海軍レーザーに関する報告書によると、現在、海軍は敵のセンサーを破壊する8基のODINレーザ幻惑機を保有しており、Arleigh Burke級駆逐艦に組み込まれている。 また、San Antonio級水陸両用輸送船には、150kWのLWSD)が装備されている。
2024.12.16
18:27RBC Ukraine
Ukraine unveils laser weapon capable of downing aircraft
<2501-121611>
Interfax Ukraine通信によると、ウクライナは2kmを超える高度で航空機を撃墜できるレーザー兵器Tryzubを保有していると、無人システム軍のスハレフスキー司令官は述べている。
「ウクライナは、このようなレーザー技術を持つ5番目の国になった。 現在、このレーザーを使用して、高度2km以上の航空機を撃墜することができる」とスハレフスキー司令官は述べている。
彼によると、無人システム部隊は現在、レーザーシステムのスケールアップと強化に向かっている。
2024.10.28
16:04Breaking Defense
Israel signs $500 million deal to expand Iron Beam laser air defenses
<2411-102808>
イスラエル国防省が10月28日、2025年稼働予定のIron Beamレーザー防空システムの生産を拡大するために、Rafael社とElbit社と$500Mの契約を結んだと発表した。
同省は声明で「このシステムはIron Domeの補完として、イスラエルの多層防空に統合されることが期待されている。 この統合により、現在および将来の脅威に対するイスラエルの防空能力が大幅に強化され、運用コストが大幅に削減される」と述べている。 Iron Domeは、イスラエルの3層防空システムの最下層で、ロケット弾、UAV、その他の短距離の脅威を排除する役割を担っている。
システムの開発を主導してきた同省は、声明でこの取引を「主要なマイルストーン」と呼んだ。 Rafael社はIron Domeを製造し、Elbit社は新しい契約で$200MでHELを供給することが期待されている。
同省は、Iron Beamはロケット弾から迫撃砲、UAV、さらにはCMまで、さまざまな種類の脅威に対抗できると述べている。
2024.10.26
11:02デイリー新潮
米海軍ミサイル駆逐艦がブルーシートで覆われて…実は「最新兵器」が隠されていた!
<2411-102616>
10月12日、米海軍横須賀基地に駆逐艦Prebleが入港した。 横須賀基地に停泊中のこの駆逐艦の前部隔壁の一部が、なぜかブルーシートで覆われていた。 実はここに隠されているのはHEL砲HELIOSである。
開発したLockheed Martin社のウェブサイトによると、HELIOSは60kW超級のHELで、交戦コストの低さ、スピード、正確さにおいて大きな利点があるという。
このサイトでは、プレブルからレーザ光線が発射されている様がCGで再現されている。
2024.10.14
National Defense
AUSA NEWS: Leonardo integrates directed energy counter-drone weapon on Stryker
<2411-101416>
Leonardo DRS社とBlueHalo社が10月14日、Strykerに搭載した新しいCUAV DEWシステムの実射展示が成功したと発表した。
Leonardo DRSのビジネス開発先端技術担当副社長のフィッツパトリック氏は、Leonardo社とそのパートナー社によって8ヵ月で開発され、9月に実証された機動型C-UAS試作車は、複数の殺傷/非殺傷技術を使用して、複数の想定でgroup 1~3 UAVを破壊することに成功したと述べている。
彼は米国陸軍協会の年次会議と博覧会の会場で「我々は、地対地の戦闘、地対空の戦闘で、レーザーとシステム内の30mm砲による撃破とほぼ同時交戦を行った」と述べた。
Leonardo DRSの報道資料によると、C-UAS DE Strykerは、ニューメキシコ州ソコロでの2日間の実証試験ですべてのUAVを破壊した。 これは社内試験で、陸軍と実施された正式な試験ではなかったが、フィッツパトリック氏は、陸軍はこの試験に参加していたと述べた。
このシステムは、BlueHaloの26kWのLOCUSTレーザーシステムとEOSDefense SystemsのUSA R400 30mm遠隔操作砲塔を使用している。
2024.07.24
Janes
High-Energy Laser Weapon System test-fired from British Army Wolfhound vehicle
<2408-072412>
英国防省とRaytheon UK社が7月22日、同社とDstlが、英陸軍のWolfhound 6×6車にRaytheon社製HELWSを搭載したシステムの照射試験を実施した。
DstlのPorton Down試験射場で行われた試験でHELWSはフル出力の15kWで1km以上遠方のUAV標的に照射し無力化した。
2024.07.11
Janes
Hanwha starts producing ‘Block-I' laser weapon
<2408-071122>
韓国国防調達計画局 (DAPA) が、Hanwha Aerospace社がが7月11日に新型対空レーザー兵器の生産を開始したと発表した。
DAPAは、6月下旬にHanwha Aerospace社と締結した、大韓民国軍向けの「レーザーベースの対空兵器Block I」を生産する契約に続く生産開始を発表した。契約額はKRW100B ($725M)で、2024年後半に納入を開始する予定という。
このレーザー対空兵器 (Block-I) は、光ファイバーレーザーを照射するもので、小型UAVやマルチコプターを近距離で正確に攻撃できるという。
2024.05.17
12:00Forbes
米軍が「レーザー兵器」を配備し中東でドローン破壊 イスラエルも本格導入へ
<2406-051713>
米陸軍調達部門責任者のブッシュ氏が最近Forbesに、陸軍が中東で敵のUAV撃墜ににレーザー兵器を使用したと語った。
米国防総省がこのような兵器を戦闘に使用したことを認めたのはこれが初めてである。
「これらの兵器は、適切な条件下においては特定の脅威に対して非常に効果的だ」と彼は語っている。
ブッシュ氏は、使用された兵器の詳細については明言を避けたが、その1つはP-HELと呼ばれるものと考えられる。
P-HELはBlueHalo社の低価格レーザーをベースにしたもので、Xboxのゲームコントローラーで操作する「箱型のパレットマウント装置」とされている。
この兵器は、比較的低出力の20kWのレーザービームでUAVの急所を数秒で溶かし、空から叩き落とすように設計されている。
2024.04.19
13:23Inside Defense
Army guts $4.8 billion from IFPC-HEL in new five-year plan, focuses on 'try' before 'buy'
<2405-041920>
米陸軍が新5ヵ年計画で、IFPC-DEWへの将来の支出計画から$4.8Bを削減し、軍首脳部が優先事項であり続けると述べているCMDなど将来の予算の安定性を排除する劇的な削減である。
陸軍のFY25予算要求は、IFPC-HELに$316Mを要求しており、FY24の陸軍の予測と比較して$327M削減されている。
2024.04.13
03:52共同通信
英、防空レーザーの供与検討 迎撃1回2千円、コスト減
<2405-041305>
BBC放送が12日、シャップス英国防相が、高出力のレーザーを使う新型防空システムをウクライナに供与することを検討中と表明したと報じた。
レーザー発射の費用は10秒間で£10(1,900円)以下だとされ、ロシアの侵攻を受けるウクライナが使う1発数百万ポンドのSAMに比べ、大幅なコスト削減が見込める。
新型防空システムDragonFireは現在開発中だが、英国は自国配備に先行してウクライナに提供する可能性がある。
UAV撃墜を念頭に設計されたが、将来はBMへの対応も目指しており、2027年までに英海軍艦艇に装備する計画である。
【註】
2024.03.30
06:08Defense News
US Army refreshes competition for short-range laser
<2404-033001>
米陸軍は、米中央軍の作戦地域に試作品4機が配備されているにもかかわらず、DE M-SHORADの購入を模索しているため、追加の50kW機で評価していると、軍当局者はDefense Newsに語った。
陸軍RCCTO長のRasch中将が、DE M-SHORADのうち3機がイラクに配備され、作戦環境でその能力を確認しているが、4機目で最後の試作型は、いくつかの作業を終えた後、他の3機に加わる予定と述べた。
4機とも、今日の戦いを支援するため戦場に配置されているが、その能力を機動部隊に如何に組み入れるかを学ぶことが出来ていない。 そのため後方でやるべきことがいくつかあり、まだデータを取得しているという。
2024.03.07
10:00Defense News
US Army’s air defense modernization boss on missiles, machine learning
<2404-030708>
M-SHORADのDEW型であるDE-MSHORADは、Strykerの車体に50kWのレーザー兵器を搭載している。
M-SHORADはここまでに、在来型兵器だけを搭載したM-SHORAD Increment 1を、最初の大隊はドイツに、2番目の大隊はオクラホマ州Ft. Sillに、3番目の大隊はテキサス州Ft. Cavazosに配置されている。
2024.03.01
10:05Breaking Defense
EXCLUSIVE: Strykers with 50-kilowatt lasers in CENTCOM for experiment, Army No. 2 says
<2404-030109>
米陸軍副参謀総長のミンガス大将が2月28日、米陸軍が3月上旬に50kWのレーザを搭載したStrykerの試作車4両を中東に送り、砂塵の微細粒子が舞う実環境での試験を行なうことをBreaking Defenseに明かした。
ミンガス大将は1月に副参謀長に就任して以来、初めての取材で、試作機だが実環境で試験したいと語った。 「100%の準備ができているか? それは完璧に機能するか? おそらくそうではないであろうが我々は行く」と述べた。
2024.02.29
National Defense
EDITOR'S NOTES: Directed Energy Weapons: Here Now? Or 5 Years Off?
<2403-022922>
DEWの実用化は今、それとも5年先
DEWには、HELとHPMの2種類があり、米軍はこの双方を追求してきた。
艦橋前に取り付けられているのはLockhhed Martin社が提案する駆逐艦搭載HEL DEWである。
2024.01.20
02:53Defense News
In first, UK downs aerial drone with test shot from DragonFire laser
<2402-012005>
英国国防省が1月19日、企業チームが初めてDragonFireレーザDEWで空中目標を破壊したと発表した。 この試験はDEWの5年以内装備化に向けた重要なマイルストーンと見なされている。
DragonFireは、2017年に同省の国防科学技術研究所が明らかにした£30Mの技術実証計画で、MBDA社のチームにはLeonardo UK社とQinetiQ社が参画している。
2023.11.14
Janes
FAVS 2023: US Army receives first DE M-SHORAD laser system prototypes
<2312-111415>
米陸軍RCCTOのプロジェクトマネージャーであるグティエレス大佐がロンドンで11月13日から15日までロンドンで開催されたFAVS 2023の初日に、ケンタッキー州Ft. Sill駐屯の4-60ADA大隊に9月7日、Strykerに50kWレーザを搭載したDE M-SHORAD 4両が配備されたと述べた。
2023.10.20
14:33Inside Defense
White House seeks $1.2B for laser upgrade to Iron Dome to protect Israel
<2311-102010>
バイデン政権が、20日に議会に送った大規模な緊急追加支出要求には、 行政管理予算局からの書簡によると、イスラエルがIron Domeを新しいIron Beam(註:レーザ砲)に更新するのを支援するための経費$1.2B含まれている。
2023.10.10
00:01Inside Defense
DOD orders prototype 300-Kw lasers to test new cruise missile killing capability for Army
<2311-101008>
CMD計画を進めている米陸軍が10月10日、Lckheed Martin社に車載の300kWのレーザ兵器開発を$220Mで発注した。
試験はFY25に実施される。
2023.08.09
14:53Inside Defense
Three of four DE M-SHORAD platoon sets have been delivered
<2309-080913>
米陸軍が8月9日、4両計画しているDE M-SHORADのうち3両を受領していたが、4両目が9月に納入されることを明らかなにした。
DE M-SHORADはStrykerに50kWHELを搭載したもので、陸軍のM-SHORAD計画でInc 2に位置づけられている。
陸軍はFY24に車載HELの研究開発費として$110Mを要求している。
2023.07.20
16:00Breaking Defense
Lockheed secures $221M Army deal for high-powered air defense laser prototype
<2308-072005>
米陸軍が7月19日、固定及び半固定援護対象を、CM、RAM、UAV、固定翼/回転翼機から防護する100+kWレーザ兵器IFPC-HELの試作にLockheed Martin社を選定したことをを明らかにした。
この契約にはFY23から$154Mが支出され、契約は2025年10月中頃までとなっている。
2023.06.22
Janes
HELMA-P laser weapon completes first at-sea tests
<2307-062218>
フランスDGAが6月20日、海軍及びArianeGroupの子会社であるCILAS社と12~14日に地中海でHorizon級対空フリゲート艦Forbinで、高出力多目的レーザHELMA-P最初の試験を行ったと発表した。
システムはCILAS社が開発した2kW LDERで、2軸式のレーザ発振器とEOセンサーパッケージから成る。
試験でHELMA-PはForbinの飛行甲板に設置されたシェルターに収納され照射した。
2023.04.14
04:08Defense News
Army short-range air defense laser prototypes take down drones at Yuma
<2305-041401>
50kWレーザをStrykerに搭載したDE-MSHORADによるUAV撃墜試験がアリゾナ州のYuma試験場で行われ、多数のUAVが撃墜されている。
DE-MSHORADはClass 1~3のUAVを撃墜するシステムで、現在最初の小隊分の4両の引き渡しが進められている。
最初の2両は2023年始めに納入され操作訓練が行われており、3両目は受領試験段階にある。 4両目も2月以内に納入される。
2023.01.11
Jane's Defence Weekly
Lasere quest
<2303-011102>
・Ship-based systems
・Airbonrne systens
2022.12.18
Jane's Defence Weekly
Breathing fire
<2303-121807>
2022.11.23
Jane's Defence Weekly
UK DragonFire LDEW demonstrator completes first high-power firings
<2302-112305>
英国防省が南イングランドにあるDstlのPorton Down射場でDragonFire LDEWの照射試験を完了したと発表した。
10月に行われた照射試験はMBDA UK社とLeonardo社やQinetiQ社も参加したDragonfire共同体が参加した。
LDEWは50kWレーザで、対水上、対空目標を戦術的に意味のある距離で照射破壊できる。 MBDA UK社は2017年初めに£30M ($34.5M) で受注していた。
2022.11.10
09:13Breaking Defense
UK's DragonFire laser system takes out drone, metal targets in latest test
<2212-111005>
英国防省が出資しているDSTLが11月8日、LDEWとして開発しているDragonFireが10月28日に撃墜試験に成功し、実用化に向け一歩前進したと発表した。 DragonFireは出力50kWのSSLを用いており、有効射程2.1哩である。
DSTLはこの他にType 23フリゲート艦搭載やWolfhound装甲車搭載など搭載の各種DEWを開発しており、ドイツRheinmetall社も8月30日にF124フリゲートでのHEL DEWの試験を行っている。
2022.11.09
Jane's Defence Weekly
Saudi Arabia deploys Chinese laser system to defend against UAVs
<2302-110902>
サウジアラビア防空軍が中国製のSilent Hunterレーザ防空システムを複数システム配備している。 サウジアラビアはSilent Hunterの配備を公表していないが、同国国防相が公開した3月にリヤド近くで開かれたWorld Defense Showの映像には写っていた。
サウジは2021年8月にPoly Technologies社とSAR370M ($98.5M) の契約を結んでいる。 Janesは衛星画像から2個システムずつが8箇所に配備されているのを確認している。
マスト搭載のTWAレーダは3面固定フェーズドアレイでメルセデスベンツ社製Arocs 6×6車搭載の30ftコンテナに収納されている。
イエメンのフーシ派による度々のUAVやCM攻撃に晒されているサウジ南西部には、King Khalid航空基地に近いAbha国際空港、JeddahとRabighのAramco社石油基地に各1、Jeddahの海兵隊基地、JizanのPatriot基地の5箇所に合わせて5個システムが配備されている。
2022.10.27
Defense Update
High-energy laser weapon tested on a German Navy frigate
<2211-102710>
ドイツ海軍フリゲート艦Sachsenが8月30日にバルト海で、レーザ砲で標的の撃墜に成功した。 艦載は2021年に完了し試験段階に入っており、2022年7月に最初の試験が行われている。今後さらにUAV、UAV群、試験は2023年中頃まで続けられるという。
このレーザ砲はMBDA独社とRheinmetall社のチームARGEが開発しているもので、MBDA社は目標の補足追随とC&Cシステムとの連接、Rheinmetall社はレーザ本体と艦への搭載を担当した。
2022.10.15
04:00Defense News
SHORAD laser weapon will stay in development phase longer than planned
<2211-101503>
DEM-SHORAD計画責任者のラッシュ中将が、50kWのレーザ兵器をStrykerに搭載するDEM-SHORADの開発は計画より遅れており、開発完了はFY24と述べた。
開発当局は公式に、引き渡しはFY25としている。 計画では2023年であった。
2022.10.04
15:24Breaking Defense
Iron Beam, Israel's laser air defense system, could be ready in 2-3 years
<2211-100414>
イスラエルはRafael社製Iron Domeに代わる100+kWレーザを用いた同じくRafael社製Iron Beamを2年以内に装備化しようとしている。
2022.09.15
National Defense
Just In: Lockheed Martin delivers High-Powered Laser Tech to Pentagon
<2210-091517>
Lockheed Martin社が9月15日、300kWレーザ兵器を国防総省に納入したと発表した。
この300kW級レーザ兵器HELSIは陸軍のIFPC-HEL計画として2019年に同社が選定されたもので、野外試験は2022年後半に開始される。
2022.08.27
13:20CNN
米海軍、中ロ極超音速ミサイルに対抗するレーザーなど開発中
<2209-082705>
米海軍作戦部長のギルデイ大将が25日、ロシアと中国の極超音速兵器技術の進展を「重大な懸念」と呼び、海軍は極超音速ミサイルへの防護手段となりうる指向性エネルギー兵器を開発中だと明らかにした。
ギルデイ大将によると、海軍は現在HELやHPMを使って脅威を破壊するシステムの開発が最優先事項となっている。
2022.08.24
Jane's Defence Weekly
Laser for US Infantry Squad Vehicle
<2211-082402>
米陸軍がGroup 1~3のUAVやRAMを撃墜する50kW級レーザ兵器DE-MSHORADを開発中で、1号機が9月末までにFt. Stillに納入される。
陸軍はまたGroup 1~2のUAVに対抗する20kW級レーザ兵器AMP-HELを新たに開発した歩兵分隊車ISVに搭載する計画で、2023年9月末までに試作を完了する計画である。
2022.08.10
16:26Breaking Defense
'Bullet made out of light': Army to field first Stryker-mounted combat laser in next 45 days
<2209-081009>
米陸軍RCCTO長のサーグッド中将がハンツビルで開かれたSpace and Missile Defenseシンポジウムで、DE M-SHORADを装備した最初の中隊が、45日以内にオクラホマ州Ft. Stillで防空大隊に編成されると述べた。 DE M-SHORADは35件ある陸軍の近代化の優先項目の1つである。
RCCTOはまた、小規模な歩兵部隊を防護するため、9人乗りの小型兵員輸送車である歩兵分隊車両に20kWレーザを搭載する計画AMP-HELを開始した。 AMP-HELはFY23に納入される。
2022.08.10
14:06Inside Defense
Army set to deliver first 50-kilowatt lasers
<2209-081008>
米陸軍Rapid Capabilities and Critical Technologies Office長のサーグッド中将がハンツビルで開かれたSpace and Missile Defenseシンポジウムで、50kWレーザを搭載したStrykerを装備した中隊が、9月末に初めてオクラホマ州Ft. Stillで防空大隊に編成されると述べた。
2022.07.13
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin, USN work on CONOPS for ship-board laser
<2209-071307>
米海軍がLockheed Martin社とレーザ兵器HELIOSのDDG 88 Preble への搭載作業を行っているが、両者はHELOSをいかにしてAegis戦闘システム (ACS) に組み入れるか、その運用構想 (CONOPS) 策定も進めている。
HELIOSを装備した駆逐艦はFY23に登場する。
2022.05.11
Jane's Defence Weekly
US Navy accekerates acquisition of laser as HELIOS work advances...
<2207-051104>
4月14日に公表された米海軍のFY23予算資料によると、海軍は近く装備する艦載レーザ兵器ファミリNFLoSに$35.3Mを割り当てる。
NFLoSは対水上レーザ兵器SNLWS計画と固体レーザ実用化計画SSL-TMからなり、SNLWSは60kW以上を目指しており、SSL-TMでは100kWのHELを目指している。
2022.04.27
Jane's Defence Weekly
Israel DDR&D announces successful prototype laser live-fire tests
<2207-042706>
イスラエル国防省のDDR&Dが4月14日、地上設置型HEL Iron Beamによる最初の実照射試験を実施したと発表した。 主契約社であるRafael社が実施した試験は飛翔中のUAV、迫撃砲弾、ロケット弾、ATGMに対して行われた。
Rafael社はElbit社と共同でIron Beamを開発しているが、Elbit社は2021年6月に航空機に搭載した100kW HELによるUAV撃墜に成功している。
2022.04.15
10:56Inside Defense
Lockheed-Rolls: cruise missile intercept is ‘proof point’ for tactically developed 100kw laser
<2205-041506>
Lockheed Martin社とRolls Royce社が企業レベルで開発している、100kWファイバーレーサを用いた艦船搭載/車載CMDレーザ兵器が、2月にCM標的の撃墜に成功している。
2022.04.14
10:57Breaking Defense
Beyond killing drones, Israeli laser knocks mortars out of the sky: Military
<2205-041406>
イスラエルが最近行われた対空レーザ兵器の試験で、UAVの他、迫撃砲弾やロケット弾の撃墜にも成功した。
イスラエルは近年、イラン製のUAVを用いたヒズボラの攻撃を警戒しており、C-UAVとしての対空レーザ兵器の開発を進め、2021年にUAVの撃墜に成功していた。 今回の試験ではUAV以外の撃墜能力が実証された。
2022.03.30
Jane's Defence Weekly
Israel to award Iron Beam laser system contract to Rafael
<2206-033008>
イスラエルのガンツ国防相が3月17日にDDR&D所長のローテム准将とRafael社のIron Beam関連施設を視察した後、Iron Beamの開発と生産の予算を大幅増額すると述べた。 ベネット首相は1月1日に、Iron Beamは1年以内にoperationalになると述べている。 また国防省はIron Beamについて2020年1月に技術的なブレークスルーがあったと発表している。
Rafael社は2014年にIron Beamを公表していた。
2022.03.16
15:21Inside Defense
In a seminal achievement, DOD shoots down cruise missile with laser
<2204-031614>
米海軍研究本部 (ONR) が2月12日にWSMRでLLDレーザ装置でCMの撃墜に成功した。
【註】
LLDはLCSが装備する150kWソリッドステートレーザ兵器としてONRが開発を進めているもので、2020年3月9日にLockheed Martin社が$22.4Mで受注し、2021年7月に開発を完了することになっていた。
2022.03.09
Jane's Defence Weekly
USAF plans new radar to replicate aerial threats
<2206-030906>
米空軍ACCが、敵SAMシステムを模した訓練用の長距離X-bandレーダARTS-V3のRfIを1月に発簡した。 早ければ2022年中頃にEPFが発簡される。
USAF/ACCはX-bandのARTS-V3を30基装備する計画で、その後C-badとS-band及びUHF/VHFのARTS-V3も計画している。
2022.02.04
Defnse Update
Rheinmetall introduces Skyranger 30 HEL – a hybrid air defense vehicle with missiles, gun and laser
<2203-020408>
Rheinmetall社がSkyrager防空システムにHELを組み合わせたSkyranger 30 HELを開発した。
Skyranger 30 HELはSkymasterFCSで射撃統制し、AHEAD弾を発射する30mm機関砲、ミサイル、HELで撃墜する。
HELは複数のファィバーレーザの出力を単一ビームに合成する方式で出力は20~50kWが計画されているが、100kWにまで高める計画である。
2022.01.26
Jane's Defence Weekly
US Army moves ahead with plan to test Stryker-based 50 kW-class laser
<2205-012604>
米陸軍が1月12日、50kWレーザをStrykerに搭載したGuardianと呼ばれるDE M-SHORADの部隊配備を9月に開始することを明らかにした。 最初の装備はオクラホマ州Ft. Sillに納入される。
DE M-SHORADの開発はNorthrop Grumman社の試作品が技術的問題で不採用となったことを受けて2021年にRaytheon社が引き継いだ。 Raytheon社製の試作品はClass Ⅰ/Ⅱ/ⅢのUAV及びRAM標的に対し450交戦を行い成功を収めている。
2022.01.05
Jane's Defence Weekly
USN demonstrates high-energy laser weapon system
<2204-010506>
ドック型輸送揚陸艦Portlandが2021年12月14日にアデン湾でHEL兵器の試験を実施した。
PortlandはソリッドステートレーザLWSD Mk 2 Mod 0を用いて水上の固定標的に対しレーザ照射を行った。 Portlandは2020年5月に太平洋でLWSDを用いて小型UAVの無力化に成功している。
LWSDの前身であるLWSは前方洋上基地艦Ponceに装備されて中東に配備されていた。
2021.11.22
Inside Defense
Army plans M-SHORAD laser competition in FY-23 for post-prototype production
<2112-112207>
米陸軍が、現在Raytheon社が受注しているStryker搭載50kWレーザー兵器について、FY23にBoeing、Lockheed Martin、Northrop Grumman社に二度目の機会を与える計画である。
2021.11.17
Jane's Defence Weekly
US Army awards USD69.6 million deal for 300 kW-class laser weapon development
<2201-111706>
米陸軍がGA-EMS/Boeingチームに300kW級ソリッドステートレーザを$69.6Mで発注した。
国防総省はGA社の第7世代 (Gen 7) 型分散配置型高出力レーザDGHELに注目している。 DGHELはビームの統合を行うファィバーレーザに比べて構造が簡単なのが特徴である。
2021.10.26
Breaking Defense
Army awards laser weapon contract to Boeing, General Atomics team
<2111-102608>
Boeing社とGA-EMS社のチームが10月25日、米陸軍から300kW固体レーザを用いた対飛翔体用のDistributed Gain HELシステムの開発を受注したと発表した。 システムはSHORAD用として使用できるという。
米陸軍はFY22にHELWSの開発として$578Mを要求しているほか、配備用として$331Mを要求していることから、国防総省は2022年中の配備を計画している模様である。
2021.09.22
Jane's Defence Weekly
Raytheon receives $123m for Stryker-based 50 kW lasers
<2111-092204>
Raytheon社が9月7日、同社が一員となったチームが米陸軍から50kWレーザを搭載したStryker 3両を$123Mで受注したと発表した。 既に1両は納入されている。
米陸軍は2019年にDE-MSHORADをRaytheon社とNorthrop Grumman社をサブ契約社にしたKord社を指名したが、Northrop Grumman社の試作品に技術的問題があったことから、8月に陸軍はRatheon社を指名した。
DE-MSHORADはRAM、UAV、回転翼/固定翼機の撃墜を目指すシステムで、陸軍は年内にProject Convergenceで検証した後、2022年に試作した4両で小隊を編成する。
2021.09.22
Jane's Defence Weekly
UK MoD announces contracts for new directed-energy weapon demonstrators
<2111-092203>
英国防省が9月14日、Novel Weapons Programmeの一環として技術検証用のDEWをRaytheon UK社とThales UK社に、合わせて£72.5 ($100.3M) で発注したと発表した。 システムは既存のプラットフォームに搭載して2023年にユーザによる試験を実施する。
Raytheon UK社が担当するのは陸軍向けのC-UAV用車載レーザDEW (LDEW) でWolfhound 6輪装甲車に搭載される。
Thales UK社に発注したのはType 23フリゲート艦に装備するLDEWで同じく2023年に、艦搭載兵器システムの一部としての試験を開始する。
2021.08.18
National Defense
Just In: Army on track to deliver laser weapon prototype in 2022
<2109-081805>
米陸軍の当局者が8月18日、50kW級レーザをStrykerに搭載してUAV、回転翼/固定翼機、ロケット弾/迫撃砲弾から旅団戦闘団 (BCT) を防護するDE-MSHORAD計画が一歩前進したと述べた。
陸軍は今夏、オクラホマ州Ft. SillでDE-MSHORADの'shoot-off'を実施し、FY22に当初型の4両が配備するという。
2021.08.18
Defense News
Northrop bows out of competition to build laser weapon for Strykers
<2109-081804>
米陸軍のDE-MSHORAD計画からNorthrop Grumman社が脱落した。
今まで公表されていなかったが、2020年末に行われた50kWレーザモジュールをSHORADに搭載した試験でNorthrop Grumman社のシステムは火災を起こし、修復後1月に試験を再行したものの再び故障を起こしていた。
DE-MSHORADではNorthrop Grumman社とRaytheon社が競ってきたが、両者ともStryker社はGDLS社が、パワー及び熱管理システムは2020年10月にHoneyWell社に買収されたネバダ州のRocky研究所が担当している。
2021.08.11
Jane's Defence Weekly
NSWC Dahlgren develop decision aid for high-energy laser fire control
<2110-081105>
米海軍がAIを活用してHEL兵器使用の意思決定と操作の補助を行い、応答性と精度を向上させるHEL FCDAを開発した。
海軍はUAVなどのセンサを幻惑させるAN/SEQ-4 ODINや、小型艇やUAVに対抗する60+WのMk 5 Mod 0 HELIOSを装備している。
2021.06.28
Inside Defense
MDA eyes non-kinetic, soft-kill technology to help deal with threats in 2030s and beyond
<2107-062808>
米国防総省が、敵の長距離ミサイルを高出力レーザ (HEL) により破壊する計画を進めようとしている。
MDA長官のヒル海軍中将は、2030年代と更にその先にセンサやC2システムと連結したBMDSとして纏める経費を$200Bと見積もった。
2021.05.06
Inside Defense
Kord completes Directed Energy M-SHORAD prototype
<2106-050608>
米陸軍副参謀総長マーチン大将が4月29日にKord社を訪問してDEM-SHORADが迫撃砲弾を追随する試験の映像を見て、陸軍がFY22にDEM-SHORAD 4両を配備する方針に変更はないと述べた。
【註】
DEM-SHORADは在欧米陸軍への装備が開始されたMSHORADの暫定型であるIM-SHORADに続くIFPC次世代型IFPCInc2の1種類で、レーザ兵器が搭載される。
2021.05
International Defence Review
High beams: HELIOS laser location eyes for future aircraft carrier integration
<2107-050012>
UAV、高速艇、ISRなどへの対抗用としてLockheed Martin社が開発したHELIOSは空母搭載の検討を完了したが、米海軍は現在その計画はないとしている。
2020年末に海軍へ納入されたHELIOSはバージニア州Wallops島の海軍試験場で試験が行われている。 Aegisシステムへの組み込みの検証は2020年11月と12月にLockheed Martin社の施設で行われ、3Q/2021年には駆逐艦Prebleに搭載される。
2021.04.07
C4ISR net
Raytheon awarded $15.5 million to upgrade laser weapon
<2105-040708>
米空軍がRaytheon社に、バギー車搭載レーザ兵器HELWSの能力向上型1両を$15.5Mで発注した。
空軍研究所 (AFRL) は2019年にHELWS 2両を$23.8Mで発注し、その年後半に更に1両を$13.1Mで発注している。
HELWSはUAVを撃墜するシステムてレーザビームを5秒間連続して照射する能力を持ち、3km以内のUAVを撃墜できる。
【註】
UAVを3kmで撃墜するためにはレーザビームを5秒連続照射する必要があると言うことか。
2021.02.15
National Defense
Navy to fully integrate laser into Aegis Combat System (updated)
<2103-021507>
米海軍が年内にレーザ兵器HELIOSをFlight ⅡA駆逐艦1隻に搭載し、Aegisシステムに組み込む。
HELIOSは60kWのソリッドステートレーザで、ミサイル等を幻惑させるほか、高出力での鑽孔も期待できる。
2021.01.28
Defense News
Rheinmetall, MBDA building high-energy lasers for Germany's Navy
<2102-012804>
Rheinmetall社とドイツMBDA社の共同事業体ARGEが1月28日、来年にかけて艦載レーザ兵器の開発を行い、2022年に独海軍フリゲート艦Sachsenで艦載試験を行うと発表した。 開発は2021年末に開始される。
2020.12.09
Breaking Defense
General Atomics' new compact, high-powered lasers
<2101-120903>
米国防総省長官官房 (OSD) がGeneral Atomics (GA) 社など3社に、CMが撃墜でき300kW程度のレーザ兵器の開発を発注した。
一方GA社はBoeing社とチームを組み、自社経費で100kW級レーザの開発を進めている。 このレーザは250kWにまで拡張できるという。
両社はこのレーザをM-SHORADや車載IFPCに向け開発する一方で、航空機に搭載して機上から正確に照射することを検討している。
2020.11.26
Defense Update
German Sachsen frigate to test a new naval laser weapon
<2012-112608>
ドイツ政府がQ2/2020末にRheinmetall社に対し、艦載レーザ兵器の試作を€10+Mで発注した。 艦載レーザ兵器の開発は米英を含む数ヵ国海軍で進められている。
試作されるレーザ兵器は出力2kWのファイバレーザを12本束ねて単一ビームに合成して20kWの出力とするもので、将来は100kWを目指す。
Rheinmetall社は2015年にバルト海で、MLG 27艦載砲に取り付けた10kWのレーザを陸上の標的に指向する試験に成功しており、これを受け2018年に同社は実験室レベルでの20kWレーザ装置を受注していた。
2020.11.11
Jane's Defence Weekly
.... and issues RFI for directed-energy C-UAS technologies
<2101-111108>
米空軍がDEWを使用した航空基地のC-UAS兵器に関するRfIを発簡した。 提案の締め切りは11月17日になっている。
DEWとしてはHELまたはHPMかソフトウェアが対象となる。
2020.10.26
朝雲新聞
米海軍 対空レーザー兵器 駆逐艦に「ODIN」初装備 より強力な「HELIOS」開発中
<2011-102601>
米海軍が昨年11月にUAVのセンサを無力化できるODINを駆逐艦Deweyに搭載し、実用試験に着手した。
設置位置は艦橋前のCIWSが搭載されていた場所で、米海軍ではUAVに対処するため、新たな能力を艦艇に付加するものだと説明している。
2020.10.21
Jane's Defence Weekly
Boeing, General Atomics join forces on scalable HEL
<2012-102102>
Boeing社とGA-EMS社が今年のAUSAコンファレンスで、寸法可変の100~250kW級HELの共同開発で合意したと発表した。
このHELは寸法可変の分散配置型レーザ装置でヘリウムイオン電池とBoeing社の熱管理アルゴリズムが採用される。 またBoeing社のビーム指向装置は精密捕捉や追随ができ、陸上、海上、航空機など各種プラットフォームに搭載して、単独でも、統合システムの一部としても使用できるという。
2020.09.17
Breaking Defense
Lockheed aims for laser on fighter by 2025
<2010-091704>
Lockheed Martin社が米空軍研究所 (AFRL) から航空機搭載自己防衛用レーザ兵器SHiELDの開発を受注しており、2025年までに飛行試験が行われる。 SHiELDは開発中の第六世代戦闘機NGADに装備されるほか、現有のF-16などの第四世代戦闘機にもポッド搭載される。
これと並行して陸軍のIFPC用に高出力レーザ兵器IFPC-HELの開発も進められており、こちらは2024年operationalを目標にしている。 IFPC-HELより技術的に困難なSHiELDはIFPC-HELの出力が300kWを目指しているのに対し出力は未定で、恐らく100kW以下になるとみられる。
2020.08.04
Breaking Defense
Army starts construction on prototype lasers
<2009-080408>
米陸軍が8月4日に開かれたシンポジウムで、50kWと300kWの異なる2種類のレーザ兵器を、予定通り2022年から装備することを明らかにした。
・DE-MSHORAD
C-RAMを目的に50kWレーザをStrykerに搭載したシステムで、2022年に4両からなる1個小隊を編成する。
計画はRaytheon社とNorthrop Grumman社が競争しておりいるが、2021年5月にオクラホマ州Ft. Sillでshoot offが行われ1社が選定される。
DE-MSHORADの開発は2016年に2kWから開始され、その後5kW、10kWを経て50kWに至った。
・HEL-IFPC
HEL-IFPCは主としてCM対処用で、ミサイル方式のIFPCや空軍が進めているHPM方式と組み合わせて使用されされる。 開発は2012年に10kWから開始され、100kWを経て300kWに達した。
レーザ本体はLockheed Martin社がDynetics社と共同で担当し、Oshkosh社製10×10 PLS車に搭載する。
2024年までに1個小隊分として4両のHEL-IFPCを製造する。
2020.05.22
Breaking Defense
US warship fries drone with powerful new laser
<2006-052205>
米太平洋艦隊が5月22日、試験用高出力ソリッドステートレーザ兵器LWSDを搭載した輸送揚陸艦Portlandが5月16日に無人標的機の撃墜に成功したと発表した。
LWSDは2014年にAFSB Ponceに搭載された40kWを超えた150kWである。
2020.03.05
Inside Defense
AFRL sends counter-UAV directed-energy weapon overseas, eyes anti-cruise missile testing
<2004-030513>
米空軍での戦略立案等の責任者リスティッチ氏が2月27日、空軍が海外展開部隊の防護用のDEWであるHELWSによるC-UAVの検討を進めているが、CMD能力の試験も開始することを明らかにした。
2020.02.28
Breaking Defense
Army ramps up funding for laser shield, hypersonic sword
<2003-022811>
米陸軍はFY21予算で超高速ミサイルとその迎撃システム及び迎撃レーザシステムに$1B以上を要求している。 これは前年度に比して超高速ミサイルで86%増、高出力レーザで209%増になっている。
これらでは実験室段階から実用段階への移行が目指され、2022年にはStryker装甲車に50kWレーザを搭載、2024年には100~300kWレーザの車載が計画されている。 また超高速兵器についても2023年の車載が計画されている。
2020.02.19
Jane's Defence Weekly
Rafael announces successful Drone Dome laser test
<2004-021913>
Rafael社が2月12日、Land Rover車搭載Drone DomeレーザC-UAV装置で4ロータUAVの撃墜に成功した映像を公表した。
2020.01.15
Jane's Defence Weekly
Israel announces laser breakthrough
<2003-011511>
イスラエル国防省が1月8日、レーザ技術の開発でブレークスルーがあったと発表した。 イスラエルのレーザ技術開発は同国DDRDがRafael社及びElbit社と提携して行っている。
開発しているのは電気励起式レーザで、この技術を用いれば高効率にシステムを実現できるという。
2020.01.13
Aviation Week & ST
Israel enters airborne laser weapon market
<2003-011301>
イスラエルの報道によると、Rafael社とElbit社が共同で、航空機搭載自衛用レーザを開発しており、国防省も2020年に地上発射型レーザ兵器の野外試験を開始しようとしている。
自衛用レーザ兵器には50~100kWの出力が必要とされ、現在はダイオード励起式レーザが考えられている。 そのためには現在1%程度である発振効率を35%程に上げる必要があるが、それでも50~100kWの発振には150~300kWの電源が必要で、同時に発生する100~200kWの熱処理が問題になる。
2020.01.08
Defense Update
Lifting the veil of Israel's classified laser weapon 9rogram
<16.pdf>2002-010816>
イスラエル国防省が1月8日、レーザ兵器を開発中であることを公表した。
システムには地上設置型、車載型、航空機搭載型があり、地上設置型と車載型はC-RAMに用いられる。
航空機搭載型はHALEまたはMALE UAVに搭載して、雲上で飛来するロケット等を撃墜する。
2019.12
International Defence Review
Lockheed Martin weighs options for achiving a 250-300 kW air-defence laser
<2001-120003>
米陸軍とLockheed Martin社が対空レーザ兵器の出力を250~300kWにする検討を行っている。 同社は5月に実験用100kWレーザ兵器をFMTV車に搭載したHELTVDの最終設計審査 (CDR) を、3年間$130MでDynetics社、Rolls-Royceと共に受注しているが、陸軍は最近の再検討でIFPC Inc2に250~300kWが必要としている。
2019.11.25
Aviation Week & ST
Nulear Air Force?
<2001-112501>
米国防総省が来年から4年かけて、空母や潜水艦が使用している原子炉を60年間使用する実験を行うが、これに成功すれば陸軍や空軍や基地で原子炉を電力源とすることを検討する。
Project Peleと呼ばれるこの計画は2020年1月末までに数社による24ヶ月の第1段階が開始され、2022年初めに1社が選定されて試作に入る。 Peleは大電力を必要とするジャマー、デコイ、HOM、HELなどの兵器に使われ、太平洋地域などの遠隔した基地での使用が考えられている。
2019.11.08
Defense News
Laser weapon tracks and destroys drones in demo with airmen
<1912-110804>
Lockheed Martin社が11月7日、米空軍がオクラホマ州Ft. Stillで実施した回転翼/固定翼UAVの撃墜試験で同社製ATHENAを使用したと発表した。
試験は、ATHENAがレーダや射撃指揮装置と連接されて行われた。
2019.09.25
Jane's Defence Weekly
...and invests in the development of laser-based anti-aircraft weapon system
<1911-092511>
韓国DAPAが9月17日、KRW88B ($74M) をかけて対空レーザ兵器を開発するとの声明を発表した。
Block 1ではUAVの捕捉追随と無力化を目指し、2023年の実用化を目指す。
Block 1では1回のレーザ照射にかかるコストをKRW2,000としている。
Block 1の成功後は戦闘機や人工衛星などの更に大型の目標を遠距離で破壊することを目指すという。
2019.09.17
中央日報
韓国軍、レーザー対空武器体系開発事業に着手
<1910-091705>
韓国防衛事業庁が17日、レーザ対空武器の開発を開始すると明らかにした。 レーザ対空武器は近距離の小型UAVや多ローターへりなどを精密打撃できる。
レーザー対空武器の開発は今年から880億ウォン(80億円)をかけて2023年までに完了して装備化する。
2019.09.25
Jane's Defence Weekly
...and invests in the development of laser-based anti-aircraft weapon system
<1911-092511>
韓国DAPAが9月17日、KRW88B ($74M) をかけて対空レーザ兵器を開発するとの声明を発表した。
Block 1ではUAVの捕捉追随と無力化を目指し、2023年の実用化を目指す。
Block 1では1回のレーザ照射にかかるコストをKRW2,000としている。
Block 1の成功後は戦闘機や人工衛星などの更に大型の目標を遠距離で破壊することを目指すという。
2019.08.14
Jane's Defence Weekly
USAF expedts second high-energy laser system contract
<1909-081411>
米空軍が8月2日にRaytheon社と高出力レーザ兵器HELWSの契約を結んだが、空軍は他の契約も行おうとしている。 空軍研究所 (AFRL) は2018年末にRaytheon社を含む2社と計画を開始しているが、空軍はこの2社でのHELWSの競争を考えているのではなく、7社が検討の対象になっているという。
Raytheon社は10kWレーザをPolaris MRZR社に搭載した試作品2両を開発しており、これを用いて運用の多様性、補給整備、教育訓練、システムの信頼性などについて12ヶ月間の検証を行う。
2019.09.18
ハンギョレ新聞
小型無人機攻撃するレーザー対空兵器開発
<1910-091803>
韓国防衛事業庁が17日、小型UAVを攻撃するファイバレーザを使用したレーザ兵器の開発に着手したことを明らかにした。 2023年までに開発を完了する計画である。
陸軍首都防衛司令部は最近、イスラエルから輸入したC-UAV用レーダ9基を装備し、大統領府と国会、空港など首都圏の中核施設に配備した。 このレーダはUAVを捕捉すると共に、使用周波数を無力化するという。
更に軍は、UAVの距離と方向に加えて高度まで探知する3Dレーダも開発中だという。
2019.09.17
中央日報
韓国軍、レーザー対空武器体系開発事業に着手
<1910-091705>
韓国防衛事業庁が17日、レーザ対空武器の開発を開始すると明らかにした。 レーザ対空武器は近距離の小型UAVや多ローターへりなどを精密打撃できる。
レーザー対空武器の開発は今年から880億ウォン(80億円)をかけて2023年までに完了して装備化する。
2019.08.14
Jane's Defence Weekly
USAF expedts second high-energy laser system contract
<1909-081411>
米空軍が8月2日にRaytheon社と高出力レーザ兵器HELWSの契約を結んだが、空軍は他の契約も行おうとしている。 空軍研究所 (AFRL) は2018年末にRaytheon社を含む2社と計画を開始しているが、空軍はこの2社でのHELWSの競争を考えているのではなく、7社が検討の対象になっているという。
Raytheon社は10kWレーザをPolaris MRZR社に搭載した試作品2両を開発しており、これを用いて運用の多様性、補給整備、教育訓練、システムの信頼性などについて12ヶ月間の検証を行う。
2019.08.05
Jane's 360
US Air Force awards Raytheon contract for laser weapon system prototypes
<1909-080511>
Raytheon社が、8月2日に米空軍からCUAV用レーザ兵器HELWS 2基の試作を$24Mで受注したと発表した。 契約は2020年11月に完了すると言う。
Raytheon社のHELWSは10kW級レーザをPolaris社製MRZR路外走行車に搭載するもので、1回の充電 (220V) で4時間のISRと20~30回のレーザ発射が可能という。
2019.08.01
Defense News
Northrop and Raytheon to compete to build laser weapon for short-range air defense
<1909-080105>
米陸軍が8月1日、SHORAD任務のStrykerに搭載する50kW級レーザ兵器をNorthrop Grumman社とRaytheon社に発注したと発表した。 両社はKord社の下請けになる。 陸軍RCCTOは開発の迅速化のため従来の調達方式によらないOTAでKord社に$203Mで発注しており、今回の契約で額は$490Mに膨れることにる。 同社はこのうちいずれかのレーザ装置を搭載したStryker 4両をFY22に納入する。
陸軍は1年前にStrrykerにStinger発射機などを搭載するM-SHORADをLeonardo社に発注しており、試作機が1Q/FY20に納入される。 Kord社のDE M-SHORADは旅団戦闘団に装備し、UAV、RAM、ヘリなどに対抗する。
2019.08
International Defence Review
Around the corner: Directed-energy technology's last hurdles
<1909-080016>
・Technological hurdles
・Finding solutions
・Teaming up
・In the navy
・Eyeing invest
2019.07.09
Defense News
UK shoots for new laser weapons against drones, missiles
<1908-070906>
英国防省が10年以内の配備開始を目指して、$162Mかけて3種類のDEWを開発しようとしていて、2023年には試験を開始しようとしている。
3種類のうち1種類はRF DEWで、残りの2種類はレーザ兵器になっており、そのうちの1種類はUAVの撃墜用であるという。
2019.08.05
Jane's 360
US Air Force awards Raytheon contract for laser weapon system prototypes
<1909-080511>
Raytheon社が、8月2日に米空軍からCUAV用レーザ兵器HELWS 2基の試作を$24Mで受注したと発表した。 契約は2020年11月に完了すると言う。
Raytheon社のHELWSは10kW級レーザをPolaris社製MRZR路外走行車に搭載するもので、1回の充電 (220V) で4時間のISRと20~30回のレーザ発射が可能という。
2019.08.01
Defense News
Northrop and Raytheon to compete to build laser weapon for short-range air defense
<1909-080105>
米陸軍が8月1日、SHORAD任務のStrykerに搭載する50kW級レーザ兵器をNorthrop Grumman社とRaytheon社に発注したと発表した。 両社はKord社の下請けになる。 陸軍RCCTOは開発の迅速化のため従来の調達方式によらないOTAでKord社に$203Mで発注しており、今回の契約で額は$490Mに膨れることにる。 同社はこのうちいずれかのレーザ装置を搭載したStryker 4両をFY22に納入する。
陸軍は1年前にStrrykerにStinger発射機などを搭載するM-SHORADをLeonardo社に発注しており、試作機が1Q/FY20に納入される。 Kord社のDE M-SHORADは旅団戦闘団に装備し、UAV、RAM、ヘリなどに対抗する。
2019.07
International Defence Review
Dynetics to build 100kW laser for US Army
<1908-070002>
米陸軍が100kWレーザをFMTVに搭載する戦術車両搭載高出力レーザ兵器試作計画 (HELTVD) の担当をDynetics社グループに決め、$130Mで発注した。 Dynetics社はLockheed Martin、Rolls-Royce、Raytheon、MZA Associatesなどの各社とチームを組み、事前設計審査 (PDR) に向け設計を行う。
陸軍はHELTVDをIFPCInc2 Block 2としてC-RAM/C-UAVに使用しようとしている。
2019.06.19
Jane's Defence Weekly
Peresvet laser complex identified at Barnaul
<1908-061920>
Digital Globe衛星が5月9日にBarnaulの第35ミサイル師団を撮影した画像から、同師団が移動型レーザ兵器Peresvetを装備していると見られることが分かった。
2019.06.05
Jane's 360
US Army eyes near-term fielding of combat capable hypersonic and directed energy weapons
<1907-060505>
米陸軍RCCTO長のサーグッド中将が6月4日、陸軍がFY22に50kW HELを搭載したStryker 4両を装備する1個中隊、FY23に超高速弾を装備する最初の中隊を発足させると述べた。
国防総省のCPS計画で陸軍は海軍と共同で、空軍は独自に超高速兵器の開発を行っているが、飛翔体は三軍共通のC-HGBを使っている。
2019.05.23
Defense News
When it comes to missile-killing lasers, the US Navy is ready to burn its ships
<1906-052309>
米海軍が艦載レーザ兵器HELIOSを2021年にもハワイを母港とする駆逐艦Prebleに搭載する計画である。 海軍はHELIOSをCIWSやRAMと同様の機能と考え、Aegis Weapon Systemの一部に組み入れようとしている。
設計審査は3月に終えており、開発しているLockheed Martin社は年内に組み立てを開始して2020年中頃までに組み立てを完了するとしている。
HELIOSは現在出力が60kWであるがこれを150kWまで高めようとしており、これが500kWを超えるようになれば超音速を含むあらゆるASCMを撃墜できるようになるという。
2019.05.22
Jane's Defence Weekly
US Army looking for ways to pare down competing directed-energy programme
<1907-052207>
米国防総省が、現在各軍、各機関で進めているHEL兵器計画の整理統合を検討している。
現在陸軍はM-SHORADの一部としてStrykerに搭載する50kWレーザMMHELを目指したFMTV車搭載の100kWレーザHELTVD計画を進めている。
これに対し海空軍は独自の計画を進めており、DARPAもHELLADSとしてソリッドステートレーザの開発を進めている。
2019.05.15
Defense Update
US Army contracts Dynetics to build a mobile, High Energy Laser Weapon
<1906-051510>
Dynetics社がLockheed Martin、Rolls Royce、MZAの各社とチームを組み、米陸軍SMDCから車載100kW級レーザ兵器試作HELTVDを、最終段階まで競ったRaytheon社を破って$130Mで受注した。
チーム各社はDynetics社がシステム統合と最終組立及び試験を担当し、Lockheed Martin社がレーザシステム、Rolls-Royce社LibertyWorksが電源と熱管理を担当する。
Team Dyneticsは2019年初期に事前設計審査 (PDR) を完了しており、できるだけ早期に最終設計審査 (CDR) を受けたいとしている。
2019.05.02
Inside Defense
HELIOS set for critical design review in 2020, delivery in May 2021
<1906-050204>
Lockheed Martin社が2021年5月納入を目指して開発を進めている駆逐艦搭載用のレーザ兵器HELIOSの最終設計審査 (CDR) は、2020年初期に計画されている。
2019.04.24
Jane's Defence Weekly
USN seeks additional funding in 2020 to fasten HELIOS
<1906-042405>
米海軍作戦部長リチャードソン大将が4月初めに上院軍事委員会で、海軍がFY20で予算要求に盛り込まれなかった項目で優先度の高いものとして高出力レーザ兵器HELIOSに$80Mの復活を要求した。 海軍はFY20に一連のレーザ兵器NLFoSとして$101Mを要求している。
一方当面の計画としてはSNLWS計画を進めていて、ソリッドステートレーザSSL-TM計画と共にHELIOSもこの計画に含まれている。
SNLWSでは60kWの出力を目指しているがSSL-TMでは150kWを目指しており、FY20では17San Antonil級LPDに搭載した試験が計画されている。
2019.04.17
Inside Defense
New Laser Scaling Plan sets directed-energy efforts, FY-19 contracts
<1905-041708>
米国防総省が2020年代の10年間で、対陸海空及び宇宙用の高出力レーザ (HEL) の出力を10倍にする新たな計画Laser Scaling PlanをFY19で開始した。
2019.04.15
Jane's 360
USN details desire for additional HELIOS funding in 2020
<1905-041506>
米海軍作戦部長のリチャードソン大将が上院軍事委員会で証言し、艦載HEL計画HELIOSへの$80Mの復活を求めた。
海軍はFY20で早期に艦載するHEL兵器NLFoS計画に$101Mを要求しており、議会がこの予算を認めれば海軍は艦載レーザ兵器SNLWS開発に予算を充当するという。 SNLWSはUAVや小型舟艇に対抗するHEL計画で、その中にはHELIOSのほかソリッドステートレーザの技術研究 (SSL-TM) も含まれている。
SNLWSは60kW以上のHELを開発する計画で、SSL-TMではFY20に150kWのHELをSan Antonio級LPDに搭載した洋上試験が計画されている。
2019.04
International Defence Review
MBDA Deutschland eyes HELWS opportunity with German Navy
<1905-040002>
ドイツ軍が高出力レーザ兵器 (HELWS) の艦載を検討している。 HELWSは2020~2021年にK130級コルベット艦に搭載し実戦闘試験を実施する。
ファイバレーザのHELWSは10kW~20kWで、まだミサイルとの交戦用に至っておらず、mini UAVやmicro UAVを含む対UAVに用いられるが、ゆくゆくは100kW~150kWを目指している。
2019.03.01
Defense Update
Rheinmetall tests a weapon station for laser weapons
<1904-030106>
Rheinmetall社が100kW級レーザ兵器の試験を実施している。 試験ではUAVや迫撃砲弾を実用に供しうる距離で撃墜している。
システムはモジュラ式でレーザ発振装置、光学系を含むビーム指向装置及び追随装置からなり各種サイズにでき、陸上、航空機搭載、艦載に適合できるという。
陸上ではドイツ軍が既に装備しているMANTIS C-RAM/防空システムに合わせて作られており、上位の防空システムとも連接できる。
同社は既にPatriotの至近距離防空用としてRaytheon社と検討を進めている。
2019.02.17
Defense News
Check out what China brought to one of the world's largest defense exhibitions
<1903-021704>
アブダビで開かれたIDEX展に中国が、NORINCO社製Red Arrow (HJ-10A) 対戦車ミサイルとPoly Defence社製Silent Hunter車載レーザ兵器を出品した。
・Poly Defence Silent Hunter laser system
Silent Hunterの出力は30kWで、小型UAVを目標とした場合の有効射程は30kWで4km、10kWで200mあるという。
2019.01.10
Inside Defense
Army eyes laser weapon for short-range air and missile defense by 2027
<1902-011003>
米陸軍が2018年10月26日に議会に提出した報告書で、陸軍は2027年までにIFPC Inc.2としてミサイルと共にDEWをSHORADに採用するとしている。
2018.12.13
Inside Defense
Air Force soliciting high-energy laser prototypes for base, aircraft defense
<1901-121309>
米空軍が小型化したレーザ兵器を航空機に搭載するより先に、敵の空投武器から航空基地を防護するため初期の試作機を地上配備することを検討している。
2018.11.21
Jane's Defence Weekly
DoD to prioritise laser scaling
<1901-112108>
米国防総省で研究開発を担当しているグリフィン次官補がCSISの行事で11月13日に、出力数十kWのレーザ兵器を2~3年以内に完成させると述べた。 更に1MW級のレーザをBMDのブースト段階及び中期軌道の迎撃用として軌道上に置くことを考えていると述べた。
CSISの上席研究員でBMDを担当しているカラコ氏は同日Jane'sに対し、10kWのレーザ兵器がC-RAMやC-UAVに使えると述べた。
2018.10
International Defence Review
Dynetics, Raytheon chase HEL TVD prize
<1811-100004>
米陸軍SMDCが、IFPCInc2-I Block 2での採用を狙うFMTV 6×6車搭載100kW固体レーザシステムHEL TDV開発の事前設計段階にRaytheon社とDynetics社グループの2社を選定しそれぞれ$10Mで発注する。
IFPCInc2-IはUAV、CM、RAMからの防護を目指す陸軍の計画で、UAVとCMを対象としたBlock 1はAIM-9X級ミサイルを陸軍が独自に開発した多用途発射機MMLに搭載する。
対象をRAMにまで拡大するBlock 2にはEMAM、MHTK、Iron Domeの迎撃弾Tamirを元にしたSkyHunterの3候補が挙がっていて、2019年4月に機種が決定されるが、HEL TVDもBlock 2の要求を満たすとしている。
2018.08.07
Defense News
Lockheed-Dynetics team and Raytheon locked in battle to build 100-kilowatt laser for US Army
<1809-080704>
米陸軍が2022年にWSMRで試験を開始する計画のFMTVに搭
載した100kWレーザ兵器の機種選定を2019年初期を目標に急いでいるが、Raytheon社とLockheed Matin-Dynetics社が受
注を目指ししのぎを削っている。
Raytheon社は先月に陸軍のHELTVDを$10Mで受注したと発表したが、Lockheed Martin社と組むDynetics社も6日に二度目のHELTVDを$10M
で受注したと発表した。
2018.07.02
Marine Times
Marines in Taiwan? State Department officials are asking, but China's not happy
<1808-070203>
Raytheon社が米陸軍の車載高出力レーザ (HEL TVD) 計画を$10Mで受注し、FMTV車
に搭載する100kW級のレーザを開発している。
HEL TVDはIFPC Inc2-IBlock 2 C-RAM/C-UAS計
画の技術検証計画で、Block 2でC-RAM能力が付加された。
2018.05
International Defence Review
Light saber: US Navy HRLIOS award set to bring laser weapons into the fleet
<1807-050008>
米海軍が2月6日、初の量産型レーザ兵器HELIOS 2基をLockheed Martin社に$150Mで
発注した。 2基は2020年に納入され、1基はWSMR、もう1基はDDG 51 Flight ⅡA駆逐艦に搭載
される。 その後14基が三次に分けて発注され、総額は$942.8Mになるという。
HELIOSが目標とするのは小型舟艇とUAVで、出力は60kW~150kWになる模様である。
2018.05.29
Inside Defense
Air Force seeks information on off-the-shelf, airborne laser to defend aircraft, bases
<1806-052907>
米空軍報道官が、航空機に自己防護のため搭載する
レーザ兵器の試作機を急いで開発し試験をする計画であることを明らかにした。
High-Energy Laser Flexible Prototypeと呼ばれるこのレーザ兵器は既存技術を用いて契約から12ヶ月で作られるという。
2018.04.23
Aviation Week & ST
U.S. Army rediscovers impotance of air defense
<1806-042302>
Stryker M-SHORADの装備化
Strykerに搭載するMEHEWL 5kWレーザと、それを引き継ぐHELMMT
50kWファイバレーザ計画
・IFPC Inc 2-I Blocl 2/HEL TVD
HELMMTを引き継ぐ100kWレーザでMTVに搭載で、FY22に試験を実施しFY24にFPC Inc 2-I
Blocl 2としての採用を判断
2018.04.18
Jane's Defence Weekly
US Navy on track to install laser weapon on LPD 27
<1806-041810>
米海軍がNavy Leagueで4月11日、かつて前方洋上基地艦 (AFSB) Ponce に装備たレーザ兵器
LaWSの次世代型を、2019年2Qまたは3QにLPD 27 Portlandに搭載する準備を進めていることを明らかにした。
但しPortlandへは外付けで他の艦載武器システムとの連接はないという。
2018.03.28
Jane's Defence Weekly
USAF struggling with stabilising airborne lasers
<1805-032803>
米空軍が航空機搭載用に開発している自衛用レーザSHiELDの空間安定化に取り組んでいる。
SHiELDは50kWレーザでF-15搭載を目指し2018年中頃に試験を開始する。
2018.03.21
Defense News
U.S. Army successfully demos laser weapon on Stryker in Europe
<1804-032102>
在欧米陸軍がこの週末にStrykerに搭載したレーザ兵器MEHELによる
実射試験に成功した。 MEHELは5kWのファイバレーザで、陸軍が2017年春にMFIE計画の一環として行った
試験では12機のUAVを撃墜している。
在欧米陸軍はレーザと平行したC-UAV計画としてRF兵器であるCMIC計画も進めて
いる。
2018.03.08
Military Times
Yemen coast a ‘live fire laboratory’ for firing lasers
<1804-030802>
米海兵隊司令官が議会下院歳出委員会で、イエメン沖合の米艦に小型の脅威との戦闘のためレーザ
兵器を搭載したいとの考えを示した。
同様のレーザ兵器は揚陸艦Ponceが装備していた。
【Ponce 退役に関する記事:1712-102505 (JDW 2017.10.25)】
2018.02.13
Defense News
US Army could get laser for short-range air defense in under 5 years
<1803-021307>
FY19予算要求で、米陸軍が50kWのレーザをSHORADに取り入れようとしていること
明らかになった。 M-SHORADと呼ばれるシステムにはFY19で$118Mが投じられ、暫定システム3個大隊の
FY21末IOCを目指している。
Boeing社とGD社が開発したStrykerとAvengerを組み合わせたシステムでもレーザ兵器の搭載も可能としており、陸軍はStrykerに5kWレーザを
搭載したMEHELをMFIX 2017展で公開している。 またLockheed Martin社もHEMTT車に60kW
レーザを搭載することに成功している。
米陸軍はサウスカロライナ州兵のAvenger 1個大隊だけに頼っている在欧陸軍のSHORAD能力不足に危機感を持っており、その強化が急務と認識
している。
2018.01.30
Jane's 360
Lockheed Martin to develop HELIOS laser weapon for DDG 51 Flight IIA destroyer
<1802-013003>
米海軍がDDG 51 Flight ⅡA駆逐艦に装備するレーザ兵器HELIOSにLockheed Martin
社のAculightを選定した。
HELIOSは60~150 kWのHEL兵器で、FY20に試験用としての
2基の納入を求めている。
2018.01.10
Inside Defense
Navy eyeing laser weapon tech demo for next San Antonio-class ship
<1802-011006>
米海軍がAFSB Ponceで行ったレーザ兵器の技術試験を発展させ、San
Antonio級ドック型揚陸艦LPD-27 Portlandにレーザ兵器を搭載する計画を進めている。
2018.01
International Defence Review
AFRL awards final component contract for SHiELD project
<1802-010005>
SAMやAAMから防護するため小型高出力レーザ兵器を戦闘機に搭載する
SHiELD計画を進めている米空軍研究所(AFRL)が、2017年11月上旬にレーザ発振装置
LANCEの開発と量産化を$26.3MでLockheed Martin社に発注した。 AFRLはSHiELD計画を三分割し、レーザポッドを2016年12月に$90Mで
Boeing社に、ターレットを2016年8月に$39MでNorthrop Grumman社に発注している。
Lanceを受注したLockheed Martin社はファイバレーザを束ねた方式で2017年初期に陸軍のHELMTT用として
60kWを達成している。
2017.11.20
Stars & Stripes
Air Force aims for laser weapons on a fighter jet by 2021
<1712-112007>
米空軍研究所(AFRL)がUAVやロケット弾、迫撃砲弾などから防御するHEL兵器の試作品
を2021年までに開発したいとしている。
AFRLが開発しているSHiELDはB-1、F-35、F-22などに搭載する、ポッド搭載式の自衛用レーザ兵器である。
2017.11.07
Defense News
Coming in 2021: A laser weapon for fighter jets
<1712-110705>
米空軍研究所(AFRL)が進めている戦闘機搭載自衛用高出力レーザSHiLD計
画をLockheed Martin社が$26.3Mで受注し、実際に戦闘機に搭載した試験が2021年に行われることになった。
2017.10.25
Jane's Defence Weekly
US Navy decommissions Ponce AFSB
<1712-102505>
米海軍Austin級ドック型輸送揚陸艦(LPD)として1971年に就役し、その後(註:2012年)暫定洋上前線配備艦(
AFSB-I)として使われてきたPonceが10月14日に退役した。
Ponceには2014年に米海軍が実用レーザ兵器LaWSを搭載し試験を行ってきた。
2017.09.12
Defense Update
Royal Navy set to test the DragonFire laser weapon by 2019
<1710-091204>
英国防省が12日、DSEI 2017で共同企業体Dragonfire社の開発したレーザ兵器(LDEW)
を公開した。 Dragonfireの陸海での試験は2019年に行われる。
Dragonfire共同企業体にはQintQ、MBDA、BAE Systemsをはじめとする各社が加盟している。
現在のLDEWは兵器レベルとして考えられている100kWには達していないが、LDEWは至近距離防空(VSRAD)、至近距離での舟艇からの
防護、CUAV、CRAMなどの用途が考えられている。
2017.08.23
Defense Update
Navy buying 'proven laser weapon' system for destroyers
<1709-082305>
米Federal Business Opportunities(註:米連邦政府の調達情報を一元的に集めており企業に対して情報提供を行っている
機関)の通知によると、米海軍がUAVに搭載したISR機器を幻惑させる目的で
駆逐艦に装備する60~150kWの高出力レーザを検討しており、FY20に試験用として
2基を調達するという。
2017.08
International Defence Review
USN eyes HELIOS for laser weapon fit on DDG 51 Flight ⅡA destroyer
<1709-080004>
米海軍がDDG 51 Arleigh Burke級駆逐艦にレーザ兵器を搭載する計画を急いでいる。 計画は
HELIOSと呼ばれ6月18日にRfPが発簡されている。
HELIOSは60~150kWのレーザで、対ISR (C-ISR)と合わせてUAVを幻惑させることを狙
っている。
RfPによるとFY20に試験用の2基が調達され、1基はDDG 51 Flight ⅡAに、もう1基は地上テストサイトに取り付
けられ、FY21以降にも追加調達されるという。
2017.07
International Defence Review
US Army eyes lasers for IFPC next-gen air-defence system
<1708-070004>
米陸軍SMDCが、次世代防空システムIFPCにレーザ兵器の採用を検討してい
る。
目標としているのはIFPC Inc2-Iで、C-RAM/C-UASとして使用
る。
2017.05.09
Defense News
Lasers in combat: New Space and Missile Defense commander on what's to come
<1706-050901>
新しく米陸軍SMDC司令官になったディッキンソン中将にとって、高出力レーザ兵器
MEHELと対空情報システムIAMDの取り扱いが課題になる。
現在行われているMFIX 2016で2kWのレーザをHEMTT車に搭載しているMEHEL
は、MFIX 2017で5kWのレーザとレーダ等を搭載する計画であるが、陸軍は旅団戦闘団(BCT)
が装備するにはHEMTTは大きすぎるとして、FMTV車に100kWのレーザを搭載する案も進めている。
Patriotが装備化された1982年に装備を開始した現在のAMDに代わる360゚監視可能なIAMDについて、2016年7月の
RfI段階で陸軍はレーダを新規開発するのかPatriotレーダを改良するのか決めかねている。
2017.04.12
Jane's Defence Weekly
Lockheed Martin seeks to adapt laser system for USN
<1706-041207>
Lockheed Martin社が4月3日に行われたNavy Leagueのコンファレンスで、艦載の60kWレーザ兵器
SNLWSへの関心を示した。 同社はDDGへの搭載を提案しており、効率40%以上を実現すれば150kWの電源で済むことから、
DDG-51 Flight ⅡAへの搭載も比較的短期間で可能としている。
同社は3月にファイバレーザを束ねて60kWを実現した装置を米陸軍SMDCに納入しており、同社によればその変換効
率は45%以上であったと言う。
2017.03.22
Jane's Defence Weekly
US Army to trial 60 kW laser for HELMTT
<1705-032209>
米陸軍SMDCの将来戦センタ長が3月15日、まもなく60kW対空レーザ兵器
HELMTTの試験を開始すると述べた。
かつてHELMDと呼ばれていたHELMTTは固体発信レーザをHEMTT車に搭載したもので、SMDC
は100kWレーザを目指しているが、FY16により小型のレーザ装置を搭載車両を
FMTV車にする計画に変更している。
2017.03.16
Defense News
US Army gets world record-setting 60-kW laser
<1704-031607>
Locheed Martin社が16日、60kW級車載レーザ装置HELMTTを陸軍SMDCに
納入したと発表した。 HELMTTはファイバレーザをHEMTT車に搭載したもので、3月
上旬にお子なわれた試験でこのタイプレーザの世界記録となる58kWを達成している。
陸軍は2010~2014年に民生用10kWレーザをHEMTT車に搭載したHELMDでClass 2 UAVと60mm迫撃砲弾の撃墜に成功しており、同社は
2015年に30kWのファイバレーザ兵器ATHENAを試作し、1哩遠方の車両を破壊している。
2017.01
International Defence Review
MBDA Germany trials new laser weapon system demonstrator
<1702-010002>
MBDA Germany社が2016年10月上旬に、バルト海に面したPutlosにある軍演習場で、実用レーザ兵器の昼夜間全天候
試験を実施した。 試験ではGPSを装備した四ロータUAVが標的として使われた。 同社は当初化学レーザを追求していたが、2008年に民生品である
ファイバレーザに方向変換している。
システムは20ft ISOコンテナに搭載されレーザ照射器をコンテナ場に配置している。 同社はビームの試行にレンズではなく鏡を使用して
いるが、鏡でも100~150kWが可能であるという。
2016.11
Internstional Defence Review
MBDA set for UK laser weapon award
<1612-110006>
英国防省がMBDA社が率いるDregonfireチームに、高出力レーザ兵器の技術検証計画
LDEWCDを£800Mで発注した。 DragonfireチームはLDEWCDの担当として7月に指名されていたが、敗れた企業からの異議で契約が遅れていた。
LDDEWCDは2018年末までに納入され、2019年に試験が行われる。
2016.09.28
Jane's Defence Weekly
MBDA to build laser weapon for UK
<1611-092807>
英国防省が9月16日、2018~2019年に陸海空の環境で照射試験を行う試
作レーザ兵器の契約を、MBDA社と£30M ($39M)で行ったと発表した。
2016.07.10
Defense News
Britain selects laser weapons contractor
<1608-071002>
英国防省が先週、英軍が装備するレーザ兵器の試作にMBDA社を選定した。 同社は
BAE Systems社やQuinetiq社などと協同で、高出力SSL兵器の試作機を製造する。
この計画にはThales UK、Lockheed Martin、Rheinmetallなどの各社も提案を行っていた模様である。
2016.07
International Defence Review
HELS slated for service within five years
<1608-070002>
Rheinmetall社が2020年実用化を目指し高出力レーザ兵器HELS
を開発している。 同社が公表したところによると、30kWのレーザ光は1,000mの距離で20mmに収束する精度を有する。 またこの装置をBoxer 8×8装甲車に取り付け、
2~3秒の照射を1,000回実施する能力を有する。
レーザ装置には30kW(右図左)と20kW(右図右)があるが、BMSの制御により20kWビーム
4本を指向して80kWを実現できるという。
2016.05.25
Jane's Defence Weely
US destroyer programme looking at LaWS 'intently'
<1607-052507>
米海軍がFY16以降に建造するDDG 51 Flight ⅢにLaWSのようなレーザ兵器を装備するこ
とを検討している。
Flight ⅢではSPY-6 AMDRを装備することなどから、4MWの発電機が追加されることにな
っている。
2016.05.25
Defense News
Britain to name contractor for testing laser weapon
<1606-052502>
英国防省が、6月3日にレーザ兵器技術検証計画の契約企業を決定する。 計画にはRaytheon
UK、Selex、Qintiqとチームを組むBabcock社のほか、MBDA、Lockheed Martin、Thales UK、Rheinmetallの各社が名乗りを挙げている。
BabcockチームはPhalanx CIWSの砲をレーザ兵器に替えるシステムを提案している。 英海軍はPhalanx CIWSを広く採
用しているが、新しく建造する2隻の空母やType 26フリゲート艦、各種支援艦に装備するシステムの選定に苦慮している。
2016.05.13
Defense News
Army looks at laser weapons for 2025 battlefield use
<1606-051301>
米陸軍が、車載型高出力レーザ兵器HELMTTを2025年に実戦使用することを決める評価試験が、オクラホマ州のFt.
Sillで4月11~19日に行われた。
HELMTTは10kWレーザをHEMTT車に搭載したものであるが、陸軍は2kWレーザをStrykerに搭
載したMEHELの開発も行っている。
2016.02.20
Defense News
The Air Force of the future: lasers on fighter jets, planes that think
<1603-022004>
米空軍は、予算強制削減の影響でFY16に削除された科学技術(S&T)費をFY17要求で
$2.5B計上している。 この中で注目されるのは以下の技術である。
・戦闘機搭載レーザ兵器
2021年までに戦闘機に小型レーザを組み合わせた10kWレーザ兵器を搭載し試験を実施
当初はF-15に搭載するも、F-22、F-16、F-35搭載も目指す。
・情報処理ロボット
各種装置の取得したデータを即時に統合処理するロボット技術
・自律飛行戦術航空機
空軍研究所(AFRL)は自動戦闘機を目指しており、2022年に自動を超え自律飛行する戦闘機の実証試験を計画
2016.02.19
Defense Update
Rheinmetall conducts sea trials of a naval laser gun
<1603-021904>
ドイツ連邦軍とRheinmetall社が、独海軍の戦闘艦で高出力レーザ
(HEL)の洋上試験に成功した。
使用したHELは10kWで、MLG 27砲の砲架に取り付けられた。
このHELはUAVや小型水上目標に対して使用される。
2016.02
International Defence Review
AN/SWQ-3 Laser Weapon System
<1603-020010>
2016.02
International Defence Review
Northrop Grumman to build on MLD for SSL demonstrator
<1603-020001>
Northrop Grumman社が、米海軍研究本部(ONR)から受注した艦載レーザ
試作MLDの詳細を明らかにした。 これは三段階からなるLWSD計画の一部をなすもので、同社は
150kWの固体レーザ(SSL)を試作する。
同社はMLDに、THELやJHPSSLで蓄積した精密追随技術と、15kWのネオジウム
YAGレーザを使用する。
2015.12.23
Jane's Defence Weekly
UK invites bids for laser weapon demonstrator
<1602-122310>
英国防省が戦術用レーザ兵器(LDEW)を計画しており、その技術検証装置
LDEWCDへの提案要求(ITT)を11月3日に発簡した。
提案の締め切りは2016年1月28日になっている。
2015.12
International Defence Review
Rafael refines Iron Beam ahead of procument decision
<1601-120001>
Rafael社が10月20日、Iron Beam HEL C-RAM 兵器の開発を続行しつつ、イスラエル国
防省からの発注に期待していることを明らかにした。
RAM や UAV を2kmで撃墜する Iron Beam について国防省は、Iron Dome、David's Sling、Arrow 3 からなる多層防衛システムでの位置づけを決めかねているという。
Iron Beam は2014年のシンガポール航空展で初披露された数kWの固体発振 HEL 装置2基からなる兵器で、中隊はレー
ダ、指揮装置各1基と、複数の HEL 装置からなる。
2015.10
International Defence Review
US military ramps up directed energy efforts
<1511-100005>
2015.09.28
Yahoo
中央日報記事
<1510-092802>
聯合ニュースなど韓国メディアが28日、韓国防衛事業庁が昨年10月から来年3月までの日程でレーザによる
小型 UAV 迎撃システムの開発の可能性に対する研究に入った。 この研究を通じて開発の必要が決まれば武器体系として開発が進められる。
防衛事業庁はまた、高品質のファイバーレーザ技術に対する研究にも着手する計画で、レーザ関連の核心技術に関する開
発行程表を12月までに作成する計画だという。
2015.08.19
Jane's Defence Weekly
Boeing system shoots down UAV with 2 kW laser
<1510-081903>
Black Dart演習で8月3日、出力2kWの Boeing社製コンパクトレーザ兵器 CLWS による UAV の撃墜
(disable) に成功した。 撃墜には10~15秒を要した。
CLWS は工業用レーザ装置を中波長 IR センサと組み合わせた装置で、重量は650-lbであるが、車両等の電源を使用できれば160-lbのバッテリが不
要となるため、2名で可搬という。
2015.08.17
Aviation Week & ST
First light
<1510-081710>
AC-130 は最初の Block 20 が105mm砲を搭載し、次の Block 30 では Hellfire が搭載された。 その後
Block 40 では新型 IR センサ、Block 50 では RF 妨害装置が搭載されている。
ただし AC-130J 全てが Block 60 になるのではなく、更に HEL を搭載する Block 60 は一部で、ADS を搭載する
機体もできる。
2015.08.17
Aviation Week & ST
Light sabers
<1510-081707>
一方 MDA は、Lawrence Livermore研究所とダイオード励起アルカリレーザ (DPAL) と、
MIT Lincoln研究所と ファイバレーザの研究を進めている。 Lincoln研究所は、出力効率を現在の5kg/kWから1kg/kWに高め
た装置の試作を2016年に開始する。
MDA は MW 級を目指し失敗に終わった ABL より低出力で2,000-lbと軽量な装置を Phantom Eye UAV に搭載することも
検討している。
2015.08.17
Aviation Week & ST
Star Wars Ⅱ
<1510-081706>
2015.07
International Defence Review
Boeing demonstrates compact laser weapon to counter UAVs
<1508-070003>
Boeing社が UAV 撃墜用の小型レーザ兵器 Compact LWS を開発している。
Compact LWS は2kW~10kWの工業用レーザを使用しも160-lbの電池を含め650-lbである。
2015.06
International Defence Review
Laser quest: the mirage of HEL
<1507-060012>
・Iron Beam
・THOR:C-IED 用、機銃架に装着
・Maritime Lasr Demonstrator (米海軍)
・HELMD (米陸軍)
・BFU:Rheinmeetall社製20kW、機銃架に装着
2015.04.27
Aviation Week & ST
Ready to fire
<1506-042706>
米海軍研究本部 (ONR) が、DDG-51級駆逐艦に装備して、UAV や小型艇に対処する出力150kWの高出力
レーザ (HEL) 計画を進めており、2018年には退役したのち試験艦として使用されている Spruance級駆逐艦 Paul Foster に搭載し
ての試験を行う。
この計画に GA-ASI社は第三世代 HEL (Gen 3 HEL) で望もうとしている。 Gen 3 HEL は
75kWのユニットを組み合わせて150~300kWを実現仕様とするもので、国防総省や他の各社がダイオードレーザから、より効率の高い
ファイバレーザに移行しようとしているなか、ダイオードレーザでファイバレーザと変わらない高効率を実現してい
るとしている。
2015.04.08
Stars & Stripes
Pentagon should rethink how it develops laser guns, study says
<1505-040807>
米政権と強い結びつきを持つワシントンの独立系シンクタンク Center for a New American Security が7日、Direct-Energy
Weapon: Promise and Prospects と題する報告を行った。
この中で、LaWS や HELLADS など各軍が別々に進めているレーザ兵器の開発
を、国防総省の統一した計画として進めるべきと述べている。
2015.04
International Defence Review
Pheinmetall explres naval HEL
<1506-040001>
Pheinmetall社が2014年に、高出力レーザ (HEL) の洋上試験に成功した。 この際はレーザ装置は
陸上に置かれ、1km先の洋上標的を照射したが、装置を洋上に置く試験も2年以内に実施される。
Rheinmetall社の HEL は、出力10kWのファイバレーザを複数束ねたもので、代表的なものは AGTK社製
Boxer車に搭載した20kWの装置(右図)がある。 また Skyshield 35mm防空システムの砲塔に組み込んだ
30kWの装置も考えられている。
現在は最大50kWであるが、同社は100kWの車載型を目指している。
2015.03.11
Jane's Defence Weekly
UK to build and test laser weapon demonstrator
<1504-031111>
英国防省が高出力レーザ兵器能力検証試作 (LEDW CD) の競争を開始することを明らかにした。
LEDW は何に搭載するものなのかなどは明らかにされていない。
2015.02.14
Defense News
Turkish indigenous laser weapon advances
<1503-021401>
トルコが2013年からレーザ兵器の開発を行っており、既に第一段階の試験に成功している。
システムは米国が装備しているものと似ており、UAV、CM、迫撃砲弾の破壊を目標とするが、当初は次世代フリゲート艦
に CIWS として搭載するという。
2015.02.16
Aviation Week & ST
Big zapper
<1504-021601>
GA社が、米海軍が艦載した初のレーザ兵器 LaWS の三倍に当たる150kWの出力を持つ第三世代レーザ
装置の実験室試験を完了した。 この装置は3分間の充電で10回の発振が可能であるという。 ただこのシステムには、まだ正式な呼称はない。
このシステムは重量3,000-lbで、搭載能力3,500-lbの Avenger UAV に搭載でき(右図)、AAM を破壊することができるという。
2015.02
International Defence Review
Learning the LaWS: US Navy takes its solid state laser weapon prototype to sea
<1503-02012>
米海軍研究本部 (ONR) が、ペルシャ湾に派遣している前方洋上基地艦 (AFSB)
Ponce に搭載した初のレーザ兵器 AN/SEQ-3 LaWS の試験の詳細を公表した。 試験は UAV と水上標的に
対して行われた。 LaWS の試験はすでに、2012年に DDG-51 Flight Ⅲ の Dewey でも実施されている。
AN/SEQ-3 LaWS は、民生品の5.4kW SSL 6本を束ねて30kWを実現したもので、開発には
$40Mをかけている。 レーザの波長は1.064μmである。
2014.12.17
Jane's Defence Weekly
USN's prototype laser is operational in the Gulf
<1502-121701>
米海軍が初のレーザ兵器 LaWS をペルシャ湾に配備した前方洋上基地
(AFSB) の暫定艦 Ponce に装備した。 11月に行われた LaWS の実照射映像では ScanEagle UAV を
2秒以内で撃墜したほか、高速艇から発射される RPG を撃墜する手順も紹介した。
AN/SEQ-3 LaWS は2014年8月に半永久装備として Poce に搭載され、艦載レーダや
CIWS から目標を移管されて戦闘を行う。
2014.12.10
ONR HP
Historic leap: Navy shipboard laser operates in Persian Gulf
<1501-121004>
米海軍研究本部 (ONR) が10日、レーザ兵器 LaWS が初めてペルシャ湾に配備されたと発
表した。
9~11月に実施された Ponce に搭載した LaWS の実用試験では、突進してくる小型高速艇標的や、Scan Eagle UAV の撃破に成功してい
る。
2014.11.26
Jane's Defence Weekly
Laser weapon breals cover on board USS Ponce
<1501-112604>
米海軍が、洋上基地艦 Ponce ペルシャ湾に派遣しているに装備したレーザ兵器 LaWS の鮮明な画像を初めて公開した。
LaWS は、民生用の5.4kWソリッドステートレーザ (SSL) を6本束ねて30kWを実現した装置で、2009年から2012年ま
で Arleigh Burke級 Flight Ⅲ 駆逐艦に搭載して試験を行ってきた。
2014.06
Inrternational Defence Review
Setting pulses racing: high-energy weapons get ready for sea
<1408-060017>
民需用ファイバレーザを Mk 15 Phalanx の砲架に搭載した AN/SEQ-3 LaWS は2012年7月に駆逐艦 Dewy に搭載
した試験で成果を挙げたことから、洋上戦略拠点艦 (AFSB) に搭載されてペルシャ湾に派遣されている。
・電磁砲
当面50~100nm、最終的には220nmの射距離を目指す電磁レールガンは、2010年12月に100nm射程を満足する
32MJを達成し、2016年には双胴型高速輸送艦 JHSV-3 Millinocket に搭載して洋上試験が行われる。 当初は
20MJの単発であるが、2018年には連射砲の試験が行われる。 これに伴い2013年暮れには23-lbの高速弾 HVP の開発も
$33.6Mで発注された。 HVP は単価$25,000を目指す。
海軍研究本部 (ONR) の計画とは別に海軍研究所 (NRL) は今年初めから1吋径の電磁砲を開
発しており、3月7日に発射試験を行っている。
2014.06
Inrternational Defence Review
Aculight ramps up the power for laser weapons
<1408-060003>
米陸軍 SMDCT が進めている移動型高出力レーザ実験計画 (HEL MD) 計画で Lockheed
Martin社がファイバレーザで60kWを達成し、100kWの達成が見えてきた。 同社は
2kWのレーザを合成して60kWを達成した。
C-RAM システムを目指す HEL MD では50kWを目指しており、2017年に試験が計画されている。
2014.02.19
Jane's Defence Weekly
Rafael launched Iron Beam
<1404-021905>
Rafael社がシンガポール航空展で2月11日、Iron Beam HEL C-RAM システムを公表した。
但しシステムはまだ開発途上にあるという。 Iron Beam は数kWのソリッドステートレーザ2基を同時に
照射し、2kmの有効射程を持つが、現在同社は数十kWを開発中で、将来は数百kWを目指しているという。
Iron Beam中隊はレーダ、指揮装置、及びレーザ装置2基から構成され、各構成品はそれぞれ各種 ISO 標準コンテナに収納され、車
載移動可能である。
2014.02.03
Aviation Week & ST
Expanding the umbrella
<1404-020305>
Rafael社が2月に開かれたシンガポール航空展でレーザ兵器 Iron Beam を初めて明らかにした。 Iron Beam は Iron Dome C-RAM システムを補完す
るもので、Iron Dome と組み合わせて Iron Shield C-RAM システムを構成する。
同社は6月に開かれる Eurosatory 展で公式に公表するという。
2014.02
International Defence Review
HEL MD project completes testing with 10kW laser
<1403-020001>
米陸軍と Boering社が2013年11月18日~12月10日に、移動型高出力レーザ実験装置 (HEL-MD)
の実験を行い、迫撃砲弾と UAV の迎撃に成功した。 試験では90発以上の迫撃砲弾と数機の UAV が標的として使用された。
試験に使用された HEL-MD は Oshkosh社製 HEMTT A4 に Enahnced Multimode Radar と10kWのソリッドステートレーザ
を搭載したもので、最近行われた試験では50kWが使われ、最終的には100kWに強化される。
2013.12.23
Aviation Week & ST
<1402-122302>
2022年までに100kWの車載高出力レーザを目指す HEL-MD 計画で、2017年に実証試験を計画している Boeing社は、
10kWの試作装置(右図)で60mm迫弾の迎撃に成功したが、陸軍は10kWでは軍用にならないとしている。
これに対し国防総省の RELI 計画に参加している Lockheed Martin社は8月に陸軍へ60kWのレーザを$23.8Mで受注した。 この計画では
Northrop Grumman社が2009年に100kWを達成している。 RELI計画はFY16に HEL-MD計画と統合されるという。
2013.12
International Defence Review
HELs aggel: Pheinmetall refines laser effects
<1401-120011>
同社は2012年に50kWを達成しており、今後30kW、40kW、50kWの HEL を各種プラットフォームへ搭載する計画である。
2013.10.30
Jane's Defence Weekly
Boeing prepares for live-fire HEL MD testing
<1312-103004>
Boeing社が年内に、高出力レーザ実証計画 (HEL MD) で開発した戦術レーザシステムによる迫撃砲弾や小型 UAV の
撃墜試験を開始する。 低出力レーザによる追随試験は既に行われている。
HEL MD は高出力レーザを Oshkosh社製 HEMTT A4 車に搭載するシステムで、Boeing社は今後 Lockheed Martin社の Aculight
並の50kWを目指し開発を続ける。
2013.08.07
Jane's Defence Weekly
Flash to bang
<1310-080712>
2013.07
Jane's Missiles & Rockets
ADAM point defence laser proves itself againdt free flying Qassam type rockets
<1308-070009>
Lockheed Martin社が3月と4月に、ADAM HEL による Qassam を模したロケット弾の迎撃に成功
した。 ADAM は飛来する8発の Qassam を、約1.5kmで撃墜した。 同社は2012年に、吊り下げられて飛行する2km
遠方の小径ロケット弾の破壊に成功している。
ADAM は10kWのファイバレーザで、2.4m×3.6m×3mのトレーラに搭載される。
2013.05
International Defence Review
US reveals extent of derected energy forcus
<1306-050017>
100kW の SSL-TD 計画を推進中
・海 軍
艦載レーザ砲 LaWS(右図)を、2014年初めに LPD に搭載して試験を開始。
2016年には更に強力なレーザ砲を駆逐艦、LCS などに搭載。
一方、DDG-1000、Arleigh Burke級駆逐艦、LCS などに装備する5吋砲と等価な電磁砲を開発中。
・海兵隊
Oshkosh社製 HEMTT車に搭載する HELTD を開発中
・空 軍
DARPA と共同で、液体レーザを使用した HWLLADS を開発中
2013.04.10
Yahoo
AFP=時事記事
<1305-041002>
米海軍は8日、海上に展開して敵の小型船舶の無力化や UAV の撃墜が可能なレーザ兵器(註:
LaWS)を、予定より2年早い2014年に実戦配備する準備を進めていると発表した。 海上基地として改造された揚陸艦 LPD-15 Ponce に
搭載されるという。 New York Times紙によると、Ponce はペルシャ湾に派遣される。
2013.02
International Defence Review
Rheinmetall successfully tests high-energy laser
<1303-020026>
Rheinmetall社が2012年11月にスイスの試験場で、防空用50kW高出力レーザ (HEL) 試験に成功した。 試験では1,000m
の距離から15mm厚鋼材の切断に成功したほか、50m/sで飛来する迫撃砲弾を模した82mmの鋼球の無力化
にも成功した。
同社は2013年後半には60kWの試験を行うほか、TM-170 4×4軽装甲車に搭載する1kW出力の対地レーザの開発も行っている。
2013.01.02
Jane's Defence Weekly
Rheinmetall tests combined 50 kW high-energy laser
<1302-010201>
Rheintetall社が12月18日、Oerlikon社製対空機関砲の砲架に50kW 高出力レー
ザ (HEL) を搭載したシステムの試験を行ったと発表した。
この HEL は、1,000m離れた15mm厚の鋼鉄製枠を切断し、50m/s(註:180km/h)で移動する82mmの鋼球や50m/sで突入
してくる UAV を2kmで破壊した。
2013.01
Jane's Missiles & Rockets
ADAM system engages rocket, UAV targets
<1302-010009>
Lockheed Martin社が11月27日、地上型レーザ兵器 ADAM の実証試験を完了したと発表した。 試験では
1.5km離れた UAV の撃墜と、2km遠方の小径ロケット弾4発の破壊に成功した。
ADAM は5km以上遠方の目標の追随が可能であるという。
2013.01
International Defence Review
Lockheed Martin demonstrates ADAM capability
<1302-010004>
Lockheed Martin社が、UAV や小型ロケット弾を撃墜する地上型レーザ装置 ADAM の評価試験
を11月27日に行い、標的となった翼端長11ftの UAV を1.5kmの距離で破壊した。
ADAM は民需用の10kWファイバレーザを使用し、8ft×12ft×10ftのコンテナに収納してトレーラに積載され、
2kmが有効範囲である。
2012.10
Jane's Missiles & Rockets
US Navy plans to field test a ship-mounted laser weapon
<1211-100015>
米海軍研究本部 (ONR) が8月14日、対小型 UAV/対小型舟艇用の艦載固体レーザ (SSL) 兵器
技術熟成 (TM) 計画 (SSL-TM) の RfI を発簡した。
ONR は実戦状況で航行する艦船に搭載する DEW の試作と試験の実施を目指している。
2012.09
International Defence Review
DEW technology reaches maturity but is military ready to embrace it?
<1210-090012>
しかしながら、自由電子レーザ (FEL) は波長を選択できることから、水分や塩分の影響が大きい
海上装備に適しており、SSL に比べて装置が大がかりになるが、艦船には搭載の余力がある。
2012.06
Jane's Missiles & Rockets
USMC looks for air-defence laser demonstration
<1207-060026>
米海兵隊が4月下旬、次世代防空用高出力レーザ (HEL) 兵器の要求を各社に出した。
防空用 HEL 兵器は路外走行可能な車載で、35%の効率、150W/kg、80kW/立米の出力が求められている。
2012.05.13
Defense News
U.S. Army pushing laser-based defenses
<1206-051301>
・HEL MD
米陸軍の移動型高出力レーザ実験装置 (HEL MD) は、Oshkosh社製 HEMTT A4 に固体レーザ
を搭載した C-RAM システムで、Boeing社が試作した低出力レーザ型は2011年夏に納入され、秋冬に試験が行われている。
高出力型の契約は今年の夏か秋に行われ、2013年に野外試験が開始される。
・AI3
Sidewinder、Avenger、SDB-Ⅱ などの技術を元にした迎撃弾 Accelerated Improve Interceptor Initiative (AI3) 計画は、
Raytheon社が$79.2Mで受注し、18ヶ月間行われる。
【註】
Raytheon社が3月5日に受注したと発表した契約は、AI3 計画のうち AI3 Battle Element と呼ばれる部分で、発射機や指揮統制装置は官給される。
2011.05.02
Aviation Week & ST
Directed energy at sea
<1106-050208>
レーザ砲で ASCM を撃墜するためには数百kWが必要となる。
2011.09
International Defence Review
Reinmetall readies laser for C-RAM role
<1111-090010>
Reinmetall社が C-RAM 用レーザ兵器 HPLW を開発している。 HPLW は
Skyshield 35mm AHEAD の砲塔に組み込まれる。
同社は2010年に1kWで、地上に置かれて迫撃砲弾を無力化する試験に成功しており、今年9月には Skyguard の35mm砲に替えて5kWの HPLW を取り付けた試験を行う。
更に2012年には20kW、2016年には100kWの試験を行い、2018年には装備化する。
2011.06.30
DARPA HP
Cpmpact High-Ppwer Laser program completes key milestone
<1108-063001>
米 DARPA が小型軽量高出力レーザ HELLADS を開発しており、実験室に於け
る初期試験を完了し、現在では最終試験段階に入っている。 また2基目も組み立てられ、2012年末までに両者の出力を合成して
150kWを達成する計画である。
HELLADS は従来の同出力レーザの1/10の大きさと質量で、最終的には航空機に搭載した対空火器の制圧を考えてい
るが、2013年初めには WSMR に搬入して、まず対ロケット弾、迫弾及び SAM に対する地上試験
を実施する。
2011.03
International Defence Review
France develops maritime laser weapon roadmap
<1104-030028>
フランスは主として非対称脅威から防護する艦載レーザ兵器を考えており、2010年11月に担当会社として DCNS社のグループを指定した。
計画は以下の三段階からなる。
・第一段階:洋上試験用の10kWファイバレーザ
・第二段階:5~10kmの小型舟艇、UAV 対抗用の100~150kW
・第三段階:10~15km有効な300kW
2011.03
International Defence Review
UK examines future LDEW technology options
<1104-030027>
英海軍は1982年のフォークランド紛争で個艦防衛用にレーザ眩惑装置 (LDS) を使用して
いる。 LDS は敵のパイロットに対し、攻撃の最終段階で目眩ましを加えるものであった。
本格的なレーザ DEW は2030年代以降に装備する Phalanx CIWS の
後継として LDEW の開発が進められている。
2011.03
International Defence Review
Rays of light: can shipborne laser weapons deliver?
<1104-030026>
米海軍は当初、炭酸ガス GDL を検討し、のちに弗化重水素レーザ
MIRACL に移るが、いずれも個艦防衛には適さないとの結論に至った。
・MLD
2008年に計画が開始された MLD は、ネオジウム・イットリウム・アルミニウム・ガーネット固体レーザを使用する
個艦防衛システムで、1,000mの範囲を防護する。 計画は2009年7月に Northrop Grumman社に発注され、2009年末に同社施設で試験されたのち、2010年11月に艦載試験を行
う計画であったが、聴きの不具合で遅れている。
・LaWS
Mk 15 Mod 41 Phalanx に60kWのファイバレーザを取り付けるもので、2009年と2010年に UAV の撃墜に成功している。
・FEL 兵器
2020年代の装備化を目指す100kW FEL を開発する計画で、Phase Ⅰ では2010年9月に
Boeing社が選定され、2011年12月に最終設計審査 (CDR) が行われる。 Phase Ⅱ では3年間かけて試作及び実験室での試験が行われ、
Phase Ⅲ では2015年頃に洋上試験が行われる。
2010.10.20
Jane's Defence Weekly
Engineering 'speed of light' defence
<1011-102014>
2010.09.22
Jane's Defence Weekly
Safe guarding
<1011-092208>
・係留気球
・固定基地防護
・音響探知
・撃墜手段
地上型 Palanx C-RAM は2005年以来イラクで使用され、迫撃砲弾の70%以上を撃墜して
いる。
高出力レーザの技術検証計画 (HEL-TD) 計画は、Boeing社が HEMTT 車に BCS
を搭載したシステム(右図)を受注しており、2011年に模擬低出力レーザを用いた追随照射試験、2012年後半に高出力レーザ
を用いた試験を開始する。
・長射程脅威対処
2010.09.06
Aviation Week & ST
Indecision at lightspeed
<1010-090605>
2010.09
Jane's Missiles & Rockets
High-powered laser destroys UAV targets
<1010-090025>
米海軍が5月下旬、Phalanx Block 1B に工業用レーザ6本を束ねて搭載した LaWS を用いて
BQM-147A 標的機4機を洋上で撃墜することに成功した。 LaWS はシーレベルで32kWを達成した。
【註】
BQM-147A は BAI社製で、全長1.62m、翼端長2.5m、重量41kgの小型標的機(右図)である。
2010.07.21
韓国中央日報
航空機撃墜するレーザー武器を公開
<1008-072101>
Raytheon社がファンボロー航空ショーで、レーザ CIWS (LCIWS) を公開した。 同社は5月に、無人航空機標的を
撃墜する試験に成功している。
同社は、レーザ兵器には天気の影響を受けるという欠点があるが、出力を数㌔Wにすることで問題は解決されるとし、LCIWS は50kW級で天気の影
響を受けないとしている。
2010.07.14
Jane's Defence Weekly
US Navy successfully tests laser with close-in-weapon
<1008-071402>
米海軍がレーザを用いて4機の UAV 標的を撃墜することに成功した。 使用したのは Phalanx
CIWS に IPG Photonics社製50kWレーザを搭載したシステムで、Phalanx レーダで目標を捕捉してレーザを照射し
た。 撃墜距離は明らかになっていないが戦術的に十分な距離と見られる。
2010.05
International Defence Review
High energy laser demonstration
<1008-050012>
米陸軍が進めている C-RAM 用車載高出力レーザ技術立証機 (HEL-TD) は2008年に Beoing社が受注し、
2009年7月に最終設計審査 (CDR) を終え、目下組み立て中である。 HEL-TD は数百kWの固体レーザ
(SSL) をビーム制御装置 (BCS) などと共に Oshkosh社製の重装輪者 HEMTTに搭載
する。
数Wの低出力模擬レーザを用いた実目標に対する BCS の試験はFY11に行われる。
2010.05.24
Aviation Week & ST
Grand strategy
<1007-052403>
インド国防省が今後の技術開発の指針となるロードマップを作成した。 当面は2020年代の装備化
を目指している。
インドは射程1,000kmの Nirbhay CM を保有しているが、ロードマップでは長距離亜音速 CM を目指している。 また
遊弋索敵型ミサイルについてもイスラエルや欧州の企業と接触しており、3月には陸軍が遊弋索敵型中距離ミサイルへの関心を示している。
更に UAV を8~10kmで撃墜できる DEW も目指している。
2010.05
International Defence Review
Laser Avenger
<1008-050011>
Boeing社の Laser Avenger は2009年1月に小型 UAV の撃墜に成功したほか、レーザを照射して加熱し Stinger で射撃する 'super-designate'
としても使うことができるが、2007年に自社開発を始めた当初の目的は対 IED 用であった。
米陸軍が2009年9月22~24日に Redstone Arsenal で行った試験では、50個の IED を処理した。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Israel discusses role for directed-energy weapons
<1006-050011>
3月13、14の両日にイスラエル空軍の Herzliya 基地で、空軍司令官や500名にのぼる中佐以上の将校が参加して開かれた 'Energy:
The Challenge of the Future' と題する学会で、レーザ砲についても議論された。
2010.03.22
Aviation Week & ST
Laser weapon designed
<1005-032201>
Boeing社が昨年4月に米海軍研究本部 (ONR) から$6.9Mで受注した高出力自由電子レーザ (
FEL) 開発の事前設計審査 (PDR) が完了した。
実験装置を建設するか以内の決定はこの夏に行われ、最終契約額は$169Mにのぼる。
【註】
FEL とは、高速の自由電子ビームを wiggler と呼ばれる交互磁界を通過させて、運動エネル
ギーを電磁波に変換するもので、ある特定の磁界交互周期により電子ビームに直角な方向に電磁波を発生する。
2010.03.08
Aviation Week & ST
Laser on lethal
<1004-030807>
米国防総省の JHPSSL 計画の元で Northrop Grumman社が試作した 105kWの SSL
が、WSMR にある HELSTF に搬入され、1年以内に飛翔目標に対する照射試験が行
われる。
HELSTF は1985年に MIRACL レーザの試験用に作られ、その後2000年代初めに THEL の試験に使用され、
今回 SSL の試験用に改良された。 THEL は弾道弾迎撃に十分な数百kWの出力があったが、化学レーザで排気に毒性があり発振回数も制限されていた。
2010.02.22
Aviation Week & ST
Northrop laser heads for tests
<1004-022206>
Northrop Grumman社が開発した100kW級レーザが WSMR に設置された陸軍の HELSTF
に搬入され、THEL の追随ポインタ装置と結合されて、迫撃砲弾などの撃墜試験が行われる。
その後、Boeing社が陸軍の HELTD C-RAM 装置用に開発している車載のビーム制御装置と
結合される。
2010.02.22
Aviation Week & ST
Beams to 100-kW level
<1004-022205>
米陸軍主導の JHPSSL 計画の Phase 3 で、Textron社が平均出力100kWを達成した。 同社は
15kWの板状レーザ6本の合成で100kWを達成した。
2010.02
Jane's Missiles & Rockets
Boeing Laser Avenger destoys improvised explosive devices
<1003-020016>
米陸軍と Boeing社が9月22~24日に、Laser Avenger を用いた IED の実戦場を模した環境での無力化試験を行い、
50発の IED を安全距離から破壊した。
試験は大口径砲弾、小型爆弾、迫撃砲弾などに対し、各種距離及び方向から行われた。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Unmanned aerial vehicles face to MATRIX revolution
<1002-010029>
Boeing社が米空軍研究所 (AFRL) との契約で試作したトレーラ搭載高出力レーザ装置
MATRIX が、2009年5月に行われた試験で5機の UAV を撃墜した。
同社はこの他に Laser Avenger を用いた UAV の撃墜にも成功している。