Eagle Eye に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2007.10 National Defense Cost Guard reconsiders unmanned aircraft choice <0722-100002>
 米沿岸警備隊は予算不足のため、NSC (National Security Cutter)に装備する予定であった Eagle Eye VUAV の開発を中止し代替機の検討を行っている。 沿岸警備隊は現在、4機の RQ-4A Global Hawk を試験用に賃借する計画があるほか、任務によって V-22 を4機 NSC に搭載する検討も行ってい る。 更に、米海軍が LCS に装備予定の MQ-8B Fire Scout も候補機種と考えられる。 沿岸警備隊は当初 、2008年秋以降に25年計画で45機の Eagle Eye を導入する計画であった。
 NSC は LCS と極めて類似した巡視船で、初号船は VUAV を搭載せず来年就役する。
2007.06.25 Aviation Week & ST UAV sharing <0714-062505>
 米沿岸警備隊 (CG) は、洋上哨戒の強化について、Eagle Eye VUAV の導入の可否を含め、国土保安省 CBP (Customs and Border Protection) との共同を協議中である。 CG は2012年から NSC (National Security Cutters) に Eagle Eye を 装備し、海上警備の強化を図る構想であるが、予算超過と計画の1年以上の遅延から再検討 を行っている。
 CBP はメキシコ国境沿いを Predator B で監視を行っているが、洋上哨戒型は現在保有していない。
2007.02.12 Inside the Navy Marine Corps General sees Shadow UAV as short-term solution <0706-021211>
 米海兵隊は、RQ-2A Pioneer の後継に EagleEye を予定し8機を FY-06に導入する予定であったが、沿岸警 備隊の Deeowater 計画が遅れているため導入を中止し、当面の措置として Shadow を購入する方針である。
 海兵隊は長期計画を見直し、2015年の IOC を目標に長時間滞空の UAV を選定するが、陸海軍の Fire Scout が候補となる可能性が高い。
2006.04.17 Inside the Navy Bell's Eagle Eye unmanned drone crashes due to enjin failure <0611-041703>
 4月5日、試験飛行中の Eagle Eye UAV 1機が Bell社の試験施設内で高度325呎から墜落大破 した。 原因は調査中であるが、P&W社製エンジンの不具合による出力低下とみられている。
 沿岸警備隊は45機の Eagle Eye を調達する計画で、初号機の納入を2007年としているが、原因調査の結果次第では計画が遅延すること が予測される。
2006.02.06 Defense News Eagle Eye UAV makes maiden flight <0606-020606>
 TR918 Eagle Eye チルトロータ UAV の量産型初号機による約30分間の初飛行が1月 26日に行われた。
 Eagle Eye は沿岸警備隊が Deepwater 計画の一環として導入する TUAV で、レーダ、EO/IR センサを搭載し、80~100浬離れた移動目 標を捕捉できる。 航続距離は100浬以上で、滞空時間は4時間以上である。
2006.02.06 Aviation Week & ST Bell going vertical <0604-020608>
 Bell社は VUAS (Vertical Unmanned Aerial System) として Eagle Eye TR916 及び TR918 の二機種を開発中であり、2010年頃を目標に積極的な市場開拓をめざしている。
 TR916 は沿岸警備隊の Deepwater 計画に採用され、2010年の運用開始をめざしており、航続距離100浬、滞空 時間は3時間で、多機能レーダと FLIR を装備する。 動力には P&W社製のターボシャフトエンジンを搭載する。
 TR918は2月初めてヘリモードによる初飛行を行った軍民共用をめざす VUAS で、搭載重量は200-lb、2006年中にヘリモードからフル飛行モードへの遷移飛行試験を予定する。
2006.02.01 Jane's Defence Weekly Eagle Eye UAV makes maiden flight <0604-020105>
 Eagle Eye チルトロータ UAV の初飛行が1月26日に行われ、垂直に離陸して9分間ホバリングした後に方向変 換と遷移飛行を実施して着陸した。 その後2回目の飛行が30分行われた。
2006.02 National Defense Coast Guard to deploy UAV <0606-020001>
 米沿岸警備隊の Deepwater System 近代化の中核となる Eagle Eye の製造が今月から開始される。  初号機の納入は2007年初頭を予定する。
 沿岸警備隊は、航続距離100浬、滞空時間3時間の Eagle Eye を45機調達する計画で、巡視船には Eagle Eye 2機と H-65 ヘリ1機の搭載が可能である。
2006.01.16 Aviation Week & ST Wanted: UAV <0603-011603>
= UAV 国際市場の展望 =
 わずか4年間で、UAV の需要は軍事利用に加え国境監視や災害時の偵察等により飛躍的に増加しており、国際市場での規模は2010年まで に$7.6B、2014年までに$13.6Bに達するとみられている。
 見積には UCAV は含まれず、2014年までに$304M、2024年までに$3.2Bの需要が見込まれ、UAV の国際市場はさらに拡 大すると予測される。
 DoD は今後20年間に UAV の導入を拡大する意向で、空軍は UAV 装備の偵察飛行隊を3個から15個に増加して いる。 また、沿岸警備隊は海上監視用として Eagle Eye (右図) を選定、米市場は高い需要に支えられている 。
 欧州諸国は逐次保有数を増やしているが現在、欧州企業の市場占有率は6%にとどまり、各種 UAV の研究開発を促進しつつ市場の拡大を 図っている。
 UAV の保有国は米、英、仏、露に加え独、伊、ギリシャ、スペイン、蘭、アジアでは日本、韓国、中国、台湾、インドネシア、パキス タン、シンガポール、マレーシアが本格的な導入を計画している。
【開発中を含む主要国の UAV一覧表 ( 略 )】
2005.12.12 Aviation Week & ST The FAA has certified Eagle Eye <0524-121202>
 米 FAA は、来年1月を予定する Bell Helicopter社の TR918 Eagle Eye UAV の試験飛行許可申請を承認した 。
 飛行試験は当初ヘリモードに限定し、次いで航空機モードを行い、最終的にフル運用モードを実施する。
 Eagle Eye は官民両用をねらいとし、沿岸警備隊が45機を導入する。 2008年までに3機が試験用に納入され 、IOC を2011年に予定する。
2005.06.15 Jane's Defence Weekly Rotor craft lead ship-launched systems <0513-061510>
 米国の艦船搭載 VTOL UAV には、現在 RQ-8B Fire Scout と、 Eagle Eye がある。
 RQ-8B Fire Scout には、200-lbの搭載能力、6,100mの上昇限度、6時間の滞空能力がある。
 一方 Eagle Eye は、Bell Boeing V-22 の技術を元に作られ、1993年に初飛行している。 2003年には米沿岸監視隊が採用を決め69機 の整備が予定されている。 Eagle Eye は Sea State 5 でも着艦でき、210ktで飛行する。
2005.01.19 Jane's Defence Weekly US Navy urged to reassess drone plans <0503-011705>
 米海軍と海兵隊は RQ-2 Pioneer の後継として単独機種を購入する方向で進んでいたが、2003年に海軍が、一旦要求を満たさないと判 定された RQ-8 Firescout LCS 用に採用を決め、様子が変わっ た。
 海軍の調達責任者は RQ-8 は海軍の要求を満たしていないので、代わりの機種を検討すべきとしており、海兵隊も RQ-8 は価格、速度 の両面で要求を満たしていないとしている。
 海兵隊は沿岸監視隊が開発中の Eagle Eye に関心を持っている。
2004.11.01 Aviation Week & ST Making it new <0421-110104>
 米海兵隊は回転翼機の近代化を目指し、AH-1Z Cobra 及び連携して運用するUH-1Y の新規製造と、沿岸警備隊が開発中の Eagle Eye チルトロータ UAV の改善型の調達を計画している。
 計画ではFY-08から AH-1Z 180機 とUH-1Y 100機を新規に調達し、Eagle Eye は次年度に当初8機を調達して運用試験を行った後、速度 や性能の強化を実施し、2008年の運用開始を目指す。
 AH-1Z と UH-1Y の運用評価試験は来年から開始される。
2004.10.04 Inside the Navy Teaming with Coast Guard , Marines to buy Eagle Eye as interim UAV <0423-100402>
 米海兵隊は保有する Pioneer UAV の後継が決定するまでの中継ぎとして、垂直離発着型の Eagle Eye を沿岸警備隊と共同で導入する方針を固めた。
 装備計画は8月に OSD に提出され、現在 POM-06 (2006~2011年) で審議中である。 海兵隊は2008年の装備化 を要望している。
 沿岸警備隊は Deepwater計画の一環として Eagle Eye 69機を購入する計画で、海兵隊は所要経費を沿岸警備隊の予算に振り替えて調達 する。 導入機数については不明。
2004.09.13 Aviation Week & ST Spreading its wings <0418-091306>
 米沿岸警備隊が主導する Eagle Eye UAV プロジェクトに、海兵隊の他、豪、加、仏、独、英の5ヶ国が参画す る。 相互技術支援に関する合意は既に終了し、5ヶ国は計画局に人員を派遣、今年中に MoU を締結する。
 沿岸警備隊は Eagle Eye を沿岸監視船に装備し、海上監視、目標分析及び空中監視を目的として運用する計画で、5ヶ国とも艦船搭載 を意図している。
2004.06.23 Jane's Defence Weekly New Eagle Eye UAV team announced <0412-062306>
 Bell Helicopter社が6月14日に、Eagle Eye チルトロータ UAV の開発で Lockheed Martin、AAI、Textron の 各社と提携したと発表した。
 Bell社が機体、AAI社は誘導装置、Textron社は弾薬、Lockheed Martin社は航法装置とネットワークシステムを担当する。
2004.06.21 Inside the Navy Despite House proposal,Marines not interested in Army's Shadow UAV <0414-062106>
 米下院はFY-05国防予算案で、海兵隊に対し陸軍の Shadow UAV を装備することを勧告したが、海兵 隊は要求内容と異なるとしてこれを拒絶した。
 海兵隊は Bell社製の Eagle Eye チルトロター UAV に関心をもっているが、現在まで正式な要求内容を明ら かにしていない。
2004.06.21 Aviation Week & ST Euro Eagle Eye <0412-062104>
 Sagem社と Rheinmetall社は、欧州各国の TUAV 装備化を見込んで、Bell Helicopter社と共同して Eagle Eye チ ルトローター UAVの欧州仕様機を売り込むことで先週合意した。 Bell社は200機以上の受注を見込んでいる。
 Eagle Eye は現在開発中で、12月にリスク低減段階の試作機が完成し試験を行った後、2005年中にフル仕様の試作機による試験を開始 、欧州での展示飛行は2006年初頭を予定している。 Eagle Eye は搭載重量90kg、高度20,000ftで 約5時間の滞空が可能である。
2003.11.19 Jane's Defence Weekly Bell expands tilt-rotor unmanned air vehicle strategy  Bell社 (Bell Helicopter-Textron) が Eagle Eye tilt-rotor UAV の拡販に力を入れている。
 Eagle Eye は今年初めに米沿岸監視隊からの69機受注を確実にしたが、現在アジア、ヨーロッパの10ヶ国以上の軍からひきあいをを受 けている。
 Eagle Eye は目下開発中で、現在試験飛行を行っているのは米海軍の VTOL UAV 計画で試作した7/8であり、Bell社は 年内にも full-scale 試作を開始する計画である。
 ただ、米海軍は2000年に Eagle Eye 計画の中断を決めており、陸軍も FCS 計画に採用しない決定をし ている。
2003.11.10 Aviation Week & ST Bell aims for full-scale Eagle Eye in next year  Bell社は2004年11月にチルトローター型 UAV である Eagle Eye のフルスケール開発を開始 する準備を進めている。 同社は7/8スケールのモデルを既に試作し1998年以降飛行試験を行っている。
  米沿岸警備隊は IDS (Integrated Deepwater System) の構成装備として Eagle Eye を選定しており、2006年に初号機を納入する計 画となっている。
 Eagle Eye は搭載重量200-lb、最大速度は200kt以上で滞空時間は約5.5時間である 。
2002.11.11 Aviation Week & ST The US Coast Guard selected the Eagle Eye  米沿岸警備隊は Deeowater 計画の装備として Bell Helicopter Textron 社が開発した Eagle Eye チルトローター UAV を選定した。
2002.07.03 Jane's Defence Weekly US Cost Guard begins major modernisation  米沿岸監視隊は Lockheed Martin/Northrop Grummanグループと ICGS (Integrated Cost Guard System) の契約を行った。 この契約は今後30年間で $17Bにのぼると見られている。
 計画には91隻の艦船、35機の固定翼機、34機のヘリコプタの他に、76機の UAV の調達が盛り込まれている。
 UAV は69機の VUAV (VTOL UAV) として Bell-Textron社製 Eagle Eye と、6~7機の RQ-4A Global Hawk が予定されている。
 Eagle Eye は4機ずつを新造される大型巡視船に搭載する。
2001.10.31 Jane's Defence Weekly At full tilt
= チルトロータ機の優位性に関する記事 =
 MV-22 チルトロータ機は、アフガン戦争の様な戦場に最適である。 一方、チルトロータ UAV の開発が進められている。
 Bell 社の Eagle Eye チルトロータ UAV は、米海軍の VTOL UAV としては Northrop Grumman社の RQ-8A Fire Scout に負けたが、英国の Watchkeeper UAV 計画の候補として残っている。
 ロシアの Yakovlev社の Albatrss VTOL チルトロータ UAV は、艦載型 UAV として Kaomv社の1軸反転ロ ータ型 VTOL UAV と競っている。
(UAV の現況と今後の動向)